JP4867221B2 - セパレータ、燃料電池セル、及び燃料電池装置 - Google Patents

セパレータ、燃料電池セル、及び燃料電池装置 Download PDF

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Description

本発明は、セパレータ、燃料電池セル、及び燃料電池装置に関する。
近年では、高いエネルギー利用効率を実現できる燃料電池についての研究・開発が盛んにおこなわれている。燃料電池は、アノードガス中の水素ガスと空気中の酸素ガスとを電気化学的に反応させて化学エネルギーから電気エネルギーを直接取り出すものであり、将来性に富む有望な電池であると位置付けられている。
従来の燃料電池は膜電極接合体とセパレータとを交互に重ねられることでスタック化されており、二つのセパレータとその間に挟持された膜電極接合体とにより構成される燃料電池セルが直列に接続されている。膜電極接合体は固体高分子電解質膜の両面にガス拡散層が設けられているとともに、ガス拡散層を囲繞するように枠状のガスケットが設けられたものである。セパレータには、それぞれアノードガス流路及びカソードガス流路が形成され、アノードガス流路はアノードガスを膜電極接合体の一方のガス拡散層に供給し、カソードガス流路はカソードガスを他方のガス拡散層に供給する。
化学エネルギーから電気エネルギーを取り出す際の副産物として熱が発生するが、燃料電池を放熱するために、例えば燃料電池にヒートパイプ等の伝熱部材やファンを設ける方法がある(例えば特許文献1参照)。
特開2004−31096号公報
しかし、従来のガスケットは熱伝導率が低く、隣接する燃料電池セルに熱が伝わりにくいため、より中央側の燃料電池セルでは十分放熱できずに、より外側の燃料電池セルとの間に大きな温度差が生じる。すると、中央側の燃料電池セルが異常高温になり燃料電池が運転できなくなり、燃料電池の性能低下や運転停止を引き起こすおそれがある。また、燃料電池セルの発電効率は、温度に依存しているために、中央側の燃料電池セルと外側の燃料電池セルとに温度差があると、全燃料電池セルを良好に動作させる加湿条件が作れず、燃料電池全体の性能が低下する恐れがある。
また、携帯機器用の燃料電池にヒートパイプ等の伝熱部材やファン等を設けると、装置の全体容積が大きくなるという問題があった。一方、携帯機器用の燃料電池では発熱量が小さいため、隣接する燃料電池セル間の熱伝導性を向上させれば、燃料電池の両端または片端を携帯機器の筐体等に接触させることで充分に放熱できる。
本発明の課題は、燃料電池セルの熱伝導性を向上させることができるセパレータ、燃料電池セル、及び燃料電池装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、電解質膜の両面に電極が設けられた膜電極接合体を挟持する燃料電池セルのセパレータであって、前記膜電極接合体の電極と当接する導電板と、前記導電板と前記電解質膜との隙間を封止する封止材と、前記封止材よりも熱伝導率が高く、前記導電板及び電解質膜に当接する伝熱材と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、セパレータが導電板と電解質膜との隙間を封止する封止材を有するので、電極に供給されるガスの漏れを封止材により確実に防ぐことができる。また、封止材の外周に、封止材よりも熱伝導率が高い伝熱材を備えるので、電解質膜で発生する熱が伝熱材を介して導電板に伝導するため、燃料電池セルの熱伝導性を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のセパレータにおいて、前記伝熱材の前記電解質膜と当接する面は絶縁性を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、伝熱材が絶縁性を有するので、セパレータと膜電極接合体とを積層した状態で、仮に電解質膜が破損したとしても、電解質膜を挟んで隣接するセパレータの導電板同士が接触してショートすることがない。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のセパレータを2つ対向配置し、その間に膜電極接合体を挟んでなることを特徴とする燃料電池セルである。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のセパレータを2つ以上対向配置し、各セパレータ間に膜電極接合体を挟んでなることを特徴とする燃料電池装置である。
本発明によれば、燃料電池セルの熱伝導性を向上させることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発電装置200のブロック図である。この発電装置200は、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、電子手帳、腕時計、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ゲーム機器、遊技機、その他の電子機器に備え付けられたものであり、電子機器本体を動作させるための電源として用いられる。
発電装置200は、メタノール等の燃料と水を別々に又は混合した状態で貯留した燃料容器201と、燃料容器201から供給された燃料と水を気化させる気化器203と、燃料容器201から燃料と水を吸引するとともに吸引した燃料と水を気化器203に供給する燃料ポンプ202と、気化器203から供給された燃料と水の混合気を水素ガスと二酸化炭素ガス等を化学反応式(1)、(2)のように生成する改質器204と、改質器204から供給された混合気中の一酸化炭素を化学反応式(3)のように酸化させることで混合気から一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去器205と、一酸化炭素除去器205から供給された混合気のうち水素ガスと外気の酸素ガスとの電気化学反応により電気エネルギーを生成する燃料電池装置1と、外気の空気を吸引するとともに吸引した空気を一酸化炭素除去器205及び燃料電池装置1に供給する空気ポンプ206と、を備える。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …(1)
2CH3OH+H2O→5H2+CO+CO2 …(2)
2CO+O2→2CO2 …(3)
なお、燃料容器201に貯留された燃料は、メタノールの代わりに、エタノール等のアルコール類やガソリンといった水素原子を含む化合物が適用可能である。
図2は、燃料電池装置1に用いられる1つの燃料電池セルを示す断面図である。図2に示すように、燃料電池セルは、膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)10と、膜電極接合体10の水素極(ガス拡散層12)側に配置された片面セパレータ20と、膜電極接合体10の酸素極(ガス拡散層13)側に配置された片面セパレータ30と、を備え、片面セパレータ20,30の間に膜電極接合体10を挟持した状態で図示しないボルトナット結合により厚さ方向に締め付けたものである。なお、ボルトナット結合をはずすと、この単位セルを片面セパレータ20,30及び膜電極接合体10に分離することができる。
膜電極接合体10は、固体高分子電解質膜11と、固体高分子電解質膜11の両面の中央に設けられたガス拡散層12,13と、ガス拡散層12,13の固体高分子電解質膜11との境界部分に設けられた触媒層(図示せず)とからなる。
固体高分子電解質膜11は、片面セパレータ20と略同一寸法の矩形状又は正方形状に形成された膜であって、水素イオン(H+)を選択的に透過させるものである。
固体高分子電解質膜11の両面であってそれぞれの中央部には、触媒層(図示せず)及びガス拡散層12,13が矩形状又は正方形状に形成されている。ガス拡散層12が燃料電池セルのアノード(水素極)として機能し、ガス拡散層13が燃料電池セルのカソード(酸素極)として機能する。
ガス拡散層12は後述する片面セパレータ20の封止材22により外周部を囲まれ、ガス拡散層13は後述する片面セパレータ30の封止材32により外周部を囲まれる。
片面セパレータ20,30は、それぞれ導電板21,31と、封止材22,32と、伝熱材23,33と、を備えている。
図3(a)は導電板21(31)をガス拡散層12(13)と接触する面から見た平面図である。導電板21のガス拡散層12と接触する面の中央部は外周部よりも突出した突出部24が設けられており、外周部はフランジ状に設けられている。突出部24には溝状のアノードガス流路25が設けられている。同様に、片面セパレータ30のガス拡散層13と接触する面の中央部は外周部よりも突出した突出部34が設けられており、外周部はフランジ状に設けられている。突出部34には溝状のカソードガス流路35が設けられている。
突出部24,34の外周部には、アノードガス流路25、カソードガス流路35を囲むようにOリング状の封止材22,32が配置されている。封止材22,32は、図2に示すように、固体高分子電解質膜11と突出部24,34との隙間を封止し、アノードガス流路25からガス拡散層12に供給されるアノードガス、カソードガス流路35からガス拡散層13に供給されるカソードガスが漏れ出すことを防ぐガスシールとして機能する。
このような封止材22,32は、ゴム弾性を有する材料により形成することができ、例えばイソブチレン系の封止材を用いて形成することができる。また、シリコンゴムやテフロン(登録商標)等を用いて形成してもよい。
図3(b)は伝熱材23(33)を固体高分子電解質膜11と接触する面から見た平面図である。伝熱材23(33)は枠形状であり、中央に突出部24(34)と同じ形状の穴26(36)があいており、図3(c)に示すように、穴26(36)に突出部24(34)を嵌め込んで片面セパレータ20(30)が形成される。そして、封止材22(32)は、突出部24(34)に当接しかつ穴26(36)の内周に沿った状態で穴26(36)に挿入される。
なお、図2に示すように、伝熱材23(33)の厚さは、突出部24(34)の突出長とガス拡散層12(13)の厚さの和にほぼ等しい。
伝熱材23,33は図2に示すように、膜電極接合体10の外周部で固体高分子電解質膜11を挟持する。また、伝熱材23,33は、導電板21,31の間にガス拡散層12,13及び触媒層を配置するためのスペーサーとしても機能する。
膜電極接合体10における水素の酸化反応により発生する熱を効率よく導電板21,31に伝導させるために、伝熱材23,33は封止材22,32よりも熱伝導率が高い素材により形成されていることが好ましい。また、膜電極接合体10から導電板21,31への熱伝導効率を高めるために、伝熱材23,33は封止材22,32よりも固体高分子電解質膜11との接触面積が広いことが好ましい。
また、伝熱材23,33は絶縁性を有することが好ましい。固体高分子電解質膜11は破損しやすいが、絶縁性を有する伝熱材23,33により固体高分子電解質膜11を挟持することにより、仮に固体高分子電解質膜11が破損しても、導電板21,31同士のショートを防止することができるからである。
このような熱伝導率が高い絶縁体としては、例えば窒化アルミニウムや窒化珪素等の金属窒化物や金属酸化物を用いることができる。なお、窒化アルミニウムの熱伝導率は100〜180W・m-1・K-1であり、窒化珪素の熱伝導率は約40W・m-1・K-1程度であるので、従来ガスケットに用いられていたシリコンゴムやテフロン(登録商標)等の50〜100倍程度である。また、伝熱材23,33は少なくとも固体高分子電解質膜11と当接する面が絶縁性を有する構成であればよいので、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属の表面に絶縁処理を施したものを用いてもよい。あるいは、熱伝導性がよくかつ絶縁性の樹脂素材等を用いてもよい。
導電板21(31)及び伝熱材23(33)の外周部には、互いに対応する位置に4つの孔27a(37a),27b(37b)が設けられている(図3参照)。また、固体高分子電解質膜11にも対応する位置に4つの孔が同様に設けられている(図示せず)。これらの孔は、膜電極接合体10及び片面セパレータ20,30を積層したときに連続し、4つのガス流路、すなわちアノードガス供給流路41、アノードガス排出流路42、カソードガス供給流路43及びカソードガス排出流路44となる(図2参照)。
アノードガス供給流路41、アノードガス排出流路42はそれぞれアノードガス流路25の両端に接続されており、アノードガス流路25に供給される水素ガスの流路となる。また、カソードガス供給流路43、カソードガス排出流路44はそれぞれカソードガス流路35の両端に接続されており、カソードガス流路35に供給される酸素ガス(空気)の流路となる。
さらに、導電板21,31及び伝熱材23,33の四隅には、厚さ方向に貫通するボルト孔28a(38a),28b(38b)が形成されている(図3参照)。また、固体高分子電解質膜11の対応する位置にもボルト孔(図示せず)が同様に形成されている。これらのボルト孔は膜電極接合体10及び片面セパレータ20,30を積層したときに連続する。この内部に図示しないボルトを挿通し、ボルトを締め付けると、伝熱材23(33)及び封止材22(32)が導電板21(31)及び固体電解質膜11に当接し、燃料電池セルが形成される。
本実施の形態の燃料電池セルでは、固体高分子電解質膜11が伝熱材23,33により挟持され、伝熱材23,33が導電板21,31に嵌め込まれているので、固体高分子電解質膜11で発生した熱は伝熱材23,33を介して導電板21,31に伝導する。このように導電板21,31と固体高分子電解質膜11との間に伝熱材23,33を設けることで、燃料電池セル内の積層方向への熱伝導率を高めることができる。
なお、第1実施形態においては、導電板21,31と封止材22,32とが当接する部分におけるアノードガス流路25及びカソードガス流路35を導電板21,31の内部に形成したが、変形例として、ガス流路を導電板の内部に形成しないようにすることもできる。すなわち、図4及び図5に示すように、アノードガス流路125及びカソードガス流路135の全体を導電板121,131に形成された凹部として設けた場合も、伝熱材123,133は導電板121,131と電解質膜111とに当接しているから、膜電極接合体110と導電板121,131との間の熱伝導効率を高くすることができる。なお、この導電板は、例えばプレス成形などによって製造することができる。
また、第1実施形態においては、導電板21,31における膜電極接合体10の電極12,13及び封止材22,32に当接する部分を突出させて形成し、この突出部24,34と伝熱材23,33とを嵌合したが、この部分は突出させずに、図4及び図5に示した変形例のように、導電板121,131における伝熱材123,133と当接する外周部分と面一にしてもよい。この場合、導電板121,131と伝熱材123,133とは互いに嵌合する構造ではなく、当接させるだけでよいので、伝熱材123,133を形成する際、特に穴126,136の寸法精度に対するマージンが大きくなり、製造が容易となる。なお、この場合、伝熱材123,133の高さを封止材122,132及び膜電極接合体110の電極112,113とほぼ同じにすることにより、電極112,113に供給されるガスの漏れを確実に防ぐことができる。
さらに、第1実施形態においては、片面セパレータ20,30は伝熱材23,33と封止材22,32とを有する構成としたが、図6及び図7に示す第2の変形例のように、伝熱材223,233を導電板221,231及び電解質膜211に当接させて、これにより導電板221,231と電解質膜211との隙間を封止し、封止材を省略する構成にしてもよい。
ここで、伝熱材223,233には、熱伝導率が高く、かつガスシール性を有する絶縁体を用いることができる。このような絶縁体としては、例えばイソブチレンゴムやシリコンゴム、テフロン(登録商標)等のゴム弾性を有する材料に、銅、アルミニウム等の熱伝導率が高い粒子を混入、分散させたものを用いて形成することができる。
伝熱材223,233でガスを封止することにより封止材が不要となるので、膜電極接合体210と導電板221,231との間の熱伝導効率を高くするとともに、片面セパレータ220,230の構成部材が増えないようにすることができる。
<第2実施形態>
図8は燃料電池装置1に用いられる、複数の燃料電池セルが電気的に直列に接続されたセルスタックを示す断面図である。ここで、セルスタックを構成する各燃料電池セルは、膜電極接合体10が片面セパレータ20及び両面セパレータ50によって挟まれた構造、膜電極接合体10が2枚の両面セパレータ50,50によって挟まれた構造、または、膜電極接合体10が片面セパレータ30及び両面セパレータ50によって挟まれた構造である。両面セパレータ50は隣接する燃料電池セルの双方の構造を兼ね、隣接する燃料電池セルは両面セパレータ50により直列に接続される。燃料電池セルの数は、1つの膜電極接合体10当たりの起電力と、燃料電池装置1に要求される出力電圧によって定まる。なお、各膜電極接合体10及び片面セパレータ20,30は第1実施形態と同様である。
両面セパレータ50は、導電板51と、封止材52a,52bと、伝熱材53a,53bと、を備えている。
導電板51のガス拡散層12と接触する面の中央部には、導電板21と同様に、外周部よりも突出した突出部54aが設けられており、突出部54aには溝状のアノードガス流路55aが設けられている。また、導電板51のガス拡散層13と接触する面の中央部には、導電板31と同様に、外周部よりも突出した突出部54bが設けられており、突出部54bには溝状のカソードガス流路55bが設けられている。
また、導電板51の外周部には、導電板21,31と同様に、それぞれアノードガス供給流路41、アノードガス排出流路42、カソードガス供給流路43、カソードガス排出流路44となる4つの孔が設けられている。なお、図示しないが、導電板51の四隅には、片面セパレータ20,30と同様に、厚さ方向に貫通するボルト孔が形成されている。
アノードガス流路55aの両端はアノードガス供給流路41、アノードガス排出流路42にそれぞれ接続されており、カソードガス流路55bの両端はカソードガス供給流路43、カソードガス排出流路44にそれぞれ接続されている。
突出部54a,54bの外周部には、アノードガス流路55a、カソードガス流路55bを囲むようにOリング状の封止材52a,52bが配置されている。なお、封止材52a,52bは封止材22,32と同様のものである。
突出部54a,54bには、伝熱材53a,53bが嵌め込まれている。なお、伝熱材53a,53bは伝熱材23,33と同様のものである。
本実施の形態においても、固体高分子電解質膜11で発生した熱は、伝熱材23,33,53a,53bを介して導電板21,31,51に伝導する。このため各燃料電池セル内の積層方向への熱伝導率を高めることができ、燃料電池セル間の温度差を低下させることができる。したがって、全燃料電池セルを良好に動作させる加湿条件を作ることができ、燃料電池全体の性能を向上させることができる。
なお、以上の実施の形態においては、片面セパレータ20,30は第1実施形態と同様であるとしたが、これらを図4〜図7に示した変形例に係る片面セパレータ120,130,220,230に代えても全く差し支えない。また、以上の実施の形態においては、燃料を改質した水素を燃料電池装置1に供給したが、これに限らず、気化器203、改質器204、一酸化炭素除去器205を設けることなしにメタノール等の燃料を気化した状態で燃料電池装置1に供給して発電する直接型の燃料電池に利用してもよい。その場合、固体高分子電解質膜11を直接型用の電解質膜に変更する。
本発明に係る発電装置200を示すブロック図である。 本発明に係る燃料電池セルを示す断面図である。 本発明に係る燃料電池セルの(a)導電板、(b)伝熱材、(c)導電板と伝熱材とを嵌合させたセパレータのそれぞれを膜電極接合体と接する面から見た平面図である。 本発明の変形例に係る燃料電池セルを示す断面図である。 本発明の変形例に係る燃料電池セルの(a)導電板、(b)伝熱材、(c)導電板と伝熱材とを嵌合させたセパレータのそれぞれを膜電極接合体と接する面から見た平面図である。 本発明の第2の変形例に係る燃料電池セルを示す断面図である。 本発明の第2の変形例に係る燃料電池セルの(a)導電板、(b)伝熱材、(c)導電板と伝熱材とを嵌合させたセパレータのそれぞれを膜電極接合体と接する面から見た平面図である。 本発明に係る燃料電池セルスタックを示す断面図である。
符号の説明
1 燃料電池装置
10 膜電極接合体
11 固体高分子電解質膜(電解質膜)
12,13 ガス拡散層(電極)
20,30,120,130,220,230片面セパレータ(セパレータ)
21,31,51,121,131,221,231 導電板
22,32,52a,52b,122,132,222,232 封止材
23,33,53a,53b,123,133,223,233 伝熱材
50 両面セパレータ(セパレータ)

Claims (4)

  1. 電解質膜の両面に電極が設けられた膜電極接合体を挟持する燃料電池セルのセパレータであって、
    前記膜電極接合体の電極と当接する導電板と、
    前記導電板と前記電解質膜との隙間を封止する封止材と、
    前記封止材よりも熱伝導率が高く、前記導電板及び前記電解質膜に当接する伝熱材と、
    を備えることを特徴とするセパレータ。
  2. 前記伝熱材の前記電解質膜と当接する面は絶縁性を有することを特徴とする請求項に記載のセパレータ。
  3. 請求項1又は2に記載のセパレータを2つ対向配置し、その間に膜電極接合体を挟んでなることを特徴とする燃料電池セル。
  4. 請求項1又は2に記載のセパレータを2つ以上対向配置し、各セパレータ間に膜電極接合体を挟んでなることを特徴とする燃料電池装置。
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