JP4868316B2 - パイプ接合装置 - Google Patents

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Description

本発明はパイプ同士やチーズ、エルボその他の継ぎ手とパイプとを圧接接合するパイプ接合装置に係り、より詳細には、パイプや継ぎ手などのパイプ部材の端面を押圧する押圧機構の位置を仮止めし、押圧機構に設けられたプレート部材を微調整しながらパイプ部材を押圧することができるパイプ接合装置に関するものである。
予めチーズやエルボなどの継ぎ手をフランジ付きのパイプに溶接しておき、配管現場でパイプのフランジ同士を接合して螺子止め可能にすることで、溶接作業を回避している。特許文献1には、インサート材を挟んで突き合わせた2本のパイプをクランプ機構でそれぞれ挟持し、パイプの突合せ部近傍を加熱することで接合する方法が開示されており、クランプ機構同士をつなげた連結体にロードセルが設けられていることから、軸方向に加わる力を測定することができる。しかし、特許文献1に開示された方法では、継ぎ手とパイプとの接合面の角度を微調整しながら接合面同士を圧接することができない。
図13は、パイプ201とチーズ202の接合面同士を圧接する従来のパイプ圧接装置200を模式的に示し、(A)は平面図、(B)はx1−x2線に沿った断面図、(C)は概略正面図である。一例としてチーズ202とパイプ201とを圧接する場合を図示している。圧接する軸方向をX方向、水平面上においてX方向と垂直な方向をY軸方向、X方向及びY方向に共に垂直な方向をZ方向とする。
従来のパイプ圧接装置200は、矢印で示すZ方向に上下動する第1の調整機構(図示せず)とXY方向に位置調整を行う第2の調整機構とがテーブル207上に対向して設けられ、第1の調整機構上にV字型クランプ203が設置され、第2の調整機構上にパイプ201を担持するクランプ204が設置され、パイプ201とチーズ202の接合面205の外周側に加熱コイル206が配置されて構成される。図示した第2の調整機構では、テーブル207上に配設されたレール208上にスライドプレート208aが移動可能に配置され、スライドプレート208aにクランプ204が載置される一方、レール208の端部には押圧手段209が設けられ、押圧手段209からクランプ204側に水平に延設されたロッド209aを介して押圧手段209で押圧力を加える。
パイプ201とチーズ202とを接合させる場合には、先ず、V字型クランプ203にチーズ202を設置し、クランプ204における一対の保持部材204a及び204bでパイプ201を挟み込むことでパイプ201を固定する。次に、パイプ201とチーズ202との接合面205間にインサートメタル(図示せず)を介在させ、ロッド209aを介して押圧手段209でクランプ204の保持部材204bの下端部を押圧する。その後インサートメタルと接合面205を加熱コイル206で誘導加熱することで、インサートメタルを融解させ、パイプ201とパイプ202とを接合する。その際、パイプ201の接合面205及びチーズ202の接合面205が水平面に対して垂直であれば接合面を接触させても隙間が生じないため、Y軸方向のズレのみを調整すればよい。
一般に、接合面同士は水平面に対して垂直ではないため、パイプ201側のクランプ204をY軸及びZ軸方向に調整しながら、一方でチーズ202側のV字型クランプ203をZ軸回りに回動させることで、接合面同士を密着させていた。
特開昭62−97784号公報 特開2004−249324号公報
パイプや継ぎ手などのパイプ部材同士を接合する際、前述した何れの手法においても、接合面205に研磨などの加工処理を施す必要がある。図13に示す従来のパイプ圧接装置200でパイプ部材を接合する場合には第1及び第2の調整機構を駆使する必要があるため、熟練者でなければパイプ部材を接合することが難しい。しかも、押圧手段209でクランプ204の下端部を押圧するため、押圧手段209での押圧位置がパイプ201の軸心と異なる高さであることから、クランプ204には押圧力が均等に加わらず押圧手段209による押圧力が逃げてしまい、押圧手段209による押圧力を増加させるためには大型の油圧シリンダーを備える必要がある。押圧手段209による調整機構では、パイプ204に加える押圧力を所定の値となるよう制御することは難しく、圧接作業で製造した製品にばらつきが生じ一定の品質を維持することが難しい。
一方、接合されるパイプ部材の端面は常に同一ではなく、特に切断機で所定長に切断されただけの場合には、パイプの端面が軸方向に対して傾斜し2次元的になっていたり、端面が複数の平面で形成され3次元的になっている。また端面の角度も切断毎に異なり、パイプ部材毎に異なっている。よって、前述した何れの手法を採用してパイプ部材を接合しようとしても接合面同士に隙間が生じてしまう。
ところで、パイプ部材の接合条件、即ちパイプ部材を圧接接合する直前のパイプ部材間の隙間は、作業者の経験と熟練に依拠している。よって、経験が浅い作業者にとってパイプ部材を接合することは難しく、パイプ部材を接合して製品化しても生産性に欠ける。また上述のようにパイプ部材の端面はパイプ部材毎に異なることから、接合されるパイプ部材の接合面間の隙間は一様ではなくばらつきがあるため、パイプ部材を接合して製品化しても品質にばらつきが生じる。また、隙間が規定値を超えて大きな場合は接合不良の原因となる。
上記課題に鑑み、パイプ部材同士の接合面に寸法公差があっても容易に接合面を圧接することができ、特に、パイプ部材を押圧する押圧機構を位置決めしかつパイプ部材を直接押圧することができるパイプ接合装置を提供することを目的とする。
本発明は、パイプ部材同士を挟んで接合する方向に押圧機構と受け機構とを対向するように配置し、パイプ部材の一方を挟んで押圧機構及び受け機構の配置方向に直交させて補助押圧機構と補助受け機構とを対向するように配置し、押圧機構、受け機構、補助押圧機構及び補助受け機構に、それぞれ、パイプ部材の非接合面に向き合うように設けられるプレート部材と、プレート部材の後側でプレート部材に向き合うようにスラスト球面軸受が取り付けられるブラケットと、ブラケット及びスラスト球面軸受に貫通させて取り付けられるシャフトと、シャフトのプレート部材側に取り付けられるラジアル球面軸受とを備え、一方のパイプ部材を補助受け機構及び/又は補助押圧機構と受け機構とで挟み込み、押圧機構で他方のパイプ部材を押圧すると、一方のパイプ部材を挟み込んだ側のスラスト球面軸受及びラジアル球面軸受がプレート部材を他方のパイプ部材の接合面に対応させて角度調整しながらパイプ部材の接合面同士を密着させてパイプ部材を接合するという、独自の発想に基づいてなされたものである。
上記目的を達成するために、本発明のパイプ接合装置は、パイプ部材を押圧する押圧機構を備え、押圧機構が、パイプ部材の端面形状に対応してプレート部材を傾斜させながら加圧する加圧ユニットと、加圧ユニットの位置決めを行なう位置決めユニットと、加圧ユニットと位置決めユニットとを弾性部材で弾性的に連結する連結手段とを有することを特徴とする。
よって、位置決めユニットで加圧ユニットの位置を固定した後、加圧ユニットがプレート部材を加圧することでパイプ部材の端面形状に対応して傾斜させることができる。
具体的には、ベース上に配設されるスライドレールと、スライドレール上にスライド可能に載置されてパイプ部材を押圧する押圧機構とを備え、押圧機構は、パイプ部材の端面形状に対応してプレート部材を傾斜させながら加圧する加圧ユニットと、加圧ユニットの位置決めを行なう位置決めユニットと、位置決めユニットと加圧ユニットとを連結する連結手段とを有し、位置決めユニットには、スライドレール上を移動不能にロックするロック手段が取り付けられていることを特徴とする。
よって、パイプ部材の端面にプレート部材が当接するように押圧機構を配置して位置決めユニットをロック手段で位置決め固定しても、加圧ユニットのプレート部材を微調整することができる。押圧機構は加圧ユニットの位置を微調整できるよう加圧ユニットと位置決めユニットとを連結手段で接続する構成としているので、加圧ユニットを位置決めユニットに対して相対的に移動できる。
ロック手段は、位置決めユニットの水平ブラケットに貫通するように設けられるロッドと、ベースの下側でロッドに装着され位置決めユニットをベースに加圧締付する加圧締付手段と、水平ブラケットの下側に固定されるブレーキ用ブロックと、を備え、加圧締付手段で位置決めユニットを下降させると、ブレーキ用ブロックがベースと接触し位置決めユニットを移動不能にロックする。
よって、ロック手段で位置決めユニットをベースに対して完全に固定させ位置決めすることができる。特にブレーキ用ブロックを水平ブラケットに設けたことから、確実にかつ簡単な構成で位置決めユニットを固定することができ、ロック解除も容易に行うことができる。
位置決めユニットの水平ブラケットは、スライドレール上をスライドするスライドプレートに対し隙間を有するように取り付けられ、ブレーキ用ブロックで位置決めユニットの加圧締付力がスライドプレートに直接加わらないようにする。よって、位置決めユニットによるスライドプレートの損傷を防止することができる。
位置決めユニットの水平ブラケットは、スライドレール上をスライドするスライドプレートに対し隙間を有するよう弾性部材を介して取り付けられ、加圧締付手段は弾性部材に抗して位置決めユニットを下降させる。よって、単にロック解除するだけで位置決めユニットが弾性部材のばね力で上昇し、スライドプレートによりスライドレール上を移動することができる。
連結手段は、位置決めユニットの水平ブラケットに対して立設された鉛直ブラケットと、鉛直ブラケットに対し水平方向に配設されたガイドシャフトと、鉛直ブラケットに対向させて加圧ユニットに立設されたガイドフランジとを備え、ガイドシャフトはガイドフランジに貫通して配置され、ガイドシャフトの先端部とガイドフランジとの間でガイドシャフトに弾性部材が装着されている。よって、連結手段を簡便に構成することができる。
本発明のパイプ接合装置によれば、パイプ部材を押圧する押圧機構のうち位置決めユニットをロック手段で固定し、加圧ユニットを微調整することができる。よって、パイプ部材の非接合面を微調整することができる。確実に固定し、かつ微調整もできるという一見矛盾することを容易にかつ確実に行える。これにより、プレート部材をパイプ部材の端面に応じて傾斜させてパイプ部材同士を圧接することでき、パイプ部材の精密な端面加工を行う必要がなく、誘導加熱条件や圧接条件を定めてルーチンワーク的に圧接作業を行える。よって、熟練者でなくても圧接状態がまちまちにならず、一定の品質を保持することができる。
以下、図面に基づいて本発明を実施するための最良の形態について、パイプ部材を圧接するパイプ圧接装置に適用した場合を詳細に説明するが、パイプを溶接する際のパイプ把持装置としても適用できることはいうまでもない。同一又は対応する部材には同一の符号を用いる。
図1は本発明の実施形態に係るパイプ圧接装置1の概略平面図であり、図2は図1においてX1−X2線に沿う概略断面図で要部のみ示している。図1及び図2では、片面にフランジが取り付けられた直管状のパイプ部材2に、すでに2方向にフランジ付きパイプが圧接されたT字型のチーズのパイプ部材3(圧接の図示なし)を圧接する場面を想定しており、接合されるパイプ部材2及び3の間には図示しないインサート材が挟み込まれている。パイプ部材2及び3の接合方向、即ちパイプ部材2及び3の接合面の法線方向をX軸、パイプ部材2及び3の接合方向に直交する方向をY軸、鉛直上向きをZ軸とする。
パイプ圧接装置1は、十文字状にフレームなどで組み立てられたテーブル装置10に配置される。テーブル装置10には、X軸の両方向に延設されたベース11のX軸方向に沿ってそれぞれ一対のスライドレール12が配設され、これに直交したY軸の両方向に延設されたベース13にY軸方向に沿ってそれぞれ一対のスライドレール14が配設されている。
図1に示すパイプ圧接装置1は、パイプ部材2,3の接合方向(X軸方向)に対して、接合されるパイプ部材2及び3を挟んで押圧機構20と受け機構50とが対向するように配置される。接合される一方のパイプ部材3が図1に示すようにチーズや後述するエルボの場合には、一方のパイプ部材3を挟んで接合方向に垂直な方向(Y軸方向)に対し補助押圧機構80と補助受け機構70とが対向するように配置される。
先ず、押圧機構20について説明する。
図3は図1に示す押圧機構20の詳細を部分的に示す正面図で、図4は図3においてX3−X4線に沿う断面図で後述するロック手段37によるロック状態を示している。押圧機構20は、図3に示すように、パイプ部材側に配置される加圧ユニット21と、この加圧ユニットを位置決めしかつ押圧力を付与する位置決めユニット31と、加圧ユニット21と位置決めユニット31とを連結するための連結部41とで構成される。
加圧ユニット21について説明する。
加圧ユニット21は、パイプ部材2及び3の接合面に向き合うように設けられるプレート部材22と、このプレート部材22の凹み部に挿し込まれるシャフト23と、このシャフト23に装着されるスラスト球面軸受24とで構成される。後述するように、プレート部材22でパイプや管継手としてのパイプ部材2及び3を把持または押圧する際、シャフト23が組み付けられた加圧ユニット21が位置決めユニット31の押込みシリンダー32で押圧されることで、シャフト23の先端部、即ちラジアル球面軸受23Aが、プレート部材22の凹み部に入り込む。
プレート部材22の軸心上にシャフト23が配置され、スラスト球面軸受24及びラジアル球面軸受23Aの軸心はプレート部材22の軸心と一致していることが好ましい。これで、押圧機構20でプレート部材22の軸心上に加える力を制御でき、従来のようにクランプの下端部を押圧手段で水平方向に押圧する場合には60〜70%しか軸心に押圧力を印加することができない点を解消することができる。プレート部材に加える押圧力を容易に制御できるため品質を保証でき、装置の小型化を図ることができる。
図3に示すように、テーブル装置10にはX軸方向に沿って一対のスライドレール12が配設されているので、この一対のスライドレール12に跨るようにスライドプレート25が設けられ、スライドプレート25にはスライドレール12に沿って移動可能に嵌合する一対の案内部25aが設けられている。スライドプレート25上にはL字型の取付用ブラケット26が螺子26aで固定されている。この取付用ブラケット26は、スライドプレート25に直接螺子26aで固定される水平ブラケット26Aと、この水平ブラケット26Aに立設される鉛直ブラケット26Bと、シャフト23を移動可能に収容するハウジング28Aを保持する補強ブラケット26Cとで構成される。
プレート部材22の四隅にはパイプ部材2と接触しない面、即ち取付用ブラケット26側に突起を形成するための螺子22Aがそれぞれ取り付けられている。一方、取付用ブラケット26の鉛直ブラケット26Bの四隅には、プレート部材22に螺子22Aで形成した突起の位置に対応させて軸部材27が設けられ、この軸部材27のプレート部材22側に内側ナット27Aを挟んで六角ボルト27Bが装着されている。取付用ブラケット26側の軸部材27に装着した六角ボルト27Bとプレート部材22に取り付けた螺子22Aとの間に、弾性部材として圧縮スプリングコイル27Cがそれぞれ装着され、取付用ブラケット26とプレート部材22との所定間隔を圧縮スプリングコイル27Cに抗して狭めることができるほか、鉛直ブラケット26Bからプレート部材22への押付力を微調整することができる。なお、軸部材27の鉛直ブラケット26B後方側には、プレート部材22に対する圧縮コイルスプリング27Cの押付力を調整するための調整螺子27Dが装着されている。また調整螺子27Dを回して六角ボルト27Bとプレート部材22の隙間をなくして、プレート部材22をパイプや継手の形状に左右されない固定プレートとしても使用可能である。
鉛直ブラケット26Bのプレート部材22側にはスラスト球面軸受24が取り付けられ、同じく鉛直ブラケット26Bに取り付けられたシャフト23の先端部にはラジアル球面軸受23Aが取り付けられている。ラジアル球面軸受23Aとスラスト球面軸受24の回転軸中心が常に同じ位置、即ち同じ高さとなるよう配置構成されている。なお、ラジアル球面軸受23Aの外径とプレート部材22の嵌合部、即ち凹み部はプレート部材22がスライド可能な寸法公差を有している。
鉛直ブラケット26Bの位置決めユニット31側には、抜き差し可能な伝達シャフト28が収容されたハウジング28Aが取り付けられている。伝達シャフト28とハウジング28Aは止め金具28Bで固定されている。位置決めユニット31に取り付けられた押込みシリンダー32の油圧押込力は、順に伝達シャフト28、ハウジング28A、垂直プレート26Bを介してスラスト球面軸受24に伝達される。
以上のように加圧ユニット21は構成され、後述する位置決めユニット31の押込みシリンダー32が油圧制御されることで加圧ユニット21が押し出される。すると、プレート部材22がパイプ部材2の非接合面に当接して押圧し、プレート部材22の凹部にラジアル球面軸受23Aが入り込む。その際、図3にD1で示した間隔が狭まり押圧プレート29とスラスト球面軸受24とが接触する間で、押込みシリンダー32を任意の位置で停止すれば圧縮コイルスプリング27Cのバネ圧のみがプレート部材22を押圧するため、任意のバネ圧でパイプ部材2を把持できる。スラスト球面軸受24と押圧プレート22と間に複数の弾性部材としての圧縮スプリングコイル(図示せず)を介在させ、この弾性部材と圧縮スプリングコイル27Cの各バネ圧でプレート部材22を介してパイプ部材22を把持してもよい。
なお、取付ブラケット26の垂直ブラケット26B及びプレート部材22にそれぞれ取付部材45が螺子45aで設けられ、この取付部材45に立設された支柱45bに取付ブラケット46が装着され、取付ブラケット46同士が連結される。取付ブラケット46で支持されたラジアル球面軸受46Aの組み付け長さを調整することで、鉛直ブラケット26Bに対するプレート部材22の角度を調整する。
次に、位置決めユニット31について説明する。
位置決めユニット31では、一対のスライドレール12にそれぞれスライドプレート35が設けられ、スライドレール12に沿って移動可能に嵌合する一対の案内部35aがスライドプレート35に設けられている。スライドプレート35上にはL字状の取付用ブラケット36が設けられ、弾性部材としての圧縮スプリングコイル36bを装着した螺子36aで固定されている。取付用ブラケット36は、スライドプレート35に隙間を設けて螺子36aで取り付けられる水平ブラケット36Aと、この水平ブラケット36Aに立設される鉛直ブラケット36Bと、水平ブラケット36Aに対する鉛直ブラケット36Bを補強する補強ブラケット36Cとで構成される。
鉛直ブラケット36Bには、押込みシリンダー32を加圧ユニット21側でフランジ32Aを介して螺子32aで固定されている。押込みシリンダー32には油圧系として流量調整用弁33Aとエア抜き弁33Bが配管接続されている。
水平ブラケット36にはロック手段37が設けられている。ロック手段37は、水平ブラケット36Aに貫通させて配置されるロッド37Aと、このロッド37Aに装着される加圧締付手段37Bと、スライドレール12の間で水平ブラケット36Aの下面に固定されるブレーキ用ブロック37Cとで構成される。
即ち、水平ブラケット36Aにロッド37Aが貫通するように設けられ、ロッド37Aの上端部にナット37D及び締付ナット37Eのダブルナットが装着されることで、ロッド37が水平ブラケット36Aに保持される。水平ブラケット36Aの下面には、一対のブレーキ用ブロック37Cが螺子37aで固定される。テーブル装置10におけるベース11の下側に加圧締付手段37Bとしてのクランプシリンダーが倒立させた状態で取り付けられている。ロッド37Aの下端部にはナット37F及び締付ナット37Gのダブルナットが装着されている。加圧締付手段37Bとしてのクランプシリンダーは、一点鎖線で概略を示すように、クランプシリンダー本体37J内にピストンロッド37Hがそのロッド下端部を油圧制御で表出可能に設けられ、ピストンロッド37Hとクランプシリンダー本体37Jとの間には油圧に抗して圧縮されるスプリング37Iが内蔵されて構成されている。加圧締付手段37Bは、ピストンロッド37Hの中空にロッド37Aが挿入され、ピストンロッド37Hがワッシャー37K及びナット37Fでロッド37Aに支持されて装着される。よって、油圧制御でピストンロッド37Hのロッド下端部がクランプシリンダー本体37Jから表出しクランプシリンダー本体37Jが上昇することでクランプシリンダー本体37Jとブレーキ用ブロック37Cとでベース11を挟み込む一方、油圧制御による加圧を解除することでスプリング37Iの圧力でピストンロッド37Hのロッド下端部がクランプシリンダー本体37Jに没入しクランプシリンダー本体37Jが下降することでベース11との間に隙間が生じる。
位置決めユニット31をロックする場合、加圧締付手段37Bとしてのクランプシリンダーを油圧制御し、ロッド37Aを下降させる。すると、図4に示すように、ブレーキ用ブロック37Cはテーブル装置10のベース11に当接するため、位置決めユニット31は移動不能なロックされた状態となる。このロックされた状態では、水平ブラケット36Aの下面とスライドレール12との間には隙間がD3だけ設けられているため、位置決めユニット31のロック手段37による加圧締付力がスライドプレート35やスライドレール12に直接加わらない。よって、スライドプレート35及びスライドレール12の破損を防止する。
一方、ロック状態を解除するには、油圧制御による加圧を停止しピストンロッド37Hをクランプシリンダー内蔵のスプリング37Iで戻す。するとクランプシリンダー本体37Jが下降しクランプシリンダー本体37Jとベース11との間にD4−D2の隙間ができる。このとき、圧縮スプリングコイル36bの作用で取付用ブラケット36がスムーズに上昇するため、スライドプレート35と水平ブラケット36Aとの隙間がD2+D3となり、ブレーキ用ブロック37Cがベース11から距離D2だけ上昇するので、位置決めユニット31をスライドレール12に沿って移動させることができる。
次に、連結手段としての連結部41について説明する。
連結部41は、図3に示すように、位置決めユニット31の水平ブラケット36Aに対して立設された鉛直ブラケット36Bと、鉛直ブラケット36Bに対し水平方向に配設されたガイドシャフト43と、鉛直ブラケット36Bに対向させて加圧ユニット21に立設されたガイドフランジ42とを備える。ガイドシャフト43はガイドフランジ42に貫通して配置され、ガイドシャフト43の先端部とガイドフランジ42との間でガイドシャフト43に弾性部材としての圧縮スプリングコイル44が装着されている。即ち、連結部41は、加圧ユニット21におけるスライドプレート25の位置決めユニット31側にガイドフランジ42が螺子42aで取り付けられ、このガイドフランジ42と位置決めユニット31における鉛直フランジ36Bとの間にガイドシャフト43が配設され、ガイドシャフト43の加圧ユニット21側に圧縮スプリングコイル44が装着されて構成される。ガイドシャフト43は位置決めユニット31における鉛直フランジ36Bにナット43aで固定され、圧縮スプリングコイル44が外れないように本実施形態ではガイドシャフト42にボルトを採用している。よって、簡単な構成で連結部41を構成することができる。テーブル装置に設けられた移動機構(図示せず)で位置決めユニット31をパイプ部材側に移動させても、連結部41で加圧ユニット21を随伴させることができる。
以上のように、押圧機構20を加圧ユニット21と位置決めユニット31とに二分させ、加圧ユニット21の位置を微調整できるよう位置決めユニット31に連結手段としての連結部41で接続している。そのため、先ずパイプ部材2の非接合面にプレート部材22が当接するように押圧機構20を配置して位置決めユニット31をロック手段37で位置決め固定し、次いで加圧ユニット21のプレート部材22を微調整することができる。位置決めユニット31をロック手段37で完全に固定することで仮の位置決めを行い、加圧ユニット21の位置やプレート部材22の角度などを微調整することができる。これに対し、加圧ユニットが位置決めユニットに対し相対的に移動できないように一体構成された押圧機構では、一般に押圧機構は重量があり位置決めユニットを固定すると加圧ユニットは位置を微調整することはできない。
次に、受け機構50を説明する。
図5は図1に示す受け機構50の詳細を示す背面図である。受け機構50は、図5に示すように、パイプ部材3側に配置される保持ユニット51と、この保持ユニット51に対して圧力を付与するジャッキユニット61とで構成される。受け機構50における保持ユニット51は押圧機構20における位置決めユニット21と同様な構成部材で構成されるが、取付ブラケット56に挿通されたシャフト53の先端部がプレート部材52の裏側に設けた凹み部に嵌め込まれる点と、スラスト球面軸受54の外輪部54A、押圧プレート59及びプレート部材52同士には位置決めユニット21におけるスライド隙間D1を設けない点とで相違する。
即ち、テーブル装置10に配設された一対のスライドレール12に跨るようにスライドプレート55が設けられ、スライドプレート55にはスライドレール12に沿って移動可能に嵌合する一対の案内部55aが設けられている。スライドプレート55上には、水平ブラケット56A、鉛直ブラケット56B及び補強ブラケット56Cで構成されたL字型の取付用ブラケット56が螺子56aで固定されている。
プレート部材52の四隅には、パイプ部材3と接触しない面に突起を形成するため螺子52Aがそれぞれ取り付けられている。一方、取付用ブラケット56の鉛直ブラケット56Bの四隅には、プレート部材52に螺子52Aで形成した突起の位置に対応させて軸部材57が設けられ、この軸部材57のプレート部材52側に内側ナット57Aを挟んで六角ボルト57Bが装着されている。取付用ブラケット56側の軸部材57に装着した六角ボルト57Bとプレート部材52に取り付けた螺子52Aとの間に、弾性部材57Cとして圧縮スプリングコイルがそれぞれ装着される。軸部材57の鉛直ブラケット56B後方側には、プレート部材52に対する圧縮コイルスプリング57Cの押付力を調整するための調整螺子57Dが装着されている。また、調整螺子57Dを回して六角ボルト57Bとプレート部材52の隙間をなくして、プレート部材52をパイプや継手の形状に左右されない固定プレートとしても使用可能である。
鉛直ブラケット56Bのプレート部材52側にはスラスト球面軸受54が設けられ、鉛直ブラケット56Bに螺子53Cでアタッチメント53Bを介してシャフト53が取り付けられ、このシャフト53にスラスト球面軸受54が装着されている。スラスト球面軸受54の外輪部54Aは鉛直ブラケット56Bに取り付けられ、スラスト球面軸受54の内輪部54Bには円錐台状の押圧プレート59が取り付けられている。シャフト53の先端部にはラジアル球面軸受53Aが装着され、プレート部材52の凹み部に完全に挿入され、押圧プレート59とプレート部材52とは螺子52bで固定され、プレート部材52とシャフト53とは螺子52cで固定されている。
取付ブラケット56の垂直ブラケット56B及びプレート部材52にそれぞれ取付部材65が螺子65aで設けられ、この取付部材65に立設された支柱65bに取付ブラケット66が装着されて、取付ブラケット66同士が連結される。取付ブラケット66で支持されたラジアル球面軸受66Aの組付長さを調整することで、鉛直ブラケット56Bに対してプレート部材52の角度を微調整することができる。
垂直ブラケット56Bのジャッキユニット61側にはハウジング58Aが固定され、このハウジング58Aに前述のシャフト53が一部嵌め込まれている。このハウジング58Aにはジャッキユニット61側から伝達シャフト58が部分的に収容され止め金具58Bで固定されている。伝達シャフト58の後段側には接続ホルダー60が一部嵌め込まれ螺子60Aで外れないようになっている。
ジャッキユニット61について説明する。ジャッキユニット61は、保持ユニット51の接続ホルダー60に当接するロッド62を備え、保持ユニット51からの押圧を受けることができる。
パイプ部材3を挟んで接合方向に垂直な方向(Y軸方向)に対し補助押圧機構80と補助受け機構70が対向するように配置される。
図6は、補助受け機構70の詳細を部分的に示す部分断面図である。補助受け機構70は、図5の受け機構50と同一の構成であり、図5に示す受け機構50におけるプレート部材52は図6に示すプレート部材82に対応するが、このプレート部材82にガイド部90が取り付けられている点で異なる。
図7及び図8は、図6の補助受け機構70におけるプレート部材82に取り付けられるガイド部90を示し、図7は平面図、図8は側面図である。ガイド部90は、パイプ部材3の形状及び大きさに対応した一対のガイドプレート93を有する。具体的には、プレート部材82の両側面にそれぞれ取付プレート91を螺子95aで固定し、ガイドプレート93をそれぞれ螺子96で介在部材92に固定し、バネ(図示せず)を装着した螺子95bで取付プレート91が介在部材92にそれぞれ取り付けられることで、プレート部材82にガイドプレート93がX軸方向にスライド可能に取り付けられる。ガイドプレート93は接合するパイプ部材の形状及び大きさに合わせて取り替えられる。
ガイド部90では、図6に示すように取付プレート91が固定されないテーブル装置側に、支持プレート94が介在部材92に螺子94aで取り付けられる。テーブル装置10に立設された支持部材97が高さ調整用ハンドル98の回転で上下動し、支持プレート94の下面に支持部材97が当接する。よって、ガイド部90に支持プレート94を取り付け、ベース11又は12から立設する支持部材97を高さ調整用ハンドル98で高さ調整し支持プレート94を下支えしてガイド部90を鉛直方向にも支持することができる。支持部材97は高さ調整されることで、パイプ部材の芯合せを行うことができる。
ガイドプレート93は、図8に二点破線で示すように、介在部材92にガイドプレート93A,93Bに付け替えができる。ガイドプレート93A,93Bは、案内するパイプ部材3に対応した形状及び大きさを有する。支持プレート94はパイプ部材3の寸法や大きさによらず同一のものを共用することができる。
補助押圧機構80は、パイプ部材側に配置される加圧ユニットと、この加圧ユニットに対して駆動力を付与するジャッキユニットとで構成される。補助押圧機構80における加圧ユニットは押圧機構20の加圧ユニット21と同様の構成であり、補助押圧機構80におけるジャッキユニットは受け機構50のジャッキユニット61と同様に構成される。
図9は、図1に示すパイプ部材3としてのチーズを支持する支持機構19を示す図である。支持機構19は、ベース11上にスペーサー19Aを挟んでアーム部材19Bの一端部にベアリング19Dを介在させて取付ボルト19Cで軸支され、チーズの外形寸法に対応したVブロック19Hがアーム部材19Bの他端部にベアリング19Eを介在させて支持部材19Fで軸支されている。高さ調整具19Gが支持部材19Fに一部刻設された螺子山に噛み合わされ、高さ調整具19Gを旋回することで、支持部材19Fがベアリング19Eを介してアーム部材19Bに対して自由に上下動し、Vブロック19Hに載置されたチーズの高さを調整する。Vブロック19Hはベース11に対し取付ボルト19Cを中心に、アーム部材19BでVブロック19Hを回動することができる。
図6乃至8に示すガイド部90はパイプ部材3がチーズの場合であるが、パイプ部材の種類に合わせてガイド部90は受け機構50及び補助受け機構70に付け替え可能である。
パイプ部材がエルボの場合のパイプ圧接装置1への保持について説明する。図10はパイプ部材4がエルボである場合のパイプ圧接装置1への保持の様子を示し、(A)は部分平面図、(B)は側面図で、図11はその部分拡大図である。ガイド部100は、図10及び11に示すように、エルボの湾曲外周部が挿入されるよう開口した基部101に対して、エルボの外周に当接して保持する当接保持片102が複数取り付けられている。
具体的には、図10に示すように、基部101は上下の平板104に複数の補強部材103を挟み下側の平板104底面に足部107が設けられてなる。平板104はエルボの湾曲部分が挿入される側が中心角90度の扇状に切り欠けられてなる。ガイド部100は、上下の平板104間に複数の当接保持片102がエルボの湾曲外周部に合わせて配置され一体構成されている。当接保持片102は、上下方向に湾曲してエルボの挿入側が開いた曲面を有し、当接保持片102でエルボの外周を上下から部分的に挟む。
補助受け機構70側のプレート部材82に対しガイド部100がセンタリングされるよう配置され、受け機構50によるガイド部100のX軸方向のズレが補助受け機構70に
伝達されないよう、ガイド部100が補助受け機構70に取り付けられる。即ち、図11に示したように、補助受け機構70側のプレート部材82の左右側面に取付プレート91が螺子95aで固定され、左右の取付プレート91におけるガイド部100側には凹部91aが設けられている。左右の取付プレート91はガイド部100における補強部材103に対向して配置され、取付プレート91の凹部91aと螺子95bの頭部との間にD5で示す隙間を有するよう螺子95bで取付プレート91が補強部材103に取り付けられ、取付プレート91と補強部材103との間で螺子95bの軸部に弾性部材として圧縮スプリングコイル99が装着される。これで、左右の圧縮スプリングコイル99のバネ圧でガイド部100が常に補助受け機構70側のプレート部材82にセンタリングされ、受け機構50のプレート部材52の位置設定にズレが生じても、D5で示す隙間が取付プレート91の凹部91aと螺子95bの頭部とで形成されているため、そのズレを吸収する。よって、パイプ接合の際ガイド部100にX軸方向に負荷が加わっても、その負荷がY軸方向に配置されている補助受け機構70のプレート部材82に伝達されない。
このガイド部100では、エルボを挿入した側への固定が不十分なため、図10に示すようにチェーン105で確実に固定するとよい。チェーン105の一端部は基部101の下側平板104に固定され、基部の上側平板104にフック106が設けられ、チェーン106の他端部にフック105が着脱可能に係合される。
パイプ圧接装置1には、図1に示すようにパイプ部材2,3同士に挟み込まれたインサート材(図示せず)を誘導加熱するための電源系統として、加熱コイル110に電流を流すための電源部(図示せず)と、整合部を内蔵したケース111とが配備され、電源部と加熱コイル110との間に整合部を挟んで配線接続されている。整合部を内蔵したケース111は、接合方向(X軸方向)へスライドレールが設けられた別のテーブル装置112に載置されている。ケース111側面にはアーム113が取り付けられ、アーム113の先端部に加熱コイル110が取り付けられることで、加熱コイル110を接合方向に移動することができる。加熱コイル110は、一対の概略半円弧状部材でパイプ部材2,3同士の接合面外周を覆う構成となっている。
パイプ部材2の保持について説明する。
図12は、図1においてパイプ部材2をテーブル装置10に保持させた様子を示し、図1においてX5−X6線に沿う断面図である。図12に示すように、テーブル装置10に配設されたスライドレール12上に固定補助ブロック15が螺子15aで固定され、固定補助ブロック15に螺子16aでVブロック16が固定されている。Vブロック16は載置するパイプ部材2の形状に対応した形状及び大きさを有する。Vブロック2の上面端部にはチェーン17の一端部が埋設され、Vブロック16の側面部にフック18が取り付けられ、チェーン17の他端部がフック18に着脱自在に引っ掛けられることで、パイプ部材2をテーブル装置10上で保持する。また、Vブロック16をパイプ部材2の形状や大きさに適合するよう交換できる構成としているため、各種パイプ部材に対処できる。
以上のように、本発明の実施形態に係るパイプ圧接装置1では、接合するパイプ部材2,3同士を挟んで接合方向に対向させて配置される押圧機構20及び受け機構50と、パイプ部材3を挟んで押圧機構20及び受け機構50の配置方向に直交させて配置される補助受け機構70及び補助押圧機構80を備える。
押圧機構20において、シャフト23にはラジアル球面軸受23Aが設けられ、垂直ブラケット26Bにはスラスト球面軸受24が設けられ、プレート部材22と取付用ブラケット26の間には複数の圧縮スプリングコイル27Cが設けられている。よって、パイプ部材2が垂直に切断されていない場合であっても、プレート部材22はパイプ部材2の非接合面の傾斜に連動して傾斜して押圧される。
受け機構50と補助押圧機構80と補助受け機構70とには、押圧機構20と同様、それぞれ、パイプ部材3の非接合面に向き合うように設けられるプレート部材52,82と、プレート部材52,82の後側でプレート部材52,82に向き合うようにスラスト球面軸受54が取り付けられる垂直ブラケット56Bと、垂直ブラケット56B及びスラスト球面軸受54に貫通させて取り付けられるシャフト53と、シャフト53のプレート部材側に取り付けられるラジアル球面軸受53Aとが設けられ、プレート部材52,82と垂直ブラケット56Bとの間に弾性部材57Cとして圧縮スプリングコイルが複数介在させてある。
よって、パイプ部材2及び3における接合面が一致しておらず、水平面に対し垂直性が維持されていない場合であっても、シャフト23,53にはそれぞれラジアル球面軸受23A,53Aが設けられ、垂直ブラケット26B,56Bにはスラスト球面軸受24,54が設けられ、プレート部材22,52と取付用ブラケット26,56の間には複数の圧縮スプリングコイル27C,57Cが設けられていることから、プレート部材22,52は押圧する各パイプ部材2,3の端面の傾斜に連動し、後述するようにパイプ部材3側のガイド部はX軸方向に微調整可能であることから、パイプ部材2及び3の接合面同士が容易に密着する。さらにパイプ部材2,3は複数の圧縮スプリングコイル27C,57Cの各バネ圧でプレート部材22,52を介して把持されるため、パイプ部材2,3の端面がX方向及びY方向にズレがあっても容易にかつ自動で調整することができる。
以上のように、垂直ブラケット26B,56Bには、プレート部材22,52,82を傾斜させる傾斜部材としてのスラスト球面軸受24,54が取り付けられているので、一方のパイプ部材3を補助受け機構70及び/又は補助押圧機構80と受け機構50とで挟み込み、押圧機構20で他方のパイプ部材2を押圧すると、一方のパイプ部材3を挟み込んだ側の傾斜部材としてのスラスト球面軸受54がプレート部材52を他方のパイプ部材2の接合面に対応させて角度調整しながらパイプ部材2,3の接合面同士を密着させることができる。なお、本実施形態ではパイプ部材2,3,4をテーブル装置に寝かせて接合する所謂横置き接合であるので、シャフト23,53のプレート部材22,52,82側にラジアル球面軸受23A,53Aを装着しており、ラジアル球面軸受23A,53Aでプレート部材22,52の傾斜中心点の位置ズレを防止している。
パイプ圧接装置1によるパイプ部材2,3の接合方法について説明する。パイプ部材3は既にチーズにおける3つの端面のうち2箇所にパイプが接合されており、残る1端面にパイプを接合する場合を説明する。
第1ステップとして、パイプ部材3はチーズであるのでチーズの曲率半径にあったガイドプレート93をガイド部90に配備し(図7、図8)、ガイド部90を補助受け機構70のプレート部材82の側面に取付プレート91を介して取り付ける。
第2ステップとして、補助受け機構70に取り付けたガイド部90における支持プレート94上にパイプ部材3を搭載する。受け機構50用のジャッキのハンドルを回すことで、受け機構50のプレート部材52でパイプ部材3のX方向中心軸が補助受け機構70と補助押圧機構80のX方向軸線と合うように調整する。
第3ステップとして、補助押圧機構80用のジャッキユニットのハンドルを回して補助押圧機構80を前進させ、パイプ部材3をクランプする。固くクランプした後、ハンドルを逆に1回転させて例えば4mm戻し、補助押圧機構80に設けた圧縮コイルスプリングの押圧力のみでパイプ部材3を保持する。この時、受け機構50及び補助押圧機構80のプレート部材52及び82は、パイプ部材3の端面に傾斜し追従する。
第4ステップとして、パイプ部材2に対応するようテーブル装置10に取り付けられたVブロック16上にパイプ部材2を載置し、チェーン17及びフック18にて固定する(図12参照)。
第5ステップとして、押圧機構20用の駆動力ハンドルを回し、押圧機構20及びパイプ部材2をパイプ部材3側に移動させ、パイプ部材2及び3の接合面同士を当接させる。当接させた状態で位置決めユニット31のロック手段37を動作させ、位置決めユニット31を固定する。この状態でパイプ部材2,3は圧縮コイルスプリング27C及び57Cの押圧力のみの保持で、仮締め状態となる。
第6ステップとして、パイプ部材2の接合面側の面合せ基準としてパイプ部材3の接合面の高さ、横、面倒れをそれぞれ支持部材97、Y軸方向のジャッキハンドル及びラジアル球面軸受66Aを調整して面合せする。
この際、受け機構50、補助受け機構70及び補助押圧機構80のそれぞれのプレート部材52、82はパイプ部材3の左右両端面の傾斜に追従している。パイプ部材2、3の接合面は45度方向も含め全方向で面の隙間が無理なく吸収される。
第7ステップとして、補助押圧機構80のジャッキハンドルを回しパイプ部材3のY軸方向を固定する。
第8ステップとして、押圧機構20のロック手段37で油圧による加圧を解除することで押圧機構20及びパイプ部材2を移動させ、パイプ部材2及び3の間に作業が可能な程度例えば300mmの隙間を設け、インサートメタルをパイプ部材の3の端面にのり付け接着する。
第9ステップとして、第5ステップの操作を行い仮締め状態とする。
第10ステップとして、押込みシリンダー32を動作させ本締め(本加圧)する。
第11ステップとして、電源系統のハンドルを回して整合部を移動させることで、加熱コイル110をパイプ部材2及び3の接合面の外側に位置合わせし、パイプ部材2及び3同士の接合面である接合部にフラックスシートを巻きつけた後、加熱コイル110を固定する。
第12ステップとして、加熱コイル110に電流を流し、パイプ部材2,3の接合部を加熱してインサート部材を融解させ、パイプ部材2,3同士を接合する。
なお、パイプ部材が45度エルボを含むエルボの場合には、前述のようにガイド部を対応するエルボ用、例えば45度エルボ用に交換し、同様の手順によりパイプ部材を接合することができる。
以上説明したように、必要に応じて補助押圧機構70及び補助受け機構80を用いて押圧機構20及び受け機構50でパイプ部材を把持し、接合面に挟んだインサートメタル及び接合面を加熱コイル110で誘導加熱してパイプ圧接したが、本発明の実施形態に係るパイプ圧接装置で同様にパイプ部材を把持しておき、パイプ部材の接合面外周を溶接することでパイプ接合する際にも適用することができることはいうまでもない。このように、本発明は、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは明らかである。
本発明の実施形態に係るパイプ圧接装置の概略平面図である。 図1においてX1−X2線に沿う断面図である。 図1に示す押圧機構の詳細を部分的に示す正面図である。 図3においてX3−X4線に沿う断面図である。 図1に示す受け機構の詳細を部分的に示す背面図である。 補助受け機構の詳細を部分的に示す部分断面図である。 図6の補助受け機構におけるプレート部材に取り付けられるガイド部を示す平面図である。 図6の補助受け機構におけるプレート部材に取り付けられるガイド部を示す側面図である。 図1に示すパイプ部材としてのチーズの一部を支持する支持機構を示す図である。 パイプ部材がエルボである場合のパイプ圧接装置への保持の様子を示し、(A)は部分平面図、(B)は部分側面図である。 図10の一部拡大図である。 図1においてX5−X6線に沿う断面図である。 従来のパイプ圧接装置を模式的に示し、(A)は平面図、(B)はx1−x2線に沿う断面図、(C)は概略正面図である。
符号の説明
1:パイプ圧接装置
2,3,4:パイプ部材
10:テーブル装置
11,13:ベース
12,14:スライドレール
15:固定補助ブロック
15a,16a,22A,26a,30A,32a,36a,37a,42a,45a,52A,52b,52c,53C,56a,60A,65a,94a,95a,95b,96:螺子
16,19H:Vブロック
17,105:チェーン
18,106:フック
19:支持機構
19A:スペーサー
19B:アーム部材
19C:取付ボルト
19D,19E:ベアリング
19F:支持部材
19G:高さ調整具
20:押圧機構
21:加圧ユニット
22,52,82:プレート部材
23,53:シャフト
23A,46A,53A,66A:ラジアル球面軸受
24,54:スラスト球面軸受
54A:外輪部
54B:内輪部
25,35,55:スライドプレート
25a,35a,55a:案内部
26,36,56:取付用ブラケット
26A,36A,56A:水平ブラケット
26B,36B,56B:鉛直ブラケット
26C,36C,56C:補強ブラケット
27,57:軸部材
27A,57A:内側ナット
27B,57B:六角ボルト
27C,36b,57C,99:圧縮スプリングコイル(弾性部材)
27D,57D:調整螺子
28,58:伝達シャフト
28A,58A:ハウジング
53B:アタッチメント
28B,58B:止め金具
29,59:押圧プレート
30,60:接続ホルダー
31:位置決めユニット
32:押込みシリンダー
32A:フランジ
33A:流量調節用弁
33B:エア抜き弁
37:ロック手段
37A,62:ロッド
37B:加圧締付手段
37C:ブレーキ用ブロック
37D,37F,43a:ナット
37E,37G:締付ナット
37H:ピストンロッド
37I:スプリング
37J:クランプシリンダー本体
37K:ワッシャー
41:連結部
42:ガイドフランジ
43:ガイドシャフト
44:圧縮スプリングコイル
45,65:取付部材
45b,65b:支柱
46,66:取付ブラケット
50:受け機構
51:保持ユニット
52,82:プレート部材
56:取付ブラケット
61:ジャッキユニット
70:補助受け機構
80:補助押圧機構
90,100:ガイド部
91:取付プレート
91a:凹部
92:介在部材
93,93A,93B:ガイドプレート
94:支持プレート
97:支持部材
98:高さ調整用ハンドル
94a,94b:鍔
101:基部
102:当接保持片
103:補強部材
104:平板
107:足部
110:加熱コイル
111:ケース
112:テーブル装置
113:アーム

Claims (6)

  1. パイプ部材を押圧する押圧機構を備え、
    上記押圧機構が、パイプ部材の端面形状に対応してプレート部材を傾斜させながら加圧する加圧ユニットと、該加圧ユニットの位置決めを行なう位置決めユニットと、上記加圧ユニットと上記位置決めユニットとを弾性部材で弾性的に連結する連結手段とを有することを特徴とする、パイプ接合装置。
  2. ベース上に配設されるスライドレールと、該スライドレール上にスライド可能に載置されてパイプ部材を押圧する押圧機構と、を備え、
    上記押圧機構は、パイプ部材の端面形状に対応してプレート部材を傾斜させながら加圧する加圧ユニットと、該加圧ユニットの位置決めを行なう位置決めユニットと、該位置決めユニットと上記加圧ユニットとを連結する連結手段と、を有し、
    上記位置決めユニットには、スライドレール上を移動不能にロックするロック手段が取り付けられていることを特徴とする、パイプ接合装置。
  3. 前記ロック手段は、前記位置決めユニットの水平ブラケットに貫通するように設けられるロッドと、前記ベースの下側で該ロッドに装着され該位置決めユニットをベースに加圧締付する加圧締付手段と、該水平ブラケットの下側に固定されるブレーキ用ブロックと、を備え、
    上記加圧締付手段で前記位置決めユニットを下降させると、上記ブレーキ用ブロックが上記ベースと接触し該位置決めユニットを移動不能にロックすることを特徴とする、請求項2に記載のパイプ接合装置。
  4. 前記位置決めユニットの水平ブラケットの下側にはブレーキ用ブロックが固定され、
    前記位置決めユニットの水平ブラケットは、前記スライドレール上をスライドするスライドプレートに対し隙間を有するように取り付けられ、上記ブレーキ用ブロックで前記位置決めユニットの加圧締付力が上記スライドプレートに直接加わらないようにしたことを特徴とする、請求項2に記載のパイプ接合装置。
  5. 前記位置決めユニットの水平ブラケットは、前記スライドレール上をスライドするスライドプレートに対し隙間を有するよう弾性部材を介して取り付けられ、
    前記加圧締付手段は上記弾性部材に抗して前記位置決めユニットを下降させることを特徴とする、請求項3に記載のパイプ接合装置。
  6. 前記連結手段は、前記位置決めユニットの水平ブラケットに対して立設された鉛直ブラケットと、該鉛直ブラケットに対し水平方向に配設されたガイドシャフトと、上記鉛直ブラケットに対向させて前記加圧ユニットに立設されたガイドフランジとを備え、上記ガイドシャフトは上記ガイドフランジに貫通して配置され、該ガイドシャフトの先端部と該ガイドフランジとの間で該ガイドシャフトに弾性部材が装着されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のパイプ接合装置。
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