JP5645035B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は移動通信ネットワーク、限定はしないが特に、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)標準規格、又はその規格と同等のもの若しくはその規格から派生したものに従って動作する移動通信ネットワークに関する。本発明は特に、限定はしないが、移動通信デバイスのためのUTRAN無線ネットワーク一時識別子(U−RNTI)の設定及びセル更新中のその使用に関連する。
本出願は、2009年9月29日に出願された英国特許出願第0917071.3号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
3GPP標準規格の下で、NodeBは、移動デバイスがコアネットワークに接続する際に経由する基地局である。最近では、3GPP標準化団体は、公式のアーキテクチャを採用し、ホーム基地局(HNB)のための新たな標準規格に対する取り組みを始めた。1つ又は複数のHNBは自宅内の無線カバレッジを提供し、1つ又は複数のHNBからのトラフィックを集約するHNBゲートウェイ(HNB−GW)を介して、1つ又は複数の適切な公衆ネットワークを介して(例えばインターネットへのADSLリンクを介して)コアネットワークへ接続する。
ユーザ機器(UE)がマクロUTRANネットワークにおいてRRC接続を実施しようとするとき、無線ネットワークコントローラ(RNC)が、UEにU−RNTIを割り当てて、ネットワークに対してUEを特定することになる。しかしながら、HNBを用いる場合、RNC機能はHNBとHNB−GWとの間で分割され、現在、どのエンティティがU−RNTIを割り当てる役割を担うことになるかが明らかではない。
それとは別であるが、関連する問題は、CELL FACH接続状態にあるときのUEの移動性に関連する。そのような移動性はRelease8(Rel’8)ではサポートされないが、現在、Release9(Rel’9)において検討中である。CELL FACH状態では、UEは、別の(ターゲット)HNBにハンドオーバーすることを決定し、ターゲットHNBにハンドオーバーしたいことを示すRRCセル更新(RRC CELL UPDATE)メッセージをターゲットHNBに送信する。その際、ターゲットHNB又はHNB−GWは、そのUEが現在登録されているソースHNBを特定し、それにより、該ソースHNBから、ターゲットHNBがそのUEと通信することを可能にする種々の情報要素(IE)を入手できるようにしなければならない。
1つの例示的な態様によれば、本発明は、通信ネットワークのホーム基地局によって実行される方法であって、ユーザデバイスから受信した接続要求に応答して、ゲートウェイデバイスにU−RNTIのような一時識別子の要求を送信し、ゲートウェイデバイスから一時識別子を受信し、ユーザデバイスに受信した一時識別子を送信する方法を提供する。1つの例示的な実施の形態では、一時識別子は、ユーザデバイスがゲートウェイデバイスに登録する前に、ユーザデバイスに送信される。一時識別子の要求は、HNBAP要求メッセージにおいて送信することができ、一時識別子はHNBAP応答メッセージにおいて受信することができる。
ゲートウェイに送信されるデータは、インターネットのような公衆データネットワークを介して送信され、そのデータはホーム基地局とゲートウェイとの間で送信される適切なIPパケット内にカプセル化される。
ユーザデバイスに一時識別子を送信した後に、方法は、ユーザデバイスをゲートウェイデバイスに登録するための要求を送信することを含むことができる。
本発明は、通信ネットワークのゲートウェイデバイスによって実行される方法であって、ホーム基地局から、ユーザデバイスのための、U−RNTIのような一時識別子の要求を受信し、ユーザデバイスのための一時識別子を生成し、ホーム基地局に生成された一時識別子を送信する、方法も提供する。好ましくは、一時識別子は、ユーザデバイスをゲートウェイデバイスに登録するために実行される登録ステップの前に送信される。一時識別子の要求は、HNBAP要求メッセージにおいて受信することができ、一時識別子はHNBAP応答メッセージにおいて送信することができる。
本発明は、ホーム基地局であって、ユーザデバイスから受信した接続要求に応答して、ゲートウェイデバイスに一時識別子の要求を送信する手段と、ゲートウェイデバイスから一時識別子を受信する手段と、好ましくはユーザデバイスをゲートウェイデバイスに登録する前に、ユーザデバイスに受信した一時識別子を送信する手段と、を備える、ホーム基地局も提供する。
本発明は、ゲートウェイデバイスであって、ホーム基地局から、ユーザデバイスのための一時識別子の要求を受信する手段と、ユーザーデバイスのための一時識別子を生成する手段と、ホーム基地局に生成された一時識別子を送信する手段と、を備える、ゲートウェイデバイスも提供する。
別の例示的な態様によれば、本発明は、ホーム基地局を介して通信ネットワークと通信するユーザデバイスによって実行される方法であって、ユーザデバイスがアイドル状態から接続状態に移行するときにホーム基地局から一時識別子を受信し、ユーザデバイスが接続状態からアイドル状態に移行するときに一時識別子を保持する、方法も提供する。
この例示的な態様によれば、本発明は、1つ又は複数のユーザデバイスに通信サービスを提供するホーム基地局によって実行される方法であって、ユーザデバイスがアイドル状態から接続状態に移行するときにユーザデバイスに一時識別子を与え、ユーザデバイスが接続状態からアイドル状態に移行するときに一時識別子を保持する、方法も提供する。
この例示的な態様は、ホーム基地局を介して通信ネットワークと通信するように動作可能であるユーザデバイスであって、アイドル状態から接続状態に移行するときにホーム基地局から一時識別子を受信するように動作可能であり、接続状態からアイドル状態に移行するときに一時識別子を保持するように動作可能である、ユーザデバイスも提供する。一時識別子はユーザデバイスのU−RNTIとすることができる。
この例示的な態様は、1つ又は複数のユーザデバイスに通信サービスを提供するように動作可能なホーム基地局であって、ユーザデバイスがアイドル状態から接続状態に移行するときにユーザデバイスに一時識別子を与えるように動作可能であり、ユーザデバイスが接続状態からアイドル状態に移行するときに一時識別子を保持するように動作可能である、ホーム基地局も提供する。
本発明の更なる例示的な態様によれば、本発明は、HNB管理システムによって実行される方法であって、ホーム基地局において情報を受信して保持し、ホーム基地局に無線ネットワークコントローラ識別情報RNCIDを割り当て、ホーム基地局に割り当てられたRNCIDを送信し、ホーム基地局の近傍の隣接基地局を特定し、ホーム基地局に特定された隣接基地局のRNCIDを送信する、方法も提供する。
1つの例示的な実施の形態では、割り当てられたRNCIDは、ホーム基地局の少なくとも近傍において一意である。
この例示的な態様は、ホーム基地局によって実行される方法であって、HNB管理システムから、無線ネットワークコントローラ識別情報RNCIDを受信し、ホーム基地局の近傍の隣接セルのための隣接セル情報を受信し、受信した隣接セル情報は、隣接基地局のうちの1つ又は複数のためのRNCIDを含む、方法も提供する。
本方法は、更に、ユーザデバイスからセル更新メッセージを受信し、ユーザデバイスの一時識別子を復号して、サービングセルのRNCIDを特定し、受信した隣接セル情報からサービングセルを特定することができる。
その際、ホーム基地局は、特定されたサービングセルに向けてメッセージを送信し、サービングセルからユーザデバイスに関連する情報を検索し、ホーム基地局がセル更新メッセージに応答できるようにする。
本発明は、HNB管理システムであって、基地局が起動されるときに、ホーム基地局において情報を受信して保持する手段と、ホーム基地局に、無線ネットワークコントローラ識別情報RNCIDを割り当てる手段と、ホーム基地局に割り当てられたRNCIDを送信する手段と、ホーム基地局の近傍の隣接基地局を特定する手段と、ホーム基地局に特定された隣接基地局のRNCIDを送信する手段と、を備える、HNB管理システムも提供する。
本発明のこの例示的な態様は、ホーム基地局であって、HNB管理システムから、無線ネットワークコントローラ識別情報NCIDを受信する手段と、ホーム基地局の近傍の隣接セルに関する隣接セル情報を受信する手段とを備え、受信した隣接セル情報は、隣接基地局のうちの1つ又は複数のためのRNCIDを含む、ホーム基地局を提供する。
本発明の更なる例示的な実施の形態では、ゲートウェイデバイスによって実行される方法であって、RNCIDとこのRNCIDが割り当てられたホーム基地局との間の関連付けを規定するデータを保持し、第1のホーム基地局から、第2のホーム基地局のためのRNCIDを含むメッセージを受信し、受信したRNCIDを用いて、保持されたデータから第2のホーム基地局を特定し、特定された第2のホーム基地局にメッセージを転送する、方法を提供する。
この例示的な態様は、更に、第2のホーム基地局からメッセージを受信し、第1のホーム基地局にそのメッセージを転送することができる。
第2のホーム基地局から受信したメッセージは、第1のホーム基地局を特定する情報を含むことができるか、又はゲートウェイは、第2のホーム基地局との関連で第1のホーム基地局を特定するデータを格納することができ、その格納されたデータから第1のホーム基地局を特定することができる。
ゲートウェイは、HNB自体から、又はHMSから、HNBごとのRNCIDを入手することができる。
本発明のこの例示的な態様は、ホーム基地局によって実行される方法であって、ユーザデバイスからセル更新メッセージを受信し、更新メッセージを復号して、サービング基地局のためのRNCIDを決定し、ゲートウェイデバイスに、ユーザデバイスに関連するセル更新メッセージからの決定したRNCID及びデータを含むメッセージを送信し、ゲートウェイデバイスを介してサービング基地局から、セル更新メッセージに応答するためにホーム基地局によって必要とされるデータを含むメッセージを受信し、ゲートウェイデバイスから受信したデータを用いて、セル更新メッセージに応答する、方法も提供する。送信されたメッセージは、ホーム基地局のためのルーティング情報を含むことができる。
本発明は、ゲートウェイデバイスであって、RNCIDとこのRNCIDが割り当てられたホーム基地局との間の関連付けを規定するデータを保持する手段と、第1のホーム基地局から、第2のホーム基地局のためのRNCIDを含むメッセージを受信する手段と、受信したRNCIDを用いて、保持されたデータから第2のホーム基地局を特定する手段と、特定された第2のホーム基地局にメッセージを転送する手段と、を備える、ゲートウェイデバイスも提供する。
この例示的な態様は、ホーム基地局であって、ユーザデバイスからセル更新メッセージを受信する手段と、更新メッセージを復号して、サービング基地局のためのRNCIDを決定する手段と、ゲートウェイデバイスに、ユーザデバイスに関連するセル更新メッセージからの決定したRNCID及びデータを含むメッセージを送信する手段と、ゲートウェイデバイスを介してサービング基地局から、セル更新メッセージに応答するためにホーム基地局によって必要とされるデータを含むメッセージを受信する手段と、ゲートウェイデバイスから受信したデータを用いて、セル更新メッセージに応答する手段と、を備える、ホーム基地局も提供する。
更なる例示的な態様によれば、本発明は、HNB管理システムによって実行される方法であって、基地局が起動されるときに、ホーム基地局において情報を受信して保持し、ホーム基地局に無線ネットワークコントローラ識別情報RNCIDを割り当て、ホーム基地局に割り当てられたRNCIDを送信し、ホーム基地局の近傍の隣接基地局を特定し、ホーム基地局に、隣接基地局がHNBであるか又はマクロ基地局であるかを示すデータを送信する、方法も提供する。隣接基地局がHNBであるか又はマクロ基地局であるかを示すデータは、隣接基地局がHNBであるか又はマクロであるかを識別する情報要素(IE)を含むことができる。代替的に、隣接基地局がHNBであるか又はマクロ基地局であるかを示すデータは、HNBのために用いられるRNCIDの範囲及びマクロ基地局のために用いられるRNCIDの範囲を特定するデータを含むことができる。
本発明のこの例示的な態様は、ホーム基地局によって実行される方法であって、HNB管理システムに情報を与え、HNB管理システムから無線ネットワークコントローラ識別情報RNCIDを受信し、ホーム基地局の近傍の隣接セルのための隣接セル情報を受信し、この受信した隣接セル情報は、隣接基地局がHNBであるか又はマクロ基地局であるかを示すデータを含む、方法も提供する。
この方法は、更に、セル更新メッセージを受信し、セル更新メッセージを復号して、サービング基地局のRNCIDを特定し、特定されたRNCID及び受信した隣接セル情報から、サービング基地局がマクロセルであるか又はホーム基地局であるかを決定することができる。
1つの例示的な実施の形態では、本方法は、更に、サービング基地局がマクロ基地局である場合には、第1のプロセスを用いてセル更新メッセージに応答するために必要とされる情報を入手し、サービング基地局がホーム基地局である場合には、第2のプロセスを用いてセル更新メッセージに応答するために必要とされる情報を入手する。
この例示的な態様は、HNB管理システムであって、基地局が起動されるときに、ホーム基地局において情報を受信して保持する手段と、ホーム基地局に無線ネットワークコントローラ識別情報RNCIDを割り当てる手段と、ホーム基地局に割り当てられたRNCIDを送信する手段と、ホーム基地局の近傍の隣接基地局を特定する手段と、ホーム基地局に、隣接基地局がHNBであるか又はマクロ基地局であるかを示すデータを送信する手段と、を備える、HNB管理システムも提供する。
この例示的な態様は、ホーム基地局であって、HNB管理システムに情報を与える手段と、HNB管理システムから無線ネットワークコントローラ識別情報RNCIDを受信する手段と、ホーム基地局の近傍の隣接セルのための隣接セル情報を受信する手段とを備え、受信した隣接セル情報は、隣接基地局がHNBであるか又はマクロ基地局であるかを示すデータを含む、ホーム基地局も提供する。
また、本発明は、開示される全ての方法の場合に、対応するユーザ通信デバイス又はネットワーク通信デバイスにおいて実行するための対応するコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品も提供する。また、本発明は、それらの方法を実施するように構成されるか、又は動作することができるユーザ通信デバイス及びネットワーク通信デバイス、並びにそれらの構成要素、並びにこれらのデバイス及び構成要素を更新する方法も提供する。
ここで、本発明の実施形態を、例として、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態を適用可能なタイプの移動通信システムを示す概略図である。 U−RNTIを移動電話に割り当てることができる方法を示すタイミング図である。 RRCセル更新メッセージをハンドリングすることができる1つの方法を示すタイミング図である。 RRCセル更新メッセージをハンドリングすることができる別の方法の一部分を示すタイミング図である。 RRCセル更新メッセージをハンドリングすることができる別の方法の残りの部分を示すタイミング図である。 RRCセル更新メッセージをハンドリングすることができる別の方法を示すタイミング図である。 RRCセル更新メッセージをハンドリングすることができる別の方法を示すタイミング図である。 図1に示されるシステムの一部を形成する移動電話のブロック図である。 図1に示されるシステムの一部を形成するホーム基地局のブロック図である。 図1に示されるシステムの一部を形成するホーム基地局ゲートウェイのブロック図である。 図1に示されるシステムの一部を形成するHNB管理システムのブロック図である。 U−RNTI割当てのためにRNCID−for−HNBが用いられるときのセル更新ハンドリングのシグナリングシーケンスを示すタイミング図である。 U−RNTI割当てのためにRNCID−for−HNBが用いられるときのセル更新ハンドリングの別のシグナリングシーケンスを示すタイミング図である。 U−RNTI割当てのために一意のGW−RNC−Idが用いられるときのセル更新ハンドリングのシグナリングシーケンスを示すタイミング図である。 U−RNTI割当てのために「非」一意のGW−RNC−Idが用いられるときのセル更新ハンドリングのシグナリングシーケンスを示すタイミング図である。
図面を参照して一般的に、任意の機能ブロック図が、デバイス内に存在することができる機能を単に示すことを意図していること、及び機能ブロック図に示される各ブロックが必ずしも個別のエンティティ又は分離したエンティティであることを意味するものと解釈されるべきでないことを理解すべきである。1つのブロックによって提供される機能は個々の部品で構成されてもよく、デバイス全体を通じて若しくはデバイスの一部の中に分散されてもよい。さらに、その機能は、適切な場合には、ハードワイヤード構成要素、ソフトウェア構成要素若しくはファームウェア構成要素、又はこれらの任意の組み合わせを組み込むことができる。
概説
図1は、移動(セルラー)通信システム1を概略的に示しており、そのシステムでは、移動電話(MT)3のユーザが、「ホーム」基地局(HNB)に基づくセル9−1から離れているときに、UTRAN基地局5のマクロセルと、無線ネットワークコントローラ(RNC)7と、コアネットワーク(CN)8とを介して、他のユーザ(図示せず)と通信することができる。ユーザは、HNBに基づくセル9−1内にいるときに、HNB11−1、公衆データネットワーク(この場合、インターネット13)、ホーム基地局ゲートウェイ(HNB−GW)15、及びコア電話網8を介して、他のユーザ(図示せず)と通信することもできる。HNB11−1は通常、ADSL又はケーブル接続のような適切なインターネット接続を介してそれぞれのHNB−GW15に接続し、それぞれのHNB−GW15を介して全てのアップリンク通信が送信されるように、HNB−GW15のIPアドレスをプログラミングされる。自らのセル9−2を有する第2のHNB11−2が示されており、移動電話3は、どのHNBが最も良い接続を提供するかによって、HNB11間でローミングすることができる。図1は、初期化/発見手順中にHNB11に種々の情報(隣接基地局を特定する隣接セル情報を含む)を与える役割を担うHNB管理システム(HMS)17も示す。また、HMS17は、新たな隣接基地局がオンラインになるか、又は古い隣接基地局がオフラインに移行するときに、HNB11に与えられる情報を更新する。
1.U−RNTI割当て
移動電話3がUTRAN基地局5のマクロセルにおいてRRC接続を実施しようとするとき、RNC7はU−RNTI割当ての役割を担い、RRC接続セットアップ(RRC CONNECTION SETUP)メッセージにおいて、割り当てられたU−RNTIを移動電話3に送信することになる。しかしながら、移動電話3がHNBに基づくセル9においてRRC接続を実施しようとするとき、RNC機能はHNB11とHNB−GW15との間で分割されるので、どちらのエンティティがU−RNTI割当ての役割を担うのかが明らかではない。
1.1 HNBによるU−RNTI割当て
U−RNTI割当てがHNB11によって実行される場合には、U−RNTIはゲートウェイRNC−ID(TS25.469セクション9.2.26において定義されるGW−RNC−Id)に基づいて割り当てることができ、ゲートウェイRNC−IDは、移動電話3がHNB11及びHNB−GW15に登録する時点で、HNB11がHNB−GW15から受信するHNBAP UE登録許可(HNBAP UE REGISTER ACCEPT)メッセージにおいて受信される。代替的に、U−RNTIは、HNB初期化/発見手順中にHMS17によって割り当てられるHNB RNC−ID(TS25.467セクション6.1.4.3において定義されるRNCID−for−HNB)に基づいて割り当てることができる。ゲートウェイRNC−IDは、1つのHNB−GW15に登録される全てのHNB11について同じとすることができるので、本発明者らは、HNB11がU−RNTIを割り当てる場合、そのRNC−ID(RNCID−for−HNB)を用いて実施することを提案する。また、本発明者らは、HMS17が各HNB11に一意のRNCID−for−HNBを送信することも提案する。
1.2 HNB−GWによるU−RNTI割当て
U−RNTI割当てがHNB−GW15によって実行される場合には、HNB−GW15は、各移動電話3に割り当てられるU−RNTIの一意性に注意することになる。さらに、この場合、HNB−GW15は、HNB11がRRC接続セットアップメッセージにおいて移動電話3にU−RNTIを送信できるように、移動電話3のためのRRC接続セットアップ手順中にHNB11にU−RNTIを与えることになる。
この点について、標準規格の現在規定されているバージョン(TS25.467 V8.2.0セクション5.1.2及び5.1.3)は、HNB11とHNB−GW15との間で送信される最初の移動電話特有の通信は、移動電話3がRRC初期直接転送(RRC Initial Direct Transfer)メッセージを送信するときに行われると規定している。しかしながら、この提案によれば、HNB11は、HNB−GW15から一意のU−RNTIを入手するために、この前にHNB−GW15とインタラクトすることになる。このプロセスが図2に示される。図に示されるように、ステップ1において移動電話3がHNB11にRRC接続要求(RRC Connection Request)を行うのに応答して、HNB11は、ステップ2において、新たなHNBAP URNTI要求(HNBAP URNTI REQUEST)メッセージを生成し、そのメッセージをHNB−GW15に送信する。その後、HNB−GW15は、ステップ3において、移動電話3のためのU−RNTIを生成し、これを新たなHNBAP URNTI応答(HNBAP URNTI RESPONSE)メッセージにおいてHNB11に返送する。移動電話3のためのU−RNTIを受信に応答して、HNB11は、ステップ4において、割り当てられたU−RNTIを含むRRC接続セットアップメッセージを送信する。その後、移動電話3は、ステップ5において、RRC接続セットアップ完了(RRC Connection Setup Complete)メッセージを送信し、その後、ステップ6において、HNB11にRRC初期直接転送メッセージを送信することができる。その後、HNB11は、ステップ7において、HNB−GW15への登録手順を開始し、完了後に、ステップ8において、HNB−GWにRUA接続(RUA CONNECT)メッセージを送信することができる。
3GPP技術仕様書TS25.331 V8.6.0によれば、移動電話3が接続状態にあるときに、移動電話3のためのU−RNTIが存在し、移動電話3がアイドル状態に移行する場合に解放される。その後、移動電話3が再び同じHNB11との接続を確立する場合には、この移動電話3のためのコンテキストが既に存在するので、移動電話登録手順は再び実行されないが、新たなHNBAP手順(HNBAP UE U−RNTI要求/応答)が再び実行され、移動電話3に対して新たなU−RNTIが割り当てられなくてはならない。しかしながら、好ましい例示的な実施形態では、アイドル状態中に、移動電話3のコンテキストがHNB11によって保持されるので、移動電話3がアイドル状態に移行するときに、U−RNTIは移動電話3及びHNB11の両方によって保持することができる。このようにして、移動電話3が、その接続モードに戻る場合でも、新たなU−RNTIが再び割り当てられる必要はない。
2. セル更新ハンドリング
上記のように、移動電話3は、CELL FACH接続状態にある場合において、ターゲットHNB(例えば、HNB11−2)に移動したいとき、そのHNB11−2にセル更新メッセージを送信することができる。ターゲットHNB11−2は、サービング基地局から種々の情報を検索しなければならない。サービング基地局は別の基地局(例えば、HNB11−1)又はマクロ基地局5とすることができる。ターゲットHNB11−2がこの情報を検索することができる種々の方法が存在し、用いられる方法は、U−RNTIがいかに割り当てられたか、及びソースがマクロ基地局5であるか又は別のHNB11であるかに依拠する。
2.1 セル更新ハンドリング−HNB間
Rel’9では、HNBネットワークにおいてU−RNTIを割り当てるのに6つの取り得る方法がある。
1.PLMN範囲にわたって一意のRNCID−for−HNBに基づくU−RNTI割当て
2.PLMN範囲にわたって一意のGW−RNC−Idに基づくU−RNTI割当て
3.近傍範囲において一意のRNCID−for−HNBに基づくU−RNTI割当て
4.近傍範囲において一意のGW−RNC−Idに基づくU−RNTI割当て
5.「非」一意のRNCID−for−HNBに基づくU−RNTI割当て
6.「非」一意のGW−RNC−Idに基づくU−RNTI割当て
(1)の場合のセル更新ハンドリング手順は、(3)の場合の手順と同じであり、(2)の場合のセル更新ハンドリング手順は、(4)の場合の手順と同じである。事例(5)のためのセル更新ハンドリング手順は、不必要に複雑であるため説明しない。
したがって、ここでは、以下のセル更新ハンドリングシナリオを説明する。
・U−RNTI割当て(1)及び(3)の場合に用いられる(少なくとも近傍において)一意のRNCID−for−HNBによるセル更新ハンドリング
・U−RNTI割当て(2)及び(4)の場合に用いられる(少なくとも近傍において)一意のGW−RNC−Idによるセル更新ハンドリング
・U−RNTI割当て(6)の場合に用いられる「非」一意のGW−RNC−Idによるセル更新ハンドリング
ソースHNB11−1とターゲットHNB11−2との間のセル更新メッセージのルーティングのために、新たなHNBAPメッセージが規定されることになるか、又は既存のRNSAPメッセージが用いられることになる。
2.1.1 U−RNTI割当てのために一意のRNCID−for−HNBが用いられるときのセル更新ハンドリング
2.1.1.1 選択肢1:各HNB11内に保持される隣接基地局ごとのRNCID−for−HNB
この場合、各HNB11は、その隣接セル情報テーブル内に、その隣接基地局ごとのRNCID−for−HNBを保持する。このテーブルは、新たな隣接基地局が検出されるときに、又はいくつかの隣接基地局の電源が切られるときに、データを入力され、時々更新される。この実施形態では、HMS17が、HNB11に、隣接HNB11ごとのRNCID−for−HNBを供給することになる。この情報は、HNB11がHNB−GW15に登録するときに実行される発見手順中に与えることができ、定期的に、又は隣接セル情報が変化するときに、HMS17によって更新される。この例示的な実施形態では、隣接セル情報テーブル(表1)は、以下の情報を含む。
Figure 0005645035
この場合に用いられるセル更新ハンドリング手順が図3に示される。図に示されるように、ステップ10において、移動端末(MT)3はターゲットHNB11−2(HNB−t)にRRCセル更新メッセージを送信する。ターゲットHNB11−2は、セル更新メッセージを受信し、それをステップ11において処理して、U−RNTIを復号し、サービングセルのためのRNCID−for−HNBを決定する。決定したRNCID−for−HNBが自らのRNCIDでない場合には、ターゲットHNBは、その移動電話3がローミング中であるとみなす。ステップ12において、ターゲットHNB11−2は、決定したRNCID−for−HNBを用いて、上記の隣接セルテーブルにおいて、ソースHNB11−1(HNB−s)のGW−RNC−Id及びセルID(CELL ID)を探索する。
その後、ステップ13において、ターゲットHNB11−2は、正しいソースHNB11−1に転送するために、HNB−GW15にメッセージ(セル更新コンテキスト要求(Cell Update Context Request))を送信する。そのメッセージは、ソースHNB11−1情報(GW−RNC−Id及びセルID)及びターゲットHNB11−2情報(GW−RNC−Id及びセルID)を含む。また、そのメッセージは、移動電話3情報(セル更新メッセージからのU−RNTI及び他の関連するIE)も含む。ステップ14において、HNB−GW15は、受信メッセージのいくつかのIEの中を調べて、(GW−RNC Id及びセルIDから)ソースHNB11−1又はそのゲートウェイを特定する。その後、ステップ15において、HNB−GW15は、そのメッセージを、この場合には特定されたソースHNB11−1に転送する。その後、ステップ16において、ソースHNB11−1は、URNTIを照合して、移動電話3を特定する。その後、ステップ17において、ソースHNB11−1は、HNB−GW15に、セル更新コンテキスト応答(Cell Update Context Response)メッセージを返送する。この応答メッセージは、RRCセル更新確認(CELL UPDATE CONFIRM)メッセージを符号化するためにターゲットHNB11−2によって必要とされる全ての必要なIEを有し、ソースHNB11−1情報及びターゲットHNB11−2情報及びU−RNTIを含む。HNB−GW15は、受信メッセージのいくつかのIEの中を調べて、(GW−RNC Id及びセルIDから)ターゲットHNB11−2又はそのゲートウェイを特定する。その後、ステップ18において、HNB−GW15は、そのメッセージを、この場合には特定されたターゲットHNB11−2に転送する。その後、ターゲットHNB11−2は、受信情報を用いて、ステップ19において移動電話3に返送するRRCセル更新確認(CELL UPDATE CONFIRM)メッセージを符号化し、セル更新手順を完了することができる。
2.1.1.2 選択肢2:HNB−GWにおいて保持される隣接基地局ごとのRNCID−for−HNB
上記で検討された選択肢1は、各HNB11が全てのその現在の隣接基地局のRNCID−for−HNBを与えられるので、隣接セル情報の頻繁な更新が必要とされるという難点がある。さらに、更新のHNBシグナリングの遅延に起因して、HNB11に格納される隣接セル情報が最新でないことがある。
選択肢2では、HNB−GW15が、HNB11ごとのRNCID−for−HNBを格納する。この実施形態では、各HNB11が、HNB−GW15に、そのRNCID−for−HNBを通知する。これは、HNB11が起動し、ゲートウェイ15に登録するときに、HNB11がHNB−GWに送信するHNBAP HNB登録要求(HNBAP HNB REGISTER REQUEST)メッセージの新たなIEに、HNB11がそのRNCID−for−HNBを入れることによって行うことができる。これは、以下のテーブル(表2)において示される。
Figure 0005645035
この選択肢において用いられるシグナリング手順が図4に示される。ステップ21〜24において示されるように、ソースHNB11−1及びターゲットHNB11−2は、上記のHNB登録要求を用いて、HNB−GW15に登録する。これは、HNB−GW15に、ソースHNB11−1及びターゲットHNB11−2両方のためのRNCID−for−HNBを与え、HNB−GW15は後に使用するためにそれを格納する。ステップ25において、ソースHNB11−1は、移動電話3にU−RNTIを割り当てる。その後、ステップ26において、移動電話3は、ターゲットHNB11−2にセル更新メッセージを送信する。ステップ27において、ターゲットHNB11−2は、受信メッセージを処理し、U−RNTIを復号し、サービング基地局のRNCID−for−HNBを決定する。この例示的な実施例では、ターゲットHNB11−2は、決定したRNCID−for−HNBが自らのものでないこと知り、それにより、移動電話3がローミング中であると特定する。ステップ28において、ターゲットHNB11−2は、HNB−GW15に、自らのRNCID−for−HNB及びソースHNB11−1のためのRNCID−for−HNBを有するルーティング情報を含むメッセージ(セル更新コンテキスト要求)を送信することになる。また、そのメッセージは、セル更新メッセージからの関連するIEとともに、移動電話3のためのU−RNTIも含む。ゲートウェイ15は、そのメッセージを受信し、処理して、ターゲットHNB11−2によって復号されたRNCID−for−HNBから、どの基地局がソース基地局(この場合にはHNB11−1)であるかを判断する。セルIDはPLMNにおいて一意であり、HMS17が、隣接HNB11が同じRNCID−for−HNBを持たないことを確実にすることから、RNCID−for−HNBとセルIDとの間に1対1のマッピングが存在するので、これが可能である。その後、ステップ30において、HNB−GW15はソースHNB11−1に、関連するルーティング及びU−RNTI情報を含むメッセージ(転送セル更新コンテキスト要求(Forward Cell Update Context Request))を送信する。ソースHNB11−1は、そのメッセージを受信し、ステップ31において、そのメッセージに含まれるU−RNTIから移動電話3を特定する。
図4bに示されるように、その後、ステップ32において、ソースHNB11−1は、HNB−GW15に返送されるRRCセル更新確認メッセージを符号化するために必要とされる全ての必要なIEを送信する。この情報は、セル更新コンテキスト応答メッセージにおいて送信され、そのメッセージはここでも、ソースHNB11−1情報及びターゲットHNB11−2情報及びU−RNTIを含む。HNB−GW15は、受信メッセージのいくつかのIEの中を調べ、ターゲットHNB11−2又はそのゲートウェイを特定する。その後、ステップ33において、HNB−GW15は、この場合には特定されたターゲットHNB11−2に、そのメッセージを転送する。その後、ターゲットHNB11−2は、ステップ34において、受信情報を用いて移動電話3に返送するRRCセル更新確認メッセージを符号化し、セル更新手順を完了することができる。
2.1.2 U−RNTI割当てのために一意のGW−RNC−Idが用いられるときのセル更新ハンドリング
この選択肢では、HNB−GW15は、各HNB11に異なる(一意の)GW−RNC−Idを送信する。このGW−RNC−Idは(一意性が近傍に限られる場合には、隣接セル情報テーブル内のセルIDとともに)、ルーティングのために、すなわち、正しいソースHNB11−1を特定するために用いられる。その後、上記のように、ソースHNB11−1は、URNTIに基づいて移動電話3を特定することができる。この手法では、HNB−GW15は、U−RNTIを知らない。
この例示的な実施形態のシグナリングシーケンスが図5に示されており、図3に示されるのと同様のシーケンスに従う。主な違いは、ターゲットHNB11−2がU−RNTIからGW−RNC−Idを復号し、これをゲートウェイ15に渡すことである。ゲートウェイ15が各HNB11にGW−RNC−Idを割り当てたので、ゲートウェイ15は、どのHNBが正しいソースHNB11−1であるかを特定することができる。残りのステップは上記と同じであるので、再び説明しない。
HNB−GW15は、2つの方法で、HNB11に一意のGW−RNC−Idを割り当てることができる。
1.HNB−GW15は各HNB11に異なるGW−RNC−Idを送信するが、コアネットワーク8に向かって1つのRNC IDを保持する。すなわち、コアネットワーク8は、HNB−GW15内のHNB11を1つのRNCとみなす。その後、HNB−GW15は、HNB11によってRANAPメッセージにおいて送信されたGW−RNC−Idを、コアネットワーク8がわかるRNC IDに置き換え、その逆の場合も同様である。
2.HNB−GW15は、各HNB11に、コアネットワーク8にもわかる異なるGW−RNC−Idを送信する。コアネットワーク8は各HNB11を個別のRNCとみなす。
2.1.3 U−RNTI割当てのために「非」一意のGW−RNC−Idが用いられるときのセル更新ハンドリング
この場合、HNB−GW15は、移動電話3にU−RNTIを割り当てる役割を担い、どのHNB11がどのU−RNTIをサービングしているかを特定する情報を保持する。この選択肢のシグナリングシーケンスが図6に示される。図に示されるように、ステップ62において、移動電話3は、ターゲットHNB11−2に、RRCセル更新メッセージを送信する。ステップ63において、ターゲットHNB11−2は、U−RNTIを復号し、GW−RNC−Idを決定し、これから、移動電話3がローミング中であると判断する。その後、ステップ64において、ターゲットHNB11−2は、HNB−GW15に、U−RNTI及びセル更新メッセージからの関連するIEを含むセル更新コンテキスト要求メッセージを送信する。ステップ65において、HNB−GW15はそのメッセージを処理し、U−RNTIに基づいて、ソースHNB11−1を特定する。HNB−GW15は、U−RNTIとの関連でターゲットHNB11−2を特定するデータも格納する。その後、ステップ66において、HNB−GW15は、特定されたソースHNB11−1に、U−RNTI及びセル更新メッセージからの関連するIEを含むメッセージ(転送セル更新コンテキスト要求)を送信する。ステップ67において、ソースHNB11−1は、そのメッセージを処理して、U−RNTIから移動電話3を特定する。その後、ステップ68において、ソースHNB11−1は、HNB−GW15に、セル更新コンテキスト応答メッセージを送信し、そのメッセージは、U−RNTIと、ターゲットHNB11−2がRRCセル更新確認メッセージを符号化できるようにする関連するIEとを含む。HNB−GW15はそのメッセージを受信し、U−RNTIから、ターゲットHNB11−2を特定する(ステップ65において保存したデータによる)。その後、ステップ69において、HNB−GW15は、ターゲットHNB11−2にそのメッセージを転送する。その後、ステップ70において、ターゲットHNB11−2は、受信情報を用いて、ターゲットHNB11−2が移動電話3に返送するRRCセル更新確認メッセージを符号化し、セル更新手順を完了することができる。
2.2 セル更新ハンドリング−マクロからHNB
Rel’9では、HNB11又はHNB−GW15とマクロRNC7との間のIur接続はない。これは、ターゲットHNB11−2が、マクロ基地局5からHNB11に移動しつつある移動電話3からセル更新メッセージを受信するときに、Iurインターフェースが存在しないことに起因して、マクロRNC7からのコンテキストフェッチを実行できないことを意味する。
ターゲットHNB11−2が、RRCセル更新メッセージにおいて報告されたU−RNTIが、そのターゲットHNBによって割り当てられていないことを検出するとき、かつRNC IDがマクロRNC7のRNC IDであることがわかる場合には、ターゲットHNB11−2は、「ディレクテッドシグナリング接続再確立(Directed Signalling Connection Reestablishment)」を開始することができる。このプロセスは、TS24.008 V9.0.0の標準規格技術仕様書において詳述されており、その内容は参照により本明細書に援用される。
これを実施できるようにするために、ターゲットHNB11−2は、その隣接セルのRNC IDを知るだけでなく、その隣接セルがHNBであるかマクロセルであるかも知るべきである。この情報は、2つの方法でHNB11に与えることができる。
1.HMS17が、隣接セルごとに、HMSがHNB11に送信する隣接セル情報内に新たなセルタイプIEを含むことになる。そのセルタイプは、「HNB」、「マクロ」のいずれかとすることができる。
2.マクロセル及び(HNB)セルのために予約されるRNC ID範囲が既知である場合には、HMS17は、各HNB11に、HNBセルのために用いられることになるRNC IDの範囲、及びマクロセルのために用いられることになるRNC IDの範囲を送信することができる。
移動電話
図7は、図1に示される移動電話3の主要構成要素を概略的に示す。図に示されるように、移動電話3は、トランシーバ回路31を含み、トランシーバ回路は、1つ又は複数のアンテナ33を介して、基地局5又はHNB11に対し信号を送受信するように動作可能である。図に示されるように、移動電話3は、コントローラ35も含み、コントローラは移動電話3の動作を制御し、トランシーバ回路31に、かつスピーカ37、マイクロフォン39、ディスプレイ41及びキーパッド43に接続される。コントローラ35は、メモリ45内に格納されたソフトウェア命令に従って動作する。図に示されるように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム47、セル選択モジュール48及びU−RNTIモジュール49を含む。
この例示的な実施形態では、セル選択モジュール48は、登録先の、セル更新メッセージが送信されることになるセル(HNB/マクロ基地局)を選択するように動作可能である。U−RNTIモジュール49は、移動電話3が接続状態からアイドル状態に戻った後であっても、HNB11によって割り当てられたU−RNTIを保持するように動作可能である。
ホーム基地局
図8は、図1に示すホーム基地局(HNB)11のそれぞれの主要構成要素を示すブロック図である。図示されるように、各HNB11は、1つ又は複数のアンテナ53を介して移動電話3に対し信号を送受信するように動作可能なトランシーバ回路51を備え、トランシーバ回路51は、HNB−GWインターフェース55を介してHNB−GW15に対し信号を送受信するように動作可能であり、HMSインターフェース56を介してHMS17に対し信号を送受信するように動作可能である。トランシーバ回路51の動作は、メモリ59内に記憶されているソフトウェアに従ってコントローラ57によって制御される。必ずしも図8には示されていないが、ホーム基地局11は、当然、セルラー電話網ホーム基地局の通常の機能を全て有することになり、これは、適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちのいずれか1つ、又は任意の組み合わせによって与えることができる。ソフトウェアは、メモリ59内にプリインストールすることができ、及び/又は通信ネットワーク8を介して、若しくはリムーバブルデータ記憶デバイスからダウンロードすることができる。
コントローラ57は、この例では、メモリ59内に格納されたプログラム命令又はソフトウェア命令によって、ホーム基地局11の動作全体を制御するように構成される。図に示されるように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム61、HNB登録モジュール63、移動電話登録モジュール65、U−RNTI割当てモジュール66、U−RNTI復号モジュール67、及び通信制御モジュール68を含む。HNB登録モジュール63は、HNB11をHNB−GW15に登録するように動作可能であり、移動電話登録モジュール65は移動電話3をHNB−GW15に登録するように動作可能である。U−RNTI割当てモジュール66は、上記の例示的な実施形態のうちのいくつかにおいて、移動電話3のためのU−RNTIを割り当てるように動作可能である。U−RNTI復号モジュール67は、移動電話3から受信したセル更新メッセージ内のU−RNTIを復号するように動作可能であり、通信制御モジュール68は、上記のようにして、HNB−GW15又はHMS17との通信を制御するように動作可能である。図8に示されるように、HNB11メモリは、HNB11がHMS17から受信する関連するセル情報を格納する隣接情報テーブル69も格納し、上記の例示的な実施形態のうちのいくつかにおいて、通信制御モジュール68は、そのセル情報を用いて、ソースHNB11−1又はソースマクロ基地局5を特定する。
ホーム基地局ゲートウェイ
図9は、図1に示されるホーム基地局ゲートウェイ(HNB−GW)15の主要構成要素を示すブロック図である。図に示されるように、HNB−GW15は、トランシーバ回路70を備えており、トランシーバ回路は、HNBインターフェース72を介して、HNB11に対し信号を送受信するように動作可能であり、かつ、CNインターフェース74を介して、CN8に対し信号を送受信するように動作可能である。トランシーバ回路70の動作は、メモリ78内に記憶されているソフトウェアに従ってコントローラ76によって制御される。必ずしも図9には示されないが、HNB−GW15は、当然、セルラー電話HNB−GWの通常の機能を全て有することになり、これは、適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちのいずれか1つ、又は任意の組み合わせによって与えることができる。ソフトウェアは、メモリ78内にプリインストールすることができ、及び/又は通信ネットワーク8を介して、若しくはリムーバブルデータ記憶デバイスからダウンロードすることができる。
コントローラ76は、この例では、メモリ78内に格納されたプログラム命令又はソフトウェア命令によって、ホーム基地局ゲートウェイ15の動作全体を制御するように構成される。図に示されるように、これらのソフトウェアは、中でも、オペレーティングシステム80、基地局登録モジュール82、移動電話登録モジュール84、U−RNTI割当てモジュール86、及び通信制御モジュール87を含む。基地局登録モジュール82は、HNB11をゲートウェイに登録するために動作可能であり、移動電話登録モジュールは、移動電話3をゲートウェイ15に登録する役割を担う。U−RNTI割当てモジュール86は、上記の例示的な実施形態のうちのいくつかにおいて、移動電話3にU−RNTIを割り当てるように動作可能であり、通信制御モジュール87は、上記のようなソースHNB11−1とターゲットHNB11−2との間の種々の通信を制御するように動作可能である。HNB−GW15のメモリ78は、HNB及び移動電話データ88も含み、そのデータは、いくつかの実施形態において、移動電話3に割り当てられたU−RNTI、及びサービングHNBのRNCID−for−HNBを格納する。
HMS
図10は、図1に示されるHNB管理システム17の主要構成要素を示すブロック図である。図に示されるように、HMS17はトランシーバ回路91を含み、トランシーバ回路は、HMBインターフェース93を介して、HNBに対し信号を送受信するように動作可能である。トランシーバ回路91の動作は、メモリ97に格納されるソフトウェアに従ってコントローラ95によって制御される。図10には必ずしも示されないが、HMS17は、当然、セルラー電話ネットワークHMS17の全ての通常の機能を有することになり、これは、適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのいずれか1つ又は任意の組み合わせによって与えることができる。ソフトウェアは、メモリ97にプリインストールすることができ、及び/又は通信ネットワーク8を介して、又はリムーバブルデータ記憶デバイスからダウンロードすることができる。
コントローラ95は、この例では、メモリ97に格納されるプログラム命令又はソフトウェア命令によって、HMS17の全動作を制御するように構成される。図に示されるように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム99、RNCID割当てモジュール101、HNB隣接判断モジュール103及び通信制御モジュール105を含む。RNCID割当てモジュール101は、いくつかの実施形態において、各HNB11に(少なくとも近傍において)一意のRNCID−for−HNBを割り当てるように動作可能である。HNB隣接判断モジュール103は、いくつかの実施形態において、各HNBに隣接セル(HNB及びマクロの両方)を特定するために、かつHNB11にそれらの隣接セルのためのRNCIDを与えるために動作可能である。通信制御モジュール105は、上記で検討されたHNB11との種々の通信を制御するように動作可能である。HMS17のメモリは、ネットワーク隣接データ107も格納し、そのデータは、どのノード(基地局)が互いに隣接しているかを規定するネットワークトポロジーを特定するデータを格納する。HNB隣接判断モジュール103は、このデータ107を用いて、各HNB11の近傍にあるHNB及びマクロ基地局を特定する。
上記の説明において、移動電話3、ホーム基地局11、ホーム基地局ゲートウェイ15、及びHMS17は、理解しやすくするために、複数の別々のモジュール(基地局登録モジュール、電話登録モジュール、U−RNTIモジュール等)を有するものとして説明されている。或る特定の用途の場合、例えば、既存のシステムが本発明を実施するように変更されていた場合には、これらのモジュールはこのようにして設けることができるが、他の用途、例えば、最初から本発明の機構を念頭において設計されるシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体の中に組み込むことができるので、これらのモジュールは別々の実体として区別可能でない場合もある。
変更形態及び代替形態
上記で複数の詳細な実施形態が説明された。当業者であれば理解するように、上記の例示的な実施形態に対し、該実施形態において実施される本発明から依然として利益を受けながら、複数の変更及び代替を行うことができる。
上記の例示的な実施形態では、移動電話ベースの通信システムを説明した。当業者であれば理解するように、本出願において記載されるシグナリング技法を他の通信システムに用いることができる。他の通信ノード又は通信デバイスは、例えば、個人用携帯情報端末、ラップトップコンピュータ、ウェブブラウザ等のようなユーザデバイスを含むことができる。
上述した例示的な実施形態において、移動電話及びHNBはそれぞれトランシーバ回路を備える。通常、この回路は、専用ハードウェア回路によって形成される。しかしながら、いくつかの例示的な実施形態では、トランシーバ回路の一部を、対応するコントローラによって実行されるソフトウェアとして実装することができる。
上記の例示的な実施形態では、複数のソフトウェアモジュールを説明した。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイルされた形式でもコンパイルされていない形式でも提供することができ、コンピュータネットワークを介した信号として又は記録媒体上で、HNB、HMS又はHNB−GWに供給することができる。さらに、このソフトウェアの一部又は全てによって実行される機能は、1つ又は複数の専用ハードウェア回路を用いて実行することができる。しかしながら、ソフトウェアモジュールの使用によって、基地局、ゲートウェイ及び移動電話の機能を更新するために該基地局、該ゲートウェイ、及び該移動電話を更新するのが容易になるため、ソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
明細書において、具体的な通信ノード(例えば、HNB、基地局、RNC)を説明してきたが、その説明を、類似の機能を有する他のノードにも同じくあてはめることができることは理解されよう。
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
3GPP用語の用語集
HNB−ホーム基地局
RNC−無線ネットワークコントローラ
UE−ユーザ機器
HNB−GW−HNBゲートウェイ
HMS−HNB管理システム
PLMN−公衆陸上移動ネットワーク
UTRAN−ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
U−RNTI−UTRAN無線ネットワーク一時識別子
RUAメッセージの詳細については、読者は、3GPP標準規格書TS25.468「UTRAN Iuh Interface RANAP User Adaption (RUA) signalling」を、HNBAPメッセージについては、3GPP標準規格書TS25.469「UTRAN Iuh Interface Home Node B Application Part (HNBAP) signalling」を、そして、RANAPメッセージについては、3GPP標準規格書TS25.413「UTRAN Iu Interface Radio Access Network Application Part (RANAP) signalling」を参照されたい。
以下は、現在提案されている3GPP標準規格において本発明を実施することができる方法の詳細な説明である。種々の機構が不可欠であるか、又は必要であるように記述されるが、これは、例えば、その標準規格によって課せられる他の要件に起因して、提案された3GPP標準規格の場合のみ当てはまる場合がある。それゆえ、ここで述べられることは、本発明を多少なりとも制限するものと解釈されるべきではない。
1.序論
CELL FACH状態における1つのHNBから別のHNBへの接続モード移動性が、Release9において現在検討中である[1]、[2]。CELL FACHにおける接続モード移動性はRelease8においてサポートされないが、ターゲットHNBによるRRCセル更新メッセージのハンドリングは、Iurがないときに、マクロターゲットRNCがセル更新メッセージをハンドリングするのと同じようにサポートされることになる。この文書は、Rel’8及びRel’9の両方においてターゲットHNBによってUEからのセル更新メッセージをハンドリングするための解決策を検討する。
2.検討
2.1 Rel’8におけるセル更新メッセージのハンドリング
Rel’8において、ターゲットHNBによってセル更新メッセージをハンドリングする唯一の実現可能な方法は、RRCセル更新メッセージにおいて報告されたURNTIがターゲットHNBによって割り当てられたことをターゲットHNBが検出するときに、ターゲットHNBが「ディレクテッドシグナリング接続再確立」を開始することである。このハンドリングをサポートするために、URNTIは、[3]において検討されているような一意の(少なくとも近傍における一意性)SRNC−IDに基づいて割り当てられるべきである。
2.2 Rel’9におけるセル更新メッセージのハンドリング
Release9において、SRNC IDは近傍において一意である必要はないが、このとき、URNTI割当て/管理のために或る余分なシグナリングが必要とされる。現時点では、URNTI割当てのためにどのRNC IDが用いられるか、及び隣接HNBのためのRNC IDが同じであるか、又は異なるかが明らかではない。そこで、以下のセクションは、URNTI割当てのこれら全ての場合における、セル更新メッセージのハンドリングを説明する。[3]から、Rel’9において、U−RNTIを割り当てるのに6つの取り得る方法があることが明らかである。
7.PLMN範囲にわたって一意のRNCID−for−HNBに基づくU−RNTI割当て
8.PLMN範囲にわたって一意のGW−RNC−Idに基づくU−RNTI割当て
9.近傍範囲において一意のRNCID−for−HNBに基づくU−RNTI割当て
10.近傍範囲において一意のGW−RNC−Idに基づくU−RNTI割当て
11.「非」一意のRNCID−for−HNBに基づくU−RNTI割当て
12.「非」一意のGW−RNC−Idに基づくU−RNTI割当て
(1)及び(3)の場合のセル更新ハンドリングは同じである。(2)及び(4)の場合のセル更新ハンドリングは同じである。[3]において言及されているように、(5)は複雑であるので、(5)の場合のセル更新ハンドリング手順は説明されない。
したがって、このセクションは、以下のセル更新ハンドリングシナリオを説明する。
・U−RNTI割当て(1)及び(3)の場合に用いられる(少なくとも近傍において)一意のRNCID−for−HNBによるセル更新ハンドリング
・U−RNTI割当て(2)及び(4)の場合に用いられる(少なくとも近傍において)一意のGW−RNC−Idによるセル更新ハンドリング
・U−RNTI割当て(6)の場合に用いられる「非」一意のGW−RNC−Idによるセル更新ハンドリング
2.2.1 U−RNTI割当てのために一意のRNCID−for−HNBが用いられるときのセル更新ハンドリング
2.2.1.1 選択肢1:HNBにおいて保持される隣接セルごとのRNCID−for−HNB
この方法のシグナリングシーケンスを図11において示すことができる。
ターゲットHNBは、UEがそこから外に移動しつつあるソースHNBのGW−RNC−Id及びセルIDを知るべきである。ターゲットHNBは、URNTI解析によって、UEが自らのサービスエリアに入りつつあることがわかる。URNTI解析から、ターゲットHNBは、ソースHNBのRNCID−for−HNBがわかるであろう。RNCID−for−HNBと隣接セル構成における他の情報との間には1対1の関係があり、すなわち、RNCID−for−HNBは、HNBによって保持される隣接セル情報内のエントリごとに一意である。その際、ターゲットHNBは、隣接セル情報テーブルを探索することによって、ソースHNBのGW−RNC−Id及びセルIDを容易に知ることができる。
HNBによるそのような探索を可能にするために、HMSは、発見手順中に、隣接HNBのRNCID−for−HNBを与えるべきである。HNBにおける隣接セル情報は表3に示される。
Figure 0005645035
HNBが、隣接セル情報テーブル内にRNCID−for−HNBを保持する場合には、ターゲットHNBは、URNTIからRNCID−for−HNBを導出し、その後、そのテーブルを探索して、GW−RNC−Id及びセルIDを見つけることができる。
ターゲットHNBがメッセージXXXを送信する。HNB−GWがいくつかのIE(HNBのGW−RNC−Id及びセルID)の中を調べて、このメッセージがどのHNBに転送されるべきであるかを知る。その後、ソースHNBはURNTIを照合し、UEを特定する。ソースHNBは、HNB−GWを介して、ターゲットHNBに、RRCセル更新確認を符号化するために必要とされる全ての必要なIEを送信する。
提案1a:HMSが、発見手順中に、及び隣接セル情報に変化があるときに、各HNBに、全ての隣接HNBのRNCID−for−HNBを送信する。
提案1b:ターゲットHNB及びソースHNBのインタラクションのために、新たなHNBAPメッセージを導入するか、又は既存のRNSAPメッセージを用いる。
隣接セル情報は動的な性質を有する。HMSは、各HNBに隣接セル情報を頻繁に送信する必要がある。また、HMS−HNB通信はリアルタイムには行われない。これは、NMMの場合と同様に、HMSシグナリングに基づいてHNBにおいて保持される隣接セル情報も、隣接セルの正しい状態を反映しない場合があることを意味する。
2.2.1.2 選択肢2:HNB−GWにおいて保持される隣接セルごとのRNCID−for−HNB
選択肢1は、隣接セル情報の頻繁な更新が必要とされるという難点がある。選択肢1におけるボトルネックは、全ての現在の隣接セルのRNCID−for−HNBを有することである。隣接セル情報を更新する際にHMSシグナリングに遅延があるため、これを保証することはできない。
選択肢2では、
・RNCID−for−HNBが、HNBAP HNB登録要求において、HNB−GWに送信される。
・セルIDはPLMNにおいて一意であり、HMSは、隣接HNBがターゲットHNBとして同じRNCID−for−HNBを持たないことを確実にするので、RNCID−for−HNBとセルIDとの間には1対1のマッピング写像が存在する。
・ターゲットHNBは、URNTIからRNCID−for−HNBを復号し、RNCID−for−HNBをHNB−GWに送信する。
・ HNB−GWは、セル更新メッセージを正しいソースHNBにルーティングすることができる。
・...
選択肢2は、HNBAP HNB登録要求メッセージ内に新たなIE SRNC IDを導入する。
Figure 0005645035
提案1c:HNBが、HMSから受信したRNCID−for−HNBを、HNBAP HNB登録要求メッセージにおいてHNB−GWに送信する。HNB−GWは、U−RNTI管理のために、このRNC IDを用いる。
この方法のシグナリングシーケンスを図12において示すことができる。
提案1d:ターゲットHNB及びソースHNBのインタラクションのために、新たなHNBAPメッセージを導入するか、又は既存のRNSAPメッセージを用いる。
2.2.2 U−RNTI割当てのために一意のGW−RNC−Idが用いられるときのセル更新ハンドリング
セル更新メッセージにおいて報告されるU−RNTIから、一意のGW−RNC−Idを抽出することができる。このGW−RNC−Idは(一意性が近傍に限られる場合には、隣接セル情報テーブル内のセルIDとともに)、ルーティングのために、すなわち、正しいHNBを特定するために用いられる。その後、HNBは、URNTIに基づいてUEを特定する。この手法では、HNB−GWは、URNTIを知らない。
HNB−GWは、URNTI解析から、ターゲットHNBによって復号されるGW−RNC−Idに基づいて、正しいソースを特定することができる。そのシグナリングシーケンスが図13に示される。
2つの方法において、HNBに一意のGW−RNC−Idを割り当てることができる。
3.HNB−GWは各HNBに異なるGW−RNC−Idを送信するが、CNに向かって1つのRNC IDを保持する。すなわち、CNは、HNB−GW内のHNBを1つのRNCとみなす。HNB−GWは、HNBからRANAPメッセージにおいて送信されたGW−RNC−Idを、CNがわかるRNC IDに置き換え、その逆の場合も同様である。
4.HNB−GWは、各HNBに、CNにもわかる異なるGW−RNC−Idを送信する。CNは各HNBを個別のRNCとみなす。事業者は、この種のRNC ID割当てを好まない場合がある。
提案2a:ターゲットHNB及びソースHNBのインタラクションのために、新たなHNBAPメッセージを導入するか、又は既存のRNSAPメッセージを用いる。
2.2.1 U−RNTI割当てのために「非」一意のGW−RNC−Idが用いられるときのセル更新ハンドリング
この場合、HNB−GWは、[3]のセクション2.6において言及されるようにURNTIを割り当てる。セル更新メッセージは図14においてハンドリングされる(論理的には[2]と同じ)。
提案3a:ターゲットHNB及びソースHNBのインタラクションのために、新たなHNBAPメッセージを導入するか、又は既存のRNSAPメッセージを用いる。
2.2.3 異なる事例の比較
Figure 0005645035
2.3 セル更新メッセージのハンドリング:マクロからHNB
Rel’9では、HNB/HNB−GWとマクロRNCとの間にIur接続がない。したがって、ターゲットHNBが、マクロカバレッジからHNBカバレッジに移動しつつあるUEからセル更新を受信するとき、Iurインターフェースが存在しないことに起因して、ターゲットHNBは、マクロからのコンテキストフェッチを実行することができない。
ターゲットHNBが、RRCセル更新メッセージにおいて報告されたURNTIが、そのターゲットHNBによって割り当てられていないことを検出するとき、かつRNC IDがマクロRNCのRNC IDであることがわかる場合には、ターゲットHNB11−2は、「ディレクテッドシグナリング接続再確立」を開始する。
これを可能にするために、HNBは、その隣接セルのRNC IDを知るだけでなく、その隣接セルがHNBであるかマクロセルであるかも知るべきである。2つの選択肢がある。
3.HMSが、各隣接セル情報内にセルタイプIを含む。そのセルタイプは、「HNB」、「マクロ」のいずれかとすることができる。
4.マクロセル及びフェムトセルのために予約されるRNC ID範囲が既知である場合には、HMSは、各HNBに、HNBセルのために用いられるRNC IDの範囲、及びマクロセルのために用いられるRNC IDの範囲を送信することができる。
提案4a:HMSが、HNBに送信される隣接セル情報内に新たなセルタイプIEを含む。隣接セルがマクロである場合には、セルタイプは「マクロ」と設定され、そうでない場合には、「HNB」と設定される。
提案4b:HMSは、HNBに、マクロRNCのために予約されるRNC IDの範囲及びHNBのために予約されるRNC IDの範囲を送信する。
3.提案
提案1a:HMSが、発見手順中に、及び隣接セル情報に変化があるときに、各HNBに、全ての隣接HNBのRNCID−for−HNBを送信する。
提案1b/1d/2/3:ターゲットHNB及びソースHNBのインタラクションのために、新たなHNBAPメッセージを導入するか、又は既存のRNSAPメッセージを用いる。
提案1c:HNBが、HMSから受信したRNCID−for−HNBを、HNBAP HNB登録要求メッセージにおいてHNB−GWに送信する。HNB−GWは、U−RNTI管理のために、このRNC IDを用いる。
提案4a:HMSが、HNBに送信される隣接セル情報内に新たなセルタイプIEを含む。隣接セルがマクロである場合には、セルタイプは「マクロ」と設定され、そうでない場合には、「HNB」と設定される。
提案4b:HMSが、HNBに、マクロRNCのために予約されるRNC IDの範囲及びHNBのために予約されるRNC IDの範囲を送信する。
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[2] R3-091885, Handling of cell update for inter HNB mobility, Kineto Wireless Inc.

Claims (13)

  1. 通信ネットワークのホーム基地局によって実行される方法であって、
    ユーザデバイスから受信した接続要求に応答して、ゲートウェイデバイスに前記ユーザデバイスを識別するための一時識別子の要求を送信し、
    前記ゲートウェイデバイスから前記一時識別子を受信し、
    前記ユーザデバイスを前記ゲートウェイデバイスに登録する前に、該ユーザデバイスに前記受信した一時識別子を送信する、
    方法。
  2. 前記ユーザデバイスに前記一時識別子を送信した後に、前記方法は、前記ユーザデバイスから初期直接転送を受信し、該初期直接転送の受信に応答して、前記ユーザデバイスを前記ゲートウェイデバイスに登録するため要求を送信する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記一時識別子の前記要求は、HNBAP要求メッセージにおいて送信され、前記一時識別子はHNBAP応答メッセージにおいて受信される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記要求は公衆データネットワークを介して前記ゲートウェイデバイスに送信される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 通信ネットワークのゲートウェイデバイスによって実行される方法であって、
    ホーム基地局から、ユーザデバイスのための一時識別子の要求を受信し、
    前記ユーザデバイスを識別するための一時識別子を生成し、
    前記ホーム基地局に前記生成された一時識別子を送信し、
    前記送信は、前記ユーザデバイスを前記ゲートウェイデバイスに登録するために実行される登録ステップの前に実行される、方法。
  6. 更に、前記送信するステップの後に、前記ホーム基地局から、前記ユーザデバイスを登録することの要求を受信し、該登録要求に応答して前記ユーザデバイスを登録する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記一時識別子の前記要求は、HNBAP要求メッセージにおいて受信され、前記一時識別子はHNBAP応答メッセージにおいて送信される、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 通信ネットワークのホーム基地局であって、
    ユーザデバイスから受信した接続要求に応答して、ゲートウェイデバイスに前記ユーザデバイスを識別するための一時識別子の要求を送信する手段と、
    前記ゲートウェイデバイスから前記一時識別子を受信する手段と、
    前記ユーザデバイスを前記ゲートウェイデバイスに登録する前に、該ユーザデバイスに前記受信した一時識別子を送信する手段と、
    を備える、ホーム基地局。
  9. 通信ネットワークのゲートウェイデバイスであって、
    ホーム基地局から、ユーザデバイスを識別するための一時識別子の要求を受信する手段と
    前記ユーザデバイスのための一時識別子を生成する手段と、
    前記ホーム基地局に前記生成された一時識別子を送信する手段と、
    を備え、前記送信する手段は、前記ユーザデバイスを該ゲートウェイデバイスに登録する前に前記一時識別子を送信するように動作可能である、ゲートウェイデバイス。
  10. ホーム基地局を介して通信ネットワークと通信するユーザデバイスによって実行される方法であって、前記ユーザデバイスがゲートウェイデバイスに登録される前にアイドル状態から接続状態に移行するときに前記ホーム基地局から前記ユーザデバイスを識別するための一時識別子を受信する、方法。
  11. ホーム基地局を介して通信ネットワークと通信するように動作可能であるユーザデバイスであって、前記ユーザデバイスがゲートウェイデバイスに登録される前にアイドル状態から接続状態に移行するときに前記ホーム基地局から前記ユーザデバイスを識別するための一時識別子を受信するように動作可能である、ユーザデバイス。
  12. 前記一時識別子はU−RNTIである、請求項11に記載のユーザデバイス(3)
  13. プログラマブルデバイスに、請求項1〜7、又は10のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータ実施可能命令を含む、コンピュータ実施可能プログラム。
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