JP2018102013A - X2ゲートウェイを有する通信システム - Google Patents

X2ゲートウェイを有する通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】ゲートウェイと、基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従ってゲートウェイを介して通信する複数の基地局とを備える通信システムを提供すること。
【解決手段】ゲートウェイは、第1の基地局から第2の基地局を宛先とするメッセージを受信する。このメッセージは、(a)当該メッセージの第1の部分にある第2の基地局用の情報と、(b)第1の部分以外の当該メッセージの第2の部分にある第2の基地局の識別子とを含む。ゲートウェイは、当該ゲートウェイがメッセージの第1の部分から情報を取得する必要なく、第2の基地局の識別子を受信メッセージから取得することができる。ゲートウェイは、取得した識別子によって識別された第2の基地局に、メッセージをルーティングする。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動又は固定通信デバイスに通信サービスを提供するための、通信システム及びその構成要素に関する。本発明は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって現在開発されているロングタームエボリューション(LTE)通信システムにおけるいわゆるX2ゲートウェイ(X2プロトコルを用いて「スモール」セル又は低電力ノード(LPN)及び通常の基地局を接続するゲートウェイ)の実現に特に関連しているが、限定的に関連しているわけではない。
3GPP LTEネットワークでは、無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局(すなわち、発展型NodeB、eNB)が、コアネットワーク(CN)と、基地局のカバレッジエリア内に位置するユーザ機器(UE)との間でデータ及びシグナリングを送信する。
通信ネットワークの最近の進展に関しては、ピコeNB、フェムトeNB、ホームeNB(HeNB)等の、低電力ノード(LPN)によって運用される、いわゆる「スモール」セルの展開が進められており、そのセルは、より電力が高いマクロ基地局によって運用される既存のマクロセルより小さなカバレッジエリアを有する。幾つかの異なるセルタイプを備えるネットワーク、例えば、マクロセル及びフェムトセルを備えるネットワークは、ヘテロジニアスネットワーク、又はHetNetと呼ばれる。
スモールセルを運用するLPN/スモールセル基地局は、通常、スモールセルゲートウェイを介して、コアネットワーク及びマクロ基地局と通信することができる。スモールセルゲートウェイは、通常、それぞれのLPN/スモールセル基地局間(及びLPN/スモールセル基地局とマクロ基地局との間)のX2インターフェース接続(間接的ではあるが)を効果的に提供するいわゆるX2ゲートウェイ(「X2−GW」)機能を有する。幾つかのスモールセルゲートウェイは、LPN/スモールセル基地局からコアネットワークへの接続を提供するいわゆるホーム発展型NodeBゲートウェイ(HeNB−GW)機能も有する。ただし、LPN/スモールセル基地局からコアネットワークへのそのような接続は、例えば、HeNB−GW機能を何ら必要とすることなく直接的に提供することもできる。
屋内及び屋外のシナリオにおいて特にホットスポットを展開する場合に、3GPP標準規格に準拠する通信システムが移動トラフィックの増加に対処できるようにするために、そのような通信システムを更に発展させるための最も重要な中心課題のうちの1つとして、最近になって、低電力ノードを用いるスモールセルをさらに高度化することが必要であることが確認された。このようなスモールセル高度化への関心に伴って、スモールセル高度化のためのシナリオ及び要件が3GPP技術報告書(3GPP TR36.932)において調査及び記載されており、その内容は引用することにより本明細書の一部をなす。
多数の(様々なタイプの)基地局を伴う可能性のあるそのような展開シナリオでは、特に、基地局のうちの幾つか(例えば、低電力ノード)が、ネットワークの全体的な負荷等に応じてシステムに追加されたりシステムから除去されたりするとき、通信システム内のX2シグナリングの容量が大きくなる場合がある。例えば、ホーム基地局等の幾つかの低電力ノードは、少数の加入者(例えば、特定の加入者グループ)のみをサービングするように構成することができ、したがって、そのような低電力ノードは、これらの加入者がそれらの専用ノードの近くにいるときにのみ電源投入されてネットワークに接続することができる。他方、そのような低電力ノードは、ネットワークから接続解除されたとき(例えば、それらのサービスが必要とされないとき)、節電モードで動作することもできるし、完全にオフに切り替えることもできる。しかしながら、基地局がシステムに接続されるたびに又は接続解除されるたびに、その隣接基地局が、接続解除されたいずれの基地局とも通信を試みないように(又は接続解除されたいずれの基地局にもユーザ機器をハンドオーバすることを試みないように)、それらの隣接基地局のそれぞれをそれに応じて更新する必要がある。このため、そのような更新は、隣接基地局間の適切なX2シグナリングの交換を必要とするそれらの基地局間のX2接続の頻繁な再構成をもたらす場合がある。その上、セル間で移動する移動(セルラ)電話等のユーザ機器(UE)の多数のアイテムが存在する場合、X2−GWによってハンドリングされるUEの移動を容易にするX2シグナリングの量も特に大量になる場合がある。
3GPPによって検討されているX2−GWアーキテクチャには、i)フルプロキシベースのX2−GWアーキテクチャ、及びii)ルーティングプロキシベースのX2−GWアーキテクチャの2つの異なる種類のX2−GWアーキテクチャがある。フルプロキシゲートウェイは、X2プロトコルの観点からピアとみなされ、したがって、フルプロキシゲートウェイは、通常、基地局からのX2セットアップシグナリングを終端する。他方、ルーティングプロキシゲートウェイは、基地局が互い間のエンドツーエンドX2接続を維持している間、X2アプリケーションプロトコル(X2AP)メッセージを単にルーティングするだけである。したがって、フルプロキシゲートウェイは、X2プロトコル及びストリーム制御伝送プロトコル(SCTP)の双方の観点から集信装置として動作するのに対して、ルーティングプロキシは、SCTPの観点から集信装置として動作する。X2−GWは、基地局間の追加の通信ノードであるので、メッセージのX2レベルルーティングでは、送信側(例えば、ソース基地局)が、受信側の識別子(以下、「ターゲットID」という)を用いてそのメッセージの対象とする受信側(例えば、ターゲット基地局)を識別することが必要となる。そのようなターゲットIDは、無線ネットワークレイヤ識別子(RNL−ID)の形態で提供することができる。この識別子は、ソース基地局が、例えば、3GPPにおいてTS36.300に定義されたその自動隣接関係(ANR)機能を用いてターゲット基地局を発見したときに取得することができる。このTS36.300の内容は、引用することによって本明細書の一部をなす。ターゲットIDは、任意のトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレス発見手順を通じて取得することができるIPアドレス等の形態で提供することもできる。
ターゲットIDは好ましくはRNL−IDの形態であるべきことが3GPPによって提案されている。各標準準拠の基地局及びX2−GWによって理解されるRNL−IDを用いると、それぞれ異なるノードがそれぞれ異なる製造業者によって提供され及び/又は異なるネットワーク事業者によって運用される環境であっても、各X2APメッセージを(X2−GWを介して)正しいターゲット基地局にルーティングすることが可能である。
そのようなシナリオでは、X2−GWが基地局間に設けられると、X2APメッセージを互いに通信するそれらの基地局は、ターゲット基地局のRNL−IDを、(ターゲット基地局を対象とする1つ又は複数の他の情報要素とともに)X2−GWに送信されるX2APメッセージ内の適した情報要素(IE)に含める必要がある。X2−GWを介してX2APメッセージを送信する前に、X2APメッセージは、ヨーロッパ電気通信標準協会(ETSI)のガイド第200351号に記載されている抽象構文記法(ASN.1)符号化技法に従って送信基地局によって符号化される。このガイドの内容は、参照することによって本明細書の一部をなす。このため、X2−GWが、そのようなX2APメッセージを、指定されたターゲット基地局に転送するために基地局から受信すると、X2−GWは、対象とする受信側基地局を(例えば、基地局のエントリと、それらの関連付けられたRNL−IDとを有するルックアップテーブルからの)RNL−IDに基づいて識別してX2APメッセージをそれに応じてターゲット基地局に転送する前に、復号化されたメッセージ内でターゲットのRNL−IDを搬送するIEを突き止めるために、X2APメッセージの内容を復号化する必要がある。
この手順によって、基地局は、X2−GWを介して確実にX2APメッセージを送信することができることが確保されるが、かなりの量の処理がX2−GWにおいて必要とされ、これによって、遅延が導入され及び/又はX2−GWによって同時に処理することができるメッセージ数が制限される。これは、特に、単一のX2ゲートウェイを介して接続された基地局(LPN及びマクロ)が多数存在するときに、X2ゲートウェイを介して送信される可能性のあるX2APメッセージが多数になる可能性があるとともに比較的高頻度である場合の特有の問題である。
したがって、本発明の好ましい実施形態は、上記の課題を克服するか、少なくとも軽減する方法及び装置を提供することを目的とする。
1つの態様では、本発明は、通信システムのゲートウェイ装置であって、該通信システムは複数の基地局を備え、該ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局の第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能である、ゲートウェイ装置を提供する。本ゲートウェイ装置は、第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを用いて前記複数の基地局と通信する通信手段であって、前記複数の基地局のうちの第1の基地局から、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを受信メッセージとして受信するように動作可能である、通信手段を備える。前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージは、(a)前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージであって、第2の基地局を宛先とするとともに、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージのデータユニットの少なくとも一部分を形成する、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージのヘッダの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含む。本ゲートウェイ装置は、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージの前記ヘッダから、前記第2の基地局を識別する前記情報を取得情報として取得する取得手段と、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを、前記第2の基地局を識別する前記取得情報によって識別された前記第2の基地局にルーティングするルーティング手段とを備える。
前記ルーティング手段は、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの(例えば、サービスデータユニット内の)少なくとも一部分としてルーティングするように動作可能であってよい。
本ゲートウェイ装置は、i)前記第1の基地局との第1のストリーム制御伝送プロトコル(SCTP)関連付けと、ii)前記第2の基地局との第2のSCTP関連付けとを維持する手段を備えてよく、この場合、前記通信手段は、前記第1のSCTP関連付けを用いて、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを受信するように動作可能であってよく、前記ルーティング手段は、前記第2のSCTP関連付けを用いて、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを前記第2の基地局にルーティングするように動作可能であってよい。
前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージの前記データユニットは、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された複数のメッセージから成ってよい。
前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージの前記データユニットは、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されるとともに、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)を搬送する、サービスデータユニット(SDU)から成ってよく、前記少なくとも1つのPDUは、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを含む。
前記第2の基地局を識別する前記情報は、前記第2の基地局と関連付けられた無線ネットワークレイヤ識別子(RNL−ID)及び前記第2の基地局と関連付けられたトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスのうちの少なくとも一方から成ってよい。
前記受信メッセージの前記ヘッダは、前記第1の基地局と関連付けられたRNL−IDから成ってよい。
1つの態様では、本発明は、通信システムの基地局を提供し、該通信システムは、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局の第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備える。本基地局は、第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを用いて前記ゲートウェイ装置と通信する通信手段と、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを生成メッセージとして生成する生成手段とを備える。前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記生成メッセージは、(a)前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージであって、第2の基地局を宛先とするとともに、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該生成メッセージのデータユニットの少なくとも一部分を形成する、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該生成メッセージのヘッダの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含む。前記通信手段は、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記生成メッセージを前記ゲートウェイ装置に送信するように動作可能である。
前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記生成メッセージの前記データユニットは、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された複数のメッセージから成ってよい。
前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記生成メッセージの前記データユニットは、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されるとともに、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)を搬送する、サービスデータユニット(SDU)から成ってよく、前記少なくとも1つのPDUは、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージから成ってよい。
前記第1のアプリケーションプロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)の標準セットに従ったX2アプリケーションプロトコルから成ってよい。
1つの態様では、本発明は、通信システムのゲートウェイ装置を提供し、該通信システムは複数の基地局を備え、該ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能である。本ゲートウェイ装置は、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを用いて前記複数の基地局と通信する通信手段であって、前記複数の基地局のうちの第1の基地局から、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを受信メッセージとして受信するように動作可能である通信手段を備える。前記受信メッセージは、(a)本ゲートウェイ装置にトランスペアレントな情報コンテナの少なくとも一部分を形成する、第2の基地局を宛先とする更なるメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記情報コンテナ以外の該受信メッセージの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含む。本ゲートウェイ装置は、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージから、前記第2の基地局を識別する前記情報を取得情報として取得する取得手段と、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを、前記第2の基地局を識別する前記取得情報によって識別された前記第2の基地局にルーティングするルーティング手段とを備える。
前記情報コンテナは、前記ゲートウェイ装置にトランスペアレントな情報要素から成ってよい。
前記第2の基地局を識別する前記情報は、前記第2の基地局と関連付けられた無線ネットワークレイヤ識別子(RNL−ID)及び前記第2の基地局と関連付けられたトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスのうちの少なくとも一方から成ってよい。
前記受信メッセージは、前記第1の基地局を識別する情報を有してよく、前記第1の基地局を識別する前記情報は、前記情報コンテナ以外の前記受信メッセージの少なくとも一部分を形成してよい。
1つの態様では、本発明は、通信システムの基地局を提供し、該通信システムは、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備える。本基地局は、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを生成メッセージとして生成する生成手段を備え、該生成メッセージは、(a)前記ゲートウェイ装置にトランスペアレントな情報コンテナの少なくとも一部分を形成する、前記複数の基地局のうちの第2の基地局を宛先とする更なるメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記情報コンテナ以外の前記生成メッセージの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含む。本基地局は、前記生成メッセージを前記ゲートウェイ装置に送信する送信手段を備える。
前記情報コンテナは、前記ゲートウェイ装置にトランスペアレントな情報要素から成ってよい。
前記第2の基地局を識別する前記情報は、前記第2の基地局と関連付けられた無線ネットワークレイヤ識別子(RNL−ID)及び前記第2の基地局と関連付けられたトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスのうちの少なくとも一方から成ってよい。
前記生成メッセージは、第1の基地局を識別する情報を有してよく、前記第1の基地局を識別する前記情報は、前記情報コンテナ以外の前記受信メッセージの少なくとも一部分を形成してよい。
1つの態様では、本発明は、通信システムのゲートウェイ装置を提供し、該通信システムは、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備える。本ゲートウェイ装置は、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを用いて前記複数の基地局と通信する通信手段を備え、該通信手段は、前記複数の基地局のうちの第1の基地局から、第2の基地局を宛先とする、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを受信メッセージとして受信するように動作可能である。前記受信メッセージは、(a)該受信メッセージの第1の部分を形成する、第2の基地局を宛先とする基地局対基地局情報と、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第1の部分以外の前記受信メッセージの第2の部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含む。本ゲートウェイ装置は、前記受信メッセージから前記第2の基地局を識別する前記情報を取得情報として取得する取得手段を備え、前記受信メッセージの前記第1の部分及び前記第2の部分は、該取得手段が前記第1の部分から前記基地局対基地局情報を取得する必要なく、該取得手段が前記受信メッセージの前記第2の部分から情報を取得するように配置されており、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを、前記第2の基地局を識別する前記取得情報によって識別された前記第2の基地局にルーティングする手段を備える。
前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージは符号化されてよく、前記取得手段は、前記第2の部分を復号化するように動作可能であってよい。
前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージは、抽象構文記法(ASN.1)符号化技法を用いて符号化されたメッセージから成ってよい。
前記第2の基地局を識別する前記情報は、前記第2の基地局と関連付けられた無線ネットワークレイヤ識別子(RNL−ID)から成ってよい。
1つの態様では、本発明は、通信システムの基地局を提供し、該通信システムは、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備え、該基地局は、前記複数の基地局のうちの第2の基地局を宛先とする、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを生成メッセージとして生成する生成手段を備え、該生成メッセージは、(a)該生成メッセージの第1の部分を形成する、前記第2の基地局を宛先とする基地局対基地局情報と、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第1の部分以外の前記生成メッセージの第2の部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含み、該生成手段は、前記ゲートウェイ装置が前記第1の部分から前記基地局対基地局情報を取得する必要なく、前記ゲートウェイ装置が前記生成メッセージの前記第2の部分から情報を取得することができるように、前記生成メッセージの前記第1の部分及び前記第2の部分を配置するように動作可能である。前記基地局は、前記生成メッセージを前記ゲートウェイ装置に送信する送信手段を備える。
前記生成手段は、抽象構文記法(ASN.1)符号化技法を用いて前記生成メッセージを符号化するように動作可能であってよい。
前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)の標準セットに従ったX2アプリケーションプロトコルから成ってよい。
1つの態様では、本発明は、通信システムのゲートウェイ装置を提供し、該通信システムは複数の基地局を備え、該ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局の第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能であり、該ゲートウェイ装置は、プロセッサ及びトランシーバを備え、前記トランシーバは、第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを用いて前記複数の基地局と通信するように構成され、前記トランシーバは、前記複数の基地局のうちの第1の基地局から、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを受信メッセージとして受信するように動作可能であり、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該受信メッセージは、(a)前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージであって、第2の基地局を宛先とするとともに、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージのデータユニットの少なくとも一部分を形成する、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージのヘッダの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報と、を含む。前記プロセッサは、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージの前記ヘッダから、前記第2の基地局を識別する前記情報を取得情報として取得するように構成され、前記トランシーバは、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを、前記第2の基地局を識別する前記取得情報によって識別された前記第2の基地局にルーティングするように構成されている。
1つの態様では、本発明は、通信システムのゲートウェイ装置を提供し、該通信システムは複数の基地局を備え、該ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能であり、該ゲートウェイ装置は、プロセッサ及びトランシーバを備え、前記トランシーバは、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを用いて前記複数の基地局と通信するように構成され、前記トランシーバは、前記複数の基地局のうちの第1の基地局から、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを受信メッセージとして受信するように動作可能であり、該受信メッセージは、(a)該ゲートウェイにトランスペアレントな情報コンテナの少なくとも一部分を形成する、第2の基地局を宛先とする更なる情報と、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記情報コンテナ以外の前記受信メッセージの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含む。前記プロセッサは、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージから、前記第2の基地局を識別する前記情報を取得情報として取得するように構成され、前記トランシーバは、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを、前記第2の基地局を識別する前記取得情報によって識別された前記第2の基地局にルーティングするように構成されている。
1つの態様では、本発明は、通信システムのゲートウェイ装置を提供し、該通信システムは複数の基地局を備え、該ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能であり、該ゲートウェイ装置は、プロセッサ及びトランシーバを備え、前記トランシーバは、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを用いて前記複数の基地局と通信するように構成され、前記トランシーバは、前記複数の基地局のうちの第1の基地局から、第2の基地局を宛先とする前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを受信メッセージとして受信するように動作可能であり、該受信メッセージは、(a)該受信メッセージの第1の部分を形成する、第2の基地局を宛先とする基地局対基地局情報と、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第1の部分以外の該受信メッセージの第2の部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含む。前記プロセッサは、前記受信メッセージから、前記第2の基地局を識別する前記情報を取得情報として取得するように構成され、前記受信メッセージの前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記プロセッサが、前記第1の部分から前記基地局対基地局情報を取得する必要なく、前記受信メッセージの前記第2の部分から情報を取得することができるように配置され、前記トランシーバは、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージを、前記第2の基地局を識別する前記取得情報によって識別された前記第2の基地局にルーティングするように構成されている。
1つの態様では、本発明は、通信システムの基地局を提供し、該通信システムは、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局の第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備え、該基地局は、プロセッサ及びトランシーバを備え、前記トランシーバは、第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを用いて前記ゲートウェイ装置と通信するように構成され、前記プロセッサは、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを生成メッセージとして生成するように構成され、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該生成メッセージは、(a)前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージであって、第2の基地局を宛先とするとともに、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該生成メッセージのデータユニットの少なくとも一部分を形成する、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該生成メッセージのヘッダの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報と、を含む。前記トランシーバは、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記生成メッセージを前記ゲートウェイ装置に送信するように動作可能である。
1つの態様では、本発明は、通信システムの基地局を提供し、該通信システムは、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備え、該基地局は、プロセッサ及びトランシーバを備え、前記プロセッサは、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを生成メッセージとして生成するように構成され、該生成メッセージは、(a)前記ゲートウェイ装置にトランスペアレントな情報コンテナの少なくとも一部分を形成する、前記複数の基地局のうちの第2の基地局を宛先とする更なるメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記情報コンテナ以外の前記生成メッセージの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含む。前記トランシーバは、前記生成メッセージを前記ゲートウェイ装置に送信するように構成されている。
1つの態様では、本発明は、通信システムの基地局を提供し、該通信システムは、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備え、該基地局は、プロセッサ及びトランシーバを備え、前記プロセッサは、前記複数の基地局のうちの第2の基地局を宛先とする、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを生成メッセージとして生成するように構成され、該生成メッセージは、(a)該生成メッセージの第1の部分を形成する、前記第2の基地局を宛先とする基地局対基地局情報と、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第1の部分以外の前記生成メッセージの第2の部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含む。前記プロセッサは、前記ゲートウェイ装置が前記第1の部分から前記基地局対基地局情報を取得する必要なく、前記ゲートウェイ装置が前記生成メッセージの前記第2の部分から情報を取得することができるように、前記生成メッセージの前記第1の部分及び前記第2の部分を配置するように動作可能であり、前記トランシーバは、前記生成メッセージを前記ゲートウェイ装置に送信するように構成されている。
前記ゲートウェイ装置は、LTEの標準セットに従って動作するスモールセルゲートウェイ及びX2ゲートウェイのうちの少なくとも一方から成ってよい。
前記基地局は、LTEの標準セットに従って動作するマクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、及びホーム基地局のうちの少なくとも1つから成ってよい。
1つの態様では、本発明は、上述したゲートウェイ装置及び上述した基地局を備える通信システムを提供する。
1つの態様では、本発明は、複数の基地局を備える通信システムにおいてゲートウェイ装置によって実行される方法を提供し、該ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局の第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能であり、該方法は、前記複数の基地局のうちの第1の基地局から、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを受信メッセージとして受信することを含み、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該受信メッセージは、(a)前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージであって、第2の基地局を宛先とするとともに、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージのデータユニットの少なくとも一部分を形成する、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージのヘッダの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含み、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージの前記ヘッダから、前記第2の基地局を識別する前記情報を取得情報として取得することと、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを、前記第2の基地局を識別する前記取得情報によって識別された前記第2の基地局にルーティングすることとを含む。
1つの態様では、本発明は、複数の基地局を備える通信システムにおいてゲートウェイ装置によって実行される方法を提供し、該ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能であり、該方法は、前記複数の基地局のうちの第1の基地局から、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを受信メッセージとして受信することを含み、該受信メッセージは、(a)前記ゲートウェイ装置にトランスペアレントな情報コンテナの少なくとも一部分を形成する、第2の基地局を宛先とする更なるメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記情報コンテナ以外の前記受信メッセージの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含み、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージから、前記第2の基地局を識別する前記情報を取得情報として取得することと、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージを、前記第2の基地局を識別する前記取得情報によって識別された前記第2の基地局にルーティングすることとを含む。
1つの態様では、本発明は、複数の基地局を備える通信システムにおいてゲートウェイ装置によって実行される方法を提供し、該ゲートウェイ装置は、該ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能であり、該方法は、前記複数の基地局のうちの第1の基地局から、第2の基地局を宛先とする基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを受信メッセージとして受信することを含み、該受信メッセージは、(a)該受信メッセージの第1の部分を形成する、第2の基地局を宛先とする基地局対基地局情報と、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第1の部分以外の前記受信メッセージの第2の部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含み、前記受信メッセージから、前記第2の基地局を識別する前記情報を取得情報として取得することを含み、前記受信メッセージの前記第1の部分及び前記第2の部分は、該取得することが前記第1の部分から前記基地局対基地局情報を取得する必要なく前記受信メッセージの前記第2の部分から情報を取得するように、配置されており、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成された前記受信メッセージを、前記第2の基地局を識別する前記取得情報によって識別された前記第2の基地局にルーティングすることを含む。
1つの態様では、本発明は、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局の第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備える通信システムにおいて基地局によって実行される方法を提供し、該方法は、第2のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを生成メッセージとして生成することを含み、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該生成メッセージは、(a)前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージであって、第2の基地局を宛先とするとともに、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該生成メッセージのデータユニットの少なくとも一部分を形成する、前記第1のアプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された該生成メッセージのヘッダの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含み、前記第2のアプリケーションプロトコルに従って構成された前記生成メッセージを前記ゲートウェイ装置に送信することを含む。
1つの態様では、本発明は、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備える通信システムにおいて基地局によって実行される方法を提供し、該方法は、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを生成メッセージとして生成することを含み、該生成メッセージは、(a)前記ゲートウェイ装置にトランスペアレントな情報コンテナの少なくとも一部分を形成する、前記複数の基地局のうちの第2の基地局を宛先とする更なるメッセージと、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記情報コンテナ以外の前記生成メッセージの少なくとも一部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含み、前記生成メッセージを前記ゲートウェイ装置に送信することとを含む。
1つの態様では、本発明は、複数の基地局と、ゲートウェイ装置を介した前記複数の基地局間の基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージの通信を容易にするように動作可能な該ゲートウェイ装置とを備える通信システムにおいて基地局によって実行される方法を提供し、該方法は、前記複数の基地局のうちの第2の基地局を宛先とする、前記基地局対基地局アプリケーションプロトコルに従って構成されたメッセージを生成メッセージとして生成することを含み、該生成メッセージは、(a)該生成メッセージの第1の部分を形成する、前記第2の基地局を宛先とする基地局対基地局情報と、(b)前記第2の基地局を識別する情報であって、前記第1の部分以外の前記生成メッセージの第2の部分を形成する、前記第2の基地局を識別する情報とを含み、該生成することは、前記ゲートウェイ装置が前記第1の部分から前記基地局対基地局情報を取得する必要なく、前記ゲートウェイ装置が前記生成メッセージの前記第2の部分から情報を取得することができるように、前記生成メッセージの前記第1の部分及び前記第2の部分を配置するように動作可能であり、前記生成メッセージを前記ゲートウェイ装置に送信することを含む。
本発明の態様は、上記で示した、又は特許請求の範囲において記載される態様及び可能な形態において記述されるような方法を実行するようにプログラマブルプロセッサをプログラムするように、及び/又は特許請求の範囲のいずれかの請求項において記載される装置を提供するように適切に構成されたコンピュータをプログラムするように動作可能である命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体のようなコンピュータプログラム製品にまで及ぶ。
当業者に効率的に理解してもらうために、本発明は3Gシステム(UMTS、LTE)との関連で詳細に説明されるが、本発明の原理は、必要に応じてシステムの対応する要素を変更して、(ホーム/スモールセル)基地局がシグナリングゲートウェイを介して通信する他のシステム(WiMAX等)にも適用することができる。
次に、本発明の実施形態を、単に例として、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明が適用可能であるタイプの移動通信システムを示す概略図である。 図1に示されるシステムの一部を形成する基地局の主要構成要素を示すブロック図である。 図1に示されるシステムの一部を形成するスモールセルX2ゲートウェイの主要構成要素を示すブロック図である。 本発明の一例示的な実施形態を実行する間に、図1の移動通信システムの構成要素によって実行される方法を示す例示的なタイミング図である。 本発明の一例示的な実施形態を実施する一例示的なプロトコルスタックを概略的に示す図である。 本発明の実施形態を実行する間に、図1の移動通信システムの構成要素によって実行される別の方法を示す例示的なタイミング図である。 本発明の一例示的な実施形態を実施する別の例示的なプロトコルスタックを概略的に示す図である。 本発明の一例示的な実施形態を実行する間に、図1の移動通信システムの構成要素によって実行される更に別の方法を示す例示的なタイミング図である。
概略
図1は、移動電話(又は他の互換ユーザ機器)から成る移動通信デバイス3と、複数の基地局5−1〜5−3とを備える移動(セルラ)通信システム1を概略的に示している。これらの複数の基地局のそれぞれは、関連付けられたセル6−1〜6−3を運用する。基地局5−1〜5−3のいずれも、通常のマクロeNB及び/又はスモールセル基地局(ホーム発展型NodeB(HeNB)、ピコ基地局、又はフェムト基地局等)から成ってよい。
この例では、移動通信デバイス3は、基地局のうちの1つ5−2によって運用されるセル6−2を介してサービングされる。当業者であれば理解するように、図1には、例示の目的で1つの移動通信デバイス3と3つの基地局5とが示されているが、追加のユーザ機器及び/又は基地局が展開されたシステムに存在してよい。
基地局5とコアネットワーク7との間の通信は、いわゆる「S1」インターフェースを介している。コアネットワーク7は、移動管理エンティティ(MME)9、サービングゲートウェイ(S−GW)11(及び簡単にするために省略されている、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P−GW)等の他の通信エンティティ)を備える。
「X2」インターフェースも、隣接した基地局5間の通信用に提供され、それらの間のデータ交換を容易にしている。この例では、スモールセルゲートウェイ(「X2−GW」で示す)が、X2ゲートウェイ8の機能を実施するために設けられ、このため、X2インターフェースを介した基地局5間の通信は、X2−GW8を介してルーティングされる(通信を直接的にルーティングするのではない)。X2−GW8は、運用及び整備(OAM)の目的等で他のネットワーク(例えば、コアネットワーク7)にも接続されてもよい。
基地局5間のX2−GW8は、SCTP/X2シグナリングのスケーラブルな集信装置としての機能を果たし、基地局5間の初期X2セットアップ(及び任意のその後の再構成)を容易にする。基地局間のX2−GW8によるX2APメッセージのルーティングは、ターゲットID(例えば、ターゲット基地局と関連付けられたRNL−ID)の形態のメッセージの対象とする受信側の識別に依拠する。さらに、X2APメッセージが2つの独立したSCTP関連付けをトラバースする場合、ターゲットは、所与のX2APメッセージの発信源を識別する必要がある。このために、ソースは、送信する各X2APメッセージ内に「ソースID」の形態でそれ自身の識別子を含む。このように、X2APメッセージは、通常、ソースID及びターゲットIDを含む。
しかしながら、この例では、ターゲットRNL−ID(及び、場合によってはソースRNL−ID)を搬送する情報要素(例えば、「IE1」)は、(通常、後方互換性を考慮した新たな情報要素の場合のように)X2APメッセージの最後(又はほぼ最後)の情報要素として符号化されない。符号化は、好ましくは現在のASN.1技法に基づいているが、新たなX2APメッセージ構造が用いられ、この構造には、「IE1」情報要素がメッセージの最初(又はほぼ最初)の情報要素として含まれる。そのようなX2APメッセージ構造は、従来、3GPPによって用いられていないが、この場合、後方互換性は影響を受けない。なぜならば、X2−GWは、Rel−12(又は後の)基地局にしかアクセス可能でないからである。したがって、送信(ソース)基地局5は、有利には、X2−GW8が、適切なルーティング動作/決定を行うことができるように、X2APメッセージ全体を復号化する必要がない方法で、この新たな「IE1」情報要素を組み込む。
これを達成することができる方法は、複数ある。例えば、基地局5及びX2−GW8は、例示の目的で、言及しているX2APメッセージがX2−GW8を介してソース基地局5−1とターゲット基地局5−2との間で送信される以下の可能な案(又はそれらの任意の適切な組み合わせ)のうちの任意のものに従って構成されてよい。
第1の例では、ソース基地局5−1は、X2APメッセージ全体を復号化する必要なく、ターゲットID(及びソースID)を搬送する「IE1」を復号化することができるように、特別な符号化ポリシー(ただし、現在のASN.1符号化と合致している)を、X2−GW8に送信するメッセージに適用する。具体的には、ソース基地局5−1は、ターゲットIDを搬送する「IE1」がX2APメッセージの復号化プロセスの開始時(又は開始時近く)に復号化されるように、(例えば、その復号化される最初の情報要素として又は復号化される最初の情報要素のうちの1つとして)X2APメッセージを符号化する。
換言すれば、X2APメッセージは、ターゲットID(例えば、ターゲット基地局5−2のRNL−ID)を搬送する「IE1」が他の情報要素とは別個に復号化されるように、ソース基地局5−1によって構造化される(例えば、RNL−IDは、このRNL−IDが、他のIEを復号化するか否かに関する決定を行わなければならない前に復号化されるように、最初の情報要素として又は最初の情報要素のうちの1つとしてX2APメッセージに含まれる)。X2−GW8は、RNL−IDを含むメッセージの部分を復号化することから開始し、メッセージの残りの部分を処理する必要なく適切なルーティング決定を行う。このように、X2−GW8が、RNL−IDを搬送する部分以外のX2APメッセージの部分(IE又はIE群)を復号化する必要はない。種々の製造業者による基地局とゲートウェイとの間の互換性を確保するために、RNL−IDの特定の符号化は、有利には、3GPPによって、例えば、技術仕様書(TS)36.423等の適切な標準仕様書において選択又は指定することができる。
別の例では、ソース基地局及びターゲット基地局5並びにX2−GW8はそれぞれ、専用サブレイヤ(本明細書では、「X2アダプテーションプロトコル」(XAP)サブレイヤという)を、それらのそれぞれのプロトコルスタックの一部として実施する。このサブレイヤは、基地局間で(X2−GWを介して)X2APメッセージを中継するのに適合している。このサブレイヤを介したシグナリングメッセージは、各XAPメッセージが、基地局5間で送信される実際のX2APメッセージ(又はX2APメッセージ群)をカプセル化するように構造化されている。これは、ソース基地局5−1が、サブレイヤ固有のヘッダ(XAPヘッダ)を、X2−GW8に送信されているX2APメッセージに追加することによって実現される。換言すれば、XAPシグナリングメッセージは、XAPヘッダ(XAP準拠デバイスによって理解されるヘッダ)と、基地局5間で通信されるX2APメッセージ/X2プロトコルデータユニットとを含む。XAPヘッダは、少なくともターゲットIDを含み、場合によっては、ソースIDも同様に含む。この場合、X2−GW8は、XAPサブレイヤを介して受信されたそのようなシグナリングメッセージのXAP部分を処理し、そのシグナリングメッセージに含まれるX2APメッセージをターゲット基地局5−2にルーティングする。X2−GW8は、いずれのX2プロトコル固有の機能も実施を必要とされないが、他の(XAP非準拠)基地局との互換性のためにそのようにしてもよい。
したがって、受信(転送)X2−GW8は、XAPメッセージ全体を処理する必要はなく(例えば、このメッセージ内のX2APメッセージを復号化する必要はない)、ターゲット基地局5−2用のRNL−IDを収容するXAPヘッダのみを処理する必要がある。特に、X2−GW8は、XAPシグナリング内のいずれのX2 PDUも処理する(例えば、復号化する)必要はない。したがって、この可能な案では、以前の可能な案のように情報要素を用いるのではなく、RNL−IDは、(対象とする受信側を識別する)XAPヘッダに追加される一方、X2APメッセージの実際の内容は、XAPメッセージのペイロードになる。第1の例を上回るこの例と関連した利点は、2つ以上のX2APメッセージ/PDUを同じXAPメッセージに含めてよく、このため、基地局5間で送信されるX2APメッセージごとのX2−GW8の処理要件が更に低減される。別の付加的な利点は、X2APメッセージをいずれの形態にも変更する必要がないということである。すなわち、そのような「IE1」情報要素を、あらゆるX2APメッセージに含める必要はない。これによって、別のノードとの間接的及び直接的なX2接続を維持する基地局(例えば、マクロ基地局)は、X2プロトコルの観点から一貫した挙動を有することが確保される。XAPサブレイヤは、X2−GWを伴うこのシナリオに固有のものであるので、XAPシグナリング(例えば、XAPヘッダ)を(XAPシグナリングに含まれるX2APメッセージとは別に)符号化する必要がない場合があり、このため、基地局及びX2−GWにおける処理要件が低減される。この手法の更なる詳細は、以下で図5及び図6を参照して説明される。有利には、従来のASN.1符号化技法をXAPメッセージに用いることができる(必要に応じて、適合させることができる)。XAPヘッダ以外のXAP PDUの任意の構成要素を「トランスペアレント」コンテナとして符号化することができる。そのようなトランスペアレントコンテナ手法は、3GPP TS36.331に論述されている「ハンドオーバコマンド」(TS36.300に更に論述されているように、通常、ハンドオーバ準備中にターゲット基地局によってソース基地局に送信される「ハンドオーバ要求肯定応答」メッセージの一部として含まれる)に関係したコンテナの符号化と類似している。
更に別の例では、ソース基地局5−1は、X2−GW8にターゲット基地局5−2のRNL−IDを通知するのに適したX2APメッセージ(例えば、任意の既存のX2APメッセージ、変更されたX2APメッセージ、又は専用X2APメッセージ)に依拠している。この場合、X2APメッセージは、X2−GW8によってターゲット基地局5−2に転送される特定のX2プロトコルデータユニット(PDU)も搬送する。例えば、ソース基地局5−1は、ターゲット基地局5−2のRNL−IDを適切にフォーマットされたX2APメッセージに含めてよく、X2−GW8によってターゲット基地局5−2に転送されるいわゆる「トランスペアレント」コンテナ(1つ又は複数のX2 PDUを含む)をこのメッセージに追加してよい。トランスペアレントコンテナは、事実上、その内容が、当該トランスペアレントコンテナを収容するメッセージのソースと当該トランスペアレントコンテナの内容のデスティネーション(「ターゲット」)との間の1つ又は複数の中間通信ノードによって無視される(したがって、それらの中間通信ノードに「トランスペアレント」である)情報要素(多くのより小さな情報要素を含むことができる)である。この例では、トランスペアレントコンテナは、X2−GW8を介して送信されるX2APメッセージ内の適した情報要素であるが、トランスペアレントコンテナの内容に対して中間通信ノードとして動作するX2−GWが無視する情報要素を提供することによって実施することができる。このメッセージ構造によって、トランスペアレントコンテナは、そのRNL−IDによって識別されたターゲット基地局5−2を対象とする全てのIE/PDUを含むが、X2−GW8は、そのルーティング決定に関連のあるX2APメッセージの部分のみ(例えば、トランスペアレントコンテナの外側にあるメッセージの部分のみ)を処理すればよいことが確保される。有利には、X2−GW8は、トランスペアレントコンテナ及び/又はそれに含まれるX2 PDUを復号化する必要はない。この例と関連した利点は、トランスペアレントコンテナを用いることによって、メッセージのどの部分がX2−GW8によって処理されるのか、及びどの部分(すなわち、トランスペアレントコンテナ)をそのルーティング決定の際に無視することができるのかがより明確に識別されることである。この手法の更なる詳細は、以下において図7及び図8を参照して説明される。ソースIDは、トランスペアレントコンテナの一部として含めることができる。なぜならば、この情報は、所与のX2APメッセージの発信源を求めるためにターゲット基地局によって必要とされるからである。
要約すれば、上述した可能な案のそれぞれにおいて、ソース基地局は、X2−GWによって解釈されるX2APメッセージの部分を、X2APメッセージの残りの部分(例えば、主に受信基地局を対象とした部分)から独立して処理することができることを(例えば、適切な符号化及び/又はメッセージ構造化によって)確保する。したがって、X2−GWは、ターゲットのRNL−IDを搬送するIE/ヘッダを突き止めるためにメッセージ全体を処理する必要はない。X2−GWは、このため、不必要な遅延なしに、対象とする受信側をRNL−IDに基づいてルックアップし、適切なルーティング動作/決定をより効率的に行い、そのRNL−IDによって識別された対象とする受信側にX2APメッセージを転送することができる。
さらに、本ルーティング技法は、基地局間のシグナリングのセキュリティにも標準規格にも悪影響を与えない。なぜならば、メッセージ(少なくともターゲット基地局を対象とするメッセージの部分)は、依然として、必要に応じてASN.1符号化技法を用いて符号化することができるからである。
これによって、特に、同じX2−GWを介して接続された多くの基地局を有するシステム、例えば、多数のスモールセルを有するシステムでは、X2−GWの効率も改善され、したがって、そのリスクがボトルネックになることも低減される。さらに、これによって、ターゲットを対象とするメインペイロードはいずれの中間X2−GWによっても復号化されないので、セキュリティも強化される。
X2APメッセージが符号化されている場合、X2−GWは、ルーティング決定を行うことができるようになるために、全X2APメッセージを復号化する必要はない。これは、ひいては、高容量のX2APメッセージが同じX2−GWによってハンドリングされるときであっても、X2−GWを介した基地局間のX2シグナリングの送信におけるレイテンシを(現行の提案と比較して)削減する可能性も有する。その処理の必要性は他のゲートウェイのものよりも相対的に低いので、X2−GWは、単純かつ低コストを維持することができるとともに、それでも、多くの基地局間の多数の実質的に同時のX2通信をハンドリングすることが可能である。
基地局
図2は、サービング基地局5−1のような、図1に示される基地局5のうちの1つの主要構成要素を示すブロック図である。図示されるように、基地局5は、少なくとも1つのアンテナ53を介して、移動通信デバイス3との間で信号を送受信するように動作可能であるトランシーバ回路51を含む。基地局5は、ネットワークインターフェース54を用いて直接的に又はスモールセルゲートウェイ(例えば、HeNB−GW)を介して、コアネットワーク7内のノード(MME9又はS−GW11等)に対して信号を送受信するように動作可能でもある。基地局5は、eNB(X2)インターフェース55を用いてX2−GW8(スモールセルゲートウェイの一部分を形成してもよい)を介して他の基地局(マクロ又はスモール)に対して信号を送受信するように動作可能でもある。トランシーバ回路51の動作は、メモリ59に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラ57によって制御される。このソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム61、通信制御モジュール63、X2アプリケーションプロトコル(X2AP)モジュール65、XAPモジュール67、及び符号化モジュール69を含む。
簡単にするために、図2に示す基地局は、図4、図6、及び図8に示す例のそれぞれを実施することが可能であるが、説明した例のうちの幾つかしか実施しない基地局は、必ずしも全てのモジュールを備えるとは限らないことが理解されるであろう。例えば、XAPモジュール67は、図5を参照して説明する例を実施するのに必要とされる。
通信制御モジュール63は、基地局5と移動通信デバイス3との間の通信、基地局5とMME9、S−GW11のようなネットワークデバイスとの間の通信、又はX2−GW8を介しての基地局5と他の基地局との間の通信を制御する。
X2APモジュール65は、X2−GW8を介した基地局5と他の(ターゲット)基地局との間のX2シグナリングをハンドリングする(例えば、X2アプリケーションプロトコルに従ってフォーマットされたメッセージ/PDUを生成、送信、及び受信する)。
XAPモジュール67は、基地局5と、他のノード、例えばX2−GW8及び/又は他の基地局の対応するXAPモジュールとの間のXAPシグナリングをハンドリングする(例えば、XAPサブレイヤを介してメッセージを生成、送信、及び受信する)。XAPモジュール67は、X2APモジュール65からX2 PDU(1つ又は複数のX2−APメッセージを含むPDU)を取得し、XAPヘッダをX2 PDUに追加してXAPメッセージを形成する。XAPヘッダは、X2 PDUがX2−GW8によって転送される基地局と関連付けられたRNL−ID、及び/又はソースIDを含む。
符号化モジュール69は、例えば、ANS.1符号化技法を用いて、基地局5によって送信されるX2APメッセージを符号化し、基地局5によって受信されたX2APメッセージを復号化する。
X2ゲートウェイ
図3は、図1に示されるX2ゲートウェイ8の主な構成要素を示すブロック図である。図示するように、スモールセルゲートウェイ8は、eNBインターフェース75を介して基地局5に対して信号を送受信するように動作可能なトランシーバ回路71を備える。トランシーバ回路71の動作は、メモリ79に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラ77によって制御される。このソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム81、通信制御モジュール83、X2APモジュール85、XAPモジュール87、RNL−IDマッピングモジュール88、及び符号化モジュール89を含む。
簡単にするために、図3に図示されたX2ゲートウェイは、図4、図6、及び図8に示す例のそれぞれを実施することが可能であるが、説明した例のうちの幾つかしか実施しないX2ゲートウェイ8は、必ずしも全てのモジュールを備えるとは限らないことが理解されるであろう。例えば、XAPモジュール87は、図5を参照して説明される例を実施するのに必要とされる(ただし、X2APモジュールは必要とされない場合がある)。
通信制御モジュール83は、eNBインターフェース75を介したX2ゲートウェイ8と基地局5との間の通信を制御するように動作可能である。
X2APモジュール85は、X2−GW8と基地局5との間のX2シグナリングをハンドリングする(例えば、X2アプリケーションプロトコルに従ってフォーマットされたメッセージ/PDUを生成、送信、及び受信する)。X2APモジュール85は、送信基地局から受信されたX2APメッセージ/PDUからターゲット基地局のRNL−IDを取り出し、このRNL−IDをそのルーティング決定において用いて、受信されたX2APメッセージ/PDUの内容を転送する。
XAPモジュール87は、X2−GW8と基地局5との間のXAPシグナリングをハンドリングする(例えば、XAPサブレイヤを介してメッセージを生成、送信、及び受信する)。XAPモジュール87は、受信されたXAPシグナリングから任意のX2 PDU(1つ又は複数のX2APメッセージを含むPDU)を取得し、それらをX2APモジュール85に渡す。XAPモジュール87は、そのメッセージのXAPヘッダから任意のRNL−ID(特定のXAPメッセージに含まれるX2 PDUが転送される基地局と関連付けられたもの)も取り出し、適切なルーティング決定を行う。
RNL−IDマッピングモジュール88は、X2−GW8によってサービングされる基地局並びにそれらの関連付けられたRNL−ID及び/又はTNLアドレスのデータベース(例えば、リスト、テーブル等)を維持する。
符号化モジュール89は、例えば、ANS.1符号化技法を用いて、X2−GW8によって送信されるX2APメッセージを符号化し、X2−GW8によって受信されたX2APメッセージを復号化する。RNL−IDが、(基地局からの)X2APメッセージに含まれている場合、符号化モジュール89は、X2APメッセージの他の部分を復号化することなく、RNL−IDを含むX2APメッセージの部分を復号化する。
上記の説明において、基地局5及びスモールセルゲートウェイ8はそれぞれ、理解するのを容易にするために、幾つかの個別のモジュールを有するように説明される(通信制御モジュール、X2APモジュール及びコーディングモジュール等)。応用形態によっては、例えば、本発明を実施するために既存のシステムが変更される場合には、これらのモジュールはこのようにして提供される場合があるが、他の応用形態、例えば、当初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されたシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体の中に組み込まれる場合があるので、これらのモジュールは個別のエンティティとして区別できない場合がある。これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア若しくはファームウェアにおいて、又はこれらを混在させて実現することもできる。
動作−第1の実施形態
図4は、本発明の一実施形態を実行する間に、図1の移動通信システム1の構成要素によって実行される方法を示す例示的なタイミング図である。
最初に、ステップS401及びS402にそれぞれ示すように、基地局5−1及び5−2はそれぞれ、X2−GW8がこれらの基地局の現在の動作状態を認識するようにX2−GW8に登録される。簡単にするために、登録手順は、単一のステップとして示されているが、複数のメッセージ(例えば、基地局5による登録要求及びX2−GW8による対応する承認/肯定応答/失敗)の交換を必要とする場合があることが理解されるであろう。
見て取ることができるように、登録手順の一部として、第1の基地局及び第2の基地局5は、それらのそれぞれのRNL−ID(それぞれ「eNB ID1」及び「eNB ID2」で示される)を(例えば、適したシグナリングメッセージを送信することによって)X2−GW8に知らせる。これらのRNL−IDを用いて、X2シグナリングをこれらの基地局にルーティングすることができる。X2−GW8は、その後、基地局と維持しているSCTP関連付けごとの関連付けられたTNLアドレス(例えば、IPアドレス)を取得する。
ステップS403において、X2−GW8は、任意の受信されたRNL−IDを有するとともに登録された基地局5ごとにRNL−IDをTNLアドレスにマッピングするそのRNL−IDデータベースを(そのRNL−IDマッピングモジュール88を用いて)更新し、任意のその後のX2APメッセージ/PDUを、そのX2APメッセージ/PDUに含まれる(又はそれと関連付けられた)RNL−IDによって示される適切な基地局に転送することができるようにする。
次に、例えば、ソース基地局5−1は、その隣接した基地局5−2を発見すると、ステップS405において、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、「X2APメッセージ転送」シグナリングメッセージ)を(そのX2APモジュール65を用いて)生成し、(その符号化モジュール69を用いて)符号化し、メッセージを隣接(ターゲット)基地局5−2に転送するためにX2−GW8に送信する。この例では、X2APモジュール65は、ターゲット基地局5−2によって受信される実際のX2APメッセージ(例えば、「X2セットアップ要求」メッセージ)に対応するデータと、ターゲット基地局5−2のRNL−ID(例えば、「eNB ID2」)を含む情報要素(例えば、上述した「IE1」)とを、生成されたX2APメッセージに含める。ソース基地局5−1は、それ自身のRNL−IDも、例えば、「IE1」又は別の適した情報要素に「ソースID」として含めることができる。一方、X2APモジュール65は、ターゲット基地局5−2のRNL−IDを含むメッセージの部分が最初の情報要素(又は最初の情報要素のうちの1つ)として現われるように、生成されたX2APメッセージを配置する。符号化モジュール69は、ターゲット基地局5−2のRNL−IDを含むメッセージの部分を最初に復号化することができるようにこのメッセージを符号化し、このメッセージの他の部分(例えば、ターゲット基地局5−2によって受信される部分)は復号化されないこともある。既存のASN.1符号化は、メッセージ全体を符号化するのに用いることができるが、「IE1」情報要素は、従来のX2APメッセージ構造化に反して、この例では、X2APメッセージの先頭(又は先頭近く)に追加される。
X2−GW8は、S405においてメッセージを受信すると、(その符号化モジュール89を用いて)ターゲットのRNL−IDを含むメッセージの部分を復号化することによって開始し、次いで、X2−GW8は、(そのRNL−IDマッピングモジュール88を用いて)対応する基地局5−2をルックアップし、ステップS406において、正しいSCTP関連付けに沿ってRNL−IDによって識別された基地局5−2に受信メッセージを転送する。
ターゲット基地局5−2の符号化モジュール69は、X2−GW8を介してX2APメッセージを受信すると、ANS.1符号化技法を用いて符号化されている内容を復号化し、ターゲット基地局5−2にアドレス指定されたX2APメッセージの部分を取り出す。復号化された内容は、その後、X2APモジュール65に渡され、X2APモジュール65は、必要に応じて、(ステップS408に包括的に示されているように)この受信メッセージに基づいて動作する。
この例では、ターゲット基地局5−2は、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、「X2APメッセージ転送」シグナリングメッセージ)を(そのX2APモジュール65を用いて)生成し、(その符号化モジュール69を用いて)符号化し、このメッセージを基地局5−1(この時点では、このメッセージのターゲットである)に転送するためにS410においてX2−GW8に返信する。X2APモジュール65は、その以前のX2APメッセージに応答した、ソース基地局5−1によって受信される実際のX2APメッセージ(例えば、「X2セットアップ応答」メッセージ)に対応するデータを、生成されたX2APメッセージに含める。ソース基地局5−1は、そのRNL−ID(例えば、eNB ID1)によって識別される。X2APモジュール65は、ソース基地局5−1のRNL−IDを含むメッセージの部分が最初に現われるように、生成されたX2APメッセージを配置する。符号化モジュール69は、RNL−IDを含むメッセージの部分を最初に及び/又はメッセージの他の部分を復号化することなく復号化することができるようにメッセージを符号化する。
X2−GW8は、S410においてメッセージを受信すると、最初に(その符号化モジュール89を用いて)RNL−IDを含むメッセージの部分を復号化し、(そのRNL−IDマッピングモジュール88を用いて)対応するソース基地局5−1をルックアップし、ステップS411において、RNL−IDによって識別されたソース基地局5−1に受信メッセージを転送する。
ソース基地局5−1は、S411においてX2APメッセージを受信すると、(その符号化モジュール69を用いて)ANS.1符号化技法用いて符号化されている内容を復号化し、ソース基地局5−1にアドレス指定されたX2APメッセージの部分を取り出す。この復号化された内容は、その後、X2APモジュール65に渡される。
ステップS415に包括的に示されているように、X2APメッセージ転送ラウンド(S405〜S411)が完了した後、基地局5−1及び5−2は、互いについての最新情報を有し、そのため、それに応じてそれらの動作を調整することができる。例えば、基地局5−1及び5−2は、それらの現在の構成、ネットワーク負荷、及び/又は無線状態に従って適宜、それらの間でUEをハンドオーバすることができる。しかしながら、X2APメッセージ転送ラウンド(S405〜S411)が、上記基地局のうちの一方(又は双方)がネットワークから接続解除されていることを示している場合、他方の基地局は、有利には、少なくとも、(例えば、ステップS405〜S411を繰り返すことによって)その後の更新がその基地局から受信されるまで、そのような接続解除された基地局へのユーザ機器のハンドオーバを回避することができる。
動作−第2の実施形態
図5は、本発明の一例示的な実施形態を実施する一例示的なプロトコルスタックを概略的に示す図である。
見て取ることができるように、基地局5はそれぞれ、関連のある3GPP標準によって指定されているような標準プロトコルスタックを実施する。この標準プロトコルスタックは、最下位レイヤから開始して、以下のものを含む。
−物理レイヤ。このレイヤは、ネットワークの物理特性及び電気特性を指定し、ネットワーク媒体(例えば、ケーブル又は無線リンク)を介した情報の送信をハンドリングする。
−データリンクレイヤ。このレイヤは、アドレス指定、すなわち、特定のデスティネーションロケーションの情報のラベリングと、物理レイヤにおいてネットワークを介して送信されるフレーム内への上位レベルメッセージのカプセル化とを担当する。
−インターネットプロトコル(IP)レイヤ。このレイヤは、データリンクレイヤによって提供されるサービスを用いて、IPプロトコルに従ってフォーマットされたデータの通信を担当する。
−ストリーム制御伝送プロトコル(SCTP)レイヤ。このレイヤは、隣接した基地局とのそれぞれのSCTP関連付けを作成及び維持することを担当する。及び
−X2APレイヤ。このレイヤは、基地局間の対応するSCTP関連付けを用いて、他の基地局に対するX2インターフェースを介したシグナリングメッセージの通信を担当する。
X2−GW8も、上記プロトコルスタックの機能を実施する。しかしながら、図5に示される例では、X2APレイヤは、簡単にするために省略されている。
さらに、この場合、基地局5及びX2−GW8によって実施されるプロトコルスタックは、適切にフォーマットされたXAPシグナリングメッセージを介して基地局5とX2−GW8との間を通信するためのいわゆるXAPサブレイヤ(X2APレイヤの一部として示されている)も含む。
図5に示されるように、第1の基地局5−1とX2−GW8との間には、第1のSCTP関連付け(「SCTP」で示す)が存在し、X2−GW8と第2の基地局5−2との間には、第2のSCTP関連付け(「SCTP」で示す)が存在する。したがって、第1の基地局5−1は、対応する第1のSCTP関連付けを用いてX2−GW8を介して第2の基地局5−2にX2APメッセージを送信することができる。このメッセージは、次に、X2−GW8によって第2のSCTP関連付けを用いて転送される。
XAPレイヤは、例えば、幾つかの(ホーム)基地局及びゲートウェイによって、それらの間に設けられたIurhインターフェースを介したルーティングをサポートするために実施されるいわゆる無線ネットワークサブシステムアプリケーションパート(RNSAP)ユーザアダプション(RNA)プロトコルと同様の方法で実施されてもよい。3GPPのTS25.471は、RNAプロトコルの更なる詳細を開示している。このTS25.471の内容は、引用することによって本明細書の一部をなす。
図6は、本発明の一例示的な実施形態を実行する間に、図1の移動通信システム1の構成要素によって実行される別の方法を示す例示的なタイミング図である。この例示的な方法では、XAPシグナリングメッセージが、図5に示すプロトコルスタックを実施する基地局5とX2−GW8との間を送信されている。
最初に、ステップS601及びS602にそれぞれ示されるように、基地局5−1及び5−2は、(それらのそれぞれのXAPモジュール67を用いて)対応するXAP接続(各基地局5−1/5−2とX2−GW8との間の対応するSCTP関連付けの作成を含む)をセットアップするようにX2−GW8に要求する。この目的のために、第1の基地局5−1は、(S601において)X2−GW8に送信するメッセージに、そのRNL−ID(「eNB ID1」で示す)を含める。このRNL−IDを用いて、その後のX2シグナリングをその基地局5−1にルーティングすることができる。同様に、第2の基地局5−2も、(S602において)X2−GW8に送信するメッセージに、そのRNL−ID(「eNB ID2」で示す)を含める。このRNL−IDを用いて、X2シグナリングをその基地局5−2に同様にルーティングすることができる。
第1の基地局5−1の要求にX2−GW8が対応することができる場合、X2−GW8は、適切にフォーマットされたXAPメッセージ(例えば、「XAPセットアップ応答」メッセージ)を(そのXAPモジュール87を用いて)生成し、ステップS603において第1の基地局5−1に送信する。しかしながら、第1の基地局5−1の要求にX2−GW8が対応することができない場合、X2−GW8は、代わりに失敗通知を送信する。
同様に、第2の基地局5−2の要求にX2−GW8が対応することができる場合、X2−GW8は、適切にフォーマットされたXAPメッセージ(例えば、「XAPセットアップ応答」メッセージ)を(そのXAPモジュール87を用いて)生成し、ステップS604において第2の基地局5−2に送信する。第2の基地局5−2の要求にX2−GW8が対応することができない場合、X2−GW8は失敗通知を送信する。
第1の基地局5−1とX2−GW8との間の要求応答通信であるメッセージS601及びS603の完了に成功することによって、第1のSCTP関連付け(図5の「SCTP」に対応する)がそれらの間に作成される。同様に、第2の基地局5−2とX2−GW8との間の要求応答通信、すなわちメッセージS602及びS604の完了に成功することによって、第2のSCTP関連付け(図5の「SCTP」に対応する)が作成される。したがって、この時点で、準備された第1のSCTP関連付け及び第2のSCTP関連付けを用いて、第1の基地局5−1と第2の基地局5−2との間でX2−GW8を介してX2シグナリングを交換することが可能である。
次に、第1の基地局5−1は、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、「XAPメッセージ転送」シグナリングメッセージ)を(そのXAPモジュール67を用いて)生成し、このメッセージの内容を隣接(ターゲット)基地局5−2に転送するためにステップS605においてX2−GW8に送信する。この例では、XAPモジュール67は、ターゲット基地局5−2のRNL−ID(例えば、「eNB ID2」)をXAPヘッダに含めることによってターゲット基地局5−2を識別する。XAPモジュール67は、このメッセージにサービスデータユニット(SDU)も含める。このサービスデータユニットは、XAPヘッダにおいて識別される隣接基地局5−2に転送される1つ又は複数のX2APメッセージ(例えば、「X2セットアップ要求」及び/又は任意の更なるX2APシグナリング)を含む。XAPヘッダは、適切なソースID(例えば、「eNB ID1」)も含んでもよい。XAPヘッダ以外のXAPメッセージの残りの部分は、例えば、トランスペアレントコンテナとして符号化することができる。
X2−GW8は、S605においてXAPメッセージを受信すると、(そのXAPモジュール87を用いて)XAPヘッダ部分からターゲットのRNL−IDを取り出し、(そのRNL−IDマッピングモジュール88を用いて)対応するターゲット基地局5−2をルックアップし、ステップS606においてXAPメッセージ(例えば、対応するXAP PDU又は少なくとも対応するXAP SDU)をRNL−IDによって識別された基地局5−2に転送する。
ステップS608に包括的に示されているように、ターゲット基地局5−2は、X2−GW8からXAPメッセージを受信すると、(そのXAPモジュール67を用いて)XAPメッセージからX2 SDUを取り出し、このX2 SDUをX2APモジュール65に渡す。X2APモジュール65は、X2 SDUに含まれる情報に応じて適宜、X2 SDUに基づいて動作する。加えて、X2APモジュール67も、適切な場合には、「ソースID」をXAPヘッダから取得することができる。
この例では、基地局5−2は、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、「XAPメッセージ転送」シグナリングメッセージ)を(そのXAPモジュール67を用いて)生成し、このメッセージの内容を基地局5−1(この時点では、S601におけるこのメッセージのターゲットである)に転送するために、S610においてX2−GW8に返信する。この例では、XAPモジュール67は、ソース基地局5−1のRNL−ID(例えば、「eNB ID1」)をこのメッセージのXAPヘッダに含めることによって、(ソース)基地局5−1を識別する。XAPモジュール67は、このメッセージにサービスデータユニット(SDU)も含める。このサービスデータユニットは、XAPヘッダにおいて識別された基地局5−1に転送される1つ又は複数のX2APメッセージ(例えば、「X2セットアップ応答」及び/又は任意の更なるX2APシグナリング)を含む。XAPヘッダは、ソースID(例えば、「eNB ID2」)の形態でターゲット基地局5−2の識別子も含んでもよい。XAPヘッダ以外のXAPメッセージの残りの部分は、例えば、トランスペアレントコンテナとして符号化されてよい。
X2−GW8は、S610においてXAPメッセージを受信すると、(そのXAPモジュール87を用いて)XAPヘッダ部分からターゲットのRNL−IDを取り出し、(そのRNL−IDマッピングモジュール88を用いて)対応するソース基地局5−1をルックアップし、ステップS611においてXAPメッセージをRNL−IDによって識別された基地局5−1に転送する。
基地局5−1は、X2−GW8からXAPメッセージを受信すると、(そのXAPモジュール67を用いて)XAPメッセージからX2 SDUを取り出し、このX2 SDUをX2APモジュール65に渡す。X2APモジュール65は、X2 SDUに含まれる情報によって示されるとおりにX2 SDUに基づいて動作する。適切な場合には、X2APモジュール65は、XAPヘッダに含まれる「ソースID」も(XAPモジュール67から)受信してもよい。
最後に、ステップS615に包括的に示されているように、XAPメッセージ転送ラウンド(S605〜S611)が完了した後、第1の基地局5−1及び第2の基地局5−2は、互いに関する最新情報を有し、そのため、それに応じてそれらのその後の動作を調整することができる。例えば、第1の基地局5−1及び第2の基地局5−2は、それらの現在の構成に従って、可能な場合には、それらの間でユーザ機器をハンドオーバすることができる。しかしながら、XAPメッセージ転送ラウンド(S605〜S611)が、上記基地局のうちの一方(又は双方)がネットワークから接続解除されていることを示している場合、他方の基地局は、有利には、少なくとも、(例えば、ステップS605〜S611を繰り返すことによって)その後の更新がその基地局から受信されるまで、そのような接続解除された基地局へのユーザ機器のハンドオーバを回避することができる。
動作−第3の実施形態
図7は、本発明の一例示的な実施形態を実施する別の例示的なプロトコルスタックを概略的に示す図である。
見て取ることができるように、基地局5及びX2−GW8はそれぞれ、図5を参照して上述したような標準プロトコルスタック(すなわち、物理レイヤ、データリンクレイヤ、IPレイヤ、SCTPレイヤ、及びX2APレイヤ(ただし、X2APレイヤは、この例のゲートウェイの場合、任意選択である)を実施する。
図7に示されるように、第1の基地局5−1とX2−GW8との間には、それらの間でX2APメッセージを通信するための第1のSCTP関連付け(「SCTP」で示す)が存在し、X2−GW8と第2の基地局5−2との間には、それらの間でX2APメッセージを通信するための第2のSCTP関連付け(「SCTP」で示す)が存在する。したがって、第1の基地局5−1は、対応する第1のSCTP関連付けを用いて第1のX2APメッセージをX2−GW8に送信することによって、X2 PDU(複数の場合もある)を第2の基地局5−2に通信することができる。第1のX2APメッセージに含まれるPDU(複数の場合もある)は、X2−GW8によって第2のSCTP関連付けを用いて転送される。
図8は、本発明の実施形態を実行する間に、図1の移動通信システム1の構成要素によって実行される別の方法を示す例示的なタイミング図である。この例は、図7に示すプロトコルスタックに基づいている。
最初に、ステップS800に包括的に示されているように、基地局5−1及び5−2は、X2−GW8に自身を登録する。この詳細は、簡単にするために省略されている。例えば、基地局は、本出願人の(未公開の)英国特許出願第1306203.9号に記載された手順のうちの以下の1つによってX2−GW8に登録してもよい。この英国特許出願のコピーは、添付の付属書類1に含まれている。
次に、ソース基地局5−1は、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを(そのX2APモジュール65を用いて)生成し、ステップS805においてX2−GW8に送信する。このメッセージは、隣接(ターゲット)基地局5−2のトランスペアレントコンテナを含む。このトランスペアレントコンテナは、隣接基地局5−2に転送されるX2APメッセージ/PDU(例えば、「X2セットアップ要求」及び/又は他のX2APシグナリングメッセージ)を含む。このシグナリングメッセージは、トランスペアレントコンテナに加えて、ターゲットのRNL−IDを含む情報要素、例えば「IE1」も含んでもよい。シグナリングメッセージは、ソースIDも含んでもよい。しかしながら、図4を参照して説明した例と異なり、この例では、情報要素「IE1」は、X2APメッセージの最後部(又は最後部近く)に追加されてもよい。この例では、X2APモジュール65は、ターゲット基地局5−2のRNL−ID(例えば、eNB ID2)を、トランスペアレントコンテナ以外のX2APメッセージの一部分に含めることによってターゲット基地局5−2を識別する。
X2−GW8は、S805においてX2APメッセージを受信すると、(そのX2APモジュール85を用いて)ターゲットのRNL−IDをメッセージから取り出し、(そのRNL−IDマッピングモジュール88を用いて)対応するターゲット基地局5−2をルックアップし、ステップS806において、トランスペアレントコンテナを復号化することなくRNL−IDによって識別された基地局5−2にトランスペアレントコンテナの内容を転送する。
ステップS808に包括的に示されているように、ターゲット基地局5−2は、X2−GW8からX2APメッセージを受信すると、(そのX2APモジュール65を用いて)X2APメッセージ/PDUをトランスペアレントコンテナから取り出し、このコンテナに含まれる情報に応じて適宜、X2APメッセージ/PDUに基づいて動作する。
この例では、基地局5−2は、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを(そのX2APモジュール65を用いて)生成し、S810においてX2−GW8に返信する。このメッセージは、基地局5−1(このメッセージのターゲットである)のトランスペアレントコンテナを含む。このトランスペアレントコンテナは、基地局5−1に転送されるX2APメッセージ/PDU(例えば、「X2セットアップ応答」及び/又は他のX2APシグナリングメッセージ)を含む。この例では、X2APモジュール65は、基地局5−1のRNL−ID(例えば、「eNB ID1」)をトランスペアレントコンテナ以外のX2APメッセージの一部分に含めることによってターゲット基地局5−1を識別する。
X2−GW8は、S810においてX2APメッセージを受信すると、(そのX2APモジュール85を用いて)ターゲットのRNL−IDをメッセージから取り出し、(そのRNL−IDマッピングモジュール88を用いて)対応するソース基地局5−1をルックアップし、ステップS811において、ターゲットのRNL−IDによって識別された基地局5−1にトランスペアレントコンテナの内容を転送する。
基地局5−1は、X2−GW8からX2APメッセージを受信すると、(そのX2APモジュール65を用いて)X2APメッセージ/PDUをトランスペアレントコンテナから取り出し、このコンテナに含まれる情報に応じて適宜、X2APメッセージ/PDUに基づいて動作する。
最後に、ステップS815に包括的に示されているように、X2APメッセージ転送ラウンド(S805〜S811)が完了した後、第1の基地局5−1及び第2の基地局5−2は、互いに関する最新情報を有し、そのため、それに応じてそれらのその後の動作を調整することができる。例えば、第1の基地局5−1及び第2の基地局5−2は、それらの現在の構成に従って可能な場合には、それらの間でユーザ機器をハンドオーバすることができる。しかしながら、X2APメッセージ転送ラウンド(S805〜S811)が、上記基地局のうちの一方(又は双方)がネットワークから接続解除されていることを示していた場合、他方の基地局は、有利には、少なくとも、(例えば、ステップS805〜S811を繰り返すことによって)その後の更新がその基地局から受信されるまで、そのような接続解除された基地局へのユーザ機器のハンドオーバを回避することができる。
変更形態及び代替形態
これまで、幾つかの詳細な実施形態を説明してきた。当業者であれば理解するように、本明細書において具現される本発明から依然として利益を享受しながら、上記の実施形態に対して複数の変更形態及び代替形態を実施できる。
図1の上記説明では、各基地局は、スモールセル(例えば、ピコ/フェムトセル)を運用する(ホーム)基地局であると説明されている。しかしながら、本出願において説明されたシグナリング技法は、X2ゲートウェイを介して互いに接続された通常の基地局/マクロ基地局を含む任意のタイプの基地局間にも用いることができることが理解されるであろう。
上記例示的な実施形態では、ゲートウェイは、X2インターフェースを介した隣接基地局間の通信を容易にするX2ゲートウェイであると説明されている。しかしながら、このゲートウェイは、いわゆるホーム発展型nodeBゲートウェイ、すなわち「HeNB−GW」の機能も実施して、基地局(LPN/スモールセル基地局等)からコアネットワークへの接続を提供することができることが理解されるであろう。X2ゲートウェイは、スモールセルゲートウェイとも呼ばれる場合があることも理解されるであろう。
第1の例の上記説明では、X2APメッセージは、X2−GWが、適切なルーティング動作/決定を行うことができるためにX2APメッセージ全体を復号化する必要がないように、ターゲットのRNL−IDを組み込んだ送信基地局によって符号化される。ソース基地局は、有利には、メッセージの残りの部分に適用される符号化技法とは別個の符号化技法を用いて、RNL−ID(又はRNL−IDを搬送する適切なIE)を符号化することができることが理解されるであろう。ASN.1符号化技法(又は他の任意の適した符号化技法)の変形形態を、RNL−IDの符号化に適合させることができ、及び/又はこの方法でX2ゲートウェイとの使用に適合させることができることが理解されるであろう。受信(転送)X2−GWがX2APメッセージ全体を処理する必要がなく、RNL−IDを収容する部分のみを処理する必要があるように、ソース基地局は、別個に符号化されたRNL−ID(又はRNL−IDを搬送するIE)を、X2APメッセージの先頭(又は適切な場合には最後)に付加することができることが理解されるであろう。幾つかの場合には、例えば、実施態様及び/又は適用可能なネットワークポリシーに応じて、RNL−IDを符号化することなくX2APメッセージに追加することができる。
さらに、RNL−IDは、メッセージによって搬送される他のターゲット固有情報(例えば、SDU/PDU/トランスペアレントコンテナ)を復号化することが必要になる前に復号化することができるX2APメッセージの任意の箇所に含めることができることが理解されるであろう。X2−GWは、メッセージの他の部分を復号化する前に、RNL−IDを搬送するX2APメッセージの部分を復号化するように構成することができる。
図5の上記説明では、X2APメッセージは、いわゆる「XAPサブレイヤ」を用いてカプセル化されると説明されている。しかしながら、XAPサブレイヤの機能は、(X2APレイヤと)別個のレイヤ、例えば、X2APレイヤの上位の「XAPレイヤ」によって実施することができることが理解されるであろう。XAPサブレイヤの機能は、適切に変更されたX2APレイヤ、例えば、X2APレイヤ及びXAP(サブ)レイヤの双方の機能を有するX2AP’レイヤによっても実施してもよい。したがって、X2APレイヤ及びXAPサブレイヤは、別個のレイヤ又は単一のレイヤのいずれかとして実施されてよい。
上記の例示的な実施形態では、移動電話ベースの通信システムを説明した。当業者であれば理解するように、本出願において説明されるシグナリング技法は、他の通信システムにおいて用いることができる。他の通信ノード又はデバイスには、例えば、携帯情報端末、ラップトップコンピュータ、ウェブブラウザ等のようなユーザデバイスを含んでよい。
上記の例示的な実施形態では、基地局及びホーム基地局は、それぞれトランシーバ回路を備える。通常、この回路部は専用ハードウェア回路によって形成される。しかしながら、幾つかの実施形態では、トランシーバ回路の一部を、対応するコントローラによって実行されるソフトウェアとして実装してよい。
上記の例示的な実施形態では、複数のソフトウェアモジュールが説明された。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において与えることができ、コンピュータネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局又はゲートウェイに供給することができる。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウェア回路を用いて実行することもできる。しかしながら、ソフトウェアモジュールの使用によって、基地局、ゲートウェイ及び移動電話の機能を更新するためにその基地局、ゲートウェイ、及び移動電話を更新するのが容易になるため、ソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
この出願は、2013年9月27日に出願された英国特許出願第1317221.8号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (17)

  1. 通信システムのゲートウェイ装置であって、
    X2アプリケーションプロトコル(X2AP)に従って構成されたメッセージを使用して複数の基地局と通信する手段と、
    前記複数の基地局のソース基地局から、前記X2アプリケーションプロトコルに従って構成されたX2メッセージ転送メッセージを受信する手段と、
    を含み、
    前記X2メッセージ転送メッセージは、複数の情報要素(IE)から成り、該複数のIEは、
    (a)ターゲット基地局を宛先とする更なるX2APメッセージを含むIEと、
    (b)ターゲット基地局識別情報を含むIEと、
    を含み、
    前記X2アプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを、前記ターゲット基地局識別情報によって識別された前記ターゲット基地局にルーティングする手段を含む、ゲートウェイ装置。
  2. 前記更なるX2APメッセージを含む前記IEは、前記ゲートウェイ装置にトランスペアレントである、請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記ターゲット基地局識別情報は、前記ターゲット基地局と関連付けられた無線ネットワークレイヤ識別子(RNL−ID)及び前記ターゲット基地局と関連付けられたトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスのうちの少なくとも一方から成る、請求項1又は2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記受信したX2メッセージ転送メッセージは、前記ソース基地局を識別する情報を含むIEを有し、前記ソース基地局を識別する情報を含む前記IEは、前記更なるX2APメッセージを含む前記IE以外の前記X2メッセージ転送メッセージの少なくとも一部分を形成する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  5. 前記受信する手段は、当該ゲートウェイ装置での前記ソース基地局の登録に続いて前記X2メッセージ転送メッセージを受信する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  6. 前記X2アプリケーションプロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)の標準セットに従ったX2アプリケーションプロトコルから成る、請求項1〜5のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  7. スモールセルゲートウェイ及び前記LTEの標準セットに従って動作するX2ゲートウェイのうちの少なくとも一方から成る、請求項1〜6のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  8. 通信システムの基地局であって、前記基地局は、ソース基地局として動作するとき、
    X2アプリケーションプロトコル(X2AP)に従って構成されたX2メッセージ転送メッセージを生成する手段を含み、該X2メッセージ転送メッセージは、複数の情報要素(IE)から成り、該複数のIEは、
    (a)ターゲット基地局を宛先とする更なるX2APメッセージを含むIEと、
    (b)ターゲット基地局識別情報を含むIEと
    を含み、
    前記生成したX2メッセージ転送メッセージをゲートウェイ装置に送信する手段を含む、基地局。
  9. 前記更なるX2APメッセージを含む前記IEは、前記ゲートウェイ装置にトランスペアレントである、請求項8に記載の基地局。
  10. 前記ターゲット基地局識別情報は、前記ターゲット基地局と関連付けられた無線ネットワークレイヤ識別子(RNL−ID)及び前記ターゲット基地局と関連付けられたトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスのうちの少なくとも一方から成る、請求項8又は9に記載の基地局。
  11. 前記生成したX2メッセージ転送メッセージは、前記ソース基地局を識別する情報を含むIEを有し、前記ソース基地局を識別する情報を含む前記IEは、前記更なるX2APメッセージを含む前記IE以外の前記X2メッセージ転送メッセージの少なくとも一部分を形成する、請求項8〜10いずれか1項に記載の基地局。
  12. 前記送信する手段は、前記ゲートウェイ装置での前記ソース基地局の登録に続いて前記X2メッセージ転送メッセージを送信する、請求項8〜11のいずれか1項に記載の基地局。
  13. 前記X2アプリケーションプロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)の標準セットに従ったX2アプリケーションプロトコルから成る、請求項8〜12のいずれか1項に記載の基地局。
  14. マクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、及び前記LTEの標準セットに従って動作するホーム基地局のうちの少なくとも1つから成る、請求項8〜13のいずれか1項に記載の基地局。
  15. 通信システムのゲートウェイ装置によって実行される方法であって、
    ソース基地局から、X2アプリケーションプロトコル(X2AP)に従って構成されたX2メッセージ転送メッセージを受信することを含み、該X2メッセージ転送メッセージは、複数の情報要素(IE)から成り、該複数のIEは、
    (a)ターゲット基地局を宛先とする更なるX2APメッセージを含むIEと、
    (b)ターゲット基地局識別情報を含むIEと
    を含み、
    前記X2アプリケーションプロトコルに従って構成された前記メッセージを、前記ターゲット基地局識別情報によって識別された前記ターゲット基地局にルーティングすること、を含む、方法。
  16. 通信システムのソース基地局によって実行される方法であって、
    X2アプリケーションプロトコル(X2AP)に従って構成されたX2メッセージ転送メッセージを生成することを含み、該X2メッセージ転送メッセージは、複数の情報要素(IE)から成り、該複数のIEは、
    (a)ターゲット基地局を宛先とする更なるX2APメッセージを含むIEと、
    (b)ターゲット基地局識別情報を含むIEと
    を含み、
    前記生成したX2メッセージ転送メッセージをゲートウェイ装置に送信すること、を含む、方法。
  17. 請求項15又は16に記載の方法をコンピュータプログラマブルデバイスに実行させる命令を含む、コンピュータプログラム。
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