JP4859296B2 - ヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物の製造方法 - Google Patents
ヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物の製造方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄剤基剤、化粧料基剤等として有用なヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物の製造法に関するものである。更に詳しく述べるなら、従来の一般的な製法よりも低温で、かつ短時間内に縮合反応を完了させることができ、それによって副生成物の生成を抑制して、色相安定性の良好なヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を製造するための方法として、エポキシ化合物を開環する方法が知られている[米国特許第4086279号、JAOCS.66(1),146(1989)、特開平5−202108号、及び特開平11−315043号]。
これらの方法においては、その反応触媒としてフッ素化ホウ素エーテル錯体、アルミナ触媒、及びジルコニア触媒等の酸性触媒、金属ナトリウム、水酸化ナトリウム、及び水酸化カリウム等の塩基性触媒が使用されている。
【0003】
しかしながら、上記従来の製造方法では、多価アルコールの水酸基のうちのいずれか一箇所のみをエーテル化するためには、多価アルコールを大過剰に使用することが必要であり、従ってこのような従来方法は工業的製法としては現実的なものではなかった。また、上記従来方法では、反応温度が高く、条件によっては長時間の反応時間を必要とし、このため副生物が生成してしまうこと、及び工程時間が長くなってしまうことなどの不都合があった。
【0004】
したがって、ヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を簡便な操作で、高純度かつ高収率で製造する方法の開発が強く望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はエポキシアルカンと、多価アルコールとから高純度のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を、簡便な工程で、かつ高収率で製造する方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、1,2−エポキシアルカンに触媒量の酸性物質をあらかじめ混合処理して得られた混合処理物を、多価アルコールとの縮合反応に供することにより、従来製造法と比較して、より低温でより短時間内に、色相の良好なヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を合成できる事を見出した。更に、従来方法では、多価アルコールを、エポキシアルカンに対して大過剰量で使用しなければならなかったが、本発明製造法では、多価アルコールの過剰量を大幅に削減できることを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明に係るヒドロキシ脂肪族炭化水素多価アルコールエーテル化合物の製造方法は、下記一般式(1)により表される1,2−エポキシアルカン:
【化4】
[但し、式(I)中、R1 は、8〜16個の炭素原子を有するアルキル基を表す]
と、下記一般式(II)により表される多価アルコール:
【化5】
[但し、式(II)中、Xは、2〜6個の炭素原子を有するn価の有機基を表す]
とを、縮合反応させて、一般式(III)及び(IV):
【化6】
[但し、式(III)及び(IV)において、R1 、X及びnは前記定義に同じである]
により表されるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を製造するに際し、前記縮合反応の前に、前記一般式(I)で表される1,2−エポキシアルカンに対して、触媒量の酸性物質による混合処理を施すことを特徴とするものである。
本発明方法において前記一般式(II)の多価アルコールが、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン及びネオペンチルアルコールから選ばれることが好ましい。
本発明方法において、1,2−エポキシアルカンに作用させる酸性物質が、硫酸、塩酸、硝酸、りん酸、p−トルエンスルホン酸、及びm−キシレンスルホン酸、フッ素化ホウ素エーテル錯体から選ばれることが好ましい。
前記本発明の製造方法によって得られたヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物は、それにアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性界面活性剤、半極性界面活性剤の中から選ばれた少なくとも1種を配合して、洗浄剤組成物として用いることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明方法において一般式(I)
で示される1,2−エポキシアルカンに、触媒量の酸性物質とをあらかじめ混合処理し、この混合処理物を、分子内に2つ以上の水酸基を含有する式(II)の多価アルコールと縮合反応させる。以後、分子内に2つ以上の水酸基を含有する式(II)の多価アルコールとの縮合に先立って、一般式(I)の1,2−エポキシアルカンと触媒量の酸性物質とをあらかじめ混合処理する工程をプレミックスと記すことにする。
【0008】
プレミックスを行わなくとも、従来方法により、一般式(I)で示される1,2−エポキシアルカンと分子内に2つ以上の水酸基を含有する式(II)の多価アルコールとを、触媒量の酸性、或いは塩基性物質の存在下に縮合させる事によりヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を合成することは可能である。このとき、酸性触媒を用いた場合は比較的速やかに反応が進行するが、それでも反応温度が低いときは、非常に長い反応時間を必要としてしまう。一方、塩基性触媒を使用する場合には比較的高温の反応条件でなければ反応が進行しないため、生成物が着色して、その色相が非常に悪化してしまうという問題点があった。また、従来方法において、酸性、及び塩基性触媒のいずれを使用した場合においても、より穏和な反応条件で反応を行うためには、多価アルコールの水酸基の多数がエーテル化されてしまうことを防ぐために、大過剰の多価アルコールを使用する必要があり、これは工業的製法としてはあまり好ましいものではなかった。
【0009】
本発明方法においては、一般式(I)で示される1,2−エポキシアルカンに、あらかじめ酸性物質による混合処理する操作を施した後、酸性物質により混合処理された式(I)の1,2−エポキシアルカン、すなわちプレミックスにより得られた混合処理物と、分子内に2つ以上の水酸基を含有する式(II)の多価アルコールとの縮合反応に供される。上記酸性物質による混合処理における反応機構は不明であるが、この場合、プレミックスを施された1,2−エポキシアルカンと多価アルコールとの縮合反応が、プレミックスを施さない1,2−エポキシアルカンを用いた場合に比較して、より低温で速やかに進行する為、色相の悪化などが見られず、短時間でヒドロキシ脂肪族炭化水素多価アルコールエーテル化合物を得ることができる。更に、この酸性物質による混合処理された1,2−エポキシアルカンは、前記混合処理されないものにくらべて、式(II)の多価アルコールとの反応がスムーズに進行するため、多価アルコールを大過剰量で使用する必要がなくなり、その使用量を大幅に削減することが可能となった。
【0010】
本発明において使用される一般式(I)の1,2−エポキシアルカンとしては、1,2−エポキシデカン、1,2−エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン、1,2−エポキシヘキサデカン、及び1,2−エポキシオクタデカンなどが挙げられ、合成されたヒドロキシアルキル多価アルコールエーテルの性能、ハンドリング性能の点から1,2−エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン、1,2−エポキシデカンが特に好ましい。
【0011】
前記プレミックスにおいて、一般式(I)の1,2−エポキシアルカンを混合処理する酸性物質としては、硫酸、塩酸、硝酸、りん酸等の鉱酸、p−トルエンスルホン酸、m−キシレンスルホン酸等の有機酸、フッ素化ホウ素エーテル錯体等のルイス酸が挙げられるが、入手、取り扱いの容易さから硫酸を用いることが実用上好ましい。
【0012】
前記プレミックス操作は常温で行ってもよいが、プレミックス時に発熱する場合には、水冷、または氷冷することが好ましい。
【0013】
前記プレミックスにおける1,2−エポキシアルカンに対する酸性物質の添加量は、1,2−エポキシアルカンのモル数に対して0.0001倍モルから0.1倍モルまでの間にあることが好ましく、更に好ましくは0.001倍モルから0.05倍モルまでである。酸性物質の添加量が1,2−エポキシアルカンに対して0.0001倍モルより少ないと、得られるプレミックスと多価アルコールとの縮合反応の進行が遅くなるため、より高温の反応条件が必要となり、このことが得られる生成化合物の色相の悪化や副生物の生成も防止できなくすることがある。またその添加量が0.2倍モルより多量になると、得られたヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物の色相が悪化することがある。
【0014】
1,2−エポキシアルカンと酸性物質との前記プレミックスは常圧で行うことが好ましい。
前記プレミックスにおける混合処理時間は特に限定されないが、通常10分〜30時間が好ましい。
【0015】
本発明方法の縮合反応に用いられる式(II)の多価アルコールの具体例を示すと、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の脂肪族ジオール類、グリセリン、ジグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、及びネオペンチルグリコール等の脂肪族ポリオール類、アラビノース、リボース、キシロース、グルコース、ガラクトース、フルクトース、マンノース、等の単糖類が挙げられ、これらの中から選んだ1種、又は2種以上を使用することができる。更に、上記多価アルコールの中でも、得られるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物のハンドリング性等を考慮すると、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン及びネオペンチルグリコールから選ばれる1種、又は2種以上を使用することが好ましい。
【0016】
縮合反応に供する式(II)の多価アルコール類の量は、反応完結時間を短くするために過剰量に用いることが好ましく、反応仕込みモル比は、1,2−エポキシアルカン:多価アルコール=1:1〜1:5、であることが好ましく特に1:1.001〜1:3であることがより好ましい。上記モル比が1:5未満であることは目的化合物の収率の点からは問題ないが、未反応の多価アルコールを留去する等の除去工程が長くなること等コスト的に不利になることがある。逆に1,2−エポキシアルカンを多価アルコールとのモル比率1:1より多量に反応に供すると、多価アルコール1分子に多数分子の1,2−エポキシアルカン化合物が縮合した化合物及び未反応1,2−エポキシアルカン、及びそれから1,2−アルカンジオールが副生され、得られるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物の性能が悪化することがあり、従って本発明の効果が十分に発揮されないことがある。
【0017】
本発明方法において、縮合反応は、無溶媒でも行うことができるが、原料の混合を助ける意味で溶媒を使用することもできる。使用される溶媒としては、ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン等が挙げられ、多価アルコール量に対して0.1〜10重量倍用いるのが好ましい。
【0018】
本発明において、前記プレミックスを施した1,2−エポキシアルカンと多価アルコールとの混合方法には特に限定はない。前記プレミックスにより得られた混合処理物に多価アルコールを添加してもよく、多価アルコールにプレミックスにより得られた混合処理物を添加してもよい。これらの全量を一度に添加してもよく、2回以上に分割添加してもよく、又は滴下等の方法で添加することができる。滴下に際して、その滴下時間に特に限定はないが、通常5分間から5時間の間で完了することが好ましく、更に作業性の点からすると10分間から3時間までの間に完了することが特に好ましい。
【0019】
本発明方法において、式(I)の1,2−エポキシアルカンと式(II)の多価アルコールとの縮合反応は、空気雰囲気下または窒素雰囲気下のどちらで行ってもよく、常圧において行われてもよく、或は減圧下において行われてもよい。反応温度は0℃〜150℃で行われることが好ましく、20℃〜120℃がより好ましく、特に30℃〜100℃がさらに好ましい。反応温度が150℃より高くなると縮反応は進行するが、原料の分解や多量体等の副生成物が多量に生成することがあり、及び/又は生成物の色相の悪化等が見られることがある。また、それが0℃未満では、所要反応時間が非常に長くなることがあるので現実的には好ましくない。
【0020】
本発明方法により得られるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物には、1,2−エポキシアルカンの1−位が多価アルコールの水酸基と反応した場合に生成する一般式(III)の化合物と、及び1,2−エポキシアルカンの2−位が多価アルコールの水酸基と反応した場合に生成する一般式(IV)で示される化合物との2種の生成物が含まれる。
【0021】
一般的に酸触媒を使用した場合には、一般式(IV)で示される化合物が主生成物として生成するが、実際には一般式(III)と一般式(IV)で示される化合物の混合物として得られ、更に多価アルコールとして非対称多価アルコールを使用した場合などには、複雑な混合物となる。このように2種以上の化合物の混合物となることにより融点が低下し、ハンドリング性が向上する。このため本発明方法の製品は一般式(III)及び(IV)の化合物の混合物であることが望ましく、このためには、縮合反応の際に酸触媒が使用される。塩基性触媒を使用した場合には高融点である一般式(III)で示した化合物が主生成物となり、上記混合物にくらべてハンドリング性や配合物の低温安定性が低下する。
【0022】
例えば、塩基性触媒を用いて、1,2−エポキシアルカンとして1,2−エポキシドデカンを用い、多価アルコールとしてグリセリンを使用した場合の主生成物は次の構造式で示される化合物であり、その融点は80℃前後である。
【化7】
【0023】
ここで本発明の製造方法の流れを示すと下記のようになる
【化8】
【0024】
得られたヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物(III)、及び(IV)は、実際の使用に差し支えの無い範囲であれば、不純物を含んだまま使用してもよく、製品の性能、品質などの向上のために、必要であれば、これをカラムクロマトグラフィー、蒸留等の常法に従って精製して使用することもできる。
【0025】
本発明のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物(III)、及び(IV)を洗浄剤・化粧料等に配合する場合の配合量には特に限定はないが、通常0.1〜90重量%、特に0.5〜50重量%が好ましい。
本発明のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物(III)、及び(IV)は、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性界面活性剤、半極性界面活性剤から選ばれる1種、または2種以上と組み合わせて、洗浄剤組成物として使用することができる。
【0026】
本発明のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物(III)、及び(IV)と組み合わせて使用することができるアニオン性界面活性剤としては、通常のシャンプー、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられるアニオン性界面活性剤のすべてを適用することができる。これを例示すれば、脂肪酸セッケン、たとえばセッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ヤシカリセッケン;エーテルカルボン酸、例えばPOEラウリルエーテルカルボン酸塩、POP・POEエーテルミリスチン酸塩;高級アルキル硫酸エステル塩、たとえばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン;アルキルエーテル硫酸エステル塩、たとえばPOEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム;N−アシルアミン酸塩、たとえばラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジエタノールアミン;高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、たとえばN−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、POEラウリルアミドエーテルスルホン酸ナトリウム;リン酸エステル塩、たとえばPOEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸、POEラウリルアミドエーテルリン酸ナトリウム;スルホコハク酸塩、たとえば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム;アルキルベンゼンスルホン酸塩、たとえば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸;高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、たとえば硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ロート油などの硫酸化油、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、例えばラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、及びカゼインナトリウムなどが挙げられる。またアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、脂肪酸アミドエーテル硫酸エステル塩、アシルイセチオン酸塩、スルホコハク酸塩等の硫酸エステル塩型またはスルホン酸塩型界面活性剤;並びにエーテルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸塩、N−アシルイミノジ酢酸、N−アシルアミノ酸塩等のカルボン酸型界面活性剤などが挙げられる。これらの中でも、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩が安価でありコスト的に有利に起泡性を増強できる点で好ましく、使用感の面を重視するのであればN−アシルアミノ酸塩が特に好ましい。
前記洗浄剤組成物ではこれらアニオン性界面活性剤のうちの任意の1種、または2種以上を選んで使用することができる。
【0027】
本発明のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物(III)、及び(IV)と組み合わせて使用することができるカチオン性界面活性剤としては、通常のシャンプー、リンス、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられるカチオン性界面活性剤のすべてを適用することができる。例示すれば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム等の第4級アンモニウム塩、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミドグルタミン酸塩、ラノリン脂肪酸ジエチルアミノエチルアミドグルタミン酸塩等のアミドアミン塩型カチオン性界面活性剤、ラウリン酸アミドグアニジン塩酸塩、並びに下記一般式で表されるL−アルギニン誘導体等が挙げられる。
【0028】
【化9】
(式中R2 は炭素原子7〜21個を有するアルキル基またはアルケニル基を表す。)
【0029】
【化10】
[式中R3 は7〜21個の炭素原子を有するアルキル基又はアルケニル基を表し、X1 -はカチオンを表す]
【0030】
また、4級窒素含有型カチオン性高分子としては、高分子鎖に結合したアンモニウム基を含むものであり、例示するならばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体等が挙げられる。この中でも特にカチオン化セルロース誘導体が使用感の面から好ましい。
前記洗浄剤組成物ではこれら4級窒素含有型カチオン性物質のうちの任意の1種、または2種以上を選んで使用することができる。
【0031】
前記洗浄剤組成物において、本発明のヒドロキシ脂肪族炭化水素多価アルコールエーテル化合物(III)、及び(IV)と組み合わせて使用することができる非イオン性界面活性剤としては通常のシャンプー、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられる非イオン性界面活性剤のすべてを適用することができる。これらを例示すれば、グリセリン脂肪酸エステル、たとえばモノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル;ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、たとえばモノステアリン酸POEグリセリル、モノオレイン酸POEグリセリル;ポリグリセリン脂肪酸エステル類、たとえばモノステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル;ソルビタン脂肪酸エステル類、たとえばモノラウリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン;ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、たとえばモノヤシ脂肪酸POEソルビタン、トリステアリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタン;ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類、たとえばモノラウリン酸POEソルビット、テトラオレイン酸POEソルビット;ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、たとえばモノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール;アルキレングリコールモノ脂肪酸エステル類、例えばプロピレングリコールモノラウリン酸エステル、プロピレングリコールモノミリスチン酸エステル等;アルキル多価アルコールエーテル類、例えばグリセリンモノドデシルエーテル、グリセリンモノセチルエーテル、グリセリンモノステアリルエーテル、ペンタエリスリトールモノドデシルエーテル等;ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、たとえばPOEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテルなど;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、たとえばPOE・POPセチルエーテル、POE・POPデシルテトラデシルエーテルなど;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、例えばPOEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテル、POE分鎖オクチルフェニルエーテル;ポリオキシエチレンアルキルアミン類、たとえばPOEステアリルアミン、POEオレイルアミン;脂肪酸アルカノールアミド類、たとえばヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド;アシルメチルグルカミド類、たとえばラウリン酸メチルグルカミド、ヤシ脂肪酸メチルグルカミド;その他アセチレングリコール、POEアセチレングリコール、POEラノリン、POEラノリンアルコール、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POEフィトステロール、POEコレスタノール、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物などが挙げられる。
【0032】
前記洗浄剤組成物において、本発明のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物(III)、及び(IV)と組み合わせて使用することができる両性界面活性剤としては通常のシャンプー、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられる両性界面活性剤のすべてを適用することができる。これらを例示すれば、N−アルキル酢酸ベタイン、N−アルキルヒドロキシスルホベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノヒドロキシスルホベタインなどのベタイン型、スルホベタイン型両性界面活性剤、及びアミドアミン型両性界面活性剤が挙げられる。これらの中でも、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、アミドアミン型両性界面活性剤が好ましい。
【0033】
これら両性界面活性剤製造時における両性化反応はアルカリの存在下に進行するもので、副生物としての塩類の生成が不可避である。この塩は反応時に使用するアルカリによって異なり、例えばアルカリとして苛性ソーダを用いた場合には食塩が生成する。本発明の組成物に用いるときにはこの食塩を含んだまま使用することもできるが、高分子化合物を添加する場合等必要に応じてこの塩を除去したものを使用することができる。塩を除去する方法としては公知の方法、例えば逆浸透膜処理法や、電気透析法などが挙げられるがコストの点から考えると逆浸透膜処理法が好ましい。
【0034】
前記洗浄剤組成物に使用される前記アミドアミン型両性界面活性剤とは下記一般式で表されるイミダゾリン化合物:
【化11】
(式中R4 は炭素原子数が9〜19個のアルキル基を表す。)と下記一般式のクロロ酢酸塩:
【化12】
(式中Mは水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウム基、あるいはアルカノールアミンまたは低級脂肪族の陽イオン残基を表す。)
との反応で生成する化合物で、この反応における主生成物は次の一般式の化合物:
【化13】
(式中R4 及びMは前記定義に同じ)で示される。この反応はアルカリの存在下に進行するもので、副生物としての塩類の生成が不可避である。この塩の 類は反応時に使用するアルカリによって異なり、例えばアルカリとして苛性ソーダを用いた場合には食塩が生成する。本発明の組成物に用いるときには必要に応じてこの塩を除去したものを使用することができる。塩を除去する方法としては公知の方法、例えば逆浸透膜処理法や、電気透析法などが挙げられるがコストの点から考えると逆浸透膜処理法が好ましい。
前記洗浄剤組成物においては、これら両性界面活性剤のうちの任意の1種、または2種以上を選んで使用することができる。
【0035】
前記洗浄剤組成物において、本発明のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物(III)、及び(IV)と組み合わせて使用することができる半極性界面活性剤としては、通常のシャンプー、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられる半極性界面活性剤のすべてを適用することができる。これらを例示すれば、ラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、イソステアリルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アルキルジメチルアミンオキシド、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、イソステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、リシノレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、12−ヒドロキシステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドエチルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドエチルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドエチルジエチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドエチルジエチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジエチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド等が挙げられる。これらの中でもラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アルキルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシドを用いることが好ましい。
【0036】
前記洗浄剤組成物が化粧料に配合される場合には、前記洗浄剤組成物の効果を損ねない範囲で、必要に応じて化粧料成分として一般的に使用されているその他の界面活性剤、油分、保湿剤、紫外線吸収剤、アルコール類、キレート剤、pH調整剤、増粘剤、パール化剤、酸化防止剤、防腐剤、ふけ防止剤、色素、香料、アニオン性ポリマー、シリコーン誘導体等を配合することができ、クリーム、化粧水、化粧乳液、口紅、ファンデーション、シャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー、コンディショニングブロー剤等とすることができる。
【0037】
【実施例】
本発明を下記の実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0038】
実施例1
エチレングリコールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIa)、(IVa)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量100mlの反応容器に、エチレングリコール37.2g(0.60mol)を仕込み、その温度を50〜55℃に昇温した。これとは別の塩化カルシウム管を備えた100ml混合容器に、1,2−エポキシドデカン36.9g(0.20mol)を仕込み、水冷下、攪拌しながらこれに濃硫酸0.4g(0.004mol)をゆっくりと滴下して混合処理した。15分間攪拌後、この混合物を滴下装置へ移し、2時間かけて、前記50〜55℃に保たれたエチレングリコール中に滴下した。その後この反応系を50〜55℃の温度に1時間保ち両者を反応させた。薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応系中に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50mlを添加し、10分間攪拌して反応液を中和した。ジエチルエーテルを使用して反応生成物を抽出後、この抽出液をロータリーエバポレーターにて濃縮し、エチレングリコールモノヒドロキシドデシル(IIIa)及び(IVa)の混合物48.3g(収率98.1%)を得た。
【0039】
実施例2
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIb)、(IVb)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量500mlの反応容器に、1,2−プロパンジオール120.98g(1.59mol)を仕込み、その温度を60〜65℃に昇温した。これとは別の塩化カルシウム管を備えた500ml混合容器に、1,2−エポキシドデカン276.5g(1.50mol)を仕込み、水冷下、攪拌しながらこれに濃硫酸2.7g(0.027mol)をゆっくりと滴下混合処理した。15分間攪拌後、この混合物を滴下装置へ移し、前記60〜65℃に保たれた1,2−プロパンジオール中に2時間かけて滴下した。その後、この反応系を1時間60〜65℃に保ち両者を反応させた。薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応液に粉末炭酸水素ナトリウム2.5g(0.03mol)を添加し、30分間攪拌して反応液を中和した。析出している結晶を濾別し、1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIb)及び(IVb)の混合物395.4g(収率99.5%)を得た。
【0040】
実施例3
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシテトラデシルエーテル(IIIc)、(IVc)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量500mlの反応容器に、1,2−プロパンジオール125.5g(1.65mol)を仕込み、その温度を60〜65℃に昇温した。これとは別の塩化カルシウム管を備えた500ml混合容器に、1,2−エポキシテトラデカン318.6g(1.50mol)を仕込み、水冷下、攪拌しながらこれに濃硫酸2.7g(0.027mol)をゆっくりと滴下混合処理した。この混合物を15分間攪拌後、この混合物を滴下装置へ移し、前記60〜65℃に保たれた1,2−プロパンジオール中に2時間かけて滴下した。その後この反応系を1時間60〜65℃に保ち両者を反応させた。薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシテトラデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応混合物に粉末炭酸水素ナトリウム2.5g(0.03mol)を添加し、30分間攪拌して反応液を中和した。析出している結晶を濾別し、1,2−プロパンジオールモノヒドロキシテトラデシルエーテル(IIIc)及び(IVc)の混合物432.0g(収率97.3%)を得た。
【0041】
実施例4
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシオクタデシルエーテル(IIId)、(IVd)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量1.0lの反応容器に、1,2−プロパンジオール125.5g(1.65mol)を仕込み、その温度を70〜75℃に昇温した。これとは別の塩化カルシウム管を備えた1.0l混合容器に、1,2−エポキシオクタデカン402.7g(1.50mol)を仕込み、これを室温で攪拌しながらこれに濃硫酸2.7g(0.027mol)をゆっくりと滴下混合処理した。15分間攪拌後、この混合物を滴下装置へ移し、前記70〜75℃に保たれた1,2−プロパンジオール中に、2時間かけて滴下した。その後、この反応系を1時間70〜75℃の温度に保ち両者を反応させた。薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応混合物に粉末炭酸水素ナトリウム2.5g(0.03mol)を添加し、30分間攪拌して反応液を中和した。析出している結晶を濾別し、1,2−プロパンジオールモノヒドロキシオクタデシルエーテル(IIId)及び(IVd)の混合物510.9g(収率96.7%)を得た。
【0042】
実施例5
1,2−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIe)、(IVe)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量200mlの反応容器に、1,2−ブタンジオール90.1g(1.0mol)を仕込み、その温度を40〜45℃に昇温した。これとは別の塩化カルシウム管を備えた100ml混合容器に、1,2−エポキシドデカン36.9g(0.20mol)を仕込み、これを水冷下、攪拌しながらこれに濃硫酸0.4g(0.004mol)をゆっくりと滴下混合処理した。15分間攪拌後、この混合物を滴下装置へ移し、前記40〜45℃に保たれた1,2−ブタンジオール中に、2時間かけて滴下した。その後反応系を1時間40〜45℃に保ち両者を反応させた。薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50mlを添加し、10分間攪拌して反応液を中和した。反応生成物をジエチルエーテルを使用して抽出後、抽出液をロータリーエバポレーターにて濃縮し、1,2−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIe)及び(IVe)の混合物51.2g(収率95.5%)を得た。
【0043】
実施例6
1,3−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIf)、(IVf)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量200mlの反応容器に、1,3−ブタンジオール54.1g(0.6mol)を仕込み、その温度を50〜55℃に昇温した。これとは別の塩化カルシウム管を備えた100ml混合容器に、1,2−エポキシドデカン36.9g(0.20mol)を仕込み、これを水冷下、攪拌しながらこれに濃硫酸0.4g(0.004mol)をゆっくりと滴下混合処理した。15分間攪拌後、この混合物を滴下装置へ移し、前記50〜55℃に保たれた1,3−ブタンジオール中に、2時間かけて滴下した。その後この反応混合液を1時間50〜55℃に保ち両者を反応させた。薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50mlを添加し、これを10分間攪拌して反応液を中和した。ジエチルエーテルを使用して反応生成物を抽出後、抽出液をロータリーエバポレーターにて濃縮し、1,3−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIf)及び(IVf)の混合物52.8g(収率98.6%)を得た。
【0044】
実施例7
1,4−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIg)、(IVg)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量200mlの反応容器に、1,4−ブタンジオール54.1g(0.6mol)を仕込み、その温度を50〜55℃に昇温した。これとは別の塩化カルシウム管を備えた100ml混合容器に、1,2−エポキシドデカン36.9g(0.20mol)を仕込み、これを水冷下、攪拌しながらそれに濃硫酸0.4g(0.004mol)をゆっくりと滴下混合処理した。15分間攪拌後、この混合物を滴下装置へ移し、前記50〜55℃に保たれた1,4−ブタンジオール中に2時間かけて滴下した。その後反応混合液を1時間50〜55℃に保ち両者を反応させた。薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応終了した。この反応混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50mlを添加し、10分間攪拌して反応液を中和した。反応生成物をジエチルエーテルを使用して抽出後、抽出液をロータリーエバポレーターにて濃縮し、1,4−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIg)及び(IVg)の混合物50.4g(収率94.1%)を得た。
【0045】
実施例8
グリセリンモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIh)、(IVh)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量100mlの反応容器に、グリセリン20.3g(0.22mol)を仕込み、その温度を70〜75℃に昇温した。これとは別の塩化カルシウム管を備えた100ml混合容器に、1,2−エポキシドデカン36.9g(0.20mol)を仕込み、これを水冷下、攪拌しながらこれに濃硫酸0.4g(0.004mol)をゆっくりと滴下混合処理した。15分間攪拌後、この混合物を滴下装置へ移し、前記70〜75℃に保たれたグリセリン中に2時間かけて滴下した。その後反応混合液を1時間70〜75℃に保ち両者を反応させた。薄層クロマトグラフィーにより、原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応混合液に粉末炭酸水素ナトリウム0.4g(0.005mol)を添加し、30分間攪拌して反応液を中和した。析出している結晶を濾別し、グリセリンモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIh)及び(IVh)の混合物55.3g(収率96.7%)を得た。
【0046】
実施例9
トリメチロールプロパンモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIi)、(IVi)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量200mlの反応容器に、トリメチロールプロパン134.2g(1.0mol)を仕込み、その温度を70〜75℃に昇温し溶解した。これとは別の塩化カルシウム管を備えた100ml混合容器に、1,2−エポキシドデカン36.9g(0.20mol)を仕込み、これを水冷下、攪拌しながらこれに濃硫酸0.4g(0.004mol)をゆっくりと滴下混合処理した。15分間攪拌後、この混合物を滴下装置へ移し、前記70〜75℃に保たれたグリセリン中に2時間かけて滴下した。その後反応混合液を1時間70〜75℃に保ち両者を反応させた。薄層クロマトグラフィーで原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50mlを添加し、10分間攪拌して反応液を中和した。反応生成物をジエチルエーテルを使用して抽出後、抽出液をロータリーエバポレーターにて濃縮し、トリメチロールプロパンモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIi)及び(IVi)の混合物60.5g(収率95.0%)を得た。
【0047】
実施例10
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIb)、(IVb)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量1リットルの反応容器に1,2−エポキシドデカン276.5g(1.50mol)を仕込み、水冷下、攪拌しながら濃硫酸1.5g(0.015mol)をゆっくりと滴下混合処理した。15分間攪拌後、室温で1,2−プロパンジオール228.3g(3.00mol)を15分かけて添加した。反応液を70〜75℃に昇温し、その後2時間反応液を70〜75℃に保ち反応を行った。薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認後、これに粉末炭酸水素ナトリウム2.5g(0.03mol)及び蒸留水5gを添加し、70〜75℃で30分間攪拌して反応液を中和し、反応を終了させた。その後反応系内を670Paに減圧後、反応液を100℃まで昇温し、未反応の1,2−プロパンジオールの留去を行った。所定量の1,2−プロパンジオールの留出を確認し、反応液を冷却した。30℃まで冷却後、系内を徐々に常圧に戻した。析出している結晶を濾別し、1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIb)及び(IVb)の混合物395.4g(収率99.5%)が得られた。
【0048】
比較例1
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIb)、(IVb)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量2.0lの反応容器に、1,2−プロパンジオール1141.4g(15mol)と濃硫酸2.7g(0.027mol)とを仕込み、その温度を60〜65℃に昇温した。1,2−エポキシドデカン276.5g(1.50mol)を滴下装置から2時間かけて前記60〜65℃に保たれた1,2−プロパンジオール中に、滴下した。その後この反応混合液を60〜65℃に保ち両者を反応させた。反応時間が24時間経過した時点で、薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液500mlを添加し、10分間攪拌して反応液を中和した。この反応液から反応生成物をジエチルエーテルを使用して抽出後、この抽出液をロータリーエバポレーターにて濃縮し、1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIb)及び(IVb)の混合物357.0g(収率91.4%)を得た。
【0049】
比較例2
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量2.0lの反応容器に、1,2−プロパンジオール1141.4g(15mol)と28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液5.79g(0.03mol)とを仕込み、その温度を125〜130℃に昇温し、メタノールを留去した。1,2−エポキシドデカン276.5g(1.50mol)を、滴下装置から2時間かけて、前記125〜130℃に保たれた1,2−プロパンジオール中に滴下した。その後反応混合液を125〜130℃に保ち、両者を反応させた。反応開始後3.5時間経過した時点で薄層クロマトグラフィーにより原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認して反応を終了した。この反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液500mlを添加し、10分間攪拌して反応液を中和した。反応生成物をジエチルエーテルを使用して抽出後、この抽出液をロータリーエバポレーターにより濃縮し、1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル(IIIb)及び(IVb)の混合物359.2g(収率92.0%)を得た。
【0050】
試験
(1)ヒドロキシアルキル多価アルコールエーテルの性状・色相
実施例1〜9及び比較例1〜2の最終化合物の性状、及び色相を表1に示す。
【0051】
【表1】
[註]*1:製造直後の製品の色相
ほぼ無色透明: ○
黄色味を帯びている: △
褐色に着色している: ×
【0052】
本発明により得られた実施例2の1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル、又は実施例6の1,3−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテルを含む洗浄剤組成物の処方例を下記応用例1〜7に示す。
【0053】
応用例1
下記組成の殺菌ハンドソープを調製した。
ハンドソープの組成
ラウリン酸 5.5%
ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド 30%溶液 3.0%
POE(3)ラウリルエーテル酢酸 30%水溶液 3.0%
塩化ベンザルコニウム 50%溶液 1.0%
塩化ベンゼトニウム 50%溶液 0.5%
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 2.0%
ヤシ脂肪酸イミダゾリニウムベタイン 9.5%
グリセリン 3.0%
トリエタノールアミン pH=7.8とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。このハンドソープ組成物を−5℃の温度において3日間保存しても、外観に変化は見られなかった。また、このハンドソープはさっぱりとした洗いあがりであり、しかもツッパリ感を感じさせないものであった。
【0054】
応用例2
下記組成のパール光沢ボディシャンプーを調製した。
ボディシャンプーの組成
ヤシ脂肪酸カリウム塩 4.0%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 30%溶液 15.0%
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 25%溶液 20.0%
ラウロイル−β−アラニンナトリウム 30%溶液 10.0%
1,3−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 3.0%
エチレングリコールジステアレート 2.0%
グリセリン 3.0%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
クエン酸 pH=7.5とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。このボディシャンプー組成物を−5℃の低温において3日間保存しても、外観に変化は見られなかった。また、このボディシャンプーは非常にキメ細かいクリーミーな泡立ちで、さっぱりとした洗いあがりであり、しかも皮膚に対する刺激がなく、使用後においてもツッパリ感を感じさせない良好な感触のものであった。
【0055】
応用例3
下記組成のシャンプーを調製した。
シャンプーの組成
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%液 11.7%
ステアリルアルコール 0.4%
POE(3)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム塩 25%液
28.0%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミン酢酸ベタイン 30%液(脱塩品)
11.7%
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 1.5%
カチオン化セルロース 0.3%
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 60%液 0.2%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=6.5とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。このシャンプー組成物を−5℃の低温で3日間保存したが、外観に変化は見られなかった。また、使用中のキシミ感が少なく、さっぱりとした洗いあがりの良好な感触のものであった。
【0056】
応用例4
下記組成のシャンプーを調製した。
シャンプーの組成
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%液 26.7%
ステアリルアルコール 0.3%
N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 30%液
18.7%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 30%液
8.0%
1,3−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 1.5%
1,3−ブタンジオール 2.0%
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 60%液 0.5%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=6.2とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。このシャンプー組成物を−5℃の低温で3日間保存したが、外観に変化は見られなかった。また、使用中のキシミ感がまったくなく、しっとりとした洗いあがりで、乾燥後もつやつやとした風合いが残る良好な感触のものであった。
【0057】
応用例5
下記組成のシャンプーを調製した。
シャンプーの組成
ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド 30%溶液 20.0%
ラウロイル−β−アラニンナトリウム 30%溶液 18.7%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 30%溶液 14.7%
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 4.0%
カチオン化セルロース 0.5%
ピロクトンオラミン 0.8%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
クエン酸 pH=6.2となる量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。このシャンプー組成物を−5℃の低温で3日間保存したが、外観に変化は見られなかった。また、使用中のキシミ感が少なく、さっぱりとした洗いあがりで、フケ防止効果の良好なものであった。
【0058】
応用例6
下記組成の弱酸性透明ゲル状洗顔剤を調製した。
弱酸性透明ゲル状洗顔剤の組成
ラウロイル−β−アラニンナトリウム 30%溶液 9.6%
ミリストイル−β−アラニンナトリウム 30%溶液 46.1%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 30%溶液 30.0%
ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド 30%溶液 6.7%
1,3−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 3.0%
グルチルリチン酸ジカリウム 0.2%
クエン酸 pH=6.0とする量
精製水 全量を100とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この洗顔剤組成物を−5℃の低温で3日間保存したが、外観に変化は見られなかった。また、この洗顔剤は使用感に優れ、良好な洗浄効果を示した。また、この洗顔剤は皮膚に対する刺激がなく、さっぱりとした洗いあがりの感触を与えるものであった。
【0059】
応用例7
下記組成の弱酸性濃縮型台所用洗剤を調製した。
弱酸性濃縮型台所用洗剤の組成
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 70%溶液 14.3%
ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド 30%溶液 33.3%
ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 10.0%
POE(10)ラウリルエーテル 5.0%
1,3−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 5.0%
ヒドロキシエタンジホスホン酸 60%溶液 0.8%
p−トルエンスルホン酸ナトリウム 1.0%
エタノール 5.0%
ジプロピレングリコール 5.0%
クエン酸 pH=6.5とする量
精製水 全量を100とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この濃縮台所洗剤組成物を−5℃の低温で3日間保存したが、外観に変化は見られなかった。この台所用洗剤は良好な洗浄効果を示した。また、この台所用洗剤は使用後の手荒れを感じさせない良好な感触のものであった。
【0060】
【発明の効果】
本発明のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル型界面活性化合物の製造法は、洗浄剤助剤、化粧品基剤、潤滑剤などとして有用なヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を簡便かつ高純度、高収率で製造することができる方法であり、きわめて高い実用性を有するものである。
Claims (3)
- 下記一般式(I)により表される1,2−エポキシアルカン:
と、下記一般式(II)により表される多価アルコール:
とを、縮合反応させて、一般式(III)及び(IV):
により表されるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を製造するに際し、
前記縮合反応の前に、前記式(I)で表される1,2−エポキシアルカンに対して、触媒量の酸性物質による混合処理を施すことを特徴とするヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物の製造方法。 - 前記一般式(II)の多価アルコールが、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン及びネオペンチルグリコールから選ばれ、請求項1記載の製造方法。
- 1,2−エポキシアルカンに作用させる酸性物質が、硫酸、塩酸、硝酸、りん酸、p−トルエンスルホン酸、及びm−キシレンスルホン酸、フッ素化ホウ素エーテル錯体から選ばれることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
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