JP6920934B2 - 建物のダブルスキン構造の換気制御システム及び換気制御方法 - Google Patents
建物のダブルスキン構造の換気制御システム及び換気制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6920934B2 JP6920934B2 JP2017173136A JP2017173136A JP6920934B2 JP 6920934 B2 JP6920934 B2 JP 6920934B2 JP 2017173136 A JP2017173136 A JP 2017173136A JP 2017173136 A JP2017173136 A JP 2017173136A JP 6920934 B2 JP6920934 B2 JP 6920934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- opening
- hollow layer
- closing mechanism
- indoor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
外側面材22の幅は、何ら限定されるものではないが、内側面材21と同等の幅寸法で構成されており、左右に隣接する他の外側面材22との間が隙間無く接続されている。
この中空層23は、水平方向に延在して設けられた水平区画部30により上下の空間に区画されている。本実施形態では、水平区画部30が各階層の床スラブ15に対向する位置に設けられており、上階19Aの中空層23A及び下階19Bの中空層23Bとは水平区画部30により区画されている。
各屋外換気部31は、屋外14に面するように配された屋外換気口32と、中空層23に面するように配された中空層換気口33と、屋外換気口32と中空層換気口33とを連通する連通路34と、をそれぞれ備えている。また、連通路34には、該連通路34を開閉する開閉機構35を備えている。
具体的には、図4に示すように、中空層換気口33が水平区画部30に対して上階側のみに形成された上階用水平区画部30Aと、図5に示すように、中空層換気口33が水平区画部30に対して下階側のみに形成された下階用水平区画部30Bと、を備えている。
つまり、水平区画部30(30A,30B)により、中空層23は図1の二点鎖線で示すように空間が区画されている。
この連通路34には、連通路34を開閉するための開閉機構35が設けられている。開閉機構35は弁体36を動作させることで、屋外換気口32と中空層換気口33との間を開閉可能に構成されている。
この連通路34には、連通路34を開閉するための開閉機構35が設けられている。開閉機構35は弁体36を動作させることで、屋外換気口32と中空層換気口33との間を開閉可能に構成されている。
一方、空調空気供給部25は、制御装置43から制御信号が出力されない場合には、上記タンパを閉に制御する。これにより、空気調和機の停止時には中空層23に屋内13の空気を中空層23へ供給しないように構成されている。
制御装置43は、空調設備41の運転状況に応じて上階用水平区画部30A及び下階用水平区画部30Bの屋外換気部31における開閉機構35の駆動を制御する。なお、以下の説明において、上階用水平区画部30Aの開閉機構35を「第1の開閉機構35A」と称し、下階用水平区画部30Bの開閉機構35を「第2の開閉機構35B」と称す。
この場合において、制御装置43は、空調設備41の運転状況が暖房運転のため、第1の開閉機構35Aを開状態に制御し、第2の開閉機構35Bを閉状態に制御する。そのため、中空層23では上階19A側が閉塞し、下階19B側が屋外14と連通路34により連通する。
これにより、中空層23のビジョン部分あたりには暖かい空気が溜まっていき、中空層23のビジョン部分を外気温よりも暖かく維持できる一方、外気により冷やされた空気はガラリ27から屋外へ放出される。よって、屋内13と中空層23との温度差を小さくすることができるため、内側面材21を、例えばクリプトンガスを封入したLow-E複層ガラスなどの高断熱仕様にしなくても、中空層23を温めることにより、屋内13の暖房効率を向上させることができる。もちろん、内側面材21を高断熱仕様とすれば、さらに暖房効率は向上する。
したがって、制御装置43は、屋内13(ペリメータ部分)の温度環境を好適に確保しつつ、効果的に空調空気を外部に排出させることができる。
この場合において、制御装置43は、空調設備41の運転状況が冷房運転のため、第1の開閉機構35Aを閉状態に制御し、第2の開閉機構35Bを開状態に制御する。そのため、中空層23では下階19B側が閉塞し、上階19A側が屋外14と連通路34により連通する。
この場合において、制御装置43は、第1の開閉機構35A及び第2の開閉機構35Bのそれぞれを開状態に制御する。そのため、中空層23では下階19B側と上階19A側とがそれぞれ屋外14と連通路34により連通する。
これにより、中空層23に外気が流入し、中空層23内の空気が動かされるため、中空層23の温度上昇を抑制することができる。
この場合において、制御装置43は、第1の開閉機構35A及び第2の開閉機構35Bのそれぞれを閉状態に制御する。そのため中空層23は、下階19B側及び上階19A側がそれぞれ閉じた状態で屋外には連通していない。
これにより内側面材21を介して互いに隣接する屋内13と中空層23との温度差を小さくしたり無くしたりすることができ、屋内13(ペリメータ部分)の温度環境を好適に確保することができる。
したがって、外気温度が高いときでも低いときでも、中空層23と屋内13との間の温度差を少しでも小さくして、屋内環境を好適に確保することができる。
11 ダブルスキン構造
13 屋内
14 屋外
19A 上階
19B 下階
21 内側面材
22 外側面材
23 中空層
25 空調空気供給部
34 連通路
35 開閉機構
35A 第1の開閉機構
35B 第2の開閉機構
40 換気制御システム
41 空調設備
42 温度検出部
43 制御装置
Claims (6)
- 建物の外壁を形成する外側面材と、該外側面材から屋内側に間隔をあけて配された内側面材とで中空層を形成する建物のダブルスキン構造における換気制御システムであって、
前記中空層に屋内の空調空気を供給する空調空気供給部と、前記中空層の上下において屋外と連通させる開閉機構と、を前記屋内の空調設備の運転状況に応じて制御する制御装置を備え、
前記空調空気供給部は、前記制御装置に接続され、前記制御装置から制御信号が出力される場合には、前記中空層に屋内の空調空気を供給し、前記制御装置から制御信号が出力されない場合は、前記中空層に屋内の空調空気を供給しない、
ことを特徴とする換気制御システム。 - 前記開閉機構は、下階側に設けられた第1の開閉機構と、上階側に設けられた第2の開閉機構と、を備え、
前記制御装置は、前記屋内の空調設備が暖房運転である場合には、前記空調空気供給部により前記中空層に屋内の空調空気を供給させ、前記第1の開閉機構を開状態に制御し、前記第2の開閉機構を閉状態に制御する、請求項1に記載の換気制御システム。 - 前記開閉機構は、下階側に設けられた第1の開閉機構と、上階側に設けられた第2の開閉機構と、を備え、
前記制御装置は、前記屋内の空調設備が冷房運転である場合には、前記空調空気供給部により前記中空層に屋内の空調空気を供給させ、前記第1の開閉機構を閉状態に制御し、前記第2の開閉機構を開状態に制御する、請求項1に記載の換気制御システム。 - 前記制御装置は、前記空調設備の運転が停止状態である場合には、前記屋外の外気温度に応じて前記第1の開閉機構及び前記第2の開閉機構を開状態に制御する、請求項2又は3に記載の換気制御システム。
- 前記制御装置は、前記空調設備の運転が停止状態である場合において、前記屋内の温度が所定値以上である場合には、前記第1の開閉機構及び前記第2の開閉機構を共に開状態に制御する、請求項2又は3に記載の換気制御システム。
- 建物の外壁を形成する外側面材と、該外側面材から屋内側に間隔をあけて配された内側面材とで中空層を形成する建物のダブルスキン構造における換気制御方法であって、
制御装置が、前記中空層に屋内の空調空気を供給する空調空気供給部と、前記中空層の上下において屋外と連通させる開閉機構と、を前記屋内の空調設備の運転状況に応じて制御する制御ステップを含み、
前記空調空気供給部は、前記制御装置に接続され、前記制御装置から制御信号が出力される場合には、前記中空層に屋内の空調空気を供給し、前記制御装置から制御信号が出力されない場合には、前記中空層に屋内の空調空気を供給しない、
ことを特徴とする換気制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017173136A JP6920934B2 (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | 建物のダブルスキン構造の換気制御システム及び換気制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017173136A JP6920934B2 (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | 建物のダブルスキン構造の換気制御システム及び換気制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019049376A JP2019049376A (ja) | 2019-03-28 |
JP6920934B2 true JP6920934B2 (ja) | 2021-08-18 |
Family
ID=65905631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017173136A Active JP6920934B2 (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | 建物のダブルスキン構造の換気制御システム及び換気制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6920934B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7354499B2 (ja) | 2019-11-12 | 2023-10-03 | 株式会社竹中工務店 | 構造物 |
CN113757868B (zh) * | 2021-09-16 | 2022-12-16 | 深圳中粤装饰集团有限公司 | 一种外循环对流双层通风幕墙 |
CN114000624B (zh) * | 2021-11-17 | 2023-02-03 | 中国建筑西北设计研究院有限公司 | 一种建筑表皮的自动卷绕结构 |
CN114740919B (zh) * | 2022-06-13 | 2022-09-20 | 济宁海富光学科技有限公司 | 一种贴片式屏幕温度控制方法和系统 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000274152A (ja) * | 1999-03-25 | 2000-10-03 | Ykk Architectural Products Inc | カーテンウオールの窓部 |
JP4045796B2 (ja) * | 2001-12-20 | 2008-02-13 | 株式会社大林組 | 通気方向制御装置及びこれを具備した建物 |
JP3819886B2 (ja) * | 2003-09-19 | 2006-09-13 | 株式会社竹中工務店 | 建築物の排気構造及びこれを用いた建築物 |
JP4442249B2 (ja) * | 2004-02-24 | 2010-03-31 | オイレスEco株式会社 | 通気方向制御装置並びにこれを具備した通気機構及び建物 |
JP4866024B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2012-02-01 | 株式会社Lixil | カーテンウォール構造 |
JP5842194B1 (ja) * | 2015-03-24 | 2016-01-13 | 株式会社デバイス | 吸排気ユニット及びそれを用いたダブルスキンシステム |
-
2017
- 2017-09-08 JP JP2017173136A patent/JP6920934B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019049376A (ja) | 2019-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6920934B2 (ja) | 建物のダブルスキン構造の換気制御システム及び換気制御方法 | |
JP5842194B1 (ja) | 吸排気ユニット及びそれを用いたダブルスキンシステム | |
JP3999185B2 (ja) | 換気機能付きカーテンウォール、およびこれを備えた建物 | |
JP2008134032A (ja) | 空気調和システム | |
US11441796B2 (en) | Construction method and design method of air-conditioning system | |
JP2007192505A (ja) | 空調システム | |
JP2007100437A (ja) | 二重窓の通気システム | |
JP2005009840A (ja) | 建物の通風換気システム | |
JP6208448B2 (ja) | 建物の自然換気システム | |
JP5578594B2 (ja) | 省エネルギー換気システムを備えた建築物 | |
JP2010091243A (ja) | 省エネルギー換気システム及びそれを備えた省エネ建築物 | |
JP6858103B2 (ja) | 建物のダブルスキン構造 | |
JP2008002775A (ja) | 空気調和システム及びその制御方法 | |
JP2017198371A (ja) | ダブルスキンユニットおよび空調システム | |
JP7045710B2 (ja) | 輻射熱利用建築物 | |
JP6550211B2 (ja) | 建物の換気システム | |
JP2016188567A (ja) | 換気システム及び家屋 | |
JP5715448B2 (ja) | 建物の空調システム | |
JP2010189949A (ja) | 建物の換気構造 | |
JP2020148386A (ja) | 加圧型熱交換換気式建屋 | |
JP3138644U (ja) | 省エネルギー換気装置及びそれを備えた省エネ建築物 | |
JP6114564B2 (ja) | 空調システム及び建物 | |
KR101139908B1 (ko) | 중공층 냉방시스템 | |
JP2010116670A (ja) | 建物 | |
JP3136292B1 (ja) | 空気調和設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210105 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20210113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210727 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6920934 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |