JP4881494B2 - 渦電流探傷プローブ - Google Patents

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Description

本願発明は、検出コイルを回転しながら走査方向へ移動する渦電流探傷プローブに関する。
従来励磁コイル内で検出コイルを回転して、種々の方向のキズを検出する渦電流探傷プローブが提案されている(例えば特許文献1参照)。
図7、図8により従来の渦電流探傷プローブを説明する。
図7は、渦電流探傷プローブの構成を示す。
図7(a)は、渦電流探傷プローブの平面図、図7(b−1),(b−1)は、励磁コイルと検出コイルの斜視図である。
渦電流探傷プローブ1は、パンケーキ状の励磁コイル11、四角形の検出コイル12からなり、励磁コイル11は、コイル軸(コイルの中心を通る軸)が被検査体Tの検査面と直交するように(コイル面が検査面と平行になるように)配置し、検出コイル12は、励磁コイル11内に、そのコイル面(巻き線で囲まれた開口面)が被検査体Tの検査面と直交するように配置してある。検出コイル12は、モータ(図示せず)により励磁コイル11内で回転する。
次に図8により、図7の渦電流探傷プローブによる探傷について説明する。
図7の渦電流探傷プローブ1により、例えば図8(a)のように、被検査体TのキズF1〜F4を検出する場合には、検出コイル12の中心点P1を中心に時計方向(矢印方向)へ回転し、検出コイル12が1回転する度に、渦電流探傷プローブ1を線Lに沿って、例えば図8(b)の位置X1,X2,X3へ間歇的に移動し、夫々の位置において検出コイル12を1回転して探傷する。
また検出コイル12は、位置X1,X2,X3において時計方向へ回転した場合、検出コイル12の1回転分の軌跡は、図8(c−1)、(c−2)のようになる。なお図8(c−1)は、1回転の前半の半回転分の軌跡を示し、図8(c−2)は、後半の半回転分の軌跡を示す。図8(c−1)、(c−2)は、別々に表記してあるが、両図合わせて同じ位置X1等における1回転分の軌跡となる。また図8(c−1)、(c−2)は、検出コイル12の方向を分かり易くするため、便宜的に矢印を付してある。
キズによって発生る渦電流は、キズに沿って流れるから、検出コイル12の検出感度は、検出コイル12のコイル面がキズの長手方向と平行(巻き線がキズの長手方向と平行)になるとき一番高く、直交するとき一番低くなる。したがって渦電流探傷プローブ1の位置X1,X2,X3は、中心点P1がキズの近傍に位置するように選定する必要があるが、探傷前には、キズF1〜F4の位置は分からないから、渦電流探傷プローブ1を走査方向へ移動するときの移動量の設定や制御が難しく、かつ渦電流探傷プローブ1は、例えば位置X1において1回転してから位置X2へ移動し、位置X2において1回転してから位置X3へ移動するというように間歇的に移動するから、移動速度が遅くなり探傷時間が長くなる。
特開2002−214202号公報
本願発明は、従来の渦電流探傷プローブの前記問題点を解決することを目的とし、検出コイルを回転させながら渦電流探傷プローブを走査方向へ連続的に移動して、広い範囲の全方向のキズを短時間で、高感度で検出することができる渦電流探傷プローブを提供することを目的する。
本願の請求項1に記載の渦電流探傷プローブは、励磁コイルと励磁コイル内に配置した検出コイルを備え、励磁コイルのコイル面と検出コイルのコイル面は、直交するように配置してある渦電流探傷プローブにおいて、前記渦電流探傷プローブ又は検出コイルは、励磁コイルのコイル軸と一致する回転軸を中心に回転しながら、一回転する間に検出コイルのコイル幅(W1)の0.3倍以上0.75倍以下の距離を走査方向へ移動することを特徴とする。
請求項2に記載の渦電流探傷プローブは、励磁コイルと励磁コイル内に配置した検出コイルを備え、励磁コイルのコイル面と検出コイルのコイル面は、直交するように配置してある渦電流探傷プローブを2個以上備え、2個以上の渦電流探傷プローブは、2個の渦電流探傷プローブの検出コイルのコイル面が同一面に並ぶように1個の回転軸の周囲に配置してあり、その回転軸を中心に回転しながら一回転する間に検出コイルのコイル幅(W1)の2倍の幅(W2)の0.75倍以上1.5倍以下の距離を走査方向へ移動することを特徴とする。
請求項3に記載の渦電流探傷プローブは、1個の励磁コイルとその励磁コイル内に配置した2個以上の検出コイルを備え、1個の励磁コイルのコイル面と2個以上の検出コイルのコイル面は、直交するように配置してある渦電流探傷プローブにおいて、2個以上の検出コイルを、各検出コイルの回転軸を中心に回転しながら走査方向へ移動することを特徴とする。
本願発明の渦電流探傷プローブは、検出コイル又は渦電流探傷プローブを、回転軸を中心に回転しながら走査方向へ移動するから、その回転軸の周囲に配置した各検出コイル又は検出コイルの各半径が通る軌跡は、交差している。したがって渦電流探傷プローブは、全方向のキズを広い範囲において連続的に検出することができる。そして渦電流探傷プローブの走査方向の移動速度を変えて、検出コイルが1回転する間の走査方向の移動距離を変えることにより、キズの分布状況やキズの大きさ等を勘案してキズの検出精度或いは検出感度を調整することができる。また渦電流探傷プローブ又は検出コイルの回転速度を変えて、検出コイルの移動距離を変えることにより、キズの検出精度或いは検出感度を調整することもできる。さらに検出コイル又は渦電流探傷プローブの回転方向を変えることにより、検出コイルの軌跡のパターンを反転させることができる。
本願発明は、2個以上の渦電流探傷プローブを並置して、夫々の検出コイルを別々の回転軸を中心に回転するか、又は1個の回転軸を中心に回転することにより、探傷幅(検出幅)をより大きくすることができる。また2個以上の渦電流探傷プローブの検出コイルの並び方を変えることにより、検出コイルの軌跡のパターンを変えることができる。さらに2個以上の渦電流探傷プローブの検出コイルを別々に回転する場合には、各検出コイルの回転方向を相違させることにより、検出コイルの軌跡のパターンを、反転させることができる。
本願発明の渦電流探傷プローブは、1個の励磁コイル内に2個以上の検出コイルを配置してあるから、渦電流探傷プローブの構造が簡単になり、かつ各検出コイルの間に励磁コイルの巻き線が介在しないから、両検出コイルをより接近させることができ、両検出コイルの間の傷も高感度で検出できる。
図1〜図6により本願発明の実施例に係る渦電流探傷プローブを説明する。なお各図に共通の部分は、同じ符号を使用している。
図1は、本願発明の実施例に係る渦電流探傷プローブの構成を示す。
図1(a)は、渦電流探傷プローブの平面図、図1(b−1),(b−2)は、励磁コイルと検出コイルの斜視図、図1(c)は、検出コイルの斜視図である。
渦電流探傷プローブ2は、パンケーキ状の励磁コイル21、四角形の検出コイル22からなり、励磁コイル21内に縦置型の検出コイル22(いわゆるタンジェンシャルコイル)を配置してある。即ち渦電流探傷プローブ2は、励磁コイル21のコイル面と検出コイル22のコイル面が直交するように(或いは励磁コイル21のコイル軸と検出コイル22のコイル軸が直交するように)配置してある。そして励磁コイル21は、そのコイル軸が被検査体Tの検査面と直交するように(コイル面が検査面と平行になるように)配置してある。ここでコイル軸は、コイルの中心を通る軸であり、コイル面は、コイルの巻き線で囲まれた開口面、即ちコイル軸と直交する面である。以下本願において同様である。
なお検出コイル22は、四角形に限らず、図1(c)のように三角形のものでもよいし、五角形、円形、楕円形等のものであってもよい。また励磁コイル21は、パンケーキ状のものに限らず、四角形等多角形、楕円形等のものであってもよい。
渦電流探傷プローブ2は、支持部材(図示せず)に取付けてあり、その支持部材を慣用されているローラーや車輪をモータで駆動する移動手段によって、所定の速度でY方向(走査方向或いは探傷方向)へ移動する。その際、検出コイル22は、モータ(図示せず)により励磁コイル21内で回転軸P1を中心に回転する。即ち渦電流探傷プローブ2は、検出コイル22を回転しながらY方向へ移動する。
回転軸P1は、検出コイル22のコイル軸と直交し、励磁コイル21のコイル軸と一致する。したがって回転軸P1は、励磁コイル21のコイル面と直交し、被検査体Tの検査面と直交する。
なお渦電流探傷プローブ2について、検出コイル22のみを回転する例について説明したが、励磁コイル21と検出コイル22を一体的に固着して、両コイルを同時に回転するように構成してもよい。即ち回転軸P1を中心に渦電流探傷プローブ2を回転するように構成してもよい。その場合、検出コイル22は、励磁コイル21内では回転しないから励磁コイル21の内面に接触させて固定することができる。
次に図2により、図1の渦電流探傷プローブをY方向へ移動するときの、検出コイル22の軌跡について説明する。
図2(a)は、被検査体と渦電流探傷プローブの平面図を示し、図2(b)は、渦電流探傷プローブ2の検出コイルの幅を示し、図2(c)は、渦電流探傷プローブ2を移動したときの検出コイルの軌跡(位置)を説明する図である。
図2(a)において、渦電流探傷プローブ2は、図1の渦電流探傷プローブ2と同じ構成のものである。渦電流探傷プローブ2は、検出コイル22の回転軸P1が線Lに沿ってY方向へ移動する。その移動の際、検出コイル22は、回転軸P1を中心に時計方向(矢印方向)へ回転する。検出コイル22の幅(被検査体Tの検査面と平行する巻き線方向の幅)は、図2(b)のようにW1である。被検査体Tの検査面には、線Lに対して平行なキズF1、直交するキズF2、135度のキズF3、45度のキズF4を加工形成してある。被検査体Tは、板厚9mmの鋼板を用い、キズF1〜F4のサイズは、幅0.2mm、深さ1mm、長さ5mmに形成してある。
キズF1〜F4に対する検出コイル22の検出感度は、検出コイル22の巻き線がキズの長手方向と平行になったとき一番高くなり、直交するとき一番低くなる。
図2(c)において、軌跡は、検出コイル22の1.5回転分を示し、また矢印付き実線は、検出コイル22を、Sは、検出コイル22が一回転する間に渦電流探傷プローブ2がY方向へ移動する距離(移動距離)を示す。なお検出コイル22は、回転の様子を分かり易くするため、便宜的に矢印を付してある。また検出コイル22(矢印付き実線)は、回転角度30度間隔で間歇的に表記してあるが、実際には回転角度は連続的に変化する。
検出コイル22は、図2(c)のように、線Lに対する角度(回転角度)を変えながらY方向へ幅W1の帯状の範囲を移動する。したがって被検査体Tの幅W1の範囲に、例えば、図2(a)のキズF1〜F4のように、様々の方向のキズがある場合にも、それらのキズを検出することができる。
励磁コイル2の軌跡のパターンは、回転軸P1が通る線Lの上下(両側)で相違し、上側のパターンは、Y方向に広くなり、下側のパターンは、上側よりも狭くなる。なお励磁コイル22の回転方向を逆(反時計方向)にした場合には、後述するように上下のパターンは、逆になる。
図2(c)において、上側の軌跡は、検出コイルの矢印側が通る領域E3と無矢印側が通る領域E4が重なるように交互に存在し、領域E3と領域E4は、位置がY方向へ2分の1回転分(180度)ずれている。また同様に下側も検出コイルの矢印側が通る領域と無矢印側が通る領域が、重なるように交互に存在する。しかし下側の重なりは、上側の重なりよりも小さい。そして領域E3と領域E4の重なり部分においては、両領域の検出コイル22は交差しているから、キズF1〜F4は、例えば領域E3の検出コイル22と直交しても、領域E4の検出コイル22とは直交せずに、直角以外の角度で交差する。そのためキズは、少なくとも領域E3或いは領域E4のいずれか一方の領域の検出コイルによって検出できるから、全方向のキズを検出することができる。
下側の矢印側の領域と無矢印側の領域は、領域E2の部分において一部が重なるのみであるから、上側に比べるとキズの検出精度は低くなり、キズが領域E2にのみ存在する小さなキズの場合には、検出できなくなる場合がある。しかし下側の領域においても、移動距離Sを小さくすると重なりが大きくなり、検出精度を高くすることができる。また領域E2が図2(c)の場合、或いは図2(c)のよりも大きい場合であっても、探傷幅(検出幅)を半分(W1/2)にして、図2(c)において、線Lの上半分の領域を探傷に利用し、下半分の領域は、2回目の走査で上半分の領域となるように走査幅を設定すれば、領域E2の影響を受けることなく、キズを検出することができる。
矢印側の領域と無矢印側の領域は、移動距離Sの大きさによって重なる範囲が変化する(Y方向の位置のずれは、2分の1回転分で変わらない)。例えば、移動距離Sを大きくすると、即ち渦電流探傷プローブ2の移動速度を速くすると、重なりの範囲は小さくなり、移動距離Sを小さくすると、即ち渦電流探傷プローブ2の移動速度を遅くすると、重なりの範囲は大きくなる。したがって検出コイル22の回転速度が同じ場合、渦電流探傷プローブ2の移動速度を速くし過ぎると、キズの検出漏れが生じる。また渦電流探傷プローブ2の移動速度を遅くし過ぎると、矢印側の領域と無矢印側の領域の検出コイルは、交差角が小さくなり、平行に近くなる。そして極端の場合、移動距離S=0になると、矢印側の領域と無矢印側の領域(例えば領域E3と領域E4)は、重なり合って、渦電流探傷プローブ2を移動せずに同じ場所で回転するのと同じ状態になる。したがって渦電流探傷プローブ2の移動速度を速くし過ぎると、キズを検出できなくなる。
なお渦電流探傷プローブ2の移動速度が同じ場合、検出コイル22の回転速度を速くすると、移動距離Sが小さくなるから、矢印側の領域と無矢印側の領域の重なる範囲が大きくなる。
図3は、図2において渦電流探傷プローブ2をY方向へ移動したときの検出コイル22の軌跡のシュミーレーション結果を示し、図3(a)〜(d)は、検出コイル22が一回転する間の移動距離Sを変えたときの軌跡の変化を示す。図3は、検出コイル22の2回転分の軌跡を示し、軌跡は、回転角度15度間隔で表記してある。
図3(a)は、移動距離S=0.3W1(W1は検出コイル22の幅)、図3(b)は、S=0.5W1、図3(c)は、S=0.75W1、図3(d)は、S=1.0W1のときの軌跡である。
図2のように渦電流探傷プローブの検出コイルが1個の場合、移動距離S=0.3W1(図3(a))からS=0.75W1(図3(c))の間では、検出コイルが通過しない領域は生じないから、検出コイルの幅W1の範囲について、漏れなくキズを検出することができる。
図3(d)(移動距離S=0.3W1)の場合、領域E1は、検出コイルが表記されていないが、検出コイルの回転開始時期に相当する領域であるため、検出コイルは通過しないが、半回転以降は、領域E2のようになるから、図3(d)の場合にも、キズを検出できるが、下側のキズの検出精度は低くなる。
なお移動距離Sがさらに大きくなり、領域E2が大きくなる場合には、図3(d)において検出コイルの回転軸が通る線の上半分の領域を探傷に利用すれば、領域E2の影響を受けることなく、キズを検出することができる。図3(d)において、領域E3は、検出コイルの一方の側(検出コイルの一方の半径)が通る領域であり、領域E4は、検出コイルの他方の側(検出コイルの他方の半径)が通る領域である。なお領域E3と領域E4は、位置がY方へ2分の1回転分(180度)ずれている。
次に図2の渦電流探傷プローブ2を用いてキズの探傷試験を行った結果について説明する。
試験に用いた渦電流探傷プローブ2の励磁コイル21は、外径13mm、内径10mmの円形のナイロンボビンに線径70μmの被覆銅線を100回巻いてあり、検出コイル22は、一辺が8mmの四角形のボビンに線径50μmの被覆銅線を120回巻いてあるものを用いた。また励磁信号源には、周波数1kHz〜200kHz、出力約1Vの発振器を用いた。試験は、渦電流探傷プローブ2を3000rpmで回転しながら、Y方向へ移動して、図2(a)のキズF1〜F4の検出を行なった。
試験結果によると、渦電流探傷プローブ2の検出範囲の幅(探傷幅)は、約10mmである。渦電流探傷プローブ2のY方向の移動速度が、9m/min(移動距離S=0.3W1)から22.5m/min(移動距離S=0.75W1)の範囲では、キズF1〜F4の検出出力は、略同じになり全てのキズを検出できた。移動速度が30m/min(移動距離S=1.0W1)の場合には、キズF1が検出コイル22の回転軸P1が通る線Lから外れると、キズF1の検出出力が低下し、移動速度がさらに速くなるとキズF1を検出できなくなる。また移動速度が、9m/minよりも遅くなると、各キズの検出出力が低下し、移動速度がさらに遅くなるとキズを検出できなくなる。
図4は、図1の渦電流探傷プローブ2と同じ構成のものを2個並置し、両渦電流探傷プローブの検出コイルを別々に回転させてY方向へ移動する例である。
まず図4(a−1),(a−2)について説明する。
2個の渦電流探傷プローブ2a,2bは、図4(a−1)のように励磁コイル21aと励磁コイル21bが接触するように接近させて配置し、夫々の検出コイル22a,22bは、両検出コイルのコイル面が同一面に並ぶように(巻き線方向に一直線状に並ぶように)配置してある。即ち回転軸の並び方向と一致するように配置してある。渦電流探傷プローブ2a,2bは、検出コイル22a,22bを、回転軸P1a,P1bを中心に時計方向(矢印方向)へ回転しながらY方向へ移動する。検出コイル22a,22bの軌跡は、図4(a−2)のようになり、探傷幅は、検出コイルが1個の場合の2倍になる。渦電流探傷プローブの個数は、2個に限らず、2個以上配置することができる。
また図4(a−1)において、3個目の渦電流探傷プローブを、その励磁コイルが渦電流探傷プローブ2a,2bの励磁コイル21a.21bと接触するように、配置することもできる(回転軸は、3角形の頂点に位置する)。その場合には、渦電流探傷プローブ2a,2bの検出コイルの軌跡の間に3個目の軌跡ができるから、キズの検出精度をより高くすることができる。渦電流探傷プローブの個数は、2個、3個に限らず、2個以上配置することができる。
図4(b−1),(b−2)は、図4(a−1),(a−2)において、検出コイル22aと検出コイル22bの回転方向を逆にした例で、検出コイル22aは、反時計方向(矢印方向)へ回転し、検出コイル22bは、時計方向へ回転する。この場合には、一方の検出コイルの軌跡のパターンは、他方の検出コイルの軌跡のパターンと上下が逆になる。
図4(c−1),(c−2)は、検出コイル22a,22bのコイル面が直交するように(両検出コイルの巻き線の方向が直交するように)配置した例である。即ち検出コイル22a,22bは、回転軸の並び方向に対して位置が90度ずれるように配置してある。検出コイル22a,22bは、ともに時計方向へ回転する。この場合には、検出コイル22aと検出コイル22bの軌跡は、位置がY方向へ4分の1回転分(90度)ずれる。
以上のように2個或いは2個以上の渦電流探傷プローブを並置した場合、検出コイルの回転方向を逆にする、或いは2個の検出コイルの並び方向を変えることにより、検出コイルの軌跡のパターンを変えたり、Y方向の位置を変えたりすることができ、探傷幅を大きくすることができる。また回転軸が多角形の頂点に位置するように配置することにより、キズの検出精度を高くすることができる。
図5は、渦電流探傷プローブを2個並置し、両渦電流探傷プローブを共通の1個の回転軸を中心に回転しながらY方向へ移動する例である。
図5(a)は、渦電流探傷プローブの平面図を示し、図5(b)は、検出コイルの幅を示し、図5(c−1)〜(c−4)は、検出コイルの軌跡を示す。
図5(a)において、渦電流探傷プローブ3は、2個の渦電流探傷プローブ31,32からなり、渦電流探傷プローブ31,32は、図1の渦電流探傷プローブ2と同じ構成で、夫々励磁コイル311と検出コイル312、励磁コイル321と検出コイル322からなる。渦電流探傷プローブ31,32は、回転軸P2の周囲に位置を180度ずらして配置し(回転軸P2の周囲に2翼のプロペラ状に配置し)、励磁コイル311,321が回転軸P2に接触するか略接触するように配置してある。検出コイル312,322は、両検出コイルのコイル面が同一面に並ぶように(巻き線方向に一直線状に並ぶように)配置してある。渦電流探傷プローブ3は、回転軸P2を中心に回転しながらY方向へ移動する。なお回転軸P2は、励磁コイル311,321のコイル軸と平行で、両励磁コイルの接触点に位置する。
渦電流探傷プローブ3を構成する渦電流探傷プローブは、2個に限らず2個以上配置することができる。
図5(b)において、検出コイル312,322の幅は、夫々W1であり、渦電流探傷プローブ3の検出コイルの幅W2は、約2W1である。
渦電流探傷プローブ3をY方向へ移動するときの検出コイル312,322の軌跡は、図5(c−1)〜(c−4)のようになる。図5(c−1)〜(c−4)において、検出コイル312は、実線で示し、検出コイル322は、破線で表記してある。
図5(c−1)〜(c−4)において、図5(c−1)は、移動距離S=0.75W2、図5(c−2)は、S=1.0W2、図5(c−3)は、S=1.5W2、図5(c−4)は、S=2.0W2のときの軌跡を示す。
図5(a)のように渦電流探傷プローブの検出コイルが2個の場合、移動距離S=0.75W2(図5(c−1))からS=1.5W2(図5(c−3))の間では、検出コイルが通過しない領域は生じないから、検出コイルの幅W2の範囲について、漏れなくキズを検出することができる。
図5(c−4)(移動距離S=2.0W2)の場合、領域E1は、検出コイルが表記されていないが、検出コイルの回転開始時期に相当する領域であるため、検出コイルは通過しないが、半回転以降は、領域E2のようになるから、図5(c−4)の場合にも、キズを検出できるが、下側のキズの検出精度は低くなる。移動距離Sがさらに大きくなり、領域E2が大きくなる場合には、図5(c−4)において検出コイルの回転軸が通る線Lの上半分の領域を探傷に利用すれば、領域E2の影響を受けることなく、キズを検出することができる。なお図5(c−4)において、領域E3は、検出コイル322が通る領域であり、領域E4は、検出コイル312が通る領域である。また領域E3と領域E4は、位置がY方へ2分の1回転分(180度)ずれている。
次に図5(a)の渦電流探傷プローブ3を用いてキズの探傷試験を行った結果について説明する。
渦電流探傷プローブ3を構成する2個の渦電流探傷プローブ31,32は、図1の渦電流探傷プローブ2と同じ構成ものを用い、図2(a)の被検査体TについてキズF1〜F4の検出を行った。また励磁信号源は、図2の渦電流探傷プローブの試験に用いたものと同じものを用い、渦電流探傷プローブ3は、2000rpmで回転した。
試験結果によると、渦電流探傷プローブ3の探傷幅は、約20mmである。渦電流探傷プローブ3のY方向の移動速度が、15m/min(移動距離S=0.75W2)から30m/min(移動距離S=1.5W2)の範囲では、キズF1〜F4の検出出力は、略同じになり全てのキズを検出できた。移動速度が40m/min(移動距離S=2.0W2)の場合には、キズF1が検出コイル22の回転軸P2が通る線Lから外れると、キズF1の検出出力が低下し、移動速度がさらに速くなると検出できなくなる。また移動速度が、15m/minよりも遅くなると、検出出力が低下し、移動速度がさらに遅くなるとキズを検出できなくなる。
図6は、1個の励磁コイル内に2個の検出コイルを配置した例である。
図6(a−1),(a−2)は、2個の検出コイルを夫々の回転軸を中心に回転する例であり、図6(b−1),(b−2)は、2個の検出コイルが1個の回転軸を中心に回転する例である。また図6(c−1),(c−2)は、2個の検出コイルを、両検出コイルの巻き線の方向が直交するように配置した例である。
まず図6(a−1),(a−2)について説明する。
図6(a−1)の渦電流探傷プローブ4は、四角形の励磁コイル41内に検出コイル42a,42bを配置し、両検出コイルのコイル面が同一面に並ぶように(巻き線の方向が一直線状に並ぶように)配置してある。即ち回転軸の並び方向と一致するように配置してある。検出コイル42a,42bは、夫々点P1a,P1bを中心に回転する。図6(a−2)は、楕円形の励磁コイル41を用いた例である。
図6(b−1)の渦電流探傷プローブ5は、四角形の励磁コイル51内に検出コイル52a,52bを配置してある。検出コイル52a,52bは、回転軸P2の周囲に位置を180度ずらして配置し(2翼のプロペラ状に配置し)、回転軸P2に接触するか略接触するように配置してある。検出コイル52a,52bは、両検出コイルのきる面が同一面に並ぶように(巻き線方向が一直線状に並ぶように)配置してある。渦電流探傷プローブ5は、検出コイル52a,52bに共通の1個の回転軸P2を中心に回転する。即ち、励磁コイル51、検出コイル52a,52bは、一体的に回転軸P2を中心に回転する。図6(b−2)は、楕円形の励磁コイル51を用いた例である。なお励磁コイル51を大きくして検出コイル52a,52bのみを回転するように構成することもできる。
なお図6(b−1),(b−2)において、検出コイル52a,52bの外に3番目の検出コイルを設け、回転軸P2の周囲に、例えば120度間隔で、3翼のプロペラ状に配置することもできる。この場合、3個の検出コイルの軌跡は、走査方向へ120度ずつずれた状態で重なるからキズの検出精度がより高くなる。検出コイルの個数は、3個に限らない。
図6(c−1)の渦電流探傷プローブ5は、四角形の励磁コイル51内に、検出コイル52a,52bを配置してある。検出コイル52a,52bは、回転軸P2の周囲に位置を90度ずらして、回転軸P2に接触するか略接触するように配置し、両検出コイルのコイル面が直交するように(巻き線方向が直交するように)配置してある。渦電流探傷プローブ5は、検出コイル52a,52bに共通の1個の回転軸P2を中心に回転する。図6(c−2)は、楕円形の励磁コイル51を用いた例である。なお検出コイル52a,52bのみを回転するように構成することもできる。
なお図6(c−1),(c−2)において、検出コイル52a,52bの外に3番目、4番目の検出コイルを設け、回転軸P2の周囲に、例えば90度間隔で、4翼のプロペラ状に配置することもできる。この場合、4個の検出コイルの軌跡は、走査方向へ90度ずつずれた状態で重なるからキズの検出精度がより高くなる。
図6(c−1),(c−2)の検出コイル52a,52bの軌跡は、位置が走査方向(Y方向)へ4分の1回転分(90度)ずれているのに対して、図6(b−1),(b−2)の場合は、2分の1回転分(180度)ずれている。
図6の場合には、励磁コイルは1個でよいから、渦電流探傷プローブの構造が簡単になる。また検出コイル42a,42bの間、検出コイル52a,52bの間に励磁コイルの巻き線が介在しないから、両検出コイルをより接近させることができ、両検出コイルの間のキズも高感度で検出できる。
本願発明の実施例に係る渦電流探傷プローブの構成を示す。 図1の渦電流探傷プローブの検出コイルを回転しながら、移動したときの検出コイルの軌跡を説明する図である。 図2(a)において,渦電流探傷プローブの検出コイルを回転しながら、移動したときの検出コイルの軌跡のシュミーレーション結果を示す。 図1の渦電流探傷プローブを2個並置し,両渦電流探傷プローブの検出コイルを別々に回転しながら移動する例である。 図1の渦電流探傷プローブを2個並置し、両渦電流探傷プローブを共通の1個の回転軸を中心に回転しながら移動する例である。 1個の励磁コイル内に2個の検出コイルを配置した渦電流探傷プローブの例である。 従来の渦電流探傷プローブの構成を示す。 図7の渦電流探傷プローブによる探傷について説明する図である。
符号の説明
2,2a,2b,3,31,32,4,5 渦電流探傷プローブ
21,21a,21b,311,321,41,51 励磁コイル
22,22a,22b,312,322,42a,42b,52a,52b 検出コイル
F1〜F4 キズ
P1,P1a,P1b,P2 回転軸
S 移動距離
T 被検査体
W1,W2 コイルの幅

Claims (3)

  1. 励磁コイルと励磁コイル内に配置した検出コイルを備え、励磁コイルのコイル面と検出コイルのコイル面は、直交するように配置してある渦電流探傷プローブにおいて、前記渦電流探傷プローブ又は検出コイルは、励磁コイルのコイル軸と一致する回転軸を中心に回転しながら、一回転する間に検出コイルのコイル幅(W1)の0.3倍以上0.75倍以下の距離を走査方向へ移動することを特徴とする渦電流探傷プローブ。
  2. 励磁コイルと励磁コイル内に配置した検出コイルを備え、励磁コイルのコイル面と検出コイルのコイル面は、直交するように配置してある渦電流探傷プローブを2個以上備え、2個以上の渦電流探傷プローブは、2個の渦電流探傷プローブの検出コイルのコイル面が同一面に並ぶように1個の回転軸の周囲に配置してあり、その回転軸を中心に回転しながら一回転する間に検出コイルのコイル幅(W1)の2倍の幅(W2)の0.75倍以上1.5倍以下の距離を走査方向へ移動することを特徴とする渦電流探傷プローブ。
  3. 1個の励磁コイルとその励磁コイル内に配置した2個以上の検出コイルを備え、1個の励磁コイルのコイル面と2個以上の検出コイルのコイル面は、直交するように配置してある渦電流探傷プローブにおいて、2個以上の検出コイルを、各検出コイルの回転軸を中心に回転しながら走査方向へ移動することを特徴とする渦電流探傷プローブ。
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