JP4866024B2 - カーテンウォール構造 - Google Patents
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Description
前記流路切換装置の設置部位に対応して、パネルユニットの上枠材と、上段側に位置するパネルユニットの下枠との間に前記流路切換装置の取付用空間が形成され、
前記下枠は室外側に垂壁を有するとともに、前記上枠材は室外側に起立壁を有し、前記取付用空間の室外側開口は外気との連通口を構成し、室内側開口は室内との連通口を構成し、
前記流路切換装置は、中空軸部内にモータを内設し、弁体を回転駆動させることにより流路を切換可能とし、かつ室外側上下部及び室内側上下部にそれぞれシール材保持部が形成されるとともに、室外側上下部のシール材保持部の室外側面には固形シール材が設けられ、室内側上下部のシール材保持部の室内面側には固形シール材が夫々設けられた装置とされ、
前記流路切換装置を取付用空間内に室内側から挿入設置した状態で、前記流路切換装置の室外側上部固形シール材は前記下枠の垂壁に当接するとともに、室外側下部固形シール材は前記上枠材の起立壁に当接することにより気密性が確保されていることを特徴とするカーテンウォール構造が提供される。
前記流路切換装置の設置部位に対応する下枠材が、上半下枠と下半下枠とに上下方向に分割構造とされることにより前記流路切換装置の取付用空間が形成され、
前記分割された上半下枠の室外側に垂壁を有するとともに、前記下半下枠の室外側に起立壁を有し、前記取付用空間の室外側開口は外気との連通口を構成し、室内側開口は室内との連通口を構成し、
前記流路切換装置は、中空軸部内にモータを内設し、弁体を回転駆動させることにより流路を切換可能とし、かつ室外側上下部及び室内側上下部にそれぞれシール材保持部が形成されるとともに、室外側上下部のシール材保持部の室外側面には固形シール材が設けられ、室内側上下部のシール材保持部の室内面側には固形シール材が夫々設けられた装置とされ、
前記流路切換装置を取付用空間内に室内側から挿入設置した状態で、前記流路切換装置の室外側上部固形シール材は前記上半下枠の垂壁に当接するとともに、室外側下部固形シール材は前記下半下枠の起立壁に当接することにより気密性が確保されていることを特徴とするカーテンウォール構造が提供される。
図1は本カーテンウォール構造1の室外側からの姿図であり、図2は図1のII−II線矢視図、図3は図1のIII−III線矢視図である。
前記ダブルスキンカーテンウォール部分1Aは、詳細には図4に示されるように、上枠材5、上半下枠6Aと下半下枠6Bとからなる下枠材6と、左右縦枠材7,8とからなる枠ユニット9の内部に室外側ガラスGOが嵌合支持されるとともに、枠ユニット9の室内側面に、室内側ガラスGIを備えた室内側障子ユニット12が設けられ、前記室外側ガラスGOと、室内側ガラスGIとによって挟まれた両ガラス間に空気層4が形成されている。また、空気層4内には日射を遮るとともに、空気層4内の空気温度を上昇を図り、上昇流の生起及びそれによる換気の効率化によって熱負荷の軽減を図るためにブラインド13が配設されている。
〔カーテンウォールの設置工事〕
カーテンウォールの設置工事は、図6に示されるように、前記流路切換装置2,3を設置することなく、カーテンウォールパネルのみを先行的に設置する。各パネルユニット1A、1B、1Cを取り付けた状態では、前記流路切換装置2,3の設置部位には、取付用空間P、Pが形成されているため、この取付用空間P、Pに室内側から前記流路切換装置2,3を挿入し設置する。
上述したダブルスキンカーテンウォール1Aにおいては、例えば夏期には図7に示されるように、下側流路切換装置2については、前記弁本体22を回転駆動させて、室内連通口17を塞ぎ、外気連通口16と空気層連通口6aとを連通させるように位置を設定する。また、上側流路切換装置3についても、前記弁本体22を回転駆動させて、室内連通口17を塞ぎ、外気連通口16と空気層連通口5aとを連通させるように位置を設定する。すると、空気層4内の空気が太陽光により加熱されることにより上昇流が生起され、下側流路切換装置2の外気連通口16から外気が導入されて、空気層4を通過して上側流路切換装置3を通り外気連通口16から外部に排出される。従って、空気層4内に空気が外気よりも高温となることが防止され、遮熱性能の向上により冷房効率の低下が防止されるようになる。
(1)上記形態例では、窓部の下部及び上部にそれぞれ流路切換装置2,3を備えるようにしたが、上下部の一方側に流路切換装置2(3)を設ける構造とすることも可能である。
(2)上記形態例では、室外側ガラスGOのみを上枠材5、下枠材6及び左右縦枠材7,8によって支持し、室内側ガラスGIについては別途のレール形材10に設けたランナ11により吊持する構造としたが、室外側ガラスGOおよび室内側ガラスGIの両方を上枠材5、下枠材6及び左右縦枠材7,8によって支持する構造としてもよい。
(3)上記形態例では流路切換装置2,3としては、ロータリー方式の弁体構造としたが、開閉扉式の弁体構造とすることも可能である。
(4)上記形態例においては、下側流路切換装置2については、下枠材6を上下方向に分割構造とすることにより前記流路切換装置2の取付用空間Pを形成し、上側流路切換装置3については、上段側パネルユニット1Bとの間に前記流路切換装置3の取付用空間Pを形成するようにしたが、取付用空間Pの形成態様はカーテンウォール構造に応じて任意に選択することが可能である。
Claims (3)
- 窓部を室外側ガラスと室内側ガラスとにより二重構造とし、両ガラス間に空気層を設けるとともに、窓部の上部に流路切換装置を備えたカーテンウォール構造において、
前記流路切換装置の設置部位に対応して、パネルユニットの上枠材と、上段側に位置するパネルユニットの下枠との間に前記流路切換装置の取付用空間が形成され、
前記下枠は室外側に垂壁を有するとともに、前記上枠材は室外側に起立壁を有し、前記取付用空間の室外側開口は外気との連通口を構成し、室内側開口は室内との連通口を構成し、
前記流路切換装置は、中空軸部内にモータを内設し、弁体を回転駆動させることにより流路を切換可能とし、かつ室外側上下部及び室内側上下部にそれぞれシール材保持部が形成されるとともに、室外側上下部のシール材保持部の室外側面には固形シール材が設けられ、室内側上下部のシール材保持部の室内面側には固形シール材が夫々設けられた装置とされ、
前記流路切換装置を取付用空間内に室内側から挿入設置した状態で、前記流路切換装置の室外側上部固形シール材は前記下枠の垂壁に当接するとともに、室外側下部固形シール材は前記上枠材の起立壁に当接することにより気密性が確保されていることを特徴とするカーテンウォール構造。 - 窓部を室外側ガラスと室内側ガラスとにより二重構造とし、両ガラス間に空気層を設けるとともに、窓部の下部に流路切換装置を備えたカーテンウォール構造において、
前記流路切換装置の設置部位に対応する下枠材が、上半下枠と下半下枠とに上下方向に分割構造とされることにより前記流路切換装置の取付用空間が形成され、
前記分割された上半下枠の室外側に垂壁を有するとともに、前記下半下枠の室外側に起立壁を有し、前記取付用空間の室外側開口は外気との連通口を構成し、室内側開口は室内との連通口を構成し、
前記流路切換装置は、中空軸部内にモータを内設し、弁体を回転駆動させることにより流路を切換可能とし、かつ室外側上下部及び室内側上下部にそれぞれシール材保持部が形成されるとともに、室外側上下部のシール材保持部の室外側面には固形シール材が設けられ、室内側上下部のシール材保持部の室内面側には固形シール材が夫々設けられた装置とされ、
前記流路切換装置を取付用空間内に室内側から挿入設置した状態で、前記流路切換装置の室外側上部固形シール材は前記上半下枠の垂壁に当接するとともに、室外側下部固形シール材は前記下半下枠の起立壁に当接することにより気密性が確保されていることを特徴とするカーテンウォール構造。 - 前記流路切換装置の設置部周囲には、外気との連通口、前記空気層との連通口、室内との連通口とからなる3方向の連通口を有し、前記流路切換装置は室内との連通口を封鎖した状態、外気との連通口を封鎖した状態、外気との連通口及び空気層との連通口を封鎖した状態の切換モードに設定可能とされる請求項1、2いずれかに記載のカーテンウォール構造。
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