JP4867717B2 - アンカーボルト拘束具 - Google Patents

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Description

この発明は、基礎コンクリート躯体の端部において、該基礎コンクリート躯体に埋設されるアンカーボルトを拘束し、該基礎コンクリート躯体の長手方向の端部に生じるクラックや剥落等の発生を防止するアンカーボルト拘束具に関する。
我国に建てられている建造物には、我国の風土上、地震が頻繁に起こることを想定し、又は、建造物自体が風圧等に耐え得るように、基礎コンクリート躯体と、該基礎コンクリート躯体の上部構造、すなわち、建造物の土台や構造躯体等と強固に連結しておく必要がある。そして、上述のように、基礎コンクリート躯体と、上部構造とを連結する際には、基礎コンクリート躯体内部に下方部分が埋設され、且つ、上方部分が建造物の上部構造と連結するために該基礎コンクリート躯体から突出するように該基礎コンクリート躯体内部に埋設されるアンカーボルトが一般的に使用されている。
しかし、アンカーボルトのコンクリートのかぶり厚、すなわち、該アンカーボルトを被うコンクリートの厚みが小さい場合には、その箇所にクラックや剥落等が生じる可能性がある。そして、アンカーボルトに水平方向の力が作用した際に、基礎コンクリート躯体の厚み方向の端部にクラックや剥落等の発生を防止するために、以下のようなアンカーボルトが考案されている。
この従来のアンカーボルト100は、図22に示すように、上方の螺子部101と胴部102とU字状に折れ曲がった定着部103とからなる本体部分に、水平方向に対して傾きθを有する状態で設けられた腕体104を側方へ突出した状態に備えて、アンカーボルト100を構成し、該腕体104の端部には基礎に埋設された鉄筋105に掛止可能な板状の掛止部106が設けられてなるものである。そして、腕体104のアンカーボルト100本体に対する上下方向固定位置、及び、腕体104に設けた掛止部106のアンカーボルト100本体に対する相対位置を調節可能とするように構成されるものである(例えば特許文献1)。
特開2005−307652号公報
しかし、上述したようなアンカーボルトは、基礎コンクリート躯体の厚み方向の端部においては、該基礎コンクリート躯体の長手方向に略水平に埋設された横筋材に引掛けるようにして使用することが可能であるが、基礎コンクリート躯体の長手方向の端部においては、該基礎コンクリート躯体の長手方向に対して垂直方向の筋材が設けられていない場合があり、その際には使用することができない。また、基礎コンクリート躯体の長手方向の端部においても、アンカーボルトが埋設されるが、該アンカーボルトから基礎コンクリート躯体の長手方向の端部までの間隔が小さくなる場合、すなわち、アンカーボルトのコンクリートのかぶり厚が小くなる場合ある。そしてその際には、建造物の施工中に他の建設資材がアンカーボルトに接触する等して、該アンカーボルトに基礎コンクリート躯体の長手方向の端部側に水平力が作用した場合には、該基礎コンクリート躯体の端部にクラックや剥落等が生じる可能性がある。また、壁体等が基礎コンクリート躯体上に施工され後には、クラック等の補修作業が困難であり、施工計画に遅れを生じる可能性があると共に、剥落等が生じた際には耐力上も好ましくない。
この発明は上記のような種々の課題を解決することを目的としてなされたものであって、横筋材と、アンカーボルトとが設けられた基礎コンクリート躯体の端部において、該アンカーボルトから基礎コンクリート躯体の端部までの間隔が小さくなる場合、すなわち、該アンカーボルトのかぶり厚が小さくなる場合にも当該箇所にクラックや剥落等を防止することができるアンカーボルト拘束具に関する。
上記目的を達成するために、請求項1記載のアンカーボルト拘束具は、コンクリート型枠内にコンクリートを打設して、養生することで形成されてなる建造物の基礎コンクリート躯体内部であって該基礎コンクリート躯体の長手方向に略水平に埋設される横筋材と、前記基礎コンクリート躯体内部に下方部分が埋設され、且つ、上方部分が前記建造物の上部構造と連結するために前記基礎コンクリート躯体から突出するように前記横筋材と略垂直方向に該基礎コンクリート躯体の長手方向の端部に埋設される端部アンカーボルトと、が設けられてなる前記基礎コンクリート躯体において、前記基礎コンクリート躯体の端部に埋設されると共に、前記基礎コンクリート躯体の長手方向に長尺に形成された本体部分の一方側に設けられ、且つ、前記横筋材の一端部と連結される連結部と、前記本体部分の他方側に設けられ、且つ、前記基礎コンクリート躯体の端部側への前記端部アンカーボルトの移動を規制するために該端部アンカーボルトを略水平方向から保持する保持部と、を具備することを特徴としている。
請求項2記載のアンカーボルト拘束具は、請求項1記載のアンカーボルト拘束具が、薄板状に形成され、且つ、前記基礎コンクリート躯体内部に略水平に埋設されると共に、前記基礎コンクリート躯体を形成するためのコンクリートを打設する際に、略水平に埋設される前記本体部分の裏側に前記コンクリートを導く貫通孔を具備することを特徴としている。
請求項3記載のアンカーボルト拘束具は、前記基礎コンクリート躯体の端部と反対側に前記端部アンカーボルトと相隣接する内側アンカーボルトを略水平方向から保持する内側保持部を具備することを特徴としている。
請求項4記載のアンカーボルト拘束具は、コンクリート型枠内にコンクリートを打設して、養生することで形成されてなる建造物の基礎コンクリート躯体内部であって該基礎コンクリート躯体の長手方向に略水平に埋設される横筋材と、前記基礎コンクリート躯体内部に下方部分が埋設され、且つ、上方部分が前記建造物の上部構造と連結するために前記基礎コンクリート躯体から突出するように前記横筋と略垂直方向に該基礎コンクリート躯体の長手方向の端部に埋設される端部アンカーボルトと、が設けられてなる前記基礎コンクリート躯体において、前記基礎コンクリート躯体の長手方向に長尺に薄板状に形成されると共に、前記基礎コンクリート躯体内部に略鉛直に埋設される本体部分の一方側に設けられ、且つ、前記基礎コンクリート躯体の厚み方向に折曲された折曲部と、前記本体部分の他方側に設けられ、且つ、前記基礎コンクリート躯体の端部側への前記端部アンカーボルトの移動を規制するために該端部アンカーボルトを略水平方向から保持する保持部と、を具備することを特徴としている。
請求項1記載のアンカーボルト拘束具によれば、本体部分の一方側に設けられた連結部が横筋材と連結され、本体部分の他方側に設けられた保持部が端部アンカーボルトを保持するので、該横筋材と該端部アンカーボルトとを容易、且つ、確実に連結することができる。そのため、基礎コンクリート躯体の端部において、端部アンカーボルトから基礎コンクリート躯体の端部までの間隔が小さい場合、すなわち、端部アンカーボルトのコンクリートのかぶり厚が小さい場合にも、当該箇所において、建造物の施工中に、端部アンカーボルトに基礎コンクリート躯体の長手方向の端部側に水平力が作用したとしても該基礎コンクリート躯体にクラックや剥落等が生じることがない。
請求項2記載のアンカーボルト拘束具によれば、貫通孔を具備するので、コンクリート型枠にコンクリートを打設する際に略水平に埋設された本体部分の裏側にコンクリートを導くことができる。そのため、コンクリートを養生した後に、略水平に埋設された本体部分の裏面に空隙が生じることがなく、該基礎コンクリート躯体の耐力を損なうことがない。
請求項3記載のアンカーボルト拘束具によれば、基礎コンクリート躯体の端部と反対側に端部アンカーボルトと相隣接する内側アンカーボルトを保持するための内側保持部を有する。これにより、基礎コンクリート躯体の長手方向の端部に埋設された端部アンカーボルトと、基礎コンクリート躯体に強固に定着された横筋材、及び十分なかぶり厚を有する内側アンカーボルトとが連結される。そのため、建造物の施工中において、端部アンカーボルトに基礎コンクリート躯体の長手方向の端部側に、より強い水平力が作用したとしても該基礎コンクリート躯体にクラックや剥落等が生じることがない。
請求項4記載のアンカーボルト拘束具によれば、本体部分の一方側に設けられた保持部が端部アンカーボルトを保持する。そして、本体部分の他方側に設けられ、且つ、基礎コンクリート躯体の厚み方向に折曲された折曲部が、コンクリート養生後には、該折曲部が基礎コンクリート躯体内に定着され、該基礎コンクリート躯体の長手方向の端部側への水平力に対する抵抗力を有する。そのため、基礎コンクリート躯体の端部において、端部アンカーボルトから基礎コンクリート躯体の端部までの間隔が小さい場合、すなわち、端部アンカーボルトのコンクリートのかぶり厚が小さい場合にも、当該箇所において、建造物の施工中に、端部アンカーボルトに基礎コンクリート躯体の長手方向の端部側に水平力が作用したとしても該基礎コンクリート躯体にクラックや剥落等が生じることがない。
この発明におけるアンカーボルト拘束具の最良の実施形態について、以下、図1、図3、図6、図9、及び図12に基づいて説明する。本発明に係るアンカーボルト拘束具1は、コンクリート型枠2内にコンクリートXを打設して、養生することで形成されてなる建造物の基礎コンクリート躯体3内部であって該基礎コンクリート躯体3の長手方向に略水平に埋設される横筋材4と、前記基礎コンクリート躯体3内部に下方部分が埋設され、且つ、上方部分が前記建造物の上部構造と連結するために前記基礎コンクリート躯体3から突出するように前記横筋材4と略垂直方向に該基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部に埋設される端部アンカーボルト5aと、が設けられてなる前記基礎コンクリート躯体3において、前記基礎コンクリート躯体3の端部に埋設されると共に、前記基礎コンクリート躯体3の長手方向に長尺に形成された一方側に設けられ、且つ、前記横筋材4の一端部と連結される連結部6と、他方側に設けられ、且つ、前記基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側への前記端部アンカーボルト5aの移動を規制するために該端部アンカーボルト5aを略水平方向から保持する保持部7と、を具備するものである。
若しくは、図16、図19に示すように、前記基礎コンクリート躯体3において、前記基礎コンクリート躯体3の長手方向に長尺に薄板状に形成されると共に、前記基礎コンクリート躯体3内部に略鉛直に埋設された一方側に設けられ、且つ、前記基礎コンクリート躯体3の厚み方向に折曲された折曲部8と、他方側に設けられ、且つ、前記基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側への前記端部アンカーボルト5aの移動を規制するために該端部アンカーボルト5aを略水平方向から保持する保持部7と、を具備するものである。
前記基礎コンクリート躯体3は、図1に示すように、複数のコンクリート型枠2によって形成された空間部分9に予めアンカーボルト5や横筋材4等が設置され、そして、該空間部分9にコンクリートXを打設し、その後、該コンクリートXを養生させ、図2に示すように、コンクリート型枠2を取外すことで、該基礎コンクリート躯体3が形成される。また、基礎コンクリート躯体3に埋設される横筋材4は、該基礎コンクリート躯体3を補強するために使用され、該横筋材4は、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部と反対側に埋設されている縦筋材等と連結されている(不図示)。
また、アンカーボルト5は、基礎コンクリート躯体3と、建造物の土台や構造躯体等の建造物の上部構造とを強固に連結するために、該基礎コンクリート躯体3に埋設されている。すなわち、アンカーボルト5は、基礎コンクリート躯体3内部に下方部分が埋設され、且つ、上方部分が前記建造物の上部構造と連結するために該基礎コンクリート躯体3から突出するようにして埋設されている。そして、基礎コンクリート躯体3の端部には、図2に示すように、端部アンカーボルト5aが埋設されている。さらに、端部アンカーボルト5aの内側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部と反対側には、上述したアンカーボルト5と同様の役割を果たすための内側アンカーボルト5bが該基礎コンクリート躯体3に埋設されている。
端部アンカーボルト5a、及び内側アンカーボルト5bは、本実施形態においては、図2に示すように、下方部が折曲され略U字型に形成されたものを使用しているが、端部アンカーボルト5a、及び内側アンカーボルト5bの形状は特に限定されるものではなく適宜変更することが可能である。そして、図2に示すように、基礎コンクリート躯体3の端部は、本実施形態においては、上述のように形成された基礎コンクリート躯体3、横筋材4、及び端部アンカーボルト5a、及び内側アンカーボルト5bから形成されている。そして、基礎コンクリート躯体3にアンカーボルト5を埋設する際には、図1に示すように、該アンカーボルト5に形成されたネジ部11を利用して、コンクリート型枠2の開口部に取付けられた型枠定規10にボルト等の固定金具12でアンカーボルト5を固定している。これにより、正確な位置にアンカーボルト5を埋設することができると共に、コンクリートXの打設時の圧力がアンカーボルト5に作用した際にもその位置がずれることがない。また、基礎コンクリート躯体3の形成方法は、本実施形態の方法に限定されるものではなく、型枠定規10の使用の有無を始め、適宜変更することができる。
本発明の第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1について以下に説明する。本発明の第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1は、基礎コンクリート躯体3の長手方向に長尺に、上方から見て略矩形に形成されてなるものである。そして、アンカーボルト拘束具1は、本実施形態においては、例えば鉄等の金属が好適に使用されるが、ポリプロピレン等の合成樹脂も使用することができ、これらの材料は適宜変更することができる。そして、アンカーボルト拘束具1は薄板状に形成されると共に、図3に示すように、基礎コンクリート躯体3に略水平に埋設されている。
連結部6aは、アンカーボルト拘束具1の一方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側と反対側に、図3に示すように、形成されている。そして、第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、図5に示すように、該アンカーボルト拘束具1の平面部14の肉厚を貫通し、該アンカーボルト拘束具1の長手方向に長尺に形成されるようにして連結部6aが形成されている。そして、連結部6aと横筋材4とを連結する際には、図4に示すように、該連結部6aと該横筋材4とを針金等の結束部材13を用いて連結している。また、連結部6aと横筋材4との連結方法は、前述のように針金等を好適に使用することができる他、市販の合成樹脂製の結束バンド等を結束部材13として適宜使用することもできる。
保持部7aは、アンカーボルト拘束具1の他方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側に、図3に示すように、形成されている。そして、第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、保持部7aは、図5に示すように、アンカーボルト拘束具1の他方側の平面部14の一側面部分が切欠かれるようにして形成され、図4に示すように、略水平方向から端部アンカーボルト5aを引掛けるようにして保持している。これにより、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側への端部アンカーボルト5aの移動を規制することができる。また、前記保持部7aの、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側と反対側であって、保持部7aと連結部6aとの間には、上述のように基礎コンクリート躯体3に埋設される内側アンカーボルト5bを保持するための内側保持部15aが形成されている。そして、第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、内側保持部15aは、図5に示すように、保持部7aと同様に、アンカーボルト拘束具1の平面部14の一側面部分が切欠かれるようにして形成され、図4に示すように、略水平方向から内側アンカーボルト5bを引掛けるようにして保持している。
また、第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、図5に示すように、保持部7aと内側保持部15aとの間の平面部14には、その肉厚を貫通するように貫通孔16が設けられている。これにより、基礎コンクリート躯体3を形成するためのコンクリートXを打設する際に、略水平に埋設されるアンカーボルト拘束具1の裏側に該コンクリートXを導くので、基礎コンクリート躯体3に略水平に埋設されたアンカーボルト拘束具1の裏側に空隙が生じることがなく、該基礎コンクリート躯体3の耐力を損なうことがない。
以上のように構成される、第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1の使用方法について以下に説明する。
図1に示すように、コンクリート型枠2の内部空間9に横筋材4、及びアンカーボルト5を設置する。次いで、図3に示すように、アンカーボルト拘束具1の保持部7aを端部アンカーボルト5aに、そして、内側保持部15aを内側アンカーボルト5bに、それぞれ引掛けるようにして、これらのアンカーボルト5を保持する。さらに、連結部6aと横筋材4とを結束部材13を用いて連結する。そして、コンクリート型枠2の空間部分9にコンクリートXを打設して、養生した後に、該コンクリート型枠2を取外すことで、基礎コンクリート躯体3が形成される。これにより、端部アンカーボルト5aに、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側である、図4に示す矢印A方向に水平力が生じたとしても、端部アンカーボルト5aが横筋材4、及び内側アンカーボルト5bに連結されているので、該基礎コンクリート躯体3の端部において、クラックや剥落等が生じることがないのである。
本発明の第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1について以下に説明する。本発明の第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1は、基礎コンクリート躯体3の長手方向に長尺に、上方から見て略矩形に形成されてなるものである。そして、アンカーボルト拘束具1は、本実施形態においては、例えば鉄等の金属が好適に使用されるが、ポリプロピレン等の合成樹脂も使用することができ、これらの材料は適宜変更することができる。そして、アンカーボルト拘束具1は薄板状に形成されると共に、図6に示すように、基礎コンクリート躯体3に略水平に埋設されている。
連結部6bは、アンカーボルト拘束具1の一方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側と反対側に、図6に示すように、形成されている。そして、第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、図8に示すように、該アンカーボルト拘束具1の平面部14の肉厚を貫通し、該アンカーボルト拘束具1の長手方向に長尺に形成されるようにして連結部6bが形成されている。そして、連結部6bと横筋材4とを連結する際には、図7に示すように、該連結部6bと該横筋材4とを針金等の結束部材13を用いて連結している。また、連結部6bと横筋材4との連結方法は、前述のように針金等を好適に使用することができる他、市販の合成樹脂製の結束バンド等を結束部材13として適宜使用することもできる。
保持部7bは、アンカーボルト拘束具1の他方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側に、図6に示すように、形成されている。そして、第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、保持部7bは、アンカーボルト拘束具1の他方側に、端部アンカーボルト5aの断面円の直径よりも若干大きく、且つ、該アンカーボルト拘束具1の平面部14の肉厚を貫通するように形成されている。そして、図6に示すように、保持部7bに端部アンカーボルト5aが挿通されるようにして、略水平方向から該端部アンカーボルト5aを保持している。これにより、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側への端部アンカーボルト5aの移動を規制することができる。また、前述のように形成される保持部7bの形状は、端部アンカーボルト5aの断面形状に応じて適宜変更することができる。そして、第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1は、内側アンカーボルト5bを保持するための内側保持部15が形成されていないが、適宜形成することができる。
また、第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、図8に示すように、保持部7bと連結部6bとの間の平面部には、その肉厚を貫通するように貫通孔16が設けられている。これにより、基礎コンクリート躯体3を形成するためのコンクリートXを打設する際に、略水平に埋設されるアンカーボルト拘束具1の裏側に該コンクリートXを導くので、基礎コンクリート躯体3に略水平に埋設されたアンカーボルト拘束具1の裏側に空隙が生じることがなく、該基礎コンクリート躯体3の耐力を損なうことがない。
以上のように構成される、第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1の使用方法について以下に説明する。
図1に示すように、コンクリート型枠2内に横筋材4、及びアンカーボルト5を設置する。そして、図6に示すように、アンカーボルト拘束具1の保持部7bに端部アンカーボルト5aを挿通するようにして、該端部アンカーボルト5aを保持する。さらに、連結部6bと横筋材4とを結束部材13を用いて連結する。そして、コンクリート型枠2の空間部分9にコンクリートXを打設して、養生した後に、該コンクリート型枠2を取外すことで、基礎コンクリート躯体3が形成される。これにより、端部アンカーボルト5aに、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側である、図7に示す矢印B方向に水平力が生じたとしても、端部アンカーボルト5aが横筋材4と連結されているので、該基礎コンクリート躯体3の端部において、クラックや剥落等が生じることがないのである。
本発明の第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1について以下に説明する。本発明の第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1は、基礎コンクリート躯体3の長手方向に長尺に形成されている。そして、アンカーボルト拘束具1は、本実施形態においては、例えば鉄等の金属が好適に使用されるが、ポリプロピレン等の合成樹脂も使用することができ、これらの材料は適宜変更することができる。そして、アンカーボルト拘束具1は薄板状に形成されると共に、図9に示すように、基礎コンクリート躯体3に略水平に埋設されている。
連結部6cは、アンカーボルト拘束具1の一方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側と反対側に、図9に示すように、形成されている。そして、第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、図11に示すように、上方から見て略矩形に形成された該アンカーボルト拘束具1の平面部14の一方側部分が折返されるようにして形成されている。そして、連結部6cと横筋材4とを連結する際には、図10に示すように、該連結部6cを上方から該横筋材4に当接載置させ、針金等の結束部材13を用いて連結している。また、連結部6cと横筋材4との連結方法は、前述のように針金等を好適に使用することができる他、市販の合成樹脂製の結束バンド等を結束部材13として適宜使用することもできる。
保持部7cは、アンカーボルト拘束具1の他方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側に、図9に示すように、形成されている。そして、第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、保持部7cは、アンカーボルト拘束具1の他方側に、端部アンカーボルト5aの断面円の直径よりも若干大きく該アンカーボルト拘束具1の平面部14の肉厚を貫通するように形成されている。そして、図11に示すように、該保持部7cに端部アンカーボルト5aが挿通されるようにして、略水平方向から該端部アンカーボルト5aを保持している。これにより、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側への端部アンカーボルト5aの移動を規制することができる。また、前述のように形成される保持部7cの形状は、端部アンカーボルト5aの断面形状に応じて適宜変更することができる。
そして、保持部7cの、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側と反対側であって、保持部7cと連結部6cとの間には、上述のように基礎コンクリート躯体3に埋設される内側アンカーボルト5bを保持するための内側保持部15cが形成されている。そして、第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、図11に示すように、内側保持部15cは、アンカーボルト拘束具1の平面部14の一側面部分が切欠かれるようにして形成され、図9に示すように、内側アンカーボルト5bを引掛けるようにして略水平方向から保持している。また、第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、保持部7cと内側保持部7cとの間の平面部14に、貫通孔16を設けていないが、適宜設けてもよい。
以上のように構成される、第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1の使用方法について以下に説明する。
図1に示すように、コンクリート型枠2内に横筋材4、及びアンカーボルト5を設置する。そして、図9に示すように、アンカーボルト拘束具1の保持部7cに端部アンカーボルト5aを挿通するようにして、該端部アンカーボルト5aを保持する。さらに、アンカーボルト拘束具1の内側保持部15cを内側アンカーボルト5bに引掛けるようにしてこれらのアンカーボルト5を保持する。そして、連結部6cと横筋材4とを結束部材13を用いて連結する。そして、コンクリート型枠2の空間部分9にコンクリートを打設して、養生した後に、該コンクリート型枠2を取外すことで、基礎コンクリート躯体3が形成される。これにより、端部アンカーボルト5aに、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側である、図10に示す矢印C方向に水平力が生じたとしても、端部アンカーボルト5aが横筋材4、及び内側アンカーボルト5bに連結されているので、基礎コンクリート躯体3の端部において、クラックや剥落等が生じることがないのである。
本発明の第四の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1について以下に説明する。本発明の第四の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1は、基礎コンクリート躯体3の長手方向に長尺に形成されている。そして、アンカーボルト拘束具1は、本実施形態においては、例えばポリプロピレン等の合成樹脂が使用されるが、金属等も使用することができ、これらの材料は適宜変更することができる。そして、アンカーボルト拘束具1は、図12に示すように、バンド状に形成されると共に、基礎コンクリート躯体3に埋設されている。
連結部6dは、アンカーボルト拘束具1の一方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側と反対側に、図12に示すように、形成されている。そして、第四の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、図15に示すように、バンド部17の一方側に形成された鋸歯状の鋸歯部18と、該鋸歯部18を挿通係止するための挿通係止部19とを具備している。そして、連結部6dと横筋材4とを連結する際には、図12に示すように、アンカーボルト拘束具1の一方側に形成された鋸歯部18を挿通係止部19に挿通し、横筋材4に巻きつける。
保持部7dは、アンカーボルト拘束具1の他方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側に、図12に示すように、形成されている。そして、第四の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、保持部7dは、図15に示すように、上述の連結部6dと同様に、バンド部17の他方側に形成された鋸歯状の鋸歯部18と、該鋸歯部18を挿通係止するための挿通係止部19とを具備している。そして、アンカーボルト拘束具1の他方側に形成された鋸歯部18を挿通係止部19に挿通し、端部アンカーボルト5aに巻きつけるようにして該端部アンカーボルト5aを略水平方向から保持している。これにより、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側への端部アンカーボルト5aの移動を規制することができる。このように、第四の実施形態に係る保持部7d、及び連結部6dは、鋸歯部18が挿通係止部19にそれぞれ一旦挿通されれば、図14に示すように、該鋸歯部18が、挿通係止部19内に形成された溝部20に係止されるので、容易に引き抜けることがないのである。
以上のように構成される、第四の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1の使用方法について以下に説明する。
図1に示すように、コンクリート型枠2内に横筋材4、及びアンカーボルト5を設置する。そして、図12に示すように、保持部7dを端部アンカーボルト5aに巻きつけるようにして該端部アンカーボルト5aを保持し、さらに、連結部6dを横筋材4に巻きつけるようにして該横筋材4を保持することで、端部アンカーボルト5aと横筋材5aとを連結する。そして、コンクリート型枠2の空間部分9にコンクリートXを打設して、養生した後に、該コンクリート型枠2を取外すことで、基礎コンクリート躯体3が形成される。これにより、端部アンカーボルト5aに、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側である、図13に示す矢印D方向に水平力が生じたとしても、端部アンカーボルト5aが横筋材4と連結されているので、基礎コンクリート躯体3の端部において、クラックや剥落等が生じることがないのである。
本発明の第五の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1について以下に説明する。本発明の第五の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1は、基礎コンクリート躯体3の長手方向に長尺に形成されてなるものである。そして、アンカーボルト拘束具1は、本実施形態においては、例えば鉄等の金属が好適に使用されるが、ポリプロピレン等の合成樹脂も使用することができ、これらの材料は適宜変更することができる。そして、アンカーボルト拘束具1は薄板状に形成されると共に、図16に示すように、基礎コンクリート躯体3に、その平面部14が略鉛直となるように埋設されている。
折曲部8aは、アンカーボルト拘束具1の一方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側と反対側が、図16に示すように、基礎コンクリート躯体3の厚み方向に折曲されるようにして形成されている。そして、第五の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、折曲部8aは、図18に示すように、該アンカーボルト拘束具1の一方側が基礎コンクリート躯体3の厚み方向に、平面部14が幅方向に渡って略円弧状に折返された円弧部21と、該円弧部21の長手方向端部であって、平面部14の幅方向の略中央部が横筋材4の直径よりも若干幅広に切欠かれた切欠部22とを具備している。そして、第五の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1を端部アンカーボルト5aに取付ける際には、図17に示すように、横筋材4が折曲部8aの切欠部22を通り抜けるような状態で取付けられる。
保持部7eは、アンカーボルト拘束具1の他方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側に、図17に示すように、形成されている。そして、第五の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、保持部7eは、アンカーボルト拘束具1の他端部が、端部アンカーボルト5aの断面円の直径と略同じ大きさの直径を有する、略円柱形となるように平面部14が幅方向に渡って折曲されるようにして形成されている。また、前述のように形成された保持部7eの端部と平面部14とは、図17に示すように、間隔Tだけ離間するように該保持部7eが形成されている。そのため、間隔Tから端部アンカーボルト5aを滑り込ませるようにするだけで保持部7eが、図17に示すように、弾性変形し、該端部アンカーボルト5aを容易に略水平方向から保持することができる。これにより、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側への端部アンカーボルト5aの移動を規制することができる。
以上のように構成される、第五の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1の使用方法について以下に説明する。
図1に示すように、コンクリート型枠2内に横筋材4、及びアンカーボルト5を設置する。次いで、図16に示すように、アンカーボルト拘束具1の保持部7eを端部アンカーボルト5aに装着するようにして該端部アンカーボルト5aを保持する。さらに、横筋材4が折曲部4aの切欠部22を通り抜けるように該折曲部4aが設置される。そして、コンクリート型枠2の空間部分9にコンクリートを打設して、養生した後に、該コンクリート型枠2を取外すことで、基礎コンクリート躯体3が形成される。これにより、端部アンカーボルト5aに、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側である、図17に示す矢印E方向に水平力が生じたとしても、折曲部8aが該基礎コンクリート躯体3内に定着され該矢印Eと反対方向に抵抗力を有するので、該基礎コンクリート躯体3の端部において、クラックや剥落等が生じることがないのである。
本発明の第六の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1について以下に説明する。本発明の第六の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1は、基礎コンクリート躯体3の長手方向に長尺に形成されてなるものである。そして、アンカーボルト拘束具1は、本実施形態においては、例えば鉄等の金属が好適に使用されるが、ポリプロピレン等の合成樹脂も使用することができ、これらの材料は適宜変更することができる。そして、アンカーボルト拘束具1は薄板状に形成されると共に、図19に示すように、基礎コンクリート躯体3に、その平面部14が略鉛直となるように埋設されている。
折曲部8bは、アンカーボルト拘束具1の一方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側と反対側が、図21に示すように、基礎コンクリート躯体3の厚み方向に折曲されるようにして形成されている。そして、第六の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、折曲部8bは、図20に示すように、該アンカーボルト拘束具1の一方側が基礎コンクリート躯体3の厚み方向に、平面部14が幅方向に渡って波状に複数箇所折曲されるようにして形成されている。
保持部7fは、アンカーボルト拘束具1の他方側、すなわち、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側に、図19に示すように、形成されている。そして、第六の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1においては、保持部7fは、アンカーボルト拘束具1の他端部が基礎コンクリート躯体3の厚み方向に、平面部14が幅方向に渡って略円弧状に折返されるように形成され、端部アンカーボルト5aを略水平方向から引掛けるようにして保持する。また、前述の円弧状に折返された箇所の曲率は、端部アンカーボルト5aの断面円の曲率よりも小さく形成されているほうが、端部アンカーボルト5aを容易に保持することができ好ましい。
以上のように構成される、第六の実施形態に係るアンカーボルト拘束具1の使用方法について以下に説明する。
図1に示すようにコンクリート型枠2内に横筋材4、及びアンカーボルトを設置する。次いで、図19に示すように、アンカーボルト拘束具1の保持部7fを端部アンカーボルト5aに引掛けるようにして該端部アンカーボルト5aを保持する。そして、コンクリート型枠2の空間部分9にコンクリートを打設して、養生した後に、該コンクリート型枠2を取外すことで、基礎コンクリート躯体3が形成される。これにより、端部アンカーボルト5aに、基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部側である図20に示す矢印F方向に水平力が生じたとしても、折曲部8bが該基礎コンクリート躯体3内に定着され該矢印Fと反対方向に抵抗力を有するので、該基礎コンクリート躯体3の端部において、クラックや剥落等が生じることがないのである。
本発明に係るアンカーボルト拘束具1は、第一乃至第六の実施形態に示す構成に限定されるものではなく、使用される材料、保持部7、及び連結部6等の形状は適宜変更することができる。
本発明に係るアンカーボルト拘束具1は、本実施形態のように基礎コンクリート躯体3の長手方向の端部だけでなく、該基礎コンクリート躯体3の厚み方向の端部においても使用することができる。
基礎コンクリート躯体の施工過程を示す斜視図 基礎コンクリート躯体の端部を示す斜視図 第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の使用方法を示す斜視図 基礎コンクリート躯体に埋設された第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の上視図 第一の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の全体斜視図 第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の使用方法を示す斜視図 基礎コンクリート躯体に埋設された第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の上視図 第二の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の全体斜視図 第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の使用方法を示す斜視図 基礎コンクリート躯体に埋設された第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の上視図 第三の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の全体斜視図 第四の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の使用方法を示す斜視図 基礎コンクリート躯体に埋設された第四の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の上視図 第四の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の保持部の拡大図 第四の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の全体斜視図 第五の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の使用方法を示す斜視図 基礎コンクリート躯体に埋設された第五の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の上視図 第五の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の全体斜視図 第六の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の使用方法を示す斜視図 基礎コンクリート躯体に埋設された第六の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の上視図 第六の実施形態に係るアンカーボルト拘束具の全体斜視図 従来技術を示す図
符号の説明
1 アンカーボルト拘束具
2 コンクリート型枠
3 基礎コンクリート躯体
4 横筋材
5a(5) 端部アンカーボルト
5b(5) 内側アンカーボルト
6(6a〜6d) 連結部
7(7a〜7f) 保持部
8(8a、8b) 折曲部
9 空間部分
10 型枠定規
15(15a、15c) 内側保持部
X コンクリート

Claims (4)

  1. コンクリート型枠内にコンクリートを打設して、養生することで形成されてなる建造物の基礎コンクリート躯体内部であって該基礎コンクリート躯体の長手方向に略水平に埋設される横筋材と、
    前記基礎コンクリート躯体内部に下方部分が埋設され、且つ、上方部分が前記建造物の上部構造と連結するために前記基礎コンクリート躯体から突出するように前記横筋材と略垂直方向に該基礎コンクリート躯体の長手方向の端部に埋設される端部アンカーボルトと、が設けられてなる前記基礎コンクリート躯体において、
    前記基礎コンクリート躯体の端部に埋設されると共に、前記基礎コンクリート躯体の長手方向に長尺に形成された本体部分の一方側に設けられ、且つ、前記横筋材の一端部と連結される連結部と、
    前記本体部分の他方側に設けられ、且つ、前記基礎コンクリート躯体の長手方向の端部側への前記端部アンカーボルトの移動を規制するために該端部アンカーボルトを略水平方向から保持する保持部と、
    を具備することを特徴とするアンカーボルト拘束具。
  2. 請求項1記載のアンカーボルト拘束具が、薄板状に形成され、且つ、前記基礎コンクリート躯体内部に略水平に埋設されると共に、前記基礎コンクリート躯体を形成するためのコンクリートを打設する際に、略水平に埋設される前記本体部分の裏側に前記コンクリートを導く貫通孔を具備することを特徴とするアンカーボルト拘束具。
  3. 前記基礎コンクリート躯体の端部と反対側に前記端部アンカーボルトと相隣接する内側アンカーボルトを略水平方向から保持する内側保持部を具備することを特徴とする請求項1又は2記載のアンカーボルト拘束具。
  4. コンクリート型枠内にコンクリートを打設して、養生することで形成されてなる建造物の基礎コンクリート躯体内部であって該基礎コンクリート躯体の長手方向に略水平に埋設される横筋材と、
    前記基礎コンクリート躯体内部に下方部分が埋設され、且つ、上方部分が前記建造物の上部構造と連結するために前記基礎コンクリート躯体から突出するように前記横筋と略垂直方向に該基礎コンクリート躯体の長手方向の端部に埋設される端部アンカーボルトと、が設けられてなる前記基礎コンクリート躯体において、
    前記基礎コンクリート躯体の長手方向に長尺に薄板状に形成されると共に、前記基礎コンクリート躯体内部に略鉛直に埋設される本体部分の一方側に設けられ、且つ、前記基礎コンクリート躯体の厚み方向に折曲された折曲部と、
    前記本体部分の他方側に設けられ、且つ、前記基礎コンクリート躯体の長手方向の端部側への前記端部アンカーボルトの移動を規制するために該端部アンカーボルトを略水平方向から保持する保持部と、
    を具備することを特徴とするアンカーボルト拘束具。
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