JP4857413B2 - 液体供給容器及びこれを備えた燃料電池システム - Google Patents

液体供給容器及びこれを備えた燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP4857413B2
JP4857413B2 JP2006240766A JP2006240766A JP4857413B2 JP 4857413 B2 JP4857413 B2 JP 4857413B2 JP 2006240766 A JP2006240766 A JP 2006240766A JP 2006240766 A JP2006240766 A JP 2006240766A JP 4857413 B2 JP4857413 B2 JP 4857413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
liquid supply
supply container
buffer material
liquid storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006240766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008062950A (ja
Inventor
英和 木村
秀 渡辺
徹 高橋
信夫 勝浦
穂 村田
清 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
NEC Corp
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujimori Kogyo Co Ltd, NEC Corp filed Critical Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority to JP2006240766A priority Critical patent/JP4857413B2/ja
Priority to CN2007800329394A priority patent/CN101511687B/zh
Priority to PCT/JP2007/067320 priority patent/WO2008029851A1/ja
Priority to EP07806763.4A priority patent/EP2060501A4/en
Priority to US12/440,124 priority patent/US20100190091A1/en
Publication of JP2008062950A publication Critical patent/JP2008062950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4857413B2 publication Critical patent/JP4857413B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04082Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
    • H01M8/04201Reactant storage and supply, e.g. means for feeding, pipes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K2015/03032Manufacturing of fuel tanks
    • B60K2015/03046Manufacturing of fuel tanks made from more than one layer
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2250/00Fuel cells for particular applications; Specific features of fuel cell system
    • H01M2250/30Fuel cells in portable systems, e.g. mobile phone, laptop
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1009Fuel cells with solid electrolytes with one of the reactants being liquid, solid or liquid-charged
    • H01M8/1011Direct alcohol fuel cells [DAFC], e.g. direct methanol fuel cells [DMFC]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/10Applications of fuel cells in buildings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Description

本発明は、燃料電池等に使用される液体燃料等、各種液体を収容すると共に、収容された液体を液体受容体に供給する液体供給容器、及びこの液体供給容器を備えた燃料電池システムに関する。
従来から、例えば、燃料電池システム等のように液体燃料を用いた各種機器、あるいは医療用薬液投与等において、液体を収容し且つ収容された液体を各種機器の液体受容体(液体アクセプタ)に供給する液体供給容器が広く普及されている。このような液体供給容器は、供給される液体が不足した時に、液体供給容器自体を直接取り替えることができるため、液体によって手を汚すことがほとんどなく、安全性が高く、簡便に液体を補給できるという利点がある。特に、人体に影響を及ぼす可能性がある液体や、外気に触れると劣化が激しい液体を用いる場合には、大変有効な手段である。
また、最近、液体を燃料として発電する燃料電池の開発が進められており、特にメタノールを燃料としたダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)に関しては、多くの電機メーカ等により開発が盛んに行われている。例えば、ノートパソコン、携帯可能な各種電子機器、携帯電話等に使用する次世代の新型電池として期待されている。しかし、一般に、メタノールは、人体に対する影響が大きく、吸入すると中枢神経を冒し、めまい、下痢を起こすことがある。また、大量に吸入したり、眼に入ったりした場合は、視神経に障害を起こすことがあり、失明する可能性も高く、危険性の高い有害な液体である。そのため、DMFCにおいても、一般需要者等に安全にかつ簡便に燃料供給を行う際には、メタノールを直接取り扱うことがなく、液体供給容器をカートリッジとしてメタノールを供給する手段が最適であると考えられており、広く開発が行われている。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
このような液体供給容器では、例えば、不慮の事故等によって外部から荷重、衝撃、振動等の負荷を受けたとしても、破損や破壊等を起こさず、液体供給容器内に収容されている液体が、当該液体供給容器の外部に漏れ出さないようにすることが必要である。
特開2003−308871号公報 特開平8−12301号公報
ここで、液体供給容器は、通常、内部に液体を収容する液体収容部と、この液体収容部に設けられ、当該液体収容部に収容された液体を受容する液体受容器に供給する液体供給部を備えており、この液体供給部は、前記液体受容器との接続を行うためのコネクタとしての機能を有している。
このような構成の液体供給容器では、外部から受ける負荷に対して比較的破損や破壊等を起こしやすい部分として、液体供給部と液体収容部との接続部分(液体収容部に対する液体供給部の取付部分)や、液体収容部自身等が挙げられる。特に、液体供給部と液体収容部との接続部分は、異種部材同士が接続される場合が多いため、十分な接続強度が得られないことがあり、破損や破壊等を起こし易く、液漏れが生じやすいと考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、外部から受ける荷重、衝撃、振動等の負荷に対する耐性が向上し、安全性、信頼性の高い液体供給容器、及びこの液体供給容器を備えた燃料電池システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、内部に液体を収容する液体収容部と、前記液体収容部に設けられ、当該液体収容部に収容された液体を液体受容器に供給する液体供給部と、を備えてなる液体供給容器であって、前記液体収容部と、前記液体供給部との間に、緩衝材を配設してなる液体供給容器を提供するものである。
この液体供給容器は、外部から受ける荷重、衝撃、振動等の負荷に対して比較的破損や破壊等を起こしやすい部分である液体収容部と液体供給部との間に、緩衝材を配設した構成を備えているため、仮に誤って、液体供給容器を落下させたり、ぶつける等の不慮の事故が生じ、当該液体供給容器に外部から負荷がかかったとしても、前記緩衝材によって当該負荷を吸収することができる。このため、外部から受ける負荷に対する耐性を向上することができる。
また、前記目的を達成するため本発明は、内部に液体を収容する液体収容部と、前記液体収容部に設けられ、当該液体収容部に収容された液体を液体受容器に供給する液体供給部と、前記液体収容部の少なくとも一部、及び前記液体供給部の少なくとも一部を収容する液体供給容器筐体と、を備えてなる液体供給容器であって、前記液体供給部と、前記液体供給容器筐体との間に、緩衝材を配設してなる液体供給容器を提供するものである。
この液体供給容器は、外部から受ける荷重、衝撃、振動等の負荷に対して比較的破損や破壊等を起こしやすい部分である液体供給部と液体供給容器筐体との間に、緩衝材を配設した構成を備えているため、仮に誤って、液体供給容器を落下させたり、ぶつける等の不慮の事故が生じ、当該液体供給容器に外部から負荷がかかったとしても、前記緩衝材によって当該負荷を吸収することができる。このため、外部から受ける負荷に対する耐性を向上することができる。
そして、この構成の場合、前記液体収容部と、前記液体供給部との間に、緩衝材をさらに配設した構成とすることもできる。このように構成することで、前記液体供給部と液体供給容器筐体との間に加え、前述したような外部から受ける負荷に対して比較的破損や破壊等を起こしやすい部分である液体収容部と液体供給部との間にも緩衝材を配設することができる。したがって、外部から受ける負荷に対する耐性をさらに向上することができる。
また、これらの構成の場合、前記液体収容部と、前記液体供給容器筐体との間に、緩衝材をさらに配設した構成とすることもできる。このように構成することで、前記液体供給部と液体供給容器筐体との間に加え、前述したような外部から受ける負荷に対して比較的破損や破壊等を起こしやすい部分である液体収容部と液体供給容器筐体との間にも緩衝材を配設することができる。したがって、外部から受ける負荷に対する耐性をさらに向上することができる。
前記緩衝材は、吸水性を有することができる。このように緩衝材が吸水性を備えていれば、仮に、液体収容部内に収容されている液体が外部に漏れだそうとしても、当該緩衝材がこの液体を吸収するため、当該液体が液体供給容器の外部に漏れ出すことを防止することができる。また、前記緩衝材は、外部からの負荷を吸収する緩衝部と、吸水性を有する吸水部とから構成してもよい。
そしてまた、前記緩衝材は、前記液体収容部と、前記液体供給容器筐体との間に形成された空間に存在する流体から構成することもできる。また、前記緩衝材は、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)であってもよい。
また、前記液体収容部に収容される液体としては、特に限定されるものではないが、例えば、燃料電池に使用される液体燃料が挙げられる。
さらにまた、本発明は、燃料電池と、本発明にかかる液体供給容器と、前記液体供給容器に収容された液体燃料と、前記液体供給容器から供給される液体燃料を受容する液体受容器と、を備え、前記液体受容器に供給された液体燃料を用いて発電を行う燃料電池システムを提供するものである。
この構成を備えた燃料電池システムは、液体供給容器の、外部から受ける負荷に対して比較的破損や破壊等を起こしやすい部分に、緩衝材を配設した構成を備えているため、仮に誤って、液体供給容器を落下させたり、ぶつける等の不慮の事故が生じ、当該液体供給容器に外部から負荷がかかったとしても、前記緩衝材によって当該負荷を吸収することができる。このため、液体供給容器の外部から受ける負荷に対する耐性が向上するため、燃料電池システムの安全性及び信頼性を向上することができる。
本発明にかかる液体供給容器は、外部から受ける荷重、衝撃、振動等の負荷に対して比較的破損や破壊等を起こしやすい部分に、緩衝材を配設した構成を備えているため、仮に誤って、液体供給容器を落下させたり、ぶつける等の不慮の事故が生じ、当該液体供給容器に外部から負荷がかかったとしても、前記緩衝材によって当該負荷を吸収することができる。この結果、外部から受ける負荷に対する耐性を向上することができ、安全性及び信頼性を向上することができる。
また、本発明にかかる燃料電池システムは、本発明にかかる液体供給容器を備えているため、外部から受ける負荷に対する耐性を向上することができ、安全性及び信頼性を向上することができる。
次に、本発明の好適な実施の形態にかかる液体供給容器及びこの液体供給容器を備えた燃料電池システムについて図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施の形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる液体供給容器の斜視図、図2は、図1に示す液体供給容器の側面図、図3は、図1に示す液体供給容器の斜視図であって、液体収容部内に収容されていた液体を8割程度使用した状態を示す図、図4は、図2に示すIV−IV線に沿った断面図、図5は、本発明の実施の形態1にかかる液体供給容器を備えた燃料電池システムの概略図である。
なお、実施の形態1では、液体供給容器の液体収容部内に、燃料電池で使用される液体燃料を収容し、この液体燃料を燃料電池の液体受容器に供給する場合を例にとって説明する。
図1〜図5に示すように、実施の形態1にかかる液体供給容器1は、内部に液体燃料を収容する液体収容部10と、液体収容部10に設けられ、液体収容部10に収容された液体燃料を、別体から構成される燃料電池100の液体受容器50に供給する液体供給部30とを備えて構成されている。
液体収容部10は、対向配置された一対の側面13A及び13Bを有し、液体燃料が満杯の状態で収容された際に、略長方体となる袋体から構成されており、この一対の側面13A及び13Bは、ガゼット折り込み構造を有している。すなわち、側面13A及び13Bは、図3に示すように、ガゼット折り込み構造の折り線15A及び15Bが頂点となるように、液体収容部10の内側に向けて略V字状に屈曲するように構成されている。この構成により、液体収容部10は、内部に収容した液体の残量に応じて、側面13A及び13Bを液体収容部10の内側に向けて略V字状に屈曲させ、その形状を変形させることになる。
液体供給部30は、液体収容部10の側面13A及び13Bとは異なる面(実施の形態1では長手方向の一端面)に形成されている。この液体供給部30は、中空の略円筒形を有しており、この軸芯方向に沿って開放された中空部分が、液体収容部10内に収容された液体燃料を液体受容器50に供給するための液体供給路16となっている。そして、この液体供給部30は、特に図示しないが、液体受容器50に接続された際に、液体供給路16が開口するようになっており、液体収容部10内に収容された液体燃料が不用意に外部に漏れ出すことを防止している。
また、液体供給部30と液体収容部10との間には、緩衝材40が配設されている。この緩衝材40は、例えば、外部から受ける荷重、衝撃、振動等の負荷を吸収可能な材質を有している。なお、実施の形態1では、緩衝材40として、EPDMを使用した。このEPDMは、緩衝材としての機能の他、シール性も有しており、液体供給部30と液体収容部10との間を水密に維持することができる。
この構成を備えた液体供給容器1は、例えば、取り扱い中に仮に誤って、液体供給容器1を落下させたり、ぶつける等の不慮の事故が生じたとしても、外部から受ける荷重、衝撃、振動等の負荷に対して比較的破損や破壊等を起こしやすい部分である液体収容部10と液体供給部30との間に、緩衝材40が配設されているため、この緩衝材40によって当該負荷を吸収することができる。このため、外部から受ける負荷に対する耐性を向上することができ、破損や破壊等を起こすことを防止することができる。
次に、実施の形態1にかかる液体供給容器を燃料電池システムに適用する場合について図5を参照して説明する。
実施の形態1にかかる燃料電池システムは、燃料電池100と、燃料電池100の燃料極に燃料(実施の形態1では液体燃料)を供給するための液体受容器50の入口150に接続された液体供給容器1と、燃料電池100の空気極へ酸素ガス(通常は空気)を供給するための空気供給部101の入口103に接続された酸素ガス供給源200を備えて構成されている。なお、符号102は、燃料電池100の燃料極から排出されるオフガスを外部に排出するためのオフガス排出口であり、符号104は、燃料電池100の空気極から排出されるオフガスを外部に排出するためのオフガス排出口、符号201は、酸素ガス供給源200の酸素ガス放出口である。
なお、図5では、便宜上、液体供給容器1の液体供給部30と、液体受容器50の入口150との間を矢印で繋げているが、液体供給部30と入口150は直接接続してもよく、配管やチューブ等の連結部材を介して接続してもよい。酸素ガス放出口201と酸素ガス入口103も同様である。また、酸素ガス供給源200は、例えば、酸素ガスを貯留したタンク等の収容容器等であってもよく、大気から直接空気を供給してもよい。
燃料電池100としては、種々のタイプのものを使用することが可能であるが、実施の形態1では、DMFCを使用し、液体供給容器1の液体収容部10には、メタノールを収容(貯留)した。
この構成を備えた燃料電池システムで発電を行う際は、液体供給容器1の液体収容部10に収容されている液体燃料が、液体供給部30を介して液体受容器50に供給される。この液体燃料は、通常、燃料電池システムに配設されている図示しないポンプ等によって吸引されることで、液体収容部10から液体受容器50に供給される。そして、燃料電池100は、液体受容器50に供給された液体燃料から取り出された水素と、酸素ガス供給源200から供給された酸素(あるいは大気から直接取り入れられる空気)とが電気化学反応を起こすことで発電を行う。
なお、実施の形態1では、液体収容部10を液体燃料が満杯の状態で収容した際に、略長方体となり、液体燃料が消費されるにしたがって、液体収容部10が図3に示すように折り畳まれる袋体から構成した場合について説明したが、これに限らず、液体収容部10は、内部に液体を収容すると共に、収容した液体を液体供給部30を介して液体受容器50に供給可能であれば、他の形状を有していてもよいことは勿論である。また、液体収容部10は、収容される液体に対して耐性のある材料で形成されることは勿論であるが、液体収容部10を形成する容器(実施の形態1の場合は袋)の肉厚(厚さ)や、サイズ等は、任意に決定することができる。
さらにまた、実施の形態1では、液体収容部10に燃料電池100で使用される液体燃料を収容した場合について説明したが、これに限らず、液体収容部10に収容される液体は、所望により任意に選択することができることは勿論である。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2にかかる液体供給容器について図面を参照して説明する。なお、実施の形態2では、実施の形態1で説明した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6は、本発明の実施の形態2にかかる液体供給容器の図2に示すIV−IV線に沿った断面に対応する一部を示す図である。図6に示すように、実施の形態2にかかる液体供給容器2と、実施の形態1にかかる液体供給容器1との異なる点は、液体収容部10が液体供給容器筐体60に収容されている点と、液体収容部10と液体供給容器筐体60との間に緩衝材40が配設されている点である。
すなわち、液体供給容器2は、液体収容部10と、液体収容部10に設けられ、液体収容部10に収容された液体を液体受容器50に供給する液体供給部30と、液体供給部30の一部及び液体収容部10を収容する液体供給容器筐体60を備えている。そして、液体収容部10と液体供給容器筐体60との間、及び液体供給部30と、液体供給容器筐体60との間に、緩衝材40が配設されている。
この構成を備えた液体供給容器2は、実施の形態1と同様に、緩衝材40によって、外部から受ける負荷を吸収することができる。ここで、液体供給容器2は、実施の形態1にかかる液体供給容器1と比較すると、緩衝材40の配設されている領域が液体収容部10の全面に亘っているため、外部から受ける負荷に対する耐性を一層向上させることができる。
なお、実施の形態2では、液体収容部10と液体供給容器筐体60との間、及び液体供給部30と、液体供給容器筐体60との間に、緩衝材40が配設されている場合について説明したが、これに限らず、例えば、図7に示すように、緩衝材40は、液体収容部10と液体供給容器筐体60との間、液体供給部30と、液体供給容器筐体60との間、及び液体収容部10と液体供給部30との間に配設してもよい。また、図8に示すように、緩衝材40は、液体収容部10と液体供給容器筐体60との間、及び液体収容部10と液体供給部30との間に配設してもよい。そしてまた、図9に示すように、緩衝材40とは異材質の緩衝材41を、液体収容部10と液体供給容器筐体60との間に配設してもよい。
また、実施の形態2では、液体供給容器筐体60として、液体供給部30の一部及び液体収容部10を収容する構成のものを使用したが、これに限らず、液体供給容器筐体60は、液体収容部10の少なくとも一部を収容する(包囲する)ものであってもよい。この場合、実施の形態1のように、液体供給部30と、液体収容部10との間に、緩衝材40を別途配設してもよい。
また、実施の形態1及び2では、緩衝材40として、EPDMを使用した場合について説明したが、これに限らず、緩衝材40としては、例えば、ゴム、エラストマー、ゲル等、外部から受ける荷重、衝撃、振動等の負荷を吸収可能な材料であれば、特に限定されるものではない。緩衝材41についても、緩衝材40と同様である。なお、前記ゴムとしては、例えば、EPDM、天然ゴム、ブチルゴム等が挙げられ、前記エラストマーとしては、例えば、オレフィン系、ウレタン系、スチレン系等が挙げられ、前記ゲルとしては、例えば、シリコン系、炭化水素系、アクリル系、ウレタン系等が挙げられる。また、例えば、図6や図9に示すように、液体収容部10に収容された液体との接触が防止された構成であれば、スポンジ、フェルト、織物等のような部材を代用することもできる。
そしてまた、緩衝材40は、外部から受ける荷重、衝撃、振動等の負荷を吸収すると共に、吸水性を有する材料から構成することもできる。このような材料としては、例えば、炭化水素系のゲル材料等が挙げられる。
さらにまた、緩衝材40は、外部からの負荷を吸収する緩衝部と、吸水性を有する吸水部から構成してもよい。この場合、緩衝材40は、例えば、緩衝部(緩衝フィルム等)と吸水部(吸水フィルム等)との多層構造としてもよく、緩衝部に吸水部を混在させてもよい。
また、実施の形態2のように、液体供給容器2が液体供給容器筐体60を有している場合、図10に示すように、液体収容部10と、液体供給容器筐体60との間に空間70(隙間)を形成し、この空間70に、空気や所望の流体を存在させ、この流体を緩衝材41としてもよい。
本発明の実施の形態1にかかる液体供給容器の斜視図である。 図1に示す液体供給容器の側面図である。 図1に示す液体供給容器の斜視図であって、液体収容部内に収容されていた液体を8割程度使用した状態を示す図である。 図2に示すIV−IV線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる液体供給容器を備えた燃料電池システムの概略図である。 本発明の実施の形態2にかかる液体供給容器の図2に示すIV−IV線に沿った断面に対応する一部を示す図である。 本発明の他の実施の形態にかかる液体供給容器の図2に示すIV−IV線に沿った断面に対応する一部を示す図である。 本発明の他の実施の形態にかかる液体供給容器の図2に示すIV−IV線に沿った断面に対応する一部を示す図である。 本発明の他の実施の形態にかかる液体供給容器の図2に示すIV−IV線に沿った断面に対応する一部を示す図である。 本発明の他の実施の形態にかかる液体供給容器の図2に示すIV−IV線に沿った断面に対応する一部を示す図である。
符号の説明
1、2 液体供給容器
10 液体収容部
16 液体供給路
30 液体供給部
40、41 緩衝材
60 液体供給容器筐体
70 空間
100 燃料電池

Claims (10)

  1. 内部に液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部に設けられ、当該液体収容部に収容された液体を液体受容器に供給する液体供給部と、
    を備えてなる液体供給容器であって、
    前記液体収容部と、前記液体供給部との間に、緩衝材を配設してなる液体供給容器。
  2. 内部に液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部に設けられ、当該液体収容部に収容された液体を液体受容器に供給する液体供給部と、
    前記液体収容部の少なくとも一部、及び前記液体供給部の少なくとも一部を収容する液体供給容器筐体と、
    を備えてなる液体供給容器であって、
    前記液体供給部と、前記液体供給容器筐体との間に、緩衝材を配設してなる液体供給容器。
  3. 前記液体収容部と、前記液体供給部との間に、緩衝材をさらに配設してなる請求項2記載の液体供給容器。
  4. 前記液体収容部と、前記液体供給容器筐体との間に、緩衝材をさらに配設してなる請求項2または請求項3記載の液体供給容器。
  5. 前記緩衝材は、吸水性を備えてなる請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の液体供給容器。
  6. 前記緩衝材は、外部からの負荷を吸収する緩衝部と、吸水性を有する吸水部とからなる請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の液体供給容器。
  7. 前記緩衝材が、前記液体収容部と、前記液体供給容器筐体との間に形成された空間に存在する流体からなる請求項4記載の液体供給容器。
  8. 前記緩衝材が、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)からなる請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の液体供給容器。
  9. 前記液体が、燃料電池に使用される液体燃料である請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の液体供給容器。
  10. 燃料電池と、
    請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の液体供給容器と、
    前記液体供給容器に収容された液体燃料と、
    前記液体供給容器から供給される液体燃料を受容する液体受容器と、
    を備え、前記液体受容器に供給された液体燃料を用いて発電を行う燃料電池システム。
JP2006240766A 2006-09-05 2006-09-05 液体供給容器及びこれを備えた燃料電池システム Expired - Fee Related JP4857413B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006240766A JP4857413B2 (ja) 2006-09-05 2006-09-05 液体供給容器及びこれを備えた燃料電池システム
CN2007800329394A CN101511687B (zh) 2006-09-05 2007-09-05 液体供给容器和配置有该液体供给容器的燃料电池系统
PCT/JP2007/067320 WO2008029851A1 (fr) 2006-09-05 2007-09-05 Récipient d'alimentation en liquide et système de pile à combustible le comprenant
EP07806763.4A EP2060501A4 (en) 2006-09-05 2007-09-05 LIQUID SUPPLY CONTAINER AND FUEL CELL SYSTEM COMPRISING SAME
US12/440,124 US20100190091A1 (en) 2006-09-05 2007-09-05 Liquid supply container and fuel cell system provided with same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006240766A JP4857413B2 (ja) 2006-09-05 2006-09-05 液体供給容器及びこれを備えた燃料電池システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008062950A JP2008062950A (ja) 2008-03-21
JP4857413B2 true JP4857413B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=39157277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006240766A Expired - Fee Related JP4857413B2 (ja) 2006-09-05 2006-09-05 液体供給容器及びこれを備えた燃料電池システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20100190091A1 (ja)
EP (1) EP2060501A4 (ja)
JP (1) JP4857413B2 (ja)
CN (1) CN101511687B (ja)
WO (1) WO2008029851A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115023399A (zh) * 2020-01-02 2022-09-06 恩特格里斯公司 具有钢外包装的散装容器

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5315659Y2 (ja) * 1973-04-09 1978-04-25
US5390814A (en) * 1992-05-07 1995-02-21 Inpaco Corporation Container having fitment
JPH0812301A (ja) 1994-07-05 1996-01-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd メタノール改質器
JPH08300576A (ja) * 1995-05-09 1996-11-19 Dainippon Printing Co Ltd バッグインボックス袋用積層シート
JPH09142496A (ja) * 1995-11-21 1997-06-03 Eiwa Tokushu Kako Kk 液体収容袋及びその製造方法
JP2001033341A (ja) * 1999-07-21 2001-02-09 Showa Highpolymer Co Ltd プラスチックフィルム製袋体及びそのヒートシール検査方法
US20030008193A1 (en) * 2001-06-28 2003-01-09 Foamex L.P. Liquid fuel delivery system for fuel cells
JP4149728B2 (ja) 2002-04-15 2008-09-17 シャープ株式会社 燃料電池の燃料供給用カートリッジおよびそのカートリッジを備えてなる燃料電池
JP3992152B2 (ja) * 2003-09-17 2007-10-17 日立マクセル株式会社 情報処理装置
US7059582B2 (en) * 2003-12-01 2006-06-13 Societe Bic Fuel cell supply having fuel compatible materials
EP1753059A4 (en) * 2004-05-27 2009-01-14 Mitsubishi Pencil Co FUEL RESERVOIR FOR A FUEL CELL
US7779856B2 (en) * 2005-10-05 2010-08-24 Societe Bic Fuel cartridge of a fuel cell with fuel stored outside fuel liner

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008062950A (ja) 2008-03-21
US20100190091A1 (en) 2010-07-29
WO2008029851A1 (fr) 2008-03-13
EP2060501A4 (en) 2014-01-22
EP2060501A1 (en) 2009-05-20
CN101511687A (zh) 2009-08-19
CN101511687B (zh) 2012-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1306917A2 (en) Fuel supply for a fuel cell
US8397930B2 (en) Safety fuel transportation, storage, and delivery system
JP2011525688A (ja) バッテリーパック及び該バッテリーパックを有する手持ち式工作機械
JP2007513482A (ja) 燃料コンテナを充填する方法および装置
US7906249B2 (en) Fuel tank for fuel cell and fuel cell system
JP4857413B2 (ja) 液体供給容器及びこれを備えた燃料電池システム
JP2008062951A (ja) 液体供給容器及びこれを備えた燃料電池システム
CN106099152A (zh) 一种高密封防泄漏的船用钒电池
US7892696B2 (en) Liquid fuel container, fuel cell system, and portable information terminal device
JP2005322441A (ja) 液体燃料電池用燃料カートリッジ
JP5082400B2 (ja) 燃料容器及び発電装置
JP4944519B2 (ja) 液体供給容器及びこれを備えた燃料電池システム
KR102496179B1 (ko) 수소공급밸브와 수소차단밸브 사이의 파단부를 포함하는 연료전지 시스템
JP2005032720A (ja) 燃料電池用燃料タンク及び燃料電池システム
JP2007095591A (ja) 燃料電池システム
KR100601531B1 (ko) 배터리 팩
JP2009140853A (ja) キャップ構造体とそれを備えた燃料カートリッジ
JP5380885B2 (ja) 液体タンク、燃料電池および電子機器
JP5223589B2 (ja) 燃料容器
US20100206395A1 (en) Fuel supply apparatus
JP5103771B2 (ja) 燃料カートリッジ及びそれを備えた燃料電池カートリッジ
JP2009137597A (ja) キャップ部材およびそれを備えた燃料カートリッジ
JP2009140852A (ja) キャップ構造体とそれを備えた燃料カートリッジ
JP2007257914A (ja) 液体送受用ジョイント装置及びこれを備えた燃料電池システム
JP2007109443A (ja) 携帯機器及び燃料カートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees