JP4875340B2 - ディスプレイ用の回路基板シートの製造方法及び該製造方法に用いる回路基板用シート - Google Patents
ディスプレイ用の回路基板シートの製造方法及び該製造方法に用いる回路基板用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP4875340B2 JP4875340B2 JP2005293879A JP2005293879A JP4875340B2 JP 4875340 B2 JP4875340 B2 JP 4875340B2 JP 2005293879 A JP2005293879 A JP 2005293879A JP 2005293879 A JP2005293879 A JP 2005293879A JP 4875340 B2 JP4875340 B2 JP 4875340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- board sheet
- polymer material
- display
- meth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
そこで、コスト削減を目的として、微少な結晶シリコン集積回路チップを印刷インクのように印刷原板に付着させ、それを印刷技術などの手段により、ディスプレイ基板上の所定箇所に移し、固定させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、ディスプレイ基板上に、予め高分子フィルムを形成しておき、これに微少な結晶シリコン集積回路チップを印刷技術などの手段で移し、熱成形や加熱プレスなどの方法により、該チップを高分子フィルムに埋め込むことが行われる。しかしながら、このような方法では、高分子フィルムの歪みや発泡などの不具合が発生しやすい上、加熱に時間がかかるため効率的ではない。
すなわち、本発明は、
(1)エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層に回路チップを150℃以下の温度で埋め込み、該未硬化層にエネルギー線を照射して硬化させた回路チップが埋め込まれた硬化樹脂層からなるディスプレイ用の回路基板シートの製造方法であって、回路チップ埋め込み温度における貯蔵弾性率が103Pa以上107Pa未満であるエネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層に回路チップを埋め込み、該未硬化層をエネルギー線の照射によって硬化させて、25℃における貯蔵弾性率が107Pa以上の硬化層とすることを特徴とするディスプレイ用の回路基板シートの製造方法(以下、回路基板用シートIと称する。)、
(2)回路チップを埋め込むためのエネルギー線硬化型高分子材料からなるディスプレイ用の回路基板用シートであって、該回路基板用シートのエネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層に、回路チップを埋め込み、これにエネルギー線を照射して硬化させるに際して、前記エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層の回路チップ埋め込み温度における貯蔵弾性率が10 3 Pa以上10 7 Pa未満であり、該未硬化層を硬化させた場合の硬化層の25℃における貯蔵弾性率が10 7 Pa以上である上記(1)項に記載の製造方法に用いるディスプレイ用の回路基板用シート、
(3)回路チップを埋め込むためのエネルギー線硬化型高分子材料からなるディスプレイ用の回路基板用シートであって、前記エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層の25℃における貯蔵弾性率が103〜106Paであり、該未硬化層を硬化させた場合の硬化層の25℃における貯蔵弾性率が107Pa以上であることを特徴とするディスプレイ用の回路基板用シート(以下、回路基板用シートIIと称する。)、
(4)エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層及びそれを硬化させた場合の硬化層が、いずれも波長400〜800nmの透過率80%以上である上記(2)又は(3)項に記載のディスプレイ用の回路基板用シート、
(5)エネルギー線硬化型高分子材料が、側鎖にエネルギー線硬化性基を有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含むものである上記(2)〜(4)項のいずれかに記載のディスプレイ用の回路基板用シート、
(6)エネルギー線硬化性基が、ラジカル重合性不飽和基であり、かつ(メタ)アクリル酸エステル共重合体の重量平均分子量が100,000以上である上記(5)項に記載のディスプレイ用の回路基板用シート、及び
(7)エネルギー線硬化型高分子材料が、光重合開始剤を含むものである上記(2)〜(6)項のいずれかに記載のディスプレイ用の回路基板用シート、
を提供するものである。
第1の態様の回路基板用シートIは、前記エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層の回路チップ埋め込み温度における貯蔵弾性率が103Pa以上107Pa未満であり、該未硬化層を硬化させた場合の硬化層の25℃における貯蔵弾性率が107Pa以上であることを特徴とする回路基板用シートである。
この回路基板用シートIにおいては、回路チップを埋め込むためのエネルギー線硬化型高分子材料は、該未硬化層の回路チップ埋め込み温度における貯蔵弾性率が103Pa以上107Pa未満の範囲にあることを要する。この貯蔵弾性率が上記の範囲にあれば、未硬化層は形状保持性及び支持体との密着性が良好である上、回路チップの埋め込み性が良好である。好ましい貯蔵弾性率は104〜5×105Paの範囲である。また、前記未硬化層を硬化させた場合の硬化層の25℃における貯蔵弾性率が107Pa以上であることを要する。この貯蔵弾性率が107Pa以上であれば、埋め込まれた回路チップの保持性が良好である。該貯蔵弾性率の上限に特に制限はないが、通常1012Pa程度である。好ましい貯蔵弾性率は108〜1011Paの範囲である。
回路チップを埋め込む際の温度が高すぎると、ガスの発生により光の散乱など光学的な不具合が生じたり、回路基板の平坦性が損なわれるおそれがある。このような点から、回路チップの埋め込み温度は0〜150℃が好ましく、5〜100℃がより好ましい。
回路基板用シートIIにおいては、回路チップを埋め込むためのエネルギー線硬化型高分子材料は、該未硬化層の25℃における貯蔵弾性率が103〜106Paの範囲にあることを要する。この貯蔵弾性率が上記の範囲にあれば、未硬化層は形状保持性及び支持体との密着性が良好である上、回路チップの埋め込み性が良好である。好ましい貯蔵弾性率は104〜5×105Paの範囲である。また、前記未硬化層を硬化させた場合の硬化層の25℃における貯蔵弾性率が107Pa以上であることを要する。この貯蔵弾性率が107Pa以上であれば、埋め込まれた回路チップの保持性が良好である。該貯蔵弾性率の上限に特に制限はないが、通常1012Pa程度である。好ましい貯蔵弾性率は108〜1011Paの範囲である。
なお、エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層及びそれを硬化させた場合の硬化層の貯蔵弾性率は、後述する方法に従って測定した値である。
本発明においては、エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層及びそれを硬化させた場合の硬化層は、25℃において、いずれも波長400〜800nmの透過率が80%以上であることが、可視光透過性の面から好ましい。
なお、エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層およびそれを硬化させた場合の硬化層の波長400〜800nmの透過率は、後述する方法に従って測定した値である。
また、本発明において、エネルギー線硬化型高分子材料とは、電磁波又は荷電粒子線の中でエネルギー量子を有するもの、すなわち紫外線又は電子線などを照射することにより、架橋する高分子材料を指す。
本発明で用いる前記エネルギー線硬化型高分子材料としては、例えば(1)粘着性アクリル系重合体とエネルギー線硬化型重合性オリゴマー及び/又は重合性モノマーと所望により光重合開始剤を含む高分子材料、(2)側鎖に重合性不飽和基を有するエネルギー線硬化型官能基が導入されてなる粘着性アクリル系重合体と所望により光重合開始剤を含む高分子材料などを挙げることができる。
前記(1)の高分子材料において、粘着性アクリル系重合体としては、エステル部分のアルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸エステルと、所望により用いられる活性水素をもつ官能基を有する単量体及び他の単量体との共重合体、すなわち(メタ)アクリル酸エステル共重合体を好ましく挙げることができる。本発明において、「(メタ)アクリル酸・・・」とは「アクリル酸・・・」及び「メタアクリル酸・・・」の両方を意味する。
一方、所望により用いられる活性水素をもつ官能基を有する単量体の例としては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル;(メタ)アクリル酸モノメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸モノエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸モノメチルアミノプロピル、(メタ)アクリル酸モノエチルアミノプロピルなどの(メタ)アクリル酸モノアルキルアミノアルキル;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸などのエチレン性不飽和カルボン酸などが挙げられる。これらの単量体は単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体中、(メタ)アクリル酸エステルは5〜100重量%、好ましくは50〜95重量%含有され、活性水素をもつ官能基を有する単量体は0〜95重量%、好ましくは5〜50重量%含有される。
該高分子材料において、粘着性アクリル系重合体として用いられる(メタ)アクリル酸エステル系共重合体は、その共重合形態については特に制限はなく、ランダム、ブロック、グラフト共重合体のいずれであってもよい。また、分子量は、重量平均分子量で30万以上が好ましい。
なお、上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定したポリスチレン換算の値である。
本発明においては、この(メタ)アクリル酸エステル系共重合体は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、エネルギー線硬化型重合性オリゴマーとしては、例えばポリエステルアクリレート系、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、ポリブタジエンアクリレート系、シリコーンアクリレート系などが挙げられる。ここで、ポリエステルアクリレート系オリゴマーとしては、例えば多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、あるいは、多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。エポキシアクリレート系オリゴマーは、例えば、比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸を反応しエステル化することにより得ることができる。また、このエポキシアクリレート系オリゴマーを部分的に二塩基性カルボン酸無水物で変性したカルボキシル変性型のエポキシアクリレートオリゴマーも用いることができる。ウレタンアクリレート系オリゴマーは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアナートの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができ、ポリオールアクリレート系オリゴマーは、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
上記重合性オリゴマーの重量平均分子量は、GPC法で測定した標準ポリメチルメタクリレート換算の値で、好ましくは500〜100,000、より好ましくは1,000〜70,000さらに好ましくは3,000〜40,000の範囲で選定される。
この重合性オリゴマーは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの重合性オリゴマーや重合性モノマーの使用量は、エネルギー線の印加により、硬化後の高分子材料が前述の性状を有するように選定されるが、通常(メタ)アクリル酸エステル共重合体の固形分100重量部に対し、3〜300重量部配合することができる。
配合量は、上述のエネルギー線硬化型高分子材料の固形分100重量部に対し、通常0.1〜10重量部である。
粘着性アクリル系重合体に前記活性点を導入するには、該粘着性アクリル系重合体を製造する際に、−COOH、−NCO、エポキシ基、−OH、−NH2などの官能基と、ラジカル重合性不飽和基とを有する単量体又はオリゴマーを反応系に共存させればよい。
具体的には、前述の(1)の高分子材料において説明した粘着性アクリル系重合体を製造する際に、−COOH基を導入する場合には(メタ)アクリル酸などを、−NCO基を導入する場合には、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアナートなどを、エポキシ基を導入する場合には、(メタ)アクリル酸グリシジルなどを、−OH基を導入する場合には、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、モノ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオールエステルなどを、−NH2基を導入する場合には、N−メチル(メタ)アクリルアミドなどを用いればよい。
このようにして、粘着性アクリル系重合体の側鎖に、前記活性点を介してラジカル重合性不飽和基を有するエネルギー線硬化型官能基が導入されてなる粘着性アクリル系重合体、すなわち(メタ)アクリル酸エステル共重合体が得られる。
このエネルギー線硬化型官能基が導入された(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、重量平均分子量が100,000以上のものが好ましく、特に300,000以上のものが好ましい。なお、上記重量平均分子量は、GPC法により測定したポリスチレン換算の値である。
また、所望により用いられる光重合開始剤としては、前述の(1)の高分子材料の説明において例示した光重合開始剤を用いることができる。
前記の(1)及び(2)のエネルギー線硬化型高分子材料においては、本発明の効果が損なわれない範囲で、所望により、架橋剤、粘着付与剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、軟化剤、充填剤などを添加することができる。
前記架橋剤としては、例えばポリイソシアナート化合物、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ジアルデヒド類、メチロールポリマー、アジリジン系化合物、金属キレート化合物、金属アルコキシド、金属塩などが挙げられるが、ポリイソシアナート化合物が好ましく用いられる。この架橋剤は、上述の(メタ)アクリル酸エステル共重合体の固形分100重量部に対して、0〜30重量部配合することができる。
ここで、ポリイソシアナート化合物の例としては、トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、キシリレンジイソシアナートなどの芳香族ポリイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナートなどの脂肪族ポリイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアナートなどの脂環式ポリイソシアナートなど、及びそれらのビウレット体、イソシアヌレート体、さらにはエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ヒマシ油などの低分子活性水素含有化合物との反応物であるアダクト体などを挙げることができる。これらの架橋剤は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なお、前記の(1)及び(2)のエネルギー線硬化型高分子材料は、弾性率をコントロールするために、(1)のエネルギー線硬化型高分子材料に対し(2)の側鎖にラジカル重合性不飽和基のエネルギー線硬化性基を有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体を加えることができる。同様に(2)のエネルギー線硬化型高分子材料に対し(1)の粘着性アクリル系重合体、又はエネルギー線硬化型重合性オリゴマーやエネルギー線硬化型重合性モノマーを加えることができる。
前記支持体については特に制限はなく、通常ディスプレイ用支持体として使用されている透明支持体の中から、任意のものを適宜選択して用いることができる。このような支持体としてはガラス板、あるいは板状又はフィルム状のプラスチック支持体などを挙げることができる。ガラス板としては、例えばソーダライムガラス、バリウム・ストロンチウム含有ガラス、アルミノケイ酸ガラス、鉛ガラス、ホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸ガラス、石英などからなる支持体を用いることができる。一方板状又はフィルム状のプラスチック支持体としては、例えばポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエーテルスルフィド樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリシクロオレフィン樹脂などからなる支持体を用いることができる。これらの支持体の厚さは、用途に応じて適宜選定されるが、通常20μm〜5mm程度、好ましくは50μm〜2mmである。
本発明の回路基板用シートを製造する方法に特に制限はなく、例えば該支持体上に、前記のエネルギー線硬化型高分子材料を含む適当な濃度の塗工液を、公知の方法、例えばナイフコート法、ロールコート法、バーコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法などにより、乾燥塗膜の厚さが所定の厚さになるように直接塗布、乾燥して未硬化層を形成させる方法を用いることができる。
本発明の回路基板用シートにおいては、未硬化層上に、所望により剥離シートを貼着させておき、使用時に該剥離シートを剥がしてもよい。なお、両面に剥離シートが設けられた回路基板用シートにおいては、残存する剥離シートを支持体として用いることができる。
前記未硬化層の厚さは、その使用の条件にもよるが、通常50〜1000μm程度、好ましくは80〜500μmである。
また、前記剥離シートとしては、特に制限はないが、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィンフィルム、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルフィルムにシリコーン樹脂などの剥離剤を塗布して剥離剤層を設けたものなどが挙げられる。この剥離シートの厚さは、通常20〜150μm程度である。
具体的な方法について説明すると、ガラス板上などに被埋め込み回路チップを置き、その上に回路基板用シートを未硬化層が該回路チップに接するように載置し、0.05〜2.0MPa程度の荷重下に該チップを、好ましくは0〜150℃、より好ましくは5〜100℃の温度で埋め込み、エネルギー線を照射して該未硬化層を硬化させたのち、前記ガラス板から剥離することにより、本発明のディスプレイ用回路基板シートが得られる。なお、加熱して回路チップを埋め込んだ場合には、エネルギー線の照射は、未硬化層が加熱された状態で行ってもよいし、室温に冷却されてから行ってもよい。
エネルギー線としては、通常紫外線又は電子線が用いられる。紫外線は、高圧水銀ランプ、フュージョンHランプ、キセノンランプなどで得られ、一方、電子線は電子線加速器などによって得られる。このエネルギー線の中では、特に紫外線が好適である。このエネルギー線の照射量としては、硬化した硬化層の貯蔵弾性率が前述の範囲になるように、適宜選択されるが、例えば紫外線の場合には、光量で100〜500mJ/cm2が好ましく、電子線の場合には、10〜1000krad程度が好ましい。
図1は、本発明の回路基板用シートを用いて、回路チップを埋め込む方法の1例を示す工程説明図である。
まず、支持体1上に、未硬化状態のエネルギー線硬化型高分子材料からなる本発明の回路基板用シート2を用意すると共に、ガラス板4上に回路チップ3を置く[(a)]。次いで、回路基板用シート2を、回路チップ3に接するように載置し、荷重下に該チップを埋め込み、エネルギー線を照射して硬化させる[(b)]。この操作により、未硬化状態の回路基板用シート2は硬化層となり、その中に回路チップ3が埋め込まれ、固定されると共に、本発明のディスプレイ用回路基板シート5が、ガラス板4から容易に剥離される[(c)]。
このような本発明の技術は、高分子フィルムを加熱して回路チップを埋め込むのではなく、エネルギー線硬化型高分子材料を用いて、回路チップを埋め込み、その後硬化することにより、回路チップを固定化するため、高分子フィルムを用いる場合の不具合も生じにくく、操作時間も短縮でき、効率的である。また、埋め込み性も優れる。
各例で得られたエネルギー線硬化型高分子材料の諸特性は、以下に示す方法により求めた。
(1)未硬化層の貯蔵弾性率
剥離シートの剥離面に、実施例で作製した塗工液を塗布し、90℃で1分間乾燥させ、厚さ50μmの未硬化層を形成し、これを積層させ、厚さ3mm、直径7.9mmのサンプルを作製した。この未硬化層の貯蔵弾性率を、粘弾性測定装置[Rheometrics社製、装置名「DYNAMIC ANALYZER RDAII」]を用いて、1Hzで5℃、25℃、90℃又は140℃における値を測定する。
(2)硬化層の貯蔵弾性率
剥離シートの剥離面に、実施例で作製した塗工液を塗布し、90℃で1分間乾燥させ、厚さ47μmの未硬化層を形成し、これを積層させ、厚さ188μmの未硬化層とし、この未硬化層に照度310mW/cm2、光量300mJ/cm2の条件でメタルハライドランプを光源とする紫外線を照射して硬化させたのち、縦30mm、横2mmのサンプルにカットし、硬化させた後の貯蔵弾性率を粘弾性測定装置[オリエンテック社製、装置名「レオバイブロンDDV−II−EP」]を用いて、3.5Hzで25℃における値を測定する。
(3)未硬化層の透過率
両面に剥離フィルムが設けられた厚さ188μmの未硬化層を有するシートの一方の側の剥離フィルムを剥離し、露出した未硬化層をソーダライムガラス[日本板硝子(株)製、ソーダライムガラス 厚さ1.1mm]に貼り合わせ、残りの剥離フィルムを剥がした状態(測定サンプル)で、温度25℃の未硬化シートの透過率を分光光度計[(株)島津製作所製、UV−VIS−NIR スキャニングスペクトロメーター UV−3101P]を用い、測定波長400〜800nmで測定し、測定した透過率の最小値を透過率とする。
(4)硬化層の透過率
上記(3)の未硬化層測定サンプルに照度310mW/cm2、光量300mJ/cm2の条件でメタルハライドランプを光源とする紫外線を照射して硬化させた後、温度25℃の硬化シートの透過率を分光光度計[(株)島津製作所製、UV−VIS−NIR スキャニングスペクトロメーター UV−3101P]を用い、測定波長400〜800nmで測定し、測定した透過率の最小値を透過率とする。
(5)埋め込み性
ソーダライムガラス板上に、シリコンチップ(縦500μm×横500μm×厚さ50μm)を置き、実施例1〜5で得られた回路基板用シートを、その軽剥離型剥離シートを剥がして0.2MPaの圧で貼合する。その際、ガラス板を置く台は温度を制御できるプレートに置かれ、5℃、25℃、90℃又は140℃に保持されている。その後、圧力は5分間保持されたのち、常温常圧に戻し、照度310mW/cm2、光量300mJ/cm2の条件で、メタルハライドランプを光源とする紫外光を照射して硬化させ、ディスプレイ用回路基板シートが得られる。その後、得られたガラス板からディスプレイ用回路基板シートを剥離し、図2のようにシリコンチップの埋め込み状態をコンフォーカル顕微鏡[レーザーテック社製、商品名「HD100D」]により観察し、下記の判定基準に従って、はみ出し量hを測定し埋め込み性を評価する。
○:硬化樹脂シート面からのチップのはみ出し量が10μm未満
×:硬化樹脂シート面からのチップのはみ出し量が10μm以上
なお、図2は、チップの埋め込み状態を示す説明図であり、図においてhははみ出し量を示す。
アクリル酸ブチル80重量部とアクリル酸20重量部とを酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶媒(重量比50:50)中で反応させて得たアクリル酸エステル共重合体溶液(固形分濃度35重量%)に、共重合体中のアクリル酸100当量に対し30当量になるように2−メタクリロイルオキシエチルイソシアナートを添加し、窒素雰囲気下、40℃で48時間反応させて、側鎖にエネルギー線硬化性基を有する重量平均分子量が85万のエネルギー線硬化型共重合体を得た。得られたエネルギー線硬化型共重合体溶液の固形分100重量部に対して、光重合開始剤であるオリゴ{2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−プロペニル)フェニル]プロパノン}[lamberti spa社製、「ESACURE KIP 150」]4.0重量部と、エネルギー線硬化型の多官能モノマーおよびオリゴマーからなる組成物[大日精化工業社製、セイカビーム「14−29B(NPI)」]100重量部と、ポリイソシアナート化合物からなる架橋剤[東洋インキ製造社製、「オリバインBHS−8515」]1.2重量部とを溶解させて、固形分濃度を40重量%に調整し、エネルギー線硬化型高分子材料を含む塗工液を調製した。
調製した塗工液をナイフコーターによって重剥離型剥離シート[リンテック社製、商品名「SP−PET3811」]の剥離処理面に塗布し、90℃で1分間加熱乾燥させ、厚さ47μmのエネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層を形成した。同様にしてポリエチレンテレフタレートフィルムの片面にシリコーン系剥離剤層が設けられた軽剥離型剥離シート[リンテック社製、商品名「SP−PET3801」]の剥離処理面に、厚さ47μmの未硬化層を有するシートを3枚作製した。これらのシートの未硬化層を、前記重剥離型剥離シート上の未硬化層上に積層し、軽剥離型剥離シートを剥離する工程を繰り返し、最終的に、片面に重剥離型剥離シート、反対面に軽剥離型剥離シートを備えた厚さ188μmのエネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層を有する回路基板用シートを得た。
この回路基板用シートの諸特性を第1表に示す。
実施例2
アクリル酸ブチル80重量部とアクリル酸20重量部とを酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶媒(重量比50:50)中で反応させて得たアクリル酸エステル共重合体溶液A(固形分濃度35重量%)と、アクリル酸ブチル80重量部とアクリル酸20重量部とを酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶媒(重量比50:50)中で反応させて得たアクリル酸エステル共重合体溶液B(固形分濃度35重量%)を作製した。アクリル酸エステル共重合体溶液Bの共重合体中のアクリル酸100当量に対し30当量になるように2−メタクリロイルオキシエチルイソシアナートを添加し、窒素雰囲気下、40℃で48時間反応させて、側鎖にエネルギー線硬化性基を有する重量平均分子量が85万のエネルギー線硬化型共重合体を作製した。アクリル酸エステル共重合体溶液Aと、該エネルギー線硬化型共重合体とを重量比(固形分)10:90で混合した。得られた混合溶液の固形分100重量部に対して光重合開始剤である1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、「イルガキュア184」]3.0重量部を溶解させて、固形分濃度を33重量%に調整し、エネルギー線硬化型高分子材料を含む塗工液を調製した。
該塗工液を用い、実施例1と同様にして回路基板用シートを作製した。
この回路基板用シートの諸特性を第1表に示す。
実施例3
アクリル酸ブチル80重量部とアクリル酸20重量部とを酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶媒(重量比50:50)中で反応させて得たアクリル酸エステル共重合体溶液(固形分濃度35重量%)に、共重合体中のアクリル酸100当量に対し30当量になるように2−メタクリロイルオキシエチルイソシアナートを添加し、窒素雰囲気下、40℃で48時間反応させて、側鎖にエネルギー線硬化性基を有する重量平均分子量が85万のエネルギー線硬化型共重合体を得た。得られたエネルギー線硬化型共重合体溶液の固形分100重量部に対して、光重合開始剤である1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、「イルガキュア184」]3.8重量部を溶解させて、固形分濃度を33重量%に調整し、エネルギー線硬化型高分子材料を含む塗工液を調製した。
該塗工液を用い、実施例1と同様にして回路基板用シートを作製した。
この回路基板用シートの諸特性を第1表に示す。
実施例4
アクリル酸2−エチルヘキシル80重量部とアクリル酸2−ヒドロキシエチル20重量部とを酢酸エチル溶媒中で反応させて得たアクリル酸エステル共重合体溶液(固形分濃度40重量%)に、共重合体中のアクリル酸2−ヒドロキシエチル100当量に対し78.5当量になるように2−メタクリロイルオキシエチルイソシアナートを添加し、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.025重量部を加え、窒素雰囲気下、40℃で48時間反応させて、側鎖にエネルギー線硬化性基を有する重量平均分子量が80万のエネルギー線硬化型共重合体を得た。
得られたエネルギー線硬化型共重合体溶液の固形分100重量部に対して、光重合開始剤である1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、「イルガキュア184」]3.8重量部を溶解させて、固形分濃度を33重量%に調整し、エネルギー線硬化型高分子材料を含む塗工液を調製した。
該塗工液を用い、実施例1と同様にして回路基板用シートを作製した。
この回路基板用シートの諸特性を第1表に示す。
実施例5
アクリル酸ブチル80重量部とアクリル酸20重量部とを酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶液(重量比50:50)中で反応させて得たアクリル酸エステル共重合体溶液(固形分濃度35重量%)の固形分100重量部に対し、エネルギー線硬化型の多官能モノマー及びオリゴマーからなる組成物[大日精化工業社製、セイカビーム「14−29B(NPI)」]50重量部と光重合開始剤として[lamberti spa社製、「ESACURE KIP 150」]5重量部とポリイソシアネート化合物からなる架橋剤[東洋インキ製造社製、「オリパインBHS−8515」]1.2重量部とを溶解させて、固形分濃度を40重量%に調整し、エネルギー線硬化型高分子材料を含む塗工液を調整した。調整した塗工液を用いて、実施例1と同様にして回路基板用シートを作製した。この回路基板用シートの諸特性を第1表に示す。
実施例6
アクリル酸ブチル80重量部とアクリル酸20重量部とを酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶媒(重量比50:50)中で反応させて得た重量平均分子量85万のアクリル酸エステル共重合体溶液(固形分濃度35重量%)の固形分100重量部に対し、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート[共栄社化学製、「ライトアクリレートDCP−A」]120重量部と光開始剤である1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製、「イルガキュア184」]6.6重量部とポリイソシアネート化合物からなる架橋剤[東洋インキ製造社製、「BHS−8515」]1.5重量部とを溶解させて、最後にメチエチルケトンを加えて固形分濃度を45重量%に調整し、エネルギー線硬化型高分子材料を含む塗工液を調製した。該塗工液を用いて、実施例1と同様にして回路基板用シートを作製した。この回路基板用シートの諸特性を第1表に示す。
実施例7
アクリル酸ブチル60重量部とメタクリル酸メチル20重量部、アクリル酸20重量部とを酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶媒(重量比50:50)中で反応させて得たアクリル酸エステル共重合体溶液(固形分濃度35重量%)に、共重合体中のアクリル酸100当量に対し、30当量になるように2−メタクリロイルオキシイソシアナートを添加し、窒素雰囲気下、40℃で48時間反応させて、側鎖にエネルギー線硬化性基を有する重量平均分子量が75万のエネルギー線硬化型共重合体を得た。得られたエネルギー線硬化型共重合体溶液の固形分100重量部に対して、光重合開始剤である1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製、「イルガキュア184」]3.8重量部を溶解させて、最後にメチルエチルケトンを加えて固形分濃度を33重量%に調整し、エネルギー線硬化型高分子材料を含む塗工液を調製した。該塗工液を用い、実施例と同様にして回路基板用シートを作製した。この回路基板用シートの諸特性を第1表に示す。
2 回路基板用シート
3 回路チップ
4 ガラス板
5 ディスプレイ用回路基板シート
h はみ出し量
Claims (7)
- エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層に回路チップを150℃以下の温度で埋め込み、該未硬化層にエネルギー線を照射して硬化させた回路チップが埋め込まれた硬化樹脂層からなるディスプレイ用の回路基板シートの製造方法であって、回路チップ埋め込み温度における貯蔵弾性率が103Pa以上107Pa未満であるエネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層に回路チップを埋め込み、該未硬化層をエネルギー線の照射によって硬化させて、25℃における貯蔵弾性率が107Pa以上の硬化層とすることを特徴とするディスプレイ用の回路基板シートの製造方法。
- 回路チップを埋め込むためのエネルギー線硬化型高分子材料からなるディスプレイ用の回路基板用シートであって、該回路基板用シートのエネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層に、回路チップを埋め込み、これにエネルギー線を照射して硬化させるに際して、前記エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層の回路チップ埋め込み温度における貯蔵弾性率が10 3 Pa以上10 7 Pa未満であり、該未硬化層を硬化させた場合の硬化層の25℃における貯蔵弾性率が10 7 Pa以上である請求項1に記載の製造方法に用いるディスプレイ用の回路基板用シート。
- 回路チップを埋め込むためのエネルギー線硬化型高分子材料からなるディスプレイ用の回路基板用シートであって、前記エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層の25℃における貯蔵弾性率が103〜106Paであり、該未硬化層を硬化させた場合の硬化層の25℃における貯蔵弾性率が107Pa以上であることを特徴とするディスプレイ用の回路基板用シート。
- エネルギー線硬化型高分子材料からなる未硬化層及びそれを硬化させた場合の硬化層が、いずれも波長400〜800nmの透過率80%以上である請求項2又は3に記載のディスプレイ用の回路基板用シート。
- エネルギー線硬化型高分子材料が、側鎖にエネルギー線硬化性基を有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含むものである請求項2〜4のいずれかに記載のディスプレイ用の回路基板用シート。
- エネルギー線硬化性基が、ラジカル重合性不飽和基であり、かつ(メタ)アクリル酸エステル共重合体の重量平均分子量が100,000以上である請求項5に記載のディスプレイ用の回路基板用シート。
- エネルギー線硬化型高分子材料が、光重合開始剤を含むものである請求項2〜6のいずれかに記載のディスプレイ用の回路基板用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005293879A JP4875340B2 (ja) | 2004-10-06 | 2005-10-06 | ディスプレイ用の回路基板シートの製造方法及び該製造方法に用いる回路基板用シート |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004293978 | 2004-10-06 | ||
JP2004293978 | 2004-10-06 | ||
JP2005120750 | 2005-04-19 | ||
JP2005120750 | 2005-04-19 | ||
JP2005293879A JP4875340B2 (ja) | 2004-10-06 | 2005-10-06 | ディスプレイ用の回路基板シートの製造方法及び該製造方法に用いる回路基板用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006323335A JP2006323335A (ja) | 2006-11-30 |
JP4875340B2 true JP4875340B2 (ja) | 2012-02-15 |
Family
ID=37543033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005293879A Expired - Fee Related JP4875340B2 (ja) | 2004-10-06 | 2005-10-06 | ディスプレイ用の回路基板シートの製造方法及び該製造方法に用いる回路基板用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4875340B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW200846802A (en) * | 2007-03-27 | 2008-12-01 | Lintec Corp | Resin sheet for circuit substrate, sheet for circuit substrate and circuit substrate for display |
JP2008258429A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Sekisui Chem Co Ltd | 絶縁フィルム、電子部品装置の製造方法及び電子部品装置 |
JP5063389B2 (ja) | 2008-01-30 | 2012-10-31 | リンテック株式会社 | 回路基板用樹脂シート、回路基板用シート、及びディスプレイ用回路基板 |
TW200939172A (en) * | 2008-01-31 | 2009-09-16 | Lintec Corp | Resin sheet for circuit substrates, sheet for circuit substrates, and circuit substrate for displays |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001026759A (ja) * | 1999-04-28 | 2001-01-30 | Bridgestone Corp | 光学機能部材一体型表示装置用接着剤組成物、接着剤フィルム、接着剤フィルム積層体、光学機能部材一体型表示装置及びその製造方法 |
JP2002214588A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-07-31 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置とその製造方法 |
JP3733418B2 (ja) * | 2001-04-16 | 2006-01-11 | シャープ株式会社 | 粘接着シート、積層シート及び液晶表示装置 |
JP2002344011A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-29 | Sony Corp | 表示素子及びこれを用いた表示装置 |
JP2003103696A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | Hitachi Chem Co Ltd | 凹凸を形成するための版、その製造方法、それを用いた電磁波シールド材料、その製造方法、並びにその電磁波シールド材料を用いた電磁波遮蔽構成体及び電磁波シールドディスプレイ |
JP2003207764A (ja) * | 2002-01-16 | 2003-07-25 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 表示素子用プラスチック基板および液晶表示装置 |
JP4008246B2 (ja) * | 2002-01-28 | 2007-11-14 | 住友ベークライト株式会社 | 複合体組成物、及びこれを架橋させてなる成形硬化物 |
JP2003248436A (ja) * | 2002-02-27 | 2003-09-05 | Ishikawa Seisakusho Ltd | 大画面平面ディスプレイ装置並びにその製造方法及び製造装置 |
JP3474187B1 (ja) * | 2002-11-19 | 2003-12-08 | 英樹 松村 | 画素制御素子の選択転写方法、及び、画素制御素子の選択転写方法に使用される画素制御素子の実装装置 |
-
2005
- 2005-10-06 JP JP2005293879A patent/JP4875340B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006323335A (ja) | 2006-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20120319305A1 (en) | Process for producing a sheet of a circuit substrate | |
JP5324114B2 (ja) | 発光モジュール用シートの製造方法、発光モジュール用シート | |
JP5020975B2 (ja) | 画素制御素子埋め込み用ディスプレイ基板 | |
KR20070059176A (ko) | 활성 에너지선 점착력 소실형 감압 접착제, 그것을 도포한활성 에너지선 점착력 소실형 점착 시트, 및 에칭화금속체의 제조방법 | |
JP4875340B2 (ja) | ディスプレイ用の回路基板シートの製造方法及び該製造方法に用いる回路基板用シート | |
JP2008010714A (ja) | 電磁波遮断材の製造方法 | |
JP4950676B2 (ja) | 回路基板の製造方法 | |
JP5063389B2 (ja) | 回路基板用樹脂シート、回路基板用シート、及びディスプレイ用回路基板 | |
JP4763448B2 (ja) | ディスプレイ用回路基板の製造方法及び該製造方法に用いる粘着剤シート | |
JP6246791B2 (ja) | 両面粘着シート | |
WO2017038916A1 (ja) | 粘着シート | |
JP2007173381A (ja) | 回路基板用シート及びそれを用いたチップ埋設回路基板 | |
JP5403820B2 (ja) | 電子基板の製造方法 | |
JP2007173380A (ja) | 回路基板用シート、その製造方法及びチップ埋設回路基板 | |
JP2009251228A (ja) | 基板用樹脂シート及び基板用シート | |
JP2010254869A (ja) | 光硬化性粘着シート、及びそれを用いた光硬化性粘着層の形成方法 | |
KR20080111518A (ko) | 회로기판의 제조방법 및 그 방법에 의해 얻어진 회로기판 | |
TW200846802A (en) | Resin sheet for circuit substrate, sheet for circuit substrate and circuit substrate for display | |
JP2008176073A (ja) | 回路基板シートおよび回路基板の製造方法 | |
JPWO2009096594A1 (ja) | 回路基板用樹脂シート、回路基板用シート、及びディスプレイ用回路基板 | |
JP2008177371A (ja) | 回路基板の製造方法 | |
JP2008176070A (ja) | 回路基板シートおよび回路基板の製造方法 | |
JP2010118444A (ja) | 回路基板及び回路基板の製造方法 | |
JP2008176072A (ja) | 回路チップ転写シートおよび回路基板の製造方法 | |
JP2010097971A (ja) | チップ搭載基板用樹脂シート、チップ搭載基板用シート、及びチップ搭載基板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080715 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110628 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110810 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111108 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |