JP4860422B2 - テスト支援装置、テスト支援方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

テスト支援装置、テスト支援方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明はテスト支援装置、テスト支援方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関し、特に、産業制御用システムの全体システムテスト検証に用いて好適な技術に関する。
アプリケーションプログラムの開発工程におけるシステムテストの一つに、開発したプログラムを実際の業務環境と同じ条件下で動作させたときに、開発プログラム自身が正常に動作して、しかも他のプログラムに何ら問題が発生しないことを検証する運転テストがある。そして、前記運転テストを行った結果、特に問題が発生しないと判断されると、前記開発プログラムを、既に稼動している実際の業務システム(以下、本番系システムと称する)に組み込んだり、前記本番系システムと置き替えたりするようにしていた。
近年、企業等では業務において扱われる電子情報の重要性が高まっていることから、時間に関係なく前記電子情報の送受信が行われている。しかしながら、日常の企業活動を支える基本的な業務を処理する基幹系システムの本番系システムは、一時的な中断や送受信の誤りがあってはならず、各部門または各部署との間で電子情報のやり取りが常時円滑に送受信されるように構成されているのが一般的である。
そのため、開発プログラムの運転テストを行う際には、前記本番系システムに及ぼす様々な影響を最小限に抑えることが要求される。このような要求に応えるようにするため、本番系システムの正常な稼動を停止することなく、前記運転テストを行うようにしていた。
すなわち、本番系システムの稼動を前提にして、開発したプログラムが正常に動作することを検証するシステム(以下、テスト系システムと称する)を動作させて、いわゆる本番系システムとテスト系システムとの並行運転テスト(パララン)を実施するようにしていた。
例えば、特許文献1に記載のテスト支援装置においては、本番系システムからの通信パケットとテスト機器からの通信パケットとの差異を出力する差異データ出力手段をキャプチャー機器内に備えるようにして、前記差異データ出力手段の出力結果に基づいて、本番系システムとテスト機器との同一性或いはテスト機器の機能の確認を容易に行うことができるようにしている。
また、本番系システムにおける既設計算機を老朽更新するために新設計算機に置き換える際に、本番系システムで用いられるものと同一の情報を用いて、新設計算機の運転テストを行うことができるように様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献2に記載のテスト支援装置においては、既設計算機から出力された通信内容及び通信時刻と、既設計算機と同一の通信パケットである通信パケットが入力された新設計算機から出力された通信内容及び通信時刻とを比較して一致度を判定するようにして、新設計算機における応答性を含めて運転テストの検証を行うことができるようにしている。
また、特許文献3に記載のテスト支援装置においては、本番系システムで稼動している既設計算機から出力された通信パケットと、新設計算機から出力された通信パケットとを比較した結果、各計算機から出力された通信パケットが一致せずに異なっていた場合に、新設計算機の動作履歴を自動的に保存するようにして、新設計算機内のアプリケーションの不具合を確実に検出するとともに、その不具合の原因までも追求することができるようにしている。
特開2005−73043号公報 特開2005−322157号公報 特開2005−293053号公報
しかしながら、前述した特許文献2、3に記載のテスト支援装置を用いた並行運転テストの検証は、既設計算機及び新設計算機における操業に係わる運転条件(例えば、操業、設備の条件)が同一であることを前提としており、操業に係わる運転条件が既設計算機と新設計算機とで異なっている場合には、並行運転テストの検証を行うことが考慮されていなかった。
本発明は前述の問題点に鑑み、操業に係わる運転条件が既設計算機とは異なる新設計算機の並行運転テストの検証を行うことができるようにすることを目的としている。
本発明のテスト支援装置は、上位計算機システム及び下位計算機システムと伝文をやり取りしながら本番系システムで稼動している既設計算機と、前記既設計算機から置き換えて稼動させる新設計算機とを用いた並行運転テストを支援するテスト支援装置であって、前記既設計算機に前記上位計算機システム及び下位計算機システムから入力される伝文である入力データ、及び前記既設計算機から出力される伝文である出力データを、検証対象データとして入力するデータ入力手段と、前記検証対象データに含まれる項目の数値を前記新設計算機における操業に係わる運転条件に合致した数値に変換するためのデータ変換仕様を、ユーザによる入力装置の操作に応じて作成するデータ変換定義作成手段と、前記データ変換定義作成手段によって作成されたデータ変換仕様と、前記データ入力手段によって入力された検証対象データとを解析し、前記検証対象データの変換方法を決定するデータ解析変換決定手段と、前記データ入力手段によって入力された検証対象データを、前記データ解析変換決定手段によって決定された変換方法に基づいて、前記新設計算機で用いられる操業に係わる運転条件に合致する変換検証データ及び検証用の変換データに変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段によって変換された変換検証データを前記新設計算機に出力するデータ出力手段と、前記新設計算機から出力された並行運転データと、前記データ変換手段によって変換された検証用の変換データとの比較検証を行う検証手段とを有することを特徴とする。
本発明のテスト支援方法は、上位計算機システム及び下位計算機システムと伝文をやり取りしながら本番系システムで稼動している既設計算機と、前記既設計算機から置き換えて稼動させる新設計算機とを用いた並行運転テストを支援するテスト支援方法であって、前記既設計算機に前記上位計算機システム及び下位計算機システムから入力される伝文である入力データ、及び前記既設計算機から出力される伝文である出力データを、検証対象データとして入力するデータ入力ステップと、前記検証対象データに含まれる項目の数値を前記新設計算機における操業に係わる運転条件に合致した数値に変換するためのデータ変換仕様を、ユーザによる入力装置の操作に応じて作成するデータ変換定義作成ステップと、前記データ変換定義作成ステップにおいて作成したデータ変換仕様と、前記データ入力ステップにおいて入力した検証対象データとを解析し、前記検証対象データの変換方法を決定するデータ解析変換決定ステップと、前記データ入力ステップにおいて入力した検証対象データを、前記検証対象データの変換方法に基づいて、前記新設計算機で用いられる操業に係わる運転条件に合致する変換検証データ及び検証用の変換データに変換するデータ変換ステップと、前記データ変換ステップにおいて変換した変換検証データを前記新設計算機に出力するデータ出力ステップと、前記新設計算機から出力された並行運転データと、前記データ変換ステップにおいて変換した検証用の変換データとの比較検証を行う検証ステップとを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、前記のテスト支援方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記憶媒体は、前記のコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、既設計算機に入力される入力データと、前記既設計算機から出力される出力データとを検証対象データとして入力し、前記入力された検証対象データを、新設計算機で用いられる操業に係わる運転条件に合致する変換検証データ及び検証用の変換データに変換し、前記変換された変換検証データを前記新設計算機に出力するとともに、前記新設計算機から出力された並行運転データと、前記データ変換手段によって変換された検証用の変換データとの比較検証を行うようにしたので、運転条件が既設計算機と異なる操業に用いられる新設計算機の並行運転テストの検証を行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態におけるテスト支援システムの概略構成例を示す図である。
図1に示すように、テスト支援装置10は、既設計算機11が上位計算機システム13及び下位計算機システム14と伝文をやり取りする制御用計算システムにおいて、既設計算機11を新設計算機12に更新する場合に、その新設計算機12の機能検証を行うために利用されるものである。
図1において、10はテスト支援装置であり、上位計算機システム13または下位計算機システム14から既設計算機11に入力される受信データと、上位計算機システム13または下位計算機システム14に既設計算機11から出力される送信データとをパラ取りし、新設計算機12に対応するデータに変換して、その変換された受信データを新設計算機12に送信する。これらの送受信データは、並行運転テストの検証を行うデータとして、例えば、図3に示すような伝文を複数含む伝文ファイルで構成されている。
ここで、伝文とは、図3に示すように、複数のデータ項目を含むデータのことである。プロセスコンピュータ等の上位計算機システム13と既設計算機11との間では、例えば、上位伝送として、装入量計算情報伝文、TPC払出し情報伝文、主原料情報伝文、吹錬開始情報伝文、吹錬終了情報伝文、出鋼開始情報伝文、出鋼完了情報伝文、取鍋リアル情報伝文、吹錬実績I伝文、吹錬実績II伝文・・・、といった名称の上位伝文がやり取りされる。各伝文には複数のデータ項目が含まれており、例えば、TPC払出し情報伝文には、レングス、スタートコード、FILLER、制御フィールド、予備、相手先、送信元、情報種類、ブロック順・・等、といった名称のデータ項目が含まれている。
同様に、電気計装等の下位計算機システム14と既設計算機11との間では、例えば、下位伝送として、EI−GW立上げ完了伝文、P/C画面リクエスト情報伝文、副原料次チャージ伝送要求伝文、ステータス情報伝文、サブランス測定情報伝文、吹錬実績伝文、ランスハイト実績伝文、SSCランスハイト実績伝文、副原料投入実績伝文、OB実績情報伝文・・・、といった名称の下位伝文がやり取りされる。各伝文には複数のデータ項目が含まれており、例えば、P/C画面リクエスト情報伝文には、レングス、スタートコード、FILLER、制御フィールド、予備、相手先、送信元、情報種類、ブロック順・・・、といった名称のデータ項目が含まれている。
図2は、本実施形態におけるテスト支援装置10の機能構成例を示すブロック図である。
図2において、201はデータ入力部であり、前述したように、上位計算機システム13または下位計算機システム14から既設計算機11に入力される受信データaと、上位計算機システム13または下位計算機システム14に既設計算機11から出力される送信データbとをパラ取りして入力する。具体的には、上位計算機システム13または下位計算機システム14と既設計算機11との間にハブ20を設けて、同じデータがテスト支援装置10に転送できるようにする。そして、入力された受信データa及び送信データb(以下、検証対象データとする)はデータ変換仕様記憶部204に一時格納される。
202は入力装置であり、例えば、キーボード、マウス等から構成される。203はデータ変換定義作成部であり、入力装置202から入力された信号に基づいて、新設計算機12におけるどの操業・設備条件に変換すべきかを紐付けてデータ変換仕様を作成する。そして、作成されたデータ変換仕様は、データ変換仕様記憶部204に格納される。
具体的な流れとしては、表示制御部205がデータ変換仕様記憶部204に記憶された検証対象データから1つの伝文を読み出し、そして、図3に示すような伝文種別、伝文内データ項目、及び各データ項目別のデータ定義表を表示装置206に表示する。ユーザは、表示装置206に表示された内容を参照しながら入力装置202を用いて必要な事項を入力する。そして、データ変換定義作成部203は、入力装置202から入力された信号に基づいて、データ変換仕様を作成する。
図3は、表示装置206に表示される伝文のデータ定義表の一例を示す図である。
画面左側の欄301には、検証対象データ(伝文ファイル)の中からユーザにより選択された伝文が表示される。伝文の内容としては、No.(アドレス)、データ項目名称、単位、及びデータ仕様・説明が表示される。
画面右側の欄302には、データ定義表が表示され、ユーザは、入力装置202を使用して、各項目について入力できるようにしている。図3に示す例では、伝文長、伝文種別、鍋溶鋼重量、TD重量計ヘルシー、及びモールド湯面レベルについてユーザにより変換が要求されている。
例えば、アドレスNo.11の「鍋溶鋼重量」については、ユーザによりデータ変換式において「=*0.5」が入力されている。これは、新設計算機12で用いられる設備においては、鍋溶鋼の重量が半分のものを使用するため、このように重量が半分に設定されている。
また、図3には示していないが、新設計算機12の操業・設備条件に対応させるために、イベントを発生するように設定することもできる。例えば、既設計算機11と新設計算機12との設備において、鋳片が通過することを検知するセンサーの位置が異なる場合もある。この場合、鋳片がセンサーを通過する時間が異なるため、時間調整を行うイベントを発生させる。
一方、操業・設備条件が同じでありデータの変換が必要でない場合は、データ変換定義作成部203は、データ変換仕様をすべてブランクにして作成する。なお、ブランクのデータ変換仕様を作成せず、「操業・設備条件が同じであるため、変換を行わない」という旨の信号をデータ解析・変換決定部207に送るようにしてもよい。
207はデータ解析・変換決定部であり、データ変換仕様記憶部204に格納された検証対象データと、データ変換仕様とを読み出し、これらを紐付けて伝文内における変換すべきデータ項目を解析し、変換方法を決定する。
208はデータ変換部であり、データ解析・変換決定部207において決定された変換方法に基づいて、最終的に新設計算機12に合致した伝文に変換する。なお、データ変換部208は、後述する条件変換部209と形式変換部210とから構成されている。
条件変換部209は、データ解析・変換決定部207において決定された変換方法に基づいて新設計算機12の操業・設備条件に合致させるための変換を行う。例えば、図3において、データ変換定義作成部203において作成されたデータ変換仕様で「鍋溶鋼重量」に「=*0.5」が設定されている場合は、鍋溶鋼の重量が半分になるように伝文が変換される。また、アドレスNo.57〜60については、新設計算機12の操業・設備条件においては不必要であるため、アドレスNo.57〜60は削除される。
形式変換部210は、条件変換部209において変換された条件変換データを新設計算機12で用いられるプログラム形式(例えば、アドレスの順序など)に合致させるための変換を行う。図4は、形式変換部210において変換された後の伝文の一例を示す図である。
例えば、図3において、既設計算機11においては「伝文長」のデータ項目はNo.(アドレス)が「1」であるのに対し、新設計算機12においては、図4に示すように「伝文長」のデータ項目はNo.(アドレス)が「4」に変換されている。このように新設の計算機システムで用いられる伝文のアドレスが異なる場合であっても対応できるようにしている。
以上のように、形式変換部210において条件変換データが変換されると、新設計算機12に対応した受信データa′(変換検証データ)及び送信データb′(検証用の変換データ)が生成される。なお、変換後の送信データb′は、後述する検証部213において並行運転テストの検証を行うために、出力データ記憶部212に格納される。
211はデータ出力部であり、形式変換部210において変換された受信データa′を新設計算機12に出力する。そして、新設計算機12は、テスト支援装置10のデータ出力部211から出力された受信データa′を入力し、所定の処理を行って、テスト支援装置10に並行運転データb″を出力する。出力された並行運転データb″は、検証部213において並行運転テストの検証を行うために、出力データ記憶部212に格納される。
213は検証部であり、出力データ記憶部212に格納されている送信データb′(既設計算機11により処理された伝文ファイル)と、並行運転データb″(新設計算機12により処理された伝文ファイル)とを読み出す。そして、表示制御部205は、検証部213によって読み出されたデータ(伝文ファイル)を表示装置206に表示させる。
また、検証部213は、紐付け部214において、出力データ記憶部212から読み出した送信データb′及び並行運転データb″における入出力伝文、伝文名称、及びデータ項目名称を紐付ける。そして、比較チェック部215において、指定された伝文に含まれるデータ項目ごとに既設計算機11及び新設計算機12におけるデータ値を比較する。
図5は、本実施形態のテスト支援装置10における処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS501において、データ入力部201は、上位計算機システム13または下位計算機システム14から既設計算機11に入力される受信データa(伝文ファイル)と、既設計算機11から上位計算機システム13または下位計算機システム14に出力される送信データb(伝文ファイル)とをパラ取りして入力する。そして、データ変換仕様記憶部204は、これらのデータ(伝文ファイル)を格納する。
次に、ステップS502において、データ解析・変換決定部207は、データ変換定義作成部203において作成され、データ変換仕様記憶部204に格納されたデータ変換仕様に何らかの定義がされているか否かを判断する。この判断の結果、データ変換仕様に何らかの定義がされている場合は、ステップS503に進む。
一方、ステップS502の判断の結果、データ変換仕様がブランクである場合(または「操業・設備条件が同じであるため、変換を行わない」という旨の信号を受け取っている場合)は、ステップS506に進み、データ解析・変換決定部207は、操業・設備条件は同じであるが、既設計算機11と新設計算機12とで用いられる伝文の形式に違いがあり、アドレスNo.等の変更が必要であるか否かを判断する。
この判断の結果、アドレスNo.等の変更が必要である場合は、ステップS505に進む。一方、ステップS506の判断の結果、アドレスNo.等の変更が必要ない場合は、送信データbを出力データ記憶部212に格納し、ステップS507に進む。
次に、ステップS503において、データ解析・変換決定部207は、データ変換仕様記憶部204に格納された検証対象データと、データ変換仕様とを読み出し、これらを紐付けて伝文内における変換すべきデータ項目を解析し、変換方法を決定する。
次に、ステップS504において、条件変換部209は、データ解析・変換決定部207において決定された変換方法に基づいて、新設計算機12の操業・設備条件に合致させた条件変換データに変換する。
次に、ステップS505において、形式変換部210は、条件変換部209において変換された条件変換データを新設計算機12で用いられるプログラム形式に合致させるための変換を行う。そして、変換された送信データb′を出力データ記憶部212に格納する。
次に、ステップS507において、データ出力部211は、データ変換部208において変換された受信データa′(変換していない場合は受信データa)を新設計算機12に出力する。そして、ステップS508において、検証部213は、新設計算機12で処理された並行運転データb″が入力されて出力データ記憶部212に格納されているか否かを判断する。この判断の結果、まだ並行運転データb″が入力されていない場合は、入力されるまで待機する。
一方、ステップS508の判断の結果、並行運転データb″が入力された場合は、ステップS509において、検証部213は、出力データ記憶部212から、データ変換部208において変換された送信データb′と、新設計算機12から出力された並行運転データb″とを読み出し、両者の比較検証を行い、処理を終了する。
図6には、テスト支援装置10の表示装置206に表示される画面の一例を示す。この画面において、伝文読出し部602では伝文ファイルを指定する。新設計算機12の機能検証を行う場合は、新設計算機12の並行運転データb″(伝文1ファイル)と、既設計算機11の送信データb′(伝文2ファイル)とを指定する。なお、2つの伝文ファイルを指定できるが、比較検証でなく、既設計算機11或いは新設計算機12いずれかにおける入出力伝文を確認したいような場合は、1つの伝文ファイルだけを指定することも可能である。
時刻設定部603では検索開始時刻、検索終了時刻を入力設定する。なお、検索開始時刻及び検索終了時刻は、両方を設定することも、いずれかのみを設定することも、設定なしとするも可能である。
このようにして伝文ファイルの指定、時刻設定を行った後、「伝文1読出し」ボタン604を押下すると、表示エリア605には、新設計算機12における入出力伝文に伝文名称が紐付けられた状態で一覧表示される(伝文一覧)。具体的には、時刻設定部603で設定された期間内に新設計算機12で受信(RECV)した伝文と、送信(SEND)した伝文とが、伝文名称やメッセージNo.や送受信時刻とともに一覧表示される。
同様に、「伝文2読出し」ボタン606を押下すると、表示エリア607には、既設計算機11における入出力伝文に伝文名称が紐付けられた状態で一覧表示される。
ここで、図6に示したように、表示エリア605に新設計算機12の伝文一覧が表示され、かつ、表示エリア607に既設計算機11の伝文一覧が表示された状態で、これら表示エリア605、607において比較したい伝文を選択指定することができる。図示例では、表示エリア605、607の伝文一覧から伝文「合金秤量プリセット」が選択指定されている。
図示例では表示エリア605、607の伝文「合金秤量プリセット」の送信時刻は一致しているが、新旧の計算機システムでは処理能力(処理速度)に差があるので、時刻を基準にすると、意図しない伝文を比較してしまうことにもなりかねない。それに対して、本実施形態では、伝文名称が紐付けられた状態で一覧表示されているので、伝文名称や前後の伝文との関係から、意図しない伝文を比較してしまう不都合を避けることができる。
このようにして比較したい伝文を選択指定した後、「伝文比較/表示」ボタン608を押下すると、図7に示すように、伝文「合金秤量プリセット」に含まれるデータ項目ごとに、データ項目名称、型、単位、バイト数、新設計算機12におけるデータ値(伝文1)、既設計算機11におけるデータ値(伝文2)が一覧表示される。さらに、比較チェック部215による比較の結果として、伝文1と伝文2とでデータ値の異なるデータ項目については「NG」の文字701が付記される(伝文比較一覧)。
以上のように本実施形態においては、テスト支援装置10において、既設計算機11とやり取りしている送受信データをパラ取りし、パラ取りした送受信データをデータ変換部208において、新設計算機12の操業・設備条件に合致させるための変換を行い、変換した受信データを新設計算機12に出力するようにしたので、操業・設備条件が異なる場合であっても並行運転テストの検証を行うことができる。
(本発明に係る他の実施形態)
なお、以上述べた実施形態のテスト支援装置10は、具体的にはコンピュータシステム或いは装置により構成されるものである。したがって、前述した機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
本発明の実施形態におけるテスト支援システムの概略構成例を示す図である。 本発明の実施形態におけるテスト支援装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態において、表示装置に表示される伝文のデータ定義表の一例を示す図である。 本発明の実施形態において、新設計算機システムに対応した伝文の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるテスト支援装置による処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるテスト支援装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態において、比較検証を行った結果の画面の一例を示す図である。
符号の説明
10 テスト支援装置
11 既設計算機
12 新設計算機
13 上位計算機システム
14 下位計算機システム
20 ハブ
201 データ入力部
202 入力装置
203 データ変換定義作成部
204 データ変換仕様記憶部
205 表示制御部
206 表示装置
207 データ解析・変換決定部
208 データ変換部
209 条件変換部
210 形式変換部
211 データ出力部
212 出力データ記憶部
213 検証部
214 紐付け部
215 比較チェック部

Claims (8)

  1. 上位計算機システム及び下位計算機システムと伝文をやり取りしながら本番系システムで稼動している既設計算機と、前記既設計算機から置き換えて稼動させる新設計算機とを用いた並行運転テストを支援するテスト支援装置であって、
    前記既設計算機に前記上位計算機システム及び下位計算機システムから入力される伝文である入力データ、及び前記既設計算機から出力される伝文である出力データを、検証対象データとして入力するデータ入力手段と、
    前記検証対象データに含まれる項目の数値を前記新設計算機における操業に係わる運転条件に合致した数値に変換するためのデータ変換仕様を、ユーザによる入力装置の操作に応じて作成するデータ変換定義作成手段と、
    前記データ変換定義作成手段によって作成されたデータ変換仕様と、前記データ入力手段によって入力された検証対象データとを解析し、前記検証対象データの変換方法を決定するデータ解析変換決定手段と、
    前記データ入力手段によって入力された検証対象データを、前記データ解析変換決定手段によって決定された変換方法に基づいて、前記新設計算機で用いられる操業に係わる運転条件に合致する変換検証データ及び検証用の変換データに変換するデータ変換手段と、
    前記データ変換手段によって変換された変換検証データを前記新設計算機に出力するデータ出力手段と、
    前記新設計算機から出力された並行運転データと、前記データ変換手段によって変換された検証用の変換データとの比較検証を行う検証手段とを有することを特徴とするテスト支援装置。
  2. 前記データ変換手段は、前記新設計算機で用いられる操業に係わる運転条件に基づいて前記検証対象データの変換を行う条件変換手段と、前記条件変換手段によって変換されたデータを前記新設計算機で処理するプログラム形式に合致したデータに変換する形式変換手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のテスト支援装置。
  3. 前記検証手段によって比較検証した結果を表示装置に表示する表示制御手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテスト支援装置。
  4. 上位計算機システム及び下位計算機システムと伝文をやり取りしながら本番系システムで稼動している既設計算機と、前記既設計算機から置き換えて稼動させる新設計算機とを用いた並行運転テストを支援するテスト支援方法であって、
    前記既設計算機に前記上位計算機システム及び下位計算機システムから入力される伝文である入力データ、及び前記既設計算機から出力される伝文である出力データを、検証対象データとして入力するデータ入力ステップと、
    前記検証対象データに含まれる項目の数値を前記新設計算機における操業に係わる運転条件に合致した数値に変換するためのデータ変換仕様を、ユーザによる入力装置の操作に応じて作成するデータ変換定義作成ステップと、
    前記データ変換定義作成ステップにおいて作成したデータ変換仕様と、前記データ入力ステップにおいて入力した検証対象データとを解析し、前記検証対象データの変換方法を決定するデータ解析変換決定ステップと、
    前記データ入力ステップにおいて入力した検証対象データを、前記検証対象データの変換方法に基づいて、前記新設計算機で用いられる操業に係わる運転条件に合致する変換検証データ及び検証用の変換データに変換するデータ変換ステップと、
    前記データ変換ステップにおいて変換した変換検証データを前記新設計算機に出力するデータ出力ステップと、
    前記新設計算機から出力された並行運転データと、前記データ変換ステップにおいて変換した検証用の変換データとの比較検証を行う検証ステップとを有することを特徴とするテスト支援方法。
  5. 前記データ変換ステップにおいては、前記新設計算機で用いられる操業に係わる運転条件に基づいて前記検証対象データの変換を行う条件変換ステップと、前記条件変換ステップにおいて変換したデータを前記新設計算機で処理するプログラム形式に合致したデータに変換する形式変換ステップとを有することを特徴とする請求項4に記載のテスト支援方法。
  6. 前記検証ステップにおいて比較検証した結果を表示装置に表示する表示制御ステップを有することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のテスト支援方法。
  7. 請求項4〜6の何れか1項に記載のテスト支援方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載のコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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