JP4871547B2 - アミン化合物、アミン化合物を有する電子写真感光体並びに該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

アミン化合物、アミン化合物を有する電子写真感光体並びに該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 Download PDF

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本発明は、アミン化合物、アミン化合物を用いた電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
従来、電子写真感光体としてはセレン、酸化亜鉛及びカドミウム等を主成分とする感光層を有する無機感光体が広く用いられてきた。これらはある程度の基礎特性は備えてはいるが、成膜が困難であったり、可塑性が悪かったり、製造コストが高いなどの問題がある。更に無機光導電材料は、一般的に毒性が強く、製造や取り扱いにも大きな制約があった。
一方、有機光導電性化合物を主成分とする感光層を有する有機感光体は、無機感光体の上記欠点を補う等多くの利点を有し、近年注目を集めており、これまで数多くの提案がされ、実用化されてきている。
このような有機感光体としては、ポリ−N−ビニルカルバゾールに代表される光導電性ポリマー等と、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン等のルイス酸とから形成される電荷移動錯体を主成分とする感光層を有する電子写真感光体が提案されている。これらの有機光導電性ポリマーは、無機光導電性材料に比べ軽量性、成膜性等の点では優れているが、感度、耐久性、環境変化による安定性等の面で劣っており、必ずしも満足できるものではない。
しかしながら、電荷発生機能と電荷輸送機能とをそれぞれ別々の物質に分担させた機能分離型電子写真感光体により、上記の有機感光体の欠点とされていた感度や耐久性が著しく改善された。このような機能分離型感光体は、電荷発生材料と電荷輸送材料の各々の材料選択の範囲が広く、任意の特性を有する電子写真感光体を比較的容易に作製できるという利点を有している。
更に、耐久性や転写効率を向上させる目的で保護層を用いることが提案されている。
電荷発生材料としては、種々のアゾ顔料、フタロシアニン顔料、多環キノン顔料、シアニン色素、スクエアリック酸染料、及びピリリウム塩系色素等が知られている。
電荷輸送材料としては、ピラゾリン化合物、ヒドラゾン化合物、トリフェニルアミン化合物(特許文献1〜3参照)、スチルベン化合物等のアミン化合物が挙げられる。
これらの電荷輸送材料に要求されることとして
(1)光、熱に対して安定であること、
(2)コロナ放電により発生するオゾン、NOx、硝酸等に対して安定であること、
(3)高い電荷注入効率を有すること、
(4)高い電荷輸送能を有すること、
(5)保護層の作製条件に対して安定であること、
(6)有機溶剤、結着剤との相溶性が高いこと、
(7)製造が容易で安価であること
等が挙げられる。しかし、従来の低分子の有機化合物からなる電荷輸送材料は、上記の要求の一部は満足するが、全て高いレベルで満足するものはなく、改善すべき点が多い。
特開昭51−93224号公報 特開平8−179526号公報 特開2003−146950号公報
本発明、前述の電荷輸送材料に要求される特性を満たすアミン化合物、アミン化合物を用いた電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することを目的とする。即ち、様々な使用環境の差、並びに搭載されるプロセスカートリッジ及び電子写真装置の仕様の差に対しても、安定して高い感度を有し、繰り返し使用時の電位が安定に維持することにより色再現性が優れた高画質な感光体を提供することを目的とする。さらに、製造が容易でかつ安価である新規なアミン化合物を提供することを目的とする。
本発明によると、下記一般式(1)で示されるアミン化合物が提供される。
(一般式(1)中、R〜R30は、それぞれ独立に、水素原子無置換のフェニル基、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、又はプロポキシ基を示す。但し、R11〜R30のうち一つは無置換のフェニル基、メチル基、エチル基、又はプロピル基である。また、Aは、下記式

又は下記式
を示し、R31は、水素原子又はメチル基を示し、Arは無置換のフェニル基を示す。)
また、前記一般式(1)で示されるアミン化合物が、下記式(A−3)、(B−2)、又は(C−1)で示される化合物である



また、本発明による、支持体及び該支持体上に形成された感光層を有する電子写真感光体において、感光層が上述のアミン化合物を有することを特徴とする電子写真感光体が提供される
また、本発明によると、電子写真装置本体に対して着脱自在に構成されプロセスカートリッジであって、上述の電子写真感光体と、該電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段、該電子写真感光体の表面に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段及び前記トナー像が転写された後に該電子写真感光体の表面に残たトナーを除去するクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも一つの手段とを一体に支持することを特徴とするプロセスカートリッジが提供される
さらに、本発明によると、上述の電子写真感光体と、電子写真感光体表面を帯電する帯電手段と、帯電された電子写真感光体の表面に像露光により静電潜像を形成する像露光手段と、電子写真感光体の表面の静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段と、電子写真感光体の表面のトナー像を転写材に転写する転写手段とを有することを特徴とする電子写真装置が提供される
本発明のアミン化合物によると、製造が容易でかつ安価であり、これを用いた電子写真感光体は高い感度を有し、繰り返し使用時の電位を安定に維持する。また、本発明のプロセスカートリッジ及び電子写真装置によると、使用環境や仕様等の差に対しても安定した特性を維持する。
以下に本発明について詳しく説明する。
上記式(1)及び(2)のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられる。また、式(1)及び(2)のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等が挙げられる。
一般式(1)で示されるアミノ化合物についてその代表的な具体例を下記に示す。但し、これらの化合物に限定されるものではない。
前記一般式(1)において、光、熱、及び帯電生成物に対して安定であり、また保護層の硬化条件による特性悪化を押さえることができる点で、R、R、R、R、R、R、R、及びR10が水素原子であり、且つR及びRがフェニル基であることが、好ましい。
また、一般式(1)において、上述と同様に、光、熱、及び帯電生成物に対して安定であり、また保護層の硬化条件による特性悪化を押さえることができる点で、R11、R12、R14、R15、R16、R17、R19、及びR20が水素原子であり、且つR13及びR18がフェニル基であることが、好ましい。
更に、一般式(1)において、上述の点で、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R14、R15、R16、R17、R19、及びR20が水素原子であり、R、R、R13及びR18がフェニル基であることが、特に好ましい。
一般式(2)で示されるアミノ化合物についてその代表的な具体例を下記に示す。但し、これらの化合物に限定されるものではない。
一般式(2)で示されるアミン化合物は、m−ジヨードベンゼンとジフェニルアミノ誘導体をUllman反応することにより得ることができる。
一般式(1)で示されるアミン化合物は、一般式(2)で示される化合物と下記一般式(3)で示されるアミン化合物とをUllman反応することにより得ることができる。

一般(3)中、R〜R びAは、前記一般式(1)中のR 〜R 10 及びAと同じ)
本発明の電子写真感光体は、支持体上に形成された、一般式(1)で示されるアミン化合物からなる電荷輸送材料と適当な電荷発生材料とを含有する感光層を有する。
感光層の構成としては、例えば、支持体に近い側から、次の形態が挙げられる。
(1)電荷発生材料を含有する層/電荷輸送材料を含有する層
(2)電荷輸送材料を含有する層/電荷発生材料を含有する層
(3)電荷発生材料と電荷輸送材料を含有する層
(4)電荷発生材料を含有する層/電荷発生材料と電荷輸送材料を含有する層
一般式(1)で示されるアミノ化合物は、正孔に対し高い輸送能を有するため、上記形態の感光層における電荷輸送材料として用いられる。感光層の形態が(1)の場合は負帯電、(2)の場合は正帯電が好ましく、(3)、(4)の場合は正、負帯電いずれでも用いることができる。
更に本発明の電子写真感光体は、接着性向上や電荷注入制御のために、感光層の表面に保護層や絶縁層を設けてもよい。なお、本発明の電子写真感光体の構成は、上記の基本構成に限定されるものではない。
上記基本構成のうち、特に(1)の形態が好ましく、更に詳細に説明する。本発明の電子写真感光体において、導電性支持体としては、例えば次の形態のものを挙げることができる。
(1)アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、銅などの金属または合金を板形状又はドラム形状にしたもの、
(2)ガラス、樹脂、紙等の非導電性支持体や前記(1)の導電性支持体上にアルミニウム、パラジウム、金、白金などの金属を蒸着若しくはラミネートすることにより薄膜形成したもの、
(3)ガラス、樹脂、紙等の非導電性支持体や前記(1)の導電性支持体上に導電性高分子、酸化スズ、酸化インジウム等の導電性化合物の層を蒸着あるいは塗布することにより形成したもの、
などである。
本発明の電子写真感光体において用いられる有効な電荷発生材料としては、例えば次のような材料が挙げられる。
(1)モノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ等のアゾ系顔料、
(2)金属フタロシアニン、非金属フタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、
(3)インジゴ、チオインジゴ等のインジゴ系顔料、
(4)ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミド等のペリレン系顔料、
(5)アントラキノン、ピレンキノン等の多環キノン系顔料、
(6)スクワリリウム色素、
(7)ピリリウム塩、チオピリリウム塩類、
(8)トリフェニルメタン系色素、
(9)セレン、非晶質シリコン等の無機材料。
これらの電荷発生材料は単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
電荷発生材料を含有する層、即ち電荷発生層は、上述のような電荷発生材料を適当な結着剤樹脂に分散し、これを導電性支持体上に塗工することにより形成することができる。また、導電性支持体上に蒸着、スパッタ、CVD等の乾式法で薄膜を形成することによっても形成することができる。
上記結着剤樹脂としては、広範囲な結着性樹脂から選択でき、例えばポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレート、ブチラール樹脂、ベンザール樹脂、ポリスチレン、ポリビニルアセタール、ジアリルフタレート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリスルホン、スチレン−ブタジエン共重合体、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの樹脂は、単独または2種類以上混合して用いてもよい。電荷発生層中に含有する樹脂は80質量%以下、好ましくは40質量%以下である。また、電荷発生層の膜厚は5μm以下、特には0.01〜2μmの薄膜層とすることが好ましい。また、電荷発生層には種々の増感剤を添加することもできる。
電荷輸送材料を含有する層、即ち電荷輸送層は、前記一般式(1)で示されるアミノ化合物と適当な結着剤樹脂とを組み合わせて形成することができる。ここで電荷輸送層の形成に用いられる結着剤樹脂としては、前記電荷発生層に用いられている結着剤樹脂が挙げられ、更にポリビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセンなどの光導電性高分子化合物を用いてもよい。この結着剤樹脂と前記一般式(1)で示されるアミノ化合物との配合割合は、結着剤樹脂100質量部あたり該アミノ化合物を30〜300質量部とすることが好ましい。
電荷輸送層は上述の電荷発生層と電気的に接続されており、電界の存在下で電荷発生層から注入された電荷キヤリアを受け取ると共に、これらの電荷キヤリアを表面まで輸送する機能を有する。この電荷輸送層は、電荷キヤリアの輸送に限界があるので、必要以上に膜厚を厚くすることができないが、5〜40μm、特に10〜30μmの範囲が好ましい。更に電荷輸送層中に酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤又は公知の電荷輸送材料を必要に応じて添加することもできる。
電荷輸送層の形成は、適当な有機溶媒を用い、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法などのコーティング手段を用いて行うことができる。
感光層上には、感光層を保護し耐久性を向上することを目的として、保護層を設けてもよい。
保護層は、ポリビニルブチラール、ポリエステル、ポリカーボネート(ポリカーボネートZ、変性ポリカーボネートなど)、ポリアミド、ポリイミド、ポリアリレート、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリル酸コポリマーおよびスチレン−アクリロニトリルコポリマーなどの樹脂を適当な有機溶剤によって溶解し、感光層の上に塗布して乾燥する、または、感光層の上に塗布して、加熱、電子線、紫外線などによって硬化することによって形成できる。保護層の膜厚は、0.1〜10μmであることが好ましい。
また、保護層は、導電性粒子や紫外線吸収剤やフッ素原子含有樹脂微粒子などの潤滑性粒子などを有してもよい。導電性粒子としては、例えば酸化スズ、シリカなどの金属酸化物粒子が好ましい。
本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に利用するのみならず、レーザープリンター、CRTプリンター、電子写真式製版システム等の電子写真応用分野にも広く用いることができる。
次に、本発明の電子写真感光体を用いた電子写真装置について説明する。
本発明の電子写真装置の一つの実施の形態を図1に示す。
図1において、1は本発明のドラム型の電子写真感光体であり軸1aを中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動する。電子写真感光体1は、その回転過程で帯電手段2によりその周面に正又は負の所定電位の均一帯電を受け、次いで露光部3にて露光手段(図示せず)により露光光L(レーザービーム走査露光等)を受ける。これにより電子写真感光体周面に露光像に対応した静電潜像が順次形成されていく。その静電潜像は、次いで現像手段4でトナー像として現像され、そのトナー現像像は、電子写真感光体1の回転と同期して、給紙部(図示せず)から電子写真感光体1とコロナ転写手段5との間に給送された転写材9の面に、コロナ転写手段5により順次転写されていく。像転写を受けた転写材9は、電子写真感光体面から分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複写物(コピー)として電子写真装置の機外へプリントアウトされる。像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段6にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化され、前露光手段7により除電処理がされて、繰り返して像形成に使用される。
また、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段からなる群より選択された少なくとも一つの手段を感光体と一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在としたプロセスカートリッジも本発明の範囲内である。本発明のプロセスカートリッジの一つの実施の形態を図2に示す。
図2に示すプロセスカートリッジは、容器20内に、電子写真感光体1と、帯電手段2と、現像手段4とを有する。このプロセスカートリッジは、レール等の案内手段12により電子写真装置本体に対して着脱自在に構成されている。クリーニング手段6は、任意で、容器20内に配置してもよい。
本発明のプロセスカートリッジ及び電子写真装置の別の実施の形態を図3に示す。図3に示すように、本発明のプロセスカートリッジ及び電子写真装置は、帯電手段として直接帯電部材10を用い、電圧印加された直接帯電部材10を電子写真感光体1に接触させることにより電子写真感光体1の帯電を行ってもよい(この帯電方法を、以下直接帯電という)。図3に示す本発明の装置では、電子写真感光体1上のトナー像も直接帯電部材23で転写材9に転写される。即ち、電圧印加された直接帯電部材23を転写材9に接触させることにより電子写真感光体1上のトナー像を転写材9に転写させる。
更に、本発明の電子写真装置は、図4に示すように、少なくとも電子写真感光体1及び直接帯電部材10を第1の容器21に納めて第1のプロセスカートリッジとし、少なくとも現像手段4を第2の容器22に納めて第2のプロセスカートリッジとを有し、これらプロセスカートリッジが電子写真装置本体に対して着脱自在に構成されている形態であってもよい。また、図4における第1のプロセスカートリッジ(少なくとも電子写真感光体1及び直接帯電部材10を第1の容器21に納めた形態)は、本発明のプロセスカートリッジの一つの形態である。第1のプロセスカートリッジは、容器21内に、任意で、クリーニング手段6を配置してもよい。
露光光Lの制御は、電子写真装置を複写機やプリンターとして使用する場合、原稿からの反射光や透過光、又は原稿を読み取り信号化して得た信号に従って、レーザービームの走査、発光ダイオードアレイの駆動、又は液晶シャッターアレイの駆動などを行うことにより、行われる。
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、以下の実施例は、本発明を限定するものではなく、これにより本発明が実施例に限定されるものでもない。なお、以下の例中における「部」は「質量部」を示す。
また、IR(赤外分光法)の測定は、日本分光社製:FT/IR−420により、NMR(核磁気共鳴スペクトル)の測定は、日本電子製:EX−400により、質量分析は、BRUKER社製:REFLEXIII−TOF(測定モード:POSI)又は島津製作所製:QP−2000(測定モード:DI−MS)により、それぞれ行った。
<例示化合物(D−1)の合成>
(合成例1)
ジ−p−トリルアミン3部、m−ジヨードベンゼン25部、銅粉5部及び炭酸カリウム3部を、ジクロロベンゼン100部中で、180℃、20時間加熱撹拌した後、固形分をろ過で除去した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム(溶媒は、ヘキサン:トルエン=10:0〜10:1の混合溶媒)にて精製し、例示化合物(D−1)を4部得た。
得た例示化合物(D−1)に係る質量分析、IR及びNMRのデータを、以下に示す。
質量分析(DI−MS):m/Z=399(M
IR(cm−1,KBr):3023,2915,1579,1507,1469,1322,816,766,503
H−NMR(400MHz,CDCL3,22℃):δ=7.32(t,1H,J=2.0Hz),7.20(dt,1H,J=7.6,1.2Hz),7.06(d,4H,J=8.0Hz),6.96(d,4H,J=8.0Hz),6.92(ddd,1H,J=8.0,2.0,1.2Hz),6.86(dd,1H,J=8.0,7.6Hz),2.31(s,6H,CH3)
<例示化合物(D−3)の合成>
(合成例2)
N−(p−トリル)−4−ビフェニルアミン10部、m−ジヨードベンゼン90部、銅粉13部及び炭酸カリウム8部を、ジクロロベンゼン100部中で、180℃、10時間加熱撹拌した後、固形分をろ過で除去した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム(溶媒は、ヘキサン:トルエン=10:0〜10:2の混合溶媒)にて精製し、例示化合物(D−3)を11部得た。
得た例示化合物(D−3)に係る質量分析、IR及びNMRのデータを、以下に示す。
質量分析(DI−MS):m/Z=461(M
IR(cm−1,KBr):3025,1577,1508,1469,1294,989,766,519
H−NMR(400MHz,CDCL3,27℃):δ=7.51(d,2H,J=7.32Hz),7.42(d,2H,J=8.54Hz),7.36(m,3H),7.25(m,2H),7.05(m,4H),6.97(d,3H,J=8.3Hz),6.87(t,1H)2.29(s,3H,CH3)
<例示化合物(A−3)の合成>
(合成例3)
下記化合物 4.5部、
合成例1で得た例示化合物(D−1)8.4部、銅粉3部及び炭酸カリウム4部を、ジクロロベンゼン50部中で、180℃、30時間加熱撹拌した後、固形分をろ過で除去した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム(溶媒は、ヘキサン:トルエン=4:1の混合溶媒)にて精製し、例示化合物の(A−3)を4部得た。
得た例示化合物(A−3)に係る質量分析、IR及びNMRのデータを、以下に示す。
質量分析(TOF,POSI):m/Z=1016(M
IR(cm−1,KBr):3022,2919,2857,1590,1507,1482,1271,814,695,504
H−NMR(400MHz,CDCL3,26℃):δ=6.8−7.1(m,30H),6.78(dd,4H,J=8.3,2.2Hz),6.53(d,4H,J=7.8Hz),2.24(s,12H,CH3),2.18(s,6H,CH3),2.14(brs,10H,CH2),1.52(br,6H,CH2)
<例示化合物(B−2)の合成>
(合成例4)
下記化合物 5.7部、
合成例1で得た例示化合物(D−1)8.8部、銅粉3部及び炭酸カリウム4部を、ジクロロベンゼン150部中で、180℃、30時間加熱撹拌した後、固形分をろ過で除去した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム(溶媒は、ヘキサン:トルエン=5:1の混合溶媒)にて精製し、例示化合物(B−2)を8部得た。
例示化合物(B−2)に係る質量分析、IR及びNMRのデータを、以下に示す。
質量分析(TOF,POSI):m/Z=1112(M
IR(cm−1,KBr):3027,2932,2856,1589,1507,1483,1314,1287,815,762,695,503
H−NMR(400MHz,CDCL3,26℃):δ=7.52(d,4H,J=7.6Hz),7.41(d,4H,J=8.3Hz),7.38(d,4H,J=8.8Hz),7.3−6.94(m,32H),6.84(s,2H),6.64(d,2H,J=8.0Hz),6.60(d,2H,J=8.0Hz),2.24(s,12H,CH3),2.20(br,4H,CH2),1.55(br,6H,CH2)
<例示化合物(C−1)の合成>
(合成例5)
下記化合物 5.7部、
合成例2で得た例示化合物(D−3)10部、銅粉3部及び炭酸カリウム4部を、ジクロロベンゼン100部中で、180℃、20時間加熱撹拌した後、固形分をろ過で除去した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム(溶媒は、ヘキサン:トルエン=2:1の混合溶媒)にて精製し、例示化合物(C−1)を8部得た。
例示化合物(C−1)に係る質量分析、IR及びNMRのデータを、以下に示す。
質量分析(TOF,POSI):m/Z=1236(M
IR(cm−1,KBr):3028,2932,2856,1588,1483,1314,1287,832,761,695,514
H−NMR(400MHz,CDCL3,26℃):δ=7.5−6.9(m,54H),6.90(d,2H,J=1.47Hz),6.69(t,4H),2.34(s,6H,CH3),2.15(brs,4H,CH2),1.50(br,6H,CH2)
(実施例1)
直径30mm×357.5mmのアルミニウムシリンダーを支持体とし、それに、以下の材料より構成される塗料を支持体上に浸漬コーティング法で塗布し、140℃で30分間乾燥させ、膜厚が18μmの干渉縞防止層を形成した。
導電性顔料:SnOコート処理硫酸バリウム 10部
抵抗調節用顔料:酸化チタン 2部
バインダー樹脂:フェノール樹脂 6部
レベリング材:シリコーンオイル 0.001部
溶剤:メタノール/メトキシプロパノール=0.2/0.8 15部
次に、この上に、メタノール60部及びn−ブタノール30部の混合溶媒にN−メトキシメチル化ナイロン1部及び共重合ナイロン3部を溶解した溶液を浸漬コーティング法で塗布し、100℃で10分間乾燥させ、膜厚が0.7μmの中間層を形成した。
次に、電荷発生材料としてCuKα特性X線回折のブラッグ角2θ±0.2°の7.4°及び28.2°に強いピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン4部、ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)2部及びシクロヘキサノン80部を直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で6時間分散した後、シクロヘキサノン70部と酢酸エチル150部を加えて電荷発生層用分散液を調製した。これを浸漬コーティング法で塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚が0.17μmの電荷発生層を形成した。
次いで電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)17部及びポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ−400、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)10部をモノクロロベンゼン90部及びジクロロメタン20部の混合溶媒中に溶解して電荷発生層用分散液を調製した。これを浸漬コーティング法で塗布し、100℃で30分間乾燥して、膜厚が10μmの電荷輸送層を形成した。
次いで、下記構造式(4)

で示される硬化性モノマー化合物32部、平均粒径0.2μmのポリテトラフルオロエチレン粒子4部及び平均粒径0.1μm以下のポリテトラフルオロエチレン粒子4部を、n−プロピルアルコール60部に混合した後に分散処理を行い、表面保護層用塗料を調製した。この塗料を用いて、前記電荷輸送層上に保護層を塗布した後、窒素中において加速電圧80kV、線量1.5Mradの条件で電子線を照射した後、同雰囲気下、150℃で5分間加熱処理を行った。このときの酸素濃度は20ppmであった。さらに、感光体を大気中で140℃、1時間後乾燥させて、膜厚5μmの保護層を形成し、電子写真感光体1を作製した。
作製した電子写真感光体をキヤノン(株)製複写機GP−40のブルーレーザー改造機(光源を405nmの半導体レーザーに、前露光をハロゲンランプに、それぞれ変更)を用いて23℃/55%(N/N)の環境下で評価した。感光体の電位特性については、複写機本体から現像器ユニットを取り外し、代わりに電位測定用プローブを現像位置に固定することにより測定を行った。なおその際に転写ユニットは感光体に非接触、紙は非通紙とした。
N/N環境下で表面電位(Vd)を−700V、明部電位(VL)が−200V、前露光は−700Vの表面電位を−200Vに減衰するハロゲン光量の2倍の光量になるように、帯電設定、像露光量、及び前露光量の調整をした。その時の必要光量(暗部電位−700V設定で−200Vに光減衰させるために必要なレーザー光量)、残留電位(必要光量の3倍のレーザー光量を照射したときの電位)を測定した。結果を表8に示す。
次に感光体を評価機と共に、23℃/5%RHの超低湿(N/L)環境下で3日間放置した後、同環境(N/L)下で、N/N環境下での−200Vに光減衰させるために必要な光量を用いて明部電位の測定を行った。更に同環境(N/L)下で連続3,000回転のVL耐久(全面黒画像モード)を行い、3,000回転目の明部電位の測定を行った。結果を表9に示す。
次に、同評価機と共に、30℃/80%RH(H/H)の環境下で3日間放置した後、同環境(H/H)下で、N/N環境下での200Vに光減衰させるために必要な光量を用いて明部電位の測定を行った。更に同環境(H/H)下で連続10,000回転のVL耐久(全面黒画像モード)を行い、10,000回転目の明部電位の測定を行った。また、3環境(H/H環境、N/N環境及びN/L環境)における耐久前の明部電位の最大値と最小値との差を環境変動電位とした。結果を表10に示す。
同様に作製した新たな電子写真感光体をキヤノン(株)製複写機GP−40のブルーレーザー倍速改造機(光源を405nmの半導体レーザーに変更及びプロセススピードを倍速の420mm/secに改造)を用い、複写機本体から現像器ユニットを取り外し、代わりに電位測定用プローブを現像位置に固定することにより測定を行った。なおその際に転写ユニットは感光体に非接触、紙は非通紙とした。
N/N環境下で表面電位(Vd)を−700V、明部電位(VL)が−200V、前露光は−700Vの表面電位を−200Vに減衰するハロゲン光量の2倍の光量になるように、帯電設定、像露光量、及び前露光量の調整をした。
次に感光体を評価機と共に、23℃/5%RHの超低湿(N/L)環境下で3日間放置した後、同環境(N/L)下で、N/N環境下での−200Vに光減衰させるために必要な光量を用いて明部電位の測定を行った。更に同環境(N/L)下で連続3,000回転のVL耐久(全面黒画像モード)を行い、3,000回転目の明部電位の測定を行った。結果を表11に示す。
次に、同評価機と共に、30℃/80%RH(H/H)の環境下で3日間放置した後、同環境(H/H)下で、N/N環境下での200Vに光減衰させるために必要な光量を用いて明部電位の測定を行った。更に同環境(H/H)下で連続10,000回転のVL耐久(全面黒画像モード)を行い、10,000回転目の明部電位の測定を行った。また、3環境における耐久前の明部電位の最大値と最小値との差を環境変動電位とした。結果を表12に示す。
(実施例2)
実施例1において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)の代わりに合成例(4)で得られた例示化合物(B−2)に代えた以外は、実施例1と同様の方法を用いて電子写真感光体2を作製した。
得た電子写真感光体2の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(実施例3)
実施例1において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)の代わりに合成例(5)で得られた例示化合物(C−1)に代えた以外は、実施例1と同様の方法を用いて電子写真感光体3を作製した。
得た電子写真感光体3の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(実施例4)
実施例1と同様の方法により、アルミシリンダー上に干渉縞防止層、及び中間層を形成した。
次に電荷発生材料として下記構造式(5)

で示されるアゾ化合物10部をシクロヘキサノン200部と直径0.8mmのガラスビーズ470部と共にサンドミル装置で6時間分散した後、同サンドミル装置に、ブチラール樹脂(商品名:エスレックBL−S、積水化学工業(社)製)2部をシクロヘキサノン18に溶解させたバインダー溶液を加えた。更に同サンドミルで2時間分散させ、シクロヘキサノン100部と酢酸エチル280部を加えて電荷発生層用分散液を調製した。これを浸漬コーティング法で塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚が0.17μmの電荷発生層を形成した。
次に、実施例1と同様の方法を用いて電荷輸送層、及び保護層を形成させ電子写真感光体4を作製した。
得た電子写真感光体4の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(実施例5)
実施例4において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)の代わりに合成例(4)で得られた例示化合物(B−2)に代えた以外は、実施例4と同様の方法を用いて電子写真感光体5を作製した。
得た電子写真感光体5の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(実施例6)
実施例4において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)の代わりに合成例(5)で得られた例示化合物(C−1)に代えた以外は、実施例4と同様の方法を用いて電子写真感光体6を作製した。
得た電子写真感光体6の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(比較例1)
実施例1において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)の代わりに下記構造式(6)で示される電荷輸送材料に代えた以外は、実施例1と同様の方法を用いて比較感光体1を作製した。

得た比較感光体1の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(比較例2)
実施例1において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)の代わりに下記構造式(7)で示される電荷輸送材料に代えて、実施例1と同様の方法を用いて比較感光体2を作製しようとしたが、記構造式(7)で示される電荷輸送材料の溶解性が悪く電荷輸送層用塗料の調製が出来なかった。

(比較例3)
実施例1において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)17部の代わりに上記構造式(7)で示される電荷輸送材料7部に代えた以外は、実施例1と同様の方法を用いて比較感光体3を作製した。
得た比較感光体3の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(比較例4)
実施例1において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)の代わりに下記構造式(8)で示される電荷輸送材料に代えた以外は、実施例1と同様の方法を用いて比較感光体4を作製した。

得た比較感光体4の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8に示す。
(比較例5)
実施例1において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)17部の代わりに上記構造式(8)で示される電荷輸送材料7部に代えた以外は、実施例1と同様の方法を用いて比較感光体5を作製した。
得た比較感光体5の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(比較例6)
実施例4において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)の代わりに記構造式(6)で示される電荷輸送材料に代えた以外は、実施例4と同様の方法を用いて比較感光体6を作製した。
得た比較感光体6の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(比較例7)
実施例4において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)17部の代わりに記構造式(7)で示される電荷輸送材料7部に代えた以外は、実施例4と同様の方法を用いて比較感光体7を作製した。
得た比較感光体7の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
(比較例8)
実施例4において電荷輸送材料として合成例(3)で得られた例示化合物(A−3)1
7部の代わりに前記構造式(8)で示される電荷輸送材料7部に代えた以外は、実施例4と同様の方法を用いて比較感光体8を作製した。
得た比較感光体8の評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表8〜12に示す。
注)3,000回耐久後の変動値(V)の+はVLアップを意味する。
例えば実施例の1の初期−210Vは耐久後、−228Vを意味する。
本発明の電子写真感光体を備えた電子写真装置の概略構成の例を示す図である。 本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の例を示す図である。 本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた別の電子写真装置の概略構成の例を示す図である。 本発明の電子写真感光体を有する第1のプロセスカートリッジと第2のプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の例を示す図である。
符号の説明
1 電子写真感光体
1a 軸
2 帯電手段
3 露光部
4 現像手段
5 コロナ転写手段
6 クリーニング手段
7 前露光手段
8 定着手段
9 転写材
10 直接帯電部材
12 案内手段
20、21、22 容器
23 直接帯電部材
L 露光光

Claims (8)

  1. 下記一般式(1)で示されるアミン化合物。
    (一般式(1)中、R〜R30は、それぞれ独立に、水素原子無置換のフェニル基、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、又はプロポキシ基を示す。但し、R11〜R30のうち一つは無置換のフェニル基、メチル基、エチル基、又はプロピル基である。また、Aは、下記式
    又は下記式
    を示し、R31は、水素原子又はメチル基を示し、Arは無置換のフェニル基を示す。)
  2. 前記一般式(1)中、R、R、R、R、R、R、R及びR10が水素原子であり、R及びRがフェニル基である請求項1記載のアミン化合物。
  3. 前記一般式(1)中、R11、R12、R14、R15、R16、R17、R19及びR20は、水素原子であり、R13及びR18がフェニル基である請求項1又は2記載のアミン化合物。
  4. 前記一般式(1)で示されるアミン化合物が、下記式(A−3)、(B−2)、又は(C−1)で示される化合物である請求項1に記載のアミン化合物。
  5. 支持体及び該支持体上に形成された感光層を有する電子写真感光体において、該感光層は、請求項1から4のいずれかに記載のアミン化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
  6. 前記電子写真感光体は、前記感光層上に形成された保護層を有する請求項5に記載の電子写真感光体。
  7. 電子写真装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジであって、請求項5または6に記載の電子写真感光体と、該電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段、該電子写真感光体の表面に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段及び前記トナー像が転写された後に該電子写真感光体の表面に残ったトナーを除去するクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも一つの手段とを一体に支持することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項5または6に記載の電子写真感光体と、電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、帯電された電子写真感光体の表面に像露光により静電潜像を形成する像露光手段と、電子写真感光体の表面の静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段と、電子写真感光体の表面のトナー像を転写材に転写する転写手段とを有することを特徴とする電子写真装置。
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