JP4881366B2 - 緊急情報を他の住宅に送信する方法、及びそのシステム - Google Patents

緊急情報を他の住宅に送信する方法、及びそのシステム Download PDF

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本発明は、緊急情報を他の住宅に送信する方法、及びそのシステムに関する。特に、無線通信手段を利用して緊急情報を近隣の住宅に送信する方法、及びそのシステムに関する。
近隣住人との関係が希薄になる近年では、ある住宅で発生した災害の情報を近隣の住宅が共有できず、この災害による被害が拡大してしまうおそれがある。そこで、新しい都市を開発する際には、1の住宅で発生した災害についての情報を近隣の住宅で共有することで、この災害による被害を軽減することの可能なシステムが求められている。
例えば、特許文献1には、複数の住宅に備えられた災害を検知する警報器同士を直接接続することで、災害が発生した住宅だけでなく、その近隣の住宅にも災害の発生を送信する方法が記載されている。
このような方法では、災害を検知すると近隣の住宅に直接災害の情報を送信することで、近隣の住宅において災害についての情報を共有できる。
特開2007−109210号公報
しかしながら、複数の住宅の警報器同士を直接接続するこのような方法では、災害の情報を共有すべき範囲の全ての住宅を夫々直接接続しなければならなかった。そのため、例えば、無線により接続する場合には、災害の情報を共有することのできる範囲が無線装置の精度に限られてしまうという問題があり、有線により接続する場合には、新たな住宅が追加されたときに、この新たな住宅とその他の全ての住宅とを有線により接続しなければならないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するものであり、十分な範囲の住宅に災害の情報を送信することについて従来にはない方法、及びシステムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。なお、以下において「緊急」とは、火事やガス漏れ、盗難や強盗などといった自然又は人的な災害全般を示し、「緊急を検知する」とはこのような自然又は人的な災害を検知することをいう。また、「緊急情報」とは、自然又は人的な災害全般についての情報(例えば、「ある住宅で火事が発生した」という情報)を示す。
(1) 所定の通信距離を有する通信手段を備え複数の住宅の夫々に設置された複数の緊急情報管理装置が、互いに通信を行うことにより、1の住宅における緊急情報を他の住宅に送信する方法であって、
前記1の住宅における緊急情報管理装置が、緊急を検知したことに応じて、緊急情報を前記他の住宅の緊急情報管理装置に送信するステップと、
前記緊急情報を受信した他の住宅の緊急情報管理装置が、前記緊急情報を受信するとともに、受信カウント数を更新するステップと、
前記受信カウント数が、発生した緊急情報の種別に応じて予め定められた回数未満であるか判別するステップと、
前記予め定められた回数未満であると判別されることを条件に、前記緊急情報を受信した他の住宅の緊急情報管理装置から、前記所定の通信距離内にある他の住宅の緊急情報管理装置に、前記緊急情報をさらに送信するステップと、
を含む方法。
(1)記載の方法によれば、緊急情報は、緊急を検知した緊急情報管理装置から所定の通信距離内の緊急情報管理装置には緊急を検知した緊急情報管理装置から直接送信される一方で、所定の通信距離外の緊急情報管理装置には所定の通信距離内の緊急情報管理装置から間接的に送信される。すなわち、緊急情報は、所定の通信距離を有する通信手段により1の住宅から他の住宅に順次送信される。そのため、直接接続されていない緊急情報管理装置にも検知した緊急情報を適切に送信することができる。その結果、例えば、無線により緊急情報管理装置を接続していた場合には、無線装置の精度に関わらず適切な範囲まで緊急情報を送信することができ、有線により緊急情報管理装置を接続していた場合には、新たな住宅が追加されたときであってもこの住宅と周辺の住宅のみを有線で接続すれば足りる。よって、十分な範囲の住宅に災害の情報を送信することについて従来にはない方法を提供することができる。また、緊急情報が送信される範囲は発生した緊急の種別に応じて決定されるため、発生した緊急の種別に応じた十分な範囲にまで緊急情報の発生を送信することができ、災害による被害を軽減することができる。
(2) 前記緊急情報を受信することに応じて、前記緊急情報を表示するステップをさらに含む(1)に記載の方法。
このような方法によれば、受信した緊急情報が表示されるため、近隣の住宅の住人は、その内容を適確に把握することができる。その結果、災害による被害を軽減することができる。
(3) 前記所定の通信距離内にある他の住宅の緊急情報管理装置が未だ前記緊急情報を受信していないかを判断するステップをさらに含み、
前記送信するステップは、未だ受信していないと判断される他の住宅の緊急情報管理装置に前記緊急情報を送信する(1)又は(2)に記載の方法。
このような方法によれば、既に受信している住宅に再度緊急情報が送信されることはなく、不要な情報を送信することを防止することができる。
(4) 所定の通信距離を有する通信手段を備え複数の住宅の夫々に設置された複数の緊急情報管理装置が、互いに通信を行うことにより、1の住宅における緊急情報を他の住宅に送信する近隣情報報知システムであって、
前記1の住宅における緊急情報管理装置は、緊急を検知したことに応じて、緊急情報を前記他の住宅の緊急情報管理装置に送信する手段を備え、
前記緊急情報を受信した他の住宅の緊急情報管理装置は、前記緊急情報を受信するとともに、受信カウント数を更新する手段と、
前記受信カウント数が、発生した緊急情報の種別に応じて予め定められた回数未満であるか判別する手段と、
前記予め定められた回数未満であると判別されることを条件に、前記緊急情報を受信した他の住宅の緊急情報管理装置から、前記所定の通信距離内にある他の住宅の緊急情報管理装置に、前記緊急情報をさらに送信する手段と、
を備えることを特徴とする近隣情報報知システム。
このような構成によれば、(1)記載の方法と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、無線装置の精度に関わらず、十分な範囲の住宅に災害の情報を送信することができ、その結果、災害による被害を軽減することができる。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
[緊急情報管理装置1のブロック図]
図1は、本実施の形態に係る近隣情報報知システム100を構成する緊急情報管理装置1の構成を示す図である。
緊急情報管理装置1は、住宅地における各住宅に設置され、制御手段10、無線通信手段12、緊急情報表示手段14、緊急情報設定テーブル15、及び緊急情報受信チェックテーブル16を備える。制御手段10は、緊急情報検知手段11、及び緊急情報通信判断手段13を含んで構成される。
緊急情報検知手段11は、災害が発生したことを検知する。ここで、本実施の形態における緊急情報検知手段11は、災害の自動的な検知に加えて、ユーザからの入力によっても災害の発生を検知することができる。例えば、火事を検知する際には、火災による発煙から自動的に検知することが好ましい場合があり、また、不法侵入者の検知には、ユーザが任意に入力することが好ましい場合がある。
無線通信手段12は、有効通信範囲内にある各種機器を相互に接続したり、インターネットなどの他のネットワークに接続する無線LAN(Local Area Network)用アクセスポイント装置である。ここで、無線通信手段12の有効通信範囲は、見通しが良く通信環境の良い場所で「100m」程度であり、住宅地などの通信環境の悪い場所では「40〜50m」程度である。住宅地では「40〜50m」以内の間隔で住宅が建ち並ぶため、本実施の形態における近隣情報報知システム100では、あるユーザ宅の無線通信手段12の有効通信範囲内に他のユーザ宅が含まれる。
近隣情報報知システム100では、このような無線通信手段12の有効通信範囲を用いて緊急情報を近隣の住宅に送信する。なお、本実施の形態では、送信する緊急情報にIDを付し、緊急情報を受信したか否か判別可能に構成している。
緊急情報通信判断手段13は、無線通信手段12の有効通信範囲内にある他のユーザ宅が、災害を知らせる緊急情報を既に受信しているかを判断する。
なお、緊急情報通信判断手段13が緊急情報を未だ受信していないと判断した場合には、制御手段10は無線通信手段12を介してこのユーザ宅の緊急情報管理装置1に緊急情報を送信する。すなわち、あるユーザ宅の緊急情報管理装置1と他のユーザ宅の緊急情報管理装置1とが無線通信手段12を介して接続される。
緊急情報表示手段14は、ユーザが無線通信手段12を介してインターネットに接続するユーザ端末のディスプレイであり、緊急情報検知手段11により災害が検知されたこと、又は緊急情報が受信されたことを条件に、この災害についての情報をユーザの意思に関わらず強制的に表示する。
緊急情報設定テーブル15は、発生した災害の種別に応じて緊急情報を送信する範囲を決定する際に用いられるが、詳しくは図4において後述する。
緊急情報受信チェックテーブル16は、緊急情報を既に受信したか否かを判断する際に用いられるが、詳しくは図5において後述する。
[近隣情報報知システム100の全体構成]
図2(1)は、近隣情報報知システム100の全体構成を示す図である。
近隣情報報知システム100は、緊急情報管理装置1を有する複数のユーザ宅110A,110B,110Cから構成される。
ユーザ宅110Aの無線通信手段12は有効通信範囲130を有する。ユーザ宅110Bはこの有効通信範囲130内に存在するユーザ宅であり、ユーザ宅110Cは有効通信範囲130外に存在するユーザ宅である。
本実施の形態における近隣情報報知システム100は、有効通信範囲130内にあるユーザ宅110Bにはユーザ宅110Aから緊急情報を送信し、有効通信範囲130外にあるユーザ宅110Cにはユーザ宅110Aではなくユーザ宅110Bから緊急情報を送信する。
その結果、ユーザ宅110Aの無線通信手段12の有効通信範囲130外のユーザ宅にも、ユーザ宅110Aで発生した災害についての緊急情報を送信することができる。そのため、無線通信手段12の精度に関わらず、緊急情報を近隣のユーザ宅に送信することができる。
[無線通信手段12による通信方法]
図2(2)は、無線通信手段12による通信方法を示す図である。
ユーザ宅110Bは、ユーザ宅110Aの無線通信手段12の有効通信範囲130内に存在する。ここで、ユーザ宅110Aの機器とユーザ宅110Bの機器とが無線通信手段12を介して常時通信可能であるとすると、ユーザ宅110Aからユーザ宅110Bの機器に干渉することができてしまうため好ましくない。
このような混信を避けるため、無線通信手段12のようなアクセスポイント装置では、アクセスポイント装置毎に固有の識別子(SSID;Service Set Identifier)や、セキュリティを確保するための暗号(WPA;Wi−Fi(Wireless Fidelity) Protected Access)が設けられている。
本実施の形態では、通常時(災害非発生時)には、SSIDやWPAの情報によりユーザ宅110Aの無線通信手段12の有効通信範囲130内にユーザ宅110Bが存在する場合であっても、ユーザ宅110Aの機器とユーザ宅110Bの機器とが無線通信手段12を介して通信することはできない。
他方、緊急情報送信時(災害発生時)には、緊急情報管理装置1はユーザに知られないように通信先のアクセスポイント装置のSSIDやWPAの情報を取得する。そして、この情報を用いることで、ユーザ宅110Aの機器とユーザ宅110Bの機器とが無線通信手段12を介して通信することができる。
すなわち、緊急情報管理装置1には、近隣情報報知システム100を構成する全ての緊急情報管理装置1の無線通信手段12のSSIDやWPAの情報が予め格納され、緊急情報送信時には格納された情報をもとに、無線通信手段12を介してユーザ宅110Aの機器とユーザ宅110Bの機器との間で緊急情報の送受信を行うことができる。
[緊急情報管理装置1のハードウェア構成]
図3は、本発明の実施形態に係る緊急情報管理装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。緊急情報管理装置1は、制御手段10を構成するCPU(Central Processing Unit)1010(マルチプロセッサ構成ではCPU_A1012など複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1005、コンピュータネットワーク用通信I/F1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、ハードディスク1070、並びにキーボード及びマウス1100などの入力手段や表示装置1022を備える。
BIOS1060は、緊急情報管理装置1の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、ハードウェアに依存するプログラムなどを格納する。
コンピュータネットワーク用通信I/F1040は、有効通信範囲内にある各種機器を相互に接続したり、緊急情報管理装置1やユーザ端末をインターネットなどの他のネットワークに接続する無線LAN用アクセスポイント装置である。コンピュータネットワーク用通信I/F1040には、SSIDが割り振られるとともに、WPAによりその利用が制限される。
ハードディスク1070は、緊急情報管理装置1が機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラムを格納しており、さらに、緊急情報設定テーブル15及び緊急情報受信チェックテーブル16を構成する。また、ハードディスク1070には、ユーザに知られないように保護された形で、近隣情報報知システム100を構成する全てのアクセスポイント装置のSSIDやWPAの情報が格納される。
表示装置1022は、例えば、ユーザが所有するユーザ端末のディスプレイであり、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)などのディスプレイ装置を含む。なお、災害検知時や緊急情報受信時には表示装置1022にはその内容が強制的に表示される。
ここで、入力手段は、災害検知についての入力の受付けを行うものであり、キーボード及びマウス1100などにより構成する。
[緊急情報設定テーブル15]
図4は、本実施の形態に係る緊急情報設定テーブル15を示す図である。
緊急情報設定テーブル15は、災害の種別に対応する緊急情報表示手段14に表示する緊急情報の内容と緊急情報を送信する報知範囲との情報を規定している。
ここで、本実施の形態では「報知範囲」を送信した無線通信手段12の数を表すホップ数により規定する。具体的には、災害を検知したユーザ宅110Aからその有効通信範囲内に存在する複数のユーザ宅110Bに緊急情報が送信されると「1ホップ」と数え、複数のユーザ宅110Bの夫々の有効通信範囲内に存在する複数のユーザ宅110Cに緊急情報が送信されると「2ホップ」と数える。
本実施の形態では、このような緊急情報設定テーブル15を備えることで、発生した災害に応じて報知範囲を異ならせることができ、災害についての情報を適切な範囲に限って送信することができる。
[緊急情報受信チェックテーブル16]
図5は、本実施の形態に係る緊急情報受信チェックテーブル16を示す図である。
緊急情報受信チェックテーブル16は、緊急情報を受信する毎に更新され、受信した緊急情報のID、その内容、及び受信カウント数を規定する。その結果、緊急情報受信チェックテーブル16を参照することで、既に緊急情報を受信しているか否かを判別することができる。
また、受信カウント数の情報から受信した緊急情報をさらに送信する必要があるかを判別することができる。例えば、緊急情報ID「0012」は、報知範囲が「10ホップ」である(図4参照)火災についての緊急情報であるところ、その受信カウント数は「10ホップ」である。そのため、緊急情報管理装置1はこの緊急情報をこれ以上送信しない。他方、緊急情報ID「0054」は、報知範囲が「5ホップ」である不法侵入者についての緊急情報であるところ、その受信カウント数は「1ホップ」である。そのため、緊急情報管理装置1はこの緊急情報を有効通信範囲内のユーザ宅にさらに送信する。
[近隣情報報知システム100の基本処理]
図6は、本実施の形態に係る近隣情報報知システム100における処理の流れの詳細を示したフローチャートである。図6において、ユーザ宅Aは災害が発生したユーザ宅であり、ユーザ宅Bはユーザ宅Aの有効通信範囲内に存在するユーザ宅であり、ユーザ宅Cはユーザ宅Bの有効通信範囲内に存在し、既に緊急情報を受信しているユーザ宅であ利、ユーザ宅Dはユーザ宅Bの有効通信範囲内に存在し、未だ緊急情報を受信していないユーザ宅である。
A1:災害発生宅Aの制御手段10(緊急情報検知手段11)は、災害を検知する。なお、災害の検知は自動的に行われてもよく、また、ユーザの入力により行われてもよい。
A2:災害発生宅Aの制御手段10は、無線通信手段12を介して接続された緊急情報表示手段14に、災害の情報を強制的に表示する。
A3:災害発生宅Aの制御手段10は、格納されている他の無線通信手段12のSSIDやWPAを取得するとともに、無線通信手段12を介して有効通信範囲内にあるユーザ宅Bの緊急情報管理装置1に緊急情報を送信する。
なお、この処理において、制御手段10は送信する緊急情報にID、及び受信カウント数を特定する情報(0ホップ)を付して送信する。
B1、B2:ユーザ宅Bの制御手段10は、緊急情報を受信すると、緊急情報受信チェックテーブル16を更新する。具体的には、緊急情報受信チェックテーブル16に受信した緊急情報IDを追加するとともに、受信した緊急情報に含まれるホップ数に1加算(すなわち、受信カウント数を更新)する。
また、ユーザ宅Bの制御手段10は、緊急情報を受信したことに応じて、格納されている他の無線通信手段12のSSIDやWPAを取得する。
B3:ユーザ宅Bの制御手段10は、無線通信手段12を介して接続された緊急情報表示手段14に、災害の情報を強制的に表示する。
B4:ユーザ宅Bの制御手段10は、送信判定を行う。具体的には、加算したホップ数が緊急情報設定テーブル15に定めるホップ数未満であるか判別する。なお、ユーザ宅Bの制御手段10は、緊急情報設定テーブル15に定めるホップ数未満である場合には緊急情報をさらに送信する一方で、緊急情報設定テーブル15に定めるホップ数未満でない場合にはそれ以上緊急情報を送信しない。
B5:ユーザ宅Bの制御手段10(緊急情報通信判断手段13)は、無線通信手段12を介して有効通信範囲内のユーザ宅の緊急情報管理装置1に既に緊急情報を受信しているか否かを確認する確認情報を送信する。
C1、D1:確認情報を受信したユーザ宅C及びDの制御手段10(緊急情報通信判断手段13)は、緊急情報受信チェックテーブル16を参照して、確認情報に含まれる緊急情報IDを既に受信したかを判断する。
なお、ユーザ宅C及びDの制御手段10は、確認情報を受信したことに応じて、格納されている他の無線通信手段12のSSIDやWPAを取得する。
C2、D2:ユーザ宅C及びDの制御手段10は、無線通信手段12を介して、C1、D1による判断の結果をユーザ宅Bの緊急情報管理装置1に送信する。
ここで、ユーザ宅Cはこの緊急情報IDに対応する情報を既に受信しているため、ユーザ宅Bに受信済み通知を送信する。他方、ユーザ宅Dはこの緊急情報IDに対応する情報を未だ受信していないため、ユーザ宅Bに未受信通知を送信する。
B6:C1、D1による判断の結果を受信すると、ユーザ宅Bの制御手段10は、受信済み通知を送信したユーザ宅Cの緊急情報管理装置1には緊急情報を送信せず、未受信通知を送信したユーザ宅Dの緊急情報管理装置1に無線通信手段12を介して緊急情報を送信する。
D3、D4:ユーザ宅Dの制御手段10は、緊急情報を受信すると、緊急情報受信チェックテーブル16を更新する。
D5:ユーザ宅Dの制御手段10は、無線通信手段12を介して接続された緊急情報表示手段14に、災害の情報を強制的に表示する。
D6:ユーザ宅Dの制御手段10は、加算したホップ数に基づいて送信判定を行う。
D7:ユーザ宅Dの制御手段10は、ホップ数が緊急情報設定テーブル15に定めるホップ数未満である場合には無線通信手段12を介して有効通信範囲内のユーザ宅の緊急情報管理装置1に確認情報を送信する。
以上、本実施の形態に係る近隣情報報知システム100の基本処理について説明した。なお、発生した災害毎に定められた報知範囲に緊急情報を送信していない場合には、報知範囲に緊急情報を送信するまで上記処理を繰り返す。
[近隣情報報知システム100の具体例]
図7を参照して、本実施の形態に係る近隣情報報知システム100による緊急情報伝達の具体例を示す。なお、図7における各ユーザ宅には、緊急情報管理装置1が設置されているものとする。すなわち、図7における各ユーザ宅の緊急情報管理装置1により、近隣情報報知システム100が構成される。
図7(1)を参照して、ユーザ宅300Aは、火事が発生したユーザ宅300Aであり、このユーザ宅300Aの無線通信手段12は範囲330の有効通信範囲を有している。
ユーザ宅300Aの緊急情報管理装置1が火事の発生を検知すると、緊急情報管理装置1は、範囲330内のユーザ宅の緊急情報管理装置1に無線通信手段12を介して緊急情報を送信する。図7(2)は、ユーザ宅300Aから、範囲330内のユーザ宅300B−1,300B−2,300B−3,300B−4に緊急情報を送信したことを示す図である。
そして、ユーザ宅300Aから、緊急情報を受信したユーザ宅300B−1,300B−2,300B−3,300B−4は、夫々の無線通信手段12の有効通信範囲内にあるユーザ宅の緊急情報管理装置1に無線通信手段12を介して緊急情報を送信する。図7(3)は、ユーザ宅300B−1,300B−2,300B−3,300B−4から、ユーザ宅300C−1,300C−2に緊急情報を送信したことを示す図である。
なお、図7(3)において、ユーザ宅300B−1の有効通信範囲には、ユーザ宅300B−3及び300C−1が含まれる。ここで、ユーザ宅300B−3は、火事が発生したユーザ宅300Aの範囲330内にあるユーザ宅であり、既に緊急情報を受信している。そのため、ユーザ宅300B−1からユーザ宅300B−3には緊急情報は送信されない。
他方、ユーザ宅300C−1は、未だ緊急情報を受信していないユーザ宅であるため、ユーザ宅300B−1からユーザ宅300C−1には緊急情報が送信される。
このように、近隣情報報知システム100では、緊急情報を受信したユーザ宅はその有効通信範囲内にある他のユーザ宅のうち未だこの緊急情報を受信していないユーザ宅に緊急情報を送信する。図7(4)は、このような近隣情報報知システム100において、火事が発生したユーザ宅300Aから4ホップの範囲まで緊急情報が送信されたことを示す図である。
具体的には、ユーザ宅300Bは1ホップ目のユーザ宅を示し、ユーザ宅300Cは2ホップ目のユーザ宅を示し、ユーザ宅300Dは3ホップ目のユーザ宅を示し、ユーザ宅300Dは4ホップ目のユーザ宅を示す。図7(4)に示すように、本実施の形態に係る近隣情報報知システムによれば、災害が発生したユーザ宅の有効通信範囲外のユーザ宅にまで緊急情報が送信される。
そのため、近隣情報報知システム100によれば、各ユーザ宅に設置されている無線通信手段12の精度に関わらず、十分な範囲のユーザ宅に緊急情報を送信することができる。その結果、発生した災害の情報を近隣のユーザ宅でも共有することができる。
また、既に緊急情報を受信しているユーザ宅には、再度緊急情報が送信されることがないため、不要な情報を送信することを防止することができる。
また、発生した災害の種別に応じて緊急情報を送信する報知範囲を決定することとしているため、適切な範囲に限って緊急情報を送信することができる。
なお、本実施の形態では、緊急情報の送信に無線LANを用いている。その結果、緊急情報管理装置1を備えたユーザ宅では、通常時にはこの無線LANを用いてインターネットなどを楽しむことができる。そのため、ユーザ宅に緊急情報の送信にしか用いられない不要な無線装置を設置する必要がなく、ユーザに不要なコストをかける心配がない。
[緊急情報表示手段14の表示例]
図8を参照して、災害についての情報を表示する緊急情報表示手段14の表示例について説明する。
災害を検知すると、緊急情報管理装置1の制御手段10は、無線通信手段12を介して接続された緊急情報表示手段14に災害を検知したことを強制的に表示する。
また、災害を検知したユーザ宅から緊急情報を受信した緊急情報管理装置1の制御手段10も無線通信手段12を介して接続された緊急情報表示手段14に災害を検知したことを強制的に表示する。
このように、災害を検知したユーザ宅以外のユーザ宅においてもユーザの意思に関係なく災害についての情報が強制的に表示されるため、ユーザは災害の内容を適確に把握することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。例えば、本実施の形態では、緊急情報管理装置1を無線LANにより接続することとしているが、これに限られるものではなく、各緊急情報管理装置1を有線で接続することとしてもよい。
また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
本実施の形態に係る近隣情報報知システムを構成する緊急情報管理装置の構成を示す図である。 本実施の形態に係る近隣情報報知システムの全体構成を示す図である。 本実施の形態に係る緊急情報管理装置のハードウェア構成を示す図である。 本実施の形態に係る緊急情報設定テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る緊急情報受信チェックテーブルを示す図である。 本実施の形態に係る近隣情報報知システムにおける処理の流れを示したフローチャートである。 本実施の形態に係る近隣情報報知システムによる緊急情報伝達の具体例を示す図である。 本実施の形態に係る緊急情報表示手段の表示例を示す図である。
符号の説明
1 緊急情報管理装置
10 制御手段
11 緊急情報検知手段
12 無線通信手段12
13 緊急情報通信判断手段
14 緊急情報表示手段
15 緊急情報設定テーブル
16 緊急情報受信チェックテーブル
100 近隣情報報知システム

Claims (4)

  1. 所定の通信距離を有する通信手段を備え複数の住宅の夫々に設置された複数の緊急情報管理装置が、互いに通信を行うことにより、1の住宅における緊急の発生を知らせる緊急情報を他の住宅に送信する方法であって、
    前記1の住宅における緊急情報管理装置が、緊急を検知したことに応じて、検知した緊急を知らせる緊急情報を当該緊急情報を送信した前記緊急情報管理装置の数を表すカウント数とともに前記他の住宅の緊急情報管理装置に送信するステップと、
    前記緊急情報及び前記カウント数を受信した他の住宅の緊急情報管理装置が、前記緊急情報及び前記カウント数を受信するとともに、受信した前記カウント数を更新するステップと、
    前記緊急情報及び前記カウント数を受信した他の住宅の緊急情報管理装置が、記カウント数が発生した緊急の種別に応じて予め定められた回数未満であるか判別するステップと、
    前記予め定められた回数未満であると判別されることを条件に、前記緊急情報及び前記カウント数を受信した他の住宅の緊急情報管理装置、前記所定の通信距離内にある他の住宅の緊急情報管理装置に、前記緊急情報及び前記カウント数をさらに送信するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記緊急情報及び前記カウント数を受信した他の住宅の緊急情報管理装置が、前記緊急情報を受信することに応じて、前記緊急情報を表示するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記緊急情報及び前記カウント数を受信した他の住宅の緊急情報管理装置が、前記所定の通信距離内にある他の住宅の緊急情報管理装置が未だ前記緊急情報を受信していないかを判断するステップをさらに含み、
    前記送信するステップは、未だ受信していないと判断される他の住宅の緊急情報管理装置に前記緊急情報を送信する請求項1又は2に記載の方法。
  4. 所定の通信距離を有する通信手段を備え複数の住宅の夫々に設置された複数の緊急情報管理装置が、互いに通信を行うことにより、1の住宅における緊急の発生を知らせる緊急情報を他の住宅に送信する近隣情報報知システムであって、
    前記1の住宅における緊急情報管理装置は、緊急を検知したことに応じて、検知した緊急を知らせる緊急情報を当該緊急情報を送信した前記緊急情報管理装置の数を表すカウント数とともに前記他の住宅の緊急情報管理装置に送信する手段を備え、
    前記緊急情報及び前記カウント数を受信した他の住宅の緊急情報管理装置は、前記緊急情報及び前記カウント数を受信するとともに、受信した前記カウント数を更新する手段と、
    記カウント数が、発生した緊急情報の種別に応じて予め定められた回数未満であるか判別する手段と、
    前記予め定められた回数未満であると判別されることを条件に、前記緊急情報を受信した他の住宅の緊急情報管理装置から、前記所定の通信距離内にある他の住宅の緊急情報管理装置に、前記緊急情報及び前記カウント数をさらに送信する手段と、
    を備えることを特徴とする近隣情報報知システム。
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