JP4875519B2 - 視線誘導用照明装置 - Google Patents
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Description
ここで、照射範囲2は、一般的には左側の路肩に沿って、約50m遠方まで広がっており、例えば符号P1,P2,P3で示すような路肩を歩く歩行者等を視認することができるようになっている。
これにより、運転者は、車両前照灯を点灯した自動車の走行中に、上述した車両前照灯による照射光によって、左側の路肩付近の歩行者や障害物を確実に発見することができることになる。
従って、運転者が意識的に、あるいは積極的に視線を左側の路肩付近に移動しないと、車両前照灯の光照射範囲内であっても、左側の路肩付近の歩行者や障害物を見落としてしまう可能性がある。
これにより、運転者は、これらの表示部の誘導情報を視認したとき、その誘導情報に従って、視線を移動させることにより、脇見運転等を防止することができるようになっている。
上記複数個の光学手段は、それぞれ、対応する光源の光照射方向前側に配置された集光レンズであり、当該光源からの光を左右方向に関して0.5〜1度程度の拡散角で集束させ、
上記複数個の光源及び上記複数個の光学手段は、その光軸が水平線よりもやや下向きになるとともに、当該光軸が、組をなす光源及び光学手段ごとに、左右方向に関して互いに異なる方向を向くように配置され、
上記複数個の光源から出射されて上記複数個の光学手段により個別に集束された光が、自動車の前方の路肩付近の互いに異なる方向に向かって照射され、
上記光学手段により形成される配光パターンが、水平線より2〜3度下方にて、上下方向約5度程度,左右方向約0.5〜1度程度の縦長の輝線であって、運転者の路肩付近への視線誘導のための縦長の輝線を画成することを特徴とする、車両用視線誘導照明装置により、達成される。
また、輝線の上方の延長線上が、路肩付近に位置することになり、運転者は、路肩付近に注意を払うことができ、路肩付近の歩行者や障害物をいちはやく認知することができる。
さらに、本車両用視線誘導照明装置は、車両前照灯あるいは補助前照灯とは別体の構成である。このため、車両前照灯等を使用しない日中や薄暮時であっても、輝線による配光パターンにより、運転者の視線誘導が行なわれ得ることになり、常に路肩付近の安全確認が確実に行なわれ得ることになる。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明による車両用視線誘導照明装置の第一の実施形態の構成を示している。
図1において、車両用視線誘導照明装置10は、左側通行用であって、複数個の光源11と、各光源11に対応してそれぞれ光照射方向前側に設けられた光学部材としての集光レンズ12と、これらの光源11を駆動制御する制御装置13と、から構成されている。
また、上記集光レンズ12は、図2及び図3(B)に示すように、左右方向に関して小さな曲率半径Rhを有しており、例えば0.5〜1度程度の拡散角で光源11からの光を集束するようになっている。
さらに、各組の光源11及び集光レンズ12は、その光軸O1,O2,O3がやや下向きに配置される。これにより、図4に示すように、縦長の輝線から成る配光パターンが、自動車の前部から約5〜15mの範囲内に照射され、これにより運転者から見たとき、図5に示すように、配光パターンの上縁が、水平線から約2〜3度下方に位置するようになっている。
ここで、上記制御装置13は、例えば自動車の走行時(エンジン動作時)に、自動的に各光源11を点灯させるようにしてもよく、またスイッチにより必要時のみ点灯させるようにしてもよい。
ここで、検出部13aは、例えば自動車に設けられたカメラ,センサ等からなり、路肩付近の歩行者や障害物を検出するようになっている。
これにより、上記制御装置13は、検出部13aからの検出信号に基づいて、歩行者や障害物を検出した方向に対応する光源11を点灯させる。
各光源11から出射した光は、それぞれ集光レンズ12により集光され、縦長の輝線から成る配光パターンA1,A2,A3を形成し、図4及び図5に示すように、自動車の前方にて、それぞれ左側の路肩付近の所定方向にて水平線の下方に照射される。
運転者は、自動車の運転中に前方を視認する際、図5に示すように、常に視界内に上記縦長の輝線から成る配光パターンA1,A2,A3が存在する。このため、これらの配光パターンA1,A2,A3により、路肩付近への注意を喚起されることになる。
図6は、本発明による車両用視線誘導照明装置の第二の実施形態の構成を示している。
図6において、車両用視線誘導照明装置20は、図1に示した車両用視線誘導照明装置10とほぼ同じ構成であるので、同じ構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。
車両用視線誘導照明装置20は、図1に示した車両用視線誘導照明装置10に対して、光源11が上向きに配置されている。また、集光レンズ12の代わりに、各光源11の光照射方向後側に配置された凹状の反射面21を備えている点でのみ異なる構成になっている。
また、上記凹状の反射面21は、図7及び図8(B)に示すように、左右方向に関して小さな曲率半径を有しており、例えば0.5〜1度程度の拡散角で光源11からの光を集束するようになっている。
さらに、各組の光源11及び凹状の反射面21は、その光軸O1,O2,O3がやや下向きに配置される。これにより、図4に示すように、縦長の輝線から成る配光パターンが、自動車の前部から約5〜15mの範囲内に照射され、これにより運転者から見たとき、図5に示すように、配光パターンの上縁が、水平線から約2〜3度下方に位置するようになっている。
また、上述した実施形態においては、車両用視線誘導照明装置は、三組の光源及び光学部材(集光レンズまたは凹状の反射面)を備えているが、これに限らず、一組,二組または四組以上の光源及び光学部材を備えていて、それぞれ縦長の輝線から成る配光パターンを形成するようにしてもよいことは明らかである。
11 光源
12 集光レンズ
13 制御装置
13a 検出部
20 車両用視線誘導照明装置
21 凹状の反射面
A1,A2,A3 縦長の輝線から成る配光パターン
B 車両前照灯の光照射範囲
Claims (3)
- 複数個の光源と、上記複数個の光源に対応して設けられ、当該複数個の光源から出射する光を自動車の前方の路肩付近の所定方向に向かって水平線より下方に個別に集束させる複数個の光学手段と、を備えており、
上記複数個の光学手段は、それぞれ、対応する光源の光照射方向前側に配置された集光レンズであり、当該光源からの光を左右方向に関して0.5〜1度程度の拡散角で集束させ、
上記複数個の光源及び上記複数個の光学手段は、その光軸が水平線よりもやや下向きになるとともに、当該光軸が、組をなす光源及び光学手段ごとに、左右方向に関して互いに異なる方向を向くように配置され、
上記複数個の光源から出射されて上記複数個の光学手段により個別に集束された光が、自動車の前方の路肩付近の互いに異なる方向に向かって照射され、
上記光学手段により形成される配光パターンが、水平線より2〜3度下方にて、上下方向約5度程度,左右方向約0.5〜1度程度の縦長の輝線であって、運転者の路肩付近への視線誘導のための縦長の輝線を画成することを特徴とする、車両用視線誘導照明装置。 - 三組の光源及び光学手段が備えられており、各光源から対応する光学手段により集束された光が、正面から一方の路肩側に向けて、それぞれ10度,30度及び45度程度の方向に照射されることを特徴とする、請求項1に記載の車両用視線誘導照明装置。
- 上記光学手段が、光源の光照射方向後側に配置された凹状の反射面であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両用視線誘導照明装置。
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