JP4879971B2 - スピーカシステム - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカシステムに関し、より特定的には、小型のキャビネットを用いても豊かな低音を再生することが可能なスピーカシステムに関するものである。
従来のスピーカシステムでは、小型のキャビネットを用いた場合、キャビネット内部の空間が呈する音響スティフネスの影響により、豊かな低音を再生することが困難であった。この低音の再生限界は、音響スティフネスの大きさ、つまり、キャビネットの容積で決定されるものである。そこで、この再生限界の課題を解決する1つの手段として、気体を物理吸着する気体吸着体をキャビネットの内部に配置するスピーカ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図15は、従来のスピーカシステム9の主要部を示した部分断面図である。図15において、スピーカシステム9は、キャビネット90、スピーカユニット91、気体吸着体92、およびバック93を備える。キャビネット90は、平板形状の前壁901と湾曲した側壁902とにより構成される。スピーカユニット91は動電型スピーカである。スピーカユニット91の駆動力発生手段は磁気回路とボイスコイルとにより構成される。スピーカユニット91は前壁901に取り付けられる。気体吸着体92は、図16に示すように、複数の粒からなる活性炭921のみで構成される。図16は、従来の気体吸着体92の構成を示した図である。活性炭921の各粒には、それぞれ多数の細孔が形成されており、その細孔に気体(気体分子)が物理吸着する。気体吸着体92は、チューブ状に成形されたバック93内に封入される。バック93は、キャビネット90の内部であって側壁902の湾曲部分に配置される。
以上のように構成されたスピーカシステム9について、その動作を説明する。スピーカユニット91に音楽信号が印加されると、ボイスコイルに駆動力が発生し、発生した駆動力によって振動板が振動する。これにより、スピーカユニット91の前面および背面から音が放射される。このうち、スピーカユニット91の背面から放射された音によって、キャビネット90の内部の気圧が変化する。しかしながら、キャビネット90の内部には、気体吸着体92が配置されている。このため、キャビネット90の内部の気圧の変化に伴って気体が気体吸着体92に物理吸着され、その気圧の変化は抑制される。これにより、キャビネット90は、等価的に大きな容積のキャビネットとして動作することとなる。このように従来のスピーカシステム9では、気体が気体吸着体92に物理吸着されることにより、キャビネット90の容積が等価的に拡大する。その結果、小型のキャビネットでありながら、あたかも大型のキャビネットにスピーカユニットを搭載したような低音再生が可能となる。以下、キャビネットの容積が等価的に拡大する効果を容積拡大効果と称す。
特表2004−537938号公報
しかしながら、気体吸着体92は、複数の粒からなる活性炭921のみで構成される。このため、活性炭921の各粒は図16に示したように密集してしまうので、活性炭921の粒間に形成される隙間は非常に狭くなる。また、気体は、気体吸着体92の内部の粒に到達する過程において、この非常に狭い隙間を通らなければならない。ここで、気体が活性炭921の粒間に形成される隙間を通る過程で生じる音響抵抗は、当該隙間が狭いほど大きい。このため、気体吸着体92がもつ音響抵抗は非常に大きく、気体吸着体92における音響エネルギーの損失が大きくなってしまう。その結果、気体吸着体92を用いた場合、特に低周波数帯域において、音圧レベルが大きく低下するという課題があった。
それ故、本発明は、音圧レベルの低下を従来よりも抑制しつつ、小型のキャビネットを用いても豊かな低音を再生することが可能なスピーカシステムを提供することを目的とする。
本発明は、スピーカシステムに向けられており、上記課題を解決するために、本発明に係るスピーカシステムは、スピーカユニットからの音を閉空間内に放射する構成を有するスピーカシステムであって、複数の粒からなる多孔性材料にバインダを加えて成形された気体吸着体を用いて、閉空間内の気体を物理吸着することを特徴とする。
複数の粒からなる多孔性材料にバインダを加えて成形された気体吸着体は、バインダを加えていない従来の気体吸着体と比較して、多孔性材料の粒間に形成される隙間が広くなる。このため、本発明に係る気体吸着体がもつ音響抵抗は従来よりも小さくなり、音響エネルギーの損失が従来よりも小さくなる。その結果、本発明によれば、音圧レベルの低下を従来よりも抑制しつつ、小型のキャビネットを用いても豊かな低音を再生することが可能なスピーカシステムを提供することができる。
好ましくは、多孔性材料は、活性炭、ゼオライト、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO 2 )、マグネシア(MgO)、四三酸化鉄(Fe34)、モレキュラーシーブ、フラーレン、およびカーボンナノチューブのうちのいずれか1つで構成されるとよい。また、バインダは、粉体状の樹脂材料、および、繊維状の樹脂材料のうちのいずれか1つで構成されるとよい。
好ましくは、スピーカシステムは、閉空間を内部に形成するキャビネットを備えており、スピーカユニットは、キャビネットに取り付けられており、気体吸着体は、所定の形状に成形されており、キャビネットの内部に配置されるとよい。
好ましくは、気体吸着体は、平板形状に成形され、かつキャビネットの内部に複数配置されており、各気体吸着体は、気体吸着体の厚み方向に積層されるように、かつ、隣り合う気体吸着体間に空隙が形成されるように、キャビネットの内部に配置されるとよい。これにより、音圧レベルの低下をさらに抑制することができる。
好ましくは、気体吸着体は、波板形状に成形され、かつキャビネットの内部に複数配置されており、各気体吸着体は、波板形状が示す波の振幅方向に積層されるように、かつ、隣り合う気体吸着体間に複数の空隙が形成されるように、キャビネットの内部に配置されるとよい。これにより、音圧レベルの低下をさらに抑制することができる。
好ましくは、気体吸着体は、キャビネットの内面の形状に沿った形状に成形されており、キャビネットの内面に固設されるとよい。これにより、より大きな容積拡大効果を効率良く得ることができる。また、キャビネットの内面には、当該キャビネットの内部側に突起した突起部が形成されており、気体吸着体には、突起部と勘合可能な貫通孔および窪み部のうちのいずれか一方が形成されるとよい。これにより、気体吸着体をキャビネットに対してより安定的に固設することができる。
好ましくは、気体吸着体は、球形状に成形されており、キャビネットの内部に複数配置されるとよい。これにより、音圧レベルの低下をさらに抑制することができる。また、スピーカシステムは、各気体吸着体を一纏めにして包装する包装部材をさらに備えるとよい。これにより、製造上において、複数の気体吸着体を包装した包装部材を予め準備しておくことができ、製造コストを削減することができる。また、包装部材は、気体を遮蔽する遮蔽部材で構成されるとよい。これにより、本発明に係る気体吸着体がもつ物理吸着作用の劣化を防止することができる。
好ましくは、気体吸着体は、閉空間を内部に形成するキャビネットを構成しており、スピーカユニットは、キャビネットに取り付けられるとよい。これにより、音圧レベルの低下をさらに抑制することができる。また、気体吸着体を別途準備する必要がないという利点もある。また、スピーカシステムは、気体を遮蔽する遮蔽部材であってキャビネットの全ての外面上に配置された遮蔽部材を備えるとよい。これにより、本発明に係る気体吸着体がもつ物理吸着作用の劣化を防止することができる。
本発明は、携帯端末装置にも向けられており、上記課題を解決するために、本発明に係る携帯端末装置は、上記本発明に係るスピーカシステムと、当該スピーカシステムを内部に配置する装置筐体とを備える。
本発明は、車両にも向けられており、上記課題を解決するために、本発明に係る車両は、上記本発明に係るスピーカシステムと、当該スピーカシステムを内部に配置する車体とを備える。
本発明は、映像機器にも向けられており、上記課題を解決するために、本発明に係る映像機器は、上記本発明に係るスピーカシステムと、当該スピーカシステムを内部に配置する機器筐体とを備える。
本発明に係るスピーカシステムによれば、音圧レベルの低下を従来よりも抑制しつつ、小型のキャビネットを用いても豊かな低音を再生することが可能なスピーカシステムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1Aおよび図1Bを参照して、本発明における第1の実施形態に係るスピーカシステム1について説明する。図1Aは、スピーカシステム1の正面図であり、図1Bは、スピーカシステム1を線AAで切断したときの断面図である。図1Aおよび図1Bにおいて、スピーカシステム1は、キャビネット10、スピーカユニット11、および気体吸着体12を備える。なお、スピーカシステム1では、密閉方式を採用している。
スピーカユニット11は、例えば動電型スピーカである。スピーカユニット11の駆動力発生手段(図示なし)は、磁気回路とボイスコイルとにより構成される。スピーカユニット11は、キャビネット10の前面に形成された開口部に取り付けられる。気体吸着体12は、キャビネット10の内部の空間R10に配置され、空間R10内の気体を物理吸着する。空間R10は、キャビネット10の内部に形成された閉空間である。
気体吸着体12は、図2に示すように、複数の粒からなる活性炭121と、バインダ(結合部材)122とにより構成される。図2は、気体吸着体12の構成を示した図である。活性炭121は、その一粒一粒にそれぞれ多数の細孔が形成された多孔性材料である。気体は、当該細孔に物理吸着する。活性炭121の粒径は、例えば0.5mm以下である。バインダは、例えばポリエチレン樹脂、またはポリオレフィン樹脂などの樹脂材料で構成される。気体吸着体12は、複数の粒からなる活性炭121に粉体状のバインダを加えて加熱処理することにより、任意の形状に成形される。図1Bの例では、気体吸着体12は、直方体形状に成形されている。
ここで、気体吸着体12は、上述したように、複数の粒からなる活性炭121とバインダ122とにより構成される。活性炭121の各粒はバインダ122によって結合されるため、密集することはない。このため、活性炭121の粒間に形成される隙間は、図16に示した隙間よりも広くなる。このように、気体吸着体12は複数の粒からなる活性炭121にバインダを加えて成形されたものであるため、気体吸着体12に形成される隙間は従来の気体吸着体92よりも広くなる。
以上のように構成されたスピーカシステム1について、その動作を説明する。スピーカユニット11は動電型スピーカであり、動電型スピーカの動作は周知である。よって、ここでは動電型スピーカの動作を簡略して説明する。スピーカユニット11に音楽信号が印加されると、ボイスコイルに駆動力が発生し、発生した駆動力によって振動板が振動する。これにより、スピーカユニット11の前面および背面から音が放射される。このうち、スピーカユニット11の背面からの音は、空間R10内に放射される。そして、この放射された音によって、空間R10内の気圧が変化する。しかしながら、キャビネット10の内部には、気体吸着体12が配置されている。このため、空間R10内の気圧の変化に伴って気体が気体吸着体12に物理吸着され、その気圧の変化は抑制される。これにより、キャビネット10は、等価的に大きな容積のキャビネットとして動作することとなる。このようにスピーカシステム1では、小型のキャビネットでありながら、あたかも大型のキャビネットにスピーカユニットを搭載したような低音再生が可能となる。
なお、気体吸着体12に形成される隙間は、上述したように、従来の気体吸着体92よりも広い。このため、気体吸着体12がもつ音響抵抗は従来よりも小さくなり、気体吸着体12における音響エネルギーの損失は従来よりも小さくなる。その結果、気体吸着体12を用いた場合、音圧レベルの低下を従来よりも抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係るスピーカシステム1は、複数の粒からなる多孔性材料にバインダを加えて成形された気体吸着体12を備える。これにより、音圧レベルの低下を従来よりも抑制しつつ、小型のキャビネットを用いても豊かな低音を再生することが可能なスピーカシステムを提供することができる。
なお、上述では、活性炭121の粒径を0.5mm以下としたが、これに限られない。活性炭121の粒径を0.5mmより大きくしてもよい。なお、活性炭121の粒径が小さいほど、より大きな容積拡大効果が発揮される。したがって、より好ましくは、活性炭121の粒径を可能な限り小さくするとよい。
また、上述では、多孔性材料として活性炭121を用いるとしたがこれに限られない。多孔性材料として、例えば、ゼオライト、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO 2 )、マグネシア(MgO)、四三酸化鉄(Fe34)、モレキュラーシーブ、フラーレン、およびカーボンナノチューブ等を用いてもよい。
また、上述では、バインダとして粉体状の樹脂材料を加える例を説明したが、これに限られない。例えば、複数の粒からなる多孔性材料にバインダとして繊維状の樹脂材料を加えてもよい。この場合、多孔性材料の粒をバインダに絡ませることによって、任意の形状に成形することができる。また繊維状の樹脂材料としては、例えばアクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアクリロトリル繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維等が挙げられる。また、上述では、活性炭121とバインダ122との混合比率については特に説明していなかったが、バインダ122の比率が小さいほどより好ましい。
また、上述では、スピーカユニット11の駆動方式として動電型を採用した例について説明したが、これに限られない。振動板から放射される音によりキャビネット10内部の空間R10の気圧を変化させることが可能な駆動方式であれば、圧電型、静電型、および電磁型等のいずれの駆動方式を採用してもよい。また、図1Bでは、スピーカユニット11は、その背面が空間R10内を向くように、キャビネット10に取り付けられていたが、その前面が空間R10内を向くように、キャビネット10に取り付けられてもよい。
なお、気体吸着体12は、上述したように、複数の粒からなる多孔性材料にバインダを加えることによって任意の形状に成形される。以下の第2〜第5の実施形態では、図2に示した構成を有する気体吸着体を気体吸着体12とは異なる形状に成形した例について説明する。以下の各実施形態における気体吸着体は、図2に示した構成を有するものである。したがって、以下の各実施形態における気体吸着体は、気体吸着体12と同様、音響抵抗が従来よりも小さく、音響エネルギーの損失が従来よりも小さいという特徴を有している。
(第2の実施形態)
図3Aおよび図3Bを参照して、本発明における第2の実施形態に係るスピーカシステム2について説明する。図3Aは、スピーカシステム2の正面図であり、図3Bは、スピーカシステム2を線AAで切断したときの断面図である。図3Aおよび図3Bにおいて、スピーカシステム2は、キャビネット20、スピーカユニット21、複数の気体吸着体22、および複数の支持部材23を備える。なお、スピーカシステム2は、第1の実施形態に係るスピーカシステム1に対して、気体吸着体12が複数の気体吸着体22に入れ代わった点と、複数の支持部材23が追加された点で異なる。以下、異なる点を中心に説明する。
スピーカユニット21は、スピーカユニット11と同様、例えば動電型スピーカである。スピーカユニット21は、キャビネット20の前面に形成された開口部に取り付けられる。気体吸着体22は、平板形状に成形されている。複数の気体吸着体22は、気体吸着体22の厚み方向に積層されるように、かつ、隣り合う気体吸着体22間において空隙G21が形成されるように、キャビネット20の内部の空間R20に配置される。図3Bの例では、5つの気体吸着体22が配置されている。空間R20は、キャビネット20の内部に形成された閉空間である。支持部材23は、気体吸着体22の上部と下部にそれぞれ設けられている。支持部材23は、隣り合う気体吸着体22間に空隙G21が形成されるように、各気体吸着体22を支持している。
以上のように構成されたスピーカシステム2について、その動作を説明する。スピーカユニット21に音楽信号が印加されると、スピーカユニット21の前面および背面から音が放射される。このうち、スピーカユニット21の背面からの音は、空間R20内に放射され、複数の空隙G21を通過する。このスピーカユニット21の背面からの音によって、複数の空隙G21を含む空間R20内の気圧が変化する。しかしながら、キャビネット20の内部には、複数の気体吸着体22が配置されている。このため、空間R20内の気圧の変化に伴って気体が気体吸着体22に物理吸着され、その気圧の変化は抑制される。その結果、キャビネット20の内部の容積は、等価的に拡大する。
ここで、各気体吸着体22は平板形状に成形されており、各気体吸着体22間には空隙G21が形成されている。このため、空間R20内の気体が気体吸着体22の外面から内部中央に到達するまでの通路長は、直方体形状に成形された第1の実施形態における気体吸着体12よりも短くなる。ここで、通路長とは、気体が隙間を通る長さを意味し、この通路長が長いほど、当該隙間を通る過程で気体は制動され、音響エネルギーは減衰する。このため、通路長が気体吸着体12よりも短い気体吸着体22の方が音響エネルギーの損失が小さくなる。その結果、複数の気体吸着体22の総体積が気体吸着体12と同じ体積とした場合には、複数の気体吸着体22を用いた場合の方が、音圧レベルの低下をさらに抑制することができる。
なお、複数の気体吸着体22の総体積が気体吸着体12と同じ体積とした場合には、複数の気体吸着体22が空間R20の気体と直接接触することができる接触面の総面積は気体吸着体12よりも広くなるとともに、気体吸着体22の通路長は気体吸着体12よりも短くなる。したがって、複数の気体吸着体22の総体積が気体吸着体12と同じ体積とした場合には、接触面の面積を広くすることによっても、音圧レベルの低下をさらに抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係るスピーカシステム2は、平板形状に成形された複数の気体吸着体22を備える。これにより、本実施形態に係るスピーカシステム2によれば、第1の実施形態に係るスピーカシステム1よりもさらに、音圧レベルの低下を抑制することができる。
なお、上述した気体吸着体22の形状は平板形状であったが、図4に示すように波板形状であってもよい。図4は、波板形状に成形された気体吸着体22aの斜視図である。図4において、気体吸着体22aは、6つ配置されている。各気体吸着体22aは、裏表を交互にして配置されている。つまり、各気体吸着体22aは、波板形状の波が示す振幅方向に積層されるように、かつ、隣り合う気体吸着体22a間において一方の気体吸着体22aの山部と他方の気体吸着体22aの谷部とが接するように、キャビネット20内部の空間R20に配置されている。なお、各気体吸着体22aが波板形状に成形され、かつ、図4に示すように配置されることで、各気体吸着体22a間には複数の空隙G21aが必然的に形成される。つまり、各気体吸着体22aは、隣り合う気体吸着体22a間に複数の空隙G21aが形成されるように、キャビネット20内部の空間R20に配置されている。そして、各気体吸着体22aが波板形状に成形されるので、気体吸着体22aの気体との接触面の面積は、気体吸着体22よりも広くなる。その結果、気体吸着体22aの外面から内部中央までの通路長は気体吸着体22よりも短くなるので、音圧レベルの低下をさらに抑制することができる。また、各気体吸着体22a間には複数の空隙G21aが形成されるので、図3の例では必要としていた支持部材23を省略することができる。
(第3の実施形態)
図5Aおよび図5Bを参照して、本発明における第3の実施形態に係るスピーカシステム3について説明する。図5Aは、スピーカシステム3の正面図であり、図5Bは、スピーカシステム3を線AAで切断したときの断面図である。図5Aおよび図5Bにおいて、スピーカシステム3は、キャビネット30、スピーカユニット31、気体吸着体32、およびパッシブラジエータ33を備える。また、スピーカシステム3は、第1の実施形態に係るスピーカシステム1に対して、キャビネット30の背壁の形状がキャビネット10と異なる点、気体吸着体12が気体吸着体32に入れ代わった点、密閉方式ではなくパッシブラジエータ33を用いた位相反転方式が採用された点で異なる。以下、異なる点を中心に説明する。
スピーカユニット31は、スピーカユニット11と同様、例えば動電型スピーカである。スピーカユニット31は、キャビネット30の前面に形成された開口部に取り付けられる。キャビネット30の背壁には、複数の突起部30pが形成されている。各突起部30pは、キャビネット30の内部側に突起するように、キャビネット30の背壁に形成されている。気体吸着体32は、キャビネット30の背壁全体の内面形状に沿った形状に成形される。気体吸着体32は、キャビネット30の背壁の内面に固設される。気体吸着体32には、複数の突起部30pとそれぞれ勘合可能な貫通孔32hおよび窪み部32jが形成される。パッシブラジエータ33は、サスペンション331および振動板332により構成される。サスペンション331の内周部は振動板332の外周部に取り付けられ、サスペンション331の外周部はキャビネット30の前面に形成された開口部に取り付けられる。なお、キャビネット30の内部に形成された閉空間を空間R30とする。
以上のように構成されたスピーカシステム3について、その動作を説明する。スピーカユニット31に音楽信号が印加されると、スピーカユニット31の前面および背面から音が放射される。このうち、スピーカユニット31の背面からの音は、空間R30内に放射される。このスピーカユニット31の背面からの音によって、空間R30内の気圧が変化する。しかしながら、キャビネット30の内部には、気体吸着体32が配置されている。このため、空間R30内の気圧の変化に伴って気体が気体吸着体32に物理吸着され、その気圧の変化は抑制される。その結果、キャビネット30の内部の容積は、等価的に拡大する。なお、本実施形態では、パッシブラジエータ33を用いた位相反転方式を採用しているので、第1の実施形態に係るスピーカシステム1よりも再生周波数帯域が低域側に拡大される。
ここで、図2に示した構成を有する平板形状に成形された気体吸着体をキャビネット30の背壁の平面部分にのみ固設した場合と、気体吸着体32をキャビネット30の背壁の内面全体に固設した場合とで、キャビネット30の内部に配置できる気体吸着体の体積を比較してみる。平板形状に成形された気体吸着体を用いる場合、当該気体吸着体をキャビネット30の背壁のうちの平面部分にしか固設することができない。これに対し、気体吸着体32を用いる場合、気体吸着体32をキャビネット30の背壁の内面全体に固設することができる。このため、気体吸着体32の方が、気体吸着体をキャビネット30の背壁の平面部分以外の部分に配置することができる分だけ、多くの気体吸着体を配置することができる。その結果、気体吸着体32を用いることで、より大きな容積拡大効果を効率良く得ることができる。
以上のように、本実施形態に係るスピーカシステム3は、キャビネット30の背壁全体の内面形状に沿った形状に成形された気体吸着体32を備える。これにより、本実施形態に係るスピーカシステム3によれば、キャビネットの形状が複雑な形状であっても、その形状に応じてより大きな容積拡大効果を得ることができる。
また、気体吸着体32は、キャビネット30の背壁全体の内面形状に沿った形状に成形される。このような一体に成形された気体吸着体32を用いることで、気体吸着体を固設する回数が1回で済み、平板形状に成形された気体吸着体をキャビネット30の背壁の平面部分にのみに複数固設する場合よりも、工数を削減することができる。
なお、図2に示した構成を有する平板形状に成形された複数の気体吸着体と同等の容積拡大効果を得ることを考えた場合、気体吸着体32の方がより大きな容積拡大効果が発揮されるので、その分だけ気体吸着体32の厚みを薄くすることができる。これにより、気体が気体吸着体32の外面から内部中央に到達するまでの通路長は短くなり、音響エネルギーの損失も小さくなる。その結果、平板形状に成形された複数の気体吸着体と同等の容積拡大効果を得ることを考えた場合には、平板形状に成形された複数の気体吸着体を用いた場合よりも、音圧レベルの低下を抑制することができる。
また、気体吸着体32には、貫通孔32hおよび窪み部32jが形成されている。気体吸着体32がキャビネット30の背壁の内面に固設されたとき、貫通孔32hおよび窪み部32jは突起部30pと勘合する。これにより、気体吸着体32をキャビネット30の背壁の内面に安定的に固設することができる。なお、気体吸着体32よりも飛び出した突起部30pの表面を熱溶解等の処理により潰して、気体吸着体32をより安定的に固設するようにしてもよい。例えばスピーカシステム3を車両に搭載した場合、気体吸着体32が車両の振動でキャビネット30の内部を移動することがある。この移動により、スピーカシステム3を車両に搭載した場合、気体吸着体32が破損する恐れがある。しかしながら、突起部30pの表面を熱溶解等の処理により潰すことで、気体吸着体32が破損する恐れを確実になくすことができる。なお、気体吸着体32は、より好ましくは、上記勘合に加えてさらに接着剤を用いて固設されるとよい。
なお、上述では、気体吸着体32には、突起部30pに対応した貫通孔32hのみが形成されていたが、これに限られない。気体吸着体32には、突起部30pに対応しない貫通孔32hがさらに形成されてもよい。突起部30pに対応しない貫通孔32hは、突起部30pとは勘合せず、気体の通気路として機能する。したがって、気体吸着体32の外面から内部中央までの通路長がさらに短くなるので、音響エネルギーの損失をさらに小さくすることができる。なお、気体吸着体32の接触面に凹凸をさらに設けるようにしてもよい。
(第4の実施形態)
図6Aおよび図6Bを参照して、本発明における第4の実施形態に係るスピーカシステム4について説明する。図6Aは、スピーカシステム4の正面図であり、図6Bは、スピーカシステム4を線AAで切断したときの断面図である。図6Aおよび図6Bにおいて、スピーカシステム4は、キャビネット40、スピーカユニット41、および遮蔽部材43を備える。また、スピーカシステム4は、第1の実施形態に係るスピーカシステム1に対して、図2に示した構成を有する気体吸着体がキャビネット40を構成する点、遮蔽部材43が追加された点で異なる。以下、異なる点を中心に説明する。
スピーカユニット41は、スピーカユニット11と同様、例えば動電型スピーカである。スピーカユニット41は、キャビネット40および遮蔽部材43の前面に形成された開口部に取り付けられる。キャビネット40は、スピーカユニット41を取り付けるための開口部が形成された前壁部401と、側壁と背壁とを有する箱部402とにより構成される。前壁部401および箱部402は、図2の構成を有する気体吸着体で構成される。具体的には、前壁部401は、気体吸着体を平板形状に成形することによって得られ、箱部402は、気体吸着体を箱形状に成形することによって得られる。遮蔽部材43は、気体を遮蔽する部材で構成されており、キャビネット40の全ての外面上に配置される。遮蔽部材43は、スピーカユニット41を取り付けるための開口部が形成された前面部431と、側面と背面とを有する箱部432とにより構成される。気体を遮蔽する部材としては、例えばアルミ箔等の金属材料のフィルムや、ポリエチレンシートにシリカ(SiO2)を蒸着して防湿性を高めた樹脂材料のフィルム等が挙げられる。なお、気体を遮蔽する部材としては、フィルムに限らず、気密性に優れた塗料であってもよい。この場合、キャビネット40の全ての外面に遮蔽部材43である塗料を直接塗装すればよい。なお、キャビネット40の内部に形成された閉空間を空間R40とする。
以上のように構成されたスピーカシステム4について、その動作を説明する。スピーカユニット41に音楽信号が印加されると、スピーカユニット41の前面および背面から音が放射される。このうち、スピーカユニット41の背面からの音は、空間R40内に放射される。このスピーカユニット41の背面からの音によって、空間R40内の気圧が変化する。ここまでの動作は、上述した第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と異なる点は、キャビネット40が、図2の構成を有する気体吸着体で構成されている点である。このため、空間R40内の気圧の変化に伴って気体がキャビネット40に物理吸着され、その気圧の変化は抑制される。具体的には、キャビネット40の内部の気圧の変化に伴って、気体は、前壁部401および箱部402のキャビネット40内部側の面全体に接触し、前壁部401および箱部402で物理吸着される。その結果、キャビネット40の内部の容積は、等価的に拡大する。
ここで、本実施形態では、キャビネット40が気体吸着体で構成されている。つまり、キャビネット40は、平板形状に成形された気体吸着体で構成される。また、キャビネット40を構成する気体吸着体の気体との接触面は、キャビネット40の内面全体となる。このため、空間R40内の気体がキャビネット40の内面から平板部分の内部中央に到達するまでの通路長は、直方体形状に成形された第1の実施形態における気体吸着体12よりも短くなる。したがって、通路長が気体吸着体12よりも短いキャビネット40の方が音響エネルギーの損失が小さくなる。その結果、キャビネット40を構成する気体吸着体の総体積(前壁部401および箱部402の総体積)が気体吸着体12と同じ体積とした場合には、キャビネット40が気体吸着体で構成される場合の方が、音圧レベルの低下をさらに抑制することができる。また、キャビネット40が気体吸着体で構成されるので、気体吸着体を別途準備する必要がないという利点もある。
以上のように、本実施形態に係るスピーカシステム4は、キャビネット40が、図2の構成を有する気体吸着体で構成される。これにより、本実施形態に係るスピーカシステム4によれば、第1の実施形態に係るスピーカシステム1よりもさらに、音圧レベルの低下を抑制することができる。また、本実施形態に係るスピーカシステム4によれば、気体吸着体を別途準備する必要がないという利点もある。
なお、遮蔽部材43は、キャビネット40の全ての外面上に配置されている。また、遮蔽部材43は、気体を遮蔽する部材で構成されている。これらにより、キャビネット40は、外部の気体と触れずに済む。ここで、気体吸着体は、湿気、タバコの煙、およびホルムアルデヒド等と接触し、それらを一旦物理吸着すると、物理吸着作用が劣化してしまうという性質をもつ。しかしながら、気体吸着体で構成されたキャビネット40は、遮蔽部材43により、外部の気体に含まれる湿気、タバコの煙、およびホルムアルデヒド等と接触しなくて済む。したがって、本実施形態では、キャビネット40を気体吸着体で構成しても、物理吸着作用の劣化を防止することができる。
なお、図7Aおよび図7Bに示すように、箱部402の背壁に対してさらに、平板形状の突起部402pを複数形成するようにしてもよい。図7Aは、箱部402の背壁に突起部402pを複数形成した例を示す図である。図7Bは、箱部402の背壁に突起部402pを複数形成した他の例を示す図である。図7Aおよび図7Bは、図6Aの線BBでキャビネット40を切断したものを斜め方向から見た斜視図である。なお、図7Aおよび図7Bでは、遮蔽部材43の図示を省略している。
図7Aにおいて、箱部402の背壁には、複数の突起部402pが形成されている。各突起部402pは、それぞれ平板形状を有しており、キャビネット40の内部側に突起するように、箱部402の背壁に形成されている。また、各突起部402pは、複数の空隙G41が形成されるように、箱部402の背壁に形成されている。このような突起部402pを形成することにより、音圧レベルの低下を従来よりも抑制しつつ、突起部402pがもつ体積の分だけ大きな容積拡大効果を得ることができる。
図7Bにおいて、図7Aと異なる点は、各突起部402pの先端が前壁部401に機械的に固定あるいは接着されている点である。この異なる点により、図7Bにおけるキャビネット40の構造強度は、図7Aのキャビネット40よりも強くなる。ここで、内部の気圧の変化によるキャビネット40の振動、あるいはスピーカユニット41自体の機械的振動によるキャビネット40の振動によって、歪音が発生する。しかしながら、図7Bに示すようにキャビネット40の構造強度を向上させることで、キャビネット40の歪音に起因する振動を抑制することができる。
(第5の実施形態)
図8Aおよび図8Bを参照して、本発明における第5の実施形態に係るスピーカシステム5について説明する。図8Aは、スピーカシステム5の正面図であり、図8Bは、スピーカシステム5を線AAで切断したときの断面図である。図8Aおよび図8Bにおいて、スピーカシステム5は、キャビネット50、スピーカユニット51、複数の気体吸着体52、および複数の包装部材53を備える。なお、スピーカシステム5は、第1の実施形態に係るスピーカシステム1に対して、気体吸着体12が複数の気体吸着体52に入れ代わった点と、複数の包装部材53が追加された点で異なる。以下、異なる点を中心に説明する。
スピーカユニット51は、スピーカユニット11と同様、例えば動電型スピーカである。スピーカユニット51は、キャビネット50の前面に形成された開口部に取り付けられる。気体吸着体52は、ピーナッツ形状に成形されている。複数の気体吸着体52は、一纏めにして包装部材53によって包装される。複数の気体吸着体52を包装した包装部材53は、キャビネット50の内部の空間R50に複数配置される。図8Bの例では、4つの包装部材53が配置されている。空間R50は、キャビネット50の内部に形成された閉空間である。包装部材53は、通気性のある不織布により構成される。
以上のように構成されたスピーカシステム5について、その動作を説明する。スピーカユニット51に音楽信号が印加されると、スピーカユニット51の前面および背面から音が放射される。このうち、スピーカユニット51の背面からの音は、空間R50内に放射される。このスピーカユニット51の背面からの音によって、空間R50内の気圧が変化する。ここまでの動作は、上述した第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と異なる点は、複数の気体吸着体52がそれぞれピーナッツ形状に成形され、それらが通気性のある包装部材53で包装されている点である。このため、空間R50内の気圧の変化に伴って、気体は、包装部材53を通過し、包装部材53内に配置された複数の気体吸着体52に物理吸着される。これにより、キャビネット50の内部の気圧の変化は抑制される。その結果、キャビネット50の内部の容積は、等価的に拡大する。
ここで、気体吸着体52は、ピーナッツ形状に成形されており、気体吸着体52の外周面の形状は、曲面形状となる。このため、包装部材53内に配置された複数の気体吸着体52は、互いに接触しても、その接触部分は点に近いものとなる。このため、空間R50内の気体が気体吸着体52の外面から内部中央に到達するまでの通路長は、直方体形状に成形された気体吸着体12よりも短くなる。したがって、通路長が気体吸着体12よりも短い気体吸着体52の方が音響エネルギーの損失が小さくなる。その結果、複数の気体吸着体52の総体積が気体吸着体12と同じ体積とした場合には、複数の気体吸着体52を用いた場合の方が、音圧レベルの低下をさらに抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係るスピーカシステム5は、ピーナッツ形状に成形された複数の気体吸着体52を備える。これにより、本実施形態に係るスピーカシステム5によれば、第1の実施形態に係るスピーカシステム1よりもさらに、音圧レベルの低下を抑制することができる。
また、複数の気体吸着体52は、包装部材53によって包装された状態でキャビネット50の内部の空間R50に配置される。これにより、スピーカシステム5を製造する上で、複数の気体吸着体52を入れた包装部材53を予め準備しておくことができ、製造コストを削減することができる。
なお、上述では、気体吸着体52がピーナッツ形状としたが、これに限られない。気体吸着体52は、複数の気体吸着体52が互いに接触しても、それぞれの接触部分が点または線に近いものとなる形状であれば、いずれの形状であってもよい。気体吸着体52の形状例としては、球形状、柱形状、または円錐形状などが挙げられる。また、気体吸着体52の大きさを米粒程度からピーナッツ程度までの比較的小さいものにした方が、気体が気体吸着体52の内部中央に到達するまでの通路長がさらに短くなるので、より好ましい。
また、上述では、包装部材53が通気性のある不織布で構成されるとしたが、これに限らない。包装部材53は、第4の実施形態における遮蔽部材43と同じ材料のフィルムで構成されてもよい。この場合、スピーカユニット51の背面から放射された音は、フィルムで構成された包装部材53を振動させる。そして、この振動で発生した音が気体吸着体52に到達することで、包装部材53が不織布で構成された場合と同様の容積拡大効果が発揮される。また、スピーカシステム5にバスレフ方式を採用した場合、キャビネット50の外部の気体に含まれる湿気、タバコの煙、およびホルムアルデヒド等と気体吸着体52とが直接接触する恐れがある。しかしながら、包装部材53を遮蔽部材43と同じ材料のフィルムで構成した場合、気体吸着体52が湿気、タバコの煙、およびホルムアルデヒド等と接触しないようにすることができる。これにより、気体吸着体52がもつ物理吸着作用の劣化を防止することができる。
なお、包装部材53に関し、上述した製造上の利点、または、物理吸着作用の劣化を防止する点を考慮する必要がない場合には、包装部材53を省略してもよい。また、上述した第1〜第3の実施形態における気体吸着体を包装部材53で包装するようにしてもよい。
(第6の実施形態)
上述した第1〜第5の実施形態に係るスピーカシステム1〜5は、例えば携帯電話などの携帯端末装置に応用することができる。携帯端末装置の他の例としては、例えばHDDプレーヤ、半導体メモリープレーヤなどのポータブル機器がある。以下、図9A〜図9C、図10を参照して、携帯端末装置として携帯電話6に本発明のスピーカシステムを応用したものを第6の実施形態として説明する。図9Aは、携帯電話6の正面図であり、図9Bは、携帯電話6の側面図であり、図9Cは、携帯電話6の背面図を示す。図10は、図9Cに示す線CC間で携帯電話6を切断した断面図である。
携帯電話6は、折りたたみ式の携帯電話である。図9A〜図9Cにおいて、携帯電話6は、大略的に装置筐体61、液晶画面62、ヒンジ部63、およびアンテナ64を備える。液晶画面62は、装置筐体61に取り付けられている。図9Cに示すように、装置筐体61の背面には、内部に配置されたスピーカシステムの音を外部に放射するための音孔61hが形成されている。
スピーカシステムは、図10に示すように、キャビネット65、スピーカユニット66、および気体吸着体67を備える。キャビネット65には、開口部6hが形成される。スピーカユニット66は、動電型スピーカであり、キャビネット65に形成された開口部65hに取り付けられる。気体吸着体67は、第5の実施形態の気体吸着体52と同じものである。複数の気体吸着体67は、キャビネット65の内部に配置される。なお、キャビネット65の内部に形成された閉空間を空間R65とする。
スピーカユニット66は、ヨーク661、マグネット662、プレート663、フレーム664、振動板665、ボイスコイル666、ガスケット667、第1の防塵ネット668、および第2の防塵ネット669を備える。ヨーク661は、フレーム664の下面中央に形成された開口部に固着され、フレーム664と一体化している。マグネット662は、ヨーク661の底部の上面に固着される。プレート663は、マグネット662の上面に固着される。振動板665の外周部は、フレーム664の外周部の上面に固着される。ヨーク661およびプレート663の間には、磁気ギャップが形成される。ボイスコイル666は、上記磁気ギャップ中に配置されるように、振動板665の下面に固着される。ガスケット667は、振動板665の外周部の上面に固着される。第1の防塵ネット668の外周部は、ガスケット667の上面に固着される。このようにガスケット667は、振動板665が振動したときに、振動板665が第1の防塵ネット668と接触しないようにするためのものである。第2の防塵ネット669は、フレーム664の下面に形成された音孔664hを被うように、フレーム664の下面に設けられる。
以上のように構成された携帯電話6について、その動作を説明する。スピーカユニット66は動電型スピーカであり、動電型スピーカの動作は周知である。よって、ここでは動電型スピーカの動作を簡略して説明する。磁気回路を構成するヨーク661、マグネット662、およびプレート663と、ボイスコイル666とが、スピーカユニット66の駆動力発生手段として機能する。例えば、携帯電話6がアンテナ64から受信信号を受け取ると、当該受信信号が信号処理部(図示なし)などで適宜処理され、スピーカユニット66に入力される。そして、例えば受信呼び出し用のメロディ信号がスピーカユニット66に印加されると、ボイスコイル666に駆動力が発生する。この駆動力によって振動板665が振動し、振動板665からメロディ音が放射される。振動板665の上面から放射したメロディ音は、第1の防塵ネット668を通過後、装置筐体61に形成された複数の音孔61hから装置外部へ放射される。一方、振動板665の下面からの音は、音孔664hおよび第2の防塵ネット669を通過後、空間R65に放射される。この振動板665の下面からの音によって、空間R65内の気圧が変化する。しかしながら、キャビネット65の内部には、複数の気体吸着体67が配置されている。このため、空間R65内の気圧の変化は、気体吸着体67の物理吸着作用によって抑制され、その気圧の変化は抑制される。その結果、キャビネット65の内部の容積は等価的に拡大する。
ここで、気体吸着体67は、第5の実施形態の気体吸着体52と同じものである。これにより、音圧レベルの低下を従来よりも抑制しつつ、小型の装置筐体61を用いても豊かな低音を再生することが可能な携帯電話6を提供することができる。
なお、本実施形態では、気体吸着体67がそのまま空間R65に配置されている。ここで、フレーム664に形成された音孔664hは、第2の防塵ネット669で被われている。このため、気体吸着体67が音孔664hよりも小さい場合であっても、気体吸着体67がフレーム664の内部に侵入することはない。これにより、気体吸着体67が振動板665やボイスコイル666と接触することがなくなるので、接触による異音の発生を防止することができる。
また、本実施形態では、気体吸着体67として、第5の実施形態の気体吸着体52と同じものを用いるとしたが、他の実施形態における気体吸着体と同じものを用いてもよい。
(第7の実施形態)
上述した第1〜第5の実施形態に係るスピーカシステム1〜5は、例えば自動車の車体内部に搭載するスピーカシステムに応用することができる。車体内部の一例として、例えば車両用ドアが挙げられる。以下、図11および図12を参照して、自動車のドアに搭載するスピーカシステムとして本発明のスピーカシステムを応用したものを第7の実施形態として説明する。図11は、車両用ドア7の外観図である。図12は、図11に示す線DD間で車両用ドア7を切断した断面図である。
図11および図12において、車両用ドア7は、大略的に窓ガラス71およびドア本体72を備える。ドア本体72は、キャビネット721、スピーカユニット722、内壁723、インナーパネル724、アウターパネル725、音響管726、グリル727、複数の気体吸着体728、および支持部材729を備える。
窓ガラス71は、上下に可動できるように、インナーパネル724とアウターパネル725との間に配置される。インナーパネル724は、内壁723とアウターパネル725との間に配置される。インナーパネル724にはスピーカユニット722と同程度の大きさの開口部が形成されており、スピーカユニット722は、当該開口部にはめ込むようにインナーパネル724に取り付けられる。スピーカユニット722は、例えば動電型スピーカである。スピーカユニット722の前面は、内壁723側を向いている。グリル727は、内壁723に形成された開口部に取り付けられる。音響管726の一方端は、スピーカユニット722の前面の外周部に取り付けられ、音響管726の他方端は、内壁723に形成された開口部の外周部に取り付けられる。これにより、スピーカユニット722の前面には、音響管726の内面とグリル727とよって空間が形成されることとなる。
キャビネット721は、一つの面が開口した箱形状を有している。キャビネット721は、インナーパネル724とアウターパネル725との間の空間に配置されており、スピーカユニット722を囲むようにインナーパネル724に取り付けられる。空間R721は、キャビネット721の内部に形成された閉空間である。気体吸着体728は、第2の実施形態の気体吸着体22と同じものであり、平板形状に成形されている。複数の気体吸着体728は、気体吸着体728の厚み方向に積層されるように、かつ、隣り合う気体吸着体728間において空隙が形成されるように、キャビネット721の内部の空間R721に配置される。支持部材729は、隣り合う気体吸着体728間に空隙が形成されるように、各気体吸着体728を支持している。
以上のように構成された車両用ドア7に搭載されたスピーカシステムについて、その動作を説明する。車体内に配置されたCDプレーヤ等のオーディオ装置(図示なし)からの音楽信号がスピーカユニット722に印加されると、スピーカユニット722の前面および背面から音が放射される。このうち、スピーカユニット722の背面からの音は、空間R721に放射される。このスピーカユニット722の背面からの音によって、空間R721内の気圧が変化する。しかしながら、キャビネット721の内部には、気体吸着体728が配置されている。このため、空間R721内の気圧の変化に伴って気体が気体吸着体728に物理吸着され、その気圧の変化は抑制される。その結果、キャビネット721の内部の容積は、等価的に拡大する。
ここで、気体吸着体728は、第2の実施形態の気体吸着体22と同じものである。これにより、音圧レベルの低下を従来よりも抑制しつつ、キャビネットの内部容積に制限がある車両用ドアに搭載しても豊かな低音を再生することが可能なスピーカシステムを提供することができる。
なお、本実施形態では、スピーカシステム(キャビネット721、スピーカユニット722、気体吸着体728、および支持部材729)は、インナーパネル724とアウターパネル725との間の空間に設けられていたが、これに限られない。スピーカシステムは、インナーパネル724と内壁723との間の空間に設けられてもよい。
また、本実施形態では、スピーカシステムを車両用ドア7に搭載する例を示したが、これに限られない。スピーカシステムは、フロントパネル、リアトレイ、および車体の天井部などに搭載されてもよい。また、本発明に係る気体吸着体は、どのような形状にでも成形され得る。したがって、キャビネットや気体吸着体の形状を車体内部の形状に沿った形状にする必要がある場合には、省スペース化が図れる点で特に有益である。
(第8の実施形態)
上述した第1〜第5の実施形態に係るスピーカシステム1〜5は、例えば薄型テレビなどの映像機器に搭載するスピーカシステムに応用することができる。以下、図13および図14を参照して、薄型テレビに搭載するスピーカシステムとして本発明のスピーカシステムを応用したものを第8の実施形態として説明する。図13は、薄型テレビ8の正面図である。図14は、図13に示す線EE間でスピーカシステム82を切断した断面図である。
図13において、薄型テレビ8は、液晶画面80、機器筐体81、2つのスピーカシステム82を備える。スピーカシステム82は、機器筐体81の内部に配置される。具体的には、スピーカシステム82は液晶画面80の下側に配置される。図14において、スピーカシステム82は、キャビネット820、スピーカユニット821、バスレフポート822、および気体吸着体823を備える。スピーカユニット821は、例えば動電型スピーカである。キャビネット820は、スピーカユニット821およびバスレフポート822を取り付けるための開口部が形成された前壁部8201と、側壁と背壁とを有する箱部8202とにより構成される。なお、キャビネット820の内部に形成される閉空間を空間R820とする。空間R820は、バスレフポート822によって、キャビネット820の外部と音響的に接続される。箱部8202には、複数の突起部820pが形成されている。各突起部820pは、キャビネット820の内部側に突起するように、箱部8202に形成されている。また、箱部8202には、背面中央に形成された突起部により空間R824が形成されている。空間R824は、液晶画面80を支える支柱が通過する空間である。気体吸着体823は、図2に示した構成を有する気体吸着体であり、第3の実施形態の気体吸着体32と同様に、箱部8202全体の内面形状に沿った形状に成形される。気体吸着体823は、箱部8202の内面に固設される。気体吸着体823には、複数の突起部820pとそれぞれ勘合可能な貫通孔や窪み部が形成される。
以上のように構成された薄型テレビ8に搭載されたスピーカシステムについて、その動作を説明する。オーディオ回路(図示なし)からの音響信号がスピーカユニット821に印加されると、スピーカユニット821の前面および背面から音が放射される。このうち、スピーカユニット821の背面からの音は、空間R820に放射される。このスピーカユニット821の背面からの音によって、空間R820内の気圧が変化する。しかしながら、キャビネット820の内部には、気体吸着体823が配置されている。このため、空間R820内の気圧の変化に伴って気体が気体吸着体823に物理吸着され、その気圧の変化は抑制される。その結果、キャビネット820の内部の容積は、等価的に拡大する。
ここで、気体吸着体823は、図2に示した構成を有する気体吸着体である。これにより、音圧レベルの低下を従来よりも抑制しつつ、豊かな低音を再生することが可能なスピーカシステムを備える薄型テレビを提供することができる。
また、スピーカシステム82は、機器筐体81の空きスペースに配置される。したがって、スピーカシステム82のキャビネット820の形状は、一般のHi−Fiスピーカシステムのような直方体形状ではなく、凹凸や傾きのある壁面で構成される。薄型テレビ8に用いられるキャビネット820の形状は、複雑な形状なる場合が多い。しかしながら、箱部8202が複雑な形状であっても、気体吸着体823は、その形状に合わせて一体として成形される。これにより、気体吸着体823をより容易にキャビネット820の内部に配置することができる。
また、薄型テレビ8については、更に薄型にすることが要望されている。これに対し、気体吸着体823は、箱部8202の形状に合わせて成形される。したがって、平板形状に成形された複数の気体吸着体を用いる場合と比べて、気体吸着体823の方が、気体吸着体を箱部8202の背壁の平面部分以外の部分に配置することができる分だけ、多くの気体吸着体を配置することができる。その結果、気体吸着体823を用いることで、より大きな容積拡大効果を得ることができる。これにより、図2に示した構成を有する平板形状に成形された複数の気体吸着体と同等の容積拡大効果を得ることを考えた場合、キャビネット820の内部の容積をより縮小することができる。薄型化が進む液晶やPDP等の薄型テレビにおいては、用いられるスピーカシステムの占める容積が薄型テレビの薄型化やコンパクト化を阻害する要因となっている。したがって、本発明に係るスピーカシステムは、薄型テレビにとって特に有益なスピーカシステムとなり得る。
なお、本実施形態では、スピーカシステム82を液晶画面80の下側に配置していたが、液晶画面80の両側に配置してもよい。
なお、上述した第1〜第8の実施形態において説明した気体吸着体は、吸音や遮音を目的とした建築部材として利用することも可能である。
本発明に係るスピーカシステムは、音圧レベルの低下を従来よりも抑制しつつ、小型のキャビネットを用いても豊かな低音を再生することを可能なスピーカシステムであり、薄型化が進む液晶テレビ、PDP(プラズマディスプレイ)やステレオ装置、5.1チャンネル再生のホームシアター用スピーカ、携帯端末機器、および車載用オーディオ機器等に適用される。
第1の実施形態に係るスピーカシステム1の正面図 スピーカシステム1を線AAで切断したときの断面図 気体吸着体12の構成を示した図 第2の実施形態に係るスピーカシステム2の正面図 スピーカシステム2を線AAで切断したときの断面図 波板形状に成形された気体吸着体22aの斜視図 第3の実施形態に係るスピーカシステム3の正面図 スピーカシステム3を線AAで切断したときの断面図 第4の実施形態に係るスピーカシステム4の正面図 スピーカシステム4を線AAで切断したときの断面図 箱部402の背壁に突起部402pを複数形成した例を示す図 箱部402の背壁に突起部402pを複数形成した他の例を示す図 第5の実施形態に係るスピーカシステム5の正面図 スピーカシステム5を線AAで切断したときの断面図 携帯電話6の正面図 携帯電話6の側面図 携帯電話6の背面図 図9Cに示す線CC間で携帯電話6を切断した断面図 車両用ドア7の外観図 図11に示す線DD間で車両用ドア7を切断した断面図 薄型テレビ8の正面図 図13に示す線EE間でスピーカシステム82を切断した断面図 従来のスピーカシステム9の主要部を示した部分断面図 従来の気体吸着体92の構成を示した図
符号の説明
1、2、3、4、5、82 スピーカシステム
10、20、30、40、50、65、721、820 キャビネット
11、21、31、41、51、66、722、821 スピーカユニット
12、22、22a、52、67、728、823 気体吸着体
121 活性炭
122 バインダ
23、729 支持部材
33 パッシブラジエータ
331 サスペンション
332、665 振動板
43 遮蔽部材
431 前面部
402、432、8202 箱部
401、8201 前壁部
53 包装部材
6 携帯電話
61 装置筐体
62、80 液晶画面
63 ヒンジ部
64 アンテナ
661 ヨーク
662 マグネット
663 プレート
664 フレーム
666 ボイスコイル
667 ガスケット
668 第1の防塵ネット
669 第2の防塵ネット
7 車両用ドア
71 窓ガラス
72 ドア本体
723 内壁
724 インナーパネル
725 アウターパネル
726 音響管
727 グリル
8 薄型テレビ
81 機器筐体
822 バスレフポート

Claims (16)

  1. スピーカユニットからの音を閉空間内に放射する構成を有するスピーカシステムであって、
    複数の粒からなる多孔性材料にバインダを加えて成形された気体吸着体を用いて、前記閉空間内の気体を物理吸着することを特徴とする、スピーカシステム。
  2. 前記多孔性材料は、活性炭、ゼオライト、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO 2 )、マグネシア(MgO)、四三酸化鉄(Fe34)、モレキュラーシーブ、フラーレン、およびカーボンナノチューブのうちのいずれか1つで構成される、請求項1に記載のスピーカシステム。
  3. 前記バインダは、粉体状の樹脂材料、および、繊維状の樹脂材料のうちのいずれか1つで構成される、請求項1に記載のスピーカシステム。
  4. 前記スピーカシステムは、前記閉空間を内部に形成するキャビネットを備えており、
    前記スピーカユニットは、前記キャビネットに取り付けられており、
    前記気体吸着体は、所定の形状に成形されており、前記キャビネットの内部に配置される、請求項1に記載のスピーカシステム。
  5. 前記気体吸着体は、平板形状に成形され、かつ前記キャビネットの内部に複数配置されており、
    各前記気体吸着体は、前記気体吸着体の厚み方向に積層されるように、かつ、隣り合う前記気体吸着体間に空隙が形成されるように、前記キャビネットの内部に配置される、請求項4に記載のスピーカシステム。
  6. 前記気体吸着体は、波板形状に成形され、かつ前記キャビネットの内部に複数配置されており、
    各前記気体吸着体は、前記波板形状が示す波の振幅方向に積層されるように、かつ、隣り合う前記気体吸着体間に複数の空隙が形成されるように、前記キャビネットの内部に配置される、請求項4に記載のスピーカシステム。
  7. 前記気体吸着体は、前記キャビネットの内面の形状に沿った形状に成形されており、前記キャビネットの内面に固設される、請求項4に記載のスピーカシステム。
  8. 前記キャビネットの内面には、当該キャビネットの内部側に突起した突起部が形成されており、
    前記気体吸着体には、前記突起部と勘合可能な貫通孔および窪み部のうちのいずれか一方が形成される、請求項7に記載のスピーカシステム。
  9. 前記気体吸着体は、球形状に成形されており、前記キャビネットの内部に複数配置される、請求項4に記載のスピーカシステム。
  10. 前記スピーカシステムは、各前記気体吸着体を一纏めにして包装する包装部材をさらに備える、請求項9に記載のスピーカシステム。
  11. 前記包装部材は、気体を遮蔽する遮蔽部材で構成される、請求項10に記載のスピーカシステム。
  12. 前記気体吸着体は、前記閉空間を内部に形成するキャビネットを構成しており、
    前記スピーカユニットは、前記キャビネットに取り付けられる、請求項1に記載のスピーカシステム。
  13. 前記スピーカシステムは、気体を遮蔽する遮蔽部材であって前記キャビネットの全ての外面上に配置された遮蔽部材を備える、請求項12に記載のスピーカシステム。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載のスピーカシステムと、
    前記スピーカシステムを内部に配置する装置筐体とを備える、携帯端末装置。
  15. 請求項1から13のいずれかに記載のスピーカシステムと、
    前記スピーカシステムを内部に配置する車体とを備える、車両。
  16. 請求項1から13のいずれかに記載のスピーカシステムと、
    前記スピーカシステムを内部に配置する機器筐体とを備える、映像機器。
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