JP4860079B2 - フィルタユニット装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,フィルタユニット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば外気を処理してクリーンルームに清浄空気を供給する際,化学物質吸着フィルタ(以下,「ケミカルフィルタ」という)が外気取入系等に設置されることがある。この場合,ケミカルフィルタ(たとえば活性炭フィルタ)は通常パネル等によって筒状に形成されたケーシング内において通過面が処理空気と垂直又は斜めになるように固定配置され,当該ケーシングと一体になったケミカルフィルタユニットとして,粗塵を捕集するプレフィルタと,ケミカルフィルタ自体からの発塵をも捕集する高性能フィルタとの間に設置されている。これによって塵埃除去フィルタユニットを通過した処理空気は,常時ケミカルフィルタユニットの通過面を通過して,処理されるようになっていた。
【0003】
ところで,ケミカルフィルタには幾多の種類があるが,1種類のケミカルフィルタですべての化学物質の除去に有効なものはない。そこで外気処理をするにあたって想定される数種の汚染物質すべてに対してこれを防御しようとする場合,従来は,異種のケミカルフィルタを気流に対して直列に配置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,想定した汚染物質が全て同時に処理空気中に含有されることは希である。また仮に複数の汚染物質が同時に侵入しても,ある物質は許容値以下の場合があり,その場合には,対応するケミカルフィルタで処理する必要がないことがある。
【0005】
この点従来のケミカルフィルタの設置は,気流に対して垂直に風道の全面に設置されるかあるいはケミカルフィルタ単位体の一対又は複数対を斜めに対向させて固定配置するのが一般的であった。その状態で異種のケミカルフィルタを気流に対して直列に配置しているので,処理空気中の汚染物質の種類によって使用するケミカルフィルタを選択的に切り換えることはできなかった。そのため従来は,許容濃度以下の有害物質や対象外の化学物質をも吸収・吸着し続ける事となり,しかも常時処理し続ける固定配置のフィルタが直列に配置されているので空気抵抗は増大している。その結果,本来,機能を必要としなくてよい時も空気側搬送動力を増加させることになってしまい,エネルギの損失は大きいという問題があった。
【0006】
しかもケミカルフィルタの恒常的な劣化進行により,ろ材の寿命が短く,交換サイクルも短くなって資源的損失も大きいものがあった。ケミカルフィルタは,通常の塵埃除去フィルタよりも高価であるため,コスト面に与える影響は極めて大きい。さらにまた交換の際には,空調機器はもちろんのことその他の稼働設備,生産設備などシステム全体を停止する必要があり,問題であった。
【0007】
このような問題は,特定のケミカルフィルタで処理する必要がない場合にも,処理空気を当該特定のケミカルフィルタを通過させて処理していることに起因している。
【0008】
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,複数のフィルタユニットを有するフィルタユニット装置において,処理空気中の汚染物質の種類に応じて,使用するフィルタユニットを,同一大きさのケーシング内において選択的に切り換えることを可能として,前記問題の解決を図ることをその目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため,請求項1によれば,処理空気が通過するチャンバと,このチャンバ内に配置された下記の構成を有するフィルタユニットを複数有し,前記複数のフィルタユニットは,処理空気の流れに沿って前記チャンバ内において直列に配置されている,フィルタユニット装置が提供される。
そしてフィルタユニット自体は,前記チャンバ内に配置され処理空気が通過するケーシングと,前記処理空気を処理する気流通過面が前記ケーシング内において処理空気の流れと平行又は斜めになるように間隔をおいて設置され,かつ前記間隔が空間部を形成するように配置された,複数のフィルタと,前記各フィルタにおける処理空気の流れ方向上流側端部または下流側端部を回動支点として回動可能なダンパ翼と,各ダンパ翼における回動支点側端部と対向する端部側に配置された垂直方向に上下動する支持柱とを有し,前記ダンパ翼は前記フィルタの気流通過面を覆う形状を有し,前記ダンパ翼を回動させてダンパ翼が空間部を斜めに遮ることで,前記空間部に流れ込む気流の流路を遮断して,当該気流を前記フィルタの気流通過面に案内し,前記ダンパ翼を回動させて当該ダンパ翼が前記フィルタの気流通過面と平行に接することで,空間部を気流の流路として開放するようにした構成を有し,各ダンパ翼における回動支点側端部と対向する端部は,各々前記支持柱に対してアーム部を介して接続され,支持柱の上下動により各ダンパ翼が連動して回動する。
【0010】
かかる構成を有するフィルタユニットによれば,フィルタでの処理が不要な場合には,ダンパ翼を回動させて当該ダンパ翼がフィルタの気流通過面平行に接することで,この気流通過面を覆って閉塞する。これによってケーシング内を流れる処理空気はフィルタの気流通過面を流れることなく,つまりバイパスしてそのまま流れていく。
【0011】
そしてダンパ翼を回動させると,ダンパ翼は空間部を斜めに遮ることになるので,フィルタが処理空気の流れと平行に配置されている場合には,当該ダンパ翼に沿って処理空気がフィルタの気流通過面に案内されて処理される。
またフィルタが処理空気に対して斜めに配置されている場合には,空間部も斜めに位置していることになるが,当該斜めの空間部はダンパ翼によって遮られているから,ケーシング内を流れる処理空気はそのままフィルタの気流通過面に流れていき,処理されることになる。
したがって,ダンパ翼の回動動作によって,フィルタをバイパスしたりフィルタで処理することが同一ケーシング内にて切り換えられる。
【0012】
そして本発明によれば,各ダンパ翼における回動支点側端部と対向する端部側に配置された垂直方向に上下動する支持柱を有し,各ダンパ翼における回動支点側端部と対向する端部は,各々前記支持柱に対してアーム部を介して接続され,支持柱の上下動により各ダンパ翼が連動して回動する。モータ等の駆動装置を利用すれば遠隔での操作が容易である。
【0013】
そして本発明のフィルタユニット装置ではそのようなフィルタユニットを,処理空気の流れに沿ってチャンバ内において直列に配置しているので,前記フィルタユニットの機能を利用して,あるフィルタユニットのフィルタはバイパスさせ,他のフィルタユニットのフィルタでは処理させることが可能になる。したがって,処理空気中の汚染物質の種類によって,使用するフィルタユニットを選択することができる。また全てのフィルタユニットをバイパスさせることも可能である。
【0016】
前記した各フィルタユニット装置における前記複数のフィルタユニットに搭載するフィルタは,ユニット毎に異なったフィルタを用いることが,この発明の特徴を最も発揮できる。その場合,例えば3以上のフィルタユニットを有するときには,2のフィルタユニット相互は同一のフィルタを搭載し,残りのフィルタユニットは異なったフィルタを用いるようにしてもよい。
【0017】
さらにまた異なったフィルタとは,ケミカルフィルタ同士で異なった汚染物質を吸着,除去するような場合のみならず,一方はケミカルフィルタ,他方は塵埃除去フィルタというように,元々の機能からして異なっている場合も含むものである。
【0018】
前記したように,複数のフィルタユニットに搭載するフィルタは,相互に異なったフィルタを用いてもよいが,全て同一仕様のフィルタを用いるようにしてもよい。そうすれば,例えば汚染物質の濃度に応じて,使用するフィルタユニットの段数を任意に選択することができる。またその場合,フィルタ自体の厚さを通常のものより薄いものを使用することで,換言すれば圧力損失を通常のものより少ないものを使用すれば,条件に応じて使用するフィルタの段数を減ずることができるだけでなく,圧力損失もそれに伴って最小限に抑えることが可能である。なお同一仕様のフィルタを使用する場合ももちろん,ケミカルフィルタの場合だけではなく,除塵フィルタであってもよい。
【0019】
さらに以上のフィルタユニット装置において,前記複数のフィルタユニットのうちの最下流側のフィルタユニットの下流側に配置され,フィルタユニットを通過した処理空気中の汚染物質の濃度を測定する濃度センサと,前記濃度センサの測定結果に基づいて,フィルタユニット単位で各フィルタユニットにおけるダンパ翼の回動を制御する制御装置を付加してもよい。
これによって汚染物質の濃度や種類に応じて,使用するフィルタユニットやその段数を自動的に選択することが可能になる。
なおここで使用される濃度センサは,1種類の物質の濃度を測定するセンサであってもよく,もちろん異なった種類の物質の濃度を測定するセンサであってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明すると,図1は,本実施の形態にかかるフィルタユニット装置を組み込んだ,クリーンルーム等に清浄な空気を供給する空調システム1の構成の概略を示しており,方形のトンネル状のチャンバ2内には,外気OAの取入口3a側から,巻き取り方式の粗塵埃除去フィルタユニット4a,中性能塵埃除去フィルタユニット4b,本実施の形態にかかるフィルタユニット装置を構成する第1のケミカルフィルタユニット5a,第2のケミカルフィルタユニット5b,活性炭等の粉末を除去する粉末除去フィルタユニット6,冷却コイルユニット7,加熱コイルユニット8が順に設置されている。これらは1つのケーシングに納められ,外調機を形成しているが,各々の構成要素をダクト接続してもよい。
【0024】
外気OAの取入口3a自体は,チャンバ2の上流側に設けられた,ボックス状の取り入れ部3の前面に形成されている。そしてこの取り入れ部3内には,凍結防止用の蒸気ヒータ3bが設けられている。
【0025】
加熱コイルユニット8の下流側には,加湿装置(図示せず)が配置されている加湿エリア9が形成されている。そして加湿エリア9の下流側には,送風機10が設置されており,これら一連のユニットを通過して所望の清浄度,温湿度に調整された処理空気を,給気SAとして上部の吹出口から供給するようになっている。
【0026】
第1のケミカルフィルタユニット5a,第2のケミカルフィルタユニット5b,自体は,同一構成を有しているので,以下,第1のケミカルフィルタユニット5aを例にとって説明する。この第1のケミカルフィルタユニット5aは,5台のユニット12を並列に接続して構成され,各ユニット12は,基本的に同一構成を有している。そして各ユニット12自体は,さらに単位ユニット13を3段に積層した構成を有しており,この単位ユニット13自体が本発明の実施の形態を構成する。単位ユニット13は,ケーシングを構成するパネル材13aによって両側板,天板,底板が形成されている。
【0027】
単位ユニット13は,図2に示したように,水平方向に流れる処理空気と平行にフィルタ21の通過面(処理面)22が位置するように,複数のフィルタ21を間隔をもって上下多段に有している。したがってフィルタ21の上下には,空間部23が形成されている。
【0028】
そして各フィルタ21の下流側端部には,当該下流側端部を回動支点Pとして回動自在なダンパ翼24が設けられている。ダンパ翼24は,全体として方形であり,フィルタ21の通過面を覆う形状を有している。ダンパ翼24の上流側端部には,つば部24aが設けられている。
【0029】
一方ユニット12の上流側には,前記単位ユニット13の各ダンパ翼24の上流側端部を連動させて昇降させる昇降機構31が配置されている。この昇降機構31は上下方向に移動する垂直に配置された支持柱32と,支持柱32を上下に駆動する駆動部33とを有している。そして支持柱32の前面,すなわちフィルタ21側には,各ダンパ翼24のつば部24aに接続固定される取付部34を支持するアーム部35が,フィルタ21に対応して設けられている。したがって,支持柱32が上方に移動すると,それに伴って各ダンパ翼24のつば部24aを持ち上げ,その結果,ダンパ翼24は前記回動支点Pを中心として回動する。
なお本実施の形態では,支持柱32は,上下3段に積層されている各単位ユニット13,すなわちユニット12のダンパ翼24の全てを同時に回動させるための長さ,並びにダンパ翼24の数と同じアーム部35の数を有している。
【0030】
支持柱32は,水平にかつダンパ翼24の回動支点の軸と平行に配置されているリンクバー36の一端部に接続されている。さらにリンクバー36はリンク材37とピン結合され,リンク材37自体は,駆動部33の駆動軸38とキー結合されている。したがって駆動軸38が回動すると,リンクバー36を介して支持柱32は上下に移動する。本実施の形態では,駆動部33にモジュトロールモータを使用している。
【0031】
リンクバー36の他端部近傍には,他の支持柱41が接続されている。この支持柱41は,ユニット12の隣に位置する他のユニット12における各ダンパ翼24を回動させるためのものである。したがって,本実施の形態では,1つの駆動部33の駆動軸38の回動で2本の支持柱32,41が上下に移動し,隣接する2つのユニット12のダンパ翼24を回動させることが可能である。
【0032】
リンクバー36の他端部には,リンク材42を介して回動自在なカウンターウエイト43がピン結合されている。またリンク材42の回動中心は,駆動部33の駆動軸38と同軸上に位置している。かかるカウンターウエイト43によって,駆動軸38の負荷が軽減されている。
【0033】
また単位ユニット13における最上段のフィルタ21Aの下流側端部には,単位ユニット13のケーシングの天板部分を構成するパネル材13aと,当該最上段のフィルタ21Aとの間の空間部を閉塞して,処理空気を下流側にそのまま通過させないための遮蔽板44が立設されている。同様に,単位ユニット13における最下段のフィルタ21Bの上流側端部には,単位ユニット13のケーシングの底板部分を構成するパネル材13aと,当該最下段のフィルタ21Bとの間の空間部を閉塞して,処理空気を下流側にそのまま通過させないための遮蔽板45が立設されている。
【0034】
第1のケミカルフィルタユニット5aは以上のように構成されており,駆動部33の駆動によって支持柱32を上昇させれば,図3,図4に示したように,ダンパ翼24は,フィルタ21の下流側端部に設定されている回動支点Pを中心として回動し,ダンパ翼の上流側端部が,上段のフィルタ21の下面に当接し,ダンパ翼24はフィルタ21の上方の空間部を斜めに遮る(閉状態)。その結果,処理空気は各ダンパ翼24に沿って流れ,各ダンパ翼24を誘導板として,図に示したように,フィルタ21の通過面22を通過して下流へと流れていく。これによって,処理空気中の化学物質がフィルタ21によって除去される。なお図3,図4は上段のフィルタの図示を省略しているが,最上段では天板と遮蔽板44で遮られて未処理空気を下流に通さないようになっている。同様に,最下段のフィルタ21Bの下方の空間部は,図4に示したように遮蔽板45によって閉塞されているので,当該空間部には処理空気が水平方向からは流入しない。
【0035】
一方,このフィルタ21を通過させて処理する必要がない場合には,駆動部33の駆動によって支持柱32を下降させて,図5,図6に示したように,ダンパ翼24を水平にしてフィルタ21の通過面22を覆うようにすればよい。そうすると,各フィルタ21の上方空間は,開放状態となり,処理空気はそのまま水平方向に流れていく。つまりフィルタ21の通過面22を通過せず,そのままフィルタ21をバイパスしていくことになる。
【0036】
このように第1のケミカルフィルタユニット5a,第2のケミカルフィルタユニット5bは,ダンパ翼24を回動させるだけで,フィルタ21を通過させて処理する場合と,フィルタ21をバイパスする場合とを簡単に切り換えることが可能である。しかも同一ケーシング内でかかる切替が実現でき,パイパス流路用のスペースを別途設ける必要がない。
【0037】
なおダンパ翼24を回動させてフィルタ21の上方空間部を斜めに遮る際には,ダンパ翼24の先端部が上段のフィルタ21の下面と密着していることが必要であるが,たとえばダンパ翼24の先端部やフィルタ21の下面の接触部に,適宜弾性体を設けておけば,密着性をより確実なものとすることができる。
【0038】
またダンパ翼24の回動は,駆動部33による駆動によって同時にかつ全て連動して行われるので,操作が容易である。また1つの駆動部33によって2つのユニット12の全てのダンパ翼24の回動が行えるので,駆動部33の必要数が低減されている。もちろん全てのユニット12のダンパ翼24の回動を1つの駆動部33が担当してもよい。
【0039】
さらにまたそのような昇降機構31を使用せず,各ダンパ翼24自体をモータ等で直接回動させる機構とし,当該回動の制御を電気的に行うようにしてもよい。
【0040】
前記の例では,最上段のフィルタ21Aの上部空間,及び最下段のフィルタ21Bの下部空間は,各々遮蔽板44,45によって常時処理空気が水平方向に流れ込まないようにしていたが,バイパス時の流量をさらに確保するため,そのような遮蔽板を設けず,さらにたとえば図7に示したように,ケーシングを構成する底板のパネル材13aの端部に別途他のダンパ翼51を設けてもよい。
【0041】
図7〜10はかかる場合の様子を示しており,フィルタ21での処理時については,図7,図8に示したように,前出実施の形態と同様な流量であるが,フィルタ21のバイパス時では,他のダンパ翼51も開放するので,最下段のフィルタ21Bの下方空間部を通じても処理空気が流れ,その分処理空気の流量が増大している。同様に,最上段のフィルタ21の上方空間部についても,遮蔽板を有さないため,その分バイパス時の処理空気の流量が増大している。かかる場合も,他のダンパ翼51自体を支持柱32によってダンパ翼24と同時に連動させるとよい。
【0042】
本実施の形態にかかるフィルタユニット装置における第1のケミカルフィルタユニット5a,第2のケミカルフィルタユニット5bの使用例について説明する。例えば,第1のケミカルフィルタユニット5aのフィルタ21については,例えば有機系ガスの吸収力が大きいケミカルフィルタを採用し,第2のケミカルフィルタユニット5bのフィルタ21については,例えば酸性ガスの吸収力が大きいケミカルフィルタを採用する。
【0043】
そしてチャンバ内に導入した外気において有機系ガスのみの濃度が,許容値を超えている場合には,図11に示したように,第1のケミカルフィルタユニット5aのダンパ翼24を回動させて閉状態とし,一方第2のケミカルフィルタユニット5bのダンパ翼24はフィルタ21と平行にしてフィルタ21を覆うようにする(開状態)。
【0044】
これによって処理空気である外気は,第1のケミカルフィルタユニット5aのフィルタ21のみによって処理され,有機系ガスが吸着,除去される。また第2のケミカルフィルタユニット5bのダンパ翼24は,フィルタ21を覆って処理空気と平行になっているので,処理空気は第2のケミカルフィルタユニット5bのフィルタ21をバイパスして下流に流れていく。したがって処理空気は第2のケミカルフィルタユニット5bのフィルタ21では処理されない。
【0045】
一方チャンバ内に導入した外気において酸性ガスのみの濃度が,許容値を超えている場合には,図12に示したように,第2のケミカルフィルタユニット5bのダンパ翼24を回動させて閉状態とし,一方第1のケミカルフィルタユニット5aのダンパ翼24はフィルタ21と平行にしてフィルタ21を覆うようにする(開状態)。
【0046】
これによって処理空気は,第1のケミカルフィルタユニット5aのフィルタ21をバイパスして,そのまま第2のケミカルフィルタユニット5bへと流れていき,第2のケミカルフィルタユニット5bのフィルタ21によって処理され,空気中の酸性ガスが吸着,除去される。
【0047】
このように本実施の形態にかかるフィルタユニット装置によれば,第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bがチャンバ2内で直列に配置されているが,処理空気中の汚染物質の種類によっていずれのフィルタユニットを使用するか任意に選択することが可能である。
【0048】
したがって,第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各フィルタ21を,実際に必要な場合のみ使用することができるので,フィルタの寿命が従来よりも長く伸ばすことができ,交換のサイクルも長くとれる。
【0049】
また処理空気中,有機系ガス及び酸性ガスの各濃度がいずれも許容値を下まわっている場合には,第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各フィルタ21をいずれも使用する必要はないので,図13に示したように,各ユニットのダンパ翼24をいずれもフィルタ21と平行にして,各フィルタ21をバイパスさせるようにすればよい。すなわちいずれも開状態とすればよい。
【0050】
さらに処理空気中,有機系ガス及び酸性ガスの各濃度がいずれも許容値を越えている場合には,第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各ダンパ翼24を回動させて,それぞれ斜めに配置して,第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各フィルタ21で連続して処理するようにすればよい。すなわち第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bいずれも閉状態とすればよい。
【0051】
なお以上のようなダンパ翼24の制御は,例えば濃度センサ(図示せず)を用いて自動化することが可能である。すなわち,第2のケミカルフィルタユニット5bの下流側に,有機系ガス及び酸性ガスの各濃度を検出する濃度センサを設置しておき,その測定結果に基づいて駆動部33を作動させる制御装置(図示せず)を適宜設置すればよい。またこれによって迅速な対応も可能になる。
【0052】
なお以上の実施の形態で用いた第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bにおいては,ダンパ翼の回動支点Pはフィルタ21の下流側端部に設定していたが,上流側端部に設定してもよい。但しこの場合には,ダンパ翼24を閉状態,すなわち上方に回動させてフィルタ21の処理面22を通過させる際,処理空気の風圧によって,ダンパ翼に対して下方へ力が加わるので,駆動部33の負担を考慮すれば,前出実施の形態のように,回動支点は下流側端部に設定することが好ましい。
【0053】
また以上の実施の形態では,第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各フィルタ21に異なった汚染物質を吸着するケミカルフィルタを使用したが,いずれか一方に除塵フィルタを使用してもよく,また第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各フィルタ21に,各々同一のケミカルフィルタを用いてもよい。
【0054】
第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各フィルタ21に,各々同一のケミカルフィルタを用いる場合,例えば処理空気中の汚染物質の濃度の高低により,単段で処理したり,多段直列で処理するという選択が可能になり,濃度に応じた用い方が可能である。
【0055】
かかる場合,使用するフィルタの厚さを通常のものより,薄く,したがって圧力損失も少ないものを使用することも可能である。これによって汚染物質の濃度に基づいて,圧力損失を最小限に抑えることが可能になる。
【0056】
さらにまた第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各フィルタ21に,各々同種の除塵フィルタであるが性能の異なったものを採用してもよい。例えば上流側に位置する第1のケミカルフィルタユニット5aのフィルタ21は,NBS(比色法)60%,下流側に位置する第2のケミカルフィルタユニット5bのフィルタ21は,NBS90%のものを用いるような使用法でもよい。つまり異なる塵埃除去率のフィルタを第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bに使用してもよい。
【0057】
さらにまた前記実施の形態では,ケーシングの天板と底板との間を平行に被処理空気が流れる構成で説明したが,ケーシングの両側板と平行に被処理空気が流れるように構成してもよい。すなわちフィルタを水平方向に配して多段に配置するのではなく,垂直方向に配して並列に配置して構成しても,全く同様な作用効果が得られる。つまりユニット12を左右に倒して使用してもよい。この場合は,駆動部33は,床面に設置するのではなく,チャンバ2の側部に設けることになる。
【0058】
次に他の実施の形態について説明する。なお同一部材等については,同一符号を用いて,その説明は省略する。図14に示したように,本実施の形態にかかるフィルタユニット装置51は,2つのケミカルフィルタユニット52,53をチャンバ2内で並列に配置して構成されている。
【0059】
各ケミカルフィルタユニット52,53は,同一構成であり,各々ケーシングを構成するパネル材54によって両側板,天板,底板が形成され,たとえば活性炭を有する化学物質吸着フィルタのろ材は,このケーシング内に,気流に対して,直角又は斜めに固定配置されている。
【0060】
そして各ケミカルフィルタユニット52,53の上流側の入口部55には,回動自在な複数のダンパ56が多段に設けられている。各ダンパ56は連動して回動する。すなわち,各ダンパ56の回動支点は,入口部55に水平に設定され,各ダンパ56の上流側端部は,適宜のリンク材(図示せず)を介して上下方向に移動する垂直に配置された支持柱57に回動自在に支持されている。したがって,支持柱57が上方に移動すると,それに伴って各ダンパ56の前端部が持ち上がり,入口部55が閉鎖されるようになっている。図14に示した状態では,各ダンパ56は水平状態にあり,ユニット21の入口部27は開放している。支持柱24は,駆動部33よって上下動する。
【0061】
本実施の形態にかかるフィルタユニット装置は以上の構成を有しており,例えばケミカルフィルタユニット52に使用されるフィルタには,前記実施の形態の項でも説明した有機系ガスを吸着・除去するフィルタを用い,ケミカルフィルタユニット53に使用されるフィルタには,酸性ガスを吸着・除去するフィルタを用いる。
【0062】
そしてチャンバ2内に導入した外気において有機系ガスのみの濃度が,許容値を超えている場合には,各ダンパ56を作動させてケミカルフィルタユニット52側の入口部55を開放し,ケミカルフィルタユニット53側の入口部55を閉鎖する。これによって処理空気は,ケミカルフィルタユニット52の方に流れていき,ケミカルフィルタユニット52のフィルタのみによって処理され,有機系ガスが吸着,除去される。
【0063】
一方,チャンバ2内に導入した外気において酸性ガスのみの濃度が,許容値を超えている場合には,各ダンパ56を作動させてケミカルフィルタユニット52側の入口部55を閉鎖し,ケミカルフィルタユニット53側の入口部55を開放する。これによって処理空気は,ケミカルフィルタユニット53の方に流れていき,ケミカルフィルタユニット53のフィルタのみによって処理され,酸性ガスが吸着,除去されるのである。
【0064】
このようにこの実施の形態にかかるフィルタユニット装置によっても,処理空気中の汚染物質の種類によっていずれのフィルタユニットを使用するか任意に選択することが可能である。したがって,ケミカルフィルタユニット52,53各フィルタを,実際に必要な場合のみ使用することができる。それゆえフィルタの寿命が従来よりも長く伸ばすことができ,交換のサイクルも長くとれる。
【0065】
以上の実施の形態では床置きの外調機や空調機に使用する例を念頭において説明したが,機構を小型化すれば,天吊のファンフィルタユニットの吸い込み側に取り付けて使用することもできる。すなわちそのような場合にも本発明は適用される。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば,同一チャンバ内において,余分な平行流路を構成することなく,汚染物質の種類や濃度に応じて使用するフィルタを使い分けることが可能になる。したがって実際に処理に必要なフィルタのみで処理することができ,フィルタの寿命を従来より長く持たせることができ,またそれに伴って交換のサイクルを従来より長くすることができる。それゆえ,従来よりも,省資源,省エネルギ,省コストに優れている。また既存設備に対しても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるフィルタユニット装置を組み込んだ空調システムの概観を示す斜視図である。
【図2】単位ユニットの斜視図である。
【図3】ダンパ翼を回動させて閉状態にしてフィルタで処理する場合の気流の流れを示す斜視図である。
【図4】ダンパ翼を回動させて閉状態にしてフィルタで処理する場合の気流の流れを示す側面図である。
【図5】ダンパ翼を水平にして開状態にしてフィルタをバイパスする場合の気流の流れを示す斜視図である。
【図6】ダンパ翼を水平にして開状態にしてフィルタをバイパスする場合の気流の流れを示す側面図である。
【図7】ケーシング底部のパネル材に他のダンパ翼を設置した例におけるダンパ翼を回動させて閉状態にしてフィルタで処理する場合の気流の流れを示す斜視図である。
【図8】ケーシング底部のパネル材に他のダンパ翼を設置した例におけるダンパ翼を回動させて閉状態にしてフィルタで処理する場合の気流の流れを示す側面図である。
【図9】ケーシング底部のパネル材に他のダンパ翼を設置した例におけるダンパ翼を水平にして開状態にしてフィルタをバイパスする場合の気流の流れを示す斜視図である。
【図10】ケーシング底部のパネル材に他のダンパ翼を設置した例におけるダンパ翼を水平にして開状態にしてフィルタをバイパスする場合の気流の流れを示す側面図である。
【図11】上流側に位置する第1のケミカルフィルタユニットのフィルタのみで処理して下流側に位置する第2のケミカルフィルタユニットのフィルタをバイパスしている状態を示す説明図である。
【図12】上流側に位置する第1のケミカルフィルタユニットのフィルタをバイパスして下流側に位置する第2のケミカルフィルタユニットのフィルタのみで処理している状態を示す説明図である。
【図13】上流側に位置する第1のケミカルフィルタユニット及び下流側に位置する第2のケミカルフィルタユニットの各フィルタをいずれもバイパスしている状態を示す説明図である。
【図14】他の実施の形態にかかるフィルタユニット装置を組み込んだ空調システムの概観を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 チャンバ
5a 第1のケミカルフィルタユニット
5b 第2のケミカルフィルタユニット
12 ユニット
13 単位ユニット
13a パネル材
21 フィルタ
21A 最上段のフィルタ
21B 最下段のフィルタ
22 通過面
24 ダンパ翼
24a つば部
31 昇降機構
32 支持柱
33 駆動部
36 リンクバー
44,45 遮蔽板

Claims (5)

  1. 処理空気が通過するチャンバと,このチャンバ内に配置された下記の構成を有するフィルタユニットを複数有し,前記複数のフィルタユニットは,処理空気の流れに沿って前記チャンバ内において直列に配置されている,フィルタユニット装置。
    フィルタユニット:前記チャンバ内に配置され処理空気が通過するケーシングと,前記処理空気を処理する気流通過面が前記ケーシング内において処理空気の流れと平行又は斜めになるように間隔をおいて設置され,かつ前記間隔が空間部を形成するように配置された,複数のフィルタと,
    前記各フィルタにおける処理空気の流れ方向上流側端部または下流側端部を回動支点として回動可能なダンパ翼と,
    各ダンパ翼における回動支点側端部と対向する端部側に配置された垂直方向に上下動する支持柱とを有し,
    前記ダンパ翼は前記フィルタの気流通過面を覆う形状を有し,
    前記ダンパ翼を回動させてダンパ翼が空間部を斜めに遮ることで,前記空間部に流れ込む気流の流路を遮断して,当該気流を前記フィルタの気流通過面に案内し,
    前記ダンパ翼を回動させて当該ダンパ翼が前記フィルタの気流通過面と平行に接することで,空間部を気流の流路として開放するようにした構成を有し,
    各ダンパ翼における回動支点側端部と対向する端部は,各々前記支持柱に対してアーム部を介して接続され,支持柱の上下動により各ダンパ翼が連動して回動する。
  2. 前記複数のフィルタユニットが有するフィルタは,相互に異なった種類のフィルタであることを特徴とする,請求項1に記載のフィルタユニット装置。
  3. 前記複数のフィルタユニットが有するフィルタは,各フィルタユニット毎に異なった仕様のフィルタであることを特徴とする,請求項1に記載のフィルタユニット装置。
  4. 前記複数のフィルタユニットが有するフィルタは,同一仕様のフィルタであることを特徴とする,請求項1に記載のフィルタユニット装置。
  5. センサと,
    前記濃度センサの測定結果に前記複数のフィルタユニットのうちの最下流側のフィルタユニットの下流側に配置され,フィルタユニットを通過した処理空気中の汚染物質の濃度を測定する濃度基づいて,フィルタユニット単位で各フィルタユニットにおけるダンパ翼の回動を制御する制御装置と,
    をさらに有することを特徴とする,請求項1,2,3又は4のいずれかに記載のフィルタユニット装置。
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