JP2004235716A - 警報通知システム、警報通知装置および方法 - Google Patents

警報通知システム、警報通知装置および方法 Download PDF

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Kiyoshi Masuda
清 増田
Hiroshi Yoshida
裕詩 吉田
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Abstract

【課題】確実に警報を通知できるようにする。
【解決手段】警報通知装置は、電源がオンされた場合、回線接続を行ない、センタと通信できた場合、通信ランプ52を緑色で点灯させる。警報通知装置は、センサから異常の通知がされ、警報を通知する場合、該当するイベントランプ73を橙色で点灯させるとともに、警報ランプ51を赤色で点灯させる。その後、警報の通知がセンタに行なわれ、センタにおいて通知に基づく処理が行なわれたとき、警報通知装置は、イベントランプ73を赤色で点滅させる。また、警報通知装置は、警報の通知が終了した場合、イベントランプ73を緑色で点灯させるとともに、警報ランプ51を消灯させる。本発明は、警報通知システムに適用できる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、警報通知システム、警報通知装置および方法に関し、特に、警報の通知の課程を確認できるようにし、もって、警報を確実に通知できるようにした警報通知システム、警報通知装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、センサからの警報信号に基づいて、所定の回線を介してセンタに警報を通知する警報通知装置が提案されている。センタは、複数の警報通知装置と通信を行なうことによりこれらを管理しており、警報通知装置からの警報の通知に基づいて、サービス提供者に情報を提供する。
【0003】
また、ネットワークに接続可能な携帯端末を利用して、サービス利用者側の各種センサより得られた情報が、ネットワークを介してセンタに送信され、センタで選別された情報がサービス提供者に送信され、サービス提供者側でサービス利用者側に所定のサービスを行なうセンシング端末利用の遠隔サービスシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
しかしながら、これらの警報を通知する警報通知装置を初期化して動作確認を行なう場合、センサに警報信号を発生させて警報通知装置に供給させた後、警報通知装置に所定の回線に接続させ、警報情報をセンタに通知させることにより動作確認を行なっているが、このタイミングで初めて所定の回線に接続できないことが判明することがある。
【0005】
そこで、模範入力等を用いて、簡単に何度もテストできる仕組みを作ることが考えられる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−109087号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既存の装置(監視対象となる装置)にセンサを接続して直接テストするような場合、センサに何度も警報信号を発生させるのは運営上問題となるという課題があった。
【0008】
また、警報信号を入力することにより、警報通知装置が何らかの通信動作をしていることは確認できるが、警報の通知の状態、すなわち、本当に目的のユーザ、または、保守担当者まで情報が伝わっているか否かを確認するには、直接問い合わせなければわからないという課題があった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、警報通知装置の設置を容易にするとともに、警報の通知の課程を確認できるようにし、もって、警報を確実に通知できるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の警報通知システムは、センサから検出結果を取得する警報通知装置、および警報通知装置からの検出結果を処理する情報処理装置により構成される警報通知システムであって、警報通知装置は、自己に割り当てられた固有のIDを情報処理装置に送信し、情報処理装置は、警報通知装置からIDを受信したとき、IDが正しいか否かを確認し、IDが正しいと確認できたとき、警報通知装置に第1の確認通知を送信し、警報通知装置は、情報処理装置から第1の確認通知を受信したとき、通信が確立したことを、第1の状態で表現し、警報通知装置は、検出結果を情報処理装置に通知するか否かをユーザの設定に基づいて判定し、警報通知装置は、情報処理装置に検出結果を通知すると判定したとき、検出結果を通知することを第2の状態で表現し、警報通知装置は、自分自身のIDを付加して検出結果を情報処理装置に送信し、情報処理装置は、警報通知装置から検出結果をIDとともに受信したとき、それに基づく処理を実行し、情報処理装置は、処理を実行したとき、その処理を実行したことを示す第2の確認通知を警報通知装置に送信し、警報通知装置は、情報処理装置から第2の確認通知を受信したとき、第2の確認通知を受信したことを第3の状態で表現することを特徴とする。
【0011】
本発明の警報通知システムにおいては、警報通知装置で、自己に割り当てられた固有のIDが情報処理装置に送信され、情報処理装置で、IDが正しいと確認されたとき、警報通知装置に第1の確認通知が送信され、警報通知装置で、第1の確認通知が受信されたとき、通信が確立したことが、第1の状態で表現される。また、警報通知装置で、検出結果を情報処理装置に通知するか否かが判定され、通知すると判定されたとき、第2の状態で表現されるとともに、自分自身のIDが付加されて検出結果が送信される。さらに、情報処理装置で、検出結果がIDとともに受信されたとき、それに基づく処理が実行され、その処理が実行されたことを示す第2の確認通知が警報通知装置に送信され、警報通知装置で、第2の確認通知が受信されたとき、第3の状態で表現される。
【0012】
したがって、警報通知システムによれば、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立を第1の状態により確実に識別することができる。これにより、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、および、設定が正しいか否かを事前に確認することができる。
【0013】
また、センサから検出結果を情報処理装置に通知することを第2の状態により確実に識別することができる。さらに、情報処理装置が検出結果に基づく処理を実行したことを示す第2の確認通知を受信したことを第3の状態により識別することができる。これにより、警報の通知の課程を確認することができ、もって、警報を確実に通知することができる。
【0014】
この警報通知システムは、例えば、センサから検出結果を取得して警報を通知する警報通知装置および警報通知装置からの検出結果を処理するセンタにより構成され、第1の状態は、例えば、通信ランプが緑色に点灯することにより表現され、第2の状態は、例えば、イベントランプが橙色に点灯することにより表現され、第3の状態は、例えば、イベントランプが赤色に点灯することにより表現される。また、検出結果に基づく処理は、例えば、他の情報処理装置とされるパーソナルコンピュータに、警報を通知する電子メールを送信する処理とされる。また、センサは、例えば、漏電検知器、侵入検知器、ガス漏れ検知器、または、液面レベルスイッチ等により異常を検知する。警報通知装置とセンタの間の通信は、例えば、パケット通信網を介する通信とされる。
【0015】
前記警報通知装置は、監視モードを設定するとき、監視モードであることを第4の状態で表現するようにすることができる。
【0016】
これにより、例えば、警報通知装置が監視モードを設定したことを、第4の状態により識別することができる。
【0017】
第4の状態は、例えば、イベントランプが緑色に点灯することにより表現される。
【0018】
前記状態は、1個で3色を発光するLEDの点灯または点滅により表現されるようにすることができる。
【0019】
これにより、例えば、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、センサからの検出結果を情報処理装置に通知すること、情報処理装置が検出結果に基づく処理を実行したこと、および、警報通知装置が監視モードを設定したことを、区別して識別することができる。また、1個のLEDで複数の状態を識別することができる。
【0020】
前記状態は、異なる音により表現されるようにすることができる。
【0021】
これにより、例えば、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、センサからの検出結果を情報処理装置に通知すること、情報処理装置が検出結果に基づく処理を実行したこと、および、警報通知装置が監視モードを設定したことを、区別して識別することができる。
【0022】
本発明の警報通知装置は、自己に割り当てられた固有のIDを情報処理装置に送信する第1の送信手段と、情報処理装置によりIDが正しいと確認されたとき、情報処理装置から送信されてくる第1の確認通知を受信し、通信が確立したことを第1の状態で表現する第1の表現手段と、検出結果を情報処理装置に通知するか否かをユーザの設定に基づいて判定する判定手段と、判定手段により情報処理装置に検出結果を通知すると判定されたとき、検出結果を通知することを第2の状態で表現する第2の表現手段と、自分自身のIDを付加して検出結果を情報処理装置に送信する第2の送信手段と、情報処理装置により検出結果に基づく処理が実行されたとき、情報処理装置から送信されてくる、その処理を実行したことを示す第2の確認通知を受信する受信手段と、受信手段により第2の確認通知が受信されたとき、第2の確認通知を受信したことを第3の状態で表現する第3の表現手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明の警報通知装置においては、自己に割り当てられた固有のIDが情報処理装置に送信され、情報処理装置によりIDが正しいと確認されたとき、情報処理装置から送信されてくる第1の確認通知が受信され、通信が確立したことが第1の状態で表現される。また、検出結果を情報処理装置に通知するか否かが判定され、通知すると判定されたとき、検出結果を通知することが第2の状態で表現され、送信され、情報処理装置から送信されてくる、検出結果に基づく処理を実行したことを示す第2の確認通知が受信されたとき、第2の確認通知を受信したことが第3の状態で表現される。
【0024】
したがって、警報通知装置は、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、センサの検出結果を通知すること、および、情報処理装置により検出結果に基づく処理が実行されたことを確実に識別することができる。また、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、および、設定が正しいか否かを事前に確認することができる。さらに、警報の通知の課程が確認でき、もって、警報を確実に通知することができる。
【0025】
この警報通知装置は、例えば、センサから検出結果を取得した警報を通知する警報通知装置により構成され、第1の送信手段、第2の送信手段、および受信手段は、例えば、パケット通信モジュールにより構成され、状態はは、例えば、1個で3色を発光するLEDの点灯または点滅により表現される、または、異なる音により表現される。また、第1の表現手段は、例えば、通信ランプにより構成され、第2および第3の表現手段は、例えば、イベントランプにより構成される。また、判定手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が所定のプログラムを実行することで実現される。また、センサは、例えば、漏電検知器、侵入検知器、ガス漏れ検知器、または、液面レベルスイッチ等により異常を検知する。警報通知装置と情報処理装置の間の通信は、例えば、パケット通信網を介する通信とされる。
【0026】
前記監視モードを設定するとき、監視モードであることを第4の状態で表現する第4の表現手段をさらに備えるようにすることができる。
【0027】
これにより、例えば、警報通知装置が監視モードを設定したことを、識別することができる。
【0028】
また、第4の表現手段は、例えば、イベントランプにより構成される。
【0029】
前記状態は、1個で3色を発光するLEDの点灯または点滅により表現するようにすることができる。
【0030】
これにより、例えば、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、センサからの検出結果を情報処理装置に通知すること、情報処理装置が検出結果に基づく処理を実行したこと、および、警報通知装置が監視モードを設定したことを、区別して識別することができる。また、1つのLEDで複数の状態を識別することができる。
【0031】
前記状態は、異なる音により表現するようにすることができる。
【0032】
これにより、例えば、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、センサからの検出結果を情報処理装置に通知すること、情報処理装置が検出結果に基づく処理を実行したこと、および、警報通知装置が監視モードを設定したことを、区別して識別することができる。また、音により複数の状態を識別することができる。
【0033】
本発明の警報通知方法は、自己に割り当てられた固有のIDを情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、情報処理装置によりIDが正しいと確認されたとき、情報処理装置から送信されてくる第1の確認通知を受信し、通信が確立したことを第1の状態で表現する第1の表現ステップと、検出結果を情報処理装置に通知するか否かをユーザの設定に基づいて判定する判定ステップと、判定ステップの処理により情報処理装置に検出結果を通知すると判定されたとき、検出結果を通知することを第2の状態で表現する第2の表現ステップと、自分自身のIDを付加して検出結果を情報処理装置に送信する第2の送信ステップと、情報処理装置により検出結果に基づく処理が実行されたとき、情報処理装置から送信されてくる、その処理を実行したことを示す第2の確認通知を受信する受信ステップと、受信ステップの処理により第2の確認通知が受信されたとき、第2の確認通知を受信したことを第3の状態で表現する第3の表現ステップとを含むことを特徴とする。
【0034】
本発明の警報通知方法においては、自己に割り当てられた固有のIDが情報処理装置に送信され、情報処理装置によりIDが正しいと確認されたとき、情報処理装置から送信されてくる第1の確認通知が受信され、通信が確立したことが第1の状態で表現される。また、検出結果を情報処理装置に通知するか否かが判定され、通知すると判定されたとき、検出結果を通知することが第2の状態で表現され、送信され、情報処理装置から送信されてくる、検出結果に基づく処理を実行したことを示す第2の確認通知が受信されたとき、第2の確認通知を受信したことが第3の状態で表現される。
【0035】
したがって、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、センサの検出結果を通知すること、および、情報処理装置により検出結果に基づく処理が実行されたことを確実に識別することができる。また、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、および、設定が正しいか否かを事前に確認することができる。さらに、警報の通知の課程が確認でき、もって、警報を確実に通知することができる。
【0036】
この第1の送信ステップは、例えば、パケット通信モジュールからの信号に基づいて、自己に割り当てられた固有のIDを情報処理装置に送信する送信ステップにより構成され、第1の表現ステップは、例えば、表示モジュールからの信号に基づいて、通信が確立したことを通信ランプを緑色に発光させることにより表現する表現ステップにより構成される。また、判定ステップは、例えば、CPUからの信号に基づいて、検出結果を情報処理装置に通知するか否かを判定する判定ステップにより構成され、第2の表現ステップは、例えば、表示モジュールからの信号に基づいて、情報処理装置に検出結果を通知することをイベントランプを橙色に発光させることにより表現する表現ステップにより構成され、第2の送信ステップは、パケット通信モジュールからの信号に基づいて、自分自身のIDを付加して検出結果を情報処理装置に送信する送信ステップにより構成される。さらに、受信ステップは、パケット通信モジュールからの信号に基づいて、情報処理装置が検出結果に基づく処理を実行したことを示す第2の確認通知を受信する受信ステップにより構成され、第3の表現ステップは、表示モジュールからの信号に基づいて、第2の確認通知を受信したことをイベントランプを赤色に発光させることにより表現する表現ステップにより構成される。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0038】
図1は、本発明を適用した警報通知システム1の構成例を示している。
【0039】
工場等の設備とされる現場機器13には、センサ11およびセンサ12が接続されている。センサ11およびセンサ12は、例えば、漏電検知器、侵入検知器、ガス漏れ検知器、または、液面レベルスイッチ等とされ、それぞれ、異常状態を検知する。センサ11およびセンサ12は、異常状態を検知した場合、警報通知装置10に異常を通知する信号(例えば、H信号)を出力する。なお、センサは、異常を検知して出力する他、対象を検出し、その検出結果を出力するようなものであってもよい。
【0040】
警報通知装置10は、図2に示されるような概観とされており、センサ11またはセンサ12から異常状態を通知する信号(検出結果)が供給されてきたとき、その検出結果を警報として通知するか否かを判定し、警報を通知すると判定したとき、表示モジュール33に設けられている各種のランプを点灯、または、点滅させることにより異常状態を表示するとともに、パケット通信網14を介して、センタ15に検出結果を含むパケットを送信する(警報を通知する)。なお、表示モジュール33の詳細は、図4を参照して後述する。図2の図中右側には、また、パーソナルコンピュータ17などのユーザ機器からアクセスするため、または、問い合わせを行なうためのURL(Uniform Resource Locator)が表示されている。
【0041】
パケット通信網14は、例えば、Dopa(ドーパ)通信回線(商標)とされる。なお、これに限らず、電話回線等を介する通信であってもよい。
【0042】
センタ15は、警報通知装置10から送信されてくる情報(パケット)並びにパーソナルコンピュータ17または携帯電話機18などのユーザ機器(現場機器13を管理しているユーザの機器)の間の情報を管理している。いまの例の場合、警報通知装置10は、1台とされているが、センタ15は、図示せぬ複数の警報通知装置を管理している。
【0043】
センタ15は、パケット通信網14を介して、警報通知装置10から異常を通知するパケットが送信されてきた(警報の通知がされた)場合、これを受信し、警報通知装置10に接続されている現場機器13の状態を記憶するとともに、インターネット16を介して、パーソナルコンピュータ17または携帯電話機18に異常を通知する。この例の場合、電子メール(警報メール)により異常状態が通知される。
【0044】
これにより、現場機器13に異常が発生した場合においても、現場から離れているユーザ機器、いまの場合、パーソナルコンピュータ17または携帯電話機18に通知することができる。なお、いまの例の場合、パーソナルコンピュータ17と携帯電話機18をそれぞれ1台ずつしか記載していないが、パーソナルコンピュータおよび携帯電話機は、ともに、必要に応じて、インターネット16に複数台接続される。
【0045】
図3は、警報通知装置10の内部の構成例を示すブロック図である。
【0046】
警報通知装置10は、CPU(Central Processing Unit)31、I(Input)/O(Output)モジュール32、表示モジュール33、パケット通信モジュール34、および、記憶部35により構成されている。I/Oモジュール32は、センサ11またはセンサ12から異常状態を通知する信号(例えば、検出結果とされるH信号)が供給されてきた場合、これをCPU31に供給する。
【0047】
CPU31は、センサ11またはセンサ12から異常の通知がされた場合(検出結果が入力された場合)、記憶部35に記憶されている警報通知の条件(ユーザにより設定された条件)に基づいて、警報を通知するか否かを判定し、警報を通知すると判定した場合、パケット通信モジュール34を制御して、パケット通信網14に接続させ、センタ15に警報を通知するパケットを送信させる。また、CPU31は、表示モジュール33に、警報を通知することを表現するための、ランプ(後述する図4の各種のランプ)を点灯または点滅させる。
【0048】
また、後述するサーミスタ(図示せぬ)により測定された温度、または、図示せぬ電圧計等から取得した電圧は、パケット通信モジュール34により、所定の期間毎にセンタ15に送信される。
【0049】
図4は、表示モジュール33の具体的な構成例を示すブロック図である。
【0050】
表示モジュール33は、警報ランプ51、通知ランプ52、出力ランプ53,54、温度ランプ55,56、並びに、イベントランプ71乃至78により構成されている。
【0051】
警報ランプ51は、センサ11または12から異常信号が入力されてきた場合等に、状況に応じて、赤色に点灯、若しくは点滅する。通信ランプ52は、パケット通信モジュール34によりパケット通信網14に接続を行なっている場合、またはパケット通信網14を介してパケットを送信しているとき等に、状況に応じて緑色に点灯、若しくは点滅する。
【0052】
出力ランプ53,54は、接点出力を示すランプとされており、出力がオフのとき消灯され、出力がオンのとき、緑色に点灯する。
【0053】
温度ランプ55,56は、温度の異常を示すランプとされており、緑色や赤色に点灯する。例えば、温度ランプ55は、警報通知装置10に接続される、オプションの図示せぬサーミスタにより、任意の場所の温度が測定された結果に基づいて点灯する。温度ランプ56は、警報通知装置10に内蔵されている、図示せぬサーミスタにより警報通知装置10の内部温度が測定された結果に基づいて点灯する。この測定された温度は、パケット通信モジュール34により、所定の期間毎にセンタ15に送信される。
【0054】
CPU31は、センタから予め設定されている最低温度Hおよび最高温度HHと比較して、その結果が最低温度H以下とされる場合、温度ランプ55,56を消灯するように制御し、最低温度H以上かつ最高温度HH以下とされる場合、温度ランプ55,56を橙色に点灯させるように制御し、最高温度HH以上とされる場合、温度ランプ55,56を赤色に点灯させるように制御する。
【0055】
イベントランプ71乃至78は、それぞれ、異なる異常を示しており、例えば、センサ11から漏電の異常を示す信号が供給されてきた場合、イベントランプ71を点灯するようにし、侵入の検知を示す信号が供給されてきた場合、イベントランプ72を点灯する。このように、8つのイベントランプにより、8つの異常を表わすことができる。
【0056】
なお、いまの場合、イベントランプは8つとされているが、その数は任意であり、8つ以上であってもよい。また、これらのランプが点灯するときの色、点滅、または、点灯については、これに限らず、複数の状態を認識できる状態を表示するものであれば、他のものでも良い。
【0057】
センサ11およびセンサ12、並びに、警報通知装置10は、図5に示されるようにキュービクル90の内部に有線で設置されている。警報通知装置10の内部の温度と周辺温度(キュービクル90の内部の温度)は大差がないと考えられるので、温度ランプ56で、キュービクル90の内部温度を表示することができる。
【0058】
なお、いまの例の場合、警報通知装置10には、センサ11およびセンサ12の2つのセンサが接続されているが、その数は任意であり、2つ以上であってもよい。また、2つのセンサで、8つのイベント(異常)を検知するようにしてもよい。
【0059】
次に、図6を参照して、図1のセンタ15の構成例を説明する。
【0060】
センタ15は、パケット通信モジュール101、CPU102、インターネット通信モジュール103、サーバ104、および記憶部105により構成されている。パケット通信モジュール101は、警報通知装置10との間において、パケット通信網14を介するパケット通信を行ない、警報通知装置10から送信されてきた、警報を通知するパケットを受信する。サーバ104は、CPU,RAM(RandomAccess Memory)、ROM(Read Only Memory)、および記憶部などにより構成されており、センタ15の内部で独立に処理を実行する。また、サーバ104は、CPU102からの指令に基づく動作を実行する他、インターネット16を介して他の機器から要求された情報を供給する等の動作を実行する。
【0061】
CPU102は、受信したパケットに含まれる、警報通知に基づいて、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)により構成される情報(例えば、後述する図12乃至図14に示されるような画面を表示するための情報)を作成し、サーバ104の記憶部(図示せぬ)に供給するとともに、異常を通知する電子メール(警報メール)を作成する。この電子メールについては、図21を参照して後述する。
【0062】
インターネット通信モジュール103は、CPU102により作成された異常を通知する電子メールを、記憶部105に記憶されている宛先(電子メールアドレス)に、インターネット16を介して送信する。
【0063】
記憶部105には、警報通知装置10に固有のIDとともに、警報が通知された場合に、送信する警報メールの宛先(送信先)(電子メールアドレス)が記憶されている。なお、いまの場合、8つのイベント(異常)が検出されるので、それぞれのイベント毎に異なる宛先に警報メールを送信させるように設定することもできる。また、記憶部105は、サーバ104に対して、パーソナルコンピュータ17または携帯電話機18からアクセスがあった場合に使用される、ユーザIDとPW(パスワード)を記憶している。
【0064】
パーソナルコンピュータ17または携帯電話機18は、インターネット16を介して、異常を通知する電子メール(警報メール)を受信する。
【0065】
また、パーソナルコンピュータ17または携帯電話機18は、インターネット16を介して、所定のURLにアクセスすることにより、サーバ104の図示せぬ記憶部に記憶されているHTMLにより構成される情報を読み取ることができる(後述する図10の処理)。
【0066】
次に、図7を参照して、パーソナルコンピュータ17の構成例について説明する。
【0067】
CPU301は、ROM302に記憶されているプログラム、または、記憶部308からRAM303にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM303にはまた、CPU301が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0068】
CPU301、ROM302、およびRAM303は、内部バス304を介して相互に接続されている。この内部バス304にはまた、入出力インターフェース305も接続されている。
【0069】
入出力インターフェース305には、キーボード、マウスなどよりなる入力部306、CRT(Cathode Ray Tube),LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部307、ハードディスクなどより構成される記憶部608、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部309が接続されている。通信部309は、電話回線やCATVを含む各種のネットワークを介しての通信処理を行なう。いまの例の場合、通信部309は、インターネット16を介する通信を行なう。
【0070】
センタ15から異常を通知する電子メール(警報メール)が送信されてきた場合、CPU301は、通信部309に受信させ、ディスプレイとしての出力部307に表示させる、または、電子メールの表示を促すメッセージを表示させる。これによりパーソナルコンピュータ17のユーザは、異常を電子メールで知ることができる。
【0071】
また、ユーザは、パーソナルコンピュータ17の入力部306に指令を入力することにより、センタ15のサーバ104から後述する図12乃至図14に示されるようなHTMLにより構成される情報を読み出し、ディスプレイとしての出力部307に表示させることができる。
【0072】
次に、図8と図9のフローチャートを参照して、警報通知装置10とセンタ15における初期処理について説明する。
【0073】
最初に、図8を参照して、警報通知装置10における初期処理について説明する。なお、この処理は、ユーザにより警報通知装置10の電源をオンする指令がされたとき開始される。
【0074】
ステップS1において、警報通知装置10は、ユーザの指令に基づいて、電源をオンにする。
【0075】
ステップS2において、CPU31は、初期化処理を実行する。具体的には、例えば、イベントランプ71乃至78を全て消灯するなどの処理を実行する。
【0076】
ステップS3において、パケット通信モジュール34は、パケット通信網14を介して、回線接続を行なう。
【0077】
ステップS4において、パケット通信モジュール34は、警報通知装置10の記憶部35にあらかじめ記憶されている警報通知装置10に固有のIDを、パケット通信網14を介してセンタ15に送信する。なお、センタ15のアドレスは、記憶部35にあらかじめ記憶されている。
【0078】
これに対して、センタ15は、送信されてきた警報通知装置のIDが正しいか否かの確認を行ない、IDが正しいと確認できた場合(後述する図9のステップS53)、確認通知を送信してくる(後述する図9のステップS54)。
【0079】
ステップS5において、CPU31は、センタ15から確認通知が送信されてきたか否かを判定する。確認通知が送信されてこないと判定された場合、正しく回線が接続されていないので(または、不正なIDであるので)、処理はステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0080】
ステップS5において、センタ15から確認通知が送信されてきたと判定された場合、処理はステップS6に進み、CPU31は、回線が正しく設定されたこと、すなわち、設定が正常であることを示すために、表示モジュール33に通信ランプ52を緑色で点灯させる。
【0081】
ステップS6において、CPU31は、監視モードを設定する。すなわち、センサ11またはセンサ12から異常を通知する検出結果が供給されてきた場合に、警報を通知するようにする。
【0082】
ステップS7において、表示モジュール33は、全てのイベントランプ71乃至78を緑色で点灯させる。これにより、監視モードが設定されたことを表現することができる。
【0083】
次に、図9のフローチャートを参照して、図8の警報通知装置10における初期処理に対応する、センタ15における初期処理について説明する。なお、この処理は、警報通知装置10からアクセスされたとき開始される。
【0084】
ステップS51において、センタ15のパケット通信モジュール101は、警報通知装置10からの回線接続(図8のステップS3の処理)を受け付ける。
【0085】
ステップS52において、パケット通信モジュール101は、図8のステップS4の処理により送信された警報通知装置10のIDを受信し、CPU31は、警報通知装置10のIDが正しいか否かの確認を行なう。この確認は、例えば、センタ15の記憶部105にあらかじめ登録されている複数のIDのうちのいずれか1つと一致するか否かを確認することにより行なわれる。
【0086】
ステップS53において、CPU31は、警報通知装置10のIDが正しいと確認できたか否かを判定する。いまの例の場合、CPU31は、センタ15の記憶部105にあらかじめ登録されている複数のIDのうちのいずれか1つと一致するとき、警報通知装置10のIDが正しいと確認できたと判定し、一致しないとき、警報通知装置10のIDが正しいと確認できなかったと判定する。ステップS53において、警報通知装置10のIDが正しいと確認できなかったと判定された場合、処理はステップS51に戻り、それ以降の処理が繰り返される(正しく回線が接続されていなかった場合にも、ステップS53において確認できなかったと判定される)。
【0087】
ステップS53において、警報通知装置10のIDが正しいと確認できたと判定された場合(いまの例の場合、センタ15の記憶部105にあらかじめ登録されている複数のIDのうちのいずれか1つと一致すると判定された場合)、処理はステップS54に進み、パケット通信モジュール101は、パケット通信網14を介して確認通知を送信する。
【0088】
ステップS55において、CPU31は、警報通知装置10が正常に動作していることを登録し、処理を終了する。また、このとき、CPU31は、警報通知装置10に関する情報に基づいてHTMLを含む情報を作成し、作成したHTMLをサーバ104に供給するとともに、対応するURL(サーバ104の図示せぬ記憶部に記憶されている、警報通知装置10に対応するURL)を、ユーザ(現場機器13を管理しているユーザ)のパーソナルコンピュータ17または携帯電話機18の宛先(アドレス)に通知する。なお、この処理は、予めセンタ15から通知されているものとしてもよい。
【0089】
図8と図9の処理により、警報通知装置10とセンタ15との間において、正しく通信ができる場合に、通信ランプ52を用いて通知するので、通信の確立、すなわち、正常に設置されたことを容易に確認することができる。
【0090】
次に、図10と図11のフローチャートを参照して、パーソナルコンピュータ17とセンタ15における情報の授受について説明する。
【0091】
最初に、図10のフローチャートを参照して、パーソナルコンピュータ17における情報取得処理について説明する。なお、この処理は、ユーザから入力部306に、サーバ104にアップロードされているHTMLを含む情報に対応するURLが入力され、アクセスが指令されたとき開始される。
【0092】
ステップS101において、通信部309は、CPU301からの制御に基づいて、インターネット16を介して指定されたURL(サーバ104にアップロードされているHTMLに対応するアドレス)にアクセスする。ユーザは、例えば、警報通知装置10に付属されているマニュアルにより、サーバ104に登録されている警報通知装置10に固有のアドレス(URL)を知ることができる。また、図2の警報通知装置10の図中右側に表示されているURLを、対応するサーバ104のアドレスとすることもできる。これに対して、センタ15は、要求されたURLのHTMLを含む情報を送信する前に、ユーザIDとPWを要求してくる(後述する図11のステップS155)。
【0093】
そこで、ステップS102において、CPU301は、通信部309を介して、センタ15からユーザIDとPWの要求を取得する。
【0094】
ステップS103において、CPU301は、ユーザからユーザIDとPWを受け付ける。具体的には、CPU301は、LCD等の表示部により構成される出力部307に、ユーザIDとPWを要求する表示をさせ、ユーザに対してユーザIDとPWの入力を促す。そして、入力部306は、ユーザからユーザIDとPWを受け付け、これをCPU301に供給する。センタ15とパーソナルコンピュータ17の間には、あらかじめ、現場機器13を管理することが可能なユーザIDとPWが設けられており、ユーザは、例えば、警報通知装置10に付属のマニュアルにより、このユーザIDとPWを知ることができる。なお、このユーザIDとPWは、センタ15から郵送により通知されるようにしてもよいし、初期設定処理の終了後(図8と図9の処理の後)、センタ15が設定したユーザIDとPWをパーソナルコンピュータ17に送信するようにしてもよい。
【0095】
ステップS104において、通信部309は、ステップS103の処理により受け付けたユーザIDとPWを、インターネット16を介して、センタ15に送信する。センタ15は、ユーザIDとPWが正しいか否かを判定し(後述する図11のステップS157の処理)、ユーザIDとPWが正しいと判定したとき、パーソナルコンピュータ17の要求に対応する情報(ステップS101の処理によりアクセスしたURLに対応するHTMLを含む情報)を送信してくる(後述する図11のステップS158の処理)。
【0096】
そこで、ステップS105において、CPU301は、ステップS101の処理によりアクセスしたURLに対応するHTMLの情報が送信されてきたか否かを判定する。情報が送信されてこないと判定された場合、ユーザIDとPWが間違っていると判定されているため、処理は終了される。
【0097】
ステップS105において、センタ15から情報が送信されてきたと判定された場合、処理はステップS106に進み、通信部309は、センタ15から送信されてきた、HTMLの情報(ステップS101の処理によりアクセスしたURLに対応するHTMLの情報)を受信する。
【0098】
ステップS107において、出力部307は、ステップS105の処理により受信したHTMLの情報に対応する表示を行なう。
【0099】
例えば、図10のステップS101の処理によりアクセスされたURLが、図12に示されるような警報設定画面400に対応するURLとされる場合、サーバ104から図12に示される警報設定画面400に対応するHTMLを含む情報が送信されてくるので、パーソナルコンピュータ17は、図10のステップS107において、警報設定画面400を表示することができる。
【0100】
図12において、チャンネルDI0乃至DI7は、それぞれ、図4のイベントランプ71乃至78に対応しており、いまの例の場合、全てのイベントランプ71乃至78に対応するチャンネルDI0乃至DI7が使用されている。
【0101】
また、他にも、チャタリング、接続先、警報の条件、警報の禁止時間、および、警報の通報を設定することができる。
【0102】
例えば、センタ15に対して、チャタリングの継続時間を入力することにより、チャタリングによる間違った警報の入力による、警報通知装置10の誤動作を防ぐことができる。また、接続先(例えば、センサ11またはセンサ12)がデジタルであるかシリアル入力であるかを設定することができる。
【0103】
さらに、警報の条件を設定することにより、センタ15への通知を制御することができる。警報の条件には、「なし」、「off」、「on」、および「on/off」があり、「なし」は、警報として使わない、すなわち、該当するビットのオン、または、オフのタイミングでは通知しないようにすることを示している。これにより、警報通知装置10の他のビットが変化してセンタ15に通知した場合、ステータスとして認識することができる。また、「off」は、on(H信号)からoff(L信号)に変化したときに、警報発生として認識し、センタ15に通知するようにすることを示している。さらに、「on」は、off(L信号)からon(H信号)に変化したときに警報発生と認識し、センタ15に通知するようにすることを示している。また、「on/off」は、該当ビットが変化した場合、その都度、センタ15に通知するようにすることを示している。
【0104】
禁止時間は、接続する機器の状態により警報on/offがが秒オーダで繰り返された場合、センタ15への無駄な通知を抑えるための為の時間とされており、禁止時間が経過するまで、同一条件化における通知を禁止するものである。
【0105】
警報の送信停止は、警報を送信しない場合にチェックされる。
【0106】
また、「開始スロット(0−7)」、および「繰り返しスロット」は、変化の少ないチャンネル(DI0乃至DI7のいずれか)の情報を間引くときの設定とされており、スロットは、基本的に1回の送信データの塊とされており(データベースのレコードの概念に相当する)、いまの例の場合、スロット0乃至スロット7までを繰り返すものとされる。
【0107】
「開始スロット」は、どのスロットからデータを載せ始めるかを設定することができ、「繰り返しスロット」は、何スロット毎にデータを載せるか載せるかを設定することができる。
【0108】
具体的には、全てのチャンネルの情報が同じような頻度で変化する場合、全体の送信間隔を調整することができる。この場合、全てのチャンネルのデータを毎回(毎スロット)送信するため、「開始スロット」は0、「繰り返しスロット」は0と設定すればよい。
【0109】
また、一部のチャンネルの変化の頻度が他のチャンネルと比較して少ないと予想できる場合、例えば、0チャンネルのデータを2スロットに1回の送信頻度で良いと予想できるとき、「開始スロット」を0、「繰り返しスロット」を1と設定すればよい。さらに、1チャンネルのデータを2スロットに1回の送信頻度で良いと予想できる場合、「開始スロット」を1、「繰り返しスロット」を0と設定することにより、0チャンネルと1チャンネルの情報が交互に送付される。
【0110】
ユーザは、図12に示されるような警報設定画面400に対して、警報の通知の条件を入力することができる。
【0111】
図10に戻って、ステップS108において、CPU301は、ユーザの指令に基づく情報を、通信部309を介して、センタ15に送信させる。例えば、ユーザが、図12の警報設定画面400に沿って、指令を入力した場合、センタ15にこの指令に基づく情報が送信される。センタ15は、この警報通知の条件を、パケット通信網14を介して警報通知装置10に送信し、警報通知装置10に設定させる(後述する図11のステップS159)。これにより、遠隔地にいるユーザが、現場機器13と接続されている警報通知装置10の警報の通知の設定を、センタ15を介して行なうことができる。
【0112】
このように、パーソナルコンピュータ17により、警報の通知の設定をインターネット16を介して、センタ15に送信することができる。センタ15は、パーソナルコンピュータ17から警報の通知の設定(警報の通知の条件)を受信し、これをパケット通信網14を介して警報通知装置10に送信する。警報通知装置10は、センタ15からの指令に基づいて、警報の通知条件を記憶部35に記憶するとともに警報通知条件の設定を行なう。
【0113】
ステップS107におけるパーソナルコンピュータ17の表示は、図12に示されるような警報設定画面400の他に、図13に示されるようなトレンドグラフ420、および、図14に示されるような計測データ440とすることもできる。
【0114】
図13において、トレンドグラフ420には、所定の表示期間(いまの例の場合、3日間)の温度(上述した図示せぬサーミスタにより測定され、センタ15に所定の期間毎に送信されている温度)、電圧等の状態が表示されているとともに、警報確認部421に、警報が通知された時間が丸い点で表示されている。
【0115】
また、図14において、計測データ440には、所定の期間毎に送信されてくる温度、および電圧が表示されている他に、その時間における警報の状態を示す警報のonまたはoffが、警報確認部441に表示されている。パーソナルコンピュータ17では、このように、過去の警報の有無、温度、または電圧等の様々な情報を閲覧することができる。
【0116】
また、図10の処理を携帯電話機18に適用することもできる。この場合、携帯電話機18がステップS101において、ユーザの指令により所定のURLにアクセスし、センタ15によりユーザIDとPWの確認がされた場合、ステップS107において、携帯電話機18の図示せぬ表示部には、図15に示されるような初期画面500(現場機器13の現在の状況を示す初期画面)が表示される。図15において、初期画面500は、最新データとメニューの組み合わせとされている。
【0117】
また、パーソナルコンピュータ17の出力部307により表示される図13のトレンドグラフ420に対応して、携帯電話機18では、図16に示されるような、トレンドグラフ520が表示される。図中中央には、アナログ値を扱う場合のグラフおよび最新データが表示されている。なお、このトレンドグラフ520は、例えば、図15の初期画面のメニューから「トレンドグラフ」が選択された場合、表示される。
【0118】
このように、携帯電話機18にも、パーソナルコンピュータ17と同様に、現場機器13の状況を表示させることができる。
【0119】
次に、図11のフローチャートを参照して、図10のパーソナルコンピュータ17に対応する、センタ15における情報供給処理について説明する。なお、この処理は、パーソナルコンピュータ17からアクセスされたとき開始される。
【0120】
ステップS151において、センタ15のインターネット通信モジュール103は、パーソナルコンピュータ17によるアクセスを受け付ける。具体的には、サーバ104にアップロードされている、HTMLを含む情報に対応するURLへのアクセスを受け付ける。
【0121】
ステップS152において、CPU102は、ステップS151の処理によりアクセスしてきた機器が、パーソナルコンピュータであるか否かを判定する。パーソナルコンピュータ17と携帯電話機18では、供給する情報は同じでも、画面の大きさ、データの容量、情報を提供するための言語が異なるので、実際に供給するデータは異なる。そのため、この判定は行なわれる。なお、パーソナルコンピュータ17と携帯電話機18に異なるアドレス(パーソナルコンピュータ専用アドレス、または携帯電話機専用アドレス)を通知することにより、この処理(ステップS152の処理)は省略することができる。
【0122】
ステップS152において、パーソナルコンピュータからのアクセスであると判定された場合、ステップS153において、CPU102は、パーソナルコンピュータのモードに設定する。いまの例の場合は、パーソナルコンピュータのモードが設定される。
【0123】
ステップS152において、パーソナルコンピュータからのアクセスでない、すなわち、携帯電話機からのアクセスであると判定された場合、処理はステップS154に進み、CPU102は、携帯モードに設定する。
【0124】
ステップS155において、インターネット通信モジュール103は、アクセスしてきた機器に対して、ユーザIDとPWを要求する。例えば、アクセスしてきた機器をパーソナルコンピュータ17とすると、パーソナルコンピュータ17は、この要求に対して、ユーザIDとPWを送信してくる(図10のステップS104)。
【0125】
そこで、ステップS156において、インターネット通信モジュール103は、パーソナルコンピュータ17から送信されてきたユーザIDとPWを受信する。
【0126】
ステップS157において、CPU102は、ステップS156の処理により受信したユーザIDとPWが正しいか否かを判定する。具体的には、センタ15の記憶部105(または、サーバ104とすることもできる)は、ステップS151においてアクセスされたURLにアクセス可能な(1つまたは複数の)ユーザIDとPWを記憶しているので、これが正しいか否かを判定する。ユーザIDとPWが正しくないと判定された場合、処理は終了される。
【0127】
ステップS157において、ユーザIDとPWが正しいと判定された場合、処理はステップS158に進み、インターネット通信モジュール103は、パーソナルコンピュータ17からの要求に対応する情報、すなわち、ステップS151の処理においてアクセスされたURLに対応するHTMLを含む情報をパーソナルコンピュータ17に送信する。これに対して、パーソナルコンピュータ17からは、ユーザの指令に基づく情報が送信されてくる(図10のステップS108)。
【0128】
ステップS157において、インターネット通信モジュール103は、パーソナルコンピュータ17から送信されてきた指令に基づく処理を実行し、処理を終了する。具体的には、ユーザの指令に基づく、警報を通知する状況の設定を受け付け、これを設定するなどの処理を実行する。
【0129】
図10と図11の処理により、パーソナルコンピュータ17は、サーバ104から、警報通知装置10に関する情報を取得することができる。
【0130】
次に、図17乃至図20のフローチャートを参照して、警報通知装置10とセンタ15における警報通知処理を説明する。
【0131】
最初に、図17と図18のフローチャートを参照して、警報通知装置10における警報通知処理を説明する。なお、この処理は、上述した図8の初期設定の後行なわれる処理である。
【0132】
ステップS201において、警報通知装置10のCPU31は、センサ11またはセンサ12から異常通知(例えば、H信号)がI/Oモジュール32に入力されたか否かを判定する。異常通知が入力されていないと判定された場合、処理は異常が通知されるまで待機される。
【0133】
ステップS201において異常通知が入力されたと判定された場合、処理はステップS202に進み、CPU31は、警報を通知するか否かを判定する。具体的には、CPU31は、記憶部35に記憶されている警報通知の条件(例えば、図12に示されるような警報設定画面400でユーザにより設定され、記憶部35に記憶されている条件)を読み出し、この条件に基づいて、警報を通知するか否かを判定する。例えば、図12の警報設定画面400の条件として、対応するチャンネルの条件が「なし」とされている場合、警報を通知しないと判定する。
【0134】
ステップS202において、警報を通知すると判定された場合、処理はステップS203に進み、表示モジュール33は、該当するイベントランプを橙色で点灯させるとともに、警報ランプ51を赤色で点灯させる。例えば、該当するイベントランプがイベントランプ73とされる場合、イベントランプ73を緑色で点灯させる。これにより、警報通知装置10で、警報を通知することを表現することができ、現場で、警報を通知することを確認することができる。
【0135】
ステップS204において、パケット通信モジュール34は、パケット通信網14の回線に接続されているか否かを判定する。回線の接続は、上述した図6のステップS3の処理により行なわれているはずであるが、回線の接続は、所定の期間、何も生じていないとき、または、所定の期間毎にパケット(温度、電圧などの情報)を送信する以外の時間においては、回線を切断することもあるので、この確認が行なわれる。
【0136】
ステップS204において、回線に接続されていないと判定された場合、ステップS205において、パケット通信モジュール34は、回線接続を行なう。
【0137】
ステップS206において、パケット通信モジュール34は、上述した図7のステップS4の処理と同様に、警報通知装置10の記憶部35に予め記憶されている警報通知装置10に固有のIDを、パケット通信網14を介してセンタ15に送信する。
【0138】
これに対して、センタ15は、送信されてきた警報通知装置のIDが正しいか否かの確認を行ない、確認ができた場合、確認通知を送信してくる(後述する図19のステップS255)。
【0139】
ステップS207において、CPU31は、センタ15から確認通知が送信されてきたか否かを判定する。確認通知が送信されてこないと判定された場合、正しく回線が接続されていないので、処理はステップS205に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0140】
ステップS207において、センタ15から確認通知が送信されてきたと判定された場合、または、ステップS204において、回線に接続されていると判定された場合、処理はステップS208に進み、表示モジュール33は、通信中であることを表示するために、通信ランプ52を緑色で点灯させる。これにより、センタ15との間で通信が確立されたことを表わすことができる。
【0141】
ステップS209において、パケット通信モジュール34は、警報通知(センサの検出結果)を自分自身のIDに付加して、パケットとして送信する。
【0142】
センタ15は、ステップS209の警報の通知と警報通知装置のIDに対して、警報を通知するためのメールを送信するとともに、後述する図19のステップS259の処理において、確認応答を送信してくる。そこで、ステップS210において、パケット通信モジュール34は、センタ15から確認応答を受信する。
【0143】
ステップS211において、表示モジュール33は、センタ15から確認応答を受信した、すなわち、センタ15により警報メールを送信し終えたことを通知するための確認応答を受信したことを示すために、イベントランプを赤色で点滅させる。いまの例の場合、該当するランプはイベントランプ73とされており、ステップS203の処理により、イベントランプ73には、橙色が点灯しているので、表示モジュール33は、これを赤色で点滅させる。これにより、警報通知装置10で、センタ15がユーザ機器(いまの例の場合、パーソナルコンピュータ17)に対して警報メールを送信したことを確認することができる。
【0144】
ステップS212において、CPU31は、センタ15から警報解除の通知がされたか否かを判定する。警報の解除は、例えば、ユーザが、パーソナルコンピュータ17または携帯電話機18を使用して、警報の解除を指令することにより、パーソナルコンピュータ17または携帯電話機18が、センタ15を介して警報を解除する指令を警報通知装置10に送信するので、もって、遠隔地から警報を解除することができる。
【0145】
ステップS212において、警報解除が通知されていないと判定された場合、処理はステップS213に進み、CPU31は、センサ11または12からの異常通知が終了したか否か、すなわち、警報の要因(例えば、ポンプの故障、電源の胡椒、または、漏れ電流)が解除されたか否かを判定する。
【0146】
ステップS213において、センサ11またはセンサ12からの異常通知が終了していないと判定された場合、処理はステップS214に進み、CPU31は、異常が通知されてから、所定の時間(例えば、3分間)が経過したか否かを判定する。すなわち、ステップS201の処理によりYESと判定された後、3分間が経過したか否かが判定される。まだ所定の時間が経過していないと判定された場合、所定の時間が経過するまで待機される。
【0147】
ステップS214において、所定の時間が経過したと判定された場合、または、ステップS213において、センサ11または12からの異常通知が終了したと判定された場合、処理はステップS215に進み、パケット通信モジュール34は、センタ15に、警報offを通知する。これに対して、センタ15から確認応答が送信されてくる。
【0148】
ステップS215の処理の後、ステップS216において、パケット通信モジュール34は、センタ15から確認応答を受信する。
【0149】
ステップS216の処理の後、または、ステップS212の処理において、センタ15から警報解除が通知された場合、ステップS217において、CPU31は、監視モードを設定する。すなわち、センサ11またはセンサ12から異常を通知する検出結果が供給されてきた場合に、警報を通知するようにする(すなわち、図8のステップS6の処理の後と同じ状態とされる)。
【0150】
ステップS218において、表示モジュール33は、監視モードが設定されたことを表現するために、全てのイベントランプ71乃至78を緑色で点灯させる。いまの例の場合、イベントランプ73のみが赤色で点滅しており、その他のイベントランプ(イベントランプ71,72、および74乃至78)は緑色に点灯しているので、表示モジュール33は、イベントランプ73を緑色73で点灯させる。また、表示モジュール33は、警報ランプ51を消灯させる。その後、処理はステップS201に戻り、処理は繰り返される(再度、異常が通知されてくるまで、処理は待機される)。
【0151】
なお、ステップS212の処理は、センタ15から警報解除が通知されているので、ステップS215のセンタ15に警報offを通知する処理は省略してもよい。
【0152】
次に、図19と図20のフローチャートを参照して、図17と図18の警報通知装置10に対応するセンタ15における警報通知処理について説明する。なお、この処理は、上述した図9の初期処理の後に行なわれる。
【0153】
ステップS251において、センタ15は、警報通知装置10との間のパケット通信網14(回線)に接続されているか否かを判定する。回線に接続されていると判定された場合、CPU102は、処理をステップS257に進める。
【0154】
ステップS251において、回線に接続されていないと判定された場合、処理はステップS252に進み、パケット通信モジュール101は、警報通知装置10から回線接続(図17のステップS205の処理)を受け付ける。
【0155】
ステップS253において、パケット通信モジュール101は、図17のステップS206の処理により警報通知装置10から送信されてきた警報通知装置10のIDを受信し、CPU31は、警報通知装置10のIDが正しいか否かの確認を行なう。
【0156】
ステップS254において、CPU31は、警報通知装置10のIDの確認ができたか否かを判定する。確認ができなかったと判定された場合、正しく警報通知装置10のIDが送信されてこなかったこととされるので、処理はステップS252に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0157】
ステップS254において、警報通知装置10のIDの確認ができたと判定された場合、処理はステップS255に進み、パケット通信モジュール101は、警報通知装置10に確認通知を送信する。
【0158】
ステップS256において、CPU31は、警報通知装置10が正常に動作していることを登録する。
【0159】
ステップS256の処理の後、またはステップS251において回線に接続されていると判定された場合、すなわち、正常に回線が接続されているので、処理はステップS257に進み、パケット通信モジュール101は、図17のステップS209の処理により警報通知装置10から送信されてきた警報通知装置10のIDと警報の通知を受信する。
【0160】
ステップS258において、CPU31は、記憶部105に記憶されている、警報の通知を受けた警報通知装置10のIDとユーザ機器(いまの例の場合、パーソナルコンピュータ17または携帯電話機18)の電子メールアドレスを読み出すとともに、警報メール(警報を通知するための電子メール)を作成し、インターネット通信モジュール103に警報メールを送信させる。この警報メールは、勿論、登録されている複数の電子メールアドレスに対して送信することもできる。
【0161】
この警報メールは、具体的には、図21に示されるように構成される。図21の警報メール500には、送信元を特定できる情報とされる「Alert from センタ」、端末IDとされる「09090095859」、チャンネル(CH)される「DI」、種別とされる「DI0」、日付とされる「2002/12/18 21:25:25」、および、測定値とされる「0」が記載されている。いまの例の場合、データ名称は空白とされているが、ユーザによりデータ名称が設定された場合には、これが記載される。
【0162】
ステップS259において、パケット通信モジュール101は、警報通知に対応して、警報メールを送信したことを警報通知装置10に通知するための確認応答を送信する。
【0163】
ステップS260において、CPU102は、ユーザから警報解除の指令がされたか否かを判定する。警報の解除は、上述したように、ユーザがパーソナルコンピュータ17または携帯電話機18に指令して、センタ15を介して警報を解除する指令を送信することにより行なうことができる。具体的には、パーソナルコンピュータ17からアクセスされた場合、サーバ104は、ユーザIDとPWの確認の後、図22に示されるような受動警報解除画面600に対応するHTMLを含む情報を提供し、ユーザから、パーソナルコンピュータ17を介する手動警報解除の指令を受け付ける。
【0164】
また、携帯電話機18からアクセスされた場合、サーバ104は、ユーザIDとPWの確認の後、図23に示されるような、手動警報解除画面650に対応するHTMLを含む情報を提供し、ユーザから、携帯電話機18を介する手動警報解除の指令を受け付ける。
【0165】
ステップS260において、ユーザ(ユーザのパーソナルコンピュータ17または携帯電話機18)から、警報解除の指令がされないと判定された場合、処理はステップS261に進み、CPU102は、警報通知装置10から警報off通知が送信されてきたか否かを判定する。
【0166】
上述したように、警報通知装置10は、図18のステップS213の処理によりセンサ11またはセンサ12からの異常通知が終了したと判定した場合、すなわち、警報の要因(例えば、ポンプの故障、電源の故障、ガス漏れ、または、漏れ電流)が解除された場合、または、ステップS214において、所定の時間(例えば、3分間)が経過したと判定された場合、センタ15に、警報offを通知してくる(図18のステップS215の処理)。
【0167】
ステップS261において、まだ警報offが通知されてこないと判定された場合、CPU102は、警報offが通知されてくるまで待機する。
【0168】
ステップS261において、警報offが通知されてきたと判定された場合、処理はステップS262に進み、CPU102は、警報offを登録する。すなわち、異常状態が解除されたことが登録される。
【0169】
ステップS263において、パケット通信モジュール101は、警報offの確認応答を送信する。
【0170】
ステップS260の処理において、ユーザから警報解除の指令がされたと判定された場合、処理はステップS264に進み、CPU102は、警報offを登録する。
【0171】
ステップS265において、パケット通信モジュール101は、警報を解除する通知を警報通知装置10に送信する。
【0172】
ステップS263の処理の後、またはステップS265の処理の後、処理はステップS251に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0173】
図17乃至図20の処理により、警報通知装置10は、センサ11またはセンサ12から異常通知が入力された場合に、警報を通知する表示、回線が正常に接続されたことを示す表示、警報をセンタ15に通知したことを示す表示、および監視モードが設定されたことを示す表示を、それぞれランプの色の点滅または点灯により表示するようにしたので、現場機器13の近くにいるユーザに対しても、警報の通知の課程を識別させることができる。
【0174】
以上の処理により、警報通知装置10に、センサから異常通知が入力され、警報を通知する場合、回線が正常に接続された場合、警報をセンタ15に通知した場合、および監視モードが設定された場合を、それぞれ異なる表現により表わすようにしたので、初期設定時や保守点検の作業効率を向上させ、確実な警報通知を行なうことを可能にする。
【0175】
具体的には、電源がオンされた場合、回線接続を行ない、センタ15と通信できた場合、通信ランプ52を緑色で点灯させる(例えば、図8のステップS6、または図18のステップS208の処理)。警報通知装置は、センサから異常の通知がされ、警報を通知する場合、該当するイベントランプ73を橙色で点灯させるとともに、警報ランプ51を赤色で点灯させる(例えば、図17のステップS203の処理)。その後、警報の通知がセンタにされ、センタ15において確認が行なわれるとともに、警報メールの送信が終了した場合(センタ15から確認応答が送信されてきた場合)、警報通知装置は、イベントランプ73を赤色で点滅させる(例えば、図17のステップS211の処理)。さらに、監視モードが設定された場合、イベントランプ73を緑色で点灯させるとともに、警報ランプ51を消灯させる(例えば、図18のステップS218の処理)。
【0176】
このように、イベントランプを緑色、橙色、および、赤色に点灯または点滅するようにし、かつ、警報ランプ51、通信ランプ52を設けるようにしたので、回線接続の可否、センタへの各種の設定を事前に確認することができ、設置およびメンテナンス作業を効率化することができる。また、警報の通知の課程を現場で確認することができる。
【0177】
さらに、1個で3色を発光するLEDを表示モジュールとして採用することにより、一連の動作を1つの表示素子で表現することができるとともに、警報通知装置10を小型化することが可能となる。
【0178】
また、センタ15により警報メールを送信させ、センタ15に設けられたサーバ104を介して、各種の入力を受け付けるようにしたので、遠隔地から、警報通知装置10の設定を行なうことができるとともに、警報を解除することもできる。
【0179】
さらに、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、および、設定が正しいか否かを事前に確認することができる。
【0180】
なお、以上の例は、現場機器13を備える工場等について説明したが、これに限らず、オフィスまたは家庭内においても、例えば、漏電、侵入、またはガス漏れなどの警報を通知する各種の警報通知装置に適用することができる。
【0181】
また、以上の例は、表示モジュール33により警報通知装置10における状態の変化を通知するようにしたが、これに限らず、音を変更して通知するようにしてもよい。
【0182】
さらに、構成部品の寸法、材質、形状、その相対な位置等は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0183】
なお、パケット通信網14およびインターネット16は、ともに、有線であっても無線であってもよい。
【0184】
また、センタ15は、パーソナルコンピュータなどの各種の情報処理装置とすることもできる。
【0185】
なお、本明細書において、フローチャートを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0186】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0187】
【発明の効果】
以上の如く、第1の本発明によれば、警報を通知することができる。特に、この発明によれば、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、および、設定が正しいか否かを事前に確認することができる。さらに、警報の通知の課程を確認することができる。
【0188】
第2の本発明によれば、警報を通知することができる。特に、この発明によれば、警報通知装置と情報処理装置の間の通信の確立、および、設定が正しいか否かを事前に確認することができる。さらに、警報の通知の課程を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した警報通知システムの構成例を示す図である。
【図2】図1の警報通知装置の概観の構成例を示す図である。
【図3】図2の警報通知装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】図2の表示モジュールの構成例を示すブロック図である。
【図5】図1の警報通知装置およびセンサの設置部を説明する図である。
【図6】図1のセンタの構成例を示すブロック図である。
【図7】図1のパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図8】図3の警報通知装置における初期処理を説明するフローチャートである。
【図9】図6のセンタにおける初期処理を説明するフローチャートである。
【図10】図7のパーソナルコンピュータにおける情報取得処理を説明するフローチャートである。
【図11】図6のセンタにおける情報供給処理を説明するフローチャートである。
【図12】図7のパーソナルコンピュータに表示される警報設定画面の表示例である。
【図13】図7のパーソナルコンピュータに表示されるトレンドグラフの表示例である。
【図14】図7のパーソナルコンピュータに表示される計測データの表示例である。
【図15】図1の携帯電話機に表示される初期画面の表示例である。
【図16】図1の携帯電話機に表示されるトレンドグラフの表示例である。
【図17】図3の警報通知装置における警報通知処理を説明するフローチャートである。
【図18】図3の警報通知装置における警報通知処理を説明するフローチャートである。
【図19】図6のセンタにおける警報通知処理を説明するフローチャートである。
【図20】図6のセンタにおける警報通知処理を説明するフローチャートである。
【図21】図19のステップS258の処理により送信される警報メールを説明する図である。
【図22】図7のパーソナルコンピュータにおける、図20のステップS260の処理により警報が解除される場合の表示例である。
【図23】図1の携帯電話機における、図20のステップS260の処理により警報が解除される場合の表示例である。
【符号の説明】
1 警報通知システム
10 警報通知装置
11,12 センサ
14 パケット通信網
15 センタ
16 インターネット
17 パーソナルコンピュータ
18 携帯電話機
33 表示モジュール
34 パケット通信モジュール
51 警報ランプ
52 通信ランプ
71乃至78 イベントランプ
101 パケット通信モジュール
103 インターネット通信モジュール
104 サーバ

Claims (9)

  1. センサから検出結果を取得する警報通知装置、および前記警報通知装置からの前記検出結果を処理する情報処理装置により構成される警報通知システムにおいて、
    前記警報通知装置は、自己に割り当てられた固有のIDを前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、前記警報通知装置から前記IDを受信したとき、前記IDが正しいか否かを確認し、前記IDが正しいと確認できたとき、前記警報通知装置に第1の確認通知を送信し、
    前記警報通知装置は、前記情報処理装置から前記第1の確認通知を受信したとき、通信が確立したことを、第1の状態で表現し、
    前記警報通知装置は、前記検出結果を前記情報処理装置に通知するか否かをユーザの設定に基づいて判定し、
    前記警報通知装置は、前記情報処理装置に前記検出結果を通知すると判定したとき、前記検出結果を通知することを第2の状態で表現し、
    前記警報通知装置は、自分自身の前記IDを付加して前記検出結果を前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、前記警報通知装置から前記検出結果を前記IDとともに受信したとき、それに基づく処理を実行し、
    前記情報処理装置は、前記処理を実行したとき、その処理を実行したことを示す第2の確認通知を前記警報通知装置に送信し、
    前記警報通知装置は、前記情報処理装置から前記第2の確認通知を受信したとき、前記第2の確認通知を受信したことを第3の状態で表現する
    ことを特徴とする警報通知システム。
  2. 前記警報通知装置は、監視モードを設定するとき、前記監視モードであることを第4の状態で表現する
    ことを特徴とする請求項1に記載の警報通知システム。
  3. 前記状態は、1個で3色を発光するLEDの点灯または点滅により表現される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の警報通知システム。
  4. 前記状態は、異なる音により表現される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の警報通知システム。
  5. センサから検出結果を取得する警報通知装置において、
    自己に割り当てられた固有のIDを情報処理装置に送信する第1の送信手段と、
    前記情報処理装置により前記IDが正しいと確認されたとき、前記情報処理装置から送信されてくる第1の確認通知を受信し、通信が確立したことを第1の状態で表現する第1の表現手段と、
    前記検出結果を前記情報処理装置に通知するか否かをユーザの設定に基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記情報処理装置に前記検出結果を通知すると判定されたとき、前記検出結果を通知することを第2の状態で表現する第2の表現手段と、
    自分自身の前記IDを付加して前記検出結果を前記情報処理装置に送信する第2の送信手段と、
    前記情報処理装置により前記検出結果に基づく処理が実行されたとき、前記情報処理装置から送信されてくる、その処理を実行したことを示す第2の確認通知を受信する受信手段と、
    前記受信手段により前記第2の確認通知が受信されたとき、前記第2の確認通知を受信したことを第3の状態で表現する第3の表現手段と
    を備えることを特徴とする警報通知装置。
  6. 監視モードを設定するとき、前記監視モードであることを第4の状態で表現する第4の表現手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項5に記載の警報通知装置。
  7. 前記状態は、1個で3色を発光するLEDの点灯または点滅により表現する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の警報通知装置。
  8. 前記状態は、異なる音により表現する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の警報通知装置。
  9. センサから検出結果を取得する警報通知装置の警報通知方法において、
    自己に割り当てられた固有のIDを情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、
    前記情報処理装置により前記IDが正しいと確認されたとき、前記情報処理装置から送信されてくる第1の確認通知を受信し、通信が確立したことを第1の状態で表現する第1の表現ステップと、
    前記検出結果を前記情報処理装置に通知するか否かをユーザの設定に基づいて判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により前記情報処理装置に前記検出結果を通知すると判定されたとき、前記検出結果を通知することを第2の状態で表現する第2の表現ステップと、
    自分自身の前記IDを付加して前記検出結果を前記情報処理装置に送信する第2の送信ステップと、
    前記情報処理装置により前記検出結果に基づく処理が実行されたとき、前記情報処理装置から送信されてくる、その処理を実行したことを示す第2の確認通知を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により前記第2の確認通知が受信されたとき、前記第2の確認通知を受信したことを第3の状態で表現する第3の表現ステップと
    を含むことを特徴とする警報通知方法。
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