JP4527043B2 - 動力伝達装置の潤滑装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用動力伝達装置の潤滑装置に関し、特に、電動機等の駆動源の駆動力を車両左右の車軸に差動装置を介して伝達する車両用伝達装置の潤滑装置に関する。
動力伝達装置によって駆動される機械式オイルポンプを備え、機械式オイルポンプにより潤滑油を吸引して動力伝達装置の被潤滑部へ供給する潤滑装置が、例えば、変速機や減速機、差動装置などの車両用動力伝達装置、特に電気自動車における動力伝達装置の潤滑装置として提案されている。
特許第3134728号公報には、遊星歯車式減速機構と差動装置を同軸に配置し、動力伝達機構によって駆動される機械式オイルポンプを備え、デファレンシャルケース内部にオイル供給油路を配置すると共に、デファレンシャルケース内部にオイル保持機構を持たせた動力伝達装置の潤滑装置が開示されている。
即ち、オイル供給油路はデファレンシャルケースの回転に伴ってデファレンシャルケース内の潤滑油をピニオンギヤの軸受け部分へ導くように形成されており、オイル保持機構はデファレンシャルケースの回転停止位置に拘わらず所定量の潤滑油をデファレンシャルケース内に保持するように形成されており、オイルの供給遅れや供給不足を解消するようにしている。
特許第3134728号公報
特許文献1に開示された動力伝達装置の潤滑装置では、デファレンシャルケースに斜め油路等の加工が容易でなく複雑な油路が形成されており、このように複雑な油路はデファレンシャルケースを分割構造にしないとその形成が困難である。
また、遊星歯車式減速機構のリングギヤを回転可能にハウジング内に収容し、制動機構によりリングギヤをハウジングに固定して、動力源の動力を差動装置を介して車軸に伝達するようにした動力伝達装置では、デファレンシャルケースを分割構造にすると、ケース同士を固定するボルト配置が厳しく、レイアウト性が悪いため、デファレンシャルケース一体型プラネタリキャリア構造とするのが望ましい。
このようにデファレンシャルケース一体型プラネタリキャリア構造では、特許文献1記載のようにデファレンシャルケース内に複雑な潤滑油路を形成することはほとんど不可能である。
よって、本発明の目的は、車軸内に形成された軸心油路から遊星歯車式減速機構の被潤滑部へ十分な潤滑油を供給可能な動力伝達装置の潤滑装置を提供することである。
請求項1記載の発明によると、駆動源からの駆動力を互に同軸に配置された遊星歯車式減速機構及び差動装置を介して左右の車軸に伝達する動力伝達装置と、該動力伝達装置に潤滑油を供給するオイルポンプとを有し、該オイルポンプより前記動力伝達装置の被潤滑部へ潤滑油を供給する動力伝達装置の潤滑装置において、前記オイルポンプからの潤滑油を導く前記車軸の一方に形成された軸心油路と、該軸心油路からの潤滑油を前記遊星歯車式減速装置のピニオンギヤを回転可能に支持するピニオンシャフトの一端部に供給する第1油路と、前記ピニオンシャフトを支持する前記遊星歯車式減速機構のプラネタリキャリアの一端部に取り付けられた環状のオイルキャッチプレートと、前記第1油路から漏れ出た潤滑油を前記プラネタリキャリアを回転可能に支持するベアリングに導いて該ベアリングを潤滑した後、前記キャッチプレートに案内されて前記ピニオンシャフトの前記一端部に供給する第2油路と、前記プラネタリキャリアの前記一端部の内周面に取り付けられ、前記一方の車軸を包囲する環状オイルガイドとを具備し、該環状オイルガイドは前記軸心油路から供給された潤滑油を前記第1油路に導く半径方向の孔と、前記第2油路に導く軸方向の漏洩油路とを有していることを特徴とする動力伝達装置の潤滑装置が提供される。
請求項記載の発明によると、請求項1の発明において、前記動力伝達装置のハウジングと、前記ハウジングの下部領域に設けられたオイル貯留部と、前記ピニオンギヤにより掻き揚げられたオイルが衝突するように前記ハウジング内面に形成されたリブと、該リブに衝突したオイルを前記プラネタリキャリアを回転可能に支持する前記ベアリングに導くガイド溝とを更に具備した動力伝達装置の潤滑装置が提供される。
請求項記載の発明によると、請求項1記載の発明において、前記ピニオンシャフトを前記プラネタリキャリアに固定するピンを更に具備し、前記オイルキャッチプレートを該ピンに当接させて該ピンの抜けを防止した動力伝達装置の潤滑装置が提供される。
請求項記載の発明によると、請求項1記載の発明において、前記駆動源は電動機から構成され、前記電動機のロータ及び前記遊星歯車式減速機構のサンギヤに結合された円筒軸を更に具備し、該円筒軸内に前記一方の車軸が同軸に挿入されている動力伝達装置の潤滑装置が提供される。
請求項記載の発明によると、請求項1記載の発明において、前記ベアリングを支持するベアリング支持部を有するハウジングを更に具備し、該ハウジングは前記ベアリング支持部に隣接した環状凹部を画成しており、前記オイルキャッチプレートは該環状凹部に入り込むように位置づけされている動力伝達装置の潤滑装置が提供される。
請求項1記載の発明によると、潤滑油路をピニオンシャフトの一端部に潤滑油を直接供給する第1油路と、第1油路から漏れ出た潤滑油でベアリングを潤滑した後、ピニオンシャフトの一端部へ供給する第2油路とから構成したため、プラネタリピニオン部への十分な潤滑量が確保され、ピニオンシャフト、ベアリング及びスラストワッシャの耐久性を向上することができる。環状オイルガイドにより第1油路と第2油路に分岐させているため、第2油路に必要十分な量の潤滑油を差し向けることができ、プラネタリキャリアを支持するベアリングを十分潤滑することができる
請求項記載の発明によると、ピニオンギヤにより掻き揚げられたオイルをプラネタリキャリアを支持するベアリングに導くことができるため、ベアリングに対する十分な量の潤滑油を確保することができる。
請求項記載の発明によると、オイルキャッチプレートをピンの抜け止めとして利用しているため、別部品としての抜け止めを設ける必要なく、部品点数の削減が可能となる。
請求項記載の発明によると、電動機のロータ及び遊星歯車式減速機構のサンギヤに結合された円筒軸内に一方の車軸を同軸に挿入したため、動力伝達装置のコンパクト化を図ることができる。
請求項記載の発明によると、オイルキャッチプレートが環状凹部に入り込むように位置づけされているので、ベアリングを介して流れてくる潤滑油をオイルキャッチプレートで上手くキャッチできるという効果がある。
まず図1を参照して、本発明の動力伝達装置の潤滑装置を適用するのに適した車両の駆動機構の一例について説明する。
車両2は、内燃機関4と、電動機6が直列に接続された駆動ユニット8を有するハイブリッド車両であり、駆動ユニット8の動力はトランスミッション10を介して前輪Wf側に伝達される一方で、駆動ユニット8とは別に設けられた本発明に係る動力伝達装置12の動力は後輪Wr側に伝達されるようになっている。
駆動ユニット8の電動機6と後輪Wr側の動力伝達装置12の電動機14は、パワードライブユニット(PDU)16を介してバッテリ18に接続され、バッテリ18から電動機6,14への電力供給と、各電動機6,14からバッテリ18へのエネルギー回生がPDU16を介して行われるようになっている。
図2を参照すると、本発明実施形態に係る動力伝達装置12及びその潤滑装置の縦断面図が示されている。図2において、20A,20Bは車両の後輪側の左右の車軸である。動力伝達装置12のハウジング22は、両車軸20A,20Bのほぼ中間位置から一方の車軸20Bの外周側を覆うように設けられ、車両2の後部下方に車軸20Bとともに支持固定されている。
ハウジング22は全体が略円筒状に形成され、その内部には、車軸駆動用の電動機14と、この電動機14の駆動回転を減速する遊星歯車式減速機構24と、遊星歯車式減速機構24の出力を左右の車軸20A,20Bに分配する差動装置26が車軸20A,20Bと同軸になるように収容配置されている。
ハウジング22の右側端部内周には、電動機14のステータ28が固定設置され、このステータ28の内周側に環状のロータ30が回転可能に収容配置されている。電動機14は、例えば直流ブラシレスモータまたは永久磁石式交流同期型モータである。
ロータ30の内周部には車軸20Bの外周側を包囲する円筒軸32が結合され、この円筒軸32が車軸20Bと同軸となるようにハウジング22の一方の端部壁22aと中間壁22bに軸受け34,36を介して支持されている。
円筒軸32の一端側の外周とハウジング22の端部壁22aの間には、ロータ30の回転位置情報を電動機14の制御コントローラ(図示せず)にフィードバックするためのレゾルバ38が設けられている。
遊星歯車式減速機構24は、サンギヤ40と、サンギヤ40に噛合する複数の2段ピニオンギヤ(2段プラネタリギヤ)42と、これらの2段ピニオンギヤ42を支持するプラネタリキャリア44と、2段ピニオンギヤ42の外周側に噛合するリングギヤ46とを備え、電動機14の駆動力はサンギヤ40に入力され、遊星歯車式減速機構24で減速された駆動力がプラネタリキャリア44を介して出力されるようになっている。
サンギヤ40は、車軸20Bの外周側に同軸に配置されたスリーブ48の外周に一体に形成され、スリーブ48の一端側が電動機14のロータ30に結合された円筒軸32に一体回転可能にスプライン結合されている。
2段ピニオンギヤ42は、サンギヤ40に直接噛合する大径の第1ギヤ50と、この第1ギヤ50よりも小径の第2ギヤ52を有し、これらの第1及び第2ギヤ50,52が同軸に且つ軸方向にオフセットした状態で一体的に形成され、各々の2段ピニオンギヤ42はシャフト43によりプラネタリキャリア44に回転可能に支持されている。
遊星歯車式減速機構24のピニオンギヤを2段ピニオンギヤ42としているのは、大きな減速比を達成するためであり、本実施形態の場合、電動機14のロータ30の回転数を約1/9程度に減速可能である。
リングギヤ46は、ハウジング22内の第1ギヤ50の軸方向側方位置に回転可能に配置され、その内周面が小径の第2ギヤ52に噛合されている。本実施形態の場合、リングギヤ46の最大半径は、第1ギヤ50の車軸20Bの中心からの最大距離よりも小さくなるように設定されている。
リングギヤ46は後述する油圧クラッチ54の回転ドラム56に一体回転可能に保持され、この回転ドラム56を介してハウジング22内に回転可能に支持されている。
差動装置26は、遊星歯車式減速機構24のプラネタリキャリア44と一体的に形成されたデファレンシャルケース58を有している。デファレンシャルケース58にはピニオンシャフト60が固定され、このピニオンシャフト60には一対のピニオンギヤ62a,62bが回転自在に支持されており、これら一対のピニオンギヤ62a,62bに噛合する一対のサイドギヤ64a,64bが左車軸20A及び右車軸20Bにそれぞれスプライン結合されている。
本実施形態においては、プラネタリキャリア44がデファレンシャルケース58と一体的に形成されているが、プラネタリキャリア44とデファレンシャルケース58を別体部品から構成し、両者をボルト結合等によって結合してもよい。
なお、デファレンシャルケース一体型プラネタリキャリア44は軸受け66,68を介してハウジング22の中心側の端部壁22cと中間壁22bに回転可能に支持されている。
ところで、ハウジング22内のリングギヤ46と端部壁22cの間には円筒状の空間部が確保され、その空間部内に、リングギヤ46に対する制動機構を構成する油圧クラッチ54が配置されている。
油圧クラッチ54は、図3の拡大図に最もよく示されるように、ハウジング22の内周面にスプライン嵌合された複数の固定プレート70と、回転ドラム56の一端側外周面にスプライン嵌合された複数の回転プレート72が軸方向に交互に配置され、これらのプレート70,72が環状のピストン74によって圧接及び圧接解除操作されるようになっている。
ピストン74は、ハウジング22の端部壁22cに形成された環状のシリンダ室76に進退自在に収容されており、シリンダ室76への油圧の導入によってピストン74を前進させ、シリンダ室76からオイルを排出することによってピストン74を後退させる。なお、油圧クラッチ54は図4に示す油圧回路78に接続されているが、この油圧回路78については後に詳細に説明する。
さらに詳細に説明すると、ピストン74は、軸方向前後に第1ピストン壁80と第2ピストン壁82を有し、これらのピストン壁80,82が円筒状の内周壁84によって連結されている。
したがって、第1ピストン壁80と第2ピストン壁82の間には径方向外側に開口する環状空間が形成されているが、この環状空間は、シリンダ室76の外壁内周面に固定された仕切り部材86によって軸方向前後に仕切られている。
ハウジング22の端部壁22cと第2ピストン壁82の間は油圧が直接導入される第1作動室88とされ、仕切り部材86と第1ピストン壁80の間は、内周壁84に形成された貫通口90を通して第1作動室88と連通する第2作動室92とされている。第2ピストン壁82と仕切り部材86の間は大気に連通されている。
この油圧クラッチ54では、第1作動室88と第2作動室92に油圧が導入され、第1ピストン壁80と第2ピストン壁82に作用する油圧の圧力によって固定プレート70と回転プレート72を相互に圧接する。
したがって、軸方向前後の第1、第2ピストン壁80,82によって大きな受圧面積を稼ぐことができるため、ピストン74の径方向の面積を抑えたまま固定プレート70と回転プレート72に対する大きな圧接力を得ることができる。
この油圧クラッチ54では、固定プレート70がハウジング22に回転を係止される一方で、回転プレート72が回転ドラム56を介してリングギヤ46を一体的に支持しているため、両プレート70,72がピストン74によって圧接されると、両プレート70,72間の摩擦係合によってリングギヤ46に制動力が作用し、その状態からピストン74による圧接が解除されると、リングギヤ46の自由回転が許容される。
ハウジング22の前方側には図1に概略的に示すように電動オイルポンプ94が取り付けられている。ハウジング22の車輪側の端部壁22aの外側には、図4に示した油圧回路78の一部を構成する回路ユニット96と、油圧クラッチ54に供給する前段階のオイルを蓄圧状態で貯留するアキュムレータ98が設けられている。
これらは、一体ブロック状になって、カバー116内に収容され、カバー116とともに端部壁22aに固定されている。アキュムレータ98の半径方向外側には電動機14に給電するための給電部124が設けられている。
アキュムレータ98は、カバー116によって軸方向に伸長する容積室118が画成され、この容積室118内に環状のピストン120が進退自在に収容され、このピストン1120が蓄圧用のスプリング122によって付勢されている。
ピストン120の右側にはピストン室121が画成され、電動オイルポンプ94からの高圧オイルがこのピストン室121に導入されると、スプリング122の付勢力に抗してピストン120が左方向に移動され、スプリング122の付勢力とピストン室121内の油圧が釣り合った位置で停止する。
ピストン室121内の油圧が減少すると、ピストン120はスプリング122の付勢力により右方向に移動される。アキュムレータ98は油圧クラッチ54を操作するときの圧力を安定させるために設けられている。
次に、図4に示す動力伝達装置の油圧回路78について説明する。
油圧供給源であるオイルポンプ94はモータ95により駆動されてオイル供給を行う。この供給されたオイルを調圧する切替えバルブ102に送り、供給圧が設定した油圧以上の場合は、オイルを潤滑と冷却側油路104に供給する。
また、供給圧以下の場合は一方向のみオイルを通す逆止弁112を通過して油路110に導く。ここで、調圧を切替える電磁弁100にて、後述するアキュムレータ98の油圧を蓄圧を目的とする高圧と、潤滑とモータ冷却を目的とする低圧の2段の油圧に切替える事ができる。更に、電磁弁108にて油圧クラッチ54の締結と解放の切替えを行うことができる構成とする。
油圧回路78の作動原理を次に示す。
蓄圧を目的とするアキュムレータ98の油圧を油圧センサ114にて常に監視しておき、このアキュムレータ圧がクラッチトルク容量から決まる設定圧以下になると、油圧センサ114からのデータによりECUが通電指令を電磁弁100に送ることで、切替えバルブ102のスプリング側に油圧が供給される。
切替えバルブ102は高い油圧にて調圧されて、逆止弁112を通過してアキュムレータ98のピストン室121に導入されてピストン120を左方向に押動する。この場合、オイルポンプ94は比較的に短時間で高負荷運転状態になるように切替えておく必要がある。
アキュムレータ98の油圧が設定圧以上になると、電磁弁100の通電を停止して切替えバルブ102の調圧を低圧設定にして、潤滑とモータ冷却油路104にオイルを供給する。ここで、逆止弁112によりオイルは切替えバルブ102には戻れないので、油路110は高圧にて保持される。
然しながら、電磁弁108や逆止弁112や油圧回路を構成する油路(セパレートプレート等)から僅かにオイル漏れがあり、この漏れたオイルをアキュムレータ98のピストン120が右方向に押動して補充することにより、比較的に長い時間クラッチトルク容量分の油圧を保持できる。
これにより、オイルポンプ94は低負荷運転を比較的に長い時間継続可能となる。この低負荷運転状態では、オイルを潤滑とモータ冷却側油路104に供給する。
本実施形態の場合、油圧回路78の主要部78Aは、ハウジング22の端部壁22aに回路ユニット96として一体に形成されている。したがって、別途回路を設けるための専用部材を付加する場合に比較して、動力伝達装置12全体を小型化することができる。
ハウジング22内には、電動機14と遊星歯車式減速機構24と差動装置26の各下部領域にまたがるようにオイル貯留部126が設けられている。この実施形態においては、ハウジング22の内部が中間壁22bによって軸方向に2分されているが、この中間壁22bには図示しない貫通穴が形成され、貫通穴を介してオイルと空気が自由に連通し得るようになっている。
したがって、ここでは略円形断面のハウジング22の底部のほぼ全域がオイルの貯留部126として機能するため、別途オイルパンを設けることなく十分なオイルをハウジング22内に貯めておくことができる。
なお本実施形態の場合、ハウジング22内の車軸駆動用の電動機14の上方には、図2に示すように潤滑オイルの供給部a,b,cが設けられているが、電動機14のステータ28の上方側には複数の滴下孔(図示省略)を有するカバー127が設置され、潤滑オイルが一定箇所に集中することなく複数の滴下孔を通してステータ28上に均一に滴下し、ステータ28を冷却するように工夫されている。
次に、本発明実施形態の潤滑装置について詳細に説明する。電動オイルポンプ94から供給された潤滑油は、図4に示した切り替えバルブ102により切り替えられて潤滑側油路104に供給される。
潤滑側油路104は図2に示したハウジング22の端部壁22aに形成された油路138に繋がっており、潤滑油は油路138を介して車軸20Bに形成された軸心油路140に供給される。
図5を参照すると、軸心油路140に供給された潤滑油は、車軸20Bに形成された孔144、スリーブ48に形成された孔146及び円筒軸32に形成された孔148を介して環状オイルガイド142の環状溝143中に供給される。
環状オイルガイド142はプラネタリキャリア44の一端部の内周面に取り付けられている。また、プラネタリキャリア44の一端部には環状のオイルキャッチプレート150が取り付けられており、プラネタリキャリア44、ハウジング22の中間壁22b及びオイルキャッチプレート150により環状空間151が画成されている。
環状オイルガイド142の環状溝143中に供給された潤滑油は、環状オイルガイド142に形成された孔152及びプラネタリキャリア44に形成された孔154を介して、環状空間151に供給される。孔144,146,148、環状溝143,孔152,154及び環状空間151で第1油路を構成する。
環状オイルガイド142は円筒軸32の外周との間に差動装置26側の第1のクリアランス156aと、電動機14側の第2のクリアランス156bを有している。第2のクリアランス156bは第1のクリアランス156aに比較して大きなクリアランスに設定されている。
よって、環状溝143中の潤滑油は第2のクリアランス156bを介して漏れ出し、円筒軸32、中間壁22b及びプラネタリキャリア44により画成された環状空間158中に供給される。
環状空間158に供給された潤滑油はベアリング68を潤滑した後、環状空間151に供給される。第2のクリアランス156b、環状空間158、ベアリング68及び環状空間151で第2油路を構成する。
ベアリング68を支持するハウジング22のベアリング支持部68aに隣接して、ハウジング22の中間壁22bは環状凹部159を画成している。
オイルキャッチプレート150はこの環状凹部159に入り込むように位置づけされているため、環状空間158からベアリング68を介して流れてくる潤滑油をオイルキャッチプレート150で上手くキャッチし、ピニオンシャフト43の一端部に潤滑油を案内することができる。
ここで、図6を参照すると、本実施形態の動力伝達装置で採用されたデファレンシャルケース一体型プラネタリキャリア44の斜視図が示されている。プラネタリキャリア44は軸方向に離間した一対の環状部材128,130を円周方向に等間隔離間した複数の(本実施形態の場合3個)連結部132により連結して構成されている。連結部132は概略円弧形状している。
第1及び第2環状部材128,130はそれぞれ複数の貫通穴128a,130aを有しており、これらの貫通穴128a,130aにそれぞれピニオンシャフト43が挿入され、ピン49で固定されている。ピン49には環状のオイルキャッチプレート150が当接して、ピン49の抜け止めをしている。
図5を再び参照すると、ピニオンシャフト43は複数のニードルベアリング47を介して2段ピニオンギヤ42を回転可能に支持している。ピニオンシャフト43は軸心穴45を有している。
ピニオンシャフト43の一端部は環状空間151に臨んでいるため、上述した第1油路及び第2油路を介して環状空間151中に供給された潤滑油はピニオンシャフト43の軸心穴中に導入され、プラネタリシャフト43に形成された細孔を介してピニオンシャフト43表面、ニードルベアリング47及びスラストワッシャ172,174に供給され、これらを潤滑する。
本実施形態の潤滑装置では、油路構成をピニオンシャフト43の端部に直接潤滑油を供給する第1油路、第1油路から漏れ出た潤滑油をプラネタリキャリア44を回転可能に支持するベアリング68に導いてこれを潤滑した後、ピニオンシャフト43の端部に供給する第2油路とから構成したため、十分な量の潤滑油をピニオンシャフト43に供給することができ、ピニオンシャフト43、ニードルベアリング47及びスラストワッシャ172,174の耐久性を向上することができる。
次に、図7乃至図9を参照して、2段ピニオンギヤ42の大径の第1ギヤ50により掻き揚げられたオイルをベアリング68の潤滑に利用する構成について説明する。図7は要部の拡大断面図、図8はハウジング22の中間壁22bの端面図、図9はその斜視図である。
図8に最もよく示されるように、ハウジング22の中間壁22bの上部には半径方向に伸長する一対のリブ160が形成されている。各リブ160に隣接して掻き揚げられたオイルをベアリング68方向に導くガイド溝162が形成されている。
よって、2段ピニオンギヤ42の大径の第1ギヤ50により掻き揚げられたオイルはハウジング22の中間壁22bの内周を伝わって上方へ持ち上げられ、リブ160に衝突して拡散し、ガイド溝162によりベアリング68方向に導かれる。これにより、掻き揚げられたオイルでベアリング68を積極的に潤滑することができる。
ところで、上述した実施形態では、電動機14からの動力を遊星歯車式減速機構24で大きく減速する構成となっており、電動機14の回転数が高く、ギヤ音の発生が問題となる。
ギヤ音の発生を抑えるためには、歯の噛み合い率を高める必要がある。一般的にトランスミッション等においては、はす歯歯車にて噛み合い率を高める方法が採用されている。はす歯歯車を使用すると、ギヤスラスト力が発生し、ピニオンシャフト43の両端部に設置したスラストワッシャ172,174の磨耗が問題となる。
この問題を解決した構造を図10及び図11を参照して説明する。
本実施形態では、図11に示すように2段ピニオンギヤ42の大径の第1ピニオン(ギヤ)50及び小径の第2ピニオン(ギヤ)52をそれぞれはす歯歯車から構成する。そして、第1ピニオン50及び第2ピニオン52の歯50a,52aの捩れ方向を、駆動時はスラスト力が大径の第1ピニオン50側、エネルギー回生時はスラスト力が小径の第2ピニオン52側になるように設定する。
すなわち、図10において、矢印164は大径の第1ピニオン50の駆動時の荷重(スラスト力)方向、矢印166は小径の第2ピニオン52の駆動時の荷重方向をそれぞれ示している。また、矢印168は回生時における第1ピニオン50の荷重方向、矢印170は回生時における小ピニオン52の荷重方向をそれぞれ示している。一般的に駆動時の方が回生時より大きな荷重が作用する。
上述したように、はす歯歯車の捩れ方向を駆動時はスラスト力が大径の第1ピニオン側50に向かう方向、即ち矢印166で示す小径の第2ピニオン52によるスラスト力(荷重)が矢印164で示す大径の第1ピニオン50によるスラスト力(荷重)より大きくなるように設定したため、本実施形態では第1ピニオン50側の2枚組スラストワッシャ172の外径を小径の第2ピニオン52側の2枚組スラストワッシャ174の外径よりも大きくする。
これにより、スラストワッシャ172の受圧面積はスラストワッシャ174の受圧面積よりも大きくなるため、大径のスラストワッシャ172の単位面積当たりの面圧の低減が可能となる。
一般的に駆動時のほうが回生時よりも大きなスラスト力(荷重)が作用し、且つ頻度も高いため、以上のように設定することにより、スラストワッシャ172,174のダメージ低減が図れ、且つ減速機構のギヤレシオを大きく取ることができる。
また、2段ピニオンギヤ42のギヤの捩れ角度は、図11に示すように第1及び第2ピニオン50,52とも同一方向で、大径の第1ピニオン50側を例えば36度と大きく、小径の第2ピニオン52側を例えば20度と小さく設定する。
それにより、互いに反対方向に作用する第1及び第2ピニオン50,52のスラスト力がより近くなり、2段ピニオンギヤ42全体としてのスラスト力の発生を抑制でき、スラストワッシャ172,174へのダメージ低減が可能となる。
以下、上述した実施形態に係る動力伝達装置の作用について説明する。まず、動力伝達装置12によって後輪Wr側の車軸20A,20Bを駆動する場合には、電動オイルポンプ94の油圧を油圧クラッチ54に供給して同クラッチ54をオンにし、固定プレート70と回転プレート72を摩擦係合させることによってリングギヤ46をハウジング22に対して固定する。
リングギヤ46が固定されると、遊星歯車式減速機構24はその減速比が固定され、サンギヤ40とプラネタリキャリア44の間でロス無く駆動力が伝達されるようになる。したがって、このとき電動機14の駆動力は、遊星歯車式減速機構24によって設定減速比に減速され、差動装置26を通して車両左右の車軸20A,20Bに伝達される。
一方、この動力伝達装置12による走行が行われているときに、例えば、下り坂等で後輪Wrの回転速度が電動機14の駆動要求速度よりも大きくなった場合には、油圧クラッチ54内のオイルを排出することによって同クラッチ54をオフにし、それによってリングギヤ46の制動を解放する。
リングギヤ46の回転が自由になると、車軸20A,20B側の余剰回転に応じてリングギヤ46がハウジング22内で空転するようになり、その結果、電動機14のロータ30が車軸20A,20B側の回転力によって強制的に回されることがなくなる。
したがって、本実施形態の動力伝達装置12によると、装置の大幅な体積増加を招くことなく、電動機14の過剰回転の防止と、車軸フリクションの軽減を図ることができる。
特に、この動力伝達装置12においては、遊星歯車式減速機構24のピニオンギヤ(プラネタリギヤ)42を、サンギヤ40に噛合する大径の第1ギヤ50とこの第1ギヤ50よりも小径の第2ギヤ52を同軸に設けた2段ピニオンギヤとしたため、大きな減速比をとることができる。
さらに、第2ギヤ52の外周側にリングギヤ46を配置して、リングギヤ46を第2ギヤ52に噛合するようにしているため、サンギヤ40と噛合する2段ピニオンギヤ42の第1ギヤ50の直径を大きく維持したまま、リングギヤ46の外径を十分に小さくすることができる。
このため、リングギヤ46と油圧クラッチ54を収容するケーシング22の外径を小さく維持し、動力伝達装置12の径方向外側方向への張り出しを少なくすることが可能である。したがって、この動力伝達装置12を採用した場合には、車軸20B周りの地上高を容易に高めることができる。
また、本実施形態においては、油圧クラッチ54の供給圧を蓄圧するアキュムレータ98が車軸20Bの外周側に環状に且つ同軸に配置されているため、装置の径方向外側への張り出し量を大きくすることなく、十分な蓄圧容量を確保することができる。
本発明の動力伝達装置の潤滑装置を適用可能な車両駆動系の概略構成を示す図である。 本発明実施形態に係る動力伝達装置の潤滑装置の縦断面図である。 図2に示した動力伝達装置の一部拡大断面図である。 油圧制御システムの油圧回路図である。 実施形態の潤滑装置の要部を示す縦断面図である。 プラネタリキャリアの斜視図である。 掻き揚げられたオイルをベアリング部へ案内するための構造を示す要部断面図である。 ハウジングの中間壁の端面図である。 図8に示した中間壁の斜視図である。 駆動時及び回生時のスラスト力を説明する断面図である。 図11(A)は2段ピニオンギヤの概略斜視図、図11(B)はその正面図である。
符号の説明
12 動力伝達装置
14 電動機
20A,20B 車軸
22 ハウジング
24 遊星歯車式減速機構
26 差動装置
32 円筒軸
40 サンギヤ
42 2段ピニオンギヤ
44 プラネタリキャリア
46 リングギヤ
50 第1ギヤ
52 第2ギヤ
58 デファレンシャルケース
94 電動油圧ポンプ
140 軸心油路
142 環状オイルガイド
150 オイルキャッチプレート
160 リブ
162 ガイド溝

Claims (5)

  1. 駆動源からの駆動力を互に同軸に配置された遊星歯車式減速機構及び差動装置を介して左右の車軸に伝達する動力伝達装置と、該動力伝達装置に潤滑油を供給するオイルポンプとを有し、該オイルポンプより前記動力伝達装置の被潤滑部へ潤滑油を供給する動力伝達装置の潤滑装置において、
    前記オイルポンプからの潤滑油を導く前記車軸の一方に形成された軸心油路と、
    該軸心油路からの潤滑油を前記遊星歯車式減速装置のピニオンギヤを回転可能に支持するピニオンシャフトの一端部に供給する第1油路と、
    前記ピニオンシャフトを支持する前記遊星歯車式減速機構のプラネタリキャリアの一端部に取り付けられた環状のオイルキャッチプレートと、
    前記第1油路から漏れ出た潤滑油を前記プラネタリキャリアを回転可能に支持するベアリングに導いて該ベアリングを潤滑した後、前記キャッチプレートに案内されて前記ピニオンシャフトの前記一端部に供給する第2油路と
    前記プラネタリキャリアの前記一端部の内周面に取り付けられ、前記一方の車軸を包囲する環状オイルガイドとを具備し、
    該環状オイルガイドは前記軸心油路から供給された潤滑油を前記第1油路に導く半径方向の孔と、前記第2油路に導く軸方向の漏洩油路とを有していることを特徴とする動力伝達装置の潤滑装置。
  2. 前記動力伝達装置のハウジングと、
    前記ハウジングの下部領域に設けられたオイル貯留部と、
    前記ピニオンギヤにより掻き揚げられたオイルが衝突するように前記ハウジング内面に形成されたリブと、
    該リブに衝突したオイルを前記プラネタリキャリアを回転可能に支持する前記ベアリングに導くガイド溝と、
    を更に具備したことを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置の潤滑装置。
  3. 前記ピニオンシャフトを前記プラネタリキャリアに固定するピンを更に具備し、
    前記オイルキャッチプレートを該ピンに当接させて該ピンの抜けを防止したことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置の潤滑装置。
  4. 前記駆動源は電動機から構成され、
    前記電動機のロータ及び前記遊星歯車式減速機構のサンギヤに結合された円筒軸を更に具備し、
    該円筒軸内に前記一方の車軸が同軸に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置の潤滑装置。
  5. 前記ベアリングを支持するベアリング支持部を有するハウジングを更に具備し、
    該ハウジングは前記ベアリング支持部に隣接した環状凹部を画成しており、
    前記オイルキャッチプレートは該環状凹部に入り込むように位置づけされていることを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置の潤滑装置。
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