JP4852895B2 - オイル供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の動力伝達系内に配備される変速機等の歯車収容ケースに装着されるオイル供給装置に関する。
車両の動力伝達系は駆動源であるエンジンの駆動力をクラッチ、変速機,ディファレンシャル、トランスファー、アクスルシャフト等を介して駆動輪に回転力として伝達しており、これらは各種の変速機構や減速機構を成す歯車列を歯車収容ケースに収容した構成を採っている。このような変速機等の歯車収容ケースはオイルポンプを有したオイル供給装置を装備し、オイルポンプを駆動することで内部の油溜りのオイルを吸引して歯車列に供給し、潤滑を行っている。
ところで、このようなオイルポンプ、例えば、トロコイドポンプやギヤポンプはエンジン側の入力軸から直接あるいは間接的に回転力を受けたポンプ軸が駆動回転体および従動回転体を回転駆動して両者の歯面の噛合い噛合い解除変位に応じて変速機ケーシング内の油溜りのオイルを吸入路を通して吸い込み、吐出油を歯車列や変速要素側に供給している。
なお、このようなオイル供給装置の一例が特開平8−68456号公報(特許文献1)に開示される。ここでのオイル供給装置はトルクコンバータケーシングと変速機ケーシングとが重なり一体結合される部位であって、トルクコンバータ側から伸びる入力軸より離れた部位にオイルポンプが取り付けられており、トルクコンバータのポンプ側の回転力がチェーン式回転伝達手段を介してオイルポンプに伝わり、駆動するようになっている。このようなオイルポンプはトルクコンバータ側の駆動に連動してポンプが駆動し、変速機ケーシング内の下部の油溜りより延びる吸入路を通してオイルを吸い込み、吐出油をトルクコンバータ及び変速機側に供給している。
特開平8−68456号公報
ところで、オイルポンプは変速機ケーシングに形成した吸入路を通して油溜りよりオイルを吸い込み、吐出油を変速機ケーシングに形成した吐出路を経て入力軸やそれに連動可能な出力軸に設けた油路を通して変速歯車や、変速切換え要素等に供給している。なお、特許文献1のオイル供給装置でも、入力軸よりオフセットされたオイルポンプに変速機ケーシング側の2NDブレーキホルダに吸入路と吐出路を形成している。
このように、従来のオイル供給装置では、吸入路と吐出路をすべて変速機ケーシング側に穴加工等により形成することとなり、比較的長くなる吐出油が加工コストを増加させる要因の一つとなっている。特に、オイルポンプ装着側の側壁に対して反対側の側壁側に吐出油を導く必要がある場合には、吐出路を変速機ケーシングの内壁に沿って比較的長く連続形成することとなり、これが加工コストを増加させる要因の一つとなっている。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、歯車収容ケースに装着されるオイルポンプの配置の自由度を確保した上で、オイルポンプに接続される吐出路の配設コストを低減できるオイル供給装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、駆動力伝達系に配備された入力軸と同入力軸と同軸に歯車列を介し接続される出力軸とが枢支される歯車収容ケースの側壁に装着され、上記入力軸の回転を同入力軸に対向配備されるポンプ軸に伝達し同ポンプ軸により駆動されるオイルポンプを備えたオイル供給装置において、上記ポンプ軸は上記歯車収容ケースの互いに対向する一方側壁と他方側壁に両側端が枢支されて上記入力軸に並列配備されると共に上記ポンプ軸の中央よりに一体結合され上記歯車列を避けるよう歯面側が上記一方側壁側にオフセットされたギヤを介して入力軸から回転が伝達され、上記オイルポンプは上記ポンプ軸の上記他方側壁側に配置されてそのポンプ室は上記他方側壁に凹設されると共に上記ポンプ軸が挿通されるポンプケーシングが上記他方側壁に結合されて形成され、上記オイルポンプからの圧油を上記他方側壁より上記ポンプ軸に形成した軸内油路を通し上記一方側壁に導いた上で上記歯車収容ケース内の歯車列に供給することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載のオイル供給装置において
、上記オイルポンプはポンプ軸を介し駆動力を受けて回転する駆動回転体と同駆動回転体に噛合う従動回転体を収容し、上記駆動回転体と従動回転体との両歯面が噛合う側に位置する吐出室が上記軸内油路に連通し、上記両歯面が噛合い解除する側に位置する吸入室が上記歯車収容ケースの油溜りに吸入路を介して連通することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載のオイル供給装置において
、上記歯車収容ケースは上記駆動力伝達系のエンジン側の入力軸と同軸に変速歯車列を介し接続される出力軸とを枢支した変速機ケーシングであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、駆動力伝達系内の入力軸に対向配備されるポンプ軸を介して駆動されるオイルポンプを備え、ポンプ軸の両側端が歯車収容ケースの一対の側壁に枢支されるので、一方の側壁側のオイルポンプが吐出した圧油を軸内油路により容易に他方の側壁側に導いた上で歯車収容ケース内の歯車列に供給でき、軸内油路が短絡路を成すので、吐出油路の短縮化を確実に図れ、コスト低減を図れる。しかも、ポンプ軸が上記入力軸に並列配備されるので、入力軸の軸方向よりオイルポンプをオフセットでき、歯車収容ケースの軸方向の長さを短縮でき、小型化でき、オイルポンプの配置の自由度を増加できる
請求項の発明によれば、ポンプ軸を介し駆動力を受けて回転する駆動回転体とこれに噛合い回転する従動回転体の駆動により歯車収容ケースの油溜りのオイルを吸入室に導き、吐出室の圧油を軸内油路を通して歯車収容ケース内の歯車列に確実に供給できる。
請求項の発明によれば、歯車収容ケースが変速機ケーシングである場合も、変速歯車列に軸内油路を含む比較的短い吐出油路を通してオイルを供給でき、変速歯車列の潤滑を確実に行うことができ、コスト低減を図れる。
図1にはこの発明の一実施形態としてのオイル供給装置を装備した変速機が示されている。
ここではオイル供給装置Aの説明に先立ちこのオイル供給装置Aが装着される自動変速機5を含む駆動力伝達系Dを先に説明する。なお、この駆動力伝達系DはエンジンE及び左右駆動輪Wのインホイールモータ13で走行するハイブリッド車両に搭載されている。
駆動力伝達系Dはレシプロ式ガソリンエンジン(以後単にエンジンEと記す)と、そのクランク軸1に一体結合されたフライホイール2と、フライホイール2に装着されるクラッチ3と、クラッチ3がエンジンEより受けた回転力を入力軸4を介し受ける遊星ギヤ式の自動変速機5と、自動変速機5の内出力軸6の突端側に連結される発電機Gと、後述する内外出力軸6,7に所定間隔を介して並列接続されるカウンターシャフト8と、外出力軸7の回転をカウンターシャフト8を介して受けるデファレンシャルケース9と、デファレンシャルケース9で分岐された左右回転力を受ける左右の各アクスルシャフト11,12と、左右の各アクスルシャフト11,12の左右端が接続される各インホイールモータ13とを備える。
クラッチ3はフライホイール2に同心的に相対回転可能に接続された入力軸4と、同入力軸4に対し軸方向に相対移動可能にスプライン嵌合されるクラッチ板14と、クラッチ板14を弾性的にフライホイール2に圧接させると共に不図示の解除機構の作動時には圧接を解除させるクラッチ断接手段15とを備える。
自動変速機5は変速ケーシング16の一方側壁161(図1で右側の側壁)に主ベアリング17を介し枢支された入力軸4と他方側壁162(図1で左側の側壁)に主ベアリング18を介し枢支される内外出力軸6、7とを同一中心線上に配備し、これらに亘って遊星ギヤ式の変速ギヤ機構19を取り付けている。この変速ギヤ機構19の近傍にオイル供給装置Aで用いるオイルポンプ21が装着されている。
図1,2に示すように、入力軸4はクラッチ3と対向する前部401と、変速機内室Rと対向する後部402と、それらの間の中間大径部23とを備え、中間大径部23を一方側壁161の中央ボス部163に主ベアリング17を介して枢着される。図2に示すように、中間大径部23は主ベアリング17の隣にすべり軸受け部24を連続形成しており、これによっても中間大径部23を枢支するように形成されている。なお、後述するように、すべり軸受け部24には吐出路25の一部であるケーシング側出口26が形成される。入力軸4の中間大径部23にはケーシング側出口26と対向して環状溝部27が形成され、環状溝部27が導入路29により入力軸4の中央油路28に連通されている。
入力軸4の中央油路28は導入路29側より出力軸側開口31まで直状に連続形成され、その適所には第1、第2枝路32,33が形成される。
入力軸4の後部402(図2で左側)は後述する内出力軸6の中央穴35に相対回転可能に嵌挿され、内出力軸6には筒状の外出力軸7が外嵌され、この外出力軸7が他方側壁162の中央ボス部164に主ベアリング18を介して枢着されている。
入力軸4の中間大径部23の変速機内室R側の部位には後述するオイルポンプ21に回転力を伝達するポンプギヤ36が一体的に取り付けられ、同ポンプギヤ36に重なるように取付けフランジ37が突設される。取付けフランジ37の他側面にはキャリア38の中央部が一体結合され、キャリア38の周縁側には3つの遊星ギヤ39が周方向に等間隔で取付けられる。遊星ギヤ39は後述のリングギヤ45及びサンギヤ42に噛合い、回転力を伝達できる。
内外出力軸6,7の内、内出力軸6はその後端側が発電機Gに連結され、前端側の筒状前部601にサンギヤ42が一体結合されている。サンギヤ42はキャリア38側の遊星ギヤ39が噛合うように形成される。
円筒状の外出力軸7は筒状前部601に隙間部tを介し外嵌され、変速機内室R側に位置する端部にはドライブギヤ43およびこれに併設されるリングギヤケース44とが共に一体結合される。リングギヤケース44はキャリア38と所定間隔を介して対向配備され、その外周端を軸方向に屈曲して環状フランジ部441を突き出し形成され、その環状フランジ部441の内周壁面にリングギヤ45が形成される。このリングギヤ45にはキャリア38側の遊星ギヤ39が噛合う。
なお、図2中、符号51はサンギヤ42の左右側壁とリングギヤケース44及び環状フランジ部37との各間に設けたスラストベアリングを示し、符号52は回転軸46及び同軸に枢支される遊星ギヤ39にオイルを確実に導くための環状シールを示す。
このような自動変速機5は遊星ギヤ式自動変速機であり、入力軸4と一体のキャリア38が複数の遊星ギヤ39と共に入力軸4回りに回転すると、低回転あるいは停止状態のリングギヤ45に対しては各遊星ギヤ39が夫々の中心軸46回りに回転し、リングギヤケース44、即ち、外出力軸7側の駆動輪W側に回転力を減速して伝達でき、サンギヤ42、即ち、内出力軸6の発電機G側に回転力を増速して伝達できる。
自動変速機5の外出力軸7の回転はドライブギヤ43よりドリブンギヤ53を介しカウンターシャフト8に伝達される。カウンターシャフト8はドリブンギヤ53及び減速ギヤ54を併設する。減速ギヤ54はドリブンギヤ53より歯数が少なく、これに噛合うデフギヤ55に減速して回転を伝達できる。更に、減速ギヤ54に対してこれに噛合うデフギヤ55の歯数は大きく、これにより、デファレンシャルケース9を減速回転させるように形成されている。
デファレンシャルケース9内には一対のピニオンギヤ57が枢支され、これに噛合う一対のサイドギヤ58が左右のアクスルシャフト11,12に連結され、これによりデファレンシャルケース9が受けた駆動力が相対回転可能に左右に分岐され、左右の駆動輪Wに伝達可能である。
左右アクスルシャフト11,12の先端はインホイールモータ13内の不図示のワンウエイクラッチに連結される。インホイールモータ13は発電機Gにより充電された不図示のバッテリからの電力のみで走行できると共に左右のアクスルシャフト11,12から駆動力を不図示のワンウエイクラッチを介して補助的に受けることでも駆動でき、あるいは駆動輪WをエンジンEが単独の駆動力で駆動できる。
ところで、変速機内室Rの変速ギヤ機構19の近傍にオイル供給装置Aの主要部を成すオイルポンプ21が配設される。
オイルポンプ21は変速ケーシング16の他方側壁162に凹設されると共にポンプケーシング59を重ねて一体的に結合することで形成されたポンプ室61と、ポンプ室61に回転自在に嵌合されるアウターロータ62と、アウターロータ62内に遊嵌されるインナーロータ63と、インナーロータ63に一端が一体結合されると共に軸内油路69を軸方向に連続形成したポンプ軸22と、ポンプ軸22の他端を枢支する一方側壁161の軸受け部41と、ポンプ軸22の中央よりに一体結合されたポンプギヤ67と、ポンプケーシング59に設けられると共にアウターロータ62及びインナーロータ63が形成する吸入位置に対向するように形成された吸入ポート64(吸入室)及び吐出位置に対向する吐出ポート65(吐出室)と、を備える。
図3に示すように、他方側壁162には貫通穴状の吸入路66が上下に長く形成され、その上端が吸入ポート64に連通し、下端の吸い込み口68が変速ケーシング16の下部で、油面Fsより下方に位置するように形成される。
図2に示すように、一方側壁161の軸受け部41はポンプ軸22の他端からのオイルを軸受け部41より下方の中央ボス部163のすべり軸受け部24に導く吐出路25が形成される。吐出路25の下端はすべり軸受け部24におけるケーシング側出口26として形成され、ケーシング側出口26が入力軸4の中間大径部23の環状溝部27(図2参照)に連通し、これが入力軸4の中央油路28に連通し、オイルポンプ21からのオイルを入力軸4の中央油路28に流入することを可能としている。
このようなオイル供給装置を装備する変速機の作動を駆動力伝達系Dの作動に沿って説明する。
不図示のハイブリッド車両はバッテリが設定充電条件を満たしている間は、左右駆動輪Wを左右のインホイールモータ13により駆動して走行し、バッテリが設定充電条件を満たさないと、走行及びバッテリ充電モードで発電機充電及びエンジン駆動力での走行に入る。
この場合、クラッチ3が接に保持され、エンジンEの回転は常時入力軸4に伝達され、自動変速機5内では発電機Gの負荷と駆動輪Wからの走行抵抗に応じての自動変速がなされ、内出力軸6より増速された回転力が発電機Gに供給され、外出力軸7より減速された回転力がカウンターシャフト8、デファレンシャルケース9、左右の各アクスルシャフト11,12、インホイールモータ13内の不図示のワンウエイクラッチを介し駆動輪Wに伝達され、エンジン駆動により車両が走行する。
なお、バッテリが設定充電条件を満たさないと共に停車中にあると、リングギヤケース44が停止し、最大増速比でサンギヤ42及び内出力軸6側の発電機Gを回転でき、発電機Gを効率よく駆動できる。
このような車両の走行及びバッテリ充電モードあるいは発電専用モードにおいて、エンジンEが駆動するとする。
この際、オイル供給装置Aのオイルポンプ21が入力軸4に連動して駆動する。
この場合、入力軸4に連動するポンプ軸22がオイルポンプ21の駆動回転体であるインナーロータ63及びこれに噛合う従動回転体であるアウターロータ62を回転する。これにより両ロータの歯面が噛合い解除する側の吸入ポート64(吸入室)が吸入路66を通して油面Fsの下方の油溜り内部からオイルを吸い込み、両回転体の両歯面が噛合う側の吐出ポート65(吐出室)に達した圧油を吐出路25を通して入力軸4の中央油路28に供給する。更に、中央油路28に達した圧油のうち、中央油路28の出力軸側開口31を通過するオイルは内出力軸6の出口連絡路47を介して外出力軸7の内壁側の隙間部tにオイルを導く。ここに達したオイルは外出力軸7の軸受け油路48を介し主ベアリング18に供給される。更に、入力軸4の第1枝路32を通過したオイルは内出力軸6の第1連絡路34を通りリングギヤケース44内のサンギヤ42等に達し、潤滑処理できる。更に、入力軸4の第2枝路33を通過したオイルは内出力軸6の端部開口より環状フランジ部37の放射路rを通過し、遊星ギヤ39の回転軸46及び同軸に枢支される遊星ギヤ39にオイルを供給できる。このように、中央油路28の圧油は遊星ギヤ式の自動変速機を構成する各歯車噛合い面や各摺接面に供給され、これらの潤滑及び冷却を的確に行うことができ、耐久性を確保できる。
特に、図1のオイル供給装置Aでは吐出路25の主要部がポンプ軸22の軸内油路69で形成される。このため、図1に示すように、変速ケーシング16の側壁側にすべて吐出路を形成する従来の場合(符号OLを付した2点差線で示す)と比較し、軸内油路69が短絡路を成すこととなり、図1のオイル供給装置Aでは吐出路25の側壁側に形成する部分の長さLHを十分短くでき、吐出路25の短縮化を確実に図れ、コスト低減を図れる。
しかも、ポンプ軸22の両側端が変速ケーシング16の一対の一方側壁161と他方側壁162とに亘って枢支されるので、他方側壁162側のオイルポンプ21が吐出した圧油を軸内油路69により容易に一方側壁161に導く点より、オイルポンプの配設位置における自由度が増す。
更に、ポンプ軸22が入力軸4に並列配備されるので、入力軸の軸方向よりオイルポンプ21をオフセットでき、変速ケーシング16の軸方向の長さを短縮でき、小型化できる。
なお、上述のところにおいて、オイルポンプはトロコイドポンプとして説明したが、互いの外歯が噛合うギヤポンプ、あるいはタービン式ポンプでもよく、これらの場合も図1のオイル供給装置Aと同様の作用効果が得られる。更に、上述のところにおいて、歯車収容ケースが変速機ケーシングであったが、駆動力伝達系に配備され変速歯車列を備えるトランスファー等にオイル供給装置を取り付けても良く、この場合も変速歯車列の潤滑を確実に行うことができ、コスト低減を図れる。
本発明の一実施形態としてのオイル供給装置を装備する変速機を含む駆動力伝達系のスケルトン図である。 図1のオイル供給装置を装備する変速機の切欠断面図である。 図1のオイル供給装置を装備する変速機の変速ケーシングの他方側壁の部分切欠斜視図である。
符号の説明
3 クラッチ
4 入力軸
5 変速機
6 内出力軸
7 外出力軸
16 変速ケーシング(歯車収容ケース)
21 オイルポンプ
22 ポンプ軸
64 軸内油路
A オイル供給装置
D 駆動力伝達系

Claims (3)

  1. 駆動力伝達系に配備された入力軸と同入力軸と同軸に歯車列を介し接続される出力軸とが枢支される歯車収容ケースの側壁に装着され、上記入力軸の回転を同入力軸に対向配備されるポンプ軸に伝達し同ポンプ軸により駆動されるオイルポンプを備えたオイル供給装置において、
    上記ポンプ軸は上記歯車収容ケースの互いに対向する一方側壁と他方側壁に両側端が枢支されて上記入力軸に並列配備されると共に上記ポンプ軸の中央よりに一体結合され上記歯車列を避けるよう歯面側が上記一方側壁側にオフセットされたギヤを介して入力軸から回転が伝達され、
    上記オイルポンプは上記ポンプ軸の上記他方側壁側に配置されてそのポンプ室は上記他方側壁に凹設されると共に上記ポンプ軸が挿通されるポンプケーシングが上記他方側壁に結合されて形成され、
    上記オイルポンプからの圧油を上記他方側壁より上記ポンプ軸に形成した軸内油路を通し上記一方側壁に導いた上で上記歯車収容ケース内の歯車列に供給することを特徴とするオイル供給装置。
  2. 請求項1記載のオイル供給装置において、
    上記オイルポンプはポンプ軸を介し駆動力を受けて回転する駆動回転体と同駆動回転体に噛合う従動回転体を収容し、上記駆動回転体と従動回転体との両歯面が噛合う側に位置する吐出室が上記軸内油路に連通し、上記両歯面が噛合い解除する側に位置する吸入室が上記歯車収容ケースの油溜りに吸入路を介して連通することを特徴とするオイル供給装置。
  3. 請求項1又は2記載のオイル供給装置において、
    上記歯車収容ケースはエンジン側の入力軸と同軸に変速歯車列を介し接続される出力軸とを枢支した変速機ケーシングであることを特徴とするオイル供給装置。
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