JP2009137597A - キャップ部材およびそれを備えた燃料カートリッジ - Google Patents

キャップ部材およびそれを備えた燃料カートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】燃料供給部を保護するとともに、燃料供給部に燃料が残存しない、安全で信頼性に優れたキャップ部材とそれを備えた燃料カートリッジを提供することを目的とする。
【解決手段】燃料供給部14を有する燃料カートリッジ10に設けられた燃料供給部14をカバーするキャップ部材20であって、キャップ部材20は燃料供給部14を空間部を有して収納する凹部22と、凹部22に設けられた吸液体26とを備え、キャップ部材20が燃料カートリッジ10の燃料供給部14を収納したとき、吸液体26と燃料供給部14が当接する構成を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池で構成された発電部を含む機器と接続する燃料カートリッジに関し、特に燃料供給部を収納するキャップ部材に関する。
近年、電子機器のポータブル化、コードレス化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源として、小型かつ軽量で、高エネルギー密度を有する二次電池への要望が高まっている。また、充電の必要な二次電池よりも燃料を供給することによって長時間連続使用が可能な燃料電池が注目されている。
このとき、小型携帯電子機器に搭載される小型の燃料電池として、メタノールやメタノール水溶液、蟻酸水溶液などの液体燃料を用いるタイプの燃料電池が注目されている。しかし、このような燃料は、一般に人体に対して有害である。
そのため、上記燃料電池に燃料を供給する形態としては、燃料供給部を有する液体燃料を封入した燃料カートリッジが一般的に利用される。
そして、燃料カートリッジの燃料供給部と、電子機器に内蔵された燃料電池に燃料を供給する燃料注入部を嵌合したときに、例えばばねの押圧力で密閉されている燃料を通液することにより、燃料電池に燃料が供給される。その場合、燃料カートリッジの燃料が漏れないことが強く求められている。
通常、飲料用の容器などにおいては、キャップの内側に封止部材を設け、封止部材を容器本体に形成された飲料の出入り口に当接させて密閉する構造を有している。また、シャンプーや歯磨きなどの容器の場合、容器内の内容物の漏れを防止するため、容器本体に形成した出入り口とキャップに設けた栓とを嵌合させて密閉する構造を有している(例えば、特許文献1参照)。
しかし、飲料用の容器の場合、飲料の開閉時での多少の漏れは、人体に有害ではないため許容される。一方、燃料カートリッジの場合には、上述したように燃料の漏液は許容されず、このような容器構造を採用することはできない。
そこで、燃料の供給時に、不測の力が加わっても、燃料が漏れないように工夫された形状の燃料供給部と、それに合致する構造を備えた燃料注入部が開発されている(例えば特許文献2参照)。
また、燃料カートリッジの燃料供給部と螺合するキャップを設けた例が開示されている(例えば、特許文献3参照)。これにより、幼児などが誤って燃料供給部を口に入れることや破損を防止し、安全性を確保できるとしている。
特開2006−256622号公報 特開2007−128850号公報 特開2007−227092号公報
しかしながら、特許文献1に示す容器の場合、キャップに外力が加わると、キャップの栓が液体の出入り口と嵌合しているため、破損により漏液する可能性が高く、信頼性が低下するという課題がある。
また、特許文献2に示す燃料カートリッジの場合、燃料供給部を保護するキャップがないため、保管時や運搬時あるいは燃料の注入時などで発生する不測の外力などにより、燃料供給部が破損し、燃料の漏液を生じるという課題がある。
さらに、特許文献2や特許文献3の燃料カートリッジの場合、燃料を機器に供給した後に、燃料供給部の先端に燃料が残存し、接続の繰り返しにより外部に漏液する可能性が高くなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、燃料供給部を保護するとともに、燃料供給部に燃料が残存しない、安全で信頼性に優れたキャップ部材とそれを備えた燃料カートリッジを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料供給部を有する燃料カートリッジに設けられた燃料供給部をカバーするキャップ部材であって、キャップ部材は燃料供給部を収納する凹部と、凹部に設けられた吸液体とを備え、キャップ部材が燃料カートリッジの燃料供給部を収納したとき、吸液体と燃料供給部が当接する構成を有する。
この構成により、燃料供給部を外力から保護するとともに、燃料供給部に残存する燃料を吸液して漏液を確実に防止できる。また、吸液体に吸収された燃料は、キャップ部材の開閉により気体として放出できる。その結果、安全性や信頼性に優れた燃料カートリッジを実現できる。
本発明によれば、漏液を生じない信頼性に優れたキャップ部材およびそれを備えた燃料カートリッジを実現できる。
本発明の第1の発明は、燃料供給部を有する燃料カートリッジに設けられた燃料供給部をカバーするキャップ部材であって、キャップ部材は燃料供給部を収納する凹部と、凹部に設けられた吸液体とを備え、キャップ部材が燃料カートリッジの燃料供給部を収納したとき、吸液体と燃料供給部が当接する構成を有する。
この構成により、燃料供給部を外力から保護するとともに、燃料供給部に残存する燃料を吸液して漏液を確実に防止できる。また、吸液体に吸収された燃料は、キャップ部材の開閉により気体として放出できる。その結果、安全性や信頼性に優れた燃料カートリッジを実現できる。
本発明の第2の発明は、第1の発明において、吸液体は、多孔質材料からなり、少なくとも燃料供給部と当接する近傍の多孔質材料の多孔度が大きい。これにより、燃料供給部近傍の吸液体の吸液力を高めるとともに、燃料を吸液体全体に拡散して、気化しやすくできる。
本発明の第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、キャップ部材に、吸液体が吸液した燃料カートリッジの燃料を気体として放出する放出孔を設けた構成を有する。これにより、キャップ部材を開閉することなく、吸液体で吸収した燃料を効率的に気体として放出できる。
本発明の第4の発明は、第3の発明において、放出孔は、外部からの液体の浸入を防止する形状または、浸入防止部材を充填した構成を有する。これにより、外部から、水分などの浸入を未然に防止し、気化した燃料を効率よく放出する。また、水分などの浸入による燃料供給部の不具合の発生を防止する。
本発明の第5の発明は、第3の発明において、少なくとも放出孔近傍のキャップ部材、または浸入防止部材に撥水処理した構成を有する。これにより、確実に放出孔からの水分の浸入を防止できる。
本発明の第6の発明は、第1の発明から第5の発明のいずれかにおいて、キャップ部材に、開けた状態から自動的に閉じた状態に戻る自動閉塞装置を備えた構成を有する。これにより、機器の燃料注入部と接続するごとに、燃料供給部に残存する燃料を吸液してクリーニングするとともに、閉め忘れによる燃料供給部の破損を確実に防止できる。
本発明の第7の発明は、第6の発明において、自動閉塞装置が、ばね部材からなる。これにより、簡単な構成で確実にキャップ部材を閉塞できる。
本発明の第8の発明は、第1の発明から第7の発明のいずれかに記載のキャップ部材を備えた燃料カートリッジである。これにより、漏液や燃料供給部の破損が発生しにくい安全性や信頼性に優れた燃料カートリッジを実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、本明細書に記載された基本的な特徴に基づく限り、以下に記載の内容に限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるキャップ部材の構成について、図1を用いて説明する。なお、図1では、理解を助けるために、キャップ部材を備えた燃料カートリッジを例に説明する。
図1(a)は、本発明の実施の形態1におけるキャップ部材の閉塞時の燃料カートリッジをキャップ部材の装着側から見た概略透視図で、図1(b)は、図1(a)のA−A線断面図である。図1(c)は、本発明の実施の形態1におけるキャップ部材の開放時の燃料カートリッジの断面図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1の燃料カートリッジ10は、少なくとも燃料カートリッジ本体12とキャップ部材20が一体的に設けられて構成されている。
そして、燃料カートリッジ本体12には、例えば携帯電話などの機器(図示せず)の燃料注入部(図示せず)と接続する燃料供給部14を備えている。また、燃料供給部14には、その外周にメカニカルキー15を有している。なお、メカニカルキー15は、機器の動作に合致した燃料の種類、濃度および燃料カートリッジが加圧タイプか非加圧タイプかを識別するために、機器の燃料注入部のメカニカルキー(図示せず)と結合可能な一対の専用形状からなる。
また、キャップ部材20は、閉塞時に燃料カートリッジ本体12の燃料供給部14を収納する凹部22を設けたキャップ本体24と、凹部22に設けられた、例えば多孔質材料などからなる吸液体26とを有し、例えばヒンジ部などからなる開閉部材28で開閉可能に結合されている。そして、キャップ部材20が燃料カートリッジ本体12の燃料供給部14を収納したとき、キャップ部材20の吸液体26が燃料供給部14の少なくとも先端部と当接する構成からなる。
ここで、吸液体26は、例えばエタノールなどの燃料と反応しにくい、例えばウレタン発泡体などからなる多孔質材料や、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンからなる織布や不織布材料などで構成される。このとき、少なくとも燃料供給部14と当接する近傍の吸液体26の多孔度や密度が、それ以外の領域の多孔度や密度より大きいほうが好ましい。これにより、吸液した燃料が燃料供給部近傍の吸液体に滞留せず、容易に毛細管現象などにより吸液体中を拡散しやすくなる。このとき、吸液体26は、残渣や金属カチオンなどが燃料との接触により溶出しない材料で構成することが好ましい。
なお、図示しないが機器は、例えば燃料電池で構成された発電部を備えた機器本体と、燃料カートリッジ10の燃料供給部14と接続される燃料注入部とで構成されている。さらに、発電部は燃料電池とこの燃料電池の燃料を蓄えるためのタンクとを少なくとも有している。
また、燃料カートリッジ本体12には、例えばメタノールなどの燃料を内蔵するとともに、燃料供給部14は、例えばコイルばねなどの押圧部材とOリングで密閉する構造を備えている。そして、一般に機器の燃料注入部が接続されたときに燃料供給部14の押圧部材を押し戻して密閉状態を開放し、燃料を機器に注液する構成であるが、内部の詳細な構造については説明を省略する。
以下に、本発明の実施の形態1のキャップ部材20に設けた吸液体26の機能について、図1(b)と図1(c)を用いて具体的に説明する。
通常、燃料供給部14を介して、機器の燃料注入部と接続した場合、燃料供給部14の押圧部材から先端部間に燃料が滞留する。
そこで、図1(b)に示すように、燃料供給部14の先端部に当接した吸液体26は、例えば毛細管現象により、燃料供給部14に残留した燃料を吸液する。
そして、図1(c)に示すように、つぎにキャップ部材20を開放して機器に燃料を供給するときに、吸液体26に吸収した燃料を気化し、その気体18を大気中に放出するものである。この場合、キャップ本体24の凹部22内に、保管中に気化した燃料の気体18も同時に、キャップ部材20の開放により放出される。
さらに、図1(b)と図1(c)の動作を繰り返すことにより、燃料カートリッジ10を介して機器へ燃料を供給するごとに、燃料供給部14に滞留する燃料を吸液し、気化した気体18を外部に放出することができる。
ここで、燃料とは、メタノールやその水溶液、蟻酸などの液体燃料を意図している。
また、燃料カートリッジ本体12、燃料供給部14、キャップ本体24や開閉部材28は、例えば耐エタノール性を有するポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマーなどのスーパーエンジニアプラスチック、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)などの樹脂材料で構成されている。特に、燃料供給部14は、残渣や金属カチオンなどが燃料との接触により母材から溶出しない材料で構成することが好ましい。
本実施の形態によれば、キャップ部材に外力が加わっても燃料カートリッジの燃料供給部をキャップ部材で安全で確実に保護することができる。
また、本実施の形態によれば、燃料供給部に燃料が滞留しないため、繰り返し機器の燃料注入部と接続しても漏液を生じることがない。
また、本実施の形態によれば、燃料供給部に燃料が滞留しないため、燃料カートリッジの使用時に、誤って燃料供給部に触れても人体に燃料が付着することがない。
なお、本実施の形態では、キャップ部材をヒンジ構造などの開閉部材で開閉する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、燃料カートリッジ本体にねじ部を設け、それに螺合するキャップ部材としてもよい。また、燃料カートリッジ本体の一部に凹部または凸部を設け、キャップ部材に、燃料カートリッジの凹部または凸部と嵌合する凸部または凹部を全周囲または部分的に設ける構成としてもよい。つまり、キャップ部材と燃料カートリッジの嵌合構造としては、キャップ部の凹部に設けた吸液体と燃料供給部とが閉塞時に当接する構成であれば、特に制限されない。
また、本実施の形態では、吸液体と燃料供給部とが平面で当接する例で説明したが、これに限られない。例えば、燃料供給部の先端部が吸液体に食い込む構成としてもよい。
(実施の形態2)
図2(a)は、本発明の実施の形態2におけるキャップ部材の閉塞時の燃料カートリッジをキャップ部材の装着側から見た概略透視図で、図2(b)は、図2(a)のA−A線断面図である。図2(c)は、本発明の実施の形態2におけるキャップ部材の開放時の燃料カートリッジの断面図である。
図2に示すように、本発明の実施の形態2の燃料カートリッジ40は、少なくとも燃料カートリッジ本体42とキャップ部材50が、自動閉塞装置60を介して一体的に設けられて構成されている。
つまり、本発明の実施の形態2は自動閉塞装置60を備えている点で、実施の形態1とは異なる。
そして、燃料カートリッジ本体42には、例えば携帯電話などの機器(図示せず)の燃料注入部と接続する燃料供給部44を備えている。また、燃料供給部44には、その外周の一部にメカニカルキー45を有している。なお、メカニカルキー45は、実施の形態1と同様であり説明を省略する。
また、キャップ部材50は、閉塞時に燃料カートリッジ本体42の燃料供給部44を収納する凹部52を設けたキャップ本体54と、凹部52に設けられた、例えば多孔質材料などからなる吸液体56とを有し、例えばヒンジ部などからなる開閉部材58で開閉可能に結合されている。さらに、キャップ部材50が燃料カートリッジ本体42の燃料供給部44を収納したとき、キャップ部材50の吸液体56が燃料供給部44の少なくとも先端部と当接する構成からなる。
そして、燃料カートリッジ本体42とキャップ部材50とは、互いに自動閉塞装置60により連結され、キャップ部材50が開放され燃料が機器に注入された後、自動的に閉塞する。ここで、自動閉塞装置60は、例えばコイルばねやC形状ばねなどから構成されている。
このとき、実施の形態1と同様に、図2(b)に示すように、燃料供給部44の先端部に当接した吸液体56は、例えば毛細管現象により、燃料供給部44に残留した燃料を吸液する。
そして、図2(c)に示すように、つぎにキャップ部材50を開放して機器に燃料を供給するときに、吸液体56に吸収した燃料が気化し、その気体48を大気中に放出するものである。また、キャップ本体54の凹部52内に、保管中に気化した燃料の気体48も同時に、キャップ部材50の開放により放出される。
さらに、図2(b)と図2(c)の動作を繰り返すことにより、燃料カートリッジ40を介して機器へ燃料を供給するごとに、燃料供給部44に滞留する燃料を吸液し、気化した気体48を外部に放出することができる。
上記構成により、燃料カートリッジ40のキャップ部材50を開放した状態で機器の燃料注入部を介して燃料の注入が完了したときに、キャップ部材50に設けた自動閉塞装置60により、自動的に燃料供給部44をキャップ部材50の凹部52中に収納する。このとき、燃料供給部44の先端部とキャップ部材50の凹部52に設けられた吸液体56とが当接する。この動作は、キャップ部材50の開閉ごとに実行される。
なお、上記構成の吸液体の機能や、各構成要素の材料などは実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、本実施の形態によれば、機器の燃料注入部を介して燃料を供給するごとに、燃料供給部に残存する燃料を吸液などによりクリーニングできるため、安全性や信頼性をさらに高めた燃料カートリッジを実現できる。
また、本実施の形態によれば、自動閉塞装置により、確実に燃料供給部をキャップ部材の凹部に収納できるため、閉め忘れによる燃料供給部の破損を確実に防止できる。
(実施の形態3)
図3(a)は、本発明の実施の形態3におけるキャップ部材の閉塞時の燃料カートリッジをキャップ部材の装着側から見た概略透視図で、図3(b)は、図3(a)のA−A線断面図である。なお、図3においても、理解を助けるために、キャップ部材を備えた燃料カートリッジを例に説明する。
図3に示すように、本発明の実施の形態3の燃料カートリッジ80は、少なくとも燃料カートリッジ本体82と放出孔100を形成したキャップ本体94を有するキャップ部材90とが一体的に設けられて構成されている。
つまり、本発明の実施の形態3はキャップ本体94に放出孔100を形成している点で、実施の形態1とは異なる。
そして、燃料カートリッジ本体82には、例えば携帯電話などの機器(図示せず)の燃料注入部(図示せず)と接続する燃料供給部84を備えている。また、燃料供給部84には、その外周にメカニカルキー85を有している。なお、メカニカルキー85は、実施の形態1と同様であり説明を省略する。
また、キャップ部材90は、閉塞時に燃料カートリッジ本体82の燃料供給部84を収納する凹部92を設けたキャップ本体94と、凹部92に設けられた、例えば多孔質材料などからなる吸液体96とを有し、例えばヒンジ部などからなる開閉部材98で開閉可能に結合されている。このとき、キャップ本体94には、吸液体96に吸液された燃料を気体88として大気中に放出する複数の放出孔100が形成されている。そして、キャップ部材90が燃料カートリッジ本体82の燃料供給部84を収納したとき、キャップ部材90の吸液体96が燃料供給部84の少なくとも先端部と当接する構成からなる。
以下に、本発明の実施の形態3のキャップ本体94に設けた放出孔100の機能について、図3を用いて具体的に説明する。
通常、実施の形態1で説明したように、燃料供給部84を介して機器の燃料注入部と接続した場合、燃料供給部84の押圧部材から先端部間に燃料が滞留する。
そこで、図3に示すように、燃料供給部84の先端部に当接した吸液体96に、例えば毛細管現象により燃料供給部84に残留した燃料を吸液させる。
そして、吸液体96に吸液された燃料は気化し、図3に示すようにキャップ本体94に設けた放出孔100を介して、大気中に気体88として放出される。
つまり、本実施の形態によれば、キャップ部材90を開放することなく、放出孔100を介して、常時放出することができる。
なお、上記構成の吸液体の機能や、各構成要素の材料などは実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、本実施の形態によれば、キャップ部材を開閉することなく、吸液体で吸収した燃料を効率的に気体として放出できるため、安全性、信頼性とともに利便性に優れた燃料カートリッジを実現できる。
以下に、本発明の実施の形態3の別の例について、図4を用いて説明する。
図4(a)は、本発明の実施の形態3の別の例におけるキャップ部材の閉塞時の燃料カートリッジをキャップ部材の装着側から見た概略透視図で、図4(b)は、図4(a)のA−A線断面図である。
図4に示すように、キャップ本体94の放出孔100に、例えば水分などの液体の浸入を防ぐ浸入防止部材110を設けた点で、上記の実施の形態とは異なる。
ここで、浸入防止部材110として、例えばフッ素樹脂で被覆した多孔質材料、織布や不織布が用いられる。また、キャップ本体の少なくとも放出孔やその近傍に、例えばフッ素樹脂などで撥水処理をしてもよいし、0.1μm〜100μmの微細孔を有するフッ素樹脂などのシートで被覆してもよい。
これにより、吸液体の燃料の吸液量や吸液効率が低下しないため、長期間に渡って燃料カートリッジを使用せず保管できる信頼性の高い燃料カートリッジを実現できる。
なお、上記実施の形態では、キャップ部材をヒンジ構造などの開閉部材で開閉する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、燃料カートリッジ本体にねじ部を設け、それに螺合するキャップ部材としてもよい。また、燃料カートリッジ本体の一部に凹部または凸部を設け、キャップ部材に、燃料カートリッジの凹部または凸部と嵌合する凸部または凹部を全周囲または部分的に設ける構成としてもよい。つまり、キャップ部材と燃料カートリッジの嵌合構造としては、キャップ部の凹部に設けた吸液体と燃料供給部とが閉塞時に当接する構成であれば、特に制限されない。
また、上記実施の形態では、放出孔を吸液体の存在する領域にのみ形成した例で説明したが、これに限られない。例えば、キャップ本体の凹部の側面に形成してもよく、同様の効果が得られる。
なお、上記各実施の形態では、キャップ部材が凹部形状である例で説明したが、これに限られない。例えば、図5(a)に示すように、キャップ部材200の少なくとも一部に突出部210を設け、図5(b)に示すようにキャップ部材を開放してもよい。これにより、キャップ部材の開閉を容易にできる。
また、上記各実施の形態では、燃料カートリッジ本体やキャップ本体の形状として、円筒形状を例に説明したが、これに限られない。例えば、燃料カートリッジ本体として、角柱形状や楕円の筒形状でもよい。キャップ本体としては、凹部を有する楕円の筒形状でもよく、開閉できる形状であれば特に制限されない。
また、上記各実施の形態では、燃料カートリッジ本体とキャップ本体が嵌まり合う形状を例に説明したが、これに限られない。例えば、開閉部材の以外の箇所に、互いに嵌め合う鉤形の留め金構造を設けてもよい。これにより、キャップ部材を確実に燃料カートリッジ本体に固定できるため、燃料カートリッジの使用条件によるキャップ部材の不測の開放を確実に防止できる。
また、上記各実施の形態を互いに組み合わせて適用してもよいことはいうまでもない。
本発明のキャップ部材によれば、漏液が許容されない燃料を安全に保管および使用できるため、燃料電池を搭載する携帯用の機器に燃料を供給する燃料カートリッジにおいて有用である。
(a)本発明の実施の形態1におけるキャップ部材の閉塞時の燃料カートリッジをキャップ部材の装着側から見た概略透視図(b)図1(a)のA−A線断面図(c)本発明の実施の形態1におけるキャップ部材の開放時の燃料カートリッジの断面図 (a)本発明の実施の形態2におけるキャップ部材の閉塞時の燃料カートリッジをキャップ部材の装着側から見た概略透視図(b)図2(a)のA−A線断面図(c)本発明の実施の形態2におけるキャップ部材の開放時の燃料カートリッジの断面図 (a)本発明の実施の形態3におけるキャップ部材の閉塞時の燃料カートリッジをキャップ部材の装着側から見た概略透視図(b)図3(a)のA−A線断面図 (a)本発明の実施の形態3の別の例におけるキャップ部材の閉塞時の燃料カートリッジをキャップ部材の装着側から見た概略透視図(b)図4(a)のA−A線断面図 (a)本発明の各実施の形態におけるキャップ部材の閉塞時の燃料カートリッジの断面図(b)本発明の各実施の形態におけるキャップ部材の開放時の燃料カートリッジの断面図
符号の説明
10,40,80 燃料カートリッジ
12,42,82 燃料カートリッジ本体
14,44,84 燃料供給部
15,45,85 メカニカルキー
18,48,88 気体
20,50,90,200 キャップ部材
22,52,92 凹部
24,54,94 キャップ本体
26,56,96 吸液体
28,58,98 開閉部材
60 自動閉塞装置
100 放出孔
110 浸入防止部材
210 突出部

Claims (8)

  1. 燃料供給部を有する燃料カートリッジに設けられた前記燃料供給部をカバーするキャップ部材であって、
    前記キャップ部材は前記燃料供給部を収納する凹部と、前記凹部に設けられた吸液体とを備え、
    前記キャップ部材が前記燃料カートリッジの前記燃料供給部を収納したとき、前記吸液体と前記燃料供給部が当接することを特徴とするキャップ部材。
  2. 前記吸液体は、多孔質材料からなり、少なくとも前記燃料供給部と当接する近傍の前記多孔質材料の多孔度が大きいことを特徴とする請求項1に記載のキャップ部材。
  3. 前記キャップ部材に、前記吸液体が吸液した前記燃料カートリッジの燃料を気体として放出する放出孔を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャップ部材。
  4. 前記放出孔は、外部からの液体の浸入を防止する形状または、浸入防止部材を充填していることを特徴とする請求項3に記載のキャップ部材。
  5. 少なくとも前記放出孔の近傍の前記キャップ部材、または前記浸入防止部材に撥水処理したことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のキャップ部材。
  6. 前記キャップ部材に、開けた状態から自動的に閉じた状態に戻る自動閉塞装置を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のキャップ部材。
  7. 前記自動閉塞装置が、ばね部材からなることを特徴とする請求項6に記載のキャップ部材。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のキャップ部材を備えていることを特徴とする燃料カートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102062011B1 (ko) * 2019-08-19 2020-01-02 송기선 잉크젯 프린터용 잉크카트리지

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