JP4855909B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、整流子及びブラシを有する回転電機に関する。
整流子が固定されているモータ回転軸の回転を減速するための伝動装置を収容する伝動装置ケーシングに、回転軸線との直交方向に開口する組付開口を形成し、組付開口からブラシホルダを挿入することで、複数のブラシを整流子に当接させる技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特表2002−533050号公報 特表2000−517160号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、一端がブラシホルダに固定された板ばねの他端にブラシを設けるハンマ型ブラシを採用するので、回転電機の作動に伴うブラシの共振(振動)が生じやすい問題があった。また、特許文献2記載の技術では、ブラシホルダが伝動装置ケーシングに結合されないので、回転電機の作動に伴うブラシの共振(振動)が生じやすい問題があった。これらの振動は、伝動装置ケーシング等に伝達されると外部に作動音を生じさせる原因となる。
本発明は上記事実を考慮して、作動に伴うハウジングの振動を抑制することができる回転電機を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る回転電機は、整流子と、前記整流子の周面に摺接されて該整流子に給電するブラシと、筒状に形成されると共に外周部に開口を有し、前記整流子を外周側から覆うハウジングと、板状に形成されると共に厚み方向を前記整流子の軸線との交差方向に一致させた姿勢で前記開口から前記ハウジングに挿入され、前記ブラシを保持するブラシホルダと、前記ブラシホルダと前記ハウジングとの間に設けられ、前記ブラシホルダを前記ハウジングに対し前記整流子の軸線との交差面に沿う方向の相対変位が可能に弾性的に支持する弾性支持手段と、前記弾性支持手段による前記ハウジングに対する前記ブラシホルダの相対変位を制限する変位制限構造と、を備え、前記ブラシホルダは、前記開口への挿入方向の先頭側に開口する切欠部を形成するように設けられ前記整流子を跨ぐ一対の脚部と、該一対の脚部を連結する連結部とを有し、前記弾性支持手段は、それぞれ前記ブラシホルダの脚部を外周側及び厚み方向の両側から覆いつつ該脚部と前記ハウジングとの間に介在する一対の脚部支持用弾性部材を含んで構成されており、前記変位制限構造は、前記ハウジングに形成され前記脚部支持用弾性部材が嵌合する保持溝を含んで構成されている。
請求項1記載の回転電機では、ハウジングの開口から整流子の半径方向に沿って挿入されたブラシホルダにブラシが保持されており、このブラシを介して整流子に給電されて電機子とハウジングとの相対回転、すなわち整流子とブラシ(ホルダ)との相対回転が生じる。ここで、本回転電機では、ブラシホルダが弾性支持手段を介してハウジングに整流子軸線との交差(直交)面に沿う相対変位可能に支持されているため、換言すれば、ブラシホルダはハウジングに対し整流子軸線との交差面方向にフローティング支持されているため、整流子との相対回転に伴いブラシからブラシホルダに伝わった振動がハウジングに伝達されることが抑制される。
このように、請求項1記載の回転電機では、作動に伴うハウジングの振動を抑制することができる。
また、本回転電機では、変位制限構造を備えるため、ブラシホルダの振動自体が抑制(振動振幅が低減)され、ハウジングに伝達される振動が一層効果的に抑制される(伝達される振動レベルが小さく抑えられる)。
そして、本回転電機では、脚部支持用弾性部材がハウジングの保持溝に嵌合することで、一対の脚部(ブラシホルダ)は、整流子軸線との交差方向(例えば径方向)、整流子軸線方向(例えばブラシホルダの厚み方向)のハウジングに対する相対変位(量)が制限されている。このように、簡単な構造で複数方向のフローティング支持、変位制限を実現することができる。
請求項2記載の発明に係る回転電機は、請求項1記載の回転電機において、前記本体部は、前記弾性支持手段は、前記ブラシホルダを前記ハウジングに対し前記整流子の軸線方向に相対変位可能に弾性的に支持している。
請求項2記載の回転電機では、ブラシホルダはハウジングに対し整流子軸線方向を含む各方向にフローティング支持されているため、整流子軸線との交差面方向の振動の他、整流子軸線方向(スラスト方向)の振動のハウジンウへの伝達を抑制することができる。
請求項記載の発明に係る回転電機は、請求項1又は請求項2記載の回転電機において、前記弾性支持手段は、さらに前記ブラシホルダの連結部と前記ハウジングとの間に介在する連結部支持用弾性部材を含んで構成されている。
請求項記載の回転電機では、整流子の径方向に沿ってハウジングに挿入されるブラシホルダは、整流子を跨ぐように形成された切欠部の両縁を成すように形成された一対の脚部と、該一対の脚部をハウジングの開口側(挿入方向の先頭側の反対側)を連結する連結部とを有する。一対の脚部には、それぞれ脚部支持用弾性部材が装着されおり、連結部とハウジングとの間には連結部支持用弾性部材が介在している
請求項記載の発明に係る回転電機は、請求項記載の回転電機において、前記変位制限構造は、前記ブラシホルダの連結部に対する厚み方向の一方側又は両側に設けられ、前記連結部支持用弾性部材を介して前記ブラシホルダを前記ハウジングに結合する結合部を含んで構成されている。
請求項記載の回転電機では、ブラシホルダの連結部は、少なくとも1つの連結部支持用弾性部材を介してハウジングに結合されることで、脚部支持用弾性部材によるフローティング支持状態を維持しつつハウジングに対する変位が連結部側で制限されている。これにより、ブラシホルダは、整流子に対する一方側に位置する一対の脚部と、整流子に対する他方側に位置する連結部とにおいて、フローティング支持状態でかつ変位制限されているので、倒れ等の姿勢変化が効果的に抑制される。しかも、結合部がブラシホルダの連結部の厚み方向一方側又は両側に位置するため、換言すれば、結合部が連結部の厚み方向にオフセットして一対の脚部の保持溝による支持部位とは同一面内に存在しない3次元的支持構造とされているため、ブラシホルダのハウジングに対する振動を一層効果的に抑制することができる(振幅を一層小さく抑えることができる)。
請求項記載の発明に係る回転電機は、請求項記載の回転電機において、前記結合部は、前記ハウジングに前記開口に臨んで開口されためねじ部におねじ部材を螺合させる締結構造とされている。
請求項記載の回転電機では、ブラシホルダを整流子の径方向からハウジングに挿入する動作で一対の脚部支持用弾性部材を保持溝に嵌合させ、ハウジングの開口に臨んで開口しているめねじ部におねじ部材を螺合することで、すなわち簡単な組付作業で、ハウジングに対するブラシホルダのフローティング支持、変位制限を実現することができる。
請求項記載の発明に係る回転電機は、請求項1請求項の何れか1項記載の回転電機において、前記ブラシホルダは、互いの軸線が一致するように前記各脚部に固定され該軸線方向に沿って前記ブラシを相対変位可能に挿入保持する一対のブラシケースを有しており、前記弾性支持手段は、前記開口部側への移動が規制されるように前記ハウジング係合することで、前記一対のブラシケースの軸線上に前記整流子の軸心が位置するように前記ブラシホルダが配置される芯出し構造を有する。
請求項記載の回転電機では、ブラシホルダをハウジングに挿入して弾性支持手段に支持させると、該弾性支持手段の芯出し構造がハウジングに係合してブラシホルダの整流子に対する芯出しが成される。これにより、ブラシと整流子との摺接に起因する振動発生が抑制される。
請求項記載の発明に係る回転電機は、整流子と、前記整流子の周面に摺接されて該整流子に給電するブラシと、筒状に形成されると共に外周部に開口を有し、前記整流子を外周側から覆うハウジングと、板状に形成されると共に厚み方向を前記整流子の軸線との交差方向に一致させた姿勢で前記開口から前記ハウジングに挿入され、それぞれ前記ブラシを保持する一対の脚部と該一対の脚部における前記開口側部分間を連結する連結部とを有するブラシホルダと、それぞれ前記ブラシホルダの脚部を外周側及び厚み方向の両側から覆うと共に、前記ハウジングの内周部に形成された保持溝に嵌合された脚部支持用弾性部材と、前記ブラシホルダの連結部に対する厚み方向の一方側又は両側に係合保持され、前記ハウジングと該ハウジングに螺合した締結具との間に介在する連結部支持用弾性部材と、を備えている。
請求項記載の回転電機では、ハウジングの開口から整流子の半径方向に沿って挿入されたブラシホルダの各脚部にそれぞれブラシが保持されており、これらのブラシを介して整流子に給電されて電機子とハウジングとの相対回転、すなわち整流子とブラシ(ホルダ)との相対回転が生じる。ブラシホルダは、一対の脚部にそれぞれ装着された脚部用弾性支持部材がそれぞれハウジングの保持溝に嵌合すると共に、連結部の厚み方向一方側又は両側に保持された連結部支持用弾性部材をハウジングと締結具とで弾性変形可能に挟み込むことで、ハウジングに対し各方向に相対変形可能(フローティング支持状態で)かつ該相対変位(量)が制限された支持状態とされている。
これにより、本回転電機は、ブラシホルダのフローティング支持によるハウジングへの振動伝達抑制効果と、ハウジングに対する変位制限によるブラシホルダ自体の振動抑制効果とを得ることができる。特に、保持溝による一対の脚部の支持部位と、締結具による連結部の支持部位とが同一平面状にない3次元的な支持構造とされているため、ブラシホルダのハウジングに対する振動を一層効果的に抑制することができる(振幅を一層小さく抑えることができる)。
このように、請求項記載の回転電機では、作動に伴うハウジングの振動を抑制することができる。
請求項記載の発明に係る回転電機は、請求項記載の回転電機において、前記締結具はおねじ部材であり、前記ハウジングにおける前記おねじ部材が螺合するめねじ部は前記ハウジングの開口の開放側を向けて開口している。
請求項記載の回転電機では、ブラシホルダを整流子の径方向からハウジングに挿入する動作で一対の脚部支持用弾性部材を保持溝に嵌合させ、ハウジングの開口に臨んで開口しているめねじ部におねじ部材を螺合することで、すなわち簡単な組付作業で、ハウジングに対するブラシホルダのフローティング支持、変位制限を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る回転電機として減速機付モータ10について、図1乃至図7に基づいて説明する。先ず、減速機付モータ10の概略全体構成を説明し、次いで本発明の要部であるブラシホルダ56の取付構造について詳細に説明することとする。
(減速機付モータの全体構成)
図1には、減速機付モータ10の概略全体構成平面断面図にて示されており、図2には、減速機付モータ10の分解斜視図が示されている。これらの図に示される如く、減速機付モータ10は、モータ部10Aと該モータ部10Aに連結するギヤ部10Bとを主要部として構成されている。
モータ部10Aはマグネット式モータであり、モータ部10Aのヨーク12内には、マグネット13が固定配置されると共に整流子としてのコンミテータ15と一体に形成された電機子としてのアーマチャ14が収容されている。また、ヨーク12内では、アーマチャ14のアーマチャシャフト16の一端部が軸受部(図示省略)によって支持されている。
さらに、アーマチャシャフト16の先端部は、ヨーク12に連結されたギヤ部10Bのギヤハウジング18内へ延出されている。この実施形態では、コンミテータ15は、ギヤハウジング18内に配設されており、その周面に摺接可能に当接するブラシ68によって給電される構成とされている。後に詳述する通り、ブラシ68は、ギヤハウジング18に取り付けられたブラシホルダ56に保持されている。
また、アーマチャシャフト16の他端は、ギヤハウジング18に設けられたベアリング19によって該ギヤハウジング18すなわちヨーク12に対し回転自在に支持されている。そして、ギヤ部10Bでは、アーマチャシャフト16の他端にウォーム20が同軸的かつ一体に回転するように連結されており、このウォーム20の先端部は図示しない軸受部によってギヤハウジング18に支持されている。
このギヤハウジング18は、ウォーム20及びこのウォーム20に噛合するウォームホイール22を収容するようになっており、ウォームホイール22の軸線方向一方側に開口する扁平容器状に形成されている。ウォームホイール22には、図示しない出力軸が同軸的かつ固定的に設けられており、ギヤハウジング18の底板部18Aに形成された出力軸孔18B(図3参照)から該ギヤハウジング18外に突出している。このギヤハウジング18の開口部18Cは、カバー24にて封止されている。また、図2及び図7に示される如く、ウォーム20とウォームホイール22とは、インナカバー25によってギヤハウジング18(後述するギヤハウジング本体26)内でも被覆されている。
以上説明した減速機付モータ10は、モータ部10Aのコンミテータ15がブラシ68を介して給電されると、アーマチャ14がアーマチャシャフト16と共に回転し、ウォーム20を軸線廻りに回転するようになっている。そして、ギヤ部10Bにおいて、ウォーム20の回転は該ウォーム20に噛み合っているウォームホイール22に伝達され、ウォームホイール22は図示しない出力軸と一体に回転して負荷装置を駆動する構成である。
このような減速機付モータ10は、例えば、自動車のワイパ装置に、ウインドシールドガラスを払拭するためのワイパアームに揺動力を付与する駆動源として適用される。この実施形態では、減速機付モータ10は、ワイパアームの反転動作させるためにモータ部10Aの回転を切り替えて正逆回転させることができるモータ構成とされている。
(ブラシホルダの取付構造)
先ず、ブラシホルダ56が取り付けられるギヤハウジング18側の構造を説明する。図1及び図2に示される如く、ギヤハウジング18は、上記の通り扁平容器状に形成されてウォーム20及びウォームホイール22を収容するギヤハウジング本体26と、該ギヤハウジング本体26に一体に形成されてヨーク12に連結されるヨーク連結部28とを含んで構成されている。この実施形態では、ギヤハウジング本体26は、ウォームホイール22の軸線方向視で略矩形状に形成されている。この実施形態では、ヨーク連結部28が本発明におけるハウジングに相当する。
一方、ヨーク連結部28は、ヨーク12側に開口すると共に該ヨーク12と略同軸的に連結される有底円筒状を成しており、ギヤハウジング本体26の一角隅部に配置されている。このヨーク連結部28は、筒状部30に設けられたフランジ30Aにおいてヨーク12のフランジ12Aに締結等によって結合されており、底板部32に形成されたボス部34のボス孔34Aを通じて、ギヤハウジング本体26内にアーマチャシャフト16が突出可能とされている。ボス部34には、上記したベアリング19が保持されている。
また、図4及び図7に示される如く、ヨーク連結部28の筒状部30は、その軸線方向における主にフランジ30Aと底板部32にかけての部分が、略半周に亘り切り欠かれて径方向にアクセス可能に開口する開口部30Bが形成されている。したがって、ヨーク連結部28におけるフランジ30Aよりもギヤハウジング本体26側の部分は、略半円筒状を成しており、底板部32が略半円板状を成していると把握することも可能である。
この実施形態では、開口部30Bの開口方向は、ギヤハウジング18の開口部18Cの開口方向に一致している。なお、補足すると、開口部30Bの開口面は、筒状部30の周面に沿った(フランジ30A側の円筒状部分に連続する)円筒面である(筒状部30の内部空間が円柱状である)として把握することもでき、切欠端面に沿った平面である(筒状部30の内部空間が半円柱状である)として把握することも可能であるが、以下、前者を開口部30Bの開口面として説明することとする。ブラシホルダ56は、開口部30Bを通じて、コンミテータ15の径方向(図4等の矢印A参照)からヨーク連結部28に取り付けされるようになっている。
さらに、図3及び図4に示される如く、ヨーク連結部28の筒状部30内周部には、開口部30Bに臨んで開口する保持溝36が形成されている。保持溝36は、筒状部30の周方向に長手とされ筒状部30内面から立設された略半円弧状の溝壁38と、筒状部30内面における溝壁38のヨーク12側から該筒状部30の周方向に沿って立設された溝壁40との間に形成されている。溝壁40は、コンミテータ15の軸線に対する両側に分離して立設されており、このため保持溝36はコンミテータ15を挟んで一対設けられている。この実施形態では、溝壁40の長手方向におけるコンミテータ15側端部と溝壁38とを連結して各保持溝36の長手方向におけるコンミテータ15側を閉止する一対の閉止壁42が、筒状部30の内面から立設されている。
また、図4に示される如く、ヨーク連結部28には、ブラシホルダ56を締結するための締結部44、46が設けられている。締結部44は、開口方向(軸線方向)が開口部30Bの開口方向(ウォームホイール22の軸線方向)に一致されためねじ部としてのビスボス48と、該ビスボス48とヨーク連結部28とを連結する保持片50とを有する。保持片50は、側面視で略L字状に形成され、ヨーク連結部28における開口部30Bよりもヨーク12側に位置する円筒状部分の保持溝36から最も遠い位置からビスボス48と平行を成すようにコンミテータ15側に延設されたハウジング連結部50Aと、ハウジング連結部50Aから底板部32側に向けて延設されビスボス48が立設されたビスボス保持部50Bとで構成されている。ビスボス48は、コンミテータ15に対し保持溝36側と反対側を向いて開口している。
一方、締結部46は、開口方向(軸線方向)が開口部30Bの開口方向(ウォームホイール22の軸線方向)に一致されたビスボス48と、該ビスボス48を底板部32に連結する支持片54とを有する。支持片54は、側面視で略L字状に形成され、ビスボス48と平行を成すように底板部32からボス部34よりも開口部30B側に突出するように延設されたボス連結部54Aと、ボス連結部54Aからボス部34にオーバラップするように延設されビスボス48が立設されたビスボス保持部54Bとで構成されている。ビスボス保持部50B、54Bは、互いに同一平面上に沿って位置している。
次に、ブラシホルダ56の構成を説明する。図4及び図6に示される如く、ブラシホルダ56は、平板状に形成されたホルダ本体58と、ホルダ本体58の板厚方向の両側に張り出した結合部としての締結部60とを含んで構成されている。ホルダ本体58は、コンミテータ15を跨ぐように開口部30Bへの挿入方向の先頭側(保持溝36側)に開口した切欠部58Aが形成されており、切欠部58Aを挟む一対の脚部62と、一対の脚部62を連結する連結部64とを有して構成されている。
図4及び図6に示される如く、一対の脚部62には、それぞれ略矩形筒状を成すブラシケース66がコンミテータ15の軸心を向くように固定されており、それぞれのブラシケース66内には、ブラシ68が軸線方向に相対変位可能に挿入されている。各ブラシ68には給電線70が機械的かつ電気的に接続されている。各ブラシ68は、脚部62から突設された支持棒71に支持されたトーションスプリング72によって切欠部58Aに突出する方向に付勢されている。この付勢力によって、ブラシ68がコンミテータ15に圧接されるようになっている。また、図示は省略するが、ブラシケース66とブラシ68との間には、ブラシ68をコンミテータ15に対する非接触位置で保持するための保持機構が設けられており、ブラシホルダ56をヨーク連結部28に装着する際には、ブラシ68をコンミテータ15に対する非接触位置で保持するようになっている。
図6に示される如く、各締結部60は、ブラシホルダ56の開口部30Bへの挿入方向との直交面に沿って延在する取付片74を有し、取付片74には、板厚方向に貫通すると共に連結部64(ホルダ本体58)側とは反対側が開口部75Aとされた切欠部75が形成されている。切欠部75は、開口部75Aの開口幅が略円形を成す嵌合部75Bの直径よりも小とされている。また、各締結部60の取付片74における幅方向両端からはそれぞれ側壁76が立設されている。各側壁76は、連結部64にも連続して取付片74の補強機能を果たすようになっている。
また、ブラシホルダ56には、一端がブラシ68に接続された給電線70の他端が接続された導電プレート78が取り付けられており、導電プレート78の一端は、一方の各締結部60における一対の側壁76の側方で図示しない端子部を成している。この端子部は、ギヤハウジング18又はカバー24に設けられた図示しないコネクタ部の端子と電気的に接続されるようになっている。
以上説明したブラシホルダ56は、図3及び図4に示される如く、ブラシケース66、ブラシ68、給電線70、導電プレート78が組み付けられた状態で、コンミテータ15の径方向に沿って、開口部30Bを通じてヨーク連結部28の筒状部30に取り付けられ、該ヨーク連結部28に対しフローティング支持されるようになっている。以下、具体的に説明する。
図4及び図6に示される如く、ブラシホルダ56の一対の脚部62には、それぞれ脚部支持用弾性部材としてのフローティングゴム80が装着されている。フローティングゴム80は、それぞれホルダ本体58(筒状部30)の周方向に沿って長手とされると共に該長手方向との直交断面が略「コ」字状とされて、脚部62における周縁部を外側及び板厚方向の両側から被覆している。この実施形態では、フローティングゴム80は、切欠部58Aの縁部の一部をも被覆するように延設された延設部80Aを有しており、全体として略「レ」字状を成している。
この実施形態では、図4及び図6に示される如く、フローティングゴム80の延設部80Aは、ホルダ本体58における切欠部58Aの縁部と略面一とされ、該切欠部58A側すなわちコンミテータ15側に張り出さない(張り出し量が小さい)構成とされている。これにより、フローティングゴム80は、コンミテータ15との干渉が防止されるようになっている。このため、図6に一方のフローティングゴム80を取り外すと共に一部切り欠いて示す如く、脚部62には、フローティングゴム80の延設部80Aにおける切欠部58A側から該脚部62を覆う部分の肉厚分の段差部62Aが形成されている。
また、図6に示される如く、脚部62には、フローティングゴム80の端部に設けられた係止突起80Bが係止される係止凹部62Bが形成されている。この係止突起80Bが係止凹部62Bに係止されることにより、フローティングゴム80の脚部62すなわちブラシホルダ56からの脱落が防止される構成である。そして、図4及び図6に示される如く、フローティングゴム80は、その延設部80Aを除く部分は、脚部62の周縁部よりも外側(コンミテータ15の径方向外側)に張り出している。
各フローティングゴム80(延設部80Aを除く部分)は、それぞれ筒状部30の異なる保持溝36に嵌合するようになっている。この状態で、ブラシホルダ56は、ヨーク連結部28に対し、コンミテータ15の軸線方向及び該軸線との直交面に沿う方向への相対変位が許容されるように弾性支持されると共に、各方向への相対変位が保持溝36によって制限されている。
また、ブラシホルダ56の各締結部60は、連結部支持用弾性部材としてのフローティングゴム82を介して締結部44、締結部46に結合されるようになっている。図4及び図5に示される如く、フローティングゴム82は、軸線方向の両端部が中央部よりも径方向に張り出してフランジ82Aとされた略鼓状の外径を有する筒状を成しており、軸線方向の長さがビスボス48の長さよりも大とされている。各フローティングゴム82は、一対のフランジ82Aが取付片74に対し板厚方向の異なる側に位置するように切欠部75の嵌合部75Bに嵌合することで、締結部60に対する軸線方向の脱落が防止されている。
図5に示される如く、一方のフローティングゴム82には、ビスボス48が挿入(嵌合)されると共に、他方のフローティングゴム82には、ビスボス48が挿入(嵌合)されている。これにより、各フローティングゴム82は、締結部60に対する開口部75Aからの脱落が防止されている。ビスボス48は、フローティングゴム80を先頭にブラシホルダ56を開口部30Bから装着する動作に伴って、対応するフローティングゴム80に挿入されるようになっている。
このビスボス48の挿入状態のフローティングゴム82におけるビスボス保持部50B、支持片54側と反対側の端面には、ワッシャ84が設けられており、該ワッシャ84に頭部86Aを係合させた雄ねじ部材又は締結具としてのビス86が対応するビスボス48に螺合している。この状態でブラシホルダ56は、フローティングゴム82により、コンミテータ15の軸線方向及び該軸線との直交面に沿う方向への相対変位が許容されるように弾性支持されると共に、各方向への相対変位が各締結部60と締結部44、46とのビス86による締結によって制限されている。
以上により、ブラシホルダ56は、全体として、各フローティングゴム80、82によって、ヨーク連結部28すなわちヨーク12、ギヤハウジング18に対しコンミテータ15の軸線方向及び該軸線との直交面に沿った各方向への相対変位可能にフローティング支持されており、かつ各方向への相対変位がフローティングゴム80と保持溝36との嵌合構造、及びフローティングゴム82を介した各締結部60と締結部44、46との締結構造によって制限されている。換言すれば、各方向への相対変位がフローティングゴム80と保持溝36との嵌合構造、及びフローティングゴム82を介した各締結部60と締結部44、46との締結構造が、本発明における「変位制限構造」に相当する。
次に、第1の実施の形態の作用を説明する。
上記構成の減速機付モータ10では、その組立過程において、モータ部10Aを構成するヨーク12とギヤ部10Bを構成するギヤハウジング18のヨーク連結部28とが、互いのフランジ12A、フランジ30Aにて結合されると共に、アーマチャシャフト16がベアリング19を含む各軸受にて回転自在に支持された状態で、換言すれば、コンミテータ15のヨーク連結部28に位置が決まった状態で、ブラシホルダ56をヨーク連結部28に取り付ける。
具体的には、ブラシケース66、ブラシ68、給電線70、導電プレート78が組み付けられたブラシホルダ56を、ホルダ本体58の板厚方向がコンミテータ15の軸線方向に略一致すると共に、切欠部58Aの開口側(フローティングゴム80装着側)が開口部30B(コンミテータ15)を向く姿勢で、コンミテータ15の径方向に沿って開口部30Bから筒状部30内に挿入する。この挿入動作に伴って、各フローティングゴム80が保持溝36に嵌合すると共に、各フローティングゴム82にビスボス48が挿入される。そして、各フローティングゴム82にワッシャ84をセットしてビス86をビスボス48、ブラシホルダ56に螺合する。
次いで、コンミテータ15に対する非接触位置で保持されているブラシ68の保持状態を解除する。すると、各ブラシ68は、トーションスプリング72の付勢力でブラシケース66から突出し、コンミテータ15の周面に圧接される。これにより、ブラシホルダ56の組付が完了する。
この減速機付モータ10は、給電線70、ブラシ68を介してコンミテータ15に給電されると、アーマチャ14がアーマチャシャフト16と共に軸線廻りに回転する。これにより、ギヤ部10Bでは、ウォーム20がアーマチャシャフト16と一体に回転し、この回転がウォームホイール22によって減速されて出力軸に伝達される。このような減速機付モータ10(モータ部10A)の回転駆動時には、ブラシホルダ56にブラシケース66を介して保持されたブラシ68は、コンミテータ15との相対回転に伴う摺接によって起振力を受ける。
ここで、減速機付モータ10では、ブラシホルダ56がフローティングゴム80、フローティングゴム82によってヨーク連結部28に対しフローティング支持されているため、仮にブラシ68に振動が生じても、この振動がヨーク連結部28すなわちヨーク12、ギヤハウジング18に伝達されることが抑制される。特に、コンミテータ15とブラシ68との摺接に伴って生じやすいコンミテータ15の軸線との直交方向の振動伝達を効果的に抑制することができる。しかも、減速機付モータ10では、ブラシホルダ56がコンミテータ15の軸線との直交面に沿う方向(例えば径方向)だけではなく、コンミテータ15の軸線方向の相対変位を許容するため、各方向の振動に対し振動絶縁効果を得ることができる。
またここで、減速機付モータ10では、フローティングゴム80と保持溝36との嵌合、フローティングゴム82を介した各締結部60と締結部44、46との締結結合によってブラシホルダ56のヨーク連結部28に対する相対変位(量)が制限されているため、ブラシ68とコンミテータ15との摺接に起因するブラシホルダ56の振動の発生自体が抑制されている。
しかも、減速機付モータ10では、各締結部60(フローティングゴム82)が一対の脚部62(フローティングゴム80)に対しホルダ本体58の板厚方向にオフセットしているため、換言すれば、ブラシホルダ56は、同一平面上に位置しない複数の支持(固定)部にて3次元的にヨーク連結部28に支持されているため、ブラシホルダ56の振動(例えば、ホルダ本体58の板面がアーマチャシャフト16の軸線に対して傾斜する方向への振動、ホルダ本体58を膜として把握した場合の膜振動など)を効果的に抑制することができる。特に、減速機付モータ10では、ホルダ本体58の板厚方向両側にそれぞれ締結部60を設けているので、ホルダ本体58を膜として把握した場合の膜振動など)を一層効果的に抑制するだけでなく、アーマチャシャフト16の軸線に対するブラシホルダ56の姿勢が適正な状態で安定して固定されるので、そのブラシホルダ56に支持される各ブラシ68のコンミテータ15に対する接触姿勢も安定し、より一層振動抑制効果が向上する。
以上により、本発明の第1の実施形態に係る減速機付モータ10では、ブラシ68とコンミテータ15との摺接に起因するヨーク12、ギヤハウジング18への振動伝達が抑制され、作動音を低減することができる。
また、減速機付モータ10では、保持溝36、ビスボス48が開口部30Bの開口方向と同じ向きを向いて開口しているので、ブラシホルダ56をコンミテータ15の径方向に沿って開口部30Bから組み付ける動作に伴って、フローティングゴム80の保持溝36への嵌合、フローティングゴム82へのビスボス48の挿入が果たされる。しかも、ビス86を、ブラシホルダ56のヨーク連結部28に対する挿入方向と同じ方向から組み付けることができる。
そして、これらを実現する開口部30Bの開口方向はギヤハウジング18の開口部18Cの開口方向と同じであるため、ウォームホイール22、インナカバー25、カバー24をも同じ方向から組み付けることができる。以上により、減速機付モータ10では、ギヤ部10Bを構成するギヤハウジング18に対する部品組付方向が、モータ部10A(ヨーク12、アーマチャシャフト16)の組付を除き共通化されているので、組立作業性が良好である。特に、自動組立装置を用いる場合に有利となる。
以下の説明で、第2の実施形態を示す「実施形態」の語については、「参考例」と読み替えるものとする。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る減速機付モータ90について、図8及び図9に基づいて説明する。なお、上記第1の実施形態と基本的に同一の部品、部分には、上記第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略し、また図示を省略する場合もある。
図9には、第2の実施形態に係る減速機付モータ90の要部を拡大した分解斜視図が示されている。この図に示される如く、減速機付モータ90は、ブラシホルダ56に代えてブラシホルダ92を備えている。ブラシホルダ92は、板状に形成されると共に、コンミテータ15を跨ぐように開口部30Bへの挿入方向先頭側(保持溝36側)に開口した切欠部92Aを有する。切欠部92Aの両側には、それぞれブラシケース66、ブラシ68、給電線70、支持棒71、トーションスプリング72が配設されている。
図9(A)に示される如く、この実施形態では、一対のブラシケース66は、コンミテータ15の軸心Cに対し180°を成すように、かつ長手方向がブラシホルダ92の開口部30Bへの挿入方向との直交方向と一致するように配置されている。また、ブラシホルダ92における切欠部92Aの開口端の両側周縁部は、ブラシケース66の長手方向と略平行を成す直線状に形成されて座部92Bとされている。
そして、この実施形態は、ブラシホルダ92をヨーク連結部28にフローティング支持するための単一のフローティングゴム94が設けられている。フローティングゴム94は、ブラシホルダ92の周縁部における切欠部92Aの内縁を形成する部分を除き、座部92Bを含む略全周に亘る周縁部を外側及び板厚方向の両側から被覆している。このフローティングゴム94における一対のブラシケース66(ブラシ68)の軸線の延長線Lと交差する部分には、コンミテータ15の軸線(ブラシホルダ92の厚み方向)方向に沿って係合溝95が形成されている。係合溝95は、径方向外向き、ブラシホルダ92の厚み方向両側にそれぞれ開口している。
一方、筒状部30の内部には、フローティングゴム94における座部92Bを被覆する座部94Aに対応して平坦に形成された着座部96と、係合溝95に係合可能な係合凸部98とが設けられており、保持溝36(を構成する溝壁38、40、閉止壁42)、締結部44、46は設けられていない。
以上説明した減速機付モータ90では、ブラシホルダ92をコンミテータ15の径方向(矢印A方向)に沿って開口部30Bからヨーク連結部28の筒状部30に挿入する動作に伴って、フローティングゴム94が変形しながら係合凸部98を乗り越え、該係合凸部98をフローティングゴム94の係合溝95に入り込ませるようになっている。これにより、ブラシホルダ92のコンミテータ15に対する芯出し(センタリング)が果たされ、ブラシケース66すなわちブラシ68のコンミテータ15に対する位置が決まる構成とされている。
また、このブラシホルダ92のコンミテータ15に対する芯出し状態では、フローティングゴム94の座部94Aが、筒状部30の着座部96に当接すると共に、フローティングゴム94における座部94Aを除く円弧状部分94Bがヨーク連結部28の筒状部30の内周及びカバー24に設けられた当接面に当接するようになっている。図9(B)に示される如く、フローティングゴム94は、円弧状部分94Bにおける座部94Aと反対側のカバー24に当接する部分が幅広となるように側面視テーパ状に構成されており、該カバー24との摩擦によって座部94Aを基点とする倒れ方向の変位が制限されるようになっている。
これにより、減速機付モータ90では、ブラシホルダ92がヨーク12及びギヤハウジング18に対しフローティングゴム94の弾性変形に伴う相対変位可能にフローティング支持されると共に、コンミテータ15の軸線との直交面に沿う各方向、及びコンミテータ15の軸線方向の相対変位(量)が制限される構成とされている。以上説明した減速機付モータ90の他の構成は、図示しない部分を含め、減速機付モータ10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る減速機付モータ90によっても、基本的に第1の実施形態に係る減速機付モータ10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、減速機付モータ90では、フローティングゴム94の係合溝95とヨーク連結部28の係合凸部98との係合によって、コンミテータ15に対するブラシホルダ92の芯出しがされるため、これらの芯ずれに起因する振動発生が効果的に抑制される。
この第2の実施形態に係る効果は、例えば、図4に示すフローティングゴム80の端面58Bに対し抜け止め方向に係合可能な係合凸部をヨーク連結部28に設けることによっても得ることができる。すなわち、フローティングゴム94の係合溝95は、ブラシ68の保持位置(ブラシケース66の軸線の延長線L)と無関係に設けることができる。
なお、上記した各実施形態では、本発明が減速機付モータ10、90に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ギヤ部10Bを備えないモータ本発明を適用しても良い。この場合、ブラシホルダ56、ブラシホルダ92をヨーク12の開口端を閉止するヨークカバーに挿入する構造としたり、ヨークカバーとヨーク12との間に形成した挿入部に挿入する構造とすることができる。したがって、上記した実施形態においても、例えばヨーク連結部28とヨーク12と間にブラシホルダ挿入部を設けるように変形することが可能である。また、上記第1の実施形態に係わる保持溝36は、詳しくは、ギヤハウジング18を形成する金型の抜き勾配として開口部30Bに向けて溝幅が徐々に広くなっているが、第2の実施形態において図9(B)に示すように、この溝幅に応じてブラシホルダ92の少なくともフローティングゴム94の幅寸法を対応させることで、挿入後のブラシホルダ92のガタツキや振動を防止することができる。
また、本発明における弾性支持手段の構成は、上記した各実施形態の構成に限定されることはなく、各種構造をとり得ることはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態に係る減速機付モータを示す一部切り欠いた平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る減速機付モータの分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る減速機付モータの要部を拡大した分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る減速機付モータの要部をさらに拡大した分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る減速機付モータを構成するブラシホルダの締結構造を拡大して示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る減速機付モータを構成するブラシホルダの斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る減速機付モータを構成するギヤハウジングの斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る減速機付モータの要部を拡大して示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る減速機付モータを構成するブラシホルダを示す図であって、(A)は正面図、(B)は側面図である。
符号の説明
10・・・減速機付モータ(回転電機)、15・・・コンミテータ(整流子)、28・・・ヨーク連結部(ハウジング)、30B・・・開口部(開口)、36・・・保持溝(変位制限構造)、44・46・・・締結部(結合部、変位制限構造)、48・・・ビスボス(めねじ部)、56・・・ブラシホルダ、60・・・締結部(結合部、変位制限構造)、62・・・脚部、64・・・連結部、68・・・ブラシ、80・・・フローティングゴム(弾性支持手段、脚部支持用弾性部材)、82・・・フローティングゴム(弾性支持手段、連結部支持用弾性部材)、86・・・ビス(締結具、おねじ部材)、90・・・減速機付モータ(回転電機)、92・・・ブラシホルダ、94・・・フローティングゴム(弾性支持手段)、95・・・係合溝(芯出し構造)、98・・・係合凸部(芯出し構造)

Claims (8)

  1. 整流子と、
    前記整流子の周面に摺接されて該整流子に給電するブラシと、
    筒状に形成されると共に外周部に開口を有し、前記整流子を外周側から覆うハウジングと、
    板状に形成されると共に厚み方向を前記整流子の軸線との交差方向に一致させた姿勢で前記開口から前記ハウジングに挿入され、前記ブラシを保持するブラシホルダと、
    前記ブラシホルダと前記ハウジングとの間に設けられ、前記ブラシホルダを前記ハウジングに対し前記整流子の軸線との交差面に沿う方向の相対変位が可能に弾性的に支持する弾性支持手段と、
    前記弾性支持手段による前記ハウジングに対する前記ブラシホルダの相対変位を制限する変位制限構造と、
    を備え、
    前記ブラシホルダは、前記開口への挿入方向の先頭側に開口する切欠部を形成するように設けられ前記整流子を跨ぐ一対の脚部と、該一対の脚部を連結する連結部とを有し、
    前記弾性支持手段は、それぞれ前記ブラシホルダの脚部を外周側及び厚み方向の両側から覆いつつ該脚部と前記ハウジングとの間に介在する一対の脚部支持用弾性部材を含んで構成されており、
    前記変位制限構造は、前記ハウジングに形成され前記脚部支持用弾性部材が嵌合する保持溝を含んで構成されている回転電機。
  2. 前記弾性支持手段は、前記ブラシホルダを前記ハウジングに対し前記整流子の軸線方向に相対変位可能に弾性的に支持している請求項1記載の回転電機。
  3. 記弾性支持手段は、さらに前記ブラシホルダの連結部と前記ハウジングとの間に介在する連結部支持用弾性部材を含んで構成されている請求項1又は請求項2記載の回転電機。
  4. 前記変位制限構造は、前記ブラシホルダの連結部に対する厚み方向の一方側又は両側に設けられ、前記連結部支持用弾性部材を介して前記ブラシホルダを前記ハウジングに結合する結合部を含んで構成されている請求項3記載の回転電機。
  5. 前記結合部は、前記ハウジングに前記開口に臨んで開口されためねじ部におねじ部材を螺合させる締結構造とされている請求項4記載の回転電機。
  6. 前記ブラシホルダは、互いの軸線が一致するように前記各脚部に固定され該軸線方向に沿って前記ブラシを相対変位可能に挿入保持する一対のブラシケースを有しており、
    前記弾性支持手段は、前記開口部側への移動が規制されるように前記ハウジング係合することで、前記一対のブラシケースの軸線上に前記整流子の軸心が位置するように前記ブラシホルダが配置される芯出し構造を有する請求項1請求項の何れか1項記載の回転電機。
  7. 整流子と、
    前記整流子の周面に摺接されて該整流子に給電するブラシと、
    筒状に形成されると共に外周部に開口を有し、前記整流子を外周側から覆うハウジングと、
    板状に形成されると共に厚み方向を前記整流子の軸線との交差方向に一致させた姿勢で前記開口から前記ハウジングに挿入され、それぞれ前記ブラシを保持する一対の脚部と該一対の脚部における前記開口側部分間を連結する連結部とを有するブラシホルダと、
    それぞれ前記ブラシホルダの脚部を外周側及び厚み方向の両側から覆うと共に、前記ハウジングの内周部に形成された保持溝に嵌合された脚部支持用弾性部材と、
    前記ブラシホルダの連結部に対する厚み方向の一方側又は両側に係合保持され、前記ハウジングと該ハウジングに螺合した締結具との間に介在する連結部支持用弾性部材と、
    を備えた回転電機。
  8. 前記締結具はおねじ部材であり、
    前記ハウジングにおける前記おねじ部材が螺合するめねじ部は前記ハウジングの開口の開放側を向けて開口している請求項7記載の回転電機。
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