JP4902341B2 - 情報処理装置及びその制御方法、プログラム、並びに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、プログラム、並びに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、全体画像上に配置される認識処理すべき部分画像を包含するフィールド領域のそれぞれに対する認識処理結果を表示制御する情報処理装置及びその制御方法、当該情報処理装置において実行可能なプログラム、並びに、当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
従来から、紙等の記録媒体による帳票を画像データとして読み込み、読み込んだ画像データに含まれる文字や記号等の情報の認識処理、いわゆるOCR(Optical Character Recognition)機能を具備する情報処理装置が提案されている。
現存の各社OCRソフトにおいては、認識処理結果における様々な確認修正画面が用意されており、その中には使い勝手の優れたものも存在している。これらの多くのものは、1つ又は複数の処理対象領域とその認識結果を並べて表示し、目視で確認した結果、修正を要する箇所の修正を行った後、キー又はマウス操作によって次の処理対象領域に進むという手順で操作を行う。しかしながら、これらの方法の場合、誤認識がほとんど無い場合においても、キー又はマウス操作が必要であり、それ程効率が上がらないという欠点がある。
そこで、この欠点を解消するために、例えば、下記の特許文献1及び特許文献2には、認識処理結果の効果的な修正方法と確認方法が提案されている。
特許文献1には、原稿(帳票)の入力すべき必要なデータが記載された部分のみを、当該データを入力すべき定型フォーマットの指定位置の近傍に映し出し、入力すべき帳票の必要部分を画面上で見ながら、そのすぐ傍の定型フォーマットの指定位置に、キーボードよりデータを入力できるようにした技術が開示されている。
特許文献2には、帳票イメージと複数のOCR対象領域の項目一覧を表示し、さらに認識結果も同一画面上に表示するようにした技術が開示されている。この際、特許文献2では、項目一覧には、エラー情報等も表示され、オペレータが認識エラーを見逃し難くなっている。
特開平2−238575号公報 特開平11−353411号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、定型フォーマットの指定位置をキーボードで指定しなければ帳票の必要部分が表示されないため、全ての項目を表示させて、確認、修正といった手順を行う場合、オペレータの操作が煩雑になってしまうという問題があった。
また、上述した特許文献2においても、複数のOCR対象領域がある場合は、オペレータの操作によって認識結果を表示させて確認をし、修正対象項目を選択していくことに変わりはなく、やはり、オペレータの操作が煩雑になってしまうという問題があった。更に、OCR対象領域の数に対して認識エラーの数が少ない場合は、認識エラーを見落とす可能性が高くなるという問題もある。
即ち、従来の情報処理装置においては、読み込んだ帳票の画像データに対して複数のOCR対象領域(フィールド)を設定し、当該フィールド内の情報の認識処理結果を表示する際に、オペレータによる操作が煩雑になり、作業効率を向上させることが困難であるという問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、読み込んだ帳票の画像データに対して複数のOCR対象領域(フィールド)を設定し、当該フィールド内の情報の認識処理結果を表示する際に、オペレータによる操作を簡素化し、作業効率の向上を実現することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、全体画像上に配置される認識処理すべき部分画像を包含するフィールド領域のそれぞれに対する認識処理結果を表示制御する情報処理装置であって、前記フィールド領域のそれぞれに含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果とを対応付けてフィールド領域毎に管理する管理手段と、前記管理手段により管理されるフィールド領域に含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を利用者へ着目させるべく、それぞれのフィールド領域に含まれる部分画像を前記全体画像から取得して、当該取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を、利用者が着目する複数の第一の着目領域および当該第一の着目領域よりも大きい第二の着目領域へ所定のタイミングで順番に遷移させて表示する表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組のうちの一の組が前記第二の着目領域へ表示される際、当該組に含まれる認識処理結果に対する評価値に応じて、当該組および他の組を、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを変化させるものであり、前記部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組にそれぞれ含まれる認識結果に対する評価値が、所定の数連続して高い場合、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを早める
本発明の情報処理装置の制御方法は、全体画像上に配置される認識処理すべき部分画像を包含するフィールド領域のそれぞれに対する認識処理結果を表示制御する情報処理装置の制御方法であって、前記フィールド領域のそれぞれに含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果とを対応付けてフィールド領域毎に管理する管理ステップと、前記管理ステップにより管理されるフィールド領域に含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を利用者へ着目させるべく、それぞれのフィールド領域に含まれる部分画像を前記全体画像から取得して、当該取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を、利用者が着目する複数の第一の着目領域および当該第一の着目領域よりも大きい第二の着目領域へ所定のタイミングで順番に遷移させて表示する表示制御ステップとを有し、前記表示制御ステップでは、前記取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組のうちの一の組が前記第二の着目領域へ表示される際、当該組に含まれる認識処理結果に対する評価値に応じて、当該組および他の組を、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを変化させるものであり、前記部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組にそれぞれ含まれる認識結果に対する評価値が、所定の数連続して高い場合、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを早める
本発明のプログラムは、全体画像上に配置される認識処理すべき部分画像を包含するフィールド領域のそれぞれに対する認識処理結果を表示制御する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、前記フィールド領域のそれぞれに含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果とを対応付けてフィールド領域毎に管理する管理手段、前記管理手段により管理されるフィールド領域に含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を利用者へ着目させるべく、それぞれのフィールド領域に含まれる部分画像を前記全体画像から取得して、当該取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を、利用者が着目する複数の第一の着目領域および当該第一の着目領域よりも大きい第二の着目領域へ所定のタイミングで順番に遷移させて表示する表示制御手段として前記情報処理装置を機能させ、前記表示制御手段は、前記取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組のうちの一の組が前記第二の着目領域へ表示される際、当該組に含まれる認識処理結果に対する評価値に応じて、当該組および他の組を、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを変化させるものであり、前記部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組にそれぞれ含まれる認識結果に対する評価値が、所定の数連続して高い場合、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを早める
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記プログラムを記憶する。
本発明によれば、読み込んだ帳票の画像データに対して複数のOCR対象領域(フィールド)を設定し、当該フィールド内の情報の認識処理結果を表示する際に、オペレータによる操作を簡素化し、作業効率の向上を実現することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の概略構成図である。
図1に示すように、情報処理装置100は、CPU101、RAM102、ROM103、外部記憶部104、ディスプレイ105、キーボード106、スピーカ107、ポインティングデバイス108及びスキャナ109を備え、これらがシステムバス110を介して互いに接続されている。
CPU101は、情報処理装置100における動作を統括的に制御するものであり、バス110を介して、情報処理装置100の各構成部(102〜109)を制御する。
RAM102は、CPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU101は、処理の実行に際して、ROM103から必要なプログラム等をRAM102にロードし、当該プログラム等を実行することで各種の動作を実現する。
ROM103には、CPU101の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(OS)、CPU101が後述する図2〜図7の処理を実行するために必要なプログラム等が記憶されている。
外部記憶部104は、スキャナ109で読み込んだ画像データや、後述するフィールドの設定に係る情報及び当該フィールド内の情報の認識処理結果に係る情報、更には、後述する確からしさ値104aの情報などの各種の情報を記憶する。
ディスプレイ105は、CPU101による制御に基づき、各種の画像や各種の情報等を表示する表示手段として機能する。
キーボード106及びポインティングデバイス108は、オペレータからの各種の指示をCPU101に入力する入力手段(操作手段)として機能する。
スピーカ107は、CPU101による制御に基づき、音声を発生させる音声発生手段として機能する。
スキャナ109は、CPU101による制御に基づき、帳票等を画像データとして読み込む読み込み手段として機能する。
次に、図1に示すように構成された情報処理装置100の制御方法について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の制御方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、CPU101は、事前処理を行う。このステップS201の事前処理について、図3を用いて詳しく説明する。
ステップS201の事前処理では、まず、図3のステップS301において、CPU101は、スキャナ109に対して、セットされた帳票の読み込み処理を行わせる。ここで、スキャナ109は、セットされた複数種類の帳票を画像データとして読み込むものとし、スキャナ109で読み込んだ画像データは、CPU101の制御により、外部記憶部104に記憶される。
続いて、ステップS302において、CPU101は、ステップS301においてスキャナ109で読み込んだ帳票の種類毎に、帳票識別コードを設定する。この際、CPU101は、設定した帳票識別コードを、外部記憶部104に記憶した画像データと関連付けて記憶する。なお、ステップS302における帳票識別コードの設定方法としては、例えば、帳票に事前に番号を付しておき、当該帳票の画像データから当該番号を認識処理(OCR)して帳票識別コードとする方法や、当該帳票の画像データをレイアウト解析して、レイアウトの種類毎に帳票識別コードを設定する方法等が挙げられる。
続いて、ステップS303において、CPU101は、ステップS302で設定した帳票識別コード(即ち、帳票の種類)に応じて、複数のOCR対象領域(以下、このOCR対象領域を「フィールド」と称する)の設定を行い(フィールド設定手段)、当該各フィールドの位置座標を取得する。本実施形態では、このステップS303において、例えば、外部記憶部104に記憶されている帳票識別コードに対応したテンプレートを用いてフィールドを設定する。なお、このステップS303におけるフィールドの設定に際しては、例えば、オペレータが前記入力手段から帳票の種類毎に指定した情報に基づいて行うようにしてもよい。
図11及び図12は、帳票の一例を示す模式図である。
図11に示す帳票には、11−1〜11−Nに示す複数のフィールドが設定されていることが示されており、図12に示す帳票には、12−1〜12−5に示す5つのフィールドが設定されていることが示されている。そして、ステップS303では、帳票の種類に応じて設定した各フィールドの位置座標が取得されることになる。
続いて、ステップS304において、CPU101は、まず、ステップS301で読み込みを行った帳票の画像データに対して、ステップS303で設定したフィールド内の情報の認識処理(OCR)を行う(情報認識手段)。この際、認識処理される情報としては、文字のみならず、例えば、図11のフィールド11−8〜11−Nで示されるチェックボックスに記入されるチェック等の記号も含まれる。次いで、CPU101は、各フィールド毎に、当該フィールドの画像データに対する認識処理結果の確からしさの値を算出する(第1の算出手段)。そして、CPU101は、算出した各フィールド毎の確からしさの値(確からしさ値)104aを、当該帳票の画像データと関連付けて外部記憶部104に記憶する。ここで、確からしさ値104aの算出に際しては、例えば、設定されたフィールドの画像データにおける特徴点を抽出し、認識処理結果に係る情報との一致点及び相違点等に基づいて算出される。算出された値は、百分率やスコアなどで表現される。
続いて、ステップS305において、CPU101は、スキャナ109にセットされた全ての帳票の読み込み処理が終了したか否かを判断する。この判断の結果、未だ読み込み処理を行っていない帳票が存在する場合には、ステップS301に戻る。一方、ステップS305での判断の結果、全ての帳票の読み込み処理が終了した場合には、当該ステップS201の処理を終了する。
以上のステップS301〜S305の処理を経ることにより、読み込んだ帳票の種類に応じて設定したフィールド内の情報の認識処理の結果に基づく確からしさ値104aをメモリ(外部記憶部104)に保存する、ステップS201の事前処理がなされる。
このステップS201の事前処理が終了すると、続いて、図2のステップS202において、CPU101は、結果表示処理を行う。このステップS202の結果表示処理について、図4を用いて詳しく説明する。
ステップS202の結果表示処理では、まず、図4のステップS401において、CPU101は、外部記憶部104に記憶した確からしさ値104aから、帳票の種類毎に、確からしさ値104aの平均値を算出し(第2の算出手段)、当該平均値の高い帳票から降順に帳票を整列する結果整列処理を行う。このステップS401の詳細な処理については、図5を用いて後述する。
続いて、ステップS402において、CPU101は、表示手段であるディスプレイ105に、フィールド毎の認識処理結果(以下、この認識処理結果を「OCR結果」と称する)を表示する表示領域を複数設定し用意する。ここで、本実施形態では、後述の図8の81〜85に示すように、当該表示領域を5つ用意するものとする。
続いて、ステップS403において、CPU101は、ステップS401の結果整列処理で整列した、確からしさ値104aの平均値の高い帳票から順に、フィールド毎のOCR結果を表示する設定を行う。具体的に、ステップS403では、まず、ステップS201の事前処理において読み込まれた帳票であって後述のステップS405の処理を行っていない帳票の中から、確からしさ値104aの平均値が最も高い帳票を設定する。そして、当該帳票のフィールド数の設定をすると共に、表示するフィールドの数の初期値を0とする。
続いて、ステップS404において、CPU101は、表示するフィールドの数を1増やす(+1する)。
続いて、ステップS405において、CPU101は、ステップS403で設定された帳票におけるフィールド毎のOCR結果を、ステップS402で用意した5つの表示領域に遷移させて表示する画面遷移制御処理を行う(表示制御手段)。このステップS405の詳細な処理については、図6を用いて後述する。
続いて、ステップS406において、CPU101は、当該帳票の全てのフィールドのOCR結果の表示を行ったか否かを判断する。この判断の結果、未だ表示を行っていないフィールドがある場合には、ステップS404に戻る。
一方、ステップS406での判断の結果、全てのフィールドのOCR結果の表示を終了した場合には、続いて、ステップS407において、CPU101は、全ての帳票のOCR結果の表示を行ったか否かを判断する。この判断の結果、未だ表示を行っていない帳票がある場合には、ステップS403に戻る。一方、ステップS407での判断の結果、全ての帳票のOCR結果の表示を終了した場合には、当該ステップS202の処理を終了する。
以上のステップS401〜S407の処理を経ることにより、ステップS201で得たフィールド毎のOCR結果を、ディスプレイ105に設定された5つの表示領域に自動で遷移表示させる、ステップS202の結果表示処理がなされる。
次に、図4のステップS401における結果整列処理の詳細な処理について説明する。
図5は、図4のステップS401における結果整列処理の詳細な処理を示すフローチャートである。
ステップS401の結果整列処理では、まず、図5のステップS501において、CPU101は、現在の帳票識別コードを示す「CurrentCode」に、最初に読み込んだ帳票識別コードを代入する。
続いて、ステップS502において、CPU101は、「CurrentCode」と読み込んだ帳票識別コードとが等しい(一致する)か否かを判断する。この判断の結果、「CurrentCode」と読み込んだ帳票識別コードとが等しい(一致する)場合には、ステップS503に進む。なお、帳票識別コードが最初に読み込まれたものである場合には、ステップS501で代入処理を行っているため、ステップS502では、等しい(一致する)と判断されることになる。
ステップS503において、CPU101は、読み込んだ帳票の種類における各フィールドの確からしさ値104aの平均値を算出する。なお、以前に、同じ帳票の種類における各フィールドの確からしさ値104aの平均値が算出されている場合には、ステップS503では、これらを加味して全体の平均値が算出される。
一方、ステップS502で「CurrentCode」と読み込んだ帳票識別コードとが異なると判断された場合(現在の帳票と種類の異なる帳票であると判断された場合)、続いて、ステップS504において、CPU101は、初めて現れた帳票の種類であるか否かを判断する。
ステップS504で初めて現れた帳票の種類であると判断された場合、続いて、ステップS505において、CPU101は、読み込んだ帳票の種類における各フィールドの確からしさ値104aの平均値を算出する。
一方、ステップS504で初めて現れた帳票の種類ではないと判断された場合(過去に読み込んだ帳票と同じ種類のものがあると判断された場合)、続いて、ステップS506において、CPU101は、読み込んだ帳票及び当該帳票と同種類の以前に現れた帳票における各フィールドの確からしさ値104aから、当該帳票の種類におけるフィールドの確からしさ値104aの平均値を算出する。
ステップS505又はステップS506の処理が終了すると、続いて、ステップS507において、CPU101は、「CurrentCode」に当該読み込んだ帳票識別コードを代入する。
ステップS503又はステップS507の処理が終了すると、続いて、ステップS508において、CPU101は、次の帳票識別コードを読み込む。
続いて、ステップS509において、CPU101は、全ての帳票の確からしさ値104aの平均値を算出したか否かを判断する。この判断の結果、未だ確からしさ値104aの平均値の算出が終了していない帳票が存在する場合には、ステップS502に戻る。一方、ステップS509での判断の結果、全ての帳票の確からしさ値104aの平均値を算出した場合、続いて、ステップS510において、CPU101は、確からしさ値104aの平均値の高い種類の帳票から降順に帳票を整列する。
以上のステップS501〜S510の処理を経ることにより、外部記憶部104に記憶した確からしさ値104aから、帳票の種類毎に、確からしさ値104aの平均値を算出し、当該平均値の高い帳票から降順に帳票を整列する、ステップS401の結果整列処理がなされる。
次に、図4のステップS405における画面遷移制御処理の詳細な処理について説明する。
図6は、図4のステップS405における画面遷移制御処理の詳細な処理を示すフローチャートである。
ステップS405の画面遷移制御処理では、まず、図6のステップS601において、CPU101は、ディスプレイ105に設定した5つ表示領域に各フィールドのOCR結果を代入し表示させる結果代入処理を行う。ここで、図7〜図10を用いて、ステップS601における結果代入処理の詳細な処理について説明する。
図7は、図6のステップS601における結果代入処理の詳細な処理を示すフローチャートである。また、図8〜図10は、各フィールドのOCR結果を設定された5つ表示領域に表示させる際のディスプレイ105の表示画面を示す模式図である。
ステップS601の結果代入処理では、まず、図7のステップS701において、CPU101は、OCR結果を表示するフィールドの数が1であるか否かを判断する。この判断の結果、OCR結果を表示するフィールドの数が1である場合(最初のフィールドを表示する場合)には、続いて、ステップS702において、CPU101は、ディスプレイ105の3番目の表示領域に、1番目のフィールドにおけるOCR結果と当該フィールドにおける元画像を代入し表示する。
ここで、ステップS702の処理を図8を用いて説明する。
図8は、ディスプレイ105のOCR結果の表示画面であるが、当該表示画面には、ステップS301で読み込んだ画像データに基づく帳票画像80が表示されると共に、ステップS402で設定した5つの表示領域81〜85と、OKボタン86及び修正ボタン87が構成されている。また、図8に示す例では、ステップS303において、8−1〜8−6に示すフィールドが設定されているものとする。また、各表示領域81〜85には、それぞれ、各フィールドにおける帳票の画像データを表示する元画像表示領域81a〜85aと、当該各フィールドにおけるOCR結果を表示するOCR結果表示領域81b〜85bが設けられている。なお、本実施形態では、オペレータにより修正ボタン87が押されると、3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に停止表示されているOCR結果の修正が行えるように構成されている。
上述したステップS702では、図8に示す3番目の表示領域83に、1番目のフィールド8−1におけるOCR結果がOCR結果表示領域83bに表示され、当該フィールド8−1における元画像が元画像表示領域83aに表示される。
図7のステップS701でOCR結果を表示するフィールドの数が1でないと判断された場合には、続いて、ステップS703において、CPU101は、OCR結果を表示するフィールドの数が2であるか否かを判断する。この判断の結果、OCR結果を表示するフィールドの数が2である場合には、続いて、ステップS704において、CPU101は、図8に示す4番目の表示領域84のOCR結果表示領域84bに2番目のフィールド8−2におけるOCR結果を表示し、元画像表示領域84aに当該フィールド8−2における元画像を表示する。
図7のステップS703でOCR結果を表示するフィールドの数が2でないと判断された場合には、続いて、ステップS705において、CPU101は、OCR結果を表示するフィールドの数が3であるか否かを判断する。この判断の結果、OCR結果を表示するフィールドの数が3である場合には、続いて、ステップS706において、CPU101は、図8に示す5番目の表示領域85のOCR結果表示領域85bに3番目のフィールド8−3におけるOCR結果を表示し、元画像表示領域85aに当該フィールド8−3における元画像を表示する。
図7のステップS705でOCR結果を表示するフィールドの数が3でないと判断された場合には、画面遷移開始状態に以降し、続いて、ステップS707において、CPU101は、OCR結果を表示するフィールドの数が4であるか否かを判断する。
ステップS707の判断の結果、OCR結果を表示するフィールドの数が4である場合には、以下に示すステップS708〜ステップS711の処理を同時に行って、図9に示す表示画面の状態とする。
ステップS708において、CPU101は、図8の3番目の表示領域83に表示されていたOCR結果と元画像を、図9に示す2番目の表示領域82に表示する制御を行う。また、ステップS709において、CPU101は、図8の4番目の表示領域84に表示されていたOCR結果と元画像を、図9に示す3番目の表示領域83に表示する制御を行う。また、ステップS710において、CPU101は、図8の5番目の表示領域85に表示されていたOCR結果と元画像を、図9に示す4番目の表示領域84に表示する制御を行う。また、ステップS711において、CPU101は、図9の5番目の表示領域85に、4番目のフィールド8−4におけるOCR結果と元画像を表示する制御を行う。
図7のステップS707でOCR結果を表示するフィールドの数が4でないと判断された場合には、続いて、ステップS712において、CPU101は、OCR結果を表示するフィールドの数が5以上であるか否かを判断する。
ステップS712の判断の結果、OCR結果を表示するフィールドの数が5以上である場合には、以下に示すステップS713〜ステップS718の処理を同時に行って、図10に示す表示画面の状態とする。
ステップS713において、CPU101は、1番目の表示領域81に表示されていたOCR結果と元画像を削除する制御を行う。この際、1番目の表示領域81に何も表示されていなかった場合には、当該ステップS713の処理は行われない。ステップS714において、CPU101は、図9の2番目の表示領域82に表示されていたOCR結果と元画像を、図10に示す1番目の表示領域81に表示する制御を行う。また、ステップS715において、CPU101は、図9の3番目の表示領域83に表示されていたOCR結果と元画像を、図10に示す2番目の表示領域82に表示する制御を行う。また、ステップS716において、CPU101は、図9の4番目の表示領域84に表示されていたOCR結果と元画像を、図10に示す3番目の表示領域83に表示する制御を行う。また、ステップS717において、CPU101は、図9の5番目の表示領域85に表示されていたOCR結果と元画像を、図10に示す4番目の表示領域84に表示する制御を行う。また、ステップS718において、CPU101は、図10の5番目の表示領域85に、5番目以降の次のフィールド(図10に示す例では、5番目のフィールド8−5)におけるOCR結果と元画像を表示する制御を行う。
ステップS702、S704、S706、S711若しくはS718の処理が終了した場合、或いは、ステップS712でOCR結果を表示するフィールドの数が5未満であると判断された場合、当該ステップS601の処理を終了する。
以上のステップS701〜S718の処理を経ることにより、ディスプレイ105に設定した5つ表示領域81〜85に各フィールドのOCR結果を代入し表示させる、ステップS601の結果代入処理がなされる。
図6において、ステップS601の処理が終了すると、続いて、ステップS602において、CPU101は、ステップS404の処理により設定されたフィールド(新たに表示されたフィールド)のOCR結果における確からしさ値104aを外部記憶部104から抽出し、当該抽出した確からしさ値が判定値1よりも大きいか否かを判断する(第1の判断手段)。ここで、判定値1は、OCR結果が正しいと判断できるレベルの値である。
ステップS602での判断の結果、確からしさ値が判定値1よりも大きい場合には、続いて、ステップS603において、CPU101は、スピーカ107から発するビープ音を鳴らさないように制御する。
続いて、ステップS604において、CPU101は、判定値1よりも大きい確からしさ値が5回以上続くか否か(判定値1よりも大きい確からしさ値のフィールドが5回以上続くか否か)を判断する。なお、本実施形態のステップS604では、判定値1よりも大きい確からしさ値が5回以上としているか、例えば、2回、3回、4回、或いは、他の回数であってもよい。ステップS604での判断の結果、判定値1よりも大きい確からしさ値が5回以上続いていない場合には、ステップS601に戻る。
一方、ステップS604での判断の結果、判定値1よりも大きい確からしさ値が5回以上続いている場合には、続いて、ステップS605において、CPU101は、画面の遷移速度(各表示領域81〜85における遷移表示の速度)が一定の速度未満であるか否かを判断する。この判断の結果、画面の遷移速度が一定の速度未満でない場合には、ステップS601に戻る。
一方、ステップS605での判断の結果、画面の遷移速度が一定の速度未満である場合には、続いて、ステップS606において、CPU101は、当該フィールドにおけるOCR結果等の各表示領域81〜85に対する遷移表示の速度を前記一定の速度まで上昇させる表示制御を行う。ステップS606の処理が終了すると、ステップS601に戻る。
ステップS602での判断の結果、確からしさ値が判定値1以下である場合には、続いて、ステップS607において、CPU101は、スピーカ107からビープ音を鳴らす制御をする。
続いて、ステップS608において、CPU101は、画面の遷移速度をデフォルトに戻す設定を行う。
続いて、ステップS609において、CPU101は、ステップS404の処理により設定されたフィールド(新たに表示されたフィールド)のOCR結果における確からしさ値104aが判定値2よりも大きいか否かを判断する。ここで、判定値2は、判定値1よりも小さい値であり、OCR結果がおそらく正しいと判断できるレベルの値である。
ステップS609での判断の結果、確からしさ値が判定値2よりも大きい場合には、続いて、ステップS610において、CPU101は、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されているか否かを判断する。
ステップS610での判断の結果、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されている場合には、続いて、ステップS611において、CPU101は、現在の遷移表示を0.5秒間停止する制御を行う。
ステップS611の処理が終了すると、続いて、ステップS613において、CPU101は、オペレータから修正要求があるか否かを判断する。このステップS613での修正要求の可否判断は、オペレータにより修正ボタン87が押されたか否かで判断する。この判断の結果、オペレータから修正要求がなかった場合には、ステップS601に戻る。
一方、ステップS613での判断の結果、オペレータから修正要求があった場合には、続いて、ステップS614において、CPU101は、画面遷移処理を停止する。続いて、ステップS615において、CPU101は、オペレータからのキーボード106等を介したOCR結果の修正を許可し、また、オペレータによりOKボタン86が押されたことを契機として、画面遷移処理を再開する。その後、ステップS601に戻る。
一方、ステップS610での判断の結果、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されていない場合には、当該フィールドにおける処理はステップS601に移行し、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示された際に、CPU101は、遷移表示を0.5秒間停止する制御を行う(S612)。なお、ステップS610で当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されていないと判断された時点では、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示された際に遷移表示を0.5秒間停止制御する旨の情報が、例えば、RAM102に記憶され、CPU101によって当該情報に基づく0.5秒間停止制御が行われるまで保持される。そして、ステップS612の処理が行われると、上述したステップS613〜S615の処理が必要に応じて行われ、ステップS601に戻る。
ステップS609での判断の結果、確からしさ値が判定値2以下である場合には、続いて、ステップS616において、CPU101は、ステップS404の処理により設定されたフィールド(新たに表示されたフィールド)のOCR結果における確からしさ値104aが判定値3よりも大きいか否かを判断する(第2の判断手段)。ここで、判定値3は、判定値2よりも小さい値であり、OCR結果がエラーであるか否かを判断できるレベルの値である。
ステップS616での判断の結果、確からしさ値が判定値3よりも大きい場合には、OCR結果がおそらくエラーであると判断できるレベルとなる。この場合、ステップS617において、CPU101は、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されているか否かを判断する。
ステップS617での判断の結果、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されている場合には、続いて、ステップS618において、CPU101は、現在の遷移表示を1.0秒間停止する制御を行う。
ステップS618の処理が終了すると、続いて、ステップS620において、CPU101は、オペレータから修正要求があるか否かを判断する。このステップS620での修正要求の可否判断は、オペレータにより修正ボタン87が押されたか否かで判断する。この判断の結果、オペレータから修正要求がなかった場合には、ステップS601に戻る。
一方、ステップS620での判断の結果、オペレータから修正要求があった場合には、続いて、ステップS621において、CPU101は、画面遷移処理を停止する。続いて、ステップS622において、CPU101は、オペレータからのキーボード106等を介したOCR結果の修正を許可し、また、オペレータによりOKボタン86が押されたことを契機として、画面遷移処理を再開する。その後、ステップS601に戻る。
一方、ステップS617での判断の結果、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されていない場合には、当該フィールドにおける処理はステップS601に移行し、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示された際に、CPU101は、遷移表示を1.0秒間停止する制御を行う(S619)。なお、ステップS617で当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されていないと判断された時点では、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示された際に遷移表示を1.0秒間停止制御する旨の情報が、例えば、RAM102に記憶され、CPU101によって当該情報に基づく1.0秒間停止制御が行われるまで保持される。そして、ステップS619の処理が行われると、上述したステップS620〜S622の処理が必要に応じて行われ、ステップS601に戻る。
ステップS616での判断の結果、確からしさ値が判定値3以下である場合には、OCR結果がエラーであると判断できるレベルとなる。この場合、ステップS623において、CPU101は、当該フィールドの表示領域の背景に色をつけて、即ち、表示領域の背景の色を変更して表示する制御を行う。例えば、図8の例では、5番目の表示領域85に表示された3番目のフィールド8−3におけるOCR結果が判定値3以下であったので、当該5番目の表示領域85(元画像表示領域85a)の背景が色88に変更されている。図8の例では、フィールド8−3に手書きで記載された「173」が、OCRの結果「773」と処理され、これがOCR結果表示領域85aに表示された場合を示している。なお、本実施形態では、図8に示すように、元画像表示領域85aの背景の色を変更するようにしているが、例えば、OCR結果表示領域85aの背景の色を変更するようにしてもよいし、また、元画像表示領域及びOCR結果表示領域の両方の背景の色を変更するようにしてもよい。このように、背景の色を変更することにより、オペレータに対して、OCR結果がエラーである旨を報知することができる。
続いて、ステップS624において、CPU101は、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されているか否かを判断する。
ステップS624での判断の結果、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されている場合には、続いて、ステップS625において、CPU101は、画面遷移処理を停止する制御を行う。
ステップS625の処理が終了すると、続いて、ステップS627において、CPU101は、オペレータにより修正ボタン87が押され、キーボード106等を介した当該OCR結果の修正入力があるか否かを判断する。この判断の結果、修正入力が無かった場合には、画面遷移処理を再開した後、ステップS601に戻る。
一方、ステップS627での判断の結果、修正入力があった場合には、続いて、ステップS628において、CPU101は、当該修正入力を許可し、また、オペレータによりOKボタン86が押されたことを契機として、当該フィールドにおけるOCR結果の表示領域の背景に付けた色88を取り除いて、画面遷移処理を再開する。その後、ステップS601に戻る。
一方、ステップS624での判断の結果、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されていない場合には、当該フィールドにおける処理はステップS601に移行し、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示された際に、CPU101は、画面遷移処理を停止する制御を行う(S626)。なお、ステップS624で当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示されていないと判断された時点では、当該フィールドのOCR結果が3番目の表示領域83(OCR結果表示領域83b)に表示された際に画面遷移処理を停止制御する旨の情報が、例えば、RAM102に記憶され、CPU101によって当該情報に基づく停止制御が行われるまで保持される。そして、ステップS626の処理が行われると、上述したステップS627及びS628の処理が必要に応じて行われ、ステップS601に戻る。
以上のステップS601〜S628の処理を経ることにより、ディスプレイ105の表示画面上に設定された複数の表示領域81〜85に、各フィールドにおけるOCR結果を遷移表示させる、ステップ405の画面遷移制御処理がなされる。
本実施形態に係る情報処理装置100によれば、読み込んだ帳票の画像データに対して複数のフィールドを設定し、当該フィールド内の情報のOCR結果をディスプレイ105に表示する際に、フィールド毎のOCR結果をディスプレイ105の表示画面に設定された各表示領域81〜85に自動で遷移表示するようにしたので、各フィールドのOCR結果を選択する操作が不要となるため、オペレータによる操作を簡素化することができ、作業効率の向上を実現することが可能となる。
また、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、帳票の種類毎に、前記確からしさ値104aにおける平均値を算出し、当該平均値の高い帳票に係るOCR結果から降順に、各表示領域81〜85に遷移表示を行うようにしたので、確からしさ値104aの平均値の高い帳票のOCR結果から順次、その確認を行うことができるので、更に、作業効率の向上を実現することが可能となる。
また、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、当該フィールドにおける確からしさ値が判定値1(OCR結果が正しいと判断できるレベルの値)以下である場合に、スピーカ107からビープ音で報知するようにしたので(ステップS607)、OCR結果のエラーの見落としを低減させることができる。また、常に目視し続ける必要もなくなる。
また、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、当該フィールドにおける確からしさ値が判定値3以下である場合(OCR結果がエラーであると判断できる場合)には、画面遷移処理を停止するようにしたので(ステップS625、S626)、OCR結果のエラーを確実に修正することができ、OCR結果の確認とその修正作業の効率化を図ることが可能となる。
前述した本実施形態に係る情報処理装置100を構成する図1の各手段、並びに情報処理装置100の制御方法を示した図2〜図7の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより本実施形態に係る情報処理装置100の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して本実施形態に係る情報処理装置100の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて本実施形態に係る情報処理装置100の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の制御方法を示すフローチャートである。 図2のステップS201における事前処理の詳細な処理を示すフローチャートである。 図2のステップS202における結果表示処理の詳細な処理を示すフローチャートである。 図4のステップS401における結果整列処理の詳細な処理を示すフローチャートである。 図4のステップS405における画面遷移制御処理の詳細な処理を示すフローチャートである。 図6のステップS601における結果代入処理の詳細な処理を示すフローチャートである。 各フィールドの認識処理結果(OCR結果)を設定された5つ表示領域に表示させる際のディスプレイの表示画面を示す模式図である。 各フィールドの認識処理結果(OCR結果)を設定された5つ表示領域に表示させる際のディスプレイの表示画面を示す模式図である。 各フィールドの認識処理結果(OCR結果)を設定された5つ表示領域に表示させる際のディスプレイの表示画面を示す模式図である。 帳票の一例を示す模式図である。 帳票の一例を示す模式図である。
符号の説明
100 情報処理装置
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 外部記憶部
104a 確からしさ値
105 ディスプレイ
106 キーボード
107 スピーカ
108 ポインティングデバイス
109 スキャナ
110 システムバス
80 帳票画像
8−1〜8−6、11−1〜11−N、12−1〜12−5 フィールド
81〜85 表示領域
81a〜85a 元画像表示領域
81b〜85b OCR結果表示領域
86 OKボタン
87 修正ボタン

Claims (6)

  1. 全体画像上に配置される認識処理すべき部分画像を包含するフィールド領域のそれぞれに対する認識処理結果を表示制御する情報処理装置であって、
    前記フィールド領域のそれぞれに含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果とを対応付けてフィールド領域毎に管理する管理手段と、
    前記管理手段により管理されるフィールド領域に含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を利用者へ着目させるべく、それぞれのフィールド領域に含まれる部分画像を前記全体画像から取得して、当該取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を、利用者が着目する複数の第一の着目領域および当該第一の着目領域よりも大きい第二の着目領域へ所定のタイミングで順番に遷移させて表示する表示制御手段とを有し、
    前記表示制御手段は、前記取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組のうちの一の組が前記第二の着目領域へ表示される際、当該組に含まれる認識処理結果に対する評価値に応じて、当該組および他の組を、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを変化させるものであり、前記部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組にそれぞれ含まれる認識結果に対する評価値が、所定の数連続して高い場合、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを早めることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との組を、前記第一の着目領域へ表示した後、前記第二の着目領域へ表示するものであり、
    前記部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との一の組が、前記第一の着目領域へ表示される際、当該組に含まれる認識処理結果に対する評価値が低い場合、利用者に注意を促すために報知する報知手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組のうちの一の組が前記第二の着目領域へ表示される際、当該組に含まれる認識処理結果に対する評価値が第一の所定の値より低く第二の所定の値より高い場合、当該組および他の組を、前記第一の着目領域および第二の着目領域への遷移のタイミングを遅め、第二の所定の値より低い場合、当該組および他の組を、前記第一の着目領域および第二の着目領域への遷移を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 全体画像上に配置される認識処理すべき部分画像を包含するフィールド領域のそれぞれに対する認識処理結果を表示制御する情報処理装置の制御方法であって、
    前記フィールド領域のそれぞれに含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果とを対応付けてフィールド領域毎に管理する管理ステップと、
    前記管理ステップにより管理されるフィールド領域に含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を利用者へ着目させるべく、それぞれのフィールド領域に含まれる部分画像を前記全体画像から取得して、当該取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を、利用者が着目する複数の第一の着目領域および当該第一の着目領域よりも大きい第二の着目領域へ所定のタイミングで順番に遷移させて表示する表示制御ステップとを有し、
    前記表示制御ステップでは、前記取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組のうちの一の組が前記第二の着目領域へ表示される際、当該組に含まれる認識処理結果に対する評価値に応じて、当該組および他の組を、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを変化させるものであり、前記部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組にそれぞれ含まれる認識結果に対する評価値が、所定の数連続して高い場合、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを早めることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  5. 全体画像上に配置される認識処理すべき部分画像を包含するフィールド領域のそれぞれに対する認識処理結果を表示制御する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
    前記フィールド領域のそれぞれに含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果とを対応付けてフィールド領域毎に管理する管理手段、
    前記管理手段により管理されるフィールド領域に含まれる部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を利用者へ着目させるべく、それぞれのフィールド領域に含まれる部分画像を前記全体画像から取得して、当該取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組を、利用者が着目する複数の第一の着目領域および当該第一の着目領域よりも大きい第二の着目領域へ所定のタイミングで順番に遷移させて表示する表示制御手段として前記情報処理装置を機能させ、
    前記表示制御手段は、前記取得した部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組のうちの一の組が前記第二の着目領域へ表示される際、当該組に含まれる認識処理結果に対する評価値に応じて、当該組および他の組を、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを変化させるものであり、前記部分画像と当該部分画像に対する認識処理結果との複数の組にそれぞれ含まれる認識結果に対する評価値が、所定の数連続して高い場合、前記第一の着目領域および第二の着目領域へ遷移するタイミングを早めることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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