JP4864139B2 - シートベルトリトラクタ - Google Patents

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Description

本発明は、自立慣性体式の加速度センサを用いたシートベルトリトラクタに関するものである。
車両に搭載されるシートベルト装置は、シートバック内のシートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトによって車両シートの乗員を拘束して車両衝突時等に乗員を保護するためのものである。シートベルトリトラクタは、車両衝突時等に水平方向に所定値より大きな加速度が作用すると、この加速度を加速度センサが検出して、シートベルトのロック機構を作動させ、これによりシートベルトを引き出し不能にする。加速度センサに使用される慣性体としては、ボールを使用したもの(特許文献1参照)や、自立慣性体を使用したもの(特許文献2参照)が知られている。
シートベルトリトラクタは、水平方向に作用する加速度を加速度センサにより検出して、ロック機構を作動させるものであるが、車両に加わる加速度の方向によって、加速度センサがロック機構を作動させる際の感度(ロック感度)が異なることがある。例えば、車両のシートバックに内蔵されるリトラクタは、シートバックのリクライニング角度に応じて加速度センサが揺動する構造になっているので、その揺動方向に加速度が生じた場合と、その揺動方向と直交する方向に加速度が生じた場合とで、ロック感度に差が出ることがある。また、加速度センサとロック機構の間に介在するレバー(作動部材)の形状や非ロック角度等の多様な条件に応じても、加速度の加わる方向によりロック感度に差が出る。
そのため、最もロック感度の鈍い方向の感度が敏感になるように、この感度を基準にして加速度センサの仕様を一様に決めると、ロック感度の鈍い方向と直交する方向のロック感度が過敏になってしまい、非ロック性能において早期ロックを生じるおそれが出てくる。
従来、加速度のかかる方向ごとにロック感度を調整できるようにしたものとして、特許文献1に記載の加速度センサでは、ボール型慣性体を用いて、ボールの受け面の傾斜角度を方向ごとに変えたものが知られている。
特開平10−157569号公報 特開2002−321595号公報
ところで、特許文献1に記載のボール型慣性体を用いた加速度センサでは、ボールの受け面の傾斜角度だけでなく、レバーの傾斜角度も設定する必要がある。また、特許文献2に記載の自立慣性体を用いた加速度センサでは、特にロック感度が加わる加速度の方向によって調整することについて考慮されていない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロック感度を全方向においてバランスよく揃えることのできる、自立慣性体型の加速度センサを用いたシートベルトリトラクタを提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1) 水平方向の加速度を検出する加速度センサと、
該加速度センサによって検出される加速度に応じて、シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、を備えたシートベルトリトラクタにおいて、
前記加速度センサは、
常時水平に保持される支持面を有するセンサケースと、
底面が前記支持面上に載置される略円柱形状を有し、自立した状態で前記センサケース内に格納され、所定以上の水平方向の加速度が加わった際に倒れる自立慣性体と、
該自立慣性体が倒れた際の動きで前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、 を有し、
前記センサケースの支持面と前記自立慣性体の底面とが面接触する接触領域の外形は、前記自立慣性体の中心軸線から該外形までの距離が、水平面内における第1の方向と、該第1の方向と直交する第2の方向において互いに異なるように設定されることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
(2) 前記センサケースは、前記支持面を常時水平に保持するように、前記第2の方向の軸線回りに傾動可能であり、
前記第1の方向における前記距離が前記第2の方向における前記距離より短く設定されることを特徴とする(1)に記載のシートベルトリトラクタ。
(3) 前記センサケースの支持面には、前記第1の方向におけるその両外周縁に逃げ溝が形成されることを特徴とする(1)又は(2)に記載のシートベルトリトラクタ。
(4) 前記支持面と前記逃げ溝との境界部分が凸曲面形状を有することを特徴とする(3)に記載のシートベルトリトラクタ。
(5) 水平方向の加速度を検出する加速度センサと、
該加速度センサによって検出される加速度に応じて、シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、を備えたシートベルトリトラクタにおいて、
前記加速度センサは、
常時水平に保持される支持面を有するセンサケースと、
前記センサケース内に自立した状態で前記支持面上に載置され、略円柱形状を有し、所定以上の水平方向の加速度が加わった際に倒れる自立慣性体と、
該自立慣性体が倒れた際の動きで前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、 を有し、
前記センサケースの支持面と前記自立慣性体の底面とが互いに面接触する接触領域の面内において、前記自立慣性体または前記センサケースの中心軸線まわりで隣り合う第1及び第2の位相を有し、前記中心軸線から該接触領域の周囲までの距離は、前記第1及び第2の位相において互いに異なるように設定されていることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
(6) 前記第2の位相に対して前記第1の位相と反対側に位置し、その角度範囲の二等分線が、前記第1の位相の角度範囲の二等分線と一致する第3の位相と、前記第1の位相と前記第3の位相との間に位置する第4の位相と、を備え、
前記第1及び第3の位相における前記中心軸線から該接触領域の周囲までの距離は、前記第2及び第4の位相における該距離より短く設定されることを特徴とする(5)に記載のシートベルトリトラクタ。
(7) 前記第1の位相の角度範囲は、180°以上であることを特徴とする(5)または(6)に記載のシートベルトリトラクタ。
(8) 前記第1の位相と前記第3の位相の角度範囲は、互いに異なることを特徴とする(6)または(7)に記載のシートベルトリトラクタ。
(9) 前記センサケースの支持面には、前記第1及び第3の位相の少なくとも一方における前記接触領域の周囲に逃げ溝が形成されることを特徴とする(5)〜(8)のいずれかに記載のシートベルトリトラクタ。
(10) 前記支持面と前記逃げ溝との境界部分が凸曲面形状を有することを特徴とする(9)に記載のシートベルトリトラクタ。
本発明のシートベルトリトラクタによれば、車両に所定以上の加速度が加わると、自立慣性体が倒れ、自立慣性体が倒れることで作動部材が動作して、ロック機構をロック側へ作動させ、それにより、シートベルトの引出動作がロックされる。ここで、センサケースの支持面と自立慣性体の底面とが面接触する接触領域の外形は、自立慣性体の中心軸線から外形までの距離が、水平面内における第1の方向と、第1の方向と直交する第2の方向において互いに異なるように設定される。これにより、自立慣性体は、当該距離が短い方向へ倒れやすくなる。従って、ロック感度が鈍感である方向において、ロック感度を敏感となるように修正したい場合、当該方向の上記距離を、それと直交する方向の距離よりも小さく設定しておくことにより、ロック感度を全方向でバランスよく揃えることができる。
また、本発明のシートベルトリトラクタによれば、センサケースの支持面と自立慣性体の底面とが互いに面接触する接触領域の面内において、自立慣性体またはセンサケースの中心軸線まわりで隣り合う第1及び第2の位相を有し、中心軸線から接触領域の周囲までの距離が、第1及び第2の位相において互いに異なるように設定される。これにより、自立慣性体は、当該距離が短い位相へ倒れやすくなる。従って、ロック感度が鈍感である位相において、ロック感度を敏感となるように修正したい場合、当該位相の上記距離を、他の位相の距離よりも小さく設定しておくことにより、ロック感度を全方向でバランスよく揃えることができる。
ここで、「接触領域」とは、センサケースの支持面、又は自立慣性体の底面の面内において、加速度を感知せず、自立慣性体が自立している時に互いに接触している部分を示す。また、「位相」とは、接触領域の面内で、中心軸線の通る中心から見て所定の中心角を有する扇形の領域を言う。
本発明の実施形態のシートベルトリトラクタの分解斜視図である。 同シートベルトリトラクタに利用されている加速度センサの一部構成図で、(a)は図1のII−II矢視断面図、(b)は図1のII´−II´矢視断面図である。 (a)は図2(a)の要部拡大図であり、(b)は図2(b)の要部拡大図であり、(c)はセンサケースの支持面と自立慣性体の底面との接触領域を説明するための図であり、(d)は、(c)の逃げ溝の変形例を説明するための図である。 逃げ溝の変形例を示し、(a)は図3(a)と対応する要部拡大図であり、(b)は図3(b)と対応する要部拡大図である。 (a)は接触領域の変形例を説明するための図であり、(b)は接触領域の他の変形例を説明するための図であり、(c)は接触領域のさらに他の変形例を説明するための図である。
符号の説明
10 シートベルトリトラクタ
15 ロック機構
20 加速度センサ
21 センサケース
22 自立慣性体
23 第1レバー(作動部材)
24 第2レバー(作動部材)
31 支持面
32,32a 逃げ溝
41 底面
以下、本発明の実施形態に係るシートベルトリトラクタについて図面を参照して詳細に説明する。
図1はシートベルトリトラクタの分解斜視図、図2は同シートベルトリトラクタに利用されている加速度センサの一部構成図で、(a)は図1のII−II矢視断面図、(b)は図1のII´−II´矢視断面図である。
シートベルトリトラクタ10は、リクライニング式シートのシートバック(図示せず)に取り付けられるもので、リトラクタフレーム11を備えており、リトラクタフレーム11には、シートベルト(図示せず)を巻き取るスピンドル12が回転可能に支持されている。
スピンドル12の軸方向の一端側には、スピンドル12をシートベルトの巻取り方向に付勢するリトラクタスプリング13が連結され、該リトラクタスプリング13は、カバー14に収容された状態でリトラクタフレーム11に取り付けられている。
スピンドル12の軸方向の他端側には、シートベルトの引出動作をロックするロック機構15と、車両に作用する加速度を検出し加速度に応じて前記ロック機構15を作動させる加速度センサ20とが設けられている。加速度センサ20は、センサケース21と、ケース21中に格納された自立慣性体22と、作動部材としての第1レバー23及び第2レバー24と、リトラクタフレーム11に固定され、センサケース21を傾動可能に支持するホルダー25と、を備える。なお、図中、符号16はベアリングプレートであり、17はセンサカバーである。
センサケース21は、スピンドル12の軸線方向(図1のX方向)に平行な水平軸線回り(即ち、後述する第2の方向の軸線回り)に傾動可能にホルダー25に取り付けられている。また、センサケース21には、下部にウェイトを有するホルダー部材26が取り付けられており、底部に形成された支持面31を、シートバックのリクライニング調整角度によらず、常時水平状態に保つようになっている。
図2に示すように、自立慣性体22は、底面41を有する小径部42と上部に案内面43を有する大径部44を備えた略円柱形状を有する。そして、自立慣性体22は、中心合わせした状態で、センサケース21の支持面31上に底面41を載せることで、自立した状態でセンサケース21内に格納されており、所定以上の水平方向の加速度が加わった際に、支持面31と底面41とが面接触する接触領域CA(図3(c)参照)の加速度方向の外形位置を支点にして、許容された範囲で倒れることができるようになっている。
第1レバー23は、センサケース21と一体にX方向の軸線回りに傾動すると共に、センサケース21に対して、スピンドル12の軸方向と直交する方向(Y方向)の軸線回りに傾動可能に支持されている。また、第2レバー24は、カバー25にX方向の軸線回りに傾動可能に支持されている。
これにより、第1レバー23は、自立慣性体22がいずれかの方向に倒れた際の動きで、自立慣性体22の案内面43と先端球面状の突部23aとの接触位置が変更されて傾動する。そして、傾動された第1レバー23は、第2レバー24の爪部24aを上に動かし、ロック機構15の歯部15aに噛み込ませて、ロック機構15をロック作動(ロックON)させるようになっている。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、センサケース21の支持面31と自立慣性体22の底面41が面接触する接触領域CAの外形は、自立慣性体22の中心軸線Oから外形までの距離が、水平面内における第1の方向(Y方向)と、第1の方向と直交する第2の方向(X方向)において互いに異なるように設定される。
具体的に、本実施形態では、センサケース21の支持面31に、第1の方向(Y方向)におけるその両外周縁に一対の逃げ溝32がX方向に沿って互いに平行に形成され、これにより、第1の方向(Y方向)における距離Aが第2の方向(X方向)における距離Bより短く設定される。
また、逃げ溝32は、感度を向上させたい方向の周方向に沿って、対称的に設けられても良い。例えば、図3(d)に例示されるように、Y方向を中心にプラスマイナス45度の角度範囲に形成されてもよい。この角度の範囲は、要求される仕様に応じて設計される。
一方、自立慣性体22の底面41は、外形が円形の平坦面である。従って、図3(c)や(d)に示す接触領域CAは、概ねセンサケース21の支持面31の形状となる。
従って、自立慣性体22は、センサケース21が傾動するロック感度が敏感なX方向に対してY方向に倒れやすくし、Y方向におけるロック感度を向上させることができる。なお、X方向とY方向のロック感度は、逃げ溝32の大きさや形状等によって調整される。
以上説明したように、本実施形態のシートベルトリトラクタ10によれば、車両に所定以上の加速度が加わると、自立慣性体22が倒れ、自立慣性体22が倒れることで第1レバー23、第2レバー24が動作して、ロック機構15をロック側へ作動させ、それにより、シートベルトの引出動作がロックされる。その際、センサケース21の支持面31と自立慣性体22の底面41とが面接触する接触領域CAの外形は、逃げ溝32を設けることで、自立慣性体22の中心軸線Oから外形までの距離が、水平面内における第1の方向(Y方向)と、第1の方向と直交する第2の方向(X方向)において互いに異なるように設定される。これにより、自立慣性体22は、当該距離が短い方向へ倒れやすくなる。
従って、ロック感度が鈍感である第1の方向(Y方向)において、ロック感度を敏感となるように修正したい場合、当該方向の上記距離を、それと直交する第2の方向(X方向)の距離よりも短く設定しておくことにより、早期ロックの発生を防止して、ロック感度を全方向でバランスよく揃えることができる。
また、本実施形態は、位相という観点で説明すれば、センサケース21の支持面31と自立慣性体22の底面41が面接触する接触領域CAの面内において、自立慣性体22またはセンサケース21の中心軸線Oまわりで隣り合う第1及び第2の位相P1、P2と、第2の位相P2に対して第1の位相P1と反対側に位置し、その角度範囲の二等分線S3が、第1の位相P1の角度範囲の二等分線S1と一致する第3の位相P3と、第1の位相P1と第3の位相P3との間に位置する第4の位相P4と、を備える。
この場合、センサケース21の支持面31に、第1及び第3の位相P1、P3における接続領域CAの周囲に逃げ溝32が形成されることになる。これにより、第1及び第3の位相P1、P3における中心軸線Oから接触領域CAの周囲までの各距離は、第2及び第4の位相P2、P4における距離Bより短く設定されており、自立慣性体22は、第1及び第3の位相P1、P3において、センサケース21が傾動するロック感度が敏感な第2及び第4の位相P2、P4に対して倒れやすくし、第1及び第3の位相P1、P3におけるロック感度を向上させている。
従って、ロック感度が鈍感である第1及び第3の位相P1、P3において、ロック感度を敏感となるように修正したい場合、当該位相P1、P3の上記距離を、第2及び第4の位相P2、P4の距離よりも短く設定しておくことにより、ロック感度を全方向でバランスよく揃えることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、逃げ溝32の形状は、上記実施形態のものに限定されるものでなく、例えば、図4に示す逃げ溝32aのように、支持面31との境界部分が凸曲面形状を有するであってもよい。この場合、自立慣性体22の倒れをスムーズに行わせることができる。
また、逃げ溝32によって構成される接触領域CAは、ロック感度に応じて種々変更可能である。即ち、図5(a)に示す変形例のように、センサケース21の支持面31の一箇所にのみ逃げ溝32を設け、接触領域CAの面内において、逃げ溝32が設けられた第1の位相P1における中心軸線Oから接触領域CAの周囲までの距離が、第1の位相に隣り合う第2の位相P2における距離より短くなるように設定されてもよい。
また、図5(b)に示す他の変形例のように、第1の位相P1と第3の位相P3の角度範囲は、互いに異なるように設定されてもよし、また、同図に示すように、第1の位相P1の角度範囲は、180°以上であるように設定されてもよい。
加えて、図5(c)に示す更に他の変形例のように、第2及び第4の位相に対応する逃げ溝32を有しない支持面41においても、スリット33を形成して、全体的なロック感度を向上するようにしてもよい。
また、本実施形態では、センサケース21の支持面31に一対の逃げ溝32を設けることによって、接触領域CAの中心軸線Oから外形までの距離が方向又は位相において異なるようにしているが、自立慣性体22が中心軸線O周りに回転しないように構成されている場合には、一対の逃げ溝32を設ける代わりに、自立慣性体22の底面41を部分的に面取りすることで、接触領域CAの中心軸線Oから外形までの距離が方向又は位相において異なるようにしてもよい。
なお、本出願は、2007年7月18日出願の日本特許出願(特願2007−187116)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

Claims (10)

  1. 水平方向の加速度を検出する加速度センサと、
    該加速度センサによって検出される加速度に応じて、シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、を備えたシートベルトリトラクタにおいて、
    前記加速度センサは、
    常時水平に保持される支持面を有するセンサケースと、
    底面が前記支持面上に載置される略円柱形状を有し、自立した状態で前記センサケース内に格納され、所定以上の水平方向の加速度が加わった際に倒れる自立慣性体と、
    該自立慣性体が倒れた際の動きで前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、 を有し、
    前記センサケースの支持面と前記自立慣性体の底面とが面接触する接触領域の外形は、前記自立慣性体の中心軸線から該外形までの距離が、水平面内における第1の方向と、該第1の方向と直交する第2の方向において互いに異なるように設定されることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  2. 前記センサケースは、前記支持面を常時水平に保持するように、前記第2の方向の軸線回りに傾動可能であり、
    前記第1の方向における前記距離が前記第2の方向における前記距離より短く設定されることを特徴とする請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  3. 前記センサケースの支持面には、前記第1の方向におけるその両外周縁に逃げ溝が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートベルトリトラクタ。
  4. 前記支持面と前記逃げ溝との境界部分が凸曲面形状を有することを特徴とする請求項3に記載のシートベルトリトラクタ。
  5. 水平方向の加速度を検出する加速度センサと、
    該加速度センサによって検出される加速度に応じて、シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、を備えたシートベルトリトラクタにおいて、
    前記加速度センサは、
    常時水平に保持される支持面を有するセンサケースと、
    前記センサケース内に自立した状態で前記支持面上に載置され、略円柱形状を有し、所定以上の水平方向の加速度が加わった際に倒れる自立慣性体と、
    該自立慣性体が倒れた際の動きで前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、 を有し、
    前記センサケースの支持面と前記自立慣性体の底面とが互いに面接触する接触領域の面内において、前記自立慣性体または前記センサケースの中心軸線まわりで隣り合う第1及び第2の位相を有し、前記中心軸線から該接触領域の周囲までの距離は、前記第1及び第2の位相において互いに異なるように設定されていることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  6. 前記第2の位相に対して前記第1の位相と反対側に位置し、その角度範囲の二等分線が、前記第1の位相の角度範囲の二等分線と一致する第3の位相と、前記第1の位相と前記第3の位相との間に位置する第4の位相と、を備え、
    前記第1及び第3の位相における前記中心軸線から該接触領域の周囲までの距離は、前記第2及び第4の位相における該距離より短く設定されることを特徴とする請求項5に記載のシートベルトリトラクタ。
  7. 前記第1の位相の角度範囲は、180°以上であることを特徴とする請求項5または6に記載のシートベルトリトラクタ。
  8. 前記第1の位相と前記第3の位相の角度範囲は、互いに異なることを特徴とする請求項6または7に記載のシートベルトリトラクタ。
  9. 前記センサケースの支持面には、前記第1及び第3の位相の少なくとも一方における前記接触領域の周囲に逃げ溝が形成されることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のシートベルトリトラクタ。
  10. 前記支持面と前記逃げ溝との境界部分が凸曲面形状を有することを特徴とする請求項9に記載のシートベルトリトラクタ。
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