JP5872420B2 - プラント監視システムおよびその更新方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、プラント監視システムおよびその更新方法に関する。
原子力プラント等のプラントにおける監視システムは、プラントの各機器、装置からのプロセスデータを収集・処理し、運転員へ適切な情報を提供するインターフェースとしての機能を有するものである。
プラントの稼働率向上を目的として、定検期間の短縮が求められているが、プラント監視システムを更新する場合、プラント停止中である定検期間でしか更新を実施できないため、短期間での更新技術が必要とされている。
プラント監視システムを更新するには、まず、プラント停止後に、既設システムへの電源の供給を停止した上で既設システムの撤去を行う。既設システムの撤去後、既設システムを設置していたスペースに新設システムを設置する。新設システムの設置後、新設システムへの電源供給を行い、新設システムの試験を行う。試験が完了した後に本格運用となる。
新設システムの試験は、システムの健全性確認として、プロセスデータの入力元であるプロセスデータ入出力装置や制御装置からの信号を1点毎に模擬し、プロセス計算機の処理結果を確認している。多量の信号について人間が目視確認しているため、長期間を要する原因となっている。
また、試験員による目視確認というプロセスが避けられないことから、模擬結果値の見落としや判定間違いが発生するおそれがあり、後から再試験といった後戻り作業が発生する原因となり、定検期間の短縮の課題となっている。
また、万が一試験の結果、機器の故障、計算機プログラムの異常が判明した場合、原因の特定、修復作業が発生する。その際、原因の特定、修復作業に多くの労力を要しており、これも定検期間短縮の課題となっている。
特開2003−316427号公報
プラント監視システムにおける信号数は、プラントの規模にもよるが、通常、数千点〜1万点以上と大規模である。従来のプラント監視システムでは、プラント停止後に既設プラント監視システムを撤去し、新規プラント監視システムを設置して、プロセスデータの入力元であるプロセスデータ入力装置や、制御装置から1点毎に信号を入力し、プロセス監視システムの処理結果を確認している。このため、信号数が多いとそれに伴って試験項目も多くなるため、多くの労力が必要であった。
また、システム異常時の原因特定、修復作業の際には、プロセスデータのトレーサビリティを人間が仕様書やソフトウェアを元に調査する必要があるため、多くの労力が必要であった。
そこで、本発明の実施形態は、新設プラント監視システムの試験を実施するための既設プラント監視システムの停止期間を短縮することにより、プラント停止期間を短縮することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態は、プラントを構成する複数のプラント機器の状態を示す処理前状態データを収集してこれを処理した処理後状態データを表示部に表示させるとともに、プラントの運転に関する処理前指令データを指令入力部から受けてこの指令を処理した処理後指令データを出力する複数の計算機からなる第1の計算機群と、前記第1の計算機群からの前記処理後状態データを前記表示部に伝送するとともに前記指令入力部からの指令を前記第1の計算機群に伝送する第1の操作側ネットワークと、前記プラント機器側からの前記処理前状態データを前記第1の計算機群に伝送するとともに前記第1の計算機群からの前記処理後指令データを前記プラント機器側に伝送する第1の機器側ネットワークと、前記プラント機器の状態を示す処理前状態データを収集してこれを処理した処理後状態データを表示部に表示させるとともに、プラントの運転に関する処理前指令データを指令入力部から受けてこの指令を処理した処理後指令データを出力する複数の計算機からなる第2の計算機群と、前記第2の計算機群からの前記処理後状態データを前記表示部に伝送するとともに前記指令入力部からの指令を前記第2の計算機群に伝送する第2の操作側ネットワークと、前記プラント機器側からの前記処理前状態データを前記第2の計算機群に伝送するとともに前記第2の計算機群からの前記処理後指令データを前記プラント機器側に伝送する第2の機器側ネットワークと、前記第1の機器側ネットワークおよび前記第2の機器側ネットワークに接続されて前記第1の機器側ネットワークおよび前記第2の機器側ネットワークのそれぞれを通じて前記第1の計算機群および前記第2の計算機群のそれぞれと前記処理前状態データおよび前記処理後指令データの授受を行うプラントデータ分岐装置と、前記プラントデータ分岐装置と接続されて前記プラントデータ分岐装置との間で前記プラント機器からの前記処理前状態データおよび前記プラント機器への前記処理後指令データの授受を行うプラントデータ入出力装置と、前記第1の操作側ネットワークおよび前記第2の操作側ネットワークに接続されて前記第1の計算機群および前記第2の計算機群それぞれから前記処理後状態データを受け取り前記処理後状態データの異常の有無を判定する状態データ判定装置と、を備え、前記状態データ判定装置は、前記第1の計算機群からの前記処理後状態データを前記第1の操作側ネットワークを経由して受信処理する第1の状態データ受信処理部と、前記第2の計算機群からの前記処理後状態データを前記第2の操作側ネットワークを経由して受信処理する第2の状態データ受信処理部と、前記第1の状態データ受信処理部と前記第2の状態データ受信処理部とで受信処理された前記処理後状態データを入力し、比較判定を行う状態データコンペアチェック部と、を有する、ことを特徴とする。
また、本発明の実施形態は、プラントを構成する複数のプラント機器からの状態データを収集して処理する既設計算機と、前記既設計算機からみて前記プラント機器に近い側が接続される既設機器側ネットワークと、前記既設計算機からみて操作側が接続される既設操作側ネットワークとを備えるプラント監視システムの、前記既設計算機、前記既設機器側ネットワーク、および前記既設操作側ネットワークを、新設計算機、新設機器側ネットワーク、および新設操作側ネットワークに更新する更新方法において、プラントデータ分岐装置を据え付ける分岐装置据付ステップと、前記新設計算機を据え付ける新設計算機据付ステップと、前記新設機器側ネットワークを据え付ける機器側ネットワーク据付ステップと、前記新設操作側ネットワークを据え付ける操作側ネットワーク据付ステップと、指令データ判定装置を据え付ける指令データ判定装置据付ステップと、状態データ判定装置を据え付ける状態データ判定装置据付ステップと、前記分岐装置据付ステップの後に、プラントデータ入出力装置と前記既設計算機間の接続を解除し、前記プラントデータ分岐装置と前記プラントデータ入出力装置との間、および前記プラントデータ分岐装置と前記既設計算機との間の接続を行う分岐装置接続ステップと、前記分岐装置据付ステップおよび前記機器側ネットワーク据付ステップの後に、前記プラントデータ分岐装置と前記新設機器側ネットワークとの間を接続する機器側ネットワーク接続ステップと、前記新設計算機据付ステップと機器側ネットワーク据付ステップと操作側ネットワーク据付ステップの後に、前記新設計算機と前記新設機器側ネットワークとの間、および前記新設計算機と前記新設操作側ネットワークとの間を接続する新設計算機接続ステップと、前記指令データ判定装置据付ステップと前記機器側ネットワーク接続ステップの後に、前記指令データ判定装置と前記既設機器側ネットワークとの間および前記指令データ判定装置と前記新設機器側ネットワークとの間を接続する指令データ判定装置接続ステップと、前記状態データ判定装置据付ステップと前記操作側ネットワーク据付ステップの後に、前記状態データ判定装置と前記既設操作側ネットワークとの間および前記状態データ判定装置と前記新設操作側ネットワークとの間を接続する状態データ判定装置接続ステップと、前記新設計算機接続ステップ、前記機器側ネットワーク接続ステップ、前記状態データ判定装置接続ステップおよび前記指令データ判定装置接続ステップの後に、各状態データおよび指令データについての試験において前記状態データ判定装置および前記指令データ判定装置により照合確認を行う試験ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明の実施形態は、プラントを構成する複数のプラント機器からのプロセスデータを収集・処理する既設計算機と、前記既設計算機の機器側が接続される既設機器側ネットワークと、前記既設計算機の操作側が接続される既設操作側ネットワークと、プラントデータ分岐装置と、状態データ判定装置と、指令データ判定装置とを備えるプラント監視システムの、前記既設計算機、前記既設機器側ネットワーク、および前記既設操作側ネットワークを、新設計算機、新設機器側ネットワーク、および新設操作側ネットワークに更新する更新方法において、前記新設計算機を据え付ける新設計算機据付ステップと、前記新設機器側ネットワークを据え付ける機器側ネットワーク据付ステップと、前記新設操作側ネットワークを据え付ける操作側ネットワーク据付ステップと、前記機器側ネットワーク据付ステップの後に、前記プラントデータ分岐装置と前記新設機器側ネットワークとの間を接続する新設ネットワーク機器側接続ステップと、前記新設計算機据付ステップと前記機器側ネットワーク据付ステップと前記操作側ネットワーク据付ステップの後に、前記新設計算機と前記新設機器側ネットワークとの間、および前記新設計算機と前記新設操作側ネットワークとの間を接続する新設計算機接続ステップと、前記機器側ネットワーク接続ステップの後に、前記指令データ判定装置と前記新設機器側ネットワークとの間を接続する指令データ判定装置接続ステップと、前記操作側ネットワーク据付ステップの後に、前記状態データ判定装置と前記新設操作側ネットワークとの間を接続する状態データ判定装置接続ステップと、前記新設計算機接続ステップ、前記機器側ネットワーク接続ステップ、前記状態データ判定装置接続ステップおよび前記指令データ判定装置接続ステップの後に、各状態データおよび指令データについての試験において前記状態データ判定装置および前記指令データ判定装置により照合確認を行う試験ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、新設プラント監視システムの試験を実施するための既設プラント監視システムの停止期間を短縮することにより、プラント停止期間を短縮することができる。
本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムへの最初の更新の方法を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムの2回目以降の更新の方法を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るプラント監視システムによるコンペアチェック結果の表示画面の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るプラント監視システムによる試験成績書の出力の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るプラント監視システムによるコンペアチェック結果の表示画面の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るプラント監視システムによるコンペアチェック結果の表示画面の例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係るプラント監視システムによる既設計算機と新設計算機の処理プログラム内容表示の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係るプラント監視システムおよびその更新方法について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムの構成を示すブロック図である。プラント監視システムは、既設プラント監視システム10、新設プラント監視システム20、機器側プラントデータ入出力装置2、プラントデータ分岐装置5、状態データ判定装置100aおよび指令データ判定装置200aを備える。
既設プラント監視システム10は、既設計算機群11、既設機器側ネットワーク12、既設操作側ネットワーク13および既設操作側入出力装置14を備える。
既設計算機群11は、プラントを構成する機器、装置、プロセス計器等(以下「プラント機器1」という。)の状態を示す状態データ(以下、「処理前状態データ」という。)を収集してこれを処理し、その処理した状態データ(以下、「処理後状態データ」という。)を既設操作側入出力装置14の表示部に表示させる。また既設計算機群11は、既設操作側入出力装置14の指令入力部で入力されたプラントの運転に関する指令データ(以下、「処理前指令データ」という。)を受けて、この指令を処理し、その処理した指令データ(以下、「処理後指令データ」という。)を出力する。
なお、処理前状態データ、処理後状態データを総称して状態データ、処理前指令データ、処理後指令データを総称して指令データという。
既設機器側ネットワーク12は、既設計算機群11から出力された処理後指令データを受けプラントデータ分岐装置5に伝送するとともに、プラントデータ分岐装置5からの処理前状態データを受けてこれを既設計算機群11に伝送する。
既設操作側ネットワーク13は、既設計算機群11から出力された処理後状態データを既設操作側入出力装置14に伝送するとともに、既設操作側入出力装置14の指令入力部で入力された処理前指令データを受けてこれを既設計算機群11に伝送する。
既設操作側入出力装置14は、プラント機器1に対する指令を運転員が入力する指令入力部、既設計算機群11からの処理後状態データを既設操作側ネットワーク13を経由して受け入れて表示する表示部を有する。
新設プラント監視システム20は、既設プラント監視システム10と同様の構成であって、新設計算機群21、新設機器側ネットワーク22、新設操作側ネットワーク23および新設操作側入出力装置24を備える。
新設計算機群21は、処理前状態データを収集して処理し、処理後状態データを新設操作側入出力装置24の表示部に表示させる。また新設計算機群21は、新設操作側入出力装置24の指令入力部で入力された処理前指令データを受けて、処理後指令データを出力する。
新設機器側ネットワーク22は、新設計算機群21から出力された処理後指令データを受けプラントデータ分岐装置5に伝送するとともに、プラントデータ分岐装置5からの処理前状態データを受けてこれを新設計算機群21に伝送する。
新設操作側ネットワーク23は、新設計算機群21から出力された処理後状態データを新設操作側入出力装置24に伝送するとともに、新設操作側入出力装置24の指令入力部で入力された処理前指令データを受けてこれを新設計算機群21に伝送する。
新設操作側入出力装置24は、プラント機器1に対する指令を運転員が入力する指令入力部、新設計算機群21からの処理後状態データを新設操作側ネットワーク23を経由して受け入れて表示する表示部を有する。
機器側プラントデータ入出力装置2は、プラント機器1からの状態データを受信して信号処理の上、プラントデータ分岐装置5に出力する。
また、機器側プラントデータ入出力装置2は、プラントデータ分岐装置5から入力されたプラント機器1への処理後指令データを信号処理の上、プラント機器1へ出力する。
プラントデータ分岐装置5は、機器側プラントデータ入出力装置2と既設機器側ネットワーク12および新設機器側ネットワーク22との間に設けられている。
プラントデータ分岐装置5は、機器側プラントデータ入出力装置2から状態データを受けて2つに分岐して、この同じ状態データを、既設機器側ネットワーク12および新設機器側ネットワーク22のそれぞれに出力する。
また、プラントデータ分岐装置5は、既設機器側ネットワーク12および新設機器側ネットワーク22のそれぞれから処理後指令データを受けて、両者の処理後指令データが同一の場合に機器側プラントデータ入出力装置2に出力する。
状態データ判定装置100aは、既設操作側ネットワーク13から既設計算機群11で処理された処理後状態データを、また新設操作側ネットワーク23から新設計算機群21で処理された処理後状態データを受け入れて、これらの処理後状態データを比較して判定処理をする。
指令データ判定装置200aは、既設機器側ネットワーク12から既設計算機群11で処理された処理後指令データを、また新設機器側ネットワーク22から新設計算機群21で処理された処理後指令データを受け入れて、これらの処理後指令データを比較して判定処理をする。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。状態データ判定装置100aは、既設データ受信処理部111、新設データ受信処理部112および状態データコンペアチェック部130を有する。
既設データ受信処理部111は、既設操作側ネットワーク13から既設計算機群11で処理された既設側処理後状態データを受け入れ受信処理を行ったうえで状態データコンペアチェック部130に出力する。
また、新設データ受信処理部112は、新設操作側ネットワーク23から新設計算機群21で処理された新設側処理後状態データを受け入れ受信処理を行ったうえで状態データコンペアチェック部130に出力する。
状態データコンペアチェック部130では、既設データ受信処理部111および新設データ受信処理部112から出力された既設側処理後状態データおよび新設側処理後状態データを比較して異常の有無を判定する。
同一のプラント機器1から受信した処理前状態データは、既設計算機群11および新設計算機群21でそれぞれ処理され、状態データコンペアチェック部130において既設側処理後状態データおよび新設側処理後状態データが同一の値、または所定のしきい値内であるとき、正常として判定される。
ここで、複数のプラント機器1から受信した処理前状態データを既設計算機群11および新設計算機群21でそれぞれ処理した既設側処理後状態データおよび新設側処理後状態データを比較判定するためには、同一のプラント機器1の処理前状態データについて処理された既設側処理後状態データと新設側処理後状態データを比較する必要がある。
そこで、全てのプラント機器1について順に処理前状態データを受信し、既設計算機群11および新設計算機群21でそれぞれ処理し、状態データコンペアチェック部130において比較する。
または、プラント機器1が自身のアドレスや送信時刻を処理前状態データに付加して送信し、当該アドレスや送信時刻によって既設側処理後状態データおよび新設側処理後状態データをソートすることによって、既設側と新設側で複数のプラント機器1の処理前状態データの処理順序が異なる場合においても、同一のプラント機器1の処理前状態データについて処理された既設側処理後状態データと新設側処理後状態データを比較することができる。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。指令データ判定装置200aは、既設データ受信処理部211、新設データ受信処理部212および指令データコンペアチェック部230を有する。
既設データ受信処理部211は、既設機器側ネットワーク12から既設計算機群11で処理された既設側処理後指令データを受け入れ受信処理を行ったうえで指令データコンペアチェック部230に出力する。
また、新設データ受信処理部212は、新設機器側ネットワーク22から新設計算機群21で処理された新設側処理後指令データを受け入れ受信処理を行ったうえで指令データコンペアチェック部230に出力する。
指令データコンペアチェック部230では、既設データ受信処理部211および新設データ受信処理部212から出力された既設側処理後指令データと新設側処理後指令データを比較して異常の有無を判定する。
処理前指令データは、既設計算機群11および新設計算機群21でそれぞれ処理され、指令データコンペアチェック部230において既設側処理後指令データおよび新設側処理後指令データが同一の値、または所定のしきい値内であるとき、正常として判定される。
同一の指令対象、指令内容の既設側処理後指令データと新設側処理後指令データを比較する必要がある。そこで、全ての処理前指令データを順に既設計算機群11および新設計算機群21でそれぞれ処理し、指令データコンペアチェック部230において比較する。
または、既設操作側入出力装置14、新設操作側入出力装置24において指令対象、指令内容を識別可能に処理前指令データに付加して送信し、当該指令対象、指令内容によって既設側処理後指令データおよび新設側処理後指令データをソートすることによって、既設側と新設側で複数のプラント機器1の処理前指令データの処理順序が異なる場合においても指令対象、指令内容の指令データを比較判定することができる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムへの最初の更新の方法を示すフロー図である。本実施形態の構成を有しないプラント監視システムの更新を行い本実施形態の構成にする場合の更新の方法を示している。
まず、次のように各装置の据え付けを行う。プラントデータ分岐装置5を据え付ける(S01)。新設計算機群21を据え付ける(S02)。新設機器側ネットワーク22を据え付ける(S03)。新設操作側ネットワーク23を据え付ける(S04)。指令データ判定装置200aを据え付ける(S05)。状態データ判定装置100aを据え付ける(S06)。
図4では、ステップ番号順に進めるように表示しているが、以上の各装置の据え付けは順序を問わない。また、以降のステップにおいて前後関係を指定しない限り、以降のステップとの前後関係も問わない。
ステップS01の後に、既設機器側ネットワーク12と機器側プラントデータ入出力装置2間の接続を解除する(S07)。また、ステップS07の後に、プラントデータ分岐装置5と機器側プラントデータ入出力装置2間、およびプラントデータ分岐装置5と既設機器側ネットワーク12との接続を行う(S08)。
なお、プラントデータ分岐装置5と既設機器側ネットワーク12間のケーブルの敷設は前記各ステップの時期とは独立に事前に実施しておくことで良い。
ステップS02、ステップS03およびステップS04の後に、新設計算機群21と新設機器側ネットワーク22との間、および新設計算機群21と新設操作側ネットワーク23との間の接続を行う(S09)。
ステップS01およびステップS03の後にプラントデータ分岐装置5と新設機器側ネットワーク22間の接続を行う(S10)。
ステップS03およびステップS05の後に、指令データ判定装置200aと既設機器側ネットワーク12との間、および指令データ判定装置200aと新設機器側ネットワーク22との間の接続を行う(S11)。
ステップS04およびステップS06の後に、状態データ判定装置100aと既設操作側ネットワーク13との間、および状態データ判定装置100aと新設操作側ネットワーク23との間の接続を行う(S12)。
以上のステップの後に、各入出力点についての試験において、状態データ判定装置100aおよび指令データ判定装置200aを用いて処理後状態データおよび処理後指令データの照合確認を実施する(S13)。
ステップS13の後に、既設計算機群11、既設機器側ネットワーク12および既設操作側ネットワーク13を撤去する(図示せず)。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るプラント監視システムの2回目以降の更新の方法を示すフロー図である。プラントデータ分岐装置5、状態データ判定装置100aおよび指令データ判定装置200aが設置・接続されているプラント監視システムにおいてプラント監視システムを更新する場合の方法を示している。
まず、次のように新設の各装置の据え付けを行う。新設計算機群21を据え付ける(S02)。新設機器側ネットワーク22を据え付ける(S03)。新設操作側ネットワーク23を据え付ける(S04)。
図5では、ステップ番号順に進めるように表示しているが、以上の各装置の据え付けは順序を問わない。また、以降のステップにおいて前後関係を指定しない限り、以降のステップとの前後関係も問わない。
ステップS02、ステップS03およびステップS04の後に、新設計算機群21と新設機器側ネットワーク22との間、および新設計算機群21と新設操作側ネットワーク23との間の接続を行う(S09)。
ステップS03の後にプラントデータ分岐装置5と新設機器側ネットワーク22間の接続を行う(S10)。
ステップS03の後に、指令データ判定装置200aと既設機器側ネットワーク12との間、および指令データ判定装置200aと新設機器側ネットワーク22との間の接続を行う(S11)。
ステップS04の後に、状態データ判定装置100aと既設操作側ネットワーク13との間、および状態データ判定装置100aと新設操作側ネットワーク23との間の接続を行う(S12)。
以上のステップの後に、各入出力点についての試験において、状態データ判定装置100aおよび指令データ判定装置200aを用いて処理後状態データおよび処理後指令データの照合確認を実施する(S13)。
以上のような本実施形態によれば、新設プラント監視システムの試験を実施するための既設プラント監視システムの停止期間を短縮することにより、プラント停止期間を短縮することができる。
なお、図4の更新方法において、ステップS13の照合確認の後に、既設計算機群11、既設機器側ネットワーク12および既設操作側ネットワーク13を撤去することで説明したが、既設側を撤去せずに、プラント監視システムが2つの計算機群を有する構成とすることができる。このようにプラント監視システムが2つの計算機群を有する構成の場合は、相互の出力をチェックする能力を有し、プラント監視システムの信頼性をさらに向上することができる。
[第2の実施形態]
図6は、本発明の第2の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。
状態データ判定装置100bは、第1の実施形態の状態データ判定装置100aの構成に加えて、既設データ種別付加処理部121、新設データ種別付加処理部122およびコンペアチェック結果表示部140を有する。
既設データ種別付加処理部121は、既設データ受信処理部111から受信処理した既設側処理後状態データを受け入れて、これに状態データである旨の情報を既設側処理後状態データに付加する。以降、このデータを既設側付加後状態データと呼ぶ。
新設データ種別付加処理部122は、新設データ受信処理部112から受信処理した新設側処理後状態データを受け入れて、これに状態データである旨の情報を新設側処理後状態データに付加する。以降、このデータを新設側付加後状態データと呼ぶ。
状態データコンペアチェック部130では、既設データ種別付加処理部121および新設データ種別付加処理部122から出力された既設側付加後状態データと新設側付加後状態データを比較して比較結果をコンペアチェック結果表示処理部140に出力する。
コンペアチェック結果表示処理部140は、状態データコンペアチェック部130からの比較結果を表示する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。
指令データ判定装置200bは、第1の実施形態の指令データ判定装置200aの構成に加えて、既設データ種別付加処理部221、新設データ種別付加処理部222およびコンペアチェック結果表示処理部240を有する。
既設データ種別付加処理部221は、既設データ受信処理部211から受信処理した既設側処理後指令データを受け入れて、これに指令データである旨の情報を既設側処理後指令データに付加する。以降、このデータを既設側付加後指令データと呼ぶ。
新設データ種別付加処理部222は、新設データ受信処理部212から受信処理した新設側処理後指令データを受け入れて、これに指令データである旨の情報を新設側処理後指令データに付加する。以降、このデータを新設側付加後指令データと呼ぶ。
指令データコンペアチェック部230では、既設データ種別付加処理部221および新設データ種別付加処理部222から出力された既設側付加後指令データと新設側付加後指令データを比較して比較結果をコンペアチェック結果表示処理部240に出力する。
コンペアチェック結果表示処理部240は、指令データコンペアチェック部230からの比較結果を表示する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るプラント監視システムによるコンペアチェック結果の表示画面の例を示す図である。
状態データコンペアチェック部130で比較処理されコンペアチェック結果表示処理部140で表示処理された付加後状態データと、および指令データコンペアチェック部230で比較処理されコンペアチェック結果表示処理部240で表示処理された付加後指令データは、図8のように一覧表に表示される。
既設側付加後状態データおよび既設側付加後指令データは、既設プラントデータと総称されて、既設プラントデータの欄に表示される。新設側付加後状態データおよび新設側付加後指令データは新設プラントデータと総称されて、新設プラントデータの欄に表示される。
既設プラントデータの欄、新設プラントデータの欄における「PID」は、プラントデータのID番号であり、データの番号、既設側か新設側か、状態データか指令データかが判別できる番号体系に基づいて、「PID」が付される。なお、図8では5桁で表示しているが、番号体系上必要な桁数であってよい。複数のプラント機器1ごとのデータ番号は、プラント機器1のアドレス等をPIDに付すことによって識別できる。
信号名称は、プラントデータの信号名称である。値は、コンペアチェック結果表示処理部140、240に入力されたそれぞれの値を示す。
コンペアチェック結果で、「否」と表示されているのは、状態データコンペアチェック部130または指令データコンペアチェック部230における照合の結果、所定の幅以内で既設プラントデータと新設プラントデータとが一致しなかった場合を示す。「良」と表示されているのは、照合の結果、所定の幅以内で既設プラントデータと新設プラントデータが一致した場合を示す。
以上のような本実施形態では、試験員が、既設側のデータであるか新設側のデータであるかの判別がしやすい形で、コンペアチェックの結果が示されるため、試験員にとって既設データと新設データの判別が容易となり、コンペアチェック結果読み違いによる、試験の後戻りを低減させることが可能となり、試験期間を短縮させることが可能となる。
さらに状態データコンペアチェック部130が、既設側および新設側からの処理後状態データを受信するタイミングが異なる場合においても、PIDによってソートすることによって同一の処理前状態データについて処理された既設側および新設側からの処理後状態データのコンペアチェックをすることができる。
なお、プラント監視システムが本実施形態のように2つの計算機群を有する構成の場合、相互の出力をチェックする能力を有し、プラント監視システムの信頼性をさらに向上することができる。
[第3の実施形態]
図9は、本発明の第3の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態は、第2の実施形態の変形である。
本実施形態における状態データ判定装置100cは、第2の実施形態における状態データ判定装置100bの構成に加えてさらに試験成績書作成処理部150を有している。
図10は、本発明の第3の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態における指令データ判定装置200cは、第2の実施形態における指令データ判定装置200bの構成に加えてさらに試験成績書作成処理部250を有している。
第2の実施形態におけるコンペアチェック結果表示画面(図8参照)において表示される「試験成績書作成」ボタンを試験員がクリックし、試験員の氏名を入力すると、要求した日付で、試験成績書作成処理部150による状態データ関係の試験成績書と、試験成績書作成処理部250による指令データ関係の試験成績書の画面が表示され、また、印字出力するよう要求すると、試験成績書として印字出力される。
図11は、本発明の第3の実施形態に係るプラント監視システムによる試験成績書の出力の例を示す図である。各データのPID、信号名称、値、良否の判定結果、試験実施日、試験担当者の氏名が一覧表となって、試験成績書の形で表示される。試験成績書作成のボタンをクリックすることにより、印字出力される。
印字出力される試験成績書は、コンペアチェックで異常であったプラントデータを最初に並べ、その後コンペアチェックが正常であったプラントデータを並べるフォーマット仕様にすることで、異常であるプラントデータが明瞭になり、異常プラントデータの見落としを防止することで、試験の後戻りの発生を低減し、試験期間の短縮が可能となる。
また、試験成績書が自動作成されることにより、試験成績書作成期間の短縮が可能となり、試験期間の短縮が可能となる。
なお、プラント監視システムが本実施形態のように2つの計算機群を有する構成の場合、相互の出力をチェックする能力を有し、プラント監視システムの信頼性をさらに向上することができる。
[第4の実施形態]
図12は、本発明の第4の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態および第3の実施形態の変形であり、本実施形態における状態データ判定部100dは、第3の実施形態における状態データ判定部100cの構成に加えてさらに既設トレーサビリティ表示処理部161および新設トレーサビリティ表示処理部162を有する。
トレーサビリティ情報については、第1の実施形態のプラントデータに、位置情報、経路フラグ、データ値のフィールドを設ける。その上で、プラントデータごとに、データ入力からデータ処理、データ出力までの信号経路を表す情報を付加し、プラントデータのトレーサビリティ情報を表示できるようにする。すなわち、状態データが状態データ判定装置100dに至るまでの経路を、試験後に確認できるようにする。
状態データに関しては、機器側プラントデータ入出力装置2から出力される際に機器側プラントデータ入出力装置フラグを0から1に書き換える。次に、既設機器側ネットワーク12または新設機器側ネットワーク22に入力される際に既設機器側ネットワーク入力フラグまたは新設機器側ネットワーク入力フラグを0から1に書き換える。
次に、既設計算機群11のいずれかの計算機または新設計算機群21のいずれかの計算機に入力される際に既設計算機入力フラグまたは新設計算機入力フラグを0から1に書き換える。次に、既設計算機群11のいずれかの計算機または新設計算機群21のいずれかの計算機から出力される際に、既設計算機出力フラグまたは新設計算機出力フラグを0から1に書き換える。
既設トレーサビリティ表示処理部161は、これらの各部でのフラグの状態を一覧にする処理を行い、表示させる。
図13は、本発明の第4の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態における指令データ判定部200dは、第3の実施形態における指令データ判定部200cの構成に加えてさらに既設トレーサビリティ表示処理部261および新設トレーサビリティ表示処理部262を有する。
トレーサビリティ情報については、第1の実施形態のプラントデータにデータ入力からデータ処理、データ出力までの信号経路を表す情報を付加し、プラントデータのトレーサビリティ情報を表示できるようにする。すなわち、指令データが指令データ判定装置200dに至るまでの経路を、試験後に確認できるようにする。
指令データに関しては、既設操作側ネットワーク13または新設操作側ネットワーク23に入力される際に既設機器側ネットワーク入力フラグまたは新設機器側ネットワーク入力フラグを0から1に書き換える。
次に、既設計算機群11のいずれかの計算機または新設計算機群21のいずれかの計算機に入力される際に既設計算機入力フラグまたは新設計算機入力フラグを0から1に書き換える。次に、既設計算機群11のいずれかの計算機または新設計算機群21のいずれかの計算機から出力される際に、既設計算機出力フラグまたは新設計算機出力フラグを0から1に書き換える。
次に、機器側プラントデータ入出力装置2から出力される際に機器側プラントデータ入出力装置フラグを0から1に書き換える。
既設トレーサビリティ表示処理部261は、これらの各部でのフラグの状態を一覧にする処理を行い、表示させる。
図14は、本発明の第4の実施形態に係るプラント監視システムによるコンペアチェック結果の表示画面の例を示す図である。コンペアチェック結果表示画面のコンペアチェック結果欄でコンペアチェック結果が「否」と結果が異常である旨の表示がされたデータの行には、コンペアチェック結果欄の右側に「トレーサビリティ表示」ボタンの表示がなされる。
このボタンをクリックすると、それが状態データの場合は、既設トレーサビリティ表示処理部161および新設トレーサビリティ表示処理部162から、経路フラグ情報を元に、機器側プラントデータ入出力装置2の入力基板名称、既設機器側ネットワーク12および新設機器側ネットワーク22のたとえばハブなどの機器名称、既設計算機群11および新設計算機群21のうちの計算機名称、既設操作側ネットワーク13および新設操作側ネットワーク23のたとえばハブなどの機器名称、既設操作側入出力装置14および新設操作側入出力装置24の表示部名称などを取得し表示させる。
同様に、それが指令データの場合は、既設トレーサビリティ表示処理部261および新設トレーサビリティ表示処理部262から、経路フラグ情報を元に、既設操作側入出力装置14および新設操作側入出力装置24の入力箇所、既設操作側ネットワーク13および新設操作側ネットワーク23のたとえばハブなどの機器名称、既設計算機群11および新設計算機群21のうちの計算機名称、既設機器側ネットワーク12および新設機器側ネットワーク22のたとえばハブなどの機器名称などを取得し表示させる。
図15は、本発明の第4の実施形態に係るプラント監視システムによるコンペアチェック結果の表示画面の例を示す図である。
コンペアチェック結果が異常である旨の表示がされたデータについて状態データの場合は、既設トレーサビリティ表示処理部161および新設トレーサビリティ表示処理部162が、指令データの場合は、既設トレーサビリティ表示処理部261および新設トレーサビリティ表示処理部262が取得した結果が、図15のように表示される。
指定されたプラントデータすなわち、状態データ、指令データについて、位置情報、経路フラグ、値を表示している。位置情報は、全ての経路が表示されている。
表中の位置情報の欄は、たとえば、機器側プラントデータ入出力装置2の場合は、その全入力基板と全出力基板を表示している。同様に、既設計算機群11の全既設計算機、新設計算機群21の全新設計算機を表示している。
経路フラグの欄は、1と表示されている場合は、その行の位置情報に対応する場所を通過してフラグが0から1に書き換えられたことを示す。経路フラグの欄が0の場合は、その行の位置情報に対応する場所を通過しなかったことを示す。
図15で表示している例では、PID番号がPPPPPの状態データが機器側プラントデータ入出力装置2の入力基板#1の行の経路フラグが1となっていることから、機器側プラントデータ入出力装置2の入力基板#1に入ったことがわかる。
また、既設計算機群11、新設計算機群21についても、同様に既設計算機#2入力、新設計算機入力#2の行の経路フラグが1となっていることから、既設計算機#2、新設計算機入力#2に入力されたことが分かる。
また、経路フラグの欄が1となっている場合は、値の欄に、その時のプラントデータの値も表示される。
このような本実施形態により、コンペアチェックにより異常と判定されたプラントデータについてトレーサビリティ情報を表示することができ、これにより異常発生箇所の特定が容易となることから、メンテナンス期間が短縮され、試験期間の短縮が可能となる。
なお、プラント監視システムが本実施形態のように2つの計算機群を有する構成の場合、相互の出力をチェックする能力を有し、プラント監視システムの信頼性をさらに向上することができる。
[第5の実施形態]
図16は、本発明の第5の実施形態に係るプラント監視システムにおける状態データ判定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態は、第4の実施形態の変形であり、状態データ判定装置100eは、コンペアチェック異常診断処理部170をさらに有する。
コンペアチェック異常診断処理部170は、既設トレーサビリティ表示処理部161および新設トレーサビリティ表示処理部162から、コンペアチェック結果が異常である旨の表示がされた状態データについてのトレーサビリティ情報を受け取り、異常の原因を判定し表示させる。
図17は、本発明の第5の実施形態に係るプラント監視システムにおける指令データ判定装置の構成を示すブロック図である。指令データ判定装置200eは、第4の実施形態における指令データ判定装置200dの構成に加えて、コンペアチェック異常診断処理部270をさらに有する。
コンペアチェック異常診断処理部270は、既設トレーサビリティ表示処理部261および新設トレーサビリティ表示処理部262から、コンペアチェック結果が異常である旨の表示がされた状態データについてのトレーサビリティ情報を受け取り、異常の原因を判定し表示させる。
異常の原因の判定は、通過すべき全ての経路で経路フラグの表示が全て1となっていれば正常であるが、途中で0のままの部分があれば異常個所として、その部分の機器名称や基板情報を表示する。
また、たとえば状態データの場合は、プラントデータ分岐装置5からの出力の既設機器側ネットワーク12および新設機器側ネットワーク22への入力時、既設計算機群11および新設計算機群21それぞれへの入力時、既設操作側ネットワーク13および新設操作側ネットワーク23からの出力時等、各経路ごとに採取した値について状態データコンペアチェック部130から結果を採取する。
この比較結果から、既設プラント監視システム10側と新設プラント監視システム20側とにしきい値を越える差異があった場合に、その部分を異常としてその機器名称等を表示する。指令データの場合も同様である。
以上のような本実施形態により、コンペアチェック結果が異常と判定されたことについて、その要因を特定することで、調査期間が大幅に短縮される。この結果、新設プラント監視システムの試験を実施するための既設プラント監視システムの停止期間が短縮され、プラント停止期間を短縮することができる。
なお、プラント監視システムが本実施形態のように2つの計算機群を有する構成の場合、相互の出力をチェックする能力を有し、プラント監視システムの信頼性をさらに向上することができる。
[第6の実施形態]
図18は、本発明の第6の実施形態に係るプラント監視システムによる既設計算機と新設計算機の処理プログラム内容表示の例を示す図である。
本実施形態は第5の実施形態の変形であり、状態データ判定装置100eは、コンペアチェック結果が異常であった場合、コンペアチェック異常診断処理部170により、コンペアチェック異常の要因を診断する。
ハードウェア故障によるコンペアチェック異常であれば、コンペアチェック異常診断処理部170は、該当する対象機器の交換を促すメッセージを表示する。
コンペアチェック異常の要因が、たとえば新設計算機群21内の新設計算機における不適切なパラメータによるものであれば、コンペアチェック異常診断処理部170は、図18に示すように、該当する計算機内パラメータに関する部分の既設計算機群11における処理プログラム内容と、新設計算機群21における処理プログラム内容を並べて表示する。
試験員は、この表示を確認し、本来、既設計算機群11と新設計算機群21が同じ計算処理内容をする仕様の場合、既設計算機群11におけるパラメータが正しいか否かを含めて確認する。
既設計算機群11の計算処理内容が正しいことが確認されれば、図18に示す画面に表示される「パラメータのコピー」ボタンをクリックすることにより、既設計算機群11の計算機処理プログラムの内容を、コピーすることを可能とする。
このように、コンペアチェック異常の要因を特定した上で、自動的に措置内容を表示することで、確認作業以外の作業が省力化される。この結果、新設プラント監視システムの試験を実施するための既設プラント監視システムの停止期間が短縮され、プラント停止期間を短縮することができる。
なお、プラント監視システムが本実施形態のように2つの計算機群を有する構成の場合、相互の出力をチェックする能力を有し、プラント監視システムの信頼性をさらに向上することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。
さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
たとえば、実施形態では、状態データ判定装置と指令データ判定装置の両方を備える例を示したがこれに限定されるものではなく、いずれか一方を有する構成でも試験期間の短縮の効果がある。
1・・・プラント機器、2・・・機器側プラントデータ入出力装置、5・・・プラントデータ分岐装置、10・・・既設プラント監視システム、11・・・既設計算機群(第1の計算機群)、12・・・既設機器側ネットワーク(第1の機器側ネットワーク)、13・・・既設操作側ネットワーク(第1の操作側ネットワーク)、14・・・既設操作側入出力装置、20・・・新設プラント監視システム、21・・・新設計算機群(第2の計算機群)、22・・・新設機器側ネットワーク(第2の機器側ネットワーク)、23・・・新設操作側ネットワーク(第2の操作側ネットワーク)、24・・・新設操作側入出力装置、100a、100b、100c、100d、100e・・・状態データ判定装置、111・・・既設データ受信処理部(第1の状態データ受信処理部)、112・・・新設データ受信処理部(第2の状態データ受信処理部)、121・・・既設データ種別付加処理部(第1の状態データ種別付加処理部)、122・・・新設データ種別付加処理部(第2の状態データ種別付加処理部)、130・・・状態データコンペアチェック部、140・・・コンペアチェック結果表示処理部(状態データコンペアチェック結果表示処理部)、150・・・試験成績書作成処理部、161・・・既設トレーサビリティ表示処理部、162・・・新設トレーサビリティ表示処理部、170・・・コンペアチェック異常診断処理部、200a、200b、200c、200d、200e・・・指令データ判定装置、211・・・既設データ受信処理部(第1の指令データ受信処理部)、212・・・新設データ受信処理部(第2の指令データ受信処理部)、221・・・既設データ種別付加処理部(第1の指令データ種別付加処理部)、222・・・新設データ種別付加処理部(第2の指令データ種別付加処理部)、230・・・指令データコンペアチェック部、240・・・コンペアチェック結果表示処理部(指令データコンペアチェック結果表示処理部)、250・・・試験成績書作成処理部、261・・・既設トレーサビリティ表示処理部、262・・・新設トレーサビリティ表示処理部、270・・・コンペアチェック異常診断処理部

Claims (12)

  1. プラントを構成する複数のプラント機器の状態を示す処理前状態データを収集してこれを処理した処理後状態データを表示部に表示させるとともに、プラントの運転に関する処理前指令データを指令入力部から受けてこの指令を処理した処理後指令データを出力する複数の計算機からなる第1の計算機群と、
    前記第1の計算機群からの前記処理後状態データを前記表示部に伝送するとともに前記指令入力部からの指令を前記第1の計算機群に伝送する第1の操作側ネットワークと、
    前記プラント機器側からの前記処理前状態データを前記第1の計算機群に伝送するとともに前記第1の計算機群からの前記処理後指令データを前記プラント機器側に伝送する第1の機器側ネットワークと、
    前記プラント機器の状態を示す処理前状態データを収集してこれを処理した処理後状態データを表示部に表示させるとともに、プラントの運転に関する処理前指令データを指令入力部から受けてこの指令を処理した処理後指令データを出力する複数の計算機からなる第2の計算機群と、
    前記第2の計算機群からの前記処理後状態データを前記表示部に伝送するとともに前記指令入力部からの指令を前記第2の計算機群に伝送する第2の操作側ネットワークと、
    前記プラント機器側からの前記処理前状態データを前記第2の計算機群に伝送するとともに前記第2の計算機群からの前記処理後指令データを前記プラント機器側に伝送する第2の機器側ネットワークと、
    前記第1の機器側ネットワークおよび前記第2の機器側ネットワークに接続されて前記第1の機器側ネットワークおよび前記第2の機器側ネットワークのそれぞれを通じて前記第1の計算機群および前記第2の計算機群のそれぞれと前記処理前状態データおよび前記処理後指令データの授受を行うプラントデータ分岐装置と、
    前記プラントデータ分岐装置と接続されて前記プラントデータ分岐装置との間で前記プラント機器からの前記処理前状態データおよび前記プラント機器への前記処理後指令データの授受を行うプラントデータ入出力装置と、
    前記第1の操作側ネットワークおよび前記第2の操作側ネットワークに接続されて前記第1の計算機群および前記第2の計算機群それぞれから前記処理後状態データを受け取り前記処理後状態データの異常の有無を判定する状態データ判定装置と、
    を備え、
    前記状態データ判定装置は、
    前記第1の計算機群からの前記処理後状態データを前記第1の操作側ネットワークを経由して受信処理する第1の状態データ受信処理部と、
    前記第2の計算機群からの前記処理後状態データを前記第2の操作側ネットワークを経由して受信処理する第2の状態データ受信処理部と、
    前記第1の状態データ受信処理部と前記第2の状態データ受信処理部とで受信処理された前記処理後状態データを入力し、比較判定を行う状態データコンペアチェック部と、
    を有する、
    ことを特徴とするプラント監視システム。
  2. 前記状態データ判定装置は、
    前記第1の状態データ受信処理部と前記状態データコンペアチェック部との間に設けられて前記第1の状態データ受信処理部からの出力を受け入れて第1の状態データである旨の情報を前記処理後状態データに付加して前記状態データコンペアチェック部に出力する第1の状態データ種別付加処理部と、
    前記第2の状態データ受信処理部と前記状態データコンペアチェック部との間に設けられて前記第2の状態データ受信処理部からの出力を受け入れて第2の状態データである旨の情報を前記処理後状態データに付加して前記状態データコンペアチェック部に出力する第2の状態データ種別付加処理部と、
    前記状態データコンペアチェック部からの出力を入力としてコンペアチェックの結果を表示するための処理を行う状態データコンペアチェック結果表示処理部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のプラント監視システム。
  3. 前記状態データ判定装置は、
    前記状態データコンペアチェック結果表示処理部からの出力を入力として状態データに関する試験成績書作成のための処理を行う状態データ関係試験成績書作成処理部をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプラント監視システム。
  4. 前記状態データ判定装置は、
    前記状態データ関係試験成績書作成処理部からの出力を入力として試験結果で異常と判定された部分の信号の経路履歴データを表示するための処理を行い表示する状態データトレーサビリティ表示処理部をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のプラント監視システム。
  5. 前記状態データ判定装置は、
    前記状態データトレーサビリティ表示処理部での処理結果を入力として異常原因を判定し表示する状態データ関係コンペアチェック異常診断処理部をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のプラント監視システム。
  6. 前記第1の機器側ネットワークおよび前記第2の機器側ネットワークに接続されて前記第1の計算機群および前記第2の計算機群それぞれから前記処理後指令データを受け取り前記処理後指令データの異常の有無を判定する指令データ判定装置をさらに備え、
    前記指令データ判定装置は、
    前記第1の計算機群からの前記処理後指令データを前記第1の機器側ネットワークを経由して受信処理する第1の指令データ受信処理部と、
    前記第2の計算機群からの前記処理後指令データを前記第2の機器側ネットワークを経由して受信処理する第2の指令データ受信処理部と、
    前記第1の指令データ受信処理部と前記第2の指令データ受信処理部とで受信処理された前記処理後指令データを入力し、比較判定を行う指令データコンペアチェック部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のプラント監視システム。
  7. 前記指令データ判定装置は、
    前記第1の指令データ受信処理部と前記指令データコンペアチェック部との間に設けられて前記第1の指令データ受信処理部からの出力を受け入れて第1の指令データである旨の情報を前記処理後指令データに付加して前記指令データコンペアチェック部に出力する第1の指令データ種別付加処理部と、
    前記第2の指令データ受信処理部と前記指令データコンペアチェック部との間に設けられて前記第2の指令データ受信処理部からの出力を受け入れて第2の指令データである旨の情報を前記処理後指令データに付加して前記指令データコンペアチェック部に出力する第2の指令データ種別付加処理部と、
    前記指令データコンペアチェック部からの出力を入力としてコンペアチェックの結果を表示するための処理を行う指令データコンペアチェック結果表示処理部と、
    をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のプラント監視システム。
  8. 前記指令データ判定装置は、
    前記指令データコンペアチェック結果表示処理部からの出力を入力として指令データに関する試験成績書作成のための処理を行う指令データ関係試験成績書作成処理部をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のプラント監視システム。
  9. 前記指令データ判定装置は、
    前記指令データ関係試験成績書作成処理部からの出力を入力として試験結果で異常と判定された部分の信号の経路履歴データを表示するための処理を行い表示する指令データトレーサビリティ表示処理部をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のプラント監視システム。
  10. 前記指令データ判定装置は、
    前記指令データトレーサビリティ表示処理部での処理結果を入力として異常原因を判定し表示する指令データ関係コンペアチェック異常診断処理部をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のプラント監視システム。
  11. プラントを構成する複数のプラント機器からの状態データを収集して処理する既設計算機と、前記既設計算機からみて前記プラント機器に近い側が接続される既設機器側ネットワークと、前記既設計算機からみて操作側が接続される既設操作側ネットワークとを備えるプラント監視システムの、前記既設計算機、前記既設機器側ネットワーク、および前記既設操作側ネットワークを、新設計算機、新設機器側ネットワーク、および新設操作側ネットワークに更新する更新方法において、
    プラントデータ分岐装置を据え付ける分岐装置据付ステップと、
    前記新設計算機を据え付ける新設計算機据付ステップと、
    前記新設機器側ネットワークを据え付ける機器側ネットワーク据付ステップと、
    前記新設操作側ネットワークを据え付ける操作側ネットワーク据付ステップと、
    指令データ判定装置を据え付ける指令データ判定装置据付ステップと、
    状態データ判定装置を据え付ける状態データ判定装置据付ステップと、
    前記分岐装置据付ステップの後に、プラントデータ入出力装置と前記既設計算機間の接続を解除し、前記プラントデータ分岐装置と前記プラントデータ入出力装置との間、および前記プラントデータ分岐装置と前記既設計算機との間の接続を行う分岐装置接続ステップと、
    前記分岐装置据付ステップおよび前記機器側ネットワーク据付ステップの後に、前記プラントデータ分岐装置と前記新設機器側ネットワークとの間を接続する機器側ネットワーク接続ステップと、
    前記新設計算機据付ステップと機器側ネットワーク据付ステップと操作側ネットワーク据付ステップの後に、前記新設計算機と前記新設機器側ネットワークとの間、および前記新設計算機と前記新設操作側ネットワークとの間を接続する新設計算機接続ステップと、
    前記指令データ判定装置据付ステップと前記機器側ネットワーク接続ステップの後に、前記指令データ判定装置と前記既設機器側ネットワークとの間および前記指令データ判定装置と前記新設機器側ネットワークとの間を接続する指令データ判定装置接続ステップと、
    前記状態データ判定装置据付ステップと前記操作側ネットワーク据付ステップの後に、前記状態データ判定装置と前記既設操作側ネットワークとの間および前記状態データ判定装置と前記新設操作側ネットワークとの間を接続する状態データ判定装置接続ステップと、
    前記新設計算機接続ステップ、前記機器側ネットワーク接続ステップ、前記状態データ判定装置接続ステップおよび前記指令データ判定装置接続ステップの後に、各状態データおよび指令データについての試験において前記状態データ判定装置および前記指令データ判定装置により照合確認を行う試験ステップと、
    を有することを特徴とする更新方法。
  12. プラントを構成する複数のプラント機器からのプロセスデータを収集・処理する既設計算機と、前記既設計算機の機器側が接続される既設機器側ネットワークと、前記既設計算機の操作側が接続される既設操作側ネットワークと、プラントデータ分岐装置と、状態データ判定装置と、指令データ判定装置とを備えるプラント監視システムの、前記既設計算機、前記既設機器側ネットワーク、および前記既設操作側ネットワークを、新設計算機、新設機器側ネットワーク、および新設操作側ネットワークに更新する更新方法において、
    前記新設計算機を据え付ける新設計算機据付ステップと、
    前記新設機器側ネットワークを据え付ける機器側ネットワーク据付ステップと、
    前記新設操作側ネットワークを据え付ける操作側ネットワーク据付ステップと、
    前記機器側ネットワーク据付ステップの後に、前記プラントデータ分岐装置と前記新設機器側ネットワークとの間を接続する新設ネットワーク機器側接続ステップと、
    前記新設計算機据付ステップと前記機器側ネットワーク据付ステップと前記操作側ネットワーク据付ステップの後に、前記新設計算機と前記新設機器側ネットワークとの間、および前記新設計算機と前記新設操作側ネットワークとの間を接続する新設計算機接続ステップと、
    前記機器側ネットワーク接続ステップの後に、前記指令データ判定装置と前記新設機器側ネットワークとの間を接続する指令データ判定装置接続ステップと、
    前記操作側ネットワーク据付ステップの後に、前記状態データ判定装置と前記新設操作側ネットワークとの間を接続する状態データ判定装置接続ステップと、
    前記新設計算機接続ステップ、前記機器側ネットワーク接続ステップ、前記状態データ判定装置接続ステップおよび前記指令データ判定装置接続ステップの後に、各状態データおよび指令データについての試験において前記状態データ判定装置および前記指令データ判定装置により照合確認を行う試験ステップと、
    を有することを特徴とする更新方法。
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