JP4865845B2 - アルカリ乾電池およびその製造方法 - Google Patents
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Description
アルカリ乾電池は、正極活物質を含む中空円筒状の正極合剤と、前記正極合剤の中空部内に充填され、負極活物質を含むゲル状負極と、前記正極合剤と前記ゲル状負極との間に配されるセパレータと、前記ゲル状負極に挿入される負極集電体と、前記負極集電体と電気的に接続される負極端子板と、を具備する。負極集電体には、銅を主成分とする真鍮が用いられている。
例えば、特許文献1では、負極集電体からの水素ガス発生を抑制するため、真鍮の表面を、亜鉛、錫、および鉛からなる群より選ばれた少なくとも1種の金属でめっきすることが提案されている。これにより、負極集電体からの水素ガスの発生が抑制される。
前記負極集電体は、平均結晶粒子径が0.015mm以上の真鍮からなり、前記真鍮が亜鉛を30〜40重量%含むことを特徴とする。
前記負極集電体は釘型であり、前記ゲル状負極に挿入される丸棒状の胴部、および前記胴部の一方の先端に設けられた頂部を有し、前記頂部は、前記負極端子板に溶接されており、前記胴部の径は、0.95〜1.35mmであるのが好ましい。
前記真鍮は、亜鉛30〜40重量%、任意成分としての錫、燐およびアルミニウムからなる群より選択される少なくとも1種0.05〜3重量%、並びに残部の銅および不可避不純物からなるのが好ましい。
前記負極活物質は、亜鉛または亜鉛合金を含むのが好ましい。
前記亜鉛合金は、Alを150〜500ppm含むのが好ましい。
前記正極合剤の容量Cpに対する前記ゲル状負極の容量Cnの比:Cn/Cpは、0.95〜1.10であるのが好ましい。
(1)亜鉛30〜40重量%を含む真鍮からなる釘型成形体を得る工程と、
(2)前記成形体を300℃以上に加熱する工程と、
(3)前記工程(2)の後、前記成形体を10℃/秒以下の速度で冷却し、前記真鍮の平均結晶粒子径が0.015mm以上である負極集電体を得る工程と、
を含む。
アルカリ乾電池の放電開始時には、下記式(1)および(2)の反応が進行する。正極では、二酸化マンガンの還元反応が進行する。負極では、亜鉛が溶解し、生成した酸化亜鉛が、亜鉛の表面に析出する。
正極: MnO2+H++e-→MnOOH (1)
負極: Zn+4OH-→Zn(OH)4 2-+2e- (2)
Zn(OH)4 2-→ZnO+H2O+2OH-
2個の電池AおよびBを直列に接続した組電池に、抵抗を接続して回路を閉じると、組電池は放電する。電池Aは電池Bよりも容量が小さい場合、電池Aでは、電池Bよりも先に、亜鉛が不導態化し、電池電圧が急激に低下し、放電末期の状態となる。さらに組電池の放電が進行すると、電池Aでは、電池電圧がマイナスの値を示し(0V以下の値となり)、転極が起こる。
転極した電池Aでは、亜鉛が不働態化しているにも関わらず、負極側から電子を取り出す必要がある。この電子を供給するため、負極集電体から金属がイオンとして溶出する。例えば、負極集電体が真鍮からなり、錫めっきを有する場合、負極集電体表面に析出した亜鉛等の金属(活物質から溶出した金属)、錫、真鍮中の亜鉛、真鍮中の銅の順で溶出する。負極集電体から溶出する金属の大部分は真鍮を構成する銅や亜鉛である。
転極中に溶出した銅等の金属は、亜鉛の水素発生過電圧を低下させる。このため、水素ガス発生速度が増大し、水素ガス発生量が多くなり、電池内圧が上昇する。電池内圧が所定値を上回ると、所定の安全弁が破断し、漏液する。
有底円筒形の電池ケース1内に、中空円筒状の正極合剤2が収納されている。正極合剤2は、電池ケース1の内面に密着し、正極集電体を兼ねる電池ケースと電気的に接触している。電池ケース1の内面には、正極合剤との接触抵抗を低減するため、黒鉛塗膜層が形成されている。電池ケース1の底部には、凸状の正極端子1aが設けられている。電池ケース1は、例えば、ニッケルめっき鋼板を所定の寸法、形状にプレス成型することにより得られる。
負極端子板7は、中央の平担部および前記平坦部の周縁部に設けられた鍔部を有する。負極端子板7は、鍔部と平坦部との境界部に、電池内のガスを外部に放出させるための孔7aを有する。負極端子板7は、例えば、ニッケルめっき鋼板またはスズめっき鋼板を所定の寸法、形状にプレス成形することにより得られる。
負極集電体6の胴部6aは、その軸方向がX方向と略平行になるように、ゲル状負極3の中心部に所定の長さだけ挿入されている。胴部6aのX方向に垂直な断面は、略円形状である。
真鍮の溶出を効果的に抑制するためには、少なくとも負極集電体の胴部の表面から0.2mmまでの深さの領域で、平均結晶粒子径が、0.015mm以上であることが好ましい。
電池の過放電時の耐漏液性向上および生産性向上の観点から、真鍮の平均結晶粒子径は、好ましくは0.030mm以上であり、より好ましくは0.045mm以上である。真鍮の平均結晶粒子径は最大で0.1mm程度である。
偏光顕微鏡等で、胴部6aの軸方向Xに垂直な断面像を得る。表面から所定深さ(例えば、表面から深さ0.03〜0.2mm)までの領域を設定し、その領域内の任意の位置に所定長さP(例えば、50〜100μm)の線分を描く。この線分によって完全に区切られる結晶粒子の数Qを求める。そして、下記式より結晶粒子径Rを求める。
結晶粒子径R=線分の長さP/結晶粒子数Q
この作業を複数回(例えば、5〜10回)繰り返し実施し、それぞれ結晶粒子径Rを求める。その平均値を、平均結晶粒子径とする。
集電性および強度の観点から、真鍮は、亜鉛を30〜40重量%を含むのが好ましい。真鍮の亜鉛含有量が30重量%未満であると、真鍮の機械的強度が低下し、負極集電体が過度に曲がり易くなり、生産性が低下する。また、コストが高くなる。真鍮の亜鉛含有量が40重量%を超えると、真鍮が脆くなり、加工性が低下する。
(胴部6aのゲル状負極へ挿入される部分の長さ)/(胴部6aの全長)は、0.72〜0.86が好ましい。(胴部6aのゲル状負極へ挿入される部分の長さ)/(ゲル状負極の充填高さ)は、0.72〜0.86が好ましい。これにより、負極集電体6のゲル状負極3内に挿入される部分において、ゲル状負極3と負極集電体6とが十分に接触し、良好な集電効果が得られる。
(1)真鍮からなる釘型成形体を得る工程と、
(2)前記成形体を300℃以上に加熱する工程と、
(3)前記工程(2)の後、前記成形体を10℃/秒以下の速度で冷却し、前記真鍮の平均結晶粒子径が0.015mm以上である負極集電体を得る工程と、
を含む。
工程(2)および(3)は、非酸化性雰囲気(例えば、アルゴン等の不活性ガス雰囲気)で実施するのが好ましい。
工程(2)は、真鍮を再結晶させるために実施する。
成形体の変形を防ぐため、工程(2)の加熱温度は400℃以下が好ましい。
工程(3)では、成形体を室温まで冷却するのが好ましい。生産性の観点から、工程(3)の冷却速度は0.5℃/秒以上が好ましい。工程(3)の冷却速度は、より好ましくは0.5〜3.3℃/秒、特に好ましくは0.5〜1.7℃/秒である。
保護層の厚みは、0.03〜2μmが好ましい。保護層の厚みが0.03μm未満であると、電池未使用時に集電体からの水素ガス発生により漏液し易くなる。保護層が錫を含む場合、保護層の厚みが2μm超であると、過放電時に錫が溶出し、亜鉛の水素発生過電圧が低下し、水素ガスが発生し易くなる。保護層がインジウムおよびビスマスの少なくとも一方を含む場合、保護層の厚みが2μm超であると、コスト低減が困難となる。
連絡部は、所定の安全弁として機能する薄肉部5cを有する。電池内圧が異常に上昇した時に、ガスケット5の連絡部に設けられた薄肉部5cが破断し、負極端子板7の孔7aより外部にガスを放出させることができる。
ガスケット5は、例えば、ナイロンまたはポリプロピレンを所定の寸法、形状に射出成形することにより得られる。
さらに、ゲル状負極の耐食性を改善するためには、亜鉛合金は、50〜500ppmのインジウム、30〜200ppmのビスマス、および150〜500ppmのアルミニウムを含むのが、より好ましい。
Cn/Cpが小さいほど、放電時の負極活物質の利用率は向上し、放電末期の未反応の亜鉛量が減少し、ゲル状負極からのガス発生量が減少する。ゲル状負極からのガス発生を大幅に抑制するには、Cn/Cpは1.10以下であり、小さいほど好ましい。ただし、Cn/Cpが0.95未満であると、正極活物質利用率が低くなりすぎて、放電性能が低下する場合がある。
《実施例1〜9および比較例1〜2》
下記の手順により、図1の単3形アルカリ乾電池(LR6)を作製した。
銅65重量%および亜鉛35重量%を含む真鍮線条(サンエツ金属(株)製)をプレス加工して、釘型成形体(全長:38.0mm、胴部の直径:1.15mm)を得た。
得られた成形体を非酸化性雰囲気にて300℃で10分間加熱した。その後、成形体を25℃になるまで、徐々に冷却した。このとき、成形体を冷却する速度を表1に示す値に変えた。このようにして、平均結晶粒子径の異なる負極集電体を得た。
その後、めっき法により、負極集電体の表面に錫層(厚さ1.5μm)を形成した。
(a)前処理
負極集電体を包囲するエポキシ樹脂を硬化させ、負極集電体をエポキシ樹脂硬化物に埋め込んだ。硬化物とともに、負極集電体の胴部を、その軸方向と垂直な方向に切断した。その切断面を研磨紙およびバフを用いて研磨し、鏡面状態とした。
硬化物から露出する負極集電体の切断面をエッチング液に10秒程度浸漬し、その切断面を化学処理した後、十分水洗した。エッチング液には、アンモニア水(29重量%)と、水と、過酸化水素水(33重量%)とを、1:1:0.02の重量比で混合したものを用いた。その後、乾燥し、水分を除去した。
偏光顕微鏡(Nicon(株)製、Metaphont)にて、切断面の像を得た。
切断面の所定領域における任意の位置に、長さ100μmの線分を描いた。所定領域は、負極集電体の表面から深さ0.2mmまでの間の領域すなわち、切断面における最外周から内周側にかけて0.2mm幅のリング状の領域とした。この線分により完全に区切られる結晶粒子の数をカウントした。(100μm/結晶粒子数)の値を粒子径として求めた。上記の作業を5回繰り返し実施し、その平均値を平均結晶粒子径とした。
二酸化マンガン粉末(平均粒径:35μm)と黒鉛粉末(平均粒径:10μm)とを92.8:6.2の重量比で混合した。そして、この混合物と、アルカリ電解液とを、99:1の重量比で混合し、充分に攪拌した後、圧縮成形してフレーク状の造粒合剤を得た。正極ペレット作製用のアルカリ電解液には、水酸化カリウム水溶液(KOH濃度:35重量%、ZnO濃度:2重量%)を用いた。
ついで、フレーク状の造粒合剤を粉砕して顆粒状とし、これを篩によって分級し、10〜100メッシュのものを中空円筒状に加圧成形して、正極ペレットを得た。
負極活物質として亜鉛合金粉末(平均粒径:170μm)と、アルカリ電解液としてアルカリ水溶液と、ゲル化剤としてポリアクリル酸ナトリウム粉末とを、63.9:35.4:0.7の重量比で混合し、ゲル状負極3を得た。亜鉛合金には、50ppmのAl、150ppmのBi、および200ppmのInを含む亜鉛合金を用いた。ゲル状負極作製用のアルカリ電解液には、水酸化カリウム水溶液(KOH濃度:35重量%、ZnO濃度:2重量%)を用いた。
6、12−ナイロンを所定の寸法、形状に射出成型してガスケット5を得た。ニッケルめっき鋼板(厚み0.4mm)を所定の寸法、形状にプレス加工して負極端子板7を得た。負極端子板7の中央の平坦部に負極集電体6の頂部6bを電気溶接した後、負極集電体6の胴部6aをガスケット5の中央の貫通孔に圧入して、封口ユニット9を作製した。
正極ペレットを、電池ケース1内に2個挿入し、加圧治具により正極ペレットを加圧して電池ケース1の内壁に密着させ、正極合剤2(10.4g)を得た。正極合剤2内側に有底円筒形のセパレータ4(厚み250μm)を配置した。セパレータ4内にアルカリ電解液(1.45g)を注入した。注液用のアルカリ電解液には、水酸化カリウム水溶液(KOH濃度:35重量%、ZnO:2重量%)を用いた。
なお、正極合剤2の容量Cpは2.741Ahであった。ゲル状負極3の容量Cnは3.134Ahであった。すなわち、Cn/Cpは1.14であった。
(1)封口ユニットの組立て試験
各負極集電体を45000個ずつ準備した。これらの負極集電体を用いて封口ユニットを組立てた。このとき、封口ユニット組立て時における、ガスケットの貫通孔への負極集電体の圧入時に、負極集電体の先端が貫通孔に挿入されずに、負極集電体の胴部が曲がった数をカウントし、封口ユニット構成時の不良発生率を求めた。これは、負極集電体の先端がガスケットの貫通孔の周辺に当たり、曲がりを生じる際、微小な曲がりが矯正されることなく、この状態で負極集電体の胴部がガスケットに押し付けられることにより起こる。
上記で作製した電池を2個準備した。2個の電池を直列に接続した組電池に10Ωの抵抗を接続し、組電池を20℃環境下で放電させた。放電時の各電池の閉路電圧を監視した。3日経過後、抵抗を取り外した。転極した電池を取り出し、45℃の恒温槽中にて1週間保存した。保存時に発生したガス量を水上置換法により測定した。
評価結果を表1に示す。
負極集電体の平均結晶粒子径が0.030mm以上である実施例4〜9の電池では、過放電時のガス発生量がより減少した。特に、負極集電体の平均結晶粒子径が0.045mm以上である実施例7〜9の電池では、過放電時のガス発生量が大幅に減少した。
実施例4〜9の電池に用いられる、平均結晶粒子径が0.030mm以上の負極集電体では、不良発生率がより低下した。特に、実施例7〜9の電池に用いられる、平均結晶粒子径が0.045mm以上の負極集電体では、不良が発生しなかった。
負極集電体の胴部の径を変えた以外、実施例1と同様の方法により電池を作製した。上記と同様の方法により過放電時のガス発生量を求めた。
評価結果を表2に示す。
負極活物質に表3に示す組成の亜鉛合金を用いた以外、実施例1と同様の方法により電池を作製した。上記と同様の方法により過放電時のガス発生量を求めた。
20℃環境下にて、3.9Ωの負荷で5分間放電した。この放電を1日あたり1回実施した。電池の閉路電圧が0.9Vに達するまで、上記放電を繰り返し実施した。そして、電池の閉路電圧が0.9Vに達するまでの放電時間の合計を求めた。放電時間を、実施例2の放電時間を100として指数として表した。放電性能指数が80以上であれば、放電性能は良好であると判断した。
評価結果を表3に示す。
負極容量/正極容量(Cn/Cp)の比を変えた。具体的には、表4に示すように、正極合剤中の二酸化マンガン量を一定にし、ゲル状負極中の亜鉛合金量を変えた。これ以外は、実施例1と同様の方法により電池を作製した。上記と同様の方法により過放電時のガス発生量を求めた。
20℃の環境下にて、電池の閉路電圧が0.9Vに達するまで、10Ωの負荷で連続放電した。その時の放電時間を求めた。放電時間を、実施例2の放電時間を100とした指数として表した。放電性能指数が80以上であれば、放電性能は良好であると判断した。
評価結果を表4に示す。
2 正極合剤
3 ゲル状負極
4 セパレータ
5 ガスケット
6 負極集電体
7 負極端子板
8 外装ラベル
9 封口ユニット
Claims (10)
- 正極活物質を含む中空円筒状の正極合剤と、
前記正極合剤の中空部内に充填され、負極活物質を含むゲル状負極と、
前記正極合剤と前記ゲル状負極との間に配されるセパレータと、
前記ゲル状負極に挿入される負極集電体と、
前記負極集電体と電気的に接続される負極端子板と、
電解液と、
を具備するアルカリ乾電池であって、
前記負極集電体は、平均結晶粒子径が0.015mm以上の真鍮からなり、
前記真鍮が亜鉛を30〜40重量%含むことを特徴とするアルカリ乾電池。 - 前記真鍮の平均結晶粒子径が0.030mm以上0.1mm以下である請求項1記載のアルカリ乾電池。
- 前記真鍮の平均結晶粒子径が0.045mm以上0.1mm以下である請求項1記載のアルカリ乾電池。
- 前記負極集電体は釘型であり、前記ゲル状負極に挿入される略円柱状の胴部、および前記胴部の一方の先端に設けられた頂部を有し、
前記頂部は、前記負極端子板に溶接されており、
前記胴部の径は、0.95〜1.35mmである請求項1〜3のいずれかに記載のアルカリ乾電池。 - 前記真鍮は、亜鉛30〜40重量%、任意成分としての錫、燐およびアルミニウムからなる群より選択される少なくとも1種0.05〜3重量%、並びに残部の銅および不可避不純物からなる請求項1〜4のいずれかに記載のアルカリ乾電池。
- 前記正極活物質は、二酸化マンガンおよびオキシ水酸化ニッケルの少なくとも一方を含む請求項1〜5のいずれかに記載のアルカリ乾電池。
- 前記負極活物質は、亜鉛または亜鉛合金を含む請求項1〜6のいずれかに記載のアルカリ乾電池。
- 前記亜鉛合金は、Alを150〜500ppm含む請求項7記載のアルカリ乾電池。
- 前記正極合剤の容量Cpに対する前記ゲル状負極の容量Cnの比:Cn/Cpは、0.95〜1.10である請求項1〜8のいずれかに記載のアルカリ乾電池。
- (1)亜鉛30〜40重量%を含む真鍮からなる釘型成形体を得る工程と、
(2)前記成形体を300℃以上に加熱する工程と、
(3)前記工程(2)の後、前記成形体を10℃/秒以下の速度で冷却し、前記真鍮の平均結晶粒子径が0.015mm以上である負極集電体を得る工程と、
を含むアルカリ乾電池の製造方法。
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