JP7331617B2 - 抽出装置、及び抽出プログラム - Google Patents

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Description

本開示は、他の装置から移植されるアプリの検査項目を抽出するための技術に関する。
車両に搭載されるECUの開発では、コスト削減や機能の最適化等のため、複数のECUの機能が1つのECUに統合される場合がある。具体的には、統合前の各ECUに搭載されていた複数のアプリケーション(以後、アプリと記載)を移植し、これらのアプリを統合された1つのECUにて並行して動作させることが考えられる。
このような場合、統合後のECUにて動作するアプリが、統合前と同様に動作するかどうか検査する必要がある。しかし、該検査では、統合前のECUにおいて行われたアプリの検査項目を全て実施する必要は無く、統合前の検査項目の中から必要なものを抽出する必要がある。
ここで、特許文献1には、ECUの変更前後の回路図の相違点に基づき、ECUの回路ブロックの検査プログラムを自動生成する装置が開示されている。具体的には、該装置は、変更前の回路図に対応する検査プログラムから、変更前後の回路図の差分に対応する箇所を削除すると共に、該差分に対応する検査プログラムをデータベースから読み出す。そして、読み出した検査プログラムを、該差分が削除された検査プログラムに追加することで、変更後の回路図に対応する検査プログラムが生成される。
特開2000-249736号公報
しかしながら、統合前のECUから統合後のECUにアプリを移植する場合においては、これらのECUの相違点に関連するアプリの動作を再検査する必要がある。このため、特許文献1に開示された技術のように、変更前後の回路図の差分に対応する検査プログラムを差し替えたとしても、統合前のECUの検査項目の中から必要なものを好適に抽出できないと考えられる。
本開示は、検査項目を好適に抽出することを目的とする。
本開示の一態様の抽出装置(40)は、対象アプリ(34)が動作する旧装置(30)における対象アプリの検査項目である複数の旧検査項目(60~69)の中から、対象アプリが動作する新装置(10)における対象アプリの検査項目である新検査項目を抽出する。抽出装置は、取得部(S100、S200)と、判定部(S105~S130、S205)と、抽出部(S150、S155、S225、S230)と、を備える。取得部は、旧装置及び新装置におけるハードウェア及び/又はソフトウェアに関する情報を示す項目であって、それぞれの旧検査項目に対応する項目を判定項目とし、旧装置における判定項目が示す情報と、新装置における判定項目が示す情報とを取得する。また、判定部は、旧装置における判定項目が示す情報と、新装置における該判定項目が示す情報とが一致するか否かを判定する。また、抽出部は、判定部により一致しないと判定された判定項目に対応する旧検査項目を、新検査項目として抽出する。
上記構成によれば、ハードウェア及び/又はソフトウェアに関する情報を示す判定項目が設けられており、旧装置と新装置とにおける判定項目が示す情報が異なる場合には、該判定項目に対応する旧検査項目が新検査項目として抽出される。このため、旧装置と新装置との間のハードウェアやソフトウェアの相違点に関連する旧検査項目を、新検査項目として自動的に抽出できる。したがって、検査項目を好適に抽出できる。
なお、コンピュータを上記抽出装置として動作させる抽出プログラムを構成しても良い。このような抽出プログラムに従いコンピュータを動作させることで、同様の効果が得られる。
また、この欄及び請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
統合後ECUのブロック図である。 統合前ECUのブロック図である。 抽出装置のブロック図である。 検査プロセス及び検査観点についての説明図である。 統合前ECUの環境情報ファイルが示す環境種別、環境項目、環境情報、及び関連情報の説明図である。 統合後ECUの環境情報ファイルが示す環境種別、環境項目、環境情報、及び関連情報の説明図である。 検査プロセスファイルの説明図である。 検査プロセス抽出処理のフローチャートである。 検査プロセス抽出処理のフローチャートである。 統合前ECUの制約情報ファイルが示す制約項目及び制約情報の説明図である。 統合後ECUの制約情報ファイルが示す制約項目及び制約情報の説明図である。 検査観点ファイルの説明図である。 検査観点抽出処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.ECUの統合について]
車両に搭載される複数のECU(以後、統合前ECUと記載)の機能を、図1に示す1つのECU(統合後ECU10と記載)に統合する技術が知られている。本実施形態の統合後ECU10は、一例として、図2に示す統合前ECU30を含む複数の統合前ECUの各々にて動作している複数のアプリを動作させるよう構成されている。なお、統合後ECU10にて動作する統合前ECUにおけるアプリは、VM(Vertual Machine)とも呼ばれる。
図1に示すように、統合後ECU10に搭載されたマイクロコントローラのハードウェア(以後、HW)11は、2つのCPU12とメモリとを備える。また、HW11は、他のECUとの通信機能や、外部から車内に持ち込まれた装置との間の無線又は有線通信機能を備える。具体的には、HW11は、一例として、ECU等の外部装置との間で、CAN(登録商標)やEthernet(登録商標)に準拠した通信を行うよう構成されている。
また、統合後ECU10には、ハイパーバイザー20、OS21、アプリ22、23、Adaptive PF/OS24、コンテナ25、アプリ26、27が搭載されている。CPU12が、メモリにロードされたこれらのソフトウェアを実行することで、統合後ECU10の機能が実現される。
統合後ECU10は、一例として4つの統合前ECUを統合したものであり、アプリ22、23、26、27は、その機能に変更を加えること無く、各統合前ECUからVMとして移植されたものである。
また、OS21、及び、Adaptive PF/OS24は、所定の規格に準拠したソフトウェアプラットフォームであり、OSとしての機能を有する。OS21はアプリ22、23を動作させ、Adaptive PF/OS24はアプリ26、27を動作させる。なお、OS21及びAdaptive PF/OS16は、例えば、AUTOSAR等に準拠した車載用ソフトウェアのプラットフォームにおける基盤ソフトウェア(以後、BSW)に相当する。
また、ハイパーバイザー20及びコンテナ25は、VMに対してリソースの割り当てを行い、各VMの動作の調停を行う。なお、本実施形態では、一例として、ハイパーバイザー20は、OS21とAdaptive PF/OS24との各々をVMとして扱い、これらの調停を行う。また、コンテナ25は、アプリ26、27をVMとして扱い、これらの調停を行う。
一方、アプリ27は、図2に記載された統合前ECU30から移植されたものである。以後、該アプリを対象アプリ27とも記載する。図2に示すように、統合前ECU30に搭載されたマイクロコントローラのHW31は、1つのCPU32とメモリとを備える。また、HW31は、一例として、外部装置との間でCANやEthernetに準拠した通信を行うよう構成されている。
また、該マイクロコントローラは、BSWに相当するAdaptive PF/OS33と、統合後ECU10に移植される対象アプリ34とが搭載されている。対象アプリ34は、Adaptive PF/OS33上で動作するアプリとして構成されている。CPU32が、メモリにロードされたこれらのソフトウェアを動作させることで、統合前ECU30の機能が発揮される。
[2.抽出装置について]
統合後ECU10のアプリ22、23、26、27は、統合前ECUから移植されたものであり、これらは、既に、統合前ECUにおいて行われた検査により正常に動作することが確認されている。このため、統合後ECU10のアプリ22、23、26、27の検査では、統合前ECUにおいてこれらのアプリについて行われた複数の検査項目のうち、統合の影響が生じ得る検査項目のみについて行うのが好適である。なお、検査項目とは、アプリの動作を検査するための1又は複数の検査手順の集合を意味する。つまり、統合前ECUにおいて行われたアプリの検査手順は、いずれかの検査項目に属する。
本実施形態の抽出装置40は、各統合前ECUにおいて行われたアプリ22、23、26、27の検査項目である複数の旧検査項目の中から、統合後ECU10において行うべきアプリ22、23、26、27の検査項目である新検査項目を抽出する(図3参照)。抽出装置40は、一例としてPCとして構成されており、CPU41、メモリ42、記憶部43、ユーザI/F44、ディスプレイ45、及び、通信部46を備える。
メモリ42は、ROMやRAM等として構成された半導体メモリであり、CPU41は、ROMに記憶されているソフトウェアや、RAMにロードされたソフトウェアを実行する。
記憶部43は、例えばHDD等から構成され、CPU41により実行されるソフトウェアや様々なデータが記憶されている。
ユーザI/F44は、キーボード、マウス等を備え、ユーザから受け付けた操作に応じた信号をCPU41に出力する。
ディスプレイ45は、CPU41により生成された画像を表示する。
通信部46は、CPU41からの指示に応じてインターネット等のネットワークにアクセスし、他の装置と通信を行う。
本実施形態では、PCには、OSや、当該PCを抽出装置40として動作させるアプリ(以後、抽出プログラム)がインストールされている。つまり、記憶部43には抽出プログラムが記憶されており、CPU41が、記憶部43からメモリ42にロードされた抽出プログラムをOS上で動作させることで、PCが抽出装置40として動作する。なお、この場合、メモリ42が非遷移的実体的記録媒体の一例に相当する。また、抽出プログラムが動作することで、抽出プログラムに対応する方法が実行される。なお、抽出装置40は、PCではなく、新検査項目の抽出を行うための専用の装置として構成されていても良い。この時、抽出装置40としての機能は、専用の電子回路によって構成されたハードウェアを用いて実現されてもよい。
以下では、一例として、抽出装置40が、統合前ECU30に対して行われた対象アプリ34の旧検査項目の中から、統合後ECU10において対象アプリ27の検査にて行うべき新検査項目を抽出する場合の処理について説明する。無論、抽出装置40は、対象アプリ27以外のアプリ22、23、26についても、以下の説明と同様にして新検査項目を抽出する。
[3.旧検査項目について]
統合前ECU30における対象アプリ34の検査は、複数の検査プロセスにわたって段階的に行われる(図4参照)。各検査プロセスは、旧検査項目に相当する。具体的には、対象アプリ34の検査は、ソフトウェアユニットテスト60、ソフトウェア統合テスト61、ソフトウェア機能確認テスト62、システム統合テスト(BSW)63、システム統合テスト(HW)64、システム機能テスト65という6つの検査プロセスが、該順番に従って実行される。
検査プロセスが進むに従い、検査される範囲が段階的に広がる。すなわち、ソフトウェアユニットテスト60、ソフトウェア統合テスト61、ソフトウェア機能確認テスト62は、対象アプリ34単体での動作を確認するための検査プロセスとなる。より詳しくは、ソフトウェアユニットテスト60では、対象アプリ34を構成する複数のユニットの各々の動作が検査される。また、ソフトウェア統合テスト61では、複数のユニットの協調した動作が検査され、ソフトウェア機能確認テスト62では、対象アプリ34の全体の動作が検査される。
また、システム統合テスト(BSW)63では、BSW(換言すれば、Adaptive PF/OS33)上での対象アプリ34の動作が検査され、システム統合テスト(HW)64では、HW32上での対象アプリ34の動作が検査される。また、システム機能テスト65では、BSW及びHW32上での対象アプリ34の動作が検査される。
さらに、各検査プロセスでは、異なる検査観点に着目して行われる複数の旧検査項目により、対象アプリ34の動作が検査される。一例として、システム統合テスト(BSW)63においては、メモリ66、通信67、CPU周期68、セキュリティ69といった検査観点の旧検査項目が設けられている(図4参照)。これらの旧検査項目では、当該旧検査項目に係る検査観点に関連する機能が検査される。
[4.新検査項目の抽出方法]
抽出装置40は、まず、上述した6つの検査プロセスの中から、統合後ECU10において行うべき検査プロセスを新検査項目として抽出する。換言すれば、抽出装置40は、いずれの段階の検査プロセスを行うべきかを判断する。その後、抽出装置40は、抽出された検査プロセスにおける各検査観点の旧検査項目の中から、統合後ECU10において検査すべき検査観点の旧検査項目を、新検査項目として抽出する。つまり、抽出された検査プロセスにおける検査観点の中から、統合後ECU10において検査すべき検査観点が抽出される。
具体的には、抽出装置40は、判定項目に基づいて検査プロセス及び検査観点の抽出を行う。判定項目とは、統合後ECU10及び統合前ECU30におけるHW及び/又はソフトウェアに関する情報を示す。換言すれば、判定項目は、統合後ECU10及び統合前ECU30における対象アプリの動作環境を示す。また、判定項目は、当該判定項目が示す情報に関連する検査が行われる少なくとも1つの旧検査項目(つまり、検査プロセス又は検査観点)に対応している。なお、それぞれの旧検査項目は、いずれかの判定項目に対応している。
そして、抽出装置40は、統合前ECU30における判定項目が示す情報と、統合後ECU10における同一の判定項目が示す情報とを取得し、これらの情報が一致するか否かを判定する。そして、一致しないと判定された判定項目に対応する旧検査項目が、新検査項目として抽出される。
つまり、判定項目が示す情報が一致しない場合には、統合後ECU10のHW及び/又はソフトウェアにおける該判定項目に関連する部分が、統合前ECU30から変化したことになる。そして、該変化により、統合後ECU10における対象アプリの動作が、統合前ECU30での動作に対して変化する可能性がある。統合後ECU10の対象アプリにこのような変化が生じたか否かや、該変化により統合後ECU10における対象アプリの機能に支障をきたすか等を検査するため、一致しないと判定された判定項目に対応する旧検査項目が、新検査項目として抽出される。
[5.検査プロセスの抽出方法]
検査プロセスの抽出は、BSW情報又はHW情報を示す判定項目(以後、環境項目)を用いて行われる。つまり、環境項目、及び、環境項目が示す情報(以後、環境情報)は、BSW情報とHW情報とのいずれかの種別(以後、環境種別)に分類される。なお、BSW情報とは、統合前ECU30及び統合後ECU10において、対象アプリを動作させるためのBSWに関する情報である。一方、HW情報とは、統合前ECU30及び統合後ECU10におけるソフトウェアを動作させるためのHW31、11に関する情報である。
ここで、統合前ECU30及び統合後ECU10の各々の環境情報を示すファイルを、環境情報ファイルとする(図5、6)。環境情報ファイルは、各環境項目が示す環境情報や、各環境項目の環境種別を示す情報を有する。また、環境情報ファイルは、各環境項目(換言すれば、環境情報)に対応する関連情報を有する。関連情報は、当該関連情報に対応する環境情報が、対象アプリの動作に関連するか否か、換言すれば、対象アプリの動作に影響を与えるか否かを示す。以後、環境情報が対象アプリの動作に関連することを、「関連有」と記載し、環境情報が対象アプリの動作に関連しないことを、「関連無」と記載する。また、「関連有」である環境情報を示す環境項目を、対象環境項目とも記載する。
本実施形態では、一例として、HW情報に分類される環境項目として、少なくとも「ペリフェラル」、「コア数」が用いられる。また、BSWに分類される環境項目として、少なくとも「OS種別」、「バージョン」、「araの有無」が用いられる(図5、6参照)。なお、ペリフェラルとは、HWにより提供される通信機能の通信規格を示す。また、コア数とは、HWに設けられたCPUコアの数を示す。また、OS種別は、BSWに相当するOSの種別を示す。また、バージョンは、BSWのバージョンを示す。また、araの有無とは、araと呼ばれる機能がBSWに設けられているか否かを示す。
環境情報ファイルは、統合前ECU30及び統合後ECU10の各々に対応して設けられる。また、各環境情報は、ユーザにより、例えば、統合前ECU30及び統合後ECU10の仕様書等から抽出されると共に、各環境情報が対象アプリの動作に関連するか否かが判定される。そして、これらに基づき、ユーザがPC等を操作して各環境項目の環境情報及び関連情報を設定することにより、各環境情報ファイルが生成される。
一方、各検査プロセスは、少なくとも1つの環境種別との関連の有無が定められている(図7参照)。BSW情報に関連する検査プロセスでは、対象アプリのBSW上での動作が検査され、該検査プロセスでの検査の結果はBSWの影響を受ける。つまり、BSWに変更が生じると、該検査プロセスでの対象アプリの検査結果が変化する可能性がある。一方、HW情報に関連する検査プロセスでは、対象アプリのHW上での動作が検査され、該検査プロセスでの検査の結果はHWの影響を受ける。つまり、HWに変更が生じると、該検査プロセスでの対象アプリの検査結果が変化する可能性がある。これに対し、環境種別との関連の無い検査プロセスでの検査の結果は、BSW及びHWの影響を受けない。つまり、BSW及びHWに変更が生じても、該検査プロセスでの対象アプリの検査結果は変化しない。
より詳しくは、検査プロセスは、当該検査プロセスに関連する環境種別に分類される全ての環境項目に対応している。そして、環境種別との関連の無い検査プロセスは、いずれの環境項目にも対応しない。
本実施形態では、一例として、ソフトウェアユニットテスト60、ソフトウェア統合テスト61、及びソフトウェア機能確認テスト62は、環境種別との関連が無い。また、システム統合テスト(BSW)63はBSW情報と関連しており、システム統合テスト(HW)64はHW情報と関連しており、システム機能テスト65はBSW情報及びHW情報と関連している。
以後、各検査プロセスの環境種別との関連の有無を示す情報を含むファイルを、検査プロセスファイルと記載する。抽出装置40は、統合前ECU30及び統合後ECU10の各々の環境情報ファイル50、51と、検査プロセスファイル52とに基づき検査プロセスを抽出する(図1参照)。
[6.検査プロセス抽出処理]
次に、抽出装置40が検査プロセスを抽出する検査プロセス抽出処理について説明する(図8、9参照)。本処理は、ユーザからの指示に応じて実行される。
S100では、抽出装置40のCPU41は、統合前ECU30及び統合後ECU10の各々の環境情報ファイル50、51と、検査プロセスファイル52とを取得する。なお、CPU41は、通信部46を介して他のPCからこれらのファイルを取得しても良いし、抽出装置40に一時的に接続された記憶媒体からこれらのファイルを取得しても良い。
S105では、CPU41は、環境種別がHW情報であり、且つ、対応する関連情報が「関連有」を示す環境項目(換言すれば、対象環境項目)の環境情報が、統合前ECU30と統合後ECU10とにおいて全て一致するか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S105:Yes)、CPU41は、HW情報に対応する一致フラグをONし(S115)、S120に移行する。また、否定判定が得られた場合には(S105:No)、CPU41は、該一致フラグをOFFし(S110)、S120に移行する。
なお、図5、6に示す例では、関連情報が「関連有」となっている「ペリフェラル」が示す環境情報は、統合前ECU30と統合後ECU10とにおいて一致しない。このため、HW情報に対応する一致フラグはONされる。
S120では、CPU41は、環境種別がBSW情報であり、且つ、対応する関連情報が「関連有」を示す環境項目(換言すれば、対象環境項目)の環境情報が、統合前ECU30と統合後ECU10とにおいて全て一致するか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S120:Yes)、CPU41は、BSW情報に対応する一致フラグをONし(S130)、S135に移行する。また、否定判定が得られた場合には(S120:No)、CPU41は、該一致フラグをOFFし(S125)、S135に移行する。
なお、図5、6に示す例では、BSW情報における「バージョン」の関連情報は、「関連無」となっている。このため、「バージョン」以外の他の「環境項目」について、「環境情報」が一致するか否かが判定される。
S135では、CPU41は、抽出する/しないが判定されていないいずれかの検査プロセスを選択し、その後、検査プロセスファイル52から、選択中の検査プロセスに関連する環境種別を読み出す(S140)。
続くS145では、CPU41は、選択中の検査プロセスに関連する環境種別が無いか否かを判定し、該環境種別が無い場合には(S145:Yes)、S160に移行し、いずれかの環境種別に関連する場合には(S145:No)、S150に移行する。
S150では、CPU41は、関連する環境種別に対応する一致フラグが全てONであるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S150:Yes)、S160に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S150:No)、S155に移行する。
S155では、CPU41は、選択中の検査プロセスを「再検査要」に設定し、該検査プロセスを新検査項目として抽出する。つまり、検査プロセスに関連する環境種別に分類される対象判定項目のうちの少なくとも1つが示す環境情報が、統合後ECU10と統合前ECU30とにおいて一致しない場合には、該検査プロセスは新検査項目として抽出される。一方、S160では、CPU41は、選択中の検査プロセスを「再検査不要」に設定し、該検査プロセスを新検査項目として抽出しないものとする。
S155又はS160に続いて行われるS165では、CPU41は、全ての検査プロセスに対し、抽出する/しないの判定がなされたか否かを判定する。そして、CPU41は、肯定判定が得られた場合には(S165:Yes)、本処理を終了し、否定判定が得られた場合には(S165:No)、S135に移行する。
[7.検査観点の抽出方法]
検査観点の抽出は、対象アプリの動作を制約し得る制約情報を示す判定項目(以後、制約項目)を用いて行われる。より詳しくは、制約情報とは、対象アプリが他のアプリと共に動作することにより生じる、対象アプリの動作を制約し得る事象に関する情報であっても良い。すなわち、制約情報とは、対象アプリに割り当てられるソフトウェア及び/又はHWのリソースに関する情報であっても良い。
ここで、統合前ECU30及び統合後ECU10の各々の制約情報を示すファイルを、制約情報ファイルとする(図10、11)。制約情報ファイルは、検査観点の抽出に用いられる各制約項目が示す制約情報を有する。本実施形態では、一例として、制約項目として、少なくとも「メモリ隔絶性」、「通信帯域」、「コアの分割」、「使用ペリフェラル」が用いられる。
「メモリ隔絶性」とは、対象アプリが使用するメモリ領域として、専用のメモリ領域が割り当てられるか否かを示す。なお、「メモリ隔絶性」が示す制約情報の一例として、各アプリに専用のメモリ領域が割り当てられる「アプリ毎に隔絶」が設けられる。また、「通信帯域」とは、対象アプリが外部装置と通信を行う際の通信速度を示す。また、「コアの分割」とは、対象アプリを実行する際、どの程度の頻度でCPUの実行サイクルが割り当てられるかを示す。なお、対象アプリに対し常時CPUの実行サイクルが割り当てられる場合には、「コアの分割」は、「分割無」との制約情報を示す。また、「使用ペリフェラル」とは、対象アプリと外部装置との間の通信の通信規格を示す。
制約情報ファイルは、統合前ECU30及び統合後ECU10の各々に対応して設けられる。また、各制約情報は、ユーザにより、統合前ECU30及び統合後ECU10の仕様書から抽出される。そして、これに基づき、ユーザがPC等を操作して各制約項目の制約情報を設定することにより、各制約情報ファイルが生成される。
そして、各検査観点(より詳しくは、各検査観点の検査項目)は、少なくとも1つの制約項目との対応の有無が定められている(図12参照)。制約項目に対応する検査観点の検査項目では、該制約項目に関連する検査がなされる。一方、制約項目との対応が無い検査観点の検査項目では、いずれの制約項目にも関連しない検査がなされる。
以後、各検査観点と制約情報との対応の有無を示す情報を含むファイルを、検査観点ファイルと記載する。抽出装置40は、統合前ECU30及び統合後ECU10の各々の制約情報ファイル53、54と、検査観点ファイル55とに基づき検査観点を抽出する(図1参照)。
[8.検査観点抽出処理]
次に、抽出装置40が検査観点を抽出する検査観点抽出処理について説明する(図13参照)。本処理は、ユーザからの指示に応じて実行される。
S200では、抽出装置40のCPU41は、統合前ECU30及び統合後ECU10の各々の制約情報ファイル53、54と、検査観点ファイル55とを取得する。なお、CPU41は、通信部46を介して他のPCからこれらのファイルを取得しても良いし、抽出装置40に一時的に接続された記憶媒体からこれらのファイルを取得しても良い。
S205では、CPU41は、各制約項目が示す制約情報が、統合前ECU30と統合後ECU10とにおいて一致するか否かを判定する。
S210では、CPU41は、抽出する/しないが判定されていないいずれかの検査観点を選択し、その後、検査観点ファイル55から、選択中の検査観点に対応する制約項目を読み出す(S215)。
続くS220では、CPU41は、選択中の検査観点に対応する制約項目が無いか否かを判定し、該制約項目が無い場合には(S220:Yes)、S235に移行し、いずれかの制約項目に対応する場合には(S220:No)、S225に移行する。
S225では、CPU41は、S205での判定結果を参照し、選択中の検査観点に対応する1又は複数の制約項目が示す制約情報が、統合前ECU30と統合後ECU10とにおいて全て一致するか否かを判定する。そして、CPU41は、肯定判定が得られた場合には(S225:Yes)、S235に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S225:No)、S230に移行する。
S230では、CPU41は、選択中の検査観点を「再検査要」に設定し、該検査観点の旧検査項目を、新検査項目として抽出する。なお、図10、11に示す統合前ECU30及び統合後ECU10の制約情報ファイルの一例では、「通信帯域」、「コアの分割」が示す制約情報が相違している。このため、「通信帯域」、「コアの分割」に対応する検査観点である「通信」、「CPUの周期」が、新検査項目として抽出される。
一方、S235では、CPU41は、選択中の検査観点を「再検査不要」に設定し、該検査観点の旧検査項目を新検査項目として抽出しないものとする。なお、図10、11に示す統合前ECU30及び統合後ECU10の制約情報ファイルの一例では、「メモリ隔絶性」が示す制約情報が一致している。このため、「メモリ隔絶性」に対応する検査観点である「メモリ」は、新検査項目として抽出されない。また、図12に示す検査観点ファイルの一例では、「セキュリティ」という検査観点に対応する制約項目は、「無」となっている。このため、「セキュリティ」という検査観点は、新検査項目として抽出されない。
S230又はS235に続いて行われるS240では、CPU41は、全ての検査観点に対し、抽出する/しないの判定がなされたか否かを判定する。そして、CPU41は、肯定判定が得られた場合には(S240:Yes)、本処理を終了し、否定判定が得られた場合には(S240:No)、S210に移行する。
[9.効果]
(1)上記実施形態によれば、統合前ECU30と統合後ECU10とにおける判定項目が示す情報が異なる場合には、該判定項目に対応する旧検査項目が新検査項目として抽出される。このため、統合前ECU30と統合後ECU10との間のHWやソフトウェアの相違点に関する旧検査項目を、新検査項目として自動的に抽出できる。したがって、検査項目を好適に抽出できる。
(2)また、判定項目として、対象アプリ27の動作を制約し得る制約情報を示す制約項目が設けられており、制約項目を用いて、統合後ECU10にて対象アプリ27を検査する際の検査観点が抽出される。このため、例えば、統合後ECU10において、他のアプリの影響で対象アプリ27の動作に制約が生じる場合であっても、該制約による影響の有無を検査するための新検査項目を好適に抽出できる。
(3)また、判定項目として、BSW情報又はHW情報に分類される環境情報を示す環境項目が設けられており、環境項目を用いて、統合後ECU10での対象アプリ27の検査において行うべき検査プロセスが抽出される。このため、統合前ECU30と統合後ECU10との間にHWやBSWの相違点が存在する場合であっても、該相違点による対象アプリ27の動作の影響の有無を検査するために行うべき検査プロセスを、好適に抽出できる。
(4)また、各環境項目に対応して、当該環境項目が示す環境情報が対象アプリの動作に関連するか否かを示す関連情報が設けられる。そして、関連情報が「関連無」を示す環境項目を考慮すること無く、検査プロセスが抽出される。したがって、ユーザが各環境項目に対応する関連情報を適宜設定することで、より高い精度で、対象アプリの検査において行うべき検査プロセスを抽出できる。
[10.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)上記実施形態の抽出装置40は、一例として、車両に搭載される統合後ECU10におけるアプリの新検査項目を抽出する。しかし、抽出装置40は、車両に搭載されない複数の旧電子装置のアプリを1つの新電子装置に移植する場合においても、上記実施形態と同様にして、新電子装置のアプリに対して行う新検査項目を抽出しても良い。このような場合であっても、同様の効果が得られる。
(2)上記実施形態の抽出装置40は、複数の統合前ECU30のアプリを1つの統合後ECU10に移植する場合において、統合後ECU10における移植されたアプリの新検査項目を抽出する。しかしながら、抽出装置40は、1つの旧ECUのアプリを新ECUに移植する場合において、上記実施形態と同様にして、旧ECUにおけるアプリに対して行われた旧検査項目の中から、新ECUにおける該アプリの新検査項目を抽出しても良い。また、このような場合においては、新ECUは、旧ECUにおける1つのアプリのみを動作させるよう構成されていても良い。このような場合であっても、同様の効果が得られる。
(3)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
[11.文言の対応関係]
統合前ECU30が旧装置に、統合後ECU10が新装置に相当する。また、検査プロセス抽出処理のS100が取得部に、S105~S130が判定部に、S150、S155が抽出部に相当する。また、検査観点抽出処理のS200が取得部に、S205が判定部に、S225、S230が抽出部に相当する。
10…統合後ECU、30…統合前ECU、11、31…ハードウェア、12、32…CPU、24、33…BSW、27、34…対象アプリ、40…抽出装置、41…CPU、60~65…検査プロセス、66~69…検査観点に基づく旧検査項目。

Claims (4)

  1. 対象アプリ(34)が動作する旧装置(30)における前記対象アプリの検査項目である複数の旧検査項目(60~69)の中から、前記対象アプリが動作する新装置(10)における前記対象アプリの検査項目である新検査項目を抽出する抽出装置(40)であって、
    前記旧装置及び前記新装置におけるハードウェア及び/又はソフトウェアに関する情報を示す項目であって、それぞれの前記旧検査項目に対応する項目を判定項目とし、前記旧装置における前記判定項目が示す情報と、前記新装置における前記判定項目が示す情報とを取得する取得部(S100、S200)と、
    前記旧装置における前記判定項目が示す情報と、前記新装置における該判定項目が示す情報とが一致するか否かを判定する判定部(S105~S130、S205)と、
    前記判定部により一致しないと判定された前記判定項目に対応する前記旧検査項目を、前記新検査項目として抽出する抽出部(S150、S155、S225、S230)と、
    を備え、
    前記新装置は、前記対象アプリを他のアプリと共に動作させるよう構成されており、
    前記旧検査項目として、異なる検査観点に着目して行われる複数の検査項目(66~69)が設けられており、
    前記判定項目は、前記対象アプリの動作を制約し得る制約情報を示し、
    前記旧検査項目は、当該旧検査項目において着目される前記検査観点に関連する前記制約情報を示す前記判定項目に対応している
    出装置。
  2. 対象アプリ(34)が動作する旧装置(30)における前記対象アプリの検査項目である複数の旧検査項目(60~69)の中から、前記対象アプリが動作する新装置(10)における前記対象アプリの検査項目である新検査項目を抽出する抽出装置(40)であって、
    前記旧装置及び前記新装置におけるハードウェア及び/又はソフトウェアに関する情報を示す項目であって、それぞれの前記旧検査項目に対応する項目を判定項目とし、前記旧装置における前記判定項目が示す情報と、前記新装置における前記判定項目が示す情報とを取得する取得部(S100、S200)と、
    前記旧装置における前記判定項目が示す情報と、前記新装置における該判定項目が示す情報とが一致するか否かを判定する判定部(S105~S130、S205)と、
    前記判定部により一致しないと判定された前記判定項目に対応する前記旧検査項目を、前記新検査項目として抽出する抽出部(S150、S155、S225、S230)と、
    を備え、
    前記旧装置における前記対象アプリの検査は、複数の検査プロセス(60~65)にわたって段階的に行われ、前記旧検査項目とは、前記検査プロセスの1つであり、
    前記旧装置及び前記新装置において前記対象アプリを動作させるためのソフトウェアであるBSW(24、33)に関する情報を、BSW情報とし、
    前記旧装置及び前記新装置においてソフトウェアを動作させるためのハードウェア(11、31)に関する情報を、HW情報とし、
    前記判定項目が示す情報は、前記BSW情報と前記HW情報とのいずれかの種別に分類され、
    前記旧検査項目は、前記BSW情報と前記HW情報とのうちの少なくとも一方と関連の有無が定められており、前記BSW情報に関連する前記旧検査項目による検査の結果は、前記BSWの影響を受け、前記HW情報に関連する前記旧検査項目による検査の結果は、前記ハードウェアの影響を受け、
    前記抽出部(S150、S155)は、前記旧検査項目のうち、前記判定部により一致しないと判定された前記判定項目が示す情報の前記種別に関連する前記旧検査項目を、前記新検査項目として抽出し、
    前記取得部は、さらに、前記判定項目が示す情報が、前記対象アプリの動作に関連するか否かを示す関連情報を取得し、
    前記関連情報により前記対象アプリの動作に関連する情報を示すことが把握される前記判定項目を、対象判定項目とし、
    前記抽出部(S150、S155)は、同一の前記種別に分類される前記情報を示す前記対象判定項目のうちの少なくとも1つが示す情報が、前記判定部により一致しないと判定される場合には、該種別に対応する前記旧検査項目を前記新検査項目として抽出する
    抽出装置。
  3. 対象アプリ(34)が動作する旧装置(30)における前記対象アプリの検査項目である複数の旧検査項目(60~69)の中から、前記対象アプリが動作する新装置(10)における前記対象アプリの検査項目である新検査項目を抽出する抽出装置(40)としてコンピュータを動作させる抽出プログラムであって、
    前記旧装置及び前記新装置におけるハードウェア及び/又はソフトウェアに関する情報を示す項目であって、それぞれの前記旧検査項目に対応する項目を判定項目とし、前記旧装置における前記判定項目が示す情報と、前記新装置における前記判定項目が示す情報とを取得する取得部(S100、S200)と、
    前記旧装置における前記判定項目が示す情報と、前記新装置における該判定項目が示す情報とが一致するか否かを判定する判定部(S105~S130、S205)と、
    前記判定部により一致しないと判定された前記判定項目に対応する前記旧検査項目を、前記新検査項目として抽出する抽出部(S150、S155、S225、S230)と、
    を備え、
    前記新装置は、前記対象アプリを他のアプリと共に動作させるよう構成されており、
    前記旧検査項目として、異なる検査観点に着目して行われる複数の検査項目(66~69)が設けられており、
    前記判定項目は、前記対象アプリの動作を制約し得る制約情報を示し、
    前記旧検査項目は、当該旧検査項目において着目される前記検査観点に関連する前記制約情報を示す前記判定項目に対応している
    出プログラム。
  4. 対象アプリ(34)が動作する旧装置(30)における前記対象アプリの検査項目である複数の旧検査項目(60~69)の中から、前記対象アプリが動作する新装置(10)における前記対象アプリの検査項目である新検査項目を抽出する抽出装置(40)としてコンピュータを動作させる抽出プログラムであって、
    前記旧装置及び前記新装置におけるハードウェア及び/又はソフトウェアに関する情報を示す項目であって、それぞれの前記旧検査項目に対応する項目を判定項目とし、前記旧装置における前記判定項目が示す情報と、前記新装置における前記判定項目が示す情報とを取得する取得部(S100、S200)と、
    前記旧装置における前記判定項目が示す情報と、前記新装置における該判定項目が示す情報とが一致するか否かを判定する判定部(S105~S130、S205)と、
    前記判定部により一致しないと判定された前記判定項目に対応する前記旧検査項目を、前記新検査項目として抽出する抽出部(S150、S155、S225、S230)と、
    を備え、
    前記旧装置における前記対象アプリの検査は、複数の検査プロセス(60~65)にわたって段階的に行われ、前記旧検査項目とは、前記検査プロセスの1つであり、
    前記旧装置及び前記新装置において前記対象アプリを動作させるためのソフトウェアであるBSW(24、33)に関する情報を、BSW情報とし、
    前記旧装置及び前記新装置においてソフトウェアを動作させるためのハードウェア(11、31)に関する情報を、HW情報とし、
    前記判定項目が示す情報は、前記BSW情報と前記HW情報とのいずれかの種別に分類され、
    前記旧検査項目は、前記BSW情報と前記HW情報とのうちの少なくとも一方と関連の有無が定められており、前記BSW情報に関連する前記旧検査項目による検査の結果は、前記BSWの影響を受け、前記HW情報に関連する前記旧検査項目による検査の結果は、前記ハードウェアの影響を受け、
    前記抽出部(S150、S155)は、前記旧検査項目のうち、前記判定部により一致しないと判定された前記判定項目が示す情報の前記種別に関連する前記旧検査項目を、前記新検査項目として抽出し、
    前記取得部は、さらに、前記判定項目が示す情報が、前記対象アプリの動作に関連するか否かを示す関連情報を取得し、
    前記関連情報により前記対象アプリの動作に関連する情報を示すことが把握される前記判定項目を、対象判定項目とし、
    前記抽出部(S150、S155)は、同一の前記種別に分類される前記情報を示す前記対象判定項目のうちの少なくとも1つが示す情報が、前記判定部により一致しないと判定される場合には、該種別に対応する前記旧検査項目を前記新検査項目として抽出する
    抽出プログラム。
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