JP4867231B2 - 車輪駆動式ケース - Google Patents

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本発明は、ケース本体の下部に配置されている車輪がモータにより駆動される車輪駆動式ケースに関するものである。
従来の車輪駆動式ケースは、荷物を収容可能なケース本体と、このバック本体の下部に配置されモータにより駆動される車輪、ケース本体の上部に設けられた取っ手、及びこの取っ手に配置された力センサー等を備えている。ユーザーがこの車輪駆動式ケースを搬送すべく、車輪を接地させて取っ手を引張すると、取っ手に加えられた力が力センサーにより検出され、この検出された力の値に応じてモータの駆動が制御される。したがって、車輪がユーザーは取っ手に対する引張力に応じた速度で回転し、これによりアシスト力が与えられるものである。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−87024号公報
ところで、ユーザーが車輪駆動式ケースを引張しながら歩行する場合において、その経路は直進のみであることはなく、不可避的に左右への曲進が伴う。そして、左右に曲進するユーザーに車輪駆動式ケースが追従する際には、内輪差により左右の車輪に回転差を生じさせなければならない。しかるに、前記従来の車輪駆動式ケースにあっては、単に取っ手に加えられた力を検出して、この検出された力の値に応じてモータの駆動を制御することによりアシスト力を与える。したがって、取っ手に加えられた力に応じたアシスト力は発生させることができるにしても、曲進した際の車輪回転制御までも行うことはできず、よって、ユーザーの曲進に車輪駆動式ケースのケース本体を的確に追従させ得るものではなかった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザーの曲進に車輪駆動式ケースのケース本体を的確に追従させることのできる車輪駆動式ケースを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、ケース本体の下部に配置された一対の左右車輪と、この一対の車輪を各々回転駆動する一対の左右モータと、前記ケース本体の上部に設けられ、当該ケース本体を前進方向に引張するためのハンドルと、第1のモードと第2のモードとを選択的に設定する設定手段と、この設定手段により前記第1のモードが設定された場合において、前記ハンドルに加えられる前記引張する力により、当該ハンドルの左側に生ずる左応力と、当該ハンドルの右側に生ずる右応力とを検出する左右応力検出手段と、この左右応力検出手段の検出結果に基づき、左右モータの回転速度を個別に制御する第1制御手段と、前記設定手段により前記第2のモードが設定された場合において、前記ケース本体の進行側の面である前面の上部に配置され、前方左右における状況を検出する前方左右状況検出手段と、前記ケース本体の進行側の面である前面の中央部よりやや下方に配置され、前方における状況を検出する前方状況検出手段と、前記左右モータを駆動して前記ケース本体を自走させるとともに、前記前方左右状況検出手段又は前記前方状況検出手段の検出結果に基づき、左右モータの回転速度を個別に制御する第2の制御手段と、前記ケース本体の底面に配置され、下方における状況を検出する下方状況検出手段と、前記下方状況検出手段の検出結果に基づき、左右モータの回転を停止する停止制御手段と、前記ケース本体の進行側の面である前面の下部に配置され、前方下方における状況を検出する前方下方状況検出手段と、前記前方下方状況検出手段の検出結果に基づき、警報音を発生させる警報音発生手段と、を備えることを特徴とする車輪駆動式ケースである。
したがって、第1のモードが設定されている場合には、ユーザーの曲進に車輪駆動式ケースのケース本体を的確に追従させることができる。また、第2のモードが設定されている場合には、ケース本体は自走することから、ハンドルを介してケース本体を引張する必要がない。よって、当該車輪駆動式ケースを使用する場所の混雑度等に応じて、ケース本体を引張して伴走させるか、自走させるかを選択することができる。また、ケース本体を自走させた場合において、左右モータの回転速度を個別に制御することにより、ユーザーの曲がる方向にケース本体を自走させることができる。また、ケース本体の下方に障害物や凹所が存在しても、これに応じたモータ制御を行うことができる。また、警報音によりケース本体が自走困難な箇所がある場合に、これをユーザーに報知することができる。
本発明によれば、第1のモードが設定されている場合には、ユーザーの進行方向に左右されることなく、ユーザーの曲進に追従させることができる。また、第2のモードが設定されている場合には、ケース本体は自走することから、ハンドルを介してケース本体を引張する必要がない。よって、当該車輪駆動式ケースを使用する場所の混雑度等に応じて、ケース本体を引張して伴走させるか、自走させるかを選択することができ、これにより、車輪駆動式ケースの使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る車輪駆動式ケース1は、略矩形状の容器体からなり荷物を収容可能なケース本体2を有し、このケース本体2には図示しない開口部を閉鎖する開閉自在な蓋3が設けられている。ケース本体2の下部両側には、左インホイールモータ4Lと右インホイールモータ4Rとが配置されている。これらインホイールモータ4L、4Rは、各左右の車輪5L、5R自体がモータとなっている。つまり、一般的なモータは、中心軸が回転するように構成されているが、インホイールモータの場合、回転部分(ローター)を外周部に、ステータコイル部分を中心軸側に固定するように構成されている。そのため、中心軸を固定して取り付けると、ホイール(車輪)部分が回転する構造となり、本実施の形態においても、左インホイールモータ4Lと右インホイールモータ4Rは中心軸を固定して取り付けられているのである。
一方、ケース本体2の上端部には、左ステー6Lと右ステー6R、及びこれら一対のステー6L、6Rの先端部架橋された取っ手7とで構成されるハンドル8が突設されている。また、左ステー6Lの基部には左ひずみゲージ9Lが、右ステー6Rの基部には右ひずみゲージ9Rが取り付けられている。したがって、図2(a)に示すように、ユーザーが車輪駆動式ケース1を直進方向(矢印A方向)に移動させるべく、手Hで取っ手7を掴んで直進した場合には、左ひずみゲージ9Lにより検出されるハンドル左応力FLと、右ひずみゲージ9Rにより検出されるハンドル右応力FRとは等しいこととなる。しかし、同図(b)に示すように、ユーザーが車輪駆動式ケース1を引張しつつ左方向Lに曲がろうとした場合には、内輪差により右ずみゲージ9Rにより検出されるハンドル右応力FRが大きくなり、逆に右方向Rに曲がろうとした場合には左ずみゲージ9Lにより検出されるハンドル左応力FLが大きくなることとなる。
他方、ケース本体2の進行側の面である前面には、図1に示すように、上部にサーモパイル10が配置されている。このサーモパイル10には、5μmロングパスフィルターをかけてあり、よって、人体を検知可能である。またセンサは左右に5度の角度を持って、2個装着してあり、よって、このサーモパイル10は左サーモパイル10Lと右サーモパイル10Rとで構成されている。また、センサ前面にはフレネルレンズを装着し、検知範囲をセンサの前面、30cmから2mの距離、角度や5度の範囲に調整してある。そのため、猫や犬等の人間以外の小動物に反応しないようになっている。
さらに、ケース本体2の前面には中央部よりやや下方に、上段超音波センサ13を構成する上段超音波スピーカ11と上段超音波マイクロホン12とが左右に配置されている。また、その下部には、下段超音波センサ16を構成する下段超音波スピーカ14と下段超音波マイクロホン15とが左右に配置されている。上段超音波センサ13は、上段超音波スピーカ11から発生させた所定周波数の音と、対応する上段超音波マイクロホン12が取り込んだ前記音との時間差を計測することにより、ケース本体2とこれを引張する有ユーザーとの距離を検出する。また、下段超音波センサ16は、下段超音波スピーカ14から発生させた所定周波数(上段超音波スピーカ11とは異なる周波数)の音
と、対応する下段超音波マイクロホン15が取り込んだ前記音との時間差を計測することにより、前記車輪5L、5Rが転動する地面前方における障害物までの距離を検出する。
また、ケース本体2の底面外部には、底面光センサ17が配置されている。この底面光センサ17は、直下つまり車輪5L、5Rが転動する地面までの距離が所定値程度(例えば車輪5L、5Rの半径程度)である場合には、検知信号=1を出力し、前記所定値を超える場合には未検知信号=0を出力するものである。
なお、ケース本体2の底面外部には、前記左右車輪5L、5Rよりもやや後方であって、該左右車輪5L、5Rから各々等しい距離にキャスター26(図2参照)が取り付けられている。したがって、この車輪駆動式ケース1は、左右車輪5L、5Rとキャスター26とを接地することにより、図1に示すように、垂直状態で移動することが可能であるとともに、図2(a)に示すように、キャスター26を接地させることなく、左右車輪5L、5Rのみを接地させることにより、前傾した状態で移動することも可能である。
図3は、本実施の形態に係る車輪駆動式ケース1の電気的回路構成を示すブロック図である。この回路は、制御部18を中心にして構成され、制御部18は、CPU19、ROM20、RAM21及びその周辺回路等で構成されている。ROM20には、後述するフローチャートに示すプログラム等が格納されており、CPU19は、ROM20に格納されているプログラムをRAM21に展開し、これに従って動作することにより、各部を制御する。また、RAM21は、CPU19のワークエリア等として使用される。
この制御部18には、前記左右サーパイル10L、10R、上段超音波マイクロホン12と上段超音波スピーカ11、下段超音波スピーカ14と下段超音波マイクロホン15、及び底面光センサ17が接続されているとともに、操作部22、A/D変換器23L、23R、左モータドライバ24L、右モータドライバ24R及び警報部27が接続されている。操作部22は、電源スイッチや後述する各種モードを設定するためのスイッチが設けられている。A/D変換器23L、23Rには、前記左右ひずみゲージ9L、9Rが各々アンプ25L、25Rを介して接続され、左右ひずみゲージ9L、9Rからの出力は、各々」アンプ25L、25Rにより増幅された後、A/D変換器23L、23Rによりデジタル信号に変換されて制御部18に入力される。左右モータドライバ24L、24Rは、制御部18により制御されて、左右インホイールモータ4L、4Rを個別に駆動する。警報部27は警報音を発生させるスピーカ等で構成されている。
(アシストモード)
以上の構成に係る本実施の形態において、図2(a)に示すように、ユーザーが手Hで取っ手7を掴んで、ケース本体2の前方を歩行しつつ車輪駆動式ケース1を搬送する場合には、操作部22にてアシストモードを設定する。すると、制御部18は、左右インホイールモータ4L、4Rを制御して、左右車輪5L、5Rを共に所定速度で前進方向(ケース本体2がユーザーに追従する方向)に回転させた後、CPU19がROM20に格納されているプログラムに基づき動作することにより、図4のフローチャートに示すように制御を実行する。
すなわち、左右ひずみゲージ9L、9Rからの出力に基づき、ハンドル左応力FLとハンドル右応力FRとを計測する(ステップS1)。
次に、この計測したハンドル左応力FLとハンドル右応力FRとが各々所定の応力設定値Aと等しいか否かを判断する(ステップS2、S3)。この判断の結果、FL=Aであって、ハンドル左応力FLが応力設定値Aと等しい場合には(ステップS2;YES)、左インホイールモータ4Lの回転速度を維持する(ステップS4)。また、FR=Aであって、ハンドル右応力FRが応力設定値Aと等しい場合には(ステップS3;YES)、右インホイールモータ4Rの回転速度を維持する(ステップS5)。
しかし、ステップS2又はステップS3の判断がNOであって、FL≠A又はFR≠Aであった場合には、ハンドル左応力FLとハンドル右応力FRとが各々応力設定値Aよりも大きいか否かを判断する(ステップS6、S7)。この判断の結果、FL<Aであって、ハンドル左応力FLが応力設定値Aよりも小さい場合には(ステップS6;NO)、左インホイールモータ4Lの回転速度を減速する(ステップS8)。また、逆にFL>Aであって、ハンドル左応力FLが応力設定値Aよりも大きい場合には(ステップS6;YES)、左インホイールモータ4Lの回転速度を加速する(ステップS9)。
さらに、FR>Aであって、ハンドル右応力FRが応力設定値Aよりも大きい場合には(ステップS6;YES)、右インホイールモータ4Rの回転速度を加速する(ステップS10)。また、逆にハンドル右応力FRが応力設定値Aよりも小さい場合には(ステップS6;NO)、右インホイールモータ4Rの回転速度を減速する(ステップS11)。
したがって、以上の処理が実行されることにより、図2(b)に示すように、ユーザーが車輪駆動式ケース1を引張しつつ左方向Lに曲がろうとした場合には、内輪差により右ずみゲージ9Rにより検出されるハンドル右応力FRが大きくなり、このとき、右インホイールモータ4Rの回転速度を加速される(あるいは、かつ左インホイールモータ4Lの回転速度が減速される)ことにより、支障なく車輪駆動式ケース1を左方向Lに追従させることができる。また、右方向Rに曲がろうとした場合には、内輪差により左ずみゲージ9Lにより検出されるハンドル右応力FLが大きくなり、このとき、左インホイールモータ4Lの回転速度を加速される(あるいは、かつ右インホイールモータ4Rの回転速度が減速される)ことにより、支障なく車輪駆動式ケース1を右方向Rに追従させることができる。
(自律追尾モード)
また、この車輪駆動式ケース1を自走させる場合には、図1に示すように、左右車輪5L、5Rとキャスター26とを接地することにより、車輪駆動式ケース1を垂直状態にして、操作部22にてア自律追尾モードを設定する。すると、制御部18は、左右インホイールモータ4L、4Rを制御して、左右車輪5L、5Rを共に所定速度で前進方向(ケース本体2がユーザーに追従する方向)に回転させた後、CPU19がROM20に格納されているプログラムに基づき動作することにより、図5のフローチャートに示すように制御を実行する。
すなわち、下段超音波スピーカ14と下段超音波マイクロホン15とで構成される下段超音波センサ16により測定された距離DLが10cm以上であるか否かを判断する(ステップS21)。この判断がNOであって、DL≦10cmであれば、前方地面上に障害物が存在すると推定される。よって、この場合には、警報部27を駆動して警報音を発生させる(ステップS22)。
次に、底面光センサ17からの出力DUが「1=検知」であるか否かを判断する(ステップS23)。この判断がNOであって、DU=0=未検知であれば、接地面からの反射光が所定両検知されない場合であり、走路上の床が下がっていたり、階段等であってこのまま自律走行することは不可能であったり、また、走行した場合に転倒したりする等が想定される。よって、この場合には、左右インホイールモータ4L、4Rを停止させて、この車輪駆動式ケース1を停止させる(ステップS24)。
また、DU=1であって、走行路に凹所等がない場合には(ステップS23;YES)、さらに、左サーモパイル10Lからの信号である左サーモパイル信号TL=1(検知)であって、かつ、右サーモパイル10Rからの信号である左サーモパイル信号TR=1(検知)であるか否かを判断する(ステップS25)。このとき、TL=1かつTR=1であれば、この車輪駆動式ケース1の前方をユーザーが歩行しており、当該ユーザーは直進していると想定される。しかし、TL=0であって、TL=0かつTR=1であれば、ユーザーがこの車輪駆動式ケース1の前方において、右側に変位し右方向に曲がろうとしていると想定される。よって、この場合には、左インホイールモータ4Lの回転速度を加速し、かつ、右インホイールモータ4Rの回転速度を減速する(ステップS26)。したがって、図2(b)に示すように、ユーザーが右方向Rに曲がろうとした場合には、左インホイールモータ4Lの回転速度を加速され、かつ右インホイールモータ4LRの回転速度が減速されることにより、この車輪駆動式ケース1は右方向Rに曲がろうとするユーザーに追尾することとなる。
また、TR=0であって、TR=0かつTL=1であれば、ユーザーがこの車輪駆動式ケース1の前方において、左側に変位し左方向に曲がろうとしていると想定される。よって、この場合には、左インホイールモータ4Lの回転速度を減速し、かつ、右インホイールモータ4Rの回転速度を加速する(ステップS27)。したがって、図2(b)に示すように、ユーザーが左方向Lに曲がろうとした場合には、左インホイールモータ4Lの回転速度を減速され、かつ右インホイールモータ4LRの回転速度が加速されることにより、この車輪駆動式ケース1は左方向Lに曲がろうとするユーザーに追尾することとなる。
また、ステップS25での判断の結果、TL=1かつTR=1であれば、前述のように、この車輪駆動式ケース1の前方をユーザーが歩行しており、当該ユーザーは直進していると想定される。よって、この場合には、ステップS25からステップS28に進み、上段超音波スピーカ11と上段超音波マイクロホン12とで構成される上段超音波センサ13の測定距離DHが60cm未満であるか否かを判断する(ステップS28)。この判断がNOであって、DH≦60cmであれば、この車輪駆動式ケース1がその前方を歩行しているユーザーに接近しすぎて、両者の間隔が過少であると想定される。よって、この場合には、左右インホイールモータ4L、4Rを減速させることにより(ステップS29)、両者の間隔を拡大させる。
また、前記ステップS28の判断がYESであって、DH>60cmであれば、この車輪駆動式ケース1とその前方を歩行しているユーザー間の距離が大きく、両者の間隔が過剰であると想定される。よって、この場合には、左右インホイールモータ4L、4Rを加速させることにより(ステップS30)、両者間の間隔を縮小させる。よって、車輪駆動式ケース1は、その前方を歩行しているユーザーとの間に60cm程度の適切な間隔を維持しつつ、ユーザーに追尾して自走して行くこととなる。
なお、ステップS25の判断を行った際に、TL=0かつTR=0であった場合には、左右インホイールモータ4L、4Rを共に減速させるか、停止させればよい。
本発明の一実施の形態に係る車輪駆動式ケースを示す斜視図である。 (a)は、車輪駆動式ケースが前傾した状態の斜視図、(b)は曲がり方向を示す図である。 同実施の形態における電気的回路構成を示すブロック図である。 同実施の形態におけるアシストモードの処理手順を示すフローチャートである。 同実施の形態における自律追尾モードの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車輪駆動式ケース
2 ケース本体
4L 左インホイールモータ
4R 右インホイールモータ
5L 左車輪
5R 右車輪
6L 左ステー
6R 右ステー
7 取っ手
8 ハンドル
9L 左ひずみゲージ
9R 右ひずみゲージ
10L 左サーモパイル
10R 右サーモパイル
11 上段超音波スピーカ
12 上段超音波マイクロホン
13 上段超音波センサ
14 下段超音波スピーカ
15 下段超音波マイクロホン
16 下段超音波センサ
17 底面光センサ
18 制御部
19 CPU
20 ROM
21 RAM
22 操作部
24L 左モータドライバ
24R 右モータドライバ

Claims (1)

  1. ケース本体の下部に配置された一対の左右車輪と、
    この一対の車輪を各々回転駆動する一対の左右モータと、
    前記ケース本体の上部に設けられ、当該ケース本体を前進方向に引張するためのハンドルと、
    第1のモードと第2のモードとを選択的に設定する設定手段と、
    この設定手段により前記第1のモードが設定された場合において、
    前記ハンドルに加えられる前記引張する力により、当該ハンドルの左側に生ずる左応力と、当該ハンドルの右側に生ずる右応力とを検出する左右応力検出手段と、
    この左右応力検出手段の検出結果に基づき、左右モータの回転速度を個別に制御する第1制御手段と、
    前記設定手段により前記第2のモードが設定された場合において、
    前記ケース本体の進行側の面である前面の上部に配置され、前方左右における状況を検出する前方左右状況検出手段と、
    前記ケース本体の進行側の面である前面の中央部よりやや下方に配置され、前方における状況を検出する前方状況検出手段と、
    前記左右モータを駆動して前記ケース本体を自走させるとともに、前記前方左右状況検出手段又は前記前方状況検出手段の検出結果に基づき、左右モータの回転速度を個別に制御する第2の制御手段と、
    前記ケース本体の底面に配置され、下方における状況を検出する下方状況検出手段と、
    前記下方状況検出手段の検出結果に基づき、左右モータの回転を停止する停止制御手段と、
    前記ケース本体の進行側の面である前面の下部に配置され、前方下方における状況を検出する前方下方状況検出手段と、
    前記前方下方状況検出手段の検出結果に基づき、警報音を発生させる警報音発生手段と、
    を備えることを特徴とする車輪駆動式ケース。
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