JP6529955B2 - バックパック - Google Patents

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Description

本発明は、バックパックに関する。
荷物を入れて背負うためのバックパックは、使用目的や使用者の嗜好等に合うように様々な改良がなされたものが提案されている。例えば、小学生が通学用に使用するランドセルでは、6年間の使用に耐えるような強度、背負ったときの負担を軽くする軽量化、幼い子供が操作しやすい操作性、教材を効率よく収納できる収納性、背負った感覚を良好とするフィット性、外観を良好とする装飾性等での改良がなされている。
特許文献1には、背負ったときにランドセルの背面が使用者の背中に密着して背負った感覚が良好となるように、肩ベルトの取付部の形状を改良したものが記載されている。また、特許文献2には、収納量の変化に対応できるように、被せ蓋の先端部に取り付けられた係止部を、ストッパー金具とスライドベルトによりアジャスター機構とすることが記載されている。
特開2004−358019号公報 特開2004−357766号公報
しかし、こうした様々な改良がなされる一方、ランドセルの形状そのものは古くから一定の形状に固定され、形状自体が大きく変更されるといったことはなかった。
一般的なランドセルとは、教材等を収納するための収納部が、底壁と4つの側壁とで形成されて側壁上縁が開口部とされ、開口部を閉塞するための蓋部が、後方側側壁の上端部に接合される形状となっている。そして、蓋部は、開口部と前方側側壁の全体を覆う長さに形成されており、係止部材によって、底壁に係止されて開口部を閉塞する。また、後方側側壁の上端部には、壁や机のフックに掛けられるようにするための掛止部材が設けられている。
こうした形状のランドセルを、例えば、壁に取り付けられたフックに掛けて内部の収納物を出し入れするような場合、蓋部を手で押さえている等、何らかの方法で蓋部を支持している必要があって不便である。特に一般的なランドセルでは、蓋部が前方側側壁の全体を覆う長さに形成されており、また、収納部が収納性を確保するために前後方向に厚みを持たせた形状となっている。そのため、蓋部の長さが長くなっており、蓋部の開閉時における操作性の問題がより顕著である。
そして、こうした操作性の問題は、荷物を入れて背負うためのバックパックに共通するものである。
本発明は、従来のこうした問題を解決するためになされたものであり、その目的は、操作性に優れたバックパックを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明のバックパックは、底壁と複数の側壁を有し、前記複数の側壁の上縁によって開口部が形成された第1収納部と、前記開口部を開放或いは閉塞可能とする蓋部と、背負い用の肩ベルトと、を備えたバックパックであって、前記蓋部の基端部は、前記第1収納部に接合されているとともに、前記蓋部の先端部は、前記複数の側壁のうちの後方側の側壁の上端部に係止可能とされており、前記蓋部は、前記後方側の側壁の上端部に係止されることにより、前記複数の側壁のうちの前記前方側の側壁を被覆するとともに前記開口部を閉塞する。
上記の構成によれば、バックパックは、後方側の側壁の上端部での蓋部の係止を解除して開口部を開放することができる。開口部を開放したときには、蓋部は第1収納部の前方側に位置している。このため、例えば、平面状の壁に取り付けられたフックに掛けた状態で、バックパック内部の収納物を出し入れするような場合であっても、蓋部を支持することなく、蓋部を開放状態に保持することができる。壁に掛けた状態での収納物の出し入れが容易となり、バックパックの操作性を向上させることができる。
上記課題を解決するため、本発明のバックパックは、底壁と複数の側壁を有し、前記複数の側壁の上縁によって開口部が形成された第1収納部と、前記開口部を開放或いは閉塞可能とする蓋部と、背負い用の肩ベルトと、を備えたバックパックであって、前記肩ベルトは、前記第1収納部の上端部と下端部との間に架け渡されるように前記第1収納部の上端部及び下端部に接合されており、前記蓋部の基端部は、前記第1収納部に接合されているとともに、前記蓋部の先端部は、前記肩ベルトの上端部に係止可能とされており、前記蓋部は、前記肩ベルトの上端部に係止されることにより、前記複数の側壁のうちの前方側の側壁を被覆するとともに前記開口部を閉塞する。
上記の構成によれば、バックパックは、肩ベルトの上端部での蓋部の係止を解除して開口部を開放することができる。開口部を開放したときには、蓋部は第1収納部の前方側に位置している。このため、例えば、平面状の壁に取り付けられたフックに掛けて、バックパック内部の収納物を出し入れするような場合であっても、蓋部を支持することなく、蓋部を開放状態に保持することができる。壁に掛けた状態での収納物の出し入れが容易となり、バックパックの操作性を向上させることができる。
上記発明において、前記蓋部には、該蓋部を前記第1収納部の上端部から離間するように付勢する付勢部材が設けられていることが好ましい。
上記発明において、前記肩ベルトは、前記第1収納部の上端部と下端部との間に架け渡されるように前記第1収納部の上端部及び下端部に接合されており、前記第1収納部の上端部における前記肩ベルトの接合位置を跨いだ領域には、前記肩ベルトが立ち上がるように補強する補強部が設けられていることが好ましい。
上記発明において、前記後方側の側壁には、該後方側の側壁から後方に突出するように第2収納部が設けられていることが好ましい。
上記発明において、前記肩ベルトには第3収納部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、操作性に優れたバックパックを得ることができる。
本実施形態のバックパックを示す斜視図。(a)は、後方側の側壁側から見た斜視図、(b)は、蓋部側から見た斜視図。 (a)、(b)はバックパックの蓋部を開放した状態を示す斜視図。 肩ベルトの接合部分について説明する図。 第2収納部、及び蓋部について説明する模式図。(a)は側面の模式図、(b)は、斜視模式図。 バックパックを背負った状態を示す図。(a)は、本実施形態のバックパックを背負った状態を示す図、(b)は、従来のバックパック(ランドセル)を背負った状態を示す図。 バックパックの変更例を示す図。(a)は斜視図、(b)は側面図。 バックパックの変更例を示す斜視図。
以下、本発明を具体化したバックパックについて、学童が通学用に使用するためのバックパックを例に挙げて説明する。
図1に示すように、本実施形態のバックパックは、教材等を収納可能な第1収納部10と、第1収納部10の上面及び一側面を覆う蓋部20と、第1収納部10の上端部と下端部との間に架け渡された肩ベルト30とを備えている。ここで、バッグパックの前後、左右、上下方向を図1に示すように定義するものとする。つまり、バックパックを背負ったときに背中に当たる側を後方側とし、蓋部20で覆われる側を前方側とする。
バックパックの材質は、特に限定されず、強度、重量、手触り等、要求される性質に合わせて適宜選択することができる。例えば、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等の合成繊維からなる布帛、綿、麻、毛等の天然繊維からなる布帛、皮革、カーボン布帛等が挙げられる。本実施形態の第1収納部10は、樹脂板材を芯材とし、ポリアミド樹脂からなる布帛で被覆したものを使用している。また、本実施形態の蓋部20、及び肩ベルト30は、軟質のウレタンシートを芯材とし、ポリアミド樹脂からなる布帛で被覆したものを使用している。
図1、図2に示すように、第1収納部10は、略矩形状の底壁11と、底壁11の周縁から立設される4つの側壁12を有する略直方体形状に形成されている。ここでは、4つの側壁12のうち、前方側の側壁12を前方壁12a、後方側の側壁12を後方壁12b、左右両側の側壁12を側方壁12cと言うものとする。図2(a)、(b)に示すように、本実施形態の第1収納部10は、前方壁12aが、後方壁12bより低く形成されている。そして、側方壁12cの上縁は、前方壁12aの上縁における左右の端部と後方壁12bの上縁における左右の端部との各間を繋ぐように、上方に向かって丸みを帯びて突出する曲線状に形成されている。側方壁12cの上部には、内方へ向かう延出壁12dが、側方壁12cの前後方向全体に亘って形成されている。また、各壁12a、12b、12cの上縁、具体的には、前方壁12aの上縁、後方壁12bの上縁、及び側方壁12cの延出壁12dの端縁により、開口部13が形成されている。
図1(a)に示すように、後方壁12bの外面下部には、後方壁12bの略半分の大きさの第2収納部15が設けられている。図4(a)に示すように、第2収納部15は、第1収納部10の後方壁12bから後方へ突出しており、前後方向に所定の厚みを有している。第2収納部15の上部は、前方ほど高くなる斜面状に形成されており、下部は、前方ほど低くなる斜面状に形成されている。第2収納部15の上部の斜面状部分の中間部には、左右方向に延びるファスナーが取り付けられ、第2収納部15内に小物を収納できるように構成されている。なお、図4は、第2収納部15、及び蓋部20について説明する模式図であり、肩ベルト30等、構成部材のいくつかを省略した図としている。
本実施形態の第2収納部15は、バックパックを背負ったときに潰れない程度の硬度を有しているとともに、適度な柔軟性を有している。このため、内部に物が収納されていない状態であっても、後方壁12bから後方へ突出している形状を保持することができる。また、使用者の背中に当たったときのフィット感に優れている。
図1(a)に示すように、後方壁12bの外面上部には、バックパックを背負ったときに使用者の背中に当接する背当て部14が左右一対設けられている。背当て部14は、後方壁12bから後方へ突出しているとともに、所定間隔をもって、左右方向に延びる溝14aが凹設されている。図4(a)に示すように、背当て部14は、後方壁12bの下部に行くほど後方への突出量が多くなるように形成されている。背当て部14は、発泡ポリウレタンフォーム等の柔軟性を有する材質で形成されており、背負ったときに使用者の背中にフィットしやすく構成されている。
図1(a)に示すように、後方壁12bの外面上部であって、一対の背当て部14に挟まれた位置には、蓋部20の先端部に設けられた後述する係止部23と係止して蓋部20と閉じた状態とする被係止部12eが設けられている。本実施形態では、係止部23と被係止部12eは、公知のバックル等の係止部材で構成されている。
図1(b)に示すように、後方壁12bの外面上端部であって、一対の背当て部14に挟まれた位置には、壁や机のフック等に掛けられるようにするための掛止部40が設けられている。本実施形態では、掛止部40は合成樹脂製のベルト状の布帛が、その両端部で後方壁12bに接合されている。
図1(a)、(b)に示すように、一対の側方壁12cの外面下部には、それぞれ、小物を収納可能な脇ポケット16が設けられている。脇ポケット16は、前後方向及び下方の3方が閉じられ、上方に向かって開口した形状となっている。
図2(b)に示すように、前方壁12aの外面には、小物を収納可能な第4収納部17が設けられている。第4収納部17は、その上部から側部にかけて設けられたファスナー17aによって開閉可能とされている。第4収納部17の前面には、使用者の氏名が記入された紙片が挿入できる氏名記入部17bが設けられている。
図1、図2に示すように、第1収納部10の上下方向の中間部であって、後方壁12bと側方壁12cとの境界部分には、蓋部20に設けられた後述するベルト留め具24と係合して蓋部20を所定の状態に保持する収納部側調節ベルト18が設けられている。収納部側調節ベルト18は、各側方壁12cと後方壁12bとの境界部分のそれぞれに設けられている。
図2(b)に示すように、本実施形態の蓋部20は、第1収納部10の底壁11と前方壁12aとの境界部分に接合されている。蓋部20の左右方向の幅は、第1収納部10の左右方向の幅と同一か、やや大きく形成されている。また、蓋部20の長さは、第1収納部10に対する接合位置から後方壁12bの上縁に至るまでの長さより若干長く形成されている。ここで、図1に示すように蓋部20が開口部13を閉じた状態で、外に露出している面を蓋部20の外面20aと言い、露出していない面を蓋部20の内面20bと言うものとする。
図1(b)に示すように、蓋部20の外面20aには、全面に亘って左右方向に延びる衝撃吸収部21が設けられている。衝撃吸収部21は、発泡ポリウレタンフォーム等の柔軟性を有する材質で形成されており、外部からの衝撃が蓋部20に加わったときに、第1収納部10、第2収納部15等に収納された物を保護することができる。
図2(b)に示すように、蓋部20の内面20bの先端側には、蓋部20の略半分の大きさの蓋ポケット22が設けられている。蓋ポケット22は、透明樹脂シートを蓋部20の両端部及び先端部で一体に縫合することにより形成されており、基端部には水平方向に延びる布帛を介してファスナー22aが設けられている。蓋ポケット22には、例えば小学校で学習する1週間の時間割等を入れることができる。
蓋部20の先端の左右方向中間位置には、後方壁12bの上部に設けられた被係止部12eと係止して蓋部20を閉塞する係止部23が設けられている。また、蓋部20の左右縁であって長さ方向中間位置には、第1収納部10に設けられた収納部側調節ベルト18と係合するベルト留め具24が設けられている。本実施形態のベルト留め具24は、ベルト状の部材を掛止できる公知の環形状の部材としている。
図1に示すように、蓋部20の係止部23が後方壁12bの被係止部12eと係止しているとき、蓋部20が開口部13を閉じる全閉状態となる。図2(a)に示すように、収納部側調節ベルト18とベルト留め具24が係合しているとき、蓋部20が前方壁12aの途中で保持される半開状態となる。図2(b)に示すように、収納部側調節ベルト18とベルト留め具24との係合状態が解除されているとき、前方壁12a全体が露出される全開状態となる。
図2(b)、図4に示すように、蓋部20の左右縁の内部には、長さ方向に延びる付勢部材25が挿入されている。具体的には、蓋部20の芯材としてのウレタンシートに、細長い板状の樹脂素材である付勢部材25が接合されており、ウレタンシートとともにポリアミド樹脂からなる布帛で被覆されて蓋部20が構成されている。図2(b)に示すように、付勢部材25は蓋部20に設けられたベルト留め具24に隣接する位置で、蓋部20の長さ方向に延びるように挿入されている。
図4(a)に矢印で示すように、この付勢部材25は、蓋部20の上部が前方へ反るように付勢するための部材である。そのため、図4(b)に示すように、蓋部20先端の係止部23と後方壁12bの被係止部12eとの係止状態を解除すると、蓋部20は、矢印で示すように前方へ付勢されて開口部13を開口する方向に移動し、蓋部20を半開状態に保持する。
図1(a)に示すように、肩ベルト30は、一方端が後方壁12bの上端部に接合されたベルト本体31と、一方端が側方壁12cの下端部に接合された調節用ベルト32で構成されている。ベルト本体31の他方端には公知の環状バックルが取り付けられ、調節用ベルト32の他方端を環状バックルに挿し込んで長さ調整することができる。
図1(b)に示すように、ベルト本体31の裏面(ここでは、背負ったときに使用者の方に当たる側を裏面と言い、当たらない側を表面と言うものとする。)には、肩当て部33が形成されている。肩当て部33は、発泡ポリウレタンフォーム等の柔軟性を有する材質で形成されており、背負ったときに肩から上腕部にかけてフィットしやすくなり、肩への負担を和らげる。また、肩当て部33には、ベルト本体31の幅方向に延びる溝33aが形成されている。
図3に示すように、ベルト本体31が後方壁12bに接合される接合部位31aを跨いだ領域には、芯材としての補強部35が挿入されている。補強部35は、ベルト本体31の芯材としてのウレタンシートに接合されているとともに、第1収納部10の芯材としての樹脂板材に接合されている。補強部35は、硬質の合成樹脂製板材で形成されており、接合部位31aを跨いで、ベルト本体31の一端部から後方壁12bの上端部にかけた領域に挿入されている。そのため、ベルト本体31は後方壁12bから上方へ向かって立ち上がるように保持されている。
図1(b)に示すように、後方壁12bの上端部には、バックパックを壁や机に掛けるための掛止部40が設けられている。
次に、本実施形態のバックパックの作用について説明する。
本実施形態のバックパックでは、蓋部20の一端部が第1収納部10の前方壁12a下端部に接合されているとともに、蓋部20の他端部に係止部23が設けられている。また、第1収納部10の被係止部12eは、第1収納部10の後方壁12bの外面上端部に設けられている。そのため、蓋部20の係止部23を後方壁12bの被係止部12eに係止すると、開口部13が閉塞される。このとき、第1収納部10の側方壁12cの上縁は、上方へ向かって丸みを帯びて突出する曲線状に形成され、軟質のウレタンシートを芯材とする蓋部20は柔軟性を有しているため、蓋部20は側方壁12cの上縁に沿うように開口部13を閉塞する。
また、側方壁12cには、内方へ向かう延出壁12dが形成されている。そして、蓋部20の幅は第1収納部10の左右方向の幅と同一かやや大きく形成され、蓋部20の長さは第1収納部10との接合位置から後方壁12bの上縁に至るまでの長さより若干長く形成されている。そのため、蓋部20が開口部13を閉塞した状態では、開口部13全体が蓋部20で覆われ、開口部13と蓋部20との間に隙間が生じることが抑制される。
第1収納部10の後方壁12bの外面上端部には、壁等のフックに掛けるための掛止部40が設けられている。そのため、バックパックを壁のフックに掛けると、バックパックの後方壁12bが壁に接し、バックパックの前方壁12aが壁とは反対側に来る。この状態で物を出し入れする場合には、使用者はバックパックの前方壁12aに向き合って立ち、第1収納部10の後方壁12b側に手を伸ばして係止部23と被係止部12eとの係止状態を解除する。このとき、蓋部20は壁とは反対側に開放される。また、蓋部20の左右縁の内部に挿入された付勢部材25により、蓋部20は開放方向に付勢される。そのため、係止部23と被係止部12eとの係止状態を解除すると、蓋部20はバックパックが掛けられた壁とは反対側に向かって付勢されつつ開放され、蓋部20は開放状態に保持される。
蓋部20には、長さ方向中間位置にベルト留め具24が設けられ、第1収納部10に設けられた収納部側調節ベルト18と係合している。蓋部20を開放した場合であって、かつ、ベルト留め具24と収納部側調節ベルト18とが係合状態にあるときには、蓋部20は半開状態に保持される。蓋部20を開放した場合であって、かつ、ベルト留め具24と収納部側調節ベルト18との係合状態が解除されているときには、蓋部20は全開状態に保持される。
肩ベルト30のベルト本体31が後方壁12bに接合される接合部位31aを跨いだ領域には、硬質の合成樹脂製板材である補強部35が挿入されている。補強部35は、接合部位31aを跨いで、ベルト本体31の一端部から後方壁12bの上端部にかけた領域に挿入されて、ベルト本体31を後方壁12bから上方へ向かって立ち上がるように保持している。そのため、図5(a)に示すように、肩ベルト30が使用者の背中から肩にかけてのラインに沿いやすくなり、バックパックと使用者の背中との間に隙間が生じにくい。一方、図5(b)に示すような従来のランドセルでは、使用者の背中との間に隙間が生じやすく、その分重心が使用者の後側に偏りやすくなって使用感が悪い。
第1収納部10の後方壁12bの外面下部には、後方へ突出する形状の第2収納部15が設けられている。第2収納部の上部は、前方ほど高くなる斜面状に形成され、下部は前方ほど低くなる斜面状に形成されている。そして、バックパックを背負ったときに潰れない程度の硬度を有している。また、後方壁12bの外面上部には、後方へ突出する形状の背当て部14が左右一対設けられている。背当て部14は、後方壁12bの下部に行くほど後方への突出量が多くなるように形成されている。そのため、図5(a)に示すように、バックパックを背負ったときには、第2収納部15がその形状を保持したまま背中の曲面形状(背骨の曲線形状)に沿うようにフィットする。また、背当て部14も背中の曲面形状に沿うようにフィットする。一方、図5(b)に示すような従来のランドセルでは、その後端部が、背中の曲面形状の窪んだ部分で支えられるような状態となり、その分重心が使用者の後側に偏りやすくなって使用感が悪い。
バックパックを背負ったときには、第1収納部10の後方壁12bに設けられた背当て部14と、肩ベルト30のベルト本体31に設けられた肩当て部33が、使用者の背中から肩前方にかけて当たることになる。
次に、本実施形態のバックパックの効果について述べる。
(1)本実施形態のバックパックでは、蓋部20に設けられた係止部23が、第1収納部10の後方壁12bの外面上端部に設けられた被係止部12eと係止されて開口部13を閉塞し、係止状態を解除されて開口部13を開放する。また、第1収納部10の後方壁12bの外面上端部には、壁等のフックに掛けるための掛止部40が設けられている。
そのため、バックパックが壁のフックに掛けられた状態で物を出し入れする場合には、壁側に位置する後方壁12bに手を伸ばして係止部23と被係止部12eとの係止状態を解除すると、蓋部20は壁とは反対側に開放される。壁の方向に開放される従来のランドセルでは、蓋を手で支持する等していないと開口部を塞いてしまうが、壁が存在しない方向に蓋部20が開放される本実施形態のバックパックでは、蓋部を支持することなく物の出し入れができるため便利である。操作性を向上させることができる。
(2)本実施形態のバックパックでは、蓋部20の左右縁の内部に挿入された付勢部材25により、蓋部20は開放方向に付勢される。そのため、係止部23と被係止部12eとの係止状態を解除すると、蓋部20は開放状態となるように上端部が回動し、開放状態に到るとそのまま保持される。操作性に優れたバックパックが得られる。
(3)本実施形態のバックパックでは、蓋部20が柔軟性を有し、蓋部20で開口部13を閉塞したときに、蓋部20と開口部13との間に隙間が形成されないようにされている。そのため、第1収納部10内に雨水が入ったり、埃やごみ等が入ったりすることが抑制される。
(4)図5(b)に示すような従来のランドセルでは、後方壁が平面状となっているため後方壁の下端部が背中の窪んだ部分で支えられるような状態となる。そうすると、ランドセルの上部が背中から離れる方向へ傾きやすい。さらに、収納された教科書等も同方向に傾きやすくなり、ますますランドセルの上部が背中から離れる方向へ付勢され、使用者には背後へ傾きそうな力が付与されて安定しない。
これに対して本実施形態のバックパックでは、図5(a)に示すように、第2収納部15が背骨の曲線形状(背中の曲面形状)に沿う外面形状に形成されている。そのため、バックパックを背負ったときに第2収納部15が背中の曲面形状にフィットし、バックパックの位置を安定して保持することができる。バックパックの上部が背中から離れる方向に傾きにくく、収納された教科書等も安定して内部に保持される。安定性に優れている。
(5)本実施形態のバックパックでは、図4(a)に示すように、背当て部14は、後方壁12bの下部に行くほど後方への突出量が多くなるように形成されている。そのため、図5(a)に示すように、背中の曲面形状に沿いやすく、バックパックを背負ったときにバックパックの位置を安定して保持することができる。
(5)本実施形態のバックパックでは、肩ベルト30のベルト本体31が後方壁12bに接合される接合部位31aには、硬質の合成樹脂製板材である補強部35が挿入されている。補強部35は、ベルト本体31を後方壁12bから上方へ向かって立ち上がるように保持しているため、図5(a)に示すように、肩ベルト30が使用者の背中から肩にかけてのラインに沿いやすくなり、バックパックと使用者の背中との間に隙間が生じにくい。この点からも、バックパックの上部が背中から離れる方向は傾きにくく、安定性に優れている。
(6)本実施形態のバックパックでは、第2収納部15が後方壁12bに設けられている。そのため、バックパックの重心位置を使用者の背中寄りとすることができる。バックパックが背中から離れる方向は傾きにくく、安定性に優れている。
(7)本実施形態のバックパックでは、肩ベルト30がベルト本体31と調節用ベルト32とで構成され、長さを適宜調整することができる。そのため、使用者の体格に合わせて肩ベルト30の長さを調整し、図5(a)に示すように、第2収納部15が背中の曲面形状にフィットする位置としたり、肩ベルト30が背中に沿わせるようにしたりすることが容易にできる。操作性を向上させることができる。
(8)本実施形態のバックパックでは、第2収納部15が柔軟性のある素材で形成されているため、背中への当たりが柔らかい。また、後方壁12bの上部に設けられた背当て部14は、発泡ポリウレタンフォーム等の柔軟性を有する材質で形成されている。そのため、背中へのフィット性に優れ、安定して保持することができる。
(9)また、肩ベルト30の裏面には、発泡ポリウレタンフォーム等の柔軟性を有する材質で形成された肩当て部33が設けられている。そのため、肩へのフィット性に優れたバックパックとなる。
(10)本実施形態のバックパックでは、背当て部14に溝14aが設けられ、肩当て部33に溝33aが設けられている。そのため、背負った状態であっても背中に当接しない部分が形成されて、背中との間に隙間が形成され、通気性を確保することができる。また、溝33aが設けられていることによって背当て部14での屈曲性が良好となり、使用者の背中の曲面形状に沿いやすくなる。こうした点は、肩当て部33の溝33aも同様であり、通気性が確保できるとともに使用者の肩に沿いやすくなる。通気性とフィット性とに良好なバックパックが得られる。
(11)本実施形態のバックパックでは、蓋部20の長さ方向中間位置にベルト留め具24が設けられ、第1収納部10に設けられた収納部側調節ベルト18と係合している。そのため、開口部13が開放された場合に蓋部20を半開状態に保持することが可能となる。また、係合状態を解除すれば全開状態とすることができる。通常は半開状態とし、第1収納部10の前方壁12aに設けられた第4収納部17や、蓋部20に形成された蓋ポケット22に物を出し入れする場合等には、全開状態とすればよい。汎用性を向上させることができる。
(12)また、ベルト留め具24に対する収納部側調節ベルト18の係合位置を調整することにより、第1収納部10の前後方向の厚みを調整することができる。汎用性、収納性を向上させることができる。
(13)本実施形態のバックパックでは、第1収納部10以外に、後方壁12bに設けられた第2収納部15、前方壁12aに設けられた第4収納部17、側方壁12cに設けられた脇ポケット16、蓋部20に設けられた蓋ポケット22を有している。各収納部15、17、各ポケット16、22を利用して教材等、小物等を収納することができる。収納性に優れたバックパックが得られる。
(14)本実施形態のバックパックでは、蓋部20に衝撃吸収部21が設けられている。そのため、外部からの衝撃が蓋部20に加わったときに、第1収納部10、第2収納部15等に収納された物を保護することができる。
上記実施形態は以下のように変更してもよく、また、これらの変更例を適宜組み合わせて適用してもよい。
・ 本実施形態では、蓋部20を閉塞するための係止構造として、後方壁12bの上端部に設けられた被係止部12eに、蓋部20に設けられた係止部23を係止する構造としたが、被係止部12eの配設箇所はこれに限定されない。図6(a)に示すように、蓋部20の先端より少し基端寄りの位置に係止部23を設け、ベルト本体31の上端部に設けられた被係止部36と係止するようにしてもよい。この位置に係止部23及び被係止部36を設けることで、図6(b)に示すように、ベルト本体31が後方壁12bから上方へ向かって立ち上がるように保持しやすくなる。そのため、肩ベルト30が背中に沿いやすくなり、フィット性が向上する。
・ 本実施形態では、蓋部20が、第1収納部10の底壁11と前方壁12aとの境界部分に接合されるようにしたが、蓋部20の接合箇所はこれに限定されない。例えば、底壁11の外面に接合されていてもよく、底壁11と後方壁12bとの境界部分に接合されてもよい。また、前方壁12aに接合されていてもよく、後方壁12bに接合されていてもよい。例えば、後方壁12bに接合されている場合には、蓋部20を後方壁12bの上端部に係止して全閉状態とすると、蓋部20は、後方壁12b、底壁11、前方壁12aを被覆するとともに開口部13を閉塞することになる。
・ 蓋部20を第1収納部10の後方壁12bに係止するための係止構造は、本実施形態のように1箇所に設けることもできるし、図6(a)に示すように2箇所に設けることもできるし、3箇所以上に設けることもできる。
・ 本実施形態では、小物を入れる部分として、第2収納部15、第4収納部17、脇ポケット16、蓋ポケット22を設けた。これら以外にも第1収納部10内外を問わず、収納部、ポケット等を設けることができる。例えば、図7に示すように、肩ベルト30のベルト本体31の表面に、第3収納部34を設けてもよい。第3収納部34は上部のみが開放された形状としてもよく、また、いずれかの場所にファスナー、面ファスナー、スナップ等を設けて閉塞可能としてもよい。ベルト本体31に第3収納部34を設けることで、バックパックを背負ったままであっても小物を取り出すことができる。第3収納部34に、例えば小銭入れ、定期券、携帯電話等を入れておけば利便性が向上する。収納性、操作性、利便性を向上させることができる。
・ 補強部35は、ベルト本体31と後方壁12bとの接合部位31aを跨いで、ベルト本体31の一端部から後方壁12bの上端部にかけた領域に挿入されている。補強部35の長さについては特に限定されない。接合部位31aを跨いで挿入されていれば、ベルト本体31が立ち上がるように補強することができる。
・ 第2収納部15は、上部が前方ほど高くなる斜面状とし、下部が前方ほど低くなる斜面状としたが、この形状に限定されない。上部、下部とも斜面状としなくてもよく、一方のみを斜面状としてもよい。バックパックを背負ったときに背中の曲面形状に沿うような形状であることが好ましいが、後方壁12bから後方へ突出して使用者の背中に当たるような形状であればよい。また、第2収納部15を省略することもできる。
・ 本実施形態のバックパックでは、第2収納部15は背負ったときに潰れない程度の硬度を有しているが、これに限定されない。硬度を低くしてもよい。この場合であっても、潰された形状の第2収納部15が背中の曲面形状の窪みに入り込むようにすれば、バックパックが傾きにくくなり、使用者が背後に引っ張られるような状態となりにくい。
また、第2収納部15は適度な柔軟性を有するようにしたが、柔軟性を有しなくてもよい。
・ 第2収納部15の上部には、左右方向に延びるファスナーを取り付けて、第2収納部15内に小物を収納できるように構成したが、第2収納部15を開閉可能とする構成であればファスナーに限定されない。スナップであっても面ファスナーであってもよい。
・ 第2収納部15に取付けられたファスナーやファスナーの引き手部分を被覆する構造を設けてもよい。例えば、第2収納部15の外面にファスナーや引き手部分を被覆する部材を縫合すればよい。こうすると、バックパックを背負った際に、第2収納部15のファスナーや引き手部分が背中に当たらなくなり、フィット性が向上する。
・ 第2収納部15、第3収納部34、第4収納部17、脇ポケット16、蓋ポケット22等を着脱可能としてもよい。
・ 本実施形態のバックパックでは、後方壁12bの外面上部に背当て部14を左右一対設けたが、これに限定されない、例えば、後方壁12bの外面上部全体に背当て部14を設けてもよく、或いは、第2収納部15の後面に背当て部に相当する部材を取り付けてもよい。また、背当て部14を省略することもできる。
・ 背当て部14は、後方壁12bの下部に行くほど後方への突出量が多くなるような形状で、後方壁12bから後方へ突出して形成したが、この形状に限定されない。後方への突出量は、背当て部14全体の後方への突出量を同じにしてもよく、上下方向中間部分の突出量を多くしてもよい。
・ 本実施形態のバックパックでは、肩ベルト30の調節用ベルト32が、側方壁12cの下端部に接合されているが、接合位置はこれに限定されない。底壁11の外面、つまり、第1収納部10の底部に接合されていてもよい。また、後方壁12bに接合されていてもよい。
・ 肩ベルト30のベルト本体31には肩当て部33を設けたが、これを省略することもできる。
・ 背当て部14には溝14aを形成し、肩当て部33には溝33aを形成して、背負ったときの通気性、フィット性を確保する構成とした。溝14a、33aは溝形状に限らずその形状は特に限定されない。背当て部14、肩当て部33が使用者に当接しない部分を有することで通気性、フィット性を確保できればよく、何らかの凹部が形成されていればよい。また、溝14a、33aを省略してもよい。
・ 本実施形態の第1収納部10は、前方壁12aが、後方壁12bより低く形成し、側方壁12cの上縁が、前方壁12aの上縁における左右の端部と後方壁12bの上縁における左右の端部との各間を繋ぐように、上方に向かって丸みを帯びて突出する曲線状としたが、第1収納部10の形状はこれに限定されない。前方壁12aと後方壁12bとが同じ高さであってもよく、前方壁12aが後方壁12bより高くてもよい。また、側方壁12cの上縁が曲線状でなくてもよい。
・ 本実施形態のバックパックでは、第1収納部10の各側壁12の上縁を開口部13としたが、側壁12の上縁以外に開口部を設けてもよい。例えば、側方壁12cにファスナー等で開閉可能な開口部を設けると、蓋部20を閉塞した状態で物を出し入れすることができる。
・ 本実施形態のバックパックでは、蓋部20の左右縁の内部に、蓋部20の長さ方向に延びる付勢部材25を挿入して、蓋部20が開放方向に付勢されるようにした。付勢部材25の配設位置、形状、大きさ等は特に限定されない。蓋部20の中央部分の内部に矩形板状の付勢部材を挿入してもよく、中央部分の内部に細い板状の付勢部材を挿入してもよい。或いは、蓋部20の外部に取り付けてもよい。
また、付勢部材25の個数も特に限定されない。2箇所である必要はなく、1箇所であっても3箇所以上であってもよい。
・ 本実施形態の付勢部材25は樹脂素材としたが、蓋部20を開放方向に付勢するものであればその材質は特に限定されない。また、付勢部材25を省略することもできる。
・ 本実施形態では、蓋部20が開放方向に付勢される構成として、蓋部20に付勢部材25を挿入する構成としたが、蓋部20が開放方向に付勢される構成はこれに限定されない。例えば、蓋部20に設けられた衝撃吸収部21の位置を調整することにより蓋部20が開放方向に付勢されるようにしてもよい。図4(a)に示すように、衝撃吸収部21は、蓋部20の他の部分より肉厚に形成されていることから、衝撃吸収部21がベルト留め具24の位置の上方近傍の位置に形成されないようにすると、蓋部20は衝撃吸収部21が形成されていない部分で開放方向に向かって曲がりやすくなる。これにより、蓋部20の係止が解除された際に、蓋部20は開放方向に移動しやすくなる。また、こうした構成は、ベルト留め具24の取付け位置を調整することによっても実現することもできる。
・ バックパックの所定箇所に防犯ブザー等を取付可能なフックを設けることもできる。
・ 本実施形態のバックパックでは、第2収納部15、第4収納部17で、その上部から側部にかけて延びるファスナーを取り付けて開閉可能とした。また、脇ポケット16は、前後方向及び下方の3方が閉じられ、上方に向かって開口した形状とした。さらに、蓋ポケット22は、蓋部20の幅方向に延びるファスナー22aを取り付けて開閉可能とした。しかし、各収納部15、17、各ポケット16、22の開口方向はこれに限定されない。例えば、側方を開口させて物を出し入れするような構成としてもよい。
10…第1収納部、11…底壁、12…側壁、12e…被係止部、13…開口部、14…背当て部、15…第2収納部、17…第4収納部、18…収納部側調節ベルト、20…蓋部、23…係止部、24…ベルト留め具、25…付勢部材、30…肩ベルト、31…ベルト本体、32…調節用ベルト、33…肩当て部、34…第3収納部、35…補強部、36…被係止部、40…掛止部。

Claims (11)

  1. 底壁と複数の側壁を有し、前記複数の側壁の上縁によって開口部が形成された第1収納部と、
    前記開口部を開放或いは閉塞可能とする蓋部と、
    背負い用の肩ベルトと、を備えたバックパックであって、
    前記蓋部の基端部は、前記第1収納部に接合されているとともに、前記蓋部の先端部は、前記複数の側壁のうちの後方側の側壁の上端部に係止可能とされており、
    前記蓋部は、前記後方側の側壁の上端部に係止されることにより、前記複数の側壁のうちの前記前方側の側壁を被覆するとともに前記開口部を閉塞し、
    前記後方側の側壁には、該後方側の側壁から後方に突出するように第2収納部が設けられていることを特徴とするバックパック。
  2. 底壁と複数の側壁を有し、前記複数の側壁の上縁によって開口部が形成された第1収納部と、
    前記開口部を開放或いは閉塞可能とする蓋部と、
    背負い用の肩ベルトと、を備えたバックパックであって、
    前記肩ベルトは、前記第1収納部の上端部と下端部との間に架け渡されるように前記第1収納部の上端部及び下端部に接合されており、
    前記蓋部の基端部は、前記第1収納部に接合されているとともに、前記蓋部の先端部は、前記肩ベルトの上端部に係止可能とされており、
    前記蓋部は、前記肩ベルトの上端部に係止されることにより、前記複数の側壁のうちの前方側の側壁を被覆するとともに前記開口部を閉塞することを特徴とするバックパック。
  3. 前記後方側の側壁には、該後方側の側壁から後方に突出するように第2収納部が設けられている請求項に記載のバックパック。
  4. 前記蓋部には、該蓋部を前記第1収納部の上端部から離間するように付勢する付勢部材が設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載のバックパック。
  5. 前記肩ベルトは、前記第1収納部の上端部と下端部との間に架け渡されるように前記第1収納部の上端部及び下端部に接合されており、
    前記第1収納部の上端部における前記肩ベルトの接合位置を跨いだ領域には、前記肩ベルトが立ち上がるように補強する補強部が設けられている請求項1〜のいずれか一項に記載のバックパック。
  6. 底壁と複数の側壁を有し、前記複数の側壁の上縁によって開口部が形成された第1収納部と、
    前記開口部を開放或いは閉塞可能とする蓋部と、
    背負い用の肩ベルトと、を備えたバックパックであって、
    前記複数の側壁のうちの後方側の側壁には、該後方側の側壁から後方に突出するように第2収納部が設けられていることを特徴とするバックパック。
  7. 前記第2収納部の上部は、前方ほど高くなる斜面状に形成されている請求項又は6に記載のバックパック。
  8. 前記第2収納部の下部は、前方ほど低くなる斜面状に形成されている請求項1、6又は7のいずれか一項に記載のバックパック。
  9. 前記第2収納部には、該第2収納部を開閉可能なファスナーが設けられているとともに、前記ファスナーの引き手部分を被覆する構造が設けられている請求項1、6又は7のいずれか一項に記載のバックパック。
  10. 前記肩ベルトには第3収納部が設けられている請求項1〜9のいずれか一項に記載バックパック。
  11. 前記第3収納部は、前記肩ベルトに着脱可能に設けられている請求項10に記載のバックパック。
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