JP4853932B2 - 撮影装置及びプログラム - Google Patents

撮影装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4853932B2
JP4853932B2 JP2008119718A JP2008119718A JP4853932B2 JP 4853932 B2 JP4853932 B2 JP 4853932B2 JP 2008119718 A JP2008119718 A JP 2008119718A JP 2008119718 A JP2008119718 A JP 2008119718A JP 4853932 B2 JP4853932 B2 JP 4853932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
still image
moving image
shooting
image
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008119718A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008199671A (ja
Inventor
誠 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2008119718A priority Critical patent/JP4853932B2/ja
Publication of JP2008199671A publication Critical patent/JP2008199671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4853932B2 publication Critical patent/JP4853932B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、動画撮影中における静止画撮影機能を有する撮影装置およびプログラムに関する。
従来、CCD等の固体撮像素子が撮像した被写体の画像信号をデジタル信号に変換し、その画像データを記録媒体に記録するデジタルカメラにおいては、通常の静止画撮影機能に加え動画撮影機能を備えたものや、さらに静止画像や動画像と音声とを同時に記録する音声付き撮影機能を備えたものがある。
かかるデジタルカメラでは、通常、撮影モードとして静止画撮影を行う静止画撮影モードと、動画画撮影を行う動画撮影モードとを個別に設け、キー操作等のユーザー操作によってモード遷移を行う仕様となっている。
また、下記特許文献1,2には、デジタルカメラにおいて動画撮影中に静止画撮影を行う方法が開示されている。特許文献1の方法は、動画撮影中に静止画の撮影操作に応じて、動画フレーム周期で動画フレームを撮像してバッファメモリに記憶する動作を行いながら、次の動画フレームを記録する間に静止画を撮像して記録する、つまり動画撮影処理と静止画撮影処理とを並行して行うものである。
特許文献2の方法は、動画撮影中に静止画の撮影操作があったとき、動画フレームの撮像及び記憶動作をいったん中断し、その間に静止画を撮影して記録した後、動画フレームの撮像及び記憶を再開する、つまり静止画撮影を割り込み処理によって行う。そして、動画撮影が終了した時点では、静止画撮影中に記録できなかった中断期間の動画フレームに対応する補間用のフレームを別途生成して記憶しておき、動画再生時には、中断期間に補間用のフレームを表示させることにより、結果として動画撮影中の静止画撮影を可能とするものである。
特開平11−55617号公報(「0010」及び「0011」段落、図2参照) 特開2001−111934号公報(「0029」〜「0032」段落、図1、図4参照)
しかしながら、前述したように静止画を撮影するモードと、動画を撮影するモードとが個別に設けられているデジタルカメラにおいて、動画撮影中に静止画撮影を行った場合には、静止画撮影により中断した動画撮影における動画圧縮データのファイル(動画ファィル)が、静止画撮影を挟んで2つに分割されてしまう。そのため、動画撮影により記録したファイルの管理が煩雑となり、さらに撮影した動画を再生する際には、対をなす2つの動画ファイルを連続して再生させる作業を強いられるといった問題があった。また、係る問題については、上記特許文献1,2に開示されている技術によっても解決できなかった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、動画撮影中に静止画撮影が行われた場合であっても、動画撮影により得られる動画データの利便性を損なうことのない撮影装置およびプログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1の発明にあっては、オートフォーカス制御による被写体への合焦処理が完了した後において、撮影者が静止画撮影の指示操作を行ったか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段により静止画撮影の指示操作が検出されなかった場合に、オートフォーカス制御による被写体への合焦処理を再実行させる合焦制御手段と、前記検出手段により静止画撮影の指示操作が検出された際に、撮像素子により撮像して得られる画像データを静止画データとして記録する静止画撮影手段と、前記静止画撮影手段による静止画の撮像および記録が行われる際に、該静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発する第1の報知手段と、動画撮影の開始が指示されてから動画撮影の終了が指示されるまでの間、報知音を発生することなく各動画フレームに対応する画像データを前記撮像素子により順番に撮像させるとともに、この撮像動作と平行して音声の録音動作を実行させ、この撮像動作および録音動作により得られた複数の画像データおよび音声データを音声の同時再生が可能な動画データとして記録する動画撮影手段と、前記動画撮影手段による撮像動作および録音動作が行われている最中に、前記検出手段により静止画撮影の指示操作が検出された場合に、前記録音動作を中断することなく前記動画フレームに対応する画像データの撮像動作を一時的に中断し、この中断により利用可能になった前記撮像素子を利用して前記静止画撮影手段による静止画データの撮像動作を行わせ、この静止画データの撮像動作が終了した後に、前記一時的に中断されていた前記動画撮影手段による画像データの撮像動作を再開させる割り込み処理を行う割込制御手段と、を備え、前記動画撮影手段は、前記割込制御手段による割り込み処理によって中断されることなく録音され続けている音声データに対して欠落が無いように、前記中断によって欠落した動画フレームに対応する画像データを補間して動画データを記録し、前記第1の報知手段は、前記割込制御手段による割り込み処理によって前記静止画撮影手段による静止画の撮像および記録が行われる際は、前記静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発生しないことを特徴とする。
また、請求項2の発明にあっては、更に、前記オートフォーカス制御による被写体への合焦処理が完了した際に、該被写体への合焦処理が完了したことを示す報知音を発する第2の報知手段と、前記動画撮影手段は、動画撮影の開始が指示されてから動画撮影の終了が指示されるまでの間、オートフォーカス制御による被写体への合焦処理を繰り返し実行するとともに、前記第2の報知手段による合焦処理の完了を示す報知音を発生しないように制御することを特徴とする。
また、請求項3の発明にあっては、更に、前記検出手段により静止画撮影の指示操作が検出されなかった場合に、前記第1の報知手段による前記静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発生させずに、前記第2の報知手段による前記合焦処理の完了を示す報知音のみを発生させる報知音制御手段を更に備えたことを特徴とする。
また、請求項4の発明にあっては、更に、前記静止画撮影手段は、前記予め決められた期間間隔とは非同期のタイミングで静止画用の画像データを出力する処理を前記撮像素子に実行させ、前記再開制御手段は、前記撮像素子による静止画用の画像データを出力する処理が終了した後であっても、前記音声データに対して欠落が無いように補間される各動画フレームに対応するタイミングがくるまでの間は、前記撮像素子による動画フレーム用の画像データを出力する処理を再開させずに待機することを特徴とする。
また、請求項5の発明にあっては、撮影装置が有するコンピュータに、オートフォーカス制御による被写体への合焦処理が完了した後において、撮影者が静止画撮影の指示操作を行ったか否かを検出する検出処理と、前記検出処理により静止画撮影の指示操作が検出されなかった場合に、オートフォーカス制御による被写体への合焦処理を再実行させる合焦制御処理と、前記静止画撮影の指示操作が検出された際に、撮像素子により静止画データを撮像して記録する静止画撮影処理と、前記静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発する第1の報知処理と、動画撮影の開始が指示されてから動画撮影の終了が指示されるまでの間、報知音を発生することなく各動画フレームに対応する画像データを前記撮像素子により順番に撮像させるとともに、この撮像動作と平行して音声の録音動作を実行させ、この撮像動作および録音動作により得られた複数の画像データおよび音声データを音声の同時再生が可能な動画データとして記録する動画撮影処理と、前記動画撮影動作および録音動作が行われている最中に、前記静止画撮影の指示操作が検出された場合に、前記録音動作を中断することなく前記動画フレームに対応する画像データの撮像動作を一時的に中断し、この中断により利用可能になった前記撮像素子を利用して前記静止画データの撮像動作を行わせ、この静止画データの撮像動作が終了した後に、前記一時的に中断されていた前記動画データの撮像動作を再開させる割り込み処理と、を実行させるためのプログラムであって、前記動画撮影処理は、前記割込制御手段による割り込み処理によって中断されることなく録音され続けている音声データに対して欠落が無いように、前記中断によって欠落した動画フレームに対応する画像データを補間して動画データを記録し、前記報知手段は、前記割込制御手段による割り込み処理によって前記静止画撮影手段による静止画の撮像および記録が行われる際は、前記第1の報知手段による前記静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発生しないことを特徴とする。
また、請求項7の発明にあっては、指定された形態の画像データを撮像して出力する撮像素子を備えた撮影装置が有するコンピュータに、撮影者が静止画撮影の指示操作を行ったタイミングを検出する検出処理と、前記検出処理により静止画撮影の指示操作が検出された際に、撮像素子により撮像して得られる画像データを静止画データとして記録する静止画撮影処理と、動画撮影の開始が指示されてから動画撮影の終了が指示されるまでの間、各動画フレームに対応して予め決められたタイミングで各動画フレームに対応する画像データを前記撮像素子に順番に撮像させるとともに、この撮像動作と平行して音声の録音動作を実行させ、この撮像動作および録音動作により得られた複数の画像データおよび音声データを音声の同時再生が可能な動画データとして記録する動画撮影処理と、前記動画撮影処理による撮像動作および録音動作が行われている最中に、前記検出処理により静止画撮影の指示操作が検出された場合に、前記録音動作を中断することなく前記動画フレームに対応する画像データの撮像動作を一時的に中断し、この中断により利用可能になった前記撮像素子を利用して前記静止画撮影処理による静止画データの撮像動作を行わせ、この静止画データの撮像動作が終了した後に、前記一時的に中断されていた前記動画撮影処理による画像データの撮像動作を再開させる割り込み処理を行う割込制御処理と、を実行させるためのプログラムであって、前記動画撮影処理は、前記割込制御処理による割り込み処理によって中断されることなく録音され続けている音声データに対して欠落が無いように、前記中断によって欠落した動画フレームに対応する画像データを補間して動画データを記録し、前記静止画撮影処理は、前記動画撮影処理による撮像動作および録音動作とは非同期のタイミングで静止画用の画像データを出力する処理を前記撮像素子に実行させ、前記割込制御処理は、前記撮像素子による静止画用の画像データを出力する処理が終了した直後において、次に前記予め決められたタイミングがくるまでの間は、1つの動画フレームの期間よりも短いダミー期間を挿入することにより、前記撮像素子による動画フレーム用の画像データを出力する処理を再開させずに待機することを特徴とする。
以上説明したように請求項1の発明にあっては、静止画撮影処理によって一時的に音声付き動画撮影処理が中断された動画であっても、単一の音声付き動画ファイルとして生成される。したがって、動画撮影処理中に静止画撮影処理が行われた場合であっても、動画撮影処理により得られる動画データが分断されることがなく、ファイル管理(整理)時や音声付き動画再生時における利便性を大幅に向上させることが可能となり、更に、単独の静止画撮影においては報知音を出力するが、音声付き動画撮影中の静止画撮影においては報知音を出力しないようにしたので、単独の静止画撮影タイミングの報知を可能にしつつ、音声付き動画撮影中に音声ノイズが混入するのを防止することができ、録音処理により得られる音声データの品質を向上させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、通常の静止画撮影機能に加え動画撮影機能、音声付きの動画撮影機能を備えたデジタルカメラ1の概略構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、CCD2とDSP/CPU3とを有している。DSP/CPU3は、画像データの圧縮・伸張、音声データの処理を含む各種のデジタル信号処理機能を有するとともにデジタルカメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。
DSP/CPU3には、CCD2を駆動するTG(Timing Generator)4が接続されており、TG4には、CCD2から出力される被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号が入力するユニット回路5が接続されている。ユニット回路5は、CCD2から出力される撮像信号を相関二重サンプリングして保持するCDS(Correlated Double Sampling)回路、その撮像信号を増幅するゲイン調整アンプ(AGC)、増幅後の撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(AD)から構成されており、CCD2の出力信号はユニット回路5を経てデジタル信号としてDSP/CPU3に送られる。
DSP/CPU3には、表示装置6、キー入力部7、音声処理部8が接続されるとともに、アドレス・データバス9を介してDRAM10、内蔵フラッシュメモリ11、カード・インターフェイス12が接続されており、カード・インターフェイス12には、デジタルカメラ1の本体の図示しないスロットルに装着された着脱自在なメモリ・カード13が接続されている。
表示装置6はカラーLCDとその駆動回路とを含み、撮影待機状態にあるときにはCCD2によって撮像された被写体画像をスルー画像として表示し、記録画像の再生時には保存用メモリであるメモリ・カード13から読み出され伸張された記録画像(静止画又は動画)を表示する。キー入力部7はシャッターボタン、動画撮影に使用する録画開始/終了ボタン、電源キー、MENUキー等の複数の操作キーを含み、使用者によるキー操作に応じたキー入力信号をDSP/CPU3に出力する。なお、シャッターボタンは半押し状態と、全押し状態とにおいて異なる出力信号が出力される2段階スイッチである。
音声処理部8は、内蔵マイク、アンプ、A/D変換器、内蔵スピーカー、D/A変換器等を含み、音声付きの静止画又は動画の撮影時には、内蔵マイクに入力した音声をデジタル信号に変換してDSP/CPU3へ送る。DSP/CPU3へ送られた音声データはDRAM10に順次蓄積され、最終的には、DSP/CPU3によって生成された画像データと共にメモリ・カード13に記録される。また、音声処理部8は、音声付きの静止画又は動画の再生時には、各画像に付属する音声データに基づく音声を再生して内蔵スピーカから音声出力する。また、必要に応じ、内蔵スピーカーにより各種の報知音を放音する。
DRAM10は、CCD2により撮像された後、デジタル化された被写体の画像データ等を一時記憶するバッファメモリであるとともに、DSP/CPU3のワーキングメモリとしても使用される。内蔵フラッシュメモリ11には、DSP/CPU3による各部の制御に必要な制御プログラム、すなわちAF(オートフォーカス制御)やAE(自動露出制御)等を含む各種の制御に必要なプログラム、及び各制御に必要なデータが記憶されており、DSP/CPU3は前記プログラムに従い動作することにより、本発明の制御手段、動画ファイル生成手段、タイマ手段、報知音制御手段、特定動作制御手段として機能する。
次に、以上の構成からなるデジタルカメラ1における動作を説明する。図2〜図4は、ユーザーがMENUキーの操作によって所定の撮影モードを設定したときのDSP/CPU3の処理手順を示すフローチャートである。
DSP/CPU3は、上記撮影モードが設定されると、CCD2による撮像を開始して被写体のスルー画像を表示装置6に表示させ(ステップS1)、録画開始ボタンの操作や、シャッターボタンの半押し操作があるまでの間、スルー画像の表示処理を繰り返す(ステップS2,S3が共にNO)。その後、録画開始ボタンが操作されると(ステップS2でYES)、ステップS13以降の音声付き動画撮影処理に移行し、シャッターボタンの半押し操作があると(ステップS3でYES)、図3に示したステップS4〜S13の静止画撮影処理に移行する。
まず、静止画撮影処理について説明する。DSP/CPU3は、シャッターボタンの半押し操作に応じ(ステップS3でYES)、AF処理及びAE処理により撮影条件の設定を行う(ステップS4)。それが完了したら(ステップS5でYES)、その旨をユーザーに知らせるため音声処理部8のスピーカによる報知音の放音、及び表示装置6によるメッセージ等の報知表示を行った後(ステップS6)、設定した撮影条件でCCD2による撮像を開始し、表示装置6にスルー画像を表示させる(ステップS7)。ここで、シャッターボタンの全押し操作がなく、シャッターボタンの半押し操作が継続されている間は、ステップS7へ戻りスルー画像の表示処理を継続する(ステップS8でNO、ステップS9でYES)。
その後、スルー画像を表示する間にシャッターボタンの全押し操作があると(ステップS8でYES)、予め内蔵フラッシュメモリ11に記憶されている疑似シャッター音を音声処理部8のスピーカから出力した後(ステップS10)、CCD2による被写体画像の記録用の撮像、及びその画像データの生成等の静止画撮影処理を開始する(ステップS11)。すなわち、CCD2に、比較的長い出力撮像タイミングで1画面中の偶数ラインの画素信号と、奇数ラインの画素信号を順に出力させて、全画素分のデータをバッファメモリ(DRAM10)に取り込み、取り込んだ画像データを圧縮する処理を開始する。そして、それが完了したら(ステップS12でYES)、圧縮した画像データに基づく静止画ファイル(JPEG形式等のファイル)を生成し、メモリ・カード13に記憶する(ステップS13)。これにより静止画撮影処理を終了してステップS1へ戻る。つまり通常の静止画撮影モードでの処理と同様の、ごく一般的な処理により静止画を撮影して記録する。なお、スルー画像を表示する間にシャッターボタンの半押しが解除された場合には(ステップS9でNO)、その時点で直ちに静止画撮影処理を終了しステップS1へ戻る。
次に、音声付き動画撮影処理について説明する(以下、図2及び図4参照)。DSP/CPU3は、前述した撮影モードの設定直後におけるスルー画像の表示状態でユーザにより録画開始ボタンが操作されると(ステップS2でYES)、所定のフレームレート(1/30秒等の固定周期)で画像(動画フレーム)を撮像しバッファメモリに記憶する動画記録処理と、音声処理部8の内蔵マイクに入力した音声の音声データへの変換、バッファメモリへの記憶といった音声録音処理とを開始する(ステップS14)。なお、動画記録処理における動画フレームの撮像に際しては、CCD2に、比較的短い出力タイミングで1画面中の奇数ラインの画素信号のみを出力させ、その奇数ラインの画素データをバッファメモリ(DRAM10)に取り込み、取り込んだ画像データを所定の画素数に間引く処理を行う。
その後、シャッターボタンが半押しされたり、録画終了ボタンが操作されるまでスルー画像表示処理(ステップS15)、動画記録処理および音声録音処理を継続する(ステップS16,S17が共にNO)。やがて、録画終了ボタンが操作されたら(ステップS17でYES)、それまでの間にバッファメモリ上に展開されている動画データ、すなわち周期的に撮像された複数のフレーム画像と、音声データを用いて音声付き動画ファイル(motion−jpeg形式等のファイル)を生成し、メモリ・カード13に記憶する(ステップS18)。これにより音声付き動画撮影処理をいったん終了してステップS1へ戻る。つまり通常の音声付き動画撮影モードでの処理と同様の処理により動画を記録する。なお、音声付き動画ファイルの生成時において、音声データは動画のフレーム単位(フレーム周期)で時間軸方向に分割されてファイリングやパケット化が行われるとともに、動画ファイルのヘッダ上の時刻情報によってフレーム画像と同期化される。なお、動画ファイルとは別個に音声ファイルを生成し、これらを関連付けて記録するようにしてもよい。
一方、DSP/CPU3は、スルー画象表示処理、動画記録処理および音声録音処理を継続する間にシャッターボタンの半押し操作があると(ステップS16でYES)、以下の処理を実行する。なお、図5は、以下の処理に対応するデジタルカメラ1の動作を示すタイミングチャートである。
まず、DSP/CPU3は、経過時間の計測を開始するとともに、撮影枚数をカウントするためのカウンタの値nを0にリセットした後(ステップS19)、その時点、つまりシャッターボタンが半押しされた時点(図5でAFトリガがあった時点)の動画フレーム周期が終了するタイミングで、ステップS14で開始した動画記録処理を、シャッターボタンが半押しされる直前のフレームデータ(図5では「撮像ディバイス出力フレーム」)を、繰り返し使用する処理に切り替える(ステップS20)。つまり後述する割り込みによる静止画撮影処理を行う間に動画フレーム周期でバッファメモリに蓄積するフレームデータを、撮像により取得されるフレームデータから、シャッターボタンが半押しされる直前のフレームデータのコピー(以下、代替フレームという)に切り替える。なお、音声録音処理はそのまま継続する。しかる後、図4に示したステップS21〜S30による以下の割り込みによる静止画撮影処理を実行する。
まず、CCD2から出力される撮像信号に基づき静止画撮影用のAF処理及びAE処理を実行し、撮影条件の設定を行う(ステップS21、図5では「AF動作」)。そして、撮影条件の設定が完了したら(ステップS20でYES)、前述した通常の静止画撮影処理のステップS6における報知音の放音や報知表示を行うことなく、設定した撮影条件でCCD2による撮像を開始しスルー画像を表示する(ステップS23、図5では「静止画モニタリング用動作」)。なお、報知表示は音声録音処理に支障はないので行なうようにしてもよい。その後、シャッターボタンの全押し操作があれば(ステップS24でYES)、前述した通常の静止画撮影処理のステップS10における疑似シャッター音の出力処理を行うことなく、前述したステップS11と同様に、CCD2による記録用の被写体画像の撮像、及びその画像データの生成等の静止画撮影処理を開始し(ステップS25、図5では「静止画撮影用動作」)、それが完了したら(ステップS26でYES)、バッファメモリ上で画像データに基づく静止画ファイル(JPEG形式等のファイル)を生成し、メモリ・カード13に記憶するとともに(ステップS27)、撮影枚数を示すカウンタの値を「+1」することによりカウントアップする(ステップS31)。これにより割り込みによる静止画撮影処理を終了する。
また、ステップS23でスルー画像を表示した後、シャッターボタンが全押しされるまでの間は(ステップS24でNO)、シャッターボタンの半押し操作が継続され、かつ前述したステップS19で計測を開始した経過時間が予め決められている所定時間に達していなければ、ステップS23へ戻りスルー画像の表示処理を継続する(ステップS28でYES、ステップS29でNO)。但し、その間にシャッターボタンの半押し操作が解除されれば(ステップS28でNO)、その時点で直ちに割り込みによる静止画撮影処理を終了する。また、計測中の経過時間が所定時間(例えば10秒)に達したときには(ステップS29でYES)、動画記録処理に強制復帰させる旨のメッセージをスルー画像上に表示した後(ステップS30)、割り込みによる静止画撮影処理を終了する。
その後、静止画撮影を終了した時点において、シャッターボタンが半押しされていなければ(ステップS32でNO)、次の動画フレーム周期の到来を待つとともに(図5の「ダミー」の期間)、それが到来した時点で(ステップS34でYES)、それまでの動画フレーム周期に合わせたタイミングで、つまりそれまでの動画フレーム周期に同期させて、通常の動画記録処理を再開する(ステップS35、図5では「動画撮影用動作」)。しかる後、前述した図2のステップS15へ戻り、録画終了ボタンが操作されるまでスルー画像表示処理、動画記録処理および音声録音処理を継続し(ステップS16,S17が共にNO)、録画終了ボタンが操作されたら(ステップS17でYES)、それまでにバッファメモリに蓄積されている、前述した代替フレームを含む動画データと音声データを用いて音声付き動画ファイルを生成し、メモリ・カード13に記憶する(ステップS18)。
これにより、音声付き動画撮影処理をいったん終了してステップS1へ戻り、以後、同様の動作を撮影モードが解除されるまで繰り返す。また、ステップS27で静止画撮影を終了した時点において、シャッターボタンが半押しされていたときには(ステップS32でYES)、続くステップS33で撮影枚数を示すカウンタの値が「3」に達しているか否かを判断し、達していなければ動画記録処理を再開することなく、そのままステップS21からの静止画撮影処理のための準備処理に移行する。
また、ステップS33で撮影枚数を示すカウンタの値が「3」に達していると判断された場合は、ステップS30に移行して、動画記録処理に強制復帰させる旨のメッセージをスルー画像上に表示した後、割り込みによる静止画撮影処理を終了する。
以上のように本実施の形態においては、撮影中に、割り込みによる静止画撮影処理を行って静止画を記録した場合であっても、そのとき撮影した動画は、通常の動画撮影時と同様の単一の動画ファイルとして記録される。よって、記録した動画ファイル(音声付き動画ファイル)は、そのまま通常の動画ファイルと同様に他のカメラやパーソナルコンピュータにおいて再生することができる。つまりその使用が煩雑であったり、使用環境が制限されたりすることがないという効果がある。
また、静止画撮影処理によって動画フレームの撮像動作が中断している期間においても、中断直前のフレームデータのコピー(代替フレーム)が記録されており、しかも割り込みによる静止画撮影処理の終了後には、それまでの動画フレーム周期に同期させて通常の動画撮影処理を再開するため、記録された動画の再生時間を実際の撮影時間と完全に一致させることができ、使い勝手がよい。特に、静止画撮影での中断時間が短い場合においては、より自然な動画を記録することができる。
また、動画フレームの撮像動作が中断している間においても、音声録音処理を継続して行っているため、撮影した動画の再生時には、代替フレームが再生される期間に実際の音声を聞くことができる。したがって、より自然な音声付き動画を撮影することができる。しかも、割り込みによる静止画撮影処理では、通常の静止画撮影処理における報知音や疑似シャッター音の出力が禁止されているため、上記報知音や疑似シャッター音が録音音声中に混入してしまうこともない。よって、質の良い音声付きの動画を記録することができる。
また、動画撮影処理を停止させてから再び動画撮影処理を再開するまでに、所定時間が経過してしまった場合や所定枚数分の静止画撮影を行ってしまった場合には、動画撮影処理への強制復帰を、その旨を知らせるメッセージ表示とともに行うため、動画フレームの撮像動作(動画撮影処理)が中断される時間の長期化を確実に防止することができる。よって、静止画撮影によって一時的に動画撮影が中断された場合であっても、ユーザーに、それをあまり意識させることなく、前述した代替フレームの挿入期間、つまり動画の途中で画像が停止する期間が長くならない、より一層自然な音声付き動画を記録させることができる。
なお、本実施の形態では、前述した所定時間が経過したとき、又は所定枚数分の静止画撮影を終了したとき、メッセージ表示とともに通常の動画撮影処理へ強制復帰させるようにしたが(図4のステップS29,S30,S33,S34,S35)、メッセージ表示(アラーム音等の報知音でもよい)のみを行うようにしてユーザに静止画撮影操作あるいは動画撮影復帰操作を促すようにしたり、メッセージ表示を行うことなく動画撮影処理を再開するようにしてもよい。また、先にメッセージ表示し、その後更に一定時間が経過した段階で通常の動画撮影処理へ強制復帰させるようにしてもよい。
また、動画撮影中に静止画撮影が行われ、それが終了した時点でシャッターボタンが半押しされていたときには(ステップS32でYES,S33でNO)、動画撮影処理を再開することなく、そのまま静止画撮影を繰り返して(連続して)行うことができるようにしたことから、それによっても使い勝手がよい。
なお、本実施の形態では、音声付き動画撮影を行うものに本発明を適用したが、後述する第2の実施の形態のように、音声無し動画撮影に本発明を適用してもよい。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態は、音声無し動画撮影に本発明を適用した場合に関するものである。
以下、図1に示したものと同様の構成を備えたデジタルカメラにおける動画撮影モードでの動作を、図6のタイミングチャートに従い説明する。なお、本実施の形態においては、動画撮影中における1回の割り込み処理において静止画撮影を2回だけ連続して行うことができる動画撮影モードが設けられ、その動作に必要なプログラムが前記内蔵フラッシュメモリ11に格納された構成を有している。
デジタルカメラ1は、動画撮影処理中に、ユーザーによりキー入力部7の所定のボタンが押されると、それを動画静止画兼用トリガとして、それまでの(通常の)動画撮影処理を、直前のフレームデータ(図では「撮像ディバイス出力フレーム」)を繰り返し使用する処理に切り替え、それ以降は、所定のボタンが押される直前の動画用のフレームデータのコピーである代替フレームを動画フレーム周期でバッファメモリに蓄積させる。以後、割り込みによる静止画撮影モードに移行し、静止画モニタリング動作を行い表示装置6にスルー画像を表示する。
引き続き、その状態でシャッターボタンの半押し操作があると、それをAFトリガとして静止画撮影用のAF処理及びAE処理を行い(図では「AF動作」)、その後、シャッターボタンの全押し操作があると、それをシャッタートリガとして通常の静止画撮影処理を行い、バッファメモリ上において静止画ファイルを生成して、それをメモリ・カード13に記憶する。また、このときバッファメモリ上にある静止画像データから動画用のフレームデータを生成し、動画撮影処理の停止直前の動画用のフレームデータを代替フレームとして使用する処理から、そこで生成したフレームデータを新たな代替フレームとして使用する処理に切り替える。そして、静止画モニタリング動作を再開するとともに、上記と同様の手順で2回目の静止画撮影を行った後、1回の割り込みによる静止画撮影処理を終了する。
また、割り込みによる静止画撮影処理を終了した後には、動画撮影のフレーム周期の到来を待つとともに(図の「ダミー」の期間)、それが到来した時点で通常の動画撮影処理を再開する。但し、再開直後の動画フレームについては、CCD2の動画撮影用の動作により新たな動画フレームが得られるのを待たずに、2回目の静止画撮影で取得されたバッファメモリ上にある画像データから生成したフレームデータを使用する。そして、通常の動画撮影処理を再開した後には、録画終了ボタンが押された時点で、それまでにバッファメモリに蓄積されている、前述した2種類の代替フレームを含む各フレームデータを用いて動画ファイルを生成し、メモリ・カード13に記憶する。
したがって、本実施の形態においても、撮影中に、割り込みによる静止画撮影処理を行って静止画を記録した場合であっても、そのとき撮影した動画は、通常の動画撮影時と同様の単一の動画ファイルとして記録される。よって、記録した動画ファイル(音声無し動画ファイル)は、そのまま通常の動画ファイルと同様に他のカメラやパーソナルコンピュータにおいて再生することができる。よって、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施の形態においては、第1の実施の形態と異なり、静止画撮影処理によって動画フレームの撮像動作が中断している期間中に記憶する代替フレームを、静止画撮影処理が終了する以前は、動画フレームの撮像動作が中断する直前のフレームデータのコピーとし、かつ静止画撮影が終了した後には、その撮像した静止画から生成したフレームデータとしているが、係る場合においても、記録された動画の再生時間を実際の撮影時間と完全に一致させることができ、使い勝手がよい。特に、静止画撮影での中断時間が短い場合においては、より自然な動画を記録することができる。なお、動画撮影処理が中断している期間中に使用される代替フレームを、静止画撮影処理により得られた静止画像データから生成した代替フレームのみとしたり、あるいは動画撮影処理の停止直前の動画用のフレームデータのみとしてもよい。
また、本実施の形態では、動画撮影中における1回の割り込み処理において静止画撮影を2回だけ連続して行うことができる動画撮影モードが設けられているものを示したが、第1の実施の形態のように、1回の割り込み処理において静止画撮影を何度でも連続して行うことができるものにおいても、本実施の形態と同様の2種類の代替フレームを含む各フレームデータを用いて動画ファイルを生成し記憶する構成としてもよい。その場合には、動画撮影中における1回の割り込み処理において静止画撮影が複数回連続して行われることにより、動画フレームの撮像動作が中断される期間が長かったときでも、撮影した動画の再生時には、静止画から生成した内容の異なる複数種の代替フレームによって被写体の動きを表現することができる。よって、より一層自然な動画を記録することが可能となる。
なお、本実施の形態においても、割り込みによる静止画撮影処理に移行した後、通常の動画撮影処理を再開するまでに所定時間が経過した場合には、通常の動画撮影処理への強制復帰を、それを教えるメッセージとともに行うようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態を説明する。本実施の形態は、連写撮影機能を有したデジタルカメラに本発明を適用した場合に関するものである。
以下、図1に示したものと同様の構成を備えたデジタルカメラにおける所定の撮影モードでの動作を説明する。なお、本実施の形態においては、動画撮影中における1回の割り込み処理において連写を実行できる動画撮影モードが設けられ、その動作に必要なプログラムが前記内蔵フラッシュメモリ11に格納された構成を有している。
図7〜図9は、ユーザーがMENUキーの操作によって所定の撮影モードを設定したときのDSP/CPU3の処理手順を示すフローチャートである。
DSP/CPU3は、上記撮影モードが設定されると、CCD2による撮像を開始して被写体のスルー画像を表示装置6に表示させ(ステップA1)、録画開始ボタンの操作や、シャッターボタンの半押し操作があるまでの間、スルー画像の表示処理を繰り返す(ステップA2,A3が共にNO)。その後、録画開始ボタンが操作されると(ステップA2でYES)、ステップA11以降の音声付き動画撮影処理に移行し、シャッターボタンの全押し操作があると(ステップA3でYES)、図8に示したステップA4〜A10の静止画撮影処理(連写処理)に移行する。
この静止画撮影処理について説明する。DSP/CPU3は、シャッターボタンの全押し操作に応じ(ステップA3でYES)、先ず撮影枚数をカウントするためのカウンタをリセットしてカウンタの値を「0」にした後(ステップA4)、CCD2による被写体画像の記録用の撮像、及びその画像データの生成等の静止画撮影処理を開始する(ステップA5)。すなわち、CCD2に、比較的長い出力撮像タイミングで1画面中の偶数ラインの画素信号と、奇数ラインの画素信号を順に出力させて、全画素分のデータをバッファメモリ(DRAM10)に取り込み、取り込んだ画像データを圧縮する処理を開始する。そして、それが完了したら(ステップA6でYES)、圧縮した画像データに基づく静止画ファイル(JPEG形式等のファイル)を生成し、メモリ・カード13に記憶する(ステップA7)。この静止画撮影処理が終了した後、撮影枚数を示すカウンタの値を「+1」することによりカウントアップした後(ステップA8)、続くステップA9で撮影枚数を示すカウンタの値が「10」に達しているか否か、つまり連写枚数が10枚に達しているか否かを判断し、達していると判断された場合には、その時点で直ちに連写処理を強制終了してステップA1のスルー画象表示処理へ戻る。
また、ステップA9で達していないと判断された場合にはステップA10に進み、シャッターボタンの全押し操作が継続されているか否かが判断され、シャッターボタンの全押しが解除されたと判断された場合には(ステップA10でNO)、その時点で直ちに連写処理を終了してステップA1のスルー画象表示処理へ戻る。
また、ステップA10でシャッターボタンの全押し操作が継続されていると判断された場合には(ステップA10でYES)、ステップA5に戻り静止画撮影処理を開始し、以後、ステップA9でカウンタの値が「10」に達したと判断されるか、あるいはステップA10でシャッターボタンの全押しが解除されたと判断されるまでステップA5〜A8の処理を繰り返すことにより連写処理が続行される。但し、シャッターボタンの全押し操作から全押しが解除されるまでの時間が極端に短い場合には連写処理を行うことなく1回のみ静止画撮影処理(単写処理)が実行される。
次に、音声付き動画撮影処理について説明する(以下、図7及び図9参照)。DSP/CPU3は、前述した撮影モードの設定直後におけるスルー画像の表示状態でユーザにより録画開始ボタンが操作されると(ステップA2でYES)、所定のフレームレート(1/30秒等の固定周期)で画像(動画フレーム)を撮像しバッファメモリに記憶する動画記録処理と、音声処理部8の内蔵マイクに入力した音声の音声データへの変換、バッファメモリへの記憶といった音声録音処理とを開始する(ステップA11)。なお、動画記録処理における動画フレームの撮像に際しては、CCD2に、比較的短い出力タイミングで1画面中の奇数ラインの画素信号のみを出力させ、その奇数ラインの画素データをバッファメモリ(DRAM10)に取り込み、取り込んだ画像データを所定の画素数に間引く処理を行う。
その後、シャッターボタンが全押しされたり、録画終了ボタンが操作されるまでスルー画像表示処理(ステップA12)、動画記録処理および音声録音処理を継続する(ステップA13,A14が共にNO)。やがて、録画終了ボタンが操作されたら(ステップA14でYES)、それまでの間にバッファメモリ上に展開されている動画データ、すなわち周期的に撮像された複数のフレーム画像と、音声データを用いて音声付き動画ファイル(motion−jpeg形式等のファイル)を生成し、メモリ・カード13に記憶する(ステップA15)。これにより音声付き動画撮影処理をいったん終了してステップA1へ戻る。つまり通常の音声付き動画撮影モードでの処理と同様の処理により動画を記録する。なお、音声付き動画ファイルの生成時において、音声データは動画のフレーム単位(フレーム周期)で時間軸方向に分割されてファイリングやパケット化が行われるとともに、動画ファイルのヘッダ上の時刻情報によってフレーム画像と同期化される。なお、動画ファイルとは別個に音声ファイルを生成し、これらを関連付けて記録するようにしてもよい。
一方、DSP/CPU3は、スルー画象表示処理、動画記録処理および音声録音処理を継続する間にシャッターボタンの全押し操作があると(ステップA13でYES)、以下の処理を実行する。
まず、DSP/CPU3は、経過時間の計測を開始するとともに、撮影枚数をカウントするためのカウンタの値nを0にリセットした後(ステップA16)、その時点、つまりシャッターボタンが全押しされた時点の動画フレーム周期が終了するタイミングで、ステップA11で開始した動画記録処理を、シャッターボタンが全押しされる直前のフレームデータを、繰り返し使用する処理に切り替える(ステップA17)。つまり後述する割り込みによる静止画撮影処理(連写処理)を行う間に動画フレーム周期でバッファメモリに蓄積するフレームデータを、撮像により取得されるフレームデータから、シャッターボタンが全押しされる直前のフレームデータのコピー(以下、代替フレームという)に切り替える。なお、音声録音処理はそのまま継続する。しかる後、図9に示したステップA18〜A27による以下の割り込みによる静止画撮影処理(連写処理)を実行する。
まず、前述したステップA5と同様に、CCD2による記録用の被写体画像の撮像、及びその画像データの生成等の静止画撮影処理を開始し(ステップA18)、それが完了したら(ステップA19でYES)、バッファメモリ上で画像データに基づく静止画ファイル(JPEG形式等のファイル)を生成し、メモリ・カード13に記憶するとともに(ステップA20)、撮影枚数を示すカウンタの値を「+1」することによりカウントアップする(ステップA21)。続くステップA22で撮影枚数を示すカウンタの値が「3」に達しているか否か、つまり連写枚数が3枚に達しているか否かを判断し、達していると判断された場合には、動画記録処理に強制復帰させる旨のメッセージをスルー画像上に表示した後(ステップA23)、割り込み処理による連写処理を終了する。ここで、割り込み処理による連写処理の最大連写枚数を、通常の連写処理の最大連写枚数10枚よりも少ない3枚としているのは、動画撮影処理の中断時間を極力短くするためである。
また、ステップA22で連写枚数が3枚に達していないと判断された場合にはステップA24に進み、前述したステップA16で計測を開始した経過時間が予め決められている所定時間に達したか否かが判断される。ここで、計測中の経過時間が所定時間(例えば10秒)に達したと判断されたときには(ステップA24でYES)、動画記録処理に強制復帰させる旨のメッセージをスルー画像上に表示した後(ステップA23)、割り込み処理による連写処理を終了する。
また、ステップA24で経過時間が所定時間に達していないと判断された場合にはステップA25に進み、シャッターボタンの全押し操作が継続されているか否かが判断され、シャッターボタンの全押しが解除されたと判断された場合には(ステップA25でNO)、その時点で直ちに割り込み処理による連写処理を終了する。
また、ステップA25でシャッターボタンの全押し操作が継続されていると判断された場合には(ステップA25でYES)、ステップA18に戻り静止画撮影処理を開始し、以後、ステップA22でカウンタの値が「3」に達したと判断されるか、あるいはステップA24で経過時間が所定時間に達したと判断されるか、あるいはステップA25でシャッターボタンの全押しが解除されたと判断されるまでステップA18〜A21の処理を繰り返すことにより連写処理が続行される。但し、シャッターボタンの全押し操作から全押しが解除されるまでの時間が極端に短い場合には連写処理を行うことなく1回のみ静止画撮影処理(単写処理)が実行される。
また、ステップA22でカウンタの値が「3」に達したと判断された場合、あるいはステップA24で経過時間が所定時間に達したと判断された場合、あるいはステップA25でシャッターボタンの全押しが解除されたと判断された場合、ステップA26に進み、次の動画フレーム周期の到来を待つとともに、それが到来した時点で(ステップA26でYES)、それまでの動画フレーム周期に合わせたタイミングで、つまりそれまでの動画フレーム周期に同期させて、通常の動画記録処理を再開する(ステップA27)。しかる後、前述した図7のステップA12へ戻り、録画終了ボタンが操作されるまでスルー画像表示処理、動画記録処理および音声録音処理を継続し(ステップA13,A14が共にNO)、録画終了ボタンが操作されたら(ステップA14でYES)、それまでにバッファメモリに蓄積されている、前述した代替フレームを含む動画データと音声データを用いて音声付き動画ファイルを生成し、メモリ・カード13に記憶する(ステップA15)。
これにより、音声付き動画撮影処理をいったん終了してステップA1へ戻り、以後、同様の動作を撮影モードが解除されるまで繰り返す。
以上のように本実施の形態においては、シャッターボタンの全押し操作を継続することにより静止画撮影処理を連続して実行できる、すなわち連写処理を実行できるようにしたので、割り込み処理により複数回の静止画撮影を行いたい場合に動画撮影処理の中断時間を大幅に短縮することができるという効果がある。
(第4の実施の形態)
次に本発明の第4の実施の形態を説明する。本実施の形態は、シャッターボタンの半押し操作によりAF・AE処理を開始した後も動画撮影処理を続行し、シャッターボタンの全押し操作により静止画の撮影が指示された時点で動画撮影処理を停止するものである。
以下、図1に示したものと同様の構成を備えたデジタルカメラにおける所定の撮影モードでの動作を説明する。
図10、図11は、ユーザーがMENUキーの操作によって所定の撮影モードを設定したときのDSP/CPU3の処理手順を示すフローチャートである。
DSP/CPU3は、上記撮影モードが設定されると、CCD2による撮像を開始して被写体のスルー画像を表示装置6に表示させ(ステップB1)、録画開始ボタンの操作や、シャッターボタンの半押し操作があるまでの間、スルー画像の表示処理を繰り返す(ステップB2,B3が共にNO)。その後、録画開始ボタンが操作されると(ステップB2でYES)、ステップB4以降の音声付き動画撮影処理に移行し、シャッターボタンの半押し操作があると(ステップB3でYES)、図3に示したステップS4〜S13の静止画撮影処理に移行する。
また、DSP/CPU3は、前述した撮影モードの設定直後におけるスルー画像の表示状態でユーザにより録画開始ボタンが操作されると(ステップB2でYES)、所定のフレームレート(1/30秒等の固定周期)で画像(動画フレーム)を撮像しバッファメモリに記憶する動画記録処理と、音声処理部8の内蔵マイクに入力した音声の音声データへの変換、バッファメモリへの記憶といった音声録音処理とを開始する(ステップB4)。なお、動画記録処理における動画フレームの撮像に際しては、CCD2に、比較的短い出力タイミングで1画面中の奇数ラインの画素信号のみを出力させ、その奇数ラインの画素データをバッファメモリ(DRAM10)に取り込み、取り込んだ画像データを所定の画素数に間引く処理を行う。
その後、シャッターボタンが半押しされたり、録画終了ボタンが操作されるまでスルー画像表示処理(ステップB5)、動画記録処理および音声録音処理を継続する(ステップB6,B7が共にNO)。やがて、録画終了ボタンが操作されたら(ステップB7でYES)、それまでの間にバッファメモリ上に展開されている動画データ、すなわち周期的に撮像された複数のフレーム画像と、音声データを用いて音声付き動画ファイル(motion−jpeg形式等のファイル)を生成し、メモリ・カード13に記憶する(ステップB8)。これにより音声付き動画撮影処理をいったん終了してステップB1へ戻る。つまり通常の音声付き動画撮影モードでの処理と同様の処理により動画を記録する。なお、音声付き動画ファイルの生成時において、音声データは動画のフレーム単位(フレーム周期)で時間軸方向に分割されてファイリングやパケット化が行われるとともに、動画ファイルのヘッダ上の時刻情報によってフレーム画像と同期化される。なお、動画ファイルとは別個に音声ファイルを生成し、これらを関連付けて記録するようにしてもよい。
一方、DSP/CPU3は、スルー画象表示処理、動画記録処理および音声録音処理を継続する間にシャッターボタンの半押し操作があると(ステップB6でYES)、スルー画像表示処理、動画撮影処理および音声録音処理を停止することなく、図11に示したステップB9に移行し、以下の処理を実行する。
まず、DSP/CPU3は、CCD2から出力される撮像信号に基づき静止画撮影用のAF処理及びAE処理を実行し、撮影条件の設定を行う(ステップB9)。そして、撮影条件の設定が完了したら(ステップB10でYES)、前述した通常の静止画撮影処理のステップS6における報知音の放音や報知表示を行うことなく、設定した撮影条件でCCD2による撮像を開始しスルー画像を表示する(ステップB11)。なお、報知表示は音声録音処理に支障はないので行なうようにしてもよい。ここで、シャッターボタンの全押し操作がなく、シャッターボタンの半押し操作が継続されている間は、ステップB11へ戻りスルー画像の表示処理を継続する(ステップB12でNO、ステップB13でYES)。ステップB13でシャッターボタンの半押し操作が解除されたと判断された場合には、前述した図10のステップB5へ戻り、録画終了ボタンが操作されるまでスルー画像表示処理、動画記録処理および音声録音処理を継続する。
また、スルー画像を表示する間にシャッターボタンの全押し操作があると(ステップB12でYES)、前述した通常の静止画撮影処理のステップS10における疑似シャッター音の出力処理を行うことなく、その時点、つまりシャッターボタンが全押しされた時点の動画フレーム周期が終了するタイミングで、ステップB4で開始した動画記録処理を、シャッターボタンが全押しされる直前のフレームデータを、繰り返し使用する処理に切り替える(ステップB14)。つまり後述する割り込みによる静止画撮影処理を行う間に動画フレーム周期でバッファメモリに蓄積するフレームデータを、撮像により取得されるフレームデータから、シャッターボタンが全押しされる直前のフレームデータのコピー(以下、代替フレームという)に切り替える。なお、音声録音処理はそのまま継続する。しかる後、前述したステップS11と同様に、CCD2による記録用の被写体画像の撮像、及びその画像データの生成等の静止画撮影処理を開始し(ステップB15)、それが完了したら(ステップB16でYES)、バッファメモリ上で画像データに基づく静止画ファイル(JPEG形式等のファイル)を生成し、メモリ・カード13に記憶する(ステップB17)。これにより割り込みによる静止画撮影処理を終了する。
その後、次の動画フレーム周期の到来を待つとともに、それが到来した時点で(ステップB18でYES)、それまでの動画フレーム周期に合わせたタイミングで、つまりそれまでの動画フレーム周期に同期させて、通常の動画記録処理(動画撮影処理)を再開する(ステップB19)。
また、ステップB19で動画記録処理を再開した時点において、シャッターボタンが半押しされていたときには(ステップB20でYES)、ステップB9に戻り、AF・AE処理を実行し、以後、前述したステップB9〜B20の処理を繰り返す。
また、ステップB20でシャッターボタンが半押しされていないと判断されたときには、前述した図10のステップB5へ戻り、録画終了ボタンが操作されるまでスルー画像表示処理、動画記録処理および音声録音処理を継続し(ステップB6,B7が共にNO)、録画終了ボタンが操作されたら(ステップB7でYES)、それまでにバッファメモリに蓄積されている、前述した代替フレームを含む動画データと音声データを用いて音声付き動画ファイルを生成し、メモリ・カード13に記憶する(ステップB8)。
これにより、音声付き動画撮影処理をいったん終了してステップB1へ戻り、以後、同様の動作を撮影モードが解除されるまで繰り返す。
以上のように本実施の形態においては、シャッターボタンの半押し操作によりAF・AE処理が実行された後もシャッターボタンの全押し操作により静止画の撮影が指示されるまで動画撮影処理を停止させずに継続するようにしたので、動画撮影処理の中断時間を大幅に短縮することができるという効果がある。
なお、本実施の形態では、動画撮影中にシャッターボタンが半押しされた場合にAF・AE処理を実行し、その後、シャッターボタンが全押しされた場合に割り込みによる静止画撮影処理を実行する構成にしたが、シャッターボタンの半押し操作(AFトリガ)を検出せずに、全押し操作(シャッタートリガ)のみを検出し、単純に動画撮影中にシャッターボタンが押下された時点でAF・AE処理及び静止画撮影処理を実行する構成にしてもよい。
また、上記第1〜第4の実施の形態では、動画撮影処理を停止している間、移行直前のフレームデータ又は静止画撮影で得られたフレームデータ(代替フレーム)を動画撮影用フレーム周期で繰り返し使用(コピー)してバッファメモリ上への動画データの記録を続行(継続)するようにしたが、動画撮影処理を停止している間、完全に動画撮影に係る処理を停止させ、動画撮影終了後、動画撮影処理を停止した箇所に上記代替フレームを挿入するようにしてもよい。
また、上記第1〜第4の実施の形態では、動画撮影を中断することにより生じた欠落箇所に代替フレームを挿入するようにしたが、それを挿入せずに静止画撮影処理前後の動画データを直接つなぎ合わせて1つの動画ファイルを作成するようにしてもよい。
また、上記第1〜第4の実施の形態では、動画撮影処理を停止する直前のフレームデータ又は静止画撮影で得られた代替フレームを動画データの欠落箇所に挿入するようにしたが、動画撮影処理を再開した直後のフレームデータを欠落箇所に挿入するようにしたり、複数のフレームデータを所定の比率で合成して生成したフレームデータを動画データの欠落箇所に挿入するようにしたり、欠落箇所に挿入するフレームデータを段階的に異なる他のフレームデータに変更していくようにしてもよい。
また、上記第1〜第4の実施の形態では、動画撮影処理を再開するタイミングを動画撮影用周期に同期させるために、ダミー期間を設けて再開時期を遅延させるようにしたが、遅延させずに静止画撮影処理を終了した後、直ちに動画撮影処理を開始するようにしてもよい。
また、上記第1〜第4の実施の形態では、動画撮影機能付き電子スチルカメラに本発明を適用したが、静止画撮影機能付きムービーカメラ、カメラ付き携帯電話、カメラ付きPDA、カメラ付きパソコン等でもよく、要は、動画撮影機能と静止画撮影機能を兼ね備えた機器であれば本発明を適用することができる。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施の形態を示すデジタルカメラのブロック図である。 同デジタルカメラの撮影モードでの動作を示すフローチャートである。 図2に続くフローチャートである。 図2に続くフローチャートである。 デジタルカメラによる動画撮影時のタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態を示す動画撮影時のタイミングチャートである。 本発明の第3の実施の形態を示す撮影モードでの動作を示すフローチャートである。 図7に続くフローチャートである。 図7に続くフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態を示す撮影モードでの動作を示すフローチャートである。 図10に続くフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 CCD
3 DSP/CPU
4 TG
5 ユニット回路
6 表示装置
7 キー入力部
8 音声処理部
9 データバス
10 DRAM
11 内蔵フラッシュメモリ
12 インターフェイス
13 メモリ・カード

Claims (5)

  1. オートフォーカス制御による被写体への合焦処理が完了した後において、撮影者が静止画撮影の指示操作を行ったか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段により静止画撮影の指示操作が検出されなかった場合に、オートフォーカス制御による被写体への合焦処理を再実行させる合焦制御手段と、
    前記検出手段により静止画撮影の指示操作が検出された際に、撮像素子により撮像して得られる画像データを静止画データとして記録する静止画撮影手段と、
    前記静止画撮影手段による静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発する第1の報知手段と、
    動画撮影の開始が指示されてから動画撮影の終了が指示されるまでの間、報知音を発生することなく各動画フレームに対応する画像データを前記撮像素子により順番に撮像させるとともに、この撮像動作と平行して音声の録音動作を実行させ、この撮像動作および録音動作により得られた複数の画像データおよび音声データを音声の同時再生が可能な動画データとして記録する動画撮影手段と、
    前記動画撮影手段による撮像動作および録音動作が行われている最中に、前記検出手段により静止画撮影の指示操作が検出された場合に、前記録音動作を中断することなく前記動画フレームに対応する画像データの撮像動作を一時的に中断し、この中断により利用可能になった前記撮像素子を利用して前記静止画撮影手段による静止画データの撮像動作を行わせ、この静止画データの撮像動作が終了した後に、前記一時的に中断されていた前記動画撮影手段による画像データの撮像動作を再開させる割り込み処理を行う割込制御手段と、
    を備え、
    前記動画撮影手段は、前記割込制御手段による割り込み処理によって中断されることなく録音され続けている音声データに対して欠落が無いように、前記中断によって欠落した動画フレームに対応する画像データを補間して動画データを記録し、
    前記第1の報知手段は、前記割込制御手段による割り込み処理によって前記静止画撮影手段による静止画の撮像および記録が行われる際は、前記静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発生しないことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記オートフォーカス制御による被写体への合焦処理が完了した際に、該被写体への合焦処理が完了したことを示す報知音を発する第2の報知手段と、
    前記動画撮影手段は、動画撮影の開始が指示されてから動画撮影の終了が指示されるまでの間、オートフォーカス制御による被写体への合焦処理を繰り返し実行するとともに、前記第2の報知手段による合焦処理の完了を示す報知音を発生しないように制御することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記検出手段により静止画撮影の指示操作が検出されなかった場合に、前記第1の報知手段による前記静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発生させずに、前記第2の報知手段による前記合焦処理の完了を示す報知音のみを発生させる報知音制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の撮影装置。
  4. 前記静止画撮影手段は、前記予め決められた期間間隔とは非同期のタイミングで静止画用の画像データを出力する処理を前記撮像素子に実行させ、
    前記再開制御手段は、前記撮像素子による静止画用の画像データを出力する処理が終了した後であっても、前記音声データに対して欠落が無いように補間される各動画フレームに対応するタイミングがくるまでの間は、前記撮像素子による動画フレーム用の画像データを出力する処理を再開させずに待機することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  5. 撮影装置が有するコンピュータに、
    オートフォーカス制御による被写体への合焦処理が完了した後において、撮影者が静止画撮影の指示操作を行ったか否かを検出する検出処理と、
    前記検出処理により静止画撮影の指示操作が検出されなかった場合に、オートフォーカス制御による被写体への合焦処理を再実行させる合焦制御処理と、
    前記静止画撮影の指示操作が検出された際に、撮像素子により静止画データを撮像して記録する静止画撮影処理と、
    前記静止画の撮像および記録が行われる際に、該静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発する第1の報知処理と、
    動画撮影の開始が指示されてから動画撮影の終了が指示されるまでの間、報知音を発生することなく各動画フレームに対応する画像データを前記撮像素子により順番に撮像させるとともに、この撮像動作と平行して音声の録音動作を実行させ、この撮像動作および録音動作により得られた複数の画像データおよび音声データを音声の同時再生が可能な動画データとして記録する動画撮影処理と、
    前記動画撮影動作および録音動作が行われている最中に、前記静止画撮影の指示操作が検出された場合に、前記録音動作を中断することなく前記動画フレームに対応する画像データの撮像動作を一時的に中断し、この中断により利用可能になった前記撮像素子を利用して前記静止画データの撮像動作を行わせ、この静止画データの撮像動作が終了した後に、前記一時的に中断されていた前記動画データの撮像動作を再開させる割り込み処理と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記動画撮影処理は、前記割込制御手段による割り込み処理によって中断されることなく録音され続けている音声データに対して欠落が無いように、前記中断によって欠落した動画フレームに対応する画像データを補間して動画データを記録し、
    前記報知手段は、前記割込制御手段による割り込み処理によって前記静止画撮影手段による静止画の撮像および記録が行われる際は、前記第1の報知手段による前記静止画の撮像および記録が行われる前に報知音を発生しないことを特徴とするプログラム。
JP2008119718A 2002-12-06 2008-05-01 撮影装置及びプログラム Expired - Lifetime JP4853932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008119718A JP4853932B2 (ja) 2002-12-06 2008-05-01 撮影装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002354571 2002-12-06
JP2002354571 2002-12-06
JP2008119718A JP4853932B2 (ja) 2002-12-06 2008-05-01 撮影装置及びプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005058306A Division JP2005218126A (ja) 2002-12-06 2005-03-03 撮影装置及び撮影方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008199671A JP2008199671A (ja) 2008-08-28
JP4853932B2 true JP4853932B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=35347034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008119718A Expired - Lifetime JP4853932B2 (ja) 2002-12-06 2008-05-01 撮影装置及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4853932B2 (ja)
CN (1) CN1692631B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007150439A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Sony Corp 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
CN101485193B (zh) * 2006-10-19 2012-04-18 松下电器产业株式会社 图像生成装置以及图像生成方法
JP5268608B2 (ja) * 2008-12-09 2013-08-21 キヤノン株式会社 撮像再生装置
JP5683301B2 (ja) * 2011-02-02 2015-03-11 キヤノン株式会社 画像記録装置
JP5783737B2 (ja) * 2011-02-02 2015-09-24 キヤノン株式会社 撮像装置および動画記録装置の制御方法
JP5743579B2 (ja) 2011-02-04 2015-07-01 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法、プログラム
JP5748553B2 (ja) * 2011-05-13 2015-07-15 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2013025144A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Nikon Corp 焦点調節装置および撮像装置
WO2014040281A1 (zh) * 2012-09-14 2014-03-20 华为技术有限公司 移动终端的增强现实处理方法及装置
CN104135627B (zh) * 2014-08-06 2018-03-30 努比亚技术有限公司 物体运动轨迹拍摄方法和系统
JP6489802B2 (ja) * 2014-11-13 2019-03-27 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP6508393B2 (ja) * 2018-05-31 2019-05-08 リコーイメージング株式会社 撮影装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4714963A (en) * 1986-07-03 1987-12-22 Eastman Kodak Company Asynchronous still timing for a video camera producing movie or still images
US4837628A (en) * 1986-07-14 1989-06-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic still camera for recording still picture on memory card with mode selecting shutter release
JPH05204019A (ja) * 1992-01-24 1993-08-13 Nikon Corp 振れ補正機能付きカメラ
JP2001111934A (ja) * 1999-10-04 2001-04-20 Olympus Optical Co Ltd 電子カメラ装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1692631B (zh) 2010-04-28
JP2008199671A (ja) 2008-08-28
CN1692631A (zh) 2005-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4853932B2 (ja) 撮影装置及びプログラム
US8482624B2 (en) Image pickup device with still picture pickup function during moving picture pickup operation
JP4777180B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2006345485A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2011071968A (ja) 静止画像ファイルのデータ構造、画像ファイル生成装置、画像再生装置及び電子カメラ
JP2001358980A (ja) デジタルカメラ
JP2012100216A (ja) カメラおよび動画撮影プログラム
JP2011250340A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP4743084B2 (ja) 記録装置及び記録プログラム
JP4208613B2 (ja) 撮像装置
JP4500465B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP4761544B2 (ja) 再生装置及びその制御方法
JP2006314136A (ja) 撮影装置及び撮影方法
JP2005218126A (ja) 撮影装置及び撮影方法
JP5375368B2 (ja) 撮像装置
JP2004104534A (ja) 撮像装置
JP2015122731A (ja) 動画再生装置及び動画再生方法
JP2007235432A (ja) 画像音声記録装置および画像音声記録制御プログラム
JP2004088518A (ja) 撮像記録装置、画像再生装置及び画像記録再生制御プログラム
JP4322144B2 (ja) 画像撮影装置
JP2009272903A (ja) 撮像装置および撮像方法
KR20050052312A (ko) 소급 녹화 및 실시간 편집 가능한 디지털 캠코더
JP2004228731A (ja) デジタルカメラ、及びそれに用いられるプログラム
JP2006262128A (ja) デジタルカメラ
JP4699715B2 (ja) 画像音声記録装置及び再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081217

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090128

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111019

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4853932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term