JP4867287B2 - 日射遮蔽制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置が備えられた屋内への採光を制御する日射遮蔽制御装置に関するものである。
近年、温暖化による省エネルギの社会的要求が増えてきている。特に、昼光(日光)の導入を利用した省エネルギ制御は、自然エネルギ利用として期待は高く、また昼光を採光部である窓から執務室内へ導入する場合、窓本来の機能である利用者の外部環境とのつながりを促すことから執務者の開放感や快適性の面からも有効と考えられる。このような背景により、近年の制御技術の発展に伴い、外環境の状態に合わした日射遮蔽をブラインドの開閉により自動的に行う日射遮蔽制御装置が普及しつつある。その一つとして太陽の高度に基づいてブラインドの表面の角度を適正な角度に制御してブラインドの表面の反射面により太陽光を反射させて室内に採光し、且つブラインドの裏面の拡散面又は吸収面により太陽光を拡散又は吸収する採光装置が提供されている(例えば特許文献1)。
特開2000−170467号公報(図1,段落番号0021〜0031)
上述の特許文献1に開示されている採光装置のように、昼光(太陽光)を室内へ導入する場合、窓面自体が大規模な光源面となってしまうため、室内に居る者は眩しさによる不快感を覚える場合が多い。
このような問題に対して、一般のブラインド制御では図13(a)に示す晴天時や同図(b)に示す曇天時において太陽Tの光(日射光)が透過しない角度αから、更に日射光を遮蔽する角度(以下、オフセット角θとする)を加えることによって、ブラインド1のスラット1aの面に対する眩しさ感を抑えている。このオフセット角θとは、眩しさ感の発生しやすい日射量の大きい時間帯において、室内に居る者がグレアを感じない程度に、通常の太陽光が透過しない角度から、更に日射光を遮蔽する側に加えた角度のことを指し、このオフセット角度θは外部(屋外)の状況や時刻に拘わらず固定値を用いる。しかし、眩しさのピークは年間の中でも限られており、年間の殆どは日射を必要以上に遮蔽しているのが現状である。このことにより省エネルギの観点からも眺望の観点からも十分でなかった。
また室外と各部屋内の窓付近に照度センサを設置し、その照度から室内に居る者の眩しさ感を予測しブラインドの制御に利用する方法がある。この方法は室内に居る者の眩しさ感を予測する方法としては精度が高いが、各部屋に照度センサを設置する必要が有るため、センサ数が多くなり、そのため窓付近の見栄えも悪く、コストも高いという問題が存在する。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、屋内に居る人が採光部を見たときに眩しさを感じることなく昼光利用を行うことができるとともに、屋内の環境を快適に維持することができ、またコスト的にも安価で且つ採光部の見栄えも良い日射遮蔽制御装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、照明装置が備えられた屋内に採光するための採光部に遮蔽手段が設けられ、前記遮蔽手段の開閉度を調節することにより屋内に入射する入射光量を制御する日射遮蔽制御装置であって、屋外の日射状態を取得する日射状態取得部と、前記照明装置の配置情報と、前記日射状態と前記開閉度とに基づき、且つ前記日射状態取得部で算出した太陽位置により太陽光が透過する前記開閉度の範囲を算出の対象外として前記採光部における眩しさ感の評価指標をシミュレートした結果を取得する評価指標取得部と、取得した眩しさ感の評価指標が不快を示す値でなくなるように前記開閉度を調節する制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、屋内に居る人が採光部を見たときに眩しさを感じることがないように昼光利用を行うことができ、そのため照明エネルギの低減が図れるとともに屋内の環境を快適に維持することが可能となり、またシミュレーションにより遮蔽手段の開閉度を調節するため、屋内に照度センサ等を設ける必要がなくなり、そのため採光部の見栄えを良くすることができ、またコストも安い。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記評価指標取得部は、屋内に照明装置を配置した状態で、前記日射状態と前記開閉度を変化させて算出した前記評価指標のデータテーブルを有し、前記日射状態と前記開閉度の評価指標を前記データテーブルに基づいて取得することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、予め評価指標を算出した結果を有しているので、処理能力が比較的低く、安価な演算装置で評価指標取得部を構成しても高速に評価指標を取得するこができる。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、前記遮蔽手段をベネチャンブラインドで構成するとともに、入射光量の制御時の太陽位置を取得する太陽位置取得手段を備え、前記評価指標取得部は、前記太陽位置に基づいて前記評価指標を取得することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、ベネチャンブラインドのスラット間の反射光を考慮することができ、そのためベネチャンブラインドにおいても眩しさ感を考慮した制御を行うことができる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、前記太陽位置と前記開閉度に基づいて前記屋内から前記採光部を見たときに視界に入るか否かを判断する直射光判断手段を備え、前記制御部は、前記直射光判断手段により前記屋内から前記採光部を見たときに視界に太陽からの直射光が入ると判断されたときに、視界に太陽が入らないように前記開閉度を制御することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、眩しさ感が抑えられていても、直射光が目に入って不快感を与えるような状態を生じないようにして、屋内の環境を快適に維持することができる。
請求項5の発明では、請求項1乃至4の何れかの発明において、太陽の高度と前記採光部の照度とに基づいて晴天か曇天かを判断する天候判断部を備え、前記制御部は前記天候判断部により曇天と判断されたときに前記開閉度を全開に調節することを特徴とする。
請求項5の発明によれば、眩しさ感によって不快感を与えることがない曇天の場合に遮蔽手段を全開することで、屋内に居る者に開放感を与える快適な環境とすることができる。
本発明は、屋内に居る人が採光部を見たときに眩しさを感じることがないように昼光利用を行うことができ、そのため照明エネルギの低減が図れるとともに屋内の環境を快適に維持することが可能となり、またシミュレーションにより遮蔽手段の開閉度を調節するため、屋内に照度センサ等を設ける必要がなくなり、そのため採光部の見栄えを良くすることができ、またコストも安いという効果がある。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
図2は、本発明の日射量遮蔽装置を備えたビルの一部を示しており、建物の壁には採光部として窓部Wが開口し、この窓部Wにはベネチャンブラインド(以下ブラインドという)1からなる遮蔽手段が装着され、更に屋内である対象エリアXの天井CEには照明システムの照明装置2及び対象エリアXに配置される机Dの上面(机上面)の照度を検出する照度センサ3と、空調システムの吹き出し口4と、対象エリアXの空調環境(温度・湿度)を検出するための温度・湿度センサ5とが設けられている。また日射状態を取得するため屋上等の屋外の適所に設けられ、各方位の鉛直面照度を計測する照度計(又は日射量を計測する日射量計)6とを設けている。尚、遮蔽手段としては、例えばガラス板間に介在させた液晶シートの通電を制御して光透過率を可変して遮蔽を行うスマートウィンドウを用いても良い。
空調システムは機械室等に設けられた空調機8と、天井CEの裏などに設けられた変風量ユニット9と、これら空調機8,変風量ユニット9を温度・湿度センサ6が検知する温度や湿度に基づいて制御する空調Icont(Intelligent Controller)7とで構成される。照明システムは、照度センサ3の検知照度に基づいて調光機能付きの照明装置2の光出力を制御する照明Icont10とで構成される。
本実施形態の日射量遮蔽装置は、ブラインド1と、照度計(又は日射量計)6と、ブラインドIcont11とで構成されている。
そして各Icont7,10,11及び照度計(日射量計)6からの情報収集を行う計測Icont16は建物全体の環境を統合して連携制御する上位システムを構築するフロア統合コントローラ17とに接続されており、この接続には例えばビルオートメーション専用伝送線を用い、所定規格の信号により情報を授受できるようなっている。
ここで本発明は日射遮蔽制御装置であって、上位システムとの連携は付加的な構成であるため、上位システムとの連携動作についての説明はここでは省略する。
さて本実施形態の日射遮蔽制御装置の中枢となるブラインドIcont11は、図1に示すように日射状態取得部12と、評価指標取得部13と、制御部14とで構成されており、その内の日射状態取得部12は、システムタイマ(図示せず)により現在の時刻を取得し、対象建物の立地条件(設置場所の緯度、経度)とに基づいて現在の太陽位置を算出する太陽位置取得手段としての機能と、照度計6から各方位の鉛直面照度を例えば1分間隔で取得する機能と、太陽位置状態と照度計6が測定する照度による日射状態から直射光の有無を判定する直射光判断手段としての機能と、太陽高度と鉛直面照度より天候を判定する天候判断手段としての機能とを備えている。尚、照計6の代わりに日射量計を設け、計測する日射量から照度へ変換するようにしても良い。
また評価指標取得部13は、ブラインド1の開閉度と、取得した照度及び太陽位置からなる日射状態に基づいて対象エリアXに居る人Mが座位の状態で感じる眩しさ感を環境シミュレーションによりリアルタイムで算出し、この算出された眩しさ感が、不快感を与えない基準値以下になるようにブラインド1の開閉度を決定する機能を備えている。但し、ブラインド1の開閉度とはブラインド1が動作する範囲の内、動作可能な開閉度であり、例えば、ブラインド1がスラット角0°〜90°の内、1°刻みに動作可能なベネチャンブラインドからなる場合では、上述のオフセット角θが0°,1°,2°,3°,…,90°−α°となる。尚遮蔽手段がブラインド1ではなくスマートウィンドの場合には、透過率0%,1%,2%,3%,…,100%となる。
制御部14は、評価指標取得部13で得られたブラインド開閉度と、過去のブラインド開閉度とを比較して、所定の設定値以上にブラインド1の開閉度が変化しないように制限を加えながらブラインド1の開閉度を制御する機能を備えている。
次に本実施形態の動作を図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず日射遮蔽制御装置をスタートさせると、ブラインドIcont11の日射状態取得部12は、システムタイマから10乃至30(分)の間隔で現在時刻を取得し(ステップS1)、この現在時刻と予め登録されている或いはGPSなどから取得した当該装置の設置場所の地球上の位置情報とに基づいて現在の太陽Tの位置を算出するとともに対象エリアXが面する窓部Wの位置関係を算出する(ステップS2)。このステップS2ではまず太陽位置の算出は建物の緯度及び経度と、現在時刻とに基づいて太陽高度、太陽方位角を適宜な周知の算出方法により算出する。次に窓部W面への入射角、見かけ高度(太陽高度を窓面に対して垂直方向に補正した高度)を窓部Wの位置関係として算出する。ここで窓面の入射角は、図4(a)に示すように現在の太陽高度をh[°]、方位角をA[°]、窓面の向きA0とすると、窓面への入射角i’は
i’=cos−1[cos(h)×cos(A−A0)]
となる。
また見かけ高度h’は
h’=arc tan[tan(h)/cos(A−A0)]
となる。尚図4(a)中E,W,S,Nは東西南北の方位を示し,Zは鉛直方向を示す。
日射状態取得部12は、算出した窓面への入射角i’より窓面に対する直射光の有無を判定を行う。この場合、図4(b)に示すように太陽Tの位置と窓部W側の庇の長さL等から直射光が対象エリアXに入射する範囲βや入射しない範囲γを判断し、同時にエリアA内の机Dの位置や方向などから例えば机Dで執務する人Mの視界に直射光が入射するか否かを判定する処理を行う。また日射状態取得部12は、図5に示すように太陽高度h[°]<又は見かけ太陽高度h’[°]>を横軸に、照度計7が検出する鉛直面照度を縦軸にとって、両者の関係から晴れ領域(イ)と曇り領域(ロ)とを設定し、この設定領域に現在の太陽高度h[°]<又は見かけ太陽高度h’[°]>と、鉛直面照度とから現在の天候を判定する。この図5の設定領域の閾値は、太陽高度に応じて変化させることにより、日の入り時における誤検知率を低下させるようになっている。
さて上述のように日射状態取得部12で、時刻の取得と、太陽位置の算出と、直射光入射判定、更に天候判定が終了すると、次のステップS3では評価指標取得部13により対象エリアX内に居る人Mが感じる眩しさ感を環境シミュレーションにより算出する処理を行い、最適なブラインド開閉度を決定する。この環境シミュレーションは周知の方法(例えば宿谷 昌則 著 数値計算で学ぶ光と熱の建築環境学 「窓と自然室内照度」 丸善株式会社 出版 参照)を用いれば良い。図6はその一例を示しており、この方法では建物の窓部W、空調環境、照明(照明器具の配置情報を含む)、対象エリア(部屋)Xの各特性を格納したデータベースDBを備え、このデータベースDBの情報に基づいて建物モデルの構築において眩しさ感の予測の準備をステップS10で行い、次に日射情報取得部12から現在時刻と、鉛直面照度とを取り込み(ステップS11)、ステップS12〜S16のループにおいて、眩しさ最適開閉度候補を、例えばオフセット角θを0°〜90°−α°の範囲で1°ずつ変化させてシミュレーションを行って求める。このループ内ではステップS13において環境シミュレーションにより眩しさ感の予測を行う。この予測では眩しさ感(グレア感)の予測式PGSV(Predicted Glare Sensation Vote)を用いて眩しさ感(グレア感)を予測する。このPGSVは、昼光利用時における眩しさ感を用いて予測する式として提案(戸倉、岩田他:「窓からの昼光によるグレア感の評価方法に関する実験的研究 その1 光環境実験室を用いた実験」、日本建築学会大会学術講演梗概 ,1992.8参照)されており、窓面に対する光源と背景の輝度対比と、居住者のグレア感(眩しさ感)を関連付けた式<数1参照>で表現される。
Figure 0004867287
Lb:背景輝度[cd/m
Lseq:相当均一輝度(光源輝度)[cd/m
ω: 光源の立体角[sr]
但しPGSVとは元来、窓の最適設計のために提案された指標であり、ブラインドの開閉度の制御に利用される例はない。
而してステップS14において予測されたPGSVと設定PGSV値との比較を行い、設定PSVG値より小さいときには、ステップS14において眩しさ最適開閉度を決定し、前記ループを抜ける。ここでPGSVの尺度は、表1に示す通りであって、この尺度から上記の設定PSVG値を設定する。つまり眩しさが気になり始めるPSVG値1.0より小さければ、気にならない程度であると判定できる。
Figure 0004867287
ループを抜けると、ステップS17において眩しさ感が基準以下となるブラインド1の開閉度の算出、つまり外部の状態とそれに対応するブラインド1の開閉度の算出を行う、シミュレーションを終了するとともに、算出した開閉度を制御部14に受け渡す。制御部14は図3のステップS4において、ブラインド1の最適な開閉度のハンチング処理を行う。つまり制御部14は受け渡された開閉度と、過去のブラインド開閉度とを比較して、予め設定している所定の設定値以上にブラインド1の開閉度が変化しないように制限を加えながら最適なブラインド1の開閉度を決定し、ブラインド1のスラット1aの角度制御を行うのである。
スラット1aの角度制御は、対象エリアX内で執務(作業)している人Mの視界に直射光が入らない範囲で図7(a)に示すように太陽光が透過しない角度に対するオフセット角θの調節を行う。もし直射光が視線に入射する場合には強制的に直射光が入射しない範囲まで上述の設定値による制限を加えながらブラインド1の開閉度を調節する。
尚、上述のPGSVでは光源と面として単一輝度面を想定としており、そのためスマートウィンドウなどの輝度分布が生じない場合、窓面全体を単一の光源面として捉えることが可能であり、窓面と周囲の壁面より反射される輝度からPGSVを算出することができる。しかし、ベネチャンブラインドのようなブラインド1の場合にはスラット1aの表面で反射される輝度と、スラット1aの隙間より透過される天空面輝度で分布が生じてしまう。特にスラット1aの隙間より太陽Tが直接確認される場合、その影響は大きくなる。そこで本実施形態では、光源輝度を、窓面全体を単一輝度とみなした平均輝度ではなく、両輝度の大きい方を採用することによって、PGSVを算出する。また、ブラインド1のスラット1aの隙間より太陽Tが直接確認される場合や、対象エリアX内に居る人Mの作業面に入射光が入射する場合は、PGSV算出の対象外として上述のように強制的に直射光が入射しない範囲の開閉度を採用する。
また太陽位置と外部(屋外)照度より判定される天候が外部照度が低く眩しさが問題とならない曇天の場合や直射光が存在しない時間帯と判定される場合には、開放感を得るためにブラインド1のスラット1aを水平に設定してブラインド1を開放状態とする制御を行う。
ところで、天候が激しく変化する場合には、屋上で計測される照度が曇天と判断する閾値に対して頻繁に上がったり下がったりすることがある。一方曇天状態から突然に太陽光が対象エリアX内に差し込み、眩しさを与えることがある。
そこで日射状態取得部12では、図8のフローチャートで示すようにステップS21において、照度計6が検出する照度と曇天と判断する閾値とを比較し、閾値より小さい場合には曇天として判定するが、制御部14ではその曇天判定が一定時間内において所定回数N連続であったか否かをステップS22で判定し、所定回数Nよりも小さい場合、つまり曇天判定が一定時間継続していると判定される場合には、ステップS23において上述のようにブラインド1を開放する開閉度を採用する。一方照度が閾値以上となった場合、或いはステップS22での判定でカウント数が所定回数Nとなった場合、つまり曇天判定が断続する場合には、ステップS24で眩しさによる不快感が基準値以下となる開閉度を評価指標取得部13より取得し、更に日射状態取得部12での直射光入射判断から直射光が入射するか否かの判定をステップS25で行い、直射光が入射する場合にはステップS26において、直射光が入射しない開閉度を採用する。また直射光が入射しない場合にはステップS27で評価指標取得部13より取得した開閉度を採用する。そしてステップS28において以上のように採用した開閉度と過去の開閉度とを比較して上述の設定値以上に変化しないようにブラインド1を制御する。
上述のフローチャートによる処理動作を、曇天判定と外部照度の関係で表すと、図9に示すように、閾値L0より外部照度が低い状態が継続している期間t1では曇天に対応する制御が行われるが、外部照度が閾値L0を超えると急激に眩しくなるというリスクが高くなる。また外部照度が閾値L0よりも高い状態が継続している期間t2では晴天に対応する制御が行われるが、閾値L0を外部照度が下回る場合、ハンチングを避けるために一定期間t3において外部照度が閾値L0を超えている状態が継続している場合に曇天に対応する制御を開始する(t4)。
以上のように構成した本実施形態によれば、外部環境(外部照度)に応じて、ブラインド1の開閉度を調節することで、対象となる対象エリアX内にいる人Mに眩しさ感を与えることなく、従来より太陽光の導入量を確保して、照明等に必要なエネルギの削減を図れ、開放感も損なわないという利点がある
実施形態2)
実施形態1では評価指標取得部13によりリアルタイムにシミュレーションを行ってその結果から評価指標を取得していたが、本実施形態では、基準となる眩しさ感に対して事前にコンピュータ等からなる環境シミュレーション装置15を使用して環境シミュレーションを行って外部照度と、ブラインド1のオフセット角θとの関係を明らかにし、その結果を図10に示すようにブラインドIcont11に付設する最適開閉度テーブルTBに格納し、日射遮蔽制御装置の稼動時において、ブラインドIcont11の評価指標取得部13が日射状態取得部12で取得した現在の照度と最適開閉度テーブルTBの照度とを照合することで、最適なオフセット角θを決定し、このオフセット角θによる開閉度を用いて制御部14が上述のようにブラインド1の開閉度制御を行う点で相違する。尚、システム構成は図1と同じであるのでここでは図示しない。
図11は事前に行う環境シミュレーションのフローチャートを示しており、この環境シミュレーションでは、上述の実施形態1での環境シミュレーションと相違する点は、図6で示すステップS12からS16のループを各時刻(K=0、1…24×365)毎に行うループ(ステップS12’〜S16’内に包含し、且つステップS17の次にステップ17で算出された最適開閉度テーブル13に眩しさ感が基準以下となる開閉度の書き込む処理、つまり外部照度と、オフセット角θの関係を最適開閉度テーブルTBに書き込む処理が追加されている点で相違する。尚ステップS12〜S16のステップでは気象庁のアメダス(地域気象観測システム<Automated Meteorological Data Acquisition System>)より配布されている設置場所に対応する地域の一時間毎の気象データの一年分を用いる。
本実施形態によれば、予め評価指標の算出結果をテーブルとして有することで、処理能力が比較的低く、安価な演算処理装置でブラインドIconttを構成しても高速処理が可能となる
実施形態3)
実施形態1、2ではビルオートメーション専用の伝送線を用いて各Icont7,10,11,16とフロア統合コントローラ17との情報授受を行うを行うようにしているが、本実施形態では図12に示すようにイーサネット(登録商標)を用いたLAN18を用いて接続し、例えばブラインドIcont11にWebサーバを搭載し、LAN18に接続されているパーソナルコンピュータからなる個人端末PCや、パネルスイッチ装置PSからHTTP(HyperText Transfer Protocol)を用いてWebサーバにアクセスしてWebサーバが提供するブラインドIcont11側のホームページを閲覧することができるようにし、例えば個人端末PCやパネルスイッチPSからブラインドIcont11の運転状況を変更することを可能とすることで、ユーザーが眩しさレベルを自由に設定することもできるのである。
上述の実施形態1〜3ではベネチャンブラインドからなるブラインド1を用いた場合について説明したが、スマートウィンドウやその他の開閉度を調節できるブラインドにも本発明は適用できる。
ところで、エミット(EMIT(Embedded Micro Internetworking Technology))と称する機器組み込み型ネットワーク技術(機器に簡単にミドルウェアを組み込んでネットワークに接続できる機能を備えるネットワーク技術、以降、EMIT技術と称する。)を用いることで、携帯電話、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handy phone System)等の外部端末(図示せず)から様々な設備機器(照明装置、空調装置、動力装置、センサ、電気錠、Webカメラ等、以降、EMIT端末と称する。)<図示せず>にアクセスして、EMIT端末を遠隔監視・制御することができるシステムがある。
尚、EMIT端末は、マイコン搭載の組み込み機器であり、機器組み込み型のネット接続用ミドルウェアでありEMIT技術を実現するEMITソフトウェアが搭載されている。
上述のEMIT技術を応用したシステム(以降、EMITシステムと称する。)としては、外部端末がインターネット上に設けられたセンタサーバ(図示せず)経由でEMIT端末を遠隔監視・制御する構成のものや、センタサーバを介することなく、例えばEMITソフトウェアが搭載された外部端末から、直接各EMIT端末にアクセスしてEMIT端末を遠隔監視・制御する構成のものを挙げることができる。
そしてEMITシステムによって、例えば、建物(戸建住宅、マンション、ビル、工場用等)<図示せず>内に上述のEMIT端末を分散配置させて、外部端末からEMIT端末の状態を遠隔から監視することで、建物全体のエネルギ管理や、建物内のガス、水道、電気の遠隔検針を行うことも可能となる。
そこで上述の本発明の実施形態1〜3に係る日射遮蔽制御装置を上述のEMITシステムを用いて構成しても良い。
実施形態1の概略構成図である。 実施形態1のブラインドIcontのブロック図である。 実施形態1の動作説明用フローチャートである。 (a)は実施形態1にて用いる太陽位置の算出説明図、(b)は太陽と窓面との関係説明図である。 実施形態1に用いる天候判定の説明図である。 実施形態1の最適開閉度決定のフローチャートである。 実施形態1のブラインドの開閉度制御の説明図である。 実施形態1の曇天判定用いた制御のフローチャートである。 実施形態1の曇天判定時の外部照度とブラインド制御の説明図である。 実施形態2に用いるブラインドIcontのブロック図である。 実施形態2の最適開閉度決定のフローチャートである。 実施形態3のシステム構成図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
1 ブラインド
6 照度計
11 ブラインドIcont
12 日射状態取得部
13 評価指標取得部
14 制御部

Claims (5)

  1. 照明装置が備えられた屋内に採光するための採光部に遮蔽手段が設けられ、前記遮蔽手段の開閉度を調節することにより屋内に入射する入射光量を制御する日射遮蔽制御装置であって、
    屋外の日射状態を取得する日射状態取得部と、前記照明装置の配置情報と、前記日射状態と前記開閉度とに基づき、且つ前記日射状態取得部で算出した太陽位置により太陽光が透過する前記開閉度の範囲を算出の対象外として前記採光部における眩しさ感の評価指標をシミュレートした結果を取得する評価指標取得部と、取得した眩しさ感の評価指標が不快を示す値でなくなるように前記開閉度を調節する制御部とを備えたことを特徴とする日射遮蔽制御装置。
  2. 前記評価指標取得部は、屋内に照明装置を配置した状態で、前記日射状態と前記開閉度を変化させて算出した前記評価指標のデータテーブルを有し、前記日射状態と前記開閉度の評価指標を前記データテーブルに基づいて取得することを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽制御装置。
  3. 前記遮蔽手段をベネチャンブラインドで構成するとともに、入射光量の制御時の太陽位置を取得する太陽位置取得手段を備え、前記評価指標取得部は、前記太陽位置に基づいて前記評価指標を取得することを特徴とする請求項1又は2記載の日射遮蔽制御装置。
  4. 前記太陽位置と前記開閉度に基づいて前記屋内から前記採光部を見たときに視界に入るか否かを判断する直射光判断手段を備え、前記制御部は、前記直射光判断手段により前記屋内から前記採光部を見たときに視界に太陽からの直射光が入ると判断されたときに、視界に太陽が入らないように前記開閉度を制御することを特徴とする請求項3記載の日射遮蔽制御装置。
  5. 太陽の高度と前記採光部の照度とに基づいて晴天か曇天かを判断する天候判断部を備え、前記制御部は前記天候判断部により曇天と判断されたときに前記開閉度を全開に調節することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の日射遮蔽制御装置。
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