JP2004112073A - 保安通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】緊急時も確実に緊急情報を報知できる保安通信システム。
【解決手段】複数の端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器32、少なくとも一つはガスや電気の異常を監視する保安端末機器31である保安通信システムにおいて、保安端末機器31が複数の端末機器と初めて通信を行う初期通信時に前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを記憶手段に記憶し、保安端末機器が異常を検出した場合には記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると異常状態を表示手段に表示させる。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器32、少なくとも一つはガスや電気の異常を監視する保安端末機器31である保安通信システムにおいて、保安端末機器31が複数の端末機器と初めて通信を行う初期通信時に前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを記憶手段に記憶し、保安端末機器が異常を検出した場合には記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると異常状態を表示手段に表示させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建屋内の異常を検出し使用者または保安業者に報知する保安通信システムに関し、特に、ネットワークを利用した保安情報の報知に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建屋内の異常を検出する保安機器は、建屋内に設置された異常を検出するセンサと、センサの出力を処理する信号処理手段と、信号処理手段の出力から異常を判定する異常判定手段と、異常と判定された場合に異常状態を報知する報知手段とからなり、玄関や窓にセンサーを設置して不在時の人の侵入を検出して報知するする防犯機器、ガス漏れや火災による煙や熱を検出するセンサーを室内に設置してガス漏れや火災を検出して報知する防災機器、ガスメータや電力メータ、水道メータなどに設置して使用状態の異常を検出して報知するインフラ保安機器などがある。これらの多くは異常を検出すると大きな警告音を発してその場にいる人に警告を行なう他、例えば防犯機器の場合は警備会社などの保安サービス会社にも通報し、保安サービス会社が報知内容に応じて状態の詳しい確認を行なったり、現場にサービス員を即座に派遣するなどして被害の拡大を防ぐためのサービスに用いられたりしている。
【0003】
また、近年は家庭内の機器が相互にネットワークに接続され、制御端末から機器を遠隔制御するシステムも存在していた。例えば、従来のシステムでは、ある機器がネットワークに接続された時点でその機器が提供するサービスを選択し利用するためのサービス情報を機器からサーバーに送信してサーバーに蓄積し、パーソナルコンピュータやTVのような表示機能を持つ機器がネットワークに接続されると、サーバーに蓄積された各機器のサービス情報を表示機能を持つ機器がサーバーから取得し、例えばTVではEPGシステムにおける番組案内情報画面を拡張した統合電子サービス情報システムに機器のサービス情報を追加して、TVから機器の操作を行ない、機器のある場所にいなくてもサービスを提供させることができる(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−346187公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の保安通信システムでは、センサが検出した異常を警報音で報知するので、どのような異常かがわかりにくく、すぐに異常内容を理解できる画像による表示が求められていた。保安端末機器に表示手段を設置し画像で異常を表示するシステムも存在するが、表示を確認するために保安端末機器の設置場所まで移動する必要が有り、緊急を要する状態ではその移動にかかる時間が致命的となる場合もあるという欠点が有った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が異常を検出した場合に表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると異常状態を表示手段に表示させる。
【0007】
上記発明によれば、そして、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器に内容を報知することができるので、速やかに使用者に報知することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる機器制御システムは、通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋に供給されるエネルギまたは資源の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が異常を検出した場合には表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると異常状態を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0009】
そして、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器に内容を報知することができるので、速やかに使用者に報知することができる。
【0010】
本発明の請求項2にかかる機器制御システムは、前記保安端末機器が前記複数の端末機器と通信を行う際に前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを保安端末記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信する。
【0011】
そして、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、保安端末機器の記憶手段にネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器のネットワークアドレス等の情報を記憶しているので、確実に内容を報知することができる。
【0012】
また、本発明の請求項3にかかる機器制御システムは、保安端末機器に記憶された表示端末機器が複数有り、電源が入っている表示端末機器を選択して異常情報を送信する。
【0013】
そして、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器のうち電源の入った機器に内容を報知するので、使用者がそこにいる可能性の高い機器に第一に異常情報を送信することが可能で、より速やかに使用者に報知することができる。
【0014】
また、本発明の請求項4にかかる機器制御システムは、通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋に供給されるエネルギまたは資源の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が前記複数の端末機器と通信を行う際に前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを保安端末記憶手段に記憶するとともに前記保安端末機器は前記表示端末機器の操作表示を行なうための操作表示情報を取得し、前記保安端末機器は前記表示端末機器の操作表示情報を保安端末記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には保安端末記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると記憶された操作表示情報に基づいて異常状態を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0015】
そして、保安端末機器が表示端末機器の操作表示情報を取得することにより、保安端末機器から表示端末機器を操作することができるので、保安端末機器が異常状態を検出した場合に保安端末機器から表示端末機器の表示手段への表示内容を直接制御できる。
【0016】
また、本発明の請求項5にかかる機器制御システムは、通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記表示端末機器が前記保安端末機器と通信を行う際に、前記端末機器が保安端末機器の場合に前記表示端末機器は前記保安端末機器の操作表示を行なうための操作表示情報を取得し、前記表示端末機器は前記保安端末機器の操作表示情報を表示端末記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には保安端末記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると記憶された操作表示情報に基づいて異常状態を表示手段に表示させるとともに、取得した操作表示情報に基づいて他の情報を保安端末機器に要求可能とすることを特徴とする。
【0017】
そして、保安情報が表示された表示端末機器が保安端末機器から取得した操作表示情報に基づいてさらに詳しい保安情報を取得可能なので、保安情報が表示された表示端末機器を見た人がその場で必要とする情報を簡単に取得できる。
【0018】
また、本発明の請求項6にかかる機器制御システムは、表示端末機器は通信手段からの信号により電源をオンさせる起動手段を持ち、保安端末機器に記憶された表示端末機器に電源が入ってない場合に、保安端末機器は表示端末機器に対し電源をオンさせる指示を送信し、表示端末機器は前記指示を受信すると起動手段により電源をオンして保安端末機器の異常情報を報知する。
【0019】
そして、表示端末機器の電源がオフの場合でも保安端末機器からの操作で電源をオンすることができるので、異常発生時の緊急情報を速やかに報知できる。
【0020】
また、本発明の請求項7にかかる機器制御システムは、データを保有するサーバーと、前記サーバーと通信してデータを受信または送信する情報端末と、前記情報端末と通信してデータを受信または送信する複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋に供給されるエネルギまたは資源の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が前記情報端末と通信を行う際に前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器は異常情報を受信すると異常状態を提示する異常表示画面を表示手段に表示させるとともに、表示させたことをサーバーへ送信することを特徴とする。
【0021】
そして、表示端末機器が異常情報を表示したことをサーバーに報知するので、保安端末機器を管理する管理業者が保安通信システムが正しく動作したことを確認できる。
【0022】
さらに、本発明の請求項8にかかる機器制御システムは、表示端末機器は異常情報に基づいて異常表示画面を表示させた時に使用者が異常表示画面の操作を行なった場合に異常表示画面の操作が行なわれたことをサーバーに送信する。
【0023】
そして、使用者が表示端末機器を操作したことを表示端末機器がサーバーに報知するので、異常が発生した場合に使用者が対処したかを確認でき、さらに使用者の対処が正しいかどうかを確認できる。
【0024】
本発明の請求項9は、請求項1〜8のいずれか1項記載の保安通信システムの機能の全てもしくは一部をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0025】
そして、プログラムであるのでパソコンやサーバ等を用いて本発明の保安通信システムの一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0027】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における保安通信システムのブロック図である。本実施例では保安端末機器としてガスメータ、表示端末機器としてTVを用いたシステムの場合を示す。図中1はデータを配信または受信するサーバー、2は情報端末であるホームゲートウェイ、3は端末機器であり、ここでは端末機器として、保安端末機器であるガスメータ31、表示端末機器であるTV32、およびその他の端末機器3’、3”が接続されている。サーバー1はガス供給業者A側に、ホームゲートウェイ2、端末機器3、ガスメータ31、TV32はガス消費者B宅に設置されている。
【0028】
サーバー1とホームゲートウェイ2はそれぞれの内部に持つモデム1a、2aを介し公衆電話回線網4により必要に応じて接続され、また、ホームゲートウェイ2とガスメータ31はそれぞれ内部に持つ無線親機2b、無線子機31bを介して無線通信5により必要に応じて接続され、ホームゲートウェイ2とTV32はそれぞれに設けられた家庭内NIC(ネットワークインターフェースコントローラー)2c、32cを介して家庭内ネットワーク6に接続されて相互にデータの移動を行なっている。
【0029】
なお、各端末機器の家庭内NICにはNICアドレスという家庭内ネットワーク6に接続するためのあらかじめ付与された固有のID番号を持っており、通信相手をこのNICアドレスで特定できるようになっている。
【0030】
サーバー1はサーバー制御手段1a、サーバーモデム1b、入力手段1c、出力手段1d、データベース1eからなり、サーバー制御手段1aは入力手段1cにおける入力内容やサーバーモデム1bで受信したホームゲートウェイ2、端末機器3、ガスメータ31、TV32からの要求に従い、必要な情報をデータベース1eから取り出してサーバーモデム1bから公衆回線網を通じてホームゲートウェイ2に出力したり、入力手段1cにおける入力内容やサーバーモデム1bで受信したり、ホームゲートウェイ2、端末機器3、ガスメータ31、TV32からの情報をデータベース1eに登録したり、出力手段1dに出力したりするといった処理を行なう。
【0031】
ホームゲートウェイ2は、制御手段2a、モデム2b、家庭内NIC2c、無線親機2d、記憶手段2e、報知手段2fとからなり、制御手段2aはモデム2b、家庭内NIC2c、無線親2dで受信したデータを必要に応じてモデム2bからサーバー1へ、無線親機2dからガスメータ3へ、または家庭内NIC2cからTV32や他の端末機器3へ情報を送信したり、記憶手段2eへ情報を記憶させたり、報知手段2fから警報を発するといった操作を行なう。報知手段2fはスピーカーであり、ガスメータ31からガス漏れなど緊急情報を受信すると、受信した内容に応じて警報を音で報知している。
【0032】
なお、ホームゲートウェイ2は公衆電話回線網4に接続するための電話線の引き回しが必須であり、また、ガスメータ31との無線通信を確実に行なうために無線通信が十分に可能となる場所に固定して設置することが必要となっているため、ガス消費者宅の建物の決まった場所に固定して配置されている。
【0033】
なお、本実施例ではホームゲートウェイ2は家庭内ネットワーク6の管理機能とガスメータ31と家庭内ネットワークを接続するインターフェースの役割も持ち、管理機能としては初期登録情報一覧を接続された端末機器に配信したり、サーバーと通信することにより端末機器のソフトウェアの更新を指示したりする機能を持っている。また、後者は、ガスメータ31は家庭内ネットワーク6に直接接続されているわけではないが、ガスメータ31もNICアドレスを付与されておりあたかも接続されているかのように振る舞うことが可能であり、例えばガスメータの家庭内NICに相当するNICアドレスが送信先に指定された電文をホームゲートウェイ2が受信した場合に、これを受信してガスメータ31に無線通信5により送信し、ガスメータ31が発信した電文を無線通信を通じてホームゲートウェイ2が受信した場合に、発信元ととしてガスメータ31に付与されたNICアドレスを電文に付与して家庭内ネットワーク6に送信している。この電文を受信する宛先の家庭内NICは電文の発信元をホームゲーウェイ2ではなくガスメータ31として処理できる。
【0034】
ガスメータ31は制御手段31a、無線子機31b、記憶手段31c、メータ本体31dとからなり、無線子機31bがホームゲートウェイ2から受信した電文に基づき制御手段31aがガスメータ本体31dの制御を行なったり、表示端末であるTV32のNICアドレスといった必要な情報を記憶手段31cに記憶させるといった制御を行なう。また、制御手段31aがガスメータ本体31dからの情報によりガス漏れ等の異常を検出した場合には検出した異常状態に応じて閉栓処理等の処理をガスメータ本体31dに指示するとともに、無線子機31bからホームゲートウェイ2を経由してサーバー1へ検出した異常を通報し、さらに記憶手段31cに記憶された表示端末のNICアドレスに対し異常状態を表示するための指示電文を送信する。
【0035】
TV32は、制御手段32a、家庭内NIC32b、記憶手段32c、表示手段32d、音声出力手段32e、操作手段32f、復号手段32g、電源操作手段32hからなり、通常は操作手段32fを操作してアンテナ7からの信号を受信して復号する復号手段32gの出力を表示手段32d、音声出力手段32eに出力し、映像と音声を楽しむTVとして利用する一方、家庭内NIC32bを通じてホームゲートウェイ2や他の端末機器3からの情報を受信すると、制御手段32aが受信した情報の内容に応じて表示手段32dに表示させたり、記憶手段32cに記憶させる。また、記憶した記憶手段32cの情報は操作手段32fの操作により表示手段32dに表示させたり音声出力手段32eに出力させることもできる。
【0036】
また、電源の操作を家庭内ネットワーク6に接続された端末機器から遠隔で操作可能にする電源操作手段32hを持ち、TV32の家庭内NIC32bがTV32の電源をオンさせる信号を受信すると、TV32の主電源がオンのときは家庭内NICはそのまま受信した内容を制御手段32aに送信し、TV32の主電源がオフの時は電源操作手段32hを操作して主電源を強制的にオンにした上で制御手段32aに受信した内容を送信する。
【0037】
家庭内ネットワーク6に接続される端末機器3は、初めて接続された時に他の端末機器と接続情報を交換し各端末機器の記憶手段に記憶され、以後、端末機器間の通信は記憶手段に記憶された接続情報を元に通信が行なわれる。通信に用いられる電文情報は図2に示すようなあらかじめ決められたフォーマットで行われ、送信側でこのフォーマットに合わせて電文を作成し、受信側ではフォーマットから電文を解析し必要な処理を行なう。
【0038】
図2において、情報種別コードは図3の表に示されるもので、情報の意味、処理の優先度、情報に付与される内容が決定されており、受信した端末機器はこれを参照することにより情報の優先順位を取得したり、情報の内容を知ることが可能で、優先順位に基づいて処理の順序を変えたり、電源がオフの場合でも強制的に電源をオンにして処理を実行させるといった処理を行なっている。
【0039】
あらかじめ各NICまたは記憶手段に記憶され、端末機器が初めて家庭内ネットワーク6に接続された時に接続情報をやり取りする手順は以下のようになっている。
【0040】
1)端末機器が家庭内ネットワーク6に接続され初めて電源がオンされると、端末機器の家庭内NICが家庭内NICにあらかじめ登録された固有のアドレス(NICアドレス)と、保安端末機器や表示端末機器といった端末機器の種別や端末機器に組み込まれた機能一覧を含む初期登録情報を初期登録情報を示す電文情報とともに家庭内ネットワーク6に接続された機器に送信する。
【0041】
2)家庭内ネットワーク6に接続された端末機器では各端末機器の家庭内NICが初期登録情報を受信すると、その内容を受信した端末機器の記憶手段に記憶するとともに、端末機器のうち少なくとも1台が、その記憶手段に記憶されている各端末機器の初期登録情報の一覧を初期登録情報を送信した端末機器に送信し、初期登録情報を発信した端末機器は受信した各端末機器の初期登録情報の一覧を記憶手段に記憶する。
【0042】
上記のうち、初期登録情報一覧は図4に示すような表であり、相手のNICアドレス、機器種別、電源種別と、各機種によりあらかじめ決められた機能を示す内容が記録される。機種種別は図5に示すような表があらかじめ各端末機器に記憶されており、例えば表示端末機器の場合は数値の右から二桁目が2で表示されるものとなっている。表示端末機器に表示させるための情報を送信する場合、送信先を選択する際にこの表を参照し、二桁目が2となっている端末機器を送信先に選択して送信する。また、電源種別は他の端末機器から遠隔操作可能か否かを示し、1は可能、0は不可である。
【0043】
例えば保安端末機器が情報種別コード02の緊急情報を送信する場合、情報の優先度は1なので、初期登録情報一覧に記載された表示機器のうち、電源を操作可能な機器の場合は緊急情報を送信すると同時に電源をオンするように指示する電文を送信することにより、表示端末機器の電源がオフになっている場合でも、電源操作手段を用いて電源を強制的にオンさせて緊急情報を表示手段に表示させたり音声出力手段から警告音を出力させることが可能となる。これは例えば就寝時など通常の表示端末機器が電源をオフしている場合に緊急状態を知らせる時に有効な手段である。
【0044】
また、この初期登録情報一覧には、各機器の操作表示情報が含まれている。操作表示情報とは、ある端末機器から特定の端末機器をネットワークを通じて遠隔して操作し、発信元が自己の持つ情報を送信先の端末機器の表示手段に表示させたり、また、表示手段を持つ端末機器の側から更に詳しい情報を発信元の端末機器に要求したりする際に必要な情報である。例えば、表示OFFから表示ONにするための電文仕様や、表示端末の画面の種類(TV、HIVISION、パソコン用モニタ)や画面サイズなどであり、また、発信元の端末機器に対しさらに詳しい情報を要求する際に発信元の端末機器を遠隔操作して必要な情報が格納された記憶領域にアクセスするための情報などである。この情報により表示手段がある端末機器であっても、節電機能等により画面表示がOFFであっても遠隔操作によりONとすることが可能となり、表示手段の表示能力に合わせて画面に表示させる情報を遠隔操作を行なう側であらかじめ加工しておくことにより、文字や絵がつぶれて表示されたり、画面からはみ出してしまったりすることなく様々な表示手段に対し最適な表示を行なうことが可能となる。また、表示手段の表示を見ながら操作手段を操作し発信元から更に詳しい情報を取得して表示手段に表示させることができる。
【0045】
上記の操作により、新たに接続された端末機器の情報がすでに接続されている端末機器に記憶されるとともに、すでに接続されている各端末機器の情報が新たに接続された端末機器に記憶される。各端末機器は特定の端末機器に対し何らかの情報の伝達を行なう場合は、この初期登録情報一覧を参照して通信を行なう。
【0046】
これらの保安通信システムで通信される内容は、例えばガス供給事業者Aが使用契約が切れたガス消費者Bのガスメータ3に対しガス栓を閉栓する場合では以下のようになる。
【0047】
1)ガス供給事業者Aがサーバー1に対しサーバー入力手段11からに該当者のガス栓を閉めるように指示する。
【0048】
2)サーバー1の制御手段1aがあらかじめ入力手段1d等から入力された情報に基づいてデータベース1eに該当者の情報を検索し、検索した電話番号、ユーザーID、パスワードに基づいてサーバー1のモデム1bから該当するガス消費者B宅に設置されたホームゲートウェイ2に対し公衆電話回線4を通じてPPP接続し、ホームゲートウェイ2に対しガス栓を閉める指示をガスメータ31dへ通知するよう指示する電文を送信する。
【0049】
3)ホームゲートウェイ2では制御手段2aが、モデム2bを通じてサーバー1から受信した指示電文に基づき、無線親機2dからガスメータ31へ、ガス栓を閉めるよう指示する電文を無線通信5により送信する。一方、サーバー1から受信した電文を受信した日時情報とともに記憶手段2eに記憶させ、表示端末機器32で確認可能なデータとして保存する。
【0050】
4)ガスメータ31では、制御手段31aが無線子機31bを通じてホームゲートウェイ2から受信した電文に基づきガスメータ本体31dにあるガス栓(図示せず)を閉める操作を行ない、実際に閉めたことが確認されると無線子機31bを通じて無線通信5によりホームゲートウェイ2にガス栓を閉めたことを通知する電文を送信する。
【0051】
5)ホームゲートウェイ2では無線親機2dがガスメータ3から電文を受信すると、制御手段2aが無線親機2dが受信した電文に基づき、モデム2bからサーバー1へ公衆電話回線4を通じてPPP接続し、サーバー1へガス栓を閉めたことを通知する電文を送信する。一方、ガスメータ31から受信した電文を受信した日時情報とともに記憶手段2eに記憶させ、表示端末機器32で確認可能なデータとして保存する。
【0052】
6)サーバー1では、モデム1bがホームゲートウェイ2からの電文を受信すると、制御手段1aがモデム1bが受信した電文に基づき、データベース1eに該当者のガス栓を閉めたことを登録するとともに、あらかじめ決められたガス事業者の担当者に操作が終了したことを報知する。
【0053】
上記のような動作により、サーバー1からガスメータ31への指示が伝達され、ガスメータ31からサーバー1への逆方向の情報の伝達には、逆の手順でガスメータ31の状態やガスの使用状況などがサーバー1へ通信される。また、ホームゲートウェイ2の記憶手段2eに記憶されたホームゲートウェイ2が送受信した内容は、表示端末機器32やサーバー1、その他の端末機器など他の機器からの要求により要求を発信した機器にモデム2b、家庭内NIC2cまたは無線親機2dを通じて送信され、要求を発信した端末機器では受信した情報を表示手段に表示させたり、音声出力手段から音声として出力させたり、端末機器の制御に利用したりしている。
【0054】
サーバー1から配信されTV32で確認できるガス情報以外のサービスとしては、端末から商品を購入できる買い物情報、いろんな種類の調理メニューを供給する調理レシピ情報、ガス消費者のガス利用方法を案内したりガス料金ガス使用量を表示するガス利用案内があり、データの種類別に設けられたアイコンが表示手段32dに表示されて、操作手段32fの操作により目的のアイコンを選択してアイコンに対応づけられた次の画面を表示させて必要な情報へ到達できるようにしている。
【0055】
買い物情報で、購入を希望する商品がある場合、購入を申し込むと、家庭内NIC32bから家庭内ネットワーク6を通じて購入情報がホームゲートウェイ2に送信され、さらにモデム2bから公衆回線網4を通じてサーバー1へ送信されて、サーバーで購入情報が処理されると、サーバー1から購入情報を受信したこと、および購入金額、納期などの情報が、公衆回線網4、ホームゲートウェイ2、家庭内ネットワーク6を経由して再び表示端末機器32に配信され、表示手段32dに表示される。
【0056】
ガスメータ31がガス漏れ等の異常を検出した場合は、ガスメータ制御手段31aが無線子機31bからガス漏れを示す警告情報を優先度1の緊急情報としてホームゲートウェイ2に対し発信し、ホームゲートウェイ2では無線親機2dが緊急情報を受信して、制御手段2aが報知手段2fから警報を報知するとともに、記憶手段2eに記憶させ、サーバー1宛てに緊急情報を送信する。また、ホームゲートウェイ2がガスメータ31から受信した緊急情報にはガスメータの記憶手段31cが記憶したTV32のNICアドレスや表示内容の情報も含まれており、ホームゲートウェイ2はこのNICアドレスに基づいて緊急情報を家庭内ネットワーク6を通じてTV32へ送信し、TV32では受信した緊急情報に基づいて表示手段32dに表示するとともに音声出力手段から音声で警告を報知し、ガス消費者が緊急情報の内容を確認できる。
【0057】
TV32では受信した緊急情報を表示手段32dに表示した時点で緊急情報を表示手段に表示したことを示す電文をサーバー1宛てに送信し、また、ガス消費者がTV32の表示手段に表示された緊急情報に応じて操作手段32fを用いて操作を行なった場合、その時点で操作手段が操作されたことを示す電文をサーバーに送信する。これらのサーバー1宛ての電文は、ホームゲートウェイ2がこの情報を公衆回線網4を通じてサーバー1に送信し、サーバー1ではこの情報をデータベース1eに記憶させるとともに出力手段1dに出力し、ガスサービス事業者側に、ガスメータ31が緊急情報を発信したこと、TV32が表示画面32dに警告情報を表示したこと、TV32の操作手段32fが操作されたことを知らせることができ、これらの情報の有無によりガスサービス業者がガス消費者に対する行動を変えることができる。
【0058】
すなわち、ガスメータ31が緊急情報を発信し、TVやパーソナルコンピュータなどの表示端末機器に緊急情報が報知され、その後使用者によりいずれかの表示端末機器の操作が行なわれた場合は、電話で連絡を取るなどして、状態を確認できる。しかし、緊急情報が報知され、表示端末機器に緊急情報が報知されたにもかかわらず、長時間表示端末機器が操作されない場合は、不在であると考えられるため、ガス栓が閉められてない場合はガス栓を遠隔操作で閉め、TV32に対し帰宅時に連絡をお願いする表示をするための電文を該当するガス消費者宛てにサーバー1から送信するといった対応が可能となる。また、緊急情報発生時に表示端末機器に緊急情報が表示されない場合は、ネットワークのシステムに何らかの問題がある可能性も有り、その場合は早急にシステムの点検が必要と判断できる。
【0059】
さらに、TV32にはガスメータ31のさらに詳しい情報を入手するためのインターフェ−ス画面が表示され、TV32に操作手段32fを操作することにより緊急情報のさらに詳しい情報をTV32に表示させることができる。これはガスメータ31から取得したガスメータの操作表示情報に基づくもので、この情報を元にガスメータ32の記憶手段32cにアクセスして発生時間、ガス漏れ量などの詳しい情報を入手でき、この情報から緊急の度合いや何を注意すべきかを判断するための情報を取得できる。
【0060】
上記のように、本実施例の保安情報システムでは、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器に内容を報知することができるので、速やかに使用者に報知することができる。
【0061】
また、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器のうち電源の入った機器に内容を報知するので、使用者がそこにいる可能性の高い機器に第一に異常情報を送信することが可能で、より速やかに使用者に報知することができる。
【0062】
また、保安端末機器が表示端末機器の操作表示情報を取得することにより、保安端末機器から表示端末機器を操作することができるので、保安端末機器が異常状態を検出した場合に保安端末機器から表示端末機器の表示手段への表示内容を直接制御できる。
【0063】
また、保安情報が表示された表示端末機器が保安端末機器から取得した操作表示情報に基づいてさらに詳しい保安情報を取得可能なので、保安情報が表示された表示端末機器を見た人がその場で必要とする情報を簡単に取得できる。
【0064】
また、保安端末機器と表示端末機器が相互に操作表示情報を交換することにより、保安端末機器から表示端末機器を、表示端末機器から保安端末機器を操作することができるので、保安端末機器が異常状態を検出した場合に保安端末機器から表示端末機器の表示手段への表示内容を直接制御でき、また、表示端末機器から保安端末機器を操作して異常状態の詳しい内容や安全が確認できた後の復帰操作など行なうことができる。
【0065】
また、表示端末機器の電源がオフの場合でも保安端末機器からの操作で電源をオンすることができるので、異常発生時の緊急情報を速やかに報知できる。
【0066】
さらに、表示端末機器が異常情報を表示したことをサーバーに報知するので、保安端末機器を管理する管理業者が保安通信システムが正しく動作したことを確認できる。
【0067】
また、使用者が表示端末機器を操作したことを表示端末機器がサーバーに報知するので、異常が発生した場合に使用者が対処したかを確認でき、さらに使用者の対処が正しいかどうかを確認できる。
【0068】
なお、本実施例の保安通信システムでは、サーバ1とホームゲートウェイ2との間の通信経路として公衆電話回線を用いたPPP接続を利用しているが、これに限らず、例えばガス供給事業者と複数のガス消費者との間でイントラネットを構成して接続する構成や、直接ガス供給事業者に接続するのではなくプロバイダーへ接続してインターネット網を経由する通信経路でもよいし、CATV網など他の目的で構築されたネットワークを利用した接続形態であっても良い。
【0069】
また、本実施例の保安通信システムでは保安端末機器であるガスメータ31は、ホームゲートウェイ2から無線通信により接続され、家庭内ネットワーク6には直接接続されてないが、ガスメータ31も家庭内ネットワーク32に直接接続される構成であってもよい。逆に、表示端末機器やその他の端末も直接家庭内ネットワークに接続される必要はなく、送信先や発信元が性格に反映されシステムに支障のないものであれば、家庭内ネットワークに直接接続された別の機器を通じて間接的に接続されるものでもよい。
【0070】
また、本実施例の保安通信システムでは、保安端末機器の操作表示情報を表示端末機器が記憶し、表示端末機器の操作表示情報を保安端末機器が記憶しているが、どちらか一方のみでも構わないし、どちらとも備えていてもよい。
【0071】
また、本実施例の保安通信システムでは、表示端末機器のNICアドレスを保安端末機器の記憶手段に記憶しているが、端末機器のいずれかに記憶された情報を用いて表示端末機器に異常情報を送信するといった構成でもよい。但し、保安端末機器に記憶しておく方が、保安端末機器から直接表示端末機器を宛先としてデータを送信するので、確実かつ早期に異常を報知できる。
【0072】
また、本実施例の保安通信システムでは、複数の端末機器が初めて通信する初期通信時に表示端末等の情報を交換しているが、初期通信時以外の通信で情報を交換する構成でもよい。
【0073】
さらに、上記実施例ではガスに関する保安通信システムの例を示しているが、電気、水道、熱源など、ガス以外の保安端末を用いた保安通信システムに適応することができ、効果は何ら変わることがない。
【0074】
【発明の効果】
以上実施例で説明したように本発明に示す保安通信システムは、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器に内容を報知することができるので、速やかに使用者に報知することができる。また、表示端末機器に異常を表示させたことや表示端末機器をガス消費者が操作したかについてガス事業者側に送信しガス消費者が緊急情報発生時に対応したかどうか把握できるので、その状態によりガス事業者が対応を変えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における保安通信システムのブロック図
【図2】同装置で用いられる通信電文の構造図
【図3】同装置で用いられる通信電文の情報種別コードの図
【図4】同装置で用いられる初期登録情報一覧図
【図5】同装置で用いられる通信電文の機器種別コードの図
【符号の説明】
1 サーバー
2 ホームゲートウェイ(情報端末)
3 端末機器
4 公衆回線網(通信手段)
5 無線通信(通信手段)
6 家庭内ネットワーク(通信手段)
31 ガスメータ(保安端末)
31c 記憶手段(保安端末記憶手段)
32 TV(表示端末機器)
32c 記憶手段(表示端末記憶手段)
32d 表示手段
32f 操作手段
32h 電源操作手段(起動手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、建屋内の異常を検出し使用者または保安業者に報知する保安通信システムに関し、特に、ネットワークを利用した保安情報の報知に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建屋内の異常を検出する保安機器は、建屋内に設置された異常を検出するセンサと、センサの出力を処理する信号処理手段と、信号処理手段の出力から異常を判定する異常判定手段と、異常と判定された場合に異常状態を報知する報知手段とからなり、玄関や窓にセンサーを設置して不在時の人の侵入を検出して報知するする防犯機器、ガス漏れや火災による煙や熱を検出するセンサーを室内に設置してガス漏れや火災を検出して報知する防災機器、ガスメータや電力メータ、水道メータなどに設置して使用状態の異常を検出して報知するインフラ保安機器などがある。これらの多くは異常を検出すると大きな警告音を発してその場にいる人に警告を行なう他、例えば防犯機器の場合は警備会社などの保安サービス会社にも通報し、保安サービス会社が報知内容に応じて状態の詳しい確認を行なったり、現場にサービス員を即座に派遣するなどして被害の拡大を防ぐためのサービスに用いられたりしている。
【0003】
また、近年は家庭内の機器が相互にネットワークに接続され、制御端末から機器を遠隔制御するシステムも存在していた。例えば、従来のシステムでは、ある機器がネットワークに接続された時点でその機器が提供するサービスを選択し利用するためのサービス情報を機器からサーバーに送信してサーバーに蓄積し、パーソナルコンピュータやTVのような表示機能を持つ機器がネットワークに接続されると、サーバーに蓄積された各機器のサービス情報を表示機能を持つ機器がサーバーから取得し、例えばTVではEPGシステムにおける番組案内情報画面を拡張した統合電子サービス情報システムに機器のサービス情報を追加して、TVから機器の操作を行ない、機器のある場所にいなくてもサービスを提供させることができる(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−346187公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の保安通信システムでは、センサが検出した異常を警報音で報知するので、どのような異常かがわかりにくく、すぐに異常内容を理解できる画像による表示が求められていた。保安端末機器に表示手段を設置し画像で異常を表示するシステムも存在するが、表示を確認するために保安端末機器の設置場所まで移動する必要が有り、緊急を要する状態ではその移動にかかる時間が致命的となる場合もあるという欠点が有った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が異常を検出した場合に表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると異常状態を表示手段に表示させる。
【0007】
上記発明によれば、そして、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器に内容を報知することができるので、速やかに使用者に報知することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる機器制御システムは、通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋に供給されるエネルギまたは資源の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が異常を検出した場合には表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると異常状態を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0009】
そして、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器に内容を報知することができるので、速やかに使用者に報知することができる。
【0010】
本発明の請求項2にかかる機器制御システムは、前記保安端末機器が前記複数の端末機器と通信を行う際に前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを保安端末記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信する。
【0011】
そして、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、保安端末機器の記憶手段にネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器のネットワークアドレス等の情報を記憶しているので、確実に内容を報知することができる。
【0012】
また、本発明の請求項3にかかる機器制御システムは、保安端末機器に記憶された表示端末機器が複数有り、電源が入っている表示端末機器を選択して異常情報を送信する。
【0013】
そして、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器のうち電源の入った機器に内容を報知するので、使用者がそこにいる可能性の高い機器に第一に異常情報を送信することが可能で、より速やかに使用者に報知することができる。
【0014】
また、本発明の請求項4にかかる機器制御システムは、通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋に供給されるエネルギまたは資源の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が前記複数の端末機器と通信を行う際に前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを保安端末記憶手段に記憶するとともに前記保安端末機器は前記表示端末機器の操作表示を行なうための操作表示情報を取得し、前記保安端末機器は前記表示端末機器の操作表示情報を保安端末記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には保安端末記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると記憶された操作表示情報に基づいて異常状態を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0015】
そして、保安端末機器が表示端末機器の操作表示情報を取得することにより、保安端末機器から表示端末機器を操作することができるので、保安端末機器が異常状態を検出した場合に保安端末機器から表示端末機器の表示手段への表示内容を直接制御できる。
【0016】
また、本発明の請求項5にかかる機器制御システムは、通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記表示端末機器が前記保安端末機器と通信を行う際に、前記端末機器が保安端末機器の場合に前記表示端末機器は前記保安端末機器の操作表示を行なうための操作表示情報を取得し、前記表示端末機器は前記保安端末機器の操作表示情報を表示端末記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には保安端末記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると記憶された操作表示情報に基づいて異常状態を表示手段に表示させるとともに、取得した操作表示情報に基づいて他の情報を保安端末機器に要求可能とすることを特徴とする。
【0017】
そして、保安情報が表示された表示端末機器が保安端末機器から取得した操作表示情報に基づいてさらに詳しい保安情報を取得可能なので、保安情報が表示された表示端末機器を見た人がその場で必要とする情報を簡単に取得できる。
【0018】
また、本発明の請求項6にかかる機器制御システムは、表示端末機器は通信手段からの信号により電源をオンさせる起動手段を持ち、保安端末機器に記憶された表示端末機器に電源が入ってない場合に、保安端末機器は表示端末機器に対し電源をオンさせる指示を送信し、表示端末機器は前記指示を受信すると起動手段により電源をオンして保安端末機器の異常情報を報知する。
【0019】
そして、表示端末機器の電源がオフの場合でも保安端末機器からの操作で電源をオンすることができるので、異常発生時の緊急情報を速やかに報知できる。
【0020】
また、本発明の請求項7にかかる機器制御システムは、データを保有するサーバーと、前記サーバーと通信してデータを受信または送信する情報端末と、前記情報端末と通信してデータを受信または送信する複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋に供給されるエネルギまたは資源の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が前記情報端末と通信を行う際に前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器は異常情報を受信すると異常状態を提示する異常表示画面を表示手段に表示させるとともに、表示させたことをサーバーへ送信することを特徴とする。
【0021】
そして、表示端末機器が異常情報を表示したことをサーバーに報知するので、保安端末機器を管理する管理業者が保安通信システムが正しく動作したことを確認できる。
【0022】
さらに、本発明の請求項8にかかる機器制御システムは、表示端末機器は異常情報に基づいて異常表示画面を表示させた時に使用者が異常表示画面の操作を行なった場合に異常表示画面の操作が行なわれたことをサーバーに送信する。
【0023】
そして、使用者が表示端末機器を操作したことを表示端末機器がサーバーに報知するので、異常が発生した場合に使用者が対処したかを確認でき、さらに使用者の対処が正しいかどうかを確認できる。
【0024】
本発明の請求項9は、請求項1〜8のいずれか1項記載の保安通信システムの機能の全てもしくは一部をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0025】
そして、プログラムであるのでパソコンやサーバ等を用いて本発明の保安通信システムの一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0027】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における保安通信システムのブロック図である。本実施例では保安端末機器としてガスメータ、表示端末機器としてTVを用いたシステムの場合を示す。図中1はデータを配信または受信するサーバー、2は情報端末であるホームゲートウェイ、3は端末機器であり、ここでは端末機器として、保安端末機器であるガスメータ31、表示端末機器であるTV32、およびその他の端末機器3’、3”が接続されている。サーバー1はガス供給業者A側に、ホームゲートウェイ2、端末機器3、ガスメータ31、TV32はガス消費者B宅に設置されている。
【0028】
サーバー1とホームゲートウェイ2はそれぞれの内部に持つモデム1a、2aを介し公衆電話回線網4により必要に応じて接続され、また、ホームゲートウェイ2とガスメータ31はそれぞれ内部に持つ無線親機2b、無線子機31bを介して無線通信5により必要に応じて接続され、ホームゲートウェイ2とTV32はそれぞれに設けられた家庭内NIC(ネットワークインターフェースコントローラー)2c、32cを介して家庭内ネットワーク6に接続されて相互にデータの移動を行なっている。
【0029】
なお、各端末機器の家庭内NICにはNICアドレスという家庭内ネットワーク6に接続するためのあらかじめ付与された固有のID番号を持っており、通信相手をこのNICアドレスで特定できるようになっている。
【0030】
サーバー1はサーバー制御手段1a、サーバーモデム1b、入力手段1c、出力手段1d、データベース1eからなり、サーバー制御手段1aは入力手段1cにおける入力内容やサーバーモデム1bで受信したホームゲートウェイ2、端末機器3、ガスメータ31、TV32からの要求に従い、必要な情報をデータベース1eから取り出してサーバーモデム1bから公衆回線網を通じてホームゲートウェイ2に出力したり、入力手段1cにおける入力内容やサーバーモデム1bで受信したり、ホームゲートウェイ2、端末機器3、ガスメータ31、TV32からの情報をデータベース1eに登録したり、出力手段1dに出力したりするといった処理を行なう。
【0031】
ホームゲートウェイ2は、制御手段2a、モデム2b、家庭内NIC2c、無線親機2d、記憶手段2e、報知手段2fとからなり、制御手段2aはモデム2b、家庭内NIC2c、無線親2dで受信したデータを必要に応じてモデム2bからサーバー1へ、無線親機2dからガスメータ3へ、または家庭内NIC2cからTV32や他の端末機器3へ情報を送信したり、記憶手段2eへ情報を記憶させたり、報知手段2fから警報を発するといった操作を行なう。報知手段2fはスピーカーであり、ガスメータ31からガス漏れなど緊急情報を受信すると、受信した内容に応じて警報を音で報知している。
【0032】
なお、ホームゲートウェイ2は公衆電話回線網4に接続するための電話線の引き回しが必須であり、また、ガスメータ31との無線通信を確実に行なうために無線通信が十分に可能となる場所に固定して設置することが必要となっているため、ガス消費者宅の建物の決まった場所に固定して配置されている。
【0033】
なお、本実施例ではホームゲートウェイ2は家庭内ネットワーク6の管理機能とガスメータ31と家庭内ネットワークを接続するインターフェースの役割も持ち、管理機能としては初期登録情報一覧を接続された端末機器に配信したり、サーバーと通信することにより端末機器のソフトウェアの更新を指示したりする機能を持っている。また、後者は、ガスメータ31は家庭内ネットワーク6に直接接続されているわけではないが、ガスメータ31もNICアドレスを付与されておりあたかも接続されているかのように振る舞うことが可能であり、例えばガスメータの家庭内NICに相当するNICアドレスが送信先に指定された電文をホームゲートウェイ2が受信した場合に、これを受信してガスメータ31に無線通信5により送信し、ガスメータ31が発信した電文を無線通信を通じてホームゲートウェイ2が受信した場合に、発信元ととしてガスメータ31に付与されたNICアドレスを電文に付与して家庭内ネットワーク6に送信している。この電文を受信する宛先の家庭内NICは電文の発信元をホームゲーウェイ2ではなくガスメータ31として処理できる。
【0034】
ガスメータ31は制御手段31a、無線子機31b、記憶手段31c、メータ本体31dとからなり、無線子機31bがホームゲートウェイ2から受信した電文に基づき制御手段31aがガスメータ本体31dの制御を行なったり、表示端末であるTV32のNICアドレスといった必要な情報を記憶手段31cに記憶させるといった制御を行なう。また、制御手段31aがガスメータ本体31dからの情報によりガス漏れ等の異常を検出した場合には検出した異常状態に応じて閉栓処理等の処理をガスメータ本体31dに指示するとともに、無線子機31bからホームゲートウェイ2を経由してサーバー1へ検出した異常を通報し、さらに記憶手段31cに記憶された表示端末のNICアドレスに対し異常状態を表示するための指示電文を送信する。
【0035】
TV32は、制御手段32a、家庭内NIC32b、記憶手段32c、表示手段32d、音声出力手段32e、操作手段32f、復号手段32g、電源操作手段32hからなり、通常は操作手段32fを操作してアンテナ7からの信号を受信して復号する復号手段32gの出力を表示手段32d、音声出力手段32eに出力し、映像と音声を楽しむTVとして利用する一方、家庭内NIC32bを通じてホームゲートウェイ2や他の端末機器3からの情報を受信すると、制御手段32aが受信した情報の内容に応じて表示手段32dに表示させたり、記憶手段32cに記憶させる。また、記憶した記憶手段32cの情報は操作手段32fの操作により表示手段32dに表示させたり音声出力手段32eに出力させることもできる。
【0036】
また、電源の操作を家庭内ネットワーク6に接続された端末機器から遠隔で操作可能にする電源操作手段32hを持ち、TV32の家庭内NIC32bがTV32の電源をオンさせる信号を受信すると、TV32の主電源がオンのときは家庭内NICはそのまま受信した内容を制御手段32aに送信し、TV32の主電源がオフの時は電源操作手段32hを操作して主電源を強制的にオンにした上で制御手段32aに受信した内容を送信する。
【0037】
家庭内ネットワーク6に接続される端末機器3は、初めて接続された時に他の端末機器と接続情報を交換し各端末機器の記憶手段に記憶され、以後、端末機器間の通信は記憶手段に記憶された接続情報を元に通信が行なわれる。通信に用いられる電文情報は図2に示すようなあらかじめ決められたフォーマットで行われ、送信側でこのフォーマットに合わせて電文を作成し、受信側ではフォーマットから電文を解析し必要な処理を行なう。
【0038】
図2において、情報種別コードは図3の表に示されるもので、情報の意味、処理の優先度、情報に付与される内容が決定されており、受信した端末機器はこれを参照することにより情報の優先順位を取得したり、情報の内容を知ることが可能で、優先順位に基づいて処理の順序を変えたり、電源がオフの場合でも強制的に電源をオンにして処理を実行させるといった処理を行なっている。
【0039】
あらかじめ各NICまたは記憶手段に記憶され、端末機器が初めて家庭内ネットワーク6に接続された時に接続情報をやり取りする手順は以下のようになっている。
【0040】
1)端末機器が家庭内ネットワーク6に接続され初めて電源がオンされると、端末機器の家庭内NICが家庭内NICにあらかじめ登録された固有のアドレス(NICアドレス)と、保安端末機器や表示端末機器といった端末機器の種別や端末機器に組み込まれた機能一覧を含む初期登録情報を初期登録情報を示す電文情報とともに家庭内ネットワーク6に接続された機器に送信する。
【0041】
2)家庭内ネットワーク6に接続された端末機器では各端末機器の家庭内NICが初期登録情報を受信すると、その内容を受信した端末機器の記憶手段に記憶するとともに、端末機器のうち少なくとも1台が、その記憶手段に記憶されている各端末機器の初期登録情報の一覧を初期登録情報を送信した端末機器に送信し、初期登録情報を発信した端末機器は受信した各端末機器の初期登録情報の一覧を記憶手段に記憶する。
【0042】
上記のうち、初期登録情報一覧は図4に示すような表であり、相手のNICアドレス、機器種別、電源種別と、各機種によりあらかじめ決められた機能を示す内容が記録される。機種種別は図5に示すような表があらかじめ各端末機器に記憶されており、例えば表示端末機器の場合は数値の右から二桁目が2で表示されるものとなっている。表示端末機器に表示させるための情報を送信する場合、送信先を選択する際にこの表を参照し、二桁目が2となっている端末機器を送信先に選択して送信する。また、電源種別は他の端末機器から遠隔操作可能か否かを示し、1は可能、0は不可である。
【0043】
例えば保安端末機器が情報種別コード02の緊急情報を送信する場合、情報の優先度は1なので、初期登録情報一覧に記載された表示機器のうち、電源を操作可能な機器の場合は緊急情報を送信すると同時に電源をオンするように指示する電文を送信することにより、表示端末機器の電源がオフになっている場合でも、電源操作手段を用いて電源を強制的にオンさせて緊急情報を表示手段に表示させたり音声出力手段から警告音を出力させることが可能となる。これは例えば就寝時など通常の表示端末機器が電源をオフしている場合に緊急状態を知らせる時に有効な手段である。
【0044】
また、この初期登録情報一覧には、各機器の操作表示情報が含まれている。操作表示情報とは、ある端末機器から特定の端末機器をネットワークを通じて遠隔して操作し、発信元が自己の持つ情報を送信先の端末機器の表示手段に表示させたり、また、表示手段を持つ端末機器の側から更に詳しい情報を発信元の端末機器に要求したりする際に必要な情報である。例えば、表示OFFから表示ONにするための電文仕様や、表示端末の画面の種類(TV、HIVISION、パソコン用モニタ)や画面サイズなどであり、また、発信元の端末機器に対しさらに詳しい情報を要求する際に発信元の端末機器を遠隔操作して必要な情報が格納された記憶領域にアクセスするための情報などである。この情報により表示手段がある端末機器であっても、節電機能等により画面表示がOFFであっても遠隔操作によりONとすることが可能となり、表示手段の表示能力に合わせて画面に表示させる情報を遠隔操作を行なう側であらかじめ加工しておくことにより、文字や絵がつぶれて表示されたり、画面からはみ出してしまったりすることなく様々な表示手段に対し最適な表示を行なうことが可能となる。また、表示手段の表示を見ながら操作手段を操作し発信元から更に詳しい情報を取得して表示手段に表示させることができる。
【0045】
上記の操作により、新たに接続された端末機器の情報がすでに接続されている端末機器に記憶されるとともに、すでに接続されている各端末機器の情報が新たに接続された端末機器に記憶される。各端末機器は特定の端末機器に対し何らかの情報の伝達を行なう場合は、この初期登録情報一覧を参照して通信を行なう。
【0046】
これらの保安通信システムで通信される内容は、例えばガス供給事業者Aが使用契約が切れたガス消費者Bのガスメータ3に対しガス栓を閉栓する場合では以下のようになる。
【0047】
1)ガス供給事業者Aがサーバー1に対しサーバー入力手段11からに該当者のガス栓を閉めるように指示する。
【0048】
2)サーバー1の制御手段1aがあらかじめ入力手段1d等から入力された情報に基づいてデータベース1eに該当者の情報を検索し、検索した電話番号、ユーザーID、パスワードに基づいてサーバー1のモデム1bから該当するガス消費者B宅に設置されたホームゲートウェイ2に対し公衆電話回線4を通じてPPP接続し、ホームゲートウェイ2に対しガス栓を閉める指示をガスメータ31dへ通知するよう指示する電文を送信する。
【0049】
3)ホームゲートウェイ2では制御手段2aが、モデム2bを通じてサーバー1から受信した指示電文に基づき、無線親機2dからガスメータ31へ、ガス栓を閉めるよう指示する電文を無線通信5により送信する。一方、サーバー1から受信した電文を受信した日時情報とともに記憶手段2eに記憶させ、表示端末機器32で確認可能なデータとして保存する。
【0050】
4)ガスメータ31では、制御手段31aが無線子機31bを通じてホームゲートウェイ2から受信した電文に基づきガスメータ本体31dにあるガス栓(図示せず)を閉める操作を行ない、実際に閉めたことが確認されると無線子機31bを通じて無線通信5によりホームゲートウェイ2にガス栓を閉めたことを通知する電文を送信する。
【0051】
5)ホームゲートウェイ2では無線親機2dがガスメータ3から電文を受信すると、制御手段2aが無線親機2dが受信した電文に基づき、モデム2bからサーバー1へ公衆電話回線4を通じてPPP接続し、サーバー1へガス栓を閉めたことを通知する電文を送信する。一方、ガスメータ31から受信した電文を受信した日時情報とともに記憶手段2eに記憶させ、表示端末機器32で確認可能なデータとして保存する。
【0052】
6)サーバー1では、モデム1bがホームゲートウェイ2からの電文を受信すると、制御手段1aがモデム1bが受信した電文に基づき、データベース1eに該当者のガス栓を閉めたことを登録するとともに、あらかじめ決められたガス事業者の担当者に操作が終了したことを報知する。
【0053】
上記のような動作により、サーバー1からガスメータ31への指示が伝達され、ガスメータ31からサーバー1への逆方向の情報の伝達には、逆の手順でガスメータ31の状態やガスの使用状況などがサーバー1へ通信される。また、ホームゲートウェイ2の記憶手段2eに記憶されたホームゲートウェイ2が送受信した内容は、表示端末機器32やサーバー1、その他の端末機器など他の機器からの要求により要求を発信した機器にモデム2b、家庭内NIC2cまたは無線親機2dを通じて送信され、要求を発信した端末機器では受信した情報を表示手段に表示させたり、音声出力手段から音声として出力させたり、端末機器の制御に利用したりしている。
【0054】
サーバー1から配信されTV32で確認できるガス情報以外のサービスとしては、端末から商品を購入できる買い物情報、いろんな種類の調理メニューを供給する調理レシピ情報、ガス消費者のガス利用方法を案内したりガス料金ガス使用量を表示するガス利用案内があり、データの種類別に設けられたアイコンが表示手段32dに表示されて、操作手段32fの操作により目的のアイコンを選択してアイコンに対応づけられた次の画面を表示させて必要な情報へ到達できるようにしている。
【0055】
買い物情報で、購入を希望する商品がある場合、購入を申し込むと、家庭内NIC32bから家庭内ネットワーク6を通じて購入情報がホームゲートウェイ2に送信され、さらにモデム2bから公衆回線網4を通じてサーバー1へ送信されて、サーバーで購入情報が処理されると、サーバー1から購入情報を受信したこと、および購入金額、納期などの情報が、公衆回線網4、ホームゲートウェイ2、家庭内ネットワーク6を経由して再び表示端末機器32に配信され、表示手段32dに表示される。
【0056】
ガスメータ31がガス漏れ等の異常を検出した場合は、ガスメータ制御手段31aが無線子機31bからガス漏れを示す警告情報を優先度1の緊急情報としてホームゲートウェイ2に対し発信し、ホームゲートウェイ2では無線親機2dが緊急情報を受信して、制御手段2aが報知手段2fから警報を報知するとともに、記憶手段2eに記憶させ、サーバー1宛てに緊急情報を送信する。また、ホームゲートウェイ2がガスメータ31から受信した緊急情報にはガスメータの記憶手段31cが記憶したTV32のNICアドレスや表示内容の情報も含まれており、ホームゲートウェイ2はこのNICアドレスに基づいて緊急情報を家庭内ネットワーク6を通じてTV32へ送信し、TV32では受信した緊急情報に基づいて表示手段32dに表示するとともに音声出力手段から音声で警告を報知し、ガス消費者が緊急情報の内容を確認できる。
【0057】
TV32では受信した緊急情報を表示手段32dに表示した時点で緊急情報を表示手段に表示したことを示す電文をサーバー1宛てに送信し、また、ガス消費者がTV32の表示手段に表示された緊急情報に応じて操作手段32fを用いて操作を行なった場合、その時点で操作手段が操作されたことを示す電文をサーバーに送信する。これらのサーバー1宛ての電文は、ホームゲートウェイ2がこの情報を公衆回線網4を通じてサーバー1に送信し、サーバー1ではこの情報をデータベース1eに記憶させるとともに出力手段1dに出力し、ガスサービス事業者側に、ガスメータ31が緊急情報を発信したこと、TV32が表示画面32dに警告情報を表示したこと、TV32の操作手段32fが操作されたことを知らせることができ、これらの情報の有無によりガスサービス業者がガス消費者に対する行動を変えることができる。
【0058】
すなわち、ガスメータ31が緊急情報を発信し、TVやパーソナルコンピュータなどの表示端末機器に緊急情報が報知され、その後使用者によりいずれかの表示端末機器の操作が行なわれた場合は、電話で連絡を取るなどして、状態を確認できる。しかし、緊急情報が報知され、表示端末機器に緊急情報が報知されたにもかかわらず、長時間表示端末機器が操作されない場合は、不在であると考えられるため、ガス栓が閉められてない場合はガス栓を遠隔操作で閉め、TV32に対し帰宅時に連絡をお願いする表示をするための電文を該当するガス消費者宛てにサーバー1から送信するといった対応が可能となる。また、緊急情報発生時に表示端末機器に緊急情報が表示されない場合は、ネットワークのシステムに何らかの問題がある可能性も有り、その場合は早急にシステムの点検が必要と判断できる。
【0059】
さらに、TV32にはガスメータ31のさらに詳しい情報を入手するためのインターフェ−ス画面が表示され、TV32に操作手段32fを操作することにより緊急情報のさらに詳しい情報をTV32に表示させることができる。これはガスメータ31から取得したガスメータの操作表示情報に基づくもので、この情報を元にガスメータ32の記憶手段32cにアクセスして発生時間、ガス漏れ量などの詳しい情報を入手でき、この情報から緊急の度合いや何を注意すべきかを判断するための情報を取得できる。
【0060】
上記のように、本実施例の保安情報システムでは、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器に内容を報知することができるので、速やかに使用者に報知することができる。
【0061】
また、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器のうち電源の入った機器に内容を報知するので、使用者がそこにいる可能性の高い機器に第一に異常情報を送信することが可能で、より速やかに使用者に報知することができる。
【0062】
また、保安端末機器が表示端末機器の操作表示情報を取得することにより、保安端末機器から表示端末機器を操作することができるので、保安端末機器が異常状態を検出した場合に保安端末機器から表示端末機器の表示手段への表示内容を直接制御できる。
【0063】
また、保安情報が表示された表示端末機器が保安端末機器から取得した操作表示情報に基づいてさらに詳しい保安情報を取得可能なので、保安情報が表示された表示端末機器を見た人がその場で必要とする情報を簡単に取得できる。
【0064】
また、保安端末機器と表示端末機器が相互に操作表示情報を交換することにより、保安端末機器から表示端末機器を、表示端末機器から保安端末機器を操作することができるので、保安端末機器が異常状態を検出した場合に保安端末機器から表示端末機器の表示手段への表示内容を直接制御でき、また、表示端末機器から保安端末機器を操作して異常状態の詳しい内容や安全が確認できた後の復帰操作など行なうことができる。
【0065】
また、表示端末機器の電源がオフの場合でも保安端末機器からの操作で電源をオンすることができるので、異常発生時の緊急情報を速やかに報知できる。
【0066】
さらに、表示端末機器が異常情報を表示したことをサーバーに報知するので、保安端末機器を管理する管理業者が保安通信システムが正しく動作したことを確認できる。
【0067】
また、使用者が表示端末機器を操作したことを表示端末機器がサーバーに報知するので、異常が発生した場合に使用者が対処したかを確認でき、さらに使用者の対処が正しいかどうかを確認できる。
【0068】
なお、本実施例の保安通信システムでは、サーバ1とホームゲートウェイ2との間の通信経路として公衆電話回線を用いたPPP接続を利用しているが、これに限らず、例えばガス供給事業者と複数のガス消費者との間でイントラネットを構成して接続する構成や、直接ガス供給事業者に接続するのではなくプロバイダーへ接続してインターネット網を経由する通信経路でもよいし、CATV網など他の目的で構築されたネットワークを利用した接続形態であっても良い。
【0069】
また、本実施例の保安通信システムでは保安端末機器であるガスメータ31は、ホームゲートウェイ2から無線通信により接続され、家庭内ネットワーク6には直接接続されてないが、ガスメータ31も家庭内ネットワーク32に直接接続される構成であってもよい。逆に、表示端末機器やその他の端末も直接家庭内ネットワークに接続される必要はなく、送信先や発信元が性格に反映されシステムに支障のないものであれば、家庭内ネットワークに直接接続された別の機器を通じて間接的に接続されるものでもよい。
【0070】
また、本実施例の保安通信システムでは、保安端末機器の操作表示情報を表示端末機器が記憶し、表示端末機器の操作表示情報を保安端末機器が記憶しているが、どちらか一方のみでも構わないし、どちらとも備えていてもよい。
【0071】
また、本実施例の保安通信システムでは、表示端末機器のNICアドレスを保安端末機器の記憶手段に記憶しているが、端末機器のいずれかに記憶された情報を用いて表示端末機器に異常情報を送信するといった構成でもよい。但し、保安端末機器に記憶しておく方が、保安端末機器から直接表示端末機器を宛先としてデータを送信するので、確実かつ早期に異常を報知できる。
【0072】
また、本実施例の保安通信システムでは、複数の端末機器が初めて通信する初期通信時に表示端末等の情報を交換しているが、初期通信時以外の通信で情報を交換する構成でもよい。
【0073】
さらに、上記実施例ではガスに関する保安通信システムの例を示しているが、電気、水道、熱源など、ガス以外の保安端末を用いた保安通信システムに適応することができ、効果は何ら変わることがない。
【0074】
【発明の効果】
以上実施例で説明したように本発明に示す保安通信システムは、保安端末機器が緊急を要する保安状態を検出した場合に、ネットワークに接続されたTVやパーソナルコンピュータ、携帯電話といった表示手段をもつ表示端末機器に内容を報知することができるので、速やかに使用者に報知することができる。また、表示端末機器に異常を表示させたことや表示端末機器をガス消費者が操作したかについてガス事業者側に送信しガス消費者が緊急情報発生時に対応したかどうか把握できるので、その状態によりガス事業者が対応を変えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における保安通信システムのブロック図
【図2】同装置で用いられる通信電文の構造図
【図3】同装置で用いられる通信電文の情報種別コードの図
【図4】同装置で用いられる初期登録情報一覧図
【図5】同装置で用いられる通信電文の機器種別コードの図
【符号の説明】
1 サーバー
2 ホームゲートウェイ(情報端末)
3 端末機器
4 公衆回線網(通信手段)
5 無線通信(通信手段)
6 家庭内ネットワーク(通信手段)
31 ガスメータ(保安端末)
31c 記憶手段(保安端末記憶手段)
32 TV(表示端末機器)
32c 記憶手段(表示端末記憶手段)
32d 表示手段
32f 操作手段
32h 電源操作手段(起動手段)
Claims (9)
- 通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が異常を検出した場合に表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると異常状態を表示手段に表示させることを特徴とする保安通信システム。
- 保安端末機器は複数の端末機器と通信を行う際に、前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを保安端末記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には保安端末記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信する請求項1に記載の保安通信システム。
- 保安端末機器に記憶された表示端末機器が複数有り、電源が入っている表示端末機器を選択して異常情報を送信する請求項1または2に記載の保安通信システム。
- 通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が前記複数の端末機器と通信を行う際に、前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを保安端末記憶手段に記憶するとともに前記保安端末機器は前記表示端末機器の操作表示を行なうための操作表示情報を取得し、前記保安端末機器は前記表示端末機器の操作表示情報を保安端末記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には保安端末記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると記憶された操作表示情報に基づいて異常状態を表示手段に表示させることを特徴とする保安通信システム。
- 通信手段を介して相互に通信を行なう複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記表示端末機器が前記保安端末機器と通信を行う際に、前記端末機器が保安端末機器の場合に前記表示端末機器は前記保安端末機器の操作表示を行なうための操作表示情報を取得し、前記表示端末機器は前記保安端末機器の操作表示情報を表示端末記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には保安端末記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると記憶された操作表示情報に基づいて異常状態を表示手段に表示させるとともに、取得した操作表示情報に基づいて他の情報を保安端末機器に要求可能とすることを特徴とする保安通信システム。
- 表示端末機器は通信手段からの信号により電源をオンさせる起動手段を持ち、保安端末機器に記憶された表示端末機器に電源が入ってない場合に、保安端末機器は表示端末機器に対し電源をオンさせる指示を送信し、表示端末機器は前記指示を受信すると起動手段により電源をオンして保安端末機器の異常情報を報知する請求項2に記載の保安通信システム。
- データを保有するサーバーと、前記サーバーと通信してデータを受信または送信する情報端末と、前記情報端末と通信してデータを受信または送信する複数の端末機器を備え、前記端末機器のうち少なくとも一つは表示手段を持つ表示端末機器、少なくとも一つは端末機器が設置される建屋の状態を監視する保安端末機器である保安通信システムであり、前記保安端末機器が前記情報端末と通信を行う際に前記端末機器が表示端末機器の場合にその機器が表示端末機器であることを記憶手段に記憶し、前記保安端末機器が異常を検出した場合には記憶手段に記憶された表示端末機器に対し異常情報を送信し、表示端末機器では異常情報を受信すると異常状態を提示する異常表示画面を表示手段に表示させるとともに、表示させたことをサーバーへ送信することを特徴とする保安通信システム。
- 表示端末機器は異常情報に基づいて異常表示画面を表示させた時に使用者が異常表示画面の操作を行なった場合に異常表示画面の操作が行なわれたことをサーバーに送信する請求項7に記載の保安通信システム。
- 請求項1〜8のいずれか1項記載の保安通信システムの機能の全てもしくは一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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JP2006304087A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 緊急情報伝達システム及び緊急情報伝達方法 |
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2002
- 2002-09-13 JP JP2002268523A patent/JP2004112073A/ja active Pending
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