JP4854021B2 - 遊技機及び遊技情報出力方法 - Google Patents

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本発明は、進行中の遊技状態等の情報を外部の管理装置(ホールコンピュータ等)へ出力可能な遊技機及び遊技情報出力方法に関する。
近年、スロットマシンやパチンコなどの遊技機を多数設置するほとんどのホール(遊技店舗)においては、各遊技機の遊技・稼動状態等の遊技情報を集中管理するホールコンピュータと呼ばれる管理装置が設けられ、ホールの効率的な運営や遊技者へのサービス向上等に役立てられている。
具体的には、従来の遊技機は、遊技者がゲームをするために投入したメダルやパチンコ玉等の遊技媒体の投入情報や、入賞などで払い出された遊技媒体の払出情報などをホールコンピュータへ出力することで、1日の差玉つまり遊技媒体の収支に基づく売上げ等が管理されている。また、スロットマシンを例に挙げると、例えばビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)といった、通常のゲームに比べて遊技者にとって有利な条件でゲームを行うことができる特別遊技役(ボーナスゲーム)が作動中の間、それぞれの遊技役の種類ごとに予め割り当てられている外部出力ポートの信号をONにすることで、ホールコンピュータは、それぞれの遊技機において現在有効状態にある遊技役の種類をリアルタイムで把握するように構成されている。
ところで、上述した遊技機においては、遊技役の種類が同一であっても内部抽選結果や成立した図柄の組み合わせ等によりその作動条件(遊技媒体の最大獲得数等)が異なるものがある。また、遊技性の追及により、将来、遊技機に備えられる遊技役の種類も増加することも考えられる。この場合において、特別遊技役の種類のみを遊技情報として出力する従来の方法のみでは、ホールコンピュータで管理する情報の精度に欠け、そのため、大当たりの履歴情報に関してきめ細かく、または遊技者に充分満足感を与えるようなサービスの提供ができなくなるおそれがあった。
また、最近では、例えば設定変更や扉開放等に関する情報など、遊技機に対する不正行為を防止する上で有効な情報をも従来の遊技情報に加えて外部へ出力したい要請も高まってきている。このような要請に対応するため、ホールに既存の通信設備等を変更・増設するとなると、大幅なコスト負担を招かざるを得なかった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、既存の外部出力を増設等することなく、また大幅なコスト負担を招かずに、より密度の高い遊技情報や追加的な情報を簡素な構成で出力できるようにした遊技機及び遊技情報出力方法を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、少なくとも所定遊技役(例えば1種BBや2種BBなど)を有効にする条件装置の作動状態を複数の信号出力ポートを介して外部へ出力可能な遊技機(例えばスロットマシン1)であって、
所定の遊技役を有効にする複数の条件装置の作動をそれぞれ判別し作動状態信号を生成する複数の条件装置作動判別手段(例えば1種BB作動判別手段111や2種BB作動判別手段112など)と、
前記条件装置作動判別手段が何れか2以上の前記条件装置の作動を判別したとき、一定周期の切換クロック信号を生成する切換クロック生成手段(例えば切換クロック生成手段117)と、
前記切換クロック信号に応答して前記作動状態信号を所定順に切り換える切換手段(例えば切換手段118)と、
前記切換手段で順次切り換えられる前記作動状態信号をバイナリコード形式の出力データに変換するコード化手段(例えばコード化手段119)と、
前記出力データを当該出力データの各ビットにそれぞれ予め対応させた前記各信号出力ポートを介して外部出力するデータ出力手段(例えば外部出力端子板200)と、を少なくとも備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、一つの遊技役を有効にする条件装置が作動中に他の条件装置が作動したときなど遊技役が重複して有効になる場合においては、切換クロック生成手段が一定周期の切換クロック信号を生成し、切換手段が切換クロック信号に応答して各条件装置の作動状態信号を所定順に切り換える。すなわち、遊技役が同時期に重複したときには、各状態を示すバイナリ形式の出力データが順次、交互に外部に出力されるため、作動中の遊技役の種類をその帰属関係(親子関係)をも含めて、信号出力先の外部の管理装置(例えばホールコンピュータ)に認識させることができる。
請求項2に記載の発明は、少なくとも所定遊技役を有効にする条件装置の作動状態を複数の信号出力ポートを介して外部へ出力可能な遊技機における遊技情報出力方法であって、
所定の遊技役を有効にする複数の条件装置の作動を判別しそれぞれの作動状態信号を生成するステップと、
何れか2以上の前記条件装置の作動が判別されたとき、一定周期の切換クロック信号を生成するステップと、
前記切換クロック信号に応答して前記作動状態信号を所定順に切り換えるステップと、
順次切り換えられる前記作動状態信号をバイナリコード形式の出力データに変換するステップと、
前記出力データを当該出力データの各ビットにそれぞれ予め対応させた前記各信号出力ポートを介して外部出力するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする。
請求項2に記載の遊技情報出力方法によれば、遊技機に備えられる一つの遊技役を有効にする条件装置が作動中に他の条件装置が作動したときなどの場合においては、各状態を示すバイナリ形式の出力データが順次、交互に外部に出力される。これにより、信号出力先の外部の管理装置(例えばホールコンピュータ)は、当該遊技機において作動中の遊技役の種類をその帰属関係(親子関係)をも含めて認識することができる。
本発明の遊技機または遊技情報出力方法によれば、既存の信号出力ポートを介して、従来出力できなかった同時期に重複して作動するような遊技役の情報を、その種類(図柄)や帰属関係(親子関係)をも含めて詳細に信号出力先の例えばホールコンピュータに認識させることができる。これにより、例えばホールコンピュータからは、出力された詳細な遊技機情報に基づいて遊技者に有益な情報を還元することができ、遊技者への質の高いサービスの提供等に貢献することができる。また、例えば不正対策に役立つような出力情報の追加要請に対しても、特に通信設備の大幅な増設等を伴わずにローコストに対処することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態としてスロットマシン1を例に挙げて説明する。ここで、図1はスロットマシン1の外観を表した正面図、図2は前扉3の一部を破断してその一内部を表した図である。
スロットマシン1は、箱状の筐体2と、筐体2に対し開閉可能に支持されて閉塞する前扉3とを備えている。前扉3の前面に形成されるフロントマスクは、上から上パネル部、中パネル部、下パネル部に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、下パネル部の下方には、メダルを貯留するための受け皿が一体的に形成された硬質プラスチック製の成型品である受皿部材5が取り付けられている。
上パネル部には、高輝度の発光ダイオードを内蔵した上部ランプ6a及びコーナランプ6b、6c等の飾りランプが配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部の左右位置にはスピーカを内蔵する放音部7a、7bが設けられ、効果音や楽音等によるゲームの演出を行っている。更に、各放音部7a、7bに挟まれる中央位置には、演出画像表示用の液晶表示ユニット8がその画面を臨ませて、前扉3の背後から取り付けられている。
略中段の中パネル部は、中央の開口を塞ぐようにアクリル板からなる中パネル9が前扉3の背後から取り付けられている。そして、中パネル9の略中央に、3個のリール10a、10b、10cを目視させる透明な表示窓9aが形成されている。すなわち、筐体2内に設けられているリール装置10の各リール10a、10b、10cを適宜に回転させることで、各リールの周面に描かれている複数種類の図柄がその停止位置で表示窓9aに変動表示される。
中パネル9の下方には、前方に若干突出する卓状の操作卓11が形成されている。この操作卓11の右方部には、ゲームに賭けるメダルを投入するためのメダル投入部15が設けられている。また、操作卓11には、ベットボタン12と、スタートレバー13と、3個のストップボタン14a、14b、14c等の操作スイッチ類がそれぞれ所定の位置に配設されている。
ベットボタン12は、ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチであり、1回の押圧操作で例えば3枚のメダルが賭けられる。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cの回転開始を指示するためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
下パネル部は、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷されて表示される下パネル4と、その左右に設けられたサイドランプ4a、4bとを備えて構成されている。
前扉3の最下部に取り付けられる受皿部材5には、入賞等の際にメダルを受け皿へ払い出す開口であるメダル払出口16と、ゲームの進行に応じて演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する放音部17a、17bとがそれぞれ配設されている。
スロットマシン1は、図2に示される筐体2内部の主制御基板100により、ゲーム動作が制御されている。主制御基板100は、CPU、ROM、RWM(Read/Write Memory)、その他リール10a、10b、10cや後述する外部集中端子板200と通信接続するインターフェース回路等が搭載されたマイコンベースの制御回路基板から構成されている。
すなわち、主制御基板100は、メダル投入部15への正規メダルの投入を検知すると、クレジットを加算して投入されたメダルを内部貯留する。そして、ベットボタン12の押圧操作に応じてクレジットを消費し、3枚のメダルをゲームに賭ける処理を行う。
このゲーム開始の状態でスタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板100はリール10a、10b、10cを一斉に回転させる。これと同時に乱数値に基づく抽選(内部抽選)を行って、有効ラインに引き込み停止可能な図柄の組み合せ、すなわち入賞役を内定し若しくはハズレを決定する。この内部抽選の結果は、内部抽選結果フラグ(RWM)に記憶される。
次に、主制御基板100は、ストップボタン14a、14b、14cの押圧操作に応じて、順次対応するリールを停止させる。そして、主制御基板100は、全てのリール10a、10b、10cが停止したのを検知した後、各リール10a、10b、10cが有効ラインに表示する図柄の組み合せと、内部抽選フラグで参照される内部当選した入賞役に係る図柄の組み合せとが一致するか否か判定する。そして、何れかの有効ラインにおいて図柄が一致したとき当該入賞役が確定し、その確定した入賞役の種類に応じた枚数のメダルが遊技者に払い戻される。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓9aに変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、内部抽選した組み合せで図柄を揃えることにより、入賞役が成立して賭けた以上のメダルを獲得し得るので、メダルを増やすという興趣を伴ったゲームを楽しむことができる。
また、通常、スロットマシン1は、ホール(遊技店舗)の効率的な運営や遊技者へのサービス向上等のため、例えばホールコンピュータへ遊技・稼動状態等の遊技情報を外部集中端子板200を介して外部出力している。そこで、次に、本発明による特徴的な外部出力手段について詳細に説明する。
ここで、図3は、スロットマシン1に備えられる外部出力手段に関わる部分を表したブロック図である。なお、本実施形態によるスロットマシン1の主制御基板100には、CPUが所定のプログラムに従って演算処理を実行することで、図3に示される各手段が生成されるとともにそれぞれの機能が有効となる。また、主制御基板100の例えばROM120には、少なくとも後述のコード変換テーブル121が、予め所定のアドレスに記憶され構成されている。また、データ出力手段としての外部集中端子板200は、リレーやトランジスタ等からなる通信用の駆動素子を搭載し、それぞれの駆動素子がON・OFFすることで、7つの出力ポートP1、P2、P3、P4、P5、P7、P8から所定の手順でコード化される遊技状態、検知状態、エラー等の情報が外部出力される。
図3を参照して、まず、投入メダル検知手段101は、メダル投入部15へ正規のメダルが投入された状態を検知し外部出力する手段である。すなわち、スロットマシン1には、メダル投入部15の投入口に連通して図示しないセレクタが設けられ、投入されたメダルをセレクタが正規のものと選別したとき、光センサからなるメダルセンサがこれを検知して投入受付信号を主制御基板100へ送出する。投入メダル検知手段101は、投入受付信号に基づいて出力ポートP1を一定時間ONする。外部集中端子板200を介して接続されるホールコンピュータは、当該出力ポートP1を常時監視し、このON状態の回数を計数することで、当該スロットマシン1へ投入されたメダルの枚数(実投入数)を取得し管理している。
また、獲得メダル検知手段102は、入賞などでメダル払出装置がメダルを払い出す際に払出センサが検知し出力するメダルの払出検知信号に基づいて、外部集中端子板200の出力ポートP2をONする。これにより、ホールコンピュータは、当該出力ポートP2を常時監視し、このON状態の回数を計数することで、当該スロットマシン1が払い出したメダルの枚数(実獲得数)を取得し管理している。
また、ドアオープン検知手段103は、前扉3の開放状態をドアセンサが検知する間、出力ポートP8をONすることで、ホールコンピュータにおいて当該スロットマシン1の前扉3の開閉状態が監視される。これにより、営業時間中や遊技機が稼働中など不適切な時期に前扉3が開放された場合等において、ホールの管理者等はその異常の発生を迅速に知ることができ、不正を未然に防ぐことができる。
次に、各特別遊技役の作動に関する情報を外部出力する手段の実施形態を説明する。なお、本実施形態によるスロットマシン1には、特別遊技役(ボーナスゲーム)として、ビッグボーナス(以下「BB」と略す)、レギュラーボーナス(以下「RB」と略す)、チャレンジボーナス(以下「CB」と略す)が主に備えられている。
ここで、RBとは、通常よりも有利なゲーム条件が所定の遊技回数、または所定の入賞回数だけ遊技者に連続して与える遊技役をいう。また、BBとは、メダルの獲得数が一定数に達する等、所定の終了条件が成立するまで上述のRBを高頻度で与える遊技役をいう。また、CBとは、遊技者に目押し(ストップボタン14a、14b、14cの操作による即時停止)のチャンスを与える遊技役をいう。すなわち、CBが有効となると、内部抽選結果に応じてリールを停止させるいわゆる引き込み制御が解除され、このため遊技者は目押しのタイミングを正確に行うことで、通常よりも多くの小役(メダルの払い出し)を勝ち取ることができる。
また、かかる遊技役を成立させる図柄の種類(色)等の属性の違いにより、例えば上述のRBは、RB−A、RB−B、RB−C、RB−4の4種類の遊技役に分類される。更には、遊技役の作動契機等の条件の違いにより、例えば上述のBBは、1種と2種とに種別される。これらは、同じ役柄(ゲーム態様)でも終了条件等がそれぞれ異なるため、メダルの最大獲得数も大きく異なる結果となる。
図3に示されるように、本実施形態の外部出力手段は、条件装置作動判別手段として、1種BBを有効にする条件装置の作動/非作動を図柄の種類ごとに判別する1種BB作動判別手段111と、2種BBに係る条件装置の作動/非作動を図柄の種類ごとに判別する2種BB作動判別手段112と、RBに係る条件装置の作動/非作動を図柄の種類ごとに判別するRB作動判別手段113と、CBに係る条件装置の作動/非作動を図柄の種類ごとに判別するCB作動判別手段114と、普通役物に係る条件装置の作動/非作動を図柄の種類ごとに判別する普通役物作動判別手段115とを備えている。
また、上記各遊技役の作動判別手段111〜115からのビット毎の作動状態信号に基づいて、何れかの条件装置が2つ以上有効となる重複状態を検知する重複状態検知手段116と、重複状態検知手段116が重複状態を検知したとき切換クロック信号を生成する切換クロック生成手段117と、切換クロック信号に応答して各作動判別手段111〜115からの各作動状態信号の入力を切り換える切換手段118と、切換手段118から出力される作動状態信号に応じてバイナリコード形式の出力データ(DB0〜DB3)に変換するコード化手段136とが備えられている。
すなわち、重複状態検知手段116は、各作動判別手段111〜115からの各作動状態信号を切換手段118へ転送するが、例えば1種BB作動中にRBが作動した場合など、2以上の作動状態信号がアクティブとなったのを検知したとき、その旨を示す重複状態信号を切換クロック生成手段117へ出力する。切換クロック生成手段117は、重複状態信号を受信する間、一定周期(例えば周期200msec、デューティー比50%)の切換クロック信号を切換手段118へ送出する。
切換手段118は、切換クロック信号が一定の時(すなわち条件装置が重複していない場合)、各作動判別手段111〜115からの作動状態信号をそのままコード化手段119へ転送する。また、切換手段118は、切換クロック生成手段117から切換クロック信号を受信している場合には、重複する各条件装置の作動状態ON信号を切換クロック信号に同期して所定順に順次切り換えてコード化手段119へ転送する。
コード化手段119は、例えば図4に示されるような、ROM120に予め記憶されているコード変換テーブル121を参照して、各作動判別手段111〜115から転送されるビット毎の作動状態ON信号を例えば4bitのバイナリコード形式の出力データ(DB0〜DB3)に変換する。図4に例示されるコード変換テーブル121には、各条件装置の種類ごとにバイナリコード形式の出力データ(DB0〜DB3)が1対1に対応付けられている。これにより変換された出力データ(DB0〜DB3)は、予め設定されている外部集中端子板200の出力ポートP3、P4、P5、P7を介して外部へ出力される。
ここで、図5(a)、(b)は、この変換方式を採用する外部出力手段による、出力データ(DB0〜DB3)の各ビット波形の例を示した図である。図5(a)によれば、例えば1種BB−Bが単独で作動中は、出力データ(DB0〜DB3)として(0010)bが出力されるが、その間にCB−Bが作動した場合、上述の切換クロック信号に同期して出力データ(DB0〜DB3)が(0010)bと(1101)bとの値で交互に切り換えられ、マルチプレクスされたバイナリデータ形式で出力される。すなわち、既存の例えば4ビットの信号ポートを使用しながらも、親の遊技役(この場合1種BB−B)の作動中に有効となる子の遊技役(この場合CB−B)の作動状態を、その親の遊技役の情報を含めて外部に認識させることが可能となる。
また、図5(b)は、1種BB−Cが作動中にRB−Aが作動した場合の例を示している。この例においても、親の遊技役として1種BB−Cが作動中に子の遊技役としてRB−Aが作動した場合には、その間の出力データ(DB0〜DB3)が(0011)bと(1000)bとの値で一定周期に交互に切り換えられて出力されているのが解る。
これにより、外部集中端子板200を介して接続された外部のホールコンピュータでは、送信されてくる出力データ(DB0〜DB3)を、上述とは逆の変換方式でデコードすることで、当該スロットマシン1において作動中の遊技役の種類をその帰属関係(親子関係)をも含めて詳細に識別して認識することができる。
以上説明したように、本実施形態の外部出力手段を備えるスロットマシン1によれば、作動中の遊技役の種類に応じてバイナリコード形式に変換した出力データ(DB0〜DB3)を外部出力するようにしたため、既存の出力ポートを介して接続される例えばホールコンピュータにおいて、当該スロットマシン1で作動中の遊技役の種類(図柄)までをも詳細に識別させることができる。また、本スロットマシン1は、遊技役が同時期に重複して作動した場合には、各遊技役の作動を示す状態信号を一定周期で順次切り換えて外部出力する。これにより、作動中の遊技役の種類をその帰属関係(親子関係)をも含めてホールコンピュータに詳細に認識させることができる。したがって、出力ポート、配線等を増設せずに、従来よりも密度の濃い情報の外部出力が可能となる。その結果、例えば不正対策に役立つような追加的な情報出力への要請に対しても、ソフトウエアの変更のみでローコストに対処することができる。
本発明は、スロットマシンの他にパチンコを含む一般的な遊技機において広く応用され得る。
本発明に係る遊技機の一つの実施形態としてのスロットマシンの正面図である。 図1に示したスロットマシンの一内部構造を表した正面図である。 図1に示したスロットマシンに備えられる外部出力手段に関わるブロック図である。 図3に示したコード化手段で参照されるコード変換テーブルの一例を表した図である。 図3に示した外部出力手段が出力する信号の波形例を表した図である。
符号の説明
1…スロットマシン
2…筐体 3…前扉
4…下パネル 5…受皿部材
6a…上部ランプ 6b、6c…コーナランプ
7a、7b…放音部 8…液晶表示ユニット
9…中パネル 9a…表示窓
10a、10b、10c…リール 11…操作卓
12…ベットボタン 13…スタートレバー
14a、14b、14c…ストップボタン 15…メダル投入部
16…メダル払出口 17a、17b…放音部
100…主制御基板 101…投入メダル検知手段
102…獲得メダル検知手段 103…ドアオープン検知手段
111…1種BB作動判別手段 112…2種BB作動判別手段
113…RB作動判別手段 114…CB作動判別手段
115…普通役物作動判別手段
116…重複状態検知手段 117…切換クロック生成手段
118…切換手段 119…コード化手段
120…ROM 121…コード変換テーブル
200…外部集中端子板
P1、P2、P3、P4、P5、P7、P8…出力ポート
DB0、DB1、DB2、DB3…出力データ

Claims (2)

  1. 少なくとも所定遊技役を有効にする条件装置の作動状態を複数の信号出力ポートを介して外部へ出力可能な遊技機であって、
    所定の遊技役を有効にする複数の条件装置の作動をそれぞれ判別し作動状態信号を生成する複数の条件装置作動判別手段と、
    前記条件装置作動判別手段が何れか2以上の前記条件装置の作動を判別したとき、一定周期の切換クロック信号を生成する切換クロック生成手段と、
    前記切換クロック信号に応答して前記作動状態信号を所定順に切り換える切換手段と、
    前記切換手段で順次切り換えられる前記作動状態信号をバイナリコード形式の出力データに変換するコード化手段と、
    前記出力データを当該出力データの各ビットにそれぞれ予め対応させた前記各信号出力ポートを介して外部出力するデータ出力手段と、を少なくとも備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 少なくとも所定遊技役を有効にする条件装置の作動状態を複数の信号出力ポートを介して外部へ出力可能な遊技機における遊技情報出力方法であって、
    所定の遊技役を有効にする複数の条件装置の作動を判別しそれぞれの作動状態信号を生成するステップと、
    何れか2以上の前記条件装置の作動が判別されたとき、一定周期の切換クロック信号を生成するステップと、
    前記切換クロック信号に応答して前記作動状態信号を所定順に切り換えるステップと、
    順次切り換えられる前記作動状態信号をバイナリコード形式の出力データに変換するステップと、
    前記出力データを当該出力データの各ビットにそれぞれ予め対応させた前記各信号出力ポートを介して外部出力するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする遊技情報出力方法。
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