JP5239665B2 - 無線lanシステムにおけるハンドオーバ方法およびその方法において使用される装置 - Google Patents

無線lanシステムにおけるハンドオーバ方法およびその方法において使用される装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線LANを用いるネットワークシステムにおいて行われるハンドオーバに関わる。
WLAN(Wireless Local Area Network)システムを介して通信を行う移動局は、アクセスポイント(基地局、AP)から受信する信号の通信品質などに応じて適宜ハンドオーバを行う。図12は、移動局がアクセスポイント間でハンドオーバを行う場合のシーケンスを説明する図である。
(1)ハンドオーバに際して、移動局(STA)は、プローブ要求メッセージ(Probe REQ)を送信し、周辺のアクセスポイントの有無を問い合わせる。移動局がアクセスポイントからプローブ応答メッセージ(Probe RES)を受信すると、移動局とプローブ応答メッセージを送信したアクセスポイントの間で認証(Auth)が行われる。
(2)移動局は、認証が完了したアクセスポイントを、ハンドオーバ先のアクセスポイント(新アクセスポイント)とし、新アクセスポイントにリアソシエーション要求メッセージ(Re−association REQ)を送信する。
(3)新アクセスポイントは、リアソシエーション要求メッセージを受信すると、移動局との接続を確立しようとする。接続の確立に必要な情報を入手するために、自装置を制御している無線制御装置(WLS)にリアソシエーション要求メッセージを送信する。
無線制御装置は、リアソシエーション要求メッセージを受信すると、ハンドオーバを行う移動局を特定する。また無線制御装置は、その移動局が現在接続しているアクセスポイント(旧アクセスポイント)も特定し、旧アクセスポイントと通信を行う。
移動局を特定すると、無線制御装置は、移動局との通信に用いる共通鍵などの移動局との通信に必要な情報を、リアソシエーションメッセージに応答するリアソシエーション応答メッセージ(Re−association RES)に含めて、新アクセスポイントに送信する。新アクセスポイントは、通知された制御情報を用いて移動局と接続を確立する。
移動局が行うアクセスポイント間のハンドオーバに関連する技術として、複数の無線LAN基地局の通信エリアに重複して属する無線LAN端末局に対して、無線LAN端末局と接続すべき無線LAN基地局を選択する方法が開示されている。この方法では、無線LAN基地局から送信された信号の電界強度および通信品質に基づいて接続すべき無線LAN基地局が選択される。他の文献には、子機が周辺のアクセスポイント(AP)に対するサーチを行ってAP情報を入手し、ローミング先として接続可能な周辺のAPの最新情報をAP情報テーブルに保持する方式が開示されている。また、携帯通信端末が、第一のアクセスポイントと通信している最中に検出した電波強度に基づいて次に通信する第二のアクセスポイントを決定する方式が開示されている。さらに、サービスと、サービスを提供するサービスベンダと、V−LANスイッチの対応付けを用いたネットワークサービス接続システムを開示した文献もある。
特開2005−244721号公報 特開2004−88592号公報 特開2007−311851号公報 特開2004−363878号公報
前述のハンドオーバ方法では、新アクセスポイントは、新アクセスポイントを制御している無線制御装置に対して移動局との通信に必要な情報を要求する。ここで新アクセスポイントが要求している情報は、旧アクセスポイントを制御する無線制御装置に保持されている。従って、新アクセスポイントと旧アクセスポイントが別個の無線制御装置の配下に位置する場合には、新アクセスポイントの無線制御装置は旧アクセスポイント等にアクセスすることができず、新アクセスポイントは通信に必要な制御情報を取得できない。そのため、新アクセスポイントと旧アクセスポイントが異なる無線制御装置によって制御されている場合は、ハンドオーバに失敗し、移動局は通信ができなくなる。この場合、移動局は、一旦接続を切断して、新アクセスポイントとの間で新たに接続を行う必要が生じる。
本発明の目的は、このような問題を解決し、アクセスポイントの切り替えを行うことを可能にすることである。
上記の課題は、移動局が第1のアクセスポイントの通信エリアから第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する際に、前記第2のアクセスポイントが備える情報処理装置を、前記移動局から受信する接続要求メッセージから前記第1のアクセスポイントを識別する第1のアクセスポイント識別情報を抽出する抽出手段、前記第1のアクセスポイント識別情報を利用して、前記第1のアクセスポイントに対して、前記移動局の通信に係わる制御情報を要求する要求手段、前記第1のアクセスポイントから取得した前記制御情報を利用して、前記移動局との間にリンクを確立する通信手段として機能させることによって解決することができる。
上記の手順では、第1のアクセスポイントの通信エリアから第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する移動局は、第2のアクセスポイントに接続要求メッセージを送信する。接続要求メッセージの中には、第1のアクセスポイントを識別するアクセスポイント識別情報が含まれている。第2のアクセスポイントは、そのアクセスポイント識別情報を用いて第1のアクセスポイントに対して、移動局との通信に必要な制御情報を要求する。制御情報が得られると、第2のアクセスポイントは、その制御情報を利用して移動局との間にリンクを確立する。
アクセスポイントの切り替えを行うことができる。
<ネットワーク構成例>
図1は、実施形態のハンドオーバ方法が用いられるネットワークの構成例を示す図である。移動局1は、アクセスポイント2(AP、基地局)を介して他のノードとの通信を行い、通信の際には、必要に応じて共通鍵などが用いられる。無線制御装置4(4a、4b)は、各々が複数のアクセスポイント2(2a〜2d)を管理している。図1において、アクセスポイント2aと2bは、無線制御装置4aにより管理されており、アクセスポイント2c、2dは無線制御装置4bにより管理されている。従って、アクセスポイント2bの通信エリアからアクセスポイント2cの通信エリアへ移動局1が移動すると、異なる無線制御装置に管理されているアクセスポイント2の間でのハンドオーバが行われる。
また、無線制御装置4は、移動局1との通信に必要な情報を格納する。移動局1との通信に必要な情報の例としては、例えば、移動局1との通信に用いる共通鍵などが挙げられる。アクセスポイント2と無線制御装置4は、ハブ3を介して接続され、複数の無線制御装置4がハブ3を介してルータ5に接続されている。
また、ネットワークの各ノードはルータ5を介してDNS(Domain Name System)サーバ6、RADIUS(Remote Authentication
Dial In User Service)サーバ7、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ8と通信が可能である。これらのサーバと通信することで、適宜、ドメイン名とIPアドレスの対応付け、認証などの記録、一時的に接続するノードへのアドレスの割り当てなどが行われる。
なお、図1に示したネットワーク構成は、一例にすぎず、各無線制御装置4が管理するアクセスポイント2の数や、1台のルータ5に接続される無線制御装置4の数は任意である。
<ハンドオーバ方法>
旧アクセスポイントが移動局との通信に使用している制御情報を新アクセスポイントが取得することができれば、新アクセスポイントと旧アクセスポイントが異なる無線制御装置の配下にある場合でも、ハンドオーバが可能である。一つの形態として、新アクセスポイントが、旧アクセスポイントを管理している無線制御装置にアクセスし、必要な制御情報を取得してハンドオーバを行うことが考えられる。
そこで、全ての無線制御装置4を管理するマスター無線制御装置をネットワーク上に設置し、マスター無線制御装置の情報を用いて、新アクセスポイント2が、旧アクセスポイントを管理している無線制御装置4にアクセスする構成にすることができる。マスター無線制御装置は、各無線制御装置4について、アクセスポイント2との接続関係を各ノードのMACアドレス(Media Access Control address)を用いて記録したデータベースを保持している。
図2は、新アクセスポイントと旧アクセスポイントが同一の無線制御装置の配下にない場合のハンドオーバ方法の実施形態の一例を説明するシーケンス図である。以下、移動局1が、アクセスポイント2bの通信エリアからアクセスポイント2cの通信エリアへ移動する場合のハンドオーバを例として説明する。
(1)移動局1は、ハンドオーバに際し、移動局1がいずれかのアクセスポイント2の通信エリアの近傍に位置するかを知るために、プローブ要求メッセージを送信する。図3は、プローブ要求メッセージの情報要素を説明する図である。プローブ要求メッセージには、SSID(サービスセット識別子、Service Set Idetifier)と、Supported Rateが含まれる。Supported Rateは、移動局1がサポートしている全ての無線伝送レートの一覧である。プローブ要求メッセージを受信したアクセスポイント2cは、移動局1がアクセスポイント2cの通信エリア内に位置することを通知するために、移動局1に対してプローブ応答メッセージを送信する。プローブ応答メッセージによって移動局1がアクセスポイント2cを認識すると、移動局1とアクセスポイント2cは、認証用のメッセージを交換し(AuthメッセージおよびAuth RESメッセージ)認証が行われる。
(2)移動局1は、認証が完了したアクセスポイント2cを、新アクセスポイントとし、リアソシエーション要求メッセージ(Re−association REQ)を送信する。リアソシエーション要求メッセージは、移動局1がハンドオーバを行う際に、新アクセスポイントに接続を要求するためのメッセージである。
図4に、リアソシエーション要求メッセージの情報要素を示す。リアソシエーション要求メッセージには、SSIDの他に、Capability Information、Listen Interval、Current AP Addressなどが含まれる。Capability Informationは、移動局1が非競合期間に対応する端末かなどの各種情報を表す。Listen Intervalは、移動局がビーコンを受信する周期、Current AP Addressは、旧アクセスポイントとなっているアクセスポイント2bのMACアドレスである。
(3)新アクセスポイント2cは、リアソシエーション要求メッセージを受信すると、コールアドミッション制御(Call Admision Control、CAC)を行い、アクセスポイント2cに接続する移動局1を増やすことができるかを確認する。
(4)アクセスポイント2cに1台以上の移動局を接続できる場合には、アクセスポイント2cは、アクセスポイント2cを管理している無線制御装置4bにリアソシエーション要求メッセージを送信する。アクセスポイント2cは、リアソシエーション要求メッセージを送信することによって、無線制御装置4bに、旧アクセスポイント2bが接続されている無線制御装置4aのアドレスを要求している。このとき、旧アクセスポイント2bを管理する無線制御装置4の検索に必要な情報として、無線制御装置4bに、旧アクセスポイント2bのMACアドレスを通知する。
(5)リアソシエーション要求メッセージを受信すると、無線制御装置4bは、マスター無線制御装置に対して、アクセスポイント2bを管理している無線制御装置4を問い合わせる。このとき、無線制御装置4bは、マスター無線制御装置4にアクセスポイント2bのMACアドレスを通知する。
(6)マスター無線制御装置は、通知されたMACアドレスを用いて、データベースを検索し、旧アクセスポイント2bを管理している無線制御装置4は無線制御装置4aであることを認識する。マスター無線制御装置4は、無線制御装置4aが旧アクセスポイント2bを管理していることと、無線制御装置4aのMACアドレスを、検索を要求した無線制御装置4bに通知する。
(7)マスター無線制御装置4からの通知を受けた無線制御装置4bは、アクセスポイント2cにRedirectメッセージを送信することにより、アクセスポイント2cが無線制御装置4aにアクセスして制御情報を取得すべきことを通知する。
(8)新アクセスポイント2cは、無線制御装置4aにリアソシエーション要求メッセージを送信し、旧アクセスポイント2bのMACアドレスを通知する。
(9)無線制御装置4aは、旧アクセスポイント2bのMACアドレスを用いて、移動局1との通信に必要な制御情報を検索する。この制御情報としては、例えば、通信に際して用いられているPMKID(Pairwire Master Key Idetifier)などが含まれる。
(10)無線制御装置4aは、新アクセスポイント2cに、リアソシエーション応答メッセージを送信し、PMKIDやPMK(Pairwire Master Key)を通知する。
(11)新アクセスポイント2cは、Uプレーン(U−plane)でのコールアドミ
ッション制御を行い、アクセスポイント2cがユーザデータの送受信を行う移動局1の数を増やすことができるかを確認する。
(12)新アクセスポイント2cは、移動局1にリアソシエーション応答メッセージを送信する。このリアソシエーション応答メッセージには、AID(Association Identifier)とStetus Codeが含まれる。AIDは、アクセスポイント2cが移動局1に割り当てる移動局1の識別子であり、Stetus Codeは、アクセスポイント2cと移動局1がリンクを確立することができるかを示す情報である。
このようなハンドオーバ方法を行うことにより、異なる無線制御装置に接続されているアクセスポイントの間でもハンドオーバを行うことが可能である。しかしながら、新アクセスポイントがリアソシエーション要求メッセージなどを受信したことをトリガとして旧アクセスポイントをマスター無線制御装置が検索するので、マスター無線制御装置の負荷が大きくなるという問題がある。また、マスター無線制御装置で旧アクセスポイントを検索する処理に時間を要するため、処理に時間がかかるという問題もある。
上記の問題点を改善する別の実施形態として、旧アクセスポイントと移動局との通信に使用される制御情報を、新アクセスポイントが、旧アクセスポイントを介して取得する構成にすることができる。この場合は、各アクセスポイントは、自装置の近傍に設置されているアクセスポイントについて各々のアクセスポイントを特定するアクセスポイント識別情報(AP−ID)を記録したAP−IDテーブルを備える。移動局が、旧アクセスポイントのアクセスポイント識別情報を新アクセスポイントに通知すると、新アクセスポイントは、AP−IDテーブルを用いて旧アクセスポイントのMACアドレスなどを特定する。新アクセスポイントは、旧アクセスポイントに対して制御情報を要求し、取得した制御情報を用いて移動局とのリンクを確立する。このような実施形態では、マスター無線制御装置などの特定のノードに負荷をかけることなく、異なる無線制御装置に接続されているアクセスポイント2の間でのハンドオーバを行うことができる。
アクセスポイント識別情報の設定や各アクセスポイント2へのAP−IDテーブルの格納は、アクセスポイント2や無線制御装置4の設置時に行うことができる。また、アクセスポイント2を増設した場合などに、無線制御装置4を通して、各アクセスポイント2のAP−IDテーブルを設定もしくは変更することもできる。AP−IDテーブルには、そのAP−IDテーブルを保持しているアクセスポイント2を新アクセスポイントとしたハンドオーバにおいて、旧アクセスポイント2となる可能性があるアクセスポイント2を識別するアクセスポイント識別情報が記録される。しかし、アクセスポイント2の実装形態に応じて、その他のアクセスポイント2についても、アクセスポイント識別情報をAP−IDテーブルに保持する構成にすることもできる。例えば、ネットワークの規模やアクセスポイント2の有する記憶容量に応じて、ネットワークに設置されている全てのアクセスポイント2のアクセスポイント識別情報を記憶させる構成にすることもできる。つまり、あるアクセスポイント2が備えるAP−IDテーブルは、少なくとも、そのアクセスポイント2の通信エリアに隣接した通信エリアを形成するアクセスポイント2を表すアクセスポイント識別情報を含む、任意の構成とすることができる。
アクセスポイント識別情報は、各々のアクセスポイント2がそれぞれ備えるAP−IDテーブルにおいて、テーブル中に含まれる個々のアクセスポイント2を一意に識別することができる情報であれば良く、任意の構成にすることができる。例えば、あるアクセスポイント2を基点として付した通し番号などであっても良い。
ここで、アクセスポイント識別情報は、既存のメッセージの情報要素を利用して、移動
局およびアクセスポイントの間で送受信することができる。例えば、移動局やアクセスポイントなどの間で送受信されるメッセージに含まれるSSIDに割り当てられているフィールドを用いてアクセスポイント識別情報を送受信することができる。
図5は、アクセスポイント識別情報の送受信に用いることができるSSIDの構成を説明する図である。SSIDは、サービスを識別するために用いられる識別子であり、SSIDフィールド9は図5(a)に示すように、32オクテット以下の長さを有する。このSSIDフィールド9の一部を、図5(b)に示すように16オクテット以下の長さのアクセスポイント識別情報フィールド91と、16オクテット以下の長さのSSIDフィールド92に分ける。アクセスポイント識別情報フィールド91に、アクセスポイント識別情報を格納し、SSIDフィールド92には、もともとSSIDフィールド9に格納されていたSSIDに相当するサービスの識別に用いる識別子を格納することができる。移動局やアクセスポイントの間などで送受信されるメッセージに含まれるSSIDを図5(b)に示すような構成にすることにより、アクセスポイント識別情報の通知などをすることができる。
アクセスポイント識別情報フィールド91を備えるSSIDを含むメッセージを受信したノードは、アクセスポイント識別情報を取得する必要がある場合は、アクセスポイント識別情報フィールド91を参照する。一方、サービスの識別を行う場合などは、ノードは、図5(a)に示したSSIDにおいてSSIDフィールド9に格納されていた情報の処理をする必要がある。そこで、各ノードは、アクセスポイント識別情報フィールド91をマスクし、SSIDフィールド92のみを用いて処理を行う。
図6は、新アクセスポイントが旧アクセスポイントを介して制御情報を取得する場合のハンドオーバ方法の実施形態の一例を説明するシーケンス図である。以下、移動局1が、アクセスポイント2bの通信エリアからアクセスポイント2cの通信エリアへ移動する場合のハンドオーバを例として、SSIDを用いてアクセスポイント識別情報を通知する形態のハンドオーバ方法を説明する。
(1)移動局1は、ハンドオーバに際し、移動局1がいずれのアクセスポイント2の通信エリアの近傍に位置するかを知るために、プローブ要求メッセージを送信する。ここで送信されるプローブ要求メッセージは、図3に示したのと同様の情報要素を有するが、SSIDの構成は図5(b)で示した構成であるとする。移動局1は、自装置が接続しているアクセスポイント2bのアクセスポイント識別情報を、アクセスポイント識別情報フィールド91に格納したプローブ要求メッセージを生成する。移動局1が接続しているアクセスポイント2のアクセスポイント識別情報を取得する方法は後述する。アクセスポイント2cを含むアクセスポイント2は、移動局1から送信されたプローブ要求メッセージを受信する。
(2)プローブ要求メッセージを受信したアクセスポイント2cは、プローブ要求メッセージに含まれているSSIDなどの情報要素を確認し、必要な情報を格納する。例えば、プローブ要求メッセージ中のSSIDフィールド92を読み込んで、移動局1から送信されたメッセージに含まれているSSIDを取得する。
取得したSSIDを用いて、アクセスポイント2cは、移動局1のアクセスを許容するかを決定する。各アクセスポイント2は、アクセス可能なSSIDを記録したSSIDテーブルを備えている。そこで、アクセスポイント2cは、移動局1が送信してきたSSIDがSSIDテーブルに含まれているかを確認することにより、移動局1の自装置へのアクセスを許容するかを判断する。
なお、ここで、アクセスポイント2cは、アクセスポイント識別情報フィールド91を読み込み、アクセスポイント識別情報を記憶する構成にしてもよい。この場合、認証を行う可能性がある移動局1が接続しているアクセスポイント2bを、早い時点で認識しておくことができる。
移動局1のアクセスが許容できる場合、アクセスポイント2cは、移動局1の新アクセスポイント2となる可能性がある。そこで、アクセスポイント2cは、自装置の通信エリア内に移動局1が位置していることを通知するために、移動局1に対してプローブ応答メッセージを送信する。このプローブ応答メッセージには、新アクセスポイントのアクセスポイント識別情報として、アクセスポイント2cを表すアクセスポイント識別情報が格納されている。
移動局1はプローブ応答メッセージを受信すると、アクセスポイント識別情報フィールド91を読み込み、新アクセスポイントとなる可能性があるアクセスポイントとして、アクセスポイント2cのアクセスポイント識別情報を記憶する。
(3)プローブ応答メッセージによって移動局1がアクセスポイント2cを認識すると、移動局1とアクセスポイント2cは、認証用のメッセージを交換し認証が行われる。
(4)移動局1は、認証が完了したアクセスポイント2cを新アクセスポイントとして、リアソシエーション要求メッセージを送信する。リアソシエーション要求メッセージの情報要素は図4に示したとおりである。
このとき、移動局1は、リアソシエーション要求メッセージに含まれるSSIDのアクセスポイント識別情報フィールド91に、旧アクセスポイント2bのアクセスポイント識別情報を格納して、新アクセスポイント2cに送信する。
新アクセスポイント2cは、リアソシエーション要求メッセージを受信すると、そのメッセージ中のSSIDのアクセスポイント識別情報フィールド91を確認して、アクセスポイント識別情報を抽出する。アクセスポイント2cは、抽出したアクセスポイント識別情報を用いて自装置が格納しているAP−IDテーブルを検索し、接続を要求してきた移動局1が現在接続しているアクセスポイント2bにアクセスする。図7は、アクセスポイント2が格納しているAP−IDテーブルの一例を示す図である。AP−IDテーブルには、アクセスポイント2ごとに、アクセスポイント識別情報とアクセスポイントのMACアドレスもしくはIPアドレスを対応付けて格納されている。
例えば、アクセスポイント2bのAP−IDが「APID1」であれば、アクセスポイント2cは、アクセスポイント識別情報フィールド91から「APID1」という識別情報を抽出する。新アクセスポイント2cは、APID1に対応づけてAP−IDテーブル中に格納されているMACアドレスもしくはIPアドレスを、旧アクセスポイント2bのアドレスであると認識する。
(5)新アクセスポイント2cは、リアソシエーション要求メッセージを受信すると、コールアドミッション制御を行い、アクセスポイント2cに接続する移動局1を増やすことができるかを確認する。
(6)アクセスポイント2cに1台以上の移動局を接続できる場合には、アクセスポイント2cは、AP−IDテーブルを用いて特定した旧アクセスポイント2bのアドレスを送信先として、リアソシエーション要求メッセージを転送する。このリアソシエーション要求メッセージを転送することにより、新アクセスポイント2cは、旧アクセスポイント2bに、移動局1との通信を行うために用いられる制御情報を要求する。
ただし、本明細書中では、旧アクセスポイント2bに制御情報を要求することには、旧アクセスポイント2bを介して無線制御装置4aなどの他のノードに制御情報を要求することも含む。同様に、旧アクセスポイント2bから制御情報を取得することには、旧アクセスポイント2bが保持している制御情報を取得することだけではなく、他のノードが保持している制御情報を、旧アクセスポイント2bを介して取得することを含む。
(7)旧アクセスポイント2bは、新アクセスポイント2cからリアソシエーション要求メッセージを受信すると、移動局1が新アクセスポイント2cへハンドオーバすることを認識する。そこで、旧アクセスポイント2bは、新アクセスポイント2cに制御情報を通知するために、旧アクセスポイント2bの無線制御装置4aが格納している制御情報を要求する。
(8)無線制御装置4aは、旧アクセスポイント2bからの要求に応じて移動局1との通信に用いられているPMKIDなどを検索する。このときの検索方法としては、任意の方法を用いることができる。例えば、各々の無線制御装置4は、配下のアクセスポイント2が移動局1との間の通信に用いるPMKIDなどの制御情報、および、各移動局1を一意に識別する識別情報を対応付けて記憶する制御情報テーブルを備える構成にすることができる。各アクセスポイント2は、無線制御装置4に制御情報を要求する際に、各移動局1を一意に識別する識別情報を通知し、無線制御装置4は、その情報を用いてテーブルを検索し、要求された制御情報を抽出する。また、各移動局1を一意に識別する識別情報の代わりに、移動局1とアクセスポイント2の接続を一意に識別する識別情報を用いて、無線制御装置4のテーブルを構成し、無線制御装置4が必要な制御情報を抽出する構成にすることもできる。
ここで、無線制御装置4は、他の無線制御装置4が管理しているアクセスポイント2についても、アクセスポイント識別情報と、アクセスポイント2のMACアドレスやIPアドレスなどを記録したアクセスポイント管理テーブルを有する構成にすることができる。図8は、アクセスポイント管理テーブルの一例を説明する図である。PMKIDがMACアドレスやIPアドレスと対応付けて無線制御装置に格納されている場合は、無線制御装置4aは、アクセスポイント管理テーブルから旧アクセスポイント2bのアドレスを検索し、PKMID等を抽出する。
(9)無線制御装置4aは、旧アクセスポイント2bに、PMKIDやPMKなどの制御情報を通知する。
(10)旧アクセスポイント2bは、新アクセスポイント2cに、PMKIDやPMKなどの制御情報を通知する。
(11)新アクセスポイント2cは、Uプレーンでのコールアドミッション制御を行い、自装置がユーザデータの送受信を行う移動局1の数を増やすことができるかを確認する。
(12)新アクセスポイント2cにユーザデータの送受信を行う移動局1の数を増やすことができる場合、新アクセスポイント2cは、移動局1にリアソシエーション応答メッセージを送信する。このリアソシエーション応答メッセージには、AIDとStetus
Codeが含まれる。
このようなハンドオーバ方法により、異なる無線制御装置に接続されているアクセスポイントの間でもハンドオーバを行うことが可能である。このため、例えば、企業内で、無線LANを導入したときに、フロア移動などによって、通信が途切れるのを防ぐことがで
きる。また、大規模なフロア構成とした場合であっても、移動局が移動しても通信が途切れにくくすることができる。また、この方法では、新アクセスポイントが各々のAP−IDテーブルを用いて旧アクセスポイントを検索するので、一部のノードに負荷をかけることもない。さらに、マスター無線制御装置が旧アクセスポイント2を検索する必要がないため、ハンドオーバの処理を迅速に行うことができる。なお、前述のとおり、アクセスポイント2や無線制御装置4の設置後であっても、アクセスポイント管理テーブルを更新することなどによって、各アクセスポイント2が有するAP−IDテーブルを更新することができる。
なお、図6を参照しながら述べた手順は、SSIDを用いて旧アクセスポイントを認識するためのハンドオーバ方法の一例である。従って、例えば、手順(4)で行っている旧アクセスポイント2bの特定を、手順(5)で行うコールアドミッション制御の後に行うなどの変更をすることができる。また、移動局1は、新アクセスポイント2cとのリンクを確立した後で、旧アクセスポイント2bを表すアクセスポイント識別情報を削除する構成にして、移動局1において使用可能なメモリ領域を増やすことができる。ただし、移動局1は、新アクセスポイントとのリンクが確立するまで、旧アクセスポイントを表すアクセスポイント識別情報を記憶している。このため、移動局1は、コールアドミッション制御などにより、アクセスポイント2cとのリンクを確立できない場合でも、旧アクセスポイントを表すアクセスポイント識別情報を用いて他のアクセスポイント2とリンクを確立することができる。
図9は、移動局1がネットワークと通信を開始するときに、接続するアクセスポイントのアクセスポイント識別情報を取得する方法を説明する図である。
(a)移動局1を起動したときには、移動局1はいずれのアクセスポイント2とも接続関係を有していない。一方、アクセスポイント2は、定期的にビーコンを送信して、そのアクセスポイント2の通信エリア内に位置する移動局1に、通信エリアが近傍に存在することを通知する。このとき、セキュリティを高めるために、アクセスポイント2は、ビーコンにSSIDを含めずに報知することができる。また、ビーコンでSSIDを報知する場合には、図5(a)で示したSSIDフィールド9をビーコンの情報要素として有する構成にして、アクセスポイント識別情報を報知しないことができる。
(b)一方、移動局1は、周囲の通信エリアを検索するために、プローブ要求メッセージを発信する。このとき、移動局1はいずれのアクセスポイント2とも接続していないので、アクセスポイント識別情報フィールド91に「0」を書き込んだプローブ要求メッセージを発信する。また、プローブ要求メッセージのSSIDフィールド92には、SSIDが格納されている。
(c)移動局1から発信されたプローブ要求メッセージを受信すると、アクセスポイント2は、SSIDフィールド92を確認し、記録されているSSIDがSSIDテーブルに含まれるかを確認する。移動局1のアクセスを許容できる場合には、アクセスポイント2は、そのアクセスポイント識別情報をアクセスポイント識別情報フィールド91に格納したプローブ応答メッセージを移動局1に送信する。このプローブ応答メッセージを受信することにより、移動局1は、リンクを確立しようとするアクセスポイント2を表すアクセスポイント識別情報を認識し、記憶する。
(d)移動局1がプローブ応答メッセージを受信すると、移動局1とアクセスポイント2の間で認証が行われる。
以上の手順で移動局1が最初に接続するアクセスポイントを表すアクセスポイント識別情報を取得する。
さらに、アクセスポイント識別情報を通知する形態のハンドオーバ方法に対応していないアクセスポイント2を含むネットワークにおいても、アクセスポイント識別情報を通知する形態のハンドオーバ方法を用いることができる。この場合には、アクセスポイント識別情報を通知するハンドオーバ方法に適応したアクセスポイント2では、アクセスポイント識別情報を用いて前述のハンドオーバが行われる。しかし、アクセスポイント識別情報を通知する形態のハンドオーバに対応していないアクセスポイント2の動作が、アクセスポイント識別情報の通知に対応しているアクセスポイント2の動作の妨げとなることはない。例えば、前述のSSIDを用いてアクセスポイント識別情報を通知する形態のハンドオーバ方法に対応した移動局1は、この方法に対応していないアクセスポイントを新アクセスポイントとしてハンドオーバすることも可能である。以下に、その場合の動作の例を説明する。
まず、移動局1は、アクセスポイント識別情報フィールド91にアクセスポイント識別情報を格納したプローブ要求メッセージを、新アクセスポイント2に送信する。新アクセスポイント2がアクセスポイント識別情報を用いる形態のハンドオーバ方法に対応していない場合、新アクセスポイント2は、移動局1のSSIDを読み取ることができない。この場合、新アクセスポイント2は、移動局1にエラーメッセージを送信するか、または、なんらの応答もしない。
移動局1は、新アクセスポイント2からプローブ応答メッセージが送信されるかを、所定時間、待っている。新アクセスポイント2からエラーメッセージを受信した場合、もしくは、新アクセスポイント2がプローブ要求メッセージに応答しない場合は、移動局1は、所定時間内にプローブ応答メッセージが受信できない。そこで、移動局1は、図5(a)に示したSSIDを情報要素とした、アクセスポイント識別情報を含まないプローブ要求メッセージを、新アクセスポイント2に送信する。そうすると、新アクセスポイント2は、図5(a)に示したSSIDフィールド9を読み込むことができるため、移動局1にプローブ応答メッセージを送信する。
アクセスポイント識別情報を含まないプローブ要求メッセージの送信後にプローブ応答メッセージを受信すると、移動局1は、新アクセスポイント2がアクセスポイント識別情報を用いる形態のハンドオーバ方法に対応していないと判断する。そこで、リアソシエーション要求メッセージには、図5(a)に示したようなSSIDを情報要素とし、アクセスポイント識別情報を含めない。
このように、アクセスポイント識別情報の通知に非対応のアクセスポイント2が混在しているネットワークにおいても、アクセスポイント識別情報の通知に非対応のアクセスポイントは、ハンドオーバを妨げることはない。言い換えると、新アクセスポイントに応じて移動局1が送信するメッセージの構成を変更することにより、アクセスポイント識別情報を用いるハンドオーバ方法に対応していないアクセスポイントを含むネットワーク中でも移動局1を使用することが可能である。
<装置構成>
図10は、先に述べた実施形態のハンドオーバ方法に対応可能な移動局1の構成例を説明する図である。移動局1は、データ処理部11、制御部12、メモリ14、および802.11終端部18を備える。また、メモリ14は、データやプログラムなどを記憶しており、メモリ14に記憶されたプログラムを制御部12が読み込むことにより、TCP/UDP処理機能13、IP処理機能15、802.11メッセージ処理機能16、ドライバ機能17が実現される。
データ処理部11は、移動局1がアクセスポイント2を介して受信した通信データを処
理する。また、移動局1がアクセスポイント2に向けて送信するデータの処理も行う。
制御部12は、先に述べたハンドオーバ方法を制御する。制御部12は、アクセスポイント識別情報のメモリ14への格納、移動局1が受信した制御用メッセージからのアクセスポイント識別情報やSSIDの抽出などを行う。また、リアソシエーション要求メッセージなどの制御用メッセージの送信に関する制御も行う。
TCP/UDP処理機能13により、TCPプロトコルを用いたデータの送受信およびUDPプロトコルを用いたデータの送受信の制御が行われる。メモリ14は、制御部12の要求に応じて、新アクセスポイントおよび旧アクセスポイントのアクセスポイント識別情報を格納する。また、プローブ応答メッセージなどから抽出されたSSIDの記憶など、適宜、移動局1が有する情報を記憶する。IP処理機能15により、IPプロトコルを用いたデータの送受信の制御が行われる。
802.11メッセージ処理機能16により、802.11の規格に従った無線LANによる通信の制御が行われる。また、移動局1に組み込まれたデバイスや移動局1の周辺デバイスを動作させるためのソフトウェアがメモリ14に記憶されており、それらを用いてドライバ機能17が提供される。802.11終端部18は、802.11の規格に従った無線LANによる通信を終端させる。
図11は、先に述べた実施形態のハンドオーバ方法に対応可能なアクセスポイント2の構成例を説明する図である。アクセスポイント2は、データ処理部21、ハンドオーバ処理部(HO処理部)22、制御部23、移動局状況管理部24、802.11終端部28、イーサネット終端部29、および、メモリ30を備える。メモリ30は、データやプログラムなどを記憶しており、メモリ14に記憶されたプログラムを制御部23が読み込むことにより、TCP/UDP/IP処理機能25、802.11メッセージ処理機能26、ドライバ機能27が提供される。
データ処理部21は、アクセスポイント2が移動局1から受信した通信データを処理する。また、アクセスポイント2が移動局1に向けて送信するデータの処理も行う。
ハンドオーバ処理部22は、先に述べたハンドオーバ方法を制御する。移動局1に対してのアクセスポイント識別情報の送信、AIDの通知などを行う。さらに、移動局1から送信されたリアソシエーション要求メッセージを用いて旧アクセスポイントを特定し、旧アクセスポイント2に対して、移動局1とリンクを確立するために必要な制御情報の要求を行う。なお、AP−IDテーブルやSSIDテーブルは、ハンドオーバ処理部22が備えている構成にすることもできる。
制御部23は、ハンドオーバ処理部22を含む。ハンドオーバ処理部22以外の部分は、データ処理部21、移動局状況管理部24など、アクセスポイント2に含まれる各部分の制御を行う。移動局状況管理部24は、アクセスポイント2に接続している移動局1の状況を管理する。TCP/UDP/IP処理機能25により、TCPプロトコルを用いたデータの送受信、UDPプロトコルを用いたデータの送受信、およびIPプロトコルを用いたデータの送受信の制御が行われる。
802.11メッセージ処理機能26により、802.11の規格に従った無線LANによる通信が制御される。また、アクセスポイント2に組み込まれたデバイスやアクセスポイント2の周辺デバイスを動作させるためのソフトウェアがメモリ30に記憶されており、そのソフトウェアを用いてドライバ機能27が実現される。802.11終端部28は、802.11の規格に従った無線LANによる通信を終端させる。イーサネット終端部29は、イーサネット(登録商標)の規格に従った通信を終端させる。
なお、アクセスポイント識別情報を用いたハンドオーバ方法の実施形態は、上記の実施形態に限られるものではなく、様々に変形可能である。例えば、アクセスポイント2が、移動局1から受信したプローブ要求メッセージでSSIDフィールド92を処理対象とし、アクセスポイント識別情報フィールド91をマスクすることもできる。移動局1は、認証を行ったアクセスポイント2の全てにリアソシエーション要求メッセージを送信するわけではない。そこで、リアソシエーション要求メッセージを受信しない場合には、アクセスポイント識別情報フィールド91を参照してアクセスポイント識別情報を格納するなどの無駄な動作を防ぎ、アクセスポイント2の負担を軽減することができる。
また、移動局1はプローブ要求メッセージを送信する段階で、アクセスポイント識別情報を送らない構成にすることも可能である。この場合には、プローブ要求メッセージでは、図5(a)に示したSSIDフィールド9を用いることができる。リアソシエーション要求メッセージを送信する段階まで、移動局1がアクセスポイント識別情報を他のノードに通知しない構成にすることにより、セキュリティの向上が可能である。また、プローブ要求メッセージを受信したアクセスポイント2はアクセスポイント識別情報フィールド91の処理を行う必要がないため、アクセスポイント2の負担を軽減できる。
上述の各実施形態に対し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
移動局が第1のアクセスポイントの通信エリアから第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する際に、前記第2のアクセスポイントが備える情報処理装置を、
前記移動局から受信する接続要求メッセージから前記第1のアクセスポイントを識別する第1のアクセスポイント識別情報を抽出する抽出手段、
前記第1のアクセスポイント識別情報を利用して、前記第1のアクセスポイントに対して、前記移動局の通信に係わる制御情報を要求する要求手段、
前記第1のアクセスポイントから取得した前記制御情報を利用して、前記移動局との間にリンクを確立する通信手段、
として機能させるための通信制御プログラム。
(付記2)
前記要求手段は、前記第2のアクセスポイントの通信エリアに隣接する通信エリアを形成するアクセスポイントを識別するアクセスポイント識別情報を記録したアクセスポイント記録テーブルを参照して、前記第1のアクセスポイントを特定する
ことを特徴とする付記1に記載の通信制御プログラム。
(付記3)
前記移動局から送信された制御用メッセージが、前記移動局が前記第2のアクセスポイントの通信エリアに位置するかを問い合わせるメッセージである場合、前記通信手段は、前記制御用メッセージのうち前記第1のアクセスポイント識別情報が格納されている領域を処理対象とせずに、前記移動局と前記第2のアクセスポイントの間の接続の可否を判断する
ことを特徴とする付記1に記載の通信制御プログラム。
(付記4)
前記第2のアクセスポイントが備える情報処理装置を、さらに、
前記移動局から送信されたアクセスポイントの有無を問い合わせるメッセージに応答するメッセージを利用して、前記第2のアクセスポイントを識別する第2のアクセスポイント識別情報を前記移動局へ通知する識別情報通知手段
として機能させることを特徴とする付記1に記載の通信制御プログラム。
(付記5)
アクセスポイントの識別情報が、IEEE802.11で定義されるサービスセット識別子フィールドに格納されることを特徴とする付記1に記載の通信制御プログラム。
(付記6)
第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントを含むシステムにおいて前記第2のアクセスポイントとして使用されるアクセスポイントであって、
前記第1のアクセスポイントの通信エリアから前記第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する移動局から、接続要求メッセージを受信すると、前記接続要求メッセージから前記第1のアクセスポイントを識別する第1のアクセスポイント識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
前記第1のアクセスポイント識別情報を利用して、前記第1のアクセスポイントに対して、前記移動局の通信に係わる制御情報を要求する制御情報要求手段と、
前記第1のアクセスポイントから取得した前記制御情報を利用して、前記移動局との間にリンクを確立する通信手段
を備えることを特徴とするアクセスポイント。
(付記7)
前記第1のアクセスポイントが接続されている第1の無線制御装置とは異なる第2の無線制御装置に前記第2のアクセスポイントが接続されており、
前記第1の無線制御装置は、前記第1のアクセスポイントと前記移動局の間の通信に用いられる制御情報を管理する
ことを特徴とする付記6に記載のアクセスポイント。
(付記8)
前記第2のアクセスポイントの通信エリアに隣接する通信エリアを形成するアクセスポイントを識別するアクセスポイント識別情報を記録したアクセスポイント記録テーブルをさらに備え、
前記制御情報要求手段は、前記アクセスポイント記録テーブルを参照し、前記第1のアクセスポイント識別情報が前記アクセスポイント記録テーブルに含まれている場合に、前記第1のアクセスポイントに対して前記制御情報を要求する
ことを特徴とする付記6に記載のアクセスポイント。
(付記9)
前記移動局から送信された制御用メッセージが、前記移動局が前記第2のアクセスポイントの通信エリア内に位置するかを問い合わせるメッセージである場合、前記通信手段は、前記制御用メッセージのうち前記第1のアクセスポイント識別情報が格納されている領域を処理対象とせずに、前記移動局と前記第2のアクセスポイントの間の接続の可否を判断する
ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
(付記10)
移動局が第1のアクセスポイントの通信エリアから第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する際に、前記移動局が備える情報処理装置を、
前記第1のアクセスポイントを識別する第1のアクセスポイント識別情報を記憶する識別情報記憶手段、
前記移動局がアクセスポイントの通信エリア内に位置するかを問い合わせる第1のメッセージに応答する第2のメッセージを、前記第2のアクセスポイントから受信すると、前記第2のメッセージから前記第2のアクセスポイントを識別するアクセスポイント識別情報を抽出する抽出手段、
前記第2のアクセスポイントに対して前記第1のアクセスポイント識別情報を含む第3のメッセージを送信する送信手段
として機能させるための通信制御プログラム。
(付記11)
前記移動局と前記第2のアクセスポイントの間のリンクを確立するために前記第2のアクセスポイントから送信された制御用メッセージが前記第2のメッセージではない場合、前記移動局は、前記制御情報のうち前記第2のアクセスポイント識別情報が格納されている領域を処理対象としない
ことを特徴とする付記10に記載の通信制御プログラム。
(付記12)
アクセスポイントとの接続を利用して通信を行う移動局であって、
前記第1のアクセスポイントを識別する第1のアクセスポイント識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
前記移動局がアクセスポイントの通信エリア内に位置するかを問い合わせる第1のメッセージへの応答として、第2のアクセスポイントから第2のメッセージを受信すると、前記第2のメッセージから前記第2のアクセスポイントを識別するアクセスポイント識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
前記第2のアクセスポイントに対して前記第1のアクセスポイント識別情報を含む第3のメッセージを送信する送信手段
を備えることを特徴とする移動局。
(付記13)
前記移動局と前記第2のアクセスポイントの間のリンクを確立するために前記第2のアクセスポイントから送信された制御用メッセージが前記第2のメッセージではない場合、前記制御情報のうち前記第2のアクセスポイント識別情報が格納されている領域を処理対象としない
ことを特徴とする付記12に記載の移動局。
(付記14)
アクセスポイントを識別するアクセスポイント識別情報を含む第1のメッセージを送信するアクセスポイントと、
リンクを確立するアクセスポイントのアクセスポイント識別情報を前記第1のメッセージから取得する移動局を備え、
前記移動局が第1のアクセスポイントの通信エリアから第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する際に、前記移動局は、第1のアクセスポイント識別情報を含む第2のメッセージをアクセスポイントに送信し、
前記第2のアクセスポイントは、前記第2のメッセージから抽出した第1のアクセスポイントのアクセスポイント識別情報を用いて、前記第1のアクセスポイントと前記移動局の通信に係る制御情報を、前記第1のアクセスポイントに要求し、
前記第2のアクセスポイントは、前記制御情報を用いて前記移動局との間にリンクを確立する
ことを特徴とする無線通信システム。
(付記15)
第1のアクセスポイントが接続されている第1の無線制御装置とは異なる第2の無線制御装置に第2のアクセスポイントが接続されており、移動局が前記第1のアクセスポイントの通信エリアから前記第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する際のハンドオーバ方法であって、
前記第1のアクセスポイントを識別する第1のアクセスポイント識別情報を記憶している前記移動局に対して、前記第2のアクセスポイントは、前記第2のアクセスポイントを識別する第2のアクセスポイント識別情報を含むメッセージを通知し、
前記移動局は、前記第2のアクセスポイントに接続を要求する際に、前記第1のアクセスポイント識別情報を格納したメッセージを前記第2のアクセスポイントに送信し、
前記第2のアクセスポイントは、前記第1のアクセスポイント識別情報を利用して前記第1の無線制御装置に対して前記移動局の通信に係わる制御情報を要求し、
前記第2のアクセスポイントは、前記第1の無線制御装置から取得した前記制御情報を利用して、前記移動局との間にリンクを確立する
ことを特徴とするハンドオーバ方法。
(付記16)
前記第2のアクセスポイントは、前記第1のアクセスポイント識別情報から特定した前記第1のアクセスポイントを介して前記移動局の通信に係わる制御情報を要求し、
前記第1のアクセスポイントを介して前記制御情報を取得し、前記移動局との間にリン
クを確立する
ことを特徴とする付記15に記載のハンドオーバ方法。
(付記17)
前記第2のアクセスポイント識別情報は、前記移動局がアクセスポイントの通信エリア内に位置するかを問い合わせるために送信した第1のメッセージに応答して第2のアクセスポイントが前記移動局に送信した第2のメッセージから抽出される
ことを特徴とする付記16に記載のハンドオーバ方法。
実施形態のハンドオーバ方法が用いられるネットワークの構成例を示す図である。 新アクセスポイントと旧アクセスポイントが同一の無線制御装置の配下にない場合のハンドオーバ方法の実施形態の一例を説明するシーケンス図である。 プローブ要求メッセージの情報要素を説明する図である。 リアソシエーション要求メッセージの情報要素を示す図である。 アクセスポイント識別情報の送受信に用いることができるSSIDの構成を説明する図である。 新アクセスポイントが旧アクセスポイントを介して制御情報を取得する場合のハンドオーバ方法の実施形態の一例を説明するシーケンス図である。 アクセスポイントが格納しているAP−IDテーブルの一例を示す図である。 アクセスポイント管理テーブルの一例を説明する図である。 移動局がネットワークと通信を開始するときに、接続するアクセスポイントのアクセスポイント識別情報を取得する方法を説明する図である。 実施形態のハンドオーバ方法に対応可能な移動局の構成例を説明する図である。 実施形態のハンドオーバ方法に対応可能なアクセスポイントの構成例を説明する図である。 移動局がアクセスポイント間でハンドオーバを行う場合のシーケンスを説明する図である。
符号の説明
1 移動局
2 アクセスポイント
3 ハブ
4 無線制御装置
5 ルータ
6 DNS
7 RADIUS
8 DHCP
9 SSIDフィールド
11 データ処理部
12 制御部
13 TCP/UDP処理機能
14、30 メモリ
15 IP処理機能
16 802.11メッセージ処理機能
17 ドライバ機能
18 802.11終端部
21 データ処理部
22 ハンドオーバ処理部
23 制御部
24 移動局状況管理部
25 TCP/UDP/IP処理機能
26 802.11メッセージ処理機能
27 ドライバ機能
28 802.11終端部
29 イーサネット終端部
91 アクセスポイント識別情報フィールド
92 SSIDフィールド

Claims (5)

  1. 移動局が第1のアクセスポイントの通信エリアから第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する際に、前記第2のアクセスポイントが備える情報処理装置を、
    前記移動局から受信する接続要求メッセージから前記第1のアクセスポイントを識別する第1のアクセスポイント識別情報を抽出する抽出手段、
    前記第1のアクセスポイント識別情報を利用して、前記第1のアクセスポイントに対して、前記第1のアクセスポイントを管理する無線制御装置から、前記第1のアクセスポイントと前記移動局の間の通信に係わる制御情報を取得して、前記制御情報を前記第2のアクセスポイントに送信することを要求する要求手段、
    前記第1のアクセスポイントから取得した前記制御情報を利用して、前記移動局との間にリンクを確立する通信手段、
    として機能させるための通信制御プログラム。
  2. 前記要求手段は、前記第2のアクセスポイントの通信エリアに隣接する通信エリアを形成するアクセスポイントを識別するアクセスポイント識別情報を記録したアクセスポイント記録テーブルを参照して、前記第1のアクセスポイントを特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信制御プログラム。
  3. 前記移動局から、前記移動局が前記第2のアクセスポイントの通信エリアに位置するかを問い合わせる問い合わせメッセージを受信したとき、前記通信手段は、前記問い合わせメッセージのうち前記第1のアクセスポイント識別情報が格納されている領域を処理対象とせずに、前記移動局と前記第2のアクセスポイントの間の接続の可否を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信制御プログラム。
  4. 第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントを含むシステムにおいて前記第2のアクセスポイントとして使用されるアクセスポイントであって、
    前記第1のアクセスポイントの通信エリアから前記第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する移動局から、接続要求メッセージを受信すると、前記接続要求メッセージから前記第1のアクセスポイントを識別する第1のアクセスポイント識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
    前記第1のアクセスポイント識別情報を利用して、前記第1のアクセスポイントに対して、前記第1のアクセスポイントを管理する無線制御装置から、前記第1のアクセスポイントと前記移動局の間の通信に係わる制御情報を取得して、前記制御情報を前記第2のアクセスポイントに送信することを要求する制御情報要求手段と、
    前記第1のアクセスポイントから取得した前記制御情報を利用して、前記移動局との間にリンクを確立する通信手段
    を備えることを特徴とするアクセスポイント。
  5. 移動局が第1のアクセスポイントの通信エリアから第2のアクセスポイントの通信エリアへ移動する際に、前記移動局に、
    前記第1のアクセスポイントを識別する第1のアクセスポイント識別情報を記憶し、
    前記移動局がアクセスポイントの通信エリア内に位置するかを問い合わせる第1のメッセージに応答する第2のメッセージを、前記第2のアクセスポイントから受信すると、前記第2のメッセージから、前記第2のアクセスポイントを識別するアクセスポイント識別情報を抽出し、
    前記第2のアクセスポイントに対して、前記第2のアクセスポイントが、前記第1のアクセスポイントを管理する無線制御装置から、前記第1のアクセスポイントと前記移動局の間の通信に係わる制御情報を取得して、前記制御情報を前記第2のアクセスポイントに送信することを前記第1のアクセスポイントに要求するために用いる前記第1のアクセスポイント識別情報を含む第3のメッセージを送信す
    処理を行わせるための通信制御プログラム。
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