JP4872965B2 - カスタムミラー検出装置および同装置を備えた洗車機 - Google Patents

カスタムミラー検出装置および同装置を備えた洗車機 Download PDF

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Description

本発明は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に装備されたカスタムミラーを検出するカスタムミラー検出装置、およびこの検出装置を備えた洗車機に関するものである。
従来、ワゴン車には、図7(a)に一例を示すように、フロントミラー(車体前面の両サイドに装備されたサイドミラー;フェンダーミラー)1が取り付けられることが一般的であった。このフロントミラー1は、車両(ワゴン車)2の右側後方と左側後方を確認する機能上、運転者と略同じ視線の高さ、すなわちフロントウインドウ3の中間高さ付近に配置され、後方の情景を運転者に向けて反射できるよう垂直な姿勢で取り付けられる。
このようなフロントミラーを検出する検出装置を備えた洗車機の一例が、特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されている洗車機は、被洗浄車両のブラッシングに先行して検出装置により被洗浄車両にフロントミラーが装備されているかどうかを認識し、フロントミラーが装備されていることを認識すると、洗浄ブラシをこのフロントミラーに接触しないように回避させている。
前記検出装置は、洗車機の車輪を駆動する電動機の出力軸に連結し、電動機の回転方向すなわち車輪の回転方向を検出しながら単位角度回転ごとにパルス信号を出力して洗車機本体の走行位置を検出するロータリーエンコーダと、LED等の単位投光素子を上下方向に多数並べた投光器と、投光器の単位投光素子と同数の単位受光素子を上下方向に並べた受光器からなる車体検出手段とを備え、前記ロータリーエンコーダにより検出される洗車機本体の走行位置と、車体検出手段により検出される自動車車体の有無に基づいて、自動車の車体画像データとして、画像処理部内部でマトリクス状に区切った画面上に、受光「0」,非受光「1」という2値データを展開し、この検出された画像データを解析処理することにより、自動車車体(突起物を含む)の輪郭を検出し、さらに検出した輪郭に基づいて突起物(フロントミラー等)を検出している。例えば、ワゴン車の場合であれば、車種が異なっても、上述したようにフロントミラーの取付位置は略決まっており、この位置付近に集中してくるので、この位置に突起物があると、フロントミラーがあると判断している。上記自動車車体の有無は、投光器の各単位投光素子より照射される光が自動車車体により遮られている箇所は受光器では受光せず、自動車車体に遮られていない箇所は受光することにより、結果として検出される。
特開平11−301427号公報
最近、ワゴン車が一般の乗用車として普及してきている。ワゴン車の場合、車両前面の左側下方および左側面の前側下方(右ハンドルの場合)が運転者の死角となるため、この運転者の死角をカバーするカスタムミラー(例えば、右ハンドルの場合の直前直左ミラー)を装備することが多くなっている。
図7(b)に、直前直左ミラー(カスタムミラー)を装備した車両(ワゴン車)の一例を示す。直前直左ミラー4は、車両(ワゴン車)5の前面の左側下方および左側面の前側下方(右ハンドルの場合)の状態を反射して運転者に知らせる機能上、フロントウインドウ6の下端近傍で前面左側に配置され、その形状は曲面(曲面ミラー)で、斜め下方に反射面を向けて取り付けられる。図7(b)において、7はフロントミラーの代わりに取り付けられたドアミラーを示す。
以上のように直前直左ミラーは、フロントミラーと取り付け位置、姿勢が異なるために、従来の検出方法では、直前直左ミラーを検出できないという問題があった。このように直前直左ミラーを検出できないと、洗浄ブラシの回避動作がされないため、洗浄ブラシが直前直左ミラーに接触し、破損してしまう恐れがあった。
また従来の検出方法では、自動車の車体画像データとして、画像処理部内部でマトリクス状に区切った画面上に、受光「0」,非受光「1」という2値データを展開しているために、画像データのメモリ容量が多く必要であり、さらにこの画像データを解析処理することにより、自動車車体の輪郭を検出し、さらに検出した輪郭から突起物(フロントミラー等)を検出しているために、特殊な解析処理のソフトが必要であり、検出が複雑で時間がかかり、またコストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、簡易な方法で、かつ多くのメモリを必要とせずに低コストで、普及してきたカスタムミラーを確実に検出できるカスタムミラー検出装置およびこの装置を備えた洗車機を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、洗車機本体に設けられ、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら前記被洗浄車両の洗車を行う際に、前記被洗浄車両にカスタムミラーが装備されているか否かを検出する検出装置であって、
前記被洗浄車両と洗車機本体の相対移動経路を直角に横切る水平な光軸を有する複数の光電スイッチを上下方向に配列して形成された車形検出センサと、前記被洗浄車両と洗車機本体の相対移動距離を測定する距離センサと、前記被洗浄車両と洗車機本体の相対移動時に、前記車形検出センサの各光電スイッチ毎に、前記光軸が被洗浄車両により遮断されると、前記距離センサにより検出される相対移動距離を記憶するメモリと、前記メモリに記憶された各光電スイッチ毎の相対移動距離に基づいて、最初に光軸が遮断された光電スイッチの相対移動距離を、前記被洗浄車両の先端位置と判断し、この先端位置の相対移動距離より前記カスタムミラーの前後取り付け範囲内において、下側から上側に向かって前記光電スイッチ毎に、前記記憶された相対移動距離の差を求め、その差が被洗浄車両の前方に所定突出量以上のものがあるかどうかを判断し、有ると判断すると、この突出量を認識したときの光電スイッチが、床面からカスタムミラーの取り付け高さ範囲に存在するかどうかを判断し、存在すると判断すると、前記カスタムミラーが装備されていると判断する判断手段とを備えることを特徴とするものである。
上記構成によれば、被洗浄車両と洗車機本体の相対移動時に、車形検出センサの各光電スイッチ毎に、光軸が被洗浄車両により遮断されると、距離センサにより検出される相対移動距離を記憶し、記憶した各光電スイッチ毎の相対移動距離に基づいて被洗浄車両の先端位置を求め、先端位置から前後のカスタムミラーの取り付け範囲において、被洗浄車両の前方へ所定突出量以上の相対移動距離の差があり、この相対移動距離の差が出現した光電スイッチが床面からカスタムミラーの取り付け高さ範囲にあるとき、カスタムミラーが装備されていると判断する。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカスタムミラー検出装置であって、判断手段は、被洗浄車両の先端位置の相対移動距離より前記カスタムミラーの前後取り付け範囲内において、下側から上側に向かって前記光電スイッチ毎に、前記記憶された相対移動距離の差を求め、その差が後方にカスタムミラーと被洗浄車両のフロントガラスとの変位量以上のものがあるかどうかを判断し、有ると判断すると、この変位量を認識したときの光電スイッチが、床面からカスタムミラーの上端の配置高さ範囲に存在するかどうかを判断し、存在すると判断することにより、前記カスタムミラーが装備されていると再確認することを特徴とするものである。
上記構成によれば、被洗浄車両の先端位置から前後のカスタムミラーの取り付け範囲において、後方へカスタムミラーと被洗浄車両のフロントガラスとの変位量以上の相対移動距離の差があり、この相対移動距離の差が出現した光電スイッチが床面からカスタムミラーの上端の配置高さ範囲にあるとき、カスタムミラーが装備されていると再確認する。
また請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のカスタムミラー検出装置であって、前記被洗浄車両の先端から前記カスタムミラーの前後取り付け範囲を略300mmに設定し、所定突出量を略60mm以上に設定し、床面からカスタムミラーの取り付け高さ範囲を、床面から1200mm〜1400mmの範囲に設定することを特徴とするものである。
また請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のカスタムミラー検出装置であって、前記カスタムミラーの上端の配置高さ範囲を、床面から1450mm〜1550mmの範囲に設定することを特徴とするものである。
また請求項5に記載の発明は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両の洗車を行う洗車機であって、前記洗車機本体に、前記被洗浄車両を洗浄する洗浄用ブラシと、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のカスタムミラー検出装置を備え、前記カスタムミラー検出装置によりカスタムミラーが検出されると、前記洗浄ブラシは前記カスタムミラーの回避動作を行うことを特徴とするものである。
上記構成によれば、カスタムミラー検出装置によりカスタムミラーが検出されると、洗浄ブラシはカスタムミラーの回避動作を行い、よって洗浄ブラシによるカスタムミラーの破損が防止される。
本発明のカスタムミラー検出装置は、被洗浄車両と洗車機本体の相対移動時に、車形検出センサの各光電スイッチ毎に、光軸が被洗浄車両により遮断されると、距離センサにより検出される相対移動距離を記憶し、記憶した各光電スイッチ毎の相対移動距離に基づいて被洗浄車両の先端位置を求め、この先端位置から前後のカスタムミラーの取り付け範囲において、被洗浄車両の前方へ所定突出量以上の相対移動距離の差があり、この相対移動距離の差が出現した光電スイッチが床面からカスタムミラーの取り付け高さ範囲にあるとき、カスタムミラーの取付位置および姿勢に基づいてカスタムミラーが装備されていると判断できる、という効果を有している。
また本発明の洗車機は、カスタムミラー検出装置によりカスタムミラーが検出されると、洗浄ブラシはカスタムミラーの回避動作を行うことにより、洗浄ブラシによるカスタムミラーの破損を防止できる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態における洗車機の側面図、図2は同洗車機における正面図である。
図1および図2に示すように、10は被洗浄車両である車両5を跨ぎ、複数個の車輪11を介して床面Fに敷設されたレール(一定経路の一例)9の上を車両5の前後方向Xに走行する門型の洗車機本体であり、前後方向Xに一定経路に沿って往復走行される。なお、前記前後方向Xと直角な方向を左右方向(車幅方向)Yとする。
前記車両5は、上述したようにワゴンタイプの車両であり、直前直左ミラー{運転者の死角となる車両前面左側下方と左側面(左フロント扉)の前側下方を見るためのミラー(右ハンドルの場合):カスタムミラーの一例}4と、ドアミラー7が設けられている。
前記洗車機本体10には、車両5へ洗浄水(リンス)、あるいは洗剤、あるいは撥水コート剤、あるいはワックスを噴霧するスプレー装置の一例として、第1洗浄水ノズル12と、第1洗剤ノズル13と、第2洗浄水ノズル14と、撥水コート剤ノズル15と、第2洗剤ノズル16と、ワックスノズル17とが、前部から後部に亘って、この順で配設されている。ここで各ノズル12〜17は、たとえばアーチ状に構成されている。前記第1洗浄水ノズル12と第2洗浄水ノズル14からは、車両5に対して水が噴射され、また前記第1洗剤ノズル13と第2洗剤ノズル16からは、車両5に対して水により希釈された洗剤が噴射される。また前記撥水コート剤ノズル15からは、車両5に対して水で希釈された撥水コート剤が噴射され、ワックスノズル17からは、車両5に対して水で希釈されたワックスが噴射される。
そして洗車機本体10には、車両5の洗浄装置(ブラッシング装置)の一例として、車両5の前後面および側面を洗浄する、左右方向Yに出退自在な一対のサイドブラシ18と、車両5の側面下部を洗浄する、左右方向Yに出退自在な一対のロッカーブラシ19と、車両5の上面を洗浄する、昇降自在なトップブラシ20が配設されている。
さらに洗車機本体10には、車両5の乾燥装置の一例として、車両5の前後面および上面を乾燥する、昇降自在なトップノズル21と、車両5の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル22と、トップノズル21にダクトホース23を介して接続されトップノズル21へ風を供給する左右一対のトップ側ブロワ装置24と、サイドノズル22にダクトホース25を介して接続されサイドノズル22へそれぞれ風を供給する左右一対のサイド側ブロワ装置26が設けられている。
また洗車機本体10の内部には、洗車機本体10の前方に位置して、洗車機本体10の走行に伴い車両5の側方から車形(シルエット)を読み取るための車形検出センサ31(詳細は後述する)が設けられ、また洗車機本体10の車輪11に洗車機本体10を走行するための走行駆動装置(駆動モータ等)32に連結され、この走行駆動装置32に走行用エンコーダ33が連結されている。
前記車形検出センサ31は、車両5の左右側方位置に水平に対向して配置され、車両5と洗車機本体10の相対移動経路を直角に横切る水平な光軸31bを有する送受光部からなる光電スイッチ31aを複数(例えば、106個)を所定間隔(例えば、15mm)で上下方向(垂直方向)に、床面Fより650mmの高さから配列して形成されており、車両5により光軸31bが遮断された光電スイッチ31aを検出することにより、車形検出センサ31の位置における車両5の車高が検出される。
また前記洗車機本体10における左側の縦枠部の前面には操作パネル36が設けられ、そして操作パネル36の裏面側には、洗車機本体10の制御装置37が設けられている。この制御装置37には、操作パネル36から、洗車に必要なデータ、例えば、選択された洗車コースパターンの設定信号、起動、停止などの操作信号が入力され、車形検出センサ31の各光電スイッチ31aの検出信号、走行用エンコーダ33のパルス信号等が入力され、制御装置37は、これら操作パネル36からの信号、およびセンサ類の検出信号に応じて、上記スプレー装置(ノズル12〜17)、乾燥装置(ノズル21,22、ブロワ装置24,26)、洗浄装置(ブラッシング装置;ブラシ18,19,20)、走行駆動装置32等を制御して洗車機本体10全体の動作を制御し、洗車動作を実行している。
前記車形検出センサ31の各光電スイッチ31aの検出信号と走行用エンコーダ33のパルス信号に基づいて、制御装置37により車両5に直前直左ミラー4が装備されているか否かを検出する方法について、図3〜図7を参照しながら詳細に説明する。
制御装置37に、洗車機本体10の走行開始にてリセットされ、走行用エンコーダ33のパルス信号をカウントし、洗車機本体10の走行距離(被洗浄車両と洗車機本体の相対移動距離に相当する)を検出するカウンタ41が設けられ、さらに車形検出センサ31の各光電スイッチ31aがそれぞれ最初にオフ(光軸31bが車両5により最初に遮光)となると、そのときのカウンタ41により検出される走行距離を記憶する車形メモリ42が設けられ、この車形メモリ42に記憶された各光電スイッチ31a毎の走行距離のデータ(以下、光軸データと称す)とカウンタ41により検出される洗車機本体10の走行距離に基づいて直前直左ミラー4の有無を判断する判断手段43が設けられている。
上記車形検出センサ31と、走行用エンコーダ33と、制御装置37のカウンタ41、車形メモリ42および判断手段43とによりカスタムミラー検出装置が構成され、また走行用エンコーダ33と制御装置37のカウンタ41とにより洗車機本体10の走行距離を検出する距離センサが構成されている。
上記車形メモリ42に記憶された、直前直左ミラー4を装備した車両5の特性図を図5に示す。またこの特性図と比較するために、図7(a)に示すフロントミラー1を備えたワゴンタイプの車両2の特性図を図6に示す。
直前直左ミラー4を装備した車両5の場合、下から41番目の光電スイッチ31aより上の光電スイッチ31aから、光軸31bが直前直左ミラー4により最初に遮光され、走行距離が車両5の前方へ突出されていることが判る。上記特性図において、走行距離の1目盛りは、18.16mmであり、光電スイッチ31aの取り付け間隔は15mmであり、最も下側の1番目の光電スイッチ31aの取り付け高さは床面Fから650mmとしている。
直前直左ミラー4を装備した車両5の場合の特性図を参照すると、図4のフローチャートに示すように、判断手段43における直前直左ミラー4を検出する検出方法(手順)が導かれる。なお、車形メモリ42は、走行開始に伴い、刻々更新されている。また検出に際して、光電スイッチ31a毎にその下側と上側の光電スイッチ31aがともに遮光されて、一定距離が移動されているにもかかわらず遮光されていないとき、この光電スイッチ31aに何らかの不具合が発生していると判断して、その光軸データは無視するようにしている。
制御装置37の走行を制御する制御部(図示せず)から走行開始信号を確認すると(ステップ−1)、車形メモリ42に記憶された光軸データを、下側の光電スイッチ31aから上側へチェックしていき、最初に遮光された光軸データを求め(ステップ−2)、求まると、この最も走行距離が短い距離の位置を、車両5の先端位置として判断して記憶する(ステップ−3)。
図5では、25番目の光電スイッチ31aが走行を開始して255mmの位置で遮光されており、この位置(走行距離255mm)を先頭位置とする。
次に、車両5の先端位置から、直前直左ミラー4が通常取り付けられている前後方向の距離(例えば、300mm)を移動しているかどうかを確認する(ステップ−4)。
移動が終了していると、直前直左ミラー4無しと判断して、直前直左ミラー4無し信号を出力し(ステップ−5)、終了する。
ステップ−4において移動中のとき、下側の光電スイッチ31aから順に、n個(nは2以上の整数;例えば、4個)上側の光電スイッチ31aとの走行距離の差を求め、車両5の前方向に最小突起長(例えば、60mm)以上のものが存在する光電スイッチ31aを求める(ステップ−6)。
前記nは、光電スイッチ31aの間隔15mmのn倍の高さの変位があると、直前直左ミラー4によって走行距離に差が表れると判断される個数が設定され、最小突起長は車両5の多少の凹凸を削除できる長さに設定される。
図5では、41番目の光電スイッチ31aと4個上の45番目の光電スイッチ31aに、60mmの差が表れ、41番目の光電スイッチ31aが求められる。
求められないときは、ステップ−4へ戻る。
ステップ−5により光電スイッチ31aが求まると、求めた光電スイッチ31aの床面Fからの高さ位置が、直前直左ミラー4が取り付けられる高さ範囲内(例えば、1200mm〜1400mm)かを確認する(ステップ−7)。
図5では、41番目の光電スイッチ31aの床面Fからの高さ位置は1280mmとなっている。
求めた光電スイッチ31aが前記高さ範囲内のとき、車両5に装備してある装備品は、直前直左ミラー4と判断して、直前直左ミラー4有りを出力し(ステップ−8)、終了する。
このように、走行開始から刻々と更新される光軸データに基づいて、直前直左ミラー4の取り付け範囲(車両5の先端からの前後方向の取り付け範囲、および床面Fからの取り付け範囲)と直前直左ミラー4の固定部(根元)から前方への突出量を条件として、直前直左ミラー4の有無が判断される。
これに対して、フロントミラー1を備えたワゴンタイプの車両2の場合、図6に示すように、前方向に最小突起長(例えば、60mm)以上のものが存在する光電スイッチ31aは、46番目の光電スイッチ31aであり、床面Fからの高さ位置は1340mmとなっており、所定型さ範囲内(例えば、1200mm〜1550mm)を満たしているが、車両5の先端位置から直前直左ミラー4が通常取り付けられている前後方向の距離(例えば、300mm)を逸脱しており、車両2に装備してある装備品は、直前直左ミラー4と判断されることはない。
以下に、上記実施の形態における作用を説明する。
洗車を行うに際して、まず車両5を停止させた状態で運転者または作業者が操作パネル7を操作し、以て希望する一つの洗車コース(洗浄条件)が設定される。この状態で操作パネル7の洗車スタートスイッチ(図示せず)をオン操作することで、洗車機本体10を往復走行させながら、洗浄装置(ブラッシング装置)、スプレー装置、ならびに乾燥装置を適宜に組合せて作動させ、以て車両5に対する所期の基本的な洗車工程と乾燥工程とが行えることになる。
このような洗車工程を遂行する際に、洗車機本体10の走行が開始されると、上記車形検出センサ31の検出信号と走行用エンコーダ33のパルス信号に基づいて制御装置37により車両5に直前直左ミラー4が装備されているか否かが検出される。
直前直左ミラー4が検出されると、サイドブラシ18とトップブラシ20による車両5のフロントウインドウ6部の洗浄が回避され、すなわち直前直左ミラー4の取り付け位置でのサイドブラシ18とトップブラシ20の洗浄が回避される。
以上のように本実施の形態によれば、上下方向に並べた複数の光電スイッチ31aからなる車形検出センサ31と走行用エンコーダ33と制御装置37を用いて、車両5の先端位置を求め、先端位置から前後の直前直左ミラー4の取り付け範囲において、車両5の前方へ最小突起長(所定突出量)以上の走行距離の差があり、この走行距離の差が出現した光電スイッチ31aが床面Fから直前直左ミラー4の取り付け高さ範囲にあるとき、直前直左ミラー4の取付位置および姿勢に基づいて直前直左ミラー4が装備されていると判断できる。
また車形メモリ42は、車形検出センサ31の各光電スイッチ31aがそれぞれ最初にオフとなると、そのときのカウンタ41により検出される走行距離のみ記憶することから、多くのメモリ容量を必要とせず、また判断手段43は、図4に示す簡単な手順で直前直左ミラー4を判断でき、よって従来のような解析処理が不要となり、簡易な方法で、かつ多くのメモリを必要とせずに低コストで、普及してきた直前直左ミラー4を検出できる。
また本実施の形態によれば、カスタムミラー検出装置により直前直左ミラー4が検出されると、洗浄ブラシ(サイドブラシ18とトップブラシ20)は直前直左ミラー4の回避動作を行うことにより、洗浄ブラシによる直前直左ミラー4の破損を防止できる。
なお、本実施の形態では、走行開始から刻々と更新される光軸データに基づいて、直前直左ミラー4の取り付け範囲(車両5の先端からの前後方向の取り付け範囲、および床面Fからの取り付け範囲)と直前直左ミラー4の固定部(根元)から車両5の前方への突出量を条件として、直前直左ミラー4の有無を判断しているが、その他の条件として、直前直左ミラー4の上端検知の条件を付加することもできる。
すなわち、下側の光電スイッチ31aから順に、n個(nは2以上の整数;例えば、4個)上側の光電スイッチ31aとの走行距離の差を求め、後方向に最小変位量(例えば、360mm)以上のものが存在する光電スイッチ31aを求める。前記nは、光電スイッチ31aの間隔15mmのn倍の高さの変位があると、直前直左ミラー4によって走行距離に差が表れると判断される個数が設定され、後方向に最小変位量は、直前直左ミラー4の上端より車両5のフロントガラス6に到る長さに設定される。図5では、53番目の光電スイッチ31aと4個上の57番目の光電スイッチ31aに、425mmの差が表れ、53番目の光電スイッチ31aが求められる。
次に光電スイッチ31aの上端の床面Fからの高さ位置が、所定型さ範囲内(例えば、1450mm〜1550mm)かを確認する。また図5では、53番目の光電スイッチ31aは1490mmとなっている
これら条件を満たすとき、直前直左ミラー4の上端が検出されたとすることができる。
これに対して、フロントミラー1を備えたワゴンタイプの車両2の場合、図6に示すように、後方向に最小変位量(例えば、360mm)以上のものが存在する光電スイッチ31aは、70番目の光電スイッチ31aであり、床面Fからの高さ位置は1700mmとなっており、上端の床面Fからの高さ位置が、所定型さ範囲内(例えば、1450mm〜1550mm)から逸脱しており、車両2に装備してある装備品は、直前直左ミラー4と判断されることはない。
このように、直前直左ミラー4の上端の位置の条件を付加することにより、さらに確実に、車両5に直前直左ミラー4が装備されているか否かを再確認することができる。
また本実施の形態では、洗車機本体10のみを移動させ、洗車機本体10と車両5を相対移動させて、車両5の洗車を行う形式が示されているが、これは洗車機本体10を固定状態とし、ローラコンベヤ(車両移動手段)などを用いて車両5を前後方向Xに移動させて、相対移動するようにした形式などであってもよい。また、洗車機本体10を、洗浄装置を備えた前部本体と乾燥装置を備えた後部本体とに分離し、これら前部本体と後部本体とをそれぞれ移動可能とした形式などであってもよい。
本発明の実施の形態における洗車機の側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機の直前直左ミラーの検出装置の構成図である。 同洗車機の直前直左ミラーの検出方法を説明するフローチャートである。 同洗車機の直前直左ミラーの検出特性図である。 同洗車機のフロントミラーの検出特性図である。 (a)はフロントミラーを装備した車両の前部側面図、(b)は直前直左ミラーを装備した車両の前部側面図である。
符号の説明
4 直前直左ミラー
5 車両
10 洗車機本体
31 車形検出センサ
31a 光電スイッチ
31b 光軸
32 走行駆動装置
33 走行用エンコーダ
36 操作パネル
37 制御装置
41 カウンタ
42 車形メモリ
43 判断手段

Claims (5)

  1. 洗車機本体に設けられ、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら前記被洗浄車両の洗車を行う際に、前記被洗浄車両にカスタムミラーが装備されているか否かを検出する検出装置であって、
    前記被洗浄車両と洗車機本体の相対移動経路を直角に横切る水平な光軸を有する複数の光電スイッチを上下方向に配列して形成された車形検出センサと、
    前記被洗浄車両と洗車機本体の相対移動距離を測定する距離センサと、
    前記被洗浄車両と洗車機本体の相対移動時に、前記車形検出センサの各光電スイッチ毎に、前記光軸が被洗浄車両により遮断されると、前記距離センサにより検出される相対移動距離を記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶された各光電スイッチ毎の相対移動距離に基づいて、最初に光軸が遮断された光電スイッチの相対移動距離を、前記被洗浄車両の先端位置と判断し、この先端位置の相対移動距離より前記カスタムミラーの前後取り付け範囲内において、下側から上側に向かって前記光電スイッチ毎に、前記記憶された相対移動距離の差を求め、その差が被洗浄車両の前方に所定突出量以上のものがあるかどうかを判断し、有ると判断すると、この突出量を認識したときの光電スイッチが、床面からカスタムミラーの取り付け高さ範囲に存在するかどうかを判断し、存在すると判断すると、前記カスタムミラーが装備されていると判断する判断手段と
    を備えることを特徴とするカスタムミラー検出装置。
  2. 判断手段は、被洗浄車両の先端位置の相対移動距離より前記カスタムミラーの前後取り付け範囲内において、下側から上側に向かって前記光電スイッチ毎に、前記記憶された相対移動距離の差を求め、その差が後方にカスタムミラーと被洗浄車両のフロントガラスとの変位量以上のものがあるかどうかを判断し、有ると判断すると、この変位量を認識したときの光電スイッチが、床面からカスタムミラーの上端の配置高さ範囲に存在するかどうかを判断し、存在すると判断することにより、前記カスタムミラーが装備されていると再確認すること
    を特徴とする請求項1に記載のカスタムミラー検出装置。
  3. 前記被洗浄車両の先端から前記カスタムミラーの前後取り付け範囲を略300mmに設定し、所定突出量を略60mm以上に設定し、床面からカスタムミラーの取り付け高さ範囲を、床面から1200mm〜1400mmの範囲に設定すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のカスタムミラー検出装置。
  4. 前記カスタムミラーの上端の配置高さ範囲を、床面から1450mm〜1550mmの範囲に設定すること
    を特徴とする請求項2に記載のカスタムミラー検出装置。
  5. 被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両の洗車を行う洗車機であって、
    前記洗車機本体に、前記被洗浄車両を洗浄する洗浄用ブラシと、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のカスタムミラー検出装置を備え、
    前記カスタムミラー検出装置によりカスタムミラーが検出されると、前記洗浄ブラシは前記カスタムミラーの回避動作を行うこと
    を特徴とする洗車機。
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