JP4858615B2 - 通信装置、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

通信装置、通信システム、及び通信方法 Download PDF

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Description

情報処理装置のシリアル伝送の伝送品質を自動調整する通信装置、通信システム、通信方法に関する。
近年、情報処理装置間のインタフェースとして、システムが取り扱うデータバンド幅の広帯域化に伴いギガビット/秒(Gbps)の高速シリアルインタフェースが実用化され、その普及が始まっている。例えば、ファイバーチャネルインタフェース、シリアルATAインタフェース等である。
このため、高速シリアルインタフェースの伝送システムでは、ドライバの振幅値や伝送時における伝送波形の高周波域の強調の程度を表すエンファシス値等を初期設定値のまま使用していると、伝送距離が長い場合は伝送振幅が不足する場合が発生し、逆に伝送距離が短い場合には伝送振幅が過剰である場合が発生するなど、システムに応じて設置環境が異なる。このため、システムに最適な伝送状態にドライバ等の設定を設定し直す必要がある。このため、事前に伝送シミュレーションや机上で伝送ロス計算などを行い各パラメータの最適値を算出する。そして、装置出荷前の試験時に、実際の装置に設定して受信波形の観測を行ない、伝送エラーが生じない事を確認する。その後、最終的に決定した値を固定値として決定して装置に設定し出荷している。
従来技術として下記の文献がある。
特開2007−53648号公報
(発明が解決しようとする課題)
このように、システムに対応した伝送シミュレーションと計算結果を搭載した装置確認が必要となるため、多大な工数がかかっていた。
本発明は、データを受信する通信装置に、予め信号波形を重畳することにより受信可能な範囲を示すアイマスクパターンを備え、受信波形と比較することで、伝送品質に係るパラメータを自動調整することを目的とする通信装置、通信システム、通信方法である。
(課題を解決するための手段)
本発明の通信装置は、受信可能な範囲を示す所定のアイマスクパターンを格納する記憶部と、他の通信装置からの受信データを受信する受信部と、前記受信データの波形と前記アイマスクパターンとを比較し、比較結果データを生成する波形比較部と、前記比較結果データを前記他の通信装置に送信する送信部と、を有する。
また、本発明の通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置間で伝送路を介してシリアルデータの送受信を行う通信システムであって、前記第1の通信装置は、予め保持されている受信可能な範囲を示すアイマスクパターンを格納する記憶部と、前記第2の通信装置からの受信データを受信する受信部と、前記受信データの波形と前記アイマスクパターンとを比較し、比較結果データを生成する波形比較部と、前記比較結果データを第2の通信装置に送信する送信部と、を有し、前記第2の通信装置は、データを送信する送信部と、前記第1の通信装置からの比較結果を受信する受信部と、受信した前記比較結果データを基に送信部の送信出力の設定値を変更する設定部と、を有する。
これらの構成により、基準となるアイマスクパターンと他通信装置からの受信データとを比較し、その比較結果を他装置に送ることができるので、他通信装置は、伝送品質のパラメータを比較結果に基づき自動調整できる。
また、本発明の通信装置は、受信可能な範囲を示す所定のアイマスクパターンを格納する記憶部と、他の通信装置からの受信データを受信する受信部と、前記受信データの波形と前記アイマスクパターンとを比較し、比較結果データを生成する波形比較部と、前記波形比較結果データを前記他の通信装置に送信する送信部と、前記他の通信装置から受信した比較結果データを基に送信部の送信出力の設定値を変更する設定部と、を有する。
この構成により、通信装置は、他装置からのデータ受信により他装置の送信出力の自動調整をするとともに、自装置の送信部の送信出力の自動調整を行うことができるので、他装置との間の送受信インタフェースの双方向の自動調整が可能となる。
(発明の効果)
本発明により、装置評価などに工数をかけることなくドライバの振幅値、エンファシス値の伝送特性を最適値に設定でき、伝送品質を向上できる。また、レシーバのイコライザ値を最適値に設定でき、伝送品質を向上できる。
また、受信装置で受信波形とアイマスクパターンとの重複した画像等を視認できるので、システムに応じた伝送品質の確認が容易となる。
通信システムのブロック図 アイマスクパターンの説明図1 波形比較部の説明図 比較部の回路構成1 比較部の回路構成2 受信波形のデータ アイマスクパターンの説明図2 受信波形の重ね合わせの説明図1 受信波形の重ね合わせの説明図2 アイマスクパターンと受信波形の重ね合わせの説明図 アイマスクパターンと受信波形の重ね合わせ例1 アイマスクパターンと受信波形の重ね合わせ例2 アイマスクパターンと受信波形の重ね合わせ例3 アイマスクパターンと受信波形の重ね合わせ例4 送信処理の流れ図1 送信処理の流れ図2 送信処理の流れ図3 受信処理の流れ図1 受信処理の流れ図2 受信処理の流れ図3
符号の説明
1、2 通信装置
3 伝送路
11 ドライバ
12 振幅/エンファシス
13 送信設定記憶部
14 送信部
15 記憶部
16 出力部
17、18 CPU
21 レシーバ
22 イコライザ
23 デコーダ
24 受信設定記憶部
25 イコライザ調整部
26 波形比較部
27 比較部
28 比較処理部
31 取得部
32 処理部
33 判断部
34 生成部
41 閾値電圧部
42 比較回路部
43 比較部B
44 閾値電圧部B
45 比較回路部B
51 コンパレータ
52 ラッチメモリ
53 第1スイッチ部
54 第2スイッチ部
55 コンパレータB
56 ラッチメモリB
61 通信システム
(実施例1)
図1に通信システムのブロック図を示す。
通信システム61は、通信装置1、通信装置2、伝送路3を有する。
通信装置1および通信装置2は、ドライバ11、振幅/エンファシス調整部12、送信設定記憶部13、送信部14、記憶部15、出力部16、レシーバ21、イコライザ22、デコーダ23、受信設定記憶部24、イコライザ調整部25、波形比較部26、を有する。波形比較部26は、比較部27、比較処理部28を有する。
また、通信装置1は、CPU(Central Processing Unit)17、通信装置2は、CPU18を有する。
ドライバ11は差動出力端子(図示略)を持ち、伝送路3を経由して接続先の通信装置1または通信装置2のレシーバ21の差動入力端子に接続することにより、送信データを送信する。
振幅/エンファシス調整部12は、ドライバ11の出力特性の振幅値、エンファシス値の調整を行う。調整は、接続先となる通信装置1または通信装置2からのドライバ11の出力特性の変更指示を示す補正指示データ等に基づき、送信設定記憶部13のデータを参照して行う。エンファシス値の調整は、例えば、ドライバ11の出力の周波数特性における高域成分を強調する調整である。
送信設定記憶部13は、ドライバ11に設定する振幅の設定値及びエンファシスの設定値(以降EN値と称す)等を記憶している。
送信部14は、テストパターン、補正指示データ等をドライバ11経由で接続先となる通信装置1または通信装置2に送る処理を行なう。
記憶部15は、アイマスクパターンのデータ、受信波形のデータ、アイマスクパターンと受信波形のデータを重ね合わせたデータ等を格納する。
出力部16は、記憶部15の内容を表示装置等に出力する。この結果、イコライザ22の出力を基にしたアイパターン等を目視できる。
CPU17、CPU18は、各通信装置1、2の全体を制御する。
振幅/エンファシス調整部12、送信部14、出力部16、イコライザ調整部25、比較処理部28等の各処理プログラムは、図示していないプログラムメモリに格納されており、CPU17またはCPU18の指示により動作する。
図2に、アイマスクパターンの説明図1を示す。
アイマスクパターンは、対向装置からの受信信号の品質を判別するために用いられるパターンである。
図2は、基準とするアイマスクパターンである。X軸は、時間軸を1ユニットインターバル(UI)で示す。一方、Y軸は電圧を示す。1UIは、1ビットの時間間隔を「1」で示す。
電圧は、0Vを中心として、アイ部分の第2の領域A2の振幅電圧をZ1、−Z1としている。そして、振幅の最大値をZ2、−Z2としている。電圧がZ2より高い領域を第1の領域A1、−Z2より低い領域を第3の領域A3とする。基準とするアイマスクパターンの振幅電圧は、受信波形をシングルエンドで入力して比較するので、ディファレンシャル波形の1/2の電圧に圧縮したものを使用する。従って、ディファレンシャル波形の場合には、Z1、−Z1、Z2、−Z2は、2倍の電圧値として表示される。また、時間軸は、アイ部分の第2の領域のA2の両端のクロスポイントX1、1−X1の中央をX2としている。アイマスクパターンのデータは、予め記憶部15に格納されている。
図1の説明に戻る。
レシーバ21は、伝送路3からのデータを受信する。
イコライザ22は、受信データの位相、振幅特性を改善する。
デコーダ23は、受信データを通信装置に接続される情報処理装置(図示略)とのインタフェースに適合するデータ形式(例えばパラレルデータ形式)に変換する。
受信設定記憶部24は、イコライザ22に設定するイコライザ値(以降EQ値と記載)等を記憶している。
イコライザ調整部25は、イコライザ22の特性を調整する。調整は、受信設定記憶部13からの調整指示データを参照して行う。
波形比較部26は、比較部27と比較処理部28を有する。
相手装置から受信したテストパターンを1ビット単位(1UI)毎にポジティブ波形およびネガティブ波形を重ねることにより、アイパターンを生成する。そして、波形比較部26は、生成したアイパターンと、基準となるアイマスクパターンを重ね合わせて、重複部分があるか否かを判断する。重複部分がある場合は、テストパターンの送信元である相手装置にドライバ11の補正指示をするために、補正指示データ等を生成する。また、自装置のイコライザ22を調整するための調整指示データ等を生成する。
図3に波形比較部の説明図を示す。
比較部27は、受信波形と所定の閾値電圧とを比較してテストパターンの受信波形データを取得する。
比較処理部28は、相手装置から受信した受信波形のデータを記憶部15に格納する。そして、アイマスクパターンのデータと、受信したテストパターンの受信波形のデータとを比較して、重複する部分がある場合には、テストパターンの送信元である相手装置にドライバ11の補正指示をするために、補正指示データ等を生成する。
比較処理部28は、取得部31、処理部32、判断部33、生成部34を有する。
取得部31は、比較部27で取得した受信波形のデータを記憶部15に格納する。
処理部32は、記憶部15に格納された受信波形のデータとアイマスクパターンのデータとを重ね合わせをする。
判断部33は、重ね合わせた受信波形のデータとアイマスクパターンのデータとを重ねあわせ、両者に重複部分があるか否かを判断する。
生成部34は、判断部33が、重ね合わせた受信波形のデータとアイマスクパターンのデータとに重複部分があるか否かを、振幅値またはエンファシスについて判断した結果の場合には、その情報を指示データとして生成し、送信部14に渡す。
具体的には、判断部33が受信波形のデータとアイマスクパターンのデータとに重複部分があると判断した場合には、振幅値またはEN値を補正するための補正指示のデータを生成する。また、判断部33が受信波形のデータとアイマスクパターンのデータに重複部分がないと判断した場合には、振幅値またはEN値の記憶指示のデータを生成する。また、判断部33が、受信波形のデータとアイマスクパターンのデータとに重複部分がないと判断後に、受信波形のデータとアイマスクパターンのデータとに重複部分があると判断した場合には、最適値設定指示データを生成する。
一方、判断部33が重ね合わせた受信波形のデータとアイマスクパターンのデータとに重複部分があるか否かをEQ値について判断した場合は、生成部34がイコライザ22の補正を指示する調整指示データ等を生成しイコライザ調整部25に渡す。
図4に、比較部の回路構成1を示す。
比較部27は、閾値電圧部41と比較回路部42を有する。
比較回路部42は、コンパレータ51とラッチメモリ52を有する。
通信装置1または通信装置2が送信するテストパターンは、通信装置2または通信装置1のレシーバ21で受信されイコライザ22に入力される。
そして、イコライザ22のポジティブ出力Vp、ネガティブ出力Vnが比較部27のコンパレータ51の入力端子の一方に入力される。そして、コンパレータ51の入力端子の他方に電圧Vrefを抵抗Rでn等分した閾値電圧V1〜Vn−1が入力される。
コンパレータ51の出力は、クロックCLK信号をトリガとしてラッチメモリ52に記憶される。そして、ポジティブ波形の出力P0〜Pn−1、ネガティブ波形の出力N0〜Nn−1が比較処理部28に出力される。クロックCLKは、受信したテストパターンに対する同期クロックとして、図示していないクロック生成回路で生成している。
このラッチメモリ52に記憶されたデータは、取得部31により記憶部15に受信した順序で時系列に格納される。
図4で説明した比較部27の回路構成1とは異なる他の実施例として、図5に、比較部の回路構成2を示す。
図4の回路構成1の出力は、パラレルデータであるが、図5の回路構成2では、シリアルデータを出力する点が異なる。
比較部B43の回路構成2は、回路構成1のコンパレータ51とラッチメモリ52の回路を削減させることができる回路構成である。
比較部B43は、閾値電圧部B44と比較回路部B45を有する。
比較回路部B45は、第1スイッチ部53、第2スイッチ部54、コンパレータB55とラッチメモリB56を有する。
第1スイッチ部53、第2スイッチ部54を順次切替えることにより、ラッチメモリB56の出力をパラレル出力からシリアル出力に変更したものである。
イコライザ22のポジティブ出力Vp、ネガティブ出力Vnが比較回路部B45のコンパレータB55の入力端子の一方に入力される。そして、コンパレータB55の入力端子の他方に電圧Vrefを抵抗Rでn等分した閾値電圧V1〜Vn−1が入力される。
このとき、第1スイッチ部53は、電圧Vrefを抵抗Rでn等分した閾値電圧V1〜Vn−1の入力を時分割で切替えてコンパレータB55に入力する。
そして、閾値V1までの比較が完了すると、第2スイッチ部54を切り替えて閾値電圧V1をコンパレータB55に入力する。このとき、閾値電圧V1の入力端子とイコライザ22のポジティブ出力Vp、ネガティブ出力Vnの入力端子が第2スイッチ部54の切替えにより、逆転する。この結果、V1より小さい電圧か否かの比較が可能となる。
図6に受信波形のデータを示す。
図6に示す受信波形データは、受信波形を時系列に比較部27で取得したものである。X軸は、1UIの時間を示す。CLKは、受信波形のピークのときの時間を示す。△φは、時間のずれを示す。Y軸は、閾値電圧V1からV14を示す。「1」は、受信波形と閾値電圧を比較した結果、受信波形の出力が閾値電圧より大きい部分を示す。「0」は、受信波形と閾値電圧を比較した結果、受信波形の出力が閾値電圧以下の部分を示す。
図6(A)は、ポジティブ波形のデータである。このデータは、取得部31により記憶部15に格納される。
図6(B)は、ネガティブ波形のデータである。このデータは、取得部31により記憶部15に格納される。
図7にアイマスクパターンの説明図2を示す。
基準のアイマスクパターンが、記憶部15上に、アドレス空間(a0、b0)〜(a10、b14)に格納されている例である。斜線部がアイマスクパターンであり、白い部分が受信可能領域である。斜線部は、データ「1」を示し、白い部分は、データ「0」を示す。
アイマスクパターンは、第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3を有する。
図8に受信波形の重ね合わせの説明図1を示す。
波形比較部26の処理部32は、まず、記憶部15に格納されているポジティブ波形のデータとネガティブ波形のデータについて排他的論理和の演算を行う。
図8(A)に、排他的論理和演算の計算テーブルを示す。Posは、排他的論理輪演算の一方の入力としてのポジティブ波形のデータ、Negは、他方の入力としてのネガティブ波形のデータを示す。Qは、排他的論理和演算の結果である。
図8(B)に、図6(A)のポジティブ波形のデータと図6(B)のネガティブ波形のデータの排他的論理和演算の結果を示す。但し、このままでは、受信波形のポジティブ波形とネガティブ波形とに囲まれた領域がオール「1」のため、このデータを画面上に表示すると、塗りつぶされてしまうためアイマスクパターンを重ねて表示したとしても目視できない。
本実施例ではデータ「1」の部分は塗りつぶしで表示するためである。
このため、図8の受信波形のデータから、波形の形状を抽出する次の計算処理を行なう。
図9に受信波形の重ね合わせの説明図2を示す。
図9(A)、図9(B)の計算テーブルは、受信波形の形状に沿って、データ「1」を抽出するための演算内容を示す。図8(B)上の、あるます目をQbとして、垂直方向(B0〜B14の方向)のQbを挟むQb+1とQb−1のます目を抽出して、演算を行う。その演算は、全マス目について行われる。
まず、図9(A)の計算テーブルについて説明を行う。
まず、Qb+1とQbとQb−1とをNAND演算(否定論理積演算)をしてSを求める。Sは、演算の中間値である。
次に、図9(B)の計算テーブルに従って計算を行う。
すなわち、SとQbとをAND演算(論理積演算)によりTを求める。
Tは、演算の最終結果値である。すなわち、Tのデータ「1」は、波形の形状を示す。
図9(C)に演算結果のTを示す。
図10にアイマスクパターンと受信波形の重ね合わせの説明図を示す。
図10は、記憶部15上でアイマスクパターンと受信波形とを重ね合わせた図である。データ「1」の部分が画面上に表示され、目視可能である。図10の例は、アイマスクパターンと受信波形の重ね合わせにより両者に重複する部分がなく、伝送品質は、良好であると判別される。
図11にアイマスクパターンと受信波形の重ね合わせ例1を示す。
図11の例は、記憶部15のデータを出力部16により画面上に表示した例である。図11の例では、受信波形とアイマスクパターンとの間に重複する部分がなく、伝送品質は、良好の場合を表す。
<動作概要>
以下、通信装置1から通信装置2へのデータ伝送の設定自動化システムを説明する。
なお、通信装置2から通信装置1へのデータ伝送の設定自動化システムの動作も同様であるため、ここでは説明を省略する。
通信装置1のドライバ11の出力特性の初期設定値としては、振幅値の設定値は最大に、エンファシスの設定値のEN値は最小値に設定される。また、通信装置2のイコライザ22の設定値のEQ値は、最小値に設定される。
ここでは、振幅値の調整、EN値の調整、EQ値の調整の順に調整していく場合を説明する。
(1)振幅値の調整
通信装置1のドライバ11の振幅値の調整は、通信装置2の波形比較部26で受信波形とアイマスクパターンとの振幅値を比較することにより行う。
図12にアイマスクパターンと受信波形の重ね合わせ例2を示す。
図12は、受信波形がアイマスクパターンの第1の領域A1及び第3の領域A3の双方にかかる場合を示す。この場合は、受信波形とアイマスクパターンとの重ね合わせ結果に応じて、ドライバ11の振幅値の設定値を1段階ずつ第1の領域A1および第3の領域A3にかからなくなるまで、下げていく。このため、通信装置2から補正指示のデータを通信装置1へ送信する。
通信装置1は、補正指示のデータを受信するごとに、順次、振幅値の設定値を1段階ずつ下げていく。
受信波形が第1の領域A1および第2の領域A2にかからなくなれば、通信装置2は、記憶指示データを通信装置1に送る。通信装置1は、そのデータを受信すると、そのときの振幅値の設定値を第1の振幅設定値として送信設定記憶部13に記憶する。
次に、補正指示のデータを受信すると、受信波形が第2の領域A2にかかるまで、ドライバ11の振幅値の設定値をさらに1段階ずつ下げて行く。
図13にアイマスクパターンと受信波形の重ね合わせ例3を示す。
図13は、受信波形が第2の領域A2にかかる場合を示す。
通信装置2は、最適値設定指示のデータを通信装置1に送信する。通信装置1は、そのデータを受けると、このときの振幅値の設定値を、第2の振幅設定値として送信設定記憶部13に記憶する。次に、第1の振幅設定値と第2の振幅設定値の中間値を最適値として、ドライバ11の振幅の設定値として設定するとともに、送信設定記憶部13に格納する。
(2)EN値の調整
振幅値の最適値の調整が完了すると、次にEN値の調整により位相の調整を行なう。初期設定時に、EN値は、最小値に設定されている。
EN値の調整は、通信装置2の波形比較部26において、受信波形とアイマスクパターンとの比較に基づいて行う。
図14にアイマスクパターンと受信波形の重ね合わせ例4を示す。
図14は、受信波形が第2の領域A2にかかる例である。
アイマスクパターンの第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3のいずれかにテストパターンの受信波形がかかるときには、通信装置2は、通信装置1に補正指示データを送信する。通信装置1は、そのデータを受信すると、ドライバ11のEN値を第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3に受信波形がかからなくなるまで、上げていく。
第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3のいずれの領域とも受信波形が重ならなくなった場合は、通信装置2は、記憶指示データを送信する。通信装置1は、そのデータを受信すると、その時のEN値を第1のEN値として送信設定記憶部13に記憶する。
次に、通信装置1は、通信装置2から補正指示のデータを受信すると、EN値をさらに上げて行き、第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3のいずれかの領域に受信波形がかかれば、通信装置2は、通信装置1に最適値設定指示のデータを送信する。そして、通信装置1は、そのデータを受信すると、そのときのEN値を第2のEN値として送信設定記憶部13に記憶する。次に、第1のEN値と第2のEN値の中間値をEN値の最適値として、ドライバ11に設定するとともに送信設定記憶部13に格納する。
(3)EQ値の調整
振幅値およびEN値の最適値の設定が完了すると、イコライザ22の調整を行う。初期設定により、EQ値は、最小値に設定されている。イコライザ22の調整は、通信装置2の波形比較部26で受信波形とアイマスクパターンとの位相比較に基づいて行う。
まず、通信装置1から通信装置2へテストパターンが送信される。
受信波形が、第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3のいずれかの領域にかかる場合は、受信波形がこれらの領域にかからなくなるように、EQ値を第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3のいずれにも受信波形がかからなくなるまで、上げていく。
次に、受信波形が第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3にいずれの領域にもかからなくなったら、その時のEQ値を第1のEQ値として受信設定記憶部24に記憶する。
次に、EQ値を、受信波形が第1の領域A1、第1の領域A2,第3の領域A3のいずれかの領域にかかるまで、1段階ずつあげていく。
そして、第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3のいずれかの領域に受信波形がかかったら、その時のEQ値を第2のEQ値として受信設定記憶部24に記憶する。
そして、第1のEQ値と第2のEQ値の中間値を、EQ値の最適値として通信装置2のイコライザ22に設定するとともに、受信設定記憶部44に記憶する。
最終的に図11のような受信波形となれば、受信品質を充足する。
<動作の詳細な説明>
次に、動作の詳細について説明を行う。
以下は、通信装置1から通信装置2へのデータ伝送の設定自動化システムの説明である。通信装置2から通信装置1へのデータ伝送の設定自動化システムも同様であるので、その説明は、省略する。
通信装置2から通信装置1に比較結果等のデータを送信するときには、伝送速度を通信装置1から通信装置2への伝送速度より低下させて伝送する。例えば比較結果等のデータの伝送速度を、通信装置1から通信装置2への伝送速度の1/2または1/4に低下させる。これは、フィードバック情報を確実に通信装置1に通知するためである。
比較結果等のデータとしては、補正指示のデータまたは記憶指示のデータまたは最適値設定指示のデータ、変更指示のデータ、送信要求のデータ、テスト終了通知のデータがある。
図15に送信処理の流れ図1を示す。
図15は、通信装置1のドライバ11の振幅値の設定自動化処理を示したフローチャートである。
まず、通信装置1各部の初期設定を行う(S1)。
初期設定としては、通信装置1のドライバ11の送信振幅値を最大値Aに設定する。
また、EN値を最小値Eに設定する。また、EQ値を最小値Fにしている。
次に、通信装置1から、通信装置2に対してテストパターンを送信する(S2)。
次に、通信装置2に送信したテストパターンに対する、通信装置2からの応答データをチェックする。
まず、応答データとして、第1の補正指示データを受信したか否かをチェックする(S3)。
第1の補正指示データを通信装置2から受信した場合には、ドライバ11に設定された振幅値が最小値か否かを判断する(S4)。
振幅値の設定値が最小値の場合は、振幅値をこれ以上は下げられないので処理を終了する。
振幅値の設定値が最小値でない場合は、1段階、振幅の設定値を下げる変更を行う(S5)。
次に、ドライバ11に1段階下げた振幅値を設定し、S2ステップに戻る(S6)。
一方、S3でテストパターンに対する通信装置2からの応答データが第1の補正指示データではないと判別された場合は、記憶指示のデータを受信したか否かをチェックする(S7)。
通信装置2から受信した応答データが記憶指示のデータ受信の場合には、そのときのドライバ11の振幅値の設定値、例えばA−mを送信設定記憶部13に記憶する(S8)。このとき、振幅未決定フラグが1ならば0とする。振幅未決定フラグは、初期状態でのテストパターンに対して、第2の領域A2にかかる場合にオンとされる。
次に、通信装置2から第2の補正指示のデータを受信したか否かをチェックする(S9)。
第2の補正指示データを通信装置2から受信した場合には、1段階、振幅の設定値を下げる変更を行う(S10)。
次に、ドライバ11にS10で変更された振幅値を設定する(S11)。
次に、通信装置2に対してテストパターンを送信する(S12)。
次に、送信したテストパターンに対する通信装置2からの応答データをチェックする。
まず、応答データとして、通信装置2から最適値設定指示を受信したか否かをチェックする(S13)。
通信装置2から最適値設定指示を受信した場合には、中間値設定処理を行なう。すなわち、そのときのドライバ11の振幅値の設定値、例えばA−nを送信設定記憶部13に記憶し、((A−m)+(A−n))/2の値を求める。そしてこの設定値を振幅値の最適値として送信設定記憶部13に記憶するとともにドライバ11へ設定する(S14)。そして、S21ステップを実行する。
通信装置2から最適値設定指示を受信していない場合には、S9ステップを実行する。
また、通信装置2から受信した応答データが変更指示データの場合には(S15)、振幅値未決定のフラグをオンし(S16)、S21ステップを実行する。
変更指示データは、初期状態で送出したテストパターンの受信波形が第2の領域A2にかかる場合を通信装置2から通信装置1に通知するデータである。
図16に送信処理の流れ図2を示す。
図16は、通信装置1のドライバ11のEN値の設定自動化処理を示すフローチャートである。
まず、通信装置2に対してテストパターンを送信する(S21)。
そして送信したテストパターンに対する通信装置2からの応答データをチェックする。
まず、応答データとして、第3の補正指示のデータか否かをチェックする(S22)。
通信装置2から受信した応答データが第3の補正指示のデータの場合は、通信装置1に設定されたEN値が最大値か否かをチェックする(S23)。設定されているEN値が最大値でない場合には、1段階、EN値を上げる(S24)。
その後、1段階上げられたEN値をドライバ11に設定する(S25)。
一方、S23でEN値が最大値であると判別された場合には、EN値を1段階あげると、最大値を越えてしまうため、設定されたEQ値が最大値か否かをチェックする(S26)。
設定されているEQ値が最大値でなければ、EN値を最小値Eに変更し、そして、S41ステップを実行する。また、EN値の設定処理が2回目以降の場合には、EN値を最小値Eから1段階ずつあげてS41ステップを実行する(S27)。
一方、S26にてEQ値が最大値であると判別されたなら、EN値を最大値のままにしてS41ステップを実行する。
一方、S22で、テストパターンに対する通信装置2からの応答データが、第3の補正指示ではないと判別された場合は、通信装置2から記憶指示を受信したか否かをチェックする(S28)。
通信装置2から記憶指示を受信した場合には、そのときのドライバ11のEN値、例えばE+mを送信設定記憶部13に記憶する(S29)。
次に、第4の補正指示を通信装置2から受信したか否かをチェックする(S30)。
第4の補正指示を通信装置2から受信したと判別された場合には、1段階、EN値をあげてドライバ11の設定値の変更を行う(S31)。
次に、テストパターンを通信装置2に送信する(S32)。
次に、テストパターンに対する通信装置2からの応答データをチェックする。
まず、応答データとして、通信装置2から最適値設定指示を受信したか否かをチェックする(S33)。
最適値設定指示を受信した場合には、中間値設定処理を行なう。すなわち、そのときのドライバ11の振幅値の設定値、例えばE+nを送信設定記憶部13に記憶し、((E+m)+(E+n))/2の値を求める。そしてこの設定値を送信設定記憶部13に記憶するとともに、ドライバ11へ設定する(S34)。そして、S41ステップを実行する。
最適値設定指示を受信していない場合には、S31ステップを実行する。
図17に送信処理の流れ図3を示す。
図17は、通信装置2のイコライザ22の調整のための通信装置1の送信処理を示すフローチャートである。
通信装置1は、テストパターンを送信する(S41)。
通信装置1は、通信装置2からの送信要求のデータを受信したか否かをチェックする(S42)。
通信装置2から送信要求のデータを受信した場合には、S41ステップを実行する。
通信装置2から送信要求を受信していない場合には、テスト終了通知のデータを受信したか否かをチェックする(S43)。
通信装置2からテスト終了通知を受信した場合には、通信装置2のイコライザ22の調整の完了を示す。
次に、通信装置1は、振幅未決定フラグがオンになっているか否かをチェックする(S44)。
振幅未決定フラグがオンになっている場合には、S8ステップへ行く。
振幅未決定フラグがオフになっていない場合には、処理を終了する。
図18に、受信処理の流れ図1を示す。
通信装置2は、通信装置1のドライバ11のための振幅補正処理を行う。
まず、通信装置2各部の初期設定を行う(S51)。
初期設定としては、レシーバ21のEQ値を最小値Fに設定する。
次に、通信装置1からテストパターンを受信する(S52)。
次に、通信装置1から受信したテストパターンに基づいて、波形比較部26で受信波形とアイマスクパターンの振幅比較を行なう(S53)。
その後、受信波形がアイマスクパターンの第1の領域A1または第3の領域A3にかかるか否かをチェックする(S54)。
受信波形がいずれかの領域にかかる場合には、通信装置1に送信振幅を1段階下げるように第1の補正指示のデータを送信し、(S55)S52ステップを実行する。
一方、S54で受信波形が第1の領域A1または第3の領域A3に掛からないと判別された場合には、受信波形がアイマスクパターンの第2の領域A2にかかるか否かチェックする(S56)。
受信波形が第2の領域A2にかかる場合には、通信装置1の送信振幅値の最適化がこのままの設定では困難のため、振幅値の調整処理を一旦中止する必要がある。そして通信装置1にある振幅値未決定フラグをオンにするため、変更指示のデータを通信装置1に対して送信するとともに通信装置2の振幅値未決定フラグをオンとする(S63)。そして、S71ステップを実行する。
また、S56受信波形が第2の領域A2に掛からないと判断された場合には、このときの送信振幅値を一時記憶するように、振幅値の記憶指示のデータを通信装置1に送信する(S57)。
次に、ドライバ11の送信振幅を1段階下げるように第2の補正指示のデータを通信装置1に送信する(S58)。
次に、テストパターンを通信装置1から受信する(S59)。
次いで、通信装置1から受信したテストパターンに基づいて、波形比較部26で受信波形とアイマスクパターンとの波形比較を行なう(S60)。
その後、受信波形が第2の領域A2にかかるか否かをチェックする(S61)。
受信波形が第2の領域A2にかからない場合には、S58を実行する。
受信波形が第2の領域A2にかかる場合には、通信装置1に最適値設定指示のデータを送信する(S62)。
次に、S71ステップを実行する。
図19に受信処理の流れ図2を示す。
通信装置2は、通信装置1のドライバ11のための位相調整処理を行なう。
まず、通信装置2は通信装置1からテストパターンを受信する(S71)。
通信装置1から受信したテストパターンに基づいて、波形比較部26で受信波形とアイマスクパターンの位相比較のための波形比較を行なう(S72)。
続いて、受信波形が第1の領域A1または第2の領域A2または第3の領域A3にかかるか否かをチェックする(S73)。
受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3のいずれかにかかる場合には、通信装置1にEN値を1段階上げるように第3の補正指示のデータを送信する(S74)。
一方、受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3のいずれにも掛からない場合には、このときのEN値を一時記憶するように、記憶指示のデータを送信する(S75)。
次に、通信装置1のドライバ11側のEN値を1段階あげるように、通信装置1に対して第4の補正指示のデータを送信する(S76)。
次に、通信装置1からテストパターンを受信する(S77)。
続いて、通信装置1から受信したテストパターンに基づいて、波形比較部26で受信波形とアイマスクパターンとの波形比較を行なう(S78)。
受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3のいずれかにかかるか否かをチェックする(S79)。
受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3のいずれかにかかる場合には、通信装置1に最適値設定指示のデータをする(S80)。そして、S81ステップを実行する。
一方、受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3のいずれかにも掛からない場合には、S76ステップを実行する。
図20に受信処理の流れ図3を示す。
通信装置2は、通信装置1のドライバ11のためのイコライザ処理を行なう。
まず、通信装置2は通信装置1からテストパターンを受信する(S81)。
そして、通信装置1から受信したテストパターンに基づいて、波形比較部26で受信波形とアイマスクパターンの波形比較を行なう(S82)。
受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3のいずれかにかかるか否かをチェックする(S83)。
受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3にかかる場合には、通信装置2に設定されているEQ値が最大値か否かをチェックする(S84)。
EQ値が最大値でない場合には、EQ値を1段階上げる(S85)。
次に、通信装置1にテストパターンの送信を要求する(S86)。
一方、S84でEQ値が最大値と判別された場合には、通信装置2に設定されたEN値が最大値か否かをチェックする(S87)。
設定されたEN値が最大値の場合には、処理を終了する。
一方、設定されたEN値が最大値でない場合には、EN値の設定からやり直すために
EQ値を変更する(S88)。EQ値は、EQ(n)=最小値+n段階とする。nは、整数である。従って、1回目は、EQ値を最小値Fから1段階上げS71ステップへ進む。
2回目以降は、EQ値をさらに1段階上げS71ステップへ進む。
S83で、受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3のいずれにも掛からないと判断された場合には、そのときのEQ値、例えば(F+m)を受信設定記憶部44に記憶する(S89)。
そして、EQ値を1段階あげる変更をし、イコライザ42に変更されたEQ値設定し、テストパターンの送信要求のデータを通信装置1に送信する(S90)。
次に、通信装置1からテストパターンを受信する(S91)。
波形比較部26で受信波形とアイマスクパターンの波形比較を行なう(S92)。
受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3のいずれかにかかるか否かをチェックする(S93)。
受信波形が第1の領域A1〜第3の領域A3のいずれかにかかる場合には、EQ値の最適値設定処理を行なう。すなわち、そのときのEQ値、例えば(F+n)を受信設定記憶部44に記憶するとともに、((F+m)+(F+n))/2を受信設定記憶部44に記憶するとともにイコライザ42に設定する(S94)。
次に、通信装置1にテスト終了通知のデータを送る(S95)。
次いで、振幅値未決定フラグオンか否かをチェックする(S96)。
振幅値未決定フラグオフのときは、設定処理を終了する。
振幅値未決定フラグオンのときは、S57ステップを実行する。
このように、装置評価などに工数を掛けることなくドライバ11の振幅値、EN値の特性、レシーバ21のEQ値を最適値に設定でき、伝送品質を向上できる。
また、受信装置で受信波形が補償されたあとの波形を確認できるので、各種システム毎の伝送回路チップの開発が容易となる。
また、伝送品質パラメータの自動調整は、次に記載のタイミングが検出されて行われる。
(1)通信システム61の電源投入後の初期化状態のときに、各設定値を自動調整する。
(2)通信装置1または通信装置2をホットプラグイン後の初期化状態のときに、各設定値を自動調整する。
例えば、通信装置1を搭載する情報処理装置が電源投入状態のときに、通信装置2を搭載する情報処理装置を接続する場合である。また、通信装置1または通信装置2を電源投入状態の情報処理装置に接続する場合である。
(3)通信システム61の温度監視状態で温度が、所定の閾値を超えた場合に各設定値を自動調整する。温度環境が変わった時においても最適なパラメータで、運用されるようにするためである。このため、通信システム61の温度監視を行う温度監視部(図示略)を各通信装置1および通信装置2に設ける。
(4)通信システム61の伝送エラー発生時に各設定値を自動調整する。通信システム61に伝送エラーが無くなるように、最適なパラメータに調整するためである。
(5)通信システム61の出荷前の試験運用時に、最適なパラメータ(振幅・エンファシス・イコライザ)を決定し送信設定記憶部13および受信設定記憶部24に格納した状態にしておく。その後の製品出荷後の電源投入後、すぐに各設定記憶部に記憶された最適値で運用するようにするためである。
産業の利用可能性
情報処理装置間の伝送品質を自動調整する用途に用いることができる。

Claims (9)

  1. 受信可能な範囲を示す所定のアイマスクパターンを格納する記憶部と、
    他の通信装置からの受信データを受信する受信部と、
    前記受信データの波形を時系列に複数の所定の閾値電圧と比較する比較部と、
    前記比較結果を基に前記受信データの波形を取得する取得部と、
    前記取得された受信データの波形と前記アイマスクパターンとを重ね合わせる処理部と、
    前記重ね合わせの結果、前記アイマスクパターンと受信データの波形との間に重複する部分が有るか否かを判断する判断部と、
    前記判断の結果を基に重複の有無を示すデータを生成する生成部と、
    前記生成された重複の有無を示すデータを前記他の通信装置に送信する送信部と、を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信装置はさらに、設定値に基づいて、受信した前記データの波形の位相又は振幅特性を補償するイコライザを有し、前記イコライザの出力波形を前記アイマスクパターンと比較し、前記波形がアイマスクパターンと重複する部分を有する場合には、前記設定値を調整することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信装置はさらに、前記重ね合わされたデータを出力する出力部を有することを特
    徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記比較部は、複数の閾値電圧を複数のスイッチを切替えることにより、受信波形と時
    系列に比較した結果を出力するスイッチ部を有することを特徴とする請求項記載の通信
    装置。
  5. 前記他の通信装置から受信した重複の有無を示すデータを基に送信部の送信出力の設定値を変更する設定部をさらに有することを特徴とする請求項記載の通信装置。
  6. 第1の通信装置と第2の通信装置間で伝送路を介してシリアルデータの送受信を行う通
    信システムであって、
    前記第2の通信装置は、
    受信可能な範囲を示す所定のアイマスクパターンを格納する記憶部と、
    他の通信装置からの受信データを受信する受信部と、
    前記受信データの波形を時系列に複数の所定の閾値電圧と比較する比較部と、
    前記比較結果を基に前記受信データの波形を取得する取得部と、
    前記取得された受信データの波形と前記アイマスクパターンとを重ね合わせる処理部と、
    前記重ね合わせの結果、前記アイマスクパターンと受信データの波形との間に重複する部分が有るか否かを判断する判断部と、
    前記判断の結果を基に重複の有無を示すデータを生成する生成部と、
    前記生成された重複の有無を示すデータを前記他の通信装置に送信する送信部と、を有し、
    前記第1の通信装置は、
    データを送信する送信部と、
    前記第2の通信装置からの前記重複の有無を示すデータを受信する受信部と、
    前記重複の有無を示すデータを受信したときには、受信した重複の有無を示すデータを基に送信部の送信出力の設定値を変更する設定部と、
    有することを特徴とする通信システム。
  7. 前記設定部は、
    前記判断の結果に基づき、振幅値または伝送波形の高周波域の強調の程度を表すエ
    ンファシス値を変更することを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  8. 前記第2の通信装置はさらに、
    設定値に基づいて、受信データの波形の位相又は振幅特性を補償するイコライザを有し、
    前記イコライザの出力波形を前記アイマスクパターンと比較し、前記波形がアイマスクパターンと重複する部分を有する場合には、前記イコライザの設定値を調整することを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  9. 第1の通信装置と第2の通信装置間で伝送路を介してデータの送受信を行う通信システ
    ムの通信方法であって、
    前記第1の通信装置が、データを送信するステップと、
    前記第2の通信装置が、受信した受信データの波形を時系列に複数の所定の閾値電圧と比較するステップと、
    前記比較結果を基に前記受信データの波形を取得するステップと、
    前記取得された受信データの波形と前記アイマスクパターンとを重ね合わせるステップと、
    前記重ね合わせの結果、前記アイマスクパターンと受信データの波形との間に重複する部分があるか否かを判断するステップと、
    前記判断の結果を基に重複の有無を示すデータを生成するステップと、
    前記生成された重複の有無を示すデータを前記第1の通信装置に送信するステップと、
    前記第1の通信装置は、受信した前記重複の有無を示すデータを基に送信部の送信出力の設定値を変更するステップと、を有することを特徴とする通信方法。
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