JP4854325B2 - エアバッグドアおよびその製造方法 - Google Patents

エアバッグドアおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4854325B2
JP4854325B2 JP2006048915A JP2006048915A JP4854325B2 JP 4854325 B2 JP4854325 B2 JP 4854325B2 JP 2006048915 A JP2006048915 A JP 2006048915A JP 2006048915 A JP2006048915 A JP 2006048915A JP 4854325 B2 JP4854325 B2 JP 4854325B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
door panel
airbag
door
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006048915A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007223522A (ja
Inventor
和則 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP2006048915A priority Critical patent/JP4854325B2/ja
Priority to US11/709,598 priority patent/US20070200318A1/en
Publication of JP2007223522A publication Critical patent/JP2007223522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4854325B2 publication Critical patent/JP4854325B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/215Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
    • B60R21/2165Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member characterised by a tear line for defining a deployment opening
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/215Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
    • B60R2021/21537Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member characterised by hinges

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

この発明は、車両用内装部材を構成する基材に設けたドアパネルの外周縁に、破断予定部をなす所定深さの溝部を延設したエアバッグドアおよびその製造方法に関するものである。
乗用車等の車両には、乗員を保護するためにエアバッグ装置が装備されており、例えば図4に示す如く、助手席用のエアバッグ装置50は、乗員室前方に組付けた車両用内装部材としてのインストルメントパネル10の内部に格納した状態で装備されている。このため、インストルメントパネル10を構成する基材12には、エアバッグ装置50に対応した部位に乗員室側へ開放変位するエアバッグドアAD1のドアパネル14,14が形成されている。これらのドアパネル14,14は、常には基材12の一部としてその意匠面を構成しており、エアバッグ装置50が作動して膨張するエアバッグ52の押圧力を受けた際には、基材12に予め溝18を形成することで設けられた破断予定部20で破断することで、基材12から分離して開放される。溝18は、基材12の裏面から当該基材12の法線方向(厚さ方向)に沿って凹設され、溝18により薄肉化された基材12の脆弱部分が破断予定部20とされる(図6(a)参照)。そして、ドアパネル14,14が開放することで、基材12に開設されたエアバッグ開口16を介して、エアバッグ52が乗員室に展開するようになっている(図4または図5(b)参照)。なお、エアバッグドアAD1のドアパネル14,14は、膨張開始から膨張完了までが1/100秒程度とされるエアバッグ52のスムーズな展開を阻止しないことが肝要とされる。
図5に例示した両開き式のエアバッグドアAD1の場合では、破断予定部20が、少なくとも両ドアパネル14,14における先端縁14a,14aに沿って設けた先端破断予定部22と、両ドアパネル14,14の対応する側端縁14bに沿って夫々設けた側端破断予定部24,24とから構成される。また、夫々のドアパネル14,14が基材12から分離しながら開放する形態のエアバッグドアAD1では、開放変位に際してのヒンジ側となる各ドアパネル14の基端縁14cに沿って、両側縁破断予定部24,24の端部に連設されて、かつ先端破断予定部22と平行な基端破断予定部26,26が追加形成される(図5(a)参照)。
前記基材12の裏面には、エアバッグ装置50に連結された補強部材としてのバックアップ部材40が、ドアパネル14の側端縁14bおよび基端縁14cに沿って形成した溝18の外側(エアバッグ開口16)を囲うように配設される。また、バックアップ部材40は、エアバッグ開口16の周辺部位に配設した筒体部42にヒンジ部46を介して接続したドア支持部44でドアパネル14,14を裏面から支持している。そして、このバックアップ部材40によりエアバッグドアAD1の裏側および基材12のエアバッグ開口16周辺を支持することで、ドアパネル14およびエアバッグ開口16周辺にかかるエアバッグ52の強烈な押圧力に起因した破損を防止している。
特開2005−178451号公報
前記エアバッグドアAD1では、ドアパネル14が基端縁14c側を中心として開放する際に、エアバッグ52の押圧力により基材12にかかる応力が、ドアパネル14の開放変位に従って斜め側方(外方)に向けて作用することがある。このため、側端破断予定部24を構成する溝18の底角部分に応力が集中するため、実際には溝18の底部(溝18を形成した際の基材12の残留部分)18aで破断せず、側端破断予定部24,24の途中から側方へ向けて基材12の一部を斜めにそぐように剥離した状態で破断することがある(図6(b)参照)。すなわち、側端破断予定部24,24に沿って適切に破断されないドアパネル14の側端縁14bには、剥離した基材12の一部がバリ12aとして残留する不都合がある(図5(b)または図6(b)参照)。このように、基材12における溝18の底部18aを破断予定部20として、エアバッグ装置50の作動時に破断させることを予定しているものの、破断位置のばらつきがあるために適切に破断されず、ドアパネル14の開放に大きなエネルギーを要することがある。
そこで、図7に示すように、基材12に略V字状の溝19をフライスにより切削形成することで、基材12に脆弱部分を設ける方法が提案されている(特許文献1参照)。この方法により得られたエアバッグドアAD2は、ドアパネル14の開放時に、溝19の尖った底部19aに設けた破断予定部20に応力を集中させることを予定している。しかし、ドアパネル14を開放した際に、基材12の一部(図7(b)の網掛け部分)がエアバッグ開口16の開口縁16aから内方へ突出して残留すると共に、基材12の破断面12bもエアバッグ開口16の内方へ突出するから、この残留部分および基材12の破断面12bにエアバッグ52が擦れながら展開する不都合がある。また、ドアパネル14の開放時に作用点となる溝19の底部19aと、基材12におけるエアバッグ開口16周辺を支持するバックアップ部材40の基材12に対する固定部分であって、ドアパネル14の開放時に支点となる固定部分のドアパネル側端部との間隔が、溝19を略V字状に形成する都合上広くなるために応力が分散されてしまう。
すなわち本発明は、従来の技術に係る発明に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、ドアパネルの適切な開放変位と、エアバッグの円滑な膨張展開とを実現し得るエアバッグドアおよびその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明のエアバッグドアは、
車両用内装部材を構成する基材に設けたドアパネルの外周縁に、溝部を延設したエアバッグドアにおいて、
前記ドアパネルと前記基材側との境界に延在する溝部は、該溝部における基材側を画成する側壁面とドアパネル側を画成する側壁面とを、該基材の裏側に開口する開口端側から閉塞端側へ向かうに従い、該ドアパネルから離間する外方に向けて斜めに形成し、
前記溝部は、閉塞端を前記ドアパネル側の側壁面側から外方へ向かうにつれて開口端側へ斜めに形成することで、該ドアパネル側の側壁面と閉塞端とがなす角隅部が、前記基材の厚み方向に向けて尖った角として臨み、
前記角隅部が前記開口端の基材側角部より外方に位置すると共に、該角隅部から基材の表面までの残留厚さが最小になるよう構成されて、破断予定部が前記溝部の角隅部に設定されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、溝部における基材側の側壁面を、その開口端側から閉塞端側へ向かうに従って外方に向けて斜めに形成することで、基材に開設されるエアバッグ開口の開口縁をエアバッグの展開方向に拡開する傾斜状とすることができる。また、溝部の閉塞端に設けられる破断予定部としての角隅部を、溝部における開口端の基材側角部より外方に位置するよう構成することで、破断予定部での破断による基材側の破断面を、エアバッグ開口の開口縁より外方へ退避して位置させることができる。従って、エアバッグの膨張展開に際して、基材におけるエアバッグ開口の開口縁および基材側の破断面が、エアバッグに接触することを回避し得るので、エアバッグが円滑に展開される。しかも、角隅部から基材の表面までの残留厚さが最小となるので、エアバッグの膨張展開時に破断予定部に応力が集中し、該破断予定部においてドアパネルを基材から適切に破断させることができる。また、破断予定部に応力が集中することから、破断に要するエネルギーを小さくし得ると共に、破断面にバリ等の突起物が残留するのを抑制し得る。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のエアバッグドアにおいて、前記溝部は、該溝部における前記基材側の側壁面とドアパネル側の側壁面とが略平行に延在すると共に、該溝部における閉塞端が平坦状に形成された角状痕である。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載のエアバッグドアにおいて、前記角隅部は、前記ドアパネルを囲繞するように前記基材の裏側に固定した補強部材と該基材との固定部分のドアパネル側端部に対し、これと同一または外方に位置している。
請求項3に係る発明によれば、溝部を外方へ向けて傾斜形成することで、角隅部が補強部材側に設けられ、ドアパネルの開放変位に際して作用点となる角隅部を、支点となる基材における補強部材との固定部分に近づけることができるから、角隅部がなす基材の脆弱部分をてこの原理により小さな力で破断させることができると共に、角隅部にかけるべき応力の分散を抑制し得る。また、角隅部を、基材と補強部分との固定部分におけるドアパネル側の端部に対し、同一位置または外方に位置させるように溝部を形成することで、角隅部と固定部分の端部とを近接配置することができ、角隅部に応力を集中させて、角隅部において適切に破断させることができる。しかも、溝部が形成された基材の脆弱部分を補強部材で支持するので、溝部を形成することによる基材の強度低下を補い、基材の必要な強度を保つことができる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のエアバッグドアの製造方法であって、前記基材に対してエンドミルを傾斜した状態で切削加工することで、前記溝部を形成する。
請求項4に係る発明によれば、汎用的なエンドミルを用いて溝部を形成するから、消耗品である切削工具自体が安価となって、コストを抑えることができる。また、溝部の閉塞端を平坦状とすることで、エンドミルによる溝部の切削深さ制御が容易となる。
本発明に係るエアバッグドアおよびその製造方法によれば、基材の破断面とエアバッグとの接触を回避し得ると共に、破断予定部での基材の破断を効率的に発現し得る。
次に、本発明に係るエアバッグドアおよびその製造方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図4〜7に示したエアバッグドアの構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。
図1は、車両用内装部材であるインストルメントパネル10に設けた実施例に係るエアバッグドアADを示した説明図である。このエアバッグドアADは、基材12に一体的に形成されて、常には基材12の一部を構成する基材一体タイプであって、基材12に設けた2枚のドアパネル14,14からなる両開きタイプである。エアバッグドアADは、エアバッグ装置50が作動してエアバッグ52の押圧力を受けた場合に、基材12に設けた破断予定部20で破断することで、夫々のドアパネル14,14がその基端縁14c側を中心として互いに離間する側へ開放する構造となっている(図1または図3参照)。なお基材12において、破断予定部20を構成する溝部28,29は、基材12の裏面に開口するように設けられ、意匠面(表面)となる客室側から破断予定部20を識別できないようになっている。
前記エアバッグドアADでは、ドアパネル14,14および該ドアパネル14,14を開放させた際に基材12に開設されるエアバッグ開口16周辺の裏側を、補強部材としてのバックアップ部材40により支持するようになっている。このバックアップ部材40は、合成樹脂を材料として略矩形筒体状に形成され、エアバッグ開口16の周辺部位を裏面から支持する筒体部42と、この筒体部42の内側に形成されてドアパネル14を裏面から支持するドア支持部44と、筒体部42とドア支持部44とを連結するヒンジ部46とから構成される。筒体部42は、その上端に外方へ延出するフランジ43を備え、筒体部42の内方に画成される開口部42aをエアバッグ開口16に対応させて囲繞した状態で、フランジ43を基材12におけるエアバッグ開口16周辺の裏面に、例えば振動溶着や接着等の適宜手段により固着することで取付けられる。
実施例では、後述する溝部28の開口端28bが、筒体部42の開口部42aに臨む位置に設けられて、バックアップ部材40のフランジ43に相対する位置に開口していないから、フランジ43と基材12の裏面とが相対する部位全体に亘って固着されて、フランジ43の上面全体が基材12との固定部分である固着部48となっている(図2参照)。また、筒体部42の内周面(開口部42a)とフランジ43の上面とがなす角隅部が、固着部48においてドアパネル側端部(固着端部)48aとなる。すなわち固着端部48aとは、フランジ43の上面と基材12の裏面との固着部48において、一番ドアパネル14側に位置する端部を云う。そして、各ドアパネル14の基端縁14c側と筒体部42の上端部とを、ドア支持部44を介してヒンジ部46により連結することで、エアバッグ装置50の作動時に、ドアパネル14がヒンジ部46を中心として回動するよう構成される。
前記基材12は、例えばポリプロピレン(PP)やAS等に強化剤を添加した合成樹脂素材を材質とする比較的硬質のインジェクション成形部材であって、インストルメントパネル10の意匠形状に応じた形状に成形され、ドアパネル14,14は基材12の成形時にその一部分として同時に形成される。そして、エアバッグドアADを構成するドアパネル14,14の外部輪郭ラインには、該ドアパネル14,14の先端縁14a側から側端縁14b側へ回り込むように延在すると共に、該先端縁14aに平行な基端縁14cに沿って延在する略日字形の破断予定部20が形成されている。この破断予定部20は、基材12の成形後の後工程において、エンドミル等の回転切削工具を有する加工装置を利用して、ドアパネル14の外部輪郭ラインに沿って溝部28,29を切削形成して基材12を薄肉化することで得られた基材12の脆弱部分である。
前記破断予定部20は、ドアパネル14,14の外周縁に沿って溝部28,29を形成することで、各ドアパネル14の先端縁14aに沿って延在する先端破断予定部22と、各ドアパネル14の側端縁14b,14bに沿って延在する側端破断予定部24,24と、各ドアパネル14の基端縁14cに沿って夫々延在する基端破断予定部26とから構成される。すなわち、先端破断予定部22および基端破断予定部26,26は、略矩形状の両ドアパネル14,14の開放方向と直交する方向に延在している。また、側端破断予定部24,24は、各ドアパネル14の側端縁14bに沿うと共に、各ドアパネル14の開放方向に沿って延在している。
前記先端破断予定部22を除く側端および基端破断予定部24,26を構成する第1溝部28は、その開口端28b側から底部28a側へ向かうにつれて、ドアパネル14における対応する端縁14b,14cから基材12に沿って離間する外方向(以下、外方と云う)へ傾斜するように形成されている(図2参照)。なお、第1溝部28では、少なくとも基材12側を画成する一方の側壁面(側壁面)30が、開口端28b側から底部28a側へ向かうに従い外方へ偏倚するように斜めに形成される。これに対し、先端破断予定部22を構成する第2溝部29は、基材12の法線方向に沿って形成されている(図1参照)。すなわち、破断予定部20を構成する溝部28,29のうち、ドアパネル14と基材12側との境界に連設する第1溝部28は、基材12の法線方向に対して斜めに凹設される。一方、隣り合うドアパネル14,14の境界に連設する第2溝部29は、実施例では法線方向に沿って形成しているものの、特に限定されず、適宜形成される。
前記第1溝部28は、外方へ傾斜形成することで、この第1溝部28の底部28aに設けられる破断予定部24,26が、開口端28bの基材側角部30aより外方に位置するよう構成される。ここで、第1溝部28の開口端28bにおける基材側角部30aとは、第1溝部28における一方の側壁面30と基材12の裏面とがなす角部分を云う。また、第1溝部28の底部28aは、対応する基材12の表面部位に対して斜めに延在するように形成されている。これにより第1溝部28は、他方の側壁面32と底部28aとの角隅部において、基材12の残留厚さが最小となり、この残留厚さが最小となる角隅部に破断予定部24,26が設けられる。なお実施例では、基材12側を画成する一方の側壁面30からドアパネル14側を画成する他方の側壁面32へ向かうにつれて、溝部28の底部28aが開口端28bから離間する側へ傾斜するよう構成され、他方の側壁面32と底部28aとの角隅部に破断予定部24,26が設定されている。
実施例の第1溝部28は、基材12におけるエアバッグ開口16を画成する開口縁16aとなる一方の側壁面30と、ドアパネル14の外周縁(側端縁14b,基端縁14c)となる他方の側壁面32との双方を、その開口端28b側から底部28a側へ向かうに従って、外方に向けて偏倚するように斜めに形成している。また第1溝部28は、基材12側を画成する一方の側壁面30とドアパネル14側を画成する他方の側壁面32とが、略平行な関係で延在すると共に、その底部28aを略平坦状に形成した角状痕とされる。
このように、第1溝部28における基材12側の側壁面30を、その開口端28b側から底部28a側へ向かうに従って外方へ偏倚するように斜めに形成することで、ドアパネル14,14の開放変位に際して、基材12に開設されるエアバッグ開口16の開口縁16aを、エアバッグ52の展開方向である基材12の裏面側から表面側に向けて外方へ拡開する傾斜状とすることができる(図3参照)。また、第1溝部28の底部28aに設けられる破断予定部24,26を、この溝部28における開口端28bの基材側角部30aより外方に位置するよう構成してあるから、破断予定部24,26での破断による基材12側の破断面12bを、エアバッグ開口16の開口縁16aより外方へ退避する位置とすることができる。すなわち、エアバッグ52の膨張展開に際して、エアバッグ開口16の開口縁16aおよび基材12側の破断面12bが、エアバッグ52に接触することを回避し得るので、エアバッグ52が円滑に展開される。
前記第1溝部28を外方へ向けて傾斜形成することで、その底部28aがバックアップ部材40側に設けられ、ドアパネル14の開放に際して作用点となる側端および他方の側壁面32と底部28aとの角隅部を、基材12においてバックアップ部材40に支持されて支点となる固着部48(実施例では固着端部48a)に近づけることができる(図2参照)。すなわち、エアバッグ装置50の作動によるエアバッグ52の膨張展開に伴って、ドアパネル14が押圧力を受けると、側端および前記角隅部をなす基材12の脆弱部材を、てこの原理により小さな力で破断させることができる。また、第1溝部28の底部28aにかけるべき応力の分散を抑制することができる。よって、ヒンジ部46を中心として開放するバックアップ部材40のドア支持部44に支持された各ドアパネル14は、その開放変位が円滑になされると共に所望の開放角度まで適切に開放するようになる。
前記第1溝部28は、基材12とバックアップ部材40との固着部48における固着端部48aに対し、他方の側壁面32と底部28aとの角隅部が同一または外方に位置するように形成されている(図2参照)。また、第1溝部28の開口端28bは、筒体部42における開口部42aの内方に臨む位置に開設され、一方の側壁面30の開口端が固着端部48aに対して一致または近接するように設定されている。そして、第1溝部28の底部28aを、固着部48と相対する位置に形成することで、開口端28bを固着端部48a近傍に設けることができ、前述した如く作用点となる角隅部と支点となる固着端部48aとをより近づけることができる。更に、基材12の裏面において、外方へ向けて斜めに延在する第1溝部28に対応する部分を、バックアップ部材40のフランジ43により支持することができる。
従って、基材12の裏面において、外方へ向けて斜めに延在する第1溝部28に対応する部分をバックアップ部材40で支持しているから、第1溝部28を形成することによる基材12の強度低下を補い、全体として必要とされる強度を保つことができる。しかも、基材12の裏面において、外方へ向けて斜めに延在する第1溝部28に対応する部分はフランジ43に固着された固着部48であるから、ドアパネル14の開放に際して、基材12におけるエアバッグ開口16周辺がフランジ43に保持されるので、エアバッグ開口16周辺の変形を抑えることができる。このように、実施例のエアバッグドアADによれば、ドアパネル14の開放変位に伴う応力の分散を抑制することができ、破断予定部24,26に応力を集中させて、破断予定部24,26において基材12を適切に破断させて、破断に要するエネルギーが最小限に抑えることで、ドアパネル14の円滑な開放変位を許容し得る。
そして、第1溝部28を、一方の側壁面30を傾斜形成すると共に、底部28aも他方の側壁面32側から外方へ向かうにつれて開口端28b側へ斜めに形成することで、基材12において他方の側壁面32と底部28aとがなす角隅部が、基材12の法線方向に向けて尖った頂角が臨み、当該角隅部から基材12の表面までの残留厚さが最小となる(図2参照)。エアバッグ装置50の作動によるエアバッグ52の膨張展開に伴って、ドアパネル14が押圧力を受けると、第1溝部28の角隅部に設定した側端または基端破断予定部24,26に応力が集中するから、当該破断予定部24,26に沿って基材12の脆弱部分は適切に破断される。これにより実際の破断ラインが、側端および基端破断予定部24,26から逸脱することを抑制し得るから、破断に要するエネルギーを小さくすることができると共に、エアバッグ開口16あるいはドアパネル14の端縁14b,14c,16aにバリ等の突起物が残留することを減らすことができる。
前記第1溝部28の傾斜角度αは、基材12の法線方向に対して5°〜45°の範囲に設定するのが好適である。ここで、第1溝部28の傾斜角度αが5°より小さくなると、底部28aに設けられる破断予定部24,26を、開口端28bの基材側角部30aより外方に位置するよう構成することが困難となる。また、基材12とバックアップ部材40との固着部48における固着端部48aに対し、破断予定部24,26を同一または外方に位置させることについても困難となる。これに対して、第1溝部28の傾斜角度αが45°より大きくなると、第1溝部28が深くなるため強度の低下を招く不都合があると共に、基材12における第1側壁面30と裏面との間の厚さが薄くなり、バックアップ部材40のフランジ43と固着した際に、所要の強度が得られないおそれがある。
前記第1溝部28は、基材12に対して例えばエンドミルを傾斜した状態で切削加工を行なうことで簡単に形成することができる。このように、特殊形状の切削工具を使用しなくても、汎用的なエンドミルを用いて、第1溝部28の角隅部を略V字状に形成してその頂角を基材12の法線方向に臨ませることができるから、消耗品である切削工具自体が安価で、ランニングコストを抑えることができる。また、第1溝部28の底部28aを平面形状とすることで、切削工具による当該溝部28の切削深さ制御が行ない易くなる。
(変更例)
前述した実施例は、以下の如く変更することも可能である。
(1)実施例では、エアバッグドアとして2枚のドアパネルからなる両開きタイプのものを例に挙げて説明したが、1枚のドアパネルから構成される片開きタイプあるいは4枚のドアパネルから構成される四方開きタイプ等であってもよい。
(2)実施例では、ドアパネルが基材に一体的に形成されて常には基材の一部として構成される基材一体タイプのエアバッグドアについて説明したが、基材と別体に形成されて後工程で基材に組付けられる基材別体タイプのものであってもよい。
本発明の好適な実施例に係るエアバッグドアを設けた車両用内装部材の側断面図である。 図1のA部拡大図であって、ドアパネルの開放前の状況を示す。 実施例のエアバッグドアにおいて、ドアパネルが開放した状況の要部を示す側断面図である。 従来のエアバッグドアを設けた車両用内装部材の側断面図である。 従来のエアバッグドアを示す正面図であって、(a)は、ドアパネルの開放前の状況を示し、(b)は、ドアパネルが開放した状況を示す。 車両用内装部材の一部を拡大して示す側断面図であって、(a)は、ドアパネルの開放前の状況を示し、(b)は、ドアパネルが開放した状況を示す。 別の従来のエアバッグドアを設けた車両用内装部材を示す側断面図であって、(a)は、ドアパネルの開放前の状況を示し、(b)は、ドアパネルが開放した状況を示す。
符号の説明
10 インストルメントパネル(車両用内装部材),12 基材,
14 ドアパネル,24 側端破断予定部(破断予定部)
26 基端破断予定部(破断予定部),28 第1溝部(溝部),
28a 底部(閉塞端),28b 開口端,29 第2溝部(溝部),
30 一方の側壁面(側壁面),30a 基材側隅部,
32 他方の側壁面(側壁面),40 バックアップ部材(補強部材),
48 固着部(固定部分),48a 固着端部(ドアパネル側端部)

Claims (4)

  1. 車両用内装部材(10)を構成する基材(12)に設けたドアパネル(14)の外周縁に、所定深さの溝部(28,29)を延設したエアバッグドアにおいて、
    前記ドアパネル(14)と前記基材(12)側との境界に延在する溝部(28)は、該溝部(28)における基材(12)側を画成する側壁面(30)とドアパネル(14)側を画成する側壁面(32)とを、該基材(12)の裏側に開口する開口端(28b)側から閉塞端(28a)側へ向かうに従い、該ドアパネル(14)から離間する外方に向けて斜めに形成し、
    前記溝部(28)は、閉塞端(28a)を前記ドアパネル(14)側の側壁面(32)側から外方へ向かうにつれて開口端(28b)側へ斜めに形成することで、該ドアパネル(14)側の側壁面(32)と閉塞端(28a)とがなす角隅部が、前記基材(12)の厚み方向に向けて尖った角として臨み、
    前記角隅部が前記開口端(28b)の基材側角部(30a)より外方に位置すると共に、該角隅部から基材(12)の表面までの残留厚さが最小になるよう構成されて、破断予定部(24,26)が前記溝部(28)の角隅部に設定された
    ことを特徴とするエアバッグドア。
  2. 前記溝部(28)は、該溝部(28)における前記基材(12)側の側壁面(30)とドアパネル(14)側の側壁面(32)とが略平行に延在すると共に、該溝部(28)における閉塞端(28a)が平坦状に形成された角状痕である請求項1記載のエアバッグドア。
  3. 前記角隅部は、前記ドアパネル(14)を囲繞するように前記基材(12)の裏側に固定した補強部材(40)と該基材(12)との固定部分(48)のドアパネル側端部(48a)に対し、これと同一または外方に位置している請求項1または2記載のエアバッグドア。
  4. 前記基材(12)に対してエンドミルを傾斜した状態で切削加工することで、前記溝部(28)を形成するようにした請求項1〜3の何れか一項に記載のエアバッグドアの製造方法。
JP2006048915A 2006-02-24 2006-02-24 エアバッグドアおよびその製造方法 Active JP4854325B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006048915A JP4854325B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 エアバッグドアおよびその製造方法
US11/709,598 US20070200318A1 (en) 2006-02-24 2007-02-22 Air bag door

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006048915A JP4854325B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 エアバッグドアおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007223522A JP2007223522A (ja) 2007-09-06
JP4854325B2 true JP4854325B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=38443237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006048915A Active JP4854325B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 エアバッグドアおよびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20070200318A1 (ja)
JP (1) JP4854325B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101071733B1 (ko) * 2008-12-01 2011-10-11 기아자동차주식회사 차량용 에어백장치
US8181987B2 (en) * 2010-06-27 2012-05-22 Ford Global Technologies, Llc Air bag deployment door with force transmitting hinge
US20120139213A1 (en) * 2010-12-02 2012-06-07 Faurecia Interior Systems, Inc. Tear seams for airbag covers
EP3132910A1 (en) * 2010-12-15 2017-02-22 Canon Kabushiki Kaisha Resin molded article, method for manufacturing the same, and printer
FR3007346B1 (fr) * 2013-06-24 2016-11-04 Visteon Global Tech Inc Dispositif de fermeture de logement pour airbag
US9694780B1 (en) * 2016-03-17 2017-07-04 Autoliv Asp, Inc. Airbag cover with breakaway-resistant features

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3123158B2 (ja) * 1991-12-11 2001-01-09 タカタ株式会社 エアバッグ収納用カバー
EP0646499B1 (de) * 1993-09-29 1998-04-08 Daimler-Benz Aktiengesellschaft Instrumententafel in einem Kraftwagen
DE69615091T2 (de) * 1995-06-16 2002-06-20 Toyoda Gosei Co., Ltd. Innenverkleidungsteil für ein Kraftfahrzeug mit einem Luftsack und Herstellungsverfahren dafür
DE69627578T2 (de) * 1995-06-21 2004-02-12 Toyoda Gosei Co., Ltd. Airbagabdeckung und Verfahren zu deren Herstellung
JPH09156445A (ja) * 1995-12-12 1997-06-17 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグカバー
WO1998042547A1 (fr) * 1997-03-26 1998-10-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Element interieur comportant une section de porte d'airbag destine a etre utilise dans des vehicules, et son procede de moulage
JP3298503B2 (ja) * 1998-04-28 2002-07-02 トヨタ自動車株式会社 エアバッグドア部を有する車両用内装部材
US6753057B1 (en) * 1998-09-14 2004-06-22 Magna Interior Systems, Inc. Trim articles with light stable covering containing invisible tear seam, and process of making the same
US6709007B2 (en) * 2000-02-15 2004-03-23 Collins & Aikman Automotive Company Inc. Airbag door and method for making same
JP2004256037A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Mitsuboshi Belting Ltd エアバッグドア一体型インストルメントパネル
JP2005075140A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Inoac Corp エアバッグドアにおける破断予定部およびその成形方法
US7093850B2 (en) * 2003-11-14 2006-08-22 Delphi Technologies, Inc. Instrument panel with integral hidden door cover and method of manufacture thereof
US7455317B2 (en) * 2004-09-09 2008-11-25 Toyoda Gosei Co., Ltd. Airbag for front passenger's seat
JP4943843B2 (ja) * 2004-10-15 2012-05-30 株式会社プライムポリマー エアバッグカバー付きシームレスインストルメントパネル用樹脂組成物及び該組成物を用いてなるエアバッグカバー付きシームレスインストルメントパネル
EP1827920A1 (en) * 2004-12-14 2007-09-05 Johnson Controls Technology Company Air bag cover
US7380814B2 (en) * 2005-08-25 2008-06-03 Cadence Innovation Llc Air bag cover assembly including an air bag deployment concentrator and at least one integrally hinged air bag door
US7694997B2 (en) * 2006-05-30 2010-04-13 TRW Vehicle Safety Sysyems Inc. Air bag module
US7422232B2 (en) * 2006-09-26 2008-09-09 International Automotive Components Group North America, Inc. Airbag assembly
JP2010168027A (ja) * 2008-09-29 2010-08-05 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグドア

Also Published As

Publication number Publication date
US20070200318A1 (en) 2007-08-30
JP2007223522A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4854325B2 (ja) エアバッグドアおよびその製造方法
JP4831999B2 (ja) 車両用エアーバック装置及びエアーバックカバー
JP2006001326A (ja) エアバッグカバー、エアバッグ装置
JP2007118895A (ja) エアバッグドア
JP2010173386A (ja) 自動車用ガーニッシュ
JP2007161062A (ja) エアバッグドアおよびその形成方法
JP2008201325A (ja) エアバッグ装置のカバー体
JP4568060B2 (ja) エアバッグドア構造
WO2016111166A1 (ja) エアバッグ取付構造およびエアバッグ取付方法
JP2007216873A (ja) 車両用エアーバッグ装置及びエアーバッグカバ−
JP2007030841A (ja) エアバッグドア
JP5222631B2 (ja) エアバッグカバー及びエアバッグ装置
JP4614796B2 (ja) エアバッグドア
JP2009248610A (ja) エアバッグドア支持構造
JP2008037282A (ja) エアバッグドア
JP4198488B2 (ja) 車両用エアバッグドア
JP5316488B2 (ja) 助手席用エアバッグ装置
JP2010001012A (ja) エアバッグ装置
JP2008201322A (ja) エアバッグ装置のカバー体
JP5048983B2 (ja) エアバッグリッド部構造
JP2010269610A (ja) エアバッグドア構造
JP5091398B2 (ja) エアバッグドア
JP6361058B2 (ja) エアバッグリッド補強構造
JP2007161035A (ja) エアバッグドア
JP5088744B2 (ja) 車両用内装部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4854325

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250