JP4760679B2 - 筋材穴形成金具 - Google Patents

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Description

この発明は、コンクリート躯体を成形するためのコンクリート型枠に取付けられ、筋材を定着するための筋材穴を成形するための筋材穴成形金具に関する。
基礎立上がり、壁スラブ、若しくは梁等のコンクリート躯体に対して、床、屋根スラブ、梁、土間等の水平躯体を接続させて施工する場合には、コンクリート躯体の側面に略垂直に筋材を定着させ、その後水平躯体を施工する方法が一般的に行われている。そのため従来は、筋材をコンクリート躯体に定着させる方法として、以下のようなものが考案されている。
まず、コンクリート躯体の側面に、振動ドリルを用いて定着用筋材の径よりも若干大きい筋材穴を開ける。そして、ハンマー等で打ち込むことによりその先端部が広がりコンクリート躯体と密着固定されるホールインアンカを筋材穴に打ち込み、その後筋材と接続する、若しくは前述のように形成された筋材穴に樹脂接着剤を充填し、その後筋材を挿入するようにして、コンクリート躯体に筋材を定着させる方法が考案されている。
また、図13に示すように、コンクリート型枠101に取付部材102によって支持具103が取付けられ、該支持具103に挿通支持されたインサートナット104をコンクリート躯体105の成型時に予め埋め込んで該コンクリート躯体105を成形する。そしてコンクリート型枠101に設けられたヒンジ部106を中心に該コンクリート型枠101と共に支持具103をA方向に回動させることでインサートナット104のみをコンクリート躯体105内部に埋め込み、その後インサートナット104に形成された雌ネジ107にネジボルトやネジ付の筋材を挿入するようにして、コンクリート躯体105に筋材を定着させる方法も考案されている(例えば特許文献1)。
特開平06−81482号公報
しかし、上述のように、振動ドリルを用いてコンクリート躯体に筋材穴を形成する方法では施工計画上、コンクリート躯体が完全に硬化する前、すなわち、コンクリート躯体が硬化しその強度が上昇している途中の弱材令期に振動ドリルにて筋材穴を形成する必要がある。そのため、振動ドリルの振動が、弱材令期のコンクリート躯体にクラック等の成形不良を誘発するといった問題が生じる。
また、上述のように、インサートナットをコンクリート躯体に埋め込む場合には、該インサートナットを再利用することができず、また、該インサートナットに接続するネジ付の筋材が高価であるので、これらの施工過程における費用が高くなるという経済上の問題が生じる。さらに、コンクリート躯体に埋め込まれたインサートナットが地面付近にある場合には、該インサートナットに形成された雌ネジ内に土が入り込み、その土の除去等のために施工性が悪くなるという問題が生じる。
この発明は上記のような種々の課題を解決することを目的としてなされたものであって、コンクリート型枠に容易に取付けられ、振動ドリルを使用せず、また、インサートナットを埋め殺さずとも、筋材を定着することのできる筋材穴を成形するための筋材穴成形金具である。
上記目的を達成するために、請求項1記載の筋材穴成形金具は、板材を略直角に2つ折にして略L字型に形成される取付片と支持片とを具備する本体部と、根元部から先端部に向かって小径となる穴成形棒と、前記取付片に形成したネジ孔を貫通して前記穴成形棒の根元部の端面に形成した雌ネジと螺合することによって前記取付片に該穴成形棒を前記支持片と反対側へ固定する雄ネジと、前記支持片に形成した止孔に挿入する楔形の係止具と、を具備する筋材穴成形金具であって、前記ネジ孔には、前記支持片が設けられた側に前記雄ネジのネジ頭の径より大きな径を有するネジ頭収納部が形成されており、前記雄ネジのネジ頭の厚さは、前記ネジ頭収納部の厚みと略同等に形成されていることを特徴としている。
請求項2記載の筋材穴成形金具は、板材を略直角に2つ折にして略L字型に形成される取付片と支持片とを具備する本体部と、根元部から先端部に向かって小径となる穴成形棒と、前記取付片に形成したネジ穴を貫通して前記穴成形棒の根元部の端面に形成した雌ネジと螺合することによって前記取付片に該穴成形棒を前記支持片と反対側へ固定する雄ネジとを具備する筋材孔成形金具であって、前記支持片が、その先端を略コの字型に形成した引掛部と、前記取付片の前記穴成形棒を固定した反対の延長方向へ突出する係止突起と、を具備することを特徴としている。
請求項3記載の筋材穴成形金具は、前記引掛部が前記取付片と反対方向に向くように略コの字型に形成されていることを特徴としている。
請求項4記載の筋材穴成形金具は、前記引掛部が前記取付片と同じ方向に向くように略コの字型に形成されていることを特徴としている。
請求項1記載の筋材穴成形金具は、穴成形棒が根元部から先端部に向かって小径となるように成形されている。そのため、穴成形棒をコンクリート躯体に埋め込んだ後に、該穴成形棒を該コンクリート躯体から引き抜くことで筋材穴を成形するが、その際にも、穴成形棒を該コンクリート躯体から容易に引き抜くことができる。また、支持片に形成された止孔に挿入する楔形の係止具を具備している。これにより、コンクリート躯体を成形するためのコンクリート型枠に容易に着脱することができ、また、確実に該コンクリート躯体に取付けることができるので、その位置がずれることがなく施工計画に基づいて正確な位置に筋材穴を形成することができる。
さらに、取付片に形成したネジ孔を貫通して穴成形棒の根元部の端面に形成した雌ネジと螺合することによって該取付片に該穴成形棒を支持片と反対側へ固定する雄ネジとを具備している。ここで、コンクリート型枠をコンクリート躯体から脱枠し、筋材穴成形金具を該コンクリート躯体から取除く必要がある。しかし、雄ネジを外し、そして本体部をコンクリート躯体から取外すことは容易であるが、コンクリート躯体と穴成形棒が密着し、該コンクリート躯体から該穴成形棒を引き抜くことが困難な場合がある。しかし、その際にも、穴成形棒の根元部の端面に形成された雌ネジに雄ネジ部分を有する引き抜き具等を該雌ネジに螺合し、引張ることで、該穴成形棒をコンクリート躯体から容易に引き抜くことができる。
また、本体部に止孔が形成された支持片を具備しているので、上型枠と下型枠から構成されるコンクリート型枠の該上型枠と該下型枠それぞれの上縁部と下縁部に挟持され、さらに、楔形の係止具を止孔に挿入することでコンクリート型枠に筋材穴成形金具を強固に取付けることができる。そして、コンクリート型枠に筋材穴成形金具を取付ける際には、前記穴成形棒を支持片の上下どちらの方向にも取り付けることができるという利点がある。
請求項2記載の筋材穴成形金具は、穴成形棒が根元部から先端部に向かって小径となるように成形され、取付片に形成したネジ孔を貫通して穴成形棒の根元部の端面に形成した雌ネジと螺合することによって該取付片に該穴成形棒を支持片と反対側へ固定する雄ネジとを具備しているため、上述と同様の効果を得ることができる。さらに、支持片が、その先端を略コの字型に形成した引掛部と、取付片の穴成形棒を固定した反対の延長方向へ突出する係止突起とを具備している。そのため、容易にコンクリート型枠の上縁部に筋材穴成形金具を取付けることができるため、施工性が向上する。
請求項3記載の筋材穴成形金具は、前記引掛部が前記取付片と反対方向に向くように略コの字型に形成されている。そのため、上述したような請求項2の効果に加えて、筋材穴成形金具を、コンクリート型枠の上縁部等に取付ける際に、容易に穴成形棒を上向きに取付けることができる。
請求項4記載の筋材穴成形金具は、前記引掛部が前記取付片と同じ方向に向くように略コの字型に形成されている。そのため、上述したような請求項2の効果に加えて、筋材穴成形金具を、コンクリート型枠の上縁部等に取付ける際に、容易に穴成形棒を下向きに取付けることができる。
この発明における筋材穴成形金具の最良の実施形態について、以下に説明する。本発明の実施形態の筋材穴成形金具1は、図7に示すように、板材を略直角に2つ折にして略L字型に形成される取付片2と支持片3とを具備する本体部4と、根元部5から先端部6に向かって小径となる穴成形棒7と、前記取付片2に形成したネジ孔8を貫通して前記穴成形棒7の根元部5の端面に形成した雌ネジ9と螺合することによって前記取付片2に該穴成形棒7を前記支持片3と反対側へ固定する雄ネジ10と、前記支持片3に形成した止孔11に挿入する楔形の係止具12とを具備している。
また、図9に示すように、板材を略直角に2つ折にして略L字型に形成される取付片2と支持片3とを具備する本体部4と、根元部5から先端部6に向かって小径となる穴成形棒7と、前記取付片2に形成したネジ孔8を貫通して前記穴成形棒7の根元部5の端面に形成した雌ネジ9と螺合することによって前記取付片2に該穴成形棒7を前記支持片3と反対側へ固定する雄ネジ10とを具備する筋材孔成形金具1であって、前記支持片3が、その先端を略コの字型に形成した引掛部13と、前記取付片2の前記穴成形棒7を固定した反対の延長方向へ突出する係止突起14とを具備する。そしてそれらは、図9に示すように、前記引掛部13が前記取付片2と反対方向に向くように略コの字型に形成されていてもよく、また、図11に示すように、前記引掛部13が前記取付片2と同じ方向に向くように略コの字型に形成されていてもよい。
前記取付片2は、図6や図8及び図10に示すように、本体部4がコンクリート型枠15に取付けられた際には、コンクリート型枠15の内壁側に設置される。そして、取付片2は硬化したコンクリート躯体16の表面に密着するように埋め込まれるため、該取付片2を取外す際の引抜強度に耐え得る程度に薄く成形されていることが好ましい。また、図2に示すように、取付片2がコンクリート躯体16に埋まっていた箇所には、該取付片2の厚みの分だけの陥没部17が形成されるが、該陥没部17の深さはコンクリート躯体16の厚みと比較すると極めて小さいものであり、図1に示すように、水平躯体を施工した後には該陥没部17は埋まるのでコンクリート躯体16の支持力や強度には影響することはない。
前記ネジ孔8は、図12に示すように、取付片2の板厚を貫通して形成されており、該ネジ孔8は、前記雄ネジ10で穴成形棒7を取付片2に取付ける際に使用される。また、ネジ孔8は、ネジ頭収納部8aと、貫通部8bとから構成されている。そして、ネジ頭収納部8aは、取付片2の支持片3が設けられた側にネジ頭10aの径よりも若干大きく形成され、貫通部8bは、取付片2の支持片3が設けられた側と反対側にネジ部10bの径よりも若干大きく、またネジ頭10aの径よりも若干小さく形成されている。
そして、雄ネジ10のネジ頭10aの厚みは、ネジ頭収納部8aの厚みと略同等に形成されているため、穴成形棒7を雄ネジ10で取付片2に螺合した際には、図12に示すように、取付片2のコンクリート型枠15側は略平面となる。そのため、図6に示すように、コンクリート型枠15の内側面と取付片2との間に隙間が生じることがなく、その隙間に未硬化のコンクリートが侵入し、コンクリート型枠15を脱枠した後に、該取付片2がコンクリート躯体16から外れにくくなるといった問題が生じることがない。また、雄ネジ10には、図7に示すように、該雄ネジを着脱する際に使用する例えば六角穴10cが形成されており、六角レンチ等で該雄ネジ10を容易に着脱できるようになっているが、上述のような構成により、これらの六角穴10cに未硬化のコンクリートが侵入するという問題も生じることがない。しかし、雄ネジ10は本実施形態の形状に限定されるものではなく、通常使用される六角穴10cが+や−形状である雄ネジも適宜使用することができる。
前記支持片3は、図7、図9、及び図11に示すように、取付片2と連続し且つ略直角となるように形成されている。そして、本発明の第1の実施形態においては、図7に示すように、略楔形の係止具12を挿入するための止孔11が形成されている。そして、例えば、図6に示すように、上型枠15aと下型枠15bとから構成されるコンクリート型枠15において、下型枠15bの上縁部15cと上型枠15aの下縁部15dとの間に介在するように支持片3が設置され、止孔11に上方から係止具12を挿入することによりコンクリート型枠15に本体部4を取付けるのである。また、係止具12は、その形状が略楔形に形成されているので、本体部4をコンクリート型枠15に固定する際にも、容易に止孔11に該係止具12を挿入することができると共に、取付片2をコンクリート型枠15の内壁に密着させることができる。
また、係止具12の上方には孔12aが設けられており、止孔11から係止具12を取り外す際には、該孔12aに例えば、ワイヤ等を引掛けて引張ってもよいし、また、金槌等で該係止具12の下方を上方向に叩くようにして係止具12を取り外すこともできる。そして、コンクリート型枠15は、上型枠15aと下型枠15bを連結した後にもそれらの間に若干の隙間が生じる。そのため、第1の実施形態においては、本体部4分を含めた筋材穴成形金具1をコンクリート型枠15に取付ける際に、下型枠15bを設置した後に筋材穴成形金具1を、所定間隔をあけて支持片3を上縁部15c載せるようにして取付けてもよいし、または、前述のように上型枠15aと下型枠15bを連結した後に生じる隙間に支持片3を挿入し、図7に示すように、係止具12を止孔11に挿入するようにしてコンクリート型枠15に取付けることもできる。
そして、支持片3は、本発明の第2の実施形態においては、図9に示すように、取付片2と連続し、その先端が取付片2と反対方向に向くように略コの字型に形成された引掛部13と、取付片2の穴成形棒7を固定した反対の延長方向へ突出する係止突起14とを具備している。そのため、図8に示すように、例えば、上型枠15aと下型枠15bとから構成されるコンクリート型枠15において、下型枠15bの上縁部15cと上型枠15aの下縁部15dとの間に支持片3が介在するように設置されるが、その際にも、引掛部13が、上縁部15cの一端側に略係止され、且つ、係止突起14が上縁部15cの他端側に係止される。そのため、筋材穴形成金具1をコンクリート型枠15に取付ける際には、下型枠15bを設置し上型枠15aを設置する前に、引掛部13と係止突起14とによりコンクリート型枠15の上縁部15cに支持片3を引掛けるだけよく、そうすることで、図8に示すように、筋材穴成形金具1は、下型枠15bの上縁部15cに自立可能となり、その後の上型枠15aの設置も容易に行うことができ施工性が向上する。
そして、支持片3は、本発明の第3の実施形態においては、図11に示すように、取付片2と連続し、その先端が取付片2と同じ方向に向くように略コの字型に形成された引掛部13を具備している。そのため、図10に示すように、例えば、コンクリート型枠15の上縁部15cに支持片3を当接させるようにして、引掛部13が該コンクリート躯体16の上縁部15cの一端側に略係止され、且つ、取付片2が該上縁部15cの他端側に係止される。そのため、筋材孔成形金具1をコンクリート型枠15に取付ける際には、引掛部13と取付片2とによりコンクリート型枠15の上縁部15cに支持片3を引掛けるだけでよく、そうすることで、図10に示すように、筋材穴成形金具1は、コンクリート型枠15の上縁部15cに容易に固定することができる。また、取付片2の穴成形棒7を固定した反対の延長方向へ突出する係止突起14は、図10に示す状態にさらに上型枠15aを設置する際等に、該上型枠15aのコンクリート躯体16と接する側の面と当接するため、筋材穴成形金具1のコンクリート躯体16への取付を確実なものとすることができる。
また、本発明の実施形態においては、コンクリート型枠15を、上型枠15aと下型枠15bから構成されるものとしたが、該コンクリート型枠15の構成は実施形態の構成に限定されるものではなく、また、該コンクリート躯体16の上縁部15cや下縁部15dの形状も実施形態のものに限定されるものではない。そして、支持片3の形状や各部材の大きさ等は、前述したコンクリート型枠15の構成や形状に応じて適宜変更することができる。さらに、筋材穴成形金具1のコンクリート型枠15への取付け方法は、支持片3に磁石等の磁性体を取付ける、若しくは、支持片3自体に磁性を付与し、該コンクリート型枠に取付けてもよい。
前記穴成形棒7は、図12に示すように、根元部5から先端部6に向かって小径になるように形成されている。すなわち、穴成形棒7は、コンクリート躯体16に埋め込まれた際に、該コンクリート躯体16の外部側から内部側にかけて小径になるようにテーパー状であって、略円柱状に形成されている。そして、図12に示すように、穴成形棒7の根元部5の端面、すなわち、コンクリート躯体16の外側方向の端面には、該穴成形棒7を雄ネジ10により取付片2に螺合するための雌ネジ9が形成されている。そして、雄ネジ10が取付片2のネジ孔8を貫通するようにして、該取付片2が穴成形棒7をコンクリート躯体16内部側へ向くように固定されるのである。
以上のように構成される筋材穴成形金具1の使用方法について以下に説明する。
まず、図12に示すように、雄ネジ10を、取付片2に形成されたネジ孔8に貫通させ穴成形棒7の根元部5の端面に形成された雌ネジ9と螺合することで、予め該穴成形棒7を取付片2に固定させ筋材穴成形金具1を組立てる。そして、図6、図8、及び図10に示すように、コンクリート型枠15に筋材穴成形金具1を取付け、図5に示すように、複数の筋材穴成形金具1を所定間隔でコンクリート型枠15に取付けた後、コンクリートXを打設する。そして、コンクリートの硬化後、図4に示すようにコンクリート型枠15を脱枠し、六角レンチ等を用いて取付片2から雄ネジ10を取外すと共に、本体部4を、支持片3を引張る等してコンクリート躯体16から取外す。
そして、穴成形棒7を引き抜く際には、図3に示すように、例えば、握持部18aと雄ネジ部18bとを具備する引き抜き具18等を用いて、該雄ネジ部18bを穴成形棒7に形成された雌ネジ9に螺合し、該握持部18aを引張り穴成形棒7を引き抜くことで、該穴成形棒7と略同形状の筋材穴19を成形することができるのである。また、筋材穴成形金具1がコンクリート躯体16と接触する箇所、すなわち、穴成形棒7の表面、及び取付片2のコンクリート躯体16と接する側の面には、予め剥離材が塗布されていることが、上述の施工過程がスムーズに行うことができ好ましい。
そして、上述のように形成された筋材穴19に、図2に示すように、例えばエポキシ系の接着剤20を充填した後に、筋材21を挿入することにより、コンクリート躯体16に筋材21を定着することができる。そして、図1に示すように、コンクリート躯体16に定着された筋材21にコンクリートを打設することにより、土間等の水平躯体22を成形するのである。また、本発明の実施形態においては、上述のように形成された筋材穴19に筋材21を挿入するようにして、該筋材21をコンクリート躯体16に定着させたが、これらの筋材21の定着方法は本発明の実施形態に限定されるものではなく、例えば、筋材穴成形金具1により形成された筋材穴19に従来のインサート金物を埋め込み使用してもよい。
本発明の筋材穴成形金具1は、略垂直なコンクリート躯体16に対する略水平な水平躯体22だけでなく、一方、若しくはそれぞれが勾配を有する躯体であっても使用することができる。
本実施形態に係る筋材穴成形金具を用いて施工された水平躯体の全体斜視図 筋材穴への筋材の定着を示す断面図 引き抜き具による穴成形棒の引き抜きを示す断面図 コンクリート型枠を脱枠した状態を示す断面図 筋材穴成形金具のコンクリート型枠への取付全体斜視図 第1の実施形態に係る筋材穴成形金具のコンクリート型枠への取付断面図 第1の実施形態に係る筋材穴成形金具の全体斜視図 第2の実施形態に係る筋材穴成形金具のコンクリート型枠への取付断面図 第2の実施形態に係る筋材穴成形金具の全体斜視図 第3の実施形態に係る筋材穴成形金具のコンクリート型枠への取付断面図 第3の実施形態に係る筋材穴成形金具の全体斜視図 本体部への穴成形棒の取付け説明図 従来技術を示す図
符号の説明
1 筋材穴成形金具
2 取付片
3 支持片
4 本体部
5 根元部
6 先端部
7 穴成形棒
8 ネジ孔
9 雌ネジ
10 雄ネジ
11 止孔
12 係止具
13 引掛具
14 係止突起

Claims (4)

  1. 板材を略直角に2つ折にして略L字型に形成される取付片と支持片とを具備する本体部と、
    根元部から先端部に向かって小径となる穴成形棒と、
    前記取付片に形成したネジ孔を貫通して前記穴成形棒の根元部の端面に形成した雌ネジと螺合することによって前記取付片に該穴成形棒を前記支持片と反対側へ固定する雄ネジと、
    前記支持片に形成した止孔に挿入する楔形の係止具と、を具備する筋材穴成形金具であって、
    前記ネジ孔には、前記支持片が設けられた側に前記雄ネジのネジ頭の径より大きな径を有するネジ頭収納部が形成されており、
    前記雄ネジのネジ頭の厚さは、前記ネジ頭収納部の厚みと略同等に形成されていることを特徴とする筋材穴成形金具。
  2. 板材を略直角に2つ折にして略L字型に形成される取付片と支持片とを具備する本体部と、
    根元部から先端部に向かって小径となる穴成形棒と、
    前記取付片に形成したネジ穴を貫通して前記穴成形棒の根元部の端面に形成した雌ネジと螺合することによって前記取付片に該穴成形棒を前記支持片と反対側へ固定する雄ネジとを具備する筋材孔成形金具であって、
    前記支持片が、
    その先端を略コの字型に形成した引掛部と、
    前記取付片の前記穴成形棒を固定した反対の延長方向へ突出する係止突起と、
    を具備することを特徴とする筋材穴成形金具。
  3. 前記引掛部が前記取付片と反対方向に向くように略コの字型に形成されていることを特徴とする請求項2記載の筋材穴成形金具。
  4. 前記引掛部が前記取付片と同じ方向に向くように略コの字型に形成されていることを特徴とする請求項2記載の筋材穴成形金具。
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