JP4880129B2 - 射出成形長靴のリサイクル方法 - Google Patents

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用済みの射出成形長靴を原料として射出成形長靴に再生させる射出成形長靴のリサイクル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂射出成形長靴は、本来降雨時、降雪時の歩行用履物として用いられるものであるが、数としては、食品工場のように水を扱う作業現場の業務用履物として使用されるものも多い。このような業務に用いられる履物は、工場内で作業する全作業員に提供される。このような業務用の履物の特徴は、歩行用履物のように履きつぶすまで使うという性質のものではなく、衛生管理上の問題があって、一定の期間(たとえば6ヶ月〜1年)を限って使用され、その後は新しい履物と一斉に交換されるのが通例である。
【0003】
そして、使用済みとなった不要の履物は、従来、廃棄物として埋め立て又は焼却処分されていたのである。一般的な合成樹脂は、周知のように生物分解することができない。そのため、埋め立て処分をしても、腐らず、嵩張った状態で地中に存在するため、地盤が締まらず、埋立跡地の利用が問題となっているのは周知の通りである。
【0004】
もちろん、廃棄物を埋立てしようとしても、現在ではごみ埋立地の確保が難しく、ごみの減容化が強く要請されている。従来は、ごみの減容のために焼却処分が行われてきたが、PVCのような合成樹脂廃棄物が焼却されると、塩化水素が発生して大気を汚染するばかりではなく、塩化水素は焼却施設の装置を腐食させることになる。焼却施設の装置を腐食させないように不適切に低温焼却をすると、ダイオキシンなどの環境ホルモンの発生につながるので、ごみ焼却施設では極めて厄介である。
【0005】
このような事情から、最近では環境問題への関心が高まり、省資源化、環境負荷低減を含めた環境保全活動への積極的な取り組みが迫られる状況である。現実にも、容器包装リサイクル法、家電リサイクル法など、各業界におけるリサイクルの動きが加速して循環型社会への移行の機運が急速に高まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、合成樹脂射出成形長靴、特に食品工場のように水を扱う業務の作業現場の履物として使用される履物は、工場内で作業する全作業員が着用するため、1,000足、2,000足のようにまとまった数がメーカーから工場に提供され、作業員が新品の履物に履き替えることによって、同じ数だけ不要な長靴が発生するのである。
【0007】
本発明の目的は、上記のような事情に鑑み、使用済みの長靴を回収し、回収した長靴を原料としてリサイクル長靴に再生させる方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による射出成型長靴のリサイクル方法においては、使用済みの業務用の作業長靴を回収し、回収した長靴を原料としてリサイクル長靴に再生させる射出成形長靴のリサイクル方法であって、洗浄処理と、粗粉砕処理と、分別処理と、ペレット化処理と、配合処理と、長靴成形処理とを有し、業務用の作業長靴は、サイズを問わず同じ材質で、同系色に統一して製造され、長靴本体とライニングとが一体化された射出成形長靴であり、
長靴本体は、靴材料を用いて射出成形された合成樹脂層であり、
ライニングは、長靴本体の合成樹脂層の内面に一体に積層された裏布であり、
洗浄処理は、射出成形長靴の付着物を洗い落とす処理であり、
粗粉砕処理は、長靴本体とライニングとが一体化されたままの射出成形長靴を粗粒に粉砕する処理であり、
分別処理は、粗粉砕処理によって粉砕された射出成形長靴の粗粒をさらに微粒に粉砕すると共に合成樹脂と、ライニングの繊維屑とに分別する処理であり、
ペレット化処理は、分別処理によって得られた合成樹脂の微粒を造粒して長靴本体の靴材料の原料に再生させる処理であり、
配合処理は、ペレット化処理によって得られた再生ペレットに、同種の純原料ペレットまたは純原料を加えて配合ブレンドし、配合ペレットを得る処理であり、
長靴成形処理は、配合処理によって得られた配合ペレットを新しいライニングを吊り込んだ成形型内に射出して新たな射出成形長靴の長靴本体に再生する処理である。
【0009】
また、前記長靴本体と、ライニングの色とが同色である射出成形長靴のリサイクル方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。図1に、本発明によるリサイクル方法によって製造された射出成形長靴の一例を示す。図1において、射出成形長靴が、長靴本体1と、ライニング2とが一体化された射出成形長靴である点は一般の射出成形長靴と何ら異なるものではない。長靴本体1は、靴材料(例えばPVC)を用いて射出成形された甲皮および靴底を含む合成樹脂層であり、ライニング2は、長靴本体1の合成樹脂層の内面に一体に積層された裏布である。
【0012】
本発明によるリサイクル方法によって製造された長靴本体1は、図1に示すように、その合成樹脂層中に繊維屑3を含んでいることがある。合成樹脂層中に含まれる繊維屑3は、射出成形長靴を破砕したことによって生じたライニングの屑である。
【0013】
リサイクル射出成形長靴の長靴本体1の合成樹脂層中にライニング2の繊維屑3が含まれる理由は、本発明によるリサイクル方法が使用済みの射出成形長靴を原料に用いるからである。原料となる射出成形長靴の大部分のライニングは、長靴本体の合成樹脂層の粉砕物から分離除去されるが、除去されぬままに合成樹脂粉砕物とともに原料ペレットに造粒されたものが含まれ、この原料ペレットが射出成形長靴の靴成形材料に用いられたからである。
【0014】
本発明方法による射出成形長靴のリサイクルシステムの概要を、図2を用いて説明する。図2において、長靴メーカーは、ユーザーの工場から使用済みの長靴を回収する(ステップS1)。本発明によるリサイクル射出成形長靴の原料は、使用済みの射出成形長靴である。使用済みの射出成形長靴は、前述のように、食品工場のように水を扱う業務の作業現場の履物として一定の期間使用されて用済みになったものである。
【0015】
このような業務用の作業長靴は、サイズはさまざまであっても、同じ材質で、同系色、たとえば白色に統一して製造されたものである。しかも、同じ環境で同じ時期に使用されたものであるため、汚れの質、程度には差がほとんどないという特徴がある。これが、一般の降雨時、降雪時の歩行用履物として用いられた長靴であれば、色、材質、構造がまちまちであり、仮に多数の長靴を同時に回収できたところで、色、材質別に選別することが難しい、たとえ、これが選別できたとしても、靴の材料や、色毎に再生することはほとんど不可能に近い。
【0016】
本発明は、洗浄処理と、粉砕処理と、分別処理と、ペレット化処理と、配合処理と、長靴成形処理とを順に行い、ペレット化処理によって得られた再生ペレットを長靴本体の靴材料に用いて射出成形長靴に再生させるものである。洗浄処理は、射出成形長靴の付着物を洗い落とす処理である。ユーザーの工場から回収された射出成形長靴を、洗浄する(ステップS2)。粗粉砕処理は、長靴本体1と、ライニング2とが一体化された射出成形長靴を粗粒に粉砕する処理である。粗粉砕をした粗粒4は、次に、分別処理としてさらに微粉砕するとともに、合成樹脂の微粒4aと、ライニングの繊維屑3とに分別する(ステップS3)。
【0017】
ペレット化処理は、分別処理によって得られた合成樹脂の微粒4aを造粒して長靴本体の靴材料の原料として再生ペレット5に再生させる処理である。合成樹脂の微粒4aを造粒し、ペレットに加工(ステップS4)し、得られた再生ペレット(再生PVCペレット)5を配合処理として同種の純原料ペレットまたは純原料をブレンドする(ステップS5)。一方、合成樹脂層の粗粒4から分離されたライニングの繊維屑3は、繊維原料としてのマテリアルリサイクル、固形燃料あるいはサーマルリサイクル等3aに別途再利用する。
【0018】
ステップS5で得られた配合ペレットのコンパウンドを、長靴成形処理として、新しいライニングを吊りこんだ成形型内に射出して新たな長靴本体を成形し、成形された射出成形長靴を仕上げ、検査後、梱包し(ステップS6)、その製品を車両に搭載してユーザーの工場に出荷する(ステップS7)。ユーザーの工場では、受け取った新しい長靴を作業員の長靴と交換し、メーカーは新たに発生した使用済み長靴を車両に積み込んで持ち帰り(ステップS8)、ステップS1に戻り、回収した長靴を粉砕し、前述のステップを繰り返して長靴のリサイクルを行う。
【0019】
本発明において、回収された長靴には、前述のように泥、化学薬品、塗料、油など、その長靴が使用された工場に固有の付着物が付着している。回収された長靴を靴材料として再生させるにはなによりもまず、洗浄されなければならない。通常の場合、回収された長靴を洗剤液中に浸し、あるいは水洗いをして表面に付着した泥、汚物を洗浄するが、おそらくは、長靴をそのまま洗浄するだけでは、表面付着物の除去が難しい場合が多い。
【0020】
このため、ステップの順序を入れ替えて洗浄処理に先立って粗粉砕処理を行い、粗粉砕された粗粒について洗浄を行なうのが効果的である。さらには、粗粉砕処理を行ないながら洗浄処理を行なうことができる。洗浄処理と、粗粉砕処理とのステップを入れ替えても、洗浄処理は、射出成形長靴の付着物を洗い落とす処理であることには変わりはない。図3において、粗粉砕処理として、粉砕機6に、原料となる用済みの射出成形長靴MBを投入して粗粉砕をする。
【0021】
原料長靴MBは、粉砕機6内に給水管7から水あるいは洗剤を噴射すれば、洗浄処理と、粗粉砕処理とが同時に行なわれる。さらに、粉砕物4を次工程に移送するコンベア装置6a内にも引き続き洗剤あるいは、水を供給することによって、粉砕物である粗粒4は、コンベア装置6aを移動中も水あるいは洗剤に十分接触しつつ粗粒に付着する泥、汚物などは、粗粒から除去されて脱水機9に送り込まれる。
【0022】
粗粒4は、脱水機9に送り込まれて脱水され、第1ブロア8の風力に吸引され、第1サイクロン10に輸送される。第1サイクロン10では、重量の大きい合成樹脂の粗粒は第1サイクロン10から二次粉砕機11に落下し、二次粉砕機11内で二次粉砕されて1mm程度の大きさの微粒に微粉砕される。
【0023】
同時に、ライニングも二次粉砕機11内で微粉砕されて繊維屑となり、合成樹脂の微粉砕物と、ライニングの繊維屑とは粉砕時のせん断力を受けて強制的に分離され、ともに第2ブロア12に吸引されて二次粉砕機11から第2サイクロン13に空気輸送される。第2サイクロン13においては、重量の大きい合成樹脂の微粉砕物は、自重でホッパー14に落下し、軽量のライニングの繊維屑は風力を受け、引き続き空気輸送されてバグフィルター15に捕捉され、これによって、合成樹脂の微粉砕物と、ライニングの繊維屑とはかなりの程度高度に分別することができる。
【0024】
一方、二次粉砕機11に落下せずに空気中に浮遊する軽量の浮遊物は、そのまま第3のブロア16に吸引されて空気輸送され、第3サイクロン17に送り込まれる。第3サイクロン17において、合成樹脂の微粉砕物は、ピット18に落下し、ライニングの繊維屑は、バグフィルター15に捕捉されてそれぞれ合成樹脂の微粉砕物とライニングの繊維屑とに分別される。
【0025】
得られた合成樹脂の微粉砕物は、これを造粒し、再生ペレットに加工してリサイクル射出成形長靴の原料に用いられるが、再生ペレットを長靴材料に用いるに際し、再生ペレットに同種の純原料ペレットを加えて配合ブレンドするのは、射出成形長靴が再生品であっても、当初製品と同等の製品特性を保持させるためである。PVCは、混練すればするほど緻密な組織が得られるというものの、再生ペレットの組成がオリジナルの純原料ペレットとはやや異なり、安定剤、可塑剤、顔料、充填剤などの添加剤がオリジナルの純原料ペレットに比べて低下する。
【0026】
このため、再生ペレットだけで長靴本体を成形したときには、その靴の物性が低下する場合がある。例えば、可塑剤が抽出され、硬くなる場合などがあるが、このような物性の低下を補うために再生ペレットに新しいペレットを配合するのである。
【0027】
もっとも、再生ペレットに新しい純原料ペレットまたは純原料を配合するに先立ち、ペレット化処理として、分別処理によって得られた合成樹脂の微粒に、安定剤、顔料などの添加剤を加えて造粒することができる。表1に、分別処理によって得られた合成樹脂の微粒に加える添加剤の配合例を示す。
【0028】
【表1】
Figure 0004880129
【0029】
再生ペレットに新しい純原料を配合する場合の材料の配合例を表2に示す。
【0030】
【表2】
Figure 0004880129
【0031】
もっとも、回収した長靴から得られる再生ペレットだけを原料に用いた場合であっても、再生ペレットを射出成形長靴の靴材料として使用できない事はない。通常、長靴の成形材料に対し、再生ペレットを50〜100%の配合比に設定するが、再生ペレットを長靴の重量の50%以上使用して資材の再利用率を高めることが重要である。
【0032】
本発明において、再生ペレットには、分別できないライニングの繊維屑が混じっていることがある。このような再生ペレットを用いて製造されたリサイクル射出成形長靴の長靴本体には、図1に示したようにライニングの繊維屑がまじることになる。もっとも、射出成形長靴の長靴本体の色と、ライニングの色とを同色にすることによって、長靴本体に混じるライニングの繊維屑の色を目立たさないようにすることができる。
【0033】
本発明は、主として、各種工場内で使用される作業用の長靴を再生利用しようというものであり、この種の作業用長靴、特に食品工場で使用される作業用長靴は衛生管理上の問題があって、専ら白色の長靴が使用され、しかもその長靴は、一定の期間(たとえば6ヶ月〜1年)を限って使用され、その後は新しいものと一斉に交換されるのが通例であり、したがって、極端に汚損されるような事情がなく、汚れの質が同じであることから、一律に洗浄が可能であり, 洗浄処理と、粗粉砕処理と、分別処理と、これに引き続くペレット化処理によって射出成形靴原料に再生することは容易である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、使用済みの射出成形長靴を回収し、回収した射出成形長靴を洗浄処理と、粗粉砕処理と、分別処理と、ペレット化処理と、混合処理と、長靴成形処理とを順次行ない、長靴の成形材料に対し、再生ペレットを50〜100%の配合比に設定することにより、再生ペレットの再利用率を高めて、長靴を有効に再生して繰り返し利用することができ、資源の有効利用を図り、廃棄物問題を解消でき、資源の有効利用を図り、廃棄物問題を解消できる。
【0035】
また、本発明において、配合処理としてペレット化処理によって得られた再生ペレットに、同種の純原料ペレットを加えて配合ペレットにブレンドし、さらには、ペレット化処理においても、分別処理によって得られた合成樹脂の微粒に、安定剤、顔料などの添加剤を加えて造粒することによって、靴材料の品質を確保してリサイクル射出成形長靴の品質を低下させずに繰り返し再生利用でき、とりわけ1工場から1000足〜2000足レベルでまとめて回収することが可能な工場内で使用される作業用長靴のリサイクルに適用して靴メーカーと、ユーザーである各種工場間の射出成形靴のリサイクルシステムを容易に構築できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示すリサイクル射出成形長靴の断面図である。
【図2】射出成形長靴のリサイクルのステップを示す図である。
【図3】リサイクルのステップにおける射出成形長靴の粉砕、分離の要領を示す図である。
【符号の説明】
B 長靴
MB 使用済み射出成形長靴
1 長靴本体
2 ライニング
3 繊維屑
4 粗粒
4a 微粒
5 再生ペレット
6 粉砕機
7 給水管
8 第1ブロア
9 脱水機
10 第1サイクロン
11 二次粉砕機
12 第2ブロア
13 第2サイクロン
14 ホッパー
15 バグフィルター
16 第3ブロア
17 第3サイクロン

Claims (2)

  1. 使用済みの業務用の作業長靴を回収し、回収した長靴を原料としてリサイクル長靴に再生させる射出成形長靴のリサイクル方法であって、洗浄処理と、粗粉砕処理と、分別処理と、ペレット化処理と、配合処理と、長靴成形処理とを有し、業務用の作業長靴は、サイズを問わず同じ材質で、同系色に統一して製造され、長靴本体とライニングとが一体化された射出成形長靴であり、
    長靴本体は、靴材料を用いて射出成形された合成樹脂層であり、
    ライニングは、長靴本体の合成樹脂層の内面に一体に積層された裏布であり、
    洗浄処理は、射出成形長靴の付着物を洗い落とす処理であり、
    粗粉砕処理は、長靴本体とライニングとが一体化されたままの射出成形長靴を粗粒に粉砕する処理であり、
    分別処理は、粗粉砕処理によって粉砕された射出成形長靴の粗粒をさらに微粒に粉砕すると共に合成樹脂と、ライニングの繊維屑とに分別する処理であり、
    ペレット化処理は、分別処理によって得られた合成樹脂の微粒を造粒して長靴本体の靴材料の原料に再生させる処理であり、
    配合処理は、ペレット化処理によって得られた再生ペレットに、同種の純原料ペレットまたは純原料を加えて配合ブレンドし、配合ペレットを得る処理であり、
    長靴成形処理は、配合処理によって得られた配合ペレットを新しいライニングを吊り込んだ成形型内に射出して新たな射出成形長靴の長靴本体に再生する処理であることを特徴とする射出成形長靴のリサイクル方法。
  2. 前記長靴本体と、ライニングの色とが同色であることを特徴とする請求項1に記載の射出成形長靴のリサイクル方法。
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