JP2007053648A - 通信機能を有する装置、送信器自動調整方法、システム及びプログラム - Google Patents

通信機能を有する装置、送信器自動調整方法、システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人為的な実機評価を必要とせずに送信器の出力振幅及びエンファシスの最適値を自動調整により設定する。
【解決手段】 装置10の送信制御部34は、送信器18の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する。装置12の受信処理部48は、受信器22で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する。装置10の最適化処理部36は、装置12から送信された位相範囲データを設定変更された出力振幅とエンファシスに対応してテーブル32に書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブル32から出力振幅とエンファシスの最適値を決定して装置10の送信器18に設定する。続いて装置12が送信側となって送信器22の出力振幅とエンファシスの最適値を決定して設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、毎秒ギガビットオーダの双方向データ伝送を行う高速シリアル伝送インタェースなどに適用される通信機能を有する装置、送信器自動調整方法、システム及びプログラムに関し、特に、送信器の出力振幅やエンファシスといった特性をサンプルデータの送信に基づいて最適値に調整する通信機能を有する装置、送信器自動調整方法、システム及びプログラムに関する。
従来、パーソナルコンピュータや組込機器の入出力インタフェースとしては例えばPCIバス等が使用されてきたが,近年にあっては、プロセッサの動作周波数の高速化に伴いギガビット/秒(Gbps)の高速シリアルインタフェースが実用化され、その普及が始まっている。
このような高速シリアルインタフェースは、1ビットの伝送に極性が反転した2本の信号線を用いた差動伝送路を使用する。即ち、ある装置の送信器(ドライバ)の差動出力を2本の信号線に接続し、相手先の装置の受信器(レシーバ)の差動入力に2本の信号線を接続する。伝送路の特性インピーダンスは例えば50オームに規定しているため、2本の信号線は各装置において例えば50オームの抵抗で終端する。
このような差動伝送路とすることで、2本の信号線に同時に加わる所謂コモンモード雑音に対する耐性を高め、信号振幅を受信器側で小さくすることで高速動作を容易にし、終端抵抗による電力損失を抑える。
差動伝送路は一方向伝送であることから、4本の信号線により双方向伝送を行う。この双方向伝送を行うための4本の信号線を1レーンという。高速シリアルインタフェースとして知られた例えばPCI Expressでは、1方向あたりの最大データ転送速度はむ2.5Gビット/秒(2.5Gps)であるが、実質的な最大データ伝送速度はその80%に当る2.0Gビット/秒となり、1レーンでは4.0Gビット/秒となる。
特開2003−188863号公報
しかしながら,このような従来の高速シリアル伝送インタフェースにあっては、毎秒ギガビットオーダーの高速伝送となるため、装置毎に送信器の出力振幅やエンファシスなどの設定最適値を実機評価し、決定する必要があり、最適値の決定にかなりの手間と時間がかかる。
即ち、実機評価は、信号発生器を使用して送信器からサンプルデータを高速シリアル伝送し、受信器で受信したサンプルデータを測定器に入力してアイ・ダイヤグラムを表示させ、アイ・タイヤグラムから振幅が適切でジッタが最小となるように送信器の出力振幅及びエンファシスを変更して最適値を見つける作業を行っており、例えば1回の測定のアイ・ダイヤグラムの表示には、通常、20〜30秒のサンプルデータの送信が必要であり、出力振幅及びエンファシスの設定変更可能な段数の全てについて行うこととなり、出力振幅とエンファシスの最適値を見つけ出す作業は相当な時間と工数のかかる煩雑な作業となる。
更に、多重レーンの場合は、各レーン毎に最適値を求めるには工数が掛かりすぎて困難なため、代表レーンで確認し、他のレーンも同様の伝送路条件にするという手法をとらざるを得ず、高速シリアルインタフェースの調整が必要かつ十分に行うことができないという問題がある。
本発明は、人為的な実機評価を必要とせずに送信器の出力振幅及びエンファシスの最適値を自動調整により設定する通信機能を有する装置、送信器自動調整方法、システム及びプログラムを提供することを目的とする。
(装置)
本発明は、伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置(送信側装置)において、他の装置に対して、送信データの特性を所定範囲で設定変更して送信する送信処理部と、送信データに対応して、他の装置から受信した送信データの受信結果情報に基づいて、送信データの特性を設定する最適化処理部と、を備えたことを特徴とする。
ここで、設定変更される特性は、出力振幅あるいはエンファシスの少なくとも一方である。
また通信機能を有する装置は、他の装置から受信した受信結果情報を記録するテーブルを備え、最適化処理部は、テーブルに記録され他受信結果情報に基づいて送信データの特性を設定する。
本発明は、伝送路を介して他の装置と接続され、他の装置との間でデータ通信を行う通信機能を有する装置(受信側装置)において、他の装置から受信したデータの受信可否を判定するとともに、他の装置に対してデータ受信可否を示す情報を送信する受信処理部を備えたことを特徴とする。
ここで、受信処理部は、受信データからアイダイアグラムを生成するともに、生成されたアイダイアグラムの所定範囲内で順次位相をずらしてデータの受信可否を判別し、他の装置に対して各位相毎の受信可否を示す受信可能位相範囲データを送信する。
(方法1)
本発明は、伝送路を介して他の装置と接続され、他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置の自動調整方法に於いて、
他の装置に対して、送信データの特性を所定範囲で設定変更して送信する送信処理ステップと、
送信データに対応して、他の装置から受信した送信データの受信結果情報に基づいて、送信データの特性を設定する最適化処理ステップと、
を備えたことを特徴とする。
ここで、設定変更される特性は、出力振幅あるいはエンファシスの少なくとも一方である。また、他の装置から受信した受信結果情報を記録するテーブルを備え、最適化処理ステップは、記テーブルに記録され他受信結果情報に基づいて送信データの特性を設定する。
本発明は、伝送路を介して他の装置と接続され、他の装置との間でデータ通信を行う通信機能を有する装置の自動調整方法に於いて、他の装置から受信したデータの受信可否を判定するとともに、他の装置に対してデータ受信可否を示す情報を送信する受信処理ステップを備えたことを特徴とする。
ここで、受信処理ステップは、受信データからアイダイアグラムを生成するともに、生成されたアイダイアグラムの所定範囲内で順次位相をずらしてデータの受信可否を判別し、他の装置に対して各位相毎の受信可否を示す受信可能位相範囲データを送信する。
(方法2)
本発明は、送信器と受信器を備えた一対の装置を備え、一方の装置の送信器を伝送路を介して他方の装置の受信器に接続すると共に、他方の装置の送信器を別の伝送路を介して一方の装置の受信器に接続して双方向伝送(毎秒ギガビットオーダー)する伝送装置の送信器自動調整方法を提供する。
このような送信器自動調整方法として本発明は、
一方の装置の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理ステップと、
他方の装置の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理ステップと、
他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブルから出力振幅とエンファシスの最適値を決定して一方の装置の送信器に設定する最適化処理ステップと、
を備えたことを特徴とする。これが2台の装置の往路系の調整である。
続いて2台の装置の復路系の調整として本発明は、更に、
他方の装置の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理ステップと、
一方の装置の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理ステップと、
一方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブルから出力振幅とエンファシスの最適値を決定して他方の装置の送信器に設定する最適化処理ステップと、
を備えたことを特徴とする。
本発明の送信器自動調整方法の具体例にあっては、
送信処理ステップは、一方の装置の送信器に出力振幅とエンファシスの最大値を初期設定してサンプルデータを送信した後に、エンファシスを最大値に固定した状態で出力振幅を所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
受信処理ステップは、エンファシスを最大値に固定した状態で出力振幅を所定範囲で設定変更しながら送信されたサンプルデータを受信してアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
最適化処理ステップは、他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された出力振幅に対応してテーブルに書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブルから出力振幅の最適値を決定する。
この出力振幅の最適値を決定した後、
送信処理ステップは、一方の装置の送信器に出力振幅を最適値に固定した状態でエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
受信処理ステップは、出力振幅を最適値に固定した状態でエンファシスを所定範囲で設定変更しながら送信されたサンプルデータを受信してアイ・ダイヤグラムを生成し、アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
最適化処理ステップは、他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更されたエンファシスに対応してテーブルに書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブルからエンファシスの最適値を決定して一方の装置の送信器に設定する。
送信処理ステップは、送信器の出力振幅及びエンファシスを二分法により設定変更してサンプルデータを送信する。
受信処理ステップは、受信したサンプルデータ信号からクロックを抽出し、アイ・ダイヤグラムに対しクロック開始位相を起点に時間軸方向に1ユニットインターバルだけ移動させて受信可能な位相範囲を検出する。
受信処理ステップは、自動調整前の送信器を使用して位相範囲データを毎秒メガビットオーダーの規定伝送速度より低い低速伝送速度で送信する。
本発明の送信器自動調整方法は、一方の装置は自己の送信器の自動調整が終了した際に、他方の装置に調整終了通知を送信し、他方の装置は前記調整終了通知を受信した際に、自己の送信器の自動調整を開始する。
本発明の送信器自動調整方法は、外部からの調整開始指示あるいは装置環境の変化を検出して送信器の自動調整を開始する。
(システム)
本発明は、送信器と受信器を備えた一対の装置を備え、一方の装置の送信器を伝送路を介して他方の装置の受信器に接続すると共に、他方の装置の送信器を別の伝送路を介して一方の装置の受信器に接続して毎秒ギガビットオーダーで双方向伝送する伝送装置の送信器自動調整システムを提供する。
このような送信器自動調整システムとして本発明は、一対の装置の各々に、
自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理部と、
相手先装置から送信された位相範囲データを設定変更された出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブルから出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定する最適化処理部と、
相手先装置の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明は、2台の装置の往路系の最適化として、
一方の装置の送信処理部は、自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
他方の装置の受信処理部は、自己の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
一方の装置の最適化処理部は、他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブルから出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定する。
続いて復路系の最適化として、一方の装置の送信器自動調整が終了した後に、
他方の装置の送信処理部は、自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
一方の装置の受信処理部は、自己の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
他方の装置の最適化処理部は、他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブルから出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定する。
(プログラム)
本発明は、送信器と受信器を備えた一対の装置を備え、一方の装置の送信器を伝送路を介して他方の装置の受信器に接続すると共に、他方の装置の送信器を別の伝送路を介して一方の装置の受信器に接続して毎秒ギガビットオーダーで双方向伝送する各装置のコンピュータにより実行される送信器自動調整プログラムを提供する。
このような送信器自動調整プログラムとして本発明は、各装置のコンピュータに、
自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理ステップと、
相手装置から送信された位相範囲データを設定変更された出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブルから出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定する最適化処理ステップと、
自己の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理ステップと、
を実行させることを特徴とする。
なお、本発明による送信器自動調整システム及びプログラムの詳細は、本発明による送信器自動調整方法と基本的に同じになる。
本発明によれば、実機評価などの工数をかけることなく、送信器の出力振幅やエンファシスなどの特性を最適値に設定し、伝送系に最適な動作状態に調整できる。
また周囲温度や筐体内の温度等の装置の稼動環境や送信器の搭載されたLSIなどの温度、電源電圧などの変化をトリガとして自動調整処理をその都度実施して最適化することで、どんな環境においても送信器の出力振幅やエンファシスなどの特性を最適値に設定した伝送を適用することができる。
また長さ、コネクタやケーブルの有無などの伝送路の条件に応じて最適な送信器の出力振幅やエンファシスなどの特性を設定して最適な伝送を生成できる。
更に、多重レーンにおいても、各伝送路の条件に応じた最適な送信器の出力振幅及びエンファシスを設定して使用できるため、各伝送路の条件を合わせる必要がなくなり、プリント基板の設計工数を削減できる。
図1は本発明による送信器自動調整処理が適用された装置間インタフェースのブロック図である。図1において、装置10はLSI14を備え、LSI14には送信器(ドライバ)18と受信器(レシーバ)20が設けられている。装置12にはLSI16が設けられ、LSI16には受信器22と送信器24が設けられている。
装置10,12は伝送路26,28により接続され、高速シリアル伝送により双方向伝送を行っている。即ち送信器18は差動出力端子を持ち、伝送路26を構成する2本の信号線を差動出力端子に接続し、伝送路26の2本の信号線を相手先となる装置12の受信器22の差動入力端子に接続している。また装置12の送信器24は差動出力端子を伝送路28の2本の信号線に接続し、この2本の信号線を相手先となる装置10の受信器20の差動入力端子に接続している。
ここで装置10の送信器18、伝送路26、受信器22の伝送系を装置10から見て往路系とし、逆の装置12の送信器24、伝送路28及び装置10の受信器20の伝送系を復路系とする。
この装置10,12を接続する伝送路26,28の4本の信号線により毎秒ギガビットオーダでデジタルデータをシリアル転送する1レーンの双方向伝送路が構成されており、例えばPCI Expressなどが採用される。このような双方向シリアル伝送を行う高速インタフェースを備えた装置10,12には、それぞれの送信器18,22による伝送特性を最適化するための設定制御部30,40が設けられている。
設定制御部30,40には、それぞれ送信処理部34,44、最適化処理部36,46及び受信処理部38,48が設けられている。更に、設定制御部30,40に対してはテーブル32,42が設けられている。設定制御部30,40は、それぞれの送信器18,24の出力振幅AとエンファシスBを最適化する自動調整処理を実行する。
ここで、装置10の設定制御部30が送信器18の出力振幅AとエンファシスBを最適化する往路系の自動調整処理の際には、設定制御部30に設けている送信処理部34と最適化処理部36がアクティブ状態となって機能し、一方、相手先となる装置12の設定制御部40にあっては受信処理部48がアクティブ状態となって機能する。
このような往路系における送信器18の最適化処理が済むと、装置12の送信器24から伝送路28、及び装置10の受信器20となる復路系の伝送特性の自動調整を行う。この復路系の伝送特性の調整、即ち装置12に設けている送信器24の出力振幅AとエンファシスBを最適化する自動調整は、設定制御部40に設けている送信処理部44と最適化処理部46、及び装置10の設定制御部30に設けている受信処理部38がアクティブ状態となって機能することで、処理を実行する。
次に、送信器18、伝送路26及び受信器22で構成される復路系の伝送特性の自動調整を実行する設定制御部30の送信処理部34、最適化処理部36、及び装置12の設定制御部40に設けた受信処理部48の機能を説明する。
設定制御部30に設けた送信処理部34は、送信器18の出力振幅AとエンファシスBを、予め設定した所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを装置12に送信する。送信器18の出力振幅Aの設定変更は、送信器18の利得の設定変更である。また送信器18のエンファシスBの設定変更は、送信器18の出力周波数特性における高域成分を強調する設定変更である。このエンファシスはプリエンファシスと同じ意味である。
またエンファシスの設定変更には2つの方法がある。第1の方法はディフォルト特性が周波数帯域でフラットな特性であり、このフラットな特性について低域側の利得を下げることで相対的に高域側の利得を上げる設定変更である。第2の方法はディフォルトの周波数特性が、低域側の利得が下がり高域側が上がった特性であり、この特性について低域側の利得を上げてフラットな特性に近づける設定変更である。
送信処理部34による出力振幅AとエンファシスBの設定変更は、出力振幅Aの設定変更段数をn段、エンファシスBの設定変更段数をm段とすると、例えば出力振幅を初期段数に固定した状態でエンファシスを1〜n段の範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する処理を、出力振幅の1〜m段について繰り返すことで、出力振幅とエンファシスの設定変更段数を掛けた(n×m)回の設定変更を行いながらサンプルデータを送信することになる。
実際の処理にあっては、(n×m)回の設定変更によるサンプルデータの送信を伴う自動調整処理には相当な時間がかかることから、例えば後の説明で明らかにするような2分法などを使用した設定変更により、最適値を求めるためのサンプルデータの送信を行う。
また最適値を求めるための処理を短時間で実現するため、出力振幅とエンファシスの初期値として最大値を設定し、この状態で出力振幅を例えば2分法により設定変更しながらサンプルデータを送って、出力振幅の最適値を決定し、出力振幅の最適値を決定した後、送信器18に最適値を設定した状態でエンファシスを例えば2分法などにより設定変更して、エンファシスの最適値を決定するような処理をする。
もちろん、処理時間に余裕があれば、(n×m)回の設定変更を全範囲について行って、出力振幅とエンファシスの最適値を決定することも可能である。
装置10の送信処理部34の処理により送信器18から、ある出力振幅とエンファシスの設定により伝送路26を介して送信されたサンプルデータは、相手先となる装置12の受信器22で受信され、この受信されたサンプルデータにつき、設定制御部40に設けていた受信処理部48が最適値の決定に必要な受信処理を行う。
受信処理部48は受信器22で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、生成したアイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲を検出して、送信器24、伝送路28及び受信器20からなる復路系を使用して、検出された受信可能位相範囲についての送信元の装置10に送信する。
設定制御部30の最適化処理部36は、装置12の受信処理部48から送信された受信位相範囲データを、このとき設定変更されている出力振幅とエンファシスに対応したテーブル32の位置に書き込み、出力振幅とエンファシスの所定範囲の設定変更によるサンプルデータの送信と、受信したサンプルデータに基づく位相範囲データの検出による書込み処理が終了した時点で、そのときのテーブル32の内容から送信器18の出力振幅とエンファシスの最適値を決定し、決定した最適値を送信器18に設定する。
設定制御部30の送信器18に対する最適化処理が済むと、処理終了が装置12に通知され、この処理終了を受けて装置12の設定制御部40が起動し、送信処理部44により自己の送信器24について、出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、このサンプルデータは装置10の受信器20で受信され、設定制御部30に設けている受信処理部38が、受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、生成したアイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲を検出して、送信器18、伝送路26及び受信器22を介して受信可能位相範囲データを送り返してくることから、この受信可能位相範囲データを設定制御部40の最適化処理部46がテーブル42に書き込む。
送信処理部44による送信器24の出力振幅とエンファシスの設定変更処理が全て終了すると、そのときテーブル42に書き込まれている受信可能位相範囲データに基づき、送信器24の出力振幅とエンファシスの最適値を決定して送信器24に設定し、これで1レーン分の伝送系を構成する送信器18と送信器24の出力振幅とエンファシスを最適値に設定する自動調整処理が完了することになる。
装置10,12に設けた設定制御部30,40による送信器18,24の最適化処理は、送信処理部34,44、最適化処理部36,46及び受信処理部38,48のそれぞれの機能を実現するプログラムの実行により行われる。このため設定制御部30,40としては、例えば図2に示すようなコンピュータのハードウエア環境を備えることになる。
図2において、コンピュータのハードウエア環境はCPU50を有し、CPU50のバス52に対し、RAM54、ROM56及び入出力インタフェース58を接続している。ROM56には本発明の設定制御部30,40の機能を実現するプログラムが格納されており、ROM56のプログラムをRAM54に展開して実行することにより、送信器の出力振幅とエンファシスを最適値に決定する自動調整処理を行うことができる。
また図1の実施形態にあっては、装置10,12に設定制御部30,40を設けた場合を例にとっているが、装置10,12の規模が小さい場合には、本発明の送信器自動調整を実現する設定制御部30,40のプログラムを組み込むことができない場合があり、このような場合は設定制御部30,40の機能を備えた外部装置を装置10,12に接続するようにしてもよい。
図3は図1の設定制御部30,40に設けた送信処理部34,44による2分法による出力振幅の設定変更方法の説明図である。図3において、送信器の出力振幅Aは、例えばi=1〜16の16段階で設定変更できる場合を例にとっている。
このような16段階の出力振幅Aの設定変更が可能な場合には、バイナリサーチとして知られた2分法により、設定変更段数iをi=16,8,12,10,11,10と変更し、それぞれの出力振幅A16,A8,A12,A10,A11,A10によるサンプルデータの送信で得られた受信側のアイ・ダイヤグラムにおける受信可能な位相範囲データから出力振幅の最適値を決定する。
このようなバイナリサーチとして知られた2分法による出力振幅Aの設定変更は、エンファシスBjについても、例えばj=1〜16の16段階の設定変更を可能とした場合に同様にして行うことができる。また1回のサンプルデータの送信時間は、受信側においてアイ・ダイヤグラムを作成するに必要な時間から決定される。
図4は図1の受信処理部38,48によるアイ・ダイヤグラムの生成と、対向装置からのデータを受信可能な位相範囲を検出する処理の説明図である。図4において、アイ・ダイヤグラム62は、例えば装置10から装置12に対しサンプルデータを送る往路系の送信器自動調整を例にとると、送信処理部34によるある出力振幅とエンファシスの設定状態で、送信器18よりサンプルデータを伝送路26を介して送信し、受信器22で受信したサンプルデータを設定制御部40の受信処理部48に取り込み、受信したサンプルデータからアイパターンを作成する。
このアイパターンの作成には、ある程度のサンプルデータの送信時間が必要であり、例えばサンプルデータを20秒間送信して、その受信したサンプルデータからアイパターン62が生成される。アイパターン62が生成されたならば、アイパターン62から生成したクロックの開始点66を起点に1ユニットインターバル(1UI)64の範囲を設定し、この1ユニットインターバル64の範囲を例えば時間軸上に16分割して、位相範囲Ck(但しk=1〜16)としてクロックの位相を順次変更し、この1ユニットインターバル64のアイの幅から、閾値TH1,TH2の範囲を越えるアイの範囲を受信可能な位相範囲として判別する。
図4の場合には、例えばクロック開始点66に続く2つの矢印位相位置では、アイが閾値TH1、TH2を下回るため、受信不可能範囲68であると判定される。続いて5つの太線の矢印については、アイの範囲が閾値TH1、TH2を超えているため、データの受信が可能な位相範囲70であると判定される。更に、データ受信可能な位相範囲70の後ろの2つの破線の矢印の範囲は、受信不可能範囲68と同様に受信不可能な位相範囲72となっている。
このようなアイ・ダイヤグラム62に続いて、受信可能な位相範囲70を検出して受信可能位相範囲データとして送信側に送る。即ち、装置12の送信器24により伝送路28を介して、送信元の装置10の受信器20に受信可能な位相データを送信する。具体的には、受信可能位相範囲データとしては、データ受信が可能と判定された位相に関する情報と、データ受信が不可能と判定された位相に関する情報が送信される。
このとき送信器24、伝送路28及び受信器20で構成された復路系については、送信器24の最適化が行われていないことから、この高速インタフェースの伝送速度である毎秒ギガビットオーダの伝送速度に対し、それより十分に低い例えば毎秒メガビットオーダの低速伝送速度で受信可能位相範囲のデータを伝送する。これによって、未調整の復路系を使用しても、受信処理部48で検出した受信可能な位相範囲データを正確に送信元の装置10側に伝送することができる。
またアイ・ダイヤグラム62から受信可能な位相が検出できた場合には、サンプルデータは正常に受信できたものとして、受信処理部48は送信器24により装置10側に対し受信可能応答を示すビット「1」を送信し、その後に受信可能な位相範囲データを送信する。一方、アイ・ダイヤグラム62から1ユニットインターバル64について受信可能位相が検出できなかった場合には、送信器24により受信不可能応答を示すビット「0」を出力させる。この受信不可能応答ビット「0」を送信する場合には、受信可能位相範囲データは送信する必要はない。
図5は図1の装置10の設定制御部30に設けた最適化処理部36によりテーブル32に書き込まれた出力振幅・位相テーブルの説明図である。図5において、振幅・位相テーブル74は、送信器18の出力振幅Aiがi=1〜16の16段階に設定変更可能であり、一方、受信処理部48における図4に示したアイ・ダイヤグラム62における1ユニットインターバル64の位相Ckについては、k=1〜16の16分割した位相範囲を設定しており、各位相における受信可否を示す情報が、出力振幅Aiごとに記録されている。
図1の装置10における設定制御部30の送信処理部34にあっては、振幅・位相テーブル74における出力振幅AiをA1〜A16の16段階に順次設定変更しながらサンプルデータを送って、そのときの受信可能な位相範囲データを対向する装置から受信して振幅・位相テーブル74に書き込んでおり、「0」が受信不可能な位相位置、「1」が受信可能な位相位置を表わしている。この書込みが済んだ振幅・位相テーブル74を見ると、図5に図示される通り、太線で囲んだ領域76が受信可能な位相範囲データの領域となっている。
このような受信可能位相範囲データの領域76に基づき、送信器18の最適な出力振幅を決定する。最適な出力振幅の決定の仕方は、受信可能位相範囲データの領域76における例えば重心位置に対応した値とすればよい。この場合、出力振幅Aiにつき、i=6〜14の各段階に受信可能位相範囲が存在しており、各振幅段階i=6〜14における受信可能な位相範囲の大きさは、各振幅段階における位相範囲を示す1の値を加算した値、即ち(2,4,4,6,8,8,7,5,3)となっていることから、出力振幅Ai×受信可能位相Ckの合計は485であり、データの重心は10.3となる。このデータの重心値に最も近い最適出力振幅値は、i=10のA10である。このように決定した最適出力振幅(A10)を、送信器18に設定する。
図6は図1の装置10に設けた最適化処理部36によりテーブル32に書き込まれたエンファシス・位相テーブル80の説明図である。このエンファシス・位相テーブル80については、例えば図6の振幅・位相テーブル74から最適出力振幅78(A10)が決定されて送信器18に設定された後、最適出力振幅に固定した状態でエンファシスをj=1〜16の16段階の設定値Bj=B1〜B16に順次変えながらサンプルデータを送信して、受信側からアイ・ダイヤグラムに基づいて検出された受信可能な位相範囲を横軸の位相Ckのk=1〜16の16段階につき書き込んだものである。
この場合にも「0」が受信不可能な位相を示し、「1」が受信可能な位相を示している。そして、この例では太線で囲んだ「1」で埋められた領域82が、エンファシスを設定変更しながら得られた受信可能な位相範囲である。この受信可能な位相範囲データを示す領域82につき、図5の振幅・位相テーブル74の場合と同様、その重心位置を求めることで、最適エンファシスとしてエンファシス設定段数j=11の値B11を決定し、これを送信器18に設定する。
このように本発明にあっては、送信器の出力振幅及びエンファシスの最適値の決定を、サンプルデータを送信して受信側で得られたアイ・ダイヤグラムにおける受信可能な位相範囲データに基づいて決定しているため、実際の伝送の状態に適合した受信可能データ範囲でもっともマージンの広い位置に最適値を設定でき、更にアイ・ダイヤグラムに基づいて最適値を決定していることから、伝送路で生ずるジッタの影響についても適切に対応した最適値を決定することができる。
図7は図1のテーブル32,42を構成するテーブル空間の説明図である。図7において、テーブル空間86は、原点Oを起点に縦軸に出力振幅Aiをi=1〜16に設定しており、横軸に位相Ckとしてk=1〜16を設定し、更に奥行方向の軸にエンファシスBjとしてj=1〜16を設定している。
このようなテーブル空間86について、図5の振幅・位相テーブル74及び図6のエンファシス・位相テーブル80は、図8のように存在することになる。即ち図5の振幅・位相テーブル74はエンファシスBjを最大値であるB16に設定していることから、一番奥のテーブル面となる。そして図6のエンファシス・位相テーブル80は、図5の振幅・位相テーブル74により最適出力振幅78がi=10の値A10として決定して固定した状態で、エンファシスを設定変更して位相データを書き込んでいるため、最適値となるi=11を通る水平なテーブル面となる。
なお図8のテーブル面の配置は、最初に出力振幅とエンファシスの最大値を設定した状態でエンファシスを最大値に固定して、出力振幅を16段階で設定変更しながら位相可能範囲の位相データを検出して書き込み、出力振幅の最適値が決定された後に、これに固定してエンファシスをj=1〜16の段階で設定変更して、受信可能な位相範囲データをテーブルに書き込んだエンファシス・位相テーブル80を作成することで、テーブルデータは2面で済む場合である。
これに対し、出力振幅値Aiをi=1〜16段階で設定変更しながらエンファシスBをj=1〜16段階で設定変更した場合には、(16×16)のテーブル面がテーブル空間86に配置されることになる。この場合には、テーブル空間86の中に出力振幅及びエンファシスにつき受信可能な位相範囲のデータが立体的に存在することになり、受信可能な位相範囲の立体につき重心位置を求めることで、同様に最適な出力振幅及びエンファシスを決定することができる。
図9は図1の装置10の設定制御部30により送信器18の最適化を行う場合の自動調整処理のタイムチャートである。図9において、装置10による自動調整処理は、外部からのオペレータによる指示、あるいは装置10の使用環境の変化例えば温度が急激に変化した場合に、これをトリガとして処理を開始する。
装置10にあっては、まずステップS1で送信器18の出力振幅Aを最大振幅Amaxに設定し、続いてステップS2で送信器18のエンファシスBを最大強度Bmaxに設定し、この状態で、ステップS3でサンプルデータを受信側の装置12でアイ・ダイヤグラムが作成するに十分な一定時間に亘り送信する。
装置10からのサンプルデータの送信を受けた受信側の装置12は、ステップS101で受信サンプルデータからアイ・ダイヤグラムを作成する。続いてステップS102でアイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲を例えば図5のような1ユニットインターバル64における時間軸上のサーチで検出する。
このアイ・ダイヤグラムに対する受信可能な位相が検出された場合には、ステップS103でこれを判別し、ステップS104で受信可能を示す「1」を応答する。ステップS103でアイ・ダイヤグラムから受信可能な位相が検出できなかった場合には、ステップS106で受信不可能を示す「0」を応答する。
ステップS104で受信可能「1」を応答した場合には、ステップS105に進み、送信器24により低速伝送レートで検出した位相範囲データを装置10に送信する。装置10にあっては、ステップS4で受信可能応答の有無をチェックしており、受信可能応答「1」を受信すると、ステップS5に進み、続いて送られてくる位相範囲データを受信し、ステップS6で振幅Aに対応したテーブル32のアドレスに位相範囲データを書き込む。
ステップS4で受信不可能「0」の応答を判別した場合には、ステップS7に進み、振幅Aに対応したテーブル32のアドレスに、全位相範囲につき「0」を書き込む。続いてステップS8で送信器出力振幅Aを設定変更し、このときプリエンファシスBは最大強度Bmaxに固定したままであり、この状態でステップS9で再びサンプルデータを送信し、以下同様な処理を繰り返す。
図10は装置10,12の設定制御部30,40に設けた送信処理部34,44及び最適化処理部36,46による送信側処理のフローチャートである。図10において、外部からの自動調整の開始指示あるいは装置の環境温度の変化などをトリガとして、送信側処理が開始される。以下の説明は、図1の装置10の送信器18を調整する場合を例にとるものとする。
まずステップS1で送信器18の出力振幅Aiを最大値に設定する。ここで出力振幅はn段階に設定変更可能であり、最大値はi=nとした場合である。次にステップS2に進み、送信器18のエンファシスBを最大強度に固定する。この状態で、ステップS3で送信器18よりサンプルデータを、装置12の受信処理部48でアイ・ダイヤグラムの作成に必要な所定時間に亘り送信する。
続いてステップS4で送信先から受信可能応答があるか否かチェックしている。受信可能応答であれば「1」が受信され、この場合にはステップS5に進み、続いて送られてくる受信可能な位相範囲データを受信したか否かチェックし、これを受信すると、ステップS6で、このときの出力振幅即ち最大出力振幅Anに対する位相範囲データをテーブル32に書き込む。
ステップS4で受信不可能応答である「0」が受信された場合には、ステップS7に進み、この場合には、このときの振幅即ち最大出力振幅Anに対しオールゼロの位相範囲データをテーブル32に書き込む。
続いて、ステップS8で出力振幅設定変更終了か否か、即ちn=0か否かをチェックしており、未終了の場合には、ステップS9に進み、i=i−1として、次の段数に受信器の出力振幅Aiを設定変更し、ステップS3に戻り、再びサンプルデータを送信する。なお、ステップS9における出力振幅の設定変更は、i=nを最大値として1段階ずつ行わず、例えば図3に示したように、バイナリサーチとして知られた2分法により設定変更してもよい。
ステップS8で出力振幅について設定変更終了が判別されると、ステップS10に進み、テーブル32から受信器の振幅最適値を決定する。この出力振幅値の最適値の決定は、例えば図5の振幅・位相テーブル74について示したと同じ手法をとる。
続いて図11のステップS11に進み、送信器18の出力振幅Aを、ステップS10で決定した最適値に固定し、続いてステップS12でエンファシスBjを最大値に設定する。ここでエンファシスBjをm段階に設定変更可能であったとすると、最大強度はj=mとして与えられる。続いてステップS13でサンプルデータを、受信側でアイ・ダイヤグラム作成に必要な一定時間に亘り作成する。
続いてステップS14で受信可能応答である「1」が受信されるか否かチェックしており、受信されれば、ステップS15で続いて送られてくる受信可能な位相範囲データを受信し、ステップS16で、このときのエンファシスBjに対する位相範囲データをテーブル32に書き込む。
ステップS14で受信不可能を示す「0」が受信された場合には、ステップS17で、このときのエンファシスBjに対しオールゼロの位相範囲データをテーブル32に書き込む。続いてステップS18でエンファシスBiの設定変更終了、即ちj=0か否かチェックし、未終了であればステップS19に進み、j=j−1として、次の段階のエンファシスBjに設定変更した後、ステップS13に戻って再びサンプルデータを送信する。
このステップS19におけるエンファシスBjの設定変更についても、1段階ずつ変更せずに、図4に示したようにバイナリサーチとして知られた2分法に従った設定変更を行うようにしてもよい。
ステップS9でエンファシスBjの設定変更終了が判別されると、ステップS20に進み、テーブル32からエンファシスBの最適強度を決定し、ステップS21で送信器18にエンファシスBの最適強度を設定し、一連の調整処理を終了する。
この図10及び図11の送信側処理において、最初に調整を行う装置10の設定制御部30による送信側の処理にあっては、送信処理の終了で自動調整終了を示す終了情報「0」を装置12に送信し、装置12にあっては受信器22から終了通知「0」が受信されると、設定制御部40の送信処理部44及び最適化処理部46を起動し、受信処理部48は起動を停止し、装置12の送信器24の出力振幅とエンファシスの最適値を決定する自動調整処理を開始することになる。
図12は図1の装置10,12の設定制御部30,40に設けた受信処理部38,48の受信側処理のフローチャートである。この受信側処理を、装置10の送信器18の出力振幅とエンファシスを最適化する場合を例にとると、装置12の設定制御部40に設けた受信処理部48の処理が図12の受信側処理となる。
この受信側処理にあっては、ステップS1で受信器22によるサンプルデータの受信をチェックしており、サンプルデータの受信が行われると、ステップS2に進み、受信サンプルデータからアイ・ダイヤグラムを作成する。続いてステップS3でアイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲を、例えば図4に示したようにして検出する。
続いてステップS4で受信可能な位相範囲の検出ができれば、ステップS5に進み、受信可能応答「0」を送信器24に対して行う。これを受けて送信器24は、ステップS6で受信可能な位相範囲データを低速伝送ルートで装置10に対し送信する。ステップS4でアイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲が検出できなかった場合には、ステップS4で受信不可能を判別し、ステップS7で受信不可能を示す「0」を送信器24により応答する。
続いてステップS8で装置10より送信終了通知「0」があるか否かチェックしており、送信終了通知があるまでステップS1からの処理を繰り返している。送信終了通知をステップS8で判別すると、ステップS9に進み、自己の送信側処理即ち図10,図11のフローチャートの処理を起動し、送信器24について出力振幅とエンファシスの最適値を決定するための自動調整処理を開始する。
なお装置12における送信側処理が終了すると、相手装置となる装置10に対し送信終了通知が行われるが、装置10にあっては送信器18の最適化処理は既に終了していることから、これを受けて装置10は一連の自動調整処理を終了させることになる。
図13は出力振幅とエンファシスを設定可能範囲の全範囲で変更しながら、送信器の出力振幅とエンファシスの最適値を決定する送信側処理のフローチャートである。
図13において、ステップS1〜S9の処理は図10の送信側処理と同じであるが、ステップS9で出力振幅の設定変更終了、即ちi=0を判別した場合、ステップS10でj=j−1としてエンファシスBjを次の段階に設定変更し、ステップS11でエンファシスの設定変更終了即ちj=0でなければ、再びステップS3に戻る。
ステップS3〜S9の処理により、変更後のエンファシスについて出力振幅をn段階に設定変更しながら、受信可能な位相範囲データを受信してテーブルに書き込む処理を繰り返す。ステップS11でエンファシスの設定変更終了即ちj=0が判別されると、ステップS12に進み、テーブルから出力振幅とエンファシスの設定値を決定して送信器に設定する。
この図13の処理にあっても、ステップS8とステップS10の受信器の出力振幅とエンファシスの設定変更については、全範囲について段階的に行わず、図3に示したバイナリサーチとなる2分法により設定変更してもよい。
また実際の高速インタフェースにあっては、送信器18,24における最適な出力振幅とエンファシスの設定範囲が経験的あるいは統計的に絞り込まれている場合には、この絞り込まれた設定変更範囲について、本発明によるサンプルデータの送信によるアイ・ダイヤグラムの生成で受信可能範囲を検出してテーブルに書き込み、テーブル書込み内容から最適値を決定するようにすることで、高速インタフェースの双方向伝送における各送信器の最適化調整を短時間で終了させることができる。
また本発明は、装置10,12の設定制御部30,40で実行されるプログラムを提供するものであり、このプログラムは図10,図11,図12,図13のフローチャートに示した処理手順を備えることになる。
また上記の実施形態にあっては、送信器の出力振幅及びエンファシスを最適値に絞り込むための設定変更の例として2分法による設定変更を例に取るものであったが、本発明はこれに限定されず、複数段階の設定値の中から特定の値に最適値を絞り込むための設定値変更のアルゴリズムであれば、適宜のアルゴリズムを使用することができる。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
(付記)
(付記1)
伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置において、
前記他の装置に対して、送信データの特性を所定範囲で設定変更して送信する送信処理部と、
前記送信データに対応して、前記他の装置から受信した前記送信データの受信結果情報に基づいて、送信データの特性を設定する最適化処理部と、
を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置。(1)
(付記2)
付記1記載の通信機能を有する装置に於いて、前記設定変更される特性は、出力振幅あるいはエンファシスの少なくとも一方であることを特徴とするの通信機能を有する装置。
(付記3)
付記1又は2記載の通信機能を有する装置に於いて、
前記他の装置から受信した受信結果情報を記録するテーブルを備え、
前記最適化処理部は、前記テーブルに記録され他受信結果情報に基づいて送信データの特性を設定することを特徴とする通信機能を有する装置。
(付記4)
伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間でデータ通信を行う通信機能を有する装置に於いて、
前記他の装置から受信したデータの受信可否を判定するとともに、前記他の装置に対してデータ受信可否を示す情報を送信する受信処理部を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置。(2)
(付記5)
付記4記載の通信機能を有する装置に於いて、前記受信処理部は、前記受信データからアイダイアグラムを生成するともに、前記生成されたアイダイアグラムの所定範囲内で順次位相をずらして前記データの受信可否を判別し、前記他の装置に対して各位相毎の受信可否を示す受信可能位相範囲データを送信することを特徴とする通信機能を有する装置。
(付記6)
伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置の自動調整方法に於いて、
前記他の装置に対して、送信データの特性を所定範囲で設定変更して送信する送信処理ステップと、
前記送信データに対応して、前記他の装置から受信した前記送信データの受信結果情報に基づいて、送信データの特性を設定する最適化処理ステップと、
を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置の自動調整方法。
(付記7)
付記6記載の通信機能を有する装置の自動調整方法に於いて、前記設定変更される特性は、出力振幅あるいはエンファシスの少なくとも一方であることを特徴とするの通信機能を有する装置の自動調整方法。
(付記8)
付記6又は7記載の通信機能を有する装置の自動調整方法に於いて、
前記他の装置から受信した受信結果情報を記録するテーブルを備え、
前記最適化処理ステップは、前記テーブルに記録され他受信結果情報に基づいて送信データの特性を設定することを特徴とする通信機能を有する装置の自動調整方法。
(付記9)
伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間でデータ通信を行う通信機能を有する装置の自動調整方法に於いて、
前記他の装置から受信したデータの受信可否を判定するとともに、前記他の装置に対してデータ受信可否を示す情報を送信する受信処理ステップを備えたことを特徴とする通信機能を有する装置の自動調整方法。
(付記10)
付記9記載の通信機能を有する装置の自動調整方法に於いて、前記受信処理ステップは、前記受信データからアイダイアグラムを生成するともに、前記生成されたアイダイアグラムの所定範囲内で順次位相をずらして前記データの受信可否を判別し、前記他の装置に対して各位相毎の受信可否を示す受信可能位相範囲データを送信することを特徴とする通信機能を有する装置の自動調整方法。
(付記11)
送信器と受信器を備えた一対の装置を備え、一方の装置の送信器を伝送路を介して他方の装置の受信器に接続すると共に、他方の装置の送信器を別の伝送路を介して一方の装置の受信器に接続して双方向伝送する伝送装置の送信器自動調整方法に於いて、
前記一方の装置の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理ステップと、
前記他方の装置の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理ステップと、
前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して前記一方の装置の送信器に設定する最適化処理ステップと、
を備えたことを特徴とする送信器自動調整方法。(3)
(付記12)
付記1記載の送信器自動調整方法に於いて、更に、
前記他方の装置の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理ステップと、
前記一方の装置の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理ステップと、
前記一方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して前記他方の装置の送信器に設定する最適化処理ステップと、
を備えたことを特徴とする送信器自動調整方法。(4)
(付記13)
付記1記載の送信器自動調整方法に於いて、
前記送信処理ステップは、前記一方の装置の送信器に出力振幅とエンファシスの最大値を初期設定してサンプルデータを送信した後に、前記エンファシスを最大値に固定した状態で前記出力振幅を所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
前記受信処理ステップは、前記エンファシスを最大値に固定した状態で前記出力振幅を所定範囲で設定変更しながら送信されたサンプルデータを受信してアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
前記最適化処理ステップは、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅に対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅の最適値を決定することを特徴とする送信器自動調整方法。(5)
(付記14)
付記13記載の送信器自動調整方法に於いて、前記出力振幅の最適値を決定した後、
前記送信処理ステップは、前記一方の装置の送信器に前記出力振幅を前記最適値に固定した状態で前記エンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
前記受信処理ステップは、前記出力振幅を最適値に固定した状態で前記エンファシスを所定範囲で設定変更しながら送信されたサンプルデータを受信してアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
前記最適化処理ステップは、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記エンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記エンファシスの最適値を決定して前記一方の装置の送信器に設定することを特徴とする送信器自動調整方法。(6)
(付記15)
付記11又は12記載の送信器自動調整方法に於いて、前記送信処理ステップは、前記送信器の出力振幅及びエンファシスを二分法により設定変更してサンプルデータを送信することを特徴とする送信器自動調整方法。
(付記16)
付記11記載の送信器自動調整方法に於いて、前記受信処理ステップは、受信したサンプルデータ信号からクロックを抽出し、前記アイ・ダイヤグラムに対しクロック開始位相を起点に時間軸方向に1ユニットインターバルだけ移動させて受信可能な位相範囲を検出することを特徴とする送信器自動調整方法。(7)
(付記17)
付記11記載の送信器自動調整方法に於いて、前記受信処理ステップは、自動調整前の送信器を使用して前記位相範囲データを毎秒メガビットオーダーの規定伝送速度より低い低速伝送速度で送信することを特徴とする送信器自動調整方法。
(付記18)
付記11記載の送信器自動調整方法に於いて、前記一方の装置は自己の送信器の自動調整が終了した際に、前記他方の装置に調整終了通知を送信し、前記他方の装置は前記調整終了通知を受信した際に、自己の送信器の自動調整を開始することを特徴とする送信器自動調整方法。
(付記19)
付記11記載の送信器自動調整方法に於いて、外部からの調整開始指示あるいは装置環境の変化を検出して送信器の自動調整を開始することを特徴とする送信器自動調整方法。(8)
(付記20)
送信器と受信器を備えた一対の装置を備え、一方の装置の送信器を伝送路を介して他方の装置の受信器に接続すると共に、他方の装置の送信器を別の伝送路を介して一方の装置の受信器に接続して双方向伝送する伝送装置の送信器自動調整システムに於いて、
前記一対の装置の各々に、
自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理部と、
前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定する最適化処理部と、
前記他方の装置の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理部と、
を備えたことを特徴とする送信器自動調整システム。(9)
(付記21)
付記20記載の送信器自動調整システムに於いて、
前記一方の装置の送信処理部は、自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
前記他方の装置の受信処理部は、自己の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
前記一方の装置の最適化処理部は、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定することを特徴とする送信器自動調整システム。(10)
(付記22)
付記20記載の送信器自動調整システムに於いて、前記一方の装置の送信器自動調整が終了した後に、
前記他方の装置の送信処理部は、自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
前記一方の装置の受信処理部は、自己の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
前記他方の装置の最適化処理部は、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定することを特徴とする送信器自動調整システム。(11)
(付記23)
付記20記載の送信器自動調整システムに於いて、
前記一方の装置の送信処理部は、自己の送信器に出力振幅とエンファシスの最大値を初期設定してサンプルデータを送信した後に、前記エンファシスを最大値に固定した状態で前記出力振幅を所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
前記他方の装置の受信処理部は、前記エンファシスを最大値に固定した状態で前記出力振幅を所定範囲で設定変更しながら送信されたサンプルデータを受信してアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
前記一方の装置の最適化処理部は、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅に対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅の最適値を決定することを特徴とする送信器自動調整システム。
(付記24)
付記23記載の送信器自動調整システムに於いて、前記出力振幅の最適値を決定した後、
前記一方の装置の送信処理部は、自己の送信器の前記出力振幅を前記最適値に固定した状態で前記エンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
前記他方の装置の受信処理部は、前記出力振幅を最適値に固定した状態で前記エンファシスを所定範囲で設定変更しながら送信されたサンプルデータを受信してアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
前記一方の送信装置の最適化処理部は、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記エンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記エンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定することを特徴とする送信器自動調整システム。
(付記25)
付記20記載の送信器自動調整システムに於いて、前記受信処理部は、受信したサンプルデータ信号からクロックを抽出し、前記アイ・ダイヤグラムに対しクロック開始位相を起点に時間軸方向に1ユニットインターバルだけ移動させて受信可能な位相範囲を検出することを特徴とする送信器自動調整システム。
(付記26)
付記20記載の送信器自動調整システムに於いて、前記受信処理部は、自動調整前の送信器を使用して前記位相範囲データを毎秒メガビットオーダーの規定伝送速度より低い低速伝送速度で送信することを特徴とする送信器自動調整システム。
(付記27)
付記20記載の送信器自動調整システムに於いて、前記一方の装置は自己の送信器の自動調整が終了した際に、前記他方の装置に調整終了通知を送信し、前記他方の装置は前記調整終了通知を受信した際に、自己の送信器の自動調整を開始することを特徴とする送信器自動調整システム。
(付記28)
送信器と受信器を備えた一対の装置を備え、一方の装置の送信器を伝送路を介して他方の装置の受信器に接続すると共に、他方の装置の送信器を別の伝送路を介して一方の装置の受信器に接続して双方向伝送する前記各装置のコンピュータに、
自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理ステップと、
相手装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定する最適化処理ステップと、
自己の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理ステップと、
を実行させることを特徴とする送信器自動調整プログラム。(12)
(付記29)
付記28記載の送信器自動調整プログラムに於いて、
前記送信処理ステップは、自己の送信器に出力振幅とエンファシスの最大値を初期設定してサンプルデータを送信した後に、前記エンファシスを最大値に固定した状態で前記出力振幅を所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
前記最適化処理ステップは、送信先装置から送信された位相範囲データを、設定変更された前記出力振幅に対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅の最適値を決定することを特徴とする送信器自動調整プログラム。
(付記30)
付記29記載の送信器自動調整プログラムに於いて、前記出力振幅の最適値を決定した後、
前記送信処理ステップは、自己の送信器の前記出力振幅を前記最適値に固定した状態で前記エンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
前記最適化処理ステップは、送信先装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記エンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記エンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定することを特徴とする送信器自動調整プログラム。
本発明による送信器自動調整処理が適用された双方向高速インタフェースのブロック図 図1の設定制御部を実現するコンピュータのハードウェア環境のブロック図 図1の送信側装置の送信処理部による2分法による出力振幅の設定変更方法の説明図 図1の受信側装置の受信処理部によるアイ・ダイヤグラムの生成と受信可能位相範囲を検出擦る処理の説明図 図1の送信側装置の最適化処理部により書き込まれた振幅・位相テーブルの説明図 図1の送信側装置の最適化処理部により書き込まれたエンファシス・位相テーブルの説明図 図1のテーブルを構成するテーブル空間の説明図 図5の振幅・位相テーブルと図6のエンファシス・位相テーブルのテーブル空間の配置位置の説明図 本発明による出力振幅の最適値を決定する自動調整処理のタイムチャート 出力振幅の最適値を決定する送信側処理のタイムチャート 図10に続いてエンファシスの最適値を決定する送信側処理のタイムチャート 受信側装置において受信位相可能範囲を検出する受信側処理のフローチャート 出力振幅とエンファシスを設定変更可能範囲の全範囲で変更しながら最適値を決定する送信側処理のフローチャート
符号の説明
10,12:装置
14,16:LSI
18,24:送信器
20,22:受信器
26,28:伝送路
30,40:設定制御部
32,42:テーブル
34,44:送信処理部
36,46:最適化処理部
38,48:受信処理部
50:CPU
52:バス
54:RAM
56:ROM
58:入出力インタフェース
62:アイ・ダイヤグラム
64:1ユニットインターバル
66:クロック開始位置
68,72:受信不可能位相範囲
70:受信可能位相範囲
74:振幅・位相テーブル
76,82:受信可能位相領域
78:最適振幅値
80:エンファシス・位相テーブル
84:最適エンファシス
86:3次元テーブル空間
88:振幅軸
90:エンファシス軸
92:位相軸

Claims (12)

  1. 伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置において、
    前記他の装置に対して、送信データの特性を所定範囲で設定変更して送信する送信処理部と、
    前記送信データに対応して、前記他の装置から受信した前記送信データの受信結果情報に基づいて、送信データの特性を設定する最適化処理部と、
    を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置。
  2. 伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間でデータ通信を行う通信機能を有する装置に於いて、
    前記他の装置から受信したデータの受信可否を判定するとともに、前記他の装置に対してデータ受信可否を示す情報を送信する受信処理部を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置。
  3. 送信器と受信器を備えた一対の装置を備え、一方の装置の送信器を伝送路を介して他方の装置の受信器に接続すると共に、他方の装置の送信器を別の伝送路を介して一方の装置の受信器に接続して双方向伝送する伝送装置の送信器自動調整方法に於いて、
    前記一方の装置の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理ステップと、
    前記他方の装置の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理ステップと、
    前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して前記一方の装置の送信器に設定する最適化処理ステップと、
    を備えたことを特徴とする送信器自動調整方法。
  4. 請求項3記載の送信器自動調整方法に於いて、更に、
    前記他方の装置の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理ステップと、
    前記一方の装置の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理ステップと、
    前記一方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して前記他方の装置の送信器に設定する最適化処理ステップと、
    を備えたことを特徴とする送信器自動調整方法。
  5. 請求項3記載の送信器自動調整方法に於いて、
    前記送信処理ステップは、前記一方の装置の送信器に出力振幅とエンファシスの最大値を初期設定してサンプルデータを送信した後に、前記エンファシスを最大値に固定した状態で前記出力振幅を所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
    前記受信処理ステップは、前記エンファシスを最大値に固定した状態で前記出力振幅を所定範囲で設定変更しながら送信されたサンプルデータを受信してアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
    前記最適化処理ステップは、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅に対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅の最適値を決定することを特徴とする送信器自動調整方法。
  6. 請求項5記載の送信器自動調整方法に於いて、前記出力振幅の最適値を決定した後、
    前記送信処理ステップは、前記一方の装置の送信器に前記出力振幅を前記最適値に固定した状態で前記エンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
    前記受信処理ステップは、前記出力振幅を最適値に固定した状態で前記エンファシスを所定範囲で設定変更しながら送信されたサンプルデータを受信してアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
    前記最適化処理ステップは、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記エンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記エンファシスの最適値を決定して前記一方の装置の送信器に設定することを特徴とする送信器自動調整方法。
  7. 請求項3記載の送信器自動調整方法に於いて、前記受信処理ステップは、受信したサンプルデータ信号からクロックを抽出し、前記アイ・ダイヤグラムに対しクロック開始位相を起点に時間軸方向に1ユニットインターバルだけ移動させて受信可能な位相範囲を検出することを特徴とする送信器自動調整方法。
  8. 請求項3記載の送信器自動調整方法に於いて、外部からの調整開始指示あるいは装置環境の変化を検出して送信器の自動調整を開始することを特徴とする送信器自動調整方法。
  9. 送信器と受信器を備えた一対の装置を備え、一方の装置の送信器を伝送路を介して他方の装置の受信器に接続すると共に、他方の装置の送信器を別の伝送路を介して一方の装置の受信器に接続して双方向伝送する伝送装置の送信器自動調整システムに於いて、
    前記一対の装置の各々に、
    自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理部と、
    前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定する最適化処理部と、
    前記他方の装置の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理部と、
    を備えたことを特徴とする送信器自動調整システム。
  10. 請求項9記載の送信器自動調整システムに於いて、
    前記一方の装置の送信処理部は、自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
    前記他方の装置の受信処理部は、自己の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
    前記一方の装置の最適化処理部は、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定することを特徴とする送信器自動調整システム。
  11. 請求項20記載の送信器自動調整システムに於いて、前記一方の装置の送信器自動調整が終了した後に、
    前記他方の装置の送信処理部は、自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、
    前記一方の装置の受信処理部は、自己の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信し、
    前記他方の装置の最適化処理部は、前記他方の装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定することを特徴とする送信器自動調整システム。
  12. 送信器と受信器を備えた一対の装置を備え、一方の装置の送信器を伝送路を介して他方の装置の受信器に接続すると共に、他方の装置の送信器を別の伝送路を介して一方の装置の受信器に接続して双方向伝送する前記各装置のコンピュータに、
    自己の送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信する送信処理ステップと、
    相手装置から送信された位相範囲データを設定変更された前記出力振幅とエンファシスに対応してテーブルに書き込み、前記所定範囲での設定変更が終了した際に得られた前記テーブルから前記出力振幅とエンファシスの最適値を決定して自己の送信器に設定する最適化処理ステップと、
    自己の受信器で受信されたサンプルデータからアイ・ダイヤグラムを生成し、前記アイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する受信処理ステップと、
    を実行させることを特徴とする送信器自動調整プログラム。
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