JP4871568B2 - 背負い鞄の肩ベルト取付環用カバー及びそれを備えた背負い鞄用背当てパッド - Google Patents

背負い鞄の肩ベルト取付環用カバー及びそれを備えた背負い鞄用背当てパッド Download PDF

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Description

本発明は背負い鞄の肩ベルト取付環用カバー及びそれを備えた背負い鞄用背当てパッドに係り、より詳しくは、背負い鞄の肩ベルト取付環に髪の毛が挟まることを有効に防止可能とした背負い鞄の肩ベルト取付環用カバー、及び、背負い鞄の肩ベルト取付環に髪の毛が挟まることを有効に防止可能にするとともに、背中部分のむれを有効に防止可能とした、背負い鞄用背当てパッドに関する。
一般的に、スクールバッグに代表される背負い鞄では、背負いベルトの上端を鞄本体に連結するために取付環を用いているが、このとき、近年になり、鞄を背負い易くするために、及び、鞄を降ろす際の動作を容易にするために、ベルトと上端を連結する部分を可動自在にしているものが提供されている。
即ち、図15は、このような取付環31を説明するための図であり、この従来の取付環では、背負い鞄に取り付けられる取付ベース32と、ビス36を介して前記取付ベース32の正面側を覆う形態で備えられた正面側ベース33を備えており、前記取付ベース32には、ベルトの上端部を連結するための環体35を上端に備えた一対の連結用アーム34が、正面側ベースに形成した貫通孔(図示せず)をその上方部により貫通した状態で回動自在に連結されている。そして、前記取付ベース32には図示しないスプリングを備え、このスプリングにより、前記一対の連結用アーム34を、その環体35が互いに近接する方向に付勢し、この構成により、前記一対の連結用アーム34を、図において矢印で示す方向、即ち、互いに離反する方向へ移動自在にするとともに離反する方向へ移動した連結用アーム34を元の位置へ戻すことを可能としている。
従って、このような取付環では、背負い鞄を背負う際にベルト間の距離を広げることが可能となり、これにより、背負い鞄を背負い易くしている。
また、一般的に、ランドセルに代表されるスクールバッグ等の背負い鞄においては、これを背負った場合に、その背当部が使用者の背中に密着するために、通気性が悪く、それにより、特に夏場などの気温の高いときには、使用者の背中が背当部との間で発汗してしまい、むれてしまうことがあるため、このような問題点を解決する手段として、背当部に装着する背当てカバー等が提供されている。
特開平8−56729号公報 特開2002−45225号公報 特開平8−242923号公報
ところで、前述した従来の取付環では、特に鞄を背負う際、又は降ろす際に連結用アームが左右方向に移動し、この左右方向に移動した連結用アームは、背負い動作等が完了した後にもとの位置に戻るが、このとき、鞄を背負う者の髪の毛が連結用アームと正面側ベースに形成した貫通孔との間に挟まってしまうことが往々にしてあった。
そして、これにより、背負い鞄を使用する者に不快感を与えてしまうとともに、挟まった髪の毛等が原因となり連結用アームの可動に支障が生ずる問題点も考えられた。
そこで、本発明は、このような、ベルトの上端を連結する連結用アームを可動自在とした取付環において、髪の毛が挟まることを有効に防止可能とする背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーを提供することを課題としている。
また、背負い鞄の中には、例えばリュックサック等のように、背当部分にクッション材等を備えていないものが存在しており、このような背負い鞄においては、特に収容物が多くなり鞄全体が重くなった場合や、収容する荷物の形状等によっては、背中部分が痛くなることがあるが、従来から背当部分の通気性を確保すえるために提供されている背当パッドでは、通気性を確保して背中部分の発汗を防止することを目的としているため、これを背負い鞄の背当部に装着した場合でもクッション材としての機能を果たすことができないという問題点があり、また、肩ベルト取付環に髪の毛が挟まることを防止することもできない。
そこで、本発明は、背負い鞄における肩ベルト取付環に髪の毛が挟まるのを防止することが可能であるとともに、クッション材を備えない背負い鞄の場合でも収容物等によって背中が痛むことを有効に防止可能な背負い鞄用背当パッドを提供することも課題としている。
請求項1に記載の本発明の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーは、背負い鞄の肩ベルト取付環を覆うカバー本体と、該カバー本体に、上方向に向けて突設させた、肩ベルトが挿通するとともに挿通した肩ベルトの基端部を収容可能とした筒状の挿通部と、カバー本体に備えた把手部と、を具備したことを特徴としている。
また、請求項2に記載の本発明の背負い鞄の背当パッドは、背負い鞄の背当て部分に配設される背負い鞄用背当てパッドであって、通気性を備えたクッション材より成るパッド本体と、該パッド本体に連設した、パッド本体を背負い鞄に装着するための係止用ベルトと、前記パッド本体の上部近傍に連設した肩ベルト取付環用カバーと、を具備して、前記取付環用カバーとして、前述した請求項1に記載の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーを用いたことを特徴としている。
更に、請求項3に記載の本発明の背負い鞄の背当パッドは、背負い鞄の背当て部分に配設される背負い鞄用背当てパッドであって、通気性を備えたクッション材より成るパッド本体と、該パッド本体における使用者の背中に当接する箇所に備えた、通気性を備えたクッション材と、前記パッド本体に連設した、パッド本体を背負い鞄に装着するための係止用ベルトと、前記パッド本体の上部近傍に連設した肩ベルト取付環用カバーと、を具備して、前記取付環用カバーとして、前述した請求項1に記載の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーを用いたことを特徴としている。
更にまた、請求項4に記載の本発明の背負い鞄の背当パッドでは、請求項3に記載の背負い鞄の背当パッドにおいて、少なくとも、パッド本体又はクッション材のいずれかに1又は複数の溝を形成したことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーは、取付環を覆うカバー本体に肩ベルトが挿通する挿通部を突設させるとともに、この挿通部は、これを挿通した肩ベルトの基端部を収容可能としている。そのために、カバー本体により取付環を覆うことができるとともに、挿通部の存在によって、肩ベルトの上端部が連結される連結用アームが露出することを防止でき、それにより、連結用アームと正面側ベースに形成した貫通孔との間に使用者の髪の毛が挟まってしまうことを有効に防止することができる。
また、本発明の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーは、挿通部を上方向に向けて配設しているため、肩ベルトの基端部を上向きにすることができ、特に体の大きさに比べて肩ベルトが長すぎる小さい子供の場合などは、背負い鞄が使用者の後方側へ倒れてしまうことを防止できる。
更に、本発明の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーは、カバー本体に把手部を備えているため、取り扱いを容易にすることも可能である。
次に、請求項2に記載の本発明の背負い鞄の背当パッドでは、通気性を備えたクッション材より成るパッド本体と、該パッド本体に連設した、パッド本体を背負い鞄に装着するための係止用ベルトと、前記パッド本体の上部近傍に連設した取付環用カバーとを具備するとともに、取付環用カバーとしては前述した請求項1に記載の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーを用いているために、背中部分の通気性を良くして背中の発汗を防止できるとともに、肩ベルト取付環に髪の毛が挟まることをも防止できる。
また、請求項3に記載の本発明の背負い鞄の背当パッドでは、通気性を備えたクッション材より成るパッド本体と、該パッド本体における使用者の背中に当接する箇所に備えた、通気性を備えたクッション材と、前記パッド本体に連設した、パッド本体を背負い鞄に装着するための係止用ベルトと、前記パッド本体の上部近傍に連設した取付環用カバーとを具備するとともに、取付環用カバーとしては前述した請求項1に記載の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーを用いているために、背中部分の通気性を良くして背中の発汗を防止できるとともに、肩ベルト取付環に髪の毛が挟まることをも防止でき、更に、パッド本体における使用者の背中に当接する箇所に通気性を備えたクッション材を備えているため、背当て部分にクッション材を備えていない背負い鞄の場合でも、背中が痛くなることを防止することができる。
更に、請求項4に記載の本発明の背負い鞄の背当パッドでは、請求項3に記載の背負い鞄の背当パッドにおいて、少なくともパッド本体又はクッション材のいずれか一方に1又は複数の溝を形成しているため、パッド本体、クッション材に立体感を出し、更に通気性を良くすることが可能である。
本発明の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーでは、背負い鞄における肩ベルト取付環を覆うカバー本体を備えており、このカバー本体には肩ベルトが挿通する挿通部を突設させている。
そして、挿通部は、肩ベルトが挿通可能であるとともに、肩ベルトの基端部を収容可能とした筒状としており、これにより、取付環における、肩ベルトの上端部が連結される連結用アームを覆い隠し、髪の毛が挟まることを防止することが可能となる。
また、前記挿通部を上方向に向けて突設し、肩ベルトの基端部を上向きにしておりこれにより、特に体の大きさに比べて肩ベルトが長すぎる小さい子供が鞄を背負い場合でも、背負い鞄が使用者の後方側へ倒れてしまうことを防止している。
更に、カバー本体に把手部を備えており、これにより、この把手部を持つことで背負い鞄の持ち運びを容易にしている。
次に、本発明の背負い鞄の背当パッドでは、通気性を備えたクッション材より成るパッド本体を有しており、このパッド本体は背負い鞄の背当部における、肩ベルト取付環の部分を除いたほぼ全体を覆うことが可能な寸法とされる。
そして、パッド本体には、パッド本体を背負い鞄に装着するための係止用ベルトが備えられている。
また、前記パッド本体の上部近傍には、背負い鞄の肩ベルト取付環を覆い隠すための取付環用カバーを連設しており、この取付環用カバーとしては、前述した背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーを用いている。
ここで、パッド本体における使用者の背中に当接する箇所に、通気性を備えたクッション材を備えるとよく、これにより、背当て部分にクッション材を備えていない背負い鞄の場合でも、背中が痛くなることを防止することができる。
また、前記パッド本体、及び/又はクッション材に1又は複数の溝を形成するとよく、これにより、パッド本体、クッション材に立体感を出し、更に通気性を良くすることが可能となる。
本実施例の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバー(以下単に「取付環用カバー」という。)の実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例の取付環用カバーの斜視図であり、また、図2は図1におけるA−A線断面図であり、図において1が本実施例の取付環用カバーである。
そして、本実施例の取付環用カバー1では、背負い鞄の背当部に装着された取付環の前面を覆うカバー本体を備えており、即ち、図において2がカバー本体であり、本実施例においてこのカバー本体2は、弾力性のある布地により形成しており、取付環の前面側を覆うことが可能な形状寸法としている。なお、本実施例においては、横向きの略長方形状にするとともに、角部分をわずかに円弧状としている。
次に、図において3は挿通部であり、即ち、本実施例においては、前記カバー本体2の正面側の上方部分に筒状の一対の挿通部3を突出するように連設するとともに、前記カバー本体2における挿通部3の基部に対応する箇所に挿通孔201を形成しており、これにより、挿通部3を肩ベルトが挿通可能としている。
ここで、前記挿通部3について説明すると、本実施例において前記挿通部3は筒状としており、肩ベルトが挿通可能であると、肩ベルトが挿通した際に肩ベルトの基端部を収容可能とし、これにより取付環に髪の毛が挟まることを防止可能としている。
即ち、前述したように、一般的に取付環は、背負い鞄に取り付けられる取付ベースと、このベースの正面側を覆う正面側ベースを備えており、この取付ベースには、ベルトの上端部が連結される一対の連結用アームが、正面側ベースに形成した貫通孔をその上方部により貫通した状態で連結されるとともに、この連結用アームは左右方向へ移動自在とされている。そして、これにより、連結用アームは、鞄を背負う際、又は降ろす際に左右方向に移動するとともに、背負い動作等が完了した後に下の位置に戻るが、このとき、鞄を背負う者の髪の毛が連結用アームと正面側ベースに形成した貫通孔との間に挟まってしまうことが往々にしてある。
しかしながら、本実施例における前記挿通部3は、肩ベルトが挿通した際に肩ベルトの基端部を収容可能とし、これにより、連結用アームが露出することを防止しているため、連結用アームと正面側ベースに形成した貫通孔との間に髪の毛が挟まってしまうことを有効に防止することができる。
次に、本実施例においては、前記挿通部3を斜め上方向に向けて突設し、これを挿通した肩ベルトが上方向に立ち上がるようにし、これにより、体の大きさに対して肩ベルトが長すぎる子供が背負い鞄を背負った場合でも、鞄が子供の後方側に倒れてしまい子供が感じる鞄の重量感が多くなってしまうことを防止可能としている。
即ち、周知のように、ランドセルに代表されるスクールバッグ等の背負い鞄は肩ベルトのみによって使用者の体に支持されるが、このとき、肩ベルトの長さが最適であり、従って肩ベルトのほぼ全体が使用者の体にフィットしていれば、背負い鞄の重量による負荷は、肩ベルトを介して肩ベルトに当接している使用者のからだ全体に加わり、これにより児童が受ける背負い鞄の重さ感は少なくなるが、特に小さい子供の場合には、体の大きさに対して肩ベルトが長すぎることが多く、かかる場合には、背負い鞄が子供の後方側へ倒れてしまい、それにより、背負い鞄の上方部分と子供の背中との間に隙間が生じてしまい、子供の肩の部分に背負い鞄の加重が集中してしまい、子供が感じる背負い鞄の重さが大きくなってしまう。
しかしながら、本実施例の取付環用カバー1では、前記挿通部3を上方向に向けて突設して、これを挿通した肩ベルトが上方向に立ち上がるようにしているために、これにより、肩ベルトが上方へ引っ張られることで背負い鞄を子供の背中に密着させることができ、背負い鞄が子供の後方側に倒れてしまうことを防止することが可能である。
次に、図2において4は芯材である。即ち、本実施例の取付環用カバー1においては、カバー本体2の内部、及び挿通部3の下側における基端部分内部に心材4を内包しており、これによりカバー本体2と挿通部3の形状を維持可能としている。
この芯材4について説明すると、図3は前記芯材4の斜視図であり、本実施例において前記芯材4は、全体を樹脂板により形成するとともに、前記カバー本体2における下端部から挿通部3が突設する箇所までを支持可能としたカバー側芯材401と、このカバー側芯材401に連設した、前記挿通部3の下側基端部分近傍を支持可能とした一対の挿通部側芯材402とにより構成されており、カバー側芯材401がカバー本体2内に収容されるとともに挿通部側芯材402が挿通部3の下側基端部内に収容されるようにしており、これによりカバー本体2と挿通部3の形状を維持としている。なお、芯材は必ずしも樹脂板により形成する必要はなく、カバー本体2と挿通部3の形状を維持可能な素材であればいずれの素材を用いてもよい。
次に、図において5は把手であり、本実施例の取付環用カバー1では、前記カバー本体2の上部に把手5を連設しており、これにより、取り扱いを容易にしている。なお、図2において202は係止用突片であり、この係止用突片202は、取付環用カバー1を取付環に係止するために用いる。
次に、このように構成される本実施例の取付環用カバー1の作用について説明すると、図4は、本実施例の取付環用カバー1で背負い鞄の肩ベルト取付環を覆った状態を示す側断面図であり、図において7は背負い鞄の背当部、6はこの背当部に取り付けた肩ベルト取付環、そして8は肩ベルトであり、また、601は取付環6の連結アームであり、図に示すように、本実施例の取付環用カバー1を装着するときは、取付環用カバー1で肩ベルト取付環6を覆うようにするとともに、係止用突片202を取付環6と背当部7との間に滑り込ませ、更に、挿通部3に肩ベルト8を挿通する。そうすると、前述したように、取付環6の連結用アーム601が露出することを防止することができ、これにより髪の毛が取付環に挟まることを防止することができる。
また、挿通部3を上方向に向けて突設し、これを挿通した肩ベルト8が上方向に立ち上がるようにしているため、前述のように、挿通部3を挿通した肩ベルト8は斜め上方向に立ち上がり、これにより、肩ベルト8が上方へ引っ張られることで鞄を使用者の背中に密着させることができ、鞄が使用者の後方側に倒れてしまうことを防止することが可能である。
次に、本発明の背負い鞄用背当パッド(以下単に「背当パッド」という。)について図面を参照して説明すると、図5は本実施例の背当パッドの正面図であり、また、図6は本実施例の背当パッドの底面図、図7は本実施例の背当パッドの側面図であり、図において11が本実施例の背当パッドである。
そして、本実施例の背当パッド11は、背負い鞄の背当部における、肩ベルト取付環部分及びその近傍を除いた部分のほぼ全域を覆うことが可能な形状寸法としたパッド本体を有している。即ち、図において12がパッド本体であり、本実施例においてこのパッド本体12は、通気性を備えたクッション材により構成している。具体的には、数ミリ程度の厚みを有するメッシュ状素材の裏面に、この素材よりも細かいメッシュ状としたシートを重ね合わせて構成しており、生地の素材は、布、合成繊維等いずれでもよい。
次に、前記パッド本体12において、これを背負い鞄の背当部に装着した際に肩ベルト取付環部分及びその近傍に該当する箇所には、前述した肩ベルト取付環用カバー1を連設している。そして、これにより、本実施例の背当パッド11を背負い鞄の背当部に装着すると、パッド本体12によって背中部分の通気性を良くして背中の発汗を防止可能にするとともに、肩ベルト取付環用カバー1によって肩ベルト取付環に髪の毛が挟まることをも防止することが可能となる。
ここで、図において15、16は、背当パッド11を背負い鞄に取り付けるための係止用ベルトであり、15は側部係止ベルト、そして、16は上部係止ベルトである。
まず、前記上部係止ベルト16について説明すると、前記上部係止ベルト16は、前記パッド本体の上部左右側からそれぞれ連設したベルト1601、1602から構成されるとともに、それぞれの先端部には互いに係合可能なバックル等の係止具1603が連結され、これにより、左右のベルト1601、1602の先端部を互いに連結可能としている。そして、これを用いる場合には、図8に示すように、左右のベルトのそれぞれを、背負い鞄17の蓋18の裏側に回した状態で先端部を互いに連結し、即ち、先端部を互いに連結して無端状となった上部係止ベルトを背負い鞄17の蓋18が挿通するような形態にして、これにより、上部係止ベルト16を背負い鞄の蓋に係止する。
次に、前記側部係止ベルト15について説明すると、本実施例において前記側部係止ベルト15は、前記パッド本体12左右の側辺及び底辺とほぼ同一の寸法とした、略U字状としており、連結ベルト14によってパッド本体12の裏面側に連結されている。そしてこれにより、図8に示すように、前記側部係止ベルト15を背負い鞄17の側部に係止することで、背当パッド11を背負い鞄17に装着可能としている。なお、本実施例において前記側部係止ベルト15は、任意の箇所にバックル等の係止部材を備え、この係止部材を境にして分離可能としている。
次に、このように構成される本実施例の背当パッドの作用について説明すると、図8において、17は背負い鞄の一部を示しており、また18は背負い鞄17の蓋の一部を示し、更に、19は背負い鞄17の背当部を示している。そして、本実施例の背当パッド11を背負い鞄17の背当部19に装着する際には、図8に示されるように、左右のベルト1601、1602のそれぞれを、背負い鞄17の蓋18の裏面側に回した状態で先端部を互いに連結し、即ち、先端部を互いに連結して無端状となった上部係止ベルトを背負い鞄17の蓋18が挿通するような形態にし、更に、前記側部係止ベルト15を背負い鞄17における背当部19の裏面に引っかけるようにして係止する。
そうすると、前述したように、肩ベルト取付環用カバー1によって、肩ベルト取付環に髪の毛が挟まることを防止することができるとともに、通気性を備えたクッション材よりなるパッド12により、背当部分の通気性が良くなり背中が発汗することを防止することが可能となる。
次に、本発明の背当パッドの他の形態について図面を参照して説明すると、図9は本実施例の背当パッドの正面図であり、また、図10は本実施例の背当パッドの底面図、図11は本実施例の背当パッドの側面図であり、図において21が本実施例の背当パッドである。
そして、本実施例の背当パッド21では、前述の実施例2の背当パッド11において、パッド本体12を背負い鞄の背当部に装着した際に使用者の背中に当接する箇所、具体的には、上下方向に沿った中央部分を除いた部分に、通気性を備えたクッション材13を備えた点を特徴としている。
そして、本実施例においてこのクッション材13としては、前記パッド本体12よりも目の細かいメッシュ状とした、厚さ5mm前後の通気性のある素材を用いている。
次に、このように構成される本実施例の背当パッド21の作用について説明すると、本実施例の背当パッド21を背負い鞄の背当部に装着すると、前述の実施例と同様に、肩ベルト取付環用カバー1によって、肩ベルト取付環に髪の毛が挟まることを防止することができるとともに、メッシュ状としたパッド本体12により背当部分の通気性が良くなり背中が発汗することを防止することが可能となり、更に、本実施例の背当パッド21では、パッド本体12における使用者の背中に当接する箇所に通気性を備えたクッション材13を備えているため、例えばリュックサックのように背当部分にクッションを備えていない背負い鞄の場合において、特に収容物が多くなり鞄全体が重くなった場合や収容する荷物が角張った形状をしていても、背当部と当接する背中部分が痛くなることがないとともに通気性を確保することも可能である。
なお、本実施例の背当パッド21は、前述の実施例2の背当パッド11において、パッド本体12を背負い鞄の背当部に装着した際に使用者の背中に当接する箇所に通気性を備えたクッション材13を備えた点を特徴としており、その他の構成、背負い鞄への装着方法、作用、効果等は前述の実施例2の背当パッドと同様であるので、重複した説明は省略するとともに、同一部品には同一符号を付した。
次に、本発明の背当パッドの他の形態について図面を参照して説明すると、図12乃至図14は、本発明の背当パッドの他の構成を示した正面図である。そして、図12に示す背当パッド22では、前述の実施例3におけるクッション材13に複数の溝20を斜め横方向に形成した点を特徴とし、図13に示す背当パッド23では、前述の実施例3におけるパッド本体12に複数の溝20を横方向に形成した点を特徴とし、図14に示す背当パッド24では、前述の実施例3におけるパッド本体12及びクッション材13の双方に複数の溝20を横方向に形成した点を特徴としている。そしてこれにより、パッド本体12、クッション材13に立体感を出し、更に通気性を良くすることを可能としている。なお、溝20の形成方法は特に限定されないが、本実施例においては、テープ材を縫い合わせて溝20を形成している。
また、図12乃至図14に示す背当パッド22、23、24は、パッド本体12やクッション材13に溝20を形成した点に特徴を有しており、その他の構成、背負い鞄への装着方法、作用等は前述の実施例2、及び実施例3の背当パッド11、21と同様であるので、同一部品には同一符号を付するとともに重複した説明は省略する。
本発明の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーは、肩ベルトの上端が連結される取付環における連結アームを覆い隠し、これにより連結アームの部分に髪の毛が挟まることを防止しており、また、本発明の背負い鞄用背当パッドは、肩ベルト取付環の連結アームに髪の毛が挟まるのを防止するとともに背当部の通気性を良くし、更に、クッション材を備えることによりリュックサック等のクッション材を背当部に備えない背負い鞄の場合でも背中が痛くなることを防止するため、いずれの発明も、肩ベルト取付環を備えた背負い鞄の全般に適用可能である。
本発明の取付環用カバーの実施例の斜視図である。 図1におけるA−A線断面図である。 本発明の取付環用カバーの実施例における芯材の斜視図である。 本発明の取付環用カバーの実施例の作用を説明するための断面図である。 本発明の背当パッドの実施例の正面図である。 本発明の背当パッドの実施例の底面図である。 本発明の背当パッドの実施例の側面図である。 本発明の背当パッドの実施例を背負い鞄に装着した状態を示す側面図である。 本発明の背当パッドの他の形態の正面図である。 本発明の背当パッドの他の形態の底面図である。 本発明の背当パッドの他の形態の側面図である。 本発明の背当パッドの他の形態の正面図である。 本発明の背当パッドの他の形態の正面図である。 本発明の背当パッドの他の形態の正面図である。 肩ベルト取付環の斜視図である。
符号の説明
1 取付環用カバー
2 カバー本体
201 挿通孔
202 係止用突片
3 挿通部
4 芯材
401 カバー側芯材
402 挿通部側芯材
5 把手
6 取付環
601 連結アーム
7 背当部
11、21、22、23、24 背当パッド
12 パッド本体
13 クッション材
14 連結ベルト
15 側部係止ベルト
16 上部係止ベルト
17 背負い鞄
18 背負い鞄の蓋
19 背負い鞄の背当部
20 溝

Claims (4)

  1. 背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーであって、
    背負い鞄の肩ベルト取付環を覆うカバー本体(2)と、
    該カバー本体(2)に、上方向に向けて突設させた、肩ベルトが挿通するとともに挿通した肩ベルトの基端部を収容可能とした筒状の挿通部(3)と、
    前記カバー本体(2)に備えた把手部(5)と、を具備したことを特徴とする背負い鞄の肩ベルト取付環用カバー。
  2. 背負い鞄の背当て部分に配設される背負い鞄用背当てパッドであって、
    通気性を備えたクッション材より成るパッド本体(12)と、
    該パッド本体(12)に連設した、パッド本体(12)を背負い鞄に装着するための係止用ベルト(15、16)と、
    前記パッド本体(12)の上部近傍に連設した肩ベルト取付環用カバー(1)と、を具備して、
    前記肩ベルト取付環用カバー(1)として、請求項1に記載の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーを用いたことを特徴とする背負い鞄用背当てのパッド。
  3. 背負い鞄の背当て部分に配設される背負い鞄用背当てパッドであって、
    通気性を備えたクッション材より成るパッド本体(12)と、
    該パッド本体(12)における使用者の背中に当接する箇所に備えた、通気性を備えたクッション材(13)と、
    前記パッド本体(12)に連設した、パッド本体(12)を背負い鞄に装着するための係止用ベルト(15、16)と、
    前記パッド本体(12)の上部近傍に連設した肩ベルト取付環用カバー(1)と、を具備して、
    前記肩ベルト取付環用カバー(1)として、請求項1に記載の背負い鞄の肩ベルト取付環用カバーを用いたことを特徴とする背負い鞄用背当てのパッド。
  4. 少なくとも前記パッド本体(12)又はクッション材(13)のいずれかに1又は複数の溝(20)を形成したことを特徴とする請求項3に記載の背負い鞄用背当てパッド。
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