JP4882591B2 - 無線基地局、無線基地局プログラム及び制御方法 - Google Patents

無線基地局、無線基地局プログラム及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明はネットワークに接続された複数台の無線基地局と、当該無線基地局にアクセスする端末で構成される無線通信システムに関し、特に無線基地局と端末との通信接続時に関連する処理に関する。
複数の無線基地局で構成される無線通信システムでは、端末が当該端末と接続する無線基地局を決定する。例えば無線LAN(Local Area Network)の標準的な規格であるIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11では、無線基地局は、自らを識別する識別情報を周囲に定期的に送信する。端末は、無線基地局から前記識別情報を受信する。端末は前記識別情報に基づき接続先無線基地局を決定する。このようにして端末と無線基地局の接続は確立する。上記の基地局型の無線通信システムでは、一の無線基地局に接続する端末が集中する事がある。そして端末が集中した無線基地局は端末へのデータの送受信処理能力および有線ネットワークへの送受信処理能力が過負荷の状態となる問題があった。
この問題に対応するため、無線基地局が当該無線基地局の負荷が大きいと判断した場合に、無線基地局が無線通信システム内の他の無線基地局に再接続する指示を端末に対して行う方式がある(例えば特許文献1参照。)。
しかし、上記の方式は、無線基地局と端末間で通信する際は、過負荷の状態のときであっても、端末は接続要求を出した無線基地局から他の無線基地局への再接続依頼を受ける必要があった。従って、無線基地局と端末間の通信を確立するため、無線基地局が有線ネットワークと端末間を中継する端末数は一時的に増加する問題があった。
特開2004−221684号公報
本発明は上記の問題に鑑み、無線基地局と端末間の簡略化された通信接続を提供することを目的とする。
本発明に係る無線基地局は、識別情報を有する複数の端末と無線ネットワークで接続され、ネットワークで他の無線基地局と接続されており、上記の課題を解決するために以下の構成とする。
第一の格納手段は、該無線基地局に接続中の前記端末と前記無線基地局で受信可能な前記端末の前記識別情報を格納する。受信手段は、前記他の無線基地局が接続中の前記端末と前記他の無線基地局で受信可能な前記端末の前記識別情報を受信する。第二の格納手段は、前記第一の格納手段の情報と前記受信手段で受信した情報をもとに、前記ネットワークで接続された複数の無線基地局が受信できる前記複数の端末に対して、前記端末がそれぞれ接続可能な前記無線基地局の情報を格納する。検出手段は、前記無線基地局で新たな端末からの通信接続要求が発生する前に、予め定めた通信接続端末数を超えたかを検出する。抽出手段は、前記検出手段が通信接続端末数を超えたと判断した場合、前記第二格納手段を参照して前記新たな端末が接続可能な前記他の無線基地局があるかを抽出する。決定手段は、前記抽出手段で抽出した前記端末に対応する前記他の無線基地局がある場合に、前記新たな端末に対して応答処理を実行しない旨の決定をする。
以上の構成により、無線基地局は、端末に対して通信を行うことができる他の無線基地局の情報を予め第二の格納手段に有することができる。したがって、無線基地局は、第二の格納手段に基づき端末に対して応答処理を実行しない旨を予め決定することができる。この結果、無線基地局は、端末から通信要求があった場合でも、応答処理を実行しないことが可能となり、無線基地局が中継する一時的な端末数の増加が無くなる。また、無線基地局は過負荷の状態を避けることができる。
本発明に係る無線基地局はさらに、前記決定手段は、前記端末が前記端末と前記無線基地局との通信接続処理を開始する前に発する信号を受信したときに行うことを特徴とする。この構成により、無線基地局は、端末から接続要求があった場合にのみ接続可否の判断を行うのみで良く、無線基地局の処理の増大を抑えることができる。
本発明に係る無線基地局はさらに、前記通信接続処理を開始する前に発する信号はプローブ要求であることを特徴とする。この構成により、無線基地局は、端末と通信を行うか否かを判断する処理の開始のタイミングの情報をプローブ要求によって取得することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施例)
図1は、本実施例におけるシステム構成図である。本実施例に係る無線通信システムは、無線基地局10、端末20、有線ネットワーク30及び無線ネットワーク40によって構成される。無線基地局10(01)と端末20(1)とは、無線ネットワーク40によって通信を行う。無線基地局10(02)と端末20(1)及び端末20(2)とは、無線ネットワーク40によって通信を行う。無線基地局10(01)と無線基地局10(02)との間は、有線ネットワーク30によって通信を行う。無線基地局10は例えばアクセスポイントである。アクセスポイントは無線ネットワーク40を介して端末20と通信を行い、有線ネットワーク30を介して他のアクセスポイントと通信を行う。無線ネットワーク40は、例えばIEEE802.11の諸規格に準拠した無線基地局10、端末20によって構成されるネットワークである。
端末20は、利用者がネットワークに接続する際に使用する装置である。ネットワークは、例えばLAN、インターネット等である。端末20は、無線ネットワーク40を介して利用者から入力された情報を無線基地局10に送信する。そして、端末20は有線ネットワーク30の接続先からの情報を無線基地局10及び無線ネットワーク40を介して取得する。例えば、端末20がインターネットのサービスを利用する場合、端末20は無線基地局10を介して、インターネット網との接続サービスを提供するInternet Service Provider(ISP)を介して、World-Wide Web(WWW)サーバにアクセスする。また、端末20は利用者によって持ち運ばれる場合がある。従って、端末20の場所は移動することがある。
無線基地局10は、無線ネットワーク40によって通信をすることができる範囲がある。無線基地局10(01)の通信可能な範囲を示す通信可能領域41は破線で示す領域である。無線基地局10(02)の通信可能な範囲を示す通信可能領域42は破線で示す領域である。同図の例では、端末20(1)は無線基地局10(01)の通信可能領域41、無線基地局10(02)の通信可能領域42に含まれる。したがって端末20(1)は無線基地局10(01)、無線基地局10(02)のいずれに対しても通信可能である。端末2は無線基地局10(02)の通信可能領域42に含まれる。したがって端末20(2)は無線基地局10(02)に対して通信が可能である。
有線ネットワーク30は有線によるネットワークである。有線ネットワーク30は無線基地局10同士をケーブルなどによって接続するネットワークである。有線ネットワーク30上の無線基地局10は通信プロトコルにしたがって通信を行う。通信プロトコルは、例えばTCP/IPプロトコルである。
図2は、無線基地局10のハードウェア構成の一例を示す図である。同図に示す無線基地局10は、CPU11、制御部12、メモリ13、無線LAN部14、有線LAN部15、表示ランプ16を有する構成である。CPU11、メモリ13、無線LAN部14、有線LAN部15および表示ランプ16は制御部12に接続する。
CPU11は、メモリ13に記憶されている無線基地局負荷判定プログラム17と通信制御プログラム18を実行する中央処理装置である。無線基地局負荷判定プログラム17は、無線基地局10が端末20から通信接続依頼があった場合に、端末20に対して応答処理を行うか否かを予め決定するためのプログラムである。
無線基地局負荷判定プログラム17の端末情報取得プログラム110を実行することにより無線基地局10のCPU11を端末情報取得部として機能させる。無線基地局負荷判定プログラム17の端末情報取得プログラム110を実行することにより無線基地局10のCPU11を端末情報取得部として機能させる。無線基地局負荷判定プログラム17の受信プログラム111を実行することにより無線基地局10のCPU11を受信部として機能させる。無線基地局負荷判定プログラム17の検出プログラム112を実行することにより無線基地局10のCPU11を検出部として機能させる。無線基地局負荷判定プログラム17の抽出プログラム113を実行することにより無線基地局10のCPU11を抽出部として機能させる。無線基地局負荷判定プログラム17の決定プログラム114を実行することにより無線基地局10のCPU11を決定部として機能させる。以下に端末情報取得部、受信部、検出部、抽出部および決定部の処理の内容を説明する。
・端末情報取得部は、無線基地局10に接続中の端末20と無線基地局10で受信可能な端末20の識別情報を端末情報テーブル50に格納する。また、格納された情報と受信部で受信した情報をもとに、有線ネットワーク30で接続された複数の無線基地局10が受信できる複数の端末20に対して、端末20がそれぞれ接続可能な無線基地局10の情報を補完テーブル60に格納する。
・受信部は、他の無線基地局10が接続中の端末20と他の無線基地局20で受信可能な端末20の識別情報を受信する。識別情報は端末を特定する情報である。識別情報は、例えば、Media Access Control address(MACアドレス)である。
・検出部は、無線基地局10で新たな端末20からの通信接続要求が発生する前に、予め定めた通信接続端末数を超えたかを検出する。
・抽出部は、検出部が通信接続端末数を超えたと判断した場合、補完テーブル60を参照して新たな端末20が接続可能な他の無線基地局10があるかを抽出する。
・決定部は、抽出部で抽出した端末20に対応する他の無線基地局10がある場合に、新たな端末20に対して応答処理を実行しない旨の決定をする。
また、通信制御プログラム18を実行することにより、従来の無線基地局として機能させる。無線基地局10は、通信制御プログラム18を実行することにより、IEEE802.11の諸規格に従って端末20と通信を行う。
制御部12は、CPU11、メモリ13、無線LAN部14、有線LAN部15、表示ランプ16のそれぞれから得られる情報の振り分けを行う。情報の振り分けは、無線LAN部14および有線LAN部15から受信した情報をCPU11またはメモリ13に受け渡すこと、CPU11またはメモリ13から得た情報を無線LAN部14あるいは有線LAN部15に受け渡すこと、CPU11が無線基地局負荷判定プログラム17または通信制御プログラム18を実行した結果をメモリ13に格納すること等がある。
メモリ13は、無線基地局負荷判定プログラム17、通信制御プログラム18、端末情報テーブル50、補完テーブル60、無線基地局負荷判定プログラム17の実行結果の情報および通信制御プログラム18の実行結果の情報を格納するRAM、ハードディスク装置等の格納手段である。また、メモリ13は、CPU21が演算を行う際のワークエリアともなる。
無線LAN部14は、端末20と無線ネットワーク40を介して通信を行うためのインターフェースである。インターフェースは無線端末20との間の無線ネットワーク40での無線プロトコル(IEEE802.11に定められた手続き)を終端する装置である。インターフェースにおける無線プロトコルを終端とは、無線プロトコルによって定められた端末20からの情報を受信して無線基地局10内でIPパケットとして扱うことができる情報に変換することである。
有線LAN部15は、他の無線基地局10と有線ネットワーク30を介して通信を行うためのインターフェースである。無線基地局10の間は、通信プロトコルが定められた有線ネットワーク30によって情報をやり取りする。インターフェースは、プロトコルによって定められた有線ネットワーク30からの情報を受信して無線基地局10内で扱うことができる情報を得る。
表示ランプ16は、無線基地局10の状態に応じて予め定められた条件に基づき表示を切り替えるランプである。例えば、ランプは、端末20と通信中か否か、無線基地局10が故障しているか否か等によって切り替わる。
図3は、端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示す端末20は、CPU21、制御部22、メモリ23、無線LAN部24を有する。CPU21、メモリ23および無線LAN部24は制御部22に接続する。
CPU21は、メモリ23に格納された従来の通信制御プログラムに基づき端末を制御する中央処理装置である。CPU21は通信制御プログラムを実行することにより、IEEE802.11の諸規格に従って無線基地局10と通信を行う。
制御部22は、CPU21、メモリ23、無線LAN部24のそれぞれから得られる情報の振り分けを行う。情報の振り分けは、無線LAN部24から受信した情報をCPU21あるいはメモリ23に受け渡すこと、CPU21またはメモリ23から得た情報を無線LAN部24に受け渡すこと、CPU21が通信制御プログラムを実行した結果をメモリ13に格納すること等がある。
メモリ23は、従来の通信制御プログラム、事前に設定された情報および一時的に作成される情報を格納するRAM、ハードディスク装置等である。また、CPU21が演算を行う際のワークエリアともなる。
無線LAN部24は、端末20と無線基地局10とを無線ネットワーク40による通信を介して接続するインターフェースである。無線基地局10と端末20とは、予めプロトコルが定められた無線ネットワーク40によって情報をやり取りする。インターフェースは、プロトコルによって定められた無線ネットワーク40からの情報を受信して端末20内で扱うことができる情報を得る。
次に、無線基地局10が行う端末20との通信の処理について説明する。無線基地局10のCPU11は、メモリ13に記憶されている無線基地局負荷判定プログラム17を実行する。無線基地局負荷判定プログラム17は、無線基地局10のCPU11を端末情報取得部、受信部、作成手段、検出部および決定部として機能させる。
図4は、無線基地局10と端末20との間での処理について示したフローチャートである。
無線基地局10の端末情報取得部は、周期的にビーコン情報を周囲に発信する(S11)。ビーコン情報は、当該無線基地局が所属する無線LANのグループの運用情報を報知するための情報である。運用情報は、無線LANのグループを識別するService Set Identifier(SSID)、当該無線基地局10の識別情報、通信速度、ビーコン間隔、等が含まれる。
端末20は、任意の無線基地局10との間で通信を開始する前に、プローブ要求情報を送信する(S12)。プローブ要求情報は、当該端末20の識別する識別情報を付加して送信する。プローブ要求情報は、S11においてビーコン情報を発信した無線基地局10に対して送信する方式であっても、特に宛先を設定せずに送信する方式であっても良い。受信部は端末20のプローブ要求情報を受信する。
端末情報取得部は、S12で受信部が受信した端末20のプローブ要求から、この無線基地局10が受信した端末20の識別情報を取得する。端末情報取得部は、取得した識別情報を端末の識別情報を端末情報テーブル50に格納する(S13)。端末情報テーブル50は無線基地局10の格納手段に格納される。
図5は、S13において無線基地局10の格納手段に格納した端末情報テーブル50の構成例である。端末情報テーブル50は無線基地局10毎に有するテーブルである。端末情報テーブル50は無線基地局10が把握する端末の識別情報および端末数を管理する。
以下に端末情報テーブル50の列項目である許容接続端末数51、現在接続端末数52、受信端末53、接続中端末54を説明する。
・許容接続端末数51は、無線基地局10がデータの送受信を伴う通信を許容する端末20の数であり、予め設定されている値である。例えば、当該許容接続端末数51を超えることにより、当該無線基地局が各端末に対して行うことができる通信速度を保つ(Quality Of Service)ことが可能な値が設定される。
・現在接続端末数52は、現時点での無線基地局10と通信中である端末20の数である。
・受信端末53は、端末20からプローブ要求情報を受けている状態であって、端末20の識別情報は取得しているが、データの送受信を可能とするための通信を行っていない端末20の識別情報である。
・接続中端末54は、現時点での通信の中継接続中の端末20の識別情報を示す。
S13の処理の後、無線基地局10は、他の無線基地局10に対して有線ネットワーク30を介してS13において新しい情報が更新された後の端末情報テーブル50を送信する(S14)。
図7は、S14における無線基地局10から他無線基地局10に対して端末情報テーブル50を送信する際の処理の詳細なフローチャートである。無線基地局10のCPU11は、メモリ13の無線基地局不可判定プログラム17が実行されることにより端末情報取得部として機能する。
端末情報取得部は、無線基地局10が識別情報を受信した端末20に関する情報について端末情報テーブル50の更新がなされたか否かを判定する(S21)。
S13において端末情報テーブル50の更新があった場合(S21:Yes)には、端末情報取得部は、無線通信システム内の他の無線基地局10であって送信可能である無線基地局10があるか否かを判定する。例えば、予め端末情報テーブル50を送信する他の無線基地局10が定義されている無線通信システムでは、予め定義されている他の無線基地局10の有無を判断する。
端末情報取得部は、端末情報テーブル50を送信可能な他の無線基地局10がある場合(S22:Yes)には、当該他の無線基地局10に対して端末情報テーブル50の情報を有線ネットワーク30を介して送信する(S23)。一方、端末情報取得部は、端末情報テーブル50の更新がない場合(S21:No)、および端末情報テーブル50を送信可能な他の無線基地局10がない場合(S22:No)には、端末情報テーブル50を送信しない。
以上により無線基地局10は、他の無線基地局10に対して、無線基地局10に関する端末情報テーブル50を送信することが可能となる。
無線基地局10は、他の無線基地局10に対して端末情報テーブル50の情報を送信する時は、無線基地局10を識別する番号を付して送信する。例えば、IEEE802.11規格では、MACアドレスであるBSS−ID(Basic Service Set Identifier)、あるいは管理者が付与するESS−ID(Extended Service Set Identifier)を付加する。
図4の説明に戻る。無線基地局10のCPU11は、他の無線基地局10が有する端末情報テーブル50を有線ネットワーク30から有線LAN部15と制御部22とを介して取得する。
次に、無線基地局10の作成手段は補完テーブル60を作成する(S15)。補完テーブル60は無線基地局10の格納手段に格納される。
補完テーブル60の構成例を図6に示す。補完テーブル60は、端末20と当該端末20の識別信号を受信した無線基地局10との関係を示したテーブルである。補完テーブル60は、無線基地局10の端末情報テーブル50と他の無線基地局の端末情報テーブル50とから作成される。補完テーブル60は、端末20を基礎として、当該端末20の識別信号を受信した無線基地局10を列記する構成とする。補完テーブル60は、他の無線基地局10から端末情報テーブル50を受信した場合に更新される。補完テーブル60においてAPは無線基地局を示す。APの後ろに付加された番号は無線基地局10を識別するための識別番号である。補完テーブル60においてTは端末を示す。Tの後ろに付加された番号は端末20を識別するための識別番号である。
・受信端末ID61は、端末20を識別する番号である。例えば、IEEE802.11規格では、MACアドレスが該当する。
・自他AP受信62は、受信端末ID61を受信した無線基地局10の識別番号である。
例えば、受信端末ID61がT01である端末20は、無線基地局01(AP01)、無線基地局02(AP02)、無線基地局03(AP03)なる無線基地局10によって受信されていることを示す。
・接続中63は、識別情報を受信した端末20と無線基地局10とが無線通信が確立しているか否かを示す情報である。本実施例では、接続中の端末は「1」とし、接続中ではない端末は「0」として格納する。
・他AP接続可否64は、後述する決定処理の結果が格納される情報である。他の無線基地局が当該端末と接続可能である場合には「1」、他の無線基地局が当該端末と接続不可能である場合には「0」が格納される。
補完テーブル60は以下の手順で作成される。まずCPU11は、他の無線基地局10から取得した端末情報テーブル50に含まれる受信端末53を読み込む。CPU11は、
受信端末53と補完テーブル60に含まれる受信端末ID61とを比較する。受信端末53が受信端末ID61に存在しない場合は、新規な受信端末53は新規な端末20である。したがって、補完テーブル60の受信端末ID61に追加し、自他AP受信62に端末情報テーブル50の送り元の無線基地局10の識別番号を登録する。受信端末53が参照した受信端末ID61と合致する場合は、新規な受信端末53は新規な端末20ではない。そこで、受信端末ID61に対応する自他AP受信62を参照する。自他AP受信62に端末情報テーブル50の送り元の無線基地局10の識別番号がない場合は識別番号を登録する。以上の処理を端末情報テーブル50の全ての端末に行うことにより補完テーブル60の更新を行うことができる。
無線基地局10は、更新された端末情報テーブル50を他の無線基地局10から有線ネットワーク30を介して受信すると、補完テーブル60を更新する。なお、S15で他の無線基地局10から端末情報テーブル50の情報を得るタイミングは、不特定のタイミングである。他の無線基地局10がその無線基地局10が有する端末情報テーブル50を更新した後、他の無線基地局10が端末情報テーブル50を送信するためである。したがって、S15の補完処理は、他の無線基地局10からの端末情報テーブル50を受信する毎に行う。
次に、当該補完テーブル60に基づき、各無線基地局10が行う通信接続の決定処理(S16)について説明する。無線基地局10の検出部は、無線基地局10で新たな端末20からのデータの授受を伴う通信を開始する前に、予め定めた通信接続端末数を超えたかを検出する。決定処理は、データの授受を伴う通信を開始する前に行う必要がある。そのため、決定処理は、端末20からの通信接続要求が発生する前、すなわち、補完テーブル60の作成後に行うか、端末20から接続依頼要求を受けた後、無線基地局10が端末20に対して接続依頼要求に対する応答を返信するまでの間に行う必要がある。この接続依頼要求はプローブ要求である。
図8は、通信接続の条件判定処理のフローチャートである。本処理は、補完テーブル60に登録されている全ての端末10について実行するものであっても良いし、特定の端末からプローブ要求を受けた場合にのみ実行するものであっても良い。
まず、無線基地局10のCPU11は、メモリ13の無線基地局不可判定プログラム17が実行されることにより検出部として機能する。検出部は、無線基地局10が有する端末情報テーブル50の許容接続端末数51と現在接続端末数52とを比較し、現在接続端末数51が許容接続端末数52以上か否かを判断する(S31)。現在接続端末数51が許容接続端末数52以上である場合(S31:Yes)は、無線基地局10による通信の接続をすると無線基地局10が過負荷の状態となるおそれがある。
したがってS31がYesの場合、無線基地局10のCPU11は、メモリ13の無線基地局不可判定プログラム17が実行されることにより抽出部として機能する。抽出部は、検出部が通信接続端末数を超えたと判断した場合、補完テーブル60を参照して通信接続依頼があった端末に接続可能な前記他の無線基地局10を抽出する。具体的には、抽出部は、補完テーブル60の受信端末ID61のレコードを参照し、受信端末ID61に対応する自他無線基地局受信62を抽出し、当該端末20に接続可能な無線基地局10が他にあるか否かを判断する(S32)。
接続可能な他の無線基地局が存在する場合(S32:Yes)は、無線基地局10は、無線基地局10に対して端末20から通信接続の依頼があった場合に応答しないと判定する。決定部は当該判定結果を補完テーブル60の接続可否64に格納する(S34)。同図では、通信を可能とする場合には「1」を登録し、通信を不可能とする場合には、「0」を登録する。
一方、現在接続端末数52が許容接続端末数51を超えていない場合(S31:No)および他の接続可能な他の無線基地局10が存在しない場合(S32:No)は、通信の接続をしても無線基地局10が過負荷の状態とはならない。したがって決定部は、無線基地局10に対して当該端末20から通信接続の依頼があった場合に通信接続を許可すると判定する。決定部は当該判定結果を補完テーブルの接続可否に格納する(S33)。
図4の処理に戻り、端末20から無線基地局10に対して、当該無線基地局に帰属したい旨の通信接続要求があった場合(S17)について説明する。端末20が無線基地局10に対して通信接続要求を発信する場合に、どの無線基地局10に対して要求するのかは、端末20装置の仕様による。例えば、直前にビーコンを受領した無線基地局10に対して行う端末、事前にビーコンを受領した無線基地局を記憶しておき通信強度に応じて無線基地局10を選択する端末などがある。本実施例では、端末20が通信接続要求信号を周囲に発信するものとする。
端末20からの通信接続要求を受信した無線基地局10は、S15で作成した補完テーブル60の接続可否64を参照して、対応する処理を行う。無線基地局10は、端末20からの通信接続要求に対して応答処理をしない場合は、端末20は従来の規格に基づき他の無線基地局10に対して通信接続を依頼することとなる。
以上、本実施例では、無線基地局10に予め設定された接続可能な端末の数に基づき、接続可否の判断を行ったが、無線基地局10内のCPU負荷状況の条件によっても実現可能である。例えば、予めCPUの負荷の閾値を定めておき、無線基地局の現在のCPUの負荷情報を取得可能とする構成とする。CPUの負荷が閾値を超えている場合には新たな端末との通信を行わない設定とすることにより実現できる。
また、IEEE802.11等の諸規格では、端末20と無線基地局10との間のプロトコルが決まっており、その規格に沿った処理をすることが求められる。しかし、本実施例によれば、本実施例に係る無線基地局10に変更するのみで、従来の無線通信システムにも適用可能である。
以上の処理を行うことで無線基地局は端末20との接続前に当該端末20に対する通信を行うか否かの決定することができる。その結果、端末と無線基地局とが通信を確立した結果に基づいて無線基地局の負荷状況を判断する必要がなくなる。したがって、無線基地局との接続可否判定に要する時間が負荷状況の判断について短縮化される。
また、例えば、決定部は、以下の処理を行うことも可能である。他の無線基地局10に予め設定した端末20の接続許容台数の情報、現時点で接続している端末20の台数の情報とを取得する。補完テーブル60に他の端末20の接続許容台数の情報および接続中端末台数の情報を格納する構成とする。S32の判断の後に他の無線基地局10の現在接続端末数52が許容接続端末数51を超えている場合には自無線基地局で接続する。他の無線基地局10の現在接続端末数52が許容接続端末数51を超えていない場合には自無線基地局で接続しないとする判断をする。
(付記1)
識別情報を有する複数の端末と無線ネットワークで接続され、有線ネットワークで他の無線基地局と接続された無線基地局において、
該無線基地局に接続中の前記端末と前記無線基地局で受信可能な前記端末の前記識別情報を格納する第一の格納手段と、
前記他の無線基地局が接続中の前記端末と前記他の無線基地局で受信可能な前記端末の前記識別情報を受信する受信手段と、
前記第一の格納手段の情報と前記受信部で受信した情報をもとに、前記有線ネットワークで接続された複数の無線基地局が受信できる前記複数の端末に対して、前記端末がそれぞれ接続可能な前記無線基地局の情報を格納する第二の格納手段と、
前記無線基地局で新たな端末からの通信接続要求が発生する前に、予め定めた通信接続端末数を超えたかを検出する検出手段と、
前記検出手段が通信接続端末数を超えたと判断した場合、前記第二格納手段を参照して前記新たな端末が接続可能な前記他の無線基地局があるかを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出した前記端末に対応する前記他の無線基地局がある場合に、前記新たな端末に対して応答処理を実行しない旨の決定をする決定手段と、
を有することを特徴とする無線基地局。
(付記2)
前記決定手段は、前記端末が前記端末と前記無線基地局との通信接続処理を開始する前に発する信号を受信したときに行うことを特徴とする付記1記載の無線基地局。
(付記3)
前記通信接続処理を開始する前に発する信号はプローブ要求であることを特徴とする付記2記載の無線基地局。
(付記4)
前記端末情報取得手段により取得した端末の識別情報に変化があった場合に、他の無線基地局に対して当該端末の識別情報を送信することを特徴とする付記1記載の無線基地局。
(付記5)
前記所定の条件は、無線基地局の通信速度の品質が低下しない端末の台数であることを特徴とする付記1記載の無線基地局。
(付記6)
識別情報を有する複数の端末と無線ネットワークで接続され、有線ネットワークで他の無線基地局と接続された無線基地局の制御方法であって、
前記他の無線基地局が受信した端末の識別情報を前記有線ネットワークによって取得し、
取得した前記端末の前記識別情報と予め格納された端末の識別情報とから、前記有線ネットワークで接続された複数の無線基地局が受信できる前記複数の端末に対して、前記端末がそれぞれ接続可能な前記無線基地局を関連付けた第一の情報を作成し、
新たな端末からの通信接続要求が発生する前に、予め定めた通信接続端末数を超えたかを検出し、
通信接続端末数を超えたと判断した場合、前記第一の情報を参照して前記新たな端末が接続可能な他の無線基地局があるかを抽出し、
前記抽出部で抽出した前記端末に対応する前記他の無線基地局がある場合に、前記新たな端末に対して応答処理を実行しない旨の決定をすることを含む無線基地局の制御方法。
(付記7)
識別情報を有する複数の端末と無線ネットワークで接続され、有線ネットワークで他の無線基地局と接続された無線基地局として機能させる無線基地局プログラムであって、
コンピュータに、
該無線基地局に接続中の前記端末と前記無線基地局で受信可能な前記端末の前記識別情報を格納する第一の格納手段、
前記他の無線基地局が接続中の前記端末と前記他の無線基地局で受信可能な前記端末の前記識別情報を受信する受信手段、
前記第一の格納手段の情報と前記受信部で受信した情報をもとに、前記有線ネットワークで接続された複数の無線基地局が受信できる前記複数の端末に対して、前記端末がそれぞれ接続可能な前記無線基地局の情報を格納する第二の格納手段、
前記無線基地局で新たな端末からの通信接続要求が発生する前に、予め定めた通信接続端末数を超えたかを検出する検出手段、
前記検出手段が通信接続端末数を超えたと判断した場合、前記第二格納手段を参照して前記新たな端末が接続可能な前記他の無線基地局があるかを抽出する抽出手段、
前記抽出手段で抽出した前記端末に対応する前記他の無線基地局がある場合に、前記新たな端末に対して応答処理を実行しない旨の決定をする決定手段、
として機能させることを特徴とする無線基地局プログラム。
(付記8)
前記決定手段は、前記端末が前記端末と前記無線基地局との通信接続処理を開始する前に発する信号を受信したときに行うことを特徴とする付記7記載の無線基地局プログラム。
(付記9)
前記通信接続処理を開始する前に発する信号はプローブ要求であることを特徴とする付記7記載の無線基地局プログラム。
(付記10)
前記端末情報取得部により取得した端末の識別情報に変化があった場合に、他の無線基地局に対して当該端末の識別情報を送信することを特徴とする付記7記載の無線基地局プログラム。
(付記11)
前記所定の条件は、無線基地局の通信速度の品質が低下しない端末の台数であることを特徴とする付記7記載の無線基地局プログラム。
(付記12)
識別情報を有する複数の端末と無線ネットワークで接続され、有線ネットワークで他の無線基地局と接続された無線基地局からなる無線通信システムであって、
前記端末は、前記無線基地局との通信接続の要求時に前記端末の前記識別情報を送信する送信手段を有し、
前記無線基地局は、
該無線基地局に接続中の前記端末と前記無線基地局で受信可能な前記端末の前記識別情報を格納する第一の格納手段、
前記他の無線基地局が接続中の前記端末と前記他の無線基地局で受信可能な前記端末の前記識別情報を受信する受信手段、
前記第一の格納手段の情報と前記受信部で受信した情報をもとに、前記有線ネットワークで接続された複数の無線基地局が受信できる前記複数の端末に対して、前記端末がそれぞれ接続可能な前記無線基地局の情報を格納する第二の格納手段、
前記無線基地局で新たな端末からの通信接続要求が発生する前に、予め定めた通信接続端末数を超えたかを検出する検出手段、
前記検出部が通信接続端末数を超えたと判断した場合、前記第二格納手段を参照して前記新たな端末が接続可能な前記他の無線基地局があるかを抽出する抽出手段、
前記抽出部で抽出した前記端末に対応する前記他の無線基地局がある場合に、前記新たな端末に対して応答処理を実行しない旨の決定をする決定手段、
を有ることを特徴とする無線通信システム。
(付記13)
前記決定部は、前記端末が前記端末と前記無線基地局との通信接続処理を開始する前に発する信号を受信したときに行うことを特徴とする付記12記載の無線通信システム。
(付記14)
前記通信接続処理を開始する前に発する信号はプローブ要求であることを特徴とする付記12記載の無線通信システム。
(付記15)
前記端末情報取得部により取得した端末の識別情報に変化があった場合に、他の無線基地局に対して当該端末の識別情報を送信することを特徴とする付記12記載の無線通信システム。
(付記16)
前記所定の条件は、無線基地局の通信速度の品質が低下しない端末の台数であることを特徴とする付記12記載の無線通信システム。
図1は、本実施例におけるシステム構成図である。 図2は、無線基地局10のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、無線基地局10と端末20との間での処理について示したフローチャートである。 図5は、格納した端末情報テーブル50の構成例である。 図6は、補完テーブル60の構成例である。 図7は、無線基地局10から他無線基地局10に対して端末情報テーブル50を送信する際の処理について示したS14の詳細なフローチャートである。 図8は、通信接続の条件判定処理のフローチャートである。
符号の説明
10 無線基地局
20 端末
30 ネットワーク
40 無線ネットワーク
41 通信可能領域
42 通信可能領域
50 端末情報テーブル
60 補完テーブル

Claims (5)

  1. 識別情報を有する端末と無線ネットワークで接続可能であり、ネットワークで他の無線基地局と接続された無線基地局において、
    自局がプローブ要求を受信したことにより自局との間で通信可能でありかつ自局がデータの送受信を行っていない状態である該端末の識別情報を格納する第一の格納手段と、
    該第一の格納手段に格納された該端末の識別情報、および自局に接続する端末に対して所定の通信速度を保つことが可能な端末数を示す予め定めた自局の許容接続端末数の情報を該他の無線基地局に送信する送信手段と、
    該他の無線基地局がプローブ要求を受信したことにより該他の無線基地局との間で通信可能でありかつ該他の無線基地局がデータの送受信を行っていない状態である該端末の識
    別情報と、該他の無線基地局と通信の接続中の端末数の情報と、該他の無線基地局に接続する端末に対して所定の通信速度を保つことが可能な端末数を示す予め定めた該他の無線基地局の許容接続端末数の情報とを、該他の無線基地局から受信する受信手段と、
    該第一の格納手段に格納された該端末の識別情報と該受信手段で受信した該端末の識別情報に基づき、端末と該端末がそれぞれ接続可能な自局および該他の無線基地局とを関連づけた情報を格納する第二の格納手段と、
    自局がプローブ要求を受信したことにより自局との間で通信可能でありかつ自局がデータの送受信を行っていない状態である該端末からの通信接続要求を受信する前に、該第一の格納手段に格納された該端末の識別情報に基づき、自局と通信の接続中の該端末の数が自局の該許容接続端末数を超えたことを検出する検出手段と、
    該検出手段により自局と通信の接続中の該端末の数が自局の該許容接続端末数を超えたことが検出された場合、該受信手段で受信した情報および該第二の格納手段に格納された、該端末と該端末にそれぞれ接続可能な自局および該他の無線基地局とを関連づけた情報に基づき、該他の無線基地局と通信の接続中の端末数が該他の無線基地局の該許容接続端末数未満でありかつ該端末に通信の接続が可能な該他の無線基地局を抽出する抽出手段と、
    該抽出手段で該端末に通信の接続が可能な該他の無線基地局が抽出された場合に、自局がプローブ要求を受信したことにより自局との間で通信可能でありかつ自局がデータの送受信を行っていない状態である該端末に対して応答処理を実行しない旨を決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする無線基地局。
  2. 該決定手段は、該端末からの該プローブ要求を受信したときに行うことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 該送信手段は、該第一の格納手段に格納された該端末の識別情報に変化があった場合、該他の無線基地局に対して変化の後の該端末の識別情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  4. 識別情報を有する端末と無線ネットワークで接続可能であり、ネットワークで他の無線基地局と接続された無線基地局で実行される無線基地局プログラムであって、
    該無線基地局は、
    自局がプローブ要求を受信したことにより自局との間で通信可能でありかつ自局がデータの送受信を行っていない状態である該端末の識別情報を格納する第一の格納手段と、
    該端末と該端末がそれぞれ接続可能な自局および他の無線基地局とを関連づけた情報を格納する第二の格納手段とを有し、
    該無線基地局に、
    該第一の格納手段に格納された該端末の識別情報、および自局に接続する端末に対して所定の通信速度を保つことが可能な端末数を示す予め定めた自局の許容接続端末数の情報を他の無線基地局に送信し、
    該他の無線基地局がプローブ要求を受信したことにより該他の無線基地局との間で通信可能でありかつ該他の無線基地局がデータの送受信を行っていない状態である該端末の識別情報と、該他の無線基地局と通信の接続中の端末数の情報と、該他の無線基地局に接続する端末に対して所定の通信速度を保つことが可能な端末数を示す予め定めた該他の無線基地局の許容接続端末数の情報とを、該他の無線基地局から受信し、
    自局がプローブ要求を受信したことにより自局との間で通信可能でありかつ自局がデータの送受信を行っていない状態である該端末からの通信接続要求を受信する前に、該第一の格納手段に格納された該端末の識別情報に基づき、自局と通信の接続中の該端末の数が自局の該許容接続端末数を超えたことを検出し、
    自局と通信の接続中の該端末の数が自局の該許容接続端末数を超えたと判断された場合、該端末と該端末がそれぞれ接続可能な自局および他の無線基地局とを関連づけた情報に基づき、該他の無線基地局と通信の接続中の端末数が該他の無線基地局の該許容接続端末数未満でありかつ該端末に通信の接続が可能な該他の無線基地局を抽出し、
    該端末に通信の接続が可能な該他の無線基地局が抽出された場合に、自局がプローブ要求を受信したことにより自局との間で通信可能でありかつ自局がデータの送受信を行っていない状態である該端末に対して応答処理を実行しない旨を決定する処理を実行させることを特徴とする無線基地局プログラム。
  5. 識別情報を有する複数の端末と無線ネットワークで接続可能であり、ネットワークで他の無線基地局と接続された無線基地局の制御方法であって、
    該無線基地局は、
    自局がプローブ要求を受信したことにより自局との間で通信可能でありかつ自局がデータの送受信を行っていない状態である該端末の識別情報を格納する第一の格納手段と、
    該端末と該端末がそれぞれ接続可能な自局および他の無線基地局とを関連づけた情報を格納する第二の格納手段とを有し、
    該無線基地局に、
    該第1の格納手段に格納された該端末の識別情報、および自局に接続する端末に対して所定の通信速度を保つことが可能な端末数を示す予め定めた自局の許容接続端末数の情報を他の無線基地局に送信する送信し、
    該他の無線基地局がプローブ要求を受信したことにより該他の無線基地局との間で通信可能でありかつ該他の無線基地局がデータの送受信を行っていない状態である該端末の識別情報と、該他の無線基地局と通信の接続中の端末数の情報と、該他の無線基地局に接続する端末に対して所定の通信速度を保つことが可能な端末数を示す予め定めた該他の無線基地局の許容接続端末数の情報とを、該他の無線基地局から受信し、
    自局がプローブ要求を受信したことにより自局との間で通信可能でありかつ自局がデータの送受信を行っていない状態である該端末からの通信接続要求を受信する前に、該第一の格納手段に格納された該端末の識別情報に基づき、自局と通信の接続中の該端末の数が自局の該許容接続端末数を超えたことを検出し、
    自局と通信の接続中の該端末の数が自局の該許容接続端末数を超えたと判断された場合、該端末と該端末がそれぞれ接続可能な自局および他の無線基地局とを関連づけた情報に基づき、該他の無線基地局と通信の接続中の端末数が該他の無線基地局の該許容接続端末数未満でありかつ該端末に通信の接続が可能な該他の無線基地局を抽出し、
    該端末に通信の接続が可能な該他の無線基地局が抽出された場合に、自局がプローブ要求を受信したことにより自局との間で通信可能でありかつ自局がデータの送受信を行っていない状態である該端末に対して応答処理を実行しない旨を決定することを含む無線基地局の制御方法。
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