JP4867170B2 - 画像表示方法 - Google Patents

画像表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4867170B2
JP4867170B2 JP2005008820A JP2005008820A JP4867170B2 JP 4867170 B2 JP4867170 B2 JP 4867170B2 JP 2005008820 A JP2005008820 A JP 2005008820A JP 2005008820 A JP2005008820 A JP 2005008820A JP 4867170 B2 JP4867170 B2 JP 4867170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subfield
luminance weight
subfields
luminance
assigned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005008820A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006195329A (ja
Inventor
功 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005008820A priority Critical patent/JP4867170B2/ja
Publication of JP2006195329A publication Critical patent/JP2006195329A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4867170B2 publication Critical patent/JP4867170B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」と略記する)やデジタルミラーデバイス(以下、「DMD」と略記する)等、1フィールドの画像を複数のサブフィールド画像に分割して多階調表示を行う画像表示方法に関する。
発光と非発光の2値制御によって画像表示を行うPDPやDMD等の画像表示装置では、1フィールドの画像を複数のサブフィールド画像に分割して多階調表示を行う、いわゆるサブフィールド法による画像表示が一般的である。サブフィールド法では、1フィールド期間を発光回数あるいは発光量で重み付けされた複数のサブフィールドに時間分割し、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う。
図13は、従来のPDPにおけるサブフィールドの構成の一例を示した図である。図13に示した例では、1フィールドを8つのサブフィールド(SF1、SF2、・・・、SF8)に分割し、それぞれのサブフィールドに(1、2、4、8、16、32、64、128)の輝度重みを持たせている。各サブフィールドは、予備放電を行うセットアップ期間(T1)と、画素ごとに発光か非発光かのデータ書込みを行う書込み期間(T2)と、発光データの書込まれた画素を一斉に発光させる維持期間(T3)とからなる。これらのサブフィールドを組み合わせて発光させることにより、「0」から「255」までの256段階の階調を表示する。例えば、階調「7」を表示する場合は、輝度重み「1」、「2」、「4」を持つSF1、SF2、SF3を発光させ、階調「21」を表示する場合は、輝度重み「1」、「4」、「16」を持つSF1、SF3、SF5を発光させる。
このようなサブフィールド法を用いて多階調表示を行う表示方法においては、動画表示中に画質が劣化して観測される現象が生じることが知られている。その原因の1つに擬似輪郭(動画擬似輪郭)がある。この動画擬似輪郭について、1フィールドを、(1、2、4、8、16、32、64、128)の輝度重みを持つ8つのサブフィールド(SF1、SF2、・・・、SF8)に分割した場合を例にして説明する。
図14は、PDPの画面上を画像パターン110が水平方向に移動する場合を示した図であり、図15は、画像パターン110をサブフィールドに展開した図である。図14に示すように、画像パターン110は、階調値「127」の領域P1と、階調値「128」の領域P2とからなる。また、図15において、横軸はPDPの水平方向の画面位置を、縦軸は時間方向をそれぞれ表し、ハッチングされたサブフィールドは発光しないサブフィールドを表している。
例えば、画像パターン110が静止しており、図15の矢印A−A’に示すように、観測者の視点が水平方向に移動せず画面位置Aに固定されたままの場合、観測者は、領域P1、領域P2の本来の階調値である「127」と「128」とを観測することができる。一方、画像パターン110が左方向に移動し、観測者が画像パターン110の移動に追従して矢印B−B’方向に視点を移動させた場合、観測者は、領域P2の非発光サブフィールド(領域P2のSF1〜SF7)と領域P1の非発光サブフィールド(領域P1のSF8)とを観測することがある。その場合、観測者は、領域P2のSF1〜SF7と領域P1のSF8とを連続して観測してしまい、結果的に階調値「0」、すなわち暗線を観測してしまう。逆に、画像パターン110が右方向に移動し、観測者が画像パターン110の移動に追従して矢印C−C’方向に視点を移動させた場合、観測者は、領域P1の発光サブフィールド(領域P1のSF1〜SF7)と領域P2の発光サブフィールド(領域P2のSF8)とを観測することがある。その場合、観測者は、領域P1のSF1〜SF7と領域P2のSF8とを連続して観測してしまい、結果的に階調値「255」、すなわち明線を観測してしまう。いずれにしても、本来の階調値「127」または「128」とは大幅に異なる階調値を観測することになり、これらが偽の輪郭、すなわち擬似輪郭として知覚されてしまう。
このように擬似輪郭は、階調の変化はわずかであるにもかかわらず発光するサブフィールドのパターンの変化が大きいところで発生する。例えば上述した重み付けのサブフィールドを用いた場合、隣接する画素の輝度階調が「63」と「64」の場合、あるいは「191」と「192」の場合等にも擬似輪郭が顕著に観測される。このように、動画表示中に発生する擬似輪郭は、画質を劣化させる原因の1つとなっている。
この動画擬似輪郭を抑制する技術として、輝度重みの大きいサブフィールド、例えば輝度重み「128」、「64」のサブフィールドを、それよりも輝度重みの小さい複数のサブフィールド、例えば輝度重み「32」の6つのサブフィールドに分割して多階調表示を行う表示方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。この表示方法によれば、例えば、「0」から「255」までの256段階の階調を表示する際に、1フィールドを12のサブフィールド(SF1、SF2、・・・、SF12)に分割し、それぞれのサブフィールドに(1、2、4、8、16、32、32、32、32、32、32、32)の輝度重みを持たせる。こうすることで、階調の変化はわずかであるにもかかわらず発光するサブフィールドのパターンの変化が大きくなり擬似輪郭が知覚されるといった上述した問題を解決している。
また、輝度重みの大きいサブフィールドをそれよりも輝度重みの小さい複数のサブフィールドに分割する際に、1フィールドの初めと終わりに分散して配置する表示方法が提案されている(例えば、非特許文献1を参照)。この表示方法によれば、例えば、「0」から「255」までの256段階の階調を表示する際に、1フィールドを10のサブフィールド(SF1、SF2、・・・、SF10)に分割し、それぞれのサブフィールドに(48、48、1、2、4、8、16、32、48、48)の輝度重みを持たせる。こうすることで、階調値の大きい画像を表示する際に、1フィールドのなかで階調値の大きいサブフィールドが連続して発光することがなく、さらに効果的に擬似輪郭を低減することができる。
特開平9−34399号公報 T.Yamaguchi,K.Toda,S.Mikoshiba,A.Kohgami, "Improvement in PDP Picture Quality by Three‐Dimensional Scattering of Dynamic False Contours", Proc. SID ‘96,Digest pp291‐294 ,May(1996).
しかしながら、上述した従来技術においては、比較的階調値の大きい画像を連続して表示する場合、輝度重みの大きいサブフィールドが連続して発光することがある。「0」から「255」までの256段階の階調を表示する際に、特許文献1の、1フィールドを12のサブフィールド(SF1、SF2、・・・、SF12)に分割し、それぞれのサブフィールドに(1、2、4、8、16、32、32、32、32、32、32、32)の輝度重みを持たせる例では、例えば「224」という階調値の映像を連続して表示する場合、SF1からSF5までのサブフィールドは発光せず、輝度重み「32」のSF6からSF12までのサブフィールドが連続して発光する。あるいは、非特許文献1の、1フィールドを10のサブフィールド(SF1、SF2、・・・、SF10)に分割し、それぞれのサブフィールドに(48、48、1、2、4、8、16、32、48、48)の輝度重みを持たせる例では、例えば「192」という階調値の映像を連続して表示する場合、SF3からSF8までのサブフィールドは発光せず、輝度重み「48」のSF1、SF2、SF9、SF10のサブフィールドが発光する。これは、SF9、SF10、SF1、SF2の連続したサブフィールドの発光として観測される。いずれの場合も、連続した発光サブフィールドと連続した非発光サブフィールドとが1フィールド単位で交互に発生し、例えば1秒間を60フィールドで構成する映像信号であれば、60Hzの輝度のちらつきとして観測され、1秒間を50フィールドで構成する映像信号であれば、50Hzの輝度のちらつきとして観測されることがある。この輝度のちらつきは、一般に「フリッカ」と呼ばれるものであり、1秒間のフィールド数またはフレーム数が小さいほど目につきやすく、画質劣化の原因の1つとなっている。
このように、上述した従来技術は、動画表示中に発生する擬似輪郭の低減には効果を発揮するが、一方で、フリッカが知覚されやすいという課題を有している。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、動画表示中に発生する擬似輪郭を低減すると共にフリッカを低減して画質を改善した画像表示方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の画像表示方法は、1フィールドを輝度重みの異なる複数のサブフィールドで構成し各サブフィールドを発光または非発光制御することにより多階調表示をする画像表示方法であって、複数のサブフィールドのなかの先頭から順に1つまたは複数のサブフィールドに対し最も小さい輝度重みから順に輝度重みを割り当て、輝度重みを割り当てたサブフィールドを除くサブフィールドである後続サブフィールドに対して、すでに割り当てられた輝度重み以外の輝度重みを割り当てる際に、後続サブフィールドのうちの最後のサブフィールドに最も大きい輝度重みおよび最も小さい輝度重みの一方を割り当て、最後のサブフィールドの直前のサブフィールドに最も大きい輝度重みおよび最も小さい輝度重みの他方を割り当てて、後続サブフィールドのうちの異なる2つのサブフィールド間における輝度重みの差のなかで最後のサブフィールドとその直前のサブフィールドとの輝度重みの差が最大になるようにし、後続サブフィールドにおいて後のサブフィールドから先のサブフィールドになるほど隣のサブフィールドとの輝度重みの差が小さくなるように後続サブフィールドのそれぞれに輝度重みを割り当てることを特徴とする。
この方法によれば、動画表示中に発生する擬似輪郭を低減すると共にフリッカを低減して画質を改善することができる。
また、この方法によれば、動画表示中の擬似輪郭の低減およびフリッカの低減に加え、放電によって発光表示するPDP等の表示装置においては放電をより安定して発生させることができる。
また、1フィールド期間が前半部分と後半部分とに時間的にほぼ等しく分離されるように、かつ前半部分と後半部分とのそれぞれの輝度重みの合計がほぼ等しくなるように前半部分の最後のサブフィールドと後半部分の先頭のサブフィールドとの間に時間的な間隔を空けてもよい。この方法によれば、動画表示中の擬似輪郭の低減およびフリッカの低減に加え、放電によって発光表示するPDP等の表示装置においてはさらに放電を安定して発生させることができる。
本発明によれば、PDPやDMD等、1フィールドの画像を複数のサブフィールド画像に分割して多階調表示を行う画像表示装置において、動画表示中に発生する擬似輪郭を低減すると共にフリッカを低減して画質を改善することができる画像表示方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の画像表示方法を実施するために使用するプラズマディスプレイ装置のPDP10の構造を示す断面斜視図である。第1の基板であるガラス製の前面板20上には、ストライプ状の走査電極22とストライプ状の維持電極23とで対をなす表示電極が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層24が形成され、その誘電体層24上に保護層25が形成されている。第2の基板である背面板30上には、走査電極22および維持電極23と立体交差するように、誘電体層33で覆われた複数のストライプ状のデータ電極32が形成されている。誘電体層33上にはデータ電極32と平行に複数の隔壁34が配置され、この隔壁34間の誘電体層33上に蛍光体層35が設けられている。また、データ電極32は隣り合う隔壁34の間の位置に配置されている。
これら前面板20と背面板30とは、走査電極22および維持電極23とデータ電極32とが直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置されると共に、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着している。そして放電空間には、例えばネオン(Ne)とキセノン(Xe)の混合ガスが放電ガスとして封入されている。放電空間は、隔壁34によって複数の区画に仕切られており、各区画には赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色に発光する蛍光体層35が順次配置されている。そして、走査電極22および維持電極23とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成され、各色に発光する蛍光体層35が形成された隣接する3つの放電セルにより1つの画素が構成される。この画素を構成する放電セルが形成された領域が画像表示領域となり、画像表示領域の周囲は、ガラスフリットが形成された領域等のように画像表示が行われない非表示領域となる。
図2は、本発明の実施の形態1の画像表示方法を実施するために使用するプラズマディスプレイ装置のPDP10の電極配列図である。列方向にm列のデータ電極D〜D(図1のデータ電極32)が配列され、行方向にn行の走査電極SC〜SC(図1の走査電極22)とn行の維持電極SU〜SU(図1の維持電極23)とが交互に配列されている。そして、一対の走査電極SC、維持電極SU(i=1〜n)と1つのデータ電極D(j=1〜m)とを含む放電セルCi,jが放電空間内に形成され、放電セルCの総数は(m×n)個になる。
このような構成のPDPにおいては、ガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線でR、G、Bの各色の蛍光体を励起して発光させることによりカラー表示を行っている。
図3は、本発明の実施の形態1の画像表示方法を実施するために使用するプラズマディスプレイ装置のPDP10の各電極への駆動電圧波形を示す図である。図3に示すように、各サブフィールドは初期化期間、書込み期間、維持期間を有している。また、それぞれのサブフィールドは発光期間の重みを変えるため維持期間における維持パルスの数を異ならせている以外はほぼ同様の動作を行い、各サブフィールドにおける動作原理もほぼ同様である。したがって、ここでは1つのサブフィールドについてのみ動作を説明する。
まず、初期化期間前半部では、データ電極D〜D、維持電極SU〜SUをそれぞれ0(V)に保持し、走査電極SC〜SCには、データ電極D〜Dに対して放電開始電圧以下の電圧Vi1から、放電開始電圧を超える電圧Vi2に向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧を印加する。この傾斜波形電圧が上昇する間に、走査電極SC〜SCと維持電極SU〜SU、データ電極D〜Dとの間でそれぞれ1回目の微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC〜SC上部に負の壁電圧が蓄積されると共に、データ電極D〜D上部および維持電極SU〜SU上部には正の壁電圧が蓄積される。ここで、電極上部の壁電圧とは電極を覆う誘電体層上に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間後半部では、維持電極SU〜SUを正電圧Veに保ち、走査電極SC〜SCには、維持電極SU〜SUに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える電圧Vi4に向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧を印加する。この間に、走査電極SC〜SCと維持電極SU〜SU、データ電極D〜Dとの間でそれぞれ2回目の微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC〜SC上部の負の壁電圧および維持電極SU〜SU上部の正の壁電圧が弱められ、データ電極D〜D上部の正の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。以上により初期化動作が終了する。
書込み期間では、走査電極SC〜SCを一旦電圧Vcに保持する。次に、放電セルCp,1〜Cp,m(pは1〜nの整数)の書込み動作では、走査電極SCに走査パルス電圧Vaを印加すると共に、データ電極D〜Dのうちp行目に表示すべき映像信号に対応するデータ電極D(kは1〜mの整数)に正の書込みパルス電圧Vdを印加する。これにより、書込みパルス電圧を印加したデータ電極Dと走査電極SCとの交差部に対応する放電セルCp,kで書込み放電が発生する。この書込み放電により放電セルCp,kの走査電極SC上部に正電圧が蓄積され、維持電極SU上部に負電圧が蓄積されて、書込み動作が終了する。以下、同様の書込み動作をn行目の放電セルCn,kに至るまで行い、書込み動作が終了する。
維持期間では、走査電極SC〜SCを0(V)に一旦戻した後、走査電極SC〜SCに正の維持パルス電圧Vsを印加し、その後、維持電極SU〜SUを0(V)に戻す。このとき、書込み放電を起こした放電セルCi,jにおける走査電極SC上部と維持電極SU上部との間の電圧は、正の維持パルス電圧Vsに加えて、書込み期間において走査電極SC上部および維持電極SU上部に蓄積された壁電圧が加算されて、放電開始電圧より大きくなり、1回目の維持放電が発生する。1回目の維持放電の後、維持電極SU〜SUに維持パルス電圧Vsを印加し、その後、走査電極SC〜SCを0(V)に戻す。このとき、書込み放電を起こした放電セルCi,jにおける走査電極SC上部と維持電極SU上部との間の電圧は、正の維持パルス電圧Vsに加えて、書込み期間において走査電極SC上部および維持電極SU上部に蓄積された壁電圧が加算されて、放電開始電圧より大きくなり、2回目の維持放電が発生する。以降同様に、走査電極SC〜SCと維持電極SU〜SUとに維持パルスを交互に印加することにより、書込み放電を起こした放電セルCi,kに対して維持パルスの回数だけ維持放電が継続して行われる。
以上がPDP10の電極配列およびPDP10を駆動するための駆動電圧波形とそのタイミングである。
図4は、本発明の実施の形態1の画像表示方法を実施するために使用するプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。図4に示すプラズマディスプレイ装置は、ADコンバータ1、映像信号処理回路2、サブフィールド処理回路3、データ電極駆動回路4、走査電極駆動回路5、維持電極駆動回路6、PDP10を備えている。
ADコンバータ1は、入力されたアナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換する。映像信号処理回路2は、入力されたデジタルの映像信号を発光期間の重みの異なる複数のサブフィールドの組み合わせによってPDP10に発光表示するため、1フィールドの映像信号から各サブフィールドの制御を行うサブフィールドデータに変換する。
サブフィールド処理回路3は、映像信号処理回路2で作成されたサブフィールドデータからデータ電極駆動回路用制御信号、走査電極駆動回路用制御信号および維持電極駆動回路用制御信号を生成し、データ電極駆動回路4、走査電極駆動回路5、維持電極駆動回路6へそれぞれ出力する。
PDP10は、上述したとおり、列方向にm列のデータ電極D〜D(図1のデータ電極32)が配列され、行方向にn行の走査電極SC〜SC(図1の走査電極22)とn行の維持電極SU〜SU(図1の維持電極23)とが交互に配列されている。そして、一対の走査電極SC、維持電極SU(i=1〜n)と1つのデータ電極D(j=1〜m)とを含む放電セルCi,jが放電空間内に(m×n)個形成され、赤色、緑色および青色の各色に発光する3つの放電セルにより1つの画素が構成される。
データ電極駆動回路4は、各データ電極32をそれぞれ独立して駆動することができる駆動回路を内部に備え、データ電極駆動回路用制御信号に基づいて各データ電極32を独立して駆動する。維持電極駆動回路6は、PDP10の全ての維持電極23をまとめて駆動することができる駆動回路を内部に備え、維持電極駆動回路用制御信号に基づいて維持電極23を駆動する。走査電極駆動回路5は、各走査電極22をそれぞれ独立して駆動することができる駆動回路を内部に備え、走査電極駆動回路用制御信号に基づいて各走査電極22を独立して駆動する。なお、それぞれの駆動は図3において説明したとおりである。
次に、本発明の実施の形態1における、サブフィールドの構成について説明する。
本発明の実施の形態1においては、1フィールドをSF1からSF13までの13サブフィールド構成としている。また、各サブフィールドの輝度重みは、輝度重みの小さい方から、(1、2、3、4、6、9、13、18、24、31、39、48、57)としている。したがって、全てのサブフィールドが発光したときの輝度重みの合計は255であり、このようにサブフィールドを構成することで、階調値「0」から「255」までの256段階の階調表示を行う。
例えば、階調値「0」から「255」までの256段階の階調表示を行う際に、1フィールドを8サブフィールド構成にし、輝度重みを(1、2、4、8、16、32、64、128)とすると、輝度重み「64」と「128」とでは輝度重みの差は64となる。従来技術で説明したように、このように輝度重みの設定に大きな差があると、発生する擬似輪郭の階調レベルが大きくなり、擬似輪郭が見えやすくなる。また、従来技術の特許文献1や非特許文献1のように、大きな輝度重みのサブフィールドを、その輝度重みを等分した複数のサブフィールドに置き換えて形成することで各サブフィールド間の輝度重みの差を小さくする構成では、輝度重みの差を小さくすることで擬似輪郭の階調レベルは小さくなるが、一方で、同じ輝度重みの複数のサブフィールドが連続することで、階調レベルは小さいが幅の広い擬似輪郭が見えてしまうことがある。そこで、本発明の実施の形態1では、1フィールド内のそれぞれのサブフィールドにおける輝度重みを、全ての輝度重みの合計が最大階調値に等しくなるように、かつ輝度重みをその大きさ順に並べたときに隣の輝度重みとの差ができるだけ小さな値となるように、かつ全てのサブフィールドにおける輝度重みがそれぞれ異なる値となるように設定し、擬似輪郭の発生を抑制している。なお、輝度重みの大きさ順に並べたときに、輝度重みの小さい方から大きい方に向かって隣の輝度重みとの差が徐々に大きくなるように輝度重みの値を設定することで、画像の階調をより滑らかに表示することができる。
また、本発明の実施の形態1では、SF1からSF13までのそれぞれのサブフィールドに輝度重みを小さい方から順に割り当てることはせず、所定の順で割り当てている。この輝度重みの割り当てについて図面を用いて説明する。
図5は、本発明の実施の形態1におけるサブフィールドの構成を示す概略図である。図5(a)に示すとおり、本発明の実施の形態1では、SF1からSF13までの13のサブフィールドに、順に、(13、9、18、6、24、4、31、3、39、2、48、1、57)の輝度重みを割り当てている。図5(b)は、この輝度重みの設定をわかりやすくするため、縦軸を輝度重みの値としたサブフィールドの構成を示す概略図である。図5(b)に示すとおり、本発明の実施の形態1では、1フィールド内の最後のサブフィールドであるSF13に最も輝度重みの大きい輝度重み「57」を割り当てている。そして、SF13の直前のサブフィールドであるSF12に最も輝度重みの小さい輝度重み「1」を割り当てている。また、SF12の直前のサブフィールドであるSF11に2番目に輝度重みの大きい輝度重み「48」を割り当て、SF11の直前のサブフィールドであるSF10に2番目に輝度重みの小さい輝度重み「2」を割り当てている。このように、大きい輝度重みと小さい輝度重みとを交互に、かつ隣のサブフィールドとの輝度重みの差が先のサブフィールドになるほど小さくなるように輝度重みを割り当てている。このように、本発明の実施の形態1においては、1フィールド内の最後のサブフィールドに最も大きい輝度重みを割り当て、その直前のサブフィールドに最小の輝度重みを割り当てて最後のサブフィールドとその直前のサブフィールドとの輝度重みの差が最大になるようにし、後のサブフィールドから先のサブフィールドになるほど隣のサブフィールドとの輝度重みの差が小さくなるように、それぞれのサブフィールドに輝度重みを割り当てている。
このような構成とすることで、輝度重みの大きいサブフィールド同士が隣接しなくなり、かつ輝度重みの大きいサブフィールドと輝度重みの小さいサブフィールドとが分散することで1フィールド内の輝度重みがバランスよく分散されるので、たとえ連続した発光サブフィールドと連続した非発光サブフィールドとが1フィールド単位で交互に発生したとしても、フリッカとして知覚されることを低減することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1によれば、1フィールド内のそれぞれのサブフィールドにおける輝度重みを、全ての輝度重みの合計が最大階調値に等しくなるように、かつ輝度重みをその大きさ順に並べたときに隣の輝度重みとの差ができるだけ小さな値となるように、かつ全てのサブフィールドにおける輝度重みがそれぞれ異なる値となるように設定し、また、1フィールド内の最後のサブフィールドに最も大きい輝度重みを割り当て、その直前のサブフィールドに最小の輝度重みを割り当てて最後のサブフィールドとその直前のサブフィールドとの輝度重みの差が最大になるようにし、後のサブフィールドから先のサブフィールドになるほど隣のサブフィールドとの輝度重みの差が小さくなるように、それぞれのサブフィールドに輝度重みを割り当てている。このようなサブフィールド構成とすることで、動画表示中に発生する擬似輪郭を低減すると共にフリッカを低減して画質を改善することができる。
なお、本発明の実施の形態1においては、サブフィールドの構成を図5に示した構成に限定するものではなく、例えば図6あるいは図7に示すような構成としてもよい。図6は、本発明の実施の形態1におけるサブフィールドの構成の他の一例を示す概略図である。図6に示すように、最後のサブフィールドに最も小さい輝度重みを割り当て、最後のサブフィールドの直前のサブフィールドに最も大きい輝度重みを割り当てて、後のサブフィールドから先のサブフィールドになるほど隣のサブフィールドとの輝度重みの差が小さくなるようにしても上述と同様の効果を得ることができる。
図7は、本発明の実施の形態1におけるサブフィールドの構成のさらに他の一例を示す概略図である。図7に示したサブフィールド構成では、1フィールド内の先頭サブフィールド(SF1)から3番目のサブフィールド(SF3)に、最も小さい輝度重み「1」から3番目に小さい輝度重み「3」までを順に割り当てている。そして、SF4以降のサブフィールドにおいて、最も小さい輝度重みから3番目に小さい輝度重みまでを除いた輝度重みを、これまで説明した順で割り当てている。
通常の映像を表示するとき、発光の確率が最も高いサブフィールドは輝度重みの最も小さいサブフィールドであることが一般的に知られている。また、PDP等の放電によって発光を行う表示装置では、1フィールド内の先頭サブフィールドを発光させることで、その放電によって発生する荷電粒子によるプライミング効果により、以降のサブフィールドにおける放電が安定して発生することが知られている。すなわち、本発明の実施の形態1においては、図7に示したように少なくとも1フィールド内の先頭サブフィールドを最も輝度重みの小さいサブフィールドとすることで、先頭サブフィールドの発光確率を高め、これまで説明した擬似輪郭の低減およびフリッカの低減といった効果に加え、さらに放電の安定性を高めることもできる。
なお、図7では、SF1、SF2、SF3に最も小さい輝度重み「1」から3番目に小さい輝度重み「3」までを順に割り当てているが、1フィールドに占める輝度重みの割合いや時間の割合いが少なく、擬似輪郭の低減およびフリッカの低減といった効果に与える影響が少なければ、このような構成とすることも可能であり、こうすることでより高いプライミング効果を得ることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態2は、実施の形態1とはサブフィールドにおける輝度重みの割り当ての順が異なるだけであり、それ以外の各構成要素やそれらの動作、また1フィールドをSF1からSF13までの13サブフィールド構成とし、各サブフィールドの輝度重みを、輝度重みの小さい方から、(1、2、3、4、6、9、13、18、24、31、39、48、57)としていること等は、実施の形態1と同様である。したがって、ここでは、サブフィールドにおける輝度重みの割り当ての順についてのみ説明を行う。
図8は、本発明の実施の形態2におけるサブフィールドの構成を示す概略図である。
図8(a)に示すとおり、本発明の実施の形態2では、SF1からSF13までの13のサブフィールドに、順に、(57、1、48、2、39、3、31、4、24、6、18、9、13)の輝度重みを割り当てている。図8(b)は、この輝度重みの設定をわかりやすくするため、縦軸を輝度重みの値としたサブフィールドの構成を示す概略図である。図8(b)に示すとおり、本発明の実施の形態2では、1フィールド内の先頭のサブフィールドであるSF1に最も輝度重みの大きい輝度重み「57」を割り当てている。そして、SF1の次のサブフィールドであるSF2に最も輝度重みの小さい輝度重み「1」を割り当てている。また、SF2の次のサブフィールドであるSF3に2番目に輝度重みの大きい輝度重み「48」を割り当て、SF3の次のサブフィールドであるSF4に2番目に輝度重みの小さい輝度重み「2」を割り当てている。このように、大きい輝度重みと小さい輝度重みとを交互に、かつ隣のサブフィールドとの輝度重みの差が後のサブフィールドになるほど小さくなるように輝度重みを割り当てている。このように、本発明の実施の形態2においては、1フィールド内の先頭のサブフィールドに最も大きい輝度重みを割り当て、その直後のサブフィールドに最小の輝度重みを割り当てて先頭のサブフィールドとその直後のサブフィールドとの輝度重みの差が最大になるようにし、先のサブフィールドから後のサブフィールドになるほど隣のサブフィールドとの輝度重みの差が小さくなるように、それぞれのサブフィールドに輝度重みを割り当てている。
このような構成とすることで、輝度重みの大きいサブフィールド同士が隣接しなくなり、かつ輝度重みの大きいサブフィールドと輝度重みの小さいサブフィールドとが分散することで1フィールド内の輝度重みがバランスよく分散されるので、たとえ連続した発光サブフィールドと連続した非発光サブフィールドとが1フィールド単位で交互に発生したとしても、フリッカとして知覚されることを低減することができる。
以上説明したように、1フィールド内の先頭のサブフィールドに最も大きい輝度重みを割り当て、その直後のサブフィールドに最小の輝度重みを割り当てて先頭のサブフィールドとその直後のサブフィールドとの輝度重みの差が最大になるようにし、先のサブフィールドから後のサブフィールドになるほど隣のサブフィールドとの輝度重みの差が小さくなるように、それぞれのサブフィールドに輝度重みを割り当てている。このようなサブフィールド構成とすることで、実施の形態1と同様、動画表示中に発生する擬似輪郭を低減すると共にフリッカを低減して画質を改善することができる。
なお、本発明の実施の形態2においては、サブフィールドの構成を図8に示した構成に限定するものではなく、例えば図9あるいは図10に示すような構成としてもよい。図9は、本発明の実施の形態2におけるサブフィールドの構成の他の一例を示す概略図である。図9に示すように、先頭のサブフィールドに最も小さい輝度重みを割り当て、先頭のサブフィールドの直後のサブフィールドに最も大きい輝度重みを割り当てて、先のサブフィールドから後のサブフィールドになるほど隣のサブフィールドとの輝度重みの差が小さくなるようにしても上述と同様の効果を得ることができる。
図10は、本発明の実施の形態2におけるサブフィールドの構成のさらに他の一例を示す概略図である。図10に示したサブフィールド構成では、SF1からSF3に、最も小さい輝度重み「1」から3番目に小さい輝度重み「3」までを順に割り当てている。そして、SF4以降のサブフィールドにおいて、最も小さい輝度重みから3番目に小さい輝度重みまでを除いた輝度重みを、これまで説明した順で割り当てている。
図10に示したように、少なくとも1フィールド内の先頭サブフィールドを最も輝度重みの小さいサブフィールドとすることで、先頭サブフィールドの発光確率を高め、その放電によって発生する荷電粒子によるプライミング効果により、これまで説明した擬似輪郭の低減およびフリッカの低減といった効果に加え、さらに放電の安定性を高めることができる。
なお、図10では、SF1、SF2、SF3に最も小さい輝度重み「1」から3番目に小さい輝度重み「3」までを順に割り当てているが、1フィールドに占める輝度重みの割合いや時間の割合いが少なく、擬似輪郭の低減およびフリッカの低減といった効果に与える影響が少なければ、このような構成とすることも可能であり、こうすることでより高いプライミング効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。なお、実施の形態3は、実施の形態1および実施の形態2とは1フィールド期間におけるサブフィールドの時間軸における配置が異なるだけであり、それ以外の各構成要素やそれらの動作等は実施の形態1および実施の形態2と同様である。したがって、ここでは、1フィールド期間におけるサブフィールドの時間軸における配置についてのみ説明を行う。
図11は、本発明の実施の形態3におけるサブフィールドの構成の例を示す概略図である。なお、図11に示したサブフィールドの構成は、実施の形態2において図10に示したサブフィールドの構成の例と同様であり、1フィールド期間におけるサブフィールドの時間軸における配置だけが異なる。
図11に示すサブフィールドの構成では、SF7とSF8との間の時間を他のサブフィールド間の時間よりも長く設定している。こうして、輝度重みの大きいサブフィールドと輝度重みの小さいサブフィールドとの組み合わせからなるSF1からSF7までの前半部分と、中間付近の輝度重みのサブフィールドの組み合わせからなるSF8からSF13までの後半部分とが、1フィールド期間を時間的にほぼ2分するように分離している。さらに、SF1からSF7までの前半部分の輝度重みの合計は「121」であり、SF8からSF13までの後半部分の輝度重みの合計は「134」であり、ほぼ等しい。
このように、1フィールド期間を時間的にほぼ2分するようにそれぞれのサブフィールドを前半部分と後半部分とに時間的に分離し、かつ前半部分と後半部分とのそれぞれの輝度重みの合計がほぼ等しくなるようにすることで、例えば1秒間に60フィールドの映像信号であれば、それをあたかも1秒間に120フィールドの映像信号であるかのように表示することができるようになり、フリッカをさらに低減することが可能となる。
なお、実施の形態3では1フィールドを前半部分と後半部分とに2分する構成を説明したが、なんらこの構成に限定するものではなく、例えば、3つ、あるいはそれ以上に時間的に分離する構成としてもかまわない。
また、実施の形態3における1フィールドの時間的、輝度重み的な2分は、均一に2分することを意味しておらず、本発明の目的とする効果を得られる範囲での不均一は許容される。
なお、本発明の実施の形態においては、各サブフィールドの発光の組み合わせに所定の条件を設けることで、放電の特性をより安定なものとすることも可能である。図12は、本発明の実施の形態における各サブフィールドの発光の組み合わせの条件の一例を示した図である。なお、図12に示した条件では、例として、実施の形態1における図7および実施の形態2における図10に示した、SF1からSF3に最も小さい輝度重みから3番目に小さい輝度重みまでを順に割り当てて放電の安定性を高めたサブフィールド構成における条件を示している。例えば図12に示した条件を発光制御する際の条件として設定することで、放電の安定性を高めるために優先して配置したサブフィールドを除くサブフィールドにおいて、本来最初に発光するサブフィールドに先立ついずれかのサブフィールドを発光させることができ、さらに放電の特性を安定させ、より安定して画像を表示させることができる。
なお、上述したサブフィールドの数やそれぞれのサブフィールドに割り当てた輝度重み等は単に一例を示したに過ぎず、なんらこれらの値に限定するものではない。1フィールド内に構成することができるサブフィールドの数や輝度重みの構成等は、PDPやDMD等の表示装置の特性や表示する映像信号の階調値等の各種設計事項によって最適値が異なるので、それぞれの設計条件に合わせて実験等を行い、適宜最適な値に設定することが望ましい。
また、上述の実施の形態ではPDPを例にして説明を行ったが、1フィールドの画像を複数のサブフィールド画像に分割して多階調表示を行うサブフィールド法による画像表示方法であれば本発明を同様に適用することができ、上述と同様の効果を得ることができる。
本発明に係る画像表示方法は、動画表示中に発生する擬似輪郭を低減すると共にフリッカを低減して画質を改善することができるので、PDPやDMD等、1フィールドの画像を複数のサブフィールド画像に分割して多階調表示を行う画像表示方法として有用である。
本発明の実施の形態1の画像表示方法を実施するために使用するプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を示す断面斜視図 同プラズマディスプレイ装置のPDPの電極配列図 同プラズマディスプレイ装置のPDPの各電極の駆動電圧波形を示す図 同プラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるサブフィールドの構成を示す概略図 本発明の実施の形態1におけるサブフィールドの構成の他の一例を示す概略図 本発明の実施の形態1におけるサブフィールドの構成のさらに他の一例を示す概略図 本発明の実施の形態2におけるサブフィールドの構成を示す概略図 本発明の実施の形態2におけるサブフィールドの構成の他の一例を示す概略図 本発明の実施の形態2におけるサブフィールドの構成のさらに他の一例を示す概略図 本発明の実施の形態3におけるサブフィールドの構成の例を示す概略図 本発明の実施の形態における各サブフィールドの発光の組み合わせの条件の一例を示した図 従来のPDPにおけるサブフィールドの構成の一例を示した図 PDPの画面上を画像パターンが水平方向に移動する場合を示した図 画像パターンをサブフィールドに展開した図
符号の説明
1 ADコンバータ
2 映像信号処理回路
3 サブフィールド処理回路
4 データ電極駆動回路
5 走査電極駆動回路
6 維持電極駆動回路
10 プラズマディスプレイパネル(PDP)
20 (ガラス製の)前面板
22 走査電極
23 維持電極
24,33 誘電体層
25 保護層
30 背面板
32 データ電極
34 隔壁
35 蛍光体層
110 画像パターン

Claims (2)

  1. 1フィールドを輝度重みの異なる複数のサブフィールドで構成し各サブフィールドを発光または非発光制御することにより多階調表示をする画像表示方法であって、
    前記複数のサブフィールドのなかの先頭から順に1つまたは複数のサブフィールドに対し最も小さい輝度重みから順に輝度重みを割り当て、輝度重みを割り当てたサブフィールドを除くサブフィールドである後続サブフィールドに対して、すでに割り当てられた輝度重み以外の輝度重みを割り当てる際に、前記後続サブフィールドのうちの最後のサブフィールドに最も大きい輝度重みおよび最も小さい輝度重みの一方を割り当て、前記最後のサブフィールドの直前のサブフィールドに前記最も大きい輝度重みおよび最も小さい輝度重みの他方を割り当てて、前記後続サブフィールドのうちの異なる2つのサブフィールド間における輝度重みの差のなかで前記最後のサブフィールドとその直前のサブフィールドとの輝度重みの差が最大になるようにし、前記後続サブフィールドにおいて後のサブフィールドから先のサブフィールドになるほど隣のサブフィールドとの輝度重みの差が小さくなるように前記後続サブフィールドのそれぞれに輝度重みを割り当てること
    を特徴とする画像表示方法。
  2. 1フィールド期間が前半部分と後半部分とに時間的にほぼ等しく分離されるように、かつ前記前半部分と前記後半部分とのそれぞれの輝度重みの合計がほぼ等しくなるように前記前半部分の最後のサブフィールドと前記後半部分の先頭のサブフィールドとの間に時間的な間隔を空けることを特徴とする請求項1に記載の画像表示方法。
JP2005008820A 2005-01-17 2005-01-17 画像表示方法 Expired - Fee Related JP4867170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005008820A JP4867170B2 (ja) 2005-01-17 2005-01-17 画像表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005008820A JP4867170B2 (ja) 2005-01-17 2005-01-17 画像表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006195329A JP2006195329A (ja) 2006-07-27
JP4867170B2 true JP4867170B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=36801445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005008820A Expired - Fee Related JP4867170B2 (ja) 2005-01-17 2005-01-17 画像表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4867170B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100911006B1 (ko) * 2006-09-14 2009-08-05 삼성에스디아이 주식회사 소음을 줄이기 위한 방전 디스플레이 패널의 구동 방법
JP5082579B2 (ja) * 2007-05-11 2012-11-28 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、その駆動方法および電子機器
JP5056203B2 (ja) * 2007-06-28 2012-10-24 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、その駆動方法および電子機器
CN102714006A (zh) * 2009-12-14 2012-10-03 松下电器产业株式会社 等离子显示装置的驱动方法、等离子显示装置及等离子显示系统
US20120299981A1 (en) * 2010-02-05 2012-11-29 Takahiko Origuchi Plasma display device and method for driving a plasma display panel
JP5495241B2 (ja) * 2011-01-13 2014-05-21 サミー株式会社 遊技システム及び遊技機

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10171400A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Hitachi Ltd 映像信号の階調表示方法及びこれを用いた表示装置
JP3591623B2 (ja) * 1997-04-26 2004-11-24 パイオニア株式会社 プラズマディスプレイパネルの駆動方法
EP1326223A1 (en) * 2000-11-30 2003-07-09 THOMSON multimedia S.A. Method and apparatus for controlling a display device
JP2002221934A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd 表示装置の駆動方法及びプラズマディスプレイ装置
JP2003098994A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Nec Corp プラズマディスプレイパネルの駆動方法
US7221335B2 (en) * 2003-02-18 2007-05-22 Samsung Sdi Co., Ltd Image display method and device for plasma display panel
JP2005004044A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2005258140A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示方法
KR100627408B1 (ko) * 2004-11-05 2006-09-21 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 표시 장치 및 그 구동 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006195329A (ja) 2006-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0903718B1 (en) AC plasma display panel and method of driving the same
JP3514205B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
KR100705807B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치 및 그의 구동 방법
JPH10153982A (ja) 階調表示方法および階調表示装置
EP0987676A1 (en) Method of driving plasma display panel and display apparatus
EP1548696B1 (en) Method and apparatus for driving plasma display panel
JP4867170B2 (ja) 画像表示方法
KR100719084B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널, 장치, 패널의 구동 장치 및구동 방법
JP2005321442A (ja) ディスプレイ装置のディザ処理回路
JP4165108B2 (ja) プラズマディスプレイ装置
KR100844834B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치의 구동방법
JP5061439B2 (ja) 映像信号処理装置および映像信号処理方法
JPH11119728A (ja) Ac型pdpの駆動方法及びプラズマ表示装置
JPH1152912A (ja) 階調表示方法
JP2005004044A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2003066892A (ja) プラズマディスプレイ装置
KR100747189B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치 및 그의 구동 방법
JP5011636B2 (ja) 画像表示方法
JP3606861B2 (ja) Ac型pdpの駆動方法
JP3764896B2 (ja) Pdpの駆動方法
JPH11175025A (ja) Ac型pdpの駆動方法
KR20070110754A (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
KR20050050888A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 장치, 플라즈마디스플레이 패널의 화상 처리 방법 및 플라즈마디스플레이 패널
KR20050106697A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 구동방법 및 장치
KR20050101913A (ko) 디스플레이 패널구동방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071009

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20071113

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees