JP4882821B2 - カラーフィルタ製造装置、カラーフィルタ製造方法、乾燥装置、乾燥方法、表示装置の製造装置、表示装置の製造方法 - Google Patents
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Description
インクジェット法では、基板上にパターン形成されたインク受容層にインクを付与することにより、着色層が形成される。あるいは、基板上に遮光部により画設された開口部にインクを塗布することにより、着色層が形成される。インク受容層あるいはインクを乾燥及び硬化させるためには、加熱工程が必要となる。例えば、ホットプレートを用いて加熱することにより、プリベイク(乾燥工程)及びポストベイク(硬化工程)が行われる。一般に、吐出安定性を確保するために遅乾性溶媒(例えば、沸点250℃)がインクの主溶剤として用いられる。加熱により溶剤を気化(揮発)させることによりプリベイクが行われる。
また、現在は作業者が手作業で結露の拭き取りを行い、結露を除去しているが、拭きムラが生じる問題がある。また、人的作業のためのコスト的負担、維持管理負担を削減することが困難である。
第1の発明のカラーフィルタ製造装置は、基板を容器に収容して加熱し、当該基板の着色層に含まれる溶媒成分(水分や溶剤成分やバインダ)を気化させる。着色層からの気化成分は、容器内上部に液化して付着する。液化成分除去部は、容器内上部に付着した液化成分を除去し液化成分の着色層への滴下を防止する。
加熱部としては、例えばホットプレート、電熱線、ランプ、赤外線放射装置などを用いることができる。
掻取機構は、液化成分をポリエステル、ポリエチレン、ポリアセタールなどのプラスチック、ゴム、金属等の材質から成るブレード部材で掻き取って除去する機構である。払拭機構は、液化成分を布、紙、スポンジ等のワイパー材により払拭して除去する機構である。吸引機構は、ポンプ等を用いてノズルから液化成分を吸引し除去する機構である。ブロー機構は、コンプレッサ等を用いてノズルからエアを吹き出し液化成分を吹き飛ばして収集し除去する機構である。
吸収体の材質に関しては、布、紙、スポンジ、多孔質体等の吸湿性を有する材質のシートを用いることができる。吸収体は容器内上部に交換可能に保持され、液化成分を所定量吸収したら交換される。
容器に収容した基板の着色層に含まれる溶媒成分を加熱処理により気化させると、容器内上部内側に気化成分が結露して液化成分として付着する。所定のタイミングで基板未収容状態の容器内を加熱部で加熱し、容器上部に付着する液化成分が再度気化して除去される。
これにより、結露した気化成分が落下して基板の着色層に再付着することを防止することができる。また、液化成分除去装置を設ける必要がなく装置構成を簡素化することができる。
最初に、図1を参照しながら、カラーフィルタ製造装置1の構成について説明する。
図1は、カラーフィルタ製造装置1の構成図である。
カラーフィルタ製造装置1は、基板3に対してインクジェットヘッド5からインクを吐出してパターニングを行い、カラーフィルタを製造する装置である。
吸着テーブル4は、基板3を吸着して固定するテーブルである。基板の吸着は、例えば、吸着テーブル4と基板3との間の空気を減圧することにより行われる。この場合、吸着テーブルには、空気を吸引するための小孔(図示しない)が設けられ、吸着の際には当該孔を通じて真空ポンプ(図示しない)等により空気の吸引が行われる。
移動部6は、吸着テーブル4及びインクジェットヘッド5の移動及び位置決めを行う装置である。尚、移動機構としては、汎用のガイド機構や移動用アクチュエータを用いることができる。例えば、移動用アクチュエータとして、ステップモータ、サーボモータ、リニアモータを用い、ガイド機構として、直線移動機構、エアースライドを用いることができる。
アライメントカメラ7は、基板3の位置座標を検出するために、基板3の所定箇所(基板上に形成されるアライメントマーク等)を撮像するカメラである。
次に、図2及び図3を参照しながら、カラーフィルタ製造方法について説明する。
図2は、インク受容層にインクを付与して着色層を形成するカラーフィルタ製造方法を示す図である。
図2(b)に示すように、フォトマスク24を用いて光23を照射してパターン露光が行われる。インク受容層22にネガ型の樹脂組成物が用いられる場合、露光部分のインク受容層22は、インク受容能を失って非着色域25となる。露光部分以外のインク受容層22は、着色域26となる。
図2(d)に示すように、着色層28が形成された基板3は、減圧加熱装置8に搬送される。減圧加熱装置8は、基板3を減圧環境下で加熱し、着色層28に含まれる水分や溶剤成分を除去して乾燥させる。その後、減圧加熱装置8または他の加熱装置にて、基板3をさらに高温で加熱して着色層28全体を硬化させる。
図2(e)に示すように、必要に応じて着色層28上に保護層29を形成していもよい。
図3は、開口部にインクを付与して着色層を形成するカラーフィルタ製造方法を示す図である。
図3(b)に示すように、インクジェットヘッド5からインク32が吐出される。インク32は、染料あるいは顔料等の着色剤を含有する。開口部にインク32が塗布され、着色層33が形成される。この段階では、着色層33は、水分や溶剤成分を含み、湿潤状態(ウェット状態)である。
図3(c)に示すように、着色層33が形成された基板3は、減圧加熱装置8に搬送される。減圧加熱装置8は、基板3を減圧環境下で加熱し、着色層33に含まれる水分や溶剤成分を除去して乾燥させる。その後、減圧加熱装置8または他の加熱装置にて、基板3をさらに高温で加熱して着色層33全体を硬化させる。
図3(d)に示すように、必要に応じて着色層33上に保護層34を形成してもよい。
次に、図4を参照しながら、第1の実施の形態に係る減圧加熱装置8について説明する。
図4は、減圧加熱装置8の構成図である。
次に、図5〜図10を参照しながら、減圧加熱装置8による結露除去処理について説明する。
図5を参照しながら、第1の実施の形態について説明する。
図5は、減圧加熱装置8aによる結露除去処理の流れを示す図である。
掻取機構54は、ブレード55およびトレイ57を備える。ブレード55は、ゴム、プラスチック、金属等の材質から成る結露53を掻き取る部材である。トレイ57は、ブレード55が掻き取った結露53を収集する容器である。
また、チャンバ41内に基板3がない状態で掻取機構54を動作させることが望ましいが、チャンバ41内に基板3を収容したまま掻取機構54を動作させて、乾燥工程全体の時間短縮を図ることもできる。
次に、図6を参照しながら、第2の実施の形態にについて説明する。
図6は、減圧加熱装置8bによる結露除去処理の流れを示す図である。
払拭機構58は、ワイパー材59を備える。ワイパー材59は、布、紙、スポンジ等の吸収体等の材質から成る部材である。
また、チャンバ41内に基板3がない状態で払拭機構58を動作させることが望ましいが、チャンバ41内に基板3を収容したまま払拭機構58を動作させて、乾燥工程全体の時間短縮を図ることもできる。
次に、図7を参照しながら、第3の実施の形態について説明する。
図7は、減圧加熱装置8cによる結露除去処理の流れを示す図である。
吸引機構60は、ノズル61、ポンプ63、およびトレイ64を備える。ノズル61は結露53の吸い込み口として使用される部材である。ポンプ63は結露53を吸引する動力源である。トレイ64はポンプ63が吸引した結露53を収集する容器である。
また、チャンバ41内に基板3がない状態で吸引機構60を動作させることが望ましいが、チャンバ41内に基板3を収容したまま吸引機構60を動作させて、乾燥工程全体の時間短縮を図ることもできる。
次に、図8を参照しながら、第4の実施の形態について説明する。
図8は、減圧加熱装置8dによる結露除去処理の流れを示す図である。
ブロー機構66は、ノズル67、コンプレッサ68、およびトレイ69を備える。ノズル67はエアの吹き出し口である。コンプレッサ68はエアを圧縮する装置である。トレイ69は結露53を収集する容器である。
また、チャンバ41内に基板3がない状態でブロー機構66を動作させることが望ましいが、チャンバ41内に基板3を収容したままブロー機構66を動作させて、乾燥工程全体の時間短縮を図ることもできる。
次に、図9を参照しながら、第5の実施の形態にについて説明する。
図9は、減圧加熱装置8eによる結露除去処理を示す図である。
吸収体71は、チャンバ41の上面内側に設置される。吸収体71は、布、紙、スポンジ、多孔質体等の吸湿性を有する材質のシートである。吸収体71は、交換可能に設置される。
次に、図10を参照しながら、第6の実施の形態について説明する。
図10は、減圧加熱装置8fによる結露除去処理の流れを示す図である。
気化成分51はチャンバ41の上面で温度低下し液化して結露53する(図10(b))。
加熱部10からの熱73により、チャンバ41内の結露53が徐々に気化成分52として放出され、結露53を除去することができる(図10(d))。
図11は、表示装置91を示す図である。ここでは、表示装置91として液晶ディスプレイパネルを挙げて説明する。
基板92は、カラーフィルタ製造装置1により製造されたカラーフィルタである。基板92には、液晶封入空間を確保するためのスペーサ96が形成される。基板93は、TFT(Thin Film Transistor)等のアレイ基板である。基板92と基板93とを貼り合わせ、基板の周辺部分にシール材94を設け、基板間に液晶97を封入することにより、表示装置91が製造される。
[実施例1]
[1−1.基材の調製工程]
カラーフィルタ用ガラス基材として用いられている厚み0.7mm、横370mm、縦470mmのCorning社製EAGLE2000を用意し、このガラス基材上にフォトリソグラフィ法にて樹脂製のブラックマトリクスを形成した。
ブラックマトリクスは、開口部が100μm×300μm、遮光部分の線幅が20μmとなるように形成し、横方向に120μmピッチ、縦方向に320μmピッチにて縦横ともそれぞれ1000画素ずつ配置されるものとした。この際、遮光部分の膜厚は平均1.5μmとした。
上記ブラックマトリクス付ガラス基材に対して、フッ素化合物を導入ガスとしたプラズマ処理を加えることにより、ブラックマトリクスの表面を撥液性に、それ以外の領域(着色層形成領域)を親液性とした。この際、表面張力40mN/mの液体との接触角は、ブラックマトリクス上で65°、着色層形成領域で10°であった。
上記親疎液性を有する基板に対し、インクジェットヘッドを用いて着色層形成用インクを塗布した。
着色層形成用インクには、カラーフィルタ用顔料と熱硬化型樹脂等からなるRGB各色の顔料分散型インクを用い、1つの開口部(着色層形成領域)あたり1500plにて所望のカラーフィルタの色が表現できるように濃度を設計したものを用いた。
この時、インクジェットヘッドの印加電圧は、75V、パルス幅は6μsであった。インクジェットヘッドは、1ヘッドにつき100ノズルを有するものを用い、1色につき1ヘッド、すなわちRGB3色にて3ヘッドを用いた。
塗布は、各着色層形成領域(1画素)あたり1ノズルが配置されるように位置決めして行い、ノズルから吐出された着色層形成用インクの各液滴が、上記着色層形成領域内に着弾するように行った。着色層形成用インクは、横方向にRGBの順に繰り返し配置し、縦方向には同色が並ぶように配置した。
上記着色層形成用インクを着弾させた基板を、装置内に付着する液化成分を除去する掻取機構を備えた減圧加熱乾燥装置内に配置し、減圧加熱乾燥した。掻取部にはポリエステル材質のトラスターワン(株式会社エコブレード社製)を用いた。この時、減圧圧力30Pa、減圧時間100s、加熱温度70℃であった。
上記乾燥工程終了後、減圧加熱装置から基板を排出し、チャンバ内上面に付着した液化成分除去のため、上面全面に掻取部を動作させた。また、基板の乾燥処理が終了する毎に掻取部を動作させ、カラーフィルタを製造した。
[2−1.基材の調製工程〜インク塗布工程〜減圧加熱乾燥工程]
[実施例1]と同様に基材の調製、インク塗布、減圧加熱乾燥を行った。
[2−2.液化成分除去機構]
上記減圧加熱乾燥工程における減圧加熱乾燥装置内には、液化成分除去機構として払拭機構を配置し、減圧加熱乾燥した。払拭部には、ポリビニルアルコール材質のベルイーター(アイオン株式会社製)を用いた。
乾燥工程終了後、減圧加熱装置から基板を排出し、チャンバ内上面に付着した液化成分除去のため、上面全面に払拭部を動作させた。また、基板の乾燥処理が終了する毎に払拭部を動作させ、カラーフィルタを製造した。
[3−1.基材の調製工程〜インク塗布工程〜減圧加熱乾燥工程]
[実施例1]と同様に基材の調製、インク塗布、減圧加熱乾燥を行った。
[3−2.液化成分除去機構]
上記減圧加熱乾燥工程における減圧加熱乾燥装置内には、液化成分除去機構として吸引機構を配置し、減圧加熱乾燥した。
乾燥工程終了後、減圧加熱装置から基板を排出し、チャンバ内上面に付着した液化成分除去のため、上面全面に吸引部を動作させた。また、基板の乾燥処理が終了する毎に吸引部を動作させ、カラーフィルタを製造した。
[4−1.基材の調製工程〜インク塗布工程〜減圧加熱乾燥工程]
[実施例1]と同様に基材の調製、インク塗布、減圧加熱乾燥を行った。
[4−2.液化成分除去機構]
上記減圧加熱乾燥工程における減圧加熱乾燥装置内には、液化成分除去機構としてブロー機構を配置し、減圧加熱乾燥した。
乾燥工程終了後、減圧加熱装置から基板を排出し、チャンバ内上面に付着した液化成分除去のため、上面全面にブロー部を動作させた。また、基板の乾燥処理が終了する毎にブロー部を動作させ、カラーフィルタを製造した。
[5−1.基材の調製工程〜インク塗布工程〜減圧加熱乾燥工程]
[実施例1]と同様に基材の調製、インク塗布、減圧加熱乾燥を行った。
[5−2.液化成分除去機構]
上記減圧加熱乾燥工程における減圧加熱乾燥装置内には、液化成分除去機構として容器上面に吸収体を配置し、減圧加熱乾燥してカラーフィルタを製造した。吸収体としてはポリビニルアルコール材質のベルイーター(アイオン株式会社製)を用いた。
[6−1.基材の調製工程〜インク塗布工程〜減圧加熱乾燥工程]
[実施例1]と同様に基材の調製、インク塗布、減圧加熱乾燥を行った。
[6−2.液化成分除去機構]
上記減圧加熱乾燥工程終了後、減圧加熱装置から基板を排出し、チャンバ内上面に付着した液化成分除去のため、減圧加熱装置を空運転した。基板未収納時に適宜減圧加熱装置を空運転し液化成分を除去して、カラーフィルタを製造した。
上記実験例1から6までの方法にてカラーフィルタを製造したところ、混色決壊のないカラーフィルタを製造することができた。
[7−1.基材の調製工程〜インク塗布工程〜減圧加熱乾燥工程]
[実施例1から実施例6]と同様に基材の調製、インク塗布、減圧加熱乾燥を行った。尚、減圧加熱装置は、それぞれ[実施例1から実施例6]に示す液化成分除去機構を動作させた。
[7−2.プリベイク、ポストベイク、パネル化及び点灯試験]
減圧加熱処理後、プリベイク、さらにポストベイクを実施し基板をパネル化して点灯試験を行った。
[実施例7の結果]
上記方法にてカラーフィルタを備える表示装置を製造したところ、表示不良のない表示装置を製造することができた。
[比較例1]
[1−1.基材の調製工程〜インク塗布工程]
[実施例1]と同様に基材の調製、インク塗布を行った。
[1−2.減圧加熱乾燥工程]
着色層形成用インクを塗布した基板を、液化成分除去機構を具備しない減圧加熱装置に配置し、[実施例1]と同条件にて減圧加熱した。
[1−3.結果]
上記方法にてカラーフィルタを製造したところ、減圧加熱装置上蓋に結露した液滴が付着し、カラーフィルタ基板上に液滴落下に起因する混色箇所が発生していた。
[2−1.基材の調製工程〜インク塗布工程]
[実施例7]と同様に基材の調製、インク塗布を行った。
[2−2.減圧加熱乾燥工程]
着色層形成用インクを塗布した基板を、液化成分除去機構を具備しない減圧加熱装置に配置し、[実施例7]と同条件にて減圧加熱した。
[2−3.パネル化]
[実施例7]と同様にプリベイク及びポストベイクをし、パネル化して点灯試験を行った。
[2−4.結果]
上記方法にてカラーフィルタを備える表示装置を製造したところ、混色および混色による表面形状変化に伴う表示不良が発生した。
以上詳細に説明したように、減圧加熱装置に液化成分除去部を設け、着色層からの気化成分が結露となり滴下することを防止する。従って、結露が液滴となって落下して着色層へ再付着することを防ぎ、着色層の混色や色ムラ等の欠陥を防止することができる。
また、手作業による結露の除去作業を自動化できるので、拭きムラ等を防止することができる。また、自動化によるコストの低減、維持管理負担の低減を図ることができる。
また、インクの吐出は、インクジェットヘッドに限られず、例えば、ディスペンサ等を用いることもできる。
2………制御部
3………基板
4………吸着テーブル
5………インクジェットヘッド
6………移動部
7………アライメントカメラ
8、8a、8b、8c、8d、8e、8f………減圧加熱装置
9………減圧部
10………加熱部
21、31………遮光層
22………インク受容層
27、32………インク
28、33、45………着色層
41………チャンバ
51、52………気化成分
53………結露
54………掻取機構
57、64、69………トレイ
58………払拭機構
59………ワイパー材
60………吸引機構
61、67………ノズル
63………ポンプ
66………ブロー機構
68………コンプレッサ
71………吸収体
73………熱
91………表示装置
92………カラーフィルタ基板
93………アレイ基板
Claims (24)
- 基板にインクを付与して着色層を形成するカラーフィルタ製造装置であって、
前記基板を収容する容器と、
加熱処理により前記基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱部と、
前記容器内上部に付着する液化成分を除去する液化成分除去部と、
を具備することを特徴とするカラーフィルタ製造装置。 - 前記容器内の減圧を行う減圧部を具備することを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ製造装置。
- 前記液化成分除去部は、掻取機構、払拭機構、吸引機構、ブロー機構の少なくともいずれかを具備し、
前記液化成分除去部または前記容器の上部の少なくともいずれかを所定のタイミングで所定の方向に移動させつつ、前記掻取機構、前記払拭機構、前記吸引機構、前記ブロー機構の少なくともいずれかによって前記液化成分を除去することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラーフィルタ製造装置。 - 前記液化成分除去部は、前記容器内の上部に設けられる交換可能な吸収体であり、前記吸収体は前記液化成分を吸収し、所定のタイミングで交換されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラーフィルタ製造装置。
- 基板にインクを付与して着色層を形成するカラーフィルタ製造装置であって、
前記基板を収容する容器と、
加熱処理により前記基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱部と、を具備し、
前記加熱部は、前記基板を未収容状態で前記容器内を加熱し、前記容器上部に付着する液化成分を再度気化させて除去することを特徴とするカラーフィルタ製造装置。 - 基板にインクを付与して着色層を形成するカラーフィルタ製造方法であって、
前記基板を容器に収容する基板収容ステップと
加熱処理により前記容器内の基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱ステップと、
前記容器内上部に付着する液化成分を除去する液化成分除去ステップと、
を具備することを特徴とするカラーフィルタ製造方法。 - 前記容器内の減圧を行う減圧ステップを具備することを特徴とする請求項6に記載のカラーフィルタの製造方法。
- 前記液化成分除去ステップは、所定のタイミングおよび所定の方向で、掻取処理、払拭処理、吸引処理、ブロー処理の少なくともいずれかの処理を行い、前記液化成分を除去することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のカラーフィルタ製造方法。
- 前記液化成分除去ステップは、前記容器内の上部に設けられる交換可能な吸収体により前記液化成分を吸収し、前記吸収体を所定のタイミングで交換することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のカラーフィルタ製造方法。
- 基板にインクを付与して着色層を形成するカラーフィルタ製造方法であって、
前記基板を容器に収容する基板収容ステップと
加熱処理により前記容器内の基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱ステップと、を具備し、
前記加熱ステップは、前記基板を未収容状態で前記容器内を加熱し、前記容器上部に付着する液化成分を再度気化させて除去することを特徴とするカラーフィルタ製造方法。 - 基板にインクを付与して形成される着色層を乾燥する乾燥装置であって、
前記基板を収容する容器と、
加熱処理により前記基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱部と、
前記容器内上部に付着する液化成分を除去する液化成分除去部と、
を具備することを特徴とする乾燥装置。 - 前記容器内の減圧を行う減圧部を具備することを特徴とする請求項11に記載の乾燥装置。
- 前記液化成分除去部は、掻取機構、払拭機構、吸引機構、ブロー機構の少なくともいずれかを具備し、
前記液化成分除去部または前記容器の上部の少なくともいずれかを所定のタイミングで所定の方向に移動させつつ、前記掻取機構、前記払拭機構、前記吸引機構、前記ブロー機構の少なくともいずれかによって前記液化成分を除去することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の乾燥装置。 - 前記液化成分除去部は、前記容器内の上部に設けられる交換可能な吸収体であり、前記吸収体は前記液化成分を吸収し、所定のタイミングで交換されることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の乾燥装置。
- 基板にインクを付与して形成される着色層を乾燥する乾燥装置であって、
前記基板を収容する容器と、
加熱処理により前記基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱部と、を具備し、
前記加熱部は、前記基板を未収容状態で前記容器内を加熱し、前記容器上部に付着する液化成分を再度気化させて除去することを特徴とする乾燥装置。 - 基板にインクを付与して形成される着色層を乾燥する乾燥方法であって、
前記基板を容器に収容する基板収容ステップと
加熱処理により前記容器内の基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱ステップと、
前記容器内上部に付着する液化成分を除去する液化成分除去ステップと、
を具備することを特徴とする乾燥方法。 - 前記容器内の減圧を行う減圧ステップを具備することを特徴とする請求項16に記載の乾燥方法。
- 前記液化成分除去ステップは、所定のタイミングおよび所定の方向で、掻取処理、払拭処理、吸引処理、ブロー処理の少なくともいずれかの処理を行い、前記液化成分を除去することを特徴とする請求項16または請求項17に記載の乾燥方法。
- 前記液化成分除去ステップは、前記容器内の上部に設けられる交換可能な吸収体により前記液化成分を吸収し、前記吸収体を所定のタイミングで交換することを特徴とする請求項16または請求項17に記載の乾燥方法。
- 基板にインクを付与して形成される着色層を乾燥する乾燥方法であって、
前記基板を容器に収容する基板収容ステップと
加熱処理により前記容器内の基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱ステップと、を具備し、
前記加熱ステップは、前記基板を未収容状態で前記容器内を加熱し、前記容器上部に付着する液化成分を再度気化させて除去することを特徴とする乾燥方法。 - 基板にインクを付与して着色層が形成されたカラーフィルタを備える表示装置の製造装置であって、
前記基板を収容する容器と、
加熱処理により前記基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱部と、
前記容器内上部に付着する液化成分を除去する液化成分除去部と、
を具備することを特徴とする表示装置の製造装置。 - 基板にインクを付与して着色層が形成されたカラーフィルタを備える表示装置の製造装置であって、
前記基板を収容する容器と、
加熱処理により前記基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱部と、を具備し、
前記加熱部は、前記基板を未収容状態で前記容器内を加熱し、前記容器上部に付着する液化成分を再度気化させて除去することを特徴とする表示装置の製造装置。 - 基板にインクを付与して着色層が形成されたカラーフィルタを備える表示装置の製造方法であって、
前記基板を容器に収容する基板収容ステップと、
加熱処理により前記容器内の基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱ステップと、
前記容器内上部に付着する液化成分を除去する液化成分除去ステップと、
を具備することを特徴とする表示装置の製造方法。 - 基板にインクを付与して着色層が形成されたカラーフィルタを備える表示装置の製造方法であって、
前記基板を容器に収容する基板収容ステップと、
加熱処理により前記容器内の基板の着色層に含まれる溶媒成分を気化させる加熱ステップと、を具備し、
前記加熱ステップは、前記基板を未収容状態で前記容器内を加熱し、前記容器上部に付着する液化成分を再度気化させて除去することを特徴とする表示装置の製造方法。
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