JP3819886B2 - 建築物の排気構造及びこれを用いた建築物 - Google Patents

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Description

本発明は、室内の窓側に、水平方向に所定間隔を隔てて、ガラスなどの透光体を設けた建築物の排気構造及びこれを用いた建築物に関する。
建物の眺望を確保しつつ外皮負荷を低減する方法の一つとして、ガラス外壁を二重化し、このガラス外壁によって構成された中空層を熱的緩衝域とするダブルスキンが利用されている。多くの場合は中空層にブラインドを設置するなどして日射熱を吸収、反射し、室内への侵入を防ぐ措置がとられているが、吸収された日射熱が中空層内にこもると、内側のガラスから室内への貫流熱が生じるため、特に夏期において、空調負荷が大きな問題となる。
このため、例えば、特許文献1では、中空層の下部から外気を導入し、ブラインドに吸収された熱を吸収した後、熱上昇した空気を中空層の上部から排出している。
また、本出願人が既に出願した特許文献2では、図13に示すように、高層の建築物100の各層の室内の窓部に複層ガラス102を設け、複層ガラス102に対向して多層に連なる状態で単板のフロートガラス104を設けて、フロートガラス104と複層ガラス102とで排気空間106を構成している。
そして、上層の床スラブ108との間に設けられた各層の天井空間110内に、室内に外気を導入する外気導入管112及び空調済み空気を排出する排気管114を配設し、外気導入管112及び排気管114のそれぞれの途中箇所に熱交換器116を連結している。
この熱交換器116によって、換気のために室内に取り入れる外気と下層の室内で空調に供された空調済み空気とを優先して熱交換し、空調済み空気が保有する空調用の熱エネルギーを換気用の外気に回収することで、空調前の外気に対する空調負荷を良好に軽減している。
特開2001−253734号公報 特開2003−106598号公報
しかしながら、特許文献1の場合、中空層を攪拌しながら中空層内の空気を排出するため、内ガラスの近傍まで比較的高温の空気が流れることとなり、貫流熱が大きくなりやすい。また、機械換気による場合、中空層の熱溜りを抑えるには大きなファン動力が必要といった問題がある。
また、特許文献2では、各層毎に、空調済みの空気と外気とを熱交換器116によって熱交換するため、多層建築物の場合に、この熱交換器116が多数必要となり高価になる欠点があった。
本発明は上記事実を考慮し、空調負荷を良好に軽減できる建築物の排気構造及びこれを用いた建築物を得ることを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、建築物の排気構造において、建築物の窓部に設けられた第1透光体と、前記第1透光体の外側に第1透光体との間に中空層を形成するように設けられた第2透光体と、前記第1透光体の上部に設けられ、室内空気を前記中空層内にある第1透光体の表面に沿わせて下降させながら排出する排出手段と、前記第2透光体に設けられた熱吸収体と、前記第2透光体の下部に設けられた下部開口部と、前記第2透光体又は前記中空層の上部に設けられ、前記下部開口部から吸気され前記熱吸収体によって熱上昇する前記中空層内の空気と共に前記排出手段によって前記第1透光体の表面に沿わせて下降させた排出空気を建築物の外側へ排出する上部開口部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、建築物の室内の窓側に第1透光体を設け、この第1透光体の外側に、第1透光体との間に中空層を形成するように第2透光体を設けている。そして、第1透光体の上部には、室内空気を第1透光体の表面に沿わせて下降させながら排出する排出手段を設けている。また、第2透光体には熱吸収体を設けており、第2透光体の下部に設けられた下部開口部から吸気され熱吸収体によって熱上昇する中空層内の空気と共に排出手段によって第1透光体の表面に沿わせて下降させた排出空気を上昇させる。さらに、第2透光体又は該中空層の上部には、熱吸収体によって熱上昇した中空層内の空気を築物の外側へ排出する上部開口部を設けている。
夏期において、第1透光体側では、排出手段によって、室内空気を第1透光体の表面に沿わせるようにして排出させ、室内からの低温空気の排出による空気の下降流を第1透光体の表面に沿って生じさせる。一方、第2透光体側では、熱吸収体による太陽光の吸収熱によって熱吸収体周りで空気の上昇流が生じるため、第1透光体の表面に沿って下降した排出空気を上昇させる。
つまり、第1透光体側で生じる空気の下降流と第2透光体側で生じる空気の上昇流を中空層内で分離させた状態で流すことができる。
このため、第1透過体側の温度を低く保持することができ、室内への貫流熱を抑制することができる。このように、室内空気を活用することで、空調負荷の原因となる貫流熱を減らし、空調負荷を低減して省エネルギー効果を得ることができる。
また、本発明によれば、中空層部分の熱溜りを防止するためのファンが不要或いはファン動力の低減を図ることができるため、ランニングコストを削減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建築物の排気構造において、前記熱吸収体が前記第2透光体を通過する光を遮るブラインドであることを特徴としている。請求項2に記載の発明では、第2透光体を通過する光を遮るブラインドを熱吸収体としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の建築物の排気構造において、前記熱吸収体が前記第2透光体を通過する光を遮るルーバーであることを特徴としている。請求項3に記載の発明では、第2透光体を通過する光を遮るルーバーを熱吸収体としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の建築物の排気構造において、前記熱吸収体が前記第2透光体自体であり、第2透光体が熱吸収性ガラスで形成されたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、熱吸収体を第2透光体自体とし、第2透光体を熱吸収性ガラスで形成している。この場合、第2透光体自体のコストが高くなってしまうため、請求項2に記載の発明の方が材料費は安くできる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の建築物の排気構造において、 前記排出手段が、前記第1透光体の上部に形成された排気口と、前記排気口から前記第1透光体の表面に沿って延長し、室内空気を第1透光体の表面に沿うように案内するガイド部と、で構成されたことを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、第1透光体の上部に排気口を形成し、第1透光体の表面へ沿うように室内空気を案内するガイド部を排気口に配設している。ここで、ガイド部は、排気口の外へ張り出した状態で設けても良いが、排気口の出口部に配設しても良い。排気口の出口部にガイド部を配設した場合、ガイド部が外観に露出しないため、美観が良い。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の建築物の排気構造において、前記排気口へ室内空気を誘引する排気ファンが設けられたことを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、排気口へ室内空気を誘引する排気ファンを設けており、これにより、室内空気を排気口へ確実に誘引し排出させることができる。このため、第1透過体側の温度を効果的に保持することができ、室内への貫流熱をさらに抑制することができる。
請求項に記載の発明は、建築物において、請求項1〜の何れかに記載の建築物の排気構造が各層毎に設けられたことを特徴としている。
請求項に記載の発明では、請求項1〜の何れかに記載の建築物の排気構造を各層毎に設けることで、建築物の各層毎で、第1透光体側の温度を低く保持し、室内への貫流熱を抑制することができるため、建築物の空調負荷を低減して省エネルギー効果をもたらすことができる。
本発明は、上記構成としたので、第1透光体側で生じる空気の下降流と第2透光体側で生じる空気の上昇流を中空層内で分離することができ、第1透光体側の空気と第2透光体側の空気が混合しにくくなるようにすることができるため、第1透過体側の温度を低く保持することができ、室内への貫流熱を抑制することができる。このように、室内空気を活用することで、空調負荷の原因となる貫流熱を減らし、空調負荷を低減して省エネルギー効果を得ることができる。また、本発明によれば、中空層部分の熱溜りを防止するためのファンが不要或いはファン動力の低減を図ることができるため、ランニングコストを削減することができる。
次に、本発明の実施の形態に係る建築物の排気構造について説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る建築物の排気構造が適用された多層建築物10では、窓側に第1透光体としての複層ガラス12(ガラスの断熱性能を向上させるため二枚の板ガラスの間に乾燥空気を封入した空気層を設けたガラス)が設けられており、この複層ガラス12の外側には、多層階に連なる状態で第2透光体としての単板のフロートガラス14(建築用の普通の透明板ガラス)が設けられ、フロートガラス14と複層ガラス12とで、中空層16が構成される。
フロートガラス14には、フロートガラス14の表面に沿ってブラインド18が配設されており、フロートガラス14を透過する光を遮ぎると共に、太陽光による熱を吸収している。
また、フロートガラス14には、各層毎の上部及び下部に、それぞれ開口部20、22が形成されており、中空層16内が換気できるようになっている。開口部20、22には、それぞれ開閉部材24が設けられており、開口部20、22を開閉可能とし、冬期など、外気が冷たい場合は開閉部材24を閉止して、外気が中空層16内へ入らないようにする。
一方、中空層16では、各層毎に、複層ガラス12とフロートガラス14の間にグレーチング26を水平に架け渡しており、中空層16内の層と層との間を連通可能としている。
また、上層の床スラブ28と天井面30との間には、天井空間32が設けられており、室内と連通すると共に、冷暖房を行う空調装置(図示省略)によって温度調整された空気が天井空間32内を流動する。
天井空間32の窓側の壁部33には、中空層16と連通する排気口34が形成されており、室内空気が排出(余剰排気)可能となっている。また、天井空間32内には、排気ファン36が配設されており、室内空気を排気口34へ誘引し、排気口34から排気させるようにしている。
ここで、排気口34は、図2及び図3に示すように、長穴状の開口とされており、排気口34の上縁部には、排気口34の幅に沿って断面がL字状のガイドカバー38が取り付けられている。このガイドカバー38によって、排気口34から排出された室内空気は、複層ガラス12の表面に沿うように案内される。
次に、本発明の実施の形態に係る建築物の排気構造の作用について説明する。
図1に示すように、夏期において、フロートガラス14側では、ブラインド18による太陽光の吸収熱によって空気の上昇流がブラインド18周りで生じ、開口部22から吸気された外気は、ブラインド18に沿って開口部20から排気される。
一方、複層ガラス12側では、ガイドカバー38によって、室内空気を複層ガラス12の表面に沿わせて排出させ、室内からの低温空気の排出による空気の下降流を複層ガラス12の表面に沿って生じさせる。
これにより、複層ガラス12側で生じる空気の下降流とフロートガラス14側で生じる空気の上昇流を中空層16内で分離して、複層ガラス12側の空気とフロートガラス14側の空気が混合しにくくなるようにすることができる。
このため、複層ガラス12側の温度を低く保持することができ、室内への貫流熱を抑制することができる。このように、室内空気を活用することで、空調負荷の原因となる貫流熱を減らし、空調負荷を低減して省エネルギー効果を得ることができる。
具体的には、各層毎でフロートガラス14の上下に幅1m当たり約0.1m2の開口部20、22を設けた場合、外気温度を35℃とすると、開口部20から排気された排気温度は外気温度の+7〜8℃程度まで上昇し、42〜43℃となるが、排気口34を各層毎に設け、直接中空層16内に26℃の空気を混合すると、室内空気の排気量(余剰排気量)はそれほど大きくないため、温度は1〜2℃しか低下しない。仮に、中空層16内の温度を40℃程度とすると、複層ガラス12の貫流熱が3W/m2・℃のとき、(40−26)×3=42W/m2の熱流が生じることとなる。
これに対して、本発明では、複層ガラス12の表面に沿って26℃の空気を流すことで、複層ガラス12側で生じる空気の下降流とフロートガラス14側で生じる空気の上昇流を中空層16内で分離して複層ガラス12側の空気とフロートガラス14側の空気が混合しにくくなるようにすることができるため、仮に、複層ガラス12の表面温度が30℃程度まで上昇したとしても、(30−26)×3=12W/m2の熱流で済む。従って、貫流熱による空調負荷を大幅に削減することができることとなる。
一方、図12に示すように、冬期において、フロートガラス14側では、冷たい外気によって冷やされた空気は、周囲の空気よりも重いため、フロートガラス14の表面に沿って下降流が形成される。これに対して、複層ガラス12側では、排気口34から排気された室内空気は、周囲の空気よりも軽いため、上昇流が形成される。
ここで、冬期に日射がない場合、外気温度は例えば5℃以下となり、排気口34から排気された室内空気は約22℃と、温度差が大きいため、該室内空気は、排気口34から排気されるとすぐ複層ガラス12の表面に沿って上昇することとなる。
このように、冬期においては、夏期とは逆方向の状態で上昇流と下降流とが分離し、複層ガラス12側の空気とフロートガラス14側の空気が混合しにくくなるようにすることができる。このため、複層ガラス12側の温度を下げないように保持することができ、室内に対する空調負荷は発生しにくくなる。なお、冬期においては、排気口34の上縁部に取り付けたガイドカバー38は取り外しても良い。
また、図1に示すように、本形態では、排気ファン36を用いたが、室内と室外とで適切な圧力差があれば、排気ファン36を用いる必要はなく、これにより、ランニングコストの削減を図ることもできる。
また、ここでは、太陽光による熱を吸収する熱吸収体としてブラインド18を用いたが、ブラインド18に限らずルーバー(図示省略)等を用いても良く、また、フロートガラス14自体を熱吸収性のガラスで形成しても良い。但し、フロートガラス14自体を熱吸収性のガラスで形成した場合、ブラインド18やルーバーを用いた場合と比較して材料費が高くなってしまうため、ブラインド18やルーバーを用いた方が好ましい。
さらに、本形態では、排気口34を長穴状の開口としたが、これに限るものではなく、図4〜図6に示すように、丸穴40としても良い。この場合、丸穴40と丸穴40の間にも室内空気が流動するように、丸穴40内に丸穴40の軸線に沿った直線から丸穴40の出口部へ行くに従って水平方向に沿って丸穴40の左右へ湾曲するガイド部42を設ける。
これにより、排気口44から排気された室内空気は、ガイド部42によって一旦、水平方向に沿って排気口44の左右へ案内された後、ガイドカバー38によって複層ガラス12の表面に沿うように案内される。
ここで、中空層16内にガイドカバー38が露出してしまうため、外観上好ましくないという場合は、ガイドカバーをなくしても良い。
例えば、図7及び図8に示すように、排気口34内にガイドカバーに代わるガイド部46を設ける。ここで、ガイド部46は排気口34内に水平方向に沿って排気口34内を分断し、排気口34の出口部側を下方へ向かって湾曲させる。これにより、排気口34から排気された室内空気は下方へ向かって案内することができ、複層ガラス12の表面に沿って流動することとなる。
また、図9〜図11に示すように、丸穴40の場合は、丸穴40から排出された室内空気を水平方向に沿って丸穴40の左右にも案内しなければならないため、丸穴40内に、水平方向に沿って丸穴40内を分断し丸穴40の出口部側を下方へ向かって湾曲させたガイド部48を設けると共に、丸穴40から排出された室内空気を水平方向に沿って丸穴40の左右に案内するガイド部50を設ける必要がある。
これにより、丸穴40から排気された室内空気は、ガイド部48によって一旦、複層ガラス12の表面に沿うように下方へ案内された後、水平方向に沿って丸穴40の左右へ案内されることとなる。
ところで、本形態では、建築物の第1透光体として、断熱効果の高い複層ガラス12を用いたが、第2透光体と同様に単板のガラスを用いても良く、また、その他の透光体であっても適用可能である。
また、グレーチング26にはスライドシャッター(図示省略)を設け、中空層16内の層間において、連通状態、或いは非連通状態に切り換えることができるようにしても良い。
さらに、本発明の建築物の排気構造は、層毎で独立した状態で適用させても良い。中空層16内の空気をなるべく乱さないという趣旨からすると、中空層16を層毎で独立させた方が好ましい。
一方、フロートガラス14の各層毎の上部及び下部に、それぞれ開口部20、22を形成し、開口部22から吸気された外気を開口部20から排気するようにしたが、ブラインド18周りの放熱が十分になされる場合は、フロートガラス14の各層毎の下部に開口部22を設けなくても良い。
また、本形態では、開口部20をフロートガラス14の上部に設けたが、中空層16内の空気が排気できれば良いため、これに限るものではなく、例えば、多層建築物において、最上層に位置する中空層16の上部に開口部20を設けるようにしても良い。
また、図示はしないが、室内空気を複層ガラスの表面に沿うように案内するガイド部の形状を、複層ガラスとの離間距離によって変え、複層ガラスの近傍側では室内空気の流速が速くなるようにし、複層ガラスから離間した側では、室内空気の流速が遅くなるようにして、いわゆるコアンダ効果(室内空気を複層ガラスの表面に沿って吹き付け、室内空気を複層ガラスの表面に沿って流動させるようにする)のような効果が得られるようにしても良い。
本発明の実施の形態に係る建築物を示す説明図であり、夏期の場合を示している。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造を示す側断面図である。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造の第1変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造の第1変形例を示す横断面図である。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造の第1変形例を示す一部を切り欠いた斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造の第2変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造の第2変形例を示す側断面図である。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造の第3変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造の第3変形例を示す側断面図である。 本発明の実施の形態に係る建築物に適用された排気構造の第3変形例を示す一部を切り欠いた斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建築物を示す説明図であり、冬期の場合を示している。 従来の建築物を示す説明図である。
符号の説明
10 多層建築物
12 複層ガラス(第1透光体)
14 フロートガラス(第2透光体)
16 中空層
18 ブラインド(熱吸収体)
20 開口部(上部開口部)
22 開口部(下部開口部)
34 排気口
36 排気ファン
38 ガイドカバー(ガイド部)
40 丸穴
42 ガイド部
44 排気口
46 ガイド部
48 ガイド部
50 ガイド部

Claims (7)

  1. 建築物の窓部に設けられた第1透光体と、
    前記第1透光体の外側に第1透光体との間に中空層を形成するように設けられた第2透光体と、
    前記第1透光体の上部に設けられ、室内空気を前記中空層内にある第1透光体の表面に沿わせて下降させながら排出する排出手段と、
    前記第2透光体に設けられた熱吸収体と、
    前記第2透光体の下部に設けられた下部開口部と、
    前記第2透光体又は前記中空層の上部に設けられ、前記下部開口部から吸気され前記熱吸収体によって熱上昇する前記中空層内の空気と共に前記排出手段によって前記第1透光体の表面に沿わせて下降させた排出空気を建築物の外側へ排出する上部開口部と、
    を有することを特徴とする建築物の排気構造。
  2. 前記熱吸収体が前記第2透光体を通過する光を遮るブラインドであることを特徴とする請求項1に記載の建築物の排気構造。
  3. 前記熱吸収体が前記第2透光体を通過する光を遮るルーバーであることを特徴とする請求項1に記載の建築物の排気構造。
  4. 前記熱吸収体が前記第2透光体自体であり、第2透光体が熱吸収性ガラスで形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建築物の排気構造。
  5. 前記排出手段が、前記第1透光体の上部に形成された排気口と、前記排気口から前記第1透光体の表面に沿って延長し、室内空気を第1透光体の表面に沿うように案内するガイド部と、で構成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の建築物の排気構造。
  6. 前記排気口へ室内空気を誘引する排気ファンが設けられたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の建築物の排気構造。
  7. 請求項1〜の何れかに記載の建築物の排気構造が各層毎に設けられたことを特徴とする建築物。
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