JP4851732B2 - 表示パネルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示パネルのパネル端子に長さ違いのクリップピンを接続固定するのに好適な表示パネルの製造方法に関する。
従来から、文字や図形などの各種の情報を表示することのできるフラットディスプレイと称される表示装置が知られており、このような表示装置の表示部として、液晶表示パネル、有機EL表示パネル、プラズマ表示パネルなどの各種の表示パネルが用いられている。このような表示パネルの一種として、端子形成部に形成されているパネル端子にクリップピンを取り付けた構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、パネル端子にクリップピンを接続固定する際には、一つのパネル端子に対して一つのクリップピンが割りあてられるが、クリップピンの一つ一つをパネル端子に取り付けていたのでは大変な手間がかかることになる。
そこで、近年においては、多数のクリップピン単体を当該各クリップピン単体のピン体の先端部においてテープ状基体に所定の間隔で連接した大部品連とされたものが供給されるようになっている。そして、液晶表示パネルのパネル端子にクリップピンを接続する際には、大部品連を所定個数分のクリップピン単体を有する小部品連とし、小部品連をチャックあるいは搬送ベルトなどの搬送手段で液晶表示パネルのピン装着ステージに搬送し、小部品連がピン装着ステージに到来した時点で、例えば、液晶表示パネルをピン受け板側に向けて移動させて、小部品連、すなわち、所定個数のクリップピン単体を一括して端子形成部のパネル端子に取り付けるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
また、小部品連は、パネル端子とクリップピン単体のクリップ体との接続固定が終了した後に、テープ状基体、詳しくは、テープ状基体およびテープ状基体に連設するピン体の先端側の一部をせん断加工により切り離し、個々のクリップピンに分離している。この時、切断した後の各クリップピンのピン体の先端を結ぶ線が直線をなすように、各クリップピン単体の全てのピン体の先端部を各クリップピン単体の配列方向に沿って直線状に切断している。
したがって、大部品連および小部品連とされた状態におけるピン体の長さは、テープ状基体を切り離した後に所定の長さとなるように長く形成されている。
なお、クリップピンの素材としては、電気的な接続に必要な導電性とクリップ体の弾性挟持力を合わせ持たせるために、ばね用銅合金、具体的にはばね用りん青銅板が用いられている。そして、テープ状基体が切り離された各クリップピンのピン体の先端部は、プリント配線板などの外部回路の端子にハンダ付けされたり、あるいは、外部回路の端子が設けられたコネクタに装着されるようになっている。
ところで、各クリップピンのピン体の先端部を外部回路としてのプリント配線板に実装されたコネクタに装着する構成の場合、コネクタに対するピン体の挿入長さを容易に規制するために、クリップピンの配列方向の両側に、クリップピンの配列方向に沿って電気的に接続されない単数あるいは複数のクリップピンを配設するとともに、このクリップピンのピン体の長さを、本来のクリップピンのピン体の長さより短くあるいは長く形成した構成、すなわち、長さ違いのピン体を有する液晶表示パネルが求められている。
液晶表示パネルに小部品連を接続固定した状態においては、図8に示すように、液晶表示パネル1の端子形成部2に形成された複数のパネル端子2a(図10参照)には、小部品連3の一部を構成する所定数、例えば10本のクリップピン単体4のそれぞれのクリップ体5が接続固定されている。そして、各クリップピン単体4のピン体6の先端部は、テープ状基体7に接続されている。こられのクリップピン単体4は、図8の2点鎖線にて示す全体として段違いの切断線CLにおいて切断することで、図9に示すように、図9の左右方向に示す配列方向の中央側に配置された長さの長いピン体8aおよびクリップ体5を有する6本のクリップピン8と、このクリップピン8の配列方向の両側に配置された長さの短いピン体9aおよびクリップ体5を有するそれぞれ2本のクリップピン(位置決め用クリップピン)9との総計10本のクリップピン10(符号10は、6本のクリップピン8および4本のクリップピン9を総称する)が形成されることになる。
このような2種類の長さ違いのピン体8a、9aを有するクリップピン10を形成するには、図10に示すように、上下方向に2分割された工具101を用いることが考えられる。
すなわち、切断ステージにおいて用いられる工具101は、各ピン体8a、9aの長さを調節するスペーサ102を介して小部品連3が接続固定された液晶表示パネル1の下面が載置固定される固定刃101Aと、この固定刃101Aの下方に両矢印にて示す水平方向に移動自在とされた可動刃101Bとに2分割形成されている。
一方の固定刃101Aは、ほぼ平板状に形成された固定側本体103と、この固定側本体103の下面の中央部に下方に向かって凸とされた前後方向に長い凸部104とを有している。そして、凸部104の前端面の下縁には、長さの長いピン体8aを有する6本のクリップピン8を形成するための第1固定側刃先105が左右方向に沿って直線状に形成されている。また、固定側本体103の前端面の下縁には、長さの短いピン体9aを有する4本のクリップピン9を形成するための左右1対の第2固定側刃先106がそれぞれ左右方向に沿って直線状に形成されている。
他方の可動刃101Bは、ほぼ平板状に形成された可動側本体107と、この可動側本体107の上面の中央部に前後方向に貫通するように凹設された溝部108とを有している。そして、溝部108の後端面の上縁には、長さの長いピン体8aを有する6本のクリップピン8を形成するための第1可動側刃先109が左右方向に沿って直線状に形成されている。また、可動側本体107の後端面の上縁には、長さの短いピン体9aを有する4本のクリップピン9を形成するための左右1対の第2可動側刃先110がそれぞれ左右方向に沿って直線状に形成されている。
そして、固定刃101Aから離間させた可動刃101Bを、固定刃101Aの下方に水平に移動させることにより、第1固定側刃先105と第1可動側刃先109とをごく僅かな所定の隙間をもって噛み合わせるとともに、第2固定側刃先106と第2可動側刃先110とをごく僅かな所定の隙間をもって噛み合わせることで、小部品連3のピン体6の先端部を長さ違いに切断して図9に示す2種類のクリップピン8、9を1工程で形成することができる。
特開平9−318963号公報 特開2001−43917号公報
ところで、各クリップピン10を1工程で形成する場合、図11に示すように、工具101には、第1固定側刃先105と第1可動側刃先109とをごく僅かな所定の隙間をもって噛み合わせる第1噛合部111と、第2固定側刃先106と第2可動側刃先110とをごく僅かな所定の隙間をもって噛み合わせる左右1対の第2噛合部112とを高さ違い、すなわち、切断線CLを段違いに形成する必要がある。
しかしながら、第1噛合部111および第2噛合部112を段違いに形成した工具101においては、噛み合わせの調整を切断ステージに対する工具101の取付位置の調整に加えて、工具101自体への極めて高い加工精度に依存しなければならず、工具101の価格が高いという問題点があった。
なお、工具101は、切断回数の増加により、刃先の修正研磨を必要とするが、この研磨を実行する際にも、第1噛合部111および第2噛合部112のそれぞれが同一の隙間を持つように、複雑で長時間の研磨作業を必要とし、再生利用に多大な時間とコストを必要とするという問題点もあった。
また、前述した工具101では、クリップピン10のピン体8a、9aの全体の長さは、スペーサ102の厚さを変えることで調整することができるものの、長さの長いピン体8aと長さの短いピン体9aとの長さの差が、図11に示すように、工具101の第1噛合部111と第2噛合部112との段差である間隔Gで固定されているため、ピン体8a、9aの長さの差が異なるクリップピン10を有する液晶表示パネル1を形成するには、間隔Gの異なる専用の工具101を必要とするという問題点もあった。
そこで、工具の噛み合わせの調整を容易に行うことのできる表示パネルの製造方法が求められている。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、工具の噛み合わせの調整を容易に行うことのできる表示パネルの製造方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明に係る表示パネルの製造方法の特徴は、表示パネルの端子形成部に、外部接続用のピン体と弾性変形可能なクリップ体とを具備する複数のクリップピンが、前記各クリップ体により接続固定されている表示パネルの製造方法において、前記クリップピンは、複数のクリップピン単体が所定の間隔で当該各クリップピン単体のピン体の先端部においてテープ状基体に連接された小部品連とされており、当該小部品連のそれぞれのクリップ体を前記端子形成部に一括して接続固定した後に、前記小部品連から前記テープ基体を、前記各クリップピン単体の全てのピン体を所定の長さに、かつ当該ピン体の先端部を前記各クリップピン単体の配列方向に沿って直線をなすように切断し、個々のクリップピンに分離する分離工程により中間加工品を得る工程と、次いで分離された各クリップピンのうちの配列方向の所定位置の予め設定された数のクリップピンのピン体の先端部を、平板状の固定刃と逃げ溝を有する可動刃とを用いて当該両刃の噛み合わせにより、前記所定の予め設定された数のクリップピンの配列方向に沿って直線をなすように、かつ前記中間加工品の当該ピン体の長さよりさらに短く切断する後切断工程とを備え、前記後切断工程において、前記分離工程において分離された各クリップピンのうちの配列方向の所定の予め設定された数のクリップピンを除く中央部分に位置するクリップピン単体の先端部が切断されるのを防止するための前後方向に貫通する逃げ溝が凹設された可動刃と、平板状の固定刃とを用いて当該両刃の噛み合わせにより、分離された各クリップピンのうちの配列方向の所定の予め設定された数のクリップピンのピン体の先端部を、前記各クリップピンの配列方向に沿って直線をなすように、かつ前記中間加工品の当該ピン体の長さよりさらに短く切断する点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、切断線を直線状にすることができるので、工具の噛み合わせの調整を容易に行うことができるとともに、分離工程において分離された各クリップピンのうちの配列方向の所定の予め設定された数のクリップピンを除く中央部分に位置するクリップピン単体の先端部が切断されるのを防止することができる。
また、好ましくは、前記後切断工程において、先端部が切断される各ピン体の長さを、前記中間加工品の表示パネルの下面と前記固定刃との間に配されたスペーサの厚さを変えることにより簡便に調整することができる
本発明に係る表示パネルの製造方法によれば、切断線を直線状にすることができるので、工具の噛み合わせの調整を容易に行うことができる。
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。なお、従来のものと同一ないし相当する構成については図面中に同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
図1は本発明に係る表示パネルの製造方法の実施形態を工程順に示すブロック図である。
本実施形態の表示パネルの製造方法は、図8に示す液晶表示パネル1に小部品連3を接続固定したものを素材とし、この素材からテープ状基体7を切断して図9に示す長さ違いのクリップピン10を形成するものを例示している。
図1に示すように、本実施形態の表示パネル1の製造方法は、分離工程SPと、後切断工程ACPとをこの順に行うようになっている。
前記分離工程SPについて図2から図5により詳しく説明する。
図2から図5は、本発明に係る表示パネルの製造方法における分離工程の実施形態を示すものであり、図2は要部の斜視図、図3は図2の側面図、図4は工具の噛合部を説明する説明図、図5は分離工程により得られる中間品の要部を示す正面図である。
前記分離工程SPは、切断ステージにおいて工具11により、小部品連3の各クリップピン単体4の全てのピン体6の先端部を各クリップピン単体4の配列方向に沿って直線をなすように切断して個々のクリップピン8に分離するものである。
すなわち、図2に示すように、分離工程SPに用いる工具11は、各ピン体6の長さを調節するスペーサ12を介して小部品連3が接続固定された液晶表示パネル1の下面が載置固定される固定刃11Aと、この固定刃11Aの下方に図2の両矢印にて示す水平方向に移動自在とされた可動刃11Bとに2分割形成されている。
一方の固定刃11Aは、ほぼ平板状に形成された固定側本体13を有している。そして、固定側本体13の前端面の下縁には、後述する可動側刃先16との協働により長さの長いピン体8aを有する10本のクリップピン8を形成するための固定側刃先14が左右方向に沿って直線状に形成されている。
他方の可動刃11Bは、ほぼ平板状に形成された可動側本体15を有している。そして、可動側本体15の後端面の上縁には、長さの長いピン体8aを有する10本のクリップピン8を形成するための可動側刃先16が左右方向に沿って直線状に形成されている。
そして、図2および図3に示すように、固定刃11Aから離間させた可動刃11Bを、図3の矢印にて示すように、固定刃11Aの下方に向かって水平に移動させると、移動の途中で、図4に示すように、固定側刃先14と可動側刃先16とがごく僅かな所定の隙間をもって左右方向に沿って直線状に噛み合わさった噛合部17が形成され、この噛合部17により、各クリップピン単体4の全てのピン体6の先端部が各クリップピン単体4の配列方向に沿って直線をなすように切断されることになる。
すなわち、分離工程SPにおける工具11による小部品連3に対する切断線CL1は、噛合部17の形成位置において直線状に形成されることになる。
その結果、小部品連3からテープ状基体7が分離され、液晶表示パネル1には、図5に示すように、クリップ体5と長さの長いピン体8aを具備する10本のクリップピン8を形成した中間加工品18を得るようにようにされている。
なお、工具11としては、固定刃11Aを可動刃11Bに対して移動させる構成としてもよい。
このように、本実施形態の分離工程SPによれば、工具11の噛合部17、すなわち、切断線CL1を段差のない直線状に形成することができるので、工具11の形状が簡単になるとともに、工具11の噛み合わせの調整を切断ステージに対する工具11の取付位置の調整によって容易に行うことができる。その結果、工具11の製造に要する時間および労力を低減することができるので、工具11の低コスト化を図ることができる。
また、工具11の噛合部17を直線状に形成することができるので、工具11の刃先の修正研磨を容易に行うことができる。すなわち、工具11の刃先の修正研磨を短時間で行うことができるので、工具11の再生利用に必要な経済的負担の低廉化を図ることができる。
前記後切断工程ACPについて図6および図7により詳しく説明する。
図6および図7は、本発明に係る表示パネルの製造方法における後切断工程の実施形態を示すものであり、図6は要部の斜視図、図7は工具の噛合部を説明する説明図である。
前記後切断工程ACPは、分離された各クリップピン8のうちの配列方向の両端部分あるいは中央部分に位置する予め設定された数のクリップピン8のピン体8aの先端部、本実施形態においては、配列方向の両端部分に位置するそれぞれ2本のクリップピン8のピン体8aの先端部を各クリップピン8の配列方向に沿って直線をなすようにさらに短く切断して総計4本の長さの短いピン体9aを有するクリップピン9を形成するものである。
すなわち、図6に示すように、後切断工程ACPに用いる工具21は、前記分離工程SPに用いる工具11と同様に、切断に供するピン体8aの長さを調節するスペーサ22を介して中間加工品18の液晶表示パネル1の下面が載置固定される固定刃21Aと、この固定刃21Aの下方に図6の両矢印にて示す水平方向に移動自在とされた可動刃21Bとに2分割形成されている。
一方の固定刃21Aは、ほぼ平板状に形成された固定側本体23を有している。そして、固定側本体23の前端面の下縁には、後述する可動側刃先27との協働により長さの短いピン体9aを有する総計4本のクリップピン9を形成するための固定側刃先24が左右方向に沿って直線状に形成されている。
他方の可動刃21Bは、ほぼ平板状に形成された可動側本体25を有している。そして、可動側本体25の上面には、10本のクリップピン8のうちの配列方向の中央部分に配置されている連続した6本のクリップピン8のピン体8aが工具21により切断されるのを防止するための前後方向に貫通する逃げ溝26が凹設されている。また、可動側本体23の後端面の逃げ溝26の両側に位置する左右1対の上縁には、長さの短いピン体9aを有する総計4本のクリップピン9を形成するための左右1対の可動側刃先27がそれぞれ左右方向に沿って直線状に形成されている。
そして、図6に示すように、固定刃21Aから離間させた可動刃21Bを、記分離工程SPに用いる工具11と同様に、固定刃21Aの下方に向かって水平に移動させると、移動の途中で、図7に示すように、固定側刃先24と可動側刃先27とがごく僅かな所定の隙間をもって左右方向に沿って直線状に噛み合わさった左右1対の噛合部28が形成され、これらの噛合部28により、10本のクリップピン8のうちの配列方向の両側に位置するそれぞれ2本のクリップピン8のピン体8aの先端部が配列方向に沿って直線をなすように切断されることになる。
すなわち、後切断工程ACPにおける工具21によるクリップピン8に対する切断線CL2は、左右1対の噛合部28の形成位置においてそれぞれ直線状、かつ、全体としても直線状に形成されることになる。
その結果、図9に示す長さの長いピン体8aおよびクリップ体5を有する6本のクリップピン8と、このクリップピン8の配列方向の両側に配置された長さの短いピン体9aおよびクリップ体5を有するそれぞれ2本のクリップピン9との総計10本のクリップピン10を有する完成品(液晶表示パネル1)を得ることができる。
なお、可動側本体25の上面に逃げ溝26を設けずに、可動側本体25の左右方向の幅を6本のクリップピンの配列方向の長さより若干長く形成し、可動側本体23の後端面の上縁に連続した直線状の可動側刃先27を設ける構成とすることで、長さの短いピン体9aおよびクリップ体5を有する6本のクリップピン9の両側のそれぞれに、長さの長いピン体8aおよびクリップ体5を有する2本のクリップピン8を設けることができる。
すなわち、中間加工品18の各クリップピン8のうちの配列方向の中央部分に位置する予め設定された6本のクリップピン8のピン体8aの先端部を各クリップピン8の配列方向に沿って直線をなすようにさらに短く切断することができる。
なお、工具21としては、固定刃21Aを可動刃21Bに対して移動させる構成としてもよい。
このように、本実施形態の後切断工程ACPによれば、工具21の噛合部18、すなわち、切断線CL2を段差のない直線状に形成することができるので、工具21の形状が簡単になるとともに、工具21の噛み合わせの調整を切断ステージに対する工具21の取付位置の調整によって容易に行うことができる。その結果、工具21の製造に要する時間および労力を低減することができるので、工具21の低コスト化を図ることができる。
また、スペーサ22の厚さを変えることで、長さの長いピン体8aと長さの短いピン体9aとの長さの差を容易に変えることができる。
すなわち、専用の工具を用いずにピン体8a、9aの長さの差が異なる2種類のクリップピン10を容易に得ることができる。言い替えると、長さの長いピン体8aと長さの短いピン体9aとの長さの差を容易に調整することができる。
さらに、工具21の噛合部28を直線状に形成することができるので、工具21の刃先の修正研磨を容易に行うことができる。すなわち、工具21の刃先の修正研磨を短時間で行うことができるので、工具21の再生利用に必要な経済的負担の低廉化を図ることができる。
なお、工具21の固定側本体23として、分離工程SPに用いる工具11の固定側本体13を使用することができる。
したがって、本実施形態の液晶表示パネル1の製造方法は、各クリップピン単体4の全てのピン体6の先端部を各クリップピン単体4の配列方向に沿って直線をなすようにテープ状基体7より切断して個々のクリップピン8に分離し、次いで分離された各クリップピン8のうちの所定位置の予め設定された数のクリップピン8のピン体8aの先端部を各クリップピン8の配列方向に沿って直線をなすようにさらに短く切断するように構成されている。
そして、本実施形態の液晶表示パネル1の製造方法によれば、工具11、21による切断線CL1、CL2をそれぞれ直線状にすることができるので、工具11、21の噛み合わせの調整を容易に行うことができる。
その結果、長さの長いピン体8aを具備するクリップピン8と、長さの短いピン体9aを具備するクリップピン9とを有する長さ違いのクリップピン10を容易に形成することができる。
本発明は、液晶表示パネルに限らず、有機EL表示パネル、プラズマ表示パネルなどの各種の表示パネルに適用することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明に係る表示パネルの製造方法の実施形態を工程順に示すブロック図 本発明に係る表示パネルの製造方法における分離工程の実施形態の要部を簡略化して示す斜視図 図2の側面図 図2の工具の噛合部を説明する説明図 本発明に係る表示パネルの製造方法における分離工程の実施形態により得られる中間品の要部を示す正面図 本発明に係る表示パネルの製造方法における後切断工程の実施形態の要部を簡略化して示す示す斜視図 図6の工具の噛合部を説明する説明図 従来の液晶表示パネルの製造方法による液晶表示パネルに小部品連を接続固定した状態の要部を簡略化して示す正面図 長さ違いのピン体を有する液晶表示パネルの要部を簡略化して示す正面図 従来の長さ違いのピンを有するクリップピンを1工程で形成する工程の要部をその工具とともに簡略化して示す斜視図 図10の工具の噛合部を説明する説明図
符号の説明
1 液晶表示パネル
2 端子形成部
3 小部品連
4 クリップピン単体
5 クリップ体
6、8a、9a ピン体
7 テープ状基体
8、9、10 クリップピン
11、21 工具
11A、21A 固定刃
11B、21B 可動刃
13、23 固定側本体
14、24 固定側刃先
15、25 可動側本体
16、27 可動側刃先
17、28 噛合部
18 中間加工品
26 逃げ溝
CL1、CL2 切断線
SP 分離工程
ACP 後切断工程

Claims (2)

  1. 表示パネルの端子形成部に、外部接続用のピン体と弾性変形可能なクリップ体とを具備する複数のクリップピンが、前記各クリップ体により接続固定されている表示パネルの製造方法において、
    前記クリップピンは、複数のクリップピン単体が所定の間隔で当該各クリップピン単体のピン体の先端部においてテープ状基体に連接された小部品連とされており、当該小部品連のそれぞれのクリップ体を前記端子形成部に一括して接続固定した後に、前記小部品連から前記テープ基体を、前記各クリップピン単体の全てのピン体を所定の長さに、かつ当該ピン体の先端部を前記各クリップピン単体の配列方向に沿って直線をなすように切断し、個々のクリップピンに分離する分離工程により中間加工品を得る工程と、
    次いで分離された各クリップピンのうちの配列方向の所定位置の予め設定された数のクリップピンのピン体の先端部を、平板状の固定刃と逃げ溝を有する可動刃とを用いて当該両刃の噛み合わせにより、前記所定の予め設定された数のクリップピンの配列方向に沿って直線をなすように、かつ前記中間加工品の当該ピン体の長さよりさらに短く切断する後切断工程とを備え
    前記後切断工程において、前記分離工程において分離された各クリップピンのうちの配列方向の所定の予め設定された数のクリップピンを除く中央部分に位置するクリップピン単体の先端部が切断されるのを防止するための前後方向に貫通する逃げ溝が凹設された可動刃と、平板状の固定刃とを用いて当該両刃の噛み合わせにより、分離された各クリップピンのうちの配列方向の所定の予め設定された数のクリップピンのピン体の先端部を、前記各クリップピンの配列方向に沿って直線をなすように、かつ前記中間加工品の当該ピン体の長さよりさらに短く切断することを特徴とする表示パネルの製造方法。
  2. 前記後切断工程において、先端部が切断される各ピン体の長さを、前記中間加工品の表示パネルの下面と前記固定刃との間に配されたスペーサの厚さを変えることにより調整することを特徴とする請求項1に記載の表示パネルの製造方法。
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