JP2003103127A - フィルタユニット装置 - Google Patents

フィルタユニット装置

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JP2003103127A JP2001304292A JP2001304292A JP2003103127A JP 2003103127 A JP2003103127 A JP 2003103127A JP 2001304292 A JP2001304292 A JP 2001304292A JP 2001304292 A JP2001304292 A JP 2001304292A JP 2003103127 A JP2003103127 A JP 2003103127A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一チャンバ内において,余分な平行流路を
構成することなく,汚染物質の種類や濃度に応じて必要
なフィルタを使い分け,フィルタの寿命を延ばすと共
に,省エネルギを図る。 【解決手段】 チャンバ内にフィルタユニットが直列に
配置されている。各フィルタユニットにおけるフィルタ
21は,上下多段に配置され,その通過面22は,処理
空気の流れと平行になるように配置されている。フィル
タ21の下流側端部を回動支点Pとして,フィルタ21
の通過面22を覆う形態のダンパ翼24が設けられてい
る。フィルタ21で処理する場合には,ダンパ翼24を
回動させて斜めの閉状態にすれば,処理空気はそれに沿
って通過面22を通過して処理される。ダンパ翼24を
水平状態にすれば,通過面22はダンパ翼24によって
覆われるので,処理空気はフィルタ21をバイパスして
そのまま水平に流れる。したがって,各フィルタユニッ
トのダンパ翼24の操作によって,処理するフィルタ2
1を任意にユニット毎に選択できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,フィルタユニット
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば外気を処理してクリーンルーム
に清浄空気を供給する際,化学物質吸着フィルタ(以
下,「ケミカルフィルタ」という)が外気取入系等に設
置されることがある。この場合,ケミカルフィルタ(た
とえば活性炭フィルタ)は通常パネル等によって筒状に
形成されたケーシング内において通過面が処理空気と垂
直又は斜めになるように固定配置され,当該ケーシング
と一体になったケミカルフィルタユニットとして,粗塵
を捕集するプレフィルタと,ケミカルフィルタ自体から
の発塵をも捕集する高性能フィルタとの間に設置されて
いる。これによって塵埃除去フィルタユニットを通過し
た処理空気は,常時ケミカルフィルタユニットの通過面
を通過して,処理されるようになっていた。
【0003】ところで,ケミカルフィルタには幾多の種
類があるが,1種類のケミカルフィルタですべての化学
物質の除去に有効なものはない。そこで外気処理をする
にあたって想定される数種の汚染物質すべてに対してこ
れを防御しようとする場合,従来は,異種のケミカルフ
ィルタを気流に対して直列に配置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,想定し
た汚染物質が全て同時に処理空気中に含有されることは
希である。また仮に複数の汚染物質が同時に侵入して
も,ある物質は許容値以下の場合があり,その場合に
は,対応するケミカルフィルタで処理する必要がないこ
とがある。
【0005】この点従来のケミカルフィルタの設置は,
気流に対して垂直に風道の全面に設置されるかあるいは
ケミカルフィルタ単位体の一対又は複数対を斜めに対向
させて固定配置するのが一般的であった。その状態で異
種のケミカルフィルタを気流に対して直列に配置してい
るので,処理空気中の汚染物質の種類によって使用する
ケミカルフィルタを選択的に切り換えることはできなか
った。そのため従来は,許容濃度以下の有害物質や対象
外の化学物質をも吸収・吸着し続ける事となり,しかも
常時処理し続ける固定配置のフィルタが直列に配置され
ているので空気抵抗は増大している。その結果,本来,
機能を必要としなくてよい時も空気側搬送動力を増加さ
せることになってしまい,エネルギの損失は大きいとい
う問題があった。
【0006】しかもケミカルフィルタの恒常的な劣化進
行により,ろ材の寿命が短く,交換サイクルも短くなっ
て資源的損失も大きいものがあった。ケミカルフィルタ
は,通常の塵埃除去フィルタよりも高価であるため,コ
スト面に与える影響は極めて大きい。さらにまた交換の
際には,空調機器はもちろんのことその他の稼働設備,
生産設備などシステム全体を停止する必要があり,問題
であった。
【0007】このような問題は,特定のケミカルフィル
タで処理する必要がない場合にも,処理空気を当該特定
のケミカルフィルタを通過させて処理していることに起
因している。
【0008】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,複数のフィルタユニットを有するフィルタユニ
ット装置において,処理空気中の汚染物質の種類に応じ
て,使用するフィルタユニットを,同一大きさのケーシ
ング内において選択的に切り換えることを可能として,
前記問題の解決を図ることをその目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め,請求項1によれば,処理空気が通過するチャンバ
と,このチャンバ内に配置された下記の構成を有するフ
ィルタユニットを複数有し,前記複数のフィルタユニッ
トは,処理空気の流れに沿って前記チャンバ内において
直列に配置されている,フィルタユニット装置が提供さ
れる。そしてフィルタユニット自体は,前記チャンバ内
に配置され処理空気が通過するケーシングと,通過面
(すなわち処理面)が前記ケーシング内において処理空
気の流れと平行又は斜めになるように互いに間隔をおい
て設置され,かつ前記間隔が空間部を形成するように配
置された,複数のフィルタと,回動可能なダンパ翼とを
有し,前記ダンパ翼はフィルタの気流通過面と略平行に
かつ通過面にほぼ接することによってこの気流通過面を
覆い,かつ回動した際には前記フィルタの気流通過面を
開放する構成を有している。
【0010】かかる構成を有するフィルタユニットによ
れば,フィルタでの処理が不要な場合には,ダンパ翼を
フィルタの通過面とほぼ平行にしてこの通過面を覆って
閉塞する。これによってケーシング内を流れる処理空気
はフィルタの通過面を流れることなく,つまりバイパス
してそのまま流れていく。
【0011】そしてダンパ翼を回動させると,ダンパ翼
は空間部を斜めに遮ることになるので,フィルタが処理
空気の流れと平行に配置されている場合には,当該ダン
パ翼に沿って処理空気がフィルタの通過面に案内されて
処理される。またフィルタが処理空気に対して斜めに配
置されている場合には,空間部も斜めに位置しているこ
とになるが,当該斜めの空間部はダンパ翼によって遮ら
れているから,ケーシング内を流れる処理空気はそのま
まフィルタの通過面にながれていき,処理されることに
なる。したがって,ダンパ翼の回動動作によって,フィ
ルタをバイパスしたりフィルタで処理するすることが同
一ケーシング内にて切り換えられる。
【0012】なおダンパ翼の回動支点は,フィルタの端
部に直接設定しなくともよい。またダンパ翼の回動は手
動でもよいが,モータ等の駆動装置を利用すれば遠隔で
の操作が容易である。
【0013】そして本発明のフィルタユニット装置では
そのようなフィルタユニットを,処理空気の流れに沿っ
てチャンバ内において直列に配置しているので,前記フ
ィルタユニットの機能を利用して,あるフィルタユニッ
トのフィルタはバイパスさせ,他のフィルタユニットの
フィルタでは処理させることが可能になる。したがっ
て,処理空気中の汚染物質の種類によって,使用するフ
ィルタユニットを選択することができる。また全てのフ
ィルタユニットをバイパスさせることも可能である。
【0014】前記ダンパ翼は連動して回動するように構
成するとよい。かかる場合,適宜のリンク機構を採用す
れば容易にこれを実現できる。回動させるにあたって
は,モータ等の駆動装置によって回動させることが便利
であるが,前記ダンパ翼と他のダンパ翼の回動支点側端
部と対向する端部を昇降させる昇降機構を装備すれば,
そのような連動した回動が容易である。また個別にモー
タダンパを設置してモータダンパを同時に制御するよう
にしてもよい。
【0015】なおケーシング内においては,最端部に位
置するフィルタとケーシングの内壁との間の空間部を遮
るために,他のダンパ翼をケーシング側に設置してもよ
いし,つねにそのような端部の空間部を遮る遮蔽板によ
って最端部のフィルタとケーシング内壁との間の空間部
を閉塞するようにしてもよい。なお前者の場合,前記他
のダンパ翼は各ダンパ翼と連動して回動することが好ま
しく,また前記各ダンパ翼における回動支点側端部と対
向する端部を昇降させる昇降機構を有すれば,なおよ
い。
【0016】前記した各フィルタユニット装置における
前記複数のフィルタユニットに搭載するフィルタは,ユ
ニット毎に異なったフィルタを用いることが,この発明
の特徴を最も発揮できる。その場合,例えば3以上のフ
ィルタユニットを有するときには,2のフィルタユニッ
ト相互は同一のフィルタを搭載し,残りのフィルタユニ
ットは異なったフィルタを用いるようにしてもよい。
【0017】さらにまた異なったフィルタとは,ケミカ
ルフィルタ同士で異なった汚染物質を吸着,除去するよ
うな場合のみならず,一方はケミカルフィルタ,他方は
塵埃除去フィルタというように,元々の機能からして異
なっている場合も含むものである。
【0018】前記したように,複数のフィルタユニット
に搭載するフィルタは,相互に異なったフィルタを用い
てもよいが,全て同一仕様のフィルタを用いるようにし
てもよい。そうすれば,例えば汚染物質の濃度に応じ
て,使用するフィルタユニットの段数を任意に選択する
ことができる。またその場合,フィルタ自体の厚さを通
常のものより薄いものを使用することで,換言すれば圧
力損失を通常のものより少ないものを使用すれば,条件
に応じて使用するフィルタの段数を減ずることができる
だけでなく,圧力損失もそれに伴って最小限に抑えるこ
とが可能である。なお同一仕様のフィルタを使用する場
合ももちろん,ケミカルフィルタの場合だけではなく,
除塵フィルタであってもよい。
【0019】さらに以上のフィルタユニット装置におい
て,前記複数のフィルタユニットのうちの最下流側のフ
ィルタユニットの下流側に配置され,フィルタユニット
を通過した処理空気中の汚染物質の濃度を測定する濃度
センサと,前記濃度センサの測定結果に基づいて,フィ
ルタユニット単位で各フィルタユニットにおけるダンパ
翼の回動を制御する制御装置を付加してもよい。これに
よって汚染物質の濃度や種類に応じて,使用するフィル
タユニットやその段数を自動的に選択することが可能に
なる。なおここで使用される濃度センサは,1種類の物
質の濃度を測定するセンサであってもよく,もちろん異
なった種類の物質の濃度を測定するセンサであってもよ
い。
【0020】さらにまた本発明の他のフィルタユニット
装置は,処理空気が通過するチャンバと,このチャンバ
内に処理空気の流れに対して直角方向に並列に配置さ
れ,かつ通過面が前記チャンバ内において処理空気の流
れと直角又は斜めに設置されフィルタを有する複数のフ
ィルタユニットと,前記チャンバ内に導入された処理空
気を,前記複数のフィルタユニットのうちの任意のフィ
ルタユニット側へと選択的に切り換えて流すためのダン
パ装置とを有し,さらにフィルタユニット相互は各フィ
ルタユニット単位で異なったフィルタを搭載している。
【0021】かかる構成のフィルタユニット装置では,
チャンバ内においてフィルタユニットが並列に配置され
ているが,ダンパ装置の切換によって,処理空気を通過
させるフィルタユニットを選択することができ,汚染物
質の種類によって使用するフィルタを使い分けることが
可能である。
【0022】この場合も,フィルタユニットの下流側に
配置され,フィルタユニットを通過した処理空気中の汚
染物質の濃度を測定する濃度センサと,前記濃度センサ
の測定結果に基づいて,ダンパ装置における切換を制御
する制御装置とをさらに付加すれば,汚染物質の種類に
よって使用するフィルタの使い分けを自動的に行うこと
が可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態について説明すると,図1は,本実施の形態にかかる
フィルタユニット装置を組み込んだ,クリーンルーム等
に清浄な空気を供給する空調システム1の構成の概略を
示しており,方形のトンネル状のチャンバ2内には,外
気OAの取入口3a側から,巻き取り方式の粗塵埃除去
フィルタユニット4a,中性能塵埃除去フィルタユニッ
ト4b,本実施の形態にかかるフィルタユニット装置を
構成する第1のケミカルフィルタユニット5a,第2の
ケミカルフィルタユニット5b,活性炭等の粉末を除去
する粉末除去フィルタユニット6,冷却コイルユニット
7,加熱コイルユニット8が順に設置されている。これ
らは1つのケーシングに納められ,外調機を形成してい
るが,各々の構成要素をダクト接続してもよい。
【0024】外気OAの取入口3a自体は,チャンバ2
の上流側に設けられた,ボックス状の取り入れ部3の前
面に形成されている。そしてこの取り入れ部3内には,
凍結防止用の蒸気ヒータ3bが設けられている。
【0025】加熱コイルユニット8の下流側には,加湿
装置(図示せず)が配置されている加湿エリア9が形成
されている。そして加湿エリア9の下流側には,送風機
10が設置されており,これら一連のユニットを通過し
て所望の清浄度,温湿度に調整された処理空気を,給気
SAとして上部の吹出口から供給するようになってい
る。
【0026】第1のケミカルフィルタユニット5a,第
2のケミカルフィルタユニット5b,自体は,同一構成
を有しているので,以下,第1のケミカルフィルタユニ
ット5aを例にとって説明する。この第1のケミカルフ
ィルタユニット5aは,5台のユニット12を並列に接
続して構成され,各ユニット12は,基本的に同一構成
を有している。そして各ユニット12自体は,さらに単
位ユニット13を3段に積層した構成を有しており,こ
の単位ユニット13自体が本発明の実施の形態を構成す
る。単位ユニット13は,ケーシングを構成するパネル
材13aによって両側板,天板,底板が形成されてい
る。
【0027】単位ユニット13は,図2に示したよう
に,水平方向に流れる処理空気と平行にフィルタ21の
通過面(処理面)22が位置するように,複数のフィル
タ21を間隔をもって上下多段に有している。したがっ
てフィルタ21の上下には,空間部23が形成されてい
る。
【0028】そして各フィルタ21の下流側端部には,
当該下流側端部を回動支点Pとして回動自在なダンパ翼
24が設けられている。ダンパ翼24は,全体として方
形であり,フィルタ21の通過面を覆う形状を有してい
る。ダンパ翼24の上流側端部には,つば部24aが設
けられている。
【0029】一方ユニット12の上流側には,前記単位
ユニット13の各ダンパ翼24の上流側端部を連動させ
て昇降させる昇降機構31が配置されている。この昇降
機構31は上下方向に移動する垂直に配置された支持柱
32と,支持柱32を上下に駆動する駆動部33とを有
している。そして支持柱32の前面,すなわちフィルタ
21側には,各ダンパ翼24のつば部24aに接続固定
される取付部34を支持するアーム部35が,フィルタ
21に対応して設けられている。したがって,支持柱3
2が上方に移動すると,それに伴って各ダンパ翼24の
つば部24aを持ち上げ,その結果,ダンパ翼24は前
記回動支点Pを中心として回動する。なお本実施の形態
では,支持柱32は,上下3段に積層されている各単位
ユニット13,すなわちユニット12のダンパ翼24の
全てを同時に回動させるための長さ,並びにダンパ翼2
4の数と同じアーム部35の数を有している。
【0030】支持柱32は,水平にかつダンパ翼24の
回動支点の軸と平行に配置されているリンクバー36の
一端部に接続されている。さらにリンクバー36はリン
ク材37とピン結合され,リンク材37自体は,駆動部
33の駆動軸38とキー結合されている。したがって駆
動軸38が回動すると,リンクバー36を介して支持柱
32は上下に移動する。本実施の形態では,駆動部33
にモジュトロールモータを使用している。
【0031】リンクバー36の他端部近傍には,他の支
持柱41が接続されている。この支持柱41は,ユニッ
ト12の隣に位置する他のユニット12における各ダン
パ翼24を回動させるためのものである。したがって,
本実施の形態では,1つの駆動部33の駆動軸38の回
動で2本の支持柱32,41が上下に移動し,隣接する
2つのユニット12のダンパ翼24を回動させることが
可能である。
【0032】リンクバー36の他端部には,リンク材4
2を介して回動自在なカウンターウエイト43がピン結
合されている。またリンク材42の回動中心は,駆動部
33の駆動軸38と同軸上に位置している。かかるカウ
ンターウエイト43によって,駆動軸38の負荷が軽減
されている。
【0033】また単位ユニット13における最上段のフ
ィルタ21Aの下流側端部には,単位ユニット13のケ
ーシングの天板部分を構成するパネル材13aと,当該
最上段のフィルタ21Aとの間の空間部を閉塞して,処
理空気を下流側にそのまま通過させないための遮蔽板4
4が立設されている。同様に,単位ユニット13におけ
る最下段のフィルタ21Bの上流側端部には,単位ユニ
ット13のケーシングの底板部分を構成するパネル材1
3aと,当該最下段のフィルタ21Bとの間の空間部を
閉塞して,処理空気を下流側にそのまま通過させないた
めの遮蔽板45が立設されている。
【0034】第1のケミカルフィルタユニット5aは以
上のように構成されており,駆動部33の駆動によって
支持柱32を上昇させれば,図3,図4に示したよう
に,ダンパ翼24は,フィルタ21の下流側端部に設定
されている回動支点Pを中心として回動し,ダンパ翼の
上流側端部が,上段のフィルタ21の下面に当接し,ダ
ンパ翼24はフィルタ21の上方の空間部を斜めに遮る
(閉状態)。その結果,処理空気は各ダンパ翼24に沿
って流れ,各ダンパ翼24を誘導板として,図に示した
ように,フィルタ21の通過面22を通過して下流へと
流れていく。これによって,処理空気中の化学物質がフ
ィルタ21によって除去される。なお図3,図4は上段
のフィルタの図示を省略しているが,最上段では天板と
遮蔽板44で遮られて未処理空気を下流に通さないよう
になっている。同様に,最下段のフィルタ21Bの下方
の空間部は,図4に示したように遮蔽板45によって閉
塞されているので,当該空間部には処理空気が水平方向
からは流入しない。
【0035】一方,このフィルタ21を通過させて処理
する必要がない場合には,駆動部33の駆動によって支
持柱32を下降させて,図5,図6に示したように,ダ
ンパ翼24を水平にしてフィルタ21の通過面22を覆
うようにすればよい。そうすると,各フィルタ21の上
方空間は,開放状態となり,処理空気はそのまま水平方
向に流れていく。つまりフィルタ21の通過面22を通
過せず,そのままフィルタ21をバイパスしていくこと
になる。
【0036】このように第1のケミカルフィルタユニッ
ト5a,第2のケミカルフィルタユニット5bは,ダン
パ翼24を回動させるだけで,フィルタ21を通過させ
て処理する場合と,フィルタ21をバイパスする場合と
を簡単に切り換えることが可能である。しかも同一ケー
シング内でかかる切替が実現でき,パイパス流路用のス
ペースを別途設ける必要がない。
【0037】なおダンパ翼24を回動させてフィルタ2
1の上方空間部を斜めに遮る際には,ダンパ翼24の先
端部が上段のフィルタ21の下面と密着していることが
必要であるが,たとえばダンパ翼24の先端部やフィル
タ21の下面の接触部に,適宜弾性体を設けておけば,
密着性をより確実なものとすることができる。
【0038】またダンパ翼24の回動は,駆動部33に
よる駆動によって同時にかつ全て連動して行われるの
で,操作が容易である。また1つの駆動部33によって
2つのユニット12の全てのダンパ翼24の回動が行え
るので,駆動部33の必要数が低減されている。もちろ
ん全てのユニット12のダンパ翼24の回動を1つの駆
動部33が担当してもよい。
【0039】さらにまたそのような昇降機構31を使用
せず,各ダンパ翼24自体をモータ等で直接回動させる
機構とし,当該回動の制御を電気的に行うようにしても
よい。
【0040】前記の例では,最上段のフィルタ21Aの
上部空間,及び最下段のフィルタ21Bの下部空間は,
各々遮蔽板44,45によって常時処理空気が水平方向
に流れ込まないようにしていたが,バイパス時の流量を
さらに確保するため,そのような遮蔽板を設けず,さら
にたとえば図7に示したように,ケーシングを構成する
底板のパネル材13aの端部に別途他のダンパ翼51を
設けてもよい。
【0041】図7〜10はかかる場合の様子を示してお
り,フィルタ21での処理時については,図7,図8に
示したように,前出実施の形態と同様な流量であるが,
フィルタ21のバイパス時では,他のダンパ翼51も開
放するので,最下段のフィルタ21Bの下方空間部を通
じても処理空気が流れ,その分処理空気の流量が増大し
ている。同様に,最上段のフィルタ21の上方空間部に
ついても,遮蔽板を有さないため,その分バイパス時の
処理空気の流量が増大している。かかる場合も,他のダ
ンパ翼51自体を支持柱32によってダンパ翼24と同
時に連動させるとよい。
【0042】本実施の形態にかかるフィルタユニット装
置における第1のケミカルフィルタユニット5a,第2
のケミカルフィルタユニット5bの使用例について説明
する。例えば,第1のケミカルフィルタユニット5aの
フィルタ21については,例えば有機系ガスの吸収力が
大きいケミカルフィルタを採用し,第2のケミカルフィ
ルタユニット5bのフィルタ21については,例えば酸
性ガスの吸収力が大きいケミカルフィルタを採用する。
【0043】そしてチャンバ内に導入した外気において
有機系ガスのみの濃度が,許容値を超えている場合に
は,図11に示したように,第1のケミカルフィルタユ
ニット5aのダンパ翼24を回動させて閉状態とし,一
方第2のケミカルフィルタユニット5bのダンパ翼24
はフィルタ21と平行にしてフィルタ21を覆うように
する(開状態)。
【0044】これによって処理空気である外気は,第1
のケミカルフィルタユニット5aのフィルタ21のみに
よって処理され,有機系ガスが吸着,除去される。また
第2のケミカルフィルタユニット5bのダンパ翼24
は,フィルタ21を覆って処理空気と平行になっている
ので,処理空気は第2のケミカルフィルタユニット5b
のフィルタ21をバイパスして下流に流れていく。した
がって処理空気は第2のケミカルフィルタユニット5b
のフィルタ21では処理されない。
【0045】一方チャンバ内に導入した外気において酸
性ガスのみの濃度が,許容値を超えている場合には,図
12に示したように,第2のケミカルフィルタユニット
5bのダンパ翼24を回動させて閉状態とし,一方第1
のケミカルフィルタユニット5aのダンパ翼24はフィ
ルタ21と平行にしてフィルタ21を覆うようにする
(開状態)。
【0046】これによって処理空気は,第1のケミカル
フィルタユニット5aのフィルタ21をバイパスして,
そのまま第2のケミカルフィルタユニット5bへと流れ
ていき,第2のケミカルフィルタユニット5bのフィル
タ21によって処理され,空気中の酸性ガスが吸着,除
去される。
【0047】このように本実施の形態にかかるフィルタ
ユニット装置によれば,第1のケミカルフィルタユニッ
ト5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bがチャ
ンバ2内で直列に配置されているが,処理空気中の汚染
物質の種類によっていずれのフィルタユニットを使用す
るか任意に選択することが可能である。
【0048】したがって,第1のケミカルフィルタユニ
ット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各
フィルタ21を,実際に必要な場合のみ使用することが
できるので,フィルタの寿命が従来よりも長く伸ばすこ
とができ,交換のサイクルも長くとれる。
【0049】また処理空気中,有機系ガス及び酸性ガス
の各濃度がいずれも許容値を下まわっている場合には,
第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカ
ルフィルタユニット5bの各フィルタ21をいずれも使
用する必要はないので,図13に示したように,各ユニ
ットのダンパ翼24をいずれもフィルタ21と平行にし
て,各フィルタ21をバイパスさせるようにすればよ
い。すなわちいずれも開状態とすればよい。
【0050】さらに処理空気中,有機系ガス及び酸性ガ
スの各濃度がいずれも許容値を越えている場合には,第
1のケミカルフィルタユニット5a及び第2のケミカル
フィルタユニット5bの各ダンパ翼24を回動させて,
それぞれ斜めに配置して,第1のケミカルフィルタユニ
ット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各
フィルタ21で連続して処理するようにすればよい。す
なわち第1のケミカルフィルタユニット5a及び第2の
ケミカルフィルタユニット5bいずれも閉状態とすれば
よい。
【0051】なお以上のようなダンパ翼24の制御は,
例えば濃度センサ(図示せず)を用いて自動化すること
が可能である。すなわち,第2のケミカルフィルタユニ
ット5bの下流側に,有機系ガス及び酸性ガスの各濃度
を検出する濃度センサを設置しておき,その測定結果に
基づいて駆動部33を作動させる制御装置(図示せず)
を適宜設置すればよい。またこれによって迅速な対応も
可能になる。
【0052】なお以上の実施の形態で用いた第1のケミ
カルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタ
ユニット5bにおいては,ダンパ翼の回動支点Pはフィ
ルタ21の下流側端部に設定していたが,上流側端部に
設定してもよい。但しこの場合には,ダンパ翼24を閉
状態,すなわち上方に回動させてフィルタ21の処理面
22を通過させる際,処理空気の風圧によって,ダンパ
翼に対して下方へ力が加わるので,駆動部33の負担を
考慮すれば,前出実施の形態のように,回動支点は下流
側端部に設定することが好ましい。
【0053】また以上の実施の形態では,第1のケミカ
ルフィルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユ
ニット5bの各フィルタ21に異なった汚染物質を吸着
するケミカルフィルタを使用したが,いずれか一方に除
塵フィルタを使用してもよく,また第1のケミカルフィ
ルタユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット
5bの各フィルタ21に,各々同一のケミカルフィルタ
を用いてもよい。
【0054】第1のケミカルフィルタユニット5a及び
第2のケミカルフィルタユニット5bの各フィルタ21
に,各々同一のケミカルフィルタを用いる場合,例えば
処理空気中の汚染物質の濃度の高低により,単段で処理
したり,多段直列で処理するという選択が可能になり,
濃度に応じた用い方が可能である。
【0055】かかる場合,使用するフィルタの厚さを通
常のものより,薄く,したがって圧力損失も少ないもの
を使用することも可能である。これによって汚染物質の
濃度に基づいて,圧力損失を最小限に抑えることが可能
になる。
【0056】さらにまた第1のケミカルフィルタユニッ
ト5a及び第2のケミカルフィルタユニット5bの各フ
ィルタ21に,各々同種の除塵フィルタであるが性能の
異なったものを採用してもよい。例えば上流側に位置す
る第1のケミカルフィルタユニット5aのフィルタ21
は,NBS(比色法)60%,下流側に位置する第2の
ケミカルフィルタユニット5bのフィルタ21は,NB
S90%のものを用いるような使用法でもよい。つまり
異なる塵埃除去率のフィルタを第1のケミカルフィルタ
ユニット5a及び第2のケミカルフィルタユニット5b
に使用してもよい。
【0057】さらにまた前記実施の形態では,ケーシン
グの天板と底板との間を平行に被処理空気が流れる構成
で説明したが,ケーシングの両側板と平行に被処理空気
が流れるように構成してもよい。すなわちフィルタを水
平方向に配して多段に配置するのではなく,垂直方向に
配して並列に配置して構成しても,全く同様な作用効果
が得られる。つまりユニット12を左右に倒して使用し
てもよい。この場合は,駆動部33は,床面に設置する
のではなく,チャンバ2の側部に設けることになる。
【0058】次に他の実施の形態について説明する。な
お同一部材等については,同一符号を用いて,その説明
は省略する。図14に示したように,本実施の形態にか
かるフィルタユニット装置51は,2つのケミカルフィ
ルタユニット52,53をチャンバ2内で並列に配置し
て構成されている。
【0059】各ケミカルフィルタユニット52,53
は,同一構成であり,各々ケーシングを構成するパネル
材54によって両側板,天板,底板が形成され,たとえ
ば活性炭を有する化学物質吸着フィルタのろ材は,この
ケーシング内に,気流に対して,直角又は斜めに固定配
置されている。
【0060】そして各ケミカルフィルタユニット52,
53の上流側の入口部55には,回動自在な複数のダン
パ56が多段に設けられている。各ダンパ56は連動し
て回動する。すなわち,各ダンパ56の回動支点は,入
口部55に水平に設定され,各ダンパ56の上流側端部
は,適宜のリンク材(図示せず)を介して上下方向に移
動する垂直に配置された支持柱57に回動自在に支持さ
れている。したがって,支持柱57が上方に移動する
と,それに伴って各ダンパ56の前端部が持ち上がり,
入口部55が閉鎖されるようになっている。図14に示
した状態では,各ダンパ56は水平状態にあり,ユニッ
ト21の入口部27は開放している。支持柱24は,駆
動部33よって上下動する。
【0061】本実施の形態にかかるフィルタユニット装
置は以上の構成を有しており,例えばケミカルフィルタ
ユニット52に使用されるフィルタには,前記実施の形
態の項でも説明した有機系ガスを吸着・除去するフィル
タを用い,ケミカルフィルタユニット53に使用される
フィルタには,酸性ガスを吸着・除去するフィルタを用
いる。
【0062】そしてチャンバ2内に導入した外気におい
て有機系ガスのみの濃度が,許容値を超えている場合に
は,各ダンパ56を作動させてケミカルフィルタユニッ
ト52側の入口部55を開放し,ケミカルフィルタユニ
ット53側の入口部55を閉鎖する。これによって処理
空気は,ケミカルフィルタユニット52の方に流れてい
き,ケミカルフィルタユニット52のフィルタのみによ
って処理され,有機系ガスが吸着,除去される。
【0063】一方,チャンバ2内に導入した外気におい
て酸性ガスのみの濃度が,許容値を超えている場合に
は,各ダンパ56を作動させてケミカルフィルタユニッ
ト52側の入口部55を閉鎖し,ケミカルフィルタユニ
ット53側の入口部55を開放する。これによって処理
空気は,ケミカルフィルタユニット53の方に流れてい
き,ケミカルフィルタユニット53のフィルタのみによ
って処理され,酸性ガスが吸着,除去されるのである。
【0064】このようにこの実施の形態にかかるフィル
タユニット装置によっても,処理空気中の汚染物質の種
類によっていずれのフィルタユニットを使用するか任意
に選択することが可能である。したがって,ケミカルフ
ィルタユニット52,53各フィルタを,実際に必要な
場合のみ使用することができる。それゆえフィルタの寿
命が従来よりも長く伸ばすことができ,交換のサイクル
も長くとれる。
【0065】以上の実施の形態では床置きの外調機や空
調機に使用する例を念頭において説明したが,機構を小
型化すれば,天吊のファンフィルタユニットの吸い込み
側に取り付けて使用することもできる。すなわちそのよ
うな場合にも本発明は適用される。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば,同一チャンバ内におい
て,余分な平行流路を構成することなく,汚染物質の種
類や濃度に応じて使用するフィルタを使い分けることが
可能になる。したがって実際に処理に必要なフィルタの
みで処理することができ,フィルタの寿命を従来より長
く持たせることができ,またそれに伴って交換のサイク
ルを従来より長くすることができる。それゆえ,従来よ
りも,省資源,省エネルギ,省コストに優れている。ま
た既存設備に対しても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるフィルタユニット
装置を組み込んだ空調システムの概観を示す斜視図であ
る。
【図2】単位ユニットの斜視図である。
【図3】ダンパ翼を回動させて閉状態にしてフィルタで
処理する場合の気流の流れを示す斜視図である。
【図4】ダンパ翼を回動させて閉状態にしてフィルタで
処理する場合の気流の流れを示す側面図である。
【図5】ダンパ翼を水平にして開状態にしてフィルタを
バイパスする場合の気流の流れを示す斜視図である。
【図6】ダンパ翼を水平にして開状態にしてフィルタを
バイパスする場合の気流の流れを示す側面図である。
【図7】ケーシング底部のパネル材に他のダンパ翼を設
置した例におけるダンパ翼を回動させて閉状態にしてフ
ィルタで処理する場合の気流の流れを示す斜視図であ
る。
【図8】ケーシング底部のパネル材に他のダンパ翼を設
置した例におけるダンパ翼を回動させて閉状態にしてフ
ィルタで処理する場合の気流の流れを示す側面図であ
る。
【図9】ケーシング底部のパネル材に他のダンパ翼を設
置した例におけるダンパ翼を水平にして開状態にしてフ
ィルタをバイパスする場合の気流の流れを示す斜視図で
ある。
【図10】ケーシング底部のパネル材に他のダンパ翼を
設置した例におけるダンパ翼を水平にして開状態にして
フィルタをバイパスする場合の気流の流れを示す側面図
である。
【図11】上流側に位置する第1のケミカルフィルタユ
ニットのフィルタのみで処理して下流側に位置する第2
のケミカルフィルタユニットのフィルタをバイパスして
いる状態を示す説明図である。
【図12】上流側に位置する第1のケミカルフィルタユ
ニットのフィルタをバイパスして下流側に位置する第2
のケミカルフィルタユニットのフィルタのみで処理して
いる状態を示す説明図である。
【図13】上流側に位置する第1のケミカルフィルタユ
ニット及び下流側に位置する第2のケミカルフィルタユ
ニットの各フィルタをいずれもバイパスしている状態を
示す説明図である。
【図14】他の実施の形態にかかるフィルタユニット装
置を組み込んだ空調システムの概観を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 チャンバ 5a 第1のケミカルフィルタユニット 5b 第2のケミカルフィルタユニット 12 ユニット 13 単位ユニット 13a パネル材 21 フィルタ 21A 最上段のフィルタ 21B 最下段のフィルタ 22 通過面 24 ダンパ翼 24a つば部 31 昇降機構 32 支持柱 33 駆動部 36 リンクバー 44,45 遮蔽板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 剛正 長野県諏訪市湖南5940−1 リンピア伊加 里105 Fターム(参考) 3L053 BD04 BD10 4D058 JA12 JA24 JB41 KB11 NA02 QA01 QA11 QA19 QA23 TA02 UA25

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理空気が通過するチャンバと,このチ
    ャンバ内に配置された下記の構成を有するフィルタユニ
    ットを複数有し,前記複数のフィルタユニットは,処理
    空気の流れに沿って前記チャンバ内において直列に配置
    されている,フィルタユニット装置。 フィルタユニット:前記チャンバ内に配置され処理空気
    が通過するケーシングと,通過面が前記ケーシング内に
    おいて処理空気の流れと平行又は斜めになるように互い
    に間隔をおいて設置され,かつ前記間隔が空間部を形成
    するように配置された,複数のフィルタと,回動可能な
    ダンパ翼とを有し,前記ダンパ翼はフィルタの気流通過
    面と略平行にほぼ接することによってこの気流通過面を
    覆い,かつ回動した際には前記フィルタの気流通過面を
    開放する構成を有している。
  2. 【請求項2】 前記フィルタユニットにおけるダンパ翼
    は連動して回動することを特徴とする,請求項1に記載
    のフィルタユニット装置。
  3. 【請求項3】 前記ダンパ翼における回動支点側端部と
    対向する端部を昇降させる昇降機構を有することを特徴
    とする,請求項1又は2に記載のフィルタユニット装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数のフィルタユニットが有するフ
    ィルタは,相互に異なった種類のフィルタであることを
    特徴とする,請求項1,2又は3のいずれかに記載のフ
    ィルタユニット装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のフィルタユニットが有するフ
    ィルタは,各フィルタユニット毎に異なった仕様のフィ
    ルタであることを特徴とする,請求項1,2又は3のい
    ずれかに記載のフィルタユニット装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のフィルタユニットが有するフ
    ィルタは,同一仕様のフィルタであることを特徴とす
    る,請求項1,2又は3のいずれかに記載のフィルタユ
    ニット装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のフィルタユニットのうちの最
    下流側のフィルタユニットの下流側に配置され,フィル
    タユニットを通過した処理空気中の汚染物質の濃度を測
    定する濃度センサと,前記濃度センサの測定結果に基づ
    いて,フィルタユニット単位で各フィルタユニットにお
    けるダンパ翼の回動を制御する制御装置と,をさらに有
    することを特徴とする,請求項1,2,3,4,5又は
    6のいずれかに記載のフィルタユニット装置。
  8. 【請求項8】 処理空気が通過するチャンバと,このチ
    ャンバ内に処理空気の流れに対して直角方向に並列に配
    置され,かつ通過面が前記チャンバ内において処理空気
    の流れと直角又は斜めに設置されフィルタを有する複数
    のフィルタユニットと,前記チャンバ内に導入された処
    理空気を,前記複数のフィルタユニットのうちの任意の
    フィルタユニット側へと選択的に切り換えて流すための
    ダンパ装置とを有し,さらにフィルタユニット相互は各
    フィルタユニット単位で異なったフィルタを搭載してい
    る,フィルタユニット装置。
  9. 【請求項9】 前記フィルタユニットの下流側に配置さ
    れ,フィルタユニットを通過した処理空気中の汚染物質
    の濃度を測定する濃度センサと,前記濃度センサの測定
    結果に基づいて,ダンパ装置における切換を制御する制
    御装置とをさらに有することを特徴とする,請求項8に
    記載のフィルタユニット装置。
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