JP5179982B2 - 空気清浄化装置および空気清浄方法 - Google Patents
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Description
この平行板装置において、吸着材を用いる場合には、吸着が進むにつれて吸着サイトが減少し、やがて破過するため、このような状況になる前に、減圧再生、加熱脱離再生、化学再生、溶媒再生、置換再生、酸化分解再生などの手法により再生するか、新しいものに交換する必要がある。光触媒を用いる場合には、あらゆる有機物を酸化分解することができ、最終的に水と二酸化炭素まで分解することができる。一方、窒素酸化物(NOx)、アンモニア、硫黄酸化物(SOx)などの窒素や硫黄が含まれている物質については、光触媒反応により、揮発しない硝酸イオンや硫酸イオンまで酸化されて空気中から除去されることとなるが、それら生成物が光触媒表面に蓄積されることにより、性能劣化(触媒被毒)を引き起こすため、定期的にそれら生成物を除去する必要がある。
そこで、本発明者等は、さらに研究を進め、汚染物質除去部材を設置した状態のまま洗浄できる機能を有しながらも、汚染物質除去部材の数量や配置の変更に容易且つ柔軟に対応することができる洗浄機能を備えた空気清浄化装置を開発し、これに関する技術を特許文献5に記載している。
上記汚染物質除去部材を“空気の流通方向と略平行に且つ着脱自在な状態で配置”する方法としては、鉛直方向配置の場合、例えば、汚染物質除去部材を下方から支持する支持部材や、汚染物質除去部材を上方から吊下げ支持する支持部材などを用いる方法がある。一方、水平方向配置の場合には、例えば、汚染物質除去部材を横方向から支持する支持部材などを用いる方法がある。
具体的に、汚染物質除去部材を下方から支持する支持部材としては、例えば、上面が開放された凹部に上記ブロックを挿入して支持する構造の支持台や、鉛直方向に立設された一対の突出片の間に上記ブロックを差し込んで支持する構造の支持台などが挙げられる。これら支持台は、何れも上記ブロックを鉛直方向に起立させた状態で支持できるように構成され、また、上記ダクト型中空構造物内に略水平に設置できるように、それぞれの底面が上記ダクト型中空構造物の底面と同形状(平面又は曲面)に形成されている。これら支持台は、水平方向にスライドする機能や、その移動を規制するストップ機能を有するものであってもよい。なお、これら支持台を上記ダクト型中空構造物の側壁面に取り付けて、その向きを90度回転させるようにすれば、当該支持台を、汚染物質除去部材を横方向から支持する支持部材として用いることも可能である。
一方、汚染物質除去部材を上方から吊下げ支持する支持部材としては、例えば、フック付きの吊下具を用いることが可能である。具体的には、吊下具を上記ブロックの上端部に取り付けて、ダクト型中空構造物の天井部に架設された渡し部材にフックを引っ掛けることにより、上記ブロックを上方から吊下げ支持する構造のものが挙げられる。なお、上記ダクト型中空構造物の断面形状が円形や楕円形の場合には、上記ダクト型中空構造物の底部が水平になるように土台板などを設置することが望ましい。
両面に浄化機能を有する浄化部材は、複数を重ね合わせて互いに密着させることができれば、平らな板状でなくてもよい。例えば、プリーツ構造やコルゲート構造、山谷構造や凹凸構造などであってもよい。
また、上記浄化部材を並べ替える方法としては、例えば、ダクト型中空構造物の壁面(天井面、側面または底面の何れか)に開閉部を設けて、この開閉部から上記浄化部材を並べ替える方法が挙げられる。上記開閉部は、ダクト型中空構造物を設置した状態で、浄化部材の配置または向きを変えることが可能であれば、例えば、回動式あるいはスライド式の扉部材で開口部を開閉するものや、蓋部材により開口部を開閉するものなど、如何なる態様のものであってもよい。
(1)近傍の浄化部材を並べ替えるだけの単純な作業となるため、迅速に浄化機能を回復させることができる。
(2)未使用面が無くなるまでは、浄化部材の出し入れ(新たな浄化部材の供給および使用済み浄化部材の排出)が不要となるので、作業全体の省力化、時間短縮を図ることができる。
(3)浄化部材を並べ替えることにより、装置全体の機能回復を図ることができるのは勿論のこと、1枚単位で浄化部材を移動させることができるため、例えば機能低下の生じ易い入口側の機能回復など、部分的な機能回復に対しても柔軟に対応することができる。したがって、汚染物質除去部材の汚染物質除去量を入口側から出口側まで平均化せずとも(すなわち、汚染物質濃度に応じて汚染物質の除去能力を変えなくとも)、過剰洗浄による材料劣化やランニングコストの増大等の問題を回避することができ、装置全体として高い汚染物質除去性能を発揮させることができる。
図1は、本発明に係る空気清浄化装置の一実施形態を示す模式図である。
この空気清浄化装置1は、空気流路を有するダクト型中空構造物2と、このダクト型中空構造物2の内部に配置された汚染物質除去部材3とにより概略構成されている。汚染物質除去部材3は、圧力損失を低く抑えるために、空気の流通方向と略平行に配置されている。
この図7に示す方法によれば、各浄化部材10の移動量が僅かで済み、例えば機能低下したブロックなど、特定のブロックのみを機能回復させる際に好適に用いることができる。
この図8に示す方法によれば、図7に示す方法と同様、各浄化部材10の移動量が僅かで済み、例えば、複数のブロック9を同時に機能回復させる際に、効率良く浄化部材10の並べ替えを行うことができる。
この方法においては、図13(a)に示すように、ダクト型中空構造物2の幅方向に、浄化部材10a,10bの集合体からなるブロック、浄化部材10c,10d,10eの集合体からなるブロック、浄化部材10f,10g,10hの集合体からなるブロック、浄化部材10i,10jの集合体からなるブロックの順に、各ブロック9を等間隔に配置し、両端のブロックについては、浄化部材10の枚数を他のブロックよりも1枚少なくして、一方の面をダクト型中空構造物2の側壁面に密着させる。
その後、図13(f)に示すように、それらブロック9の浄化機能が再び低下したら、各ブロック9をダクト型中空構造物2から取り出して、新たなブロックまたは再生済みのブロックと交換する。
2 ダクト型中空構造物
3 汚染物質除去部材
9 ブロック
10 浄化部材
Claims (5)
- 空気流路を有するダクト型中空構造物と、上記ダクト型中空構造物の内部に、空気の流通方向と略平行に且つ着脱自在な状態で配置された汚染物質除去部材とを備える空気清浄化装置であって、
上記汚染物質除去部材は、上記ダクト型中空構造物の壁面と略平行に配置された複数のブロックを有し、各ブロックが、両面に浄化機能を有する少なくとも二枚以上の浄化部材を重ね合わせて、着脱自在な結合部材により、互いに密着させて当該重ね合わせ面が空気に触れないように一体に保持し、かつ互いの配置および使用面と未使用面との位置を切り換え可能にした集合体よりなることを特徴とする空気清浄化装置。 - 請求項1に記載の空気清浄化装置のダクト型中空構造物に汚染空気を流通させて、当該汚染空気を浄化する空気清浄方法であって、
定期的に、または汚染空気の成分の種類・濃度の測定結果に基づいて上記汚染物質除去部材の機能低下を検知したときに、上記浄化部材を並べ替えて各々の配置または向きを変えることにより、これまで汚染空気と接触していた浄化部材の使用面を、未だ汚染空気と接触していない浄化部材の未使用面と切り替えて、上記汚染物質除去部材の浄化機能を回復させることを特徴とする空気清浄方法。 - ブロックの一端に配置されていた浄化部材と、他端に配置されていた浄化部材の使用面どうしを重ね合わせて、そのブロックの汚染空気接触面が上記未使用面となるように、同一ブロック内で浄化部材の並べ替えを行うことを特徴とする請求項2に記載の空気清浄方法。
- ブロックの一端に配置されていた浄化部材を、隣接するブロックの他端側に平行移動させることにより、ブロックの一端に配置されていた浄化部材と、隣接するブロックの他端に配置されていた浄化部材の使用面どうしを重ね合わせて、各ブロックの汚染空気接触面が上記未使用面となるように、各ブロックの浄化部材を並べ替えることを特徴とする請求項2に記載の空気清浄方法。
- 上記汚染物質除去部材の各ブロックを等間隔に配置した場合において、
各ブロックの一端に配置されていた浄化部材を、隣接するブロックの他端側に同距離ずつ同時に平行移動させることにより、各ブロックの浄化部材をまとめて並べ替えるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の空気清浄方法。
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