JP2005054356A - 電動ブラインド遠隔制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】太陽光とブラインドの位置関係のみならず、天候・気温といったリアルタイムな気象情報と、電動ブラインドの間接照明効果の照度分布・周囲照度といったリアルタイムな監視映像と、それらの結果に対する居住者の照度・室温・風光の観点からの評価関数と、によって、最適なスラット角度とブラインド長さを設定することができる電動ブラインド遠隔制御システムを提供する。
【解決手段】気象情報を受信して取得する操作端末と、監視映像を取得する監視用カメラと、の情報を基に、電動ブラインドのスラット角度とブラインド長さを演算し、その演算結果に応じてコントローラによる電動ブラインドの制御が行われることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】気象情報を受信して取得する操作端末と、監視映像を取得する監視用カメラと、の情報を基に、電動ブラインドのスラット角度とブラインド長さを演算し、その演算結果に応じてコントローラによる電動ブラインドの制御が行われることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、採光照明のためにスラット角度とブラインド長さを変更することができる電動ブラインド遠隔制御システムに関し、特に、動的な状況変化に対応することが可能な電動ブラインド遠隔制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフィスや住宅の設計に際しては、省エネルギーという観点から、採光に十分な配慮がなされている。また、採光の良い環境では作業者の作業意欲が高まることが期待されることから、作業効率という観点からも、採光に十分な配慮がなされている。
【0003】
そのため、ブラインド長さと幅よりなるブラインド面を複数のスラットで構成した電動ブラインドにおいて、ブラインドの昇降とスラット角度の調整を電動で制御する技術や、センサーにより予め一定の状態量を保つようにスラット角度を制御する技術が存在する。
【0004】
例えば、特許文献1記載のブラインドにおいては、日中時々刻々と変化する各データ(建物位置、窓面方位、現在日時における太陽の位置)に対して、最適なブラインド姿勢(スラット角度、スラット幅など)を演算し、これをブラインドに送信して制御する技術が挙げられている。
【0005】
また、特許文献2記載のブラインドにおいては、所定温度以下の低温時にブラインドを太陽光に追従させて採光するように制御する技術が挙げられている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−152973(段落[0006]〜[0007])
【特許文献2】
特開2000−179258(請求項1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、太陽光とブラインドの位置関係を重視して電動ブラインドの制御が行われていたため、刻々と変化する天候や室内の光の雰囲気や人間の嗜好といった事情が、ブラインドの制御に反映されることはなく、採光に十分な配慮がなされていたとは言えない面があった。
【0008】
また、太陽光とブラインドの位置関係によって演算された最適なブラインド姿勢(スラット角度、スラット幅など)が、使用者(居住者)の要求にあっているか否かを判断する材料がなく、結局は、ブラインドの設定を使用者(居住者)が状況を判断し、適宜設定しなければならなかったという問題があった。
【0009】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽光とブラインドの位置関係のみならず、天候・気温といったリアルタイムな気象情報と、電動ブラインドの間接照明効果の照度分布・周囲照度といったリアルタイムな監視映像と、それらの結果に対する居住者の照度・室温・風光の観点からの評価関数と、によって、最適なスラット角度とブラインド長さを設定することができる電動ブラインド遠隔制御システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明は、気象情報を受信して取得する操作端末と、監視映像を取得する監視用カメラと、の情報を基に、電動ブラインドのスラット角度とブラインド長さを演算し、その演算結果に応じてコントローラによる電動ブラインドの制御が行われることを特徴とする。
【0011】
より具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
【0012】
(1) インターネット等の電気通信回線を通じて提供された情報を受信するとともに、電動ブラインドを監視する監視用カメラが接続された操作端末と、複数のスラットで構成された電動ブラインドを制御するコントローラと、が接続された通信制御装置を備え、前記通信制御装置は、前記操作端末からの情報を検出する手段と、受信した情報が前記コントローラをLANに接続するための接続要求信号であるとき、前記コントローラをLANに接続する手段と、を有することを特徴とする電動ブラインド遠隔制御システム。
【0013】
本発明によれば、操作端末から受信した情報がコントローラをLANに接続するための接続要求信号であるとき、コントローラによる電動ブラインドの制御をLANに接続された操作端末、監視用カメラ、インターネット等の電気通信回線を通じて接続された通信端末等により行うことができるので、電動ブラインドを操作端末、監視用カメラ、通信端末等により遠隔操作することができる。
【0014】
また、通信制御装置が、監視用カメラからの情報に基づく制御指令をコントローラに送信することによって、コントローラが適切に電動ブラインドを制御しているか否かのフィードバックをかけることができるとともに、監視用カメラの操作端末からの接続要求情報によって、コントローラが操作端末に接続されると、操作端末よって取得された気象情報に基づいて、コントローラによる電動ブラインドの制御が行われるので、監視用カメラによる情報と、気象情報とによって、最適なスラット角度とブラインド長さを設定することができる。
【0015】
(2) 前記コントローラは、前記監視用カメラにより画像検出された前記電動ブラインドの間接照明効果の照度分布と、前記操作端末により計算された太陽直射光の入射方位と、前記操作端末により受信された気象情報と、に基づいて、電動ブラインドの間接照明効果を大きくするスラット角度を計算するモータ制御演算部と、前記電動ブラインドを前記モータ制御演算部により算出されたスラット角度に設定可能なスラット角度駆動部と、を有し、前記モータ制御演算部の算出結果に応じて、前記スラット角度駆動部を制御することを特徴とする(1)記載の電動ブラインド遠隔制御システム。
【0016】
本発明によれば、監視用カメラにより画像検出された照度分布、操作端末によりリアルタイムに計算された太陽直射光の入射方位、ウェブサーバ等のインターネット等の電気通信回線を通じて接続された端末からの居住地の気象情報と、に基づいて、監視用カメラによる画像検出される照度分布を居住者の操作端末により入力された指示に合わせ、電動ブラインドの間接照明効果を居住者に対し最適化するような電動ブラインドのスラット角度を計算し、それに設定することができるので、快適な採光を実現することができる。
【0017】
すなわち、監視用カメラによって、太陽直射光が電動ブラインドを通りスラットで反射して天井や壁に照射される間接照明効果の照度分布を画像検出し、この画像と、暦・日付・時刻・経度・緯度より計算される太陽直射光の入射方位と、インターネット上のウェブサーバより受信した地域の気象情報(天候・気温など)と、それらの結果に対する居住者の照度・室温・風光の観点からの評価関と、に基づいて、ブラインド面の輝度を抑え天井や壁からの間接照明効果を大きくする電動ブラインドのスラット角度を計算し、コントローラに電動ブラインドの制御動作を指令するようにすることで、採光に最適なスラット角度を設定することができる。
【0018】
(3) 前記コントローラは、前記監視用カメラにより画像検出された前記電動ブラインドの間接照明効果の照度分布と、前記操作端末により計算された太陽直射光の入射方位と、前記操作端末により受信された気象情報と、に基づいて、電動ブラインドの間接照明効果を最適化するスラット角度を計算する演算処理部を有するとともに、前記監視用カメラにより画像検出された前記電動ブラインドが設置された場所の周囲照度と、前記演算処理部の算出結果と、に基づいて、所望のスラット角度とブラインド長さを計算するモータ制御演算部と、前記電動ブラインドを前記モータ制御演算部により算出されたスラット角度に設定可能なスラット角度駆動部と、前記電動ブラインド長さを可変可能なブラインド昇降駆動部と、を有し、前記モータ制御演算部の算出結果に応じて、前記スラット角度駆動部と前記ブラインド昇降駆動部とを制御することを特徴とする(1)記載の電動ブラインド遠隔制御システム。
【0019】
本発明によれば、ブラインド長さと幅よりなるブラインド面が複数のスラットで構成された電動ブラインドにおいて、スラット角度とブラインド長さの両方を軸制御によって行うことで、採光に最適なスラット角度とブラインド長さを設定することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電動ブラインド遠隔制御システムについて、図面を参照しつつ説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの概略図である。
【0022】
本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システム1は、通信端末10と、ウェブサーバ11と、監視用カメラ12と、監視用カメラ12等を操作するための操作端末13と、コントローラ14と、通信制御装置16a及び16bと、から構成されている。そして、コントローラ14と通信制御装置16aは、100V電源線又はツイストペア線でLAN接続されており(符号7)、操作端末13と通信制御装置16aはLAN(Local Area Network)接続されており(符号5)、通信端末10と通信制御装置16bはインターネット接続されている(符号3)。ここで、インターネットやLAN接続は、一般的に広く用いられているTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いる、いわゆるイーサネット(Ethernet、富士ゼロックス株式会社の登録商標)により構成されている。また、上記のLAN接続(符号7)に換えて、コントローラ14と通信制御装置16aとをLON接続することもできる。ここで、LON接続は、ニューロン(Neuron、米国エシェロン社の商標)チップを用い、LonTalkプロトコルを用いたLonworksネットワークにより構成されている。
【0023】
通信端末10は、インターネット3等の電気通信回線を通じて接続されたものであり、通信制御装置16を介して操作端末13にブラインド制御指令を発信する。また、操作端末13はインターネット等の電気通信回線を通じてウェブサーバ11に接続され、天候・気温・風力等の地域気象情報を受信するものである。
【0024】
監視用カメラ12は、接続遠隔操作可能な操作端末13に接続され、電動ブラインド18周辺の天井や壁面を監視することによって、太陽直射光が電動ブラインド18を通りスラットで反射して天井や壁に照射される間接照明効果の照度分布を画像検出することができる。また、監視用カメラ12は、電動ブラインド18のブラインド面を監視することによって、採光に最適なスラット角度とブラインド長さが実現されているか否かのフィードバックを行うことができる。なお、監視用カメラ12としては、物体の光を電気信号に変えて記録することのできるCCDカメラが挙げられる。
【0025】
操作端末13は、監視用カメラ12に接続され、監視用カメラ12により捕らえられた画像、ウェブサーバ11からの各種情報等により、採光に必要なスラット角度とブラインド長さに関する情報をコントローラ14に送信するものである。この操作端末13は、図2に示すように、中央演算処理装置であるCPU13a、RAMやROM等により構成されるメモリ13b、外部機器とのインターフェイス仕様の例としてのUSB(Universal Serial Bus)トランシーバ13c、LAN接続を行うためのEthernetトランシーバ13d、から構成されている。そして、USBトランシーバ13cは監視用カメラ12と接続され、Ethernetトランシーバ13dは通信制御装置の一種であるルータ16a及び16bに接続されている。
【0026】
ここで、図3に示すように、操作端末13のCPU13aは、監視用カメラ12で室内画像を撮影し照度分布を計算する室内照度測定部13a1と、暦・日付・時刻・経度・緯度より太陽直射光の入射方位を計算する太陽入射角度演算部13a2と、通信端末10を用いてインターネット等より検索した地域気象情報に基づいて照度・室温制御係数を計算する気象条件演算部13a3と、通信端末10からの照度・室温・風光等の優先指令による嗜好情報演算部13a4と、から構成されている。
【0027】
コントローラ14は、通信制御装置16(ルータ16a,16b)に接続するトランシーバ14aと、CPU・メモリ等で構成され、操作端末13からの軸制御指令により所定のスラット角度とブラインド長さを実現するための演算を行うモータ制御演算部14bと、電動ブラインド18のスラット角度を制御するスラット角度駆動部14c及び電動ブラインド18のブラインド長さを制御するブラインド昇降駆動部14d(ポート出力部1〜4)と、から構成され、さらに、スラット角度駆動部14cとブラインド昇降駆動部14dとは、それぞれゲート14c’と14d’とに接続されており、モータ制御演算部14bの演算結果をスラット角度駆動部14cとブラインド昇降駆動部14dとに送信することにより、電動ブラインド18において所定のスラット角度とブラインド長さを位置決め制御できる。
【0028】
通信制御装置16は、操作端末13をインターネット3に接続する通信制御装置16bと、操作端末13をコントローラ14に接続する通信制御装置16aと、からなり、インターネット上の地域気象情報や通信端末10からの照度・室温・風光等の優先指令情報を受信して操作端末13の各種演算部13a2〜13a4に送信するものである。
【0029】
図2に基づいて、本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムについて説明する。
【0030】
まず、通信端末10又は操作端末13により入力・選択された居住者の嗜好情報を操作端末のメモリ13bに記憶し、嗜好表を確定する。一方、操作端末13による操作によって、インターネット上のウェブサーバ(天気予報サーバ)11に接続されると、操作端末所在地の気候情報を操作端末のメモリ13bに記憶し、気象情報表を設定する。
【0031】
操作端末13のCPU13aは、端末所在地の緯度・経度・日時による太陽光天頂角・方位角を計算した結果としての太陽光入射角に、天気・気温・輝度表を加味して反射スラット角度を計算し、コントローラ14のモータ制御演算部14bに対し、反射スラット角度に位置決めする制御指令を送信する。その後、操作端末13は、コントローラ14からの位置決め完了ACKを受信したら、監視用カメラ12からの画像データによるフィードバック評価を実行し、その結果スラット角度の補正が生じれば、補正位置決め制御指令をモータ制御演算部14bに送信する。
【0032】
このフィードバック評価は、操作端末13は監視用カメラ12でブラインド面を撮影した画像をRGB多階調画像に変換し、それを天気表・RGB色調表で評価し、天井領域・ブラインド領域・壁面領域の白黒多階調画像に変換し、天気表・輝度表・輝度分布表で評価し、気温表・風光・費用表で評価した許容値内に収まるようにスラット角度の補正量を計算する。このフィードバック制御指令を、モータ制御演算部14bに繰り返し送信することで、最適なスラット角度とブラインド長さを実現するための設定ができる。
【0033】
また、操作端末13は、監視用カメラ12でブラインド面を撮影した画像をウェブサーバに保存登録する。通信端末10は、ウェブサーバにアクセスして、保存登録した画像をダウンロード受信して画面に表示する。また、操作端末13は、コントローラ14の状態を知りたいときは、状態読込指令を送信しACKと共にコントローラ14の状態データを受信して画面に表示する。
【0034】
このコントローラ14は、前述したように、CPU・メモリ、トランシーバ(Ethernet/Lontalk)、リレー論理回路等で構成され、コントローラ14は操作端末13から状態読込指令を受信したら、ACKと共に現在の状態データを端末に送信する。コントローラ14は、操作端末13から座標系設定指令G92,絶対位置決め指令G90G00を受信したら、モータを回転制御して所定の角度にすると共にACKを端末に送信する。すなわち、コントローラ14は、座標系設定指定の指定座標系絶対位置決め指令カウンタにパルスエンコーダの絶対位置決めパルスカウンタ値を計算し設定する。コントローラ14は、指定座標系モータ同軸のパルスエンコーダから発信されたパルス値入力を指定座標系現在位置表示カウンタに加算する。コントローラ14は、指定座標系絶対位置決め指令カウンタに指定座標系現在位置表示カウンタ値が一致するまでモータ回転信号を出力し所定の位置決め制御を達成する。
【0035】
ここで、本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの位置決め制御指令の体系について、図4〜図6を基に説明する。
【0036】
図4は、通信端末10のシステム機能ブロック図であり、通信端末10は、コントローラ・ブラウザ表示部101と、コマンド入力部102と、画像データ受信部103と、シーケンス制御指令送信部104と、コントローラ状態受信部105と、を有する。
【0037】
コントローラ・ブラウザ表示部101は、パソコンの標準ブラウザを使用して居住者の嗜好データ・気候データ・コントローラの状態データを表示・入力するものである。また、コマンド入力部102は、標準ブラウザを使用して直接手動でコントローラ14にブラインド位置決め制御指令を送信するものである。画像データ受信部103は、監視用カメラ12からの画像データを受信するものである。コントローラ状態受信部105は、コントローラの状態を知りたいときに状態読込指令をコントローラ14に送信し、コントローラ14からのACKとともにコントローラ14の状態データを受信するものである。
【0038】
図5は、操作端末13のシステム機能ブロック図であり、操作端末13は、コントローラ・ブラウザ表示部141と、コマンド入力部142と、天気予報送受信部143と、天気環境設定部144と、反射照明環境設定部145と、画像データ取込部146と、画像データ解析演算部147と、画像データ送信部148と、シーケンス制御指令送信部149と、コントローラ状態受信部150と、を有する。
【0039】
操作端末13は、コントローラ14に対し制御ポートの状態を通知するように指令する。また、操作端末13は、コントローラ14のACKが一定時間内にない場合にリトライする。そして、コントローラ14は操作端末13に対し、ACKとともに、制御ポートの状態データを通知する。操作端末13は、コントローラ14からの制御ポート状態を解読しコントローラ・ブラウザ表示部141によって画面に表示する。
【0040】
コマンド入力部142は、操作端末13がコントローラ14に対し直接ポートを制御する指令を送信するためのコマンドを入力するものである。コマンド入力部142によってコマンドの入力が行われたときには、コントローラ14は操作端末13に対しACKとともに制御指令の結果を通知する。
【0041】
天気予報送受信部143は、標準ブラウザを使用して天気予報サーバに接続し気象情報を受信するものである。操作端末13に記憶された居住者の郵便番号や住所等の位置情報を送信し、この位置情報に相当する端末所在地の気候データを受信する。
【0042】
天気環境設定部144は、居住者の嗜好を重み係数で表として定義するもので、天気予報送受信部143によって受信した気候データから、天気・気温表を設定する。天気・気温表は、表1に示すように、気候データを(天気=晴れ/曇り/雨)+(気温=暑い/普通/寒い)の属性コードに分類して記憶する。
【0043】
【表1】
【0044】
反射照明環境設定部145は、居住者の嗜好を重み係数で表として定義するもので、居住者の嗜好(優先)表を設定する。嗜好(優先)表は、居住者の入力・選択により得られた回答を基に作成され、表2に示すような属性コードに分類して記憶する。
【0045】
【表2】
【0046】
画像データ取込部146は、監視用カメラ12に対してキャプチャ指令を発する。この際、操作端末13は、監視用カメラ12でブラインド面をキャプチャし画像をフレームバッファに取り込む。
【0047】
画像データ解析演算部147は、天井領域・ブラインド領域・壁面領域の多値化画像データを天気・気温表で補正された明/普/暗の閾値で分類する。
【0048】
具体的には、画像データ取込部146でフレームバッファに取り込まれたRGB画像データを多階調化し、RGB多階調画像データを天気・気温表で評価しRGB色調表の許容値内かをチェックする。次に、フレームバッファのRGB画像データを白黒多階調画像データ変換後、自動切出しし、ブラインド領域に異常があれば、ブラインド原点を復帰しリトライする。天気・気温表で評価した天井領域・ブラインド領域・壁面領域の白黒多階調画像データが輝度表・輝度分布表の許容値内かをチェックし、許容値外であれば、スラット角度の補正制御を行う。このとき、天気・気温表で評価した風光・費用表の許容値内に収まるようにスラット角度の補正量を計算する。
【0049】
画像データ送信部148は、キャプチャした画像を通信端末を通じてウェブサーバに送信して保存登録する。
【0050】
シーケンス制御指令送信部149は、日時による日射角と画像による反射照明制御条件と天候によるブラインド制御条件の最適解を求め、スラット角度を指令するものである。
【0051】
具体的には、居住地の緯度・経度・日時による太陽光天頂角・方位角を計算し、太陽光入射角に天気・気温・輝度表データを加味して反射スラット角度を計算する。そして、コントローラに対して反射スラット角度に位置決めする制御指令を送信する。なお、操作端末13は、コントローラ14からの位置決め完了ACKを受信したら監視用カメラ12の画像データによるフィードバック評価を実行する。このフィードバック評価の結果スラット角度に補正が生じれば、位置決め制御指令を再度送信する。
【0052】
コントローラ状態受信部150は、コントローラ14の状態を読み込むものである。操作端末13によってコントローラの状態読込命令が送信されたときは、コントローラの状態データをACKとともに受信する。
【0053】
図6は、コントローラ14のシステム機能ブロック図であり、コントローラ14は、コントローラ状態送信部151と、シーケンス制御指令受信部152と、シーケンス制御演算部153と、ポート出力部154と、ポート入力部155と、を有する。
【0054】
コントローラ状態送信部151は、通信端末10や操作端末13からの状態読込指令を受信したらACKとともに現在のコントローラの状態データを通信端末10や操作端末13に送信する。
【0055】
シーケンス制御指令受信部152は、通信端末10や操作端末13からの座標系設定指令、絶対位置決め指令を受信したら、モータを回転制御して所定のスラット角度にするとともにACKを送信する。
【0056】
シーケンス制御演算部153は、座標系設定指定の絶対位置決めカウンタに絶対位置決め指令値とパルスエンコーダの現在位置表示カウンタ値の差分を計算し設定する。
【0057】
ポート出力部154は、座標系設定指定の絶対位置決めカウンタにエンコーダパルス入力値が一致するまでモータ回転信号を出力する。
【0058】
ポート入力部155は、指定座標系モータ同軸のパルスエンコーダから発信されたパルス値入力を指定座標系現在位置カウンタにカウントアップする。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ブラインド周囲環境の採光照明状態や天気の状態や居住者の嗜好の状態を勘案し、その結果から自動的にスラット角度とブラインド長さを調整する電動ブラインド装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの概略図。
【図2】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムのブロック図。
【図3】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの操作端末のブロック図。
【図4】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの通信端末のブロック図。
【図5】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの操作端末のブロック図。
【図6】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムのコントローラのブロック図。
【符号の説明】
1 電動ブラインド遠隔制御システム
3 インターネット
5 LAN
7 LAN/LON
10 通信端末
11 ウェブサーバ
12 監視用カメラ
13 操作端末
14 コントローラ
16 通信制御装置(16a,16b)
18 電動ブラインド
【発明の属する技術分野】
本発明は、採光照明のためにスラット角度とブラインド長さを変更することができる電動ブラインド遠隔制御システムに関し、特に、動的な状況変化に対応することが可能な電動ブラインド遠隔制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフィスや住宅の設計に際しては、省エネルギーという観点から、採光に十分な配慮がなされている。また、採光の良い環境では作業者の作業意欲が高まることが期待されることから、作業効率という観点からも、採光に十分な配慮がなされている。
【0003】
そのため、ブラインド長さと幅よりなるブラインド面を複数のスラットで構成した電動ブラインドにおいて、ブラインドの昇降とスラット角度の調整を電動で制御する技術や、センサーにより予め一定の状態量を保つようにスラット角度を制御する技術が存在する。
【0004】
例えば、特許文献1記載のブラインドにおいては、日中時々刻々と変化する各データ(建物位置、窓面方位、現在日時における太陽の位置)に対して、最適なブラインド姿勢(スラット角度、スラット幅など)を演算し、これをブラインドに送信して制御する技術が挙げられている。
【0005】
また、特許文献2記載のブラインドにおいては、所定温度以下の低温時にブラインドを太陽光に追従させて採光するように制御する技術が挙げられている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−152973(段落[0006]〜[0007])
【特許文献2】
特開2000−179258(請求項1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、太陽光とブラインドの位置関係を重視して電動ブラインドの制御が行われていたため、刻々と変化する天候や室内の光の雰囲気や人間の嗜好といった事情が、ブラインドの制御に反映されることはなく、採光に十分な配慮がなされていたとは言えない面があった。
【0008】
また、太陽光とブラインドの位置関係によって演算された最適なブラインド姿勢(スラット角度、スラット幅など)が、使用者(居住者)の要求にあっているか否かを判断する材料がなく、結局は、ブラインドの設定を使用者(居住者)が状況を判断し、適宜設定しなければならなかったという問題があった。
【0009】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽光とブラインドの位置関係のみならず、天候・気温といったリアルタイムな気象情報と、電動ブラインドの間接照明効果の照度分布・周囲照度といったリアルタイムな監視映像と、それらの結果に対する居住者の照度・室温・風光の観点からの評価関数と、によって、最適なスラット角度とブラインド長さを設定することができる電動ブラインド遠隔制御システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明は、気象情報を受信して取得する操作端末と、監視映像を取得する監視用カメラと、の情報を基に、電動ブラインドのスラット角度とブラインド長さを演算し、その演算結果に応じてコントローラによる電動ブラインドの制御が行われることを特徴とする。
【0011】
より具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
【0012】
(1) インターネット等の電気通信回線を通じて提供された情報を受信するとともに、電動ブラインドを監視する監視用カメラが接続された操作端末と、複数のスラットで構成された電動ブラインドを制御するコントローラと、が接続された通信制御装置を備え、前記通信制御装置は、前記操作端末からの情報を検出する手段と、受信した情報が前記コントローラをLANに接続するための接続要求信号であるとき、前記コントローラをLANに接続する手段と、を有することを特徴とする電動ブラインド遠隔制御システム。
【0013】
本発明によれば、操作端末から受信した情報がコントローラをLANに接続するための接続要求信号であるとき、コントローラによる電動ブラインドの制御をLANに接続された操作端末、監視用カメラ、インターネット等の電気通信回線を通じて接続された通信端末等により行うことができるので、電動ブラインドを操作端末、監視用カメラ、通信端末等により遠隔操作することができる。
【0014】
また、通信制御装置が、監視用カメラからの情報に基づく制御指令をコントローラに送信することによって、コントローラが適切に電動ブラインドを制御しているか否かのフィードバックをかけることができるとともに、監視用カメラの操作端末からの接続要求情報によって、コントローラが操作端末に接続されると、操作端末よって取得された気象情報に基づいて、コントローラによる電動ブラインドの制御が行われるので、監視用カメラによる情報と、気象情報とによって、最適なスラット角度とブラインド長さを設定することができる。
【0015】
(2) 前記コントローラは、前記監視用カメラにより画像検出された前記電動ブラインドの間接照明効果の照度分布と、前記操作端末により計算された太陽直射光の入射方位と、前記操作端末により受信された気象情報と、に基づいて、電動ブラインドの間接照明効果を大きくするスラット角度を計算するモータ制御演算部と、前記電動ブラインドを前記モータ制御演算部により算出されたスラット角度に設定可能なスラット角度駆動部と、を有し、前記モータ制御演算部の算出結果に応じて、前記スラット角度駆動部を制御することを特徴とする(1)記載の電動ブラインド遠隔制御システム。
【0016】
本発明によれば、監視用カメラにより画像検出された照度分布、操作端末によりリアルタイムに計算された太陽直射光の入射方位、ウェブサーバ等のインターネット等の電気通信回線を通じて接続された端末からの居住地の気象情報と、に基づいて、監視用カメラによる画像検出される照度分布を居住者の操作端末により入力された指示に合わせ、電動ブラインドの間接照明効果を居住者に対し最適化するような電動ブラインドのスラット角度を計算し、それに設定することができるので、快適な採光を実現することができる。
【0017】
すなわち、監視用カメラによって、太陽直射光が電動ブラインドを通りスラットで反射して天井や壁に照射される間接照明効果の照度分布を画像検出し、この画像と、暦・日付・時刻・経度・緯度より計算される太陽直射光の入射方位と、インターネット上のウェブサーバより受信した地域の気象情報(天候・気温など)と、それらの結果に対する居住者の照度・室温・風光の観点からの評価関と、に基づいて、ブラインド面の輝度を抑え天井や壁からの間接照明効果を大きくする電動ブラインドのスラット角度を計算し、コントローラに電動ブラインドの制御動作を指令するようにすることで、採光に最適なスラット角度を設定することができる。
【0018】
(3) 前記コントローラは、前記監視用カメラにより画像検出された前記電動ブラインドの間接照明効果の照度分布と、前記操作端末により計算された太陽直射光の入射方位と、前記操作端末により受信された気象情報と、に基づいて、電動ブラインドの間接照明効果を最適化するスラット角度を計算する演算処理部を有するとともに、前記監視用カメラにより画像検出された前記電動ブラインドが設置された場所の周囲照度と、前記演算処理部の算出結果と、に基づいて、所望のスラット角度とブラインド長さを計算するモータ制御演算部と、前記電動ブラインドを前記モータ制御演算部により算出されたスラット角度に設定可能なスラット角度駆動部と、前記電動ブラインド長さを可変可能なブラインド昇降駆動部と、を有し、前記モータ制御演算部の算出結果に応じて、前記スラット角度駆動部と前記ブラインド昇降駆動部とを制御することを特徴とする(1)記載の電動ブラインド遠隔制御システム。
【0019】
本発明によれば、ブラインド長さと幅よりなるブラインド面が複数のスラットで構成された電動ブラインドにおいて、スラット角度とブラインド長さの両方を軸制御によって行うことで、採光に最適なスラット角度とブラインド長さを設定することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電動ブラインド遠隔制御システムについて、図面を参照しつつ説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの概略図である。
【0022】
本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システム1は、通信端末10と、ウェブサーバ11と、監視用カメラ12と、監視用カメラ12等を操作するための操作端末13と、コントローラ14と、通信制御装置16a及び16bと、から構成されている。そして、コントローラ14と通信制御装置16aは、100V電源線又はツイストペア線でLAN接続されており(符号7)、操作端末13と通信制御装置16aはLAN(Local Area Network)接続されており(符号5)、通信端末10と通信制御装置16bはインターネット接続されている(符号3)。ここで、インターネットやLAN接続は、一般的に広く用いられているTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いる、いわゆるイーサネット(Ethernet、富士ゼロックス株式会社の登録商標)により構成されている。また、上記のLAN接続(符号7)に換えて、コントローラ14と通信制御装置16aとをLON接続することもできる。ここで、LON接続は、ニューロン(Neuron、米国エシェロン社の商標)チップを用い、LonTalkプロトコルを用いたLonworksネットワークにより構成されている。
【0023】
通信端末10は、インターネット3等の電気通信回線を通じて接続されたものであり、通信制御装置16を介して操作端末13にブラインド制御指令を発信する。また、操作端末13はインターネット等の電気通信回線を通じてウェブサーバ11に接続され、天候・気温・風力等の地域気象情報を受信するものである。
【0024】
監視用カメラ12は、接続遠隔操作可能な操作端末13に接続され、電動ブラインド18周辺の天井や壁面を監視することによって、太陽直射光が電動ブラインド18を通りスラットで反射して天井や壁に照射される間接照明効果の照度分布を画像検出することができる。また、監視用カメラ12は、電動ブラインド18のブラインド面を監視することによって、採光に最適なスラット角度とブラインド長さが実現されているか否かのフィードバックを行うことができる。なお、監視用カメラ12としては、物体の光を電気信号に変えて記録することのできるCCDカメラが挙げられる。
【0025】
操作端末13は、監視用カメラ12に接続され、監視用カメラ12により捕らえられた画像、ウェブサーバ11からの各種情報等により、採光に必要なスラット角度とブラインド長さに関する情報をコントローラ14に送信するものである。この操作端末13は、図2に示すように、中央演算処理装置であるCPU13a、RAMやROM等により構成されるメモリ13b、外部機器とのインターフェイス仕様の例としてのUSB(Universal Serial Bus)トランシーバ13c、LAN接続を行うためのEthernetトランシーバ13d、から構成されている。そして、USBトランシーバ13cは監視用カメラ12と接続され、Ethernetトランシーバ13dは通信制御装置の一種であるルータ16a及び16bに接続されている。
【0026】
ここで、図3に示すように、操作端末13のCPU13aは、監視用カメラ12で室内画像を撮影し照度分布を計算する室内照度測定部13a1と、暦・日付・時刻・経度・緯度より太陽直射光の入射方位を計算する太陽入射角度演算部13a2と、通信端末10を用いてインターネット等より検索した地域気象情報に基づいて照度・室温制御係数を計算する気象条件演算部13a3と、通信端末10からの照度・室温・風光等の優先指令による嗜好情報演算部13a4と、から構成されている。
【0027】
コントローラ14は、通信制御装置16(ルータ16a,16b)に接続するトランシーバ14aと、CPU・メモリ等で構成され、操作端末13からの軸制御指令により所定のスラット角度とブラインド長さを実現するための演算を行うモータ制御演算部14bと、電動ブラインド18のスラット角度を制御するスラット角度駆動部14c及び電動ブラインド18のブラインド長さを制御するブラインド昇降駆動部14d(ポート出力部1〜4)と、から構成され、さらに、スラット角度駆動部14cとブラインド昇降駆動部14dとは、それぞれゲート14c’と14d’とに接続されており、モータ制御演算部14bの演算結果をスラット角度駆動部14cとブラインド昇降駆動部14dとに送信することにより、電動ブラインド18において所定のスラット角度とブラインド長さを位置決め制御できる。
【0028】
通信制御装置16は、操作端末13をインターネット3に接続する通信制御装置16bと、操作端末13をコントローラ14に接続する通信制御装置16aと、からなり、インターネット上の地域気象情報や通信端末10からの照度・室温・風光等の優先指令情報を受信して操作端末13の各種演算部13a2〜13a4に送信するものである。
【0029】
図2に基づいて、本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムについて説明する。
【0030】
まず、通信端末10又は操作端末13により入力・選択された居住者の嗜好情報を操作端末のメモリ13bに記憶し、嗜好表を確定する。一方、操作端末13による操作によって、インターネット上のウェブサーバ(天気予報サーバ)11に接続されると、操作端末所在地の気候情報を操作端末のメモリ13bに記憶し、気象情報表を設定する。
【0031】
操作端末13のCPU13aは、端末所在地の緯度・経度・日時による太陽光天頂角・方位角を計算した結果としての太陽光入射角に、天気・気温・輝度表を加味して反射スラット角度を計算し、コントローラ14のモータ制御演算部14bに対し、反射スラット角度に位置決めする制御指令を送信する。その後、操作端末13は、コントローラ14からの位置決め完了ACKを受信したら、監視用カメラ12からの画像データによるフィードバック評価を実行し、その結果スラット角度の補正が生じれば、補正位置決め制御指令をモータ制御演算部14bに送信する。
【0032】
このフィードバック評価は、操作端末13は監視用カメラ12でブラインド面を撮影した画像をRGB多階調画像に変換し、それを天気表・RGB色調表で評価し、天井領域・ブラインド領域・壁面領域の白黒多階調画像に変換し、天気表・輝度表・輝度分布表で評価し、気温表・風光・費用表で評価した許容値内に収まるようにスラット角度の補正量を計算する。このフィードバック制御指令を、モータ制御演算部14bに繰り返し送信することで、最適なスラット角度とブラインド長さを実現するための設定ができる。
【0033】
また、操作端末13は、監視用カメラ12でブラインド面を撮影した画像をウェブサーバに保存登録する。通信端末10は、ウェブサーバにアクセスして、保存登録した画像をダウンロード受信して画面に表示する。また、操作端末13は、コントローラ14の状態を知りたいときは、状態読込指令を送信しACKと共にコントローラ14の状態データを受信して画面に表示する。
【0034】
このコントローラ14は、前述したように、CPU・メモリ、トランシーバ(Ethernet/Lontalk)、リレー論理回路等で構成され、コントローラ14は操作端末13から状態読込指令を受信したら、ACKと共に現在の状態データを端末に送信する。コントローラ14は、操作端末13から座標系設定指令G92,絶対位置決め指令G90G00を受信したら、モータを回転制御して所定の角度にすると共にACKを端末に送信する。すなわち、コントローラ14は、座標系設定指定の指定座標系絶対位置決め指令カウンタにパルスエンコーダの絶対位置決めパルスカウンタ値を計算し設定する。コントローラ14は、指定座標系モータ同軸のパルスエンコーダから発信されたパルス値入力を指定座標系現在位置表示カウンタに加算する。コントローラ14は、指定座標系絶対位置決め指令カウンタに指定座標系現在位置表示カウンタ値が一致するまでモータ回転信号を出力し所定の位置決め制御を達成する。
【0035】
ここで、本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの位置決め制御指令の体系について、図4〜図6を基に説明する。
【0036】
図4は、通信端末10のシステム機能ブロック図であり、通信端末10は、コントローラ・ブラウザ表示部101と、コマンド入力部102と、画像データ受信部103と、シーケンス制御指令送信部104と、コントローラ状態受信部105と、を有する。
【0037】
コントローラ・ブラウザ表示部101は、パソコンの標準ブラウザを使用して居住者の嗜好データ・気候データ・コントローラの状態データを表示・入力するものである。また、コマンド入力部102は、標準ブラウザを使用して直接手動でコントローラ14にブラインド位置決め制御指令を送信するものである。画像データ受信部103は、監視用カメラ12からの画像データを受信するものである。コントローラ状態受信部105は、コントローラの状態を知りたいときに状態読込指令をコントローラ14に送信し、コントローラ14からのACKとともにコントローラ14の状態データを受信するものである。
【0038】
図5は、操作端末13のシステム機能ブロック図であり、操作端末13は、コントローラ・ブラウザ表示部141と、コマンド入力部142と、天気予報送受信部143と、天気環境設定部144と、反射照明環境設定部145と、画像データ取込部146と、画像データ解析演算部147と、画像データ送信部148と、シーケンス制御指令送信部149と、コントローラ状態受信部150と、を有する。
【0039】
操作端末13は、コントローラ14に対し制御ポートの状態を通知するように指令する。また、操作端末13は、コントローラ14のACKが一定時間内にない場合にリトライする。そして、コントローラ14は操作端末13に対し、ACKとともに、制御ポートの状態データを通知する。操作端末13は、コントローラ14からの制御ポート状態を解読しコントローラ・ブラウザ表示部141によって画面に表示する。
【0040】
コマンド入力部142は、操作端末13がコントローラ14に対し直接ポートを制御する指令を送信するためのコマンドを入力するものである。コマンド入力部142によってコマンドの入力が行われたときには、コントローラ14は操作端末13に対しACKとともに制御指令の結果を通知する。
【0041】
天気予報送受信部143は、標準ブラウザを使用して天気予報サーバに接続し気象情報を受信するものである。操作端末13に記憶された居住者の郵便番号や住所等の位置情報を送信し、この位置情報に相当する端末所在地の気候データを受信する。
【0042】
天気環境設定部144は、居住者の嗜好を重み係数で表として定義するもので、天気予報送受信部143によって受信した気候データから、天気・気温表を設定する。天気・気温表は、表1に示すように、気候データを(天気=晴れ/曇り/雨)+(気温=暑い/普通/寒い)の属性コードに分類して記憶する。
【0043】
【表1】
【0044】
反射照明環境設定部145は、居住者の嗜好を重み係数で表として定義するもので、居住者の嗜好(優先)表を設定する。嗜好(優先)表は、居住者の入力・選択により得られた回答を基に作成され、表2に示すような属性コードに分類して記憶する。
【0045】
【表2】
【0046】
画像データ取込部146は、監視用カメラ12に対してキャプチャ指令を発する。この際、操作端末13は、監視用カメラ12でブラインド面をキャプチャし画像をフレームバッファに取り込む。
【0047】
画像データ解析演算部147は、天井領域・ブラインド領域・壁面領域の多値化画像データを天気・気温表で補正された明/普/暗の閾値で分類する。
【0048】
具体的には、画像データ取込部146でフレームバッファに取り込まれたRGB画像データを多階調化し、RGB多階調画像データを天気・気温表で評価しRGB色調表の許容値内かをチェックする。次に、フレームバッファのRGB画像データを白黒多階調画像データ変換後、自動切出しし、ブラインド領域に異常があれば、ブラインド原点を復帰しリトライする。天気・気温表で評価した天井領域・ブラインド領域・壁面領域の白黒多階調画像データが輝度表・輝度分布表の許容値内かをチェックし、許容値外であれば、スラット角度の補正制御を行う。このとき、天気・気温表で評価した風光・費用表の許容値内に収まるようにスラット角度の補正量を計算する。
【0049】
画像データ送信部148は、キャプチャした画像を通信端末を通じてウェブサーバに送信して保存登録する。
【0050】
シーケンス制御指令送信部149は、日時による日射角と画像による反射照明制御条件と天候によるブラインド制御条件の最適解を求め、スラット角度を指令するものである。
【0051】
具体的には、居住地の緯度・経度・日時による太陽光天頂角・方位角を計算し、太陽光入射角に天気・気温・輝度表データを加味して反射スラット角度を計算する。そして、コントローラに対して反射スラット角度に位置決めする制御指令を送信する。なお、操作端末13は、コントローラ14からの位置決め完了ACKを受信したら監視用カメラ12の画像データによるフィードバック評価を実行する。このフィードバック評価の結果スラット角度に補正が生じれば、位置決め制御指令を再度送信する。
【0052】
コントローラ状態受信部150は、コントローラ14の状態を読み込むものである。操作端末13によってコントローラの状態読込命令が送信されたときは、コントローラの状態データをACKとともに受信する。
【0053】
図6は、コントローラ14のシステム機能ブロック図であり、コントローラ14は、コントローラ状態送信部151と、シーケンス制御指令受信部152と、シーケンス制御演算部153と、ポート出力部154と、ポート入力部155と、を有する。
【0054】
コントローラ状態送信部151は、通信端末10や操作端末13からの状態読込指令を受信したらACKとともに現在のコントローラの状態データを通信端末10や操作端末13に送信する。
【0055】
シーケンス制御指令受信部152は、通信端末10や操作端末13からの座標系設定指令、絶対位置決め指令を受信したら、モータを回転制御して所定のスラット角度にするとともにACKを送信する。
【0056】
シーケンス制御演算部153は、座標系設定指定の絶対位置決めカウンタに絶対位置決め指令値とパルスエンコーダの現在位置表示カウンタ値の差分を計算し設定する。
【0057】
ポート出力部154は、座標系設定指定の絶対位置決めカウンタにエンコーダパルス入力値が一致するまでモータ回転信号を出力する。
【0058】
ポート入力部155は、指定座標系モータ同軸のパルスエンコーダから発信されたパルス値入力を指定座標系現在位置カウンタにカウントアップする。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ブラインド周囲環境の採光照明状態や天気の状態や居住者の嗜好の状態を勘案し、その結果から自動的にスラット角度とブラインド長さを調整する電動ブラインド装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの概略図。
【図2】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムのブロック図。
【図3】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの操作端末のブロック図。
【図4】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの通信端末のブロック図。
【図5】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムの操作端末のブロック図。
【図6】本発明の実施の形態に係る電動ブラインド遠隔制御システムのコントローラのブロック図。
【符号の説明】
1 電動ブラインド遠隔制御システム
3 インターネット
5 LAN
7 LAN/LON
10 通信端末
11 ウェブサーバ
12 監視用カメラ
13 操作端末
14 コントローラ
16 通信制御装置(16a,16b)
18 電動ブラインド
Claims (3)
- インターネット等の電気通信回線を通じて提供された情報を受信するとともに、電動ブラインドを監視する監視用カメラが接続された操作端末と、複数のスラットで構成された電動ブラインドを制御するコントローラと、が接続された通信制御装置を備え、
前記通信制御装置は、前記操作端末からの情報を検出する手段と、受信した情報が前記コントローラをLANに接続するための接続要求信号であるとき、前記コントローラをLANに接続する手段と、を有することを特徴とする電動ブラインド遠隔制御システム。 - 前記コントローラは、
前記監視用カメラにより画像検出された前記電動ブラインドの間接照明効果の照度分布と、前記操作端末により計算された太陽直射光の入射方位と、前記操作端末により受信された気象情報と、に基づいて、電動ブラインドの間接照明効果を最適化するスラット角度を計算するモータ制御演算部と、
前記電動ブラインドを前記モータ制御演算部により算出されたスラット角度に設定可能なスラット角度駆動部と、
を有し、
前記モータ制御演算部の算出結果に応じて、前記スラット角度駆動部を制御することを特徴とする請求項1記載の電動ブラインド遠隔制御システム。 - 前記コントローラは、
前記監視用カメラにより画像検出された前記電動ブラインドの間接照明効果の照度分布と、前記操作端末により計算された太陽直射光の入射方位と、前記操作端末により受信された気象情報と、に基づいて、電動ブラインドの間接照明効果を最適化するスラット角度を計算する演算処理部を有するとともに、前記監視用カメラにより画像検出された前記電動ブラインドが設置された場所の周囲照度と、前記演算処理部の算出結果と、に基づいて、所望のスラット角度とブラインド長さを計算するモータ制御演算部と、
前記電動ブラインドを前記モータ制御演算部により算出されたスラット角度に設定可能なスラット角度駆動部と、
前記電動ブラインド長さを可変可能なブラインド昇降駆動部と、
を有し、
前記モータ制御演算部の算出結果に応じて、前記スラット角度駆動部と前記ブラインド昇降駆動部とを制御することを特徴とする請求項1記載の電動ブラインド遠隔制御システム。
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