JP2008188140A - 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法 - Google Patents

遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008188140A
JP2008188140A JP2007023927A JP2007023927A JP2008188140A JP 2008188140 A JP2008188140 A JP 2008188140A JP 2007023927 A JP2007023927 A JP 2007023927A JP 2007023927 A JP2007023927 A JP 2007023927A JP 2008188140 A JP2008188140 A JP 2008188140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
signal
information
output
error code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007023927A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuma Ito
竜馬 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2007023927A priority Critical patent/JP2008188140A/ja
Publication of JP2008188140A publication Critical patent/JP2008188140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】エラーや不正に関する情報等の外部出力の追加要請に対し、ホールに既存の通信設備の改造等を要せずして、容易、ローコストに対処することができる等の遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法を提供する。
【解決手段】スロットマシン(1)の情報をホールコンピュータへ出力する外部出力手段において、前扉の開放やセレクタ等のエラーを検知してそれぞれエラー信号(E1〜E4)を生成するエラー検知手段(110)と、エラー信号に対応してバイナリにコード化したエラーコード信号を生成するコード化手段(120)とを備える。これにより、エラーに関する情報出力の高密度化を図る。
【選択図】図3

Description

本発明は、エラーないしは不正に関する情報を外部の管理装置(例えばホールコンピュータ)へ出力する遊技機及び遊技機に用いられるエラー情報出力方法に関する。
近年、スロットマシンやパチンコなどの遊技機を多数設置するほとんどの遊技店舗(以下「ホール」)においては、各遊技機の遊技・稼動状態等の情報を集中管理するホールコンピュータと呼ばれる管理装置が設けられ、ホールの効率的な運営や遊技者へのサービス向上等に役立てられている。
具体的に例えば、遊技者がゲームをするために投入したメダルやパチンコ玉等の遊技媒体の投入情報や、入賞などで払い出された遊技媒体の払出情報がホールコンピュータへ出力され、これにより1日の差玉つまり遊技媒体の収支に基づく売上げ等がオンラインで集中管理されている。また、スロットマシンを例に挙げると、例えばビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)といった、通常のゲームに比べて有利な条件でゲームができる特別遊技役(ボーナスゲーム)の作動状態を示す情報がホールコンピュータへ出力されている。
また、遊技機のメンテナンスや出玉率の設定変更といった正規の作業に際しては、通常、前扉(フロントドア)を開いて作業が行われるが、その扉開放(ドアオープン)を示す情報が、予め割り当てられた信号出力ポートを介してホールコンピュータへ出力される。ホールコンピュータは、この信号状態を常時監視し、例えばホールの営業時間中など不適切な時期に扉開放の状態を検知したとき、それが不正行為によるものと判断している。
このように、ホールに設置される従来の遊技機は、管理情報として遊技媒体の投入及び獲得、並びに遊技役の作動に関する情報の他に、例えば扉開放といった不正発見の判断材料ともなる情報を、それぞれに割り当てられた信号出力ポート及び通信線を介して外部のホールコンピュータへ出力している。
ところで、最近では、扉開放の他にも例えば遊技機が出玉率の設定モードにあるか否かなどの状態情報や、投入メダルを検知するセレクタのエラー情報など、遊技機に対する不正行為を発見しまたは防止する上で有効な情報をも上述した情報に加えて外部(ホールコンピュータ)へ出力したい要請が高まってきている。しかし、上述した従来の遊技機における情報出力方法では、1つの信号出力ポートに1つの情報のみが割り当てられるため、このような出力情報の追加要請に対応しようとすると通信線の増設等が必要となり、大幅なコスト負担を招かざるを得なかった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、エラーや不正に関する情報等の外部出力の追加要請に対し、ホールに既存の通信設備の改造等を要せずして、容易、ローコストに対処することができる等の遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する外部出力手段を備えている遊技機(例えばスロットマシン1)であって、前記外部出力手段は、予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号を生成するエラー検知手段(例えばエラー検知手段110)と、生成された前記エラー信号を入力し、当該エラー信号に予め対応付けられているバイナリ形式のエラーコードに変換してそれぞれのビット毎にエラーコード信号を生成するコード化手段(例えばコード化手段120)と、前記各エラーコード信号をそれぞれ予め対応させた信号出力ポートを介して出力する信号出力手段(例えば外部集中端子板200)と、を少なくとも備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、発生したエラーの種類や不正状態に応じて、コード化手段がバイナリ形式のエラーコードに変換したエラーコード信号を外部出力するため、従来よりも少ない通信線を用いてより多種類の情報を扱うことができる。これにより、不正防止に役立つような情報出力の追加要請に対しても、簡易、ローコストに対処することができる。
また、請求項2に記載の発明は、エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する遊技機(例えばスロットマシン1)に用いられる情報出力方法であって、予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号を生成するステップと、生成された前記エラー信号に基づいて、当該エラー信号に予め対応付けられているバイナリ形式のエラーコードに変換してそれぞれのビット毎にエラーコード信号を生成するステップと、前記各エラーコード信号をそれぞれ予め対応させた信号出力ポートを介して出力するステップと、を少なくとも備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の、遊技機に用いられる情報出力方法によれば、発生したエラーの種類や不正状態に応じてバイナリ形式のエラーコードに変換されるエラーコード信号を外部出力するため、従来よりも少ない通信線を用いてより多種類の情報を扱うことができる。これにより、不正防止に役立つような情報出力の追加要請に対しても、簡易、ローコストに対処することができる。
本発明の遊技機または情報出力方法によれば、遊技機に既存の信号出力ポートや通信線を用いながらも、外部出力するエラーや不正に関する情報等の高密度化が図られる。また、これら情報出力の追加要請に対しても、ホールにおける通信設備の増設や改造等をすることなく、容易、ローコストに対処することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態としてスロットマシン1を例に挙げて説明する。ここで、図1はスロットマシン1の外観を表した正面図、図2は前扉3の一部を破断してその内部の一部分を表した図である。
スロットマシン1は、箱状の筐体2と、筐体2に対し開閉可能に支持されて閉塞する前扉(フロントドア)3とを備えている。前扉3の前面に形成されるフロントマスクは、上から上パネル部、中パネル部、下パネル部に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、下パネル部の下方には、メダルを貯留するための受け皿が一体的に形成された硬質プラスチック製の成型品である受皿部材5が取り付けられている。
上パネル部には、高輝度の発光ダイオードを内蔵した上部ランプ6a及びコーナランプ6b、6c等の飾りランプが配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部の左右位置にはスピーカを内蔵する放音部7a、7bが設けられ、効果音や楽音等によるゲームの演出を行っている。更に、各放音部7a、7bに挟まれる中央位置には、演出画像表示用の液晶表示ユニット8がその画面を臨ませて、前扉3の背後から取り付けられている。
略中段の中パネル部は、中央の開口を塞ぐようにアクリル板からなる中パネル9が前扉3の背後から取り付けられている。そして、中パネル9の略中央に、3個のリール10a、10b、10cを目視させる透明な表示窓9aが形成されている。すなわち、筐体2内に設けられているリール装置10の各リール10a、10b、10cを適宜に回転させることで、各リールの周面に描かれている複数種類の図柄がその停止位置で表示窓9aに変動表示される。
中パネル9の下方には、前方に若干突出する卓状の操作卓11が形成されている。この操作卓11の右方部には、ゲームに賭けるメダルを投入するためのメダル投入部15が設けられている。また、操作卓11には、ベットボタン12と、スタートレバー13と、3個のストップボタン14a、14b、14c等の操作スイッチ類がそれぞれ所定の位置に配設されている。
ベットボタン12は、ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチであり、1回の押圧操作で例えば3枚のメダルが賭けられる。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cの回転開始を指示するためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
下パネル部は、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷されて表示される下パネル4と、その左右に設けられたサイドランプ4a、4bとを備えて構成されている。
前扉3の最下部に取り付けられる受皿部材5には、入賞等の際にメダルを受け皿へ払い出す開口であるメダル払出口16と、ゲームの進行に応じて演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する放音部17a、17bとがそれぞれ配設されている。
スロットマシン1は、図2に示される筐体2内部の主制御基板100により、ゲーム動作が制御されている。主制御基板100は、CPU、ROM、RWM(Read/Write Memory)、その他リール10a、10b、10cや後述する外部集中端子板200と通信接続するインターフェース回路等が搭載されたマイコンベースの制御回路基板から構成されている。
すなわち、主制御基板100は、メダル投入部15への正規メダルの投入を検知すると、クレジットを加算して投入されたメダルを内部貯留する。そして、ベットボタン12の押圧操作に応じてクレジットを消費し、3枚のメダルをゲームに賭ける処理を行う。
このゲーム開始の状態でスタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板100はリール10a、10b、10cを一斉に回転させる。これと同時に乱数値に基づく抽選(内部抽選)を行って、有効ラインに引き込み停止可能な図柄の組み合せ、すなわち入賞役を内定し若しくはハズレを決定する。この内部抽選の結果は、内部抽選結果フラグ(RWM)に記憶される。
次に、主制御基板100は、ストップボタン14a、14b、14cの押圧操作に応じて、順次対応するリールを停止させる。そして、主制御基板100は、全てのリール10a、10b、10cが停止したのを検知した後、各リール10a、10b、10cが有効ラインに表示する図柄の組み合せと、内部抽選結果フラグで参照される内部当選した入賞役に係る図柄の組み合せとが一致するか否か判定する。そして、何れかの有効ラインにおいて図柄が一致したとき当該入賞役が確定し、その確定した入賞役の種類に応じた枚数のメダルが遊技者に払い戻される。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓9aに変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、内部抽選した組み合せで図柄を揃えることにより、入賞役が成立して賭けた以上のメダルを獲得し得るので、メダルを増やすという興趣を伴ったゲームを楽しむことができる。
また、通常、スロットマシン1は、ホールの効率的な運営や遊技者へのサービス向上等のため、遊技・稼動状態等の情報を外部集中端子板200を介して例えばホールコンピュータへ外部出力している。そこで、次に、本発明に係る外部出力手段の実施形態について詳細に説明する。
図3は、スロットマシン1に備えられる外部出力手段の第1実施例を表したブロック図である。なお、スロットマシン1の主制御基板100には、CPUが所定のプログラムに従って演算処理を実行することで、図3に示される各手段が生成されるとともにそれぞれの機能が有効となる。また、主制御基板100のROMには、後述するコード変換テーブル130が記憶されている。
また、信号出力手段としての外部集中端子板200は、7つの信号出力ポートP1、P2、P3、P4、P5、P7、P8を備えており、それぞれに搭載されるリレーやトランジスタ等からなる通信用の駆動素子をON・OFFさせることで、対応する各情報が各信号出力ポートに接続された通信線を介して外部出力される。
図3を参照し、まず、投入メダル検知手段101は、メダル投入部15へ正規のメダルが投入された状態を検知しその状態信号を出力する手段である。すなわち、スロットマシン1には、メダル投入部15の投入口に連通して図示しないセレクタが設けられ、投入されたメダルをセレクタが正規のものと選別したとき、光センサからなるメダルセンサがこれを検知して投入受付信号を主制御基板100へ送出する。投入メダル検知手段101は、投入受付信号に基づいて信号出力ポートP1を一定時間ONさせる。外部集中端子板200を介して接続されるホールコンピュータは、当該信号出力ポートP1を常時監視し、このONの回数を計数することで、当該スロットマシン1へ投入されたメダルの枚数(実投入数)を取得し管理している。
獲得メダル検知手段102は、入賞等によりメダルが払い出されるごとに検出される状態信号を出力する手段である。すなわち、ホッパ装置20(図2参照)によるメダルの払い出しを払出センサが検知し、その払出検知信号に基づいて、獲得メダル検知手段102が外部集中端子板200の信号出力ポートP2をONさせる。ホールコンピュータは、当該信号出力ポートP2を常時監視し、このONの回数を計数することで、当該スロットマシン1が払い出したメダルの枚数(実獲得数)を取得し管理している。
また、本実施形態によるスロットマシン1には、特別遊技役(ボーナスゲーム)として、ビッグボーナス(以下「BB」と略す)、レギュラーボーナス(以下「RB」と略す)が主に備えられている。
ここで、RBとは、通常よりも有利なゲーム条件が所定の遊技回数、または所定の入賞回数だけ遊技者に連続して与える遊技役をいう。また、BBとは、メダルの獲得数が一定数に達する等、所定の終了条件が成立するまで上述のRBを高頻度で与える遊技役をいう。
図3に示されるBB作動判別手段103は、上述の内部抽選結果フラグを参照してBBの作動/非作動を判別する手段である。BB作動判別手段103はBBの作動を判別すると、その作動状態信号を生成し、外部集中端子板200の信号出力ポートP3をONさせる。
同様に、RB作動判別手段104は、内部抽選結果フラグを参照してRBの作動/非作動を判別し、その作動を判別するとその間、信号出力ポートP4をONにすることでその作動状態信号を出力させる。
次に、エラー検知手段110は、スロットマシン1において予め想定されるエラーないしは不正行為の判断材料とされるような状態(不正状態)を検知する手段である。すなわち、エラー検知手段110は、図3に示されるように例えばドアオープン検知手段111と、設定モード検知手段112と、セレクタエラー検知手段113と、ホッパエラー検知手段114とを備えている。なお、エラー検知手段110は、上記検知手段のみに限定されず、例えば主制御基板100への不正アクセスや不正な取り外しを検知する手段等の他の手段を含め適宜増減させてもよい。
ドアオープン検知手段111は、前扉3の開放状態をドアセンサが検知する間、エラー信号E1をアクティブにして生成する手段である。設定モード検知手段112は、出玉率の設定変更する際の動作モードである設定モードを検知する手段である。設定モード検知手段112は、スロットマシン1の設定キースイッチがオンされた設定モード期間中、エラー信号E2をアクティブにして生成する。
セレクタエラー検知手段113は、メダル投入部15から投入されるメダルの適否を選別するセレクタのエラーを検知する手段である。すなわち、セレクタエラー検知手段113はセレクタエラーを検知すると、エラー信号E3を一定時間アクティブにして生成する。また、ホッパエラー検知手段114は、入賞等の際にメダルを受皿部材5へ払い出すホッパ装置20のエラーを検知する手段である。すなわち、ホッパエラー検知手段114は、ホッパエラーを検知すると、エラー信号E4を一定時間アクティブにして生成する。
これら複数のエラー信号E1〜E4は、次段のコード化手段120へ入力される。コード化手段120は、コード変換テーブル130を参照し、生成された(すなわちアクティブとなった)エラー信号に対応するエラーコード(ED1〜ED3)を求める。そして、そのエラーコードを3ビットのバイナリ形式で出力する際の各ビットに対応するONかOFFのデジタル信号であるエラーコード信号ES1、ES2、ES3を生成し出力する。
ここで、図4は、コード変換テーブル130の一例を表した図である。図4に例示されるコード変換テーブル130には、各エラーの種類または状態ごとにエラーコード(ED1〜ED3)が1対1に対応付けられている。検出されたエラーコード(ED1〜ED3)に基づきコード化手段120が出力するエラーコード信号ES1、ES2、ES3は、それぞれに設定されている外部集中端子板200の信号出力ポートP5、P7、P8を介して外部へ出力される。なお、コード化手段120は、コード変換テーブル130を参照するまでもなく、少なくとも4ライン入力を3ビットのバイナリデータにコード化するロジック回路により構成してもよい。
この第1実施例の外部出力手段によれば、例えばスロットマシン1の前扉3が開放されたドアオープン状態が検知されると、エラーコード(ED1〜ED3)として(001)bを示すエラーコード信号ES1、ES2、ES3が、信号出力ポートP5、P7、P8を介して外部へ出力される。また、出玉率の設定モードとなると、エラーコード(ED1〜ED3)として(010)bを示すエラーコード信号ES1、ES2、ES3が、信号出力ポートP5、P7、P8を介して外部へ出力される。以下同様に、セレクタエラーが発生するとエラーコード(ED1〜ED3)として(011)bを示すエラーコード信号ES1、ES2、ES3が外部出力され、ホッパエラーが発生するとエラーコード(ED1〜ED3)として(100)bを示すエラーコード信号ES1、ES2、ES3が外部出力される。外部集中端子板200を介して接続されるホールコンピュータ側では、これらエラーコード(ED1〜ED3)を上述のコード変換テーブル130に基づく変換とは逆の変換方式でデコードすることで、当該スロットマシン1において発生したエラーの種類や状態を認識することができる。
以上説明した第1実施例の外部出力手段を備えるスロットマシン1によれば、従来よりも少ない通信線を介して、複数種類のエラーないしは不正行為に起因するような状態情報を外部出力し、接続先のホールコンピュータへ認識させることが可能となる。したがって、不正防止に役立つような情報出力の追加要請に対しても、ソフトウエアの変更のみでローコストに対処することができる。
次に、外部出力手段の第2実施例を説明する。なお、以下に説明する図5において、外部出力手段の第1実施例である図3に示した構成部分と同一または相当する部分については同一の符号を付している。
ここで、図5は、第2実施例による外部出力手段の構成を表したブロック図である。スロットマシン1の主制御基板100には、CPUが所定のプログラムに従って演算処理を実行することで、図5に示される各手段が生成されるとともにそれぞれの機能が有効となる。また、信号出力手段としての外部集中端子板200は、7つの信号出力ポートP1、P2、P3、P4、P5、P7、P8を備えており、それぞれに搭載されるリレーやトランジスタ等からなる通信用の駆動素子をON・OFFさせることで、対応する各情報が各信号出力ポートに接続された通信線を介して外部出力される。
図5を参照し、まず、投入メダル検知手段101は、メダル投入部15へ正規のメダルが投入された状態を検知しその状態信号を出力する手段である。すなわち、スロットマシン1には、メダル投入部15の投入口に連通して図示しないセレクタが設けられ、投入されたメダルをセレクタが正規のものと選別したとき、光センサからなるメダルセンサがこれを検知して投入受付信号を主制御基板100へ送出する。投入メダル検知手段101は、投入受付信号に基づいて信号出力ポートP1を一定時間ONさせる。外部集中端子板200を介して接続されるホールコンピュータは、当該信号出力ポートP1を常時監視し、このONの回数を計数することで、当該スロットマシン1へ投入されたメダルの枚数(実投入数)を取得し管理している。
獲得メダル検知手段102は、入賞等によりメダルが払い出されるごとに検出される状態信号を出力する手段である。すなわち、ホッパ装置20(図2参照)によるメダルの払い出しを払出センサが検知し、その払出検知信号に基づいて、獲得メダル検知手段102が外部集中端子板200の信号出力ポートP2をONさせる。ホールコンピュータは、当該信号出力ポートP2を常時監視し、このONの回数を計数することで、当該スロットマシン1が払い出したメダルの枚数(実獲得数)を取得し管理している。
BB作動判別手段103は、上述の内部抽選結果フラグを参照してBBの作動/非作動を判別する手段である。BB作動判別手段103はBBの作動を判別すると、その作動状態信号を生成し、外部集中端子板200の信号出力ポートP3をONさせる。
同様に、RB作動判別手段104は、内部抽選結果フラグを参照してRBの作動/非作動を判別し、その作動を判別するとその間、信号出力ポートP4をONにすることでその作動状態信号を出力させる。
更に本実施例の外部出力手段は、エラーに関する情報を外部出力する手段として、スロットマシン1において予め想定されるエラーないしは不正行為の判断材料とされるような状態(不正状態)を検知するエラー検知手段110と、少なくとも何れか2種以上のエラーや不正状態が同時期に重複する状態(重複状態)を検知する重複状態検知手段141と、重複状態検知手段141が重複状態を検知したとき切換クロック信号を生成する切換クロック生成手段142と、エラー検知手段110が生成するエラー信号をこの切換クロック信号に応答して順次切り換えて出力する切換手段143と、切換手段143からのエラー信号に対応するエラーコード(ED1〜ED3)を求め、そのビット毎のエラーコード信号ES1、ES2、ES3を生成するコード化手段120とを備えている。
エラー検知手段110は、図5に示されるように、例えばドアオープン検知手段111と、設定モード検知手段112と、セレクタエラー検知手段113と、ホッパエラー検知手段114とを備えている。なお、エラー検知手段110は、上記検知手段のみに限定されず、例えば主制御基板100への不正アクセスや不正な取り外しを検知する手段等の他の手段を含め適宜増減させてもよい。
ドアオープン検知手段111は、前扉3の開放状態をドアセンサが検知する間、エラー信号E1をアクティブにして生成する手段である。設定モード検知手段112は、出玉率の設定変更する際の動作モードである設定モードを検知する手段である。設定モード検知手段112は、スロットマシン1の設定キースイッチがオンされた設定モード期間中、エラー信号E2をアクティブにして生成する。
セレクタエラー検知手段113は、メダル投入部15から投入されるメダルの適否を選別するセレクタのエラーを検知する手段である。すなわち、セレクタエラー検知手段113はセレクタエラーを検知すると、エラー信号E3を一定時間アクティブにして生成する。また、ホッパエラー検知手段114は、入賞等の際にメダルを受皿部材5へ払い出すホッパ装置20のエラーを検知する手段である。すなわち、ホッパエラー検知手段114は、ホッパエラーを検知すると、エラー信号E4を一定時間アクティブにして生成する。
これら複数のエラー信号E1〜E4は、次段の重複状態検知手段141へ入力される。重複状態検知手段141は、各検知手段111〜114からのエラー信号E1〜E4を切換手段143へ転送するが、同時期に2以上のエラー信号がアクティブであるとき(つまり重複するとき)、その旨を示す重複状態信号を切換クロック生成手段142へ出力する。そして、切換クロック生成手段142は、重複状態信号を受信する間、所定周期の切換クロック信号を切換手段143へ送出する。
切換手段143は、切換クロック信号が一定の時(つまりエラーなどが重複して発生していない場合)、各検知手段111〜114からのエラー信号をスルーしコード化手段120へ転送する。また、切換手段143は、切換クロック生成手段142から切換クロック信号を受信しているとき(つまりちエラーなどが重複している場合)、入力される重複状態のエラー信号を切換クロック信号に同期して所定順に順次切り換えコード化手段120へ転送する。
コード化手段120は、例えば図4に示したコード変換テーブル130を参照し、生成された(すなわちアクティブとなった)エラー信号に対応するエラーコード(ED1〜ED3)を求める。そして、そのエラーコードを3ビットのバイナリ形式で出力する際の各ビットに対応するONかOFFのデジタル信号であるエラーコード信号ES1、ES2、ES3を生成し出力する。エラーコード信号ES1、ES2、ES3は、それぞれに予め設定されている外部集中端子板200の信号出力ポートP5、P7、P8を介して外部へ出力される。なお、コード化手段120は、コード変換テーブル130を参照するまでもなく、少なくとも4ライン入力を3ビットのバイナリデータにコード化するロジック回路により構成してもよい。
ここで、図6は、この第2実施例の外部出力手段により外部出力される、エラーに関するエラーコード信号ES1、ES2、ES3の波形例を表したタイムチャートである。図6に示される事例によると、通常のゲーム動作中に例えば前扉3が開放(ドアオープン)された場合(T1)、エラーコードとして(001)bがエラーコード信号ES1、ES2、ES3に載せられて信号出力ポートP5、P7、P8を介して外部へ出力される。その後、ドアオープンの状態でセレクタエラーが検知されると(T2)、ドアオープンを示す(001)bとセレクタエラーを示す(011)bのエラーコードが、上述の切換クロック信号に同期して順次交互に切り換えられ、それぞれのエラーコード信号ES1、ES2、ES3が信号出力ポートP8、P7、P5を介して外部出力される。スロットマシン1が接続されるホールコンピュータ側では、送信されてくるエラーコード信号ES1、ES2、ES3から読み取ったエラーコード(ED1〜ED3)を上述のコード変換テーブル130に基づく変換とは逆の変換方式でデコードすることで、当該スロットマシン1において同時期に重複して発生する各エラーの種類や状態をリアルタイムに認識することができる。
以上説明した第2実施例の外部出力手段を備えるスロットマシン1によれば、従来よりも少ない通信線を介して、複数種類のエラーないしは不正行為に起因するような状態情報を外部出力し、接続先のホールコンピュータへ認識させることが可能となる。また、エラーや不正状態が同時期に重複して発生するような場合でも、信号出力ポートや通信線を共通にして、それぞれのエラーや不正状態の種類をホールコンピュータへ特定させることができる。したがって、不正防止に役立つような情報出力の追加要請に対しても、ソフトウエアの変更のみでローコストに対処することができる。
本発明は、スロットマシンの他にパチンコを含む一般的な遊技機において広く応用され得る。
本発明に係る遊技機の一つの実施形態であるスロットマシンの正面図である。 図1に示したスロットマシンの一内部構造を表した図である。 外部出力手段の第1実施例による構成を表したブロック図である。 コード変換テーブルの一例を表した図である。 外部出力手段の第2実施例による構成を表したブロック図である。 図5に示した外部出力手段が出力するエラーコード信号の波形例を表したタイムチャートである。
符号の説明
1…スロットマシン
2…筐体 3…前扉
4…下パネル 5…受皿部材
6a…上部ランプ 6b、6c…コーナランプ
7a、7b…放音部 8…液晶表示ユニット
9…中パネル 9a…表示窓
10…リール装置 10a、10b、10c
12…ベットボタン 13…スタートレバー
14a、14b、14c…ストップボタン 15…メダル投入部
16…メダル払出口 20…ホッパ装置
100…主制御基板
101…投入メダル検知手段 102…獲得メダル検知手段
103…BB作動判別手段 104…RB作動判別手段
110…エラー検知手段
111…ドアオープン検知手段 112…設定モード検知手段
113…セレクタエラー検知手段 114…ホッパエラー検知手段
120…コード化手段 130…コード変換テーブル
141…重複状態検知手段 142…切換クロック生成手段
143…切換手段 200…外部集中端子板
E1〜E4…エラー信号 ED1〜ED3…エラーコード
ES1〜ES3…エラーコード信号
P1、P2、P3、P4、P5、P7、P8…信号出力ポート

Claims (2)

  1. エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する外部出力手段を備えている遊技機であって、
    前記外部出力手段は、予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号を生成するエラー検知手段と、
    生成された前記エラー信号を入力し、当該エラー信号に予め対応付けられているバイナリ形式のエラーコードに変換してそれぞれのビット毎にエラーコード信号を生成するコード化手段と、
    前記各エラーコード信号をそれぞれ予め対応させた信号出力ポートを介して出力する信号出力手段と、を少なくとも備えていることを特徴とする遊技機。
  2. エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する遊技機に用いられる情報出力方法であって、
    予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号を生成するステップと、
    生成された前記エラー信号に基づいて、当該エラー信号に予め対応付けられているバイナリ形式のエラーコードに変換してそれぞれのビット毎にエラーコード信号を生成するステップと、
    前記各エラーコード信号をそれぞれ予め対応させた信号出力ポートを介して出力するステップと、を少なくとも備えていることを特徴とする情報出力方法。
JP2007023927A 2007-02-02 2007-02-02 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法 Pending JP2008188140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023927A JP2008188140A (ja) 2007-02-02 2007-02-02 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023927A JP2008188140A (ja) 2007-02-02 2007-02-02 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008188140A true JP2008188140A (ja) 2008-08-21

Family

ID=39748806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007023927A Pending JP2008188140A (ja) 2007-02-02 2007-02-02 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008188140A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098151A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012179472A (ja) * 2012-06-28 2012-09-20 Fujishoji Co Ltd 遊技機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH105420A (ja) * 1996-06-24 1998-01-13 Sophia Co Ltd 遊技機、及び遊技設備
WO2006025476A1 (ja) * 2004-09-01 2006-03-09 Heiwa Corporation 遊技機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH105420A (ja) * 1996-06-24 1998-01-13 Sophia Co Ltd 遊技機、及び遊技設備
WO2006025476A1 (ja) * 2004-09-01 2006-03-09 Heiwa Corporation 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098151A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012179472A (ja) * 2012-06-28 2012-09-20 Fujishoji Co Ltd 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2007026401A1 (ja) 遊技機、遊技制御方法及び遊技システム
JP2014150881A (ja) 遊技機
JPWO2007026399A1 (ja) 遊技機、遊技制御方法及び遊技システム
JP2009078120A (ja) ゲーム回数が特定回数に達した際に所定数のクレジットのペイアウトを行うスロットマシン
JP2008131985A (ja) 遊技機
JPWO2007026400A1 (ja) 遊技機、遊技制御方法及び遊技システム
JP2009226061A (ja) 遊技機
JP2007125297A (ja) 遊技機、遊技制御方法及び遊技システム
JP2009285252A (ja) 遊技システム
JP2007252770A (ja) ビデオスロットマシン
JP2013146339A (ja) スロットマシン
JP2008188141A (ja) 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法
JP2008188140A (ja) 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法
JP4854021B2 (ja) 遊技機及び遊技情報出力方法
JP2005169091A (ja) 遊技機
JP4888896B2 (ja) 遊技機及び遊技機情報出力方法
JP2009172179A (ja) 遊技機及び遊技システム
JP2016010441A (ja) 遊技機及び遊技プログラム
JP2008104546A (ja) スロットマシン、そのプレイ方法及び遊技システム
JP2008136532A (ja) 遊技機及び遊技情報出力方法
JP2008188142A (ja) 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法
JP2015221312A (ja) スロットマシン
JP2009136658A (ja) スロットマシン及びその制御方法
US10417876B2 (en) Gaming machine capable of repeatedly executing a unit game
JP2005296249A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091002

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091002

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120313